富里市議会 > 2023-02-20 >
02月20日-03号

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  1. 富里市議会 2023-02-20
    02月20日-03号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 5年  3月 定例会(第2回)         令和5年第2回富里市議会定例会会議録(第3号)                  2月20日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  戸村喜一郎君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  鈴木英吉君          17番  猪狩一郎君   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    鈴木隆次君   消防長       山室俊夫君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長      五十嵐信幸君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    池田幸市君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    高橋正浩    主査補       関口昌孝  主幹        岡村和宏    主査補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第3号)           令和5年2月20日 午後1時開議 日程第1 一般質問(個人)           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 諸般の報告  2 一般質問(個人)           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(野並慶光君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 まず、去る2月17日の本会議散会後、予算審査特別委員会が開催され、委員長及び副委員長の互選の結果の通知がありましたので報告します。 委員長に岡野耕平君、副委員長に田口勝一君。 次に、沖田健二君から、2月17日の会議における発言について、言い間違いにより、お手元に配付の発言訂正申出書に記載した部分を訂正したいとの申出があり、議長において許可しましたので報告します。 次に、教育長から、2月17日の会議における発言について、説明の不足により、お手元に配付の発言訂正申出書に記載した部分を訂正したいとの申出があり、議長において許可しましたので報告します。 これで諸般の報告を終わります。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 江原利勝君。          (江原利勝君登壇) ◆(江原利勝君) 会派公明党、江原利勝、一般質問をさせていただきます。 1 児童・生徒の体力低下について (1)体力テストの調査結果は。 (2)今後の取組について 2 デジタル行政について (1)マイナンバーカードについて  ア 登録・普及状況について  イ 普及促進の取組について (2)マイナポイント手続状況は。  ア 締切り対応について (3)デジタル人材の確保について (4)デジタル推進委員の配置は。 3 イノシシ対策について (1)現状と取組について (2)情報提供・共有について 以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 江原議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、デジタル行政についてでございますが、マイナンバーカードの登録・普及状況につきましては、令和5年2月5日現在の申請件数は37,418件で、申請率は75.74パーセントであり、12月定例会でお示しいたしました11月20日現在から10.13ポイント増加しております。また、県内市町村の平均申請率73.59パーセントに対して、2.15ポイント上回っている状況です。 なお、交付件数は30,675件、交付率は62.09パーセントで、11月20日現在から10.67ポイント増加、県内市町村の平均交付率59.62パーセントを2.47ポイント上回っております。 次に、普及促進の取組についてでございますが、令和4年6月から実施しております市民課窓口等での専用端末による申請サポートでは、令和5年1月末日現在で累計3,024名の方を支援しております。また、令和5年3月にマイナンバーカード申請専用端末を増設し、日吉台出張所での申請サポートを実施いたします。 また、1月の毎週日曜日には市役所をはじめ公共施設や地区集会所を会場に申請サポートを実施し、79名の方を支援しており、2月にも毎週日曜日に同様の取組を実施しております。 今後も引き続き、市民の方の状況やニーズに応じた申請サポートを実施してまいります。 次に、マイナポイント手続状況についてでございますが、締切り対応につきましては、本市ではマイナポイントの申込みについて具体的な手続に関する相談、支援窓口として、市役所と日吉台出張所の2か所に支援ブースを設置し、それぞれ支援員を配置し、対応しております。 支援ブースでの相談、支援件数につきましては、マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込みと公金受け取り口座の登録に関するポイント申込みの受付開始の翌日以降となる令和4年7月から令和5年1月までの7か月間では、合計6,633件、月平均約948件の御利用をいただいております。 マイナポイント第2弾の対象となるマイナンバーカードの申請期限が令和4年12月末日から令和5年2月末日まで延長されたことに併せ、マイナポイント第2弾の申込期限も令和5年5月末日まで延長されることから、今後、国において各種メディアを活用した広報が引き続き行われることと考えております。 本市といたしましては、現在2月末日までとしている支援ブースの設置及び支援員の配置について、ポイント申込期限の延長に合わせ、御利用、御活用いただけるよう継続していくとともに周知してまいります。 今後につきましても、引き続きオンライン手続に不安を持たれている方に寄り添う支援となるよう努めてまいります。 次に、デジタル人材の確保についてでございますが、令和5年度に向けて情報システムの運用やネットワーク管理、ITを活用した事務改善、情報セキュリティー対策などに関する業務に当たる職員を採用し、庁内に配置を予定しております。 また、情報通信技術やデータ活用を通じ、地域課題解決に精通した地域情報化アドバイザーなど、国の支援策の活用も検討してまいります。 本市のデジタル化への取組を推進するため、各課、行政委員会にDX推進員を配置するとともに、デジタル技術を適切に活用するため、職員全体の基礎的な知識、セキュリティーの確保や技術の向上を目的に各種研修等を活用するなど、職員の育成にも取り組んでいるところでございます。 今後も安定したデジタル行政の構築に努め、良質な市民サービスの提供を行ってまいります。 次に、デジタル推進委員の配置はとの御質問につきましては、国が進めている誰もがデジタル化の恩恵を享受することができる社会に向けた取組の一つとして、国、地方公共団体、各種団体等が行っているデジタル機器サービスに不慣れな方等に対する事業や取組と連携し、これらの事業や取組に携わる者を横断的にデジタル推進委員またはデジタル推進呼びかけ員と位置づけ、幅広く国民運動として展開していくとしております。 本市といたしましては、現在、デジタル機器、サービスを活用する上で多くの方が利用されるスマートフォンの使用について、初心者の方を対象に基本的な操作方法が学べるスマートフォン講座について、民間事業者との連携により開催しているところでございます。 また、本市のデジタル化につきましては、令和4年度から運用を開始しているスポーツ施設オンライン施設予約、国が運営するマイナポータルのサービス電子申請機能を利用した子育て、介護に関する手続や転出届、転入予約のオンライン申請ができるぴったりサービスといったデジタルを活用したサービスを開始したところでございます。 デジタル推進委員等の協力、活用につきましては、今後のオンライン施設予約の対象施設やぴったりサービスでの申請種類の拡大、また、マイナンバーカードを活用する様々なデジタル化の推進に合わせ検討していくとともに、市民に優しいデジタル化を推進してまいります。 次に、イノシシ対策でについてでございますが、現状と取組につきましては、富里市有害鳥獣被害対策実施隊と連携し、隣接する山武市地先における水際対策に努め、令和5年1月末日現在で18頭を捕獲しております。 また、さらなる水際対策として、市内で捕獲された地区周辺を中心にわなを新たに3基設置し、パトロールによる監視を強化するとともに、原因となる野菜残渣の管理や耕作されていない土地の管理など、イノシシの定着予防につながる適正な生息環境管理の周知に努めているところでございます。 次に、情報提供、共有についてでございますが、隣接する市町や関係する農業協同組合との情報共有を中心に広域連携に努めておりますが、隣接する市町のみならず、より広域的な連携が重要であると捉えております。 このような中、隣接する成田空港では第三滑走路建設が進んでおり、生態系への影響も考えられることから、成田国際空港株式会社との情報交換を開始したところでございます。 今後は、さらに地域一体となってイノシシ対策に取り組むことができるよう、日頃から交流のある成田空港周辺自治体とも情報交換等による交流を深めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 江原議員の一般質問にお答えいたします。 児童・生徒の体力低下についてでございますが、体力テストの調査結果はとの御質問につきましては、全国的に子供たちの体力が低下傾向にある中、本市においても令和4年度の体力・運動能力テストでは、20メートルシャトルランや50メートル走など複数の種目で、令和3年度の千葉県平均を下回っている状況です。この要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響で体育の授業や課外活動が制限され、十分な運動量を確保できなくなったことが体力低下に影響していると考えられます。 今後の取組につきましては、教職員に向けた指導法研修や、本市と包括連携協定を締結している日本大学スポーツ科学部との連携による授業を実施するなどの取組を通して、児童・生徒の体力向上のための指導を充実させてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) それでは、順番に再質問させていただきます。 1番、児童・生徒の体力低下についてでありますが、もう報道で体力調査の結果、また子供たちの体力低下ということが出ておりましたけども、保護者のほうからも富里市の子供たちは大丈夫かと、そういう声もあったので今回質問したわけですけども、これ県平均が複数の種目で下回っていると、そういうことなんですけれど、複数って、要するにいろいろ種目があったわけですけども、二つだけですか、それとも何種目かあって、全種目が下回ってしまったのか。要するに平均を上回る種目はなかったのか、ちょっとそこはお聞きしたいんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 江原議員の再質問にお答えいたします。 令和4年度体力・運動テストにおいて平均を下回った種目はほかにないのかという御質問でございますけれども、20メートルシャトルラン、50メートル走のほか、主には反復横跳びや立ち幅跳びの平均値が令和3年度の千葉県平均を下回ったところでございます。 また、令和4年度体力テストにおきまして、千葉県平均を上回った種目についてでございますが、小学生では長座体前屈について3年生及び6年生で千葉県の平均値を上回っております。また、中学生では、握力、反復横跳び、上体起こしなどが千葉県の平均値を上回っている学年がございます。 小学生の時点では県平均を大きく下回り、学年が進む中で中学生で県平均に追いつくのが本市の子供たちの傾向と考えられております。運動能力の素地がありながら、小学校段階で力が発揮できないことから、運動能力を高める運動経験が不足していることが考えられます。 こうした結果を踏まえまして、日本大学スポーツ科学部との連携により、子供たちの健康と体力向上に取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ちょっと早くて書き切れなかったんですけども、要するに8種目、5種目、その中で全部が下回っただけではなく、県平均を超えている種目もあったと。だから、全然悲観することなく富里市の子供たちも健康に育ってますよと。 その中で、今後の取組についてでありますけども、この県平均をさらに下回ったものを、平均を上回る改善策、ここら辺は、もう既に新年度が始まりますので、そういう対策というのはお考えでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 日本大学スポーツ科学部との連携による取組について、先ほど教育長答弁のとおりでございますけれども、日本大学スポーツ科学部との連携では、体力低下が見られる小学生を対象とした出前授業と小・中学校の教員を対象としたスポーツ栄養学に基づいた食育研修会の開催を予定しております。 出前授業では、運動遊びを通じて体勢を維持する力を身につけることや、体のバランスや平衡感覚を養うこと、腕力や脚力の強化などに取り組み、体力・運動能力の向上を図っていきたいと考えております。 また、食育研修会では、児童・生徒の健康状態の改善を図るため、より実践的、効果的な方法について御指導いただき、食育推進プランに基づく指導の向上を目指すものでございます。 日本大学スポーツ科学部との連携事業により、子供たちの健やかな体の育成に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。
