仙北市議会 > 2020-12-09 >
12月09日-04号

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  1. 仙北市議会 2020-12-09
    12月09日-04号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    令和 2年 12月 定例会          令和2年第7回仙北市議会定例会会議録議事日程(第4号)                  令和2年12月9日(水曜日)午前10時開議第1 議案第150号 仙北市特定環境保全公共下水道事業基金条例制定について第2 議案第151号 仙北市農業集落排水事業償還基金条例制定について第3 議案第152号 仙北市武家屋敷河原田家条例制定について第4 議案第153号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定について第5 議案第154号 仙北市行政財産使用料条例の一部を改正する条例制定について第6 議案第155号 仙北市税外収入金の督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例制定について第7 議案第156号 仙北市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例制定について第8 議案第157号 仙北市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第9 議案第158号 仙北市保健施設条例の一部を改正する条例制定について第10 議案第159号 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について第11 議案第160号 仙北市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例制定について第12 議案第161号 仙北市農林業者等健康増進施設条例の一部を改正する条例制定について第13 議案第162号 仙北市公民館条例の一部を改正する条例制定について第14 議案第163号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第11号)第15 議案第164号 令和2年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第1号)第16 議案第165号 令和2年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第17 議案第166号 令和2年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第18 議案第167号 令和2年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第2号)第19 議案第168号 令和2年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第2号)第20 議案第169号 令和2年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)第21 議案第170号 令和2年度仙北市病院事業会計補正予算(第2号)第22 議案第171号 令和2年度仙北市水道事業会計補正予算(第2号)第23 議案第172号 令和2年度仙北市下水道事業会計補正予算(第2号)第24 議案第173号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について第25 議案第174号 秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について第26 議案第175号 公の施設の指定管理者の指定について第27 議案第176号 公の施設の指定管理者の指定について---------------------------------------出席議員(17名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君      9番 阿部則比古君     10番     11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君     13番 伊藤邦彦君      14番 真崎寿浩君     15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君     17番 稲田 修君      18番 黒沢龍己君---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     総務部長      大山肇浩君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君              竹下義博君  総合戦略統括監             福祉事務所長  農林商工部長    八柳 司君     建設部長      草なぎ雅人君  会計管理者     戸澤 浩君     教育部長      佐藤義一君  医療局長兼               総務部次長兼            菅原貞男君               大山隆誠君  医療連携政策監             企画政策課長  危機管理監     高橋宏和君     田沢湖市民センター所長                                伊藤 聡君  角館市民センター所長          西木市民センター所長            茂木博巳君               山田且也君  総務部総務課長   藤村幸子君     総務部財政課長   草なぎ郁太郎君  観光文化スポーツ部次長            冨木弘一君  兼文化創造課長---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     議会事務局次長   高階栄子君  書記        堀川貴吉君     書記        高橋繁幸君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(黒沢龍己君) おはようございます。 ただいまの出席議員は17名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本定例会において出席を求めた者のうち、高橋代表監査委員、細川観光文化スポーツ部長は、本日欠席であります。 さらに出席を求めた者は、冨木観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長です。 本定例会において出席を求めた者のうち、小田野地方創生・総合戦略統括監、八柳農林商工部長、戸澤会計管理者、佐藤教育部長、高橋危機管理監、伊藤田沢湖市民センター所長茂木角館市民センター所長山田西木市民センター所長、藤村総務課長は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため別室で待機していますので、御了承願います。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、タブレットに掲載のとおりです。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(黒沢龍己君) 議案質疑の通告では、重複する質疑がありますので、前の質疑に対する答弁を聞いて、同じ内容の質疑が重ならないよう、限られた時間を有効に活用するようお願いします。--------------------------------------- △議案第150号及び議案第151号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第1、議案第150号 仙北市特定環境保全公共下水道事業基金条例制定について及び日程第2、議案第151号 仙北市農業集落排水事業償還基金条例制定についてを議題といたします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第152号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第3、議案第152号 仙北市武家屋敷河原田家条例制定についてを議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。5番、高橋豪君。 ◆5番(高橋豪君) おはようございます。それでは、議案第152号 仙北市武家屋敷河原田家条例制定について、通告に従いまして質疑をさせていただきます。 まず1点目ですけれども、今回、条例制定ということであります。この趣旨、それから、これまでどのような経緯をたどってここに至るかということについてをお尋ねしたいと思います。 それから2点目ですけれども、市の公の施設ということになるということでの説明がありましたが、そうなりますと河原田家の所有者の方との賃貸借契約というものが発生するかと思います。これについて賃貸借契約の期間とか、それから賃借料、いろんな修繕とかが発生した場合の負担とか、そういった細かなことが決められているとは思いますけれども、契約の内容について具体的にお尋ねをします。 それから、河原田家の今後の公開や活用について、実際どういうふうにしていくのかと、具体的な内容を伺います。 また、料金を徴収するということでありますので、この運営についてはどういったふうに行われるのか、その点についても確認したいと思います。 それから4点目です。公開によってどの程度の集客を見込めるのか、また、これに関して今後維持管理費というのも発生することと思います。その点の試算、具体的に今後どのようなものに費用がかかって、どのぐらいの運営費がかかるかとか、そういった維持管理費、ランニングコストの分についてもお尋ねをします。 以上4点、答弁を求めます。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁を求めます。冨木観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長。 ◎観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長(冨木弘一君) 高橋議員の御質問に回答させていただきます。 1点目の条例制定の趣旨と、これまでの経緯についてでございますが、武家屋敷河原田家の母屋及び土蔵の老朽化が大分進んでおりましたので、大規模な修理が必要となりました。それで、文化庁のほうにも御相談をさせていただいて、補助事業の該当に適用させていただきまして、4年間の修理計画を立てて有料公開を見据えて工事を実施したものです。今年度で修理工事が終了することから、来年度から一般公開に向けて条例の制定を今回提出させていただいたものです。 将来にわたり文化財としての武家屋敷河原田家を、広く市民及び来館者に見ていただくために、有料にて通年公開を行うこととしております。 これまでの経緯といたしましては、河原田家は昭和58年から所有者の方からお借りして、母屋の一部と庭の公開のみを行っておりました。実際、お庭と建物一部だけの公開でしたけれども、今回の修理工事によりまして建物の中、それから土蔵のほうまで実際に入って見ていただけるような形で整備を終えたところでございます。 河原田家所有者との賃貸借契約についてですが、所有者は現在の御当主である河原田次朗さんですが、賃貸借契約につきましては、修理工事が発生する平成28年度に河原田さんのほうと20年間の長期賃貸借契約を締結させていただいております。 年間の賃貸借契約料は145万円となります。 今後の修繕費等の負担につきましてですが、今回大規模改修を行いまして、建物、土蔵、庭園等、修理が終わりましたので、今後大きな修理工事等は発生しないというふうに想定しておりますが、小規模な修理等につきましても文化財保護室のほうで賃貸借契約ということになりますので、市のほうの負担で修理工事をすることで考えております。 今後の公開活用の方法でございますが、所有者の方からお借りして公開することになることから、直営での管理公開ということで考えております。会計年度任用職員を雇用して管理する形での公開をしたいと思っております。 