これより質疑に入ります。
通告に基づき、順次質疑を許します。
三十六番
川崎忠治君。
〔三十六番
川崎忠治君登壇、拍手〕
◆三十六番(
川崎忠治君) 二月十五日号、「広報ふなばし」で、国道二九六号線
バイパス案について発表が行われました。これによりますると、
中野木交差点を起点として、
県道船橋─
我孫子線、これを北上して馬込町で右折をし、神保町に至りましてからさらに右折をいたしまして、金堀町を
通り八千代市に至るものだということが、船橋内の計画線として発表されたわけであります。その延長が市内で十一・七キロ
メーター、この間、四十
メーターと三十
メーターの幅員になるという構想であります。
市の計画図を見てみますると、中野木から馬込町までは大部分が現在の道路が利用されますので、幅員の拡張のみで済まされる、こういう計画であります。馬込町から金堀町までは新しく宅地や農地、山林等が買収されることになります。この
通過予定地は四つの
農業振興指定地域があります。五十六年度もまた一カ所指定されようとされています。また、この地域には
公共施設、
医療施設もあり、住宅も追いついてきております。以上の
地域環境の中で生活している住民が、広報を見て驚き、この
バイパス反対の陳情が今議会にも提出されておるわけであります。こういう意味から、私はこの
バイパス問題を取り上げまして、具体的に理事者にご質問申し上げたい、このように思うわけであります。
私は、具体的に何点かの問題を提起いたしますので、この点について細かくご答弁くださるようお願いをいたしておきます。
この計画によりますると、まず農民の問題といたしましては、
優良農地を四十
メーターあるいは三十
メーター幅にわたって分断をし、農業を破壊してしまう、これがまず一点であります。このことは、農業に愛着を感じ、将来に向けて農村を守り通して活躍しようとしている
農業後継者に、大きなショックを与えております。これは農業への希望を失わせてしまう結果になるのではないでしょうか。これに対しまして、市はこの計画との関連で、どのように考えておるか、まず第一としてお尋ねをいたします。
第二といたしましては、国道二九六
号バイパスルートについては、前にも論議がなされました。住民の環境と生活を守る、こういう運動によってこの最初の案は白紙に戻されたわけであります。十年ほど前、いまのような
バイパスルートが論議され、そして住民の反対で白紙に戻されたということを考えてみると、今度新しく二九六号の
バイパスが計画されましたけれども、今時点でも住民は大きく関心を持ち、これに対する大きな
反対運動などが起こるということは、理事者や県は当然知っておかなければならなかった問題である、というふうに思うわけであります。この計画を見てみますると、現在の二九六号線、これが船橋の市内では、この
バイパスがおよそ倍近くの距離になって、大きく迂回して八千代に行くというふうになるわけであります。これは図を見ても明らかであります。この
バイパスをさらにつぶさに見てみますると、これが非常に人家の少ないところ、ということは、山林や農地の部分を大部分通過するということを意味するわけであります。ですから、今度の計画案によりますると、ただ単に農地やあるいは人家が少ないからここで買収が非常に安易に行われるということからこの計画が出された、ということに対しまして、前との、十年前の計画との関連で、住民は納得できないものを非常に持ったというのが現状であります。
要するに、
バイパスとしての役割りは十分果たせない
ルートが、ただ単に安易に買収できるというその一点でこのような計画がなされたということは、真の
バイパスの役割りを果たせないものに対しても、無理やりに農民や地域の
土地所有者、あるいは住民の犠牲によってこれを強行する、どうしても
バイパスはつくり上げるんだという、そういう意図を宣明しておるということを、住民は怒りを持ってこれを見詰めておるわけであります。
三つといたしましては、このような問題の関連で、私は現在の道路との関係、
バイパスは関係ございませんけれども、現在の住民の生活の上での非常に緊密な関係がありますところの道路との関係について、質問をしてみたいと思います。
馬込町から以東といいますか、先に居住する市民、この方々は現在、道路の問題については余り不便を感じていないというのが現状であります。馬込町付近の方々のことを申し上げますならば、日軽
アルミ寮の付近についても、道は余り太くはございませんけれども、
日常生活には事を欠かない、こういう状態でありまするし、二和、三咲、神保町地域の住民は、金杉─小室線の十
メーターほどの道路があり、これに幾つかの細い道が交錯しているというところから
交通渋滞などで困るということは、いままで余り起きておらないわけであります。こういうところから見てみますと、この
バイパスは
通過道路であるということをはっきりと物語ります。そのことは、
関係住民には何らメリットのあるものではないということであります。そういう意味から、この
バイパス建設は住民の要求でできるというものではありません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)邪魔者を押しつけられる、こういうふうに関係者は見ておるのであります。この点はどのようにお考えになりますか。これが第三点であります。
四点では、
成田新幹線との関係です。いま
成田新幹線は各地で住民の大きな反対に遇い、計画が一時ストップになっております。しかし、この計画は完全に白紙撤回されたものではありません。いつまたこの
事業決定がなされるかわからないというのが現状であります。現在、佐原線から成田空港に向けて工事が進められていると言われております。いわゆる在来線の延伸であります。これは、この間の新幹線の
計画ルートをそのまま使っているということであります。これを考えてみると、この新幹線がまた浮かび上がってくるということは、住民としては非常に危惧として持つのは当然ではないかというふうに思います。仮に四十
メーターから三十
メーターの
バイパスができるということになりますならば、幅員十一
メーターあれば足りるところの軌道幅、これがこの
バイパスの中にすっぽりとはめ込まれるということになるわけであります。住民はこの新幹線との関連でも非常に心配を持っております。この点についてどのようにお考えになるか、お答えを願います。
五つ目は
県道原木─松戸線──これは県の
有料道路を指します、さらに同じ県道の市川─印西線、この道路は朝夕ラッシュ時には三キロあるいは四キロも渋滞をいたします。
交通地獄の状態を起こし、
付近住民の足を奪い、
排気ガス、騒音等の公害で健康を奪っていることは、理事者はご承知であると思います。この
バイパスができますると、
成田方面から
バイパスを
通り東京に抜ける車は、馬込町から
花輪方面に向かわず、逆にこの地から北上をして、市川─
印西線十字路、これを左折し、
東京方面に向かうでしょう。また、
東京方面からの車は市川あるいは
原木方面から市川─印西線、法典を
通りバイパスに抜けるでしょう。こうなりますと、いまでも極限に達しています
木下街道や、原木─松戸線はどうなるか、考えただけでも恐しくなります。この
問題解決のためにはどのような考えを持っておりますか、これもお尋ねをいたします。
七つ目といたしまして、この
バイパス計画は、中野木から酒々井町の国道五一号線の少し先までの間、約三十三・七キロとなっております。この酒々井の終点から少しこの
バイパスを延ばせば、
東関東自動車道路に交差いたします。この広域図を見て、じっくり考えてみますると──これは地図が小さいからわからないと思いますけれども、この
バイパスは現国道二九六号の
バイパスだけでなく、将来、
東関東自動車道路との関連が出てくるような感じもいたします。この点、どのような計画があるか、この点もお尋ねをいたしたいと思います。
さて次に、二月十五日付広報、
バイパスルート発表にかかわる問題点についてであります。まず
ルート案は、すでに三市一町及び
促進協議会などにおいて了承しております、こういうふうに言っております。このくだりを特に私は重視するものであります。理事者は前にも述べたように、この
バイパスルート決定については非常にむずかしい、困難なものということは、十年前の経過からしても
十分承知のはずであると思います。ましてや、
都市計画法十六条「
都道府県知事又は市町村は、
都市計画の案を作成しようとする場合において必要があると認めるときは、公聴会の
開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする」と規定してあります。県はこの公聴会を開くという考えがあるかどうかわかりません。いまの状態からすると、公聴会を開かずに強行するというふうなことかもしれません。この条項を住民の立場で民主的に運用されていくということが必要であります。しかし、現在この条項が民主的に運用されていない。こういうときに当たって、市が先走って
ルート案了承を広報に発表したことについて、
関係住民が怒るのは当然だというふうに私は考えます。この市の勇み足についてどう考えますか、お答えを願います。
以上で第一問を終わります。
〔
経済部長浅川英昭君登壇〕
◎
経済部長(
浅川英昭君) 三十六番議員さんのご質問のうち、所管についてお答えいたします。
ご質問者がおっしゃられておりますように、国道二九六
号バイパスルートが発表されたわけでございますが、この
ルート案を見ますと、確かに市の北部の農地等にかかる部分が多いではなかろうかというふうに思います。しかしながら、この
農業対策としては、まだ
バイパスルートの構造あるいは
都市計画等の決定がなされておらず、はっきりいたしておりませんので、現在では具体的な対策は持っておりませんが、しかし、これらがはっきりした段階で、県あるいは農協、その他
農業団体とも十分協議しながら、
農業振興の抜本的な対策を考えてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〔
企画部長成田知示君登壇〕
◎
企画部長(
成田知示君) 三十六番議員さんのご質問にお答えをいたします。
まず、新しく出された二九六
号バイパスは非常に距離が倍近くある。ただ単に人家がないあるいは農地だからという理由で計画されたのではないか、というご質問でございますけれども、これにつきましては質問者もおっしゃっていましたとおり、十年以上前から二九六号線の
バイパスということで、当初、旧二二四号線の延長という形で計画されたわけでございます。しかしながら、この
都市計画道路につきましては、幅員十六
メーターの
都市計画道路でございまして、環境問題、あるいはまた
バイパスとしての幅員が十分にとれないというようなことから、昭和四十七年に新しい
ルートを検討するということで、その後、
促進協議会の中で
ルート案については協議をいたしてきたわけでございます。そういう中で、現在新しく発表いたしました
ルート案が出てまいりまして、
促進協議会でも了承をしたという経過でございます。
この迂回しておる道路につきましては、
バイパスルートということでございますけれども、県で計画いたしております北総
中央道構想というのがございます。その構想との整合性ということも考え合わせまして、現在のルートに決まったわけでございまして、農地である、あるいは人家が少ないというようなことからこの
ルートを決定した、ということではございません。
次に、
成田新幹線との関連でございますけれども、ご存じのように
成田新幹線につきましては、地元の
公共団体がこぞって反対をいたしておるわけでございます。もちろん県につきましても反対をいたしております。そういう中で、私どもといたしましては、あくまでも新幹線については反対の立場を通していくということは、すでに決まっておるわけでございます。そういうことを承知の上で、私どもとしてはこの
バイパスルートを選定したわけでございまして、新幹線が将来この路線と競合して取るんじゃないかというようなことでございますけれども、私どもとしては新幹線についてはあくまでも反対の立場を貫いていくということでございます。
それから、酒々井の終点から
東関東自動車道に交差する、これとの関連はどうかということでございますけれども、これは私どもといたしましては、あくまでも将来は北総中央道というような形での道路になるのではないかということでございます。したがいまして、この道路につきましては、国道もしくは県道となるかは、いまのところまだはっきり具体的に決まっておりませんけれども、そういう
都市計画道路としての
位置づけでございます。
