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09月15日-04号

  • "吉田小学校屋内運動場改築事業"(/)
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  1. 匝瑳市議会 2016-09-15
    09月15日-04号


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    平成28年  9月 定例会          匝瑳市議会平成28年9月定例会議事日程(第14日)                      9月15日(木曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問  17番 苅谷進一君   9番 日色昭浩君   6番 林 明敏君   1番 宮内康幸君   4番 椿 日出男君3 散会---------------------------------------出席議員(20名)     議長  栗田剛一君       副議長  行木光一君     1番  宮内康幸君        2番  都祭広一君     3番  増田正義君        4番  椿 日出男君     5番  平山政利君        6番  林 明敏君     7番  山崎 等君        9番  日色昭浩君    10番  川口健男君       11番  武田光由君    12番  小川博之君       13番  石田加代君(早退)    14番  浅野勝義君(早退)   16番  佐藤 悟君    17番  苅谷進一君       18番  田村明美君    19番  佐瀬公夫君       20番  石田勝一君---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        藤崎俊一    次長          増田善一 主査          川島誠二    書記          渡辺 浩---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         角田道治君 病院事業管理者     菊地紀夫君   会計管理者       石橋孝子君 秘書課長        大木寛幸君   企画課長        太田和利君 総務課長        宇井和夫君   財政課長        市原 繁君 税務課長        山下愼一君   市民課長        塚本貢市君 環境生活課長      加瀬幸治君   健康管理課長      高橋康二君 産業振興課長      作佐部勝美君  都市整備課長      佐藤雅美君 建設課長        椎名 満君   福祉課長        大木進一君 高齢者支援課長     塚本 優君   市民病院事務局長    日下 潔君 教育委員会教育長    二村好美君   教育委員会学校教育課長 有田 光君 教育委員会生涯学習課長 水口 孝君   農業委員会事務局長   佐久間三喜男君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(栗田剛一君) おはようございます。 これより、去る9月8日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。 なお、本日ただいまの出席議員数は20名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(栗田剛一君) 日程第1、日程に従いまして、これより一般質問を行います。 ここで申し上げます。本定例会の一般質問については、議会運営委員会に諮問、協議の結果、通告のあった9名の方々を2日間の範囲とし、本日5名、9月16日に4名とすることといたしました。よって、本日の日程はそのように取り計らうことにいたしたいと思います。 この際申し上げます。一般質問については、重複する事項は避け、円滑に議事を終了することができますよう御協力をお願いいたします。また、執行部の答弁も直截簡明に行うよう要望いたします。 一般質問の発言時間については、議会運営委員会において、答弁時間を含めて60分と時間的制限を申し合わせましたので、御協力をお願いいたします。 それでは、通告により順次質問を許します。 最初に、苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔17番苅谷進一君登壇〕 ◆17番(苅谷進一君) 初めに、執行部の皆様方には、今日まで行ってきた財政健全化計画の一定の成果が出ていることについては敬意を表する次第であります。 しかしながら、大綱質疑にも出たように、これからの匝瑳市の財政を考えると他人事ではなく、執行部、議会が一体となって財政問題に対応していくことが必要であると考えます。また、政府、日銀も昨今の景気動向をなかなかコントロールできなく、苦労しているのが実情であります。 しかしながら、安倍総理が言うように、日本経済は外部環境も含めて予断を許す状況ではありません。財政健全化には理解しますが、さらなる計画の精度を高めることが必要であることを要望します。 またその上で、私が選挙で掲げた問題点を財政健全化、地方創生に生かして政策を提案、論議していく方向性をともに見出していきたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。 次に、昨今、毎日のように報道で、未成年者による犯罪や思いもよらない事件が多発しております。関係機関と連絡を密にとっていただき、未然に犯罪が起こらないよう対策をお願いしたいと思います。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問をさせていただきます。 まず第1に、財政問題から予算問題について。第2に、総務問題から議会の予算について。第3に、企画問題から地方創生について。第4に、医療問題から市民病院について。第5に、教育問題から教育行政について。第6に、環境衛生問題からごみ処理施設についてお伺いいたします。 それでは、第1に財政問題から、平成29年度の予算編成に向けたことについて質問いたします。 まず初めに、平成29年度の予算編成に当たり、基本的な方針をお示しください。次に、基本的な大きな事業があるのかどうかを含めた予算規模をどのように考えているのか、御説明いただきたいと思います。 第2に、総務問題から、議会の予算についてお伺いいたします。 初めに、議会研修費についてお伺いいたします。研修費を使用する場合の使用規約や使用に関する内容規約をお示しください。 次に、政務活動費の取り扱いについてお伺いいたします。活動費の内容については各自が把握していると思いますが、その後どなたが監査チェックをしているのでしょうか。確認をお願いいたします。 第3に、企画問題から地方創生においてお伺いいたします。 地方創生に関する国の予算が随時公表されているかと思います。本年度、国の新たな予算についてお示しいただきたいと思います。 次に、匝瑳市版CCRC構想についてお伺いいたします。現在までの事業に向けた飯倉駅前地区まちづくり協議会の今日までの内容、状況を報告していただければと思います。 次に、第4に医療問題から市民病院についてお伺いいたします。 まず初めに、病院の運営財政問題についてお伺いいたします。病院における健全化計画の進捗状況をお知らせください。 次に、医師確保問題について答弁をお願いしたいと思います。 最後に、病院の建てかえ問題についてお伺いいたします。まず、国保匝瑳市民病院新改革プラン及び建替整備検討委員会についてお伺いいたします。現在までの内容を報告していただきたいと思います。 第5に、教育問題から教育行政についてお伺いします。 6月議会でも申し上げましたが、法改正に伴い教育委員会における事務及び管理の形態が変わっているのは理解します。そこで、お伺いしたいのですが、法改正前は教育長の職務代理者はなかったと思います。現在平山氏になっているかと思いますが、教育長の職務代理者はどなたが決定されたのでしょうか。 また、我々議会に改正前後の人事は告知があったのでしょうか。教育委員としては理解しておりますが、改めて告知があったかどうか確かめさせていただきたいと思います。 また、仮に教育長に何かあった場合には、権限と報酬も移譲されることになるのでしょうか。お知らせいただきたいと思います。 次に、先般報告されました平成27年度の点検・評価報告書によると、内容について機能面で実質的に機能しているかと疑問に思われる点があるので、確認をさせていただきたいと思います。 まず1点目は、報告書の中に、現在全国的に問題になっているいじめや自殺に触れている文言がありません。その点についてはどのようになっているのか、お知らせいただきたいと思います。 次に、学校給食について、報告書では安全・安心で充実した内容の献立が提供できたとありますが、どういった分析をもとにこの報告を検証し、結論を出したのでしょうか。お答えいただきたいと思います。 次に、第6に環境問題から、広域ごみ処理施設についてお伺いいたします。 6月議会でも申し上げましたが、広域ごみ処理施設の資金計画はどのようになっているのかお知らせいただきたいと思います。 次に、この計画にかかわる本市の負担割合について、本市はどのように考えているのか。また、今後本市はどのように対応していくのかをお知らせいただきたいと思います。 次に、中継施設の資金計画と中継施設にかかわる事業計画による予算はどのくらいかかるのか。また、その中継施設の予算はどのように調達するのかをお知らせいただきたいと思います。また、今、松山地区における地元協議の状況をお知らせいただきたいと思います。 以上で私の登壇質問を終わります。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、平成29年度の予算編成についてのお尋ねでございますけれども、歳入面では、地方交付税において普通交付税の合併算定替の縮減率が拡大されること、そしてまた総務省における概算要求においても、平成28年度予算額に対して4.4%の減額要求となっております。また、市税につきましても大きな伸びを見込めないことから、一般財源の確保が厳しい状況になることが予想されます。 歳出面では、学校施設などの大規模な施設整備は終了しましたが、少子高齢化の進展による扶助費の増加、公債費、特別会計への繰り出しの増加が避けられない状況にある中で、匝瑳市総合計画後期基本計画や、匝瑳市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた地方創生への取り組みを積極的に推進する必要が重要であると考えております。 このためにも、匝瑳市財政健全化計画を着実に推進し、持続可能な財政基盤の確立と市民福祉の向上を目指した予算を編成してまいる所存であります。 次に、地方創生についてお答えさせていただきます。 まず、地方創生に関する国の予算についてのお尋ねでございますが、国の平成28年度当初予算においては地方創生推進交付金1,000億円を創設し、地方版総合戦略に基づく地方公共団体の自主的・主体的で先導的な事業を支援するとしたところであります。 国の第2次補正予算案では、地方創生拠点整備交付金900億円を計上しております。この交付金は、未来への投資に向けた地方創生推進交付金として、地方版総合戦略に基づく地方公共団体の自主的・主体的な地域拠点づくりなどについて、地方の実情を尊重しながら施設整備等の取り組みを進めることを目的としております。 また、国の地方創生に係る平成29年度予算につきましては、地方創生推進交付金1,170億円を初め、1,205億7,000万円が概算要求されております。今後、これらの交付金の対象事業の検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、匝瑳市版CCRC構想についてのお尋ねでございますが、生涯活躍のまちを実現するための具体的な内容は、事業主体であります社会福祉法人九十九里ホームが設置いたしました飯倉駅前地区まちづくり協議会において、検討が進められております。 まちづくり協議会につきましては、今月までに5回の協議会が開催されるとともに、有識者による講演会や住民アンケートを実施したと伺っております。 また、地域再生法に基づき、生涯活躍のまちを推進するためには、国に地域再生計画を申請し認定を受ける必要があります。そのため、本市では庁内に匝瑳市生涯活躍のまち基本計画等策定委員会を設置し、地域再生計画等の策定に係る検討を始めたところであります。今後、国との事前協議等を進めてまいりたいと考えております。 次に、市民病院についてのお尋ねでございますけれども、私のほうからは病院建てかえ問題についてお答えさせていただきます。 病院の建てかえにつきましては、新改革プラン及び建替整備検討委員会で検討していただいております。 検討委員会につきましては、6月9日に第1回の検討委員会を招集し、12名の委員の御出席のもと、検討を開始していただいたところであり、現在まで2回委員会が開催されたところであります。今後、検討委員会において十分に議論をしていただき、その答申を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 次に、広域ごみ処理施設についてのお尋ねでございますが、まず広域ごみ処理施設の資金計画につきましては、本年6月定例会でお答えしたとおりでございますが、他の自治体の例で見ますと、前払い金や中間払いなどを低く抑えた支払い条件で入札公告した事例もございます。 工事竣工までの資金計画等に支障を来さないように、東総地区広域市町村圏事務組合、以下、組合と申し上げますが、この組合と引き続き十分協議をしてまいりたいと考えております。 負担割合につきましては、構成市の企画財政担当課長による一般廃棄物処理施設建設費及び管理運営費に係る負担金制度等検討会議において、見直しについての協議をしております。8月2日に、負担金制度検討会議が開催され、その席上で今後の協議の進め方、現在の概算事業費と負担金による対象事業、資金調達方法等について協議が行われたという報告を受けております。 次に、松山地区に係る中間施設の資金計画については、現状では各市の予算が明確にはなっておりませんが、循環型社会形成推進交付金や起債を活用しながら、資金計画に支障を来さないよう組合と協議してまいりたいと考えております。 最後に、中継施設に関する地元協議の状況についてのお尋ねでございますけれども、平成27年度に開催をいたしました松山、木積、富岡、牛岡地区の住民の方々との説明会では、搬入車両による交通の関係、施設の環境整備などについての御意見、御質問をいただいておるところでございます。 平成28年度においては、地元の松山清掃工場周辺住民連絡協議会の役員改選があったことから、改めてこの協議会役員の方々へ中継施設の設置計画についての説明を行い、意見交換会を実施しております。 引き続き組合及び市において、施設周辺の環境対策等について十分配慮した検討を行い、地元住民の皆様の御理解が得られるよう努めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては病院事業管理者並びに教育長、関係課長から答弁申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは医師確保の状況についてお答えを申し上げます。 現在、千葉大学循環器内科より4月から半年間、内科医師を1名派遣していただいておりますが、9月末で退職予定となっており、後任の派遣予定はない状況です。旭中央病院からの内科医師につきましては、引き続き週1回木曜日に外来勤務をしていただいております。 そのほか、千葉県の医師不足病院医師派遣促進事業を活用して医師派遣について進めており、交渉を進めております地域医療振興協会からは医師派遣について検討しているとの回答をいただいておりますので、引き続き交渉を続けてまいりたいと考えております。 個別医師の確保につきましては、紹介業者を介して消化器外科医1名と交渉中でございまして、近日面談を予定しております。 引き続き、千葉大学、旭中央病院へ医師の派遣及び充実のお願いをするとともに、自治医大卒業生の派遣会への要請の継続、そして国・県への要望事項として医師確保をお願いしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 苅谷議員の御質問につきましてお答え申し上げます。 まず、教育長職務代理者につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、以下、法と申し上げますが、第13条第2項の規定に基づき、4月1日の臨時教育委員会会議におきまして、教育長の私が教育委員の中から平山孝雄氏を指名し、他の全委員の承認をいただき決したところでございます。 なお、告知につきましては、今回の指名は新たな教育委員ではなく、任期中の委員からの教育委員会内での人事でございましたので、県教育委員会への報告と、当市を除く県内53市町村教育委員会へのメール配信及び市内幼稚園、小・中学校、県立学校並びに警察等への関係機関への通知をしたところでございます。 また、教育長職務代理者の権限と報酬についてのお尋ねにつきましては、法第14条第5項に規定されているとおり、職務代理者は教育長の権限に属する一切の職務を行うものでありますが、服務につきましては同法第12条第2項で規定する非常勤職員のままであることから、報酬については教育委員と変わるものではございません。 次に、点検・評価報告書の内容についてお答え申し上げます。 いじめや自殺問題については、個人情報にも深くかかわることが懸念されますことから、報告書への掲載については今後慎重に検討してまいります。 また、給食についての御質問ですが、施設・設備及び給食従事者の衛生管理、食材の納入管理、調理方法等が衛生的に適正に行われ、その結果、安全・安心な給食が提供できたものと考えております。 献立につきましては、学校給食摂取基準に沿って、主食には米飯だけでなくパンや麺を使用するとともに、和食以外にも洋食、中華などいろいろな料理を取り入れ、また季節を感じられる行事食などバリエーション豊かな給食を提供してまいりました。 今後も、児童生徒のアンケート結果や栄養士による学校訪問等を通して、充実した献立になるよう努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) 私からは、議会の予算につきましてお答えいたします。 まず研修費の使用内容についてのお尋ねですが、申し合わせ事項には視察について次の5項目を定めてあります。 1つ、視察先は地方公共団体等とする。2つ、視察は各会派、委員会などで行っても、その取り扱いは議員個々に行ったものとする。(政務活動費使途基準による)。3つ、議会運営委員会の視察は、職員1人が随行するものとする。4つ、特別委員会等の視察は、職員が随行するものとする。5つ、視察の申請に当たっては、所定の様式に従い詳細に記載するものとする、とされております。 次に、政務活動費の収支報告書のチェックについてでありますが、議員から提出されました収支報告書は、まず事務局において審査をさせていただいております。その際の視点といたしましては、法令等、特に条例別表に定められた10項目の経費区分に合致するか、また取扱要領に定められた交付金の使途に反しないかを特に留意しているところでございます。 ここまでの監査チェックとしましては、議長決裁を除けば職員だけが関与している状況でございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) それでは、財政健全化計画にのっとった決算成果との御質問でございますが、経営健全化計画成果のうち、救急患者の受け入れ強化につきましては、昨年度と比較し、4月から7月末まででございますが75件、12.3%受け入れ患者数が減っております。 昨年度数字での達成状況は約640万円の削減にとどまっておりますが、今年度は土地売却収入の増及び費用の削減で5,000万円以上の改善を目標としております。 今後につきましては、平成28年度に策定いたします新改革プランの中で経営の効率化について検討していく予定でございますので、平成29年度以降は新改革プランに基づき、経営の健全化を図ってまいりたいと考えております。 次に、新改革プラン及び建替整備検討委員会の進捗状況についてでございますが、検討委員会につきましては8月18日の第2回の検討委員会では、事務局から千葉県地域医療構想の概要、市民アンケート及び医療機関アンケートの集計結果について御報告させていただきまして、その上で配付資料に基づき議論をしていただきました。 その中で、建てかえ整備に関するものといたしましては将来の病院基本機能、将来の病院病床機能、病床数などについて御意見をいただいたところでございます。それらの検討委員会でいただきました御意見に基づき、病院内部で検討し、今後素案を策定して次回の検討委員会に提出し、検討していただく予定となっております。 第3回の検討委員会は9月29日に開催を予定しております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) それでは、市長答弁に補足させていただきます。 初めに、来年度予算の規模についてのお尋ねでございますが、平成27年度策定いたしました実施計画における平成29年度の新規事業といたしましては、総務関係では栄地区への津波避難タワーの設置事業や、教育関係では学校施設の長寿命化のための小・中学校長寿命化・大規模改造事業、生涯学習センター多目的ホール改修事業などがあります。 平成28年度で、吉田小学校屋内運動場改築事業アリーナ改修事業などの比較的大きな事業が終了することから、予算規模といたしましては、現段階では143億円から144億円台になるのではないかと見込んでおります。 次に、広域ごみ処理施設の資金計画についてでございますが、他の自治体の例を申し上げますと、6月議会でも御答弁させていただきましたが、東京都町田市が本年5月に実施しました熱回収施設等整備運営事業に係る入札公告で、施設整備費の予定価格が292億円という事業費に対して、前払い金は2億円を限度として、当該年度の出来高の4割以内と定めております。 また、神奈川県海老名市における高座清掃組合が昨年8月に行ったごみ処理施設整備運営事業における入札公告では、施設整備事業費の予定価格が181億2,000万円の事業費に対して、前払い金は契約金額の4割を超えない範囲とし、最高限度額は5,000万円と定めております。 以上のように、資金計画を考慮し、前払い金をかなり低く抑えている団体もありますが、余り厳しい条件では業者の入札参加意欲を妨げることも考えられますので、このような状況にも十分考慮する必要があると考えております。 また、広域ごみ処理施設の財源につきましては、循環型社会形成推進交付金のほか、3市が東日本大震災の被災団体として指定されており、震災復興特別交付税の対象となります。したがいまして、一般財源は全体の2.5%から3.4%とかなり有利な財源を活用することができます。 しかしながら、交付金や震災復興特別交付税が歳入されるまでの資金繰りは重要でありますので、資金計画に支障を来さないよう、他の自治体を参考にしながら十分検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 教育長の答弁に補足させていただきます。 平成27年度の市内小・中学校のいじめと自殺に関する発生件数についてお答えいたします。 平成27年度のいじめの発生件数ですが、小学校が48件、うち解消されているものが45件、一定の解消が図られ、経過観察中のものが3件でございます。また、中学校では14件の報告があり、うち解消されているものが10件、一定の解消が図られ、経過観察中のものが4件で、小・中学校を合わせると62件のいじめが報告されています。 なお、市内小・中学校における自殺はございません。 以上です。
    ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) それでは、私から広域ごみ処理施設の資金計画についての御質問について、市長答弁に補足をさせていただきます。 8月2日に開催されました企画財政担当課長会議の協議事項でございますが、負担割合の見直しについては、現在各市の意向調査により見直し案を作成することとされております。 本市においては、現行の均等割20%、人口割40%、処理量割40%について、建設費、管理運営費の双方とも均等割と処理量割で統一すべきと考えております。また、均等割の比率をなるべく少なくし、処理量割に重点を置いた割合で協議をしていきたいと考えております。 なお、負担金の負担基準につきましては、東総地区広域市町村圏事務組合負担金条例に規定されておりますので、案が決定された後、組合議会に上程されるということになります。 次に、概算事業費については約236億6,000万円が示されておるところでございますが、その負担金の対象となる事業といたしまして、建設費の負担金では焼却施設建設費、最終処分場建設費、中継施設建設費、附帯工事費とされ、管理運営負担金では焼却施設管理運営費、最終処分場管理運営費、中間施設管理運営費とされているところでございます。 なお、附帯工事費、既存焼却施設撤去費や地元貢献策に係る事業費などについては今後協議が必要とされているところでございまして、現在の概算事業費には含まれてございません。 次に、資金調達方法について、循環型社会形成推進交付金を差し引いた残りの事業費の財源措置につきましては、再度、各市財政担当者で起債等について調査の上、協議をすることとなっております。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 詳細な答弁、ありがとうございました。 それでは、随時今の答弁に対して確認をさせていただきたいと思います。 まず第1に、先ほど市長答弁の中にあった普通交付税の合併算定替の軽減率が拡大されたとあります。 財政課長、これ、どのくらいになったのか、ちょっと説明してください。簡単で結構です。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 普通交付税につきましては平成28年度から縮減が行われておりまして、今年度が10%の削減、平成29年度が30%の削減となります。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 課長、実質的にうちに及ぶ金額の影響額で言ったら、大体どのくらいになりますか。大体で結構です。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 平成28年度ベースでいきますと、合併算定替が約3億9,000万円ほど影響額があります。 それで、今年度が3,800万円の影響額。来年度は3割ですので、1億2,000万円程度になるということを見込んでおります。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 先ほど市長答弁の中で、平成28年度の国の予算で4.4%というのは、いわゆる国家予算も若干減ってくるのかなと思うわけでありますが、そういう解釈で、財政課長、よかったでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) そのとおりです。 失礼しました、平成29年度の影響額は9,574万6,000円です。申しわけありませんでした。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) これから、市長答弁の後に財政課長からも説明ありましたけれども、国のほうも一応ヒアリングをして決定していくということであります。 その中で、生涯学習センター多目的ホールの改修事業とか、小・中学校長寿命化・大規模改造事業とありますが、対象事業は次年度の大きな流れの中でどのくらいの規模で考えているのか。対象物がわかれば教えていただきたいと思います。わかる範囲で結構です。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) まず、小・中学校の長寿命化・大規模改造事業につきましては、来年度は調査費ということで、事業費的には1,400万円程度を予定しております。 それと、生涯学習センターの多目的ホールの改修事業費につきましては2,580万円程度が予定されております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) これ、生涯学習課になることなので別に答弁は結構ですけれども、利用があるからこういうことになるのだろうなというふうに理解しております。 いずれにしても、財政が緊縮になっていくのは目に見えておりますので、その辺は配慮していただきたいと思います。 そこで、総務課長、ちょっとお伺いしたいんですけれども、議会費は議会事務局長あわせて当然のことなんですけれども、平成29年度の予算についてはまだ正確には確定していないと思うんですが、前からいろいろ話されています議会の中継。これがライブで、インターネットのパソコンではなるんですけれども、スマホとかでは見られないんですよね。前に一度話題になっていると思うんですけれども、この情報公開社会において当市の開示義務が、一般のインターネット以外のスマホとか、外部の人がやっぱり傍聴になかなか来られないじゃないですか。そういう論議をしたと思います。 その中で、来年度そういう予算を組んでいただけないかなと思うんですが、総務課長、どうですか。 ○議長(栗田剛一君) 宇井総務課長。 ◎総務課長(宇井和夫君) ただいまの件につきましては、議会のほうと協議をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 市長を含めて、一応こういう情報社会ですから、やっぱり今、広報そうさとか議会報でしか市の行政の発信場所はないと思っております。 ましてや、重要案件がこれから随時出てきますので、その辺市長を含めて執行部で再度検討していただき、この議会の状況をつぶさに市民に報告できるような状況をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、私が通告したからじゃないでしょうけれども、富山県でも今、政務活動費とかすごい市費の活動、また東京の豊洲の問題ということで、いろいろな行政に関する問題が昨今話題になっているのは事実であると思います。 そこで確認をしたいんですが、今回議会の研修として先ほど事務局長から答弁ありましたけれども、事務局長、私が聞いたのは、じゃ宿泊するのに幾らかかって交通費は、例えばですよ、グリーン車は使ったらだめとかそういう規約のことを聞いているんですよ。これは、先ほどおっしゃったのは内容であって、私は使用するのにどういう使用制限があるかを聞きたいんですけれども、それを答えてもらえますか。 いわゆる宿泊代は幾ら、特急は使ったらだめ、特急はまあいいんでしょう、新幹線だから。例えばグリーン車は使ったらだめ、金沢に今度研修に行かれるそうですから、もちろんグランクラスは使わないと思うんですけれども、そういうのはどういう規定があるんですか。それを聞いているんです。 研修に関しては、たしか規定はないはずですよ。政務活動費に係ることはあると思いますけれども。それを確認をお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) それではお答えいたします。 旅費に関しましては、鉄道運賃につきましては新幹線等支給することができます。あと、宿泊につきましては上限が1万4,800円となっているところでございます。あとは旅費に関する条例等に定められた範囲で支給ができるということで承知しております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) そのままいてもらっていいですよ。 私が何を言いたいかというと、一応この間金沢に行かれる研修に関しては、事務局御存じのように最初の段階で代表者会議でそういう案があって、その場で事務局長立ち会いのもとにやったと思うんですが、この研修に関しては当初代表者会議の中で、一応先方の状況も確認した上で、鋭意調査してから決めようというふうにやって散会したわけであります。 その時点では、議長、副議長には一任しておりませんが間違いないですよね。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) 苅谷議員おっしゃったとおりでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 実際、これはその後の集まりの中で、議長、副議長が決めたことだからそれでやらせていただきますという発言がありましたよね。間違いないですか。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) これにつきましても、おっしゃるとおりでございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) それなのに、今回の事務局立ち会いのもとに、研修においては、その時点で実質的に公表があったのはシェア金沢に行くだけだという開示だったですよね。間違いありませんよね。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) その点につきましても、おっしゃるとおりでございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 私はあの時点で行かないと申し上げたのは、1泊2日なのに研修場所が1カ所であって、これは公共的な要素のある場所ですけれども、それで行けと言われたって合意できるわけがないじゃないですか。 それなのに、事務局はあの時点で立ち会いしていたと思うんですけれども、ここにおられる共産党の田村議員は、じゃ我々は行きませんと言ったときに何と言ったと思いますか。じゃ、行かないなら結構です、予算は使ってきますからと。こういうことを言ったわけですよ。     (「ええ、うそを言わないでください」と呼ぶ者あり) ◆17番(苅谷進一君) これは間違いない事実です。     (「うそを言わないでください」と呼ぶ者あり) ◆17番(苅谷進一君) 議長、議長、うるさいです、これ。うるさい。うるさい、うるさい。議長。とめてください。     (「無礼、無礼」「行かないと言ったら協議はできませんねと言っただけですよ」「無礼な発言じゃないか」と呼ぶ者あり) ◆17番(苅谷進一君) 無礼じゃない。結構ですよ、ちゃんと証人もいますから、出るところに出てちゃんとやりましょう。 こういう政務活動費の取り扱いについて、きちっと我々議員は関知して精査しながら使うのは目途です。 それに対して、共産党の議員がですよ、代表者会議であってこんなことを言っているので、それに合意して行けるわけないじゃないですか。     (「うそを言わないでください」と呼ぶ者あり) ◆17番(苅谷進一君) うそは言っていません。どうぞ勝手に、名誉毀損でも訴えていただければ、私は対抗します。 そこまではっきり申し上げておきます。     (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 暫時休憩。 △午前10時41分 休憩--------------------------------------- △午前10時52分 再開 ○議長(栗田剛一君) 休憩前に引き続き、会議を継続いたします。 苅谷進一君のただいまの発言に関しては執行部は関係ありませんので、後で議員団で検討したいと思いますので、よろしくお願いします。 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 執行部、関係なくないんですよね。私は言っているのは、お金を使う以上はやっぱりきちっと使わなきゃならないというのが我々議員であって、執行部の管理体制だと思っています。 ですから、はっきり言って私が議長のときにこういう研修費を設けて、全体研修を始めたわけですけれども、ですからそういう、全員が行かないのであればこれは使う理由がないということを言いたいわけです。 事務局も、申しわけないけれども、何でこういう調整のとれていないのに強硬に物事を進めるんですか。事務局長、それで責任をとれるの。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) お答えいたします。 本件につきましては、議長の命のもとに執行させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) じゃ、議長の命のもとにこの研修は決められるのですか。議長。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君に申し上げます。 一般質問の相手方は執行機関であり、議長や議員に対することはできないとされております。 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) じゃ、市長、お尋ねします。こういう使い方はやっぱりよくないと思うんですが、執行機関の長として予算はやっぱり公平厳正に使うべきだろうと思いますが、市長の見解をお知らせください。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 執行部の立場といたしましては条例等に沿った形で、議会費の問題であれば議長からその書類が回ってきたときに精査をさせて、判断をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) じゃ、総務課長にお伺いします。 これ、議員の中で全部行かないんですよね。そういう状態の中で執行されても問題ないですか。 ○議長(栗田剛一君) 宇井総務課長。 ◎総務課長(宇井和夫君) ただいまの件につきましては承知しておりませんので、確認をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 先ほど政務活動費については、事務局がチェックをして、その上で精査しているということであります。前には監査役にもチェックしていただいたと思いますが、今は監査役にはチェックしていただいていないんですか。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) お答えをいたします。 収支報告書を受理して議長決裁を済ませるまでは、市の監査委員とかそういった職員以外の方のチェックは入っておらないという状況でございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) もうちょっと、今回の報道の件もありますのでチェック機能強化を、この中でそういうことをされている方はいないと思いますけれども、やっぱり外部からの何かあったときにきちっと対応できるように。 一説にはこの活動費も要らないだろうという説もありますけれども、そういう面で精査する場を事務局として再考していただけるかどうか、確認をお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 藤崎議会事務局長。 ◎議会事務局長(藤崎俊一君) ただいまの御質問でありますが、現在の条例規則の要請は満たしているものと思いますので、現状はこういうふうになっております。 この条例と規則は市長提案で……     (「検討していただけるか、いただけないかだけ」と呼ぶ者あり) ◎議会事務局長(藤崎俊一君) 調査研究をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 続きまして、地方創生とCCRCについてお伺いします。 現在までのCCRC構想については、先ほど市長答弁の中で、予算のところにも市長、おっしゃったように、積極的に予算獲得ないし進めていくと。それがこの地方創生に関する予算に関係してくると思うわけであります。 現在のところ今回の予算については、行動といいますか精査していないと思うんですけれども、今後いろんな意味で前向きに予算をとっていただくのが予算の確保に対する姿勢だと思うんですが、その辺財政課として、地方創生に関する予算と次年度の予算規模に対する、獲得する国の予算のいろんな精査をする部署は今あるんですか。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 来年度の事業につきましては、これから企画課が担当になりまして、主要個別事業のヒアリングを行います。 その中で、平成29年度からの新たな事業のヒアリングが対象になるんですけれども、今回の地方創生関係につきましては企画課が中心となって、国のほうの情報収集をしているというような状況になっております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 前向きに予算獲得に向けた行動を、前年度からどんどん動いていただいて、担当と財政課が密になるようにお願いしたいと思います。 次に、飯倉駅前まちづくり協議会の内容についてなんですが、やっぱりCCRCというのは市全体のことであります。幾ら事業者さんが協議会を立ち上げていても、やっぱり議会にも報告していただかないとしようがないと思うんです。 その点が、今の段階で全然ないんですが、事業者に対してその依頼はしていただけるのでしょうか。お願いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 飯倉駅前まちづくり協議会の状況でございますけれども、情報公開につきましては今現在、情報公開の一環といたしまして、事業主体でございます九十九里ホームのホームページのほうで内容の公表をしております。 この中に、使用いたしました資料等も含めて公表いたしておりますので、まずこちらをごらんいただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) いずれにしましても、最終的には国の予算を獲得しても議会を通すことでありますので、これは申しわけないんですけれども、私も地元のはっきり言って議員ですけれども、事業者さんから何の説明もなく、たまたま協議会に出ている方がみんな知り合いでして、いろいろ漏れ伝わっているわけでありますが、メリットだけの話しかなくてデメリット的な要素の論議はなく、出されたものに対して説明を受けているのが現状であると私は聞いております。これでは、やっぱり本来のまちづくりというのはできないんですよ。 企画の担当のほうから、事業者に対して地元代表とはいいつつ、地元並びに議会に密接にこの説明をしていただけるように依頼をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 進捗状況につきましては、今現在まだ内容といたしましては、先ほど市長答弁にございましたとおり住民アンケート等も実施しておりますので、こういった内容がまとまってある程度方向性が見えた段階で、そのような対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) いずれにしましても、やっぱり三位一体、事業者並びに執行部、議会が一緒になって精査し、新たなまちづくりをしていくべきであると思いますので、その点、十分事業者のほうには一度告知をしておいていただきたいと思います。 次に、病院の問題についてお伺いいたします。 検討委員会でいろいろ論議されていると思うんですが、検討委員会の内容は現在どういう形で我々に知らされているのでしょうか。事務局長、お答えいただきたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 検討委員会の内容につきましては、ホームページでその議事の内容、資料、それと議事録を掲載してございます。 第1回は掲載してございまして、第2回につきましては開催とその資料について、ホームページのほうに載せさせていただいておるんですが、議事録については今出席委員の皆様に確認をとって、とれ次第、すぐそこにアップする予定となっております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 非公開じゃないですよね、事務局長、この会議というのは。あくまで公開であって、市民の代表並びに執行部、それから最終的には議会が決定していかなきゃならない部分があるんですけれども、ホームページで掲載されていますではしようがないんじゃないですか。 これ、議会にちゃんと都度、書類を出していただく義務はあると思いますが、事務局長、いかがですか。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 議会への報告といたしましては、ある程度の素案がまとまった時点で全員協議会をお願いいたしまして、検討状況について御報告させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) いつも、ある程度形ができてから全員協議会なんですよ。それじゃ困るんですよ、我々は。執行部に協力する以上は、事前にいろいろな情報を開示していただかないと、協力体制がとれないじゃないですか。 ですから、申しわけないけれども随時公表するように、事務局長、執行部と確認してもらえますか。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 議会への報告につきましては、議長のほうとまた今後調整させていただきたいと考えております。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 何で私が執行部と相談してと言ったのに、議長と相談になっちゃうんですか。ちょっと局長、言っていることが違うんじゃないですか。 執行部と協議するならわかりますけれども、何で議長と相談するのか。おかしいでしょう。訂正してください。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 大変申しわけございません。こちらのほう、内部で検討させていただき、それに関しましてはまた議長のほうと調整させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 実際、御存じのように、市長も御存じだと思いますけれども東金の東千葉メディカルセンター、順調だといいつつも、一般財政のほうから大分赤字になっているのが現状でありますよね。 やっぱりいいことばかり論議していてもしようがないんですよね、こういう病院の改革問題については。きちっとやっぱり精査していくのが必要であると私は思いますので、悪い面も検討委員会で検討しているのかという部分をちょっと検証したいと思いますので、答弁は結構です。市長並びにちょっとその辺精査していただいて、今後対応していただきたいと思います。 次に、教育問題についてお伺いいたします。 教育問題の中で、先ほど告知についてはなかったということでありました。 教育長、実は我々議会に対しては、職務代理者がどなたであるかというのはやっぱり一度通達していただかないとならないかと思うんです。そのことを私は申し上げたんです。 やっぱり失礼な言い方ですけれども、我々議員は私個人が何かあっても代理は務まらないわけですけれども、権限が今回集中しちゃっていますよね、いろんな意味で。平山先生も教育界の経験者であられますから、また学校教育課長も経験されている方ですから、そういうことは問題ないかと思うんですけれども、ただ報酬とかそういう面ではちょっとギャップがあるのかなという部分があります。 こういうことは今後、ちゃんと告知を議会にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
    ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの御意見、重く受けとめたいと思います。今後の研究材料とさせていただきます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) それで、例の報告書の内容の中で私が一番ちょっと気になったのは、確かに個人情報があって、いじめとかそういう問題は出さないのはわかるんですけれども、この報告書自体にそういう文言がないんですよね。だから、それがすごい気になったんです。 昨今、世間的にいろいろな問題があって言われているのは、そういう問題が一番ですよね。そこからいろいろな、この間も埼玉県で不幸なことがあったりいろいろあったわけですけれども、そういうことに発展するので、やっぱりそういうことをきちっと検証して、この報告書には報告していただきたいと思いますが、今後いかがお考えですか。 ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの点検・評価の報告書のあり方でございますが、従前の型で今回も提出してしまいましたので、今回いじめ、自殺の表記はございませんでした。 今まで、これは事業にかかわる、いわゆる予算を伴うものということで捉えていたものですから、議員の求める資料が記載されていなかったということでございますが、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、記載の形式をちょっと検討させていただきますので、次年度からその辺工夫してみたいと思います。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 給食のところで、安全・安心で、先ほど答弁の中では出なかったですけれども、その後に充実という言葉が入っているんです。 私いろいろ、正直、自分の娘も言っていますけれども、前に比べて給食の味とかそういう評価が正直よろしくないと思われるんです。お二人、学校教育課長も教育長もいなかったときにアンケートをやったんですかと言ったら、やっていないわけです。充実したといっても、充実という判断は申しわけないけれども、生徒児童がすることですよね。 その検証をきちっとしていただきたいと思いますが、答弁をお願いできますか。学校教育課長でもいいです。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 給食センターでは、平成27年度アンケートのほうを児童生徒に対しても3月に行いました。その結果ですけれども、おいしいというふうに答えてくれた児童生徒88.8%、おいしくないが8.3%、その他が4.5%でございました。 当日の献立等にもよるかとは思いますので、今後も味等につきましても十分に充実した内容となるよう、検討を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) ほかにも、野栄の給食センターが御存じのように学校給食甲子園とか出たりということをしているわけです。 そういうことを再度、担当の方々がやることですから私からやれとは言えませんけれども、そういう努力が出ることによって、イコール給食の充実が図られるものだと思っておりますので、その点教育長を初め、担当課のほうでそういう論議をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 最後に、ごみ処理場の計画についてお伺いします。 資金計画については万全にやっているというような意味合いで捉えております。しかしながら、まだまだ予断を許す状態ではありませんが、市長、広域議会でも論議している一番の問題は、負担割合を早く決めないと、本来であれば形が決まってからやるのが筋だと思うんです。 先ほど課長からの答弁の中では、現行の人口割と均等割でいくというのが主体なんですけれども、銚子市さんが今後人口減少が一番激しく予想されるんですよね。 ですから、市長としてどういう形で、担当課が最初率先してやっていくとは思うんですけれども、当市としては処理量割を主体に論議していただかないとしようがないと思うんですがその点、財政課長、どうですか、今後の論議の中で。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 現在、広域ごみ処理計画の処理能力につきましては、各構成市のごみ量に基づいた形での能力が決まっておりますので、当市といたしましては、当然処理量割に重点を置いた負担割合になることがベストであると考えております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 今、その割合の件については数値までまだいっていないんですか。あくまで入り口の段階なんですかね、課長。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 今、各市のほうに負担割合の考え方についてアンケートをとっている段階です。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君。 ◆17番(苅谷進一君) 本市の職務、忙しいとは思いますけれども、担当課の中でも論議していただいて市長を初め、早目にどうか結論を出してください。それによって、うちの市の平成30年度以降の財政にかかわることが結構多いと思うんです。その点、十分確認をさせていただきたいと思います。 それで、震災特交に関しては、御存じのように平成33年度までにやらなきゃしようがないわけですけれども、市長、広域議会で中継施設の費用に関しては、先ほどの答弁の内容だと何かこれに含まれるような言い方だったんですけれども、実際うちの松山を中継処理施設に変えた場合は、実際稼働が始まった後の工事になると思うんですよね、実質的には。この間の広域でも論議しているやつ。 それについては、独自予算でやらないとしようがないと思うんだけれども、財政課長、どんな判断をしていますか。向こう、向こうでもいいや。 要は、震災特交を使えるのは稼働してから使えるということで、後払いでもらうわけですよね。何かさっきの答弁だと、実質的にはちょっと矛盾しているんですよね。中継施設の建設費とか中継管理運営費とか全部入っているんですけれども、ちょっと矛盾しているんですけれどもその点。わからなかったら確認してもらいたんですけれども。 というのは、独自に予算を出さなきゃしようがないじゃないですか、中継施設分は、今の議論からいくと。そうなってくると、市の財政に及ぼす影響があるので、確かにいろいろ予算を使うのはわかりますけれども、確認をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。タイムオーバーです。 答弁できるか……。     (「進行しろよ」「議事進行、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 続いて、日色昭浩君の登壇を求めます。 日色昭浩君。     〔9番日色昭浩君登壇〕 ◆9番(日色昭浩君) 御苦労さまです。 日本共産党の日色昭浩でございます。 傍聴の皆さん、御苦労さまです。インターネット中継をごらんの皆さん、いつも視聴いただきましてどうもありがとうございます。 参議院選挙が7月10日投開票で終わりましたが、安倍首相は選挙中、社会保障の充実に全力を尽くすという演説をしていました。ところが、選挙が終わったとたんに、社会保障費の伸びを抑えていくことも大変大切だと、手のひらを返したようなことを言い出し、実際、厚生労働省の社会保障審議会は次々と制度改悪の具体化に乗り出しています。 医療では、既に安倍政権は70歳から74歳の窓口負担を1割から2割へ倍増していますが、さらに今度は75歳以上も2割負担にしようとしています。 また、生活保護世帯の母子父子加算、これも再び切り捨てようというふうにしています。 さらにひどいのは介護保険の改悪です。既に要支援1、2の人については、訪問介護とデイサービスが保険給付の対象から順次外されていますが、さらに今度は要介護1、2の人たちについて、訪問介護の生活援助などのサービスを保険給付外にしようというのです。 安倍政権の計画どおりになったら、保険給付の対象になるのは要介護3、4、5の人だけ。要支援、要介護認定を受けた人のわずか34.8%になります。要支援1、2、要介護1、2合わせて65.2%の人たちは保険給付の対象から外されることになります。 さらにマスコミ報道では、要支援者、要介護者の自立を支える重要なサービスである車椅子などの福祉用具のレンタル費用の自己負担増大を報道しています。40歳以上の国民から介護保険料を強制徴収しておきながら、65%を超える認定者からサービスを取り上げる。まさに国家的詐欺というべきものです。 一方で、安倍政権はアベノミクスの失敗を糊塗しようとする新たな大型公共事業のばらまきを始めています。採算がとれないことがわかり切っているリニア新幹線や無駄遣いの代表とされた八ッ場ダムの事業費720億円の増額など、文字どおり湯水のごとく投入しようとしています。 さらに加えて、軍事費の増額や大企業を潤す法人税の減税等々、社会保障には金を出したくない、社会保障は厄介者と考えているとしか言いようがありません。 全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。今こそ憲法第25条を生かす政治が求められています。 それでは、質問通告に基づいて一般質問を行います。 4点について質問を行いますが、まず最初に障害者施設などの防犯対策についてでありますが、ことし7月26日未明に、神奈川県相模原市緑区にある神奈川県立の障害者福祉施設で刃物による殺傷事件が起きました。この事件で19人が死亡し、26人が重軽傷を負いました。 この事件の容疑者は、2月に衆議院議長宛てに手紙を渡しています。その手紙には、「私は障害者を抹殺することができます。私の目標は、重複障害者が安楽死できる世界です。障害者は不幸をつくることしかできません」などと驚くべき障害者差別、抹殺、人権をさげすむ思想が表明されており、その狂気的な考えを早くから準備して実行しました。 この容疑者は、2月に措置入院した際、診察した医師にヒトラーの思想が2週間前におりたと話していたそうです。ナチスドイツはヒトラーの優生思想によって障害者を生きるに値しない命と呼び、殺害することを安楽死と呼びました。この容疑者も手紙で安楽死と言っています。ナチスドイツは、ユダヤ人虐殺の前に20万人以上の障害者を虐殺しました。 この事件を受けて、政府は関係閣僚会議を開き、措置入院制度の見直し、施設の安全確保など再発防止策を検討するとしています。 今回の事件で障害のある人と家族は、言いようのない不安と憤りに突き落とされています。このような問題を解決するには、人権軽視と差別をやめ、個人を大切にする社会をつくり上げていくことが必要だと考えます。 そこで質問ですが、市内の障害者施設の安全確保について、どのような指導を行っているのか。また、施設の安全確保対策の現状はどうなっているのかをお尋ねします。 次に、質問の2番目ですが、年金制度の改善についてです。 高齢者にとってはただ一つの収入が年金です。その年金が毎年減額され、悲鳴が上がっています。年金制度の充実、改善は急務となっています。 そこで、以下申し上げる8項目について、厚生労働省に改善の要望を市長から上げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 その8項目のまず1つは、年金の毎月支給ですが、これは国際標準であり、高齢受給者にとっては切実かつ緊急な要求となっています。生活保護と同じく、直ちに毎月支給に改めていただきたい。 2つ目、年金受給資格期間の10年への短縮。現在、25年の資格期間となっていますが、この10年への短縮と、それから低所得高齢者への老齢年金生活者支援給付金は、消費税増税と切り離して直ちに実施をしていただきたい。 3つ目ですが、年金積立金は被保険者、年金受給者の大切な財産であります。リスクの高い株式投資への危険な運用は中止し、安心・安全、安定的な運用に切りかえていただきたい。 4つ目ですが、年金額を毎年下げ続けるマクロ経済スライドを廃止していただきたい。なお、継続審議となっているマクロ経済スライドの持ち越し法案は廃案にしていただきたい。 5つ目ですが、年金の支給開始年齢の引き上げ、保険料の納付義務期間延長、課税強化など、さらなる年金改悪はやめていただきたい。 6つ目ですが、高齢者の老後の生活を保障する最低保障年金は、国連社会権規約委員会より最低年金保障を導入するよう勧告されています。全額国庫負担の最低保障年金を早急に実現していただきたい。 7つ目ですが、政府が特例水準の解消を理由に年金の支給額を削減したことは、国連の社会権規約の後退禁止の原則に反し、行政の裁量権の逸脱、濫用は明白であります。直ちに減額分を受給者に返還する措置をとっていただきたい。 最後の8つ目ですが、ことしの国民年金保険料は月額1万6,260円、年額では19万5,120円になります。 国民年金を14年納めて不幸にして亡くなられたとします。14年間の保険料合計はことしの年金額で計算すると14年で273万1,680円になります。ところが、不幸にして亡くなられたときの死亡一時金はわずか12万円です。35年掛けると合計金額は682万9,200円です。死亡一時金はというと、わずか32万円です。この死亡一時金の増額を求めてください。 次に、質問の3つ目ですが、匝りの里の運営状況についてです。 匝りの里の設置については、日本共産党は観光及び地域産業の振興と活力ある地域をつくり上げるというこの目的に賛同して、賛成をしてきました。 匝りの里の運営には指定管理委託料として平成28年度は640万円を予算化しました。委託料の内訳は、電気料や水道料金、施設の維持管理費用、観光案内の人件費2名で640万円ということでした。匝りの里を訪れた市民から、利用者が少ないではないか、あれでは赤字ではないかという声が私どもに寄せられています。 匝りの里の運営が開始して5カ月が経過しましたが、その運営状況はどのようになっているのか、市長の答弁を求めます。 質問の最後、4つ目ですが、小・中学校の教室のエアコンの設置の問題です。 ことしの夏は特別暑い日が続きました。ことしの8月16日午前9時20分、奈良県生駒市の市立大瀬中学校で、グラウンドでハンドボール部の練習をしていた1年生の男子生徒が熱中症で倒れ、生駒市の病院に救急搬送されました。翌日の17日未明に亡くなりました。グラウンドでの事故とはいえ、他人事として見過ごせません。 6月の議会で小・中学校へのエアコンの設置を求めたことに対して教育長は、整備には多くの財源を必要とすることから、現状の普通教室への壁かけ式の扇風機による暑さ対策を継続し、児童生徒の管理に努めると答弁しています。 教育長は多くの財源を必要とすると言っていますが、エアコン整備の費用は幾らと見積もっているのか、その見積もりの根拠と金額を答弁いただきたいと思います。 以上で登壇質問を終わります。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君の登壇質問が終わりました。 日色昭浩君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの日色議員の御質問にお答えさせていただきます。 私のほうからは、初めに障害者施設等の防犯対策についてのお尋ねについて御答弁させていただきたいと思います。 市の施設でございますほほえみ園には、防犯カメラを設置しております。また、市内の民間障害者施設の状況を調査しましたところ、防犯カメラの設置とあわせまして、緊急時に警備会社をすぐ呼び出せるボタン式の連絡機材を携帯した職員の見回りを実施している施設が1施設あるだけで、他の施設は職員が見回りをしているだけの状態でありました。 市といたしましては、相模原市の事件を踏まえた国からの通知を速やかに各施設に送付し、注意喚起を促すとともに、匝瑳警察署と連携し、施設周辺のパトロールの強化を図っていただいているところでございます。 また、先般、国から平成28年度第2次補正予算(案)が示され、障害者支援施設等の防犯対策を強化するため、非常通報装置や防犯カメラの設置、外構などの工事や修繕など、必要な安全策に要する費用に係る補助金が盛り込まれたところであります。 今後、詳細が示されましたら市内の関係施設に情報提供するとともに、検討してまいりたいと考えております。 次に、年金制度の改善についてのお尋ねでございますが、高齢化の進展や世帯の分離が進む中で、高齢者世帯にとっては極めて重要なことであると認識をしております。 年金制度は御存じのとおり社会保障審議会年金部会など、国において慎重に検討されており、市民からの要望に基づく制度改善につきましては、一市町村の問題ではないため、毎年国に対して全国組織であります都市国民年金協議会から要望しておるところでございます。 ただいま日色議員から8項目の要望を伺ったところでございますが、その中での一例を申し上げますと、死亡一時金の増額要望は平成27年度の要望事項にございます。そのほかでは、事務費交付金の全額支給や免除制度の簡素化、災害被災者の保険料免除なども要望しているところでございます。 今後とも、都市国民年金協議会での議論を踏まえまして、協議会を通じて要望してまいりたいと考えております。 最後でありますけれども、そうさ観光物産センター匝りの里の運営状況についてのお尋ねでございますが、4月1日のオープン以降、8月までの利用者は約5万2,600人と報告を受けております。 運営をお願いしております指定管理団体NPO法人匝瑳市観光物産協会では、7月より毎月8のつく日を八日市として特価品販売や特別商品の販売を行い、またこの8のつく日が土曜、日曜、祭日に当たる場合は、外テントを充実させる販売・集客イベントを行っておるところでございます。 そして、匝瑳市観光協会と連携をいたしまして、9月1日から11月20日までを匝瑳市観光キャンペーンとし、匝りの里を起点とした観光フォトラリーの実施や無料観光周遊タクシーの運行、駅からハイキングの実施等さまざまな観光施策を展開し、匝りの里はもとより、本市へのさらなる集客と観光振興を図ってまいりたいと思っております。 私からは以上でございますが、そのほかにつきましては教育長並びに関係課長から答弁を申し上げます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 小・中学校の教室のエアコン設置についてお答えいたします。 現在、市内小・中学校の普通教室におきましては壁かけ式扇風機が整備され、気温の上昇にあわせて使用し、暑さ対策をしておるところでございます。 文部科学省が示します学校環境衛生基準では、教室等の望ましい温度は10度以上30度以下としているところでございます。教育委員会ではこの基準を踏まえ、昨年度に引き続き学校の室温環境の実態把握に努め、壁かけ式扇風機の効果を検証いたしました。 今後とも各学校の室内環境の変化を注視しながら、児童生徒の健康管理に努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 教育長の答弁に補足させていただきます。 ただいまの室温調査の結果についてでございますけれども、本年度も八日市場小学校、野田小学校、吉田小学校の3校で室温測定を実施いたしました。 その調査結果でございますが、室温が30度を超えた日は3校合わせて7月4日、7月7日、7月21日の3日間でありました。9月については、現在のところ30度を超えた日は1校のみで、9月5日、6日の2日間でした。 今後も引き続き室温調査を実施するとともに、各学校と連携を図りながら児童生徒の健康管理の徹底に努めてまいります。 次に、エアコン整備の費用についてお答えいたします。 小学校10校、中学校3校で平成28年度の各学校の普通教室数の合計は135室あります。各教室に天づり式の室内機を設置した場合、約5億1,300万円程度かかる予定でございます。 また、設置に係る国の補助金でございますけれども、こちらは学校施設環境改善交付金を利用した事業となります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 最初に、障害者施設の防犯対策で市長のほうから答弁いただきましたが、国が第2次の補正予算で手当てをしているという答弁がありました。 これは、市のほうが主体的に予算を有効に活用できるようぜひ全力を尽くして、より充実した防犯対策をとれるようお願いしたいというふうに思います。 それから次に、質問の2つ目の年金の改善なんですが、税務課長にお尋ねしますけれども、年金だけの収入の人はどのぐらいおられるのでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。 平成28年6月末現在の課税状況によりますと、年金収入のみの方は市内で6,884人となります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 6,884人のうち、扶養されている人というのはこのうちどのぐらいでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) うち、被扶養者は3,715人でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 扶養されている人も含めて、年金を頼りに生活している人にとって、毎月の支給というのは強い願いだと思うんです。そういう意味では、ぜひ毎月支給の問題は実現するよう、今後要望に入れていただきたいというふうに思います。 それから、国民年金の保険料ですが、国民年金の制度が始まったのが昭和36年ですが、発足当初は月額100円と150円という保険料でスタートしたんです。 ちなみに、昭和47年ごろ幾らかというと保険料年額6,600円。当時の米の価格が1俵が9,030円でした。ですから、1俵あると国民年金1年分払ってもまだ十分おつりが来るということだったんです。ところが、今はどうかというと年額19万5,120円ですから、米10俵でも払えない。米の値段からしたら保険料は10倍以上に値上がりをしているんです。 国民年金加入者は大変な思いをして保険料を払っています。ところが不幸にして受給前に死亡したときの死亡一時金は本当に微々たるものです。これは、去年も要望していったということですが、ぜひ改善してほしいというふうに思います。 私、市の職員時代に農業者年金の仕事を10年ぐらいやったんです。農業者年金は、昭和46年に始まったんですけれども、始まった当初の死亡一時金というのは、掛けた保険料に5.5%の利息をつけたものが死亡一時金だったんです。ですから、貯金のつもりで保険料を掛けて、もし亡くなったら利息がついて返ってくるという死亡一時金制度だったんです。 ところが、途中で保険料が引き上げられていく中で、死亡一時金が置き去りにされてしまって、当初の内容、要するに納めただけ受け取れるという死亡一時金でなくなってしまったんです。 私は、この農業者年金制度の会議で農林水産省の役人に、農業者年金の死亡一時金の制度が年々改悪されていると。どうしてきちんと改善しないのかというふうに尋ねました。すると、この農水省の担当者から、あなた方は要望しましたかというふうに言われたんです。そのとき、本当にびっくりしました。要望しないとどんどん悪くされちゃうのかというふうに思ったんです。 