それから、4番、公開による集客見込みと今後の維持管理費用についてということでございますが、市内の他の武家屋敷等を参考に、初年度の来館者を5万人と想定させていただいております。条例に記載させていただいてありますとおり、個人の入館料が300円、それから団体料金を200円として想定しておりまして、初年度観覧料を1,400万円の収入を見込みということで今回想定をしております。 維持管理に係る費用につきましては、1,574万3,000円ということで新年度予算のほうに要求をすることで考えております。内訳といたしましては、会計年度任用職員5人の雇用についての人件費、約1,200万円、それから雪下ろし、警備保障等の委託料が101万1,000円、冬期の冬囲い等の原材料費が16万8,000円、それから検温モニターの購入ということで約30万円、その他で展示作業の謝礼であったり消耗品、パンフレットの印刷代で98万円ほどの経費を見込んでおります。 以上となります。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒沢龍己君) 5番。 ◆5番(高橋豪君) 今、詳しく答弁をいただきましたけれども、一つは賃貸借の期間、20年間ということになりますけれども、この間は特段の事情がない限りは市のほうでお借りし続けられるということでよろしいでしょうか。途中で所有者の都合で解約というか、そういったこともあり得るのかどうかというところをまず一つ確認したいと思います。 それから、維持管理経費について、それから集客見込みは5万人ということで、大体おおよそ年間1,400万円程度の収入があるだろうということなんですが、そのほかに料金を徴収することもあって、年間の人件費が1,200万円ぐらいかかるよというところは今の答弁で分かりましたけれども、ただ、公開して活用するという新しい部署に切り替わって、そういった活用しながら保存をするとか、そういった視点からいくと、ただそのお客さんに来てもらって、はいどうぞというよりかは、何かしのいろんな取り組みがあるのではないのかなというふうに思うんですが、その辺、今お考えのところがあればお尋ねしたいのと、それから、この会計年度任用職員の方5名をということなんですが、そういった方々は具体的には、ただそのお金を取る係なのか、それとも実際に歴史的な知識をもとに案内をしていただけるような、そういった人材の方に対応していただけるのか、そういったところもよく考えなきゃいけないのではないかなというふうに思うんですが、そういった内容について、その実際に使用される職員の方の役割というか、そういったところについてもお尋ねをします。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 冨木観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長。 ◎観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長(冨木弘一君) 賃貸借契約につきましては、20年間ということで所有者の方にお願いしておりますが、賃借料については、まず5年ごとに基本的に双方協議の上、見直しするということで相談をさせていただいております。どちらかに条件等の変更があった場合は、両者協議の上ということで金額の変更も考えられると思いますが、基本的にまず20年間お借りできるということで今回事業を進めさせていただいております。 それから、2点目の公開活用についてですが、すいません、私、先ほどの答弁で漏らしておりましたが、今回、建物の全部修理が終わりましたことから、土蔵のほうには河原田家の資料、それから佐竹北家の資料等を展示いたしまして、管理人の方に河原田家の内容を説明していただいたり、資料の説明をしていただくことで考えております。したがって、会計年度任用職員を採用する際には、案内のマニュアルをきちっと整備して、講習をしていただいて、ただ見ていただくだけでなく、仙北市角館の歴史を知っていただく、河原田家の歴史を知っていただくという形で案内をして、滞在時間を幾らかでも延ばすような形で河原田家を活用していただくということで想定しております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒沢龍己君) 5番。 ◆5番(高橋豪君) 実際にいらしていただいたお客様に対しての接客ということが非常に重要になりますし、また、その対応される新たに採用される職員の方にも、そういった知識がないと、なかなかいろんなことを聞かれると思いますし、そこら辺がちょっと大変かなと思うんですが、是非その点は頑張っていただきたいというふうに思います。 それから、もう一つは、この条例案の中には、例えば火気を使用することは禁止するとかそういった基本的なこと、禁止事項など書かれておりますが、その他にこれ、分かりませんが、中で物販とかそういったものの予定とかっていうものはあるのでしょうか。また、実際にそういったことができるのかどうかというところもありますし、例えば何かしのお土産品だったりとか、そういうのもあるのかとは思いますが、その辺がどういうふうになるのかということかと思いますけれども、基本的にはやらないということであるならばそれで結構かと思いますが、その辺についても確認したいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 冨木観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長。 ◎観光文化スポーツ部次長兼文化創造課長(冨木弘一君) 建物の公開ということで、基本的に武家屋敷の建物内においてイベント等の貸し出し等は考えておりませんが、今、高橋議員から質問のありました物販についてですが、文化財課のほうで町割絵図、それからお祭りの報告書だったり各武家屋敷の本をまとめたものを他の武家屋敷でも販売させていただいておりますので、そういった角館の歴史的な資料の販売については行う予定でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 5番、高橋豪君の質疑を終わります。 以上で、議案第152号の質疑を終わります。---------------------------------------
    △議案第153号~議案第162号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第4、議案第153号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定についてから日程第13、議案第162号 仙北市公民館条例の一部を改正する条例制定についてまでを一括して議題といたします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第163号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第14、議案第163号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第11号)に対する質疑は、予算常任委員会で行います。--------------------------------------- △議案第164号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第15、議案第164号 令和2年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第165号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第16、議案第165号 令和2年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) それでは、質問させていただきます。 今回の議案第165号は、今定例会に上程されております令和2年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でございますけれども、この度の補正で予備費にさらに1億6,040万9,000円を追加、積み増しし、そして30億2,000万円とするわけでございますけども、この主な理由についてひとつ簡潔に述べていただきたいと思います。 さらに、国保税の軽減負担を図るという取り組みについては、どのような考えをお持ちなのか、これは県統一ということもあるんですけども、やはり市の独自の施策が必要じゃないかなと私は考えるんですが、いかがなもんでしょうか。 さらに、新型コロナによる徴収猶予、これは税務課の管轄でございますけども、徴収猶予をなさった方が現時点、最新で結構ですので、何件ぐらい、場合によっては何世帯でもいいですから、あるもんでしょうか。その点についてひとつお答えを願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁、竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 高久議員の質問にお答えします。 今回の補正後の予備費の金額は1億7,470万5,000円となります。これにつきましては、令和元年度の決算が確定して、その分の繰越金が出ましたので、その分を歳入と歳出で、予備費については歳出のほうに調整したという形で計上させていただいております。 それから、税率の関係なんですけども、御承知のとおり今年度、国民健康保険税の税率、均等割及び平等割の税率を引き下げ、被保険者の負担軽減を図っております。昨年、税率を決める際の試算では、税収が約5,000万円ほど減収という見込みを試算しておりました。また、本年度は新型コロナウイルス感染症により、収入等の落ち込みが考えられます。来年度以降も懸念されております。今年度引き下げた税率を短期間のうちにまた引き上げるというような事態にならないように、まずは税率については今年度の決算を見て様子を見たいというふうに考えております。 また、予備費が1億7,000万円になっていますけども、これについては被保険者が支払う医療費は、年度内については全額県から交付されますが、秋田県の国保連合会へ月々の支払いが不足が生じた場合については、この予備費から使用するというふうになっておりますので、ある程度の予備費は必要であると考えています。今後、安定的な経営により黒字決算が続くようであれば、そのときには被保険者に還元したいと思います。 それで、徴収猶予の件ですけども、徴収猶予そのものはありません。減免についてだとすると、その数値は今お知らせします。今回の通常の法定の減免以外の条例と今回新たにコロナ減免ということでありますけども、その合わせた数字ですけども、承認額で136件で1,514万2,400円、11月末現在ですけども、が減免なってます。先ほど議員からあった徴収猶予、これについては現在ありません。みんな減免のほうに移っているということです。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 再度お尋ねします。 先ほど竹下市民福祉部長が答弁なさった中での令和元年度の決算が確定したので、その繰越金で対応したいという答弁でございましたけども、そうすれば繰越金は幾ら出たんでしょう。つまり、幾らの黒字決算になったのか、そして、基金は幾らになるのか。当然決算されてるんですから、まだ議会には報告なっていないと思うんですが、それらについてひとつ教えていただきたいと思います。 さらにですね、コロナがまだ来年も引き続き、もしかすればですよ、これは誰しも予測はできないけども、終息しなければまた来年度も、令和3年度もやはり減免といいますか、コロナ減免ですね、しなければならないというふうな事態が予想されると思うんですが、それに対して対応する予定があるのかどうか。 3点目は、今、他の議会でも、市議会も開かれ、美郷町や大仙市も開かれておるはずです。ここでもやはりこういうふうな形で予備費に大きく充当するというやり方をなさっているのか、情報がもしあるとすればお聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 前年度の決算の状況ですけども、前年度繰越金が3億6,927万5,270円となっています。基金の残高ですけども、今現在3億6,192万7,442円となってます。あと、予備費の取り扱いについては、他の市町村の会計について私見てませんけども、まず決算、繰り越しなった場合は、通常そういうような形にしていると思います。 