それから、住民の方々が日常、現在の道路でもう十分であるというようなことで、特に新しい
ルートをつくらなくても問題はないというようなことでございましたけれども、やはりこの県の道路網の
ネット網を見ますと、この北総地域の
幹線道路というのは現在ないわけでございます。そういうようなことから県といたしましても、先般、新たに十四路線の
都市計画道路構想を持ちまして、その中の一つとしての北総中央道の
位置づけを、構想を持ったわけでございます。そういうようなことから、これは平面の道路でもございますので、
付近住民の方々との
生活関連道路との整合性も、
事業実施の段階には
十分配慮をいたしてまいりたいというふうに思います。
それから、この
計画道路については
公聴会等が必要ではないかというようなご趣旨の質問だと思いますけれども、この
都市計画道路につきましては、ご指摘にございましたように八千代、佐倉、船橋、さらに酒々井町が加わりまして、四団体で
促進協議会をつくってやってきておるわけでございます。そういう中で県も入りまして、いろいろこの路線の計画について協議をいたしたわけでございますけれども、あくまでも地元に対する周知の仕方は、やはり広報あるいはそういうもので周知させる。なお、
計画決定の前提としての広告、あるいはまた
意見聴取、その際には住民の方々の質疑に応ずる
縦覧場所、そういうところで
質疑応答を行いたい、そういうことで協議が調いました。したがいまして、これが具体的に事業を実施するという段階になりますれば、当然、地元に入って説明会をし、納得を得られるような形で行う、こういうことでございます。
〔
土木部長大場文吉君登壇〕
◎
土木部長(
大場文吉君) ご質問中、所管の事項についてお答え申し上げます。
二九六号線の
バイパスによって、馬込沢から
木下街道を経て原木─松戸線に行くであろうというような想定のご質問でございますが、馬込町から北上して
木下街道に行く
ルートは確かにございますけれども、相当広幅員の道路で南下するという計画でございますので、現在、非常に狭隘な
木下街道を通って原木のインターに乗るというのは、きわめて少ないのではないかというような、われわれは考え方を持っております。しかし、この道路はいずれにしても、
木下街道については十二
メーター、原木─松戸線については十八
メーターの
都市計画決定を見ております。原木─松戸線については一時調査をした経緯がございますけれども、まだ、いつの時点で着工するかというところまでは至っていないように私たち承知しておるわけでございますが、今後、県等の意向を聞きながら、十分、話について煮詰めをしてまいりたい、このように考えております。
以上です。
〔三十六番
川崎忠治君登壇〕
◆三十六番(
川崎忠治君) 最初の答弁で
経済部長が、この
バイパスがまだ具体的になっていない、具体的になったときに農業との関連で
十分調査をし、検討をするんだというふうなことで、非常に重要性なこの問題について、いままで
余り関心を持っていなかった。これから住民から問題提起されれば、農民から問題提起されれば、いろいろ
農業協同組合や、その他の機関と話し合って検討いたします──こういう内容なんですね。
これは、農民にとっては一番重要な問題なんですね。農業をやめなきゃならないか、あるいは後継者がこの問題によって他の職業に移ってしまうんじゃないか、農業がこれによってできなくなるんだ、破壊されるんだと、こういうことに通ずるような重要な内容なんですね。それも二和や三咲、神保町、さらに金堀、こういう地域の農民は、船橋の農業の問題にとってみても、重要な位置を占める方々であり、そして中堅的な
農業経営者なんですよね。だからこそ六十名の農民が今度陳情を出しているわけです。署名の数が百二、三十になっておりますが、戸数では六十軒の農民が陳情を出している。大部分は農業によって生きている、農業を中心としていそしんでいる、一生懸命やっている農家なんですよ。こういう方々が心配して、この問題について二月十五日の発表以来、日夜、どうするかということで首をひねっているわけです。それなのに部長の答弁は、これから問題があれば研究し、検討しましょうよ──。これでは農民にとっては納得できない答弁なわけなんですね。
ですから、私は、このように農民問題一つとってみても、本当に市民の立場、住民の立場になっていないという中で、県や市が住民に知らさないでこの計画をずっと進めてきた、この点を強く指摘したいんです。ですから、この問題をいま私が提起いたしましたけれども、農民から出される陳情書、これを十分検討して、この問題については住民の立場で、
経済部長としては農民と一緒に農業を守る、そういう私の任務の遂行にがんばりますというふうな決意でも披瀝してくれなければ、農民は納得しないと思います。この点もう一度ご答弁を願いたい、このように思います。
その次は
企画部長の答弁なんですけれども、現在の国道二九六号──
バイパスというのは、現在の国道を迂回する。国道が混雑しているから、なるべくこれに近いところを迂回する、こういう立場で
バイパスというものは決まっていくんです。ところが、中野木の起点から大きく北の方へ、現在の市内を通ってる国道の延長にも等しいような距離を北上し、さらに右に大きく迂回して、
バイパスとしては何ら関係のないような形の道路が建設される、これが
バイパスと言えるでしょうか。それも、先ほど申しましたけれども、
東関東自動車道、これとの関係の方が非常に多いというふうに言われておりますところのこの計画、これは真に
バイパスとしての役割りはもうないんだというふうな理解に立っておるけれども、どうしても道路をつくらなきゃならぬ、それには一番買収しやすい──まず人家が少ない、そしてこの道路が
余り抵抗のない形で建設できる、こういうところをねらって案を立てたのが今度の案じゃないか、というふうに思います。
ですから、当然そこには優良な農地がつぶされる。そしてこれから生産される野菜やその他の果物、船橋の野菜の生産、あるいは果物の生産で大きな役割りを果たしているこの地域がつぶされていくんです。これは道路幅が買収される、こういうことだけじゃないんですね。その前後の農耕上の往復の問題、そしてその道路の建設によって、環境がもう農業ができない環境に追いやられていく、こういうことも意味するわけです。ですから、真に船橋の農業を守っていく、こういう立場からすれば、こういう土地こそ大事にして、農業の発展を保障してやらなきゃならぬというふうに思うわけです。こういう意味では、ただ単なる買収を安易に行うという意味での計画だというふうに考えます。この点について農民がこぞって反対する、そういう気持ちを私は
十分理解ができますので、部長、この点については十分再考するように県に働きかけることが必要じゃないかと思いますので、もう一度この点についても二度目の答弁を願いたい、このように思います。
それから、市内の交通の混雑の問題です。先ほど
土木部長から、成田の方から入ってきた、
バイパスを利用した車が、
木下街道は狭いので、大部分は花輪の方向に流れるんでしょう、こういう答弁が行われました。
船橋全図を見てください。東京へ行くのに、わざわざはるかかなた東へ向かって、また西へ向かう。これは交通の原理から言ったら考えられないことなんですね。少しでも短い距離、そして自分の向かう方向へ車を動かすというのが常道なんですよ。そうなりますると、当然、
木下街道へ出る。あの馬込でもって
木下街道を左折して、上山町や藤原町の間を通って、そして競馬場へ抜ける、こういうことになるわけです。ですから、この地域が現在でも非常に混雑している。あそこはもうどうにもならぬです。これがさらに拍車がかかるということになります。
ですから、この案が恐らく、
木下街道に沿って住んでいる住民がこれを聞いたなら、本当に怒りを持って反対することは私は明らかだと思うんですね。土地を買収される農民に、これに劣らない
交通地獄、
排気ガスのあの渦の中で生活している
木下街道沿線の住民が、これは絶対反対だということになることは当然だと思うんです。(予定時間終了五分前の合図)そういう意味から
土木部長もこの計画、無謀な計画に対しては断固として反対するべきだと思うんですよ。そういう意味でもう一度、私の言ってることが理屈にならないかどうか。なるほど理屈だということであれば、それは
土木部長も
企画部長と一緒になって、県にこれは練り直せというふうなことを提言すべきだと思うんですが、もう一度、答弁を願いたいと思います。
時間がなくなってきましたので、言いたいことを少し縮めまして申し上げます。
広報に、
促進協議会や市がこの案を了承したということを発表いたしておりますね。この了承したということは、この計画に賛成だということなんですね、了承ということは。言葉は多少違いますが、これは賛成ということなんですよ。そうしますと、私が先ほど言いましたように、こういう重大な問題を、関係者──農民や、
自分たちが住んでいるところの町内会を通過されようとするところの住民、これに何ら話もしない、公聴会も開かない、こういう中で決めてしまうということは、やはり官僚主義的な、
住民不在の政治をこっそりやっているということになると思うんです。(「そうだ」と呼ぶ者あり)これに対して住民が怒るのは当然ですよ。
仮に
都市計画の小審議会、これが船橋の意向を受けて、
船橋オーケーですよという意向を受けて、審議会を通り、
事業実施の段階に入った場合、これは大きな抵抗に遭うでしょう。こうなりますると、ますます市と農民や住民とのあつれきは深くなっていく。いまこういう事態が察知できる現在、これを白紙撤回するように県に働きかけて住民の要望にこたえるべきだ、こう思いますが、この点をもう一度、住民の立場でご答弁を願いたい、このように思います。
時間がないので、恐らくもう一回立つことができないと思いますので、最後に、この不当な計画案を関係者は非常に憤りを持って反対しているということを私はこの場で申し上げて、白紙撤回されることを心から願って、時間がありましたらやりますけれども、質問を終わります。
〔
経済部長浅川英昭君登壇〕
◎
経済部長(
浅川英昭君) 再質問にお答えいたします。
先ほどお答えいたしましたのは、その
ルート案のいろんな構造的な面がまだ明確でないということでお答えしたわけでございますが、私としては、いずれにしましても農業を担当しているわけでございます。この
ルート案の問題だけではなく、この船橋の置かれた農業の優位性というものを十分認識しておりますので、より一層、この農業の振興施策を推進する決意でございます。
以上でございます。
〔
企画部長成田知示君登壇。「時間内に答弁を終わるようにしろよ」と呼ぶ者あり〕
◎
企画部長(
成田知示君) 再質問にお答えいたします。
農耕上、農業をやっていくに優良な農地を買収するようなことをやめたらいいじゃないかというようなことでございまして、確かに
優良農地でございます。しかしながら、
都市計画上のネットワークとして、この
都市計画道路は必要でございます。そういうようなことから、十分地元の方々には
事業実施の段階でご説明を申し上げたいということでございます。
さらに、今回、勝手に決めたのではないだろうかというようなこともございましたけれども、これらについては、私どもとしては
ルート案が決まり次第、なるべく早く住民の方にお知らせするということから、二月十五日の広報で発表いたしたわけでございますので、(予定時間終了の合図)ご了承いただきたいと思います。
〔
土木部長大場文吉君登壇〕
◎
土木部長(
大場文吉君) 再質問にお答えします。
先ほど、北上して
木下街道に出ないであろうという見解は、現在、
木下街道はご案内のように非常に交通が重複しております。したがって、現在の
計画決定幅員は十二
メーターでございます。現在、約十
メーター前後でございますから、これが
都市計画決定の幅員で整備されたとしても、余り
交通渋滞は緩和されないだろうという私の見解を述べたわけでございます。したがって、重複している道路にわざわざ北上していく車は少ないであろう、という趣旨のことを申し上げたわけでございます。
いずれにしても、この道路については、原木─松戸線とともに
都市計画決定をしておる道路でございますので、いずれは整備がされるというふうにわれわれは考えておりますけれども、両道路とも県道でございますので、市が直接、幅員を拡幅するというような事業は持っておりませんので、事業主体であるところの県と協議してまいりたい、このような説明をしたわけでございますので、ご了解願いたいと思います。
以上です。
─────────────────
○副議長(
菅井長七君) 五十一番野村清君。
〔五十一番野村清君登壇、拍手〕
◆五十一番(野村清君) 質問いたします。最初に弱視児童についてお伺いをいたします。
