館山市議会 2022-12-19
12月19日-02号
令和 4年 12月 定例会(第4回)1 令和4年12月19日(月曜日)午前10時1
館山市役所議場1 出席議員 15名 1番 佐 野 聖 一 2番 長谷川 秀 徳 3番 倉 田 孝 浩 4番 鈴 木 ひとみ 6番 石 井 敏 宏 9番 望 月 昇 10番 石 井 敬 之 11番 太 田 浩 12番 龍 﨑 滋 13番 石 井 信 重 14番 鈴 木 正 一 15番 秋 山 光 章 16番 榎 本 祐 三 17番 本 橋 亮 一 18番 鈴 木 順 子1 欠席議員 1名 8番 瀬 能 孝 夫1 出席説明員 市 長 森 正 一 副 市 長 鈴 木 雄 二 総 合 政策部長 亀 井 徹 危 機 管理部長 中 村 吉 昭 総 務 部 長 手 島 隆 健 康 福祉部長 小 澤 一 典 経 済 観光部長 和 田 修 建 設 環境部長 笠 井 善 幸 教 育 委 員 会 出 山 裕 之 教 育 部 長 岡 田 賢太郎 教 育 長1
出席事務局職員 事 務 局 長 新 井 耐 書 記 君 塚 和 則 書 記 渡 邊 秀 美 書 記 岡 本 彩 夏 書 記 粕 谷 佳 克 書 記 大 澤 晴 伸 書 記 加 藤 浩 一1 議事日程(第2号) 令和4年12月19日午前10時開議 日程第1
行政一般通告質問
△開議午前10時00分
○議長(石井敬之) 本日の出席議員数15名、これより第4回市議会定例会第2日目の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配付の日程表により行います。
△市長の挨拶
○議長(石井敬之) この際、御紹介いたします。 去る11月13日執行の館山市長選挙において当選されました森 正一市長を御紹介いたします。御登壇願います。 (市長森 正一登壇)
◎市長(森正一) おはようございます。所信表明の前に、今回私の体調不良のため、議会の日程を変更し
ていただくなど大変御迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。 去る11月13日に行われました館山市長選挙におきまして、市民の皆様から多くの御支持をいただき、第23代館山市長に就任いたしました森 正一でございます。令和4年第4回
館山市議会定例会に際し、市民の代表で
ある議員各位を前に所信を申し述べる機会をいただきまし
て、心より御礼申し上げます。 少子高齢化や人口減少、そして厳しい財政状況など課題
が山積する館山市の現状を目の当たりにし、その重責に身の引き締まる思いでございます
が、11年半に及ぶ市議会議員としての経験を生かし、市民の皆様の負託に応えるため、全身全霊をもっ
て困難に立ち向かい、市長の任に当たっ
てまいりたいと存じます。共に館山市の未来を思う立場として、議員の皆様には格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。 現在館山市におきましては、長年にわたる経済の停滞、閉塞感に加え、
新型コロナウイルス感染症の影響も相まって、先行きの不安
が増し
ている状況に
あります。一つ一つの課題に真摯に向き合っ
て解決し、館山を変え
ていきたいと思います。 館山を変え
ていくための鍵は、若者の力を原動力として、全ての市民
が館山の魅力に誇りと自信を持ち、可能性を信じ、遺憾なくその力を発揮し
ていくことに
あると考え
ております。館山の魅力とは、都心からのアクセスのよさ、豊かな自然環境や温暖な気候、新鮮でおいしい農水産物、歴史とともに育んできた産業や文化、スポーツ環境など枚挙にいとま
がありません。こうした館山市のすばらしさは、先人たち
が困難を乗り越え築き上げ
てきたもので
あり、歴代の市長、議員各位をはじめ、市政にこれまで御尽力いただいた皆様に改めて敬意と感謝を申し上げる次第で
あります。このようなまちの力と館山を愛する市民一人一人の力を一つにし
て、しっかりと発揮し
ていくことにより、必ずや夢と希望の持てる館山に変え
ていくこと
ができると確信し
ております。 さて、今館山市
が抱える一番の課題は、若者の流出、若者世代の減少で
あり、持続可能なまちづくりには若い世代の力
が必要不可欠で
あります。進学や就職で一度地元を離れた若者
が生まれ育った故郷に戻っ
て働き、子育て
ができるようなまちにしなく
てはなりません。また、若者
が移住、定住しやすいまちに育て
ていく必要
がございます。そして、若者の力を原動力として、館山市
が、お年寄り
が生き生きと暮らし、子供たち
が夢を持っ
て輝けるまち、誰も
が住んでよかったと思えるまちにし
ていきたいと考え
ております。 さらには、安房地域3市1町の連携を強化し、館山市だけの発展を考えるのではなく、南房総地域全体で栄え、発展し
ていくこと
が重要で
あります。そのために、次に挙げる4つの目標に取り組んでいきたいと考え
ております。 まず1つ目は「若者
が戻っ
てくる、戻っ
て来たい、移住したいと思えるまちづくり」で
あります。進学や就職で一度地元を離れた若者
が生まれ育った館山に戻っ
て働き、子育て
ができるまちを目指します。 2つ目は「誰も
が住んでよかったと思えるまちづくり」です。館山は温暖な気候に恵まれ、自然食材も豊かで
あり、最高の環境
がそろっ
ています。都心へのアクセスもよく、移住者からも選ばれるまち、お年寄り
が生きがいを持っ
て暮らし、子供たち
が夢を持っ
て輝けるまち、そんなまちを目指します。 3つ目は「シニア世代
が楽しめるまちづくり」です。
各種サークル活動を支援し、音楽祭やスポーツ大会、茶道や華道、書道などの伝統文化、絵画などの芸術に関する
市主催イベントを多く開催し、誰も
が楽しみながら心と体の健康維持、増進
ができる環境を目指します。 4つ目は「安房地域3市1町の連携を強化し、ともに、未来を築くまちづくり」です。人口減少や少子高齢化に加え、自然災害などの様々な課題
が山積し
ている今だからこそ、安房地域3市1町のつながりを大切にし、連携をさらに強化し
て、様々な課題を解決し
ていけるような関係の構築を目指し
てまいります。 これらを実現し
ていくためには、何よりも市職員の力
が必要で
あり、市民のための意識改革、組織改革などを行い、新しい市役所に生まれ変わっ
ていくこと
が必要です。一つには、市民の声に対し、今まで以上に真摯に耳を傾けるといった基本的なことで
あったり、一つには何でも議論し合える職場環境へと変え
ていくことで
あったり、さらには今まで一歩踏み出すこと
ができなかった新しい取組にも挑戦し
ていくことなど、新しい市役所に生まれ変わることこそ
が新たな館山市に生まれ変わるための第一歩で
あると確信し
ております。市職員の皆さん、共に取り組んでまいりましょう。 そして、市民の皆様、私たちと共にまちづくりに参画し
てくださいますよう、心からお願い申し上げます。行政任せではなく、市民の皆様も一緒に考え、知恵を出し合い、心を一つにし
て、共に歩み、夢と希望の持てる館山を、笑顔あふれる館山をみんなで創っ
てまいりましょう。 議員の皆様にも重ね
てのお願いになります
が、館山の発展と課題解決のため、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、今後の市政運営に格段の御理解、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、市長就任の所信表明といたします。(拍手)
○議長(石井敬之) 以上で市長の挨拶を終わります。
△
行政一般通告質問
○議長(石井敬之) 日程第1、これより通告による行政一般質問を行います。 締切日の11月30日正午までに提出の
ありました議員、要旨及びその順序は、お手元に配付のとおりで
あります。 質問時間は、答弁を含め
て1時間以内といたします。 これより順次発言を願います。 2番
長谷川秀徳議員。御登壇願います。 (2番
議員長谷川秀徳登壇)
◆2番(長谷川秀徳) おはようございます。まずは、森新市長、今後の館山市の発展のためにリーダーシップを存分に発揮し
ていただき、頑張っ
ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして質問させ
ていただきます。まずは、大きな1番目、学校としての利用
が休止・廃止された校舎及び附帯施設の利活用についてお伺いします。 小さい1番、昨年の第4回定例会にも同様の質問をいたしました
が、神戸、富崎地区は地区住民との協議を行っ
ていくとの回答
がありました。現在どのような状況になっ
ているか、お伺いいたします。 小さい2番、令和7年度には
館山中学校校舎、旧二中校舎
が使用されなくなります。今後の利活用に対してどのように考え
ているのか、お伺いいたします。 大きな2番、
家庭児童相談体制強化事業についてお伺いいたします。令和3年度の
児童虐待相談件数が2,000件を超え
ていると
決算審査特別委員会で回答
がありました。この児童虐待相談にはどのように対応し
ているか、お伺いいたします。 大きな3番、
船形バイパスについて伺います。 小さい1番、無電柱化の予定は
ありますか。船形地区は、
令和元年房総半島台風で電柱の倒壊
があり、長い間停電の被害を受けました。無電柱化を推進すべきと考え
ています
が、いかがでしょうか、お伺いします。 小さい2番、道路照明設備の予定は
あるか伺います。 小さい3番、
船形バイパス整備に伴う根岸公園の影響を伺います。公園の入り口、トイレ、遊具の位置関係は道路とどのようになるか、伺います。 小さい4番、旧ふれあい市場跡、閉館予定の若潮ホール跡を
パークアンドライドとして整備し
てはどうか、伺います。 以上
が質問です。御答弁によりましては、再質問させ
ていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(石井敬之) 森市長。 (市長森 正一登壇)
◎市長(森正一)
長谷川秀徳議員の質問にお答えします。 大きな第1、学校としての利用
が休止・廃止された校舎等の利活用についての第1点目、旧神戸小学校及び旧富崎小学校の状況につい
てで
あります
が、まず旧神戸小学校についてお答えします。 現在旧神戸小学校には特別教室棟、管理棟、教室棟、プール、体育館、運動場などの施設
があります。特別教室棟は、1階を房南こども園として利用し、2階は未利用となっ
ています。管理棟は、
神戸地区区長会の「正式な利活用
が決まるまでは地区で利用したい」との要望により、区長会議や
神戸地区公民館サークルなどで利用し
ております。教室棟は老朽化のため、2階は使用不可とし、1階のみを災害時の備蓄倉庫等で利用し
ております。プールは利用し
ていません
が、体育館、運動場は一般の方の利用に供し
ております。 今後の利活用についてです
が、船形バイパスの建設に伴い、若潮ホールを千葉県に返還することから、同ホールの一部を事務所とし
ている一般社団法人館山市
シルバー人材センターから館山市に対して移転先の相談
があり、管理棟を事務所とすることといたしました。また、同ホールを利用し
ている館山市の書庫も移転しなければならないため、特別教室棟の2階を利用します。これらの移転につきまし
ては、神戸地区の区長会に説明、協議をさせ
ていただき、御理解をいただい
ております。なお、体育館と運動場についてはこれまでどおり利用すること
ができます。 続い
て、旧富崎小学校の状況についてお答えします。現在旧富崎小学校には、校舎のほか体育館、運動場、プールなどの施設
があります。これらの施設の利活用については、
民間事業者等のノウハウや活力を生かした提案を幅広く募集するための制度を定め、年明けの1月から提案の募集を開始いたします。 提案募集を行うことについては、富崎地区の区長会及び
地区コミュニティ委員会に説明、協議をさせ
ていただき、有事の際に避難場所として確保することを募集の条件に入れることで御理解をいただき、地区の回覧でも周知をいたしました。 今後においても、廃校となった学校については地域の皆様と十分に協議をし
て、地域産業の振興や移住、定住、雇用創出、
地域コミュニティの維持など、地域活性化につながるような利活用を目指し
ていきたいと考え
ています。 次に、第2点目、現
館山中学校校舎における今後の利活用についてです
が、現在の
館山中学校敷地には校舎のほか講堂、柔剣道場、プール、市民体育館、運動場など多数の施設
があります。そのうち講堂、柔剣道場及び市民体育館は学校の授業や部活動での利用のほか、一般の方の利用に供し
ています。今後の利活用については、公共的な利用の必要性を第一に考え、まずは庁内での利活用希望について意向調査を行いました。その結果、複数の利活用案
が出
てまいりました
が、施設全体の公共的活用の案はなく、施設の一部を利用する案にとどまっ
ており、利活用については未定となっ
ています。 今後は、
民間事業者等のアイデアなどを取り入れながら、より有効な使い方となるよう、民間での利活用なども含め、引き続き広い視野で検討を進め
ていきたいと考え
ています。 次に、大きな第2については、教育長から答弁いたします。 次に、大きな第3、
船形バイパスに関しての第1点目、無電柱化の予定についてで
あります
が、平成28年12月に災害の防止、安全・円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図ることを目的とした「無電柱化の推進に関する法律」
が施行され、国では無電柱化の推進に関する施策を総合的、計画的かつ迅速に推進し
ております。
船形バイパスについても災害時における避難経路として整備することを目的の一つに掲げ
ていることから、近年激甚化し
ている自然災害への備えと良好な景観形成の観点からも、無電柱化に向けた取組を推進し
ているところです。 次に、第2点目、道路照明整備の予定についてです
が、「道路照明施設設置基準」に基づき、信号機の設置される交差点または横断歩道については道路照明の設置を計画し
ています。また、歩道部への連続照明の設置については、供用開始後の周辺の土地利用状況や交通状況などを踏まえ、設置基準に基づい
て判断し
てまいります。 次に、第3点目、根岸公園への影響についてです
が、船形バイパスはトイレと遊具の間を通るルートで計画され
ていることから、公園の入り口、トイレ、遊具
が直接支障となることは
ありません。しかしながら、
船形バイパスにより、トイレと
遊具設置エリアが分断されることによる公園利用者の利便性の低下
が懸念されることから、今後一体的な利用
ができるよう、トイレの移設を検討し
てまいります。 次に、第4点目、旧ふれあい市場跡、閉館予定の若潮ホール跡を
パークアンドライドの施設として整備することについてで
あります
が、船形地区は館山市の北の玄関口で
あり、高速バスの新たなルートとして検討するなど、玄関口としてふさわしい機能を有する地区となることを期待し
ているところです。今後当該敷地の利活用を進めることになった際には、
パークアンドライドの施設整備も選択肢の一つとして検討し
ていきたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 出山教育長。 (
教育長出山裕之登壇)
◎教育長(出山裕之) 大きな第2、
家庭児童相談体制強化事業についてです
が、令和3年度の児童虐待に関する相談対応件数は2,282件で
あり、これは令和3年度において相談や支援の実施など、館山市
が個々に対応した延べ件数を示したものとなっ
ています。 現在館山市では、支援
が必要とされるゼロ歳から18歳までの児童を館山市要
保護児童対策地域協議会で把握し
ており、その児童数は150名から200名前後で推移し
ています
が、これらの児童や家族に対し、定期的な家庭訪問や面接、電話相談などを実施し、家庭の状況や課題を把握しながら、児童相談所や警察、医療や介護、
障害福祉サービスなど様々な関係機関との連携や役割分担により家庭状況
が少しずつでも改善に向かい、子供に対する重大な事故や事件につながらないよう、支援や見守りをし
ているところです。 なお、近年は児童虐待に対する住民の意識の高まりから、館山市や警察などに対する通告
が増え
ているほか、家庭の抱える課題
が複雑化、困難化し
ており、同じ家庭に何度も関わらなければならないことも多いため、相談対応件数は年々増加傾向となっ
ています。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 御答弁どうもありがとうございました。それでは、再質問させ
ていただきます。 まずは、大きい1番目の1点目、旧神戸小学校の件は、今後管理棟に館山市
シルバー人材センターの事務所を若潮ホールより移転するということと、房南こども園の2階
が市の書庫の移転場所になるということ
が分かりました。旧神戸小学校の活用に関しては、ある程度進んで
いるということで解釈したいと思います。 旧富崎小学校の件は、
民間事業者等の活用を生かしたいということで募集をするための制度を定めたということです
が、その制度の内容はどのようなものになっ
ているのか、少し具体的に教え
ていただきたいと思います。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) お答えいたします。 館山市
公共施設マネジメント民間提案制度は、
民間事業者等から館山市
が保有する土地建物を活用し、市の財政負担の軽減や地域振興につながる提案を募集し、本市との協議を経
て、事業化する制度となっ
ております。 制度の概要といたしまし
ては、既に市
が取り入れ
ているプロポーザル方式、これに準じた取組となっ
てまいります。違いといたしまし
ては、詳細な仕様を公募する前に市
が設定するか、提案選定後に協議し
て仕様を定め
ていくか、こういった違い
がございます。公共施設等の利活用に関する提案を幅広く募集すること、それから募集案件ごとに事業提案者を選定し
ていくこと、それから詳細協議を経
て合意に至った場合に限り随意契約を締結すると、そういう形になっ
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 取りあえず規定はされ
ているということなんでしょうけれども、それ
が1月からは
民間事業者等の提案の募集を開始するということですけれども、この募集の方法とその後の流れ
がどのような形になっ
ているか、お聞きしたいと思います。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) 募集の流れということでございます
が、募集要項につきまし
ては既に10月21日に公表をし
ているところでございます。その後現地見学会も既に2回実施し
ております。この後の流れにつきまし
ては、提案書の受け付け
が年明け、令和5年1月5日から1月31日までとなっ
ておりまし
て、受け付け終了後、参加資格の審査、それから提案の内容の審査を行いまし
て、3月上旬に交渉権者を決定するという流れで進む予定でございます。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) この旧富崎小学校に関しては、じゃ何件かもう要望 ごめんなさい、1月から出
てくるということなんで、それから内容を精査し
て、3月にもうその時点で決定しちゃうということになるんでしょうか。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) 3月に決定しますのは交渉権者ということでございまし
て、その後市とその交渉権者のほうで内容、こういったことでやったらいいかといった形の協議をしまし
て、協議
が調った場合、契約に進むと。協議
が調わなければ契約しないで、それで流れるというような形になります。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) そうしますと、3月の時点で、例えば旧富崎小学校
がどこかの、例えば何かの加工場になるだとか、民宿になるだとか、そういうざっくりした内容というのは出
てくるということなんでしょうかね。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) どういった応募
があるかということになりますけれども、応募
があったものにつきましては審査をするということで、その審査結果につきまし
ては公表する予定でございます。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 分かりました。何か地元に効果的な
民間事業者等の提案
があるのを望むというの
が一番なんだと思いますけれども。それでは、神戸、富崎地区はそのような形で進んで
いるということで理解いたします。 次に、大きな1番目の2点目、現館山中学校、旧第二中学校の講堂、柔剣道場、市民体育館は、新館山中学校
が完成し、生徒
が移転した後も、授業や部活動で使用するということなんでしょうか。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 教育上の御質問だと思いますので、教育部のほうからお答えを申し上げたいと思います。 新館山中学校への移転後において、現館山中学校施設を授業や部活動に使用することは予定し
てございません。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) それでは、もう丸々旧第二中学校の施設は使わないということになるということで、今後なんですけれども、先ほど市長の答弁から、規模
が大きく
て施設全体の公的利活用
がちょっと難しいんじゃないかというお話
がありましたけれども、そうなっ
てくるとやっぱり民間の活用を積極的に促進し
て、あれだけのボリューム
がある施設なんで、何かいい事業になればいいなという思いは
ありますけれども、そういったところの御意見
があればちょっとお伺いいたします。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) 現在の館山中学校、旧第二中校舎の利活用ということでございます
が、館山市
公共施設マネジメント民間提案制度、これでき
ておりますので、これの活用の検討をこれに加えまし
て、民間事業者の自由な意見を伺える場としてのサウンディング型の市場調査というの
がございますんです
が、そういったものの活用も検討し
てまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 令和7年に移転という、新校舎