一応、コロナ減免については、国のほうからのこれについて補てんという制度ありますので、それがまだ引き続きそういうような形で国のほうから示されれば、当然、市のほうでも対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 今回、基金が3億6,132万円ということなわけでございますけども、その基金のですね一部取り崩しして、今、コロナでも大変であるし、必ずコロナ減免に出している方もいれば、私は対象にならないだろうと思って出してない方もおるかも知れませんので、全世帯は広いわけですから、仙北市、田沢湖、角館、西木、よく分からない方もいると思うんですよ。正直言って、高齢者の方々ってそういう細かい条文等も見る機会もないだろうし、是非おたくでもやってくれということでどんどん進めていれば別ですけどもね、仙北市、必ずしもそういうことはないでしょうから、そういう場合、幾らかでも基金から少しでも、何千万円でもいいから取り崩して、確かに前年度はそういう形で減免をしたことは評価するわけですが、またやはり来年も大変厳しいだろうと思いますので、そういうふうな対応を検討なさるお気持ちはないのかどうか、これは市長答弁だっていえば市長にお答えいただきたいんですが、そのお考え方だけを簡潔によろしくお願いしたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、議員が御指摘にあった、例えば今回、猶予はないけれども減免では136件、1,500万円以上の減免があったということであります。やっぱり知らない方がいらっしゃるかもしれません。ですので、減免の仕組みについては、こちらのほうから再度このような制度がありますということをお知らせしていきたいと思います。 また、先ほども部長が答弁しましたけれども、基金があって余裕があるというふうに見れば見れますけども、しかしこの後、議員も御承知のとおり、どこでコロナが終息するのかしないのかという判断をするのは大変厳しい状況だと思っております。コロナの対応だけでなくて、そこから発生する様々な合併症等との関係もあるようで、専門家の方々からそういうようなお話もお聞きしますので、一定のやはり私たちとしてはしっかりとした基金を持っていて、そして一回下げて、またすぐに上げるというようなことがないように、ここは安定的な経営をするということがまず第一の目線ではないかというふうな思いを持っております。しかし、被保険者の方々には、決してその冷たい対応をするというようなことはしないで、いつでもその制度の改正については私たちは研究させていただくということはお話させていただきたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 新型コロナウイルス感染症の影響により、減免の申請ができるという形の通知を、納税通知書7月10日に配布していますけども、その際、その納税通知書と同じくパンフレットをこういう形で全世帯に配布していますので、ちょっとお知らせしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第165号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第166号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第17、議案第166号 令和2年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) この度の議案第166号 令和2年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の中で3億3,041万円の支出でございますけども、主に国の法律が変わったことによるシステム改修費であるというふうなことが説明をいただいてございますけども、その具体的な内容等についてお知らせ願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 高久議員の質問にお答えします。 今回の補正額につきましては、システム改修の委託料として補正額200万2,000円となっています。内容ですけども、平成30年度の税制改正に伴う住民税の基礎控除の見直しに対応するための、所得や課税情報などを市町村から広域連合へデータを引き継ぐための項目の追加及び既存項目の設定内容の変更を行うものです。加えて、所得課税条項の変更に伴って各所得の算出方法の変更、各帳票のレイアウトなどの変更を行うものです。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 先ほど竹下市民福祉部長から答弁していただきました今回のシステム改修が平成30年度の改正に基づくものである200万2,000円でございますけども、このシステム改修は、当市としてはどこの会社に委託するもんでしょうか。その点、そして、その費用は全額この後期高齢者の特別会計で賄うものなのか、仙北市も関わるですね、国・県から幾らか補助が出るもんでしょうか、その点を明らかにしていただきたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 初めに、システムの会社ですけれども、今、介護保険システムのほうの賦課情報等の計算については、日立システムが行っています。そのプログラムを改修するものでありますので、同じ会社に随意契約なる予定、そういう見込みです。 あと、200万2,000円の内訳ですけども、国のほうからは補助金として40万円、あと、一般財源のほうから160万円ということになってございます。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ただいま詳しく答弁していただきましたけども、国から40万円で、あとは一般財源、ここの特別会計の負担だということなようですけども、県からは全くゼロ円ですか。ないということなんでしょうか。 それともう一つ、あわせてお尋ねしますけれども、日立情報システムズでですね、日立ですね、情報システム、いつも頼んでいるから随契だということですが、他に全国的に他の会社は、富士通とか何も他にはないもんでしょうか。私、不勉強でひとつ分かればお知らせ願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 補助金のほうは国の補助金のみです。県のほうはありません。 あと、システムのほうは、各自治体によって富士通やNECや色々やっているところありますけども、うちのほうは基幹係は日立システムズになってますので、現在使っているプログラムを使いますので、その後何か問題があった場合については、他からということはちょっと考えられませんので、それを更新するという、システム改修するということにしています。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第166号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第167号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第18、議案第167号 令和2年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) 今回の議案第167号は、補正予算の歳入歳出について1,502万5,000円を減額して、そしてそれぞれ4億5,468万8,000円とするわけでございますけども、この具体的な内容についてひとつお知らせ願いたいとともに、もう一つはですね、施設入所、にしき園の施設、老健のにしき園の短期入所施設入所、それから居宅サービス利用者等が具体的に増減が昨年に比べてあるのかないのか、それは入居しているベッドは決まってますよ、もちろん。増えるわけでもない、減るわけでもないけども、どういう状態なのかひとつお知らせ願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 高久議員の質問にお答えいたします。 にしき園の入所状況につきましては、短期入所では年度当初、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で利用を差し控える傾向があったと思われます。また、リハビリ等を目的としない入所利用者については、利用料が低い、比較的安い生活介護主体のショートステイを利用されるという傾向が多くなっていることなどから利用者の減少につながったと考えられます。 短期入所の利用者数は、10月末で前年の29.6%減少しています。それを鑑みまして今回減額補正したものです。 一方、施設の入所者数は前年度と比較して2.4%ほど増加しています。10月末現在の平均の入所率は90.4%となっております。当初予算では平均入所率を95%で計上しておりましたので、4月から10月分の実績を見て減額するものです。 入所施設居住費等についても同様です。 同じ繰り返しになりますけども、短期入所の数ですけども、前年がまず、10月末現在ですけども、短期入所で334人、が今年2年度は99人で29.6%、先ほど申し上げたとおりです。一般の入所は1万8,897人で、今年が1万9,349人で2.4%の増となっております。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 先ほど竹下市民福祉部長の答弁の中で新型コロナウイルス感染の拡大防止のために短期入所を差し控える、なるべく入れないということなようでございますけども、これ、にしき園はちゃんとコロナウイルスの感染の防止するいろんなことを、施策をやっておりますよね。具体的に言ってください。私、中に入らせてもらえないから分からないけども、何か外からそういうふうな短期入所の方が入れば、その方がもしかすればインフルエンザ、または新型コロナウイルスのウイルスを持っているんじゃないかというふうな疑ってかかるんじゃないかなと思うんですが、その点はいかがなもんでしょうか。 あわせてですよ、やはり我々もよく言われてますけども、お年寄りの方でいろんな施設を入所したいということで調べた、または入所したけども、民間の施設は月10万円を下らないというところがほとんど、グループホームを含めて。やっぱりわずかな年金の方は、どうしても家族なり身内、いろんなその支援する方がなければ続かない。払えなければ、あと出ていってくれと言われるわけです、当然。ビジネスですから。そういう点で、にしき園を求める方が結構多いんですが、短期入所でもどうしてもこういう方はやっぱりやむを得ないだろうと、入れなければ家族がもたないだろうという方は、包括支援センターとも連携して相談の上でやはり入所させるという措置も、もう少し柔軟に取り組む必要があるんじゃないかなと私は思うんですが、いかがなもんでしょうか。 ○議長(黒沢龍己君) 竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 先ほどのコロナの影響というのを、うちのほうではまず、にしき園のほうではコロナ感染防止について徹底的にまず行っております。利用者のほうからそういう形での控えるという意味での先ほどの答弁ですので、ちょっと私の答弁に誤解があったかもしれませんので、よろしくお願いします。 あと、もう一つが、老健施設ですので一応入所してリハビリ等をやって在宅復帰をしてもらうというのが、うちのほうの最大の、にしき園としてのメリットですので、そういう形については利用者の皆さんに積極的に入所していただきたいのですが、あと、施設の利用料金につきましては、一応介護保険の制度に基づいて実施していますので、それに準じて負担していただくということになっております。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ちょっと答弁分からないんですけども、ちょっともごもごしててよく分からないんですけども、利用者をなるべく短期入所に来ていただけないようにするんじゃなくて、恐らく利用者の人方が遠慮して申し込みしないだろうというふうな憶測でしゃべってるんですか。それとも、そういうことが現実に把握なさっているんですか。憶測だとすれば、やっぱり議場ではですね控えたほうがいいんじゃないかなと思うんですが。個人でお茶飲み話するのは幾らしても構わないんですけども、その点はいかがなもんでしょうか。 それからですね、やはり包括にも相談しても、なかなかいい返事が来ないと。福祉事務所ですよ、西木庁舎の。そうすれば、やっぱり直接今度家族が当たると、にしき園のほうに。