現在、市内の弱視児童の実態はどのように把握をされているか。小学生、中学生、高校生、または中学卒業後の状況についてわかっている範囲、お答えを願いたいと思います。
船橋市の弱視学級は、県下に先駆けて昭和四十七年四月に小栗原小学校に開設され、本年で九年目になるわけでありますが、いま弱視児を持つ親たちは、子供たちに十分な教育を身につけさせたい、そして障害を乗り越え、生きがいのある人生を送らせたいと念願しております。見えにくいという障害を持ちながら普通学級の友達とともに学んでいくということは、なかなか困難なことではないでしょうか。しかし、子供たちの成長していく過程では、盲学校ではなく、普通学級での子供たちとの交わりは非常に大切だと思います。特に本年は国際障害者年でもあり、ぜひとも小学校卒業と同時に、落ちこぼれのないよう、中学校においても小中一貫した義務教育が平等に受けられるよう、弱視学級の新設の重要性を強く県にも働きかけるよう、その考え方についてお答えを願いたいと思います。
次に、中央競馬会よりの迷惑料についてでございますが、五十五年度分、五億二千九百七十九万円ということでありますが、現在、中山競馬場より三キロ以内の環境整備に使用するということになっておりますが、どのように使用されたか、五十五年度の地域と、事業内容について説明をお願いいたします。
聞くところによりますと、毎年、配分のパーセントが下回ってきたと聞いておりますが、その理由についてもお願いをいたします。
次に、ごみ袋についてでございますが、いま市内の小売店、約六百八十カ所へ業者より直接配送されており、その料金は一袋一円五十銭と聞いております。いま議会で発行している議会報は、六百九十八カ所の自治会、町会、その他に業者より配送されておりますが、その料金は一部九十三銭となっています。少しでも安く市民に活用させなければならないと思うのでありますが、配送料金について再検討し、もう少し配送料金を下げさせる考えはあるかどうか、お伺いをいたします。
次に、防災無線の設置についてでありますが、今年、災害非常時の情報を伝達するという目的で百五十本設置されることになっておりますが、私はここで多目的に幅広く活用するために、次の何点かについて提案いたしたいと思います。その考え方についてのお答えをお願いをいたしたいと思います。
一つ、現在浦安では実施されていると聞いておりますが、火災の場合、その地域へ何丁目のどこが現在延焼しているというようなことを放送している、このように聞いております。または市の広報の行事を地域ごとに放送をする、または選挙中棄権防止のため各地域に報道する等の、多目的に幅広く活用する考えがあるかどうか、お伺いをいたします。
次に、現在大きな社会問題となっている校内暴力も、初めは高校生であったが、最近では中学生、小学生にと変わって、新聞、テレビ等で騒がれるようになりましたが、当市にとってこの問題を教育委員会では向こう岸の火事ではなく、当然各学校に指導されていると思いますが、どのように、またその原因はどこにあると思われるか、そのことについてのお答えをお願いしたいと思います。
次、道路公団の市への迷惑料についてでありますが、現在船橋を東西に走る京葉道路の一角に、海神町─南本町線と並行している、南本町県営住宅の南側に当たる
有料道路の土手、約百
メーターぐらいの範囲に、料金所の領収証で一面に白い花が咲いて、まことに見苦しい姿になっているのが見受けられます。中央競馬会でも、住民に迷惑をかけるということで、いまでは迷惑料ということで市に支払われているのでありますが、私は道路公団においても、騒音、ごみをまき散らすという、そういう迷惑料として市に支払わせるような交渉をしてみる考えがあるかどうか、お伺いをしてみたいと思います。
次に、藤原町に今度、公営住宅八十八戸ができるわけでありますが、そのうちの四カ所が身障者用と聞いていますが、どのような設備がなされているか、お伺いをいたします。
次に、武蔵野線の歩道橋の下の利用でございますが、約百五十坪ぐらいの歩道橋の下の空き地があるところがございます。この辺は競馬開催のとき裏通りとして非常にマイカーが多く通る場所でございますが、子供の遊び場もないこの地域で、もしこのようなところを借り、そして、ぶらんこ、滑り台、多少のものを備えて、ちびっこの遊び場として提供するように、鉄建公団に交渉する考えがあるかどうか、お伺いいたします。
第一問を終わります。
〔学校教育部長鎌田初君登壇〕
◎学校教育部長(鎌田初君) ご質問のうち、所管事項についてお答え申し上げます。
まず最初に、弱視学級の問題でございますけれども、現在どのような実態かということでございますが、本市に弱視学級ができましたのは昭和四十七年でございますが、現在九名の子供たちを小栗原小学校で指導をしております。中学生につきましては、現在七名が各学区の小中学校に通っている状況でございます。なお、小栗原小学校では平常は普通学級で授業を受けておりますが、在籍者九名でございます。そのうち六名につきましては、週九時間から十四時間のプログラムを組みまして、個別に指導をしております。指導の教科は主として国語、算数であります。訓練が必要な者についてはこれも課しております。他の三名についてはこれを組んでいませんけれども、必要に応じて指導をいたしております。
なお、中学校で弱視学級を開設するあれはないかということでございますが、現在では普通学級でまずまず適していると考えております。小学校で六年間の訓練によって、レンズ等の効果的使用になれてきている。また、テスト用紙等につきましては小栗原小学校がセンター的役割りを果たしておりますし、文字を拡大して、その便を図っております。今後の計画といたしましては、総合教育センター内に設ける予定になっておりますところの教育相談部で、個別指導、教材の育成等のサービスを実施してまいりたいと思います。中学校に弱視学級開設ということは、他県での実施状況等からも困難点がありますので、非常にむずかしい状況にありますが、県ともよく協議していきたいと思います。
次に、校内暴力の問題でございますが、どのように指導をしているかという点につきましてお答え申し上げます。
まず、校内暴力は未然に防ぐということに懸命に努力をしております。校内おける生徒指導体制の確立が大事であります。さらに、教師チームによって生徒指導を充実するということが大事でありますし、暴力によらずに、話し合いを通して解決をする習慣を身につけさせること、それから望ましい集団活動のあり方等について指導をし、学級会、生徒会等におけるチームワークと申しますか、そのような指導が大事であります。豊かな人間性を育てるために、学校づくりによって生徒の生きがいを育てるということ、なお、教師、父母、地域が一体となって指導をすること、この辺につきましては、PTAあるいは地域の方にも十分にご協力を賜っているところでございます。
以上のような事柄につきまして、教育委員会としてもいろいろな組織を通じ、校長会あるいは教頭会、あるいは生徒指導主事の会等、機会あるごとにこれらの点について指導をしているわけでございます。
次に、それらの原因について、校内暴力がどういう原因で起こるのだろうかという点でございますが、生徒自身の粗暴は、狂悪性とか爆発性などといいまして、資質上の問題あるいは家庭環境、特に父母の養育態度に問題があると思われるものがあります。このようなことが背景になって、しかもその上に学校で誘発原因がいろいろ加わって、その結果といたしまして欲求不満が爆発をさせている、というようなところに考えられます。
学校にかかわる原因として、生徒の声とかいうようなものを挙げまして紹介いたしますと、学習内授業がわからないので学校がつまらない、学校には全身を打ち込むものがない、学業成績が不振で劣等感を持っている、注意の仕方が気にくわない、日ごろから何かにつけていたずらあるいは悪者扱いにされている、刺激的な言葉で注意するので頭にくる、何かがあると特別扱いにされる、非常に規則が厳し過ぎて話を聞いてくれようとしない、教師に反抗することによって仲間から認められるという、もろもろの子供たちの考え方がそれらの原因になってきていると思います。
これらにつきましては、十分指導をしているところでございますが、現在船橋市内においては特に大きな集団的な暴力とか教師に対する暴力事件というものは現在までのところ起こっておりません。
以上でございます。
〔財政部長小杉幸治君登壇〕
◎財政部長(小杉幸治君) 中央競馬会から交付される環境整備費についてお答えを申し上げます。
五十五年度の使用内容でございますが、五十五年度は西船跨線橋の塗装工事、西船、小栗原地区の歩道設置工事、それに北本町、夏見、古作町の排水関連整備事業、勝間田、本町北両公園の整備事業、西船児童館、夏見公民館の建設事業、それに
都市計画道路三四一四号線及び藤原市営住宅取付道路の整備事業、
都市計画道路の三四二二号線及び仮称東中山公園の用地取得事業、そして船橋駅西側の自転車駐車場の設置事業が充てられております。五十六年度におきましても、昭和五十五年度同様に道路と下排水路の整備、公園、児童遊園、
都市計画道路の整備事業に充てるべく予定いたしております。
毎年下回っているということでございますが、これは大きな要因としては、競馬収益の収益率が年々ダウンされているということが一番大きな要因でございます。しかし、今後とも競馬公害にかかわる関連事業というのは非常に大きいものですから、当初計画の一%内にこぎつけるように、今後とも努力をさせていただきます。
〔環境部長竹下昭治君登壇〕
◎環境部長(竹下昭治君) ごみ袋の配送手数料のご質問でございますけれども、ごみ袋の配送につきましては、広報等の配送と異なりまして、私どもはごみ袋の保管、それから注文に応じての配送、それから小売店で売った金の集金、それらを全部含めまして一円五十銭で委託をしております。紙袋というのはかさばるものですから、小売店等で若干──一カ月に数回の注文が出てくると、なかなか数多く置けないものですから、それらの注文に従って配送しなければいけない。それで、その配送料によって翌月集金をする。さらに紙袋がいつでも配送できるように、約十万袋以上のものは自分の倉庫に管理をしておかなければいけないというような内容も含めまして、その料金でやっておりますので、これを引き下げる考えは現在は持っておりません。
以上でございます。
〔広報部長大石喜美夫君登壇〕
◎広報部長(大石喜美夫君) 防災無線の活用についてでございますけれども、他市の状況、またご質問者のおっしゃられる事項を十分踏まえまして、今後、関係部課とその活用については協議をしてまいります。
〔建築部長佐藤国俊君登壇〕
◎建築部長(佐藤国俊君) 藤原団地に設けます身障者向け住宅の件についてお答え申し上げます。
一応、私の方としましては一般身障者向け住宅、すなわち身障者向け住宅には、車いすを利用する身障者向け住宅と、それから目だとか耳の遠い方々を対象にいたします一般身障者向け住宅があるわけでございますが、われわれの方として藤原団地に建てますのは一般身障者向け住宅でありまして、一応、便所、ふろ場等に手すりをつける。それからチャイムを、将来希望する者が利用できるようにチャイムの配管をいたしております。
その他一般住宅とは変わりないわけでございます。
〔都市部長石川龍夫君登壇〕
◎都市部長(石川龍夫君) ご質問のうち、児童遊園関係につきましてお答えいたします。
まず最初に、市立高校の定員増の問題でございますが、五十六年度から、普通科につきまして新一年生九十名増加し、二百七十名となります。五十七年、五十八年、逐次定員増を図り、五十八年には普通科八百十名、十八学級、商業科二百七十名、六学級、想定数千八十名になる予定でございます。二十四学級でございます。
この理由でございますが、中学校の三年生の生徒数の推移を見ますというと、この三月の卒業生が七千七十五であります。このうち九五%が高校進学希望でございます。ただ、五十七年はひのえうま等のあれもありまして、二百三十五名減少いたしますが、五十八年には千三百名ぐらい、約一九%の前年比増ということになります。そういう関係で、定員増を図ったわけでございます。普通高校を図ったわけといたしましては、高校進学者のうちの九一%が普通高校希望でございます。
なお、高校の施設につきましては、このたびの改築によりまして、普通教室二十四、対処できております。
次に、通学路の整備につきまして、この件につきまして鋭意努力をしているわけでございます。その結果といたしまして、通学途上の交通事故は、ほとんどなくなるまでは至っておりませんけれども、一応五十五年度、いままでに十四件、これは全交通事故の一割程度に当たります。スクールゾーンの整備等につきましても、予算の中では一応通学路標識板百二十本予算化いたしまして、対処をしていくつもりでございます。