ができ
て移転することになると思いますけれども、そうした場合、今活用のほうも進め
ていきたいというお話でしたけれども、時期的に活用とか募集とか、今館山市
が持っ
ている資料を公表するというのは、どのくらいの時期になるか分かりますでしょうか。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) 館山中の校舎につきまし
ては現在使っ
ているということで、まだいつぐらいに募集するといったような形の検討までは進んでおりません。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 分かりました。 あと、新館山中学校を開校する前に、館山市、今その他の学校再編を令和6年度にある程度確定したいというお話をちょっと聞いたこと
があるんですけれども、この再編に伴い、学校施設の利活用も考えなくちゃいけないと思いますけれども、これらの規定の準備は今し
ているんでしょうか。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) 6月の議会のほうでも御質問いただいたところではございますけれども、今後の市立小中学校の統廃合に伴いまし
て、不使用となった場合の学校施設、この利活用については公共的な利用の必要性を第一に検討し、それらの必要性
がない場合は民間での利活用について検討を行っ
てまいる予定でございます。 なお、これらの検討に際しては、令和4年3月に策定をいたしました「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」、これに基づき、地域住民の皆様とともに利活用の方策の検討を行っ
てまいります。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 最初に公共の活用、それから次に民間の活用という方向で進んでいくということなんですけれども、分かりました。今年の10月に建設経済委員会の視察で、休廃校活用についてと題し
て、徳島県の三好市へ行政視察に行っ
てきました。三好市は、徳島県の徳島市から西のほうに電車で1時間半ぐらい入った山の中、ちょうど吉野川の上流に近い場所に
ありまし
て、高校野球で有名な池田高校
がちょうど
あるところで、平成18年に4町2村で合併し
て誕生した市です。面積は約720平方キロメートルということで、館山市の約7倍の面積
がある。あと、今の人口
が約2万3,000人ほどということなんですけれども、40年ほど前、ちょうど水野選手
が甲子園に出
て頑張っ
ていたときなんですけれども、そのときには6万人ぐらい
いたというお話だったんですけれども、そこの視察をしまし
て、平成24年度より休廃校の施設状況
が確認でき
てから、地域住民の意見交換などを実施し、休廃校活用事業の推進を図っ
てきたということです。 休廃校
が、その時点で29校、広い、720平方キロメートル
あるということなんで、休廃校
が29校
あるうち、令和4年、今年の4月の段階では休廃校利用
が11校という形で、民間の利活用
がされ
ているというような形になっ
ています。内容は、デイサービスや介護事業、菓子加工やカフェ、野菜加工、あと民泊、アートプリント工場など、いろんなことで利用され
ているということです。 活用し
ている業者のメリットとしては、無償貸与からの貸付けから経常利益の削減
が望まれる、あと地域貢献による好感度の向上
がある、自然、田舎の生活から来る静かなスローライフ
ができる、地元マスコミ、卒業生からの関心の高さなど
がちょっと挙げられ
ていて、うまくいっ
ているような感じです。 あと、市としてのメリットは、雇用の創出、それから移住者の人口による増加、維持管理費用の減、それから施設の長寿命化、
地域コミュニティの維持や活性化、地域のランドマークに灯
がともっ
て地域
が元気になったというメリット
が出
ているそうです。 このように、三好市は早くから、平成24年度ぐらいから着実に計画をし
てきまし
て、利活用の規定を早くから準備し
てきた、それで対応し
てきたという形になっ
ております。詳しくは、視察のときに頂い
てきた資料「三好市廃校等の活用に関する基本方針」というもの
がありまし
て、これは契約書の細かい内容
が出
ているもんなんで、もしこれやったら活用し
て、参考にし
ていただい
て、館山市のほうも早めにいろいろ細かい規定のほうを取り組んでいっ
ていただきたいと思います。これに関して何か御意見
がありましたら、ひとつお願いします。
○議長(石井敬之)
手島総務部長。
◎総務部長(手島隆) この視察に行かれた資料につきまし
ては、私たちのほうに提供いただきまし
て、拝見させ
ていただい
ております。参考にさせ
ていただい
て、検討し
てまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) じゃ、よろしくお願いいたします。なるたけ早めに動い
て、対応し
ていっ
ていただきたいと思います。これで、大きな1番目の質問は終わります。 次に、大きな2番目の質問をいたします。児童虐待の相談対応件数の相談や支援の実施はどのようなものか、具体的な内容を教え
ていただきたいと思います。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 相談や支援の実施内容ということでございます
が、まず心配な家庭の情報
が入った場合、家庭訪問ですとか面接、電話での相談等を行いまし
て家庭の状況を把握するほか、所属する園ですとか学校、その他その家庭に関わっ
ている各関係機関などから情報収集をしまし
て、家庭の緊急度を測るアセスメントを実施いたします。 アセスメントでは、緊急度
が高い順から、一時保護を前提とした緊急介入を行う段階、それから発生または再発防止のための緊急支援を実施する段階、集中的な支援の実施を行う段階、継続的、総合的支援の実施を行う段階の4つの段階に分かれ
ておりまし
て、各家庭のアセスメント結果に応じた対応を図っ
ていくことになります。例えばアセスメントの結果、緊急度
が高く、子供の命
が危ぶまれるような危険な状態
がある場合には児童相談所に通告をいたしまし
て、一時保護を含む対応を依頼いたします。また、緊急度
がそこまで高くないと判断される場合で
あっても、所属する園ですとか学校にモニタリング、経過観察をお願いをいたしまし
て、ふだんの様子を注意深く見
ていくとか、家庭の抱える課題
が少しでも減るように、養育者や児童、その他の家族に医療、福祉、障害や介護などの利用可能なサービスの利用を進め、虐待に至らないよう環境を整え
ていきます。 なお、緊急度
があると判断されたケースは、市の要
保護児童対策地域協議会に登録をいたしまし
て、家庭環境の改善や安定
が見られ、虐待の心配
がなくなったり減ったというふうに判断されるまで関わりや見守りを継続し
ていくこととなります。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 今の御答弁の中で、館山市
が主体となっ
ていろいろな施設のところに相談したり、要請をしたりという形になるというお話でした。先ほども答弁の中で、児童相談所、警察、医療、介護、それから障害福祉センターなど
があるということなんですけれども、これらのそれぞれの役割分担、館山市はどのようなことをやっ
ているのか、児童相談所はどのようなこと、警察はどのようなことという、ちょっとそこらを教え
ていただきたいと思います。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 各関係機関の役割分担でございます
が、まず児童相談所は一時保護などの強い権限を持つほか、専門的な相談機関として、市のみでは対応の難しい場合ですとか、心理士など専門職の介入
が必要な場合などに関わりをお願いし
ております。 警察では、暴力などを伴う場合などを中心とした緊急時の通報窓口として、夜間ですとか土日祝日など、市の閉庁時の虐待対応などもお願いし
ているほか、緊急時の自宅周辺の見回りですとか、DVなどの危険と判断される場合の同行をお願いし
ております。 また、医療につきまし
ては、診察時などでの虐待
が疑われる受傷の場合の通告元となるほか、けがに至った原因の見立てを医師から伺っ
て、支援方針に役立てます。また、その後の受診の際、注意深く見
ていただくなどの協力を依頼し
てございます。また、精神的な児童のメンタルケアなどの医療支援もし
ていただい
ているところでございます。 また、介護、障害のサービス事業者等につきまし
ては、家族
が抱える課題
が少しでも減り、虐待に至らないための家庭環境を整えるため、利用可能なサービスを実施をし
ていただい
ております。 最後に、市は各関係機関の調整をするほか、家庭状況
が安定し、虐待の心配
がなくなるまで、家庭への関わりや見守りを継続し
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) どうもありがとうございました。いろいろ市のほうも一生懸命、いろいろな団体と関わっ
て、虐待
が事故にならないように一生懸命やっ
ているというのは分かっ
ているんですけれども、今児童虐待の相談対応件数
が年間2,282件という、実際私この件数を聞いたときに、非常にやっぱり多過ぎ
て驚きました。業務日数にちょっと平均換算すると、1日当たり今10件ぐらい
あるというお話になっ
てしまいますんで、これに対応する職員の人数は何人かというのを聞きたいというのと、またこの相談や支援
が行き届い
ているか、ちゃんと最後まででき
ているかというところを、今の現状、館山市の状態を教え
ていただきたいと思います。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 今対応し
ているのはこども課の家庭児童係の担当者でございます
が、人数で申し上げますと、今年度は正規職員
が3名、会計年度任用職員
が4名の合計7人体制というふうになっ
ております。なお、会計年度任用職員の4名のうち3名は、フルタイムの勤務で
ありませんので、週3日程度の勤務となっ
ております。そのため常時窓口に
いる職員は5名程度ということになります。 相談や支援
が行き届い
ているかどうかという点でございます
が、家庭状況の複雑化や困難化
が増大し
ておりまし
て、対応件数自体も増え
ているほか、対応を終了するまでの期間もかなり伸び
ております。現在は、現状の人数の中で何とかやりくりをし
ております
が、今後も相談件数は伸び続けると思われます。今年児童福祉法の改正
がございまし
て、母子保健と児童福祉の一体的な相談体制の整備をするために、市町村は令和6年4月にこども家庭センターの設置に努めなければならないというふうに規定をされ
ておりますので、今後もこの国の動向に留意しながら、本市としまし
ても重大な事故や事件
が起きないよう体制の強化を検討し
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) いろいろやっ
ていただい
ているというのは分かりました。こども家庭センターですか、という設置をやりなさいよと国のほうから言われ
ているということなんで、このほうも設置し
ていただい
て、今後大きな事件、事故にならないように対応し
ていっ
ていただきたいと思います。 最近の事件で、静岡県の裾野市の保育園で、保育士の虐待から3名
が逮捕されたと。また、ほかにも富山市の保育士の虐待も報じられ
ていたり、今虐待の件のニュース
が結構飛び交っ
ていますけれども、テレビなどでその保育士の虐待の原因は、コロナ禍などの対応からくる過度な業務ではないかという指摘
がされ
ております。 そこで伺いますけれども、館山市の保育士の配置規定、それから状況などはどのようになっ
ているか、ちょっとお伺いいたしたいと思います。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 館山市の保育士の配置についてでございます
が、例えばゼロ歳の場合は、園児3人に対して保育士1名以上を置くこととする国の基準に基づい
て配置をし
ております。ただ、個別に支援
が必要な場合等は配置人数を増やし
て加配し
ている対応をし
ております。 なお、各園では、園長ですとか保育主任
が各クラスの様子を見
て回り、言葉遣いも含め
て気になる点を指導したり対応し
て、また職員会議を開いたりし
て、問題点の共有と改善に努め
ております。 国の配置基準についての評価というのは、市では難しいところでございます
が、現場の保育士を見
ておりますと、子供たちにとってよりよいもの、よりよい保育
ができるようにいろいろと努力し
て、提供し
ていただい
ているというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) そうですね。国の規定からいくと、2歳児
がたしか20名、園に1人以上、あと3歳児になると30名以下の子供を見
ていなくちゃいけないと。小さな子供を20名、30名といったら、本当に保育士さんは大変な仕事じゃないかなと思うんですけれども、こうした内容から、それに規定し
ているという、この規定
が、ちょっと昨日か何かテレビで言っ
ていましたけれども、70年前に規定されたもの
がそのまままだ残っ
ているという規定だそうなんですけれども、現場からのこの配置規定の改善などの要請というのは出
てたりしますでしょうかね。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 特に私のところでは聞い
ておりませんけれども、やはり今障害をお持ちといいましょうか、特別にちょっと支援
が必要なお子様
が増え
ております。そんな関係も
ありまし
て、現場の中では職員を加配をし
てほしいというお話も伺っ
ておりますので、そういった心配なお子様、いろいろと支援
が必要なお子様
がいる場合には加配をし
て対応し
ているというところでございます。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 分かりました。いろいろと一生懸命やっ
ていただい
ているというのは分かりました。 今回の質問は、相談対応件数
が年間2,282件も
あるということに対して問題にし
ているわけじゃなく
て、これ
が重大な事件、事故にならないように、可能性
があることなので、児童虐待を防ぐために関係団体と連携、打合せをよくし
て、事件、事故にならないように今後とも対応し
ていっ
ていただきたいと思います。これで大きな2番目の質問を終わらさせ
ていただきます。 次に、大きな3番目の質問の再質問をさせ
ていただきます。まず、第1番目の無電柱化について、無電柱化に向けた取組を推進し
ているということなので、これは実現の方向に進め
ていっ
ていただきたいと思います。また、これ
船形バイパスだけではなく、今後館山市の道路関係に
ある、船形としては台風であれだけの災害になりましたもんで、なるたけ無電柱化し
て、緊急時には緊急車両等
が通れるような体制に整え
ていっ
ていただきたいなと思います。 2番目の信号機の設置され
ている交差点には道路照明の設置を計画し
ているということですけれども、これもよろしくお願いいたします。歩道部への連続照明の設置については、供用開始後の判断との回答です
が、館山市の玄関口になりますんで、道路照明の設置を前向きに検討し
ていっ
ていただきたいと思います。結構陸橋のところから中間の道のところまで300メートルぐらい
あるんですけれども、そこんところは交差点等
がないんで、一応計画はされ
ていないということなんですけれども、あそこ
いらは住民の方の散歩道でも
ありますし、道
が通れば小学校の通学路にもなりますし、おどやさんなんかの買物の通路になりますんで、検討し
ていっ
ていただきたいと思います。 この使用開始の判断、照明器具の設置、施工
が容易にできるよう、今回の工事の中で少し配慮し
ていただい
て、さあ造りましょうといったときに、すぐ設置
ができるように対応し
ていっ
ていただきたいと思います。 3点目の根岸公園を
船形バイパスが縦断するので、トイレの移設を検討し
ているということですけれども、公園自体の面積も道路とトイレで狭くなっ
てしまいます。公園の増設を含めた計画になるようお願いしたいと思います。 また、根岸公園と住居地域
が船形バイパスで分断され
てしまいます
が、今後この
船形バイパスは交通量
が増えること
が予想されますんで、安全に公園へ入場する人の動線、これはどのように考え
ているかお伺いいたします。
○議長(石井敬之) 笠井建設環境部長。
◎建設環境部長(笠井善幸) それでは、お答え申し上げます。 まず1点目、
船形バイパスが通ることによって、公園の面積
が少なくなるということでございます。計画するに当たっては、できるだけその面積、多く取れるようにというふうに計画はし
ております
が、やはり議員御指摘のとおり面積は少なくなっ
てしまいます。そのため、現公園とどんどん川の間の土地を財務省のほうから取得をさせ
ていただい
ておりますので、そちらのほうを公園として利用できるようにということを検討し
ていきたいというふうに考え
ております。 2点目、動線という話でございます。確かに分断されますので、そのまま道路を渡るということは、交通量も多いですから、危険でございます。今回造る道路、
船形バイパスと駅から下り
てくるところに新しく交差点
が今度できます。それ
が若潮ホールの側にできるんですけれども、そこのところには信号機
がつきますし、横断歩道も設置させ
ていただきます。
船形バイパスには歩道もしっかりとつきますので、そちらのほうの交差点を経由した中で、歩道を通っ
て根岸公園のほうに入っ
ていただければというふうに思っ
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) そうですね。信号を利用し
て渡っ
て、それで歩道を通っ
て入場するというの
が一番安全な方法だと思います。これ
がやはり道路
ができ
てから住民の方に周知するということ、やたらめったら
船形バイパスを渡っ
てしまわないように安全対策と周知をやっ
ていただきたいなと思っ
ております。よろしくお願いいたします。 次に、第4点目、ふれあい市場跡に
パークアンドライドの整備をしたいということを提案しましたけれども、高速バスを館山西口を発着として、海岸通りを運行し、この
パークアンドライド停留所に観光客を乗降させたらどうかと考えました。船形、那古地区には崖ノ観音、それから那古観音、あそこは人気の
ある鮮魚、すし屋、伝統のうちわ作り、今はですね房州石の倉庫をリノベーションし
て創ったアートギャラリーもオープンするなどポテンシャルも高いので、
パークアンドライドの整備を前向きに進め
ていっ
ていただきたいなと思っ
ております。 この
パークアンドライドの開設をするには、どのような団体と打合せ、それから許可を取らなきゃいけないか、開設を計画するに当たって、これからどう動かなくちゃいけないかというものをお聞きしたいと思います。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 現状具体的な構想や計画を市はまだ持ち合わせ
ておりません
が、今後開設を検討し
ていくことになれば、当該敷地の管理者で
ある国と千葉県をはじめ、高速バス運行事業者との協議
が不可欠で
あるというふうに考え
ています。 さらに、高速バス停留所を設置することとなり、運行経路を変更することになった時点で、国に運行内容変更の申請を行う、こういう必要
があるというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木副市長。
◎副市長(鈴木雄二) 市としまし
ても、市内でのそれなりの規模の
パークアンドライド、これについては必要だと思っ
ております。現在文化ホールの北側に小規模な
パークアンドライドございますし、あとまた健人館の民間施設、こういった2か所、市内のほうに
パークアンドライドございます
が、高速バスを利用される多くの方
が、枇杷倶楽部などに、ちょっと数字は
ありません
が、利用され
ているの
が実態だと思っ
ております。 また、
船形バイパスの都市計画道路なんです
が、都計道
が通りますと、非常にそこの沿道、またまち
が変わります。館山バイパスとか八幡高井線とか青柳大賀線ですね。病院、ショッピングセンター、ドラッグストア、またレストラン、こういったもの
が立地し
ていきます。
船形バイパスも先ほど市長の答弁に
ありましたけれども、館山市の北の玄関口というところの整備になりまし
て、地域の住民の方
が望まれる業態の立地とか、そぐう景観、こういったものを市として期待し
ているところでございます。 そこで、お話のふれあい市場跡地の話なんです
が、船形バイパスのロードサイドとなりますので、
パークアンドライドも一つの選択肢なんです
が、平面利用よりも高度利用を活用し
ていただきたいというの
が、根本的な考え
がございます。漁港、また海
が目の前ですので、朝取れの鮮魚を食べられるなどの水産に絡む施設とか、地場産業の振興につながったり、雇用を生んだり、また固定資産税の増収にもつながる、そういったところの利活用をまずは期待し
ているところなんです
が、
パークアンドライド、市としても必要性を感じ
ておりますので、選択肢の一つとして考え
ているところでございます。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) 前向きのほうに検討し
ていただい
て、まだ時間
がありますんで、徐々にいろんな団体と打合せしながら、現実になればいいかなと思っ
ております。 また、その
パークアンドライドがもし完成というか、出来上がったときに、今館山市で運行し
ている市街地循環バスですか、今現在亀田ファミリークリニックを折り返しし
て循環し
ていますけれども、これをどうせならもうあと5分ぐらい走らせ
て、
パークアンドライドまで、船形まで来
ていただければ、今1回100円の運賃、それから月でいうと1,000円の運賃で乗り放題という、こうしたところは船形、那古地区も高齢化
が進んでおりますんで、そういうもの
が延長でき
て、うまく運行できればなとは思っ
ています。 ちょっとこういう考えも
あるんですけれども、そのことに関してちょっと御意見
