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令和元年第3回定例会(第4日 9月20日)

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  1. 栄町議会 2019-09-20
    令和元年第3回定例会(第4日 9月20日)


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    最終取得日: 2021-06-10
    令和元年第3回定例会(第4日 9月20日)              令和元年第3回栄町議会定例会                        令和元年9月20日(金曜日)午前10時開会 日程第1 一般質問 (1) 8番  松 島 一 夫 君 (2) 1番  岡 本 雅 道 君 (3) 4番  大 野 信 正 君 日程第2 議案第 2号 栄町印鑑条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第 3号 栄町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用             等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提             供に関する条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第 4号 栄町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例 日程第5 議案第 5号 栄町手数料条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第 6号 栄町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関す             る基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第 7号 栄町火災予防条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第 8号 令和元年度栄町一般会計補正予算(第3号)
    日程第9 議案第 9号 令和元年度栄町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第10 議案第10号 令和元年度栄町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第11 議案第11号 令和元年度栄町介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第12 議案第12号 令和元年度栄町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第13 認定第 1号 平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第14 認定第 2号 平成30年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に             ついて 日程第15 認定第 3号 平成30年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定             について 日程第16 認定第 4号 平成30年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい             て 日程第17 認定第 5号 平成30年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定             について 日程第18 認定第 6号 平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算             の認定について 日程第19 請願第 1号 東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願 出席議員(14名)   議 長  大 野   博 君      副議長  金 島 秀 夫 君    1番  岡 本 雅 道 君       2番  新 井 茂 美 君    3番  早 川 久美子 君       4番  大 野 信 正 君    5番  橋 本   浩 君       6番  大 野 徹 夫 君    7番  大 澤 義 和 君       8番  松 島 一 夫 君    9番  藤 村   勉 君      10番  野 田 泰 博 君   11番  高 萩 初 枝 君      12番  戸 田 栄 子 君 欠席議員(なし)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席説明員   町長        岡 田 正 市 君   副町長       本 橋   誠 君   教育長       藤ケ崎   功 君   参事兼総務課長   古 川 正 彦 君   財政課長      大須賀 利 明 君   企画政策課長    湯 浅   実 君   環境協働課長    芝 野 浩 一 君   税務課長      鈴 木 正 稔 君   健康介護課長    青 木 茂 雄 君   福祉・子ども課長  湯 原 国 夫 君   住民課長      金 子   治 君   建設課長      小 林   誠 君   下水道課長     麻 生 秀 樹 君   産業課長      奥 野 陽 一 君   まちづくり課長   小 野 裕 三 君   教育総務課長    磯 岡 和 之 君   学校教育課長    大 野 真 裕 君   生涯学習課長    早 野   徹 君   消防長       杉 田 昭 一 君   消防防災課長    大 熊 正 美 君   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席事務局職員   事務局長      野 平   薫 君   書記        藤 江 直 樹 君                               午前10時00分 開議   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎開  議 ○議長(大野 博君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎一般質問 ○議長(大野 博君) 日程第1、一般質問を行います。  松島一夫君の発言を許します。松島君、質問者席へ移動願います。松島君。  〔8番 松島 一夫君登壇〕 ○8番(松島一夫君) 8番議員、松島一夫でございます。おはようございます。  9月9日の重陽の節句の日に大変大きな台風が襲来いたしまして、観測史上では千葉県に来た台風では最大のものだというふうに報道されておりますが、とりわけ千葉県の進路の東側に当たりました県東南部には非常に大きな被害をもたらしまして、まだ復旧の目途が立っていないと、心からお気の毒だと思います。我が町にも若干の被害は出ておりますけれども。  まさか台風があの狭い浦賀水道を通って東京湾へ入って、千葉みなとへ上陸するとは思いもしませんでしたと申したら、浦賀水道ではない、空を飛んできたんだから当たり前だろうと言われて、なるほどそうだなと思いましたけど、まさか千葉みなとへ上陸というのは想定外でございまして、うちの町でも農作物とか農家さんのビニールハウスとか、また建物・住居にも被害が発生したようで、いわゆる災害廃棄物をどうしたらいいのか、またどこに相談したらいいのかということを非常に苦慮してらっしゃる町民のかたが多くいらっしゃいまして。消防へ行けば罹災証明が出てきて、もちろん役場代表にかければ総務課が全部、案内はしてくれるんでしょうけども、何度もこの場で申し上げてますが、一日も早く、生板鍋子新田じゃなくて、町長部局のほうへ防災担当課を設置していただいて、迅速かつきめ細やかな対応ができるように念願しているところでございます、しつこいようですが。  今日の一般質問、本題に入る前には、3分以内の話は許すというのが議長の昨日のご注意でございまして。だから余計な話はやめます。本当は朝鮮労働党秘密党員のブン・ザイトラの話とかをやりたかったんですけども、やめます。  本題に入ります。いつでしたっけ8月30日でしたか、来年度の我が国の国家予算の概算要求が締め切られました。総額が約105兆円で、初めて今年度100兆円を突破したんですけども、それよりもまた3兆5,000億円多いという、過去最大規模でございます。  ちなみに防衛費などは約3,000億円増で、5兆3,000億円ですか。ヘリコプター搭載艦のいずもを空母化するとか、それに載せるF−35Bの配備とかが含まれておりますが、さて文部科学省の概算要求ですけれども、これは今年度より約6,500億円多くて5兆9,689億円でございます。概算要求ですから、このとおりの予算で文部科学省の予算を確定するわけではありませんけれども、6,500億円の増と。  それでこれは毎年のことなんですけれども、文科省の概算要求はこの全国都道府県教育長協議会、それから全国都道府県教育委員会協議会というところが毎年、連名で出しています。国の施策並びに予算に関する要望というものに大体、沿った内容で、文科省の概算要求が出てきています。どういう団体かは詳しくはわかりません、その名のとおりなんでしょうけれども、かなり力のある団体だなと思っています。この要望書の内容については、後ほど若干、触れることがあるかと思いますけれども。  それで台風が来る直前の7日に栄中学校の運動会、体育祭というのですか、拝見させていただきました。みんなとっても明るく素直な生徒ばかりで、感心するやら安心するやら。校長先生も熱心なかたで、非常にいい学校だなという印象を受けました。よく知育・徳育・体育と申しますけれども、少なくても運動会、徳育・体育については、昔近藤団長がよく訓練の後に言っていましたけれども、おおむねにおいて良好と認むというところだと思います。とても明るく元気な中学校になっていて安心しております。  孔子さんは、徳は狐ならず必ず隣ありと申しまして、徳というものが人間にとってどれだけ大事なことかということをおっしゃっています。それで我々庶民は多少ばかでも丈夫がいいと。要は体というものが健康というものがどれだけ大事なことであるかということで、この徳、体は非常に人間にとって重要なことでございますけれども。  さて、現代のようなこの情報化社会と競争社会の中で、とりわけ前途有為なこの我が町の児童生徒にとって、知育というのは非常に重要な位置を占めるものでございます。学力偏重で申すわけではございませんが、やはりしっかりした学力・学問というものを身に付けてもらいたい。その前途ある子供たちに、この町の行政として、また我々議会として何をしてやれるのかということを考えますと、その大きなものの1つが学校教育の充実であろうと、そういう考え方には多くのかたのご賛同が得られるものだと思います。  それで今日は、その学校教育の充実に関することで3点ほど質問を挙げさせていただきました。  まず1つが、今年の4月18日に全国の小・中学校の最高学年、小学校6年生と中学校3年生を対象に実施されました全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストですが、この結果が7月31日に発表されております。例によって、例のごとくと申しましょうか、傾向と対策というのをしっかりやっていらっしゃったとみえまして、いつものとおり秋田県、石川県、福井県といったところが成績上位に名を連ねておりますところを見ると、全国学力テストっていうのはこんなものなのかなという感じもしないではないんですけども、それでもやっぱり学力・学習状況調査はないがしろにできないと思いますので、この結果から見えてきた我が栄町の児童生徒の問題点、そして今後の課題、これについてお尋ねするのが1点目です。  それで2点目が教職員の資質・能力向上の機会の確保ということでございますけども、先ほど述べました予算に関する要望書の中で、重点要望事項として教職員の資質・能力向上というのを謳っております。学校教員の研修については教育基本法の第9条、これは「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。」また、教育公務員特例法第21条、「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」と、まさに不断の研鑚を求められるところでございます。これを思うと本当に学校の先生は大変だなと思います。とにかく不断の自己研鑚に努めなければいけない。  幸い私ども議員には、このような自己研鑚という義務がないので気楽なものでございますけども。それは置いておいて、この教職員の資質向上を図るために、その研修等の充実に積極的に取り組むことは、この学校教育の充実、発展に資する上で極めて重要だと考えておりますが、我が栄町教育委員会が行っている独自の取組、そしてその効果、そしてまた今後の課題についてお尋ねいたします。  教育公務員特例法では、初任者研修を初めとして幾つかの研修が法で定められておりますが、これは義務的な研修でございますので、法定されたとおり実施されていると考えますので、今回の一般質問の答弁からは省いていただいて結構でございます。  3番目が学校図書館教育の充実のための機能整備についてということでございます。本件についても、やはり同要望書の中で教育内容、教育方法の改善・充実という項目の中で、学校図書館教育の充実として挙げられているところでございます。  文科省は平成29年度より、新たに学校図書館図書整備等5か年計画、これをスタートさせました。そのパンフレットを見ますと、本計画には学校図書館図書の整備、学校図書館への新聞配備、学校司書の配置、この3点を軸としまして、これを行う市町村に対しては地方財政措置を講ずるとございます。そのために市町村にあっては学校図書館の現状把握と、それに基づく適切な予算措置を講ずる必要があるとされております。  また学校図書館が読書センター、学習センター、情報センターの機能のほか、主体的・対話的で深い学びを効果的に進める基盤としての役割も期待されていることから、その機能向上は極めて重要であると考えておりますが、栄町教育委員会が進めるところの各小・中学校の図書館機能整備について、現在実施している整備内容と、また今後のスケジュールについて具体的にお示しいただきたいと思います。  以上3点でございます。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  初めに全国学力・学習状況調査の結果についてですが、この調査は小学校6年生と中学校3年生を対象に行われています。結果の公表についてですが、調査の趣旨に鑑みて、栄町教育委員会では数値の公表は行っていません。そのため、町平均点と千葉県の平均点との比較から答弁をさせていただきます。  平成29年度については小学生国語A、B、算数A、Bの4調査ともほぼ同程度でした。中学生については数学の基礎に課題がありましたが、そのほかは同程度でした。  続いて平成30年度については、小学生では理科を加えた5調査が行われ、県平均点とほぼ同程度の結果が得られています。続いて中学生においても全調査、県平均とほぼ同程度の結果が得られています。  令和元年度については各科目ともA、Bの種別がなくなり、国語と算数、数学の調査となりました。小学生では全科目、県平均とほぼ同程度の結果となっています。また、中学生では数学にやや課題がありましたが、国語、英語については千葉県の平均とほぼ同程度の結果となりました。  なお、理科や英語の調査については毎年の実施ではなく、3年に1度の実施となっています。  次に、今年度の全国学力・学習状況調査の課題についてですが、小学校、中学校共通で、一つとして、国語は書くことの正答率が低い傾向にあること。二つとして、小学校算数は数と計算、量と測定の正答率が低い傾向にあること。三つとして、中学校数学は関数の正答率が低い傾向にあること。四つとして、各教科共通して記述式の問題の正答率が低い傾向にあることという課題が出ました。  学習面の指導の課題を解決するための取組としては、各教科とも、一つとして、県で示している、「思考し・表現する力を高める実践モデルプログラム」に基づいた授業改善を継続して行い、思考力や表現力を身に付ける指導を行っていくこと。二つとして、県教育委員会作成の教材を学校の学習に活かし、課題となっている点の学力をつけていくこと。三つとして、学校で授業以外に設定しているドリルタイムを活用し、漢字や単語、計算等の基礎・基本の定着を徹底すること。  以上の取組を重点的に行っていく必要があると考えています。  なお、それぞれの学校の課題に応じて各校が取り組んでいるところですが、今年度は栄町教育振興会で小・中の連携指導を強化するため、小・中での各教科の重点的な取組を設定し、町全体で取り組んでいるところです。  さらに、栄町教育委員会の学力向上施策として、小・中連携教育の推進、小・中教員の相互授業参観、栄町学習道場わくわくドラム、中学生を対象とした未来塾の開校を実施しております。加えて、基礎学力定着度テストの実施、ノート指導の充実を目的に、学習ノート展の実施、研究指定校の研究推進、毎年11月を学力パワーアップ総合月間として、全学校での授業の地域公開、英語検定の検定料助成事業なども実施しています。  また、学力向上は家庭生活とも密接にかかわっていることから、家庭との連携による生活の改善についても推進していく必要があります。このことについては、家庭教育との連携を保護者に周知して、子供の家庭生活の適切な管理について協力を求めていきます。