なお、通学路については、法によりまして四十名となっておりますが、学校といろいろ協議をいたしまして、現在では、四十名を切っても要望によって実施をしている段階でございます。
私道につきましては、地主との折衝上、非常に困難な面もありますが、舗装等については、積極的に各課の協力を得て取り組んでまいりたいと思います。
以上です。
〔
土木部長大場文吉君登壇〕
◎
土木部長(
大場文吉君) 所管の事項のご質問についてお答え申し上げます。
最初に、都市排水でございますが、現在の進捗率は六五・一%ということでございますが、非常に(予定時間終了五分前の合図)未熟なところがあるんですが、問題は海老川の治水対策ときわめて関連がございますので、この辺については、われわれが改修すれば水が通るということはわかっておるんですけれども、海老川対策の関連が、それがうまくいかないという、一つの大きい問題点がございます。
それから、しょっちゅう水の出るところをわれわれは二十二、三カ所を指定して、そこについてどうするかということを検討しておるわけでございますが、やはり現在の川の下を掘るということが、一番最良の方法であろうというようなことで、五十六年度については五千五百万を投じて、川のしゅんせつをするということでございます。
次に、天沼交差点の問題でございますけれども、これは駅前線について現在県でやっておるわけでございますが、まだ一部、用買が完全に終わっておりませんが、五十六年度について、西側だけでも用買を含めて工事に着工する、というような段階に来ておりますので、それの完成が片側だけでもできれば、相当大幅な緩和ができるだろう。さらに市も三四二〇号線についての用買をしておりますので、その見通しがつき次第、早急に工事に着手して緩和対策を図っていく、このように考えておるわけでございます。
次に、
中野木交差点でございますが、これは県の方に強く要望しております。現在、平面交差ということで交差点改良しておるわけでございますが、市の要望はあくまで立体交差ということで要望しておるわけでございますが、立体交差については二九六号の
バイパス線との関連で考えたい。現在、平面交差の改良事業をやっておりますので、なかなかむずかしい──こういうことでございます。大体、青写真といたしましては、海神─前原線の上を二九六の
バイパス線がオーバーで通過する、このような計画であるようでございますので、二九六の事業着工と同時に、早く着工できるように、今後も県の方に強く要望してまいりたいと思います。
以上でございます。
〔管理部長大木林太郎君登壇〕
◎管理部長(大木林太郎君) 県立高校の今後の誘致の見通しでございますが、今年四月には船橋法典高校の開校が予定されております。明年につきましては開校の予定はございませんが、五十八年四月につきましては豊富地区に開校予定で現在作業を進めております。
〔
企画部長成田知示君登壇〕
◎
企画部長(
成田知示君) 潮見町地先の海浜公園の規模、それから管理内容、さらに第二期埋立との関連でございますけれども、簡単にお答えいたします。
人工干がた部分は約六十ヘクタールでございまして、これは潮干狩り場として利用いたしたいというふうに考えております。それから陸上部分は十二ヘクタール、市が行う今回予算にお願いしてあります流水プール、駐車場、それから野球場、テニスコート、護岸敷ということでございます。
それから、第二期埋立との関連でございますが、これはあくまでも暫定利用ということでございますので、公園の一部を除きまして、レジャー施設につきましては、第二期埋立の中に十万坪の公園緑地の確保を要望いたしてございますので、それまでの間の暫定利用ということで考えております。
〔環境部長竹下昭治君登壇〕
◎環境部長(竹下昭治君) 北部清掃工場の関係ですけれども、現在の東町の第二業務がそのまま移るということで、職員の配置はそういうふうになります。労働条件については、現在の業務とそう変更はございません。
以上でございます。
〔
経済部長浅川英昭君登壇〕
◎
経済部長(
浅川英昭君) 海浜公園の管理運営についてお答えいたします。
人工干がたを含めたレジャー施設の管理運営につきましては、施設が非常に多目的にわたっておりますので、同一課でこれを管理運営するということは、非常にむずかしい面があるわけでございます。したがいまして、漁民の転業対策面もあることから、第三セクターを設立して施設を貸与して管理運営をさせるか、または(予定時間終了の合図)委託方式とすべきか、これは施設の設置内容との関連から、現在検討している段階でございます。
以上です。
〔広報部長大石喜美夫君登壇〕
◎広報部長(大石喜美夫君) 町外れ安全灯に対する農地の影響ということでございますけれども、過去にはたしか一、二お話を聞いております。したがいまして、その後、農地に影響する場合にはできるだけ二十ワット螢光灯を使用して、影響のないように設置をしております。
〔財政部長小杉幸治君登壇〕
◎財政部長(小杉幸治君) 指定金融機関の関連でお答えを申し上げます。
指定金融機関につきましては、昭和三十八年に地方自治法二百三十五条の規定に基づいて、議会の議決を受けて千葉銀行を指定してございます。特別の事情、支障のない限りはこのまま継続をさせていただきたいと思っておりますが、ご指摘のサービス云々の問題がございましたけれども、金融機関というのはサービスというのが生命線でございますので、この点については何かの間違いじゃないかと思いますけれども、厳重に私は確認をさせていただきます。
〔建設局長篠塚弘治君登壇〕
◎建設局長(篠塚弘治君) 私どもが実施を見ております都市施設の公共用地買収交渉の問題でございますが、確かにご質問者のおっしゃるように、必ず代替地が必須要件となっているのが実情でございます。用地課におきまして、昨年、八王子市外川崎、横浜など十一市実態調査をしてございます。庁内的にはいろいろご提案も申し上げておりますが、さらにこの問題につきましては、京成の高架事業あるいはこの関連
都市計画街路事業、県事業における海老川の河道、調整池問題などを含めて、非常に用地買収の困難性がございますので、さらに庁内的にこれを詰めてまいりたい、このように考えております。
〔税務部長萩原忠君登壇〕
◎税務部長(萩原忠君) 所管についてお答え申し上げます。
五十七年度の評価がえに伴いまして、地域の格差の是正と市民に納得させられる方法ということでございますが、ご案内のように、評価につきましては五十七年が評価がえの時期でございますが、五十六年度中に事前の調査がございます。それで、自治省並びに県の地方課を通じまして、平均上昇率が出されるわけでございまして、これに基づきまして当市の土地の評価をするわけでございますが、過去数年間にわたりまして、近隣市との調整は常にとっておるわけでございまして、徐々に格差がなくなってきている状態でございます。そういう中で、五十七年のときにはなお一層近隣市との調整を図って──県の評価審議会がございますので、そこに提案いたしまして、できるだけ早い時期に調整できるように、事務を進めていきたいと思っております。
なお、これを市民に納得させる方法でございますが、五十七年度の縦覧の時期に、広報を通じまして縦覧をしてもらいたいというPRをいたしたい、こういうふうに考えております。
〔十六番伊藤浅由君「議長、議長、議長」と呼ぶ〕
─────────────────
○副議長(
菅井長七君) 十二番山本和宏君。
〔十二番山本和宏君登壇、拍手〕
◆十二番(山本和宏君) 市長が出張先で病に倒れてから、市長不在の定例市議会はこれで三回目でございます。脳血栓の後遺症に対する機能回復訓練が順調に進んでいるというご報告をいただいたわけでありますが、大変喜んでおります。一日も早く社会復帰が可能な状態で、船橋に戻ってこられることを希望しておきます。
それにつきましても、やむを得ない事情下にあるとはいえ、八カ月にもわたって長期に市長が不在であるということは、しかも、この三月の大事な予算議会に欠席しているということは、大変異常な事態でございまして、そのことの与える影響も非常に大きいものと危惧しております。
一般会計七百十億、特別会計、企業会計合わせて約千八十億にも上る五十六年度予算の調製及び執行、その中には高度の政治的判断を要するものも多々含まれていると思います。しかも本市の場合、市庁舎、北部清掃工場、市立医療センターの建設など、大型プロジェクトを抱えております。そのうちの医療センターについては、先ほどもお話ございましたように、起債の許可が得られないという事態になっております。また、これも先ほど問題になりました二九六号線の
バイパス問題であるとか、東西線の延伸、それから京成線の立体化など、重要な交通問題も抱えております。また、学童保育など幼児や学童の福祉教育をめぐっても、早急に解決を迫られているさまざまな問題が山積しております。
このような重要な時期に、市長が長期にわたって不在であるということ、市政執行上、市政の運営上も大変な影響があると思いますが、どのような影響が出ているのか、影響は余りないのかどうなのか。執行部側からのご回答をいただきたいと思います。
そのような状況のもとで調製されました五十六年度の予算ですが、一見して驚かされることは、一般会計の対前年度の伸び率がわずか一%と、極端に低く抑えられていることであります。国の地方財政計画は、財政再建のためということを理由に、減量経営の押しつけで地方財政支出を徹底して抑制してきています。これに忠実に従ったものだといたしましても、これは余りに極端と言わなければなりません。押さえられている国の地財計画の伸び率でさえ七%、それをはるかに下回る一%でございます。
このように低い伸び率になった理由として、予算概要説明によれば、大型事業である東部図書館、習志野台公民館、一宮少年自然の家等社会教育施設の建設事業が完了し、また仮称北部清掃工場建設が最終年度を迎えたこと、が主な理由ということで説明されております。
一見、大変もっともなようでありますけれども、しかし、一方で伺うところによりますと、学校四校分の用地、教育センター、公民館などの用地の買収が、最終的には補正として約六十億ぐらい出てくる、というようなことを聞いているわけであります。そのように今後予想されるものがあるならば、これをなぜ当初から入れておかないのか。六十億といえば、約八・五%に当たるわけです、去年五十五年度の予算からいいますと。これを入れれば何ということはないんです。一%とあわせて九・五%ぐらいの伸び率の予算になるわけです。これは大体県内の他市並みだというふうになるわけです。こういうふうに見てみると、一見もっともなような理由が、ここで崩れてしまって、これは何かトリックがあって、それを隠すための隠れみのにすぎないのではないか、こう疑ってしまいたくなるわけであります。
そこで伺いますが、市の実施計画にものっていて、ことし当然実施されることが予想されている、いま申しました学校や公民館や総合教育センターの用地の買収、これをなぜ当初から組んでおかなかったのかということです。補正を予定しているならば、それだけの歳入の伸びも当然予想してのことと思います。最初からそれもどうして組み入れておかなかったのか。その理由を伺いたいと思うんです。
地財法三条によりますと「地方
公共団体は、あらゆる資料に基いて正確にその財源を捕そくし、且つ、経済の現実に即応してその収入を算定し、これを予算に計上しなければならない」こう言っておりますけれども、こういうあらゆる資料に基づいて正確に財源を捕捉する──そういう面では、たとえば非常に市税の伸び率は低く押さえているわけですね、当市の場合は。地財計画では一五・二%、ところが当市の場合は一三・四%、そのうちで特に異常に低く押さえているのが法人市民税なわけです。これは私の計算で、間違っていたら指摘していただきたいんですが、国の地財計画では二〇・〇七%になるんではないか。当市の場合は四・三一%。こういうふうに低く見積もっているわけです。このあたりの理由を明確にしていただきたいと思うんです。
次に、市立病院センターの問題で、いま先番議員の質問に対して、なお努力していくということでございますが、市としての努力にもかかわらず、もうすでに十二月議会では三月議会までに起債がおりなかったらどうするんだ──これはわが党の佐藤議員だと思いますが、そういう質問に対して、確信のあるようなご答弁で三月議会には出せるようなお話でした。しかし、結局いまになってみるとそれはできていないわけですね。いまはあと六カ月猶予欲しいというようなことを言っている。もし六カ月たって起債がおりなかったらどうするのか。どういう打開策を考えているのか、その点をお答えいただきたいと思うんです。