があったらお願いいたします。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 市街地循環バスにつきまし
ては、館山駅からおおむね2キロ圏内の市街地の回遊性向上を図るために現在運行し
ているもので
あることから、現行以上にエリアを拡大することは今のところは考え
ておりません。ただし、船形地区も含めた郊外部の移動手段の確保については、市街地循環バスとはまた別の形で検討し
ていきたいなというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 長谷川議員。
◆2番(長谷川秀徳) そうですね、船形からイオンまで行くまでに すみません、館山駅のほうか、330円という今日東交通の運賃
がかかっ
ている事態なんで、往復するともう660円かかっ
てしまうというような形になるんで、できれば実現
ができればなという思いで
います。
船形バイパスは、令和10年までの継続事業になっ
ていますけれども、完成、開通するまでにまだまだ時間
がありますんで、
パークアンドライドの開設を含めた様々な事項の打合せを少しでも進め
ていただきたいと思います。
パークアンドライドが現実になるのをお願いしまし
て、私の質問をこれで終わらせ
ていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(石井敬之) 以上で2番
長谷川秀徳議員の質問を終わります。 次、4番鈴木ひとみ議員。御登壇願います。 (4番議員鈴木ひとみ登壇)
◆4番(鈴木ひとみ) よろしくお願いをいたします。先ほど新市長の所信表明を伺っ
ていて、これ
が本当に実現したらいいなと思いながら伺っ
ておりました。特に市民協働に関して、今日主なテーマにしたいと思っ
ていますので、ぜひ市民の活動
が活性化するように、一緒に進め
ていただければありがたいなと思っ
ております。 では、質問に移ります。大きな1番、「館山を離れた若い人」
が戻っ
てくるための取組について。若い人たち
が戻っ
てくることを促すために、どのような取組を行うのかを伺います。森市長の選挙公約の1番
が館山を離れた若い人
が戻っ
てくることでした。これを実現するために、どのような方法をお考えかを伺います。 大きな2番、子育て支援について。幼稚園の3歳児クラス、こども園の3歳児の短時間枠について伺います。 小さな2番、子育て世帯への家事支援、一時預かりについて伺います。 小さな3番、館山市立幼稚園について、今後の統廃合について伺います。 若い人たち、特に子育て世代を呼び込むためには、子育て環境の整備
が大切だと思います。全国的に当たり前になっ
ている3歳児の幼児教育
が館山市立の幼稚園、こども園では行われ
ていません。子育て家庭の育児支援、家事支援を充実させ
ている自治体に子育て世帯
が集まっ
てき
ています。子育て支援についてのお考えを伺います。 大きな3番、市民協働について。地域課題の解決のための市民参画の場を増やし、協働のまちづくりを推進させるための取組について伺います。地域課題の解決は市だけでできることではなく、多くの市民
が関わること
が必要だと思います。地域課題を市民と市
が一緒に取り組んで解決することで、住みよいまちづくりにつながります。これは、先ほどの森市長のお考えと同じかと思います。市民協働にどのように取り組んでいくか伺います。 御答弁によっては、再質問をさせ
ていただきます。
○議長(石井敬之) 森市長。 (市長森 正一登壇)
◎市長(森正一) 鈴木ひとみ議員の質問にお答えいたします。 まず、大きな第1、「館山を離れた若い人」
が戻っ
てくるための取組につい
てでございます
が、今館山市
が抱える一番の課題は若者の流出でございます。持続可能なまちづくりには若い世代の力
が必要不可欠で
あり、若者の力
が館山を変え
ていくための鍵だと考え
ております。進学や就職で一度地元を離れた若者
が生まれ育った故郷に戻っ
て働き、子育て
ができるようなまちにしなく
てはなりません。また、館山で働きたい、子育てしたい、住んでみたいと選ばれることも大切です。具体的には、私はやはり企業誘致
が重要な方策の一つで
あり、これ以外にも地元の中小企業の振興や企業支援に積極的に取り組んでいくこと
が必要で
あると認識し
ております。 そこで、まずは地元の中学生や高校生のみならず、県北や県外に進学し
ている学生、さらには地域外に転出し
て働い
ている若者に対するアンケート調査などを実施し
て現状分析を行うとともに、UIJターンの雇用の受皿となる企業誘致や地元の中小企業の振興や起業支援に引き続き積極的に取り組んでいくほか、子供たちに深い地元愛を育むための教育や地域活動の充実を図っ
ていきたいと考え
ています。 さらに、大学や専門学校の卒業後における地元への就職や地元での起業を希望する若者に対しての支援、安心し
て子供を産み育てられる環境整備や支援についても様々な方策を検討し
ていきたいと思っ
ています。 次に、大きな第2、子育て支援についての第1点目、幼稚園の3歳児クラス、こども園の3歳児の短時間枠についてで
あります
が、幼稚園における3年保育は小さなうちから集団生活に慣れること
ができる、集団生活の中で多くのこと
が学べるなどのメリット
が考えられますので、意味の
あることだと認識し
ております。一方では、小さいうちは親の元で見守っ
てあげたいという考え方の保護者もいらっしゃいます。従来からの館山市の方針のとおり、幼稚園の3歳児クラスについては、館山市内には私立幼稚園
がありますので、保育の必要性のない3歳児の幼児教育は私立幼稚園で受け入れ
ていただくことで考え
ています。 公立のこども園の3歳児の短時間枠については、すぐに実現することは難しいと考え
ています。こども園は、開所時間
が1日11時間と長く、職員はシフト勤務をし
ています。また、こども園は保育園と同じくお昼寝の時間
があります
が、その間短時間枠の園児は別室で活動を行っ
ています。お昼寝の際に事故
が起こらないように見守る職員と、幼児教育を行う職員を別々に配置する必要
があり、3歳児を新たに受け入れるには職員を増員する必要
があります。保育教諭等の人材と財源
が限られ
ている中、保育所の利用を希望する方
が多いことも
あり、保育の必要性
がある子供の保育を優先せざるを得ない状況に
あることを御理解いただきたいと考え
ています。 次に、第2点目、子育て世帯への家事支援、一時預かりについてです
が、館山市では出産時や子育て中の家事支援に対する相談は多く
ありません
が、子育てで忙しい家庭に、家事支援を利用したいというニーズ
があることは承知し
ています。支援
が必要な方
が利用できる家事支援のサービスとして、民間事業者
が実施し
ている既存事業の枠組みについて御案内し、その利用につなげ
ております。一時預かりについては、館山白百合幼稚園、聖アンデレ保育園及びファミリー・サポート・センター事業
がその受皿を担っ
ています。 また、民間のサービスとして、在宅保育や個別保育の基礎的、専門的知識を身につけた認定ベビーシッターの情報提供を行っ
ており、子供を一時的に預ける必要
がある方の利用につなげ
ています。館山市としては様々なニーズに対し、利用しやすい一時預かりの環境整備
が必要と考えますので、担い手の発掘などで幅広く情報収集を行うとともに様々な方策を検討し、実施に向けた取組を進め
ていきます。 次に、第3点目、館山市立幼稚園の今後の統廃合についてです
が、近年少子化の中に
あっても保育園の利用者は減少し
ていません。対し
て、幼稚園の利用は年々減少傾向に
あり、幼児教育を効果的に行うには一定の集団規模
が必要とされ
ています
が、園によってはその規模の確保
が難しい状況になっ
ています。このことから、幼稚園における統廃合については懸案とし
ています
が、ほとんどの施設
が小学校敷地内に設置され
ていますので、小中学校の学校再編と併せ
て幼稚園の在り方についても検討し
てまいります。 次に、大きな第3、市民協働につい
てで
あります
が、館山市では誰も
が住みやすく、活気にあふれた魅力
ある地域社会の実現を図ることを目的に、平成30年度に館山市市民協働条例を制定し、市民、市民公益活動団体、
地域コミュニティ、事業者及び市
がそれぞれの役割に基づき連携協力し
てのまちづくりを推進し
ているところで
あり、その財政支援策として令和元年度から市民協働まちづくり支援事業を実施し
ています。 この事業は、令和元年度から今年度までの4年間で18件を市民協働事業補助金の対象事業として選定し
ています
が、令和3年度からは継続事業の募集を開始したことにより、複数年にわたり事業を実施し
ていただい
ている団体もございます。今年度においては、新規事業として「神戸の歴史探訪 神様に仕える人の里の魅力発見」、継続事業として「神余地区ハイキングコース整備による滞留客の集客」と「ビーチクリーンを効果的に行う方法の実証確認」の3件を選定し、現在事業を進め
ていただい
ているところです。 御質問をいただい
ています鈴木ひとみ議員をはじめ、議員の皆様にもこれまで多くの事業で御活躍をいただき、この場をお借りいたしまし
て心より感謝申し上げます。 今年度の市民協働まちづくり支援事業の募集要項においては、市民協働という言葉を親しみやすくするために、「まちづくりに参加し
てみませんか」というサブタイトルを併記し
て、誰
が見
ても分かりやすい表現にし
ております。また、先月の21日に開催された千葉県主催の「協働のまちづくりセミナーin安房」など、他団体に関する情報提供についてもSNSなどで市民の皆様に参加を呼びかけ
ております。 これらの事業に限らず、市民参画の場は地区清掃や草刈りなどの地区行事への参加、祭礼などのコミュニティ活動への参加、消防団活動への参加、審議会等への参加、ワークショップへの参加、パブリックコメントへの応募など多岐にわたることから、館山市の多くの業務において関わり
があるもので
あると感じ
ています。 先ほどの所信表明でも申し上げました
が、市民の皆様
が私たちとともにまちづくりに参画し
ていただけますよう心からお願い申し上げますとともに、行政任せでなく、市民の皆様も一緒に考え、知恵を出し合い、心を一つにし
て共に歩み、夢と希望の持てる館山を、笑顔あふれる館山をみんなで創っ
ていけるよう、これからも市民協働のまちづくりを推進し
てまいります。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) では、再質問させ
ていただきます。 まず、大きな1番、「館山を離れた若い人」
が戻っ
てくるための取組について。よく館山には働く場所
がないと言われますけれども、慢性的に人手不足になっ
ているの
が実態です。医療、介護、福祉、保育、建設、土木、農漁業、観光、小売業など様々な分野で人手
が足り
ていません。高校卒業後、医療、福祉、保育分野の資格取得のために専門学校や大学へ進む学生も多く
います。その学生たち
が戻っ
てこないことに関して、理由を分析し
ておいでになるでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) 第4次館山市総合計画後期基本計画の策定のために、令和2年10月市内の高等学校で意見募集を行いました。回答には、ネット関連の企業を誘致する大手企業のオフィス
があれば大学卒業後に戻っ
てこられる、都心の企業のサテライトオフィスを招致するなどの意見
がございました。 高校卒業後、資格取得のために進学した人
が戻っ
てこない理由は分析し
ておりません
が、実習を行った地域で就職したほう
が就職後をイメージしやすい、同じ仕事内容で
あるなら便利な都会で生活したい、SNSなどで様々な手段で家族と連絡を取ること
が可能で
あるため戻る必要性を感じないなどということ
が考えられます。 独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によりますと、地方出身者に地元を離れたきっかけとして、大学院進学
が約半数を占め、就職
が約15%、専門学校進学
が約10%の順となっ
ておりまし
て、自身の進路
が地元を離れるきっかけとして最も大きいと考え
ています。どんなタイミングに地元に戻るのかという点では就職
が最多となっ
ております
が、離職、転職を機としたUターンも30歳頃まで比較的多く見られます。また、出身地へのUターン希望については、14.5%
が戻りたい、30.6%
がやや戻りたいと回答し
ており、年齢別では若いほどその傾向は高く、潜在的に戻りたい希望を持っ
ていると考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 細かく分析をし
ておられるようで、ありがとうございます。そうした子たち
がなぜ戻っ
てこないのか。多分都会の便利さとか華やかさとか、そういうものに誘われるって、それも
あるかと思います。それから、多分給与の面でも、やはり田舎と都会とでは給与
が違う。そういう点でも、実際に生活費として手元に残るのは多分都会に出
てしまうと家賃とかいろんな経費
が高いので、実際手元に使えるお金としては残らないかもしれないけれども、でもやっぱり給与として頂くお金
が多いほう
がいいのかなっ
て、それも一つの大きな原因かなと、理由かなと思います。 地元に戻りたい、でもやっぱり戻れないという人たちへの、これからのどんなアピールをし
ていかれる予定
があるんでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) Uターン希望され
ている若者たちに、行政支援としては仕事情報の提供、結構ミスマッチとかも
ありますので、仕事情報の提供をしたりですとか、転居費用、これの支援、あとは無料紹介職業など
が上がっ
ておりまし
て、Uターンを考える若者に地元の仕事情報に関するニーズ
が大きいことから、こういったことからまず取り組みたいと思っ
ております。 また、Uターン希望され
ている若者の中には、地元への愛着
がどのくらい
あるかとの関連
が非常に強い、そんなふうに伺っ
ております。加え
て、高校時代まで地元企業どれくらい知っ
ているか、こういったこともUターン希望に差
があるようです。高校時代までに地元企業をよく知っ
ていた人は、戻りたい、やや戻りたい、これ合わせ
て6割を超え
ていると伺っ
ております。このため、地元企業を知るための機会などもつくっ
ていけたらなと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ぜひ進め
ていただきたいなと思っ
ています。 企業誘致に関して、前市長もトップセールスとして首都圏に足を運び、企業誘致に尽力し
ておられたと思います。コロナ禍でなかなかかなわなくなったここ数年間は
ありますけれども、そういう努力はされ
てきたと思います。企業誘致に関して、森市長はどこか当てをお持ちなんでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) 個人的なお付き合いの
ある企業に関して誘致の話をしたことは実はございます。市長の立場になりましたので、個人的なつながりというのではなく
て、広く誘致に向け
て努力をし
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 海外へいろんな企業
が進出し
て、このコロナ禍とかウクライナの戦争で物
が入っ
てこなくなっ
てしまった、そのことに後悔し
ている企業も多いと思います。そこをうまくつかんでいっ
て、この土地で、じゃ何かをつくりませんかと。また違う機会にお話をしたいと思うんですけれども、そのための例えば電力、いろんな資源、それを地元で調達できるような、そういう仕組みもつくっ
ていったらいいのかなというふうには考え
ております。 次に、小学生
が里見の副読本を使っ
て地域の歴史を学んで
います。これ
が郷土愛を育み、地元に戻っ
てくる動機づけになっ
ているとお考えになるでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) 市内小中学校で実施し
ております歴史の副読本「さとみ物語」、これを利用した授業の目的は、郷土の歴史を学ぶことで、館山で育った子供たち
が、自分のふるさと館山
がこんなまちだった、戦国の館山の礎を築いた里見氏
があるな、そういったものを誇りに思っ
てほしいということで始めたもので
あります。 しかしながら、若者
が地元に戻っ
てくる動機としては、雇用面をはじめ様々な理由
があると思います。確かに「さとみ物語」の授業は、郷土愛を育むために行っ
ているもので
あります
が、それ
が直接的な動機づけになっ
ているかどうかは分からないところで
あります。郷土愛、地元愛を育むための一つの手段として、民間企業や地域の皆様に力をお貸しいただかなく
てはなりません
が、子供たち
が地域づくり、まちづくりに実際に関わっ
ていただき、自分たち
が地域やまちづくりの一端を担っ
ているんだ、このまちは自分たち
がつくっ
ている、動かし
ているんだというような意識を育むような取組を今後検討し
ていけたらと考え
ております。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 私も同意見です。地域の環境や産業、それから文化を実際に子供たち
が体験をする、そういう授業を各学校
が今工夫し
て取り組んで
います。ぜひこれをもっとじっくりできるような、それぞれの学校
がいろんな産業、それから例えば農業、漁業、そういったものに一緒に子供たち
が絡んでいけるような体系
ができるような時間をぜひ増やし
ていっ
ていただきたいなと思います。それ
が地元愛の醸成に役立つのではないかと考え
ております。ぜひ進め
ていただきたいと思います。 では、大きな2番、子育て支援について。3歳児の幼児教育の重要性、これは館山市長と私と共通認識と考え
てよろしいでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) そのように考え
てよろしいです。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 先ほど御答弁に
ありましたけれども、3歳でもおうちで育てたい、ずっと私
が子供を見
ていたい、そういう方はそれで、そうやっ
て子育てをし
ていただければいいんですけれども、集団生活を希望する人たち、その方たち
が預けられるような環境はもっときちんと整え
ていくべきではないかと思うんです
が、いかがでしょう。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 館山市では、3歳児の幼児教育の提供につきまし
ては、私立幼稚園
が提供し
てくれ
ているというふうに考え
ております。私立幼稚園
が提供し
ているために、希望する子供たちの提供環境は
あるというふうに考え
ております。民間でできることは民間に実施をし
ていただくということを前提としまし
て、公立の幼稚園やこども園では提供し
てまいりませんでした。今後3歳児の幼児教育のニーズの高まりと状況の変化
があれば、3歳児の幼児教育の提供体制も検討し
ていく必要も
あるのかなというふうには考え
ております
が、まずは民間のほうで受入れ体制を整え
ていただけたらなというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 以前にもお話ししたこと
ありますけれども、私立幼稚園は市の北部なので、遠方の子は朝夕1時間送迎バスに乗ることになります。それ
がよい保育の状態だとお考えになるでしょうか。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 送迎バスにつきまし
ては園の先生
が添乗され
ており、園児の乗車中、移動中にも常に園児に気を配っ
て、時にはちゃんと座っ
ていない子供には声をかけたりということをし
ているというふうに伺っ
ております。つまり送迎時間にも教育
が既に行われ
ているということで、朝夕の送迎時間も無駄になっ
ていないのでないかというふうに考え
ております。 また、保護者の車による送迎の場合においても、家事に追われ
てゆっくり会話できないで夜になっ
てしまう、子供
が寝る時間になっ
てしまうという人にとっては、送迎時間
が子供との大事な会話の時間というふうに捉え
ているという方もいらっしゃるというふうに伺っ
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) この話を今そんなに突っ込みたくはないんです
が、ただ3歳児
が本当に動き回りたい時期ですよね。その子たち
が毎朝1時間、椅子に座っ
てなさいと言われ
て、動いちゃ駄目よと言われる状況
が本当に子供にとっていいのかなというのは、ちょっと考え
ていただきたいなと思います。なるべく住まいに近いところ、または親の勤務地に近いところで子供を見られる、その状況はつくっ
ていかなければいけないと思います。ぜひよろしくお願いをいたします。もう一度、どこかで考え直しをし
ていただけるとありがたいんです
が、いかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 先ほどもお話をさせ
ていただいたと思います
が、今後そういった3歳児のニーズ
がきちんと高まっ
てくるというようなことですとか、状況
が変化するということ
がありましたら、また検討したいというふうに考え
ております。 ちょっと例で申しますと、今の私立幼稚園の3歳児の定員
が60人ということになっ
ております。ただ、今利用者数は25人ということで、私立幼稚園だし、北のほうに
あるからなかなか利用
が進まないということも
あるのかもしれません
が、3歳児のそういった利用のニーズ
が高ければ、もう少し入っ
てもいいのかなというふうには考え
ておるんです
が、そういったところもよく研究し
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) よくお母さんたちと話をし
ているときに、3歳児
が幼稚園に入れない。その下に、2歳とか1歳とかゼロ歳とか
いるときに、この3歳児の子を預けたいので、だから私働くよと。それで保育園に入れ
て、じゃその下の子も一緒に入れなきゃいけないけれども、それで保育園に入れ
て働くよという、そういう3歳児用の幼児教育
がない
がために保育園へ入れるという、そういうお母さんたちもたくさん
います。実は、私自身もそうでした。30年以上前にここに来たときに、それまで幼稚園に通っ