     続いて、町教育委員会が独自で行っている教職員向け研修会についてですが、一つとして各学校の主任層を対象とした研修を行っています。研修会の目的は、学校運営の中心となってさまざまな分掌業務を遂行するために、主任として必要な資質や能力を身に付けることです。内容としては、国や県からの通知内容の伝達や指導、研究推進校の優良な実践等で、これらを校内に広めていくこととなります。  そして、各研修について年2回から3回実施しており、研修会の種別は教務主任研修会研究主任研修会外国語活動研修会生徒指導担当者研修会特別支援教育研修会体育主任研修会読書教育研修会道徳教育研修会があります。  二つとして、2年目から5年目の若年層教員を対象として、若手スキルアップ研修会を実施しています。教員として必要な資質や能力を身に付けることが目的となっています。内容としては、基本的な授業作り、学級作り、来年度から導入されるプログラミング教育、信頼される教員であるための不祥事防止、現在、増加傾向にある特別な支援を要する子供への対応についての特別支援教育等となっています。  三つとして、モラールアップ委員会代表者会議を設置し、毎月1回、教頭を対象にして安全・安心で信頼される学校作りのために、不祥事根絶に係る県教育委員会からの伝達事項や決定事項等の指導を行うとともに、教職員のモラールアップに向けた取組の情報交換及び指導を行っています。  このほか、教員の自主研修を目的として、栄町教育振興会が組織されています。これは栄町教員全員が会員となっています。内容としては、現在の教育課題をテーマに講演会を実施したり、今後の町内研修の方向性等を決定して、栄町の全教職員が各教科領域で小・中連携した指導を行えるよう話し合ったりすることによって、町内全学校にて同じ方向性をもって実践活動を行っていけるようにしているものです。さらに、県や専門機関からの講師を招聘し、教科等に係る授業研修を行っています。この種の研修には町の指導主事も指導者としてかかわっています。  次に、各学校の校内研修の効果についてお答えをします。  一つとして、文部科学省や県教育委員会指導事項を各教員に周知し、必要な知識や技能を身に付ける機会を提供できていると考えています。  二つとして、校内研修に対する支援については、研究事業等を通して必要な指導、伝達事項を周知し、円滑な学校運営の推進に寄与しています。例えば、新しく加わった特別な教科道徳や小学校外国語の導入について、必要な決まりや指導方法を押さえて取り組めています。また課題の考え方等について指導を行っています。  続いて、課題についてお答えします。  一つとして、十分な研修を行う時間的な余裕がないことです。教員アシスタント職員の有効な活用や、勤務時間を意識した働き方改革を推進し、学校現場の多忙感を減らしていく必要があると考えています。  二つとして、指導体制の問題です。本町教育委員会では指導主事が2名ですが、成田市や佐倉市ほか大きな市町には各教科等の専門指導主事が配置されています。栄町としては、他の市町との連携や栄町教育振興会を有効に活用するとともに、北総教育事務所の指導主事が引き続き優先的に支援していただけることが必要と考えています。  続きまして、現在の学校の図書室の機能整備の現状についてですが、各学校にはほとんどの学校に司書教諭が配置されています。また、町独自に図書館司書を配置しています。これらの職員が図書館の機能整備を担っています。主な業務内容としては、レファレンスサービスをはじめとする学習支援、貸出しと返却の対応、図書紹介ブースの設置、本の補修、図書の仕入れと廃棄、新聞の入替えなどとともに、快適な図書館作りなどが挙げられます。これらの業務は児童生徒による委員会活動としても行われています。  各学校では、図書館の充実のために次のような活動を行っています。図書ボランティアや保護者、教員や図書委員による読み聞かせ、地域ボランティアの図書館の環境整備のお手伝い、子供の貸出しの支援、先生方のお薦め本紹介、季節に応じた図書イベント。例えば、運動会にちなんだ図書室運動会の実施、ハロウィーンが近いときに魔女になれるパネルで記念撮影やジャック・オー・ランタンクイズなどが行われています。  次に県の事業として、学校図書館の整備推進及び学校での図書指導、図書館の活用による学習指導の充実、図書好きな子供の育成、学力の向上を目的として優良・優秀学校図書館認定事業があります。栄町の各学校は、平成30年度実績で全ての学校が優良学校図書館として認定を受けています。優良図書館とは、物的環境、人的環境、活用、意欲の喚起、外部連携の5分野19項目について自己評価をし、12項目で「達成している」と回答した学校が優良学校図書館として認定されます。  これからの学校図書館の充実に係る課題は、優秀図書館の評価項目で、「学校図書館図書標準が達成されていない」の項目の達成です。今後とも、学校や子供たちのニーズに応じた本の整備を進められるよう検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 懇切丁寧なご答弁をありがとうございました。  1項目めからお尋ねします。  いわゆるこの全国学力テスト、この調査を主催しています文部科学省の国立教育政策研究所教育課程研究センターで分析結果を発表しておりますけれども、全教科を通じて理解力はあるけれども活用力や表現力に課題があるというふうな評価で、これを毎年見てみますと、毎年同じような評価なんです。  それでこの議会でも、私も何度かこの学力テストの結果、評価についてお尋ねしても、大体、似たり寄ったりの結果になっている。ここだけじゃなくて日本全国そうなんだから、とにかく国語読解力とかはいつも問題があって、読解力がないんだから、当然表現力が出てくるわけがないという、当然の帰結なんですけれども。先ほどのご答弁で、思考し、表現する力を高める実践モデルプログラム、これに基づいた授業改善を継続して行うというご答弁がありましたけれども。ずっと継続して行ってきた結果、例年同様の課題が残っているというのは、嫌な言い方ですけれども、そのプログラムに問題があるのではないかという疑いはお持ちになりませんでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  思考し、表現する力を高める実践モデルプログラムの実践に沿った研究は、本町では算数科において竜角寺台小学校で進められています。竜角寺台小学校の研究成果は徐々にあらわれ始めているところです。研究推進校の取組を他の学校にも広げ、指導改善をさらに進めていかなければならないと考えています。  一方で、研究推進校では成果も出ていることから、思考し、表現する実践プログラムは、授業改善の報告性としては正しいものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) この算数ですか。私が勝手に例年同様の課題が残っていると判断しているだけで、例年同様の課題が残っていないというふうに教育委員会としては評価なさっているから、方向性が正しいとおっしゃっているんでしょうけれども、この齟齬は置いておきます。  それで、今、竜角寺台小学校でやってらっしゃるんですが、その成果について他校にも広げていかなければならないと考えている。考えていて、まだ広げていっていないというのは、成果を認めてないんですか、それとも準備不足なんですか、どっちなんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  実際には教員の異動がございますので、竜角寺台小学校での指導を研究として行った教員が、町内異動で他の学校に異動した実績もございまして、その教員については移った先の学校で、その研究成果を指導に発揮しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) あまり答弁になっていないけれども、いいです。  徐々に広がっていっているという確信を持ってくださってやってらっしゃるんだから、これ以上は申し上げません、ほかにいっぱいあるんで。  それでこの学力テストのことで、家庭教育との連携を保護者に周知して、子供の家庭生活の適切な管理について協力を求めていくということなんですけれども、具体的に何をどういうふうにするおつもりですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  全国学力・学習状況調査では、児童生徒の学習・生活環境のアンケートも実施しています。  その結果によれば、質問項目、小学校では「朝食を毎日食べていますか」。「食べている」のほうが、「全く食べていない」よりも平均正答率は国語で15ポイント、算数で18ポイント高いという結果が出ております。「毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか」。「寝ている」のほうが、「同じ時刻に寝ていない」よりも平均正答率は算数で12ポイント高い。「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」。「起きている」のほうが「起きていない」よりも平均正答率は算数で16ポイント高い、英語で16ポイント高い。  中学校のほうですけれども、「朝食を毎日食べていますか」。「食べている」のほうが、「全く食べていない」よりも平均正答率は国語で29ポイント、数学で39ポイント高い。英語では28ポイント高い。「毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか」。「寝ている」のほうが、「寝ていない」よりも平均正答率は国語で14ポイント、数学で30ポイント高い。「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」。「起きている」のほうが「全く起きていない」よりも平均正答率は国語で22ポイント、数学で24ポイント高いなど、学力調査の結果と生活環境の相関関係があることが指摘されているところから、家庭での規則正しい生活がいかに子供たちの学力に大きな影響を及ぼしているかを家庭と共有して、改善に役立てていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 改善に役立てていきたいと考えていますと。何をどうするんですかと、私はお尋ねしたんです。いきたいと考えていますということは、今は何もやっていないというふうに私は理解します。  学力調査の結果と生活環境の相関関係があることが指摘されているというのは、これはもうかなり前から言われていることで、規則正しい生活、朝食をちゃんと食べる子のほうが成績がいいということは、もう随分前から言われていることでございます。  大体、教育基本法の第10条第1項では、「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。」というのは、これは学校が手を出さなくても本来はいい話なんですけれども、家庭がやってくれないので困っていますというのが実情でございます。  ただ、今の答弁は、縷縷数字を羅列しただけで、具体的にどうやって取り組んでいくのかというふうなところが見えてこないなということを申し上げて、この問題は終わりにしておきます。今後の対応を期待したいと思っております。  それで次へ行かせてください。言いたいことがあっても我慢してください、課長。行かせてください、次に。  まず教職員の研修。その研修に対する教育委員会の支援ということについてお尋ねします。  ご答弁の中で、県や専門機関からの講師の招聘とございますが、その講師の人選、確保等について、研修実施の主体である学校に対して、教育委員会はどのような支援を行っていらっしゃいますか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  講師の人選、確保等についての教育委員会の支援策ですが、安食台小学校や竜角寺台小学校の研修に際しましては、県への要請は町教育委員会を通して講師を要請しております。校内研修については学校ごとに講師の先生を依頼する場合と、町教育委員会が依頼を受けて北総教育事務所に要請する場合、それから町教育委員会の指導主事に直接、要請等がある場合がございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) ということは、教育委員会が行っている支援というのは、派遣依頼の手続だけということで理解していいんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 代表的なというか、教員の校内研修、あるいは研究指定の研修が行われる場合の大きな業務の一つとして行われているということがあります。  それから先ほども申し上げましたが、町独自の研修会等で、指導主事が赴いて直接、学校を指導する場合もございますので、そういった業務も行っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) それも支援と理解しましょう。  それで、この学校教育を担う人材の育成・研修支援と事業の予算、これは実施計画に記載されています、校内研修会講師謝礼というものがほとんどなんだと思いますけども、この謝礼予算はどのように計上なされているんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  各学校の校内研修の計画に従って、講師を招聘する際に必要となる講師謝礼については、教育委員会と学校でヒアリングを実施し予算を計上しています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) その各学校の校内研修会の計画の妥当性というのも、当然、教育委員会としてはチェックなさっているわけですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 研修の内容等もヒアリングに含まれておりますので、その妥当性についても確認をしながらヒアリングを行っているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 予算は足りていますか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 予算については、各学校で計画された研修に従って行っておりますので、昨年度の現状については、予算は足りているというふうに認識しております。  というのは、県のほうの教育委員会への講師を依頼した際には、講師謝礼が発生しませんので、そういったようなところで別の他市町の講師とか大学等の講師とか、そういったようなところで講師が来ない場合には、県の教育委員会で賄える場合には、そちらの講師であれば経費が発生しませんので、前年度実績で申し上げれば足りているというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 足りていると言われれば、私はそれで結構でございますねと申し上げて終わりにします。足りてないと言えば、私はこっち側を向いて何か言うんだけども、足りていると言うんじゃ、何も言ってやる必要はないものと考えたわけですけども。  それで先ほど教職員で構成する栄町教育振興会を、有効活用を推進すると言いましたが、どのように有効に推進なさるおつもりですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  栄町教育振興会は、栄町の教育を振興する目的で、町内各小・中学校の教職員によって組織されている研修組織です。この組織が行っていることは、例えば働き方改革や小・中の連携教育など、その時々にあった研修課題を設定し、栄町の教員全員で研鑚を深めるため、講演会や研修会を行っています。  今年度は夏期研修会で働き方改革について、千葉県教育庁の教職員課の先生方を講師としてお招きし、講演会を実施しました。  また、研修会では小・中の連携教育の推進を行うため、小・中の教員が各教科ごとにグループに分かれ、研究目標を設定して取り組むこととしました。  また11月に開催される小・中作品展やノート展の運営を行って、地域への公開を行っています。このような活動を通して、教職員の研修や教育実践の振興を推進しています。  以上、答弁とさせていただきます ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 今ご答弁にあった栄町教育振興会は、教職員の研鑚組織であると。したがって研鑚組織が教職員研修を行うのは至極当然のことで、今、至極当然のことをご答弁なされたわけですけれども、この栄町教育振興会に対する補助金っていくらか付いていたんでしたっけ。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 現状、手元に資料がないので、ちょっと正確な数字を申し上げられませんが、覚えている範囲では35万円程度だったというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 足りていますか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 振興していくためには、やや足りないと思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。