そういうわけで、一自治体だけじゃなくて、全国から改善要望を上げていくということが本当に大事だというふうに思います。ぜひとも、市長レベル、また事務レベルで改善要望を上げていただきたいと思います。 次に、匝りの里の運営状況なんですが、観光案内所のほうは職員2人分の人件費を市が負担するというふうに聞いていましたけれども、いわゆる直売所ですね、そちらのほうの人件費が払えるのか払えないのかという話になってくるわけですけれども、売り上げの15%が手数料として入ってくると。その売り上げで人件費が払えるのかどうかというのが市民の関心のところなんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) NPO法人のほうで人件費については、NPO法人が雇っております会員のほうに支払いをしているというお話は聞いております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 話を聞いているというだけで、運営の中身については市は一切関知をしないということなんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) そのとおりでございまして、うちのほうとしては指定管理料として640万円を払っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 640万円を払って、運営はどうでも一切関知しないというのは大変おかしな話なんですが。 次の質問なんですが、建物の南側で、全員協議会で図面つきで説明を受けたときに、東側に一方通行の通路があったんです。それが現在閉鎖されているんですが、これはなぜなんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 今のところ閉鎖をしておるのは、あそこの部分でイベント等でテント等を設置するという状況がございましたものですから、現在のところは通行をしないような形でおります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) そうすると、そこでテントを出して店舗をやらないときは通れるということですか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 基本的には一方通行で、駅のほうから駐車場のほうに抜けることは可能でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) でも、変ですね。私が見に行ったときには道路のところに通行どめのやつが立っていて、通れなくなっているんです。 それから、あと建物西側の出入り口なんですけれども、当初の図面にはなかったものを、全員協議会の中でトイレに行くのに大変遠回りになるから出入り口をつくってほしいということで、出入り口をつくっていただいたんですが、関係者以外出入り禁止の紙が張ってあって、あそこが通行できなくなっているんですが、それはなぜなんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 通路は設けてあるんですが、防犯上、非常に盗難等という部分で、レジを通らないという可能性があり得ますので、現在はそういう状況になっているということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) それから、あと西側にコインパーキングをつくるという図面が示されましたけれども、これはいつつくるんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 今、匝りの里が開館をしておる状況の中で、そこについては今現在状況を把握しつつ、どのような形で今後それを利用するかということで、今、状況調査を実施しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) コインパーキングはことしつくられるのかなと思ったんですけれども、ことしとか来年とか、具体的にはいつごろという計画はありますか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 今の時点では調査研究というか、調査をしておるということですので、来年にやる、再来年にやるという計画等は今のところございません。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 何かもろもろの説明を聞いていると、全員協議会で確認されたことが変更されているというふうに感じるんです。 全員協議会は本会議ではないから、確認した内容が自由に変更できると、そういうふうに考えているんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) そのように考えてはおりません。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) ちょっと変ですけれども、次へいきます。 エアコンの問題なんですが、九州の福岡市かな、去年、ことしとエアコンを導入しているんですが、ランニングコストです。電気式のとガス方式のとがあって、ガス方式だとランニングコストが10分の1で済むということでガスでやっているそうなんですけれども、エアコンの設置を市内の電気工事業者に発注すれば、業者の育成にもつながるということだと思うんです。 過去の教育長答弁の中で、トイレの洋式化もやらなければならないという、エアコンよりもまずトイレの洋式化だという言い方をしていたんですが、これは具体的には計画されているんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) トイレの洋式化については、環境整備の上で重要とは考えておりますが、整備計画は未定であります。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 30度を超える日が7月は3回、9月は2回という報告が先ほどありましたけれども、教育長は真夏の小・中学校の教室に行かれたことはあるんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 実際3月まで現場におりましたので、直接自分も教室で体験してきております。 8月、一番猛暑の時期は幸いにも夏期休業中でございますので、子どもたちの利用がほとんどありませんので、こういった状況で経緯を今見守っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 職員室はエアコンが入っていますからね、ゆっくりできるんでしょうけれども、教室はエアコンがないんですよね。 ぜひ、これ本当に早急にエアコンの設置をお願いしたいというふうに思うんです。現に30度を超える日が4回も5回もあるということで、これは命にかかわることですので、ぜひとも検討いただきたいというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君の一般質問を打ち切ります。 暫時休憩いたします。 △午前11時52分 休憩--------------------------------------- △午後1時00分 再開 ○議長(栗田剛一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 ここで財政課長から発言の申し出がありましたので、これを許します。 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 先ほどの苅谷議員の答弁の中で、合併算定替の影響額について平成28年度ベースで3億8,000万円とお答えしましたが、正しくは3億1,900万円の影響額でございました。申しわけございませんでした。 ○議長(栗田剛一君) 続いて、林明敏君の登壇を求めます。 林明敏君。     〔6番林 明敏君登壇〕 ◆6番(林明敏君) 皆さん、御苦労さまです。 午後のお疲れの中、1番の一般質問をさせていただきます。 市民クラブの林明敏です。よろしくお願いします。 ネット中継をごらんの皆様方、まことにありがとうございます。 質問に入る前に、台風10号により東北、北海道で甚大な被害が発生しました。お亡くなりになりました方々の御冥福をお祈りするとともに、被災されました方々に対しまして心からお見舞い申し上げます。当地域でも台風の強い風で稲が倒れて、稲刈りに大変苦労しております。 それでは、市民の声を市政へと、5項目8点についてお伺いいたします。 まず、教育の分野から、ICTの活用は21世紀にふさわしい学びと学校を創造する鍵であり、我が国の子どもたちが21世紀の世界において生きる力を身につける上で必要不可欠なものであります。 ICTを活用し、学びの場を家庭や地域に拡大することで、社会全体の地域基盤を高めることにつながることも期待できます。 現在、匝瑳市の活用と効果についてお尋ねします。 また、使いたいときにすぐ使え、ケーブル等の必要のないタブレット端末導入状況についてもお尋ねいたします。 次に、旧匝瑳小学校の跡地の活用についてですが、6月議会で市長より有効活用の視点に立って、市民の皆様の意向を尊重し、地域の活性化が図れるような活用をあらゆる角度から検討してまいりたいと御答弁がございました。現在までの検討状況についてお伺いいたします。 6月までは施錠され、使用できないような状態でしたが、現在までの利用状況も重ねてお伺いいたします。 次に、防災分野から、安心・安全のまちづくりのため、防災活動の拠点である消防庁舎の建てかえは喫緊の課題です。現在の検討状況についてお伺いいたします。 次に、都市計画分野から地籍調査についてです。 現在法務局にある公図は、ほとんどは明治時代に測量技術者でない一般人によってつくられた境界図なので、実際に境界測量をしていかなければならないものであります。 地籍調査は、一筆の土地について所有者、地番、地目、そして境界及び面積を調査するもので、土地の境界線を明確にするとともに、土地取引の円滑化、活性化、公共事業等の効率化や経済活動の活性化を促進するものであります。さらに、東日本大震災の発生等で地籍調査事業の重要性が再認識されております。 現在、県内でも半数以上の市町村が事業に着手しています。市としての取り組みをお願いしたいと思いますが、お答えください。 次に、観光振興、市民農園ですが、大綱質疑でもありましたが、特に第二市民農園の貸し付け状況が悪いようですが、その対策についてお伺いいたします。 次に、観光スポットについて、市ではどのような場所を、何カ所観光スポットとして捉えていますか。また、その観光スポットを対外的にどのように発信していますか。お答えをよろしくお願いいたします。 次に、福祉分野から介護について。 要支援1、2の方の給付サービスの一部が市町村の手がける事業へと移行することになりましたが、サービスの変更はありますか。また、費用の上限が定められると聞いておりますが、上限を超えた場合、サービスはどうなりますか、お答えください。 また、2025年後期高齢者が2,000万人を突破すると言われております。現状の施策を継続した場合、約30万人の介護人材が不足するとの見通しが示されています。介護人材確保は喫緊の課題であります。どのように人材の確保育成に市は取り組んでいくか、お伺いいたします。 次に、障害者支援について。障害者・児のデイサービス及び短期入所の市内施設箇所、個人負担及び充足状況についてお伺いいたします。 次に、障害者の自立支援ですが、学校卒業の状況と市の取り組みについてお伺いいたします。 以上、御答弁をお願いいたします。 次は、自席で一問一答で質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君の登壇質問が終わりました。 林明敏君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの林議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、旧匝瑳小学校の跡地利用の検討状況についてのお尋ねでございますけれども、平成28年6月議会の椿議員の一般質問に御答弁させていただきましたとおり、現在、市有施設の有効活用の視点に立ち、市民の皆様の意向も尊重いたしまして、地域の活性化が図れるような活用を検討をしております。 一例を申し上げますと、地域の活性化を図るため、県の地方創生加速化交付金事業の一つであります空き公共施設等を活用したIT・ベンチャー企業等誘致事業に、旧匝瑳小学校跡地を応募し、企業の誘致を検討しております。現在までに複数の企業から問い合わせが入っている状況にあります。 今後、企業の進出に係る環境整備等の検討を初め、各課においてあらゆる角度から検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、匝瑳市横芝光町消防組合の消防庁舎建てかえの検討状況についてのお尋ねでございますけれども、匝瑳消防署は昭和47年1月に建設し、築44年が経過をしております。また、横芝光消防署につきましても昭和46年3月に建設しておりますので築45年と、いずれも施設の老朽化が進んでいるものと認識をしております。 今後、消防庁舎の建てかえに当たりましては、管内の安心・安全のまちづくりのための拠点施設といたしまして、複雑多様化する消防活動に対応する機能、地域の防災力を高める機能、大規模災害に対応する機能の3点を基本に、整備していく必要があると考えております。 消防組合では、昨年度から消防庁舎建設にかかわる常備消防力適正配置調査を、一般財団法人消防科学総合センターに委託をしており、近々この調査結果が報告される予定であると聞いております。 このため、消防庁舎の建てかえにつきましてはその調査結果を踏まえながら、横芝光消防署、匝瑳消防署の順に建てかえていく予定で調整をしております。 次に、地籍調査への取り組みについてのお尋ねでございますけれども、地籍調査は国土調査法に基づき、主として市町村が実施主体となり、一筆ごとの土地についてその所有者、地番及び地目の調査、並びに境界及び地籍に関する測量を実施し、地籍簿及び地籍図を作成するもので、その成果は不動産登記に反映され、土地の基本的な情報として整備するものであります。 県内の実施状況を見ますと、平成27年度末で22市町村が実施中でございまして、進捗率は約15%であるというふうに報告を受けております。 本市がいまだ着手をしていない理由といたしましては、調査の実施に必要な多大な事業費や専従者の確保が難しいこと、境界確定作業に多くの時間と手間が必要になること、先進市町村の実施状況から見て、費用対効果が高い調査とは考えられないことが挙げられます。 このような状況から、地籍調査の実施につきましてはなかなか難しいと考えておりますが、引き続き県内の動向を注視してまいりたいと考えております。 次に、市民農園についてのお尋ねでございますけれども、現在、市で開設をしております市民農園は、都市と農村の相互交流を発展させるための拠点として、市内外を問わず多くの利用者に貸し出しを行っております。 利用率は、匝瑳市第一市民農園では86%であります。また、匝瑳市第二市民農園の利用率は約18%でございまして、議員の御心配をするとおり、苦戦をしておるところでございます。 市民農園の利用率向上につきましては、本年2月に東京都大田区の大田区民農園の視察を実施し、都心のニーズと市民農園のコンセプトについての情報交換を行うとともに、5月には東京浅草橋での紅白マロニエまつりへの参加、そして7月にはアクアラインで開かれた観光イベント等において、市民農園の募集案内を行ってまいりました。 今後も、利用率の向上については市の観光イベントや市内農業団体等が行う農業体験イベントを広く活用し、機会あるごとに市内外に周知を図り、匝瑳市民農園の利用率の拡大を図ってまいります。 次に、来年度からの日常生活支援総合事業における要支援の1、2の方への給付についてのお尋ねでございますけれども、現在平成29年4月開始に向け、準備を行っておるところでございます。 事業が開始されますと、現在の介護保険予防給付のうち訪問介護サービス、通所介護サービスが市の事業として実施されることになります。 サービスにつきましては、既存の事業所がみなし指定による事業所となりますので、利用者はこれまでと同じように専門的なサービスを利用できます。 また、日常生活支援総合事業の費用につきましては、今年度の要支援1、2の方の訪問介護サービス、通所介護サービスの介護予防給付費の実績額に、過去3年間の75歳以上高齢者の伸び率を掛けた額が上限となりますので、現時点では費用が上限を超えることは想定をしておりません。 日常生活支援総合事業は、地域の実情に応じた多様なサービスを充実させていくことが目的となりますので、今後は要支援者の状態に合わせてサービスが選択できるよう、事業を進めてまいります。 次に、介護人材の育成についてのお尋ねでございますけれども、今後不足が予想される介護人材の育成につきましては、千葉県が主催する福祉人材確保・定着対策海匝地域推進協議会に本市も参加をしておりまして、人材の育成に努めているところであります。 昨年度は、潜在的な介護人材の発掘と確保を目的として、福祉人材確保・定着対策海匝地域推進協議会主催によります、市民を対象とした福祉・介護の仕事の大切さと魅力を伝える講演会を後援したところであります。また、今年度は市と介護保険事業者が連携し、介護職につかれている方の資質向上のための研修会を開催する予定であります。 今後とも、福祉人材確保・定着対策海匝地域推進協議会や関係機関と連携をし、介護需要の増大に対応した介護人材の育成に取り組んでまいります。 最後に、障害者の学校卒業後の自立支援の状況と市の取り組みについてのお尋ねでございますが、市内の特別支援学校へ通っている方の進路については、高等部2学年時に市の担当者を交え、保護者同席のもと、進路についての面談を行い、卒業後の方針を決めていきます。 平成27年度の卒業生につきましては、障害のある方の意思や能力に応じて、八日市場特別支援学校では一般就労された方と、就労支援事業所へ通われた方と、2つの進路を選択されたようであります。また、飯高特別支援学校では、生活介護施設への通所であったと伺っております。 市の取り組みといたしましては、障害者の特性に応じ、卒業後、一般就労には結びつかず就労支援事業所等へ通われて、福祉サービスを利用される方については通所に必要な事務手続を支援しております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては教育長並びに関係課長から答弁を申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 林議員の御質問にお答えいたします。 初めに、ICT活用の効果についてのお尋ねでございますが、匝瑳市内の小・中学校でもタブレット型のパソコンや無線LANなどの環境整備が順次進み、教育におけるICTの活用が図られているところでございます。 文部科学省の研究報告によりますと、ICTを教育に活用することは、児童生徒の学習意欲を高め、学習の理解や思考を深め広げるとともに、表現力や技能を高める上でも大変効果的だとされております。 本年度までに整備の終わった市内の小・中学校でも、映像や音声などの視覚や聴覚に訴える資料提示。ドリル学習に活用したり、インターネット等を使った調べ学習のツールとして、またカメラ機能を使った資料収集や学習の振り返り、発表などのツールとしても活用されております。 今後とも、市内の小・中学校でICTのさらなる効果的活用が図られるよう指導・助言を行い、授業改善に努めてまいります。 続きまして、タブレット端末の導入状況についての御質問ですが、教育委員会では現在2020年度を目標に、文部科学省が掲げる21世紀にふさわしい学校教育の実現を目指して、情報端末を配備し、情報化社会の進展に対応できる児童生徒を育成するために、情報教育環境を整備しているところでございます。 導入状況でございますが、平成27年度に野田小学校及び栄小学校において児童用パソコンが更新時期を迎えたことに伴い、校内無線LAN環境を整備し、普通教室等に持ち出して授業に活用できるようタブレット端末を導入いたしました。 また、今年度は残りの8小学校の児童用パソコンが更新時期を迎えるため、同仕様のタブレット端末を導入予定でございます。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 私からは、旧匝瑳小学校の市民への開放状況についてお答えをいたします。 現在、グラウンドにつきましては、市民の方々より申請のありましたものについて、安全が確認できるものについては開放しております。具体的には、地区の盆踊り会場やその他地域行事の駐車場として開放いたしました。 校舎につきましては、現時点では外部への貸し出しはありませんが、今後、跡地利用の支障にならないよう考慮しながら、かつ安全面を第一に検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 私からは、観光スポットについてお答えをさせていただきます。 市では、観光情報として匝瑳市観光ガイドブック「まっぷる匝瑳市」を発行しており、その冊子において観光スポットを紹介しているところでございます。 観光スポットが何カ所かというお尋ねですが、観光スポットとは訪れるお客様がどこを目的地にするかにより変わるため、箇所として数字はお答えすることは難しい状況であります。このガイドブックに飯高檀林跡、海岸線の海めし街道、匝瑳市内の町並み、植木、巨木、里山などを紹介しております。 次に、観光スポットの発信についてお答えをさせていただきます。 まず、発信方法としては先ほど申し上げました匝瑳市観光ガイドブック「まっぷる匝瑳市」による情報発信を行っております。観光ガイドブックは市外での観光イベントで配布をし、市外の方々から大変好評を得ているところであり、10月には5万部の増刷を行う準備を進めているところであります。 また、同じくこの秋には飯高檀林跡、八重垣神社祇園祭、ふれあいパーク八日市場などを紹介する観光ホームページを開設するため、現在準備を進めているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) それでは、私からデイサービス、短期入所の状況についてお答えさせていただきます。 障害者、障害児のデイサービス及び短期入所について、市内の施設箇所及び定員についてでございますが、デイサービスにつきましては通所事業所が3事業所で定員総数75名、放課後デイサービス事業所が3カ所で定員総数30名、短期入所事業所につきましては4事業所で、うち1事業所は入所施設と短期入所事業の併設施設となっており、この場合は定員の設定はされておらず、空きができれば利用できる仕組みとなっております。その他の3事業所は定員総数18名でございます。 次に、個人負担額についてでございますが、いずれも国の定めるサービス費の1割が利用者負担となっております。なお、障害者の場合、ほとんどの方が非課税者で利用者負担がなしという状況でございます。 また、サービスの充足状況につきましては、それぞれ利用者と施設とで調整が図られており、必要なサービスが充足されてございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) それでは、ICTの関係でちょっとお尋ねしたいんですが、多分13校全部常設のコンピューター室があると思います。 それで、タブレット端末につきましては導入したところとしていないところもまだあると思うんですが、数的にはどのようなお考えで推進していく、生徒の数を全部とか何年生とか、1年生には1クラス分で分けて使ってもらうとか、その辺は教育委員会としてはどういう考えでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) タブレット端末の数でございますが、中学校につきましてはキーボードの操作を習得するために、タブレットのほうは導入しておりません。持ち出し式のものでございますけれども。小学校につきましてはタブレット端末を導入しております。 平成27年度には栄小学校に21台、野田小学校に21台。本年度、残りの小学校に全てタブレット端末を配置する予定でございます。 以上です。
    ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) そうしますと、1クラスを持ち回るような感じと理解していいんでしょうかね。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) おっしゃるとおりでございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) それと、市役所内は個人1台パソコンになっておりまして、事務とかがIT化して軽減されていますが、教員の方々は1台パソコンは満たしているのでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 教職員用のパソコンについてでございますけれども、平成27年度は栄小学校、野田小学校、八日市場第一中、八日市場第二中、4校の合計102台を更新いたしました。全ての教員に1台ずつ行っております。 また、平成28年度は残りの学校、合計144台を更新しているところでございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 今、ちょっと多分話題になっていると思いますが、私、インターネットで見たんですが、OECDなどのレポートなどを見ると、日本の中学校の先生が世界で一番忙しいとかというようなことが投稿されておりまして、パソコンを使って日々の日程とか行事予定とか、そういう連絡はそういうふうに使われているんですかね。まだ黒板で先生方は書いてそういう行事とかいろんな打ち合わせはしているんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 教職員の学校内事務連絡等へICTのほうを使っているのかという御質問でございますけれども、それらの状況につきましては、従来使っております連絡用黒板と併用するような形で、学校の校務としては年間指導計画の作成、及び学校行事等の予定表の管理、児童生徒の学籍及び成績処理、これらにおいてシステムの共有化を推進するなどICTを積極的に活用しております。 今後、教職員の事務負担の軽減を図るためにも、校務支援システムの導入に向けて調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) あと、学校と教育委員会の連絡体制なんですが、事務の職員が多分教育委員会までよく来ているような状況が見受けられますが、遠いところの事務の先生もいると思います。そういうのはネットワーク化して、そういう事務を軽減するようなお考えはないでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 学校事務職員が教育委員会、市役所本庁に来庁して行っております伝票処理事務等につきましては、本市共通の財務会計システムを利用して処理しております。 教育委員会としましては、情報セキュリティー強化対策の観点から、学籍や成績表などの個人情報を厳重に管理しており、伝票処理事務につきましては校内事務処理と完全に分離したシステムで処理を行っていく必要があると考えております。 伝票処理事務等の利便性向上につきましては、今後校務支援システムの導入とあわせまして、関係各課と調整しながら調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) それでは次に、旧匝瑳小の跡地の関係なんですが、市長の御答弁をいただきまして、IT、ベンチャーとかそういう方が来ていただければ大変ありがたいと思いますが、私もここに陳情書を持っているんですが、平成27年12月9日に市長と教育長宛てに地区から陳情書が出ておりまして、ここに匝瑳小学校跡地利用、地域振興に関するということで5項目お願いが出ているんですが、この中に対処できたものと、これは対処できない、これは対処していくというようなものがありましたら、お答え願いたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 陳情への対応状況についてのお尋ねでございますけれども、旧匝瑳小学校の跡地利用につきましては、先ほど市長が答弁したとおりでございますけれども、私からは陳情の中の教育振興に関する内容についてお答えをさせていただきます。 教育振興に関するスクールバスの運行、放課後子ども教室の開設、地域行事等への児童参加についてですが、これらにつきましてはこれまでも極力、地域の要望を踏まえた対応に努めてきたところでございます。 今後も、御意見、御要望を集約しながら、改善に向けて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) そうすると、2の匝瑳小学校跡地利用、地域振興に関するというこの5つについては検討は全然していないんでしょうか。 ちょっと読み上げると、プールの跡地を駐車場にしてもらいたいとか、体育館の跡地へ屋内運動場を建設してとか陳情が来ているんですが、これはどこの課でどういうような検討をしているんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 小学校跡地の利活用につきましては、私ども企画課のほうが窓口ということで行っております。 陳情されております内容につきましては、個々の検討はまだ行ってはおりません。内容について、体育館につきましては耐震上の問題もあるということで、これは先日来議会で御答弁申し上げているとおりでございます。それ以外のものにつきましても、今後跡地利活用を検討する中で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) それでは、陳情があるもので前向きに、陳情をもらったのだからある程度の回答を最終的にはしなければならないとは思うんですが、そちらのほうはよろしくお願いしたいと思います。 それと、同僚議員がよく質問があるんですが、私は文教福祉常任委員長ということで、発明クラブに開校式とか閉校式によく御招待いただきまして、先日も文教福祉常任委員会で視察をさせていただきました。 プレハブでクーラーも壊れて、クーラーも何か自前でもらってきたクーラーをつけて、それが壊れたとかで扇風機で、今の会長さんなのか、栗本設計さんだと思うんですがこの方が会長で、狭くて、みんなが危険だと同僚議員も言うもので、できればどこかの、というのはそれが匝瑳小学校の、この前音楽教室が広いものであの辺がいいんじゃないかなとは私も考えていたんですが、今IT、ベンチャーを誘致するとかいう話があるもので、それが来ていただければ大変ありがたいもので、どこか、同僚議員が言っているもので、光町のとか横芝に移転しなくて、匝瑳市の子どもたちが一番多いもので、それについて、これは御回答はいいんですが、もう喫緊、これはやってやらないとかわいそうな状態ですのでよろしくお願いしたいと思います。 次に、常備消防の関係でちょっとお尋ねしたいんですが、先ほど常備消防力適正配置等調査というような調査を今して、まだその回答が出ていないとお聞きしましたが、この調査は財団とかに委託してあるというようなお話を聞きましたが、国の消防力の整備指針というのがありますが、それとこの整合性とはどのような関係があるんでしょうか。お答え願いたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 宇井総務課長。 ◎総務課長(宇井和夫君) ただいまの常備消防力適正配置調査についてのお尋ねでございますけれども、この調査の目的でございますが、地域環境の変化と消防事業の増大、多様化に対応した消防体制の構築に向けまして、今後の匝瑳市横芝光町消防組合の消防力の充実と消防サービスの向上に資するため、施設の適正配置等を検討するために実施したものでございます。 調査の内容でございますが、匝瑳消防署、横芝光消防署、野栄分署及び消防車両を消防力の検討対象といたしまして、現状等の把握とともに、効果的かつ妥当性のある署所の配置等を取りまとめていくものとなっております。 本調査と国の消防力の整備指針との関係でございますけれども、先ほど市長がお答えをいたしましたように、調査業務を受託した一般財団法人消防科学総合センターにおきまして、現在組合からの資料等を分析し、調査報告を取りまとめているところでございます。 したがいまして、その内容等につきましてはまだ示されておりませんけれども、国の整備指針は市町村が目標とすべき施設や人員等の消防力の整備水準を示すものでございますので、当地域管内の実情に即した消防体制との整合性を図る上では、調査の検討過程におきまして勘案していくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) その計画を立てるのに、多分消防署とか総務課とか財政とかで多分組合が集まって協議をしていると思うんですが、総務課長がわかればなんですが、救急車とか消防車が現場に到達する時間等はどのような、一般的にそういう多分、拠を決めるとすればその距離と走行時間と到着時間、よく救急車が6分過ぎると蘇生率が大分落ちるというような話を聞いていますが、それについて見解をお願いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 宇井総務課長。 ◎総務課長(宇井和夫君) 署所の場所を選定するに当たりましてのいわゆる消防車、救急車、各車両の現場到着想定時間についてのお尋ねでございますけれども、まず匝瑳市横芝光町消防組合の現状といたしまして、平成27年1月から12月までの実績で申し上げますと、消防車両の火災現場到着にかかる走行時間は平均で7分42秒、また救急車両の走行時間は平均で7分12秒でございます。 したがいまして、適正配置につきましては、こうした現状を踏まえまして調整をしていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) これはちょっと私の考えなもので、的外れだったらお答え願わなくて結構なんですが、消防署を見ていただきますと訓練棟がありますね、あれが立派な訓練棟で、もう庁舎のほうは傷んでいて、訓練棟を建てる自体でも大変お金もかかると思います。 だから、できれば近目のところに匝瑳消防署と本庁が建っていれば一番いいと思うんですが、残念なことにこの前、JRバス関東八日市場営業所が多古町のほうに多分移転してしまったと思いますが、駅前のたばこの関係のものは市に買ってくれとかというような御相談があったと思います。あそこは、そんなような話はなかったんでしょうか。なかったら、なかったでいいんですが、わかりましたらお教え願えたらありがたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 消防庁舎の敷地についてのお尋ねでございますが、まず常備消防につきましては一部事務組合での運営となっておりますので、用地の取得についても組合が行うことになっております。 JRバス関東八日市場営業所についてのお尋ねでございますが、JRバス関東八日市場営業所が多古町へ移転の御挨拶の際に、もし市で何か計画があれば相談に乗るよというようなお話であったんですけれども、その後跡地につきましては民間法人が取得したということで伺っております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 次は、時間もあれですので、国土調査法の改正についてお伺いしたいと思います。 市町村は、国土計画を適正かつ確実に実施することができると認められた法人に、地籍調査の作業を一括して委任できることになりました。多分、今までこれは無理だったんですが、法人に委託できてそれをやっているところもあるので、これをやれば事務が軽減されると思います。 先ほど市長の答弁だと、余り前向きにはやりたくないような感じだったのですが、こういう法人を利用すればこの調査もできなくはないかと思いますので、これは答弁は結構ですが、前向きにもう一度庁内で検討していただければありがたいと思います。 次に、私がこの地籍調査の話を持ち出したのは、これをやることによって道路を広げたりしたときに用地買収をする。そのときに、今は境界査定をやりながら、すごい労力を使っています。 それで、ほかにもこれをやっておけば不動産を売買するのにも、境界立ち会いとか測量の経費を削減、軽減できて、迅速で安価な取引の活性化ができるではないかということでこの話を出したんですが、もう一つ、特に私が考えてこのお話を出したのは、旧野栄町の海岸線に、野手の海岸に1万7146番地、新堀に1464番地、栢田の浜に7951、7952と、昔の町有地の大きな土地があります。そこは、市から借りている方もいると思います。そこにお住まいの方もいます。 その人たちが市から買いたいとか何とかということになったときに、それを全部境界をやって、息子さんだとか娘さんにそのうちを、津波があって海岸線は私が知っている限り土地の価値はないような状態です。それでもそこに住みなれた地域に住んで、うちを建てている方がおります。その方に、全部それを自分たちでやって、境界もやって測量して、一般の分筆でもちょっと話を聞くと30万円とか40万円かかるところが、大きな面積を分筆するためとか、子どもたちにうちを建ててやるために、全部自分たちで、それは買う人の責任だということで全部やらせることが果たして、特に人口減少対策でいろんな手を打っていると思いますが、海岸線の方、そういうような考えの方がいるもので、それで地籍調査をやっていただければ、部分的にできるかできないかちょっとわからないですが、もう一度御答弁をいただければありがたいですが。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) まず、市有地の払い下げについてのお尋ねでございますが、平成17年に不動産登記法の改正が行われまして、以前は分筆する部分だけの測量でよかったんですけれども、改正以降は一筆全部の測量が必要になったということで、広大な一つの筆であれば、例えばそれが3,000平米とか大きな筆が一筆であったとしても、それを全部測量しなければならなくなった。そういったことがまず1点あります。それと、あと境界確定の問題などで払い下げが進まないというような状況もあります。 市といたしましては、財源確保のためにも払い下げを進めたいと考えておりますが、境界確定が難しいところについては土地の貸し付けで対応したいと考えております。 また、測量経費についての市民負担の考え方ということなんですけれども、市ではこれまでも一貫いたしまして、測量等の必要経費については原因者負担として、その測量経費を市民の方に負担していただきました。 したがいまして、今後もこの方針に基づきまして、払い下げ希望者の方に負担をしていただきたいというような考えでおります。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 佐藤都市整備課長。 ◎都市整備課長(佐藤雅美君) それでは、地籍調査のさらに前向きに検討をというお話でございました。 これにつきましては、議員おっしゃったとおり、委託できる範囲が法改正により拡充できたということは承知しております。 外注する範囲がふえたということは、当然、総事務費もふえるということでありまして、市長から答弁申し上げたとおり、さまざまな検討課題があることですから、今後ともその動向等を注視してまいりたいと思います。 参考までに、県内で地籍調査を開始したものの、いろんな事情で休止せざるを得なくなった自治体が5市ございます。それから、隣の旭市でございますが、旧干潟町地区、これと隣接する鎌数の谷町場地区、これは本年度で終了するということをお聞きしておりますけれども、この調査終了をもって新たな地籍調査には乗り出さないということをお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 財政課長にもう一つお伺いしたいんですが、貸し付けしているところで、それを払い下げしていただきたいということになると、単純に言えばその30万円とか40万円ぐらいの分筆とか、大きな200平米ぐらいのところを100平米買いたいということであればその経費も自分で出して、そうすると価格は少しは軽減されるんですか、その経費分は。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 市原財政課長。 ◎財政課長(市原繁君) 売買価格につきましては、基本的には不動産の鑑定評価額を参考に売買しております。 それで、簡易な、平米数の少ない面積のものにつきましては、固定資産税の評価額を参考にした額で売買をしております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) その海岸線の状況は今お伝えしたようですので、もう一度検討していただければありがたいと思います。 時間もないので、次に観光の関係で、第二市民農園、18%しか利用率がないということで、何か工夫をしなければならないと思います。 私の浅はかな提案なんですが、広域連携事業で食事の割引券とかタクシーの券とか発行していると聞いております。市内には、多くはないんですがオートキャンプ場とかビジネスホテルとか民宿等々あります。市外の借りていただいた方にそのような宿泊の割引券とかいう工夫をできないものかなと提案したいと思います。これは回答は結構です。検討していただければありがたいなと思っております。 次に、今、君津市で濃溝の滝というのが有名で、世界にもSNS上を発信されていると聞いております。それで、今回の9月の広報ですとフォトラリーですか、写真の企画をして、その方に景品とかをやるというような広報に書いてありましたが、SNS上に君津市の濃溝の滝が投稿されたということで今すごい状況らしいですが、そういうSNS上に映像とか動画を投稿して、アクセス数がすごい多いような方に、市のほうから何か賞品とかそういうようなものを渡してというような制度もつくったらいかがかなと思いますが、これも検討するということだけですので、回答も結構です。 次に、同僚の議員が前にも質問したと思いますが、ちょっと発信が遅いと思うんですよね。私、千葉市の友人から飯高檀林で有名な女優の時代劇が撮影されたと。あそこのところかと聞かれたんです。聞いて、何か調べてもよくわかりませんでしたが実際あったようです。それで、もう10月ごろにBSか何かで、NHKかな、放送されるような話が出て。 こういうものにつきまして、市民とか何か、タイムリーに広報できればいいんじゃないかと思いますが、ちょっとお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) それでは、御質問にお答えをさせていただきます。 市内では、テレビだったり映画だったりのロケについての周知ですが、周知するタイミングとしては2つございます。1つ目は撮影が行われるとき、2つ目については実際に放送がされるときであります。 まず、撮影時の周知についてですが、市内での撮影については撮影場所が確定している場合、制作会社から直接市や撮影場所の所有者へ依頼が行われます。市への撮影依頼がありまして、市が協力して撮影に至った場合、匝瑳市のテロップを入れてもらうこととしまして、協力について市民への周知が可能かを必ず確認をしております。 撮影に対して、多くの場合は住民への広い周知は、制作会社から行わないでもらいたいとの回答を得ます。その理由は混雑による撮影のおくれ、雑音の入り込みの回避が挙げられます。撮影に対し周知可能な場合は、ホームページやツイッターを活用し、周知に努めているところであります。 次に、放送されるときの周知ですが、これについても制作会社にいつ周知できるのかの確認をとっているところであります。理由は、テレビや映画の場合、その制作発表などの時期があること、その作品の設定上、テロップ以上での周知は行ってもらいたくないということがあります。こうした制作会社サイドの意向を調整いたしまして、可能な限り素早く周知できるよう心がけてまいります。 なお、議員から御質問のありましたNHKの放送ですが、撮影は9月4日に飯高檀林で行われました。これについては、市のホームページによりエキストラの募集を行いました。内容については、制作サイドの要望によりまして非公開とさせていただきました。なお、番組名称等については市のホームページで公表をしておるところでございます。 作品といたしましては、土曜時代劇、「忠臣蔵の恋」ということで、主演は女優の武井咲さん、9月24日から全20話が放送されるということでございまして、匝瑳市のロケの回数については、第1話と第3話と第8話で匝瑳市でロケを行ったということでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) じゃ、次に介護人材の関係なんですが、これも提案なんですが、市主導で面接会の開催とか、あとヘルパーさんの資格を取る人に補助金を出すとか、資格がある方の介護職員の復帰計画とかも市で主導をとってやっていくような、このような制度も考えていただきたいと思います。 それと、今後も手を打たなければこのまま介護難民ですか、施設に入ってもサービスを受けられないような方が多分出てくるような可能性がありますので、県とか市を巻き込んで、真剣に取り組んでいただきたいと思います。 市のお考えをよろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 塚本高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(塚本優君) それでは、ただいまの林議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、市主導での面接会等の件でございますが、こちらの件につきましては介護保険事業者の意見等も十分把握する必要がありますので、実施について研究したいと考えております。 それと続きまして、今後のということでございますが、現在来年度の千葉県の予算で、介護人材確保対策として、市及び介護保険事業者への補助事業が実施される見込みと伺っております。 林議員の御指摘のとおり、介護人材育成はこれまで以上に重要となってくると考えておりますので、議員の御提案も参考とさせていただきまして、県また関係事業者との連絡を強化して、人材育成に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 障害者のデイと短期入所の関係なんですが、デイサービスの送迎は父兄がするのか、それとも受託したところがしていただけるかということと、充足率が満たされているということは、入りたいとかこれを使いたいという方があればすぐ使えるような状態と理解してよろしいでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) それでは、2点の御質問にお答えさせていただきます。 まずデイサービスの送迎でございますけれども、各事業所、送迎を行っております。御家族での送迎をされている方もいらっしゃいますけれども、希望があれば送迎はできるということでございます。 