いやあ、うちはもういっぱいいっぱいですよとなれば、やっぱり黙って家に置けないという方もおるんで、万やむを得ず泣く泣くいろんなその財産をはたいてでもですね民間の施設に入居せざるを得ないという方もおるんですけども、そういう方にもうちょっと柔軟に、それはできない場合もあると思いますよ、ケースバイケースで。そういうことを相談を受けるケアマネとかそういう相談員の方がおられますか。そういう相談を受けることがあるかどうか、その点についてお答え願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) いいですか、分かっている範囲で、ちょっとエリア超えてるから。竹下市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) にしき園にもケアマネ、それから相談員います。当然、包括支援センターにも職員いますので、そちらのほうと連携取って、そういう方がいる場合については、うちのほうで丁寧に対応してまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第167号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第168号及び議案第169号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第19、議案第168号 令和2年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第2号)及び日程第20、議案第169号 令和2年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第170号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第21、議案第170号 令和2年度仙北市病院事業会計補正予算(第2号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) それでは、令和2年度仙北市病院事業会計補正予算(第2号)について、簡潔に質問させていただきたいと思います。 市立角館総合病院の赤字額が最新時点で幾らぐらいになっているのか。私、市民福祉常任委員会のメンバーでないので詳しいことちょっと情報が残念ながら入っておりませんので、お知らせ願いたいと思います。 それから、医師確保や看護師の確保が、それは田沢湖病院も同じですけども、当然求められるんですが、そのために大曲厚生医療センターと連携を図り、応援をいただいているのも、それは事実でございますし、また、病院に行ってみれば分かるわけでございますけども、盛岡のほうの病院、または市外の他の病院からも応援に来ていただいているという方々もおられます。中で、以前に東京のほうから飛行機で来ていただいた先生もおったんですが、今もやっぱりそういう先生に頑張って、月1回か2回かもしれませんけども、おるんでしょうか、その点もひとつ教えていただきたいと思います。 それから、田沢湖病院も同じですけども、療養型病棟のさらなるこれからの利用拡大を図る中で、病床数はいっぱいいっぱいでしょうけども、やはり看護師のですね補充が当然両病院とも求められております。そのためには、新たな看護師を募集したり、奨学金の制度もありますけれども、どこの病院も欲しいと、引っ張りだこなわけですね。ごく限られた枡の中でのやり取りですから、経験の豊かな退職なさっている看護師さんも結構おられます。私、見ている方でも、名前は言いませんけども、まだ健康であると、体がね健康であるという方には、もし応募があって、お互いの労働条件が合致すれば採用して、再任用職員になるのか、任期付きになるのか、契約職員になるか分かりませんけども、そういう考え方はないのかどうか。 それから最後にですね、病院の、先ほどの赤字の関係もありますけども、病院債の借り入れ、これは新型コロナウイルス感染症の関係で、今回、国の厚生労働省が特別枠として借り入れをやってもいいと、特に自治体病院についてですね、それについて幾らぐらい借りる見込み、または今、検討中なのか、または検討していないのかもあわせて答弁をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁を求めます。菅原医療局長。 ◎医療局長兼医療連携政策監(菅原貞男君) 高久議員の御質問にお答えします。 最初に角館病院の赤字の状況ですけども、今9月、半月分で角館病院については約9,100万円ほどの赤字決算となっております。昨年度より大幅な赤字が増加している状況となっております。 続いて、医師、看護師の状況ですけども、医師の東京からの応援部分ですけども、秋田県で首都圏との往来が自由になってからは、既に東京からの応援をいただいて診療をお願いしているところであります。 また、退職された看護師さんの対応についてですけれども、我々のほうでも何名かの方に確認はしておりますけども、なかなか勤務体制の関係がありまして、夜勤の体制、その他がなかなか難しいということで、なかなかその辺のところの採用に至っていない状況であります。 それから、病院事業債の関係ですけども、こちらのほうについては、現在、一次募集のほうが終了していまして、二次募集で角館病院で借り入れをする予定ということで、今回、補正予算のほうに限度額のほうを設定させていただいている状況であります。 以上であります。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。 そうすればですね、9月末で9,100万円でございますけれども、赤字、累計は幾らになるのかですね、累計ですよ、トータル。 それから、医師の確保、東京から応援いただくのも、これやむを得ないかなと思います。今こういうふうな医師不足の時代ですから。そのお医者さん、名前は聞かなくてもいいんですけども、大体1回来ていただければ幾らぐらい費用がかかるのか。病院でお支払いするお金ですよ。飛行機代はもちろんですが、秋田空港からもちろん角館病院まで来ないといけないから、それは車代なり交通費もかかりますから、それも累計して幾らぐらいかかるのか。 それから、先ほど退職者の看護師さんのことの話伺いましたら、夜勤の問題もあって、三交替ですね、なかなか難しいとおっしゃいましたけども、私言いたいのはですよ、やっぱり肉体的にやっぱり年齢が達していますから、夜勤というのは非常にきついと思うんですよ。そうなれば、外来のほうにですねベテランですから、注射室とか、体温を測ったり、血圧を測ったり、または色々な何ていいますか患者さんの誘導ですね、いろんなサービスをしたり、いろんなところが私はできれば、その正看の人方の仕事が省けるんじゃないかなと思うんですが、その分を病棟のほうにも回せるんじゃないかなと私は機械的な考え方だと言われるかもしれませんけども、思いますからその点はいかがなもんでしょうか。 それから、今回の病院債の二次補正の額、予算についてるとおっしゃいましたけど、ちょっともう一回、金額幾らを申し込みしたいのかお知らせ願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 菅原医療局長。 ◎医療局長兼医療連携政策監(菅原貞男君) 最初に赤字の見込みのほうですけども、今後の状況にもよりますし、新型コロナウイルス対策の様々な交付金、支援金等が予定されております。はっきり申し上げることはなかなか難しいところでありますけども、今後の増収対策も予定されている分もあります。ただ、今、この後の赤字の企業債の関係もありますけども、現在予定されている借り入れが約5億円ほどとしておりますので、これを限度額ということであります。こちらのほうの積算につきましては、現在、当初予算で設定しております入院・外来の当初予算の額から約5億円ほど落ちるんではないかということで見込まれております。その部分で資金不足がさらに生ずるということが予想されますので、その部分を借り入れとする予定であります。 順番のほうちょっと違いますけども、次に、東京からのお医者さんの応援の謝礼というか報酬ですけども、一日約10万円から12万円ほどの報酬をお支払いしている現状であります。 それから、退職者の採用の注射室、その他外来での勤務ということですけども、現在、再任用の方々、今、病院のほうの外来でも再任用の方々、また、再任用が終わってさらに会計年度職員でさらにお願いしている方々がたくさんおります。そういう方が結局、外来のほうをお願いしている状況でありますので、今現在、病院としては病棟勤務の方が非常に足りない状況という、角館も田沢湖もですけども足りない状況ということで、そちらのほうの補充を何とか我々としては新規採用を含めた形での確保を今目指しているところであります。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 最後に、伊藤病院長先生は、もちろん院長でありますと同時に、病院管理者になってますよね。医療局の事業管理者に。病院長の給料ですね、当然決まっているんでしょうけども、医療局長の責任者としての給料は幾らぐらい加算されておるもんでしょうか。伊藤院長に対してですよ、院長に。 それからですね、退職された看護師の関係でございますけども、現在も再任用年度会計職員の方々がおるということで、そういう方々に注射室なりいろんなその外来等に回っていただいているということですが、その方々は今まで病棟で働いていた方もおると思うんですよ。歳が変わればあと退職ということになるんで、年齢がね、自治体病院だから決まっているから、民間と違って。そういう方に、強制はもちろんできないですよ、話し合いの上で、まずそうすれば夜勤の準夜だけでもやってみると。夕方、まず実際出勤するのは5時頃かもしれませんけども、6時から12時までやってみるとか、そういう柔軟なことで1名でも2名でも補充していただけるような御協力は、それは非常に難しいんだと、あなたの言ってることはちょっと間違っていると言われればそれまでですけども、その点はいかがなもんでしょうか。 ○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私のほうから看護師さんの確保の件、大変重要な話ですので、また、私も病院の設置者ということもありますので一言お話させていただきたいと思います。 私も同じ気持ちで、私の同級生もいますし、また、後輩も看護師をやらせていただいてますので、会ったときに退職後の話もすることもよくあるんです。私が聞いた範囲では、まず在職中に本当に何というんだすべ、時間の感覚がない状況で大変つらい職場、労働条件としても厳しい状況の中で勤務をしているという話をよくされます。本当にありがたいと思ってます。そういう方々に、一休みしたら何とかまた職場のほうに戻ってくれるっていうような気持にならないでしょうかという話、それから、そんな制度も考えなければいけないんでないかっていう話をします。その場面でも、少し休ませて欲しいという話をよくいただいておりまして、それだけ激務なんだなというふうに思います。ただ、現状は、例えば旭川病院のように、本当に看護師さん足りなくて自衛隊の皆様にお願いしなければいけないというようなコロナの対応、今後のこと考えていくと、今からそういう状況に、ならないのが一番いいんですけども、なったときにはOBの方々からやっぱり御協力をいただかなければいけないという話は、やはり退職された方々に何らかの形でやっぱりお話しておく必要があるのかなという気持ちがあります。今の御提案は、これまでの対応ということだけでなくて、コロナが、ここ観光地ですので、クラスター発生しないことを私たちは何よりも念じており、対策してますけども、そうならないとは言い切れない状況ですので、そうなったときに角館病院は中核病院として感染者の対応をしなければいけない病院ですので、そういうことも踏まえてもう一度OBの方々にいろんな思いをお話するような手法を医療局と一緒に考えていきたいと思いますので、その点についてどうか御理解お願いしたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 菅原医療局長。 ◎医療局長兼医療連携政策監(菅原貞男君) 私のほうから伊藤院長のお給料の件ですけども、こちらのほうは伊藤院長は現在、病院事業管理者の職務代理者として今現在職務のほうを行っていただいております。給料のほうにつきましては、角館総合病院のほうで負担をしているという状況であります。