柏市議会 > 2020-06-16 >
06月16日-05号

  • "柏駅前"(/)
ツイート シェア
  1. 柏市議会 2020-06-16
    06月16日-05号


    取得元: 柏市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    令和 2年  第2回定例会(6 月定例会)       柏市議会令和2年第2回定例会会議録(第5日)                    〇                                  令和2年6月16日(火)午後1時開議議事日程第5号 日程第1 質疑並びに一般質問 日程第2 議案第16号 日程第3 請願 日程第4 休会に関する件                               本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                               出席議員(36名)     1番 内 田 博 紀 君       2番 矢 澤 英 雄 君     3番 岡 田 智 佳 君       4番 浜 田 智香子 君     5番 佐 藤   浩 君       6番 大 橋 昌 信 君     7番 北 村 和 之 君       8番 小 川 百合子 君     9番 桜 田 慎太郎 君      10番 福 元   愛 君    11番 村 越   誠 君      12番 阿比留 義 顯 君    13番 武 藤 美津江 君      14番 日 下 みや子 君    15番 林   紗絵子 君      16番 鈴 木 清 丞 君    17番 山 下 洋 輔 君      18番 塚 本 竜太郎 君    19番 小 松 幸 子 君      20番 中 島   俊 君    21番 円 谷 憲 人 君      22番 後 藤 浩一郎 君    23番 助 川 忠 弘 君      24番 石 井 昭 一 君    25番 平 野 光 一 君      26番 渡 部 和 子 君    27番 松 本 寛 道 君      28番 上 橋   泉 君    29番 末 永 康 文 君      30番 橋 口 幸 生 君    31番 田 中   晋 君      32番 林   伸 司 君    33番 古 川 隆 史 君      34番 山 田 一 一 君    35番 坂 巻 重 男 君      36番 日 暮 栄 治 君                               欠席議員 な し                               説明のため議場へ出席した者   〔市長部局〕   市  長  秋 山 浩 保 君     副 市 長  鬼 沢 徹 雄 君水道事業管理者  成 嶋 正 俊 君     総務部長  髙 橋 直 資 君   企画部長  飯 田 晃 一 君     財政部長  高 橋 秀 明 君  地域づくり  小 貫 省 三 君   保健福祉部長  高 橋 裕 之 君   推進部長保健福祉部理事  市 原 広 己 君     保健所長  山 崎 彰 美 君  こども部長  髙 木 絹 代 君     環境部長  國 井   潔 君 経済産業部長  染 谷 誠 一 君     都市部長  染 谷 康 則 君  都市部理事  酒 井   勉 君   〔教育委員会〕   教 育 長  河 嶌   貞 君   生涯学習部長  宮 島 浩 二 君 学校教育部長  増 子 健 司 君  学校教育部理事  後 藤 義 明 君   〔監査委員〕 代表監査委員  加 藤 雅 美 君                               職務のため議場へ出席した者   事務局長  松 山 正 史 君     議事課長  渡 邊 浩 司 君  議事課主幹  荒 川   満 君    議事課主査  風 間   翼 君  議事課主任  小 林 弘 樹 君    議事課主事  白 井 正 孝 君  議事課主事  齊 藤 幹 太 君                    〇                         午後 1時開議 ○議長(石井昭一君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(石井昭一君) 日程に入るに先立ち、報告をいたします。 まず、地方自治法第180条第1項の規定による専決処分についてが報告されました。また、監査委員から例月現金出納検査の結果報告についてが報告されました。いずれも各位のお手元に配付の印刷物により御了承願います。 以上で報告を終わります。 ○議長(石井昭一君) 日程に入ります。                    〇 ○議長(石井昭一君) 日程第1、議案第1号から第15号についての質疑並びに一般質問を行います。 発言者、渡部和子さん。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔26番 渡部和子君登壇〕 ◆26番(渡部和子君) 日本共産党の渡部和子です。一部割愛して質問します。まず初めに、柏駅西口北地区再開発事業についてです。新型コロナウイルスの影響で、市民生活、地域経済は大打撃を受けています。この影響は長期にわたることが予想され、経済も市の財政も先が見通せません。こういうとき400億円を超える税金投入が想定される柏駅西口再開発をこのまま進めていいのでしょうか。事業は一旦凍結すべきではないか、市長の見解を求めます。 次に、医療行政について、市内医療機関への支援についてです。医療機関は、コロナ患者の受入れにかかわらず、経営危機が深刻化しています。千葉県保険医協会が実施したアンケートでは、8割の医療機関が患者が減ったと回答し、5割以上減収になった医療機関が20%もありました。共産党市議団が行った市内医療機関へのアンケートでも、3割、4割減という回答が多く、中には8割も患者さんが減ったと回答したクリニックもありました。国や県の動向を見てからという姿勢ではなく、地域医療を崩壊させない緊急の財政的支援が必要ではないでしょうか、お答えください。市立柏病院の建て替え問題です。新型コロナの対応では、市立病院は大きな役割を果たしていると思いますが、市長にはその認識がありますか。全国でコロナに対応した病院の7割は公的病院だと言われています。今後どのような災害、感染症に見舞われるか分かりません。市民の命を守るとりでとして、市立病院の速やかな建て替えを求めます。 次に、保育行政についてです。1点目、柏市は来年度から公立保育園の給食調理を民間委託する方向で、既に富勢、西原、東中新宿、高柳西、4園が対象に上がっています。委託化は、不安定な非正規労働者を増やすことになります。感染症の対応で保育士と調理員の連携はこれまで以上に求められます。委託化はやめるべきです。お答えください。2点目、学校と同じように、子供たちと直接接する保育園はとりわけ感染症対策には気を使わなければなりません。掃除、消毒、おむつ替え、喫食、これまで以上の配慮が必要で、当然ながら仕事量も増えています。人的支援を求めます。施設整備については、要望にとどめます。コロナ対策で、玄関だけではなくテラスでも子供の受渡しを行っていますが、雨のときなど、ひさしが短くて密集してしまうという訴えが寄せられています。園によっては、テントで対応しているようです。換気をしたくても、網戸が壊れているという訴えもありました。実態を調査し、改善するよう要望します。次亜塩素酸ナトリウムや手袋が足りないとも聞いていますので、対応をお願いします。1問目、以上です。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質問に対する答弁、市長。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) まず、駅前の市街地再開事業は凍結すべきではないかとの御質問についてお答えをいたします。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う営業自粛等により、市民活動や経済活動が停滞しており、駅前の多くの関係者に経済的な影響が出ています。駅前に集積している多様な飲食店や事務所は、これまで柏市の経済を支えてきた大きな財産であり、これからもなくてはならないものと考えております。この危機的な状況において、市といたしましては今後の影響も踏まえ必要な対策を講じてまいりたいと考えております。一方で、中長期的なまちづくりでは、脆弱な都市基盤の改善はまちの成長に欠かせないものであり、また市民生活にも大きく寄与するものと考えております。現在柏駅周辺において権利者が検討を進めている西口北地区では、狭隘な道路に家屋が密集し、オープンスペースがない状態であり、土地の合理的かつ健全な高度利用ができていない状況です。市としましては、権利者の機運が高まり、設立された再開発準備組合を支援することで、まちの防災、減災効果が高まるとともに、柏駅前の課題についても改善を図る絶好の機会と捉えており、市民の皆様からの意見を賜りながら進めてまいります。また、限られた財源を有効活用するため、計画期間中の事業費を平準化させるよう、準備組合へ指導助言を行ってまいります。 続いて、コロナの影響を受けている医療機関への支援についてお答えいたします。新型コロナウイルスによる医療機関への影響につきましては、柏市としても憂慮しており、柏市医師会との情報共有等を通し、状況の把握に努めているところです。国の支援策である持続化給付金は、医療法人や個人事業主のクリニックも給付の対象となること、また国、県の補正予算案では新型コロナウイルス感染症患者の入院受入れに対する支援策等が示されております。これらの内容を精査した上で、さらなる支援が必要な部分について柏市独自の支援策を検討してまいります。市立柏病院に関する御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、災害や感染症の発生時には公立病院として果たすべき役割は重要になっていくものと認識をしております。現在市立病院では、新型コロナウイルス感染症の影響で発熱症状のある患者と一般患者を分けて診察するなど、院内感染防止に注力しながら運営しておりますが、災害や感染症発生時には国や千葉県と緊密な連携を図るとともに、市立病院を含めた各医療機関が連携、役割分担をして対応することが重要であると考えております。今後も国、県及び周辺医療機関と連携を図りながら対応してまいります。そして、建て替えでございますが、上橋議員への答弁でも申し上げたとおり、病床利用率80%以上という建て替え条件は柏市健康福祉審議会で建て替えに係るシミュレーションを行った上で設定した数値であり、これは市立柏病院の役割を担った上で達成すべき経営指標であると認識をしております。今回のような感染症に対しては、各医療機関が連携、役割分担をして対応する一方で、感染症の影響がない通常の診療については引き続き経営改善に努めてまいります。 次に、公立保育園給食調理委託に関する御質問にお答えいたします。本市では、現在平成28年に策定した柏市第二次行政経営方針において、給食調理員を含む技能労務職員については原則として退職者不補充とすることを定めているところです。今後公立保育園給食調理業務については、退職者不補充により給食調理員数が減少していくことを踏まえ、保育及び給食の安全と質の確保に十分に配慮しながら順次委託を進めていくことを考えております。民間への委託を進めることにより不安定な雇用を広げるのではないかということでございますが、今回の公立保育園給食調理業務委託に関しては、公立小中学校における給食調理業務委託の事例等を参考にして、委託する際に労働条件や安定した雇用が行われるかという点についても確認して進めてまいります。また、委託化した場合、保育士が直接調理員に指示をできない体制のため、安全に給食提供できるのか疑問であるとの御指摘ですが、委託後は現場責任者を置き、保育園長や市の栄養士との連絡調整に当たるほか、平常時だけでなく緊急時においてもマニュアルの共有化を図ることにより、指揮命令系統を確立してまいります。さらには、栄養士の委託保育園に対する巡回の強化を図ることにより、現場責任者との連携を深めてまいります。いずれにいたしましても、委託後もきめ細やかな対応を行うことにより給食の質の確保を図りながら、安全安心な給食の提供に努めてまいります。以上です。 ○議長(石井昭一君) こども部長。              〔こども部長 髙木絹代君登壇〕 ◎こども部長(髙木絹代君) 私からは感染症対策のための職員の増員についての御質問にお答えいたします。保育園では、新型コロナウイルス感染症予防対策といたしまして、手洗い、うがいの徹底や保育室の使い方、遊びの工夫を行うとともに、園内やおもちゃの消毒を従来より頻繁に行うことにより、感染症予防対策の強化に努めているところです。また、3密のリスク軽減の観点から、登園や退園時の受入れ場所を玄関だけでなく園庭側から分散して受け入れるなどの工夫もしております。