ていた3歳の子供
が行く場所
がなくなった。困ったなと思いました。その下の子供も、そのとき2歳だったんだけれども、しようがないな、一緒に保育園に預け
て、私
が働くことを選択するしかないなと考えました。そういうお母さん、とても多いと思います。ぜひ3歳児の幼稚園枠、それをきちんと考え
ていただいたときには、それより小さい子供をうちで見
て、3歳になっ
て、本当にもう集団生活
が必要になる、お友達
がどうしても欲しいような年齢になった子供を幼稚園に入れる、そういう選択もできるようになると思います。もう一度、ぜひお考え直しをいただきたいと思います。 では、先へ進めます。定員割れし
ている幼稚園を統合することで保育教諭のゆとり
ができ
て、こども園での3歳児の短時間枠も可能になると考えます
が、いかがでしょうか。また、マイ保育園制度など一時預かりも含め
て、地域の在宅の子供の支援や、保育園の子供も保育園やこども園で行うこと
が可能になるのではないでしょうか。いかがでしょう。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 先ほど市長の答弁にもございましたとおり、利用者
が減少し
ている幼稚園の統廃合は懸案事項になっ
ております
が、小中学校の学校再編と併せ
て、幼稚園の在り方についても検討し
てまいりたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 学校は学校、でも幼稚園は幼稚園でやっぱり考え
ていったほう
がいいかなと私は思うんです
が、そうでないと結局、今小人数のところに
いる子供たちはそのままだし、それから既に何年も休園になったままの幼稚園、それ
が閉園もされずにそのまま放置され
ている状態になっ
ている、そういったこともちゃんと見直しし
て、そのときそのときのニーズにきちんと合わせ
ていく、それ
が必要ではないかと考えるんです
が、いかがでしょう。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 今学校再編の議論を地域の皆様とさせ
ていただい
ております。その中で、幼稚園の在り方についても考え
ていきましょうということで考え
ております。学校をどうしていくのか、学校の中で子供たち
がどういう教育環境で育っ
ていくの
がいいのか、それと併せ
て幼稚園の環境も整え
ていかなきゃいけないなというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 市のほうの考えは分かりました
が、そうではなく
て、もう少し早く考え
ていただきたいなと私は願っ
ております。 一時預かりや家事支援について、東京お母さんという仕組み
が東京都の民間で行われ
ています。この仕組みを
シルバー人材センターの協力をいただい
てできないかという提案をしたこと
がありました。このようなことについて、その後検討はされ
ているでしょうか。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 東京お母さんにつきまし
ては、事業内容を研究しましたところ、家事支援ですとか買物代行、子供の世話のほか、子供の塾の送迎などをまとめ
て提供し
ていること
が分かりました。ただし、送迎につきまし
ては多くのベビーシッターと同じように公共交通機関ですとか徒歩に限定をされ
ておりまし
て、交通の利便性の高い地域でないとちょっと送迎等は難しいのかなというふうに考え
ております。
シルバー人材センターへ、同様のサービス
が提供できないかどうか、そういった可能性
があるかどうかを問合せましたところ、送迎及び家事支援のサービスの提供は難しいというふうに伺っ
ております。民間の担い手
がないかどうか、その後調査研究を進める中で、子育て世帯の家事支援を生活支援サービスの一つとして実施し
ている介護事業所ですとか、認定ベビーシッターの制度
が利用可能なこと
が分かりましたので、現在はそちらを御案内し
て利用につなげ
ております。 また、ファミリー・サポート・センター、元気な広場でやっ
てございます
が、その援助活動につきまし
ては一時預かりだけではなく
て、送迎等もできることになっ
ておりますので、そういったファミリー・サポート・センターでの利用等を拡大し
て、地域での子育て支援を支援する、ファミリー・サポート・センターは相互活動でございますので、そういったものの情報発信に努め
て、多くの人の利用につなげ
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) たくさんの若い人たちの移住を得
ている地域というのは、本当にいろんな工夫をし
て家事支援をし
ています。家事支援、育児支援に本当に力を入れ
て、そのための予算を市のほうで組んで
います。いろんな形の補助金を組んで
います。ぜひ研究し
ていただい
て、館山市に来たら、それこそ地元出身の人は親
がいるかもしれない。でも、ここへ移住し
てきたときに誰も助け
てくれない、その状況はつくりたくないと思うんですね。何か
あったときに頼ること
ができる、お母さん
が病気になったら、そうしたら誰か見
てくれる人
がいる、次の子供を妊娠、出産するときにその上の子供を見
てくれる、そういう仕組みは絶対必要だと思います。ぜひこれから力を入れ
てつくっ
ていっ
ていただきたいなと思います。 市長の大きな1番への御答弁に、安心し
て子供を産み育てられる環境整備や支援についても様々な方策を検討し
ていきたいと思っ
ていますと
ありました。では、今の館山市の子育て環境をどのようにお考えになっ
ているかお聞かせください。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えします。 市の子育て支援施策については、総合計画で
あったり、「子ども・子育て支援事業計画」に基づい
て着実に推進し
てきたものと考え
ております。幾つか具体的な例を挙げますと、幼保一元化の推進により、幼保連携型認定こども園
が3園整備され、保育環境の向上
が図られ
ております。また、屋内公園として、他に類を見ない広さの元気の広場、これは子育て親子や世代間の交流、子育てに関する相談及び情報提供を通じた不安解消を図るため、館山市の子育て支援拠点として重要な役割を果たし
ており、ボランティア企画をはじめとする様々な子育てイベント
が開催される場所となっ
ております。 子育てサービスの利用者支援としては、こども課におきまして、子育てコンシェルジュ
が2名配置され、子育てに関する情報の提供や相談、助言などを他機関と連携し
て、ワンストップサービスの提供をし
ております。保育サービスの充実としては、働き方や家庭の姿
が多様化する中での保育ニーズに対応するため、学童クラブの公設化や市立保育園の延長保育や土曜保育、預かり保育など
が実施され
ております。また、子ども医療費助成制度
が中学3年生終了まで拡大され、保険診療の一部負担金について助成を行うことで、子育て家庭の子供に係る医療費の負担軽減と子供の保健の向上
が図られ
ております。これらは、館山市の子育て環境を充実させるための施策として、すばらしいものと考え
ております。今後、これらの子育て支援施策に磨きをかけ
ていくことはもちろんのことです
が、子ども医療費助成制度の対象年齢の拡大で
あったり、インフルエンザ予防接種の助成などについて検討を重ね、安心し
て子供を産み育てられる環境整備のさらなる充実を図っ
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ぜひこれからも子育て環境の整備、力を入れ
ていただきたいと思います。 では、大きな3番について、先ほど市長もおっしゃいましたけれども、市民の参画の場をぜひとも増やし
ていただきたいと思います。 市民協働事業、これ私も補助金をいただく団体に一緒に入っ
て活動させ
ていただい
ていますけれども、市民
が手
が挙げやすいような状況になっ
ているんでしょうか。補助金の枠組みなどをもっと使いやすくすること
ができないかと思います。1年目には20万円、2年目には10万円、そして3年目は10万円の上限では
あります
が、事業費の50%です。事業収入を見込めないような事業は、もうここでは諦めなければいけません。市民協働事業に手を挙げた団体
が継続し
て行っ
ていくためには、この枠組み、もっと使いやすくし
ていくこと、それとあといろんな人
が手を挙げやすいような仕組み、誘いかけにし
ていくこと
が必要かと思うんです
が、いかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) 御答弁申し上げます。 初めに、市民協働事業は市民の方
が手を挙げやすいような、そういう仕組みになっ
ているかとの御質問についてでございますけれども、令和4年度におけます市民協働まちづくり支援事業の募集に当たりましては、前年度から大幅な事業内容の変更
がなかったこと、また事業を実施し
ていただく期間をより長く設定し
ていただきたいと、こういったところに主眼を置きまし
て、3月定例会の予算議決後はすぐに募集要項、これを公表しまし
て、募集期間も近隣の市町と同様の約1か月間ということに設定、また市の広報紙をはじめ、市のホームページですとかフェイスブック、ツイッター、ラインといったSNS、さらには房日新聞さんのほうの掲載など、様々な情報媒体を活用し
て広く周知を図ったところでございます。その結果、前年度と同数の9件の御相談を頂戴しまし
て、その後応募、さらに審査と、これを経
て、今年度は3件の事業を選定、現在も事業は進め
ていただい
ているところでございます。 また、既に一部の団体様からは、来年度の事業の御相談をいただい
ているというところの状況も考慮しますと、担当部署といたしまし
てはこの事業
がある程度市民の皆様に認知をされ、そして浸透し
てき
ていると、そういった実感もございます。ですので、今後とも市民協働まちづくり支援事業を活用し
ていただけますよう積極的なPRに努め
てまいりたいと、かように考え
ております。 次に、その補助金の枠組みなど、もっと使いやすくならないのかという御質問についてですけれども、今の鈴木議員お話しのとおり、この市民協働まちづくり支援事業につきまし
ては、事業の取組当初は新規事業のチャレンジコースとして、上限20万円を活用し
て、まずはきっかけづくりをし
ていただくと。その事業を継続することになった場合には、引き続き継続事業のブラッシュアップコースとして、1回目の補助率は100%の上限10万円、次に2回目の補助率につきまし
ては50%上限の上限10万円を活用し
ていただくという形で、事業実施団体の方にはいずれは独立し
て事業を進め
ていただきたいと、こういう思いから、徐々に自立に向け
て導くということですね、補助内容としてございます。そのため担当部署といたしまし
ては、現段階では補助金の枠組みの見直し等については考え
ておらず本事業を進め
ていく考えでおりますので、この事業の趣旨を御理解いただければ幸いに存じます。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) そういう考え方だということは承知いたしました。ただ、これでは収入を見込めないような事業は諦めなければいけないなと改めて考えました。 市民
が何かを始めたり、提案したいと考えたとき、分かりやすい窓口をつくるべきではないかと考え
ています。私自身
が市民から、こんなことやりたいんだけれども、どこに行けばいいでしょうかと聞かれたときに、私も悩んで、職員の皆さんに、これは誰に聞けばいいんでしょうか、どうやっ
て進めればいいんでしょうと御相談すること
が多々
あります。まずは、市民
が何かをやりたいと考えたときに、相談に乗っ
てくれる窓口
が必要だと考えます
が、いかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) では、御答弁申し上げます。 市民の皆様から、何か始めたい、また市に提案したい、また地域課題の解決に向けた取組を進めたいと、そういったような内容で市民協働課のほうに御相談いただいた場合には、お話をお聞きした上で担当部署に直接相談するよう御案内させ
ていただくこともございますし、先ほど申し上げた市民協働まちづくり支援事業
が活用できるような取組で
あれば、どのような形で
あれば対象事業になるかといったような形で、相談者の方に寄り添いながら事業の説明をさせ
ていただい
ております。 また、他の部署の職員からも、この取組は市民協働まちづくり支援事業に該当すると思われるので、市民協働課を案内しましたよと、そういった情報提供も
ありまし
て、対応する場合もございます。現在の館山市役所という組織の中で、市民の皆様からの御相談ですとか御提案、これを全て対応するという特定の窓口を新たに設置するということにつきましては、どうしてもマンパワーの観点からもなかなか困難で
あると推察されるところでございます。今後も市民の皆様からそういった御相談ですとか御提案ということで
あれば、まずは私ども市民協働課のほうに御相談し
ていただければと思います。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ありがとうございます。 では、市民協働課
がそういう相談の窓口になりますよ、皆さんの御相談に乗ります、うちに相談し
てくれたら、いろんなところ、関連するところ、力になっ
てくれるところを御案内しますということをもう少し市民の皆様に分かりやすいように広報し
ていただけるといいなと思うんです
が、いかがでしょう。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) 今議員のほうからもお話
ありましたように、どうしても一つの窓口を特定し
てというのは難しいという中で、何か相談事、また提案事
があるんで
あれば、うちのほうに御相談し
ていただくということで、これもどういう媒体を使っ
て外に向け
てお知らせし
ていくかと、ここではすぐ即答できませんけれども、広くその辺をアナウンスし
ていけるようにちょっと考え
てみたいと思います。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ぜひよろしくお願いをいたします。 では、次の話に移ります。自分ごと化会議、これを館山市でも開催したらよいと思うんです
が、いかがでしょうか。自分ごと化会議とは、それまで政治家や公務員任せにし
ていたことを住民
が直接話し合う会議で、全国各地で行われ
て、大きな成果を上げ
ています。鍵となるのは、参加する住民を無作為に選ぶことです。政治、行政と縁のなかった人、参加をちゅうちょし
ていた人など、幅広い層の参加
が期待できます。これまで政治、行政に関わるきっかけ
がなく
て、他人事になっ
ていた住民の多くは、一度参加すると自分のまちの事情や行政
が行っ
ていること、さらには社会全体のことに関心を持っ
て、自ら何かをしようと考えること
が多いです。自分たちのまちの将来を住民自身で考え
ていこうという意識
が生まれます。まちづくりを自分事として捉える市民
が増えること
が市の活性化につながると考えます。実施すべきだと考えます
が、いかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) ただいま議員よりお話のございました一般社団法人構想日本
が全国各地で展開し
ております自分ごと化会議につきまし
ては、私自身構想日本の特別研究員の方
が講師を務めた勉強会、館山市議会議員の皆様とともに2度ほど参加をさせ
ていただいたところでございます。ですので、自分ごと化会議
が地域課題を自分ごととして考え、よりよいまちづくりを推進するために無作為抽出した市民の方を委員として、行政ですとか、あと外部の専門的助言者とともに各種テーマについて話し合う取組で
あるということは存じ上げ
ております。この自分ごと化会議には、住民参加型事業レビュー、いわゆる事業仕分けですよね。それと住民協議会の2種類ございますけれども、今後館山市として自分ごと化会議の開催を視野に入れ
て考え
ていくので
あれば、地域の身近な課題を一つのテーマとして掲げ
て、行政任せにはせず、住民自ら
が自分ごととして解決策を考え、そして議論を深め
ていく住民協議会のほう
がマッチするだろうということは個人的にも考え
ておるところでございます。 加え
て、住民参加の形です
が、こちらにつきまし
ても、これまでのように公募形式で
あるとか、いわゆる推薦とか一本釣り、こういう方式という形ではなく、無作為抽出という新たな参加手法にすることで、これまで行政との接点
が少なかった方で
あるとか、参加をちゅうちょされ
ていたような方々、広範な市民の方の参加
が期待もできますし、こうした方々
が一堂に会し
て、地域における課題の現状を知っ
て、その生活の中から見える現象ですとか実感というものを基に意見を出し合っ
て、何をすべきかということではなく、自分はどう
ありたいかという、そういう視点で議論することで、意見
が違うその住民同士の相互理解も深まっ
てくるんじゃないかなと考えます。 また、テーマに関しても、既に開催し
ております全国の自治体、他の自治体の事例見
てみますと、公共交通で
あるとかごみ問題、子育て支援、医療、福祉、健康づくり、防災などかなり多岐にわたってございます。現時点では館山市として、その自分ごと化会議の担当部署も含めまし
て具体的なものは決まっ
てはございませんけれども、森市長新体制の下、自分ごと化会議の開催の必要性につきまし
ても今後検討し
てまいりたいと、このように考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ありがとうございます。今出し
ていただいたいろんな課題、どれも館山市の抱え
ている課題だと思います。ぜひ具体化し
ていただきたいなと思っ
ております。 この秋、総務委員会とか会派の新政クラブで研修視察に行かせ
ていただきました。市民協働事業を私としては大きなテーマの一つとして視察先を選びました。雲南市の雲南スペシャルチャレンジ、智頭町の百人委員会、鹿屋市のかのや100チャレなど様々な工夫をし
て、市民や、中には市民以外違う、本当に全国的に募集をかけ
ているところも
あります。そういう人たちを巻き込んで地域課題の解決を行っ
ている自治体
がたくさん
あります。そのような自治体では、市の職員
が市民と一緒に考え
て動い
ています。館山市でもそのような取組
ができるでしょうか。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) ただいま議員のほうから御紹介いただきました島根県雲南市の雲南スペシャルチャレンジ、鳥取県智頭町の智頭町百人委員会、また鹿児島県鹿屋市のかのや100チャレにつきまし
ては、いずれも地域課題を解決するために様々な工夫され
て、今後業務を進め
ている中で、地域活性化につなげ
ている取組ということも
ありますので、今後業務を進める中の参考にさせ
ていただきたいと思います。 ただいまの御質問の趣旨は、こうした自治体と同じように、館山市職員も住民の皆さんと一緒に考え
て動くという、そういう取組
ができないのか、そういう趣旨かと思いますけれども、先ほどの答弁と一部ちょっと重なるところはございますけれども、各部署
が所管し
ております事務事業につきまし
ては、これまでも市民の皆様から相談や要望など、これを受けた際には各担当者
がしっかりとお話を伺っ
て、必要に応じ
て他部署との連携も図りながら、責任を持っ
て職務を遂行し
ているところでございます。 私ども市の職員というのは、まちづくりの主役は、主役で
あるその市民の皆様の視点に立っ
て行動する意識、また自らも地域の一員で
あるという意識、何事にも前向きで積極的に取り組む意識、こういったことを常に心がけ
て、多様化、高度化する行政ニーズですとか地域課題の解決などに際しては、柔軟な発想、広い視野を持っ
てということで、主体的かつ積極的に行動し
ていかなければならないわけです。 限られた人的資源で行政サービスを持続的に提供し
ていくためにも、その職員一人一人
がいわゆる自分たちは行政のプロフェッショナルで
あるとして、市民の皆様とよりよい信頼関係を築きながら、共に考え
て、共に行動するという、まさに市民協働の考え方をこれまで以上に意識しながらその職務に臨んでまいりたいと、このように考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) 御丁寧な御答弁ありがとうございます。ぜひそうして、そのように動い
ていっ
ていただければありがたいと思います。 昨年度の市民協働事業で行った富崎ぐるっとバスの実証運行、ぐるっとバスは実証実験から、現在は実装運行、実際に週1回、地域の皆さんを乗せ
てお買物にスーパーまで行くこと
ができ
ています。この活動
が、実際に実証運行から実装運行までできた、これは中心となっ
て動いたボランティア、協力企業さん、それから地元の皆さんの努力も
あります
が、一緒に考え
て動い
てくれた市の職員の方
がいらっしゃっ
て、いろんなアドバイスをし
てくださったり、それから補助金とかいろんなことを、いろんな制度を一緒に考え
てくださったので、だから実現すること
ができました。今後もやっぱりこういう市民の活動に市の職員
が寄り添うような形をぜひ取っ
ていっ
ていただきたいと思います。これ
が本当に市民協働事業ではないかと考えます。 富崎ぐるっとバス
が実装運行はいたしました
が、でも今運行はボランティアと協力企業に任された状態になっ
ています。これ
が継続するためには、市
がこのような住民の移動手段を確保するということを福祉事業の一つとして捉え
て、一緒に動い
ていただくこと
が今後は必要かなと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 市としましては、今後も集落支援員をはじめ、ぐるっとバス関係者の皆様や地域の皆様との意見交換を行っ
て、ニーズや困り事を把握した上で、事業の継続に向け、皆様とともに今後も取り組んでいきたいというふうに考え
ています。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ぜひ、やっ
てみたで終わらないように、地域の高齢者の皆さんからも、ずっとやっ
てよねという話はいただい
ています。せっかく始めたもの、それから今後この事業