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第170号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第171号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第22、議案第171号 令和2年度仙北市水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) この度の令和2年度仙北市水道事業会計補正予算(第2号)の中に神代大沼小規模水道をなくして、全て神代地区の上水道として加入させるということでございますけども、この水道の区分けはですよ、お分かりのとおり、今、神代の中でも神代につながる小・中学校とかエリアとか、または手前のほうの国道の反対側のエリア、黒倉とか、そういうところがまだ十分、真崎とかですね、入っていないんですが、それらは全くそこには関係ない話なんでしょうか。そこには今まで小規模水道でやってきたし、そこの大沼の近くまでは上水道が西木町のほうから引っ張られてきているんでしょうか。その点ちょっと私、現場に携わったこともないもんですから、その点をお知らせ願いたいと思います。 また、来年度のですね今後のその水道事業計画の基本的な計画、見直しの中で考えられたということなんですけども、先ほどのまだ未普及地域の神代地区並びに角館の下延地区の未普及施設の、上水道の未普及地域の解消を計画の中で検討なさるお気持ちはないのか、その点についてお答え願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長、今の質問で、答えられる範囲で答えてください。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 高久議員の御質問にお答えいたします。 初めに、大沼の小規模水道のことでございます。この水道につきましては、利用されている方が神代の梅沢地区の谷地川地区の住民の方々が利用しているものでございます。民家が7件、集落会館が1件、大沼公園の管理棟に1件、全部で9件に給水されておるものでございます。この水道につきましては、法定外の水道でございます。それで、上下水道課のほうで管理している水道ではございません。これらの水道につきましては、ほぼ1年前に全て切り替え済みということで、今回、仙北市の上水道のほうに加入していただいております。 2点目の来年度の神代地区並びに角館下延地区の水道未普及解消計画ということでございます。来年度は神代地区につきましては、引き続き卒田地区の整備を行ってまいります。来年度の予定といたしましては、生活基盤施設耐震化等交付金の水道未普及地域解消事業により、大石野地区、荒町地区の国道46号沿いの両側、概ね1.5キロメートルを施工する予定としております。詳細な部分につきましては、来年度始め発注予定の設計業務委託の中で決定することとなります。 また、角館下延地区の水道未普及地域解消計画につきましては、今年度、業務委託実施中の仙北市水道事業基本計画に盛り込む予定でございます。現在進行中の山谷川崎地区と卒田地区両事業の進捗度合いにもよりますが、また、他の要望地区との緊急性、費用対効果の検証、住民意向調査等、要望と加入実態などを考慮しながら検討を進めていくこととなります。 以上でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 先ほど答弁、草なぎ建設部長から答弁いただきましたこれまでの大沼小規模水道が梅沢とか谷地川の方々、それから会館も合わせて9件でございますけども、そこまでは上水道が布設なさっているということなわけですね。ちょっと私、現場詳しく分からないもんですから、その点を確認したいということ一つと、それから今後ですね、未普及地域の解消の中で考えられるということで御答弁ありましたけども、卒田地区、大石野、荒町等1.5キロにわたって、国道を挟んでですね、これは水源をどこに求めるというふうなことで部内では検討なさっておるもんでしょうか。その点についてひとつ教えていただきたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 先ほど申しました谷地川地区につきましては、仙北市の上水道が通ってございます。 また、神代、卒田地区への水源ということでございますが、これにつきましては、西明寺低区第二の余剰水量を使って配水することとしております。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 2番目のその水源については、西明寺地区の余剰水量を活用なさるということですが、それで十分賄えるというふうな、コンピューターで色々計算なさっているでしょうけども、それは間違いないわけですね。十分賄えるし、何か途中で漏水があっても対応できるというふうに、水源を新たに求めなくてもいいというふうなことが確定したと自信を持って言えるということなんでしょうか。 ○議長(黒沢龍己君) 建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 卒田地区の水道計画につきましては、事前に住民意向調査を行っております。その中で、すぐに加入したいとか、2年以内に加入したいとか、5年以内に加入したいとか色々ありましたが、まずは水道管も加入していただかないと水道機能発揮できませんので、まずは加入していただけるところに水道管をもっていくという計画のもとで策定しております。そういうことで申しますと、西明寺低区第二の水で十分間に合うということでございます。 ○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、草なぎ部長の答弁のとおりでありますけども、一点だけ、予測を超えた何かの災害だったり水道管の破損等、予測を超えた事故等があったときでも大丈夫かということではないということはどうか御理解いただいて、今、部長が話したとおり、加入していただけるというような意思をしっかりと確認できた皆様方に対して、プラスアルファで考えておりますので、その後の加入の促進もできる水量だというふうには考えております。 ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第171号の質疑を終わります。 11時10分まで休憩します。                             (午前11時00分)--------------------------------------- ○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △議案第172号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第23、議案第172号 令和2年度仙北市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) 最初にですね、仙北市下水道事業会計補正予算(第2号)の詳しい説明がございますけれども、下水道の加入率ですよ、今、合併してから仙北市なんですけども、旧角館、田沢湖、西木、分けて、増減が幾らぐらいあるのか。減というのは、つまり高齢化で家を手放さなければならなくなったとか、空き家になってしまった方もいるでしょうから、戸数をもし分かればひとつお知らせ願いたいと思います。田沢湖、角館、西木、3地区ですね。 それとですね、実は今回補正の中で8億8,000万円を追加する事業の明細等のことについて議案の説明で草なぎ建設部長なさったんですが、これは結論からいうと消費税の還付金だというふうなことなんですけども、令和元年度の申告は幾らぐらいであったのか、その点をお知らせ願いたいと思います。 それから3点目は、角館の白岩前郷地区の今、処理施設の改築工事をなさってございます。以前は西木地区、3地区に分けて工事がほとんど完了なさっているんですけども、1億4,608万円の契約で今工事されておると思うんですけども、西木地区やったとき私思ったんですけども、建物は、躯体はですよ、躯体は、名前言えばA級の角館の地元、有名な業者さん、何ら問題ないと思います。しかし、その中にですね電気設備や専門の電気ですね、普通の家庭の電気とは違うと思います。それから配管、特別の配管、そういうのは恐らく下請けに出しておるんじゃないかなと思うんですけど、その二重下請けなりそういうのはどこに出しているのか、お分かりであればひとつお知らせ願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) まず初めに、加入率のことでございます。加入率につきましては、ちょっと合併前の数字とちょっと比較する資料をちょっと持ち合わせておりませんので、令和元年度の状況についてお話したいと思います。 まず、公共下水道につきましては、角館地区は水洗化率は68.4%でございます。田沢湖地区は76%でございます。田沢湖の特定環境地域環境保全下水道のほうは99.1%の加入率です。公共下水道全体では71.5%の加入率となっております。 西木地区につきましては、ほとんど農業集落配水事業、それと林業集落配水事業という形になります。これにつきましては、各地区ごとに細く分けておりますが、農業集落配水事業全体としましては75.4%の加入率でございます。林業集落配水事業では68.1%の加入率でございます。 それと、次に消費税の還付金で令和元年度の還付金ということでございますが、今回この令和2年度の補正予算にあげた額が前年度の農業集落配水事業特別会計の消費税の還付金ということでございます。それが今回、補正予算として1,462万円を増額したものでございます。 次に、前郷施設のことでございます。前郷施設の処理施設につきましては、工期が令和2年7月15日から令和3年3月26日までの工期としまして、契約額1億4,608万円で契約しております。契約の相手方は、角館瀧神特定建設工事共同企業体、代表者、角館建設工業株式会社 代表取締役 仲野谷藤吾でございます。 今回の工事の内容といたしましては、電気設備、機械設備、土木工事の工事が工種としてございます。専門部分の工事につきましては下請届を出していただい上で下請け工事という形になります。どの工種についてどういう業者さんが下請けで入っているかというのは、ちょっと現在、今、手元に資料がない状況でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 加入率が前の加入率と増えているのか減っているのかちょっと分からないということでございますので、後で結構ですので、もし分かればひとつ、メモ書きでも結構ですのでお知らせ願いたいと思います。 それからですね、白岩前郷地区の下水道処理施設の今、工事なさっておるわけでございますけども、電気設備や機械設備、その他いろんな専門設備があるわけなんで、これをですよ分離発注するとすれば、それは今の市の条例や規則と照らし合わせて可能なのかどうか。もし、それのほうがもっと効率良く、なお契約の金額も若干なりとも下がるんであれば、そのようなことも考えられないかどうか。旧角館町時代は、私は町会議員やらせてもらっていたんで分かるんですが、分離発注した時期もあったんですよ。大きい規模の工事の場合は。専門会社に、そのまま。そして、一緒にやってもらうんですよ、仲良く仕事してもらう。そういうことは今、仙北市になってからでは無理なのか、その点をお答え願いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 今回の前郷施設、処理施設の改築工事につきましては一括発注としております。もちろん分離発注も可能ではございます。ただ、農業集落排水事業のことで、以前、他県で同種工事を分離発注した際、現場の各作業間の工程調整の不具合により支障が発生した事例がございました。こういうのを参考といたしまして、市では一括発注ということで行っております。これは平成27年度に行いました西明寺の施設、それから令和元年度に行いました桧木内の処理施設についても同様の考え方で一括発注ということでやらせていただいております。 ○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 分離発注について私どもも色々と実は研究した経験がありますので、今、自分の認識を少しお話させていただきますと、先ほど草なぎ部長が話したとおり、工程管理が相当何ていうんですか、難しかったというまず実績を評価した前例があったということに対してちょっと慎重なったということもあります。