    ○8番(松島一夫君) 今日みたいに、町長に、議員は注文ばかりすると言われるから言いませんけども、実際に課長、振興して有効に活用するために予算が足りないんだということになれば、教育委員会として積極的に町長部局と折衝してください。私が言ってばかりいたのではしようがないから、積極的に予算の確保にご尽力されるよう念願しております。  それで学校図書館のほうに入りますけれども、国の通知に、12学級にはこの司書教諭をつけないといけないんですけども、11学級以下の学校への司書教諭の積極的な配置への教育委員会の取組について、町の教育委員会はどのような対策を講じてなさっているか。また、県の教育委員会には、どんな働きかけを行っていますかご答弁ください。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 司書教諭については12学級以上の学校には設置するように決まっております。この基準に満たない学校が栄町にはございます。文部科学省からの県教育委員会教育長への通知文に、図書教育の充実ということで、そういった資格を持った教員を派遣するようにということは、記載されていることを承知しております。  県教育委員会では人事異動の際に、司書教諭免許所持者の各校への配置を推進しております。町教育委員会としても、学校図書館の整備、充実については重要なことと考えております。  そこで、県教育委員会へ司書教諭の町内全校配置に向け、11学級以下の学校への配置についても引き続き働きかけを行ってまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 引き続き行っていくということは、現在も積極的な働きかけを行っているというふうに理解してよろしいですね。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 人事異動の際には全校配置を県の人事部局と折衝しているところでございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 次が学校図書館の図書標準のことについてなんですけども、各小・中学校の現在の蔵書数、それから学校図書館図書標準の基準との差を教えてください。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  図書基準は各学校によって異なりますので、学校ごとに図書標準と蔵書数の差について答えさせていただきます。  なお、調査の実施時期の関係から、今年度の調査が現在、行われているところでございますので、昨年度の結果となっていることをご了承願います。  安食小学校標準図書数8,360冊、蔵書数7,520冊で、マイナス840冊。続いて布鎌小学校は標準図書数6,040冊、蔵書数5,212冊で、マイナス828冊。安食台小学校は標準図書数8,360冊、蔵書数1万1,127冊で、プラス2,767冊。竜角寺台小学校は標準図書数6,040冊、蔵書数5,014冊で、マイナス1,026冊。栄中学校は標準図書数1万1,680冊、蔵書数1万253冊で、マイナス1,427冊です。  安食台小学校については、学校統合時に北辺田小学校、酒直小学校の図書が設置されたことがプラスの要因となっております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 安食台小学校の場合は特別の事情があって蔵書数が増えただけで、実質的に我が町の全小・中学校、特殊な事情の安食台小学校は別にして図書基準を達成していないということでございますけれども、これは毎年そうなんでしょう。毎年の調査で図書基準を達成してないんでしょう、どうなんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ここ数年の実績しか把握しておりませんが、現状は達成はしていない状況でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) こういう基準未達成という状態が何年も続いている。当然、お金がかかることなんだけども、きつい言葉でいえば、この状態の放置というふうに私は申し上げますけれども、こういった状態について、教育委員会会議や何かで何らかの議論はされているんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 現在のところ、教育委員会会議では取り上げられておりません。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 教育委員、初日に人事案件がありまして、教育委員が選任されましたけれども、ぜひともこういった問題を議論していただきたいなと思います。  それでその基準との差、これを埋めるために、町教育委員会として何をするんですか、これから。どういう対策があるんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  町教育委員会としては学校図書館図書標準が公立の義務小学校において、学校図書館の図書の整備を図る目標として設定したものであることから、目標達成の計画について検討してまいります。  蔵書を目標達成にもっていくには財政措置が必要なことから、蔵書整備に係る助成金の助成制度の創設などを千葉県市町村教育委員会連絡協議会及び千葉県町村教育長協議会に要望し、さらに千葉県都市教育長協議会を経て、千葉県教育委員会教育長に3団体の要望として提出するなどの措置を考えております。さらに予算不足の学校もありますので、予算確保に努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 検討してまいります、努めてまいりますなんです。何か私がお尋ねすると、先生方が忙しいのはわかっているけども、松島はまたこんな質問をやって、これは何か動かなくちゃならないなというのがいつもあって、ちょっと悲しくなるんです。本当にお金がかかることなので、予算確保に努めてまいります、先ほども言いましたけれども、これは積極的に予算を確保できるように、どうやったらいいのかよくわからないのかもしれませんけれども、ご尽力していただきたいなと思っております。  そのまた予算の話なんですけども、第5次総合計画の付随計画の実施計画、基本目標6「歴史と文化を誇り、心豊かに学び生きがいが育める元気なまちをつくる」の中の施策2、「きめ細かな学校教育の推進」、ここにおいて「読書活動支援の充実」というのが位置付けられております。ちゃんと出てますよ、町長。  ところがこの予算は図書館司書の人件費だけなんです。もちろん図書館司書の人件費は大事なんですけども、これは本当に最低限の予算措置でございます。  人件費以外の予算措置を講じなくて、国の示す基準や、町が目指す教育目標を達成することができるというふうにお考えではないでしょうが、お考えですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁をさせていただきます。  予算については、図書の購入費用は各学校の要求に応じて査定などの調査を経た上、予算化をしております。ちなみに令和元年度予算として、学習環境充実事業の備品購入費として5小・中学校で94万1,000円を予算化しています。  しかしながら図書の予算が少ない学校もありますので、図書の予算が増えるように努めてまいります。それでこの予算が増えなければ、やはり目標達成は無理だというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 当然のことなんです、まさにそのとおりなんです。  この学校図書館ガイドラインには、図書館資料の選定、提供について、教育委員会は助言しなければいけないと。この助言に参酌して学校は良質の図書を配備しなきゃいけない。図書というのは本屋で買わなくてはいけない。町長、さっき申し上げました基本計画や実施計画にちゃんとうたってあるんですけれども、今94万円、大した金額じゃないです。何とかしてやろうという、教育熱心な町長としてお考えはないですか。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) 教育熱心と言われると恥ずかしいのでございますけれども。いずれにいたしましても、このような蔵書のばらつき、またこの数から減っている、少ないということは、やっぱりゆゆしき問題でありまして、町内の小学校の機会均等の教育機会を奪うというようなことになりますので、これはぜひ来年度予算に強い教育委員会の要望がございましたら、これはしみじみ考えたいというように考えています。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) ありがとうございました。強い教育委員会の要望があればという前提でございます。  この教育委員会の責務は非常に大きいのです。子供たちの教育環境をよくするためには、教育委員会が積極的に町長部局に働きかけて予算をとって来ないと、私の一般質問で付けていたってしようがないんです、実際は。その辺は教育委員会に期待して終わりにします。町長、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(大野 博君) これで、松島一夫君の一般質問を終わります。  松島君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩とし、11時5分より再開します。                                午前10時55分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午前11時 5分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  岡本雅道君の発言を許します。岡本君、質問者席へ移動願います。岡本君。  〔1番 岡本 雅道君登壇〕 ○1番(岡本雅道君) 1番議員の岡本雅道でございます。  台風15号の被害状況を今朝方、古川総務課長から配られましたが、栄町も予想以上に大きい被害があって、特に農業関係のかたは非常に大変な状況だなというふうに思います。  私も当日の朝、コミュニティに軽トラックの青パトがあるものですから、それに乗って、一応、竜角寺台全域を途中から会長も入っていただいて、一応見て、その状況を地区担当の青木課長のほうにご報告させていただきました。  幸い屋根がちょっと剥がれたのが1軒だっただけで、あまり大きな被害は幸いになかったんですが、電気も通っていましたし、非常に不幸中の幸いだったと思います。早い復興を祈っております。  それでは、通告に従いまして2つの項目についてお尋ねします。  1つ目は文化財保護についてです。  平成30年6月1日に文化財保護法の一部が改正され、本年4月1日より施行されました。文化庁によると法改正の趣旨として、過疎化、少子高齢化などを背景に、文化財の滅失や散逸等の防止が緊急の課題であり、未指定を含めた文化財をまちづくりに活かしつつ、地域社会総がかりでその継承に取り組んでいくことが必要。このため、地域における文化財の計画的な保存、活用の促進や、地方文化財保護行政の推進力の強化を図るとのことです。  そこで、栄町における文化財保護について、以下の3点をお伺いします。1つは、これまでの取組、2つ目が現状の課題、3番目が法改正への対応でございます。  2つ目の質問でございますが、2つ目は新学習指導要領への対応についてです。  2020年教育改革では、大きく次の3つの改革が行われるとされています。1つが新学習指導要領の導入、2つ目が大学入試改革、3つ目が英語改革。  小学校においては、来年度、2020年度から新学習指導要領が全面実施されるとのことですが、当該指導要領の中で新たに導入される英語教育、実際は外国語教育という名称だそうですが、これとプログラミング教育についてお尋ねします。1つが改革の内容、もう1つが準備状況と課題でございます。  先ほどの松島議員の質問も教育委員のほうで、引き続き、私も教育委員会の、この日のご質問で大変でしょうが、以上、2つ、文化財保護と新学習指導要領への対応についてご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 私から1項目のご質問にお答えいたします。  初めにこれまでの主な取組についてですが、最近の10年ぐらいでは岩屋古墳周辺の土地購入や調査などに約1億7,400万円、開発や道路整備で生じた埋蔵物の調査や整理などに約4,700万円などを支出し、文化財の保護に取り組んできたところです。  2点目の現状の課題につきましては、一つとして、埋蔵文化財などの保全や調査は、町の財政負担が必要となってきます。例えば浅間山古墳などの周辺を今後、公有地化するには、取得費用がかかるとともに、公有地化した用地の管理費用も必要になってきます。  二つとして、文化財を活用するには、やはり活用するための財源も必要になってくることから、財源調達が課題となってきます。すなわち、その財源をどのように調達するかということが、一番の課題だと考えております。  三つとして、文化財保存、活用に当たっての経済波及効果などを把握するには、民間の専門調査機関などに委託することが必要と考えられ、そこまでの対応を行えていない状況が挙げられます。  一方、文化財が多くあることは町の魅力でもありますが、例えば房総のむら周辺への飲食店などの進出希望会社にとって、文化財調査が時間や労力、費用がかかることでマイナスに働き、進出意欲を削いでいるデメリットにもなっている面もあります。  3点目の法改正への対応につきましては、今回の法改正では、地域における文化財の計画的な保存・活用の促進や、地方文化財保護行政の推進力の強化を図ることとしています。その中で、県は文化財の保存・活用に関する総合的な施策の大綱を策定できることとされています。そして、市町村も県の大綱を勘案し、文化財の保存・活用に関する総合的な計画を作成し、国の認定を申請できるものとしております。  そのため、千葉県の大綱の策定状況を見きわめるとともに、県内各市町村の動向も注視しているところです。  なお、計画作りにおきましては、文化財の保存とともに、どのような活用を図るかがポイントと考えており、すなわち、まちづくりにとっての効果をどのように引き出していくかが課題というふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) それでは、私のほうからは外国語教育について最初に答弁させていただきます。  2020年の新学習指導要領では、英語を「外国語」と表記しております。  一つとして、小学校3年生から外国語活動として導入されます。3年生、4年生が英語に慣れ親しむことを主な目的とし、「聞く」「話す」のコミュニケーションを中心に、年間35時間、週1回の頻度で授業が行われます。  二つとして、現在、5年生から行われている英会話や英語に触れる授業が、年間35時間から70時間に増え、週2回の頻度で授業が行われることとなります。さらに、英語は評価が伴い、成績のつく教科となります。聞く・話すに加え、大文字や小文字を書く文字指導、日本語と英語の語順の違いなど、文を組み立てる表現力も指導されます。  次に、外国語教育に係る準備状況と課題についてですが、栄町では小学校に英語の専科教員を配置しています。また、外国語指導助手として、当初は1名であったALTを3名に増員して雇用しています。基本的には、小学校では県から派遣された英語を専門に指導する英語専科教員とALTの複数対応で授業を進めています。3年生から6年生まで、文部科学省から発行されている教材を使用しながら授業を進めています。  次に、課題についてですが、教材を有効に使用して教員が指導技術を高めながら、子供たちにわかりやすい授業を展開できるよう研修計画を作成し、小学校教員の外国語指導力を向上させていくことです。  続きまして、プログラミング教育についてです。  新学習指導要領では、情報社会を生きるために必要な態度や考え方を学習する、情報モラルを含む情報活用能力が、学習の基盤となる資質や能力に位置付けられました。  プログラミング教育の目的は次のようなものです。  一つとして、プログラミング的思考を育むこと。二つとして、プログラミングの働きや、よさ、情報社会がコンピューター等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにすること。三つとして、コンピューター等を上手に活用して身近な問題を解決したり、これからの社会を創り出していく子供たちが社会や世界に向き合い、関わり合い、自分の人生を切り拓いていく態度を育むこと。  四つとして、各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること。大きくは以上の4点が改革の内容となります。  次に、プログラミング教育の準備状況についてですが、一つとして、準備状況については来年度からタブレット端末を各学校に整備するため、準備を進めているところです。
     二つとして、教員の指導力の向上については、既に7月27日には若手教員研修においてプログラミングに係る授業が扱われました。また、安食小学校で、県総合教育センターの指定を受けてプログラミングの授業研究が2学期に行われます。少しずつではありますが、プログラミング教育の実施に向けて準備を進めています。  続いて課題についてですが、一つとして、システムの導入のための設計手続や業者選定等、初めての事務であるとともに、今後にも影響を与えるシステム作りのため、さまざまな検討を重ねながら進めていかなければならないことです。  二つとして、教員のシステムの活用に関する指導力の向上です。研修指定や研修計画を作成し、計画的に教員の指導力の向上に向けた取組を推進していかなくてはなりません。そのため、町教育委員会としては、次年度にプログラミング教育についての研修会を考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 第1答では、主な取組は岩屋古墳だけという、大変さっぱりしたお答えでしたので、私のほうから少し詳しくお尋ねします。  最初に、町における文化財保護がいつから始まり、これまでどのような活動を行ってきたかを教えてください。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ご質問にお答えします。  いつから始まっているかですが、資料で残されているものとして、国指定文化財の銅造薬師如来坐像が、昭和8年1月に指定されたのが最初になっています。  また、どのような活動を行ってきたかについては、栄町文化財の保護に関する条例を昭和47年9月28日に制定し、町の重要な文化財や町史・文化財報告書などを作成し保護してまいりました。その結果、町指定文化財は13件、報告書など資料として約30冊が保存されております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 国指定が昭和8年に行われているのに対して、町指定というか条例制定が40年後という、すごい時間を要しているわけですが、いずれにしても栄町の文化財保護については、昭和47年の条例制定後ということでよろしいですか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 町の一番古い指定が昭和52年になっております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) その文化財保護に関する条例の第2条には、文化財は有形文化財、無形文化財、民俗文化財及び記念物の4種類に分類されています。  これまで町が指定した文化財は、条例に示す分類ごとにどのようなものがございますか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) お答えします。  町が指定した文化財はどのようなものかということで、町が指定している文化財は現在13件、先ほど申し上げましたが、その内訳につきましては、有形文化財の古文書5件、有形文化財の彫刻1件、それと有形文化財の建造物5件、無形文化財の民族2件となっております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) たびたび苦情を言って申しわけありませんけど、どのようなものがあるかをお聞きしたので、件数を聞いたわけではございません。それで今朝方、自分でホームページを調べました。  有形文化財は布鎌の八十八番大師、日枝神社本殿、駒形神社本殿、大鷲神社本殿、雙林寺八十八番大師堂、布鎌惣社水神社本殿。それから無形文化財として矢口と北辺田の獅子舞がある。その他、古文書5件ということでございました。  この中で八十八番大師と八十八番大師堂というのは、どういう違いがあるんですか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 八十八番大師というのは本体で、大師堂はそれをおさめるお堂になります。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございました。  それで町が文化財を指定するまでの、主な手順を教えていただけますか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ご質問の文化財指定するまでの手続についてお答えします。  