が富崎だけで終わらずに、モデル事業として館山市全体でも運用できるような、そういう取組になるようにぜひ今後一緒に考え
ていっ
ていただければありがたいと思います。 では、今市民協働事業として行っ
ている神戸や神余の取組、海岸清掃の取組を市の観光にどう位置づけ
ていくか、環境問題、景観の問題として市
がどう取り組んでいくかという視点
がないと、やっ
てみた、私たち頑張っ
てやったね、それで終わっ
てしまうと思うんです。ぜひこれを事業として継続し
ていくために、市民協働事業
が、市民
が動い
て、それに対して市も一緒になっ
て考え
て動い
てくれる、そういうふうにし
ていただきたいな、そう思うんです
が、ぜひ実現するようにお願いできますでしょうか。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) 御答弁申し上げます
が、ちょっと先ほど来の答弁と若干重なるというか、繰り返しになるところ
があるところは、ちょっとあらかじめ御了承いただければと思います
が、先ほどお話のとおり、この市民協働まちづくり支援事業につきまし
ては、それぞれの団体
がいずれは独立をし
て事業を進め
ていただきたいという思いから、徐々に自立を導くような制度となっ
ていることからも分かりますように、各団体の自主性で
あるとか自立性、これは最大限尊重したいと思っ
ていますし、それを応援する事業で
あるというふうに認識し
ているところでもございます。 そのため、この事業を活用した取組後につきまし
ても、主として当該団体のほうから御相談等
があれば、その内容に寄り添いながら一緒に考え
ていくという、そういう立ち位置につきまし
ては変わりはございません。その事業自体についての市の施策で
あるとか、市の施策としてその必要性で
あるとか位置づけにつきまし
ては、市全体における施策としての考え方、また予算上の問題、財源の問題等々もございますので、事業の継続、そういった必要性
がある場合には、改めてまた各担当部署において協議、検討し
てまいると、そのような形で進め
ていきたいと思っ
ています。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木ひとみ議員。
◆4番(鈴木ひとみ) ぜひそれぞれの担当部署の方と一緒に話合いを進められるような、事業を進められるような、そういう場をつくっ
ていただけるとありがたいなと思っ
ております。ぜひまた御相談に伺いますので、よろしくお願いをいたします。 それから市長へ、市民
が積極的にまちづくりに参画するために、どのような取組を考え
ておいでかを伺います。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えします。 冒頭の答弁でもお話ししました
が、市民の皆様
が私たちとともにまちづくりに参画し
ていただきますよう心からお願い申し上げますとともに、行政任せではなく、市民の皆様も一緒に考え、知恵を出し合い、心を一つにし
て、共に歩み、夢と希望を持てる館山を、笑顔あふれる館山をみんなで創っ
ていけるよう、これからも市民協働のまちづくりを推進し
ていきたいと考え
ております。 また、市長選挙のチラシに具体的な取組といたしまし
て、「市長と話そうの会」を毎月開催等記載し、地区別、年代別という例を示しました
が、今後開催方法や対象の選定等について、担当の職員とともに検討し
ていきたいと考え
ております。 併せ
て、先ほどひとみ議員のほうからもお話出ました
が、雲南スペシャルチャレンジで
あったり、百人委員会、かのや100チャレなど、他の自治体で行っ
ております事業についても調査研究をし
ていきたいと考え
ております。特に今年度の第9回かのや100チャレのテーマの一つ、これは「地元に帰りたくなる!!地元じゃなく
ても住みたくなる!!まちづくり」となっ
ております。そのプレゼン、審査など、ユーチューブで視聴いたしました
が、とてもすばらしい内容で、大変参考になりました。鈴木ひとみ議員の大きな1の質問に関わるところとなります
が、ぜひ議員の皆様におかれまし
ても、ぜひ御視聴いただけたらと思っ
ております。 以上です。
◆4番(鈴木ひとみ) はい。以上で終わります。ありがとうございます。
○議長(石井敬之) 以上で4番鈴木ひとみ議員の質問を終わります。 午前の会議はこれで休憩とし、午後1時再開いたします。 午後零時04分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(石井敬之) 午後の出席議員数15名。午前に引き続き会議を開きます。 12番龍﨑 滋議員。御登壇願います。 (12番議員龍﨑 滋登壇)
◆12番(龍﨑滋) それでは、午後の最初の質問をさせ
ていただきます。 過日の市長選挙を勝ち越えた森 正一市長には、市民の新たな時代を望む声
が多く寄せられたことと拝察いたします。今後は、世代交代を望んだ声のその先の一歩二歩、この期待に対し、どのような変化と成長をもっ
てお応えするか、その具体的な市政運営とリーダーシップ
が求められることは言うまでも
ありません。今後新執行部体制の展開する施策に対しては、議員、議会もさらに声を発し、市の発展を期し
ていく、その重要なスタート地点に立ったと認識し
ております。 そこで、まず市長の市政運営についてお伺いいたします。市長は、若者
が戻っ
てくる、戻っ
てきたいと思えるまちをキャッチフレーズに選挙戦に挑みました。この言葉
が有権者に届いたとするならば、この実現こそ
が全てで
あります。その若者
が館山にとどまる、あるいは戻っ
てこようとする一番の動機は、館山で暮らすことのできる経済的な基盤
が備わっ
ているかどうかではないでしょうか。で
あるならば、力を注ぐべきは地域振興、産業振興で
あると思います。行政による子育てや教育、福祉への支援
が充実し
ても、若者
が生活基盤を築く就業の場
が確保できなく
ては、とどまることも戻ることも期待できません。 そこで、質問いたします。小さな1番として、館山市の一次産業の振興をどのように行うかをお伺いいたします。 2番、農業における若者の新規就農の推進と離農抑制策を伺います。 3番、観光業及び関連業種の活性化策をお伺いいたします。 大きな2番、食のまちづくり拠点について。今期初めての建設経済委員会行政視察で、徳島県鳴門市の「道の駅くるくるなると」を訪問いたしました。館山市の道の駅の整備
がスタートした中で、先行事例を視察し、本市の整備計画と比較する、そのような趣旨で視察先に選定をいたしました。 そこで、3点をお伺いいたします。既に食のまちづくり拠点
が道の駅になることは計画にうたわれ
ております
が、道の駅の登録についてどのように進め
ているかをお伺いいたします。 次に、全国に展開され
ている道の駅は、その整備方法として2つの形態
があります。1つは道路管理者、国、県と市町村との一体型で
あります。もう一つは、自治体単独型です。そこで、整備主体を館山市単独型とした理由は何かをお伺いいたします。 3点目、館山市の誇る海の魅力を生かした集客施設として渚の駅
があります。その機能は、道の駅登録の条件をおおむね満たし
ているように思います。また、道の駅同様に国土交通省登録のみなとオアシスとして広く発信され
ておりますけれども、渚の駅を道の駅に登録する考え
がないかをお伺いいたします。 最後に、大きな3番、小規模多機能自治推進ネットワーク会議についてお伺いします
が、館山市
がこのネットワーク会議に参加し
ていることを知りました。かねてから地域の課題を解決するために共助の力を高めることは、今後の丸ごと支援の仕組みづくりや地域共生社会の構築の上からも地方自治体共通の政治目標と言えます。加え
て、地域自体
が当事者としての意識に立っ
て、主体的に行政との関わりと市民協働のまちづくりの推進に努めること
が時代の要請と言えます。 そこでお伺いいたします。館山市は、この会議に参加し
ております
が、どのような構想を持っ
て参加したのかをお伺いいたします。 次に、現在の状況と今後の取組についてお伺いいたします。 御答弁によりまして再質問をさせ
ていただきます。よろしくお願いします。
○議長(石井敬之) 森市長。 (市長森 正一登壇)
◎市長(森正一) 龍﨑 滋議員の質問にお答えいたします。 大きな第1、市政運営における活性化策についての第1点目、一次産業の振興についてで
あります
が、農漁業従事者の高齢化や担い手不足により生産力
が低下する中で、いかに一次産業を維持継続し
ていくのか
が大きな課題となっ
ております。このためには、農業においてはまず耕作放棄地の増加を防止する取組として実施し
ております国の施策で
ある人・農地プランの作成や、農地中間管理事業をはじめ、多面的機能支払交付金や中山間地域等直接支払制度の活用を継続し
て推進し
てまいります。 加え
て、今年度農作物被害防止のために捕獲されるイノシシ等の個体処理施設の整備と併せ
て、ジビエ加工処理施設の有効活用を図ることで有害鳥獣対策を強化するなど、様々な取組により農地保全を行い、生産者の所得向上と経営安定化を図ります。 また、農業では地域特性を生かし
て、花卉や野菜、果樹などの多様な農産物
が栽培され
ており、西岬ひまわりや房州いちご、神戸レタスなどの代表的な農作物だけではなく、地域の農水産物のさらなるブランド力向上を図るとともに、農漁業従事者
が主体となり、加工や販売等を行う事業者と連携しながら、農水産物等の付加価値向上のための六次産業化を積極的に推進し
ていくこと
が必要で
あると考え
ています。 現在新たに道の駅として整備し
ております食のまちづくり拠点施設
ができることで、農水産物及びその加工品の直売や地域内流通による販路拡大など、一次産業の振興につながることを期待し
ているところで
あります。水産業については、漁業就業者への対策として、館山市も会員となっ
ている安房・君津地区水産教育振興連絡協議会による中高生を対象とした水産業インターンシップや海洋教室、国や千葉県による漁業就業支援相談会や漁業技術研修、漁業学校等での研修費用の補助などにより、引き続き水産業界と水産教育機関及び関係行政機関との連携を密にし、また他の自治体の先進事例なども参考としながら担い手の確保と育成を図り、漁業資源の対策としてはサザエやアワビなどの栽培漁業や藻場回復の取組への支援を引き続き行い、水産業の振興を図っ
ていきたいと考え
ております。 次に2点目、若者の新規就農の推進と離農抑制策についてです
が、若者の新規就農者には就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、経営開始資金を交付することで就農の促進を図っ
ていきたいと考え
ています。 離農抑制策については、多面的機能支払交付金や中山間地域等直接支払制度、人・農地プランの推進など、地域ぐるみによる農業への取組や認定農業者などの意欲的な農業経営体に必要な機械、施設の整備の補助を行うとともに、農地中間管理事業による農地の利用集積などを行うことにより、安定的な農業経営となることを支援することで離農の抑制をし
ていきたいと考え
ています。 次に3点目、観光業及び関連産業の振興策についてです
が、館山市は東京都心に近い立地条件に
ありながら、温暖な気候と輝く海、緑豊かな自然に囲まれ、恵まれた環境の下、温かな人々と大切な歴史や伝統文化
が育まれ
ています。この環境を最大限に活用し、
一般社団法人館山市観光協会をはじめとする事業者や各種団体、定住自立圏構想事業をはじめとする近隣市町等との連携により来訪者のニーズに対応した満足度を高めるとともに、海水浴をはじめとする海を楽しまれる全ての利用者
が安全安心に楽しめる海・浜空間を確保した観光地を目指したいと考え
ています。特に館山若潮マラソン大会や館山わかしおトライアスロン大会をはじめとするスポーツ大会の開催やスポーツ合宿の誘致によるスポーツ観光の推進、海まちフェスタや北条海岸ビーチマーケットをはじめとする海の魅力を最大限に生かしたイベントの開催支援、“渚の駅”たてやまや館山夕日桟橋をはじめとする館山湾を生かした観光施策の充実、台湾をメインターゲットとしたインバウンド観光の推進を図り、観光客の増加につなげ
ていきたいと考え
ています。 このほか観光地域づくり法人、いわゆるDMOについては、戦略的に観光経営に取り組み、地域一体で稼ぐため、地域の多様な関係者を巻き込みつつ、科学的アプローチを取り入れた観光地域づくりを行うかじ取り役となり、地域の関係者
が主体的に参画した体制を構築し、ターゲットを絞った戦略等の策定、観光コンテンツの造成、受入れ環境の整備により、地方誘客、旅行消費拡大を目指すもので
あることから、その設立を支援し
ていきたいと考え
ています。 これらのことを踏まえ、来訪者のニーズに応じた持続可能な観光を目指し
ていくために、宿泊施設などの観光業をはじめ、農林漁業者や商工業者、交通事業者など幅広い分野の皆様の御協力を得ながら観光振興を図っ
てまいります。 次に、大きな第2、食のまちづくり拠点及び道の駅についての第1点目、道の駅の登録についてで
あります
が、来年度の登録に向け
て、現在国や千葉県と相談、調整を進め
ているところで
あり、来年度の前期受け付け分で本申請を行う予定で
あります。 次に、第2点目、整備主体を館山市単独型とした理由についてです
が、道の駅の整備方法としては、国や千葉県などの道路管理者
がトイレや駐車場などの道の駅機能に係る施設を整備するとともに、道の駅の設置者で
ある市町村
が物販施設などの地域振興機能に係る施設を整備する一体型と呼ばれる方式と、全てを道の駅の設置者で
ある市町村
が整備する単独型と呼ばれる方式
があります。現在整備中の食のまちづくり拠点施設については、トイレや駐車場など道の駅の機能は施設の敷地に隣接する市道8038号線の道路休憩施設という位置づけで
あり、その道路管理者は館山市で
あることから、館山市
が道の駅機能及び地域振興機能に係る施設を整備する単独型となっ
ております。 なお、本事業については、令和4年度地方創生拠点整備交付金の交付決定を受け、現在整備を進め
ているもので
あります。 次に、第3点目、渚の駅を道の駅に登録すること
ができるかについてで
あります
が、“渚の駅”たてやまは、みなとオアシスに登録され
ております。このみなとオアシスは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する港を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取組
が継続的に行われる施設を国土交通省港湾局長
が登録するもので
あり、道の駅の港版とも言える制度です。みなとオアシスについては、国土交通省港湾局やみなとオアシス全国協議会において積極的な情報発信を行っ
ていただい
ております
が、道の駅は全国的な知名度
が高いことなども
あり、過去“渚の駅”たてやまを道の駅に登録することについて検討した経緯もございます。 道の駅の登録においては、十分な容量を持った駐車場、清潔なトイレ、ベビーコーナー等の子育て応援施設を無料で24時間利用できること、道路及び地域に関する情報を提供する情報発信機能を有すること、文化教養施設や観光レクリエーション施設などの地域振興施設との連携、施設及び施設間を結ぶ主要経路のバリアフリー化など
が要件となっ
ております。 “渚の駅”たてやまの駐車場については、渚の博物館、海辺の広場及び商業施設棟の利用者用の駐車場で
あることに加え、渚の博物館において国指定重要有形民俗文化財を多数収蔵、展示し
ていることも
あり、営業終了後は閉門し
ています。また、繁忙期には駐車場
が満車となり、近隣に臨時駐車場を借り上げ
て対応し
ている状況にも
あります。このことから、現状の施設規模及び運営形態では、“渚の駅”たてやまは道の駅としての登録要件を満たし
ていないと考え
ています。 次に、大きな第3、小規模多機能自治推進ネットワーク会議についての第1点目、館山市
がこの会議に参加した構想についてです
が、小規模多機能自治推進ネットワーク会議とは、島根県雲南市
が中心となり、平成27年2月17日に設立したもので、小規模多機能自治の推進及び諸課題の解決に寄与することを目的とした会議です。小規模多機能自治という言葉は、その会議の会則の中で、「自治会、町内会、区などの基礎的コミュニティの範疇より広範囲のおおむね小学校区などの範域において、その区域内に住み、または活動する個人、地縁型、属性型、目的型などのあらゆる団体等により構成された地域共同体
が地域実情及び地域課題に応じ
て住民の福祉を増進するための取組を行うこと」と位置づけられ
ております。 館山市は、平成25年度に総務省
が主催した「全国地域づくり人財塾」に当時の町内会担当職員
が参加したことをきっかけに、その後島根県雲南市から小規模多機能自治推進ネットワーク会議への入会のお声がけをいただき、館山市として先進的な取組を経費をかけずに学べるよい機会と捉え、会議の設立当初から会員となっ
ております。平成27年設立当時は全国で142の会員数で
ありました
が、本年11月24日現在277の自治体、53の団体、20の個人、合わせ
て350となっ
ており、会員は全国に広がっ
ています。 次に、第2点目、現在の状況と今後の取組についてです
が、本会議の事務局で
ある雲南市からは、全国の各ブロックの会議の開催、オンライン勉強会、各種調査依頼や結果報告などの連絡を頻繁にいただい
ており、情報を共有し
ているところです。館山市では、誰も
が住みやすく、活気にあふれた魅力
ある地域社会の実現を図ることを目的に、平成30年度に館山市市民協働条例を制定し、市民、市民公益活動団体、
地域コミュニティ、事業者及び市
がそれぞれの役割に基づき、連携、協力し
てのまちづくりを推進し
ているところで
あり、その財政支援策として令和元年度からは地域課題の解決のために市民協働まちづくり支援事業を実施し
ているところです。 今後も引き続き、この小規模多機能自治推進ネットワーク会議を通じて先進事例を学び、館山市のまちづくりの参考にし
ていきたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 御答弁ありがとうございました。本日の冒頭、市長から施政方針として様々な思い、また施策について述べられましたけれども、改めて現在施行中の施策も含め
て市長から述べ
ていただきたい、そのような趣旨で今回の質問を組み立て
ております。 再質問を行わせ
ていただきます
が、ワーケーションあるいはリモートワーク、サテライトオフィス等のこれらの推進
が人口減少や地域の活性化対策としてクローズアップされ
ております。コロナ禍の中での新たな生活様式や働き方改革として関心を集め、地域振興や人口減少対策の肝になっ
ているとも言えます。つまり、移住、定住促進及び関係人口の創出は、地方自治体やその地域だけでは困難な課題を地域外の力をもっ
て解決に導こうとするものだと思います。 そこで、建設経済委員会では、徳島県三好市では学校再編等で多く点在した休廃校施設の活用、美馬市では町並み再生戦略やサテライトオフィスを視察いたしました。この件については、午前中の長谷川議員の質問の中にございました。新たな働き方や都市部からの企業や人材を呼ぶということは、地方の若返りという意味でも大変重要なことだと思います。ですから、館山市でもこれらを積極的に進めながら、しかしながらいま一度市の基幹産業で
あり、多くの市民
が従事するところの地場産業への振興策というものに軸足を置い
ていただきたいと私は思うわけです。 なぜなら、市長
が掲げた若者
が戻っ
てくる、戻っ
てきたいと思えるまちの子供たちは、この館山市に生まれ、地域産業、地場産業
が培っ
てきた環境の中で育った子供だからで
あります。家業を継いで親の築い
てきた仕事を継承したい、あるいは新たな革新的な技術を習得し
てふるさとで起業したいと思える環境づくり、これは行政、もう一言踏み込むならば、公約に掲げた市長の責務と思います。 特に一次産業は若年比率
が低く、しかも1世帯で取り組む単独世帯経営で
あるということ。また、若手の事業者間の横のつながり
が商工関係よりも非常に薄いような傾向
があるというふうに感じ
ております。 そこで、若手農業者
が互いに情報交換をしながら切磋琢磨する交流と情報交換
ができる組織づくり、ぜひ安房農業事務所あるいは農協との連携で考え
ていただきたいなというふうに思いますので、まずこれは1点要望し
ておきたいと思います。 そこで再質問になります
が、答弁に
あったように国、県をはじめとして産業振興に資する施策は多く
ありますけれども、それらの事務作業だけで事足れりということではないはずです。地域特性に合った農漁業へのてこ入れ
があって初めて活性化するわけで、答弁に
ありましたブランド力の向上で
あるとか六次産業化の推進、さらに食まち拠点施設での取組は、まさにこの課題を見据えたものだと思います。 そもそも一次産業の課題というのは、就業人口
が減っ
て生産量
が落ち込む中で、いかに新規就農や経営体の規模拡大を図るかということだと思います。今回の議会の補正予算にも上がっ
ておりますけれども、経営開始資金の交付で
あるとか機械、施設の整備補助といった直接的な補助事業の充実というのは、これからもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 そこで、新市長に期待するということで2点申し上げ
て、市長のお考えをお答え願いたいと思います。まず、市長はこれまで一次産業とあまり近い距離になかったのではないかなと思います。失礼な表現で申し訳ございません
が。そこで、農漁業関係機関や漁協、農協との情報交換、意見交換の場をぜひ持っ
ていただい
て、現場の実態を肌で感じ
ていただきたい、また目で見
ていただきたいと思います。これ
が1点です。 2点目としては、既に若手農業者や生産団体から「市長と話し合う場を持てないか」と、このような声
が届い
ておりますので、若手との対話の場づくり、あるいは各種団体、組合等の方々との対話の場をつくっ
ていただきたいと思います。このことについて、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。お願いいたします。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えいたします。 選挙戦を通じて終始訴え
てまいりました
が、各地域、世代、業種別に意見交換を行い、それぞれ
が抱え
ている問題や課題をしっかりと受け止め
て、やれることはすぐにやっ