これらの対策を円滑に進めるためには、議員御指摘のとおり、保育士の増員も一つの手法と考えます。しかし、近年保育士の確保は厳しい状況にあるため、保育士が必ず行う業務と保育士以外でも行えるものなど業務の見直しを行い、幅広い人材の確保に努めております。具体的に申し上げますと、事務職員や子育て支援員の配置を行うことにより、新たな保育人材の確保と保育士の負担軽減に寄与できたものと考えます。また、保育士が保育に一層専念する体制を再構築することにより、保育の質の維持向上にも取り組んでおります。現在新型コロナウイルス感染症予防対策の現状を踏まえ、マニュアルの改定を進めておりますが、その結果から感染症予防対策を見据えた保育に要する職員数の必要性について見極めてまいります。私からは以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 第2問、渡部和子さん。 ◆26番(渡部和子君) ただいまの保育の問題から伺いたいんですけども、コロナだけではなくて様々な感染症に対する対策を考えたとき、調理員と保育士との連携というのは、平常時ではない、これまで以上の連携の対応というのが求められると思いますけども、そういう認識はおありでしょうか。 ◎こども部長(髙木絹代君) コミュニケーション及び連携は大変重要なものと認識はしております。以上です。 ◆26番(渡部和子君) 委託の一番大きな問題点というのは、もちろん雇用の不安定さもありますけれども、指示する、その系統、指揮命令、それが委託と直営とは全く違うんですよ。そこに最大の問題があると思います。これまで柏市が積み上げてきた、継続してきた本当に大切な財産がこの委託化によって失われるのではないかと非常に危惧します。ただ、今日は時間ありませんので、今議会時間ありませんので、次に回したいと思いますけども、Q&Aを見ていても、やはり市に都合のいいような説明をしているなと感じましたし、今回4園選ばれましたけれども、例えば西原なんかは休憩室3.6畳しかありません。東中新宿は4.2畳しかありません。しかも、エアコンが入っていなくて、夏は扇風機、冬は石油ストーブ、こういうところをこのまま委託するということにも非常に疑問を感じます。これは、次の議会にぜひしっかりと議論したいと思います。 それで、医療の問題なんですけども、市立柏病院の問題です。コロナの対応では、公的病院が大きな役割を担った、これ全国的な結果でそうなっていますけども、市長もその認識については共有するでしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) 今回のコロナ対応につきまして、市立柏病院はほかの病院と連携をしながら、公立病院というか、連携の中での市立病院としての役割、具体的に言えば軽症等、あるいは状態を見守らなければいけない患者さんの受入れという部分で大きな役割を果たしたと思っております。 ◆26番(渡部和子君) 公立病院の利点というのは、機敏に対応できる、ここにあると思うんですけども、それは市長はどのような認識でしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) 感染症、あるいは災害時の対応に関して言えば、大きな病院とともに地域でどのように役割を担うかという部分は緊密に連携しております。ただ、その中でも特に機動的に公立病院は対応可能であると思います。 ◆26番(渡部和子君) 公立病院の利点って大きいわけなんですよね。今回の事態で浮き彫りになったのは、全国的に保健所はこの30年間で半分に減っています。病院のベッド数も減らしたり、公立病院の再編計画を出したり、医療については縮小するような方向を出してきた。そこでこのコロナの危機ですから、医療体制の脆弱さというのが浮き彫りになったし、また改めて重要さというのも鮮明になったなと思うんです。そういう意味で、市立病院のやはり私は、今市長のほうからも災害時、感染症という言葉がありましたけども、本当に一日も早く建て替えをして、いい病院にすることが市民全体に責任を負えることだと思います。これまでの議論の中にもありましたけども、病床利用率80%以上というのが一つの目標ではありましたけれども、例えば今年の5月は56%です。これは、全く今後視点を変えて、この病床の利用率についてはきちんと基準を今までのような8割という基準から切り替える必要があるというふうに思うんですけども、これまでと同じような条件で建て替えを進めるのかどうかに関しては、市長は今お考えをお持ちでしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) 専門部会から出た病床稼働率の数字については、基本的に平時における病床稼働率だと思われます。今回4月から始まった新年度につきましては、平時ではないということで、80%を基準にして考えるのは妥当ではないと思っております。 ◆26番(渡部和子君) 病院問題というのは、単にそのベッドが稼働して経営的にも成り立っていくという、そこだけじゃなくて、やはり市民に対してきちんと責任を負えるような病院であるべきだと思います。私は、速やかな建て替えを求めたいと思います。 西口の再開発についてなんですけども、市長はこれまで答弁の中で、市の財政、先行きの見通しが立たない、このように述べています。先行きの見通しが立たないのに、この西口再開発はこのまま進めるんですか。
    ◎市長(秋山浩保君) おっしゃるとおり、税収や、あるいは国庫補助金等の状況については今まで以上に慎重に判断をしなければいけないと思っております。慎重に判断しながら、ただ柏市の長期的なまちづくりのために何をやるべきかといった部分をバランスを持って考えるべきだと思っております。 ◆26番(渡部和子君) 今世界的にそうですけども、日本においても大変な事態が進んでいるんだという、そういう認識に私は今の市長の答弁で欠けているなと思いました。東京都は、5月5日、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた当面の都政の運営について、こういう通達を出しています。都民の生命、財産への直接の関連性が低く、直ちに取り組む優先度が低いと考えられる事業のうち未着手、未発注、一時停止が可能な事業は原則延期をする、または中止をする、このような内容なんです。その中には、具体例として、築地市場の跡地の再開発、区画整理、市街地再開発、これらが入っています。市長もこういう通達というのは当然知っていると思いますけども、こういった方針というのを今柏市が示すべきときじゃないですか。 ◎市長(秋山浩保君) 議員御指摘のとおり、環境については今までと大きく変わったということで、その環境変化には慎重に対応しなければいけないと思っております。だからといって今まで将来のまちづくりためにいろんな方と議論してきたまちづくり案を今の時点で凍結するというのはやり過ぎだと思っておりますので、環境を見ながら、そして今の市の財政状況を見ながら、バランスを持って考えるというのが今の判断としては適当だと思っております。 ◆26番(渡部和子君) 私は今後市の方針というのは大きく切り替えていく必要があると思います。そうでなければ、市民の命とか暮らしを守れない事態が来るんじゃないかと本当に心配します。やはり今本当に必要なことというのはいっぱいあるわけですよね、やるべきことが。例えば医療の充実もそうです。市立柏病院の早期の建て替えもそうです。本当に母子父子家庭生活困窮者への支援ですとか大事なことがありますので、目の前の市民に本当にしっかりと向き合った財政運営をお願いします。 ○議長(石井昭一君) 以上で渡部和子さんの質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(石井昭一君) 次の発言者、末永康文君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔29番 末永康文君登壇〕 ◆29番(末永康文君) 柏愛の末永康文です。質問を申し上げる前に何点か申し上げたいと思います。コロナウイルス感染症対策として、今議会から発言時間が20分となりました。こんなときだからこそ議論をしっかり行い、市民の命と暮らしを守る議論をすることが大切ではないでしょうか。議運で自民党と柏清風、公明党の数の力でこの20分という時間を決めたようであります。私は、このことに対して断固抗議をしたいと思います。議会を形骸化し、議会不要論につながりかねない、議会制民主主義を壊すものであり、断じて認められません。今後こうしたことがないよう強く申し上げておきたいと思います。2つ目に、質問時間を削減すれば議会としてのチェック機能を失うということは言うまでもありません。先日議員控室で追加補正が出されましたね。皆さん御存じでしたか。机の上に投げてありましたよ、何も説明なく。これが議会軽視なんですよ。こういうことを平気で認めることについて、私は担当部長にも抗議をしておきました。こういうことが二度と起こらないようにしていただきたいと思います。3点目に、臨時議会に提案しました中小企業及び個人事業者市内事業者への売上げ減少対策事業費18億2,100万円、これを議会後にハードルを高くして受け取る対象者を削減している。こんな議会軽視をする、全く言語道断の対応をする市長を私は断じて認められません。こういうことを二度と起こさないことを申し上げて、このことについては強く抗議をしておきたいと思います。 それでは、通告に従いまして市長の政治姿勢について伺います。端的に申し上げますから、簡単に回答してください。新型コロナ感染症に対する市内の医療体制についてですが、どのように考えているのか。これは、いろいろ医師会と協議してどうのこうの言っていますね。市長はどう考えているのか、お尋ねしたいと思います。2点目、市民への正確な情報提供をどう考えているのか、緊急事態宣言が出された、そのときにどうしなきゃいけないのか、どうあるべきか、市民にどういうふうに広報するのか、そういうことについてどのように考えているか、お答えください。3つ目、補正予算について市民の暮らしや本当に困った対策がありません。なぜでしょうか。この補正予算が本当に困っている人をどのように集約しているのか、そしてどうしたらいいと思っているのか、そのことについて端的にお答えください。市立病院についてです。建て替えと新型コロナウイルス感染症での役割は先ほど議論されていました。医師会と協議しているということでありますが、何といっても老朽化したところではウイルスというのは目に見えなくて飛んでいくわけですよね。感染するわけですよ。ですから、隙間があったりいろんなことがあったらいけないわけです。病院内で院内感染が発生するわけですから、ぜひそういう対策、そして市立病院の役割、どうあるべきか、市長はどう考えているか、お答えください。先ほども言いましたが、臨時議会で決めた中小企業の個人経営者への支援、20万円のハードル、議会を終えた後にハードルを高くした理由、これを端的にお答えください。 教育行政について、市立高校、事故による第三者委員会アンケート集約はいつなのか。2つ目、教育現場での安全対策、消毒液の確保や給食対策、あるいは安全対策というのは学校のトイレ掃除ですね。についてはどのようにしているのか、端的にお答えください。以上です。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質問に対する答弁、市長。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) まず、新型コロナウイルス感染症と医療体制づくりについてお答えをいたします。感染者の入院に関しては、千葉県が各医療機関と調整して病床の確保を行っており、市としましても県と連携して患者の対応に当たってまいりました。第2波に向けては、千葉県の専門家会議を中心に医療提供体制の強化に取り組んでいるところであり、市としましても関係機関と連携し、体制強化に努めてまいります。続いて、コロナ感染症における広報の在り方に関する御質問です。市民への情報を発信する手段として、広報かしわ、ホームページやメール配信サービス、ツイッターなどを活用しておりますが、それぞれの機能の特徴に合わせて昨今の新型コロナウイルス関連情報を発信してまいりました。ホームページやツイッターなどは、インターネットを利用される方については必要とされる情報を即時に入手できますが、その環境にない方は情報に触れる機会が少なく、入手困難な状況にあると思われます。この緊急事態の状況下においては、市民に正確な情報が伝わるよう、限定的ではありますが、日常生活で立ち寄ることが多いスーパーマーケットや薬局にポスターを掲示するなど対応しているところです。しかしながら、新型コロナウイルスに関する状況が日々変化する中で迅速に情報をお届けすることが難しかったことは否めません。このため、できる限り多くの市民の皆様に迅速に正確な情報提供をお伝えできるよう、今回御協力いただいたスーパーマーケットや薬局だけでなく、より身近なところで市からの情報に触れることができるよう、コンビニエンスストアや個人商店などを含め、情報提供の場の拡大を積極的に進めるなど、市民目線に立った、分かりやすく正確な情報発信に努めてまいります。