    ◆(江原利勝君) 予算にも載っていますから、これ以上は深く追及はしませんが、教職員というかね、この指導が一番大事な点になってくるのかなというふうには感じるんですけども、今までコロナでできなかったことを以前と継続して行う、コロナだからできなかったんではなくて、新しい取組ということで、今紹介もあったんですけども、そういうふうに具体的に紹介されましたので、それをきっかけに、これは個別なんですけど、特化した子供たちがそのランキングに入るとか、そういう情報というのは入ってくるのかどうか。 各学校の平均が県を上回る、上回らないということで、その発表があったと思うんですけども、要するに富里市の児童・生徒が上位ランキングに位置できるような、そういう取組を今後も期待したいんですけども、最後にちょっとコメント、答弁をお願いします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 市内の小・中学校の児童・生徒の中で、そういった体力的に、技術力、そういったことも含めまして上位に入る児童・生徒がいるかということの御質問でございますけれども、各学校からは平均値ということで教育委員会では報告を受けております。 しかしながら、やはり教育長顕彰等々で児童・生徒表彰を行っておりますので、そういったところでしっかり把握していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひ、そういう特化した生徒もいますので、その子が今後やはりテレビ等でも富里市出身ということで活躍する可能性もありますので、大きく羽ばたいていただけるような指導も今後期待したいと思います。 次にいきます。 デジタル行政ですが、マイナンバーカード、これは先ほどの市長答弁では、今回は全部県を、教育とは違って全部県平均を上回っていると、これは本当に職員の皆さんの取組だと思います。 私は、これ今、何パーセントですか、そういう状況の中で、100パーセントが、マイナンバーカード登録普及に、75.74パーセントですから、あと数パーセントを取り組んでいっていただいて100パーセントを目指していただきたいというふうには思っているんですよね。国も、全ての国民がマイナンバーカードを普及できるようにということでありますので、そこは今後の取組をしていただきたいなというふうに思っております。 その中で、普及促進を今後取り組む中で、2月、3月、もう引き続き集会所等での申請サポートも実施するということで答弁ありましたけども、これ申請に、一人の方が申請にかかる時間、これ大体どのくらいだということで把握しているんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 江原議員の再質問にお答えいたします。 申請サポートでの一人当たりに要する手続の時間についてのお尋ねでございますが、出張の申請サポートの際、当日の手続時間の短縮を図るため、事前申込制とさせていただきまして、必要なものを整えておき、専用端末から手続しますので、当日は一人当たり約5分程度で手続が完了いたします。 また、事前申込みがなく当日来られた方では申請書作成などの時間を要しますが、それでも約10分程度で手続のほうは完了している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 時間はかからないんですよね。手続がスムーズだという部分も理解できますけども、この登録にやっと来られる方は、やっとというか来られる方はいいんですけども、先入観でもう根掘り葉掘りいろんなことを聞かれて嫌だなと思っている方も中にはいると思うんです。ですから、こういう事前申込みだと5分以内、何も持たないで来てもこれは登録できるんですよね。そのかかっても10分ぐらいだと。 ですから、今後も普及促進の取組の中で、区長回覧だとかチラシを配るときに、富里市では集会所や公共施設でやりますけれど、時間は事前申込みだと5分前後ですよとか、そういう優しい表現をしていただくと、あ、それだったらちょっと行ってみよう、まだ持っていないけども、そこまで簡単にできるんだったらやってみようかなという気持ちになると思うんですよね。何もなくても申請は可能ですとかなんか書いてあると、これ申請に必要な書類を今から、どこにしまっちゃったんだっけ、探すのも大変だという方も足かせになっているのではないかなというふうに思うので、そういう、市民に寄り添うということで市長答弁もあったんですけれども、今後のそのお知らせの中にこういう部分を入れていただくと、市民の方も行ってみようという気持ちになるのではないかと思うんですけども、その点は何か工夫できないんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えいたします。 今、議員から御提案ありました申請サポートの周知をする際に手続が比較的簡単であること、また手続時間もさほど要さないという情報を加えて周知してまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) このマイナンバーカードの活用というのは、これ利用者また市の職員双方にとって、もう聞き取りをしなくても時間短縮、これ業務の上でも非常に双方にとってやっぱりメリットがあると思うんですよね。ですから、今後はもうペンで書かない窓口、これは今後全国展開が広がっていくと思いますので、ここら辺の対応をぜひともお願いしたいと思います。 次のマイナポイントの手続状況、これまた延長が決まりました。市民の方にはもう2月末で終わりだということで半分諦めている方もいらっしゃったようですけども、まだまだ大丈夫ですよと。ただ、その前に申請はしなくてはいけないという部分で、1か月半からかかっているものも今早いというふうにお聞きしたんですけども、マイナポイントの申請も諦めないで、2万円の2万ポイントを獲得、いろいろな使い方にもできますし、そういう手続ができるという取組をぜひお願いしたい。 次に、デジタル人材の確保については、今ほども市長答弁であったんですけども、もう既に配置や職員の教育について行っているということだったので、今後市民サービスというのは変化していきますので、このデジタル人材、各課、部署においても対応できると思うんですけども、その変化に対応できる配置、ここも含めてお願いしたいと思います。 最後の4番ですけども、デジタル推進委員、これもこれから人生100年、こういう時代に入っていくわけですけども、総務省によると2,000万の高齢者がまだスマートフォンを使えないというような調査結果も出ているんですけども、誰一人取り残さないデジタル社会の現実に向けてと、そういうことで公明党も推進しているんですけども、高齢者や障害者などのデジタルに不慣れな人に対してこういうスマートフォンの基本操作、交流サイト、インターネットの使い方、オンラインによる行政手続、これを丁寧に教えていただける、または教えていく、そういうデジタル推進委員の配置が今後拡大を推進していくと。まだまだ2027年度には推進委員を5万人に増やすという、政府が閣議決定したと、そういう報道もありますので、これからの行政サービス、市民の方が市役所に来て手続をする時代から、自宅でこれオンラインで申請できますから、そういう時代が今後変化すると思うんですね。市民サービスは逆に、市民が市役所に来るんではなくて、出張していろいろサービスをしていく、出向く時代に変化されると思うんですけども、ここら辺の対応というのは、方向性というか、部長のお考えというのはいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) デジタル推進委員の活用についての御趣旨のお尋ねかと存じます。 国が任命するデジタル推進委員は、電子機器の利用方法などの講習会での講師や講習会のサポート役を担うものとされ、また推進委員の多くは民間企業の協力により、携帯キャリア企業パソコンサービス企業、銀行などからの応募により、これらの社員の方々が多く任命されていると伺っております。 市といたしましても、スマートフォン講座、またこれからの行政手続のオンライン申請といったデジタルの活用に関する講習会において、デジタル推進委員の活用を図る検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) こういう行政サービス、変化していくと思いますので、そういう対応をぜひとも取り組んでいただきたいなというふうに思っています。 最後、イノシシ対策でありますけども、これは常々心配されていたことでありますが、先日、日吉台でのイノシシの目撃情報、今度は日吉台ではなくて七栄においても目撃情報があったと。もう既に南部だけの問題ではなくて、富里市全体が地域で対応を強化しなければいけないし、今までもやってこられていますけども、情報の共有化が大事になってくると思います。富里市で生まれたイノシシが富里市で暴れているわけではなく、やはり水際対策で対応していると思うんですけども、こういうイノシシの侵入がこれから迫ってくる、こういう危機感の中で取り組んでいただきたいと思います。 基幹産業が農業でありますし、その農業を守る、またはそのイノシシ対策、大変ではありますが、富里市は水際で本当に努力されている職員または富里市の取組というのを大きく訴えながらやっていただきたいと思っています。 最後に、市長からもしコメントをいただければ、本当にイノシシ対策についてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐博文君) それでは、お答えさせていただきます。 議員おっしゃるとおりに、まず一番大事なことは、各近隣市町との連携というのが非常にこれは重要なことだと思っております。 今後はまずそこをより一層深めていきたいということと、その上で、実はその市街化区域につきましては、調整区域とまた若干ルールが変わってきております。市街化区域については、県のガイドラインに沿って追い払うことが基本となっております。 こうしたことで、現在、先般の日吉台そして今回の七栄地区の足取りの調査をまず今徹底的にやらせていただいております。その上で、実施隊員の御意見も聞きながら、そしてまた県のほうの御意見を聞きながら、対策について早急に確定していくという形を取らせていただきます。 そしてまた南部地域については、今まで以上にやはり水際対策ということで、各地域に合った、そしてまた多くの隊員も参加をしていただけるように働きかけながら、市民と共々一丸となって取り組ませていただければと思います。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 市長からも本当にそういう対策もぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っていますし、市長のコメントを聞いて安心することなく対策で取り組んでいただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) これで江原利勝君の質問を終わります。 そのままお待ちください。 次に、鈴木英吉君。          (鈴木英吉君登壇) ◆(鈴木英吉君) 富里自民の会、鈴木英吉です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症は、3年を経過しましたが、政府は季節性インフルエンザと同じ5類へと引き下げる方針を決定しています。 市におかれましては、国・県との連携により、市民に混乱が生じないよう、またウィズコロナ、アフターコロナの対策に取り組み、引き続き五十嵐市政の躍動する元気なまち富里の実現に向かって進めていただくようお願いしたいと思います。 それでは、通告に従い、順次一般質問させていただきます。 1 七栄北新木戸地区土地区画整理事業の今後の計画について (1)事業の終了予定年度は。 (2)市の玄関口にふさわしい市街地形成のために土地所有者との話合いは。 (3)事業を進めるに当たり問題点は。 2 ヤードについて (1)市内にあるヤードの件数を把握しているか。 (2)市民からの苦情や問題点はあるか。 (3)ヤードの規制はどのようになっているか。 3 成田空港機能強化に伴う本市の対応について (1)人口増加見込みや雇用対策は。 (2)企業等の誘致対策は。 4 小・中学校の学用品について (1)制服や運動着等について (2)取扱店舗について 5 旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の使用目的について (1)市民の憩いの場としての敷地の利用について (2)公園として楽しめるような改善策はあるのか。 以上、よろしくお願いします。 一部訂正があります。利用というように話しましたけど、利活用に訂正していただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐弘文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 鈴木議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、七栄北新木戸地区土地区画整理事業の今後の計画についてでございますが、事業の終了予定年度はとの御質問につきましては、七栄北新木戸地区における土地区画整理事業は、平成13年10月11日に千葉県知事の事業認可を取得し、平成23年度の完了を目指し事業に着手いたしました。