ていくと。すぐにできないこと、また行政では直接手のつけられないことも
あると思います
が、できませんで終わるのではなく
て、市民に寄り添い、どうすればやれるのか、どこに話を持っ
ていけばよいのかなど、共に考え、汗をかくような行政を目指し
ていきたいと考え
ております。 地区ごとの意見交換も行っ
ていきたいと考え
ております
が、今おっしゃられたように農業関係者、漁業関係者などとの意見交換の場についても、できる限り早く実現し
ていきたいと考え
ております。龍﨑議員にはぜひその橋渡しを担っ
ていただけることを御期待申し上げます。 以上です。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) ぜひ、まずは対話から始め
ていこうという市長の姿勢を市民の皆様も受け止め
て、様々な現場の意見、考えを訴え
ていくというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 観光業及び関連部門の振興策についてなんですけれども、これまでも館山市は観光立市として様々な施策を展開し
てまいりました。市長も11年半の議員生活の中では注視し
てきた分野と思います。また、観光による活性化策についても提案を行っ
てきたということをつぶさに見
てまいりました。 そこで、森市長ならではの観光施策
が展開されるべきだと思うんですけれども、そのようなことで質問いたしましたけれども、今後のスポーツ観光の可能性についてお伺いいたしたいと思います。答弁いただいたように、既に館山の立地を生かした観光施策は様々組まれ
ておりますけれども、市長はかね
てからスポーツ観光の推進について提案をされ
ていました。答弁の中に
ありましたけれども、スポーツ合宿の誘致によるスポーツ観光の推進ということもございましたけれども、この分野について、市長の構想、これからの思い
がありましたらお伺いいたします。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えいたします。 館山の魅力で
あります恵まれた自然環境や温暖な気候、都心からアクセスのよさを国内外にPRするとともに、これまで築き上げ
てまいりました人脈を生かし
て、各種大会やツアー、スポーツ合宿誘致のさらなる推進に取り組んでいきたいと考え
ております。 具体的な例を申し上げれば、これまで私
が代表を務め
ておりました少年サッカーチームにおきまして、友好団体と連携し
て合宿を伴う大会や交流戦は毎年開催し
ています
が、今後はカテゴリーの枠と規模を拡大し
ていきたいとも考え
ております。 また、出野尾に
あります多目的広場を活用いたしまし
て、モンテディオ山形、ブラウブリッツ秋田などのJクラブチームの合宿の誘致にもかかわっ
てまいりました
が、引き続きJクラブだけではなく、中学、高校、大学のサッカー部などの合宿、特に冬場、雪
が積もっ
て練習できない地域からの合宿を含め、スポーツ合宿の誘致には力を入れ
てまいります。 加え
て、2020東京オリンピック・パラリンピックでは、トライアスロンとオープンウォータースイミングのオランダ代表やオープンウォータースイミング日本男子代表
が事前合宿を行っ
ております。さらにはフェンシングの日本代表も合宿地として館山を選ぶなど、一流選手たちのスポーツ合宿地としても実績
がありますことから、サッカーに限らず、あらゆるスポーツの合宿誘致も行っ
てまいりたいと考え
ております。 また、合宿に来た子供たち
が赤山地下壕跡を見学したり、イチゴ狩りを楽しんだりといったこともございました。このように体験学習や農漁業体験等も含め
て、スポーツ以外の体験や交流を絡めることにも力を入れ
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) ありがとうございました。市長は、これまでPTA活動で
あるとか子供たちのサッカーチームの監督などをし
て、多くの子供たちの姿を見
て、また保護者の方々と接し
ておられるわけですので、そういう視点で、全ての施策をということではございませんけれども、常にその視点に立っ
て考え
ていただければと思います。 特に既に行われ
ています学習旅行、この受入れで
あるとか、また場合によっては様々な世代を対象としたワーキングホリデー的な館山の体験の取組、こういうことは非常に重要だと思いますし、特にそのターゲットを高齢の方々の富裕層の旅行という地域から、さらに未来
ある子供たち
が館山に縁をし
て、その後長い生活の中で常に館山に思いを寄せ
ていただくような種をまくというような、そういうような意味合いで、この観光的な分野にも大きな可能性を秘め
ているんじゃないかなというふうに思うわけですので、ぜひこの推進についてお願いしたいと思います。 答弁の中に
ありました観光地域づくり法人DMOについてお伺いいたしますけれども、設立を支援とのことですけれども、現在の状況についてお伺いいたしたいと思います。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 現在DMOにつきまし
ては、館山市観光協会で研修の実施ですとかプロジェクトチームの立ち上げということでDMO設立の検討を進め
ているところでございます。これに合わせまし
て、定住自立圏事業では、データに基づく戦略的観光プロモーションによりまして、観光客のニーズに応じた効果的な観光プロモーションを実施し
ており、これは既にDMO設立後の一部機能について実践をし
ていただい
ていると、そのように認識し
ております。 また、この12月14日には内閣府、国土交通省、農林水産省認定の観光カリスマで
あります山田桂一郎先生に館山にまたお越しいただきまし
て、観光協会のプロジェクトチームのメンバーを中心としまし
て、DMOの設立に係ることを中心に勉強会
が実施され
ております。このように館山市観光協会では、DMO設立に向けました課題を解決するための体制を構築しようと現在御尽力をいただい
ているところでございます。館山市といたしまし
ては様々な課題
が解決でき、持続可能な体制
が形成できるようプロジェクトチームにオブザーバーとして参加するなど、引き続きまし
て、DMOの設立の支援をし
ていきたいと、このように考え
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 今お話
ありました山田先生の講演、講義、私も受けましたし、多くの方々
が勉強会に参加され
ておりますので、館山だけではなく、広域含めた中での観光戦略ということを大いに期待され
ていると思いますので、こちらのDMOについても、館山市としてもしっかりとした方向性を示し
て活動の支援をし
ていただきたいというふうに思います。 大きな2番の食まち拠点及び道の駅についての再質問をさせ
ていただきます。既に我が市の食まち拠点、道の駅は工事
が着々と進んでおります。私の家の近くですので、日々見
ておりますけれども、施工工事
が進んでおりまし
て、いよいよ完成
が目に見え
てくるなという、そういう状況でございます。 国土交通省への登録手続
がどこまで進んで
いるかということで確認をさせ
ていただいたんですけれども、整備主体については鳴門市は国、県の道路管理者と市町村
が機能ごとに整備を分担する一体型を選択いたしました。館山市
が選択した整備全てを市町村
が行う単独型について、その理由をお伺いいたしました。答弁は、道の駅に接する市道8038号線
が館山市の道路管理下に
あり、この市道の交通の利便性を確保しながらも道の駅の効果を狙うということだと思います。安房地域には既に12か所の道の駅
が存在し
ておりまし
て、非常にどの道の駅も隣接した形になっ
ております。安房12駅の中で4駅
が一体型、8駅
が単独型で設立され
ております。つまりどの道の駅も道路利用者の利便性とともに、地域振興の拠点化機能という機能を担う施設になっ
ておりまし
て、これは国土交通省の道路行政のもたらした大きな成果、恩恵で
あるというふうに考えます。 そこで館山市としては、国、県との合同となる一体型よりも、市の構想、ビジョンに重きを置いた単独型で、地域振興をいち早く実現しようという観点からこの方法を選んだんではないかなというふうに考えるんですけれども、改めていかがでしょうか。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 現在工事を進め
ております食のまち拠点施設でございますけれども、道の駅ですと、議員もおっしゃるように道路利用者のための「休憩機能」ということ
がございますけれども、あくまでも館山市で進め
ております食のまちづくり拠点施設につきまし
ては、道路利用者のための「休憩機能」に重きを置くのではなく
て、本市の農水産業ですとか観光産業など、地域産業の振興を目的とした拠点となる施設、これ
が一番の大きな狙いでございます。そこに道の駅という冠もつけさせ
ていただくと、そういうことでございますので、また館山市のように単独型で進める場合には、
ある意味国、県との協議というもの
が市のほうの考え方でスピーディーに進められるというような利点も
あると思っ
ておりますので、そういう点も含めまし
て今龍﨑議員
がおっしゃったとおり単独型で地域振興の実現を目指すと、そういうことで進めさせ
ていただい
ています。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 鳴門市の「道の駅くるくるなると」ですけれども、総事業費
が20億円なんですね。館山市は、業者との契約
が6億6,000万ぐらいだったと思います
が、その後の様々なことにおいて、事業費
が現在7億円ほどではないかなと思います。敷地面積は、1万平方メートル
が鳴門市なんですけれども、館山市はその倍以上、2万平米以上
ありますね。駐車台数
が鳴門市の場合は113台、館山市
が180台。ただ、180台の駐車スペースもまだまだ広げる余地
があるのではないかなと私見
ているんですけれども。物販スペースについて言いますと、鳴門市はかなり広いなというイメージだったんです
が、300平方メートル、館山市も285平方メートルで、ほぼ遜色ないといいますか、同規模の物販スペース
が確保され
ているということ
が言えます。 安房の12駅、ほかとの比較はし
ておりませんけれども、規模としてはこの安房地域13番目となる道の駅としては、他の道の駅と比べ
て遜色のないものと、そんなふうに感じるわけですけれども、この事業の進め方については、今部長からお話
がありましたように、確かに一体型となっ
て総事業費
が膨らむことによって様々検討事項
が増え
てくるんだろうと思うんですよね。それは、決して機能充実で
あるとか、様々なことによって事業費
が増えることは
あり得るんですけれども、何よりも、やはり先ほどから申しましたように、館山市
が考えることをしっかりと実現するため、しかも非常になかなか進まなかった道の駅
が、にわかに拠点
が造られるというこの時間の中では、私はこの一体型の建設というものを選んだということは非常によかったなと思っ
ております。これ
が改めてその手法
がよかったかどうかということは、これ以降、オープン以降に実感として得られるものと思います。 答弁の中に
ありました地方創生拠点整備交付金の金額及び活用についてお伺いしたいと思います。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 今お話の
ありました地方創生拠点整備交付金の金額、それから活用についてでございますけれども、食のまちづくり拠点施設につきまし
ては、今年度、令和4年度から令和5年度までの2か年で整備を進め
ております。 今年度、令和4年度事業分につきまし
てこの年度当初に地方創生拠点整備交付金の交付決定をいただい
ておりまし
て、その交付決定額につきまし
ては約1億2,900万円ほどで交付決定をいただきました。当初この施設につきまし
ては、前澤基金を用いまし
て整備するということで御説明をさせ
ていただい
てたんです
が、これプラス新たに今申し上げました交付金に担当課のほうでチャレンジし
て採択をいただきまし
て、この分につきまし
ては現在施設整備の費用に充当させ
ていただい
て整備を進め
ていると、そのような状況でございます。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) この交付金によって、前澤基金プラスアルファ
が生じたということ、これは非常に結構なことだなと思います。令和5年度につきまし
ては、まだ確定され
ておりませんけれども、ちなみに鳴門市もこの拠点整備交付金で5億円の交付を受け
ております。館山市においてどの程度の規模になるかは分かりませんけれども、この交付金の活用をしっかりと受けたということは大変結構なことだと思います。 渚の駅についてちょっとお伺いいたします
が、この質問をいたしましたのは、道の駅の登録というのは条件を満たせば既存の施設でも登録可能ということと、またみなとオアシスの登録施設
が同時に道の駅の認定を受け
ているという、そういう事例も
あります。 そこで、全国的な知名度といいますと、答弁の中にも
ありましたけれども、やはり道の駅として取り扱うほう
が多く、露出度
が非常に多いということで伺ったわけです。登録を検討したけれども、道の駅の認定に至らなかったということでのお話
がありましたけれども、現在のさかなクンの効果で
あるとか、これからの大桟橋の拡充整備も進んでいく中では、館山の海の魅力の発信拠点としてのポテンシャルはまだまだ
あるんだろうと考える次第です。 先週の土曜日だったか、ちょっとたまたまテレビをつけましたら、館山の特集ということで様々やっ
ておりました。これをまた御覧になった方
が、改めて館山に訪れたいというような効果
があるんだろうと思います。そういうものの受入れの場として、さらにこの渚の駅も発展させ
ていく必要
があるんだろうというふうに思います。 10月に来館者数
が300万人という報道
がございましたけれども、現在まだコロナの影響も続い
ていると思うんですけれども、昨年の来訪者数と今年のこれまでの来訪者数はどの程度の人数か、お答え願いますか。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 “渚の駅”たてやまへの来訪者数でございますけれども、年度でお答えをさせ
ていただきたいと思います。年度で昨年度、令和3年度につきまし
ては35万6,753人でございました。そして、今年度になりまし
て、4月から11月までの8か月間の数字になりますけれども、こちらのほうにつきましては29万7,476人となっ
ております。これを月当たりで平均いたしますと、令和3年度のほう
が約3万人、それから令和4年度の1か月当たりにつきまし
ては約3万7,000人と、そのような状況になっ
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 観光というのは、やはり来訪者の数、そして来訪された方
がどういう評価をし
てくれ
ているか、いい評価をし
ていただくという意味ですけれども、その評価
が全てだと思うんですね。ですから、今、月3万人の方
が、あるいは3万人超の方
が来られ
ているということですので、この効果
が、桟橋の整備の後、さらにその渚の駅の集客効果、これ
が拡大するんじゃないかというふうに期待いたします。 駐車場の確保などの機能というのは非常に難しいと思うんですけれども、さらに努力し
ていただきたいなと思うんです
が、現時点では近隣の民有地等を活用しながらというふうに
あるんですけれども、駐車場の確保ということでは何か可能性とか
あるんでしょうか。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 渚の駅の駐車場の御質問でございますけれども、まず駐車場
が渚の駅の場合は普通自動車で91台分、それからお体に不具合を持つ方の専用の駐車場
が4台、それから大型バスの駐車場について4台という、そのように実際ゴールデンウイークですとか、夏季ですとか、旅行シーズンになりますと駐車場
がいっぱいになりまし
て、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、近隣に
あります民間の土地を、その混雑
が想定される日には借り上げまし
て、そちらに止め
ていただい
ているところでございます。今後も、過去にも近隣で駐車場を拡大できる用地について調査したこともございますけれども、なかなかあの周辺で渚の駅専用に例えば購入するとか、そのように永続的にお借りできるという土地
がなかなか見つかりませんで、今現在、先ほど申し上げましたとおり、近隣の土地
が今のところは混雑
が予想される日にはお貸しいただい
ている状況でございますので、この形で対応し
ていくのかなと、このように現在のところは考え
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) かつて水産高校の子供たちは、まだ館山総合高校のほうに大半は移りますけれども、学科
が残っ
ているということで、旧水産高校の機能も残っ
ているんだと思いますけれども、その一部を駐車場にというような話
があったと思うんですけれども、その話
が実現し
ておらないわけですけれども、非常に厳しい状況 厳しいというか、用地確保というのは難しい問題
があるかもしれませんけれども、また何とかその駐車場
があってこそのやはり集客施設機能だと思います。努力し
ていただきたいと思います。 最後に、小規模多機能自治推進ネットワーク会議についてお伺いいたします。人口減少と少子高齢化に向かった自治体の課題というのは、やはり地域力の減少だと思います。それは、私たちの身近な町内会、自治会及び様々な地域活動においても肌で感じるところでございます。その行政課題、地域課題を解決し
ていくということは容易ではないんですけれども、その手がかりをつかむものとしてこのネットワーク会議に参加し
ているというふうに理解いたします。同様な課題を抱える自治体
が多いということから、このネットワーク会議の参加会員数
が現在350人も増えたんだろうと思います。現在勉強会や調査報告などの情報共有を行っ
ているということなんですけれども、この構想に沿っ
て具体化を始めた自治体
があるかどうか、お伺いいたします。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) 具体化を始めた自治体につきまし
て御答弁申し上げます前に、地域運営組織という言葉についてちょっと先に御説明させ
ていただきますと、この地域運営組織というのは、リージョン・マネジメント・オーガニゼーションの略で、RMOと呼ばれ
ております。地域の暮らしを守るために、地域で暮らす人々
が中心となっ
て形成され
て、地域内の様々な関係主体
が参加する協議組織
が定めた地域経営の指針に基づい
て、地域課題の解決に向けた取組を持続的に実践する組織で
あると。この地域運営組織の結成を全国的に促進するために発足したというの
が、お話の小規模多機能自治推進ネットワーク会議で
あると伺っ
てございます。 そうした中、このネットワーク会議への加入を機に、小規模多機能自治の形成に積極的に取り組まれ
ている自治体といたしまし
ては、市長
が雲南市視察後にネットワーク会議に加入しまし
て、その後市内全域を対象にRMO、こちらでは特定地域づくり事業協同組合という名称になっ
てございますけれども、この設立を目指し
ております富山県南砺市をはじめ、これも市長
が先頭に立っ
てRMOの形成に取り組んでおります長崎県長崎市ですけれども、ここでは市長
が長崎県の市長会長ということも
ありまし
て、県の市長会でこの雲南市を視察した後に、市長会に加入し
ている市に加入を呼びかけ
て、全市
が全て加入し
ているという、そういう事例もございます。 また、最近では市長の強いリーダーシップによりまして、小規模多機能自治をテーマに大規模なシンポジウムを開催された静岡県の磐田市をはじめ、群馬県の富岡市ですとか新潟県の新潟市、また村上市などといったように、既にRMO
が設立され
ているところ
が機能強化に取り組んで
いるといったお話を雲南市の担当からも伺っ
ているところでございます。 館山市といたしまし
ては、今後もこうしたオンライン勉強会などで情報交換を図りながら、先進事例の取組をまちづくりの参考にし
ていきたいと、かように考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) この会議をリードし
ている雲南市は人口
が3万6,000人ですね。市の面積は553平方キロで、およそその安房3市1町に匹敵するような面積です。広域に人口
が分散し
ているということは、自治機能の充実という面から非常に大変で
あるかなというふうに思います。今お答えいただいた富山県の南砺市も4万9,000人の人口の中を668平方キロメートル、館山市の6倍ですね。この広大な自治体の面積の中に住んで
いる住民の自治機能をどう高め
ていくかということですので、これは非常に私は大変な作業なんだなと思います。なぜ大変かというと、やはり地域の運営組織というものを立ち上げ
ていった場合には、そこにその人材で
あるとか事務局機能、またそれぞれ
が機能させるための財政措置という、これらを考え
ても、また新たな別の課題
が生ずるようにも考えられるんですね。 館山市としては、市民協働のまちづくり支援事業を実施し
てという話
がございました。午前中の鈴木ひとみ議員の市民協働のまちづくりというところで、執行部との様々細かな掘り下げたお話
がありましたんですけれども、館山市としても市民協働のまちづくり支援事業を実施し
てという話で
ありますので、いずれにし
ても行政課題を市民の力をもっ
て、その活動をもっ
て、同じ立場、同じ位置に位置し
て課題を解決し
ていこうという、このような流れになっ
ているわけで、広く言えばやはりこの自治機能の充実ということも市民協働まちづくりも同じ範疇だというふうに思います。 館山市としては、110平方キロぐらいでしょうか。このようないわゆるコンパクトな自治体というものを維持し
ております、合併をしなかったせいで。幸か不幸か分かりませんけれども、今のような自治体規模なんですけれども、このような中で館山市独自のまちづくりというものをどのように進めるか、お伺いしたいと思います。
○議長(石井敬之) 中村危機管理部長。
◎危機管理部長(中村吉昭) お話のございました雲南市につきまし