それから、充足率、充足状況ということでございますけれども、利用したいときにすぐにということでございますけれども、基本的にどうしても施設との調整というのは必要でございますので、施設の空き状況であるとか、あるいは新規の利用者であれば障害の特性等を施設で判断した上で利用していただくというようなことになります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 障害者の自立支援ですが、一般的に支援学校で就労につながった割合とかわかりましたら、よろしくお願いしたいんですけれども。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 平成27年度の状況でございますけれども、卒業生26名、そのうち10名の生徒さんが一般就労ということで、割合にいたしますと38.5%というようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 一般就労にならなかった方の、この前ほほえみ園を視察させていただいたんですが、市の就労支援事業所の数は、ほほえみ園のほかにもあるかということと、これも希望した方はそこに全部入れるような状態なのか、ちょっとお聞かせ願います。よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 就労支援事業所の数ということでございますけれども、議員おっしゃったとおりほほえみ園と、もう1施設、すてっぷという事業所、2事業所ございます。 定員につきましては、ほほえみ園が20名、すてっぷが10名ということで、合わせて2事業所で30名ということでございます。 それから、希望すれば利用できるのかということでございますけれども、現状では利用していただけるということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 最後に、一般就労上の状況なんですが、一般に就労したいといっても、申しわけないですが、少し障害がある方は事業所で雇ってくれないかの、その一般事業所というのは登録とか何かございますでしょうか。 それをお答え願いまして、私の一般質問はこれで終わりにさせていただきます。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 一般就労事業所の登録制度とかということでございますけれども、特に登録制ということはございません。 ただ、障害者雇用促進法ということでの中では、50人以上雇用している企業は1名以上の障害者を雇用していただくというような義務づけがされております。 特別支援学校通学時より、生徒の希望に沿った形でハローワークや東総就業センターと連携を図りながら、就労に向けて取り組んでおるところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君の一般質問を打ち切ります。 続いて、宮内康幸君の登壇を求めます。 宮内康幸君。     〔1番宮内康幸君登壇〕 ◆1番(宮内康幸君) 本日4番目の一般質問を行わせていただきます。 議席番号1番、会派友志会の宮内です。 改めまして、皆さんこんにちは。 傍聴へお越しの皆さん、またネット中継をごらんの皆さん、大変お忙しい中お時間をおとりいただき、まことにありがとうございます。 質問に入る前に、今定例会、この9月議会は別名決算議会などとも呼ばれ、前年度の各会計決算を議会で認定するため、その内容について審査が行われたところでございます。 決算における市議会の役割は、市民の代表として、この決算が認められるものかそうでないかを判断する義務があります。 決算審査に当たって最も注視しなくてはならないのが、予算が議決した趣旨と目的に従って、適正にそして効率的に執行されたかどうかということ。それによって、どのように行政効果が発揮できたか。それらを見て今後の行財政運営において、どのような工夫、改善がされるべきであるかということにあります。 決算審査における先進事例として、行政評価シートを導入している自治体もあると聞きます。行政評価とは、各事業における成果報告書のことであり、決算審査に役立てるためのものであります。 この行政評価のフローとしては、例としてですが、計画、実行、評価、改善といったいわゆるPDCAサイクルの順序で書かれたもので、まず上からプランとして総合計画の体系、目的の明確化、目標値の設定、成果の設定、実施内容の説明、活動指標の設定が計画され、続いてドゥ、数値による実績測定として、事業費、活動の指標、単位当たりコスト、成果指標などが実施されます。次にチェック、事業の評価として妥当性、有効性、効率性、総合評価が検証され、最後にアクション、具体的な改善提案として改善の内容、改善の主体、改善の時期、改善の実施により期待される効果へと導かれていきます。 今後は、ここまで徹底して行財政評価を実施することが自治体の将来にとって大切なのではないかと思い、当議会においても議員定数の問題などとあわせて、今後の議会改革の一環としてそのような議論も必要に思われるところでございます。 私自身も、しっかりとそのような先進事例を参考にしながら見識を高め、地域の活性化、持続可能な匝瑳市の発展へとつながるよう努力してまいります。 それでは、人口減少に歯どめをかけるべく、「ともにつくろう、あすの匝瑳」を合い言葉に、通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。 今回、4項目8点についてお伺いいたします。 まず、市税徴収について。市税徴収の現状と市税滞納に対する取り組みについて1点。 次に、生活支援について。生活保護の現状と自立支援事業について。生活保護の不正受給の実態把握と対応についての2点。 次に、地域活性化、市民協働について。市民はどの程度理解できているという認識か。協働について、市の目指す方向性、また今後どのように展開していくのかの2点。 最後に、観光振興と交流人口の増加による地域活性化について。観光振興における匝瑳市の魅力とは何か。市の魅力を踏まえPR対策、取り組みについて。改めて市内外への情報発信や周知についての3点です。 まず初めに、市税徴収についてです。 この9月議会においては先ほどお話しさせていただいたとおり、決算審査が中心となっておるわけでございますが、その中でも歳入確保が市の行財政運営にとって重要な点となり、一般会計における自主財源が乏しいと、独自の事業を実行することも難しくなります。 市税収入は、市を維持し発展させていくために欠かせないものです。憲法でも、税金を納めること、納税は国民の義務と定めています。この納税の義務は、勤労の義務、教育の義務と並んで国民の三大義務の一つとされています。 しかしながら、市税の収納率の推移は上昇傾向にはあるものの、まだまだ収入未済額の金額も大きく、改めて当市の市税徴収の現状と市税滞納者に対する取り組みについてお伺いいたします。 2つ目に、生活支援についてです。 生活保護受給者数は、年々増加していると言われております。平成28年3月末に厚生労働省は平成26年度の被保護者調査の月次調査確定値結果を取りまとめ、被保護実人員は216万5,895人となり、前年比0.2%の4,283人増加し、平成20年10月ごろの世界金融危機以降急増しており、現在まで生活保護受給者は一度も減ることなく、連続して過去最高を更新している状況とのことです。 ちなみに、平成26年度における生活保護開始の主な理由を構成割合で見ると、貯金等の減少、消失が32.2%と最も多く、それに次いで疾病によるが25.9%、働きによる収入の減少、喪失が22.5%となっています。 不景気で事業を廃止せざるを得ない状況だった、貯蓄が底をついた、職を失った、病気や障害、高齢のため働けないなど、生活保護を受給する理由はさまざまです。生活保護は資産や能力等全てを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限の生活を保障し、その自立を助長する制度ですが、生活保護は弱者を救済するすばらしい制度の反面、思わぬ落とし穴もあると言われ、調査によれば、一旦受給してしまうと何もかもにおいてどこか諦めムードになってしまうこともあるようで、将来の希望に対してシャッターを閉ざしてしまうという欠点こそ、生活保護の落とし穴だと言えるでしょうとのことです。 相当な向上心がない限り、生活保護受給後に普通の生活に戻ろうという気力が湧いてこないという人もいます。生活保護受給者が社会に復帰する意欲を持てるような環境づくりをすることも必要なことです。 そこで、当市における生活保護の現状と、自立支援事業についてお伺いいたします。また、生活保護の不正受給の実態把握と、その対応についてもお伺いいたします。 3つ目に、地域活性化における市民協働についてです。 改めて協働という言葉を調べますと、協働とは複数の主体が何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動すると書かれており、この協働の概念は日本の地方自治の分野でまちづくりの取り組みに不可欠なものとして唱えられている一つであり、例えば地域の課題解決に向けて行政単独では解決できない問題がある場合、また市民だけでは解決できない問題がある場合に、相互にお互いの不足を補い合い、その他団体等も巻き込み、ともに協力して課題解決に向けた取り組みをするというものです。 現在は、人々の価値観が多様化し、地域や世代ごとの問題もさまざまであり、このような取り組みが必要であると私も考えます。 当市においても、3月末に匝瑳市市民協働指針が策定されましたが、今現在市民はどの程度この協働を理解しているという認識かについてお伺いするとともに、市の目指す方向、また今後どのように展開していくのかについてもあわせてお伺いいたします。 最後に、地域活性化、観光振興と交流人口についてお伺いいたします。 当市の全体的な魅力は、市のプロフィールを私なりに要約しますと、東京からも近く、成田方面は国道で結ばれ、JR総武本線も乗り入れており、交通面でも大きな不自由がなく、北部は里山の自然が多く残され、南部は市街地を除いて田園地帯が広がり、九十九里海岸にも面した緑豊かな恵まれた自然と歴史のあるまちです。 気候も海洋性の温暖な気候で平均気温は15度、夏涼しく冬暖かい、ほとんど降雪もなく、とても過ごしやすい土地柄ですと、このように大変すばらしい当市に多くの人が移り住んでほしいわけですが、やはり観光振興により交流人口をふやし、そのきっかけとなりますよう、改めて観光面における匝瑳市の魅力とは何かお伺いいたします。 また、市の魅力を踏まえ、PR対策、取り組みについてもお伺いいたします。 最後に、その取り組みを改めて市内外へどのように情報発信や周知していくのかについてお伺いいたします。 以上、4項目8点について、市長及び執行部からの答弁を求め、登壇質問は終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君の登壇質問が終わりました。 宮内康幸君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの宮内議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、市税徴収の現状と市税滞納に対する取り組みについてのお尋ねでございますが、市では税収確保と市民負担の公平・公正を図るため、匝瑳市市税等徴収計画を策定し、現年課税分の徴収強化、滞納繰越分の圧縮、納付環境の整備の3つの基本方針を定め、7級管理職で構成いたします滞納整理特別対策班による臨戸徴収など、全庁的な徴収対策に取り組んでいるところでございます。 基本方針に基づいた取り組みといたしましては、現年課税分の徴収強化では、早期の文書、電話、訪問による催告や納税相談等により新たな滞納者の発生抑制に努め、滞納繰越分の圧縮につきましては、納税意識の希薄な滞納者に対しては毅然と対応し、差押え等の滞納処分により滞納額の圧縮に努めながら、一方で納税資力の乏しい者には滞納処分の執行停止などを適正にとり行っているところでございます。 また、納付環境の整備では、日曜納付窓口、夜間納付窓口を開設して納付や相談の機会をふやし、通常業務時間内に来庁できない滞納者に対応をしております。 市税の収納率につきましては平成22年度から上昇傾向にありますが、市の歳入の根幹となる市税収入の確保と、市民負担の公平性確保の観点から、引き続き収納率の向上に向けた徴収体制の強化を図ってまいります。 次に、生活保護の不正受給の実態把握と対応についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のとおり、生活保護制度は国が生活に困窮する全ての国民に対し、最低限度の生活を保障するものでございます。 しかしながら、不正に生活保護費を受給した事案を発見した場合には相当額の返還を求めており、本市の平成27年度の不正受給件数は7件ございました。 また、本市における不正受給の実態については、稼働収入の未申告や報酬などの認定すべき収入の未申告が主なものとなっております。 次に、不正受給に対する対応でございますが、不正受給を見逃さないため、福祉事務所では毎年1回市町村の課税情報と受給者から申告された収入を比較し、未申告や過少申告がないかを確認しております。また、ケースワーカーが定期的に家庭を訪問し、生活実態の正確な把握に努めております。 こうした取り組みなどにより、不正受給が疑われた場合は就労先や金融機関などを調査し、不正受給額を確定して、その全額の返還を命じております。 また、不正受給額が高額な場合や特に悪質な者に対しましては警察への告訴の検討など、厳正に対処してまいりたいと考えております。 次に、市民協働についての御質問にお答えさせていただきます。 まず、市民協働について市民はどの程度理解できているという認識かとのお尋ねでございますが、昨年度末に匝瑳市市民協働指針を策定し、匝瑳市市民協働推進条例を制定し、市内各世帯に協働指針の概要版を配布したところでございます。 その後、市民の意識調査等は行っておりませんので客観的な数値はお示しできませんが、協働に対する理解は着実に深まってきているものと期待をしております。 次に、協働について市の目指す方向性、また今後どのように展開していくのかとのお尋ねでございますが、市の目指す方向性としては、市民協働指針のキャッチフレーズにあるとおり、創意と工夫で生み出す支え合う協働のまちづくりであります。私も、マニフェストで市民参加のまちづくりを掲げ、今日まで市政に取り組んでまいったところでございます。 今後は、各種団体の皆さんの御協力をいただきながら、市民協働推進協議会を立ち上げ、市民提案型事業への助成など、具体的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。 最後に、市の魅力を踏まえたPR対策、取り組みについてのお尋ねでございますが、本市ではこの9月1日から11月20日まで匝瑳市観光協会と連携をいたしまして、本市初であります匝瑳市観光キャンペーンを実施しております。 これは、国の地方創生加速化交付金、県の宿泊・滞在型観光推進事業補助金を活用し、市観光協会に委託し実施するもので、観光フォトラリーの実施、無料観光周遊タクシーの土日曜日運行、飯高檀林観光案内を毎日実施、タクシー利用助成・市内お食事・お買い物券の配布を行います。 また、これらの情報発信、周知についてのお尋ねでございますけれども、匝瑳市観光キャンペーンのチラシを、タクシー利用助成・お食事・お買い物券の支給対象となる、サンキューちばフリーパスを販売しておりますJR東日本の各駅窓口、成田空港、アクアラインの海ほたる、近隣市、県の観光施設に配布し、情報発信、周知を行っているところであります。 また、先ほど林議員にお答えをいたしましたとおり、この秋には観光ホームページを開設し、市の観光的魅力についても発信をしてまいります。 私からは以上でございますが、そのほかにつきましては関係課長から答弁を申し上げます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) 私からは、市税徴収の現状から、税目別の平成27年度市税の決算状況について、市長答弁に補足をさせていただきます。 まず、個人市民税は全体で調定額は18億1,541万4,995円で、前年度比1,538万706円の減少。収入額は15億8,129万7,867円で前年度比572万3,188円の増加となっております。収入未済額は2億1,352万9,355円、収納率は87.10%で、前年度を1.04ポイント上回っております。 次に、法人市民税は全体で調定額は2億8,154万936円で、前年度比1,137万9,148円の減少。収入額は2億6,189万9,000円で前年度比1,332万6,600円の減少となっております。収入未済額は688万2,536円、収納率は93.02%で、前年度を0.94ポイント下回っております。 次に、固定資産税は全体で調定額は18億9,370万7,079円で、前年度比6,714万9,052円の減少。収入額は16億4,021万2,703円で前年度比3,340万1,803円の減少となっております。収入未済額は2億1,510万9,179円、収納率は86.61%で、前年度を1.26ポイント上回っております。 次に、軽自動車税は全体で調定額は1億2万1,800円で、前年度比206万5,400円の増加。収入額は8,961万9,900円で前年度比242万5,200円の増加となっております。収入未済額は895万9,400円、収納率は89.60%で、前年度を0.59ポイント上回っております。 市税全体では調定額44億3,988万4,335円で、前年度比1億35万9,281円の減少。収入額は38億5,946万3,731円で前年度比4,635万8,790円の減少となっております。収入未済額は4億8,376万6,640円、収納率は86.93%で、前年度を0.90ポイント上回っております。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 私からは、生活保護の現状と自立支援事業についてお答えさせていただきます。 まず、生活保護の現状につきましては、平成28年3月時点の本市の状況でございますが、受給世帯数は253世帯、受給者数は318人で、前年の229世帯、284人と比べると世帯数で10%、受給者数では12%の伸びとなっており、依然として増加傾向でございます。 また、平成27年度末による生活保護費の支給額でございますが、生活保護費総額4億6,663万1,668円でございます。扶助別に見ますと、医療扶助費2億4,177万4,738円、次に生活扶助費1億6,018万7,963円、次に住宅扶助費4,344万4,805円などとなっており、医療扶助費が全体の52%を占めている状況でございます。 次に、自立支援事業についてでございますが、平成27年4月より生活困窮者自立支援制度の2事業を実施しております。 1つ目は、相談支援事業で、生活に困窮している方の相談に応じ、安定した生活に向けて仕事や住まいの確保などさまざまな面で支援するもので、匝瑳市社会福祉協議会へ委託し実施しております。 事業に係る相談状況についてでございますが、平成27年度実績で相談件数が50件、相談概要別で見ますと医療・介護関連による困窮が15件、仕事の離職等の関連による困窮が15件、その他債務、相続などの相談が20件でございます。また、相談全体のうち11件が生活保護の受給となっております。 2つ目は、住宅確保給付金事業で、離職が原因で家賃が支払えない方に家賃を支給する事業で1件でございました。 今後も、相談内容や状況等を精査しながら、より効果的な事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 私からは、市民協働について市長答弁に補足をさせていただきます。 市民協働につきましては、9月20日に第1回目となります市民協働推進協議会を開催する予定となっております。 この推進協議会では、市民提案型事業への助成制度や市民活動サポートセンターの事業内容、市民活動はじめの一歩セミナー等の開催などについて御意見を伺い、具体化を進めていく予定でございます。 また、今後の市民協働の展開についても広く御意見をいただき、さまざまな取り組みを推進していく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 私からは、匝瑳市の魅力とは何かについてお答えをさせていただきます。 匝瑳市の緑あふれる田園風景、風光明媚な里山、歴史ある数々の文化財などは、本市の財産であり、魅力であります。 観光資源に限定して本市の魅力についてみますと、林議員にお答えをしましたとおり観光ガイドブックに紹介してありますが、大きく分けて6つの魅力として説明をしております。 1つ目は、飯高檀林とその付近の里山について。2つ目は、海岸線とその食、サーフィンについて。3つ目は、植木のまちについて。4つ目は、赤ピーマンの生産地であることと農産物の紹介。5つ目が、八重垣神社祇園祭から本市の伝統行事の数々。6つ目が、市内を周遊させる散歩のまちについてであります。この基本に沿って、市外でのイベントのそれぞれの趣旨を踏まえた紹介を行っております。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) 状況はわかりました。 それでは、順番に再質問をさせていただきます。 まず、市税徴収ですが、匝瑳市市税等徴収計画に基づき、全庁的な取り組みを行っていくということですが、改めてその取り組みについてここでお伺いしたいと思います。 まず、市税徴収事務指導員の採用というのがあるかと思うんですけれども、これについては状況として既に採用されているんでしょうか。また、その効果についてお伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) それでは、市税と徴収事務指導員についてお答えいたします。 徴収事務指導員につきましては、国税、地方税に係る滞納処分事務や徴収事務に精通した国税庁OBの方を平成23年9月から採用いたしまして、市税等の滞納処分に係る実務指導や滞納処分が困難な事案の解決など、徴収事務の円滑かつ的確な推進を図るために、週2日勤務をいただいているところでございます。 採用後には、滞納処分実施に係る資料の見直し、整備等によりまして、それまで実績の少なかった差し押さえた不動産の公売を年に何回か実施するようになっておりまして、そこから税のほうへ充当するような形をとらせていただいております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) 計画の中で既に実施されてあるのであれば、このようなことももうちょっと突っ込んだ計画というか、そういったところに見直したほうがいいのかなというふうに思いますので、その点今後検討をお願いいたします。 次に、日曜夜間窓口納付の開設ということですけれども、この開設時間はどのような状況でしょうか。また、その効果というところをお伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) 日曜納付窓口のお尋ねでございますが、開設時間は毎週日曜日の午前9時から12時までの3時間、税務課の職員2名対応で本庁税務課におきまして開設をいたしております。 日曜納付窓口の実績でございますが、平成27年度の実績では51日間開設いたしまして、対応件数は776件、一月平均約65件の対応をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) 失礼いたしました、夜間納付窓口でございますが、夜間納付窓口は毎月25日、25日が閉庁日の場合ですと翌月曜日へ繰り延べさせていただいておりますが、毎月25日の午後5時30分から8時まで、同じく税務課職員2名で本庁税務課におきまして窓口を開設しております。 