初めに、栄町町史編さん事業によって見出された事案について、文化財審議会等による調査を行います。次に、調査により重要と解される指定対象物の所有者の同意を得て、所有者が申請を行います。次に、申請されたものを町教育委員会から町文化財審議会に諮問し答申を受けます。その後、町教育委員会の審議を経て告示することによって指定となります。このような手続になります。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 出発点が栄町町史編さん事業により見出された事案ということなんですが、町民からこういうものを文化財指定してもらえないかとかいうような話はないのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 中にはないこともない、あります。こういうものがあるよと、こういう重要なものがあるよという情報を得て、それを文化財担当が調査に行って、これは希少なものだ、重要なものだというふうに判断されるものも中にはございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 生涯学習課として、栄町にはこの辺に何かがありそうだというような、あらかたの見当がつけられて、それは予算とあれを見ながら計画的に順次見ていって、文化財とそうでないものというようなことを着々と続けているという、そういうやり方はしてないのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 重要なもの、貴重なものと言われても、すぐに文化財になるわけではなくて、要するに文化財の候補リストというものを作りまして、それにつきましても所有者がおりますので、所有者の同意を得ながら、所有者が調査するとか、所有者の同意を得ながら調査していって指定文化財につなげていくという、そういう準備的なリストはございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございました。  次の質問に移るんですが、埋蔵文化財は確かに町の財政負担な課題となると思うんですが、その他、埋蔵以外の文化財については、そんなに財政負担がかかるとは思えないんですけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ご質問にお答えします。  埋蔵文化財は宅地や道路などの開発に基づいて、原因者の負担により調査などを行っているものです。  そのほかの文化財の管理費用などについては、基本的に、先ほども申しましたが所有者が負担することになっています。埋蔵文化財以外の文化財は、ほとんどが寺社や個人所有などになっていますので、寺社や個人で調査や管理を行っております。  そのような状況ですが、町の財政負担について、例えば町が所有している岩屋古墳と、その周辺の草刈りなど、環境整備に要する費用は町が負担している。さらに、震災による龍角寺の銅造薬師如来坐像の修復、約300万円や、水神社の修復に係る費用、約300万円については町が一部を負担しています。  また、無形文化財の民族に指定されている矢口獅子舞の獅子頭の修繕、約250万円につきまして、コミュニティ助成を利用して負担しているところでございます。その他、龍角寺のトイレの維持管理なども町が行っています。  以上です。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 要は修復とか、その時々に予算の範囲内で若干あるとしても、基本的には所有者が負担していると。  それで今聞いた話の中では、龍角寺のトイレの維持管理というのは、これは継続的に町が負担し続けることになっているんですか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 龍角寺のトイレにつきましては県の遊歩道の関係で、県のほうから補助金が来ておりまして、町から委託して清掃していただいているということでございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) それでこの定常的に出るお金が、これで確保されているということでございますので、やはり基本的には所有者負担ということになるわけですね。  それでは法改正への対応ということで、千葉県の大綱の策定状況と、県内各市町村の動向はいかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ご質問にお答えします。  現在、聞いているところでは、千葉県の大綱策定は令和2年5月か6月ごろに公表されるのではないかと聞いています。  また、文化財保存活用地域計画に係る県内市町村の動向につきましては、酒々井町が約300万円をかけて策定したとのことでございます。  なお、策定中が富里市、銚子市となっており、その他ほとんどの市町村は策定しておりません。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) この文化財保存活用地域計画というのは、何か同じ名前でいろんな種類があるようですが、私の調べたところで文化庁の平成31年度地域文化財総合推進事業に採択されて、その地域計画を策定しているのは、銚子市、柏市、富里市の3市で、酒々井町は酒々井町歴史文化基本構想という独自の計画に基づく、そういう指針ですが、それに基づく地域計画のようですので、ご確認いただければというふうに思います。  それでは文化財保護法、先ほどもちょっとその趣旨だけを読み上げましたが、この改正趣旨について文化財保護を担務されている教育長としては、どのように受け止めておられるでしょうか。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) ご質問にお答えいたします。  このたびの文化財保護法の一部改正につきましては、地域における文化財の計画的な保存、活用の促進や、町文化財保護行政の推進力と捉えております。実現には、財源の問題が重要となってきます。国や県がどのような財政支援をしてくれるかによって、町の文化財保護や活用への推進になるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ご答弁ありがとうございました。  私自身は、今回の法改正というのは端的にいえば、文化庁は文化財を保護したいのなら、その利活用を考えろと。それでその計画と一緒に出してくれば何がしかの補助はしましょうという、結構状況の認識としては、いろいろ文化財がなくなっているということを憂いているのだと思うのですが、その対応については結構渋いというか、自分で何とかしろに近いような話だと私は理解しているんです。  ただ、いずれにしても国として、その保護と活用をセットにした計画にしろということですから、栄町としても国の方針に従って、そういう対応を今後はしていかなきゃいけないんじゃないかというふうに考えております。  それで、栄町の観光案内では、水と緑に囲まれた歴史に彩られた田園都市さかえというようなキャッチフレーズが紹介されています。どなたがお作りになられたか知りませんけど、大変見事なキャッチフレーズだと私は思っています。  残念なのは歴史に彩られた田園都市、田園観光都市という認識が単なるキャッチフレーズにとどまっており、まちづくりに十分活かされていないのではないかと。私はむしろ、まちづくりの原点においてもいいのではないかと思っております。  今回、私が文化財保護を取り上げたのは、歴史に彩られた田園観光都市の潜在的な力をもっと認識する必要があるし、まちづくりの基本的課題である人口減少や産業、観光への対策に活用すべきと考えているからです。  議長、ちょっと私的な発言が後ろであるんですが。   それで、竜角寺台の集会所を最初に購入されたかたは、母が以前からこの緑豊かなこの栄町が好きで、ここに住みたいと言っていたのですぐに購入を決めましたというようなかたもおられました。私も栄町に移り住んでもう30年になるんですが、恥ずかしながら、さかえミュージカルなどがきっかけで布鎌を案内してもらったおかげで、このまちの歴史と文化というものをようやくわかり始めたというところです。  この歴史と文化を目に見える形にするためには、文化財が不可欠だと思います。今、地方の文化財は全国的に少子高齢化などで散逸傾向にありますし、それを防止するための文化財保護法の改正が行われたものと理解しています。文化財の保護は一部を除き所有者の責任となっていますので、費用負担の負荷はそれほど大きいというふうには思えません。むしろ所有者の負担が大きくて、例えば布鎌水神社の修復費がおよそ2,000万円と聞いておりますが、町からの補助金はたしか300万円だったので、残りの1,700万円を地元、布鎌地区の世帯数でいけば1,000世帯ぐらいあると思うんですが、この皆さんで寄附という形で負担されております。  今後は少子高齢化がさらに進み、あるいは今回のような自然災害等で被災したりすると、文化財保護は所有者だけに任せておけるかどうか、何がしかの行政の関与も今後はいや応なしに求められるものと思われます。そうなると、文化財を保護するだけでは町の財制がもちませんから、保護した文化財をもっと積極的に観光資源に転換して、観光客を町内に誘導することができれば、文化財保護と観光産業の相互補完が成立するのではないかというふうに考えます。このように文化財の保護と同時に活用策を求めるのが文化庁の基本スタンスでありますし、活用できる文化財のみを残していこうというものかもしれません。  今後、文化財の保護と活用をもうちょっと積極的に、栄町としても考える必要があるかと思います。  そこで私は、次の1つのアイデアなんですけど、提案したいと思いますが、文化財のある地域の方々で、その地域の魅力を紹介する活用策をそれぞれまとめていただきまして、町に提案してもらう。その際、地域の持つ文化財以外の要素、例えば景色の美しさや、おいしい食べ物なども取り入れて、要するにこの地域にはこういう魅力があるよといったものを出していただく。それを町として総合施策に練り上げて、町民同士でワイワイガヤガヤ言いながら手づくりのあるそういうパンフレットを作ってもいいですし、又はコンサルタントを起用するなどしてスマートにまとめてもいいんじゃないかとは思います。  それで昨日、町長から、そういう施策を提案する場合は財源をどうするかも含めて提案しろというお話がありましたが、ここでもそれをやったほうがよろしいですか、いかがでしょう。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) そういったお話は、昨日も言いましたけれども、確かに財源というものは、あり余っているわけではございませんので、そういったものがぜひまた文化財を大事にしたい、そういったものを積極的にやりたいというお話がございましたら、予算折衝時にぜひ提案をしていただき、どうしてもこれがなきゃだめだというような作文をみっちり書いていただいて。うちの場合は、この部分は余り私自身は積極的になれないなというふうに考えております。  文化財というのは金食い虫でございまして、非常にその辺のバランスをやっぱり考えながら、町政の中で活かしていかなければならないだろうと考えております。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 先ほど申しましたように、これは単なる文化財を保護するだけの話じゃなくて、町の魅力を発信するための、そういう町民でいろいろ案を作って、ここはこんなにいいところがあるよということをもう少しわかってもらうような取組をしたほうがいいんじゃないかと。その中に一部、価値のある文化財が光っているというようなイメージでいるんです。  ですから基本的には、そんなにお金のかかる話じゃないんですが、パンフレットを作るだとか、先ほどいったようなコンサルタントを雇うと若干、要るかもしれませんけど、その程度の話で、一般のほかの政策とは大分趣が異なっているというふうに理解するんですけど。
     それで、町長から財源も含めて提案するということであれば、あえて申し上げたいのですが、決算特別委員会でいろいろお話を伺いまして、ちょっとここはもう少し工夫してもいいんじゃないかというのが2件ございまして、1つは環境協働課でやっている生ごみのモデル事業です。以前、議会のほうでもその点を指摘して、水切りバケツだけはカットしたが、残りのEM菌とごみ袋のほうは依然と残っているという点が1つ。  もう1つは定住移住促進の奨励金です。それで課長からアンケート調査の結果を聞いたんですが、この奨励金があるから栄町に引っ越してきたというのは10%にも満たない数値であったと。44軒中4軒というふうにたしか聞いております。であれば、またその辺の予算をもう少し、若干削っても文化財保護のほうはそんなにかかるわけではございませんので、そういう使い方もあるのではなかろうかというふうに考えます。  本橋副町長、こういう考え方はいかがですか。 ○議長(大野 博君) 本橋副町長。 ○副町長(本橋 誠君) ですから、活用する際に、誰が主体となって活用するかということがまず第一だと思います、活用に当たって。  それでほかのところを例えば見てみますと、そういった団体が作って活用している、それに対して市町村が支援している。そういったケースが多いので、まずそういったお話を聞くのはいいですけど、誰が主体としてそれを活用していくのかということが重要だと思っています。  また、先ほどもちょっとお話ししていただいたこと、ごみの関係又は定住移住の関係。定住移住の関係はもっとデータをちゃんとお示ししなきゃいけないんですけれども、定住移住の促進の事業をやってから、一つずつをチェックし、効果があるかどうかは別として、この間も先ほど、最初の総括質疑のときに申し上げましたとおり、大体もう250人ぐらいの社会増減があったんです。それでやり出してから、それをもって担当職員が、こういう制度がありますからということで、各企業とかそういうところを回り出して、それでも今2桁又は多くても100人をちょっと超える、そういう数になってきたんです。それは私自身としては、やり方はどうこうあれ、あのままでやっていたら、今ごろはもう200人、300人の社会増減は出てくるというふうな状況だと考えておりました。  その辺はまた、本来は予算のときに、また予算審議のときに、じゃあこれをやめて、こっちのほうがいいんじゃないかとか、そういう議論をしていただければ幸いだと思っております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) それでは教育改革のほうに移りたいと思うんですが、教育改革について教育長としてどのように受け止めておられるかについて、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) ただいまのご質問に答弁いたします。  近年、知識、情報、技術をめぐる変化のスピードが速く、情報化やグローバル化といった社会的変化が私たちの予測をはるかに超えて進展しております。このような予測困難な時代に子供たちが未来の作り手となってまいります。AIの出現により、今ある職業の半分以上がAIによって取ってかわられる時代となることが予想されております。  しかしながら、人工知能が行っているのは与えられた目的の中での処理でございまして、一方で人間は感性を豊かに働かせながら、どのような未来を作っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出すことができます。場面や状況を理解して、自ら目的を設定し、その目的に応じて必要な情報を見出し、深く理解して自分の考えをまとめたり、相手にふさわしい表現を工夫したり、答えのない課題に対して協力しながら、目的に応じたよりよい答えを導き出したりできるという強みを持っていると思います。  栄町の子供たちが予測困難な変化に前向きに向き合い、自分たちの可能性を発揮し、よりよい社会や幸福な人生の作り手となれるよう、育成していきたいと考えます。  こうした教育の目標である、生きる力の育成を成し遂げるには、今回の新学習指導要領に沿った学校教育の実現が不可欠であると思います。今回の改訂には社会との連携が大きな柱となっております。困難も予想されますが、大きなチャンスと捉え、教育委員会と学校、そして社会が連携し合って、栄の子供たちが未来の担い手となれるよう育成してまいる所存でございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございました。  この新しい学習指導要領でいくと、平たく言えば海外の人と英語で話ができて、情報化技術が使いこなせる、そういうグローバルな人材を育成したいというのが国の方針かというように理解しております。  それでは個別の質問をさせていただきたいのですが、小学校3年生、4年生の外国語活動は、慣れ親しむことを主な目的にしているそうです。慣れ親しんでもらうための授業とは、具体的にどのような授業をされるのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  英語の学習に初めて取り組むことから、外国語や外国の文化に興味・関心が持てるように授業を行う必要があると考えております。  そのためには、知識のみによって理解を深めるのではなく、体験を通して理解を深めることが大切であると考えます。体験的に理解を深めることで、言葉の大切さや豊かさ等に気付かせたり、言語に対する興味・関心を高めたり、これらを尊重する態度を身に付けさせたりすることは、国語に関する能力の向上にも資すると考えられます。例えば、外国語と日本語を比較したり、外国語を用いたコミュニケーションを通したりして日本語と外国語の音声の違いに気付かせたり、日本語だけでは気付くことが難しい日本語の音声の特徴や、言葉の仕組みへの気付きを促したりすることができるような授業を行っていくことが必要であると考えます。  このような授業を展開することによって、高学年以降の外国語学習につながる聞く力や話す力を育むことが期待されます。慣れ親しませる際には、児童が興味を持つ題材のもと、児童がやってみたいと思う活動を設定することが大切であると考えます。  中学年で身近な事柄について、十分なコミュニケーションを図っておくことにより、高学年以降の外国語学習の動機付けとなり、さらに話題を広げてコミュニケーションを図ることにつなげていくこととなります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 申しわけないんですが、ちょっとこうすればこういうことで重要だとか、何々に資するかと言われても。今お聞きしているのは、どんな授業ですかということなんですよ。