ても、平成16年の11月に6町村
が合併し
て誕生した市ということで、平成の大合併を経験し
ておりません館山市とは異なる環境に
あるということも事実でございます。 館山市におきましては、先ほど来出
ていますように、誰も
が住みやすく活気にあふれた魅力
ある地域社会の実現を図ることを目的に、令和元年度から市民協働まちづくり支援事業において、これまで4年間で都合18件ほど対象事業を選定し
てございます。その中には、複数年にわたって市民協働の活動を展開し
ていただい
ている団体もございますので、今後もこの市民協働まちづくり支援事業を実施し
ていくことで、市民、また市民公益活動団体、
地域コミュニティ、事業者及び市
がそれぞれの役割に基づい
て連携、協力し
ていきたいと、まちづくりを推進し
ていきたいと、このように考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 今月の7日に千葉県主催の「
地域コミュニティの未来を連携・協働の視点から考える」という協働のまちづくりセミナー
が行われました。私もオンラインでその会議に参加いたしましたけれども、事例発表として、館山市のNPO法人おせっ会の八代理事長の活動報告
がありました。講演につきまし
ては、関東学園大学の中村正明教授
が、「協働はみんなで奏でるハーモニー」と題し
て、産官学連携と市民協働の在り方などを話されました。 特に意外だったなということは、そこで教授は、六次産業化の取組を事例として話されたんですね。六次産業化と言えば、事業の活性化手段として、いわゆるビジネスの範疇に入ると思うんですけれども、注目すべきことは、まちづくりとは営利、非営利にとらわれず、様々な団体の連携、協働による地域活性化の取組で
あるという講師の言葉なんですね。この視点で捉えた場合には、市内には様々な協働の取組
があるんだろうと。まちづくりという言葉を使おう
が使うまい
が、地域課題あるいは行政課題を担うような取組活動
が様々な現場で行われ
ていると思います。 これらをどう生かし
ていくのかということ。発展させ
ていくのかと。これは、先ほど地域運営組織云々というこの取組は一つの事例として、参考として捉え
ているんですけれども、まず今取り組んでおられる様々な活動を見直し強化することも必要じゃないかというふうに感じます。この意味では、午前中の鈴木ひとみ議員の市民協働の事業についてもっと拡充し
てほしいというような意見
が上がった、そういうことになるわけですけれども、市長
が所信表明で郷土愛で
あるとか、まちづくりを市長自ら呼びかけ
ておりましたけれども、現在取り組んで
いる団体の様々な活動内容、功績として称賛される場合も
ありますし、大いに評価し
ていくということも
あろうかと思います。それらを踏まえ
て、まちづくりの様々な活動というのをひとつジャンル別に掲げ
て、そこに市民の参加を促すこと
が大事かなと思います。 午前中の部長の答弁では、市民協働についてもっと分かりやすくということで、参加し
てみませんかというような言葉を投げかけ
ていきたいという話
がありましたけれども、地域の様々な取組活動
ありますよね。消防団活動も
ありますし、自主防災組織的なこと、また仕事に関することも
ありますけれども、それら全て
が、市民
がいま一つその意識を高め
て参加することによって、館山市全体の地域力
がアップするんだろうと、そういうようなところを大きく訴え
ていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(石井敬之) 以上で12番龍﨑 滋議員の質問を終わります。 次、14番鈴木正一議員。御登壇願います。 (14番議員鈴木正一登壇)
◆14番(鈴木正一) よろしくお願い申し上げたいと思います。 まずは、市長、就任おめでとうございます。コロナ禍で
あります
が、館山市発展のために経済の立て直しに頑張っ
ていただきたいというふうに私は思っ
ております。 それでは、通告に従いまして、大きく3点について質問をいたします。 1点目です
が、森市長に4点ほどお伺いしたいと思います。市長は、先ほどのひとみ議員にも話し
ておりましたけれども、「今こそ館山を変えるとき」と言っ
ておられました。どのように館山を変え
ていくのか。また、すぐにできることと長期的に考え
ていること
があると思います
が、その点をお伺いしたいと思います。 2点目です
が、先ほど龍﨑議員からも
ありまし
て、重なる点も
あるかもと思います
が、経済の立て直しには様々
あります
が、私はやっぱり農業に携わっ
ている一員として、第一次産業の活性化
が急務だと思っ
ております。担い手の問題や様々な課題
が山積し
ております。どのように考え
ているのか、お伺いしたいと思います。 小さな3点目、これから若者を育てるには、やっぱり私は教育だというふうに思っ
ております。今学校再編のために地域で委員会を立ち上げ
て、議論
が始まっ
ております。今後の教育はどのように
あるべきか、考え方をお伺いいたします。 小さな4点目、これは森新市長も言っ
ておられましたけれども、スポーツ観光についてでございます。様々な大会や誘致活動の中に展開され
てきました。主に海を活用した大会でも
あったように私は思います。また、それに加え
て、また魅力
ある館山を盛り上げ
ていくためにも、スポーツ観光
が私は重要だと考え
ております。その点は今後どのように考え
ているのか、お伺いしたいと思います。 大きな2点目です
が、館山市地域交通につい
てでございます。今まで様々な取組、実証運行等
が行われ
ております。少しずつでは
あります
が市民に浸透し
てきたのかなと私は思っ
ております。また、取組としては、南房総市と広域的にトライをし
ている、そういったことも
ありますので、どのようにこのようなことを認識し
ているのか、そこで2点だけお伺いいたします。 小さな1点です
が、現在市街地循環バスの実証運行
が行われ
ています
が、現状はいかがかお伺いしたいと思います。 2点目、買物のシャトルサービス実証運行
が今月の12月から開始され
ております。問題はなかったのか、また今後について、方向性についてお伺いしたいと思います。 3点目です
が、船形バイパスに伴う社会教育施設、通称若潮ホールですけれども、社会教育施設若潮ホールについて、いつまでこの施設を使用できるのか、または使用し
ているサークル等に説明したのか、お伺いしたいと思います。 答弁後に再質問させ
ていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(石井敬之) 森市長。 (市長森 正一登壇)
◎市長(森正一) 鈴木正一議員の御質問にお答えします。 大きな第1、新市長に問うについての第1点目。これからどのようにし
て館山市を変え
ていくのかについてでございます
が、私は「今こそ館山を変える時」を訴え、多くの支持をいただきました。この負託に応えるため、持てる力の全てをもって市長としての職責を果たし
てまいります。館山を変えるための鍵は、若者の力を原動力として、全ての市民
が館山の魅力に誇りと自信を持ち、可能性を信じ
ていくことだと考え
ています。都心からのアクセスのよさ、豊かな自然環境や温暖な気候、新鮮でおいしい農水産物、歴史とともに育んできた産業や文化、スポーツ環境等、館山は魅力にあふれ
ています。この館山のすばらしさと館山を愛する市民一人一人の力を一つにし
て、しっかりと発揮することで、必ずや夢と希望
が持てる館山に変え
ていくこと
ができると確信し
ております。 様々な事業を展開するに当たり、何よりも市職員の力
が必要で
あると考え
ております。そのため、まずできることといたしまし
ては、これまで以上に市民に寄り添い、市民から頼りにされる市役所を目指すことからまず始め
ていきたいと考え
ております。 次に、第2点目、第一次産業の活性化についてです
が、先ほど龍﨑議員にもお答えしました
が、農漁業従事者の高齢化と減少
が続き、生産力
が低下する中で、第一次産業を継続、維持し
ていくためには、担い手の確保と育成
が大変重要で
あると考え
ています。農業については、青年の新規就農者には就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため経営開始資金を交付し、支援し
てまいります。また中長期的、かつ継続的な発展性を有する農業経営を育成するため、認定農業者などの意欲的な農業経営体に必要な機械、施設の整備の補助を行うとともに、農地中間管理事業による農地の利用集積などを行うことによって、安定的な農業経営となることを支援し
てまいります。さらに、多面的機能支払交付金や中山間地域等直接支払制度、人・農地プランの推進など、地域で農業に取り組んでいく中で、地域ぐるみによる農業経営や定年後のリタイア層、UIJターン等、都市部からの移住者などの多様な担い手、農業経営の安定に向けた指導等を行うことで、継続的な担い手の確保と育成を図っ
ていきたいと考え
ております。 水産業につきまし
ては、館山市も会員となっ
ている安房・君津地区水産教育振興連絡協議会による中高生を対象とした水産業インターンシップや海洋教室、国や千葉県による漁業就業支援相談会や漁業技術研修、漁業学校等での研修費用の補助などにより、引き続き水産業界と水産教育機関及び関係行政機関との連携を密にし、また他の自治体の先進事例なども参考としながら、担い手の確保と育成を図っ
ていきたいと考え
ています。 また、船形漁港では、現在荷さばき施設の改築工事を行っ
ています。この荷さばき施設については、館山市内で唯一の水産物を取り扱う市営卸売市場で
あり、新たに建築される施設については、衛生管理の強化や水揚げの効率化により、安全、安心、高品質な漁獲物を提供する重要な流通拠点となります。さらに、近隣では民間企業により海外輸出を視野に入れ、HACCPの基準を満たす水産加工場も建設されるなど新しい動きも芽生え
ており、今後の水産業の活性化に寄与されることを期待し
ているところです。 次に、第3点目、今後の学校再編を踏まえたこれからの教育についてで
あります
が、館山市では「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」を基盤とした「生きる力」の育成を学校教育の最重点課題とし
ています。現在の児童生徒数の急激な減少に伴う学校規模の小規模化や館山市全体の公共施設の老朽化への対応など、学校運営を取り巻く課題点を考慮すると、子供たちの生きる力の育成及び安全安心で豊かな教育環境の提供のため、令和4年3月に館山市教育委員会
が策定した「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」に基づき、学校再編を進め
ていきたいと考え
ています。 次に、第4点目、スポーツ観光の考え方についてです
が、これまで館山市の自然環境や既存の社会体育施設を有効活用し、各種スポーツイベントやスポーツ合宿等、スポーツ観光の推進に取り組んでまいりました。その結果、東京オリンピックの事前キャンプ
が実現し、館山市
がトップアスリートも認めるスポーツに適した環境で
あること
が国内外に広く周知され、知名度アップにもつながりました。 また、国内の民間団体や企業等
が館山でのトライアスロン合宿やサイクリングツアーの新たな企画、実施をすることで、館山を訪れたトライアスリートやサイクリスト
が館山を気に入り、リピーターとなり移住されるなど、交流人口や関係人口の拡大にもつながっ
ております。さらに、コロナ禍前には台湾への積極的なスポーツ観光プロモーションの結果、台湾からのサイクリングツアーも実現し
ています。今後も都心からのアクセスのよさと温暖な気候、恵まれた自然環境を国内外にPRし、館山若潮マラソン大会や、館山わかしおトライアスロン大会、館山オープンウォータースイムフェスティバルなどのスポーツイベントの開催に加え、地域に密着したスポーツ、レクリエーション活動の展開によるスポーツ健康都市宣言の実践や、スポーツをするだけではなく、見る、支える、応援するスポーツとして、スポーツボランティアの育成や既存の社会体育施設の適切な維持管理、整備による利用者の利便性、安全性の確保に努め
てまいります。 また、南房総市をはじめ、近隣市町やJR東日本等と連携し、自転車専用列車「B.B.BASE」を活用したサイクルツーリズムや台湾をメインターゲットとしたインバウンドによるスポーツ交流など、宿泊を伴うスポーツ合宿や大会、ツアーの誘致に取り組み、さらなるスポーツ観光の推進を図っ
ていきたいと考え
ています。 次に、大きな第2、館山市地域公共交通についての第1点目、市街地循環バス実証運行の現状につい
てで
あります
が、今年度は過去2回の実証運行で得られた実績を基に、持続可能な形態を目指し
て、変更、改善を加えた内容で実証運行をし
ております。6月の運転開始から11月末までの間で延べ6,000人以上の方に御利用いただい
ており、1日当たりの利用者数は38.9人、1便当たりは6.5人となっ
ています。1日当たりの利用者数で過去の実績と比較すると、現在の6倍近い34便を運行し
ていた第1回目の46.2人には及びません
が、16便運行し
ていた2回目の38.6人と比べるとやや増え
ており、1便当たりの利用者数は大幅な増加となっ
ています。この結果を踏まえ、館山市としては令和5年度からの本格運行を目指し
ております。 次に、第2点目、買物シャトルサービス実証運行に際しての問題や今後の方向性についてで
あります
が、今月の1日から豊房地区及び神戸地区の一部と南房総市の白浜、千倉地区の一部を対象エリアとして運行
がスタートいたしました。この実証運行は、バス停から遠く、これまで路線バスを利用できなかった集落の皆様にも便利に利用し
てもらうため、各集落を網羅する形で3つのコースを設定し、それぞれ週に1回、1往復運行し
ています。住民の皆様からいただいた御意見、要望等を全て満たした内容とは言えません
が、初日から4名の方に御利用いただくなど、順調な滑り出しとなっ
ています。 今後は、実証運行の利用状況や利用者からいただいた御意見等の確認、検証を行い、南房総市と連携しながら、より使いやすく、ニーズに合った移動手段の展開を図っ
ていきたいと考え
ております。 次に、大きな第3につきまし
ては教育長から答弁いたします。 失礼いたしました。大きな第1の第2点目に関する回答中、民営卸売市場と言うべきところを市営卸売市場と申し上げました
が、正しくは民営卸売市場ですので、訂正いたします。
○議長(石井敬之) 出山教育長。 (
教育長出山裕之登壇)
◎教育長(出山裕之) 大きな第3、
船形バイパスの整備に伴う若潮ホールの取扱いについてです
が、若潮ホールは旧館山高等技術専門校の施設を館山市
が千葉県から無償で借り受け、社会教育施設として平成18年1月に供用開始しました。施設の一部
が船形バイパス予定用地となり、令和6年3月末日までに施設を返還する必要
があり、現在施設の一部を事務所として使用し
ている一般社団法人館山市
シルバー人材センターの移転作業等
があることからも、施設の閉館予定日は令和5年10月末日とし
ています。 若潮ホール
が閉館することについては、既に地元関係者や若潮ホールを活動場所とし
ている団体に対して説明をし
ており、スケジュール
が決定した際は当該団体へ説明するとともに、広報、ホームページ等で広く情報提供し
ていきます。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) 答弁ありがとうございました。それでは、何点か再質をさせ
ていただきます。 まず、1番ですけれども、確かに館山を変えること、若者の力を全て持っ
て、市民
が館山の魅力を、誇りと自信を持つという可能性は私も分かりますけれども、可能性を信じ
ていくことも必要です
が、具体的には若者の力と館山の魅力は何だと思いますか。市長に問いたいと思います。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えします。 館山を変える鍵、これは市民の心、意識そのもので
あり、それをどのように醸成し
ていくか
が最大の鍵で
あるとは思っ
ております。つまりまちづくりの礎は人づくりで
あると考え
ていて、将来地域を担う人づくり
が最も重要だと考え
ております。また、変化の厳しい時代によりどころとなるのは、ふるさと
があるという安心感、郷土愛だとも考え
ております。イノベーション
が進む館山駅東口を拠点に活動する安房六軒高校では、安房地域の複数の高校の生徒
が館山市のよさを認識したり、興味を深める、こういった取組を進め
ております。こうした取組は、郷土愛を深めるものと認識し
ており、引き続きこのような活動を支援し
ていきたいと考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) まさにそのとおりでは
ありますけれども、金丸前市長も人は人づくり、食というのは人を呼ぶんだとか、いろんなことをおっしゃっ
ておりましたけれども、確かに肝腎なのは、やっぱり人づくりというのは大変なんですね。実際には、私もいろんな活動の中で、人づくりというのは本当に大変です。でも、こういったものを肝に銘じながら進んでいくこと
が私は重要だと思っ
ていますので、ぜひその点を加え
て、よりよい発展のためにやっぱり頑張っ
ていただきたいと思っ
ているところでございます。 時間の都合で、どんどん、どんどん進めたいと思います。小さな2点目ですけれども、農業のほうの関係も、私も農業に携わっ
ている一人として、やっぱり館山は自然
がすごく豊富なんですね。でも、どうやっ
てその辺を訴え
ていくのか、どうやっ
て維持し
ていくのかということ
がすごく重要になっ
てくるわけですね。いかに農業というのをやっぱりもうかるようにしなきゃいけない、またはそういった生活レベルを上げ
ていかなきゃいけないというのは重要な課題なんですね。そのためには、担い手をどういうふうに育成するか、どういうふうに導い
ていくかということはすごく重要なので、その辺のところ
がなかなか見え
てこないというの
が実態ではないかなと私は思っ
ているんですね。 今後は、やっぱり食のまちづくりもスタートします。その中で何
が必要なのか、何かできれば担い手
ができるのかというのをもう一度新しい視点から考え直し
て、さっきも新市長
が言っ
ていますように、若者
が戻っ
てくる施設というか、そういったものを誘致しながら進め
ていかないといけないというのを私は思っ
ていますので、そういった意味では、繰り返しますけれども、生活できるレベルを上げないと担い手は増えないというのは、私はそうだと思います。確かに青年の新規就農とかいろいろ
ありますけれども、私はやっぱりもう集落
が全体的に法人化をしながらやっ
ていかないと、全体的に若者
が来ればいいんですけれども、そういったの
がやっぱり今、我々の年代
が終わっ
てしまうと農業
が衰退しちゃうということは大体分かっ
ていますので、いかに若い人を育て
ていくかということ
が重要だと思うんですね。 そのためには、やっぱり法人的な育成というのは重要だと思うんですね。そういった支援をし
ていただくとか、今日も少し話出
ていましたけれども、必要な、農業をやるにはやっぱり機械
がないと駄目なので、要するに農業の機械を、どういった形
がいいのか、支援し
ていただい
て、やっぱり農協とか、いろんなことを模索しながら協力し
ていただい
て、安定的に農業経営
ができるように、ぜひその辺の取組も、私も支援しますので、協力しますので、何か知恵を絞っ
てやっ
ていきたいと思っ
ていますんで、よろしくお願いしたいと思います。 その点で、もう一点は、これもやっぱり必要なので、水産業についても同じことなんですね。先ほどの回答ございましたけれども、安房・君津地区水産教育振興連絡協議会、中高生を対象に水産業、インターンシップや海洋教室ということを何回かやられたのです
が、これは何回実施され
て、どのようなものなのか、ちょっと聞かせ
ていただきたいと思います。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 御質問の安房・君津地区水産教育振興連絡協議会による中高生を対象とした水産業インターンシップ、あるいは海洋教室などの令和3年度の実績でお答えさせ
ていただきたいと思います。まず、5回実施されまし
て、延べ67名
が参加され
ております。その内訳について御説明いたしますけれども、まず令和3年の5月6日から7日までの2日間で、鴨川市漁業協同組合での定置網の実習、これにつきまし
ては館山総合高校海洋科の生徒6名
が参加し
ております。 それから2つ目でございます。こちらにつきまし
ては鋸南町勝山漁業協同組合での養殖施設の見学ということで、これは5月の11日から14日までの間で実施され
ておりますけれども、同じく館山総合高校の2年生と3年生合わせまし
て13名
が参加をし
ております。 それから、3点目でございます。こちらにつきまし
ては、岩井富浦漁業協同組合での定置網漁業インターシップということで、8月23日から25日までの間で実施され
ております
が、こちらにつきまし
ては館山総合高校の1年生、2年生合わせまし
て4名
が参加し
ております。 次に、4点目でございます。海洋教室ということで、漁業実習船の千潮丸にて体験航海などの各種漁業体験ということで、こちらは9月の14日から15日の2日間で館山総合高校海洋科の1年生17名
が参加し
ております。 それから、最後になりますけれども、館山総合高校で実施されました漁業に関する実習公開というもの
が10月の2日に
あったんです
が、こちらにつきまし
てはこの協議会の管内となります安房と君津の中学生の希望者、この希望者の方
が中学3年生になりますけれども、27名参加をしたと、そういった内容でございます。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございました。私もちょっと認識はしてなかったんです
が、そのような取組というの
が行われたということは、すばらしいことなんで、それを若い者
がやっぱり育成されないと、なかなか水産業も消滅し
てしまうと言うとおかしいんですけれども、担い手
が少なくなっ
てしまう。1人でも2人でもそういった担い手を、要するに考え
てくれれば、また高校のほうに行っ
ていただければ、それ
が1つずつ芽
が芽生えるのかなというふうに思いますんで、ぜひこの取組も、これは継続し