その後、事業進捗の遅れから二度の施行期間延伸を行い、現在は令和8年度の完了を目指し、事業を進めております。 次に、市の玄関口にふさわしい市街地形成のために土地所有者との話合いはとの御質問につきましては、市の玄関口となる北新木戸地区の土地所有者の方々と事業の進捗に合わせ計画を進める話合いを続けており、特に富里インターチェンジ正面の14街区においては、令和2年度に仮換地指定を行い、令和5年度に新設道路を含め各整備工事が完了する見込みとなっております。これにより、14街区では良好な市街地形成のための基盤となる道路整備等が完了することとなり、土地所有者による土地利用の推進につながるものと期待しております。 次に、事業を進めるに当たり問題点はとの御質問につきましては、本地区の施行区域は約30.8ヘクタールと広大であることから、これまで施行区域を分割するなどして、効率的かつ計画的な施行に努めてまいりました。しかしながら、本地区におきましては、事業着手前から建物等の立地が多かったことから、円滑な事業の進捗を図るためには、建物等への影響を最小限に抑えながら施行することが必要と考えております。 今後も、土地利用の現状を勘案するとともに、道路配置計画の見直しなど事業内容を精査し、効率的かつ計画的な工事等の施工により事業の推進に努め、にぎわい拠点の活性化を図ってまいります。 次に、ヤードについてでございますが、市内にあるヤードの件数を把握しているかとの御質問につきましては、平成27年4月1日に千葉県が、県民の生活環境に悪影響を及ぼしたり平穏な生活を脅かしたりするヤードの適正化を図ることを目的に、エンジンやプロペラ・シャフトなどの自動車部品の保管または分離の用に供する施設を規制対象として制定した千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例に基づき届出された件数は、令和5年1月末日現在で12件となっております。 次に、市民からの苦情や問題点はあるかとの御質問につきましては、千葉県条例に基づく届出がされたヤードにおいて、近年、苦情や問題があったものはございません。 また、本市では定期的にパトロールを実施しているほか、市民の方からヤード等に対する通報があった場合は、現地の状況を速やかに確認し、疑いがあるものについては、千葉県主導で千葉県警察本部等と連携し、現地確認、聞き取り調査等を行い、違反ヤードの未然防止に努めております。 次に、ヤードの規制はどのようになっているかとの御質問につきましては、千葉県条例で規制対象となったヤードは、知事への届出、油等のしみ出し防止の措置及びエンジン等の原動機の受け取り、引渡しの記録の作成などが義務となります。 また、千葉県では、事業者がこれらの規定を遵守し適切な運営等がされているかの確認を年に数回、千葉県警察本部、成田警察署と合同で立入検査を実施していると聞いております。 今後も引き続き関係機関等と連携し、違反ヤードの未然防止に努めてまいります。 次に、成田空港機能強化に伴う本市の対応についてでございますが、人口増加見込みや雇用対策はとの御質問につきましては、成田空港周辺の地域づくりに関する実施プランでは、2030年代にさらなる機能強化を果たし、発着回数50万回を達成した成田空港は、航空旅客数7,500万人、国際航空貨物量300万トンに達し、空港内従業員は約7万人に増加する見込みとされております。 そのことを受け、本市では、令和3年度版として策定した富里市人口ビジョンにおいて、成田空港の機能強化を考慮した人口推計を行っており、本市の人口は、令和2年の約4万9,900人から令和17年には約5万4,400人に増加するものと推計しております。 また、雇用対策といたしましては、成田空港周辺のさらなる機能強化に合わせた地域活性化により、空港外での関連産業等における雇用も含めると、新たに最大約6万4,000人の新規雇用が見込まれていることから、成田公共職業安定所、千葉県、富里市商工会等の関係機関や民間企業と連携するとともに、就労支援などを検討し、成田空港との共存・共栄を果たしてまいります。 次に、企業等の誘致対策はとの御質問についてでございますが、これまで市街化区域の用途地域の大幅な見直しとともに、市街化調整区域における土地利用方針及び地区計画ガイドラインの改定や企業立地促進条例を制定し、企業誘致専門員の配置や企業立地支援制度によるサポートを実施するなど、成田空港の機能強化による産業集積や従業人口等の増加に対応した土地利用の誘導を図っているところでございます。 また、令和4年12月の千葉県議会において可決され、令和5年3月の施行が予定される「都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例」については、市域の9割以上を市街化調整区域が占めている本市にとって、歳入改革の礎となる企業誘致の受皿づくりに大きな効果を生むものと期待しており、千葉県が作成する区域指定方針や基準に沿って市域の調査等を実施し、提案市としていち早く当該条例を活用できるよう区域指定に向けた準備を進めてまいります。 さらに、成田空港のさらなる機能強化を契機として、成田空港の物流拠点機能の強化を図ることを目指す地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化における法律の弾力的な活用につきましても、富里市都市計画マスタープラン等との整合を図りながら、土地利用計画の検討を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 鈴木議員の一般質問にお答えいたします。 小・中学校の学用品についてでございますが、制服や運動着等につきましては、市内各小・中学校では、各校の学生であることの認識や連帯感を高めることなどを目的に指定しております。その準備につきまして、それぞれの御家庭で御用意いただいているところですが、特に入学に際しては、多数の学用品等を一度に購入することになり、経費が重なってくることが考えられます。 本市では、経済的理由により市立小・中学校への就学が困難な御家庭には、安心して教育を受けられるように、一定の基準に該当する場合、入学準備金など学用品等の一部を補助する制度を設けておりますので、引き続き周知してまいります。 次に、取扱店舗につきましては、市内小・中学校の制服、体操服等の取扱いは、令和4年度は市内の2店舗となっており、今のところ新たに参入を希望する事業者はない状況でございます。 次に、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の使用目的についてでございますが、市民の憩いの場としての敷地の利活用につきましては、三菱地所株式会社との寄附契約による歴史的価値の向上、建築的価値の向上、自然的価値の向上の遵守事項にのっとり、維持管理及び整備を実施しております。 末廣別邸公園を訪れる方々からは、建物内部の見学ができないなどの御意見をいただいておりますが、市内にも歴史的、文化的に貴重なものがあることに対して、多くの好意的な感想いただいているところでございます。 今後も引き続き、来場者の皆様の御意見を参考にしながら、かつての末廣農場や別邸への思いを馳せていただけるよう取り組んでまいります。 次に、公園として楽しめるような改善策はあるのかとの御質問につきましては、三菱地所株式会社との寄附契約にのっとり、旧岩崎家末廣別邸保存活用整備検討委員会の御意見等を踏まえながら整備を計画的に実施するとともに、より多くの皆様に末廣農場や別邸の歴史をより身近に感じていただける末廣別邸公園となるよう取り組んでまいります。 今後も、観光・交流拠点施設「末廣農場」との一体的な活用により、楽しんでいただけるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 丁重な御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に移らせていただきます。 1、七栄北新木戸地区土地区画整理事業の今後の計画について何点か伺います。 (1)事業の終了予定年度はについてですが、事業については令和8年度の完了を目指しているとのことですが、現在の進捗状況についてはどうなっていますか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 現在の事業の進捗状況についてでございますが、事業費ベースの進捗率でお答えをいたしますと、直近の決算数値となります令和3年度末では51.3パーセントとなってございます。 なお、見込みとなりますが、令和4年度末におきましては54.8パーセント、令和5年度末では55.8パーセントと試算してございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 今までは、二十何年たっていますし、予算的な面とかいろんな面で大変な思いがあると思いますけども、なるべく早く完成するようによろしくお願いします。 次、(2)市の玄関口にふさわしい市街地形成のために土地所有者との話合いはについて伺います。 市長答弁で、富里インターチェンジ正面の14街区については、令和2年度に仮換地指定を行って、令和5年度には工事が完了するとのことです。土地区画整理事業によって土地利用ができる土地となるのですが、やはり建物が建たないと目に見えて進んだように感じられないので、土地所有者による利用活用が進むことを期待しています。 富里インターチェンジ前の未利用地について、今後の土地利用の具体的な計画を聞いているか伺います。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 富里インターチェンジ前の未利用地の具体的な土地利用の計画についてでございますが、土地所有者の方々から具体的な計画については伺ってはおりませんが、今後の土地利用の展開について検討を行っていただいているところと聞いております。 当該14街区につきましては、令和4年度に所有者によります建物等の撤去工事が完了し、また一方で市では道路整備を進めておりまして、今後、街区の整備が整ってまいります。 土地利用につきましては土地所有者の意向によるものとなりますが、市といたしましては計画どおりに事業の進捗を図るとともに、今後適時土地所有者の意向の確認も行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。これからも円滑な事業の進捗を図っていただき、にぎわい拠点の活性化に努めていただくようお願いします。 1番の質問は終わります。 次に移ります。 次に、市内にあるヤードの件数を把握しているかについて伺います。 千葉県警察によると、千葉県には全国でさも多い約640か所のヤードが存在しているとのことです。 市長答弁で、令和5年1月末現在で、条例に基づく届出が出されて設置されているヤードは12件とのことですが、現在、新たなヤードの設置について相談は受けているか伺います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長(長谷川敏彦君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 条例に基づく新たなヤードの設置の相談はあるかとの御質問でございますが、直近では令和2年9月17日に千葉県知事へ届出がありましたが、その後本市及び千葉県において、ヤード設置の相談はございません。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 次に、(2)市民からの苦情や問題点はあるかについて伺います。 市民のほうから、ヤードではないか等の通報があった場合は、現地の状況を速やかに確認するとのことですが、どのようなときに通報があるのかを伺います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長(長谷川敏彦君) 市民の方からのヤードではないか等の通報はどのようなときにあるのかとのお尋ねでございますが、通報のある主なものは、自動車部品の保管または分離や解体を行っているものではなく、ヤードの条例に該当しない廃車された自動車や中古車などの単なる保管場所に関するものとなっております。通報があった場合は現場に赴き、保管場所なのかヤードなのか等の現状調査、確認を実施しております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) (3)のヤードの規制はどのようになっているかについてですが、千葉県知事への届出、油等のしみ出し防止の措置及びエンジン等の原動機の受け取り、引渡しの記録の作成などが義務とのことですが、それらの義務の内容をもう少し具体的に教えていただきたいと思います。御答弁をお願いします。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長(長谷川敏彦君) お答えいたします。 各義務の具体的な内容についてでございますが、千葉県知事への届出につきましては、ヤード内で自動車部品の保管または分離をしようとする場合は、これらの行為に着手する前に知事に届出をしなければならないこととなってございます。 油等のしみ出し防止の措置につきましては、自動車部品に用いられる油などがヤードにおいて地下に浸透しないように床面を鉄筋コンクリートなどで造らなければならないとなっております。引渡し記録の作成につきましては、原動機の取引の記録を作成して、3年間保存しなければならないとなっております。 これらの義務がございまして、ヤードについて規制をされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。ヤードは周囲が鉄壁などで囲まれていることから、市民は不安になるかと思います。犯罪の温床とならないよう、また市民の生活環境が保全されるよう、引き続き県等の関係機関と連携して取り組んでいただくようお願いします。 