続いて、補正予算に関する御質問についてお答えをいたします。新型コロナウイルス感染症対策につきましては、当面の緊急的な課題である感染症防止及び経済活動を含めた市民生活を総合的に支援するため、医療、衛生対策、生活支援、経済支援を柱とした緊急対策を実施しております。予算措置につきましては、5月臨時会と今議会に補正予算案を提出しているほか、緊急的な事業執行に当たっては予備費等も活用しながら対応しているところです。なお、新型コロナウイルス感染症の影響は甚大であり、今後も市内の経済活動や市民生活に大きな影響を及ぼすものと見込まれておりますので、その推移を注意深く見極めながら柏市として必要な対策を講じてまいります。そして、コロナ感染症と市立柏病院に関する御質問でございます。感染症対応としては、一般的には陰圧室等の病床が有効であると言われておりますが、今回のコロナ感染症につきましては、陰圧室も大事でございますが、感染対策、動線をしっかり分けて対応することが重要であるということで、今回の市立柏病院においても動線をしっかり分け、病床を区分し、きちんと感染症防護対策をしながら患者さんを診るという体制を整えてまいりました。今後様々な感染症対策を地域の病院と協力して行わなければいけませんが、その中で市立柏病院がどういう機能、役割を担うべきかといった部分に関しても、ほかの病院や千葉県等との話合いを通じて検討してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(石井昭一君) 教育長。              〔教育長 河嶌 貞君登壇〕 ◎教育長(河嶌貞君) 私のほうからは初めに市立高校のアンケートについて御答弁申し上げます。現在市立高校の事件に関しましては、第三者委員会のほうでアンケート等を行っておりますが、4月の中旬の段階でアンケート等を一通り終えているという話を伺っております。アンケートとしましては、637人のアンケートが行われて、309人から回答があったということを聞いております。この後、アンケートに従いまして生徒と教職員のほうへ聞き取りを行うという話を伺っております。次に、このコロナに関する小中高校生の安全対策と環境整備について御答弁申し上げます。まず初めに、柏市立小中高等学校ですが、緊急事態宣言の解除を受けまして、6月1日から学校を再開しております。学校における感染防止と長期の休み明けの子供たちの体調等に配慮しまして、再開後は2週間は分散登校といたしました。特に学校再開に当たりましては、休業期間が長期となったため、児童生徒の様子等が心配されましたが、当初はいつもと違う学校の環境に戸惑いながらも今は元気に登校し、落ちついた様子で授業を受けているようです。再開後、今日も含めまして学校を訪問し、入学式や授業、給食の様子を見てまいりましたが、分散登校中は児童生徒数が半分程度のため、一人一人に目が届きやすく、教職員もいつも以上に目配りや声かけができるようです。次に、保健衛生用品についてですが、学校再開に伴いまして、非接触型体温計、あるいは給食配膳用のフェースシールド等を配布いたしました。なお、消毒液等は依然として品薄の状態が続いていることから、商品の在庫状況に応じまして、学校による個別購入と教育委員会による一括購入を使い分け、速やかに確保できるように柔軟に対応しているところでございます。次に、トイレの清掃について、先日矢澤議員よりも御質問を受けましたが、3か月にわたる臨時休業からの学校生活となり、いつも以上に学習や生活面での配慮が求められる中、新たに発生したトイレ清掃や消毒が教職員の負担になっていることは承知しております。一方、国は感染レベルの低い現状で一部の学校において過剰な清掃や消毒作業を行っている現状を踏まえまして、速やかにマニュアルの見直しを行うこととしており、国、県等の動向を踏まえながら今後の清掃方法等について検討していきたいと考えております。また、今後も市、校長会等と連絡を取りながら感染予防対策や教育活動の充実に努めてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(石井昭一君) 経済産業部長。              〔経済産業部長 染谷誠一君登壇〕 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 柏市中小企業支援給付金に関する御質問にお答えをいたします。本給付金については、早期に本制度を開始することが重要であると認識していたことから臨時議会に事業の実施について概要をお示しした上で補正予算として提案をさせていただきました。そのときの御意見を踏まえて、その後住所要件など詳細な内容を検討し、5月20日に交付要綱を施行し、同日に申請受付を開始したところでございます。なお、本給付金は年間を通じて市内で事業活動を行っている事業者に対する事業継続の支援として実施するものであることから、一定規模以上の事業を行っている方を給付対象とすることとし、一月当たりの売上は給付金の支給額の20万円と同額以上であることを要件としたところでございます。以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 第2問、末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 市長にお伺いします。コロナに対する医療体制についてですが、県と相談をすると言っていますが、そうじゃなくて柏市43万人の命と健康を守るためにこうあるべきだ、発生したらこうしなきゃならないというのが市長としてなきゃならないんじゃないでしょうか。隣の松戸市では、これは民間ではありますけども、千葉西病院さんは3億5,000万円かけて、そして30床のベッドを用意して駐車場に仮設で造って、第2波、第3波を想定して対応しているんです。市立病院は老朽化している。このことについても、何人ぐらい収容したのかと言っても、風評被害があるから人数言えませんと言うんですよ。何でそんな隠蔽しなきゃいけないんですか。そうじゃなくて、ちゃんとこれだけ対応してまいりましたと。中等、重症者を含めて対応してきた、そしてなおかつこの2波、3波のときにはこういう対応するというのが本来あるべき姿じゃないですか。それが行政の任務というんですよ。民間と違うんです。金もうけだけすることがあれじゃないんです。市民の命と健康を守るために市立病院があるんです。そのことをぜひやるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) 今回のコロナ対応に関しましては、基本的に非常に広域に起こることでございますので、重症等の患者さんに関してはやはり広域の形で対応すべきということで、県とともに協力しながらやるべきだと思っております。一方で、患者数が増えてきて、中等症、あるいは軽症、あるいは無症状の患者さんが増えてきた場合は地域で対応するということで、その中では市立柏病院の役割は大きいと思います。しかしながら、患者数が増えた場合は市立柏病院だけでは対応できないので、ほかの民間病院や、あるいは開業医の先生方と協力して行うこと、そうせざるを得ない状況でございます。そういった中で、市立柏病院がどういった機能を担うかといった部分は地域の医療機関と皆様と相談しながら決めていくといった意味で先ほどの答弁を申し上げました。以上です。 ◆29番(末永康文君) 医療体制は県が持っているんです。そんなことは分かっていますよ。だから、言っているんです。市立病院が何床、例えば10床なら10床確保します、ほかの大学病院や、あるいは中規模、200床以上の病院についても、柏市が補助を出すから、あるいは県からも補助をもらってきて、あるいは国からも援助していただいて、これだけの万全の体制をしきますということを明確にすべきじゃないですか。そのことが市民の命と暮らしを守ることですよ。何も市立柏病院だけで全部受けろと言っていないんです。だけど、あなた方は隠しているじゃないですか。公開しろと言っても公開もしない。だけど、中で働く人が不安でしようがないから、人数はこれだけいるんだと。もう1階にいて困っているのよとみんな言うじゃないですか、それは。不安なんですよ、従事者は。だから、公開して万全な対策をすべきじゃないかと言っているんです。それは、当然県と話し合ってやることも一つでしょう。なぜそういうことをしないのでしょうか。なぜ隠すのか聞いているんです。なぜでしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) 隠しているわけではなく、名前を公表することによって非常にそこに患者さん等が殺到することをなるべくなら避けたほうが現場の医療を遂行する上で非常に重要ではないかということでございます。医療に携わっている方に関しては、ある程度どういった形で陽性疑いというか、症状疑いの方をどのようなフローに乗せて診断していくかといった部分はできておりますので、そういった形で万が一の場合の対応は市全体としては整っていると認識をしております。 ◆29番(末永康文君) 隠してばかりいるから言っているんですよ。ある篠籠田の病院は、一人でも院内感染が出たらちゃんと公開しました。しかし、北部の病院は公開をしなかった。公開しろと言ったら、それは風評被害だからとしなかった。しかし、その次に公開した、3人、4人と出そうだから。3人目が出ましたよね。6人以上だと公開しなきゃならないとなっていますよね、国は。そういうことを含めてちゃんと公開をして事実を言って、そして発熱外来はこうしなさい、ああしなさいということを広報にきちんと明確にすることがあなたの任務じゃないですか。何もしていないと市民の多くは言っていますよ。そのことがコールセンターに殺到する電話じゃないですか。だから、命と暮らしを守るためにはどうあるべきかということを行政の長としてきちんとやるべきじゃないかと言っているんです。それをなぜやらないのかと聞いているんです。それを明確に答えてください。 ◎市長(秋山浩保君) 今回2つ医療体制では大変重要だと思っております。陽性患者さん、症状に合わせてどのような形で入院体制をつくるかということと、あとは疑いのある方、こちらのほうが人数は多いんですが、この方をどうやって対応していくか、これと併せて救急患者で疑いの方をどう受け入れていくかといった部分でございます。この部分は、当然私たちが全体を見なければいけませんが、併せて柏市内の病院、あるいは開業医の先生方と相談をしながら、どういう形がよろしいのかといった部分を踏まえた上で運営することが大事だと思っております。そういった意味で、4月、5月と病院や開業医の先生方との打合せを通して今回のコロナ対策をつくってまいりました。今回の点も反省すべき点はございますので、2波、3波に関してはまた検査体制も変わってまいると思いますので、それを踏まえてつくり直していきたいと思っております。以上です。 ◆29番(末永康文君) 市長に言っておきます。各病院で何人対応したのか、何人入院して、中等症以上、重症者が何人入院して、その方が結果として何日間で退院したのか、そのことを全部公開してください。市立柏病院は10名近くいますよね。10名近く1階にいましたよね。なぜ1階なのか、それは。ここは、先ほどの陰圧の部屋の圧力によって、ウイルスが出ないためにしなくちゃいけない。しかし、そういう環境は全くない状況ですよね。本当に不安定な状況ですよ。ある意味では、院内感染が蔓延することじゃないですか。その責任はあなたにあるんですよ。だから、建て替えをしてちゃんとするか、あるいは後ろにある徘回公園を潰して、そこに仮設で感染症の病棟を造るか、そうした対策をすることがあなたの任務じゃないですか。そのことをしっかりやることが私は市長の任務だと思いますが、いかがでしょうか、お答えください。 ○議長(石井昭一君) 以上で末永康文君の質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(石井昭一君) 暫時休憩いたします。               午後 1時41分休憩                    〇                         午後 1時46分開議 ○議長(石井昭一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑並びに一般質問を続行いたします。 次の発言者、橋口幸生君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔30番 橋口幸生君登壇〕 ◆30番(橋口幸生君) 公明党の橋口幸生でございます。項目を一部割愛し、質問をさせていただきます。初めに、市長の政治姿勢について。防災、減災対策。新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波が懸念される中、日本列島はこれから本格的な台風シーズンを迎えるとともに、いつ起きてもおかしくない巨大地震など、災害発生に備えた対策は喫緊の課題であります。質問は、各地域における災害時の避難体制と避難所の点検についてお伺いいたします。