それから、財務規則上は、最も安価で、最も効果を高くするというのが原則、財務規則上の原則でありまして、仮に分割で発注した場合、その先ほど話したように管理がまた混乱するということに対する資金の公共としての事業の負担がかさむ可能性があるということであったり、分離することで共通項目が一つ一つ皆さん独立してしまうというようなこともあったりで、安価で、一番安い価格で一番の効率の高い合理性のあるその発注方式というふうになると、様々な工法で違いはあるということは認識しながらも、現状のところは一括発注のほうがよろしいのかなというふうな思いを持っているというのが私のこれまでの経験であります。 なお、いろんな業界の方々からは、やはり分離発注等についても御要望いただく機会があります。その場面、場面で優位性があるものについては、やはりその分離発注についても検討しなければいけないなという、そういうケースもありました。しかし、現状のところでは、なかなかそこに至っていないというのが今現在の状況であります。 ○議長(黒沢龍己君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 以前に角館総合病院の建設、そして今回の新角館庁舎の建設等も、中をね、現場を見させていただければ、以前、角館病院の建設現場も見させていただいたとき、佐藤総合計画に設計を委託して、その設計の業者さんが、現場責任者が全部工程を全部チェックしてですよ、いろんな会社が入ってたんですよ。市長もお分かりのとおり。ヘルメットは同じにしているかもしれませんけども、いろんな会社さんが下請けに、二次下請けで入ってきてるんですよ。それでも、きちんとやっぱりやっていたんですよね。それくらい何というか、今は非常に有能な職員というか民間の会社の人、従業員の方々がおるんじゃないかなと私は信用しているんですけども、それでもやっぱり分離発注すると、さっき草なぎ建設部長おっしゃったように、県外では工程管理がうまくいかなかったというんですけれども、非常に業者さんは少ない数なんですよね。白岩前郷地区の場合は。新角館庁舎なり、新角館病院を建設したときよりも。それでもちゃんとやってるんですよ。ですから、そういうふうなことを、また、上下水道課の担当の部署のほうでも、ときどき見回りしたり、どこまで工事が進んでいるかと。工程表は当然上下水道課でも持っていると思いますから、瀧神巧業さん、または、角館建設さん、ちょっとここ遅れてるんでないかというのを指摘できるんじゃないですか、お互いに。コミュニケーション図れると思うんですよ。その点はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 高久議員のおっしゃるとおり、もちろん市のほうでも工程表は持っておりますので、もちろん工事の段階では監督員が現場に行って段階確認をしておりますので、その辺での工程管理等は十分できている状況ではございます。 いずれ一括発注ということであれば、親会社さん、その元請けの会社さんがいて、その中で各工種の工程管理をまず自分たちでしっかり管理でき、その上で工事管理を委託している専門コンサルさんが入ってそれを確認するという形でやっておりますので、そういう工程間の不具合が起きにくい発注方法ではあるなというふうには考えております。
    ○議長(黒沢龍己君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第172号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第173号及び議案第174号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第24、議案第173号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について及び日程第25、議案第174号 秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更についてを一括して議題といたします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第175号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第26、議案第175号 公の施設の指定管理者の指定についてを議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。6番、熊谷一夫君。 ◆6番(熊谷一夫君) 議案第175号 公の施設の指定管理者の指定について質疑をいたします。 公共交通機関にかわり、市民の足として大事な仙北市民バスでございます。昨年度の決算資料によりますと、乗車数5,811人、1日平均19.8人、収入が県補助金166万1,000円、支出が維持費プラス運転委託費として662万9,191円でありました。 市民バス向生保内線について、以下の点について伺います。 まず第1点目は、指定管理者のこの今回の応募は何社あったのかでございます。 それから2点目は、年間指定管理料は幾らでしょうか。これ3年間で契約してると思いますけれども、じゃあ年間どのぐらいあるかなというようなことでございます。 3点目は、生活バス路線対策費の補助金、県補助金プラス一般財源は幾らか。これ代替バス運行費ということでございますけれども、もし同じであれば同じで結構でございます。 それから4点目に、利用者増の施策と単年度赤字脱却の方法について、方途はあるのかというようなことでございます。 それから5点目に、今のコロナ禍の情勢で指定管理者の経営状況が厳しいということをお聞きしておりますけれども、現状と今後の方向性についてお知らせ願います。 ○議長(黒沢龍己君) 大山総務部長。 ◎総務部長(大山肇浩君) それでは、熊谷議員の質問にお答えいたします。 最初に応募は何社かということでございます。7月20日より募集要綱を配布し、8月20日から9月3日までを申請期間として募集いたしました。期間中2社から問い合わせがありましたが、申請書を出されたのはロイヤル交通の1社だけでございます。 年間指定管理料は幾らかということでございますが、平成30年度から令和2年度の年間指定管理料の上限が668万7,000円となっております。令和3年度から令和5年度までの3年間の年間指定管理料の上限が692万5,000円となっております。 生活路線バス、その補助金の関係に関しましては、市民バス及びデマンド型タクシー運行に関しては、マイタウンバス運行等補助金が県より交付されております。令和元年度の補助金総額が1,123万円で、うち生保内線分が166万1,000円となっております。 向生保内線に係る運行維持費と運転委託料、これは662万9,191円、議員の御指摘のとおりでございます。 利用者の増の施策と単年度赤字脱却の方途はあるのかということでございますが、市民バスの目的は、交通空白地帯の解消や交通事業者が撤退した後の、主に高齢者や障害のある方、児童生徒などの移動手段を確保するために運行しているものですが、運賃は一般路線バスに比べるとかなり低く設定しており、収支均衡は極めて困難であることから、指定管理制度により運行委託をすることで路線を維持しているものでございます。 現状としては、少子高齢化の影響を受けまして高齢者の利用は微増しているものの、児童生徒の利用が目に見えて減少しております。市としては、少しでも利用を増やすため、利用者ニーズに合うように停留所の増設やダイヤ改正等を行い、利便性を高めて利用者の増を図りたいと考えております。 5番目でございます。コロナ禍で指定管理者の経営が厳しいということだということで、現状と今後の方向性についてでございますが、コロナ感染症の市民バスへの影響としては、学校の休校による利用者の減少や、不特定多数が乗車するといったマイナスイメージによる乗客の減少もあるとのことでございます。本業である観光バス事業や貸切バス事業については、本社も含め、厳しい状況にあると伺っております。とりわけ貸切バスは、遠足や修学旅行の縮小や延期により影響が大きく、今後も貸切バスを利用する団体旅行の需要は回復が遅れることが懸念されております。さらに、第3波の影響で現時点では見通しが立たないと伺っております。 以上でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 再質問させていただきます。 1つは、年間指定管理料のその妥当性なんですけれども、今、コロナ禍で大変でしょうけれども、できれば指定管理の管理料を幾らかでもだんだん縮小していくような方向で何とか頑張っていただけないかなというのが、まず第1点でございます。 それから2点目は、利用者のやっぱり、もう少し利用者を増やすような形での宣伝活動というか、そういう形で幾らかでも利用者増を図りながらやっていただけないかというようなことでございます。非常に、まあ前のように生徒も、それから順調にいけばよいんですけれども、今回のように休校の措置があったり、色々大変でしょうけれども、非常に厳しい指定管理者の状況もあるというようなことも伺いましたので、そういったところを何とか今後も乗り切って利用者増を図りながら、幾らかでも赤字を少なくしていくというようなことで経営状況をプラスに変えるような、赤字からプラスに、黒字になれるようなそういった経営体制にしていけないものかなと、このように思いますので、その施策のその2点でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒沢龍己君) 大山総務部長。 ◎総務部長(大山肇浩君) 最初に、赤字の減少といいますか、要は指定管理料を下げていけないかということでございますけれども、現状といたしましては、昨年度に比較して全体ではやはり10%以上が減少、乗客数が減少している現状でございます。大人の方は2.6%増なんですが、子どもの方、子ども、児童生徒に関しては37%マイナスしているということでありまして、これやはりどうしても管理料を減らすというわけにはいかないというのが現状でございます。 あと、乗車促進につきましては、先ほども申し上げましたけれども、やはり幾らかでも利便性を上げる、需要のダイヤを工夫するとかですね、そういったことをするしかないというのが現状で、限られた路線でございますので、大きな施策を打つということがなかなかできないということもございまして、苦慮しておるところでございますが、今後も努力してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(黒沢龍己君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 最後に市長に、少子高齢化の今回の非常に大きな37%ですか、の減というのは非常にやっぱり大きな減少になると思います。少子高齢化の施策にも関わることだと思いますので、一言だけその点について、何とかその課題を乗り越える方策を伺えればありがたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず指定管理料については、現状このような状況だということで皆様方にも御理解いただける部分ではないかと思いますけども、一方で利用者の増を図る方策は何かないのかと、無策ではいけないよという御指摘だったと思います。そのとおりだと思います。子どもたちの落ち込みが非常に大きいので、子どもたちが住みやすい環境づくりをしていくということを考えていくと、昨日からの議論もそのとおり、やはり地域地域に子どもたちをしっかりと育む、そういう環境をつくっていくということが重要で、例えば空き家等の利活用というものが子どもたちも含めた人口のコミュニティーの再生につながっていくというふうな思いをイメージをしております。そういうようなことを各地区でやっていかなければいけないんだなというふうに確認、今、質問で確認をさせていただきました。 あともう一方では、例えば、このバスに乗ることで、市民バスに乗ることで誰かメリットがあるという考え方もあるのかもしれない。これは私どものほうからなかなかお話は申し上げにくいんですけども、例えば地域のスーパーさんとかで、と一緒になって連携できればですね、例えばポイントをつけるというような、市民バスを活用した人にはポイントがさらに増えますよとかというような、そういうような民間の方々との連携というものがもしあれば、少しでもその何ていうか機運を盛り上げることにつながるということもあるのかなというような思いを持っております。 いずれ地域だけでなくて、行政と、しかも民間の企業の方々と一緒に考えるということが適切ではないかというふうに思います。 ○議長(黒沢龍己君) 6番、熊谷一夫君の質疑を終わります。 