可能でしたら、少しの時間で結構ですので、ここで授業の実演をしていただけませんか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 歌が入るような雰囲気になってしまって、議場にちょっとそぐうかそぐわないか、私判断できないんですが、そのような雰囲気でもよろしいでしょうか。よろしいですか。それでは、ちょっとだけやらせていただきます。  まず、授業のイメージの一部分としてお捉えください。これが全部の授業ではございません。  「I have a pen.」これは日本語で英語を表現した表記でございます。「I have a pen. I have an apple.」これはピコ太郎さんが持ちネタでやったことでございます。片仮名表記で発音した場合と、今のリズムでやった場合では、音声がつながっているので、例えば「アン アップル」というのを「an apple」というふうに表現したりとか、そういう説明を加えないで、子供たちに感じてもらえるように、授業ではそのリズムに乗って扱うというようなことをやっています。  Let‘s tryという、これが3年生で使われている教科書でございまして、その中の一部に、何が好きですかという文章を教える場面がございます。何が好きですかというのは、「What do you like?」です。これを答えるときには、「I like tennis.」みたいに表現するんですけれども、これをリズムに乗せて教室に設置してある電子ピアノでリズムを流しながらやるときには、「What do you like? What do you like? I like tennis. I like tennis.」のように、発音を英語により近い状態で子供たちにモデルを示して、その後に子供たち同士でペアで組ませて会話をさせるというような授業を行っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございます。おかげさまで、授業のイメージの一端がわかりました。  それと、英会話の教材なんかでよく用いられているんですけど、生徒が興味ある場面での会話を題材とすることで、より親しんでもらうというような話も、これを読み砕くとそんなことも書かれているように思いました。  同じく、外国語活動についてお聞きしますが、3年生、4年生の授業は教科というものにはなっていませんので、評価とか成績がつかないそうですが、外国語活動の評価自体は何らかの方法でやって、次年度の活動に活かしていくという、PDCAを回すといいますかね、そういうことが必要と考えるんですが、特に教師側、教える側については、今年度の評価をしっかりやって、今後のよりよい授業につなげていく必要があると考えますが、その意味で外国語活動の評価はどのようにされるのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまのご質問に答弁をさせていただきます。  外国語活動等における慣れ親しみに関する評価については、活動の観察、今やらせていただいたような活動をどう意欲的にやっているかとか、それからワークシート、作品等による評価が適切であるとされております。慣れ親しんでいる児童の姿を、授業の中で設定されている語句や表現を用いて活動を行っている状態と考えると、その状況を評価するということが重要であるとされております。こうしたことから、そういったようなところを評価する際には、教員の主観が入ってくるということがあるということでございます。  それから、教員の側の授業に対する評価については、週指導計画案への反省や、年度末に行われる成果と課題等を校長に報告する機会がございまして、その自己評価を行って、各教員がその指導の反省を次年度に活かすというような形態をとっております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 時間も大分迫ってまいりましたので、次にプログラミング教育についてお尋ねします。  情報活用能力が学習の基盤となる資質や能力に位置付けられたことは、大きな改革であると理解しました。言ってみれば、読み書き、そろばんと同格の位置付けになったというふうに理解しております。  プログラミング教育の目的として、次の3つが示されました。1つとして、プログラミング的思考を育む。2つとして、コンピューター等を自分の人生に上手に活かす態度を育むこと。それから3つとして、各教科の学びをより確実なものとすることと、この3つの目的の一つである、時間が余りないので、1つのプログラミング的思考を育むための授業って、どんなことをするのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) どのような授業をするかについてですが、代表的な授業としては、スクラッチというものを活用した授業がございます。これは、5年生の算数科で、正多角形をプログラミングによって描かせるというものです。  例えば正方形を描かせる場合には、言葉のブロックの中から適切な言葉のブロックを子供たちが選択をして、そのブロックを組み立てていきます。その組上げによって、正方形を作り上げることができます。実際の指示語の組立てでは、言葉のブロックの中の「100歩直進する」、「90度曲がる」、この指示を4回繰り返すことで、正方形ができ上がります。応用としては、言葉のブロック、「100歩直進する」、「90度曲がる」という言葉のブロックを、「4回繰り返す」という言葉のブロックでくくると、同じように正方形ができると。  このように順序立てて物事を考える論理的思考ができるようになることが、プログラミング的思考の育成となります。言葉の組立てが不適切な場合には、目的とする図形を描くことができないので、どこが間違えているかを探したり、それから友達と話しながら解決を目指したりすることも、プログラミング的思考の育成に含まれます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) そうすると、今の「100歩直進する」とか「90度曲がる」というような指示は、言葉を選ぶと画面に出てくるんですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) コンピューターの画面上に、言葉のブロックの集合体と、それを、その集合の中から選び出して組み立てる画面と、それを組み立てて図形ができ上がる画面というふうに、ちょっと想像できますでしょうか。そのいっぱいある言葉のプレートを組み立てて、それを稼働させることによって、表現した図形ができ上がるというようなことでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 要は、パソコン上でこういう指示をさせてやって、論理的な流れが正しければちゃんとした図形になるということを肌で感じるということですね。  じゃあ、そのハードの整備状況については、タブレット端末を整備して、教員の指導力向上を図っていくということですけども、教材については英語と同じように文部科学省のほうで既に準備しているのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) プログラミング教育については、教材についてなんですけれども、文部科学省、総務省、経済産業省で、9月を未来の学びプログラミング教育推進月間と位置付けております。令和2年度から全面実施される新学習指導要領に基づく、小学校プログラミング教育に向け、活用できる資料や教材等を取りまとめております。  それらは、1つとして小学校プログラミングの手引き、2つとして小学校を中心としたプログラミング教育ポータル、3つとして小学校プログラミング教育に関する研修教材、4つとして小学校プログラミング教育に関する資料、この4つが用意されております。  このようなものを専用のサイトから教員が取り出して、ダウンロードして、研修に使ったり授業に使ったりというようなことで準備されているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) じゃあ、大体、準備状況は整っているということなんですが、もう一つはシステムの導入のための設計手続や業者選定等の業務に不慣れなことが課題の一つというふうにおっしゃっていましたけど、億単位のシステムですが、5年間ですけどね、安価でよりよいシステムをどのような方式で調達していかれるのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  ICT教育環境の導入についてですが、プロポーザル方式で導入を考えています。プロポーザル方式では、指定金額を提示し、その金額の範囲でどのようなものを事業者側が提示できるのか、すなわち事業者に提案をしてもらって、その提案の中でよいものを選ぶものです。高額な費用が必要なため、競争入札によって安価なものが条件を整えているものであるとは限らないことから、提案を総合的に評価するこの方法での導入方法がよりよい方法であると考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 確かに、こういう場合は提案方式がいいかもしれませんが、提案内容に漏れがないかどうかというチェックも大変難しいところがあって、漏れないようにしていただきたいというふうに思います。  この教育改革の中で、とりわけプログラミング教育に関する私の懸念を1つだけ申し上げておきたいんですが、私の孫が中学2年生なんですけども、パソコンを買ってあげたところ、すぐに自分でプログラミングして、おじいちゃんありがとうっていうメッセージが出てくる動画を送ってきたんです。自分のパソコンを今まで持ってなかったんですが、学校にあるパソコンを使ったんですか、いつの間にかこの程度のプログラミングができることに、まずは驚いたと。  このプログラミング教育に関しては、きっと教える先生より、教えられる生徒のほうが学びの速度が格段に速いんじゃないかと。だから、たちどころに追いつき、追い越されることになるのではないかというのが実態じゃないかと思うんですが、そこは何かと先生のほうも大変でしょうが、そういった側面にも配慮して、新学習指導要領に基づく授業の準備をぜひともよろしくお願いしたいと思います。  以上で、教育改革に関する私の一般質問を終わります。ご答弁ありがとうございました。 ○議長(大野 博君) これで、岡本雅道君の一般質問を終わります。岡本君、自席にお戻りください。  ここで、昼食のため、午後1時30分まで休憩といたします。                                午後 0時04分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 1時30分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  大野信正君の発言を許します。大野君、質問者席へ移動願います。大野君。  〔4番 大野 信正君 登壇〕 ○4番(大野信正君) 4番議員、大野信正です。  通告に従いまして、2項目の質問をいたします。  1項目めとして、本年4月よりスタートする栄町第5次総合計画、快適な住環境の整備により、JR安食駅の利便性向上を図るについて。  2項目めとして、昨年、平成30年5月3日にオープンしましたコスプレの館、オープン後の成果について伺います。  今回、安食駅に関係する質問をするに当たりまして、安食駅の歴史をちょっとひもといて調べてみました。安食駅は、皆さんもご存じのように、開通は1901年、明治34年2月2日で、この年は昭和天皇が4月29日にお生まれになられた年だそうです。記念すべき年の開通で、今年で118年を迎えます。  この、今現在の駅舎は、鉄道開通後20年後に駅舎ができまして、1921年、大正10年の3月に今の駅舎ができました。現在、98歳ということであります。駅舎自体もあと2年後、2021年の2年後には100年を迎えます。一部の文化財的評価もあるんですけども、老朽化が進みまして、駅員さんの話によりますと、冬の早朝などは吹きっさらしでお客様から暖房の要望が多くあったというそうです。  昭和30年から昭和40年ごろ、安食駅の利用客は、農家の主婦の皆さんによる行商列車で盛り上がりました。地元の今で言う産直便だと思いますけども、採りたての野菜、卵、お米とかお団子等を東京のお得意様に、籠で背負ってお届け、早朝の1番列車から4番列車まで行商列車が大変多くのかた、10両列車に300人もの行商のかたがいらっしゃった。先日のテレビの「よじごじ」で、その様子が紹介されました。  その後、昭和50年代の中ごろから、栄町のベッドタウン、首都圏のベッドタウン化により、サラリーマンのかたの利用客が平成7年、1日平均乗車数が5,440名になりました。これがピークです。その21年後の平成28年、生産年齢の減少により、乗客数も2,760人とピーク時の約半分になりました。  今回、この安食駅の営業時間短縮に当たりまして、行政の岡田町長を初め、それから住民の皆さん、議員も含めて、やっぱり共通の問題として何とかならないかということで、各々のかたたちが各々の場面でいろいろご努力をされて、今日。しかし、残念ながら昨年の2月1日に安食駅の営業時間の短縮が実施されました。この間、議員の皆さんも含めて、町民の皆さん全員で協力して署名活動等によって、千葉支社のほうに参り、9,040名という大変なかたの署名をお届けし、これも一つの何とかならないかという意識のあらわれだと思います。  1個目の質問の要旨に入りますけど、この住民のかたの気持ちというのが、駅についてどんな形であらわれたかなと調べてみました。第5次総合計画の中で、事前に町民意識調査というのを実施されました。その中に、住民のかたがいかにこの駅について思いを持っているかというのが幾つか出ていましたので、紹介させていただきます。  平成29年度に実施した町民意識調査によると、まず第1位は、バス・鉄道などの利用、利便性の向上というのが55.9%と最も高く、2位の約倍になっています。また、よく重要課題として取り上げられる、栄町に若いかたが住んでほしいと、若いかたをどんどんどんどん栄町に引き込みたいということで、いろんな施策を練っています。しかし、若いかたの意識は、まず第1に公共交通機関、電車・バスや基幹道路の整備を進め、都市間のアクセス向上を図るというのが断トツ1番の61.5%の意識であります。  2位には、やはり地元で職場を求めたいというのが47.5%であります。また、生活基盤準備のための施設についても、重要第1位に公共交通機関の利便性向上のための取組について、87.8%と、ほとんど全てが駅のことに対して利便性の向上ということについて触れております。特にその中でも、JR成田線の利便性の向上が93.5%と、断トツの要望事項となっています。町民のJR安食駅に寄せる利便性の向上は、住民の切実なる要望と思います。  一方、町政の運営の継続からも、生産年齢の拡大というのは重要な取組事項だと思います。栄町の15歳から64歳の生産年齢人口は、平成31年3月現在1万1,454名、55.2%で、平成25年の1万4,569名の65.4%から10%ダウンしました。どんどん生産年齢が減っている中で、少しでも多くの働き手のかたが栄町に移り住んでほしいというその思いが、駅のほうにも結びついてくると思います。
     2018年の2月1日、安食駅の窓口の営業短縮が実施されました。それから1年7か月が経過し、この間住民の要望として、まず利便性の点から、自動券売機の復活、遠隔操作システムの導入を含め、この点がまず第1に上がります。  また、早朝時間への繰上げにつきましては、現行の9時20分から16時10分を、何とかもっと早い時間にならないかということで、一つの案としては、7時台、朝の7時から5時という要望等も上がっております。しかし、この要望につきましては、また住民のかたの要望の調査、コンセンサス確認中ということでございます。  また、もう一方の安全性対策の要望としては、駅のプラットホームに監視カメラを設置して、成田駅で安全性が確認できる体制を準備する。2番目としては、安食駅構内に緊急時に備えて非常停止ボタンを設置する。この非常停止ボタンというのはポスターだけ張ってありますけども、実際に事何かあったときに、非常停止ボタンが設置されておりません。  3点目の、成田駅との緊急時の連絡のためのインターフォンの設置、これもやはり駅員がいないまでも、成田駅でしっかりとこの安食駅を管理して、インターフォンでしかるべき指示ができるような形を設けてほしい。こういう要望が出ております。  利便性、安全性の課題解決に積極的に取り組み、解決の道をつけることに住民の定住移住促進につながると思います。  以上、4点についてJRとの交渉結果についてお尋ねします。JRとの交渉は、企画政策課のほうで定期的に行っていただいているということは伺っておりますけども、それを何とか住民のかたに見えるような形で、ぜひ示していただきたいと思っております。  2点目の、2項目めの件は、コスプレ館についてお尋ねします。  多くの補助金獲得時でKPIにより事業計画で実態との乖離がありますかということで、コスプレの館は栄町観光の一番の、あそこを観光のメッカにするという、大変な要望の中ででき上がりました。このチャンスを何としても栄町の観光促進に結びつけられるようにという、大変な計画書を拝見しました。その計画書を一つひとつ実態に合うような形に持っていければいいと思います。その計画と実態との乖離について、お伺いします。  2点目については、平成31年4月1日から指定管理が今度、ゆめ牧場に変わりました。5か月の間ではありますけども、応募者の申請書との乖離、整合性についてお伺いします。  以上、まち元気につながるものと、それからJRの関係でございますけども、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) それでは、1項目めの安食駅窓口営業時間短縮に関してのJRとの交渉結果について、お答えします。  まず、安食駅の窓口営業時間短縮に関しての要望についてですが、昨年4月13日に議員及び地区連絡協議会の皆様、町の3者合同でJR千葉支社長に対し、議員及び地区連絡協議会の皆様方で集めていただいた署名とともに、要望書を提出してまいりました。要望の内容は、町からは営業時間の短縮撤回と、利用者の安全確保のため、緊急連絡先の掲示などの設置を要望しました。  また、地区連絡協議会からは、利便性の問題として、自動券売機や精算機の時間外稼働、安全性の問題として、身障者などの乗降時の安全確保や線路上への落とし物などのときの対応などについて、要望しております。  さらに、その後につきましても、成田線沿線の市町で構成する成田線活性化協議会等でのJRへの要望活動の中でも、安食駅の窓口営業時間短縮の撤回について要望してまいりました。この要望に対する現在の経過ですが、営業時間の短縮については、JRでは経営の合理化を進めている中で、安食駅は乗降客が年々減少している状況であることから、撤回はできないとの見解は変わっておりません。  