次に、障害者年に当たって、障害者に対する福祉、これを予算概要によりますと、これを契機に一層充実、強化に努める──さまざまな施策が新規で出されております。これは五十六年度予算の目玉であると思います。これらは大いに評価できると思うんですが、指摘しておきたい点として、一つは国連が提唱している十年計画の策定──十年後の到達目標を明確にした上で、年次計画を立ててやっていくという点では、地方自治体もそのように長期的展望を明らかにして、毎年着実に前進させていくということが大事だと思います。市としてこの点をどう考えているのか。
さらにもう一つ、このような計画を策定する場合、障害者の参加ということが大変重大であります。伺うところによりますと、障害者団体と去年十一月ごろですが、十一の団体と聞いておるんですが、いままでは個々に話してきて会ってきたんですけれども、初めて合同で話し合いを持って、大変有意義であった──。こういうことはぜひとも恒常的にしていただきたいわけであります。そのためにも、ぜひとも制度化をしていく必要があるのではないかと思います。
総合福祉センターの建設を図るために、協議会の設置が計画されているんですが、その構成は、聞きますと、市当局のメンバーだけで構成するように伺っているわけです。これでは障害者の声が十分に反映できるかどうか、大変疑問であります。私は障害者の代表や学識経験者も含めて、こういう協議会をきちんとつくっていくことが大事だと思いますが、この点についての考えを聞かしていただきたいと思うんです。
それから、昨年の三月議会に、私は、障害者年に向けての五十五年度の市としての取り組みについて質問したわけですが、そのときに提起いたしました、障害児が中学校を卒業して以降、就職の実態というものが市で十分把握されていない。この問題については、教育委員会と福祉部とが連携をして、実態を把握して対処していかなければならないんではないかということに対しては、非常に前向きに検討するというご答弁をいただいているわけです。この一年間どのようにこの点を進められてきたのか伺っておきたいと思うんです。
それからもう一つ、点字ブロックを市内にたくさんつくる、特に今度習志野台にできます東部図書館の周辺にも、点字ブロックをつくるということですね。こういうことは非常によいことだとは思うんですが、この問題で、特に図書館での障害者サービスについて提案をして、ご意見を伺っておきたいと思うんですが、今度の東部図書館では、視力障害者のための対面朗読室というのを設けるんだということを聞いております。これは大変よいことだと思うんですが、そのほか点字図書を置くとか、それから録音図書ですね、こういうものを制作や貸し出し、こういうものをやる必要があるんではないか。これは、実際に点字図書館なんていうのがあって、そういうところとタイアップしてやっている川崎市のような例があるわけです。それからそれだけではなくて、病院入院患者への出張貸し出しであるとか、それから図書館まで来られない人たちに、家庭へ配本をする、または郵送貸し出し、こういった制度をぜひとも考えていただきたい。要は、図書館でだれでも、どんな状態の人でも図書館から欲しい資料を借り出せるということが大事で、こういう中身のきちんとした保障をしていくことが必要ではないかと思うんです。
次に、先ほどの先番議員が質問されました保育園の三歳児に対する主食給食の実施の問題でございますが、福祉部長のご答弁は、労働条件を低下をさせない方向で十分対処していきたい、こういうようなことをおっしゃっているわけですけれども、具体的にはどういうふうにするのかという点でお答えがなかったんですね。どういう手当をして、どういう人員配置をして労働条件を低下させないのか、この点について伺っておきたいと思うんです。
次に、省エネルギー対策のための太陽熱温水器設置補助として、一件当たり設置費の一五%、限度額三万円として五百台分千五百万円が予算計上されています。これは、次の点で大変問題があるんではないかと私たちは思っています。
まず、その助成の対象というのが、独立した住宅、家屋を持っている世帯に限られるということですね。当市の場合、非常に公団住宅、集合住宅、大変多いわけですが、団地や分譲マンション、こういった集合住宅に居住している世帯というものは、初めからこの制度から締め出しを食ってしまうわけですね。これは非常に不公平な制度と言わなければなりません。この点については、どのように考えておられるのか。
省エネルギーへの奨励策だというのがたてまえだと思うんです。何も省エネというのは太陽熱温水器に限ることはありませんから、それぞれの家庭で行うさまざまなエネルギー節約策、これにも助成していかなければ不公平になると思うんですね。たとえば部屋の暖房効率を上げて、灯油の使用料を少なくするような、たとえば窓をサッシにするとか、そういうようなことに対しても、また、そうじゃなくて、もっと卑近な例としましては、いままで毎日おふろを沸かして入っていたのをがまんして、一日置きにする、こういうような努力に対しても、これも奨励策であれば助成をしていかなきゃならないというふうになっていくわけです。こういう点についてどう思うのか。
それから、投資効果の面とか、果たしてどのぐらいのエネルギーの節約になるかという点についての議論は、これは予算委員会でわが党の佐藤議員にお任せをしようと思っているわけです。
最後に、これは議案とは関係がないんですが、水質総量規制に伴って、汚水処理場に計測器類を設置しなければならなくなった問題について、伺っておきたいと思うんです。
東京湾など閉鎖性水域の汚濁を防止するために、水質汚濁防止法が改正されまして、それらの水域に排水を流している二十都府県、そこの工場や住宅団地の汚水処理場のうち、一日の排水量が四百トン以上、または五十世帯以上のものについては、排水中に含まれる有機物の総量を計量していく、そういうための常時計測体制をとらなきゃいけない、そういう計測器をことしの七月から義務的に設置しなきゃならない、というふうに聞いておるんです。
これの対象となる団地の汚水処理場は、市内には何カ所もあるわけですが、中には、この計測器の設置をしたためにその負担が直接住民にかかってくる、というところがあるわけですね。大成建設の分譲マンションである緑台のグリーンハイツの場合、ここは二千二百世帯で、処理場が二カ所あるわけです。これに対して計測器を設置しますと、費用が千六百万、一世帯あたり約七千三百円ぐらいになりますか、こういう負担を強いることになるわけです。
本来、下排水の処理というのは、国や地方自治体の責任において行われるべきものであって、本市の場合、公共下水道の普及も非常におくれている。そういうことで、住民の負担のもとに処理されているというのが現状なわけで、これ自身、非常に不公平を生み出しているわけです。そこへ、今回の改正でさらに負担の追い打ちをかける、そして一部の住民に対して不公平を拡大することになるのではないか。
東京湾の水質汚濁のこれ以上の進行を防止するということは、これはぜひともやっていただかなきゃいけないわけですけれども、そのために今回の計測器の設置ということが不可欠なことであるとするならば、これが住民負担にならないように、不公平をつくり出すような、逆にさっき言ったように、不公平をつくり出すような太陽熱の温水器に補助を出すなんていう、こういうお金があるぐらいでしたら、むしろ不公平を少なくする、こういう問題にこそ市の助成をしていくべきではないかというふうに思うんですが、市のご意見を伺って、一問を終わりたいと思います。
〔市長職務代理者助役近藤一夫君登壇〕
◎市長職務代理者助役(近藤一夫君) 市長が病気によりまして議会を欠席をいたしておりますし、なおまた、長期に公務を休んでおります。このことについて影響があるのかないのかというご質問でございますが、影響がないといえばうそになると思います。これは先ほどもお答えしたように、私が一〇〇%代理ができません。そういう意味では、やはり影響があるというふうに思うわけでございます。おかげさまで議会の皆様方の大変温かいご指導、ご協力によりまして、大きな問題もなく今日まで推移できましてまいってきておりますことに、厚く御礼を申し上げる次第でございますが、ただいまもご質問者のおっしゃられたように、私どもも一日も早い市長の回復を祈っているわけでございまして、病状の経過もよろしいということから、各派の代表者におかれましても、温かいご理解をいただいておりますので、そのことも十分市長及びご家族にお伝えをしてございます。そういうことでございますので、私どもといたしましても、精いっぱい
問題解決に努力をしていきたいというふうに考えるわけでございます。
〔財政部長小杉幸治君登壇〕
◎財政部長(小杉幸治君) 五十六年度の当初予算について、非常に伸び率が低いということで、何か隠し財源やトリックがあるんじゃないかということでございますけれども、こういうことはございません。
具体的に申し上げます。まず北部清掃工場でございますけれども、五十五年度の事業費が五十億六千二百万円、五十六年度は最終でことしで終わりますので、十二億七千万円、その差額が三十七億九千万ぐらいダウンしております、五十六年度が。そういうことで図書館、公民館、少年自然の家、それから小学校、中学校の五十六年度で償還すべきものが、五十五年で繰り上げ償還をしたのが約十億ございます。対前年度五十五年度と五十六年度を比較しまして、約六十六億の差がございます。五十六年度が六十六億低いということでございます。そういうことで、一%の伸びにとどまったということでございます。
それから、今後の補正見込みを当初でなぜ計上しないのか、というご指摘がございました。私どもが考えておりますのは、学校用地と公民館、教育センター、社会福祉会館がございます。
まず教育センターについては約十億、この財源は起債を予定してございます。したがって、当初でまだ起債の内示を受けないままにこれを計上するということは、ちょっとできかねます。したがって、これは計上することは不可能でございます。
それから、学校用地約四十七億ございます。これも買収の決定を見ませんと、どれだけの額で購入できるのか──。この学校用地には五十五年度買収すべき分ができないために、五十六年度に繰り延べされたものが二校分ございます。したがって、五十六年度の二校分で四校あると申し上げましたが、そういうことでこれは買収額、買収交渉が成立しないままに当初予算を計上しなさいという議会のご意思ならやらなくちゃいけないのかなと思いますけれども、現実にはできないということでございます。買収額が決定できませんで、どういう額を計上するのかが非常に不確定な要素だということで、ひとつご理解いただきたいと思います。
それから、社会福祉会館は、八月に大体見込み額を計上する予定になっておりますけれども、これも当初予算の編成時点では、まだ買収が審議会の審議を経ていないというような状況でございます。したがって、予算編成の時期に間に合う場合には、必ず当初予算に計上するということですけれども、これもまた審議会の内示がありませんので、当初予算では計上できなかったということでございますので、ご了承いただきたいと思います。
〔保健衛生部長本田行夫君登壇〕
◎保健衛生部長(本田行夫君) ご質問のうち医療センターの起債の関係についてご答弁申し上げます。
六カ月たって起債がおりなかった場合、どんな打開策を持っているんだということでございますが、私ども現在の市の財政状況等から、他の財源の投入ということはきわめて至難であろうかと思います。したがいまして、今後、国あるいは県と十分協議を重ねまして、起債を得べく最大の努力を払ってまいる覚悟でございます。
以上でございます。
〔税務部長萩原忠君登壇〕
◎税務部長(萩原忠君) 所管についてお答え申し上げます。
法人市民税について、国の伸び率の一二〇・七を下回って一一九・五だということでございますが、これはご案内のように、法人市民税につきましては、非常に経済状況が災いするわけでございまして、この算出につきましても、昭和五十五年度の予算のときにも非常に苦労したわけでございますが、昭和五十五年の予算につきまして、三十四億近くの予算を計上したわけでございます。このときは地方財政計画の伸び率をそのまま見まして提案したわけでございますが、本年五十六年の一月になりまして、五十五年の最終見積もりをしたわけでございます。この時点で非常に少額な、いわゆる予算までいかないような収入状況でございます。非常に変動がございますので、これをもとにいたしまして、五十六年度は五十五年の最終見積額に対しまして、国の伸び率の一二〇・七に近い、一一九・五を計上したわけでございます。
ご了承願いたいと思います。
〔福祉部長田上一太君登壇〕