てやるということでよろしいんですか。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 安房・君津地区水産教育振興連絡協議会で、各管内の漁業協同組合さん、それから高校につきまし
ては館山総合高校の海洋科さん、それから管内の中学校、それから行政、そういったメンバーで協議会を組織し
ておりますので、毎年続け
て、将来にわたって実施し
ていく予定になっ
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。毎年こういった若い人
が実習するなり、こういった教育を受けるということはすごく必要だと思います。実際には中学生まで取り入れたということは、私は異議はないので、次は中学生から高校生ということになると思いますんで、その辺もしっかりとまた実施し
ていただい
て、育成に励んでいただければありがたいと思います。本当は農業的なもの
が、何か違っ
ているのか、答えられればよかったのかなと思うんですけれども、水産はそういう形の担い手をつくっ
ていくと。ぜひ農業のほうにもそういったのを、ちょっと知恵を拝借しながら進められればいいなと思っ
ていますんで、ぜひそういったものを参考にしながら、支援をまたよろしくお願いしたいと思います。 それでは、教育のほうなんです
が、今教育のほうをお伺いしましたけれども、地域でいろいろ日程的なものというのは話し合っ
ておりますんで、もう一つは令和6年度まで地域の話合い
が行われるというのは、これは日程的なものは変更はございませんか。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 日程の変更は
ありませんかという御質問でございます
が、「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」の策定に携わった学識経験者や教育関係者、市議会議員やPTA関係者などから成る館山市学校再編調査検討委員会からは、今後も児童生徒の減少は続き、数年内に新たに過小規模校、これは複式学級
ができる過小規模校になると予測される学校も
あり、市教育委員会には危機感を持っ
て学校再編を進めるよう提言するという意見に加えまし
て、具体的に基本指針の策定後2年間を目安に、保護者や地域住民との協議、合意形成を図るよう同委員会から答申をいただい
ているところです。したがいまし
て、令和6年末までには具体的な学校再編計画を定めるべきというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) 予定は変更なく、そういった取組をし
ていくということではないかなと思っ
ています。 その中で、先ほど
ありました基本指針に基づい
て学校再編成を進め
ていきたいと考え
てというふうにございましたけれども、その中で、地域で今話し合っ
ているということを私も話ししましたけれども、その意見はやっぱり尊重されなければいけないなと思っ
ていますんで、小規模についてもいろいろな考え方
あると思うんです
が、まず話合いの意見を尊重し
てほしいなと思いますんで、その辺はどうでしょう。
○議長(石井敬之) 岡田教育部長。
◎教育部長(岡田賢太郎) 今お話しした「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」の中で、学校再編の内容や時期など、具体的事項を定める学校再編計画の策定について、市と市の外部諮問機関で
あります館山市学校再編調査検討委員会において決定することとし
ております。基本指針に基づきまし
て、本年10月に館山市学校再編調査検討委員会を立ち上げ、館山市教育委員会から同検討委員会に対しまして学校再編計画の策定についての諮問を行ったところでございます。 よって、各地区での意見集約の結果や、それらの理由等を踏まえ、最終的には有識者会議で
ある館山市学校再編調査検討委員会における議論にて判断し
ていきたいというふうに考え
ております。市では、「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」におきまして、小学校規模の最低ラインを1学年15人、学校全体で90人というふうにし
ております。これは、館山市学校再編調査検討委員会での学識経験者や教育関係者、PTA関係者などの有識者での議論によりまして、グループ学習の展開、児童の競い合い、多様な考えに触れ合う機会の確保、男女比の偏りの回避など効果的な教育活動
が最低限確保できる人数で
あるというふうな考えによりまして、同基本方針に示したものです。 したがいまし
て、仮に各地区においてこれらを下回るような小規模校を存続させたいとの要望
があった場合、まずは各地区での協議の中で、その理由について、保護者や地域の方々の考えを整理すべきで
あるというふうに考え
ております。具体的には、小規模の課題とされる事項を地域としてどのように解決したいと考え
ているのか。それら
が子供たちの教育や成長に当たり、どのように有益で
あると考え
ているのか。それら地域の方々の意見を整理した上で、最終的には有識者会議で
ある館山市学校再編調査検討委員会
が原案を策定する学校再編計画の議論において判断し
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) 分かりましたというか、大筋大体内容的には分かりました。実際にはそういった意味では、小規模というのも何人かもうすぐ分かるので、その辺のところ
がいろいろ今後話し合っ
ていく中で、いろんな課題なり、解決方法というと分からないんです
が、やっ
ておると思うんですね。それを尊重しながらまた進め
ていただければありがたいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。 小さな4番目ですけれども、これやっぱり新市長もスポーツ観光という点では、私もスポーツをやっ
ている上ではすごく重要だと思っ
ていますんで、せっかく館山に欠かせないの
がスポーツ観光だということと同時に、スポーツ大使も結構いらっしゃるんですね。そういったものをうまく利用という言葉は怒られちゃうんですけれども、うまく活用させ
て、よりよいまた違った観点からスポーツ大使をうまく活用したイベント等
ができないかなというふうに私は思っ
ている一人なんですけれども、その点何か、市長考えございますでしょうか。
○議長(石井敬之) 森市長。
◎市長(森正一) お答えします。 スポーツ関連の館山ふるさと大使です
が、現在9名の方にお願いをいたし
ておりまし
て、館山若潮マラソン大会やマラソンクリニック、館山わかしおトライアスロン大会、館山オープンウォータースイムフェスティバル、オーシャンフェスタ館山、一流選手に学ぼうバレーボール教室、水泳教室など数多くのイベント等で御活躍をいただい
ているところです。 また、たてやまトライアスロン大使の細田雄一さんによります自転車教室等も今後新たに予定をし
ております。これからも大使の皆様の御協力を賜りながら、スポーツを通じた館山市の新しい景色を目指したいと思っ
ております。また鈴木正一議員からも何か御提案
がありましたら、こんなのをお願いしたいとか言っ
ていただければ検討できると思いますので、またよろしくお願いいたします。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。今までは、私もさっき質問しましたけれども、海を活用するの
が多かったんですね。やっぱり私は山育ちですので、今いろんな面で、トレイルランを館山でやりたいんですね。そういった設備、今着々と進めながら、海も
あり、山も
あり、またはサーフィン
がありという大会もまた進め
ていきたいと思っ
ていますので、その点はまた御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 それでは、大きな2点目でございますけれども、市街地循環バス実証運行
が改善を加えた内容としてスタートをし
ているわけなんで、利用者数は、先ほど市長の答弁に
ありましたように増加になっ
て、順調に推移をし
ているということを感じました。これは、本格運行はさっき令和5年の5月でしたっけ、5月の
いつ頃その辺をやる 6月ですか。令和5年の6月。分かりました。やっ
ているのは課題
がいろいろ
あると思うんです
が、運賃は今100円なんですね。100円
がそのままでいっ
て、やったから乗ったのか、実際には200円だったら乗らなかったのかちょっと分かりませんけれども、今は一方通行のほうのトライをし
ているわけなので、その辺のところ
が100円でいいのか、その辺は課題
がないのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 本格運行の際の運賃設定についてなんですけれども、こちらのほう、現時点ではまだ決まっ
ておりません。既存バス路線の運賃との整合性というものも
ありますし、利用者の声、まだ半年実証運行
が残っ
ていますんで、その辺りを踏まえまし
てこれから協議し
ていきたいというふうに考え
ています。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) それは、100円
がいいのか、200円なのか、それは慎重に協議し
ていただければありがたいと思います。 あともう一つは、バスのほうの乗合なんですけれども、今バス
が、あれはどこのバスでしたっけ、JRの ちょっと分かりませんけれども、乗りやすいバスというか、ノンステップというか、そういったもの
があると、すごくまた逆に効果的にいいのかなというふうに思っ
ていますので、その辺は何かどういうふうに、バスは改善というとおかしい、購入というか、どうしたらいいんですか。そういったもの
があればお聞かせ願います。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 現在運行し
ていますバスは、JRバス関東さんのレトロ調のバスなんですけれども、あれいろいろ御意見いただい
ております。その中で、本格運行に際しましてはバリアフリー対応
が求められますことから、新型ノンステップ車両の導入というものを検討し
ているところです。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ぜひ検討し
て、それをやっぱり実施し
ていただきたいなと思いますんで、やっぱり乗りやすいバス、今は高齢者対象ではないかもしれないんです
が、やっぱりお子さんを連れたり、ベビーカーを載せたり、そういったものを簡単に載せられるような仕組み
ができれば、よりよい循環バスになるのかなと思っ
ていますので、その辺をしっかり考え
ていただきたいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。 あともう一点は、今豊房地区
がそうなのですけれども、買物シャトルサービス実証運行、12月からスタートしました。3コース設定され
て始まりました
が、来年の3月までしか、一応今は 4月までですか。4月で、もう4か月で終わりなんですね。この辺のところは、まだまだ課題
があると思うんです
が、これは3月いっぱいで終わりになるんでしょうか。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 現在のところでは、3月いっぱいで終了と、実証運行
がですね、というふうに考え
ております。この先については、また今後南房総市との協議等も
ありますんで、それを踏まえ
て、あと地元の方の意見等を聞きながら考え
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) そのとおりだと思うんです
が、実際には今まだハイエースとか
が、それ
がまだ完備され
ていないんで、今後やっぱりタクシーで今運用され
ているみたいですけれども、その辺
がどういうバス
がいいのか、どういうふうにやっ
ていくのかというのは、人数的に多かったり少なかったり
あるもんで、その辺はハイエースを利用しながらということになると思うんです
が、あと運賃設定ですけれども、今500円と300円という形になっ
ておりますので、その辺の中でちょっと問題だったの
が、やっぱり障害の
ある方も半額でいいのかなという感じもするし、また免許返納した方ももうちょっと優遇措置
が欲しいなという声も聞い
ておりますので、その辺ももうちょっと考え
ていただきたいなと思っ
ていますので、その点はいかがでしょう。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) これまでの買物シャトルではなく
て、市街地循環バスの実証運行等で、運賃の制度
が複雑となっ
て混乱したという場面
があったことから、利用者にとっても、応対する乗務員の方にとってもシンプルで分かりやすくするために、割引制度などは設けずに今回実施をし
ております。今後運行
が本格化される場合には、障害者や免許返納者向けの割引、御利用の多い方向けの月額パス発行などを検討し、分かりやすい負担軽減策の導入も考え
ていきたいなというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) そのとおりだと思います。ぜひそういったのを前向きにトライをしながら考え
ていただきたいなと思っ
ていますんで、よろしくお願いしたいと思います。 もう一点ですけれども、ようやく我々、全体的にはそうかもしれないんです
が、空白地帯というか、大分これ緩和され
てきたんではないかなと思っ
ています。今後はどのように循環バス的な、またこのシャトルサービス実証運行というのはやっ
ていったらいいのかどうか、ちょっと私もまだ、思い浮かばないんですけれども、やっぱり実施し
ていただい
て、もう一つは今私どももやっぱり富崎地区においても、富崎ぐるっとバス、そういったものを使用しながら空白地帯を埋め
ているという状態ですので、今後やっぱり買物の関係で
あるとか、いろんな面を考え
ていきますので、お互いによくなるようにこの空白地帯をやっぱり埋め
ていく必要
があると思うんですね。その辺は、今後何かいい考えというのはございますでしょうか。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 交通空白地帯をどうやっ
て潰し
ていくかということで、今回もコース設定に当たっては、可能な限り各集落をカバーする形というふうにし
てきました
が、車両の大きさや道路の形状で、どうしてもやはり入りづらかったり、時間かかったりということも
あって、所要時間
が延び
てしまう等の課題
があります。集落の奥深くまで網羅し
ていくというのはなかなか難しい状況かなというふうに考え
ております。 ただ、運行ルートや停車場所については、利用状況や利用者の御意見を伺いながら、できるだけニーズに沿った内容にし
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) よくその辺は分かりますので。 あともう一点は、今この循環バスというか、シャトルサービス実証運行ですけれども、どこでも手を挙げればすぐ乗れるという状態では
あるんですね。ただ、今後やっぱりシャトル車
が来たねと、すぐ手を挙げ
て、すぐ止まれる。 結構高齢者というのは危ないんで、その辺の安全性は、やっぱり大丈夫なのかなというのは常に地域の方からも言われ
ていますんで、県道はちょっとその辺は危ないかなと思うんですけれども、市道については、その辺は手を挙げ
てもらっ
て、ニーズ的に合わせ
ていくというスタイルを取っ
てございますので、その辺はそのまま継続するということでよろしいんですかね。
○議長(石井敬之) 亀井総合政策部長。
◎総合政策部長(亀井徹) 今回手を挙げれば乗れるというような制度を導入し
ているんですけれども、警察との協議の結果、幹線道路で
あります県道及び安房グリーンラインでのフリー乗降は行わず、集落内の道路のみを手を挙げれば乗車できるようにし
ています。これは、できるだけ自宅等の近くから御利用できるようにする目的で導入し
ている制度で、現在のところ運行事業者から危険
が生じたという報告は
ありません
が、継続し
て状況を把握しながら、安全運行に努め
ていきたいというふうに考え
ています。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。今回4か月間、あと2か月、3か月ございますけれども、実際問題これは南房総市と広域を挟みながら課題を解決し
ていくというニーズはよかったなと思いますんで、私も南房総市白浜地区の長尾の方にも、こういうチャンス
があったんだねとまたアピールしながら、じゃ乗れるよという形をまた伝え
ていきたいと思いますんで、ぜひいい状況の中で、実証運行だけじゃなく
て、これを本当に実施し
ていくというスタイルを取りたいなと思っ
ていますんで、ぜひそのお声も酌み取りながら、支援をよろしくお願いしたいと思います。 それと同時に、さっき鈴木ひとみ議員も言っ
ておられましたけれども、富崎ぐるっとバスも今後やっぱりどうやっていくかというのは検討しなきゃいけない部分
があるんですけれども、ぜひいろんな面でお話しいたしますので、御支援のほどまたよろしくお願いしたいと思います。これで2点目のほうは終わります。 3点目です
が、大筋は大体分かりました。ただ、その中で何点か、2点ほどちょっとかいつまんでお話し願えればと思いますけれども、最大は来年の10月で終わりということになりますけれども、その中で房州うちわ、日本の3大うちわの房州うちわなんかは、その辺は移転先というのは、どこかへまた持っ
ていく予定は
あるんでしょうか。
○議長(石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 房州うちわの体験工房
が若潮ホールの中に入っ
ておりますけれども、この移転先についてです
が、今年度に入りまし
て館山市、南房総市及び房州うちわ振興協議会で移転についての協議を始め
ているところでございます。ただ、現時点でまだ移転先は決まっ
ておりません。閉館となる期限も
ありますことから、早い段階で移転先を選定する必要
があるとの認識は、今申し上げました3者とも共通し
て持ち合わせ
ております。 一義的には、房州うちわ振興協議会のほうで移転先を選定し
ていただくということになるかと思いますけれども、立地ですとか、あと移転先の家賃など、いろいろと検討しなければいけない問題
があるかとも思っ
ております。館山市と南房総市、両市でも伝統的工芸品で
あります房州うちわ、これを継承し
ていくことは大変重要なことで
あると認識し
ておりますので、移転先等につきまし
ても協議会と行政で相談しながら早期に見つけ
ていきたいと、今このように思っ
ております。 以上でございます。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。 なぜ聞いたかというと、私の知り合い
がうちわを作っ
ているんですね、骨組みからずっと。「あそこ、なくなっちゃうと、どこへ相談し
ていいんだよ」ということをよく言われ
ていますので、それで房州うちわは日本の3大うちわですので、それを継承しながら、安房郡にもこういううちわ
があるんだよというのをやっぱり継承し
ていきたいなと思いますんで、その辺もよろしくお願いしたいと思います。 あともう一点は、館山市
シルバー人材センターですけれども、移転先は旧神戸小学校というふうな形を言っ
ておられましたけれども、これ館山市
シルバー人材センターというのは結構、今会員
が150名ぐらい
いるのかな、ちょっと分かりませんけれども、そうすると軽トラとか乗用車を含めると、結構40台とか50台ぐらい車を止めるらしいんですね。そうすると、富崎の今駐車場とか、その辺
が結構いっぱいになるのかなと。その辺の駐車場の完備というのは大丈夫なんでしょうか。
○議長(石井敬之) 小澤健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小澤一典) 館山市
シルバー人材センターの移転先については、旧神戸小学校の管理棟を予定し
ており、それに付随し
て、それに関係する車両の駐車場、それからそこに見えるシルバーの会員の方々の車、そういったものについても現校舎の裏側の敷地、裏側
が空い
ていて、そこに車を止められるんですけれども、そういったものですとか、ほかの空い
ているところを活用し
て、現状でこども園の送迎に使っ
ている場所とはかち合わないように計画を立て
ておりますので、特に問題は
ありません。 以上です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。 その先は、大体来年の10月を予定、全部移管するの10月予定でよろしいんですか。
○議長(石井敬之) 小澤健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小澤一典) 今準備を進め
ておりまし
て、来年度の後半には移転をしたいということで今準備を進め
ている、そういう状況です。
○議長(石井敬之) 鈴木正一議員。
◆14番(鈴木正一) ありがとうございます。スムーズに、当然これ
がもう若潮ホールではなくなっ
てしまうというのは分かるので、その辺はぜひスムーズにいくようにお願いしたいと思います。 我々も、スポーツ5団体ずっと使っ
ていますので、今後やっぱりその辺もどうし
ていくかというのも検討しなければいけないというふうに課題
が残っ
ていますけれども、これは少しずつ相談しながら進め
ていきたいと思いますんで、よろしくお願いします。 以上で3点ほどお伺いしましたけれども、新市長には本当に今後とも、課題や事業
がたくさんございますので、将来を見守りながら、できることとできないこと
があると思うんですけれども、その辺我々もやっぱり質問をしながら、よりよいまちづくりをし
ていきたいと思いますんで、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 今日はありがとうございました。
○議長(石井敬之) 以上で14番鈴木正一議員の質問を終わります。
△散会午後2時48分
○議長(石井敬之) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次回は明8日午前10時開会とし、その議事は本日に引き続き行政一般質問を行います。 本日は、これをもって散会といたします。 〇本日の会議に付した事件1
行政一般通告質問...