次に、3の成田空港機能強化に伴う本市の対応について再度お尋ねします。 (1)人口増加見込みや雇用対策についてですが、成田空港のさらなる機能強化を考慮した人口推計による富里市人口ビジョンでは、令和17年に約5万4,400人とのことです。また雇用については、空港内での関連産業等の雇用も含めると、約6万4,000人の新規雇用が見込まれるとのことです。 その結果として、本市で具体的な区域で検討しているかを伺います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 具体的な区域で検討しているかとのお尋ねでございますが、市長答弁にもございましたように、本市におきましては、市街化区域内の用途地域の大幅な見直しに加えまして、土地利用に係る各種制度の詳細な調査を実施しまして、本市の市街化調整区域における土地利用方針及び地区計画ガイドラインの活用によりまして、成田空港の機能強化に対応した土地利用の誘導を積極的に図ってまいりたいと考えているものでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。成田空港のさらなる機能強化に合わせて、空港周辺の自治体ではいろいろ計画されていると聞きます。機能強化の効果をどう受け止めていくか、本市を取り巻く環境は、このままであると空港近隣市としての優位性はどんどん薄れていきますので、厳しい状況になってくると思います。 規制緩和による手法について有効なものを選択し、富里市がより発展するよう進めていただくよう期待して、3番の質問を終わります。 次に、4、小・中学校の学用品について再度お尋ねします。 (1)制服や運動着等について。 昨今、義務教育でありましても、制服などを含めた入学準備は家庭にとって大きな負担となっていると思います。制服などの入学準備に際して支援制度の御答弁をいただきましたが、その対策などについて具体的に御答弁いただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 就学援助制度に係る入学準備金の対象についてでございますが、富里市に住所を有し、市立小・中学校に通学する児童・生徒の保護者で、生活保護法による扶助は受けていないものの、準ずる程度に経済的にお困りの方で、本市の就学援助認定に係る申請をいただき、認定基準に該当する場合、支給するものでございます。小・中学校の入学に際し必要とする学用品や通学用品として、ランドセルやかばん、制服、運動着などの購入費に充てていただくものでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) それでは、就学援助制度の周知はどのように行っているのか伺います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 就学援助制度の周知の方法についての御質問でございますが、制度の周知につきましては、例年10月から11月の期間に実施している小学校の就学時健康診断をはじめ、小・中学校の入学説明会のほか、ホームページや広報とみさと、個別相談などで御案内しております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) この入学準備金は、入学前の準備の時期に支給されるものなのか、申請などが遅れた場合はどうなるのかお尋ねします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 入学準備金の支給時期に関する御質問にお答えいたします。 中学校への進学に際しては、小学校6年生の段階で既に就学援助の認定を受けている場合、入学前の2月から支給しております。 小学校への新入学に際しましては、就学前の12月から認定申請を受け付け、認定となった場合は2月から支給しております。 なお、これらの手続の期間を過ぎてしまった場合であっても、対象の入学用品等の領収書を保管していただき、入学後の4月末日まで認定申請の受付を行い、対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。全てのお子様が安心して教育を受けられる環境がより一層充実することを期待して、4番目の質問を終わります。 次に、5番目です。 旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の使用目的について、再度お尋ねします。 (1)市民の憩いの場としての敷地の利活用についてですが、座って市民が憩えるスペースとして、園路付近などにベンチなどの増設は行えませんか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 園路付近へのベンチの増設は行えないかとの質問でございますが、休息用のベンチにつきましては、整備計画の当初から含まれておりますことから、整備の進捗状況を見据えながら設置してまいりたいと考えております。 また、来場者からの要望等を踏まえ、今後も様々な手法で憩いの場が創出できるよう努めてまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 次、(2)公園として楽しめるような改善策はあるかについて伺います。 岩崎久彌氏の話題を膨らませるなどして、観光交流拠点施設、末廣農場との一体的な利活用について、可能な方策は考えられませんか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 観光交流拠点末廣農場との一体的な利活用についての御質問でございますが、旧岩崎久彌末廣別邸公園は、三菱地所株式会社との寄附契約にのっとり、敷地内の整備や維持管理に努めてまいりました。市民の方々の憩いの場として、また各方面からお越しいただく来場者の皆様に御満足いただけるよう、末廣農場や別邸の歴史を伝える解説ガイドについても、試行錯誤しながら常に改善を心がけております。 今後も、末廣農場との一体的な利活用について、来場者の満足向上につながるよう引き続き努めてまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。旧岩崎久彌末廣農場別邸公園については、今整備途中ですので、来場者からの要望も踏まえて、より魅力のある公園となることを期待しております。 今後も、引き続き整備に努めていただきたいと思います。 以上、本日は5項目の一般質問をさせていただきました。 成田空港周辺では、成田空港のさらなる機能強化に合わせ、産業拠点の形成を目指し、地域未来投資促進法の活用による規制緩和の提案がなされるなど、地域経済を牽引する事業の促進が図られるよう取り組まれています。 空港の機能強化が図られる際に、富里市が選んでいただける町となるよう、これからも着実に行政経営を軌道に乗せていただけるようよろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君に申し上げます。 通告を戻るような発言はお控えください。 ◆(鈴木英吉君) はい。 ○議長(野並慶光君) これで鈴木英吉君の質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時07分 休憩             …………………………………              午後2時19分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、國本正美君。          (國本正美君登壇) ◆(國本正美君) 國本正美です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 本市の消防団についてと、教育行政についてお伺いいたします。 1 本市の消防団について (1)消防団の定員確保を今後どのように促進していくのか。 (2)地域における消防団への理解を深める広報施策について 2 教育行政について (1)学校給食でのストローレス牛乳パックへの導入をどのように捉えているか。 (2)スクールカウンセラーの活用の重要性をどのように捉えているか。 (3)中学校進学時における部活動を考慮した学校の選択をどのように捉えているか。 以上、よろしくお願いいたします。 消防団員に訂正いたします。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長が答弁いたします。 消防団についてでございますが、消防団員の定員確保を今後どのように促進していくのかとの御質問につきましては、消防団は常備消防と連携し、消火などの災害活動に当たる地域消防防災の要であり、現在の消防団員の動員力や即時対応力を維持向上するため、消防団員の定員確保は重要であると認識しております。 しかしながら、消防団を取り巻く社会環境は、少子化の進行や企業などへの被雇用者の割合の増加などに伴い入団数の減少が全国的に進んでおり、消防団員数の確保には社会環境の変化に対応した消防団運営が必要となっております。 本市といたしましては、まず令和4年4月から消防団員の年額報酬の見直しを行い、入団時の階級である団員の年額報酬の引上げを実施しました。また、消防団員が災害出動した際の手当について、予備自衛官などの類似制度を踏まえ出動報酬を新たに創設し、処遇の改善を図ったところです。 今後も社会環境の変化に合わせながら、入団しやすい環境を整え、入団を促進し、消防団員数確保に努めてまいります。 次に、地域における消防団への理解を深める広報施策についてでございますが、消防団の役割、やりがいや処遇などを地域の皆様に十分理解していただき、消防団への加入につながる広報施策を展開していくことが重要であると考えております。現在、市公式ホームページや市広報紙に入団募集の案内を行っているほか、入団促進ポスターの公共施設での掲示や地域防災訓練時に消防団員との消火体験や、リーフレットの配布を実施しております。 今後は、身近で親しみやすい富里市消防団の魅力を発信するための独自のポスターを作成するなど、入団促進の広報活動を一層推進するとともに、消防団については消防団活動に対する社会的評価を向上させつつ、装備や施設の充実など活動しやすい環境を整え、地域消防団の活性化に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 教育行政についてでございますが、学校給食でのストローレス牛乳パックへの導入をどのように捉えているかとの御質問につきましては、現在、本市における学校給食用牛乳は、千葉県が選定した千葉県乳業協同組合に所属する指定の事業者が供給するという体制になっており、パックの形状はストローを使用して飲用する従来のものとなっております。 ストローレスパックは、ストローを使用しなくても飲用が可能になることから、プラスチックごみの削減になるとともに子供たちの環境問題への意識向上につながるなど、環境に配慮した取組であると認識しております。 千葉県乳牛協同組合におきましても、ストローレスパックによる牛乳の供給が検討されていますので、動向を注視してまいります。 次に、スクールカウンセラーの活用の重要性をどのように捉えているかとの御質問につきましては、児童・生徒とその保護者の不安や悩みは以前よりも複雑化、多様化し、本市においても、不登校や友人関係、精神的な悩みなど様々な不安を抱えている状況があります。このような中、専門知識を生かし、児童・生徒とその保護者に寄り添いながら心のサポートをするスクールカウンセラーの存在は不可欠となっています。 また、学校現場では生徒指導と教育相談の一体化が重要視され、教職員が教育相談の知識を学ぶ機会においても、スクールカウンセラーの助言があります。さらに、教育相談では、児童・生徒だけでなく教職員の相談にも対応している現状から、スクールカウンセラーの重要性はますます高まっています。 次に、中学校進学時における部活動を考慮した学校の選択をどのように捉えているかとの御質問につきましては、小学校から続けてきた活動について、希望する部活動が就学予定校にはなく、市内の他の中学校にある場合、希望する部活動への入部と活動を継続する強い意志があり、保護者との共通理解の下、受け入れる中学校に収容力があるときは、通学の際の安全面等も含め保護者が責任を持って行うことなどを考慮して、必要に応じて進学先の変更に対応をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 吉野教育長。 ◎教育長(吉野光好君) 先ほど、千葉県乳業協同組合と申し上げるところ、乳牛と申し上げたようでございます。正しくは乳業協同組合でございます。 以上、訂正させていただきます。大変失礼しました。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 御答弁ありがとうございました。 消防団について再質問をいたします。 消防団は地域の安全確保のために大きな役割を果たしております。火災が発生した場合には、常勤の消防職員と消火活動、救助活動などを行います。消防職員が活動中に災害を受けた場合は公務災害補償制度が適用されますが、消防団員が活動中に負傷した場合の公務災害補償制度の適用についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) 國本議員の再質問にお答えいたします。 消防団員は、非常勤特別職の地方公務員として活動に従事していただいております。万が一、消防団活動中に負傷した場合には、常勤の消防職員と同様に公務災害補償がございます。最近では、令和3年と4年に1件ずつ計3名、災害補償の適用となる事例がございました。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 消防団の活動中の負傷については、常勤の職員と同様に公務災害補償が適用されることが分かりました。 