◎福祉部長(田上一太君) 所管の事項についてお答えいたしたいと思います。
まず第一点、国際障害者年についてでございますが、私どもは国際障害者年事業につきましては、国及び県の推進方針を受けまして、積極的に取り組む考えでございます。そういたしまして、関係行政機関や庁内関係各部が相互の連携を持ちまして、総合的に効果的に推進してまいりたいということで、まず第一点といたしましては、啓発活動、二番目に障害福祉の充実、三番目に環境の整備ということで、十カ年の長期計画に基づきまして充実をさせてまいりたいということで、五十六年度におきましては、第一年度といたしまして、総額三億二千三百二十一万七千円を組んだわけでございます。そういう形の中で、私どもといたしましては、障害者の住みよい町づくりを目標にいたしまして、今後進んでまいりたいと考えるわけでございます。
特に、長期計画におきましては、国際障害者年を契機といたしまして、私どもは心身障害者のための援護施設を総合的に検討してまいりたいということで、次にご質問がございました総合福祉センター計画を立案するために、総合福祉センター建設協議会を設置したわけでございます。
そこで、ご質問者がおっしゃいますように、障害者を参加させていろいろとご意見を聞いたらどうか、というご質問でございますが、私どもは五十五年の十月に十一団体とお話し合いをいたしまして、その中でいろいろとこの国際障害者年の問題と将来の問題のお話が出たわけでございます。非常にいいご意見が出ましたので、これを尊重いたしまして、今年五十六年度からは定期的にこの会合を持ってまいりたいと考えておるわけでございます。制度化はいたしませんが、身障者のご意見を十分聞きながら、総合福祉センターの建設への参考にしてまいりたいと考えておるわけでございます。
次に、障害者──特殊学級あるいは養護学校、教育関係の児童の将来の問題あるいはそのような問題で、教育委員会と福祉部の連携という問題があったわけでございますが、これは身障者にとりましても、非常に大事なことでございまして、特にこの身障者の問題については、教育、福祉、労働というものが一緒にならなければ将来の幸福は考えられないということから、私どもも特に養護学校の設置と同時に、教育委員会の指導課とは、十分子供の将来を考えて、話し合いを持っておる次第でございます。
次に、三歳以上児の主食給食実施に伴いまして、職員の労働過重を防ぐために具体的にどういう形か、ということでございますが、私ども職員と話し合いの中で、百五十名定員の保育園が三カ所、現在の状態では主食給食することにおきまして非常に労働的に過重になる、というお話をお聞きいたしましたので、その園につきましては、臨時職員を配置いたしまして進めてまいりたい、ということを考えております。
以上でございます。
〔社会教育部長川城隆君登壇〕
◎社会教育部長(川城隆君) 所管事項につきましてお答え申し上げます。
まず、東図書館におきます身障者対策でございますが、ご指摘のとおり、東図書館におきましては身障者のための対面朗読、こういうことで、ボランティアの協力を得ながら今後実施してまいりたい、このように考えているわけでございます。
なお、点字図書だとか録音図書につきましては、今後、需要の関係等十分考えながら検討をしてまいりたい、このように考えております。
なお、出張貸し出しの関係でございますが、いろいろ各市におきましては、いろいろな特徴ある貸し方をしておりますが、本市におきましては、移動図書館車を配置いたしまして、従来一台でございましたが、五十六年度から二台といたしまして、ステーションの数につきましては、二十八カ所から四十四カ所に増設を図りながら考え、奉仕活動をしてまいりたい、このように考えておる次第でございます。
以上でございます。
〔
経済部長浅川英昭君登壇〕
◎
経済部長(
浅川英昭君) 太陽熱温水器の補助関係についてお答えいたします。
五十四年の五月に設置されました、庁内のいわゆる石油消費節減推進対策会議の中において、さらに省エネを推進するために、一般家庭に太陽熱温水器を設置する場合の助成措置について、協議をしたわけでございます。その場合、これは省エネは国全体のいわゆる国策の問題であるから、制度化すべきか、助成する場合に融資の制度にすべきか、あるいは補助制度にすべきかということで、何回となく議論を重ねてきた結果、最終的にこの対策会議の中で、設置に要する費用の一五%、しかも三万円を限度に補助すべきということで、決定されたわけでございます。
助成対象は、独立した家屋ということには限定しておりませんが、ご質問者が言われておりますように、マンションあるいは賃貸住宅等の、いわゆる集合住宅また借家等で、構造上とか家主との関係から設置できない世帯に対する問題も、やはり対策会議の中で論議されてきたわけでございます。しかし、石油消費節減ということは、国際エネルギー機関でも合意され、そして日本においても本年は約八%の節減ということが決定されております。そういうことから、太陽熱温水器の設置補助は、あくまでも省エネルギーということを目的とした内容でございます。
したがいまして、私ども一般家庭を対象としておりますが、設置不可能な、いわゆる集合住宅に対する家庭との不公平さが出てくるということは承知しております。しかし、これは福祉的な施策ではございません。無限でありますところのクリーンな太陽熱エネルギーを有効に利用して省エネを図る、ということを目的としたものでございますので、よろしくご理解願いたいと思います。
以上です。
〔環境部長竹下昭治君登壇〕
◎環境部長(竹下昭治君) 水質の総量規制にかかわる計量機器の設備費の問題でございますけれども、私どもこの総量規制をやるにつきまして、県といろいろ協議をいたしまして、企業は別といたしまして、特に集合住宅についての負担が非常にかかるということは、私ども確かに認めております。ただ、これらについてできるだけ簡易な手法でもってやってほしいという申し入れもしたんですけれども、最終的にUV計という、これは手法では一番簡単な方法なんですが、そういう方法以外はまかりならぬということで、県の指導もあって、そういうことで指導しているわけでございます。
その手法につきましても、いまご質問者おっしゃるように、相当な負担が住民にかかっているということで、私どもも非常に住民に対しては気の毒であるというふうに、認識は持っておるわけでございますけれども、この負担については、若干問題があってもやむを得ないだろうということ。下水道の施設等につきましても、(予定時間終了五分前の合図)一応受益者負担という原則でやっております。そういったような関係から、額の差異はございますけれども、一応そういった原則で、今後やはり進まざるを得ないというふうに考えておる次第でございます。
以上です。
〔十二番山本和宏君登壇〕
◆十二番(山本和宏君) 市長が不在の問題で最大の問題は、やはり非常に政治的な判断を要する問題ですね。これに対して大変困った、不在ということはマイナスだろうと思うんですね。
そこで、ひとつ問題を提起したいんですが、いま非常に論議を呼んでいます学童保育の法人委託という問題ですね。十数年来営々とやってきた方針ですね、これを大転換を図るということですね。これを市長が不在中にやろうという、これは大変問題だと思うんです。市長が健在なときに、市長はそういう方針を出していたのかどうか、私は在任中にそういうことを聞いたことがなかったわけです。
こういうように、高度に政治的な判断を要求される問題を強行する。特に学童保育に対して、常軌を逸したとも言っていいような、敵意むき出しの圧力というのがあるようですけれども、十分な準備もなく、また関係者の合意も得られないまま強行しようという。そして、いま時点に至っても受け入れてくれる幼稚園がはっきり決まらない。大変な混乱を関係者に与えているわけですね。
こういうことが、公選の市長じゃなくて、市長の職務代理──助役ですね──及び公選でない教育長が、そういう方針を、市長が──それこそ鬼のいない間にというのがあるんですが、やろうとしちゃう、こういうことについては、その責任はきわめて私は大きいと言わなきゃならぬと思うんですね。こういう問題ですから、私は市長が復帰して、市民から公選されだ市長という立場で政治判断を下す、そういうときまでこの問題は凍結すべきだ、こういうふうに思います。この点について、最後に市長職務代理にご答弁を得たいと思うんです。
それから、一%の問題では、私は一番問題にしたのは、六十億の補正を予定しているにもかかわらず当初からやっていない。これは条件が整っていないから、整うのを待って予算化するという予算概要に書いてある。こういうことだろうと思うんですけれども、しかし、条件が整っていない問題はいっぱいあるわけですよ。さっきもありましたけれども、起債の決定がおくれているからというんであれば、これは病院建設、医療センターはいまだに起債が見通しさえないのに、ちゃんと予算を計上しているわけですからね。それから、社会福祉会館の問題については、自治省の国有財産の払い下げの審議会で内諾を得ていないから──。しかし、この前一宮の少年自然の家の買収が問題になったとき、予算に計上していないと審議会の方でもやってくれないからといって、予算計上してたんですね。それがだめになっちゃったでしょう。そういったこともあるわけですね。だから、これはやっぱりちゃんと予算に計上しておくべきものであるというふうに思うんですね。
何かこれは、さっき部長のご説明では、歳出の面からだけ一%になった理由を説明している。歳入の面で非常に抑えている。これは恐らくこの六十億というものは、そこのところに予定しているはずなんですよ。だから、財源はもうちゃんと予定しているんだ。(「市長選がらみだろう」と呼ぶ者あり)これね、そう、だれかそういう言葉が出てくるだろうと思ったんですね。(予定時間終了の合図)隠し財源つくりのための手段でないかと、うがった見方が出てくるわけです。
それから最後に、医療センターの問題については努力するということなんですが、いつまでもだらだらと延ばしていくわけにはいかないんじゃないかと思うんですが、その点については、時間もございませんので……。(「過ぎているんだよ」「時間過ぎても答弁してもらった例はたくさんあるんだ」と呼ぶ者あり)
以上にして、あとは別の機会に譲りたいと思います。
〔財政部長小杉幸治君登壇〕
◎財政部長(小杉幸治君) ご指摘の点だけお答えさせていただきます。
社会福祉会館については、審議会が終わるまで予算計上しては相ならぬという国の指導でございますので、そのようにさせていただきました。
それから、いまの病院関係と教育センターの問題、これは教育センターは一般単独でございまして、国の補助を受けて実施するというものじゃないんです。したがって、十億の金額を起債が未決定のまま予算計上するということは、今後に大きな問題を残しますので、この点はできかねました。
それから、病院関係といいますのは、公営企業で一応起債の許可要件の中には、一応公営企業法による適債事業という形の中で可能なものですから、計上させていただきました。
それぞれ、決して勝手に予算を計上しなかったり、勝手に予算を計上したりなんかにする内容は、今度の五十六年度予算にはございませんので、ご了承いただきたいと思います。
〔市長職務代理者助役近藤一夫君登壇〕
◎市長職務代理者助役(近藤一夫君) 重大な問題について凍結しろということでございますが、私どもは前々から市長から、教育委員会でいまいろいろ学童保育の対策の問題については研究を進めているから、その結果で相談しようということで、教育委員会の案の出るのを実は待っております。私は直接聞いておりませんけれども、教育長と市長とでは若干の話があって、そして、ほぼ方向がいいというお話も聞いておりましたので、全然そういうことの情報交換がなしに勝手に決めたということであれば、私は大変責任を感ずるわけでございますけれども、そういう流れの中でまいりましたので、凍結をする考え方はございません。
それから、ただいま財政部長がお答えいたしましたように、私どももいかにして伸び率が少ないということについては、議会提案に当たって、大変神経を使ったんです。何かもっと財源の上から予算を組めないか、伸び率を伸ばせないかということで、非常に、財政ばかりじゃなくて各部長とも協議しながらやったわけでございますけれども、いま財政部長が申し上げました主な内容は、市として起債が財源でございます。したがって、起債が財源のものは隠し財源があろうはずはございません。一般財源がわずかなものであれば、今後の見通しの中で追加ができます。したがって、これらについては精いっぱい努力をした結果でございますので、市長選がらみだとか、いろいろやじも飛んでいましたが、そんなことはさらさら考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。