また、避難体制ですけれども、公的施設のほか、ホテル等の活用も含めた分散避難、避難所における3密を防ぐ対策、避難訓練など、避難所、避難者の健康管理と感染予防のための衛生環境の整備、備蓄品、避難所運営についてお伺いいたします。次に、クラスター対策。中国でのクラスターの原因の一つに、エアコンによる風の循環が指摘されております。夏場において、エアコンの使用は避けることが困難で、特に学校、市役所を含めた公共施設のエアコンによる空気の循環がクラスター発生の大きな原因となりますが、これからますます暑くなる中、エアコン使用によるクラスター対策についてお伺いいたします。 次に、経済振興について。中小企業対策。コロナウイルス発生前より事業運営が困難な事業者、経営改善などに取り組んでいる事業者への緊急的な事業支援策の取組状況についてお伺いいたします。 次に、保健福祉行政について。障害者対策。障害者の方が今回のコロナウイルス感染拡大防止で情報が伝わっていなかったり、必要なマスク、消毒液などが手に入りにくいことなど、状況把握はどの程度できているのか、お伺いいたします。以上です。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質問に対する答弁、総務部長。              〔総務部長 髙橋直資君登壇〕 ◎総務部長(髙橋直資君) 防災、減災対策とクラスター対策の2点についてお答えします。まず、防災、減災対策についてですが、災害時の避難体制は、これまでも御答弁しているとおり、感染症の対策も含め、マニュアルの見直しを行っているところで、また避難所の点検として備蓄品の確認を行っているところです。その中で、分散避難として、災害の程度によりますが、まずは在宅、または親戚、友人宅への避難をお願いし、さらなる避難先として、現在市内宿泊施設を活用できないか、柏市旅館業組合と協議を行っております。また、減災、防災対策は行政のみの対策では不十分であり、現在行っている避難所運営マニュアルの改訂版が完成しましたら、市民及び関係機関への周知に努めるとともに、地域組織との合同による防災訓練を実施したいと考えております。次に、エアコン使用によるクラスター対策についてですが、新型コロナウイルス感染症に関する3密対策の一つとして、換気の悪い密閉空間の改善が示されています。このため、換気扇など換気設備を使用したり、エアコンの運転中であっても適度に窓を開けて外気を取り入れることにより、室内に十分な換気がなされるよう取り組んでおります。またあわせて、熱中症対策の観点から、エアコンの設定温度にも注意してまいります。以上です。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 高橋裕之君登壇〕 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 私からは新型コロナウイルスに関わる障害者対策についてお答えいたします。まず、コロナウイルス感染拡大防止に関する必要な情報についてでありますが、適宜市から障害者福祉事業所に発信し、障害者個々のサービス計画を支援している相談支援専門員を通じて利用者へ適切に情報を伝えていただいております。また、福祉施設等を利用していない障害者につきましては、ふだんから地域生活支援拠点等に配置されている地域生活コーディネーターが相談に対応していますので、これらの方々へ改めて個々に電話や訪問等を行い、状況把握を行っております。今後も障害者等に対し適切な情報伝達や丁寧な状況の把握を行い、必要な支援を行ってまいります。なお、保健衛生用品については、消毒液でありますけれども、3月より継続的に提供しており、今回も独自に購入した消毒液2,000本を本日より福祉施設等に配布をいたします。マスクにつきましては、市保有のマスク2万枚を3月中に配布したほか、4月下旬には追加分として市が購入したマスク10万枚を配布したところであります。引き続き必要とされる支援を継続して提供できるよう努めてまいります。私からは以上です。 ○議長(石井昭一君) 経済産業部長。              〔経済産業部長 染谷誠一君登壇〕 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 中小企業対策についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の発生前より事業運営が困難な事業者については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済の落ち込みにより、より一層厳しい経営状況に置かれております。こうしたことから、市では3月23日から柏市中小企業資金融資制度及びマル経融資の利息分の補助をはじめ、そのほか国等の各種支援を受ける際の前提となるセーフティネット4号などの認定の迅速化、また柏市の中小企業支援給付金をはじめとする市の独自政策による支援に加えまして、新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えるための経営改善に対する国のものづくり補助やIT導入補助等、新たなビジネス創出に利用可能な補助金等について、経済団体との連携による情報発信、また国、県、市の支援が一体的に進められるよう取り組んでいるところでございます。なお、市の給付金によります申請件数ですけれども、6月12日現在で3,021件となってございます。今後も引き続き市内事業者の経営状況を注視し、融資制度による信用保証協会の保証料補助など、状況に応じた適切な支援を検討してまいります。以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 第2問、橋口幸生君。 ◆30番(橋口幸生君) 中小企業対策なんですけども、現在金融機関に多くの中小零細事業者が申込みをしている状況ですよね。複数の同時申込みなどで金融機関はぎりぎりの対応に追われております。業務増加に伴う人員の確保も問題で、感染を防ぐため交代勤務で人員を絞っておりますけれども、各店舗とも感染への不安を抱えての事業運営というのが現状です。金融機関の疲労と能力の分散でどうしても支援の効率が下がってしまい、結果として中小零細事業者の事業環境だとか資金繰りは厳しくなっております。質問は、こうした状況の改善策なんですけれども、市としても何らかの効率のよい支援策というんですか、考えられないのか、お伺いいたします。 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 融資の関係で、セーフティネット4号、これ市におきましては迅速な対応で認定を出しております。ただ、その認定書を事業者の方が金融機関に持ち込みまして、議員御指摘のとおり、金融機関のほうで一時ちょっと時間かかるというような状況がございます。このようなことで、市としましては各金融機関に改めて連絡を取りまして、迅速に対応するようお願いをしているところでございます。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 経営的な支援状況についてなんですけれども、経営改善計画の取組状況、またセーフティー金融支援の状況などの分析は行っているのか、現時点でざっくりとしたもので結構ですので、お伺いいたします。 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 新たな経営の改善に対する状況分析ということですけども、現在給付金のほうの作業で、その中で各事業者からいろんな書類をいただいています。そのような中で、まずは減少のほう、どうして減少しているんだということが優先されていまして、実態のところ新たな経営改善に取り組んでいる事業者数というのはつかんでいない状況でございます。 ◆30番(橋口幸生君) 分析なんですけども、今後第1波が終わって、第2波、第3波も踏まえて現時点で分析はしっかりとお願いいたします。分析を今しっかり行うことで今後中小零細事業者への迅速な対応につながっていくものと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。これは要望です。 次に、障害者対策。事前にコロナウイルスの感染が疑われる場合の障害者への支援の内容の検討状況についてお聞かせください。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 事前にといいますか、今障害者施設の協議会の方々ともお話ししている中では、やはりクラスターを起こさないための方策として、まず従業員の方のコロナ対策の徹底であったりとか、いざ実際起きたときには、動線をきちんと分けるためのすべであったりとか、あとは当然利用者さんなりが感染した場合にその従事する方を応援する態勢としては、市内の協議会とか、また上の県の協議会等も含めて事前に対応策を検討しなければいけないということで共通理解はしております。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 具体的に身体だとか、身体でも視覚とか聴覚等、また精神などの障害の種別ごとに検討ができているか、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 当然各施設におきましては、視覚障害者であったりとか重度の方に対しては、当然そのお部屋を移るということは非常に困難ということもありますので、そこら辺を踏まえた先ほど言いました動線の確保、そういった方は1階に配置して、それ以外の方は別のところにとかいったことでの認識はしていただいております。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) いざというときにこの種別ごとの検討をしっかりしておかないと対応が遅れる、もしくはできないということが考えられますので、今のうちにできることをしっかり検討していただいて、態勢を今のうちから整えていただけるようお願いいたします。これは要望です。それから、障害者だとか障害者団体との意見交換はどのように行っているのか、お聞かせください。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 本来であれば対面で、いろいろその総会等あるかと思うんですけども、今回そういったことにはいきませんので、ある程度書面で事前に要望なり確認作業のほうはさせていただいております。 ◆30番(橋口幸生君) 障害者だとか団体さんとの意見交換がないと、結局何か手を打ったとしても机上の空論になってしまいがちなんです。障害者だとか障害者団体との意見交換を行った上で、その意見が生かされるよう今後検討をさらに進めていただければなと思います。あと軽症者のホテルでの滞在の際に障害者への配慮については検討されているのか、お聞かせください。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) ホテルの場合は、その軽症者ということですので、そういった障害のある方とかというのはホテルでの受入れというのはちょっと困難になりますので、重度であればやはり病院そのもので入院していただくなりということになろうかと思います。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) SDGsでも誰一人取り残さないということがうたわれていますので、対応のほうを今後ともよろしくお願いいたします。 次に、防災、減災対策です。国の第二次補正予算で拡充されることになっています地方創生臨時交付金において、災害時のマスクだとか消毒液、段ボールベッド等の資材の購入も可能となっております。市としての交付金の活用についてなんですけども、特に防災、減災対策への活用についてお伺いいたします。 ◎総務部長(髙橋直資君) 災害の備蓄品につきましては、まだまだ不足しておりますので、活用できる交付金等につきましては十分活用して補充していきたいと考えております。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 災害時に障害者の福祉避難所だとか被害者支援に関わる人数だとか場所の準備はできているんでしょうか、お聞かせください。 ◎総務部長(髙橋直資君) 二次避難所につきましては、福祉のほうでやっておりますけれども、避難所のほうにつきましては、障害者に対して適切な対応が取れるように職員の意識を高めていくということで徹底してまいりたいと思います。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 障害者団体だとかボランティア団体などに、事前に災害に備えた必要な備蓄品予算、こういったものを与えることについてはどうなんでしょうか。 ◎総務部長(髙橋直資君) それにつきましては、今後協議して十分に検討してまいりたいと思います。 ◆30番(橋口幸生君) では、災害時に備蓄品などを効率よく提供していくことが大事だと思うんですけど、その仕組みづくりはどうでしょうか。 ◎総務部長(髙橋直資君) 基本的に備蓄品は備蓄倉庫に今保管してありますので、そこに職員がどのように対応できていくか、一応マニュアルのほうでも今その辺を十分検討しております。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 今御説明いただいた内容をしっかりと把握していただいて、適切にいざというときに効率よく提供できる体制をしっかり整えてください。あと災害時に福祉施設、福祉事業所、あと介護事業所などの連携による避難困難者に対する支援計画の検討状況というのはどうでしょうか。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 今やはりその障害のある方とか、そういった福祉事業所で入所されている方の避難については、まだきっちりとできていないということですので、そこら辺はしっかりと課題として検討してまいります。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 障害者の感染症なども考慮した避難、また避難計画の見直しを個別事業所なども含めて検討してはと思うんですけども、その点はどうでしょうか。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 議員さんおっしゃるとおり、やはり各施設との事前のどういった避難経路とか、あとは避難の状況、あと柏市全体としては、そういった障害者のための避難施設についてきっちりと今後検討を進めてまいりたいと思います。以上です。 ◆30番(橋口幸生君) 以上で質問を終わります。 ○議長(石井昭一君) 以上で橋口幸生君の質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(石井昭一君) 次の発言者、山下洋輔君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔17番 山下洋輔君登壇〕 ◆17番(山下洋輔君) こんにちは。柏愛倶楽部の山下洋輔です。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、これまでの社会の在り方、そして学校の在り方が問い直されています。その観点から幾つか質問いたします。オンライン教育について。ICT機器の配付や通信環境の整備などどんどん進められて、オンライン授業が当たり前になるような流れではありますが、学校の意義をどのように考え、児童生徒に示されていきますか。休校や学級閉鎖の状況において、オンラインによる学びは確かに有効ではありますが、まだICT環境や指導技術が不十分な中、オンライン授業ありきの学習支援だけではなく、例えば読書や創作活動など一人で考えを深めたり探求したりするような力を育むような学習支援についてはどのようにお考えでしょうか。オンラインを活用した教育相談について。きぼうの園では、緊急事態宣言を受けてカウンセリングが中止となり、電話での相談なら可能ということでした。しかし、顔の見えない対話に不安を感じる児童生徒もおり、オンライン面談の活用も選択肢として加えてみてはいかがでしょうか。また、日常の教育相談でも活用できるよう、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。スクールソーシャルワーカーについて。感染拡大防止のためステイホームが呼びかけられていますが、家に居場所のない児童生徒に対してスクールソーシャルワーカーや学校はどのような役割を果たされたのでしょうか。学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインについて。感染を心配して欠席した場合は特別欠席扱いとされますが、これは児童生徒にとって不利益とならないような配慮がなされているのでしょうか。また、休みにくい雰囲気はないでしょうか、確認いたします。あわせて、学校のトイレ清掃を専門家に委託することやマスクや消毒液を学校へ配布することなど速やかに実行すべきことを要望いたします。部活動の在り方について。全国中学体育大会が中止となって、県大会、市内大会も中止となりました。感染状況を見ながらにはなりますが、これまでの集大成の場となるような市内大会を開催できないでしょうか。部活動の在り方を見直す時期です。勝利至上主義で全国制覇を目指すだけではなく、趣味や仲間との交流や人間形成の場としての部活動の在り方を全国大会の中止となった今年こそ考え、新しいスタイルの大会を企画開催していくべきではないでしょうか。議案13号について、大会主催者の責任が厳しく問われていると読み取ることができます。柏市では、この事件以降どのような対策を講じてこられたでしょうか。障害のある児童生徒への移動支援について。登下校についても移動支援はできないでしょうか。また、外出目的の移動支援は重度障害のある児童生徒にとっては社会への接点として貴重な機会となっています。移動支援の事業育成や支援に力を入れていくことについて、いかがお考えでしょうか。 子育て世帯への支援について。保育料の返金手続が煩雑で時間がかかっていることに対して多くの不満、声をお聞きします。子育て世帯では、今お金がなくて困っているところが多くあります。速やかな返金を要望するとともに、登園自粛した分の保育料を支払った後に返金していくのではなくて、登園した分の保育料を後払いする方式に変更していくことはできないでしょうか。 経済対策について。今回の新型コロナ感染拡大により、産業やライフスタイルの転換が迫られています。事業者や柏市にとっても、この変化に対応していかなければ生き残ることも難しいと思われます。感染症対策関連物資生産設備補助事業や中小企業生産性革命推進事業など国の補正予算を市内事業者が活用し、経営相談や市内事業者のネットワーキングなどを通してこれからの時代に合わせた転換を支援していくことはできないでしょうか。 最後に、改正健康増進法の施行により喫煙場所のなくなった喫煙者が店舗の軒先や裏口などの灰皿に集中し、近隣住民にとって大きな迷惑となっています。例えばまちの隙間を活用した喫煙ボックスの設置や喫煙による住民トラブルの窓口の設置を求めますが、いかがでしょうか。以上です。簡潔な答弁をお願いします。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質問に対する答弁。市長。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) 改正健康増進法に関する御質問についてお答えいたします。健康増進法は、望まない受動喫煙をなくすために改正され、多くの方が利用する施設は原則屋内禁煙となるなど、今年4月から全面施行されております。議員御指摘の店頭等の屋外における喫煙行為、近隣のトラブルにつきましては、市民の皆様からメール等により情報提供がされております。柏市としましては、法の趣旨にのっとり、事業所や飲食店の施設管理者、市民の皆様に、法の趣旨を理解し、受動喫煙防止対策に取り組んでいただけるよう周知に努めているところです。公衆喫煙所につきましては、ほかの自治体では民間企業の支援を受け設置しているところもございます。しかし、このたびの新型コロナウイルス感染症対策の3密回避、喫煙は重症化させるリスクの一つとされていることから、喫煙所を閉鎖している自治体もございます。柏市としましては、設置場所の選定、施設の維持管理、住民の理解など様々な面を考慮すると、直ちに設置することは困難であると考えております。喫煙による住民トラブルにつきましては、現在保健所が窓口となり、集合住宅の管理組合や複合施設の管理会社等に対し適宜現地確認を行い、法を根拠とし指導助言等を実施しております。今後も住民間のトラブルを回避できるよう適切に対応してまいります。以上です。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部長。              〔学校教育部長 増子健司君登壇〕 ◎学校教育部長(増子健司君) 私からは、子供たちの学びと安心安全な教育環境のうち4点について御答弁いたします。初めに、オンライン教育の推進についてですが、臨時休業中、先進的に双方向型オンラインを活用して授業だけでなく朝の会や学級会を実施した学校から不登校の児童生徒も参加できたという報告を受けております。柏市教育委員会では、学習だけではなく、学校と児童生徒がつながり、児童生徒が安心感を得られるような支援の一つとしてのオンライン活用についても研究してまいりたいと思っております。また、柏市教育委員会ではオンライン学習の有用性を認識しており、今後も推進してまいりますが、各学校や地域の特色を生かした学び、他者と直接コミュニケーションを図ることで得られる学び、直接経験、体験するような学びも重要であると考えております。児童生徒の生きる力を育むため、学校だからこそできる学びの工夫に努めてまいります。また、オンライン学習や学校での学びの組合せについても調査研究してまいりたいと考えております。続いて、部活動や体育事業についてお答えいたします。全国及び関東、そして地方大会である千葉県中学校総合体育大会の中止を受け、柏市総合体育大会につきましても、感染リスクと練習不足による事故のリスクが高いため、令和2年5月25日に中止を通知いたしました。千葉県から示された部活動の段階的運動再開に関するガイドラインには、再開後5週目を目途に運動の強度に関する制限が大幅に緩和されることが示されております。また、県から県立学校に通知された部活動実施上の留意点には8月1日より対外試合の実施が可能となることが示されました。これらを参考にし、今後の感染状況も踏まえながら、中学3年生を中心にこれまでの取組の成果を現せる場の有無、方法等について柏市小中学校体育連盟や校長会とも連携を取り、検討を進めております。今後の部活動の在り方に関しましては、本年度部活動ガイドラインの改定を予定しておりますので、ワーキンググループにおいて児童生徒や保護者の多様なニーズに応えられる部活動の運営方法などについて検討を進めてまいります。次に、議案第13号、和解についてお答えいたします。重大な事故に至った本件に関して、二度とこのような事故が発生しないよう、事故後、小中学校体育連盟、各競技を担当する専門部長を集めて事故の経緯について説明し、今後の安全対策をどう講じていくか指導及び確認いたしました。現在は、大会前に全ての専門部において会場の安全点検を行い、危険箇所の把握、注意箇所の共通理解を図っております。危険箇所については、立入禁止とし、表示やロープ等で塞ぐなどの対応を行っております。この事故を風化させないためにも、毎年行われる専門部長会議で安全対策について指示するとともに、利用施設の管理者と専門部で危険箇所や安全対策について確認をし、書面に残す等の対策を講じてまいります。最後に、学校の臨時休業中のスクールソーシャルワーカーの活動についてお答えいたします。長期にわたる休業は、支援が必要な児童生徒の姿が見えにくくなる危険性があることから、柏市教育委員会といたしましては、各学校に対しこれまで以上にきめ細やかな対応を依頼してまいりました。具体的には、教材配付日や登校日に欠席した児童生徒に対して、スクールソーシャルワーカーと教員が連携し、家庭訪問を実施したり、スクールソーシャルワーカーを中心とし、関係機関と連携し、対応に当たったりと、児童生徒の安否確認に努めてまいりました。また、フードバンクから提供された食料をスクールソーシャルワーカーが支援を要する家庭に届けて支援に当たったケースもございます。このほか、家庭で過ごすことが困難な児童生徒に対しては、個別に登校させ、教職員やスクールソーシャルワーカーが教育相談や学習支援を実施したという報告も受けております。今後も支援が必要な児童生徒、家庭に対し、きめ細やかな対応を実施していけるよう努めてまいります。私からは以上です。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部理事。              〔学校教育部理事 後藤義明君登壇〕 ◎学校教育部理事(後藤義明君) 私からは学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインにおいての児童生徒の出欠席の扱いについてお答えいたします。柏市立小中高等学校では、可能な限りの感染症対策を講じた上で6月1日から段階的に学校を再開しております。再開後、子供たちからは、友達との再会や給食を喜ぶ声が上がる一方、保護者からは感染への不安の声も聞かれました。こうした登校に不安のある御家庭に対しましては、学校で講じる感染症対策を丁寧に説明しているところですが、感染への不安が払拭できずに登校を控える場合には、地域の感染状況を加味し、学校長の判断で欠席扱いにはしないよう配慮しております。なお、出欠席の扱いを明記した学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインは各学校で周知するとともに、保護者の皆様が閲覧できるよう市ホームページ上でも公開しております。