次に、平成29年3月から道路法の一部改正に伴い、消防車両の運転には中型免許取得が必要となることから、中型自動車運転免許の取得にかかる費用の助成についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 本市消防団では、中型自動車運転免許が必要な車両が1台、準中型自動車運転免許が必要な車両が8台ございます。消防団員が必要な免除の取得率は96.4パーセントとなっており、消防団活動に支障はございませんが、将来的には必要な免許に係る費用助成の必要性を認識しており、近隣では費用助成制度を導入している市町があることから、今後免許取得に係る助成制度導入について、課題の整理を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 道路法の改正により、新たに普通自動車免許を取得した消防団は、車両総重量3.5トン以上のポンプ自動車は運転できなくなりました。今後の消防活動に支障を来すことがないようお願いいたします。 次に、他の自治体と比較して、消防団員の出動報酬の現状についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 令和3年8月、総務省消防庁が、消火活動や災害に従事した消防団員に支払う出動手当を出動報酬と位置づけ、1日当たり8,000円を標準額とするよう全国の自治体に通達しました。 本市においても、令和4年度に消防団員の処遇の改善として出動手当を改め、出動報酬を創設し、災害出動1回1,500円から1日4時間以上8,000円、4時間未満4,000円といたしました。令和4年4月1日現在、近隣9市町中8市町が同様の支給額となっております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 出動報酬は、消防庁が通達されたその基準に沿った報酬額となり、近隣の市町村と同様の額であることを理解いたしました。また、報酬額が変更された理由は、消防団の減少に伴う団員確保の対策の一つであることを察することができます。 次に、女性消防団員についてお伺いいたします。 以前は、消防団員は男性社会でありましたが、現在は女性の消防職員の獲得の推進に伴い、各地域でも女性消防団員も徐々に増えてきています。 そこで、本市は女性消防団の入団をどのように捉えているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 全国的には消防団員が年々減少している中、総務省消防庁の女性消防団員加入促進モデル事業の展開などにより、女性の入団数は増加しております。女性ならではの役割を明確化し、男女問わず消防団に入団できるよう、効果的にPRを行い、女性消防団員の普及に努めたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 今後、より地域の安全を確保するために、女性消防団員の役割は大きく期待されております。火災など消火活動はもちろん、住宅用火災報知器設置促進活動や火災予防の普及啓発、住民に対する防災教育及び応急手当て指導、このように女性消防団員の活動は多岐にわたっておりますので、より一層入団促進に向けた取組をお願いいたします。 次に、成人年齢引下げに伴い、男女問わず18歳以上の成人の方も消防団に入団しやすい環境になりました。そこで、その中で大学生、専門学校生の入団をどのように捉えているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 若い世代の担い手が減少する中、大学生などの学生が消防団に入団すれば、消防団活動だけでなく、将来、より幅広い防災活動の担い手になることが期待されます。 本市消防団には、現在学生が1名在籍しております。今後も積極的に入団に向けて広報したいと考えております。学生が消防団に入団して活動した際には、市が認証する学生消防団活動認定制度を創設するなど、今後も学生が入団しやすい環境を整えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学生消防団の獲得は、団員を増員する目的のほかに、就職して消防団を辞めても、消防団で習得した知識や技術は自衛消防隊でも生かすことができます。さらに、学生消防団を増やすことは、自衛消防隊のレベル向上とともに、共同体制の視野を広げることに確実につながっていくと思われます。そのため、今後の学生消防団の確保を積極的に進めていただきたいと思います。 次に、大学生などに対して入団要件が18歳以上から入団できることの周知をどのようにしていくかが課題の一つだと思います。 そこで、若年層への入団における広報の周知についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 若年層の入団者数の減少が団員数減少の大きな要因となっていることから、若年層の消防団新規加入者の促進が必要不可欠と考えております。 少子化の進展などから若年層が減少していることに加え、団活動は厳しく負担が大きいというイメージがあるため、身近で親しみやすく、消防団に対して興味を持っていただけるよう、ポスターやリーフレットなどを作成し、イメージアップをして入団促進につなげたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 本市の消防本部は、若年層への入団確保のため、いろいろな施策を考えていることが分かりました。取組として、若者が目に留まりやすいポスターの作成や、広報紙や回覧板を活用した呼びかけなどは効果は大きいと思います。 今後、さらに地域や保護者の理解と協力体制も必要になると思います。 そこで、消防団に入団しやすい環境をつくるための課題についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 近年のワーク・ライフ・バランスの考え方など、若年層の価値観が変化していることを踏まえ、時代に合った入団しやすい環境を整えていくことは重要であると認識しております。 令和4年度は、報酬手当の見直しを行うとともに、操法大会が負担を軽減する内容に変更されるなどの取組を実施しております。今後も、入団しやすい環境づくりについて各分団の意見などを伺いながら、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 消防団は常備の消防職員とは異なり、平素は正業を持ちながら、自らの地域は自らで守るという崇高な郷土愛護の精神に基づき、常備の消防本部と同様、本市の重要な消防機関になっております。そのため、団員の確保は喫緊の課題になります。その対策の提案として、中学生、高校生を対象とした消防への体験入団の開催について、どのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 中学生、高校生の体験入団については、消防団への体験入団ではございませんが、消防署の中学生への職場体験については以前より実施しております。学生の消防活動の重要性への理解について成果を上げているものと認識しております。 このような取組の中で、消防団についても地域防災訓練実施の際に消防団体験コーナーを設け、放水訓練や講話などを行い、中学生、高校生について消防団の大切さを認識してもらうとともに、将来の消防団入団につながるような取組を実施していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 以前より中学生の職場体験として実施していること、地域の防災訓練時の体験コーナー等の実施を考えておられることが分かりました。 地域の消防団の課題として、団員の減少が挙げられる中、どのようにして団員確保ができるかを考えますと、中高生の1日体験入団が考えられます。体験入団を通じて、災害、防災、減災について学び、消防団の必要性を理解してもらうよい機会となります。 さらに、消防団員と消防本部職員との交流を図ることにより、消防団入団への抵抗が少なくなることも考えられます。今後、消防団員の確保の取組の対策の一つとして、中高生の1日体験入団の計画の検討をお願いしたいと思います。 以上で消防団についての再質問を終わります。 次に、教育行政の中のストローレス牛乳パックについて再質問をいたします。 ただいまの御答弁にもありましたように、全国的にも学校給食で飲まれている牛乳はストローを使用しないパックに替わりつつあります。その理由は、SDGsを推進していくためにプラスチックストローを廃止して、プラスチックごみの削減に取り組んでいます。 そこで、ストローレス牛乳パックの利点は何かについてお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 國本議員の再質問にお答えいたします。 ストローレス牛乳パックの利点についてでございますが、ストローを使用しないことからごみの減量につながることのほか、子供たちにとりまして身近な学校給食を通じてプラスチックごみを削減することは、地球環境を考えて生活や行動が取れるような教育の一環となることが期待できます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) プラスチックごみの削減に取り組むことは、児童・生徒の環境教育の一環としての意義は大きく、環境問題への意識向上につながっていくことと思います。 次に、ストローレス牛乳パックを導入した場合のコストの差についてお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) ストローレスパックと従来のものとのコストに関するお尋ねにお答えいたします。 現在の供給事業者への聞き取りにおいては、ストローレスパック導入に係る設備投資の費用が発生するとしても、供給単価への転嫁はしないとの回答を得ているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 今後、牛乳の価格も値上がることが予想されます。その中で、ストローレスパックに替えてもコストが変わらないことは大変重要なことだと思います。 次に、ストローレス牛乳パックを導入した上での問題点は何かについてお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) ストローレス牛乳パックを導入する上での問題点についてお答えいたします。 ストローレスパックによる牛乳供給において、これまでのストローを使用しての飲用から、容器を開けて飲用することに変わることから、子供たちが慣れるまでの時間を要することが考えられます。一定期間、経過措置としてストローの配付等も行いながら対応することが必要であると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいまの御答弁にありましたように、慣れるまでの経過措置として、ストローを配付する対応も大切だと思います。また、学校給食用牛乳のストローレス牛乳パックへの切替えについては、本市においても千葉県乳業協働組合の動向を注視するとのことですので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、スクールカウンセラーについてお伺いいたします。 学校におけるスクールカウンセラーは、どのような役割を果たしているのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 学校におけるスクールカウンセラーの役割についてお答えいたします。 学校における児童・生徒は、不登校や友人関係、家庭環境、発達障害など、様々な不安や悩みを抱えております。 このような状況の中で、専門性を持ち、児童・生徒が抱える様々な課題についての助言や指導を行うことができるカウンセラーは、学校現場において大きな役割を担っています。また、児童・生徒のみならず、助言や指導を行う対象が保護者や教職員も含まれており、大人のメンタルヘルスにも大きな影響を与えていると認識しています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 近年は児童・生徒が抱えている悩みは多岐にわたっており、子供たちの置かれている環境や悩みの深さは個人差があるため、適切に心のケアをしていくことは難しい業務ではないかと思います。今後も、子供たちの悩みをしっかり聞いて気持ちを受け止め、学校生活が円滑に送れるよう、問題を解決するために適切なアドバイスをお願いしたいと思います。 次に、児童・生徒はスクールカウンセラーにどのような相談事が多いのかについてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 児童・生徒の相談内容についてお答えいたします。 市内の相談状況を確認いたしますと、小学校では友人関係、家庭環境、心身の健康についての相談件数が多くなっております。中学校では、不登校や家庭環境についての相談件数が多くなっております。また、令和4年度では保護者からの相談件数も多く、各学校でのスクールカウンセラーの重要性が高まっている状況でございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 小・中学校ともに相談件数が増え、スクールカウンセラーの重要性が高まっている状況であることが分かりました。 そこで、次に、児童・生徒がスクールカウンセラーにいじめの相談があった場合は、どのように対処するのかお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) スクールカウンセラーにいじめの相談があった場合の対処についてお答えいたします。 スクールカウンセラーにいじめの相談があり、児童・生徒の命に関わる案件の場合は、児童・生徒の安全を第一に考え、直ちに管理職に報告することとなっております。