以上で、議案第175号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第176号の質疑 ○議長(黒沢龍己君) 日程第27、議案第176号 公の施設の指定管理者の指定についてを議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。6番、熊谷一夫君。 ◆6番(熊谷一夫君) 市民バスの、議案第176号 公の施設の指定管理者の指定について、今度は市民バスの中川線及び下延八割線でございますけれども、これも同じように地域と学校、医療機関等を結ぶ、なくてはならないバスでございます。当然、買い物にも便利でございます。 昨年度の決算資料によりますと、乗車数が2万5,332人、1日平均86.2人、収入が県補助金の299万2,000円、支出が維持費プラス運転委託費で同じように1,406万596円ということで、ざっと計算して1,200万円弱の赤字額です。これをベースに伺います。 まず第1点目は、同じように指定管理者の応募は何社あったのかどうか。 それから2点目に、年間の指定管理料は幾らなのか。 3点目に、生活バス路線の対策費補助金、いわゆる代替バスの運行費ですけれども、は幾らなのか。 それから4点目に、利用者増の施策と、同じように単年度の赤字の脱却の方途について。 それから5点目に、コロナ禍で観光業との影響は非常に大きいわけですけれども、まあ本業の経営のほうの現状、それから将来の在り方についてお知らせ願います。 それから6点目は、昨日の高久議員の一般質問にもありましたけれども、横手市でスクールバスを利用して空いた時間に1日2往復運行しているということでございますけれども、当市でもそういった活用方法ができないものかどうか。また、利用者の時間帯と合わないかというようなことと、伺いたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 大山総務部長。 ◎総務部長(大山肇浩君) それでは、熊谷議員の質問にお答えいたします。 応募者は何社かということでございます。これも問い合わせは2社でございましたが、応募されたのは株式会社西宮家1社でございます。 年間指定管理料は幾らかということでございますが、平成30年度から令和2年度の年間指定管理料の上限は1,383万6,000円となってございます。令和3年度から令和5年度の年間指定管理料の上限が1,564万円でございます。 次に、3番の補助金の関係でございますが、これもマイタウンバス運行費等補助金により、令和元年度の補助金総額が1,123万円で、うち中川及び下延八割線につきましては299万2,000円が補助となっております。支出につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおり1,406万596円でございます。 利用者の増の施策と単年度赤字脱却の方途はあるのかということでございますが、これは157号でも申し上げましたけれども、やはり収支均衡は極めて困難でありまして、先ほど市長が申し上げたとおり民間と連携するとかですね、そういった新しい施策を展開するしかないと感じておりますし、現状としては、やはり利用者のニーズに合わせて利便性を向上させていくということをまず目的、目標としたいと考えております。 コロナ禍での観光業への影響は多大であるが、経営の現状と将来の在り方につきましては、西宮家は収入が飲食業による割合が多く、その大半が団体客で占められております。コロナ禍により観光バス等の団体客が皆無となり、9月以降は客足が戻ってきたものの厳しい状況にあります。今後も団体客の回復は遅いと見込まれることから、さらに厳しさを増すことが予想されます。西宮家は市が運営する第三セクター4社のうちの一つでございますが、コロナ禍の中で休業を余儀なくされるなど、現在どの施設も厳しい経営状況にあります。市政報告にもありましたが、各社の経営改善が急務とされており、第三セクター4社の事業継続について最終的な判断をする必要があるため、コンサルタントに依頼し、事業計画を提示していただけるよう協議を続けているところでございます。 次に、横手市のスクールバスを利用した取り組みについてに関してでございます。 横手市は今年度、中学校のスクールバスを活用した片道約15キロで25カ所の停留所の地域公共交通バス運行の実証実験を実施しているということです。内容につきましては、朝夕の生徒の送迎がない午前9時から午後2時の空き時間を活用し、公共交通の空白域となっている地域で月曜日と木曜日に1日2往復、運賃は市の循環バスと同じ200円、市は一般非常勤職員として運転手2名を新たに雇用しまして、道路運送法の自家用有償旅客運送の乗合バスとして実証実験をしていると伺っております。 市は現在、西長野地区、中川地区、西明寺地区、桧木内地区でスクールバスを運行しておりますが、運行時間が制限されることもありまして、現在のところ横手市のような運用はまだ検討してございません。しかし、まだ運行の要望もあることから、要望地域の御意見を伺いながら、その制限されている朝9時から午後2時程度の時間でよいというような御意見であれば、検討をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 175号と同じように非常に厳しい状況なわけですけれども、指定管理料は前回よりは幾らか下がったというような形での契約だと思います。ただもう一点は、やっぱり同じように児童生徒が非常に少ないことと、それから非常に団体客が、今だともう非常にこのコロナで厳しい経営状況に陥ってると。何とかやっぱり回復するような形でしていっていただきたいなと思う次第でございます。 今年、実は横手市の地域の運営交通というか、地域で運営している、狙半内地区っていう横手市のずっと奥の地域なんですけれども、その狙半内地区で視察に行ったときに、年配者の方々が集まって、しっかりと運営をして、1日非常に喜ばれてると。手を挙げればどこでも止まってくれるというか、非常にありがたいな、システムで、「ばあちゃん、どこさ行ぐ」っていうような気軽に声をかけて、ああ、こういった運営の仕方もあるんだなと思いながら来たんですけれども、非常にそういった意味では、地域公共交通の在り方っていうのもまた転換して民間でやっぱりできるような、そういった思いをしてきた次第なんですけれども、そういったことを促していくっていうようなことはできないものかなというのが2点目でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 後で総務部長から補足いただきますけども、基本的な考え方としては、まず1点目は公共交通の空白域の見方でした。昨日の議論の中でもあったように、地域公共交通会議で何としてもこの後住み続けることが可能となる地域を目指したいんだという話をお願いしておりまして、法律的な規制とかであればどんどん言ってほしいという話をさせていただいております。その法律的なというのは、地域公共交通の空白域というものを果たしてどのように見るかということが基本にあります。 例えば、先ほどこの項の前に議員が御指摘をいただいた輸送するお客様の掘り起こしをもう少しできないのかという点に対しては、これももう部内のほうで検討はされてますけども、例えば総務部と、それから農林商工部と一緒になって、その地域のスーパー、商店の方々に様々な恩恵があるようなカードの発給とかそういうものができないかとか、そういうことが具体にこの後協議しなければいけないと思っています。 もう一点は、有償ボランティア輸送に対して、やっぱり一度実は仙北市は腰が折れた経験がありますので、それをもう一度地域の方々、これは地域運営体の方々にやはりいろんなお話し合いをするということが有効ではないかなというふうな思いもあります。地域運営体については御議論がたくさんありますけども、地域の中で支え合いをするという中核のコミュニティー団体でありますので、この輸送等についてしっかり考えていただきたいというような話は私のほうからさせていただきたいと思います。 もう一点、横手市の場合は、先ほどから総務部長がお話しされてるとおり、午前9時から2時のスクールバスとしてはお仕事がない時間帯を活用しての実証実験だったわけでありまして、その時間帯にどんなニーズがあるのかと、地域のニーズがあるのかということをまずお聞きしなければいけないなというのが、今、総務部の現状としてはそういう考え方です。 じゃあどうなのよというもう一つの意見としては、子どもたちが使う、登校する、下校するときに、地域の方々、大人の人たちも混在して乗るっていうことはどうよというのも、もう既にいろんな想定がされていますけども、安全性だったりですね定時制だったりということに対して、多分父兄の方々の思いは少し、思いとは少しずれてしまうのかなと。お客様をより好みするわけにはいかないという公共交通ですので、やはり密閉された空間の中で子どもたちを安全に学校間を輸送するという、それがスクールバスの前提でありますので、そこに対して、地域の方が乗り降りするということの時間的なリスクだったり、今回特にコロナのような状況にあっては感染にどうなのかという話とかですよ、いろんなことをやっぱり心配しなければいけないということもあります。 それはもう、もう机の上に上がった様々な整理を今してる状況でありますけども、今のままでは駄目なんだという認識は共有しておりますので、地域公共交通会議等で私たちから、今回の話としては新角館庁舎の開庁に向けた新しい公共交通の循環を考えていきたいという話もさせていただいておりまして、日々変わっていきます。ちょっとお時間いただきながら検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(黒沢龍己君) 大山総務部長。 ◎総務部長(大山肇浩君) 先ほどの指定管理料は、これは上がっておりますので、下がっているわけではございません。上がっております。 それとですね、中川下延八割線の子どもの、児童生徒の乗車率もマイナス28%というように減少してございます。 あと、スクールバスの運行状況についてもちょっと報告いたしますけれども、やはり9時から2時、スクールバスの運行が、それ以外の時間は運行しているということでございますので、なかなか調整が難しいのかなというふうに考えてございます。 いずれにいたしましても、先ほど市長が申し上げましたとおり知恵を絞って利便性を向上させていくしかないと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒沢龍己君) 6番、熊谷一夫君の質疑を終わります。 通告により発言を許します。7番、平岡裕子さん。 ◆7番(平岡裕子君) それでは続いて、議案第176号 公の施設の指定管理者の指定について質問いたします。 先ほど熊谷議員もるる質問をし、それから丁寧な答弁もいただいたわけですけれども、まずはこの市民バスの運行は、本当に市民の足として本当に利便性のある地域の公共交通として非常にこう期待されております。 そして、この現在の各路線の状況を伺います。というのはですね、例えば神代地区においては、市民バスは走ってないわけです。そうすれば、角館のまちに出たときに、スマイルバス、これが何回も私たち目にするわけですね。そのときに、何か空バスが走ってるようで、こういうのをぜひうちのほうにも何とかちょと延ばしてもらえないだろうかというそういうような要望もあって、実際に各路線の利用状況、それ先ほどの総務部長のお話から、子どももだんだん少なくなって非常に減少しているっていうことでしたけども、実際のところについて伺いたいと思います。 それから、角館新庁舎開庁になります。そして市民が足を運びやすくするために、その運行経路等のそういうことも地域公共交通会議でお話をしてあるというそういうお返事でした。ですが、今現に、この西宮家でこのスマイルバスを市内を循環してるわけなんですけれども、これは4月1日からの契約なんですけれども、その前に、デモ的にっていうか、試験的にですか、それを運行が私はやられたほうが、皆さん開庁に期待をしていながら実際のバスは4月の1日からでないとそこには行けませんよというようなそういう方向ではうまくないと思いますので、ぜひそれを考えていただきたい、そのような意向はどうでしょうかっていうひとつ提案です。 それから、これからお願いしようとしている西宮家は、バスの運行だけでなく、先ほど説明もありましたけど、飲食業だとか、それからお店も構えております。そして運転手の皆さんは、やっぱり路上に出ると非常に安全な運転を強いられるわけなんですけれども、その現状の中で、その業務のほかに店舗だとか飲食に関わるようなお仕事もされているという話を前に伺ったことがありますけれども、その辺の実態をどのように捉えているのかということです。 