─────────────────
◆十七番(中村伸君) 暫時休憩願います。
○副議長(
菅井長七君) この際、暫時休憩いたします。
午後四時三十九分休憩
─────────────────
午後五時十一分開議
○議長(大塚保夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第一の質疑を継続いたします。
三十七番小池英一君。
〔三十七番小池英一君登壇〕
◆三十七番(小池英一君) 本日の最終質問者となりました。
私は、この定例会の初日に市長職務代理者近藤助役より説明がなされました、昭和五十六年度予算案概要説明の中から、二、三点拾ってご質問をいたしたいと思うんでございます。
まず、「文化の香り高いまち」のその中で、市民生活に潤いと安らぎを持たす、こういう意味からは、県立の行田公園を初めといたしまして、市内の各所に見られる植え込みの多い、緑のいっぱいある公園は、これから花と緑の季節を迎えまして、ますます広く市民に愛される場所となることでありましょう。
私たちは、これらの公共の施設をより大切に利用したいという、そういう考え方からお尋ねをいたしたいと思うんでありますが、公園内に植え込まれているツツジとかあるいはヤマハギあるいはアジサイ、このような花木、あるいはそれらに類似したところの植え込みは、どうも少し込み過ぎているんじゃないんだろうか。そういう疑問がぽつぽつと聞かれるようになりました。これらの買いつけというのか、植えつけというのか、どのような方法で業者に対して発注をし、行わせているのか、教えていただきたいと思うんでございます。
それから次が、「明るく生きがいのあるまち」づくりの中で、老人の生きがいと健康増進の対策についてでございますけれども、ご案内のように、夏見の老人福祉センターはすでに五年を経過してまいりました。日ごとにその利用度が高まっているようでございまして、このことはセンターの所長を初めといたしまして、所員の皆さん方のそれなりきの努力のたまものだと感謝をするものであります。しかも、この建物は船橋市にとっては初めての試みであったと聞いております。建物内の施設についても、当初計画された生きがい対策は、実際に実施をしていく段階で、それぞれ大きく改善されあるいは発展されてきたのは、当然であろうと思うんであります。
今日では、特に身体の機能訓練を受けるお年寄りが非常に多くなってきていることが事実であります。あわせてこの訓練をする場所が、廊下の一部を使用しているために、常にそこを通る人たちの目にさらされながら訓練をしている、という実態が多く、この訓練をしている人たちから、とてもやりにくい、恥ずかしいというのか、非常にいやだという、こういう苦情が多くなってまいりました。また、それらのリハビリをするについての職員の指導についても、非常に指導員の方もやりにくいということも言われているようでございます。
この種の訓練は、この建物を建てる当初からわかっていたならば、当然一定の独立したところの部屋で行う、そういう計画であったろうと思うんですが、途中から次から次にといろいろの派生的に出てきた問題を処理していた結果、このように通路の一部でリハビリをしなければならないような実態になってきたんだろうと思うんでございます。この辺のことにつきまして、特に夏見の老人センターばかりだからということだけでなくて、今後新しく建てられるこれに類似した建物については、これらも参考にして、やはり当初から計画されることが当然だろうと思うんですが、しかし、いまこの夏見老人福祉センターにおける実態というものも、これもひとつ見逃せない事実であろうと思う。この辺のことについて、ご計画があれば承りたいと思うんでございます。
それから、その次の問題といたしましては、先ほど来から同じく質問で出ておりました三歳児以上の園児に主食給食をするということが、今回ご提案されているようでございます。なぜそうなったかということについて、なかなかはっきりとした明快なご答弁がなかったように私は思いますので、改めてなぜここで給食を実施しなければならないかということについて、お答えをいただきたいと思うんでございます。
それから次は、「安全で住みよいまち」づくりの中で、都市排水の整備について関連をいたして、お尋ねをいたしたいと思います。
船橋市の公共下水道は、とかく一番おくれていると言われておりますが、とにかくこの問題については、他の事業に優先してでも早く事業を促進をしていただきたいと思います。特に、市内には大きな河川がないので、都市排水事業についても大変なご苦労があろうかと思うんでありますが、それらの中でも市内を流れて直接海へ流れていく河川は、その処置もしやすいと思うんですが、他市を経過しなければならない河川の対応は、大変にむずかしいと思うんであります。
たとえば前原東六丁目一帯の下排水は、田喜野井川を利用しておられますが、これは習志野市藤崎三丁目を通過して、菊田川として流れていくものでございます。この前原東六丁目と習志野市藤崎三丁目の行政境では、ときどき溢水が見られております。これは長年の問題であると伺っておりますが、いま習志野市とどのような話し合いをされているのか、この点につきましてお伺いをいたしたいと思います。
それから次は、「調和のとれた環境のまち」の中で、これもご質問がありましたんですが、私はどうも、担当の部では本当に
交通渋滞の根本というか原因というのか、はっきりつかまえていないんじゃないかなという、そんな感じがしてならない。通称天沼十字路のこの付近の
交通渋滞もご質問がございましたけれども、どうも対策としてお話をいただいているものでは、それだけで実際にいま当面困っている、あるいは将来起こり得るところの
交通渋滞が解消できるかどうか、この辺のことについて、もう一度ご迷惑でしょうが、いまなぜあそこに
交通渋滞が起きているのか、そしてその
交通渋滞を解消するためには、これとこれとこれをこういうぐあいにしていくんだということを、もう一遍ひとつはっきりとご答弁いただきたいと思います。
第一問を終わります。
〔都市部長石川龍夫君登壇〕
◎都市部長(石川龍夫君) 公園関係の木の植え込みが込み過ぎているのではないか、どのようにして業者に対して発注しているか、という内容のお尋ねにお答えいたします。
公園の植樹計画は、設計の段階におきまして、木の種類、それから位置、木の高さ、太さ、こういったものをレイアウトいたしまして、設計図面の上に落とされます。これに基づきまして業者に入札をさせまして植樹させている、というのが現状でございます。
以上でございます。
〔福祉部長田上一太君登壇〕
◎福祉部長(田上一太君) 所管の事項についてお答えいたしたいと思います。
夏見老人福祉センターにおきます身体の機能訓練の場でございますが、確かに利用者が多くなりまして、狭くなってきております。この件につきましては、当面、曜日を決めまして、増築いたしました作業室等でこの訓練は実施してまいりたいということで考えております。
将来の計画でございますが、現在船橋市に西部に一カ所しかございません老人福祉センターでございますが、今回、東部の方にやはりこの施設を考えるわけでございますので、その時点におきまして、こういう点については
十分配慮していきたいというふうに考えております。
次に、三歳以上児の主食給食についてでございますが、この件につきましては、いままで週一回実施しておったものを週五回主食給食をやるわけでございますが、このねらいでございますが、まず一点といたしまして、三歳以上児は副食給食のみでございましで、児童が持ってまいります主食はパン及び米食を持参するわけでございますが、その質とか量が非常にまちまちであるということ。次に、購入して日にちがたったものがわかるようなものを持ってくるという場合もございました。次に、冷たい御飯を食べさせるということ、あるいはその日の副食に合わない主食を持ってくる等の理由から、今回実施に踏み切ったわけでございます。
以上でございます。
〔
土木部長大場文吉君登壇〕
◎
土木部長(
大場文吉君) 所管の事項についての質問にお答えいたします。
最初に、習志野境の治水計画でございますが、確かにあの地区については全部流末は習志野市に入るわけでございます。習志野市としても、ちょうど合流点に達するところが非常に狭隘であるということです。十ミリも雨が降るとそこで溢水してしまうんで、船橋の水をなかなか受け取るわけにはいかぬ、というのが実情なわけでございます。
それをどういうふうに解消するかということでございますが、習志野市、船橋市、協議したわけでございますが、一つは調整池をつくって調節をして、その水路に合ったような雨量を排水するという考え方、いま一つは習志野市が──これは船橋も負担しておるわけでございますが、菊田川水系の公共下水道を早く船橋地先まで完成してほしいという、二つがあるわけでございますが、これについて習志野市もどちらをとっていいかということについて、いまのところまだ決めかねておるというふうに、われわれは理解しておるわけでございます。池をつくるにしても、相当の大きい面積を必要とする池でございますので、これに投入することによって公共下水道がさらに遅くなる、という大きい影響が出てきますので、どちらを優先するかということで、習志野市としてもまだはっきり態度を決めかけておるというのが実情でございます。
それからさらに、当初計画でなくて、新たに津田沼駅の西側の
都市計画街路の方に、相当大きい下水道管を布設するというようなことで、菊田川に埋設されている公共下水道管については、断面も不足であるし、新しい
ルートであるということで、習志野市としても公共下水道の費用に非常に金がかかるので、その間どうしようかということを決めかけておるというのが実情でございます。
しかし、船橋市の場合も相当この地域の浸水問題があるわけでございますので、早く結論を出してほしいということを強く要望しておるわけでございますが、残念ながら、いまのところまだはっきりこうしたいという意思表示がないのが実情でございます。
天沼交差点のネックはどうかということでございますが、県道夏見─小室線の方から入ってきまして、建鉄の方へ行く道路、それから駅前の方に入る天沼線、この十字路になっておるわけでございますが、天沼線については先番議員さんのお答えに申し上げましたように、五十六年度には工事を含めて大幅に工事ができるという考え方でやっておるわけでございますが、それから市場通りの延長、三四二〇号線でございますが、あそこも用買を進めておるわけですが、ちょうど長津川の治水工事がこの天沼線改修と同時にやりたいというようなことから、県に五十六年度の事業について、あそこの長津川の工事を進めるような話し合いがついたわけで、予算化もしてございますので、これらを含めて川と道路をあわせて、交差点改良を含めていかざるを得ないであろうというふうに考えております。
一番ネックと申しますのは、夏見の方からきたのが、西の方に行くところに道路が狭いために、あそこで相当右折線が待機するということで、大きい渋滞を来しておるということは、われわれ承知しておるわけでございます。したがって、三四二〇号線の道路拡幅をいま事業としてやっておるわけでございますが、用買が進めば即工事に着手したいというふうに考えておるわけでございます。
その他天沼線の
バイパスというところまでいきませんけれども、三四一三号線、あれについても昨年から整備しておるわけでございますが、総武線をくぐりまして、新倉街道まで抜けるべく、五十六年度も引き続いて整備をして、天沼線の交差点の渋滞を解消してまいりたい、このように考えておるわけでございます。
以上です。
〔三十七番小池英一君登壇〕
◆三十七番(小池英一君) 第二問をさせていただきます。
最初に、公園の問題でございますけれども、先ほど申し上げました花木の中でも、特に夏から秋にかけて非常に大きく育ってまいりますものがあるわけですね。ヤマハギにしてみてもそうですし、それからヤマブキにしてもそうなんですが、これが雨が降ったり、あるいは朝露で、歩道までずうっと覆ってしまって通れない、というようなことがよくしばしば見受けられる。これは植え込み方が悪いんじゃないか。植える場所が悪いんじゃないだろうか。そうやって道路の方までかぶってくるやつは、やはりもっと中の方へ入れてもらうとか、そういう位置の指定とかということについても、ご一考をいただきたいと思う。