なお、JRとの協議で、リバーサイドフェスティバルやリバーサイドマラソンなど、町外から多くのかたが来町するイベントの際には、窓口営業時間を延長することとなりました。  一方、自動券売機の復活、すなわち時間外の稼働についてですが、お金の詰まりや機器の不具合などが発生した場合、駅員がいない時間帯には対応できないとのことから、現状では時間外稼働はできないとの見解は変わっておりません。  続きまして、安全性に関することについてですが、地区連絡協議会からの要望書には具体的には書かれていませんが、一つとして監視カメラの設置につきましては、既に2基設置してありましたが、安全性を高めるため、1基追加したとのことです。  二つとして、非常用停止ボタンは、まだ設置されておりません。  三つとして、成田駅との緊急連絡用のインターフォン設置につきましては、ホームからの転落などの緊急時の連絡先としてお客様センターがあり、その連絡先は既に掲示してあるとのことでした。しかし、その掲示がわかりづらいとの意見もあることから、もっとわかりやすく表示するよう、8月29日に成田駅長に要請しました。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) それでは、私からは質問事項2、コスプレの館オープン後の成果について、初めに1項目めの事業計画と実態との乖離はあるかについてお答えいたします。  事業計画と実態につきましては、地方創生の交付金を申請する際に定めましたKPI、すなわち交付金を獲得するための目標に対してどのようになっているかについてお答えいたします。  一つとして、コスプレの館の来場者数ですが、平成30年度目標として3,552人で申請しておりますが、実際は2,115人で、マイナス1,437人となっております。  二つとして、ドラムの里の売上額ですが、平成30年度目標として9,300万7,000円で申請しておりますが、実際は8,789万1,000円で、マイナス511万6,000円となっております。  三つとして、ドラムの里の雇用者数ですが、平成30年度目標47人で申請しておりますが、実際は20人で、マイナス27人となっております。  以上のように、目標の設定につきましては、交付金を獲得するために高いKPIを設定しておりますので、実態が目標を下回っている状況となっております。  その一方、コスプレの館の実態ですが、平成29年度に比べて平成30年度は利用者が1,100人から2,115人と約2倍に、外国人利用者も333人から695人と約2倍に、売上げは174万円から428万円と約2.5倍となっており、オープン後の成果はかなり上がっております。  続きまして、2項目めの平成31年4月1日より指定管理者の変更がありましたが、5か月が経過して応募者の申請書との整合性は、についてお答えいたします。  申請内容が多岐にわたっておりますので、主な項目についてお答えいたします。  一つとして、定期的なイベントを開催し、お客様とコミュニケーションを図っていくことにつきましては、毎月1回はイベントを開催するようにしており、これまでひな祭りでの甘酒のふるまいや、茨城のお茶の詰め放題、野菜の詰め放題や鈴虫のプレゼントなどを行っております。  二つとして、コスプレ体験以外にも和体験を実施することについては、日本酒の試飲を実施しているほか、そろばんや学習等もメニュー化していますが、ツアー客は事前予約が必要なことと、個人観光客が少ないことなどが課題となっております。なお、現在、忍者体験イベントを企画中でございます。  三つとして、旅行企画商品につきましては、JRの房総日帰り旅行商品に掲載していただいたことや、現在、はとバスツアーに組み込んでいただけるように交渉中です。  また、国内旅行会社にお願いして、1か月ほどホームステイしているアメリカの学生の帰国前に、コスプレの館の見学を入れていただき、7月、8月で50人ほどがコスプレ体験をしております。そのほかにも、中国の旅行会社が企画する修学旅行ツアーの行程に入れていただけることが実現し、コスプレ体験にゆめテラスでの食事付きで毎月訪れていただいております。  四つとして、インバウンド誘致活動につきましては、7月に成田空港の中にあります千葉のアンテナショップのリニューアルの際に、出張コスプレを実施しており、この9月にも成田イオンでコスプレのPRを実施することが決まっております。  五つとして、外部会員組織とのタイアップ企画につきましては、ラウンドオペレーターの営業マンに実際にコスプレを体験していただく企画を実施したほか、現在、JAF PLUSという会員数1,100万世帯へ発信する情報誌への掲載ができないか、交渉中です。  六つとして、施設周辺の計画的な整備につきましては、時期的に除草作業が追い付かない状況でしたが、8月下旬に除草作業を行っております。  以上のように、申請書との整合性につきましては、まだ5か月ですので課題はありますが、ほぼ申請どおり指定管理者としての事業展開ができていると評価しております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) では、再質問に入ります。安食駅の利便性について質問をいたします。  平成30年の10月9日にJR千葉支社訪問時なんですけども、先方の西田支社長から、それではJRとしてどういうことが可能かということの一つのヒントをいただきました。これは、全体像は変えることはできないけども、朝の営業の時間帯については、朝の利用者は慣れているという考え方から、朝の時間帯に窓口を開いていたほうがよいという声が多ければ窓口を開ける時間帯を検討しますよということでありました。全体の中で変われば一番いいんですけど、そうでなくても、今の現状の中でより住民のかたが希望されるような状態になればと思います。  ということは、この朝の時間帯も含めて、今、安食駅がどういう時間帯でどういう人たちが、どのぐらいの人が使っているかという実態把握について、できているかどうかお伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまのご質問にお答えします。  JR成田駅に確認したところ、時間帯別の利用者数については、情報公開してないということで教えていただいておりません。  なお、JR側の判断としては、利用者数ではなくて、切符を買う人が多いか少ないかで、駅員を置く時間帯を判断しているということでございました。ただ、その切符の販売数についても、教えてはいただいておりません。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) この件に関しては、地区連絡協議会の皆さんの有志の中で6月14日に安食駅の朝の時間には駅員がいる時間帯の9時15分から16時10分まで、時間帯を区切りましてどういう状況の利用状況になっているかというのを調べていただきました。申し上げると、実際には1日の乗客が2,684名という中で、この駅員がいる9時15分から16時10分の間、443名のかたが利用されています。1日の中で16%のかたが駅員がいる時間帯の利用客ですね、そのうち券売機の利用者は149名ということでありました。比較的、ほとんど定期及びSuicaということであると思うんですけど、どちらにしましても実態把握というのは物事を解決する上で非常に大切なことだと思いますので、湯浅課長には引き続き、朝の早い時間はどんな状態になっているかということも含めて、ぜひ調べて、それからそういうことも地区連絡協議会、地区のかた、いろんな要望されているかたにもフィードバックしていただけたらと思っています。意外な数字かなと思うので、全体の中の3分の1の人が券売機利用、券売機の利用の中には、実際に切符を買う人と、それからSuicaを使う人がいますので、そんな状態でありました。この件については、湯浅課長、引き続きタイミングを見てまた成田駅、小林駅長との人間関係もよくできていらっしゃると思いますので、しかるべきときに実態把握ができればと思います。よろしくお願いいたします。  2点目のことについてお伺いします。  先ほどお答えがありました、自動券売機の再稼働については難しいですよということでありました。実際に西田支社長も、今後ただ技術革新によって切符を発券しなくても利用できるような状況を早く作りたいということで、今の日進月歩の技術の中で、前向きなご意見、一つの情報として言っていただきました。この券売機については、券売機の技術革新状況を踏まえて、継続交渉をお願いしたいと同時に、一部のJRのインターネット等を見ると、2013年の12月19日、東日本鉄道の情報なんですけど、JRの遠隔操作システムというのがありまして、これは数の少ない、乗るかたが少ない朝の早朝時間に遠隔操作システムというのを使いまして、自動改札や自動精算等の操作を監視を行うシステムが、今開発されたそうです。これは多分、即時に千葉支社のほうまで来るかどうかあれですけど、こういう情報等につきましても、ぜひ駅員が不在となったときに、お客様からの問合せ等についても新たな装置で対応できる、インターフォンで対応できるという装置だそうです。こういうことの取組についても、定期的な会合の中で、ぜひ安食駅の取組、取り入れていただけるように交渉していただきたいと思いますけども、この件についてお尋ねします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまの券売機の件につきましては、ちょっとその辺の情報、私知らなかったもので、その辺、成田駅長へ確認しまして、導入できるかどうかわかりませんけども、その辺のお話はしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) それではもう一点、安全性の確認から。  監視カメラの設置や、成田駅とのリアルタイム通信の手段の状況ですけども、これは実は以前に安食駅で死亡事故がありましたので、監視カメラについてはぜひとも……。  平成29年の10月29日なんですけども、午後11時50分ごろ、品川発成田行きの電車に乗って来られたかたが、線路内に入った50歳代のかたが、これを見つけて急ブレーキを踏んだんですけど、間に合わず、死亡事故が発生しています。こういうとき、このときには駅員がいらっしゃる時間だったらしいんですけど、やっぱり事何かのときに、もし万が一ホームに落ちたりなんかするときに、駅員がいないときにどういう形で電車に知らせるか。踏切にはもちろん、このストップボタンがあるんですけど、同じように駅構内にもキャンペーンでポスターを貼っているのに、安食駅には実際には付いてないという状況でもありますので、これについては何としても安全性確認の点から取り付けていただけるように再度、お願いしていただけたらと思います。この点は、実際に事故が起きているんで、再発防止ということも含めて、JRとの交渉をお願いしたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 非常停止ボタンの件でよろしいでしょうか。非常停止ボタンにつきましては、JRのほうで随時設置していく計画で進めているそうですけども、まだ安食駅にいつ付くかというのはまだはっきり決まってないそうです。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 大きく一歩というか、半歩前進だと思います。ぜひとも、駅員のいないところについても非常停止ボタンについては設置していただけるように取り計らっていただけたらと思います。  次の質問に移ります。  転落などの緊急時の連絡先として、お客様センターがありますというお答えなんですけど、このお客様センターというのが、私電話してもなかなか、即リアルタイムでぴしっとつながらずに、とりあえず伺っておきますみたいな感じで、そんな状態の用件で電話しているんじゃないんよって言いたくなるような状態でありました。この列車の運行状況やダイヤなどの緊急を要しない場合の利用は有効と考えられるけども、事故発生時に通報する場合には、利用客の視点で、一刻を争う状況下では、お客様センターが有効な機能をするとは考えにくいと。お客様センター、一度ぜひ試しにお客様センターに電話してみていただきたいんですけど、非常にリアルタイムの対応には役に立ってないのかなと。やっぱり万が一、日ごろあることではないと思うんですけど、万が一を想定した中で、少しでもその状況に対応できるような、駅員がいないときにはそういうこともぜひとも取り進めていただきたいと思いますけども、この点についてお尋ねします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 先ほどの答弁とはちょっと重複しますけども、ホーム上でトラブル等が発生したときですとか、事故の場合、安全確保の体制については、お客様センターにやはり連絡してもらえれば、すぐに対応できる体制ではいるということで、成田駅長のほうからは聞いております。  ただし、利用者のかたにちょっとわかりづらいというか、そういう表示だったので、その辺の表示の改善のほうは要望して、要請しております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) そのお客様センターの対応なんですけども、私のやりかたがまずかったのかもしれませんけど、本当にリアルタイム対応じゃなかったので、一度ぜひ、湯浅課長も試してみていただけたらと思っています。  次の質問に移ります。  安食駅の利用客を増やす方法の一つの提案として、実際に今使っているかたの意見を伺いました。今、通勤されているかたなんですけども、霞が関のほうに行ってらっしゃるかたで、やっぱり一人でも多くのかたに乗っていただければということで、そのかたのご意見は、やっぱり安食駅からドアツードアで約2時間かけて職場まで行くそうです。でも、実際は龍角寺からバスで安食駅に来て、いざ6時半の電車に乗ってしまうと、直通電車乗っちゃうと、そのまま我孫子まで行って、我孫子から千代田線に乗るんですけども、安食から座っていって、我孫子からなおかつ座っていけると。その中にあって、ずっと電車の中で本を読んだりとかいろいろ勉強できると。実際の2時間の実感が、2時間って大変だなっていう実感じゃなくて、逆に2時間が自分のフリータイムということの中で、いろいろ勉強できたと。それを職場で話すと、職場のかたは、やっぱり座って通勤できて、なおかつ勉強ができると。  それから、そのかたは龍角寺に住んでいらっしゃるんですけども、住環境がよくて、物件も広い場所でもありますし、近隣から見るとはるかに、今、物件が安いということで、頭金さえあれば栄町で大きなうちが手に入って、なおかつ自分の趣味等から勉強にも使える、資金的にも非常にいいよということの話をすると、やっぱり向こうの、都内に住んでる人とか何か、びっくりするそうです。ですから、豊かな自然があって、買い物も栄町のスーパー2軒、それから近隣の成田市、印西市も近いということもありますし、ストレスを感じることが非常に少ないということをおっしゃっていました。  通勤のかたに、今はやりの、安食駅を乗って、それから勤めていって、こういう形で自分の職場まで来ましたっていう動画等でそういうことを発信することによって、栄町のよさをもっともっと知っていただけるんじゃないかと。今現在も、行政のほうでいろいろ栄町に住みませんかっていう動画があります。あれも非常に好評でありますけども、と同時に、やっぱり新たな形の、そういうSNS等を活用したPR、栄町の住環境のよさ等をPRするということも必要だと思いますけど、この点はいかがでしょうか。答弁お願いします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまのご質問なんですけども、定住移住のPRですか、いろんな形でまちのほうでも、ティッシュボックス作ったり、パンフレット作ったりして定住促進のほうですか、PRさせていただいています。その動画とかSNS使った宣伝のほうも、その辺は考えていきたいとは思っていますけど、なかなかちょっと技術的にも難しい部分もありまして、ちょっと難しいかなとは思います。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 実は、先日ちょっと時間があったので生の声を聞いていただいたけど、多分地元にいて感じていることと実際に勤めているかたの実感は、大分違った実感を持っていらっしゃるんじゃないかと思います。ですから、身近で勤めているかたと知り合いのかたがいたら、栄町が勤めていてどういう状況でお勤めされているか、通勤列車どういうように思いますか等々ですね、まだまだ栄町のよさがたくさん隠されているのかなと思いましたので、そういった新たな確認の中で栄町のよさをもっと幅広くPRしていただけたらと思っております。  次の質問に入ります。  駅舎のことについて触れましたけども、98歳というのは本当に見た感じは、98年前によくぞあれだけ作って今現在も健在だなと思いまして、見ているんですけども、やっぱり老朽化して、冬の時間は朝早く駅舎で待っているかたが寒くて吹きっさらしで、非常に困ります。朝一番の4時台の後半なんですけども、お年寄りのかたも増えてくるということもありますし、いろんなかたがいらっしゃる。  一つのケースとご検討いただきたいということについては、駅舎、橋上駅を作るのには15億円かかるというから、それはもう今の財政状況ではとても私は望むべくもないと思うんですけど、一つは、駅舎のところに多目的ホール、ひとつ神崎駅の駅舎を見ていただけたらと思うんですけども、神崎駅はちょうど今50年、神崎町が50年の記念のときに作ったということですけど、非常に中にPOS端末自動券売機、乗車券証明書、それから飛行機、簡易Suica等も設置されていて、駅の機能は駅でやるんですけど、それ終わった後は、中でいろいろな機能をPRがあったり、非常に住民のかたが楽しめる。まして神崎ステーションホールを併設しているということなんですけど、そういうことがもし可能だとすると、駅前の観光PRコーナーができたり、いろんなかたがこれから、勤めのかた以外に栄町もどんどん人、交流人口を呼んで、JRの西田支社長の話じゃないけど、お勤めのかた以外でも栄町と協力して交流人口を増やすようなことで一緒にできませんかとおっしゃっていましたけど、やっぱり来ていただくには来ていただけるような駅舎というものも必要じゃないかと思っています。そんな面では、大体、神崎町で2億3,000万円ということで、JRが4,000万円、神崎町が9,000万円で完成したということを一応、確認とっていますけども。そういうことも含めて、栄町も観光を重視した交流人口の獲得という点から、駅舎等について、98歳のそのまま残すということも一つかもしれませんけども、100年を記念しての計画なんかはいかがかと思ってお尋ねします。 ○議長(大野 博君) 本橋副町長。 ○副町長(本橋 誠君) ただいま駅舎については、総合計画でも一つの課題として取り上げておって、どういう形で駅舎を改修、橋上駅舎というふうな考え方も前ありました。