夜間納付窓口につきましては、平成27年度は12日間の開設で対応件数は74件、1日平均約6件というところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 次に、口座振替による納付の原則化ということであるんですけれども、これについては今年度検討ということで、平成29年度から実施ということなんですけれども、この辺の進捗状況、いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(栗田剛一君) 山下税務課長。 ◎税務課長(山下愼一君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 納期内納付の推進及び収納率向上を図るために、市税等の納付につきましては口座振替を原則とする規則等の整備につきまして、現在事務を進めているところでございます。 先行自治体、あと旭市も現在やっておりますので、近隣の自治体の情報収集を今行っておりますので、年度内に平成29年度の開始に向けた準備を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) このように口座振替を進めることで、漏れ、忘れとかそういったこともなくなると思いますので、ぜひとも積極的になるべく早い段階で進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 今後の財政見通し、人口減少などによって市税の増収はますます見込めないようなところがあると思います。また、先ほど来ありますとおり、普通交付税についても合併算定替が段階的に縮小していくなど、一般財源、非常に厳しい状況が見込まれる中ですが、やはり真面目に納めている人がつまらない思いをしないように、市民負担の公平性確保の観点から、納税に応じない滞納者につきましては滞納処分を強化する等、徴収率の向上に向け、滞納額の削減を徹底してお願いを申し上げまして、次に移らせていただきます。 次に、生活支援についてですが、自立支援事業について相談支援事業ですか、その相談による効果というのはどのように上がっているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 生活困窮者自立支援事業での効果ということでございますけれども、相談件数でございますけれども、昨年4月から始めておりますけれども、相談件数は徐々にではございますが増加傾向でございます。 多種多様な相談がございますが、相談内容に応じ、無料法律相談や日常生活自立支援事業における財産管理サービスの利用を提案するなど、金銭給付によらず、生活を立て直す支援により一定の効果を上げていると考えております。 また、金銭給付を伴う支援は、問題を解決できない方につきましては適切に生活保護につなぐということで、安定した生活が確保できております。 支援に係る情報提供につきましても、関係機関への周知により増加していることから、引き続き市民及び関係機関へ支援制度の周知に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) 私、登壇でも申し上げましたが、やはり金銭給付に頼らず生活改善、立て直すということがやはり何より第一かと思いますので、その点お願いいたします。 また、この相談等により根本として生活保護受給者、就労支援の取り組みについてはどういう状況でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 就労支援の取り組みということでございますけれども、個々の相談者の抱える多重債務や健康問題、経済的な問題に関し、今後の支援計画をお聞きした自立生活支援プランを作成し、これに基づき関連する支援機関や団体との連携を図り、自立生活の再建に向けた総合的な取り組みを行っております。 また、個々の状況による就労に向けた取り組みといたしましては、ハローワークとの連携による生活保護受給者等就労自立促進事業や、市で行っております住居確保給付金事業を活用して実施しております。 今後とも、これらのセーフティネットとなる制度をできる限り活用し、自立生活への支援に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 実際、自立生活へ復旧というか、戻られた方というのも実際にはいらっしゃるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 昨年度の実績ということでございますけれども、たしか6名の方が就労されて生活保護から脱却したということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 次に、市内の不正受給の発見事例、先ほど6件ほどですか、あるというふうにお伺いしましたが、事例の内容についてお伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 不正受給の発見事例でございますけれども、不正受給の多くは稼働収入、保険金収入、預貯金等の未申告または過少申告によるもので、不正受給発見の契機は福祉事務所が税務関係部署、勤務先、生命保険会社、社会保険事務所などの関係機関に対する照会調査による発見が多く、その他投書や電話などの通報による発見でございます。 過去3年間による事例といたしましては、勤労収入があるにもかかわらず申告せず、保護費を不正に受給していたケースや、年金の開始または増額がされていたにもかかわらず収入申告を怠り、保護費を不正に受給していたケース、相続財産を受領していたにもかかわらず申告を怠り、保護費を不正に受給したケースなどでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) 不正受給ということなので、意図してされているのだとは思うんですけれども、そういうことから、まず過去、返還徴収、そこら辺の実績をもう一度お伺いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) 過去の実績ということでございますけれども、過去3年間生活保護法第78条の不正受給に係る返還実績でございますが、これから申し上げます回収額につきましては分納によるケースが多いため、確定額ではございません。 まずは平成25年度、9件、177万2,016円、回収額146万3,945円、回収率83%。平成26年度、4件、18万307円、回収額7万9,500円、回収率44%。平成27年度、7件、36万4,507円、回収額16万3,500円、回収率44%でございます。 不正受給を発見した場合の回収方法といたしましては、発見時からさかのぼり過去の収入を調査し、関係先調査を実施した上で、生活保護法第78条による一括または分割により費用の回収に努めております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 分割によりというところであります。費用回収、最後までしっかりと努めていただきたいと思いますのでお願いいたします。 それから、生活保護、申請から決定までの審査についてなんですけれども、中には他の自治体というか、他のお話で事前審査が不十分であったのではないかというような指摘もあるというふうにお聞きしているところでございますが、当市においてはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) それでは、生活保護の申請から決定までの審査についてということでお答えさせていただきます。 生活保護申請を受けますと、担当ケースワーカーが申請者の同意を得て次の調査を行います。 1点目として、居住実態の確認をするため、居住地及び生活歴の調査を行います。 2点目として、扶養義務者の居所を調査し、居所が不明な扶養義務者については戸籍調査をもとに追跡調査を行い、文書または実地による扶養義務者からの援助の可否調査を行います。 3点目として、不正受給防止のために同意書の徴収による居住地周辺への金融機関への文書による預貯金調査及び生命保険会社への加入状況調査、不動産調査を行います。 4点目といたしまして、稼働能力を活用しているかどうかを判定いたします。病気の場合は主治医または指定医療機関からの病状調査を行います。 5点目として、高齢者、障害者等の年金加入歴調査を行います。これは、年金の申請漏れの防止を目的としております。 以上のように、各種調査の徹底を図り、生活保護制度の適正な実施に努めているところでございます。 このような中、生活保護法が平成26年7月に改正され、不正受給対策の強化を目的に、就労や求職活動の状況、健康状態、扶養義務者の扶養の状況等も調査項目に加わるなど、調査権限が拡大されたところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) そのようなことで徹底していただけているとは思うんですけれども、相手がやはり意図してされると、なかなかそういったところまで突きとめられないというような状況もあるんだとは思うんですけれども、そこら辺、今後とも調査を随時行いまして、不正受給防止に努めていただきたいと思います。 次に、そういった中で非常に職員さん、ケースワーカー、職員さんで行われていると思うんですけれども、非常に大変なのではないかなというイメージを持つところでございますが、マンパワーが不足している状況とか、ケースワーカーが充足率が十分でないとか、そのようなところはあるんでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 大木福祉課長。 ◎福祉課長(大木進一君) ケースワーカーの充足数ということでございますけれども、匝瑳市におきましての保護世帯数は平成28年4月1日現在で252世帯でございます。 そして、職員がケースワーカーとして保護業務を行っており、配置数は4名ということでございます。ケースワーカー1人につき平均63世帯を受け持っている状況でございます。 議員の御指摘がございました充足数につきましては、社会福祉法で定められております配置数80世帯に1人ということになりますので、当市の配置数につきましては基準を満たしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 今後とも、ケースワーカーさんいろいろ、スキルアップとかそういうことも実施していただいて、さらにそういったところの防止をしっかり図っていただきたいと思います。 生活、困窮したら生活保護を利用するという意識は、まだまだ日本では定着していない状況もあると思います。やはりそれはこのような不正受給のことばかりが取り沙汰される、そのような理由でもあると思います。 ますます生活保護者に対する悪いイメージが広がっていってしまうような状況もありますので、本来受給しているという事実で悪く言われ、いろいろな状況があるんですが、そのような中で最低限の生活ができておらず、なおかつ生活保護を申請できずにいるという人もいるというふうなお話も聞きます。そのような中で悲惨な結果につながっているというニュースも耳にするところであります。 改めて、不正をただしまして、利用が必要な方はしっかり利用してもらえるよう、今後も尽力願いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 次に、市民協働についてお伺いいたします。 答弁の中にございました市民協働推進協議会を立ち上げ、9月20日から開催されるということなんですが、そのメンバー構成というのはどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 推進協議会のメンバーでございますが、各種の団体から選出いただいた代表者の方が7名でございます。また、一般公募による委員が2名となっております。このほか、学識経験者のアドバイザーを1名お願いしているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 詳しくはまた別途お聞きしたいと思います。 改めて、その協議会では、先ほども大まかにありましたけれども、どのようなことを議論していく予定でいるのか、内容についてお伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 推進協議会の協議の内容でございますが、まず第1回目の推進協議会でございますので、まず組織の運営のために会長そして副会長の選出を予定してございます。 このほかに、市といたしましては当面でございます3つの項目を挙げております。 まず1番目といたしましては、市民提案型事業への助成制度、2番目として市民活動サポートセンター、そして3番目として人材づくりのためのセミナーや講座の開催、こういったものを具体化していきたいというふうに考えております。 この市民提案型事業につきまして、近隣での事例といたしましては富里市ではキックオフ部門、チャレンジ部門、コラボ部門と部門を分けて募集をしておりまして、自発的に行う公益活動に対しての補助を行っていると聞いております。 また、東金市のほうではこどものまちづくり活動として、小学生から高校生に活動の提案をもらいまして、採用された提案に10万円を限度に補助する制度がつくられております。 市といたしましてもこれらの先進事例を参考にしながら、匝瑳市の状況にあった取り組みについても進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) まだまだスタートしたばかりであり、今後なんだとは思いますが、早く市民にそのような考え方を浸透させ理解してもらうためにも、市民広報などを利用してシリーズ連載でこの市民協働について、例えば一つの事業、テーマを行っていくに当たっていろいろ問題もあったり、それをみんなで解決していくという、そのようないろいろな取り組みをわかりやすく伝えて、本当に漫画とかでもいいと思うんですけれども、そのような取り組み、いかがでしょうか。お伺いします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 議員のほうから貴重な御提案をいただきました。 今後につきましては、推進協議会の内容であったり、市内の市民活動や協働の取り組みの事例、こういうものにつきまして広報や市のホームページ等により周知を図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) わかりました。 まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも、協働によるまちづくりが推進されていると思う市民の割合、平成31年には20%と目標には掲げられておりますが、これ以上となるようにぜひ積極的に進めていただいて、早く市民が自発的に活動できるように整備していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 次に、最後です、最後というか観光振興と交流人口についてお伺いいたします。 今回観光キャンペーンということで新しい取り組みがなされ、私自身も大変期待するところでございます。また、先ほど話にもありましたとおり観光フォトラリーの実施、また無料観光タクシー、また飯高檀林の毎日観光案内を実施される、またタクシー助成や市内でのお食事券、お買い物券の配布などのような付加価値もつけられており、非常に効果があるのではないかなというふうに思うところでございます。 そのような中で、当市観光拠点としております匝りの里との連携はどのように行われるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 観光フォトラリーの基点となる部分というのは匝りの里ということでございますので、綿密な連携のもとに事業を実施しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) 今回、匝りの里のNPOでも八社参りなども企画、実施されているということでございますが、市としてもここら辺はアシストというか、何かホームページに記載されたりとかそういうことは、何かアシストというかそういうことはしていくんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 市と連携をしながら、観光協会も中に入っておりますので、連携しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) これもまた私からの提案というところではございますが、今回バスでめぐる際、当市はこのような魅力がありますよ、植木などはまさにわかりやすいところだと思うんですけれども、そのような当市に入る入り口ですか、そのところに大きな看板、やはり日本一植木のまちというふうに大きく書かれていたら、さらに非常にその市にも興味が湧くのではないかなと思うんですけれども、なかなかキャンペーン中というところでは難しいところでございますが、今後というところも含めましてこのような看板設置、進めてはいかがと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 議員確かに言われるように、観光地への大きな看板、それは国道296号線沿いに、木積へのとか、それから県道の広域農道沿いの飯高檀林への大型看板とかそういうものはついておるんですが、今言われたような市のイメージを書いたというか、設置をするような看板については今のところ設置されている例はございません。 これにつきましては、御指摘のあった部分については調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) もうちょっと聞きたいところもあったんですけれども、時間が迫ってまいりましたので、最後に今回多くの人がこの取り組みによって匝瑳市に興味を持ってもらえると思うんですけれども、以前よりお伝えしているとおり、市のホームページの閲覧がふえるとは思うんですけれども、やはりわかりづらい、見づらいという印象が私自身はあります。 そのような中で、先進事例、神戸市ですか、のところの先進事例をちょっと紹介したいんですけれども、神戸市ホームページがリニューアルということで、「イライラしない自治体サイト」の重要性ということで載っております。 これは、神戸市のウエブサイトのトップページなんですけれども、当市もいろいろ検索していけるんですけれども、これは自治体の新しい試みとしまして、トップページにはずばり写真と検索の窓だけというような、非常にインパクトのあるもののようでございます。 試しにそこで子育て支援というキーワードで検索してみると、検索結果の第1候補に子育て新体制メニューというのが表示され、トップページから順を追ってメニューをたどっていくと、ここまでたどり着くには4回クリックが必要だったと。そういうようなところで、特にわずらわしさみたいなところが非常に嫌がられるんじゃないかなというところがございます。 本当にこれからは都市間競争の時代という自治体でもあります。現在も人口減少を背景に、盛んに地方創生がうたわれる中、多くの地方自治体が他地域からの転入者を呼び込もうと移住・定住を促進するキャンペーン、支援を行い、競っているということで、自治体のトップページのデザインが洗練されている、トップページがわかりやすい、必要な情報が探しやすいというところが、今後またそういう興味を持ってもらえる大きな分かれ道にもなるかなというふうに思うんですけれども、ぜひホームページのまずはトップページについて、次の予算で一度検討いただけないかなというふうに思うところでありますが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 大木秘書課長。 ◎秘書課長(大木寛幸君) ただいまの宮内議員の御質問にお答えをさせていただきます。 ホームページの構成ということで、トップページの御指摘をいただいたところでございます。 以前から、なかなか目的のところにたどり着けないというような御指摘をいただいておりまして、市のほうでもいろいろなところで検討を重ねております。 今、議員から御紹介のございました神戸市の事例につきましても承知をいたしている部分でございまして、こちらについても今どういった状況、これは2月に神戸市が対応をとったということで聞いておりますけれども、当時新聞にも掲載されまして、ホームページの担当者は非常に興味深く記事を読んでいたということであります。 この結果といたしましては、まだ私どものほうでもどのようなリニューアルの結果が出ているのか、あるいはその評価がどういったものなのかというところは承知をしておりません。 そういったところもありますので、ただいまの御質問の部分につきましては、御提案いただいた部分につきましては、今後の調査研究というところにさせていただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君の一般質問を打ち切ります。 暫時休憩。 △午後3時01分 休憩--------------------------------------- △午後3時28分 再開 ○議長(栗田剛一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 続いて、椿日出男君の登壇を求めます。 椿日出男君。     〔4番椿日出男君登壇〕 ◆4番(椿日出男君) それでは、本日一般質問の最後のトリをとらせていただきます。 友志会の椿日出男でございます。 それでは、日ごろから市民からの問い合わせや要望の多い分野から一般質問をさせていただきます。 市民は苦情や要望等について、今すぐにでも実施して解決していただきたいということで、それぞれ陳情しているわけでございます。 しかれど、やはり一方に役所側の事情がございまして、私も公職についておりましたのでそれについては知っておりますけれども、今やスピード化時代でございます。ぜひとも早く進めていただいて、市民の要望に応えられるように実施していただきたいと思います。 それでは、4項目について、まず水道事業から1点、新規加入について。2点目として、水道の本管・支線の更新時期について。 それから、産業・建設部門から1点目、市道の側溝の環境整備等について。2点目、防犯灯、カーブミラーの支柱等の点検について。3点目、市道に倒木の危険性のある場合の処理について。 それから、高齢者支援の関係から1点目、シルバーによる市道の環境整備について。2点目、小学校の登下校時におけるパトロールについて。 それから、環境について。1点目、里山の環境保全について。2点目、トウキョウサンショウウオの生息地の保全について。3点目、既存不法投棄場所への立ち入り、業者への対応について。4点目、家庭の3R作戦について。5点目、外来動植物の管理、方法について。これを質問させていただきたいと思います。 それではまず1点目、水道事業で新規加入についてということでお伺いしたいと思います。 市民の要望によりますと、なかなかすぐしたいんだけれどもということで要望がありますけれども、水道本管が通っていないというようなことで、相当の金額を要求されて断念するケースが多々見られます。 ですので、現在の加入状況、あるいは提出状況についてお知らせを願いたいと思います。 それから、2点目の水道の本管・支線の更新時期ということでお願いいたします。 当市ももう相当経過しているわけでございます。地盤の悪い場所についてはいろいろ支障を来していると思いますので、その更新時期についてお伺いいたします。 それから、産業・建設関係で市道の側溝の整備等についてです。よく秋になりますと落ち葉が落ちてきて、側溝にたまってその上を雨水が流れるような状況が多々見られます。そのような関係から市道の整備ですね、これをお伺いしたいと思います。 それと同時に、ここのゲリラでいいますと、側溝の容量以上の雨水が流れるような場合がございますので、側溝の容量等についてもお伺いをいたしたい。 