私からは以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 高橋裕之君登壇〕 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 私からは障害のある児童生徒の移動支援についてお答えいたします。議員御指摘のとおり、障害のある児童生徒の通学や外出などで移動する際、保護者の方のみで対応しなければならないなどの御苦労や御負担について認識しております。このような場合に利用可能な障害福祉サービスとして移動支援がございます。これは、一人で外出が困難な障害者の方が心身の健康のため余暇等で外出する場合に付添いとしてヘルパーを派遣し、移動時の介助を行うものであります。通学におきましては、通常特別支援学校のスクールバス等を利用していますが、重度の行動障害等でスクールバスの利用が困難な方もいらっしゃいます。このような場合には、個別の状況を判断し、移動支援のサービスの利用を可能としております。また、現在市内には45の事業所が移動支援の指定を受けておりますが、一定の事業所は確保できていると認識しておりますが、重度の障害児に対してできる事業所が限られていることから、必ずしも利用者のニーズに応え切れていない状況であります。今後は、障害のある児童生徒が社会の接点を持つことができるよう、関係部署や事業所と連携し、障害者一人一人の状態に応じ対応ができるよう引き続き努めてまいります。私からは以上です。 ○議長(石井昭一君) こども部長。              〔こども部長 髙木絹代君登壇〕 ◎こども部長(髙木絹代君) 私からは子育て世帯支援についてお答えいたします。保育料の返還につきましては、保育園自粛要請または臨時休園期間中における利用日数に応じて保育料の減額などを行います。5月につきましては、1か月休園となったことから、公立保育園等の保育料についてはあらかじめ徴収しないようにするなど、保護者の方の負担にならないよう配慮しているところです。また、こどもルームにつきましても、5月分の保育料をあらかじめ徴収しないようにしたところであり、臨時休所期間を含む4月、5月分について、利用日数に応じて保育料の減額を行います。いずれにいたしましても、保育料の減額に伴い、できる限り速やかに返還できるよう努めてまいります。私からは以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 経済産業部長。              〔経済産業部長 染谷誠一君登壇〕 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 経済対策についてお答えいたします。国の感染症対策関連物資生産設備補助事業、また新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えるためのものづくりやIT導入に係る補助事業である中小企業生産性革命推進事業の活用の促進につきましては、経済団体との連携による情報発信に加え、専門的な知識を有する者1名をインキュベーションマネージャーとして現在配置し、国や県、市の各種補助制度の案内や新たな事業展開を考えている事業所同士のマッチングなどに取り組んでいるところでございます。今後も引き続き市内事業者の状況を把握することに努めるとともに、意見等を伺いながら変化に対応した適切な支援を行ってまいります。以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 第2問、山下洋輔君。 ◆17番(山下洋輔君) 部活動や学校行事、不登校の支援、子供の居場所や格差、PTAのことなど、これまで課題として認識しながら抜本的な改革ができなかったことについて、一遍に向き合わなければならなくなったところがあると思います。スクールソーシャルワーカーやカウンセラーのことについてですが、サポートが必要とされている児童生徒にどのようにサポートしているのか、幾つか事例をお聞かせいただきましたけれども、その全体の量とそのサポートの量、足りていたと言えるでしょうか、お聞かせください。 ◎学校教育部長(増子健司君) お答えいたします。今全体のどれぐらいの数というのはここでちょっと把握をしていないんですが、確かにこちらのほうでもつかんでいる支援を必要とする児童生徒であったり、その辺りにつきましてはスクールソーシャルワーカーが丁寧に対応させていただいた次第です。以上です。 ◆17番(山下洋輔君) 学校の意義について幾つかお答えいただきましたけれども、やっぱり子供たちをケアするというような学校の役割ってこれまであったのではないかと思います。親御さんの声を聞いたり、家庭環境に心配なお子さんを先生方が見守ってくださったり、そういったことが休校によってストップしてしまった。そのフォローをいかにしていくかというのをこれからの休校であったり学級閉鎖であったり、そういったところのサポートが必要と思いますが、その辺りいかがお考えでしょうか。 ◎学校教育部長(増子健司君) 今議員御指摘のとおり、これはスクールソーシャルワーカーだけの問題ではなく、また学校だけの問題ではないですので、いろんな関係機関とも連携を取りながら丁寧にやり取りをさせていただきたいと思っています。以上です。 ◆17番(山下洋輔君) 一人一人に合った教育を実現していくということと、誰もが教育が保障され、学び続けられるというような柏市の教育をぜひつくっていただきたくお願いします。 ○議長(石井昭一君) 以上で山下洋輔君の質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(石井昭一君) 以上をもって質疑並びに一般質問を終了いたし、議案第1号から第15号はお手元に配付の委員会別付託案件一覧表並びに予算分割付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 ○議長(石井昭一君) 暫時休憩いたします。               午後 2時26分休憩                    〇                         午後 2時36分開議 ○議長(石井昭一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                    〇 ○議長(石井昭一君) 日程第2、議案第16号を議題といたします。 お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石井昭一君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 本案について質疑を許します。質疑は3問制で行います。内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) それでは、議題となりました議案第16号につきまして、1つ事務事業についてお尋ねいたします。こども部長のほうに独り親世帯への臨時給付金についてお尋ねいたします。ちょっと1問目多岐にわたります。まず、今回は市のほうの補正予算、臨時議会のときの補正予算と異なって国策で下りてきているものでございますので、生活保護受給者にも支給されるということで確認してよろしいのかどうか、またその際は生活保護費の減額の原因となる収入認定はされないのかどうか、お尋ねをいたします。それから、今のは基本分についてでございます。追加分につきましては、所得が減少した世帯につきましてはどの時点での所得を基準に交付要件の担保をするのでしょうか。その所得の基準月というか、基準期間についてお示しください。続きまして、この児童扶養手当を支給している世帯につきましては、辞退の届出はあるかもしれませんが、申請をしなくてもそのまま振り込まれるという認識でありますが、それに間違いないのかどうか、また申請を必要とする場合はどういうケースでどういう申請が必要となるのか、お尋ねいたします。最後に、給付月、給付時期について、給付はいつ行われるのか、お示しください。以上で第1問を終わります。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質疑に対する答弁、こども部長。 ◎こども部長(髙木絹代君) お答えいたします。まず、今回の国におけるひとり親世帯臨時特別給付金については、まだ詳細な制度設計について正式な文書はいただいておりませんので、今現在厚生労働省から示されているQ&Aにおいて、今回は生活保護受給者も受給対象者として、また収入認定もされない方向で検討しているということが示されております。追加給付については、ただし生活保護世帯については対象から外れるものとされております。あくまでもこれは今時点のQ&Aによるもので、近日中に正式な通知は来るものと考えております。次に、追加給付の所得についてですけれども、これもまだ正式には来ていないんですけれども、一応国のほうでは、所得額が幾らという設定は今のところ確認してはいないんですけれども、昨年と今年の収入が分かる書類をそろえておくというようなところと、そこが大きく収入が減になったという、まだその具体的な数字みたいなものは示されておりません。次に、申請の時期ですかね。これについては、基本給付につきましては、6月分の児童扶養手当を受給されている世帯につきましてはそのままデータが使えますので、早ければ7月から8月ぐらいにはそのデータを基に支給ができると考えております。ただ、今回新たに対象となる公的年金受給者の方ですとか、その他独り親で新型コロナウイルスの影響により家計が急変した世帯の方については、8月の現況届のときに併せて申請をしていただきまして、そこから審査いたしまして給付かどうかということになりますので、どんなに早くても8月下旬または9月ぐらいということを予定しております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第2問、内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) 今のお話を参考にして、あとは昨日担当課のほうとお話をさせていただいて、ちょっと私の理解が誤っているかどうかなんですが、ちょっとこういう計算式をしてみたんです。独り親世帯で所得が減少した方においては、例えばお子さんが3人いらっしゃった場合、5万円プラス2人目3万円、それから3人目3万円、それから所得減少に伴う追加給付の5万円で、5、3、3の5の16万円という、子供3人ですから、19万円という、子供3人の場合はそういう理解でちょっと計算上よろしいのかどうか、お示しください。 ○議長(石井昭一君) こども部長。 ◎こども部長(髙木絹代君) まず、基本給付につきましては、1世帯5万円を基本に、第2子以降1人につき3万円となりますので、5万円プラス、お子さんが2人いますと、2人目、3人目ということで6万円になるかと思われます。プラス、あとその追加給付、著しく収入が減ったのであればプラス5万円という計算になるかと思われます。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第3問、内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) そうすると、私の計算にちょっと誤りがあったようで、お子さん3人の独り親の場合は16万円という確認をさせていただきます。それから、もう3問目は御答弁求めませんけれども、かなり制度が複雑で、手続も申請者から見ると場合によっては煩雑な側面が出てくるかもしれませんので、広報、ホームページ等で、誰が対象になって、どういう人が対象にならないのか、あるいはどういうところまで対象は拡大されているのか、できるだけ多くの方が利用、活用しやすい制度にして運用していただきたい、周知もしていただきたいことを申し上げるとともに、生活保護受給世帯につきましては、国からの詳細が決まりましたら速やかに御報告いただくことを申し上げ、議案第16号に対する私の質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(石井昭一君) 山下洋輔君。 ◆17番(山下洋輔君) 柏市福祉職員の感謝の環プロジェクトとオンラインドリルの導入について、これは事業者に委託されるのでしょうか。もしそうなら、その選定方法などについてお聞かせください。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質疑に対する答弁、保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 感謝の環につきましては、今ふるさと納税の返礼品の仕組みを活用してカタログをまず作りまして、それを介護施設等の従事者の方にお配りをして、そのはがきなりを中間業者、取りまとめ会社のほうにお願いをして、来たものを今度その中間業者なりがそのお店から発注して、発注については運送会社さんにお店から結局届けるところまで全部確認してもらったものを結局届けたということで、市のほうにそのかかった分なりを請求して、そのお金をその取りまとめ店がお店に払うという一連の全部くくりの中でその中間事業者ということで、その部分を全て委託でお願いします。以上です。 ○議長(石井昭一君) 山下洋輔君。 ◆17番(山下洋輔君) その中間事業者というのは、もう既にふるさと納税を委託しているところというふうな理解でしょうか。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長