その後、学校はスクールカウンセラーと当該児童・生徒の関係を考えながら、いじめ問題の対応に当たっているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 児童・生徒からいじめに対して相談があった場合に、学校が講ずべき措置としては、事実確認から始まり、いじめを受けた児童・生徒、または保護者に対する支援、いじめを行った児童・生徒に対する指導、さらにその保護者に対する助言と対応は多岐にわたり、迅速な対応も求められます。今後、いじめ防止の啓発活動をどのように推進していくかが大切になると思います。 次に、スクールカウンセラーが教育相談をする回数についてどのように捉えているかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) スクールカウンセラーの教育相談回数についてお答えいたします。 令和4年度からは、市内全ての小・中学校にスクールカウンセラーが配置されました。中学校では、週に1日、小学校では児童が多い学校には隔週で、児童の少ない学校には月1回の頻度で配置となります。 昨年と比べますと、子供たちが相談しやすい体制が構築されております。しかしながら、学校により相談件数が多く、時間が不足する学校があることから、引き続き千葉県教育委員会に対して勤務日数や勤務時間について要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 令和4年度からは、市内の全小・中学校にスクールカウンセラーが配置され、昨年度までより相談しやすい体制が構築されていることが分かりました。けれども、現実的に相談件数が多い場合には、対応し切れないことも分かりました。 このような実情を解決するために、文部科学省では全国統一の教育相談ダイヤルを開設し、24時間体制で電話相談を実施しております。特に、緊急を要する場合には有効な相談窓口ではないかと思いますので、このような相談窓口があることを周知させていくことも大切なことの一つだと思います。 次に、学校側とスクールカウンセラーとの連携をどのように推進していくのかについてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 学校とスクールカウンセラーの連携についてお答えいたします。 学校ではスクールカウンセラーを積極的に活用して、校内の教育相談体制を機能させていくことが重要です。そのためには、スクールカウンセラーの持つ専門性を最大限生かし、児童・生徒に対する教育相談が円滑に行えるような体制をつくっていかなければなりません。教育相談体制を構築するためには、スクールカウンセラーの役割を明確にし、働きやすい環境づくりに努め、相談内容を小まめに確認し、スクールカウンセラーからのフィードバックをする時間を確保することなどに努めるよう、教育委員会から依頼しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学校側とスクールカウンセラーの連携は重要となりますが、連携を深めていくためには課題も多くあると思います。 一つには、スクールカウンセラーは学校への訪問回数が限られていること、二つ目は、限られた時間の中で、円滑に連携、協議を行い、問題に対して共に取り組む体制をつくれるのか。三つ目は、教職員に有益な情報や視点をどれだけ提供できるかなどが課題だと考えております。今後、さらに学校は共同で対応する体制をつくり、スクールカウンセラーと教員との情報交換を有効的に活用していくことが求められると思います。 次に、中学校進学時における部活動を考慮した学校の選択についてお伺いいたします。 最初に、市内中学校においては、部活動の種目は全て同じであるかについてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 部活動の種目についてお答えいたします。 各中学校の部活動の種目については、子供たちの実情に合わせ、それぞれの中学校で設置いたしますので、全て同じではございません。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 部活動の種目は子供たちの実情に合わせているので、全てが同じではないということが分かりました。 次に、部活動に関わる進学先の変更に伴い、保護者からの問合せ件数についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 部活動に係る進学先の問合せの件数についてお答えいたします。 本来就学予定の学校に希望する部活動がないので、就学先の変更が可能かとのお問合せにつきましては、令和4年度は1件のお問合せがございました。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 問合せ件数が少ないことは指定変更を希望する子供たちが少ないことにつながりますが、保護者の方々が指定変更制度について理解されていないことも考えられます。 今後、保護者への周知については学区制度があることから、大変難しいことだと思っております。 次に、部活動を理由に市内中学校を選択することについて、推進していく考えはあるかお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 部活動による学校の選択についてお答えいたします。 子供たちが学校生活に期待することは様々でございます。部活動もそのうちの一つであると考えられます。基本的には居住する地域の学校に就学し、地域の子供たちとコミュニケーションを取りながら、学習面や生活面での活躍を期待するものでございますが、強い意志を持って特定の部活動を希望する場合には、保護者を交えて慎重に検討する必要があると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 特に、成長期に部活動を経験することは数多くのメリットがあります。社会性を身につけることができるとともに、体力の増進と忍耐力、子供たちの可能性を見いだし、心身の成長や将来に大きなプラスになることと思います。 今後もよりよい教育の場の提供を行い、個々の児童・生徒の具体的な事情に即した教育機会の平等性を図りながら、生涯教育につなげていくために、柔軟な対応をお願いいたします。 最後に、部活動を理由に市内中学校を選択した場合の課題についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 部活動により学校を選択した場合の課題についてお答えいたします。 部活動により学校を選択した場合、その部活動を3年間継続することができ、充実した学校生活を送ることができればよいのですが、何らかのつまずきによりその部活動を継続することができなくなった場合や、学校生活に問題が生じた場合にどのように対応していくかなどが課題と考えられます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学校での部活動が病気やけが等で目的を達成できないことも考えられます。今後、このような課題への対応を図るために、教育委員会として子供たちの教育力向上が継続に図れるよう、また保護者の意向にも応えられるよう、教育的な配慮をお願いしたいと思います。 以上で教育行政について再質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで國本正美君の質問を終わります。 そのままお待ちください。 次に、井上 康君。          (井上 康君登壇) ◆(井上康君) 井上 康でございます。 5項目にわたりまして一般質問をさせていただきます。 1 多文化共生社会推進に向けた取組について (1)外国人住民への行政サービス充実は。 (2)外国人住民へのコミュニケーション支援は。 2 生活困窮者支援について (1)新型コロナウイルス感染症に伴う生活福祉資金の特例貸付による返済が困難となる市民への対応について (2)社会福祉協議会との連携について 3 救急搬送の現状課題と対策について (1)救急搬送困難事案について (2)消防署職員の業務負荷について 4 子育て支援について (1)学童施設の充実について (2)放課後子ども教室の充実について 5 富る里応援寄附金の課題について (1)市税の減収に対して、令和4年度に実施した対策について 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 井上議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 まず、多文化共生社会推進に向けた取組についてでございますが、外国人住民への行政サービス充実はとの御質問につきましては、これまで各課窓口において外国人住民との円滑なコミュニケーションを図るため、令和2年度に多言語音声翻訳機を導入したほか、令和3年度、4年度においては、やさしい日本語の習得を目的とした職員研修会を開催いたしました。 令和5年度からは、外国人支援窓口の充実を図るため、現在月曜日、金曜日の週2日午前9時から正午までの窓口対応を、月曜日から金曜日までの週5日午前9時から午後5時までに拡大するとともに、メール相談等の手法を取り入れ、多様なニーズに対応してまいります。 また、転入手続を終えた外国人住民に対し、市内の公共施設や市民活動団体の案内、分かりやすい税金の仕組みやごみの出し方など、生活に必要な情報を提供するウェルカムデスク機能を持たせ、外国人と日本人が同じ地域住民として安心して暮らせる多文化共生・共創の推進を図ってまいります。 次に、外国人住民へのコミュニケーション支援はとの御質問につきましては、外国人住民と日本人住民が互いの異なる文化を理解する機会や相互交流する機会を提供する必要があると考えております。 このことから、外国人支援窓口を担当する外国人支援員とともに、市内各団体や地域などと連携した事業を企画、実施し、外国人住民と日本人住民との融和が図られるように努めてまいります。 次に、生活困窮者支援についてでございますが、新型コロナウイルス感染症に伴う生活福祉資金の特例貸付による返済が困難となる市民への対応につきましては、特例貸付は都道府県の社会福祉協議会が実施した貸付制度でございますが、令和4年3月までの申請分については、令和5年1月から償還が開始されたところです。 貸付けを受けた方の中には、返済が難しく、現在もなお生活に困窮されている方が多いということは認識しております。 本市といたしましては、特例貸付を利用し、生活困窮者自立支援金の給付終了者に対する重点的なフォローアップとして、特例貸付の返済に関する相談窓口や生活にお困りの場合の相談窓口などの案内通知を、令和5年1月13日に121通発送したところでございます。 次に、社会福祉協議会との連携についてでございますが、生活困窮者に対する支援として、住居確保給付金制度や生活福祉資金の貸付制度、さらには、とみさとフードバンクを活用した支援など、連携を図りながら実施しております。 今後も引き続き、生活状況などを伺いながら、生活困窮者の方に寄り添った支援を行ってまいります。 次に、救急搬送の現状課題と対策についてでございますが、救急搬送困難事案につきましては、総務省消防庁の県庁等の所在地を対象とした調査では、医療機関への受入れ照会回数が4件以上で、現場滞在時間が30分以上となる救急事案とされております。 本市では、令和4年の1年間で2,754件の救急出動のうち搬送困難事案は120件発生しており、新型コロナウイルス感染症流行前の令和元年の救急出動2,341件、うち搬送困難事案55件と比較すると約2.2倍に増加している状況でございます。また、令和5年は1月末日現在で278件の救急出動があり、41件の搬送困難事案が発生しております。 次に、消防署職員の業務負荷についてでございますが、令和4年の救急出動件数は、令和元年の救急出動件数と比べて413件増加しており、特に新型コロナウイルスの第7波の時期に当たる7月と8月、第8波の時期に当たる12月と1月の4か月間には、合わせて1,136件の救急出動があり、令和元年の同時期と比較して334件の増加となりました。 第7波と第8波の時期において、救急出動に要した平均時間は1時間43分で、最も時間を要した救急出動は10時間となり、増加する救急出動対応と消防体制確保のために生じる消防署の職員の業務負荷が課題と受け止めております。 対策といたしましては、業務負荷の増加による職員の心身の変化にできる限り早く気づけるよう、当直の前に健康状態の確認を実施しており、また令和4年10月、新たな救急車を1台配備して4台体制とし、令和5年4月から職員定数を増加し、出動態勢の強化に取り組んでいるところでございます。 今後も高齢化社会の進展などにより、出動件数の増加が見込まれていることから、さらなる救急体制の強化を図るとともに、消防署職員の適正な労務管理を実施し、市民の安全・安心の確保と、安定した救急体制の維持、充実に努めてまいります。 次に、子育て支援についてでございますが、学童施設の充実につきましては、現在公設、民設を合わせて10か所の学童クラブが運営されております。 これらの学童クラブのうち、公設公営方式により既存教室等を活用して、令和4年4月に富里小学校学童クラブを、同年9月に七栄小学校学童クラブを設置いたしました。 また、富里小学校学童クラブにつきましては、新たに専用の施設として令和5年4月の供用開始に向け、順調に工事が進められているところでございます。 今後につきましては、学童クラブ指導員について研修等により質を高めていくとともに、保護者のニーズや待機児童の発生についても留意しながら、学童保育施設の充実を図ってまいります。 次に、富る里応援寄附金の課題についてでございますが、市税の減収に対して令和4年度に実施した対策につきましては、ふるさと納税は自分の意思で応援したい自治体を選び寄附を行い、寄附額のうち2,000円を超える部分について税額控除を受けられる制度となっていることから、富里市民がほかの自治体に寄附することで税額が控除され、その結果、市税が減収となっております。 