それから、指定管理者のこのことに関してですけども、本来であれば市の直営で管理運営するべきところですが、民間に託して、そして管理運営を全くそちらのほうに任せっぱなしっていうそういう実際も他の施設等で伺うこともありますので、その辺のところ、市と強固な連携についてどういうふうにされているのかなという。 この間ちょっと苦情を受けて、それを当局の方に伝える場があったんですけども、そしたらそのときに、そのことが非常によく相手側にもよく届いて、次回そこにお世話になったときはすごく対応が良かったと、そういうお話も伺っておりますので、そういうところについてのしっかりとした指導体制っていうか、お願いする側のそういう形っていうか、そういうものをどのようになさっていくのか伺います。 ○議長(黒沢龍己君) 答弁を求めます。大山総務部長。 ◎総務部長(大山肇浩君) 平岡議員の御質問にお答えいたします。 最初に、市民バスの運行についてですけれども、利用状況に関してでございます。 最初に、中川線、下延八割線の過去5年間の利用状況につきましては、平成27年度が3万2,499人、平成28年度が3万4,242人、平成29年度が3万1,421人、平成30年度が2万9,766人、令和元年度が2万5,504人、5年間で最初の年と比べますと6,995人の減少となっております。市民バス向生保内線は、平成28年度が7,539人、平成29年度が7,025人、平成30年度が6,483人、令和元年度が5,943人と、4年間で1,596人の減少となっております。 減少の要因としては、人口の減少、少子化、または高齢者の免許取得者の増というものが挙げられると考えております。 2番目でございます。角館新庁舎の開庁に伴い、市民が市庁舎に足を運びやすくするために運行の経路の変更等はあるのかということでございます。 11月30日に仙北市地域公共交通会議を開催しまして、市民バス及びデマンド型乗合タクシー運行において新しい停留所「角館庁舎前」の設置とダイヤ改正について承認をいただき、1月4日からの新角館庁舎乗り入れ及びダイヤ改正に向けて、東北運輸局秋田運輸支局に変更登録の申請を提出したところでございます。1月4日から改正するということでございます。 この改正ダイヤにつきましては、中川線及び下延八割線、デマンドタクシーにつきましては、開庁時間であればほぼ全ての便が角館庁舎で乗降できるというふうになっております。 次に、委託先の西宮家のドライバーの業務状況についてでございます。 バス事業の職員配置は、管理者が1名、経理担当者が1名、運転手4名の6人体制となっております。管理者と経理担当者は西宮家本体で兼務しており、運転手4人は店舗、飲食業の業務を行うことはありません。ただ、冬囲いの設置・撤去とか落ち葉の落ちる時期の庭の掃除等はしていただいているという状況でございます。 4番目でございます。本来であれば市の直営で管理運営すべきところを民間に委託し管理運営を任せっぱなしではないかという懸念もあるということに関しましては、指定管理者制度は、公の施設の管理運営を民間業者の活力やノウハウを活用することで、経営の縮減や利用者のニーズに対応したきめ細やかな質の高いサービスの提供が期待できるとして創設された制度でございます。しかし、これは決してそのサービス提供について行政が責任を逃れるということではなく、民間事業者が適正かつ確実なサービスの提供を行っていることを確認し、かつ行政の責任において民間事業者が提供する公共サービスの水準を監視し、評価することとされております。こうしたことの一連の手続を協定書で定めているところでございます。 指定管理者は、毎月、管理業務に関する事業報告書を所管課に提出し、毎年5月末には年間の管理業務に係る事業報告書の提出、6月末には公の施設の指定管理者制度導入施設の管理運営状況調書を所管課に提出し、事業の評価を受けるということになっております。また、所管課は2月末までに翌年度の事業計画の提出を受けまして、内容を審査し、必要に応じて指示をするということになっております。 以上のように、管理業務の内容の情報を共有し、指定管理者と綿密に連携しながらサービスの提供を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒沢龍己君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 今説明というか答弁をいただきましたけれども、こちらの中川下延八割線の利用状況をまず伺うということでしたけども、向生保内線もついでに説明いただいてありがたいというか、細かなところもうちょっと知りたかったわけですけれども、というのはですね、先ほども話したように、市内のほうにおいては利用する方もいるけれども、例えば下延だとか八割だとか中川のほうの奥のほうに行くと、やっぱり私たち目にするのはどうしても空バスになってしまうので、その辺のところ、先ほどから財政のことも非常に言われてますけれども、例えばこの地域公共交通っていうのはですね、生活路線バスがあったところは市民バスに変わっていく。そしてそうでないところはデマンドタクシーっていう、そういう捉え方でいいのかなっていうところと、この市民バスをもしですよ、利用者が少なくて経営が大変だとすると、またデマンドタクシーとかに何か切り替えて、本当に市民バスの必要なところに、その地区ではなくて市全体の市民バスとしてうまく運用できるような方向はないのかなっていうことを、今、熊谷議員の説明と今の答弁からそのように感じましたけど、その辺のところはいかがでしょうかっていうところと、もう一件ですね、先ほど運転手の方が西宮家の店舗だとか、それから飲食のほうのそういうのに、実際に行くっていうことはないっていうお話でしたので、じゃ、以前より少しその辺は改善されてるのかなと伺いましたけれども、そういうところでは今のその最初の1点目ですね、地域公共交通を本当に見直すとしたら、空白地域をなくするとしたら、今のこの進め方、その決まってる路線、じゃ、空白になってるところたくさんあるわけですよね。そういうところをどういうふうに解決していくのかなっていうところを、やっぱり地域公共交通会議のほうで、ただそのバスをうまく利用するとかそうじゃなくて、全体をひとつやっぱり考えてみる必要があるのでないかなと思いましたけど、その辺いかがでしょう。 ○議長(黒沢龍己君) 大山隆誠総務部次長兼企画政策課長。 ◎総務部次長兼企画政策課長(大山隆誠君) 市民バス並びにデマンド型タクシーの件ですけれども、公共交通の廃止になったところに関しまして、市バスがいいのか、デマンド型でいいのかというそのアンケートだったり、意見を伺ってその判断して、各地域に市民バスであったり、デマンド型タクシーを走らせるというのが現状でございます。 議員のおっしゃる全体的をカバーするような形という形で市民バスの運行ができないかという話もありましたけれども、実際に距離数の関係もありまして路線を何区分に分けるしかないということが現状でございます。今いろんな市民から意見が出ているのは、神代でいきますと早稲田、柏林の付近、この部分に関しては、空白地帯と同様であると。まあ電車にしてみると生田駅、羽後交通。前は羽後交通が抱返りのほうまで行ってましたけれども、その部分の解消に向けての御意見を伺ってるところでございます。 先ほど以来、スクールバスの活用等の話もありましたけれども、令和3年の公共交通の見直しがあります。この前に市民の皆様にアンケートを実施する予定でございます。それによりまして、先ほどの話がありましたけれども、今、市民バスのデマンドのところを市民バスというような可能性もありますし、その皆様のアンケートを受けまして、新たな交通体制について政策会議のほうで諮りながら、市民の足として活用できる不便のない公共交通に向けて検討していきたいというふうに思っております。 運転手の皆さんですけれども、先ほど、掃除であったり、冬囲いということも話をさせていただきました。以前はすごく混んだ場合に配膳のお手伝いをしたという実績はあったということですけれども、今現状はそういうことはないというふうな形で伺っております。 ○議長(黒沢龍己君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 最後の質問になります。質問っていうか、この地域公共交通に対しての思いも私非常に強く持ってます。昨日の一般質問なんかにも市長も答弁されてましたけど、免許返納してもその後のやっぱり交通手段がないので、非常に暮らしに困るっていうか不便だっていう、そういうふうにおっしゃる方たくさんいます。それで、できるだけ車を自分で運転できるように頑張ってるっていう方もいるわけですけども、それで100円で100枚綴りの1万円もらっても、なかなか利用できる場所がないっていうか、だから利用できる場所がないというか、利用できるものをやっぱり提供していくっていう、そういうところが大事であるって昨日市長も答弁されてました。ですから、やっぱり地域ごとの細かいとこ見るんじゃなくて、じゃあ、この仙北市の中のそういう公共交通体系をどういうふうにしていくのか。実際にそこ利用してる人はどれぐらいいるのかっていう、きちんとやっぱり調査なりして、きちんと対応していただける。このことをずっと何年も何年もやっててもなかなか進化が見えてこないっていう、そういうことではなくて、やっぱり一歩前に進んでいくようなそういう体制をぜひとっていただきたいなと、そういうふうに思います。 それで、今回指定をこれから予定している西宮家にとっても、やっぱりそういうところでもうちょっと拡充していけるような、そういう体制になっていけばいいのでないかなと思います。その辺のところ、市長からぜひ。 ○議長(黒沢龍己君) 門脇市長、答弁。 ◎市長(門脇光浩君) 前の答弁で総務部長等も答弁をしておりますけども、今存在している市民バスであったりデマンド型乗合タクシーの運行については、1月4日から新角館庁舎をしっかりとなぞっていくというような、そこで乗り降りができるという状況になるっていうことですけども、その話をするときに、各庁舎、それから医療機関、またはスーパーだったりも含めてループできるというそういう、先ほど議員が言ったとおり、市内全体としてのその循環型のバスの考え方はできないのかということで、それについては、もう実はいろんな検討が進んでいて、できれば今回の予算等でもお出しできるところまで熟度が進めば良かったんですけども、それがなかなかできなかったということもあって、何とか来年の4月から試験的にでもそういうような市全体を動かすような循環型公共交通を考えていきたいということを、今作業をさせていただいているという現状にあります。 じゃあ例えば庁舎からは各庁舎間のバスは出るかもしれないけど、庁舎までも行けないというような人たちどうするんだという話も当然上ってきてて、それについては、これも昨日までの議論の中にあったとおり、地域にいる職員の人たちが何らかの形でそれをサポートできないかとかですよ、一筆書きできないかもしれないけれども、様々な人員の人たちが関わることでその地域に住み続けることができるという安全システムをつくっていくというようなことを、まず今検討させていただいてるという状況があります。 時間がかかってしまって本当に申し訳ないんですけども、これは大変重要な課題でありますので、議員の皆様方も一緒になってその地域公共交通の在り方について検討いただくというようなことで、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(黒沢龍己君) 7番、平岡裕子さんの質疑を終わります。 以上で、議案第176号の質疑を終わります。 これで、各議案に対する質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第150号~議案第176号の委託会付託 ○議長(黒沢龍己君) 日程第1、議案第150号 仙北市特定環境保全公共下水道事業基金条例制定についてから日程第27、議案第176号 公の施設の指定管理者の指定についてまでの各議案は、タブレットに掲載の付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託します。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(黒沢龍己君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じ、散会します。御苦労さんでした。                              (午後0時11分)...