    保健福祉部長(高橋裕之君) 今回スピード感を持ってやるということで、これまでも柏市のふるさと納税でお願いしています事業者さんのほうにお願いいたします。以上です。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(増子健司君) 先ほどのオンラインドリルの導入の件についてお答えしたいと思います。ただいま教育委員会では、GIGAスクール構想のためにオンラインドリルを出している様々な企業からヒアリングであったりとか、実際に試しに使ってみるデモ、それを通して評価を行っているところでございます。その中から小学校、また中学校という形で採用する、そのように今考えております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第2問、山下洋輔君。 ◆17番(山下洋輔君) その中から選ぶということですが、その選ぶときの選定方法について教えてください。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(増子健司君) 選定方法につきましては、たくさんのドリルがございますので、その中から市の指導主事のほうで、先ほどもちょっと御答弁させていただきましたが、いろんな出ているドリルがございますので、その中から小学校で使いやすいドリルであったりとか、また中学校のほうでも使いやすいドリルであったりとか、そのような形で選定をしていくと、そのような形を考えております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第3問、山下洋輔君。 ◆17番(山下洋輔君) お答えが、どういうふうな例えば選定する委員会を開くのかとか、その何かしらの入札があるのかとか、そういったことをお答えしていただきたかったのと、誰がどのように決めるかというのが今のお答えだと少し分かりにくく、いいものだというその評価の基準なども見えづらいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(増子健司君) 今こちらのほうで業者を選定しているところですが、その選定方法につきましては市教委のほうで行ったということです。以上です。 ○議長(石井昭一君) 末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 幾つかお聞きします。まず、4ページの妊婦に対するPCR検査ですけども、これ助成をするということですが、これは基本的に本人の希望なんでしょうか。それとも、やはり全員受けていただくという体制なのか、お示しください。それから2つ目に、その他のところの感謝の環ですが、先ほどお聞きしますと、ふるさと納税と同じ扱いの業者に委託すると。それじゃ能がないというんですよ、そういうのは。違うでしょう。姫路市はどういうことをしているかといったら、農産物を買って、それを今度はイベント会社って全く仕事がない。だから、イベント会社の人、市内にいる方を集めて、その方たちに仕分から何から発送ができないかと仕事を与えて、そしてイベント会社がそれをやって、その後タクシー会社は全く仕事がないから、タクシー会社の人が配達をする。そして、それを児童扶養手当の家庭、2,700世帯かな、そこに送る。柏は2,400世帯ですよね。それに市の職員もついてタクシー運転手が一人一人に配布をするということをやっているんですよ。そのことによって、農産品、農産物の支援、農業の支援、そしてイベント会社、タクシー会社の支援、そしてそういう厳しい家庭の支援、こういうことを一石三鳥も四鳥も、新聞でも報道されていますけど、そういうことをやっているんですよ。だから、そういう姿勢を、困ったところにどうするかということをまずやるべきじゃないですか。何も勝手に国と同じように何とか協議会みたいにぶん投げちゃって、それが中抜きしてやるなんて、そんなの駄目でしょう。そうじゃなくて、きちんとやはり科学的にどこが困っているのか、仕事がないのか、そこにできないかどうかをきちんと議論して速やかにやってくれというのが本来の筋じゃないですか。昨日1階で広告会社の方がいっぱい集まっていました。何ですかと言ったら監査ですと。200万円給付金もらったけど、もう会社を閉めるしかなくて、従業員に来月に首を言うかもしれんから、覚悟していてくれと、ごめんねと社長が言わざるを得なかったと言っているんですよ。そういう状況をきちんと把握して、そういう方たちに仕事を、今までの仕事と違うけども、やってくれないかと言って、ちゃんと支援することが大事じゃないですか。何をするんですか。それで、具体的に聞きますけど、ふるさと納税はあれですか、郵送料は誰が負担するんですか、発送料は。3,000円のものといったら3,000円からですよ。市内だったら大体840円か880円ですね。そこから引いたら幾らになるんですか。二千四、五百円の品物ですか。カタログ作ってやったら、カタログの費用も引いたら二千幾らじゃないですか、それは。だから、もうちょっときめ細かく、市内事業者というのは、どういう人が市内事業者なのか、何をするのか、選定商品はどうするのか、そういうこともきちんと基準を決めて、そしてみんなが見て、おお、なるほどと、柏市がちゃんといい案したなということを、そんなのは3日も議論すれば決まるんですよ、業者も含めてみんな。だから、真剣にそういう形をやるべきだと思いますが、いかがですかね。それはどうなのかがまず質問ね。次に、教育のところで、学校教育活動再開支援経費、これは各小中学校に150万円、大きい小さい関係なく150万円なんですかね。そういう意味でしょうか。どうしてこういうふうにしているのか。例えば150万で小さな学校、藤心小学校や富勢東小学校、あるいは手賀東小学校ですか、子供が少ない、そこに消毒液を買ったって、150万買ったら相当なものですよね。それは違うでしょう、第一小だの1,000人近くいるところは。だから、150万だけど、ここは人数割でこういうふうにしてちゃんとしますとか、基準をきちんともっと親切丁寧なことをやるべきじゃないですか、こんな資料を出して。そういうことをしなかったらいけないと思うんですよ。それから、非接触型体温計、これはピッとやるやつですね。だけど、正確性がないから、どうしてもくっつけざるを得ない。くっつけざるを得ないそうですよ。一番安いのは5,000円ぐらいでネットで売っていますね。高いのは2万五、六千円しますけど。それがなかなか正確さが出ないので、問題になっているらしいんですけど、こういうものをどこで買うのか、そういうのも。だから、そういうのを具体的にきちんと精査をして、そして本当はサーモグラフィーみたいなのがあって、通過するだけで温度が分かるというのが一番いいんですよ。大体150万から二百五、六十万するそうですけども、そういうものがあれば一番いい。避難所ではよく最近設置されていますね。飛行場なんかでもやられていますね。ですから、そういうのはどういうものにするのか、ここに書いてありますけども、もうちょっときめ細かく提案してほしいんです。そして、急に前回の臨時議会のように変える可能性あるから私聞いているんですよ。そういうことは変えませんと、基準を決めたら変えませんということを明確にしていただきたい。今言ったところですね。それは、市長から変えませんということをきちんと言ってほしいんです。変える可能性あるから、信用できないから、お願いしたいと思います。1問目は以上です。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質疑に対する答弁、保健所長。 ◎保健所長(山崎彰美君) 妊婦への分娩前のウイルス検査についてお答えいたします。対象といたしましては、不安を抱える妊婦がかかりつけの産婦人科医と相談をし、本人が希望する場合に検査を行うこととしております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 今回感謝の環ということで、介護施設の職員の方に何かしらの気持ちということで、額的には3,000円ということで、先ほどありました配送料につきましてはこの3,000円とは別にお支払いをすると。議員さん先ほど言われていましたように、市内ですと大体800円ぐらいで、クール宅急便とかでいいますと200円ぐらいですので、合わせて1,000円ぐらいで、それは別に払うと。今回そういった感謝の環ということで、我々なりがこの介護事業者の方にそのギフトカタログという中で、今既存のふるさと納税の仕組みなりが使えるなというところから入ったことによって、そのタクシーを使うとかという新たな発想はちょっとなかったんですけど、ただ今回そのふるさと納税の品目については、今まで以外のものもこの事業に賛同していただけるお店の方から新たな商品を増やして御案内をしたいと考えております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 学校教育部理事。 ◎学校教育部理事(後藤義明君) 今回の予算の配分、学校の規模について御答弁させていただきます。予算上は150万円となっておりますけれども、今回この制度は国の補助制度を活用して行います。まだ現在国のほうでこの補助制度の細かい内容が出ていないのですが、現在出ている概要では大中小規模ごとに予算を割り当てる予定でございます。小規模だと100万円、中規模だと150万円、大規模だと200万円という枠になると聞いております。ただし、まだこの大中小の規模の割り振りについては国から指針が出ておりませんので、今後その国の指針を見ながら割り振っていきたいと考えております。また、購入できる項目、例えば先ほどおっしゃいました体温計だったりサーモグラフィーだったり、この辺につきましては、まさにこの予算を使っていただきまして、学校において必要なもの、何が必要なのか、その辺は慎重に吟味いただきまして、学校の中で必要なものを購入していただく予定でございます。以上でございます。 ○議長(石井昭一君) 第2問、末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 正確に書いていただきたいんですよ、議員に資料出すんだったら。そういう可能性もありますというのでいいから、大中小で違いますということを。そういうふうにしなかったら、これ日本語的に読むと150って書いてあるじゃないですか、平均150って。そういうことをやっぱり具体的にそういう例もありますということを丁寧にきちんと資料提供していただきたいと思います。そうしないと何なのかと分からないので、お願いします。それから、保健所長、文章上あなたが言ったように本人が希望する場合って分からない人もいるんですよ。だから、PCR検査を極力受けるように、それぞれの人が受けるように病院側にも指導し、さらに本人たちも受けるようにする。拒否する人は別ですよ、それは。だけど、できるだけPCR検査を受けてくださいと。そのことによって影響力が大きいので、感染していたり、あるいはどこかの企業でやっていましたね。4万人検査したところが、みんな健康だと思ったところが190人も陽性者がいたと。そういうふうにいるんですよ。だから、やっぱり検査を極力本人に受けるよう指導し、そして本人が希望しない場合については拒否権で、それは受けなさいということはしませんというぐらいまで書きなさいよ。そういう指導をすることが大切ですよ。予防するためにあるんでしょう。だから、ぜひそういうことをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。それから、ギフトについても、これはできるだけもうちょっときめ細かく。確かにそれは感謝の気持ちだというけど、感謝というなら、それはやっぱり厳しいところも含めて、ちゃんとほかのところも支援するような発想がないといけませんよね。そういう姿勢でぜひやっていただきたいと思いますが、いかがですか。4月、5月の勤務した者というんですけど、これまたパートの人なんかは、私も介護施設やっていましたけど、パートの人は1週間に1日の人もいれば1か月で2日ぐらいしか来ない人もいるんですよ。基準があるんでしょうか、その基準は。 ○議長(石井昭一君) 保健所長。 ◎保健所長(山崎彰美君) 制度については、議員御指摘のとおりPRをしっかりしたいと思っております。産科の医療機関に対して分かりやすいパンフレットなどを作って、先生方のほうで勧めてもらう、また妊娠が分かって母子手帳の発行時にはそういった制度があるということを適切に伝えるというようなことで制度の周知をしっかり図り、たくさんの方に受けていただけるような体制をつくっていきたいというふうに思っております。