また、多くの自治体で民間事業者が運営するポータルサイトを活用し寄附を募っておりますが、本市でもポータルサイトに特産品であるスイカなどを返礼品として掲載し、ふるさと納税をしていただけるよう取り組んでいるところでございます。 令和4年度の対策としましては、寄附者に選ばれるよう返礼品の充実に努め、令和5年1月までに、富里産旬の野菜詰め合わせや、ニンジン、生落花生など、新たな返礼品19点を追加いたしました。 また、ポータルサイトでの返礼品の紹介についても、寄附者に魅力を伝えられるよう、サイトの運用事業者と協議しながら、適宜掲載ページの修正を実施しております。 なお、令和5年1月末日現在の寄附の状況を申し上げますと、令和4年の同時期と比較して、寄附件数は178件増の1,392件、寄附額は12万6,653円増の1,811万2,051円であり、既に令和3年度の実績件数1,286件を上回っております。 今後も、本市の自然、歴史、文化などの魅力を発信するとともに、寄附者に共感が得られるような事業に富る里応援寄附金を充当することで、富里市を応援していただけるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 井上議員の一般質問にお答えいたします。 子育て支援についてでございますが、放課後子ども教室の充実につきましては、学校内の居場所を市民と連携して、各学区のコーディネーターを中心に各地区の社会福祉協議会や学童クラブ、PTA連絡協議会の協力の下、実施しているところでございます。 令和4年度におきましては、これまで実施してきました、浩養小学校、富里第一小学校、根木名小学校に加え、富里小学校放課後子ども教室モデル事業として実施しました。工作や昔遊び、ボッチャなどのスポーツ体験を、地域の方々や市民活動団体などの御協力をいただき、24回実施し、延べ550名の児童が参加しました。 令和5年度につきましては、市内全ての小学校で実施できるよう、富里南小学校、日吉台小学校、七栄小学校で、地域の方やボランティアの皆様と調整を行ってまいります。 今後も、地域と共にある学校を目指し、子供たちの居場所づくりに取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) ありがとうございました。 では、再質問をさせていただきます。 今回、私は5項目にわたり御質問しましたが、過去に何度か質問していて、または意見を述べさせていただいて、何点か指摘もさせていただいたことに関連して、主に質問をいたしました。 本3月議会は、任期4年の議員活動の中では最後の一般質問の機会ですので、私が今まで申し上げてきたことの現時点での進捗を主に確認させていただきたいと思いまして、その点からも再質問をさせていただきます。 まず、多文化共生社会推進、1ですけど、その(1)ですが、その前にこの多文化共生推進ですね。以前、私、富里市には2,800人余りの外国人の方が住んでいて、割合は5.1パーセントと前伺いましたが、千葉県内1位なのに地域や市民間の交流が少なく、市主催の、例えば市民活動フェスタなどのイベントなどでも、あまり参加が見られないと、もっと積極的にアプローチすべきだと申し上げました。 その後、令和4年度から富里市役所内で組織変更もありまして、国際交流事業と外国人支援事業が合体し、多文化共生事業という名称に改めました。市の積極的な意思をとても感じました。 なので、今回またこの質問をするんですが、1の行政サービスに関しては、御答弁では外国人支援窓口を週2回から月・金の9時から夕方5時まで、メール相談タイムを拡大すると、とても進捗が見えました。令和5年からですけどね。ぜひこの方向で進めていただきたいと思います。 そこで伺いますが、よい仕組みも活用されないと意味がありません。どのように外国人住民の方に届けるか、アウトリーチするかなんですが、過去の課題からするとなかなかいいものをつくっても当事者に届いていないと、知らないということがあるんですけど、この工夫が大事だと思うんですね。ホームページ載っけるだけでは多分伝わらない。この辺の工夫があるか、その辺をちょっとお考えをお聞かせください。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 井上議員の再質問にお答えいたします。 外国人支援窓口の強化に関するアウトリーチ、周知方法についてのお尋ねかと思います。 市役所の窓口及び市公式ホームページはもとより、日本語教室や外国人住民が多く利用している店舗などの御協力をいただきながら、口コミなども含めて周知していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) ぜひよろしくお願いします。とてもいい方向だと思います。 一番住んでいる方が、1位のフィリピン、2位がベトナムの方、3位がスリランカと、前資料を頂いていますけど、おのおの出身国同士ネットワークがあるということなので、同じレストランに集まったりするそうなので、部長のおっしゃるように、ぜひ進めていただきたいと思います。 2番目のコミュニケーション支援ですけども、この外国人支援窓口に外国人支援員というのを配置すると。多分語学堪能な方になるのかなと思うんですが、そして企画をして実施していくということでした。ぜひこれも進めていただきたい、期待しますが、具体的にどういうことを企画して実施するか、何か素案でもあれば、現時点で、伺いたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えいたします。 外国人住民が参加するイベント案についてのお尋ねでございますが、市と市内各種団体、地域などが連携した事業を考えております。 現時点においては、日本や外国の文化、食文化を相互に体験する事業、また地域が主催する防災訓練などをはじめとした地域行事への積極的な参加を募る事業など、こちらも案として検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) とてもいい方向だと思います。ぜひその方向でよろしくお願いします。 今、1と2伺いました。昨年10月、富里市は中央公民館で多文化共生のまちづくりを考えるシンポジウムというのをやりました。そこで多くの貴重な意見交換がされて、情報共有の場がありました。私も観客席というか席で参加したんですが、ちょっと参加が少なかったのが残念だったんですけど、中身はとてもよかったんですね。ぜひ、このような試みも継続していただいて、今の御答弁も引き続き期待したいと思います。よろしくお願いします。 次に、2の生活困窮のほうに移ります。 生活困窮者支援について、二つ質問しました。1の返済困難となる市民への対応の御答弁では、121通ですか、いろいろフォローアップしていただいて通知を出したということなので、出した後の対応をしっかりとお願いしたいと思います。 今回質問したのは、当初御答弁にもありましたように、この貸付けの対応窓口は、基本は千葉県社会福祉協議会と、それから自治体では富里市の社会福祉協議会ですね、そちらが基本的にフォローするのは理解しているんですが、御答弁にもあったように返済が困難となるだろう方々が多数見込まれます。これ連日のちょっと前まで新聞報道で、空前のといいますか、大変な数が返済困難になるだろうと、各社協さんのほうのアンケートなんかを見ると大変だと答えています。 そして、その返済が、御答弁にもありますように、1月から始まって2月3日だったかな、もう引き落とし始まっていますが、結果がもう出てくるころですけど、富里市の生活支援部門にも多くの問合せが、相談が来ると予測されます。なぜならば、返済困難な方へというインフォメーションがいろいろ出ているんですけど、例えば厚生労働省のホームページとか、県のホームページとか、支援団体、市民団体、NPOのホームページを見ると、何とこう書いてあります。困ったら生活困窮者自立支援機構へ連絡してくださいと、遠慮なく。これはどこかというと、富里市だと生活支援課になると思うんですね。 それから、2番目、生活保護は権利です、困ったら申請しましょうと。今までの対応とは別次元の量の問合せが来るのではないかと、ちょっと心配というか予測しています。 どのように準備していくか、これは以前生活困窮者の自立支援、しっかりやってほしいということで、しっかりやるという御答弁、1回いただいています。いただいていますけど、異次元の問合せが来るような気がするんです。改めてこの辺の準備を伺いたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 井上議員の再質問にお答えさせていただきます。 今後増えるであろう生活に困窮されている方々からの相談に対します対応のお尋ねでございます。 生活困窮に対します相談業務は、主に現在7人の相談員によりまして対応しておりまして、当面は現状の相談員数において対応することとしているところでございます。 なお、令和2年10月から、新型コロナの影響を受けた方からの相談対応として、相談窓口の相談員を1名増員して対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) ぜひよろしくお願いいたします。 2に移ります。 社会福祉協議会さんとの連携ですが、御答弁いただきましたことに関しては、過去に今なされていることなので、これの流れに関しては知っております。 あえて申し上げるならば、フードバンク、これもとてもいいんですが、やはり集める、配る、段ボールを置いておいて、持っていってくださいってではなくて、集める、配る、これをもっと施策を考えていただけたらなとちょっと希望するものでありますが、そこで、それに加えて返済が困難な方は今後どうなるかというと、窓口は社会福祉協議会なんだけど、非課税世帯の場合は免除であります。だから免除申請とか、払えない場合は1年間までですか、支払いによる手続とかいろいろ出てきますね。払えない人が出てくる。市役所との連絡が大事になります。仕事がない人の対応は長期戦となりますし、外国人の方も多いのではないかと思います。大変だと思います。生活保護には至らないが生活が苦しいボーダーラインの層が相当増えるのではないかと想像されます。 そこで、各種手続や相談、今121通出していただきましたが、証明書の速やかな発行など、市と社協との連携、これますます大事になると思うので、これについてちょっとお考えを伺います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) これまで以上に連携が大事なのではないかというお尋ねでございます。 特例貸付に伴います免除申請などの手続が始まっていることは認識しておりまして、既に免除申請に必要となります非課税証明書や住民票につきましては、市としましても庁内連携を図りまして、無料での交付を実施しているところでございます。 また、一方、償還猶予を希望される方やほかの理由でお困りの方など、今後相談者が増えてくると思いますけれども、社会福祉協議会との連携も密にしまして、生活困窮者に対して寄り添った支援を行ってまいりたいと今考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) 安心しました。もう既に取り組んでいただいていると。例えば、証明書を急ぐ場合は、速やかにまたは無料対応していると、非常にすばらしいと思いますので、引き続き、より以上によろしくお願いしたいと思います。 3番にいきます。 救急搬送、現状課題と対策です。(1)の救急搬送困難事案ですけど、御答弁では令和4年が120件だったものが55件、2.2倍ということで2倍ですね。これはとてもすごい数ではないかと思うんですけど、これちょっと参考に伺いたいんですけど、千葉県内で近隣自治体と比べて富里市というのはどういう状況なんでしょうか。まずそこを伺いたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) 井上議員の再質問にお答えいたします。 救急搬送の困難事案の近隣自治体の状況についての御質問ですが、搬送困難事案については、総務省消防庁で集計している各県庁等の所在地を所管する消防本部の週単位での報告との比較となります。 千葉市での令和4年3月から令和5年1月までの搬送困難件数は、令和元年の同時期と比較して約2.3倍となっております。先ほど市長答弁でお答えした令和4年と令和元年の富里市の約2.2倍と比較しても同程度の状況であり、県内の状況については医療機関への紹介件数や現場滞在時間の違いはあると思われますが、ほぼ同程度ではないかと推測されます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) 分かりました。富里市が特別多いというわけではなくて、または逆に少ないのかなと思ったんですが、千葉市、大きな町と比べたりすると似たような感じだというのは分かりました。 救急搬送を受け入れる救急医療機関である総合病院は、私の認識としては富里市は結構恵まれているのではないかなと。近隣に大きな病院があります。そういう面では、富里市は2.2倍、2.3倍と今伺いましたが、そういう環境的には恵まれているのかなと思うんですけど、私の認識、そう思うので、消防署のほうは認識いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 救急搬送受入れ総合病院が複数あるため、恵まれた環境と認識してよいかとの御質問でございますが、令和4年中の救急出動件数は2,754件、このうち医療機関への搬送人数は2,303人で、市内及び印旛郡市等の医療施設への搬送については2,205人、95.7パーセントとなっております。このうち、成田富里徳洲会病院、成田赤十字病院、国際医療福祉大学成田病院への搬送人数は合計で2,015人、約87.5パーセントとなっております。 