今、議員からお話がありました、平家、1階建ての平舎でやっていく方法、そういったものを今検討しておって、JRともどういう形であればうまくいくのか、そういったものについて今、協議を始めたところでございます。  ただ、どういったものを入れて、一緒に複合施設として、どういったものを入れようかということも含めて検討しておって、イメージアップというのが効果として認めていただけるなら、非常にこれは簡単なんですけど、また逆に費用対効果みたいな形になってくると、非常に難しい面もありますけれども。ただ、できるだけ早くイメージアップを図っていかなきゃいけない、定住移住のためにもそういう考えは持っておりますので、そういった作業を今やり始めたというところが現実でございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) ありがとうございます。  ぜひとも、栄町に新しい拠点ができれば。たまたま、神崎町で調べに行ったときにわかったことは、実際には駅舎にいる駅員は栄町と同じように早く戻っちゃうんで、駅のほうは閉まるんですけども、ステーションホールのほうは時間が朝7時から8時まで開いていて、この時間帯は誰が管理しているんですかと言ったら、神崎町まちづくり課のほうで管理して、その管理委託を駅前のヤマザキYショップのほうに委託しているそうです。これは、掃除とか鍵の開け閉め等々ですね、人件費は時給900円の4時間でやっているそうですね。年間にして約300万円ちょっとだと思うんですけど、そういうことで近隣のコンビニエンスと提携して管理をして、快適、快適かどうかあれですけども、一つの拠点を作っているということを伺いました。  今、副町長からのお話いただきましたので、安全性も含めてですけども、駅の価値が上がるような形で、少しでも栄町に新しいかたが住んでいただき、また新しく観光も来てもらって、元に少しでも戻るような状況ができるようにしていただきたいと思います。  この駅については、一点あれですけども、住民のかたでいろいろと、地区連絡協議会のかたたちもいろんな関心を持っているかたもいらっしゃるので、定期的な駅との交渉についてのホウレンソウというか、今こういう状況で進んでいるぞとか、進捗等々がありましたらぜひとも出向いていって、本当は役場のほうに来てもらって話すというのも一つでしょうけども、現場に出て意見も聞いていただけたらと思いますので、その点ひとつよろしくお願いしたいと思います。この件は、いかがでございましょうか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) そういうお声があれば、ぜひご説明とかお話に参りたいと思いますので。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) では、2点目のコスプレの館についてお尋ねします。  コスプレの館については、正直申し上げまして、すごく、一時、私もちょっと観光協会のお手伝い、わずかの時間ですけども手伝っているときに、ドラムの里に17万人の人が来ていて、その当時は比較的レストランも、一番違うのはレストランというか、直売所が1億2,000万円の売上げがあって、結構人がよく入って、今はその辺は周りにいろんなこと、お店が出ているということもあるでしょうけど、やっぱり品ぞろえ、それからお店の構え方等々ですね、やっぱりあそこは一回中に入らないと買えないということがあるので、そういうことでやっぱり来るかたも少なくなっているので。17万人が、今たしか10万人すれすれか切るかというところだと思うんですけども。コスプレの館ができて、やっぱり栄町の観光拠点ができて、もう大いに期待しました。
     それで、実際に地域再生計画というのが出まして、これで地域再生計画の名称が、コスプレを活用した地域経済活性化事業計画ということで、これをちょっと拝見しまして、非常にやっぱり期待感が膨らんで、この中で出ているようなことが一つひとつ具現化されると、栄町が元気になるなというふうに思いました。先ほど奥野課長からいろいろ答えていただいたんですけど、予算獲得の関係だろうとは思うんですけども、でもここに書かれていることの中で、非常に取り組めるものもあるのかなと思うんです。実際にトランジット客が年間70万人来ていますけど、このトランジットのお客さんって、わずか4時間しかない中で、どうも調べているとなかなか観光できることは難しい。そうすると、情報の発信も含めて、いかにして話題をとって、それをお国にいるときに栄町のコスプレに行ってみようっていうような情報発信をいかに促進して、そういうことも含めて、事前に調べて栄町に来てもらう。そのときには、どうしても交通の便も含めて、しっかりとしたルートを作っていただく。県議、それから国会議員の先生方のお力も貸していただいて。この中、一通り見ていたときに、特に思うんですけども、これも奥野課長もご覧になっていると思うんですけども、これの中で、これはぜひともすぐに、でも今現在できてないけどもやってみるぞということがあれば、やっぱり自立の問題、実際にお金もかかって、総体的にはコスプレの館を作るのにお国のほうからのお金も出ていますし、まちのほうからも出ていると。半分は補助金だと思います。せっかくの財産なので、有効活用して、あれ作ってもらってよかったなと思うためには、心にやっぱりそこにもう一つ、実際に来ていただけるような、全員であそこを成功させるような形で持っていかないといけないのかなと思っているんです。その点について、何かお話がありましたらお尋ねします。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) 本当に、この程度のコスプレの館では、我々も納得しないわけでありまして。まずあそこのネックは、時代コスプレにあって、房総のむらのほうが許可してくれないというのがあります。そういった中で、間を縫ってアニメのコスプレとかね、そういった持ち込んでやってくれるアニメの方々を何とか入れないかと。それは当然、国会議員の先生方にもお願いして、そういうものをやりたいなと思っております。これも、そうしたらうちの職員もそんなに気を使わないで、コスプレイヤーが勝手にやっていってくれるわけですよ。これをぜひ、房総のむらと交渉してやりたいなと思っております。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 近隣にある房総のむらとの連携というのは毎回毎回いつも課題として出るんですけど、せっかく房総のむら自体も明治、江戸時代にある、本当に外国の人が来て楽しまれる。私も一度トルコのかたとジェスチャーでお話ししたときは、みんな喜ばれるんですけど、宿泊も兼ねて、わずか3組しかだめですよとかって、今の現状の体験型ということについては非常に問題が多いのかなと思うんですけど、この辺は町長、副町長に大いにまた政治力を発揮していただいて、森田知事を口説き落としてでも、何としてもあそこにもう少し柔軟な、利用者目線で利用していただけるような施設になるように、頑張っていただきたいと思っています。  もう一点、どうしてもちょっと聞きたいと思いましたのは、このいろんな補助金が出るときに、このコスプレの運営は栄町コスプレ振興協議会が請け負ってやりますよということで、こちらには書いてあるんですけど、コスプレ振興協議会が全ての中で、あそこをうまく運営するということに対しては、どういう状態で運営されるのかな。メンバーを拝見しましたら、もうそうそうたるメンバーのかたがこのコスプレ振興協議会に入っていらっしゃって、実際は動かれるかたはそのトップのすごいかたのほかに実動部隊で小まめにいろんなものに自由に意見を出して、先ほどもちょっと出ていましたけど、こういうアイデアがあるよと。午前中の岡本議員の中にも出ていた、いろんなかたが問題意識を持ったかたがね、意見を出していただいて、どうやったらその施設が生きるのかなということの柔軟な意見展開ができるような、そんな組織のかたが入らないと。もちろんトップのかたはいいんですけど、そのほかに実動部隊を作ったほうがいいんじゃないかと思いますけど、この点についてお伺いします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) ただいまの、コスプレ振興協議会ということでございますが、この協議会につきましては、補助金を申請する際に運営する母体となる組織を作らなければいけないということで、いろんな方々に声をかけて、多方面の方々に協力をいただいて、委員になっていただいてございます。年に会議をやっておりまして、いろんな意見をいただきまして、その意見を参考に運営しているわけですが、実際のコスプレの館を運営するのは指定管理であります秋葉牧場であって、そのサポートをするような形で、側面からアドバイスをするような形で協議会の位置付けをしているということで、協議会イコール実動部隊ではないんですが、やれるようなメンバーも入っておりますので、その辺についてはいろいろとご助言をいただいているというところでございます。実際に、その会議の中では、例えばラウンドオペレーターのかたもいらっしゃいますし、もちろん指定管理者のかたもいらっしゃいます。観光アドバイザーのかたもいらっしゃいますので、団体客を連れてくるときには、そのラウンドオペレーターのかたが連れてきていただいたり、実際のコスプレの館の来場者を増やすことについてもご協力をいただいているというところでございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) もう一点お伺いします。  やっぱり、最終的には自立というか、この中にも出ているんですけども、いずれかは町補助なくしっかりと今の現在の中で運営して、逆にある程度の利益があったら町に、こういった利益が出ましたから戻しますよって言っていただけるようなレベルまで育てられるのが理想的なのかとは思いますけども、そんな簡単にはいかないよとは聞いているんですけど。この辺も含めて、ある程度の中で、厳しい財政の中で毎年毎年でもした支援についてはできるだけそういう自立のところを大きく責任を持って、当事者にですね、進めていただけるように。そういうのは年何回か定期的に運営状況のチェックもあるという、ということを伺っていますけど、その辺のチェック時点の中で、何かありましたらお話お伺いします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) コスプレの館につきましては、その入場者であるとか、売上げであるとかは毎月報告をしていただいております。それを例えば前年だとか、前々年度と比較いたしまして、その営業内容がどうなのかなということは、毎月のように比較しているところでございます。  自立につきましては、やはり今はコスプレのマネジャーということでお金を出しておりますが、それにつきましてもあと2年ぐらいで町からは支出しないで自立していくような形でお願いをしているところでございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 実際に、新しくなったゆめ牧場の代表者のかたとお話伺いましても、今非常に積極的に、今まで観光協会も頑張ったと思うんですけど、本当に見違えるぐらいな感じで、若い女性のかたが先頭に立っていろんな場面に出ていって、PRをされていました。  先日も実はお隣の成田市の坂田ヶ池に11万5,000人のかたが来ているという情報があったので、その情報をお届けしたんですけど、実際には7万人の若いかたが来ていて、そのほかにキャンプで2万2,000人来ていて、もう子供たちなんですけども、遊んでキャンプして帰るんですけども、そういったかたの中にも未来のコスプレイヤーがいるんじゃないかなっていう話をしたところ、早速行ってみますって言っていましたけど、近隣にある坂田ヶ池、それから龍角寺、それから岩屋古墳からドラムの里、房総のむらも含めてですけども、もっともっと身近にあるものの連携というのも出るんですけど、もう少し目に見えた形の中で連携がきちっとして、その人たちがどこに行ってもポスターがあるよとか、チラシが置いてあるよとか、近隣で言うとイオンとか、向こうに行って酒々井アウトレットも含めてなんですけども、もうとにかく栄町のコスプレはどこに行ってもPRしてチラシもあるよという状態になればいいのかなと思います。その辺の活動は、今どの辺まで進んでいらっしゃるか、お伺いします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 周辺の施設に行ってのPRにつきましては、今週、来週と印西市のイオン、成田市のイオンに行ってコスプレのPRをしてくる予定が決まっております。  成田市との連携につきましては、栄町の広域国際観光に関する検討会というのを年2回ほど開催しております。その中のメンバーに、成田市のシティプロモーション課のかたも入っております。その中の議題で、坂田ヶ池、下総松崎の駅、温泉、一体となったPRができないかというようなことで、会議のたびにその議題を取り上げているということでございますので、それを何とか統一したイメージでPRできるように、これから努めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) ありがとうございます。  実際に、奥野課長を初め、活躍されている話はいろんな場面に行ったときに、栄町のかたがこういう形でコスプレをPRしていましたよとか、そういう話は聞いていますから、頑張っていらっしゃるのはよくわかります。せっかくあれだけの大きい建物でもありますので、行政任せということはないんでしょうけど、行政とそれから指定管理者、我々町民も全部のかたがどっかに行ったら必ずコスプレのチラシでも持って、うちの町にこんないいところあるからどうですかとか、そういうことも含めて、よく言うオールセールスマンになった気持ちでPRして、少しでも早く投資したお金が少しずつでも戻られるような形になればいいと思います。  そんなことも含めまして、前回、昨年の3月のときに本橋副町長からのコメントの中で、やっぱりあれだけのものを作ったからには、何としても成功させるということも含めて、やはりこの施設を今後どうやっていくんだということの決意をちょっと伺ったんで、1年半たった中で、それをさらにまた新たな気持ちをお伺いできたらと思いますので、本橋副町長、よろしくお願いいたします。 ○議長(大野 博君) 本橋副町長。 ○副町長(本橋 誠君) 昨年の3月、平成30年の3月はちょっと大変だったところもございまして、結構、反省ということもその中に、答弁の中を見ましたらございまして。  ただ、そのとき確かにこちらの再生計画、総合戦略の中でいろいろ書いてあるものについては、例えばアクセスの問題等も一つずつやっていかなきゃいけない問題だと考えております。今回も、ホテル日航とかJR関東バスとか、そういった方々が協力していただいて無料でドラムの里、房総のむらのほうへ来ていただいております。これも、課長たちが一所懸命PRした成果だと思っています。  ただ、そのとき申し上げたのは、コスプレの館というのは一つの点じゃなくて、コスプレの館と房総のむらを中心として、あの地域をいかに活性化していくかということを、お答えを中心にして、私も頑張っていきますというふうなご答弁をさせていただいたと思っております。  私も、最近またそういった、例えばレストランとかそういうところに行って、周辺に来てもらえないのかということは声かけをして回っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) ありがとうございます。  副町長の言葉の中に、日本の和の文化が楽しめるような拠点作りについてもふれていただいていましたけど、今、イタリアンなものですから、限られたかただと思うんですけど、いろんな面で、あそこが本当に栄町の拠点になって、まずあそこに来られたかたが最後の目標は町中に来て、町中でお金を落としていただくような形までなるためにも、とにかくあそこに人があふれるまで来ていただけたらいいと。  先日、ちょっとあそこのコスプレに寄ったときに、海外のかたが、今副町長おっしゃっていただいたんですけど、JRバスに乗って5名のかたが来られていまして、それをコスプレの衣装を着て写真を撮っていました。何というんですかね、もう本当に、家族連れで楽しまれているという風景があったので、一つひとつの積み重ねだと思うんですけれども、そういった積み重ねが海外のかた、最終的には1万人ぐらい来ていただけるような、そんなコスプレの館になればと期待しておりますし、我々も一緒になって動かなくちゃいけないのかなと思います。そういった面で、行政の皆さんもぜひコスプレのほうに行かれたりとか、友達にもPRしていただいたり、我々も全員であそこが成功するように頑張れればと思います。  いろんな中で、本当に頑張っていらっしゃることは認めつつも、大きい金も出たという感じもしますので、ぜひひとつ今後ともお願いします。  以上で私の質問を終わりにします。どうもありがとうございました。 ○議長(大野 博君) これで、大野信正君の一般質問を終わります。大野君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩とし、2時40分より再開します。                                午後 2時27分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 2時40分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第2号 ○議長(大野 博君) 日程第2、議案第2号、栄町印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  質疑ございませんか。  松島君。 ○8番(松島一夫君) 8番、松島です。  ものすごく素朴な疑問をお尋ねして、一番最後に資料が添付されていまして、Bの第12条のところの太い字なんですけどね、旧氏を用いた印鑑を登録している者が、キュウシ、ウジっていうんですか、旧氏を変更した場合。旧氏が変更っていうの、私ちょっと想像つかないんですけど、どういうことなんですか。 ○議長(大野 博君) 金子住民課長。 ○住民課長(金子 治君) 旧氏の変更というのは、1つ前を旧氏と言うことになっていまして、離婚と結婚とかを繰り返した場合には、旧氏が旧氏でなくなるということになります。そういった意味になります。  以上でございます。 ○8番(松島一夫君) 了解しました。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。  ほかに質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第2号を採決いたします。  議案第2号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第2号、栄町印鑑条例の一部を改正する条例は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第3号 ○議長(大野 博君) 日程第3、議案第3号、栄町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第3号を採決いたします。  議案第3号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第3号、栄町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第4号 ○議長(大野 博君) 日程第4、議案第4号、栄町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例を議題といたします。  総務常任委員会委員長の報告を求めます。大澤君、登壇願います。大澤君。  〔7番 大澤 義和君登壇〕 ○7番(大澤義和君) 7番議員、大澤でございます。  総務常任委員会の審査の経過並びに結果について報告いたします。