それから2点目、防犯灯、カーブミラーの支柱ですね。防犯灯については東電柱にかけられていますからさほどではありませんけれども、カーブミラーについてお伺いをしたい。 以前、ある市によりますと、カーブミラーの支柱が腐食して倒れてけがをした云々ということがございますのでその点について、どの程度の割合で点検をしているのか、あるいはどの程度あるものなのかをお知らせ願いたいと思います。 それから3点目、市道にかかる樹木ですね、倒木の危険がある場合についてです。特に東京電力ですとこれは地権者によって切ってもいいですかということで、送電線にかかるものについては切ってくれる場合がございますけれども、倒木等危険性がある場合についての当局の考え方をお伺いしたいと思います。 それから、高齢者支援の関係から、シルバー人材センターによる市道の側溝やその他の環境整備をお願いしたい。 これは、お年寄りですので、さほど力はございませんけれども要領を知っております。というような関係から、ぜひともやっていただければ少ない費用で効果的な結果が出ると思いますのでよろしくお願いをしたい。 それから2点目、小学校の登下校時におけるパトロールということでお願いをしたいと思います。 事例を申せば、私、豊和小学校の学区内なんですけれども、おじいちゃん、おばあちゃんが下校時に学校まで来て、それで生徒を送っていくと。後ろについて行ったり先に立ったり後に立ったりしながら、各うちまで届けるというようなことでやっておりますので、それが果たしてできるものなのかをお伺いしたい。 それから、環境の里山の環境保全ということでお願いしたいと思います。 里山は、昔から比べて大分荒れてきております。そんな関係で、この間の豪雨災害でも大分流木等によって橋がせきとめられて、それで橋が流れてしまうというようなことがございます。そんな関係から、どのような形でやるのか。また、それと同時にうちの豊和地区ですとか飯高地区、それから吉田地区にあっては当市の上水道の水源地になります。そんな関係からも、ひとつ環境保全という形でお願いをしたいと思います。 それから2点目、トウキョウサンショウウオの生息地がここにはございます。その生息地について、果たしてその環境を守る団体があるものなのか、あるいは個人がいるものなのか。それに対して市のほうの助成はどうなっているのかをお伺いしたいと思います。 それから、4点目の家庭ごみの3R作戦です。要するに、一番のもとであります家庭から資源をリサイクルしていけば、当然少なくなっていくわけでございますので、その取り組み方について当局の対応をお願いしたいと思います。 最後の、外来動植物の対策についてということでお伺いいたしたいと思います。 佐倉市ではカミツキガメが出ておりますし、またキョンが南房州からどんどん北上してきております。うちの近くにはハクビシンがもう来ているわけでございます。そんな関係で、これは本来日本にいなかった動物でございます。その関係の対策あるいは方策についてあったらお願いしたいと思います。 登壇質問は終わります。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君の登壇質問が終わりました。 椿日出男君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの椿議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、上水道事業についてお尋ねでございますが、水道施設は市民生活に極めて重要なライフラインであり、給水人口が減少する中で、新規加入による水道普及率向上は重要な課題となっております。 八匝水道企業団では、新規加入による水道本管からの引き込みについて、集落の60%以上の新規加入が見込める場合は、その工事費の一部または全額を八匝水道企業団が負担できることとなっております。 しかしながら、60%以上の新規加入に満たない場合は、八匝水道企業団の配水管等申請者施行要綱に基づき、工事費の全額を利用者に御負担いただき、維持管理を八匝水道企業団が行っておるところでございます。 老朽管の更新にあわせて行う水道管の新設工事については、現在検討が進められております九十九里地域の水道事業体の統合広域化において検討が行われているところであり、新規加入希望者への工事費の取り扱い等についても、今後検討される予定であると伺っております。 次に、市道管理についてのお尋ねでございますが、道路側溝の整備につきましては、道路排水整備工事や道路改良工事等によりまして、落ちぶた式側溝への改修や新設を進めているところでございます。 なお、農免道路や当初整備の道路側溝につきましては、U字溝タイプのふたなし側溝となっていることから、落ち葉や土砂等が流入しやすい状況となっております。 農免道路等の改良道路においては、雨の前後に状況を確認いたしまして側溝清掃を行っておりますが、生活道路につきましては主に地域からの情報提供により対応している状況となっております。 なお、各地区の側溝清掃につきましては、原則といたしまして近隣住民の方々や農家の方々に作業を行っていただき、泥などは市が回収して処分をしておりますので、今後も地域との連携を図りながら、維持管理に努めてまいりたいと考えております。 次に、市道に倒木の危険性ある際の処理についてのお尋ねでございますが、台風等の強風により倒木が発生した場合には、通行どめの状況や危険性から判断をいたしまして早急に伐採作業を行い、通行どめ解除に向けて処理を行っておるところでございます。 なお、市道に張り出した樹木や枯れ木が倒れかかっているなどパトロールで発見するものもありますが、地域住民の方々や区長さんを通じて連絡を受けた場合も、早急に状況を確認し対応をしております。 通常は、樹木の所有者を確認いたしまして、伐採や撤去等のお願いをすることとなりますが、所有者みずから処理や手配ができない事情がある場合は、天候を含め危険性を考慮した上で伐採等の対応を行い、市民の安全確保を図っております。 次に、シルバー人材センターの活用についてのお尋ねでございますが、市道の環境整備といたしましては、道路の除草や路肩清掃等の業務となりますが、シルバー人材センターには路肩除草や除草時のごみ処理等の業務を依頼しております。 なお、広域農道等の交通量の多い路線やのり面除草等の高所作業については、作業員の安全を考慮し除外しておりますが、今後シルバー人材センターと協議を行い、安全に配慮しながらさらなる活用に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、環境保全についてお答えいたします。 まず、里山の環境保全とトウキョウサンショウウオ生息地の保全についてのお尋ねでございますが、本市は緑あふれる里山など豊かな自然を有しておることから、そこにはトウキョウサンショウウオなど貴重な動植物が数多く生息していることが確認をされております。 市では、里山等の環境保全につきまして、里山の保全や整備に係る活動を行う市内の団体に対し補助金を交付し、支援を行っておるところでございます。 また、ボランティアとして里山等の清掃活動を行う個人や団体へごみ収集袋を支給し、収集されたごみを市において回収するなど連携を図っているところでございます。 トウキョウサンショウウオは、豊かな自然に恵まれた里山に生息することから、里山の環境保全対策そのものが、貴重な動植物の保全につながっていると認識をしております。 市の総合計画及び環境基本計画の中でも、森林、農地、沿岸域の環境保全と活用を行い、野生動植物や海岸砂丘植物に関する調査研究を推進し、生息・生育環境の保全に努めることとされております。 今後も引き続き、匝瑳市環境審議会議等の関係機関から意見を聞きながら、国や県との連携を図り、里山の環境保全と野生動植物等の保護に取り組んでまいりたいと考えております。 また、不法投棄の件でございますけれども、一般質問の中で提案されておりますのでお答えをさせていただきたいと思います。 次に、未解決となっておる不法投棄場所の対応についてのお尋ねでございますけれども、昨年度市で確認された不法投棄件数は40件、その多くが小規模であったことから、行為者や管理者等へ撤去指導を行いましたところ、既に撤去がされております。 市では、不法投棄等の未然防止と被害の拡大防止対策として20名の不法投棄監視員を委嘱し、担当地区での日常的な監視活動のほか、毎月市職員との合同パトロールを実施し、不法投棄等の未然防止と被害拡大の防止に努めております。 また、千葉県においては24時間体制で産廃残土県民ダイヤルを設置し、産業廃棄物の不法投棄等に関する通報に対応しているところでございます。 市といたしましては、不法投棄監視員や警察署などの関係機関との連携を強化し、不法投棄等の早期発見と防止対策に取り組んでいきたいと考えております。 次に、家庭ごみの3Rについてのお尋ねでございますが、本市の3Rへの取り組みとして、個人が購入する生ごみ処理機への設置補助事業、また家庭ごみの集団回収を行っている市内の団体へ奨励金を交付しております。このほか、市役所ロビーにはリサイクルコーナーを設置して、家庭ごみの発生抑制と再資源化を推進しておるところでございます。 また、県が行っている身近な3R活動の一つとして、ちばエコスタイルを推奨しております。食べ残しの減量に向け、小盛りメニューの導入や持ち帰り希望者への対応を実践している協力事業者の登録制度などを始めたところであります。 市といたしましても、よかっぺ祭りなどのイベントで県と連携をし、食べ切りを推進するため、啓発用のチラシとフリージングパックなどを配布して、食品ごみを減らすための啓発を行っているところであります。 この3R活動の推進につきましても、市民及び事業者の協力が不可欠であることから、今後も一層の啓発活動に努めてまいりたいと思っております。 最後に、外来動物・植物についてのお尋ねでございますが特定外来生物につきましては特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律により、その飼育、栽培、保管、運搬、輸入といった取り扱いが規制され、必要に応じて国や自治体が防除を行うことが定められております。 最近では、市内各所で特定外来生物であるキク科の植物オオキンケイギクが確認されており、市では広報等によりその駆除方法等についてお知らせしているところであります。 特定外来生物の中には、人の生命や身体に被害を及ぼすものもあることから、今後も特定外来生物の情報収集に努め、市民の皆様への注意喚起や周知を図っていく方針であります。 今後とも、防除については国や県、関係機関と連携し、速やかに対応していきたいと考えております。 私からは以上でございますが、そのほかにつきましては関係課長から答弁を申し上げます。 よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) それでは、私から市長答弁に補足をさせていただきます。 まず、水道の普及率でございます。八匝水道企業団が出しております八匝水道要覧を見ますと、平成27年3月末現在では匝瑳市といたしましては85.69%、これは平成27年3月末でございます。平成28年3月末でございますが、こちらの数字につきましては87.91%、2.22ポイントほど普及率が上がっているというような現状でございます。 もう1点、防犯灯の支柱点検についてでございます。防犯灯の点検につきましては、市及び防犯協会の各支部による日常のパトロールで確認を行っておるところでございます。また、台風等による影響や器具のふぐあい等につきましては、市民の皆様からの情報についても逐次お聞きしておりますので、その都度修繕等の対応をさせていただいているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椎名建設課長。 ◎建設課長(椎名満君) 私からは、カーブミラーの支柱点検についてお答えさせていただきます。 カーブミラーにつきましては、本年度8月末現在、交通安全施設といたしまして2,166基を管理しておりますが、電柱共架を除く土中建て込み式の設置数は1,750基となっております。 毎年、各地区から新設要望をいただいていることから、交通事故防止のため新設工事を優先に事業を進めておりまして、平成27年度には42基を増設いたしております。 なお、支柱の点検につきましては、パトロール時に職員が目視で確認しておりますが、区長さんや安全協会、地元の方から御連絡をいただいた場合は至急現地で確認作業を行っております。 また、支柱を含め傷みの激しいものを確認できましたら早急に更新してきておりますが、支柱内部が腐食しているものもあり、強風等によりまして破損する場合があります。この場合につきましても早急に撤去するとともに、早期の建てかえを行っております。なお、年間のそういうものの建てかえ数は10基ほどとなっております。 今後も、日常点検に努めまして、適正な維持管理に努めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 有田学校教育課長。 ◎学校教育課長(有田光君) 私からは、小学校の登校、下校時のパトロールについてお答えいたします。 現在、児童の通学につきましては学校支援ボランティアや子ども見守り隊、地域の方々などが登下校時の時刻に合わせて子どもたちが安全に通学できるよう活動してくださっております。また、防犯協会の方々も定期的に移動交番車とともに、パトロール車による合同パトロールを実施してくださっています。 学校教育課としましては、今後も学校と連携を図りながら、児童が安心して通学できるよう安全確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) どうもありがとうございました。 それでは、追加質問をさせていただきます。 水道の加入率が87.9%、約88%ですか、ということですけれども、新しく引きたい方は要するに本管がないわけです。それは60%云々ということでできない。要するに単独で入れたいという場合については100メーター当たり本管を入れますとどの程度になるのか、お聞きしたいです。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 申しわけございません、その場所、場所での状況等がございますので、メーター当たりの単価等については現在私のほうでは把握しておりません。 申しわけございません。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) わかりました。 それでは、再度お伺いします。 今、大変ゲリラ等で非常に思わないことが発生しております。当市は栗山川が水源でございます。栗山川にヒ素を入れられたり、あるいはそれでなくとも交通事故でガソリンが流れたりしたような場合についての対応をお願いします。何らかの対応はとられているとは思うんですが、非常の場合の対応をひとつお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 先日も、農業関係の方か、ちょっとわからないんですけれども、軽油が川の一部に流れたというような報告を受けておりまして、私のほうといたしましては現場に駆けつけております。 その中で、九十九里水道さんであったり地元の消防本部であったり、そちらのほうでオイルフェンスというんですか、そういうネットフェンスを張ったりして拡散の防止に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) どうもありがとうございました。 一番いいのは、その水を使わないで井戸に一時的に頼るというようなことでやっていただけるのが一番ベストではないかと思います。 千葉県内でも、習志野市は水道水に井戸水の含有率が非常に高いわけでございます。県下でもおいしい水だということで地元で販売をしております。そんな関係からも、非常にいいのではないかと思われます。 さらに、災害時における、もし断水等でストップした場合についての、各一般世帯にですね、どこにどんな井戸があるのかという把握はされているか、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 宇井総務課長。 ◎総務課長(宇井和夫君) 防災関係ということでお答えをさせていただきます。 避難所等々におきまして、防災井戸というものを整備しております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) それでは、この水道関係で最後ですけれども、もう広域連合になってきましてもう一度市町村合併等があると思うんですが、これについて早急に近隣とのシステムの統一化です。例えば本管の径を統一化するとか、あるいはシステムを統一化するというような取り組みはなされているのでしょうか、それをお伺いします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 市長答弁にもございましたように、現在八匝水道企業団では、県のほうで九十九里地域の水道事業体の統合広域化というようなお話を出されておりまして、これについて今、八匝水道企業団につきましてもそこに参加して、さまざまな角度から検討を進めているということでございます。 議員の御指摘のようなお話についても、この中で検討がされるというふうに私のほうでは考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) どうもありがとうございました。 それでは、市道の側溝の整備についてお伺いいたしたいと思います。 先ほども登壇質問でちょっと触れましたけれども、昨今はゲリラ豪雨で非常に強い雨が降って、思いもかけない量の雨水が流れてくるわけでございます。 その関係で、側溝の大型化というんですか、こういう対策はとられているものなのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 椎名建設課長。 ◎建設課長(椎名満君) 市長答弁にもございましたが、古いU字溝につきましては180サイズですとか、非常に小さい箇所もございます。今、市で整備しているものにつきましては、一番小さいもので240ミリ以上ということで整備をいたしております。 あと、昨今のゲリラ豪雨ですと、想定外といいますか計算以上の水が流れてあふれてしまう場合があるんですが、それとは別に日常点検の中で、局部的に容量が足らない小さい断面になっているですとか流れの悪い箇所につきましては、確認しながら改修していきたいと考えておりますので、あとは情報提供を含めましてよろしくお願いいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) どうもありがとうございました。 それでは、2点目のカーブミラーの関係でお伺いしたいと思います。 各地区の区長さんあたりから要望があって、ここにつけてくれ云々なんていうことで変わってくると思うんですけれども、これについては年に何回程度、業者に発注しているものなんでしょうか。年に1回でしょうか、それとも半年に1回とか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 椎名建設課長。 ◎建設課長(椎名満君) 緊急性のあるものにつきましては、その都度課長決裁でできる範囲がございますので、何件かまとめて早期に発注するようにいたしております。 また、長い区間の白線等の引き直しですとかそういう大きいものにつきましては入札でお願いしていますので、件数としては10件前後というような形で、その年度によって状況によって変わっている状況でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) それでは、小学校の登下校時におけるパトロールですけれども、これは学校長あるいは保護者がやらなければならないことであって、今の取り組みで非常に私も満足しました。そんなことで、ぜひともお願いをしたいと思います。 それから、環境保全についてです。特に里山はもう個人がやる時代ではございません。環境組合だとかあるいは農業法人だとかというようないろいろな組織で動いていると思いますので、その方々に対しての補助があるということなんですけれども、これに対してはっきり、もっと明確に皆さんに示していただければ、なお一層の努力があるんじゃないかと思います。 それと同時に、ごみ袋の配布と言いましたけれども、ごみも減免措置等をしていただいてやっていただければ、松山の処理場へ持っていって、それで終わりということになりますので、その点当局の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長(作佐部勝美君) 里山の保全に関して、匝瑳市内では1件、アルカディアの会というものがございます。この会に対しまして、里山の保全作業を実施して、結果で10万円の市からの補助をしているということがございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 環境生活課のほうでは、さまざまな環境活動に携わっている方に、いろいろとお願いされる部分でお答えしているところでございます。 例えば、事前に申し込んでいただきましてごみの袋の配布、また1カ所に集めたごみの収集、処理、それごとに市のほうでもお手伝いをさせていただいているところでございますので、またそのような機会がございましたら、環境生活課のほうまで御連絡いただければと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) それでは、最後の質問をさせていただきます。 外来の動植物の関係なんですけれども、これは例えば一般の方がミドリガメがもう飼えなくてしようがないと、市役所なんかに持ってきた場合の処置についてお伺いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 県関係機関と御相談をしながら進めさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。
    ◆4番(椿日出男君) 関係機関と相談する云々と言います。ということは、市役所で扱ってくれない。飼い主のほうで待てというような回答でよろしいんですか。飼い主で持っていなさいと。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) そのときの状況に応じまして、危険性があるという場合につきましてはうちのほうで迅速に対応させていただきます。 ただ、今までずっと飼っていて飼えないと。今後市のほうでどうにかならないかという相談につきましては、また関係機関のほうとお話をさせてもらって対応させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) どうもありがとうございました。 外来植物、外来動物といってもなかなか一般の市民はわかりませんので、写真等でこれがどうだというようなことで説明していただいて、それを各戸配布なり各公共機関に大きく張り出していただくことによって、皆さんが注意喚起できると思います。 この点を一つ要望して、私の質問を終わりにさせていただきます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君の一般質問を打ち切ります。 これにて本日の一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(栗田剛一君) 9月16日金曜日は定刻より会議を開き、一般質問を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(栗田剛一君) 本日はこれにて散会をいたします。 △午後4時05分 散会...