千葉県内の他の地域とは受入先の医療施設の規模や道路の状況などが異なるため単純な比較はできませんが、富里市においては市内及び近隣に比較的規模の大きな病院があるため、搬送時間及び帰署時間の短縮に大きく貢献していただいていると認識しております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) そうしますと、富里市に隣接している大きな三つの病院、今挙げていただいた87.5パーセントと9割近くということで、そういう面でも比較的少し安心というか、恵まれた環境かなというふうに再認識しました。 とはいえ、救急困難事例も増えていることなので、やはり、とはいえ心配なのが、(2)のほうに移るんですけど、救急隊員の皆さんの負担です。 (2)の御答弁では、業務負荷がやはり相当増しているようですね。そうではないかなと思っておりました。 今後職員を、令和5年からですか、増員して労務管理をしっかりするということでした。 コロナに関しては、3年にわたりまして、長期間のコロナ感染の対応で肉体的にも精神的にも疲労の蓄積があると思います。今後、5月からの感染症の分類が5類に移行します。3月からはマスクの着用の運用が見直しとなります。 過去の例からしますと、このやり方が私悪いとは思いませんが、国の方針ですから、ただ緩和されますと一気に感染が拡大する心配があります。 今まで以上に、この労務管理、人員配置、今でさえ消防署の職員の方が少ないのではないかという懸念の声もあるくらいなので、この辺の準備、労務管理とそれから人員配置、これが大事かと思いますが、御認識を伺います。 ○議長(野並慶光君) 山室消防長。 ◎消防長(山室俊夫君) お答えいたします。 消防職員の労務管理と人員配置についての御質問ですが、新型コロナウイルスの今後について国の指針として、令和5年5月8日から感染症法上の位置づけが第2類から第5類に移行し、またマスク着用についても同年3月13日以降、個人の判断に委ねるといった指針が示されたところです。 救急搬送における運用の急激な変更については、全国の消防において過大な負担が発生することから、令和5年2月1日に全国消防長会において、保健所等の搬送先医療機関の調整の継続などについて緊急要望されたところです。また、令和5年1月25日付、消防庁より「救急隊員の適正な労務管理の徹底について」が通知され、職員の負担軽減について例示がなされております。 人員確保については、令和5年4月から職員定数を増員し、出動態勢の強化に取り組んでいるところでございます。職員の過労、心労、労務管理も引き続き配慮するとともに、職員の感染予防態勢に万全を期し、人員の確保など、安定した消防体制の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) ぜひその方向でよろしくお願いいたします。 新聞報道等によりますと、救急車両の横転事故の記事がありました。それから、搬送中の接触事故などの心配の記事もあります。職員の方の市民の生命、安全を守っていただく消防職員、救急隊の皆さんの負担軽減をよろしくお願いしたいと思います。 と申し上げて4のほうにいきます。 子育て支援についてですね。学童施設充実について、まず御答弁いただきました。 富里小、七栄小で整備が進んできたとのことで、これまでの議会の中でも経緯を伺っております。学童充実の必要性、特に七栄地区周辺ですね、過去からたくさんの、私も含めいろんな議員の方からも指摘がありました。今回進展していることは確認できましたのでとてもよかったです。 そこで伺いたいんですけど、今後七栄小、富里小において、地域において、公設公営の学童クラブが二つ、民営が二つ、四つになりますね。四つの学童が二つの小学校に存在すると。それぞれ児童が過ごす空間、施設、設備等に若干差があります。空き教室等を利用する場合もあれば、専門にこれから、答弁もありましたけど、きちんと予算を取って4月から新築で建てるところもあります。それから、民間と公設で利用料金に差もあります。 子供たち、子育て世帯の家族ファースト、一方では人口ビジョンとか、子ども・子育て計画で見ると、少子化のことが読まれてきます。見方はいろいろあるんですけど、この四つ、子供たちが一番多いこの地域に、二つの学校に四つの学童、これ今後どのように整備されていくのか、その方針を伺いたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 富里小学校、七栄小学校の各地区におきましては、四つの学童クラブが現在存在しておりまして、それぞれの施設の差、あるいは利用料金の違いなどもありますが、それらを踏まえて、またその上でこれからの少子化も踏まえまして、どのように整備していく方針かとのお尋ねでございますが、まずはそれぞれの施設の差といたしまして、教室を利用する形や、あるいは専用の建物であるなど、出入口や手洗い施設の個数などによりまして使い勝手が異なることは多々ございますけれども、児童の健全育成に必要な機能はどの施設においても備えていると考えております。 また、利用料金の差といたしまして、公営と民営では利用可能な時間帯や曜日に違いがございまして、サービスの内容が異なりますことから、料金に差が生じているものでございます。 今後の整備の方針につきましては、市内小学校全体の児童数は減少傾向にございますが、富里小学区、七栄小学区における学童施設の利用ニーズは今もなお高いものと考えております。今後も民間事業者の協力を頂戴しながら、利用児童数の推移、あるいはそれぞれの学校施設の利用状況を踏まえまして、必要に応じた学童施設の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) よく分かりました。 私、ちょっと心配してはおりましたが、一応児童の健全保育に関する機能は全て満たしていると、最低限の条件、最低限というか大丈夫だということで安心しました。四つあるということではありますが、サービスの内容も違うので、選ぶのは親御さんなり両親なり、親権者なので、それは任せるべきだということですね。ただ、富小と七栄小においては、今後もお子さんが減らないであるので充実するということだと思います。 都市計画上の市街化区域は、七栄地区、葉山地区に広くまたがっておりますが、この市街化区域内の、特に七栄地区の農地、市街化区域の農地が宅地としての活用が今活発になってきておりますね。一戸建てが建って、そこには若い家族が住んでお子さんがいると、私の住んでいる目の前は全部そうなんですけど、若い世帯が住んで子供たちを育てやすい環境、これはとても大事です。ぜひ、今御答弁のように整備いただくようによろしくお願いいたします。要望します。 2に移ります。2は放課後子ども教室の充実です。 これに関しては、ちょっとお待ちください。ここに関しては、令和4年度までは三つの、浩養小、第一小、根木名小だったんですね。これがたしか私の記憶で年数回です。これがやったということなんですけど、御答弁では富里小学校でモデル事業として実施して、今後全ての、私が以前希望したとおりなんです、全ての小学校で放課後子ども教室をやると言っていただいて非常によかったです。 ただ、今までこの教室は三つの比較的小さな小学校だったので、受入れも少人数だったんですね。年に数回なので、それほどの負担ではなかったんですけど、今回富小は、生徒数が市内で一番多い小学校で、それなので今度南小とか日吉台に行くにおいても、モデル事業にしたんだと思うんですね。 モデル事業で課題が見えたと思います。モデル事業から課題が見えて、今後どうやって工夫して市内全域に広めていくか。例えば、対象学年はどうするのか、プログラムは何を提供するのか、また多数の場合は、子供たちの集中力を維持するのもなかなか大変で、私もちょっとお手伝いしましたが、コントロールがなかなか大変ですね。5年、6年のお子さんたちは結構大人で冷めたような感じもあるし、1年生はまだ学校に慣れていないし、3年ぐらいからちょっとやんちゃというか、反抗期が出てくると、なかなか難しい、人数が多いと。ということで、モデル事業から見えた課題と今後の工夫についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 井上議員の再質問にお答えいたします。 放課後子ども教室を運営していく上での課題や改善点についてでございますが、富里小学校におきまして、放課後子ども教室をモデル事業として令和4年4月と5月の約2か月間、全学年を対象に募集し、実施いたしました。 モデル事業から見えた課題につきましては、全学年を対象として実施となると、低学年と高学年では興味を持つことが異なること、体力面でも大きな差があることなどが見えてまいりましたことから、地域コーディネーターとともに活動内容について検討を重ねてまいりました。令和5年度は全ての小学校での実施を予定しておりますので、モデル事業からの課題や改善を踏まえて、学年ごとに活動内容や実施日を設定するなど、一人でも多くの子供たちが参加できるように工夫し、これまで実施した作成活動やスポーツ体験に加えて、英語に触れ合う体験を取り入れてまいりたいと考えております。 放課後子ども教室を継続的に実施するためには、地域の方々やボランティアの皆様、運営委員の御協力が大変重要となることから、地域が一体となって実施できるよう取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) ぜひその方向でよろしくお願いします。 今、部長御答弁あったように、コーディネーターで、調整役、各小学校でお一人かな、いらっしゃる、設置したということなんですけど、コーディネーターの方の役割が非常に大きい。それから、ボランティアの方、やっぱりやってくれる地域の方のボランティアの積極的な参加というのは非常にキーだと思うので、ぜひ、そのとおりだと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 それと、私からちょっとお願いでもあるんですが、学童クラブと放課後子ども教室、学童クラブも全部の小学校にあると。放課後子ども教室も全部の小学校に今度できると。この違い、父兄の方が結構ごったになっているのではないかと思うんですね。 福祉、子育て環境を整備する福祉側面での学童クラブと、教育委員会の所掌する放課後子ども教室と一緒ではないので、これもやっぱりボランティアの方とか親御さんにちゃんと理解いただくことが大事だと思いますので、それも併せてよろしくお願いいたします。 では、5番に移ります。富る里応援寄附金の課題についてです。 市税の減収に対して、令和4年度にどういう対策されたかということです。 減収となっているけども、さっきの御答弁だと何かもう前年より12万円ほどアップしているということで、富る里応援寄附金に関しては右肩上がりで今来ているんだというようなイメージの、よかったなと思いますが、ただちょっと申し上げたいのは、市は今まで工夫してこられて、出たり引っ込んだりいろいろあるのは理解しているんですが、ふるさと産品も増やしておりますが、令和4年度のときに私が伺ったときは約3,000万円余り超の減収となっておりました。 そのとき私から、ふるさと産品の競争ではアワビ、サザエ、牛肉などのブランド産品のある自治体との競争はなかなか厳しいと。そこで、物ではなく体験型、共感型、さっき御答弁に共感型という言葉もありましたが、そういったものを提案しました。また、とみさとファンクラブの皆さん、今4,000名以上いらっしゃるので、こういう方とか富里市の出身者、富里市にゆかりのある方の経由もですね、口コミなど、こういったことの口コミなどを提案しました。取り組んでいくという御答弁をいただいております。 それから、また一方、国がつくった仕組みそのものが、私のほうからですね、もう崩壊しているので、仕組みそのものが崩壊しているので、いっそ国へ廃止または大幅な見直しを要望したらどうかと主張したところ、現状のルールに従って努力していくというお答えでした。今回の御答弁だと19点の返礼品を追加したということでした。 伺いたいんですが、もちろん税収が減収になった分は交付税として補填されるということは理解しております。あえてそれでも伺いたいんですが、今後もやはりこの産品を増やすことで、御答弁では共感を得られるようにという言葉がありましたが、やはり令和4年で見ると、産品は19点増やしたしか見えないんですね。このままいくんでしょうか。伺います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 井上議員の再質問にお答えいたします。 返礼品の追加で、この課題に取り組んでいくのかとのお尋ねでございます。 返礼品の充実につきましては、課題解決の一つの方法として今後も必要と考えておりまして、魅力のある返礼品などの追加については努めてまいりたいと思います。また、あわせまして、寄附いただける方に共感が得られるような事業などにつきましても、今後検討を重ねてまいりたいと思います。 より多くの方々に本市を応援していただくためには、様々な方法で本市を知っていただく必要があると考えております。寄附を募る方法につきまして、引き続き検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 井上 康君。 ◆(井上康君) 引き続き考えていただく、それから共感型を考えていただけるということでした。 私、これもう10回以上、富る里応援寄附金に関しては質問しております。もうこれ以上伺う予定はないんですが、ぜひ今の御答弁を信じて期待したいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで井上 康君の質問を終わります。 明21日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明21日は、午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後3時51分 散会             …………………………………...