それで、そのことも大切かもしれませんが、そういう繁茂するという言い方になるかもしれませんけれども、そういう繁茂する植え込みというのは、もっと悪い影響が出ている。これは、植え込みの茂みの多いところというのは、要するに外部から見えないので、この茂みの中で未成年者がシンナーを吸ったり、たばこを吸ったり、あるいはふざけ合っているということが、しばしば見受けられるそうです。これは何も行田公園に限らず、町中にある要するに茂みの多い公園の中では、特に未成年者がそれらを利用して遊んでいるということが多い。これから夏にかけまして、どうも学生服のまんまでたばこを吸ったり何かするということがある。ご近所の奥さん方、おっかなくてその前も通れないというくらいに、人がたかってくることがあるそうです。
こういうことから考えてみて、先ほどちょっと私ご質問申し上げたんですが、サツキにしてもそうなんですけれども、何か見ていますと、ガチャガチャガチャとある一カ所に物すごく量がたくさん植え込んであるような気がするみ、それからそのようにバーッと繁茂するような木でも、わりあいにまとめて植えてあるということがあるように思えるので、今後はどうかひとつその辺のこともご配慮いただいて、せっかく植えていただくんですから、もっともっと環境のよい公園づくりというものについて、ご検討いただきたいと思うんでございます。これは意見として申し上げておきだいと思います。
それから、二番目の老人の生きがい健康増進との関係で、夏見のそういう訓練する場所については、新しくできる東部のそういう建物との関係で、今後考えて、計画の中でいろいろと考えていってみたい、こういうことでございますので、どうかひとつこの辺はぜひ考えていただきたいと思う。ご自分が訓練をする立場でひとつご計画をいただきたいと思う。本当に恥ずかしいと言うんですね。自分が機能満足であればまだしも、非常に人の目から見たら気の毒だとか、かわいそうだとかいう、そういう同情の目で見られたりなんかすること自体が、非常にいやなんだ。目の前をお手洗いに行くのに通る人、あるいはお風呂に入りに行く人、あるいはお湯をくみに行く人、そういう人が次からどんどんどんどん目の前を通って行く。その人たちがいつもいつもそういう目で見ているように思えるんだ、実際にはそうでないかもしれませんけれどもね。それで、訓練を受けたいけれども、とても恥ずかしくていやだというその気持ちをひとつ察していただきたいと思うんであります。
それから、その次に保育園の三歳児の給食との関係で、これは私の間違いで申しわけございませんでした。これは副食のみというご答弁でございました。
これに関連いたしまして、いままで何回かこの席をおかりいたしまして、お願いもしたことがありますし、また質問もあったと思うんですが、どうもこの町の中へ回ってまいりますと、中学校の生徒を持っているお母さん方が、学校給食を非常に希望している。とても多い。お母さん方が非常に多い。なぜそのように多いかということをいろいろ聞いてみますと、これは小さい子供さんをお持ちのお母さん、本当は共働きをしたいんだ。けれども、小さい子供を持っているから共働きができない。せめて子供が大きくなったら、母さんも働きに行きたいんだという人が非常に多いわけです。
そういう中で、お母さんがパートにしても何にしても働きに行きますと、やはり帰ってくる時間が遅くなる。遅くなりますと、自分がきょう、今晩の食事の仕度だけで精いっぱいなんです。あしたの子供の弁当のおかずまで考えるのは大変だそうなんですね。おやじさんとおかみさんだけだったらば、今晩のおかずの残りを弁当箱に詰めていってもいいけれども、育ち盛りの子供にそれもさせられないとするならば、そういう意味でやはり非常に大変なんだ。どうかひとつそういうことを考えて、中学校の学校給食というものをやっていただけないだろうか。いま実際に、この学校給食をやっていないというのは、船橋だけじゃないんですか──こう言われる。ですから、質問として、この辺で中学校で学校給食をしているところ、いないところ、この近辺の市をひとつご紹介をいただきたいと思います。
それから次の、前原東六丁目の問題でございますけれども、確かに理事者側もこの問題については十分にご承知の上で、習志野市との折衝をずうっと続けておられているようですが、習志野市がこの問題に積極的にならないのは、逆にむしろ船橋側におけるその対応の仕方に問題があるんではないんだろうか。言うならば、船橋でこれだけの予算をつくるとか、あるいは船橋でこうしてほしいとかという、そういうことを逆に待っているんではないかということも、一部住民の人たちは言っているんですが、その辺のところはないんでしょうか。船橋が何も対策を持ってこないから、習志野市が乗れない。むしろ習志野市は、もらい公害だからほうっておいた方がいいという、そういう感じでいるので、これはやはり船橋市が積極的に乗り出していかなければならない問題だろうと思うんですが、この辺のことについて、再度お考えをいただきたいと思う。
いずれにしましても、この下の下流の習志野市と協議の詰めをしていただかなければならないんですが、当面この田喜野井川の上流あるいはこの地域で、どんどんどんどん人口がふえていくと思うんですが、それらに対していま現在でさえも溢水をしているんだ。ときどき十ミリ程度の雨でさえも溢水をしているんですから、それがそれぞれのたまりから一遍に水を出そうものなら、雨が降らなくたって溢水すると思うんです。それが、そういう管理もできない個々の住宅がどんどんふえてきていると思うんですが、それらに対する建築規制というんじゃ失礼かもしれませんけれども、何かその辺の規制を考えていかなければ、一生懸命川へ流すことを指導されてやっているところと、どんどんどんどん勝手に放流しているところがあったんでは、不公平ではないかと思うんですが、この辺の対応策をひとつお聞かせをいただきたいと思います。
それから、先ほどの
交通渋滞の問題、やはり根本的に何が原因で渋滞をしているかということについて、やはりご説明がなかったようですが、これは毎回議会で言われているのでご存じだと思うんですけれども、船橋駅北口のあの二つの交差点、信号がやはり一つの大きな問題になっている。それからもう一つは、確かに道路を拡幅していくんですから、その過程にあるんだから、私らも余り大きなことは言えないけれども、もっとはっきりといつごろになったら、たとえば建鉄線の方から北口へ入っていく、あるいは夏見線から入ってくる車がいつごろになったらストレートに、そんなに混雑もなく入れるようになるのか、この辺のひとつ見通しをお聞かせをいただきたいと思う。
これは、市民の方々が宮本ポンプ場の前で、いま工事をしている。あの工事が終われば、いまこの一四号国道線はスムーズに流れるんだ、それまでの間だということで、見通しが出ている。ところが、いま毎回毎回ここで問題になっているところの天沼十字路については、さっぱりその見通しが出てこない。この辺にこれを利用している人たちの不満が非常に多いと思う。ですので、その辺のことについても再度ご答弁をいただきたいと思います。
二問を終わります。
〔学校教育部長鎌田初君登壇〕
◎学校教育部長(鎌田初君) お答えいたします。
周辺地域で中学校の学校給食をやっているところということでございますが、お隣の市川市、これは親子方式とセンター方式でございます。鎌ケ谷市、これもセンター方式でございます。あと実施していない──ミルク給食は実施しておりますけれども、松戸市は本市と同じでございます。習志野市、これはセンター方式でございます。千葉市もセンター方式です。
以上です。
〔
土木部長大場文吉君登壇〕
◎
土木部長(
大場文吉君) 再質問にお答えいたします。
菊田川水系でございますが、向こうは船橋市の提案を待っておるんだということでございますが、実際、すでに池の設置については、昨年来、市の方に費用負担まで求めてきております。ただ、それが果たしてできるかどうかということについては、先ほどご説明申し上げましたように、習志野市の下水道計画との関係で、どっちにしようかということの踏み切りが、なかなか困難であるというふうに、われわれは理解しておるわけでございます。
いわゆる菊田川水系で、船橋地先境まで来ることになっておったわけでございますが、どういう市の事情かわかりませんけれども、急遽、計画を変更して、西側の方の大きい道路にさらに大口径の管を入れるというようなことでございますので、われわれとしては市の相当のやはり下水道の方で費用負担を払ってやっておるわけでございますので、それらをやっていただければ問題ないわけですが、習志野市の事情でそういうふうに変更になったということで、われわれは全く理解に苦しむというのが実情であるわけでございます。
次に、天沼交差点の解消の見通しということでございますが、われわれいま県でやっております天沼線と、それから市でやっております三四二〇号線、これは市場通りの西の方へ進むわけでございますが、それらの用買ができれば即工事に着手できる、というふうな考え方を持っておるわけでございます。
さらに、信号のことでございますが、あすこについては五十五年度でも三四一三号という線が、ちょうど第二再開発計画の北側の方を東西に通じている計画街路があるわけでございますが、あすこの用地買収に鋭意努力したわけでございますが、残念ながら五十五年度については見通しが困難である。したがって、引き続き五十六年度も用地買収すべく予算計上をお願いしておるわけでございますが、それらを含めて、交差点の改良を含めて
交通渋滞の対応を図っていきたい、このように考えておるわけでございます。
以上でございます。
〔三十七番小池英一君登壇〕
◆三十七番(小池英一君) 最初に、中学校の生徒児童を持つご家庭のお母さん方は、本当に共働きをしている人たちがわりあいに多い。またそういう年代になっているんですね。中学、高校、大学という進学の過程を考えていきますと、もうこの辺でじっとしていられなくて、それこそ夫婦共かせぎ、子どももできれば働かせたいというような、そういう環境でしょうから、何とか給食をさせてほしいという要望が非常に高い。いまお伺いいたしますと、それぞれに市がセンター方式とあるいは独立でおやりになっている。センター方式がいいかどうか、あるいは独立方式がいいかどうか、またいろいろ問題もあろうと思うし、そういう意味で、どうかひとつこの問題についてはできません、やらないということだけでなくて、時代がどんどんどんどん変わってきてはおりますので、それらの時代の流れとも考え合わせ、さらには児童、お母さん方との話し合いというものをもっともっとひとつ進めながら、その過程で、できれば給食の方向に向かっていただきたいと思うんであります。これはご要望です。
それから、次は都市排水の問題ですけれども、私はそのように聞いたということなんです。船橋さんの方がもっとはっきりしてくれれば対応の仕方もあったんじゃないかというような言い方を、私は聞いたということですが、ちょっと伺いたいと思う。
それと、この辺に住んでいる人たちは、そのことかどうか知らぬけれども、非常に道路がまた亀裂が入ってきたり何かしているんだそうです。もともとあの地域は、失礼かもしれませんが、地盤が余りいいところじゃない。それもあるかもしれませんけれども、この人たちは、溢水その他によって地盤が緩んできているんだ、こういう言い方もされているようです。この辺のことも考え合わせ、さらには先ほどお願いしたように、これから上流の方についても、新しくどんどん人家ができるならば、それらに対する対策も十分にひとつやつていただかないと、ますます水は上から下へ流れてまいりますので、ご配慮のほどをお願いしたいと思います。
いずれにいたしましても、
交通渋滞の問題は、いま私、天沼十字路を申し上げましたけれども、実際に天沼十字路、混雑のときには、旭ガラスの前から北口に入るまで三十分以上かかる、これは大変なものです。この
交通渋滞は、いま私は天沼十字路を申し上げまして、何としても早くこの問題を解決していただかないと、いつもあの辺が混雑をしているから、細かい路地までみんな車が入り込んでいって、その辺でまたいろいろ問題を起こしているようでございますので、これは何としても一日も早く解決策を考えていただく。
そのためには、いまあそこの角に新しくできました食堂みたいなのがありますけれども、あそこのわきの道路が、歩道が広くとってあるけれども、これらを早く利用できないのか。そして、右折車線をあそこで一本とれば、もっと考え方が違ってくると思う。それは最終的には、駅前の交差点二つを改良することと、東西に道路をつくることと、西武の裏側を抜けてくる道路、この改良が、これは何としてもやっていただかなきゃならぬけれども、それ以前の問題として、やはり手をうつべきことがあるんじゃないんだろうか、このように考える。ですから、それまでは何もできないんだということじゃなくて、それ以前にもできることがあったら、(予定時間終了五分前の合図)ひとつやっていただきたい。このことをお願いいたします。