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 議員さんおっしゃるとおり、感謝の環ということですので、きめ細やかにそういった配慮をしてまいりたいと思います。今御質問ありました今回対象となる方につきましては、4月、5月の2か月間において1事業所で勤務時間が合計で160時間以上、または勤務日数で25日以上というのが1つ、大体週でいうと3日間お勤めになっている方ということです。あとは、例えばそうじゃなくても今度逆に5月の末までに3か月以上その事業所に勤めておられる方、あともう一つは3月1日以降に新たに採用された方ということで、こういった状況下においても新規に採用された方ということで、この3つの要件で選定のほうはしたいと考えております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第3問、末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 今のところ、もうちょっと幅を持たせて。介護施設で働くというのはなかなか大変な状況なんですよ。みんな嫌々ながら勤務することも多いんですよ、それは。ですから、決していい職場じゃない。3K以下のある意味では介護施設もあるんですよ。それは3K以下。分かる。今言ったのは社会保険の適用を受けた人だけですよね。そんなのは1つの事業所には1人か2人しかいませんよ。10人規模の小規模デイだったら1人か2人です。あとはみんなパートさんで、いません、そういう対象者は。社会保険を払うのが大変だから、みんな事業者はどうしているかというと、週に20時間以下になるように組んでんですよ、それは。そういうふうにしているんですよ、ほとんどが。ですから、やはりもっと拡大して、その少ない勤務になってしまう方たちが一番苦しいわけなんですよ、そういう人たちが。だから、そういう人たちに感謝の気持ちとして、本当に介護施設、障害者施設で働いてよかったと言えるような感謝の気持ちだったらもっと拡大して、1か月間に週2日か3日でも勤めた場合は対象になりますというふうに。週3日というのは大体12時間です。1日4時間の3日間、12時間、そのくらいの人まで見れることが私は感謝の気持ちだと思いますよ。だから、そういう現場の本当に大変なところを実態をつかんでぜひやっていただきたいと思うんです。法人指導課なんか知っているはずでしょう、勤務時間上毎月取っているんですから。ですから、ちゃんと事業所に聞いて、その事業所で働いている環境、状況を把握した上で、ぜひそういう形で感謝の気持ちを表す、柏市としてやるという体制を組んでいただきたいと思います。ぜひそういうことをお願いして、私は以上で終わります。 ○議長(石井昭一君) 渡部和子さん。 ◆26番(渡部和子君) 全体的なことで何点か伺います。まず、地方創生臨時交付金なんですけども、これ一次補正のときには1兆円と示されて、柏市分が7億8,000万円というふうに示されたわけですけども、国の第二次補正ではこの交付金は2兆円なんです。柏市分というのはどのくらいになるのか、現時点で示されているのか、お答えいただきたいと思います。それと柏市の単独事業で大きいのは、これまでも独り親世帯への支援ですとか中小企業の支援給付金でした。追加の補正では、市単独ではカタログギフト、今議論になったカタログギフトなわけですけども、これらの事業というのは交付金を充てることができるのか、また充てる予定はあるのか。3点目に、そもそも柏市のその単独事業というのは、市内の業者の状況ですとか市民の暮らしの実態をきちんと把握をして、そこから独自策がつくられて計上されるものだというふうに思います。そのためには、実態の調査、把握というのは欠かせないと思いますけども、柏市はどのように実態把握をやっているのか、お答えください。 ○議長(石井昭一君) ただいまの質疑に対する答弁、財政部長。 ◎財政部長(高橋秀明君) 臨時交付金の関係でございますけども、第二次補正予算で2兆円に拡大されたということになっておりますが、まだ柏市に対してどのくらい配分されるのかという限度額等は国のほうから示されていないというような状況でございます。この第二次補正予算に盛り込まれました臨時交付金が第一次補正予算と同じような使い道であるとした場合には地方単独事業のほうに充てられるというような形になろうかと考えております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高橋裕之君) 今回感謝の環に関しましては、国は別途介護事業者の従業員の方に20万円とか5万円の慰労金という形がありますけども、今回実施に当たりましては、先ほど末永議員さんにも御説明したんですけども、今はどっちかというと医療現場とかの方にクローズアップされていて、介護従事者というところではなかなか。今回柏市においてもその介護事業の中でクラスターなりが発生しなかったので、結果的には医療現場に大変な困難を与えなかったということで、何らかの支援ができないかということで、この感謝の環というのを事業としてやる際に、ただ先ほどの対象者、ちょっと私の説明があれだったんですけども、基本的には3つの対象要件があって、1つ目は4、5月で週3日、あとは5月末までに連続して3か月間お勤めになってればということであれば、それはある程度大体ほぼ対象者になるのかなということで人数の選定なりをして額の積算をしております。以上です。 ○議長(石井昭一君) こども部長。 ◎こども部長(髙木絹代君) お答えいたします。前回独り親の方に柏市独自の支援金を支給いたしました。その経緯といたしましては、昨年度、この3月に独り親の自立支援計画というのを策定するに当たりまして、昨年8月にアンケート調査を独り親の方にさせていただきました。その結果を見ますと、独り親の方の勤務状況としては、非正規というところで働いている方がやはり約半数ほどいるという点、また現在の預貯金も、ちょっとごめんなさい、今資料が手元にないんですけども、やはり約50万円以下という方が結構割合的に多いという、そういう独り親の方のアンケート調査の実態を鑑みまして、やはりこのコロナで非正規の方や預貯金がない方がかなり苦労されているというところで前回独り親の方に柏市独自の支援金というのを行いました。以上です。 ○議長(石井昭一君) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 前回の事業者支援、単独事業になります。これの実態調査の件でございますけども、5月8日の臨時議会のときに出させていただいた補正予算の前の段階では、経済団体等の御意見を伺いまして、あのような形で給付をさせていただきましたが、現在においては、やはりこのコロナの影響で柏市内の全ての業態、業種が影響があるということで、現在給付金の申請状況とセーフティーネットの状況等を見ながら、全ての業態においてどのくらいの損失等があるかというのを現在給付作業と同時に努めているところでございます。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第2問、渡部和子さん。 ◆26番(渡部和子君) 臨時交付金については、限度額についてはまだ分からないということです。恐らく今後もまだまだ支援というのは必要だろうなというふうに思うんです。そうした場合、柏市が使える予算なんですけども、補正後、予備費と財政調整基金、この残高は幾らになるのかを示してください。今実態把握については幾つか出されました。部長のほうからも、損失額ですか、お話がありました。自治体によっては、一体どのくらいの影響があるのか、損失額は幾らになるのかということをきちんと試算している自治体もあるんです。私は、これはぜひ必要だなというふうに思います。今部長が答弁したのは、そのような形での損失額の試算なのかどうかを伺いたいと思います。それと3点目に、国の二次補正が示されまして、今回追加の補正が出たわけです。当然ながら国の内容に沿った事業が計上されるのかなというふうに非常に期待しました。例えば医療については、国のほうでは約3兆円あるわけですけども、医療に関する具体策は今回全く柏市は盛り込まれていません。ということは、今回の補正には間に合わなかったのかどうか、その点だけ伺います。 ○議長(石井昭一君) 財政部長。 ◎財政部長(高橋秀明君) 初めに、財政調整基金の残高ということでございます。少し詳しく申し上げますと、令和2年3月末現在の残高が約127億2,200万円、令和2年度当初予算での繰入れ予定として22億円を計上しております。また、5月臨時会での補正予算分約20億8,500万円、あと今定例会の通常議案の補正予算分で約3億4,800万円、今回の追加議案の補正予算分で約1億900万円を計上しておりまして、それらを加味しますと残高は約79億8,700万円程度ということになる見込みでございます。また、医療関係の補正ということでございますけども、国も6月12日に第二次補正予算が成立いたしまして、これから事業の具体のスキームが示されてくるというように考えております。現時点で柏市の定例会の会期中に事業スキーム等がある程度判明したものについては今回追加補正予算として計上させていただきましたが、今後事業スキーム等が明確になって、市において実施が必要だというものがあれば、速やかなる予算措置をしていくというような考えでおります。以上です。 ○議長(石井昭一君) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(染谷誠一君) 損失額につきまして、他の自治体でそのような経済損失額を出しているところは承知しております。市におきましても、各業種、業態ごとの経済損失を出しまして、市全体の経済損失額を出していきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(石井昭一君) 第3問、渡部和子さん。 ◆26番(渡部和子君) 今財政調整基金のほうが残高79億8,700万円だと。予備費を今回積むということで5億円になるわけで、柏市として、まだまだ市民の生活、経済を支えるだけの余力、体力は十分にあるなというふうに思いました。この臨時交付金も来るわけですから、今必要な予算措置をしていくというお話がありました。6月議会が終わりますと、次は9月議会なわけですね。その間、非常に期間があります。スピード感を持ってといった場合、当然ながら9月では間に合わないということも多くあると思います。5月に臨時議会をやったように、臨時議会も開いて、きちんとその予算措置を行っていくのかどうか、これは市長ですかね、お答えください。 ○議長(石井昭一君) 財政部長。 ◎財政部長(高橋秀明君) まず、基金のお話でございます。基金については、財政調整基金を有効に活用するということは必要であるという認識を持っております。ただ一方で財政運営というのは今年度限りのものではございません。財政運営を担う担当部署といたしましては、次年度以降も継続性を持った財政運営が必要であるという認識もしております。市民生活や市内経済の状況、税制や国、県による財政措置の動向などを総合的に考えながら必要な対策や各種事業を推進していく必要があるということで、その中で財政調整基金の活用についても考えていくというふうに考えているところです。また、予算措置につきましては、先ほども申し上げましたように、できるだけ速やかに対応していくことが必要だと考えております。予算措置につきましては、今回予備費のほうも増額ということで提案させていただいております。予備費の範囲内で対応できるものについては、予備費の活用をしていきたいと。また、それ以外にも臨時会、あるいはその状況によっては専決処分という自治法に定めた内容のものも考えていく必要があるという状況でございます。以上です。 ○議長(石井昭一君) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石井昭一君) なければ、以上をもって質疑を終結いたし、議案第16号はお手元に配付の委員会別付託案件一覧表並びに予算分割付託表のとおり、教育民生委員会に付託いたします。                    〇 ○議長(石井昭一君) 日程第3、請願を議題といたします。              〔末尾参照〕 ○議長(石井昭一君) 今期定例会において受理いたしました請願は、お手元に配付の文書表のとおり、それぞれ所管の各委員会に付託いたします。                    〇 ○議長(石井昭一君) 日程第4、休会に関する件を議題といたします。 お諮りいたします。 明17日から23日までの7日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石井昭一君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(石井昭一君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は来る24日、定刻より開きます。 本日はこれにて散会いたします。               午後 3時16分散会...