     本委員会は、9月13日本会議において付託された、議案第4号、栄町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例について、9月13日、総務課長の出席のもと、慎重かつ詳細に審査をいたしました。  それでは、審査の概要を申し上げます。  既に本会議において提案理由の説明は終わっておりますので、総務課長から、「さきの全員協議会でも概要については説明したが、議案資料として添付した会計年度任用職員の制度の関係で本条例を制定する際に改正する条例で、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例については、現在、非常勤特別職の職員に対する説明がないことから、今回の附則改正を行わず、年度内中に改正条例案として提出することとしているので、よろしくお願いします。」との補足説明がありました。  それでは、委員からの質疑に対する担当課長の答弁について、その主なものの概要を申し上げます。  初めに、「今回、地方自治法と地方公務員法が改正され、それの適用ということであるが、具体的に地方公務員法と地方自治法の改正された箇所、条文というのはどういうものがどういうふうになったのか」との質疑に対し、「今回の改正では、地方自治法で、非常勤職員の期末手当が支給できることとなった。また、地方公務員法で新しく会計年度任用職員が位置付けされたので、新規条例で規定させていただきたいということになる。」との答弁がありました。  次に、「現行の日々雇用職員という存在は、現在、どの法によって位置付けられている存在なのか。さらに、今後、この改正によって日々雇用職員というものは無くなるのか。日々雇用職員というものを雇用してはいけないのか、そういうものはないんだということになるのか」との質疑に対し、「1点目として、現在の日々雇用職員はあくまでも労働基準法に基づく雇用なので、地方公務員法並びに地方自治法は一切、適用されないということになる。今後、日々雇用職員はどうなるのかというのは、制度上、廃止となる。これは総務省から明確に出ており、今回の会計年度任用職員、いわゆる地方公務員に基づく以外の採用は認めないということが明確に示されたので、これをもって現在の日々雇用は無くなり、全てが会計年度職員に移行するという形になる。」との答弁がありました。  次に、「そうすると当然、前回の説明でもあったが、期末手当が支給されるとかで財政負担が生じるわけだが、それに対する例えば交付税の措置とか、そういったものは一切、無いのか」との質疑に対し、「国では、国が制度を新たに作ったということもあり、地方交付税対象にするかどうかについては、議論を呼んでいるところであり、現時点では明確に交付金で補填するというような話は具体的なところまではいただいていない。ただ、そういう措置をする必要があるんじゃないかという議論はされていると聞いている。」との答弁がありました。  次に、「給料表の内容について」の質疑に対し、「町で応募をするときに、例えばこういうことに従事してくれるために必要な経験や大卒を要件とした場合は、当然、大卒分の給料をお支払いしないとおかしくなるわけなので、加算はされてくる。ただ、学歴は問わず、こういう業務をやっていただけるかたは応募してくださいという場合だと1級1号給から始まるというケースもあるので、それぞれ異なってくる。今の日々雇用職員も、全てが同じ賃金ではないので、それぞれによって異なってくることはあり得る。」との答弁がありました。  次に、「期限は会計年度、1年というのであるか。それで優秀な人だったらそのまま続けてやってもらいますよというようなことかもしれないけど、要するに1年というのが一つの大きな区切りになるのか」との質疑に対し、「1年を超えることはできないとは、1年間ということではなく、一番最初の任用の段階で、3月31日までとなるということ。つまり、会計年度なので、何月に雇っても、3月31日で一旦その人の任期は切れる、というような仕組みである。1年間ではなく、1年度内ということである。」との回答がありました。  次に、「全員協議会のときに説明があったかもしれないが、今、日々雇用職員は何人ぐらいいるのか」との質疑に対し、「日々雇用職員としては、全員協議会でも説明したが、例えば保健師の場合、母子保健事業、親子のお母さん方の妊婦検診とかで採っているかたと、介護の認定調査員で採っているかたが、同じ人の場合がある。これはそれぞれ1つとして数えているので、あくまでも延べとしては219名いる。」との回答がありました。  以上の審査経過及び内容によりまして、採決した結果、議案第4号、栄町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例は、全員賛成により、原案のとおり可決すべきと決定いたしました。  以上、報告とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  大澤君、降壇願います。  〔7番 大澤 義和君降壇〕 ○議長(大野 博君) これより、討論を行います。  初めに、本案に反対の者の発言を許します。  次に、本案に賛成の者の発言を許します。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第4号を採決いたします。  議案第4号に対する委員長の報告は可決すべきです。  議案第4号を委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第4号、栄町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第5号 ○議長(大野 博君) 日程第5、議案第5号、栄町手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第5号を採決いたします。  議案第5号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第5号、栄町手数料条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第6号 ○議長(大野 博君) 日程第6、議案第6号、栄町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第6号を採決いたします。  議案第6号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第6号、栄町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第7号 ○議長(大野 博君) 日程第7、議案第7号、栄町火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第7号を採決いたします。  議案第7号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第7号、栄町火災予防条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第8号 ○議長(大野 博君) 日程第8、議案第8号、令和元年度栄町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに質疑を行います。  歳入より、款を追って質疑を行います。  9ページ、11款地方交付税について。松島君。 ○8番(松島一夫君) 8番、松島です。  この地方交付税、補正されていますけども、先立ってのご説明ですと、基準財政需要額が多く算定されたためというふうなご説明でしたが、この多く算定されたというのは、我が町のほうで低く見積もっていたのか、それとも想定外で多く算定されたのか、また多く算定された事由はどういうふうなことなのかということですけど。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) お答えいたします。
     当初予算を計上する上で、我々のほうで算定したものとしては、結果としては低く算定してたということでございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) あえて内輪に見積もっていたということでよろしいんですかね。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 15款国庫支出金について。よろしいですか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 16款県支出金について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 10ページ、18款寄附金について。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 先日、寄附金についての内容説明がありまして、亡くなられた武井さんからの土地と建物の寄贈、寄附があったということですが、私も場所もそのかたも存じておりますが、一つご近所のかた等からの、今後、町に移管されるわけですから維持管理について、敷地内の雑草の手入れだとか、今ある建物、例えばこの現地は結構町なかですから、多少そういう心配はないかもしれないんですが、地域によっては空き家にハクビシンが住みついたり、猫なんかの住みかになってしまうということで、近所のかたが困っているというような例が町内にもありますが、寄附された場合、町の財産になるんですが、そういう管理ですね、すぐ住宅街ですので、雑草管理とか、それから空き家の管理等についての、今後どのようにされていくのかをお聞かせください。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) 今回の武井様からの寄附でございますけども、今回補正歳出のほうでも武井さんから寄贈されました不動産のうち、家屋につきましては解体をするということで、今回予算計上させていただいております。  なお、更地になった後の土地につきましては、町管理ということになっておりますので、環境保全には努めていくということで考えております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 大変申しわけないんですが、関連で。このような土地というのは、今審議している土地以外に町内にはほかにあるんでしょうか。あわせて確認させてください。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) 直近で、寄贈という形で土地をいただいたということは、私の中では今のところ記憶にございません。 ○議長(大野 博君) 戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 今後、町の財産となるわけですが、面積的にもその財産がどのように町として利用していくのが有効かどうかというのも論議の争点になると思うんですが、例えば町の考えとして、当然今後この土地の利用ですね、今は寄贈されたからここに補正予算として載っていますが、ご近所のかたからのいろんな要望とかあった場合に、それはその窓口というのは管財課でよろしいんでしょうか。この土地の件について。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) この土地の問合せにつきましては、財政課で行っております。ですので、永久的に我々がずっと管理していくということではなくて、売却も含めて考えているということでございます。 ○議長(大野 博君) ほかにございますか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 19款繰入金について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 20款繰越金について。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 繰越金1億4,900万円、臨時財政対策債ですね、これ減額476万円ですか、これについて説明していただきたく。10ページですよね、繰越金。だからそれを説明して。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) 歳入に載っております繰越金につきましては、平成30年度からの繰越金でございまして、臨時財政対策債につきましては、22款のほうということになります。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。 ○12番(戸田栄子君) はい。 ○議長(大野 博君) 21款諸収入について。松島君。 ○8番(松島一夫君) 8番、松島です。  この雑入の2番目に介護保険特別会計繰出金過年度精算分というのが入っていて、ちょうど歳出のほうなんですけど、14ページに同じ項目で今度、同じ名前で支出されているんですけども、これとこれの関係ってどういうふうになっているんですか。 ○議長(大野 博君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  こちらのほうの21款の雑入の部分こちらにつきましては平成30年度の介護会計の特別会計、決算を伴います介護給付費の清算金の部分で、これにつきましては介護会計からもらい過ぎたので、一般会計に返納するというような内容の部分でございます。  歳出の14ページにつきましては、こちらの3款の6ですね、介護給付費、こちらの分につきましては、令和元年度の一般会計から給付費とか、今回介護会計で補正を組んでおりますので、その分の町負担分を介護会計に繰り出すという部分の予算の補正でございます。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) まず、歳入でございますが、これは一般会計から繰り出した各特別会計への還付費ということになります。  歳出のほうでもっておりますのは、国の交付金をいただいた分が超過していたということで、その分を還付するという形になります。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 確認します。  歳入のほうは町から繰り出した分、余分にもらったから返します。歳出は国からの分、出しますと。そういうことでよろしいわけですね。 ○議長(大野 博君) 大須賀財政課長。 ○財政課長(大須賀利明君) そのとおりでございます。 ○議長(大野 博君) ほかにございますか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 10ページから11ページ、22款町債について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 次に、歳出に移ります。  12ページから13ページ、2款総務費について。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) すみません、総務費についてお尋ねします。  12ページ、企画費は入ってないですよね、ごめんなさい、入っていますね、企画費もね。この中で、バス関係の予算が載っていますけども、この内容について。  あと、もう一つは、廃止になりましたよね、バス路線、買い物バス運行事業で。これはどういう経過によって、最初は買い物に必要だということで予算を組まれて、どういう経過で、最終的にはどういう利用数とかのデータとか、ここに至るまでの経過をお知らせください。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 買い物バスの件でよろしいでしょうか。  買い物バスにつきましては、今年度予算化してありまして、運行しておりましたけども、駅前の「いちごいちえ」の閉店によりまして、当初、地方創生交付金を活用して運行しておったんですけども、閉店してから町の一般財源で運行しておりました。ただ、日曜日だけの運行で、利用者数が少なかったこと、また乗っているかたの中で、調べたんですけども、あえて日曜日じゃなくてもいいかたが、お買い物とか何かの足で使っていらっしゃるんですけども、そういったかたが乗っていらっしゃったので、廃止ということにしました。  実績のほうなんですけども、平成30年度の実績になりますけども、運行が66日間で、乗客数が642人、年間になります。1日当たりだと9人ほど、1便当たりだと2.5人ぐらいの利用でした。  以上です。 ○議長(大野 博君) 戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 今、担当課長からデータの説明があったんですが、これは最初国からの事業、予算的には国からの助成、補助金というか、そういう事業の中で取り組んだということですよね。それを補助金もらって実施しても、成績が悪いというか、利用者がないということでやめた場合に、安易にこれはだめだからやめるとかということができるんですね。そうすると、今後いろいろそういう国からの補助金とかいただいて事業をしたときに、いわゆるできると思ってやったけどだめだったというようなことが、何ていうんでしょう、単純にだめならすぐやめられるものなのか、あとそれが一つね、心配なのが、今後のいろんな国からの。返し終わったんですか。じゃあごめんなさい。  最初ね、ニーズがあったのに、結局使うかたが少なかったというのは、この事業が始まるまではもっと利用されると思っていたと思うんですが、その原因はどのように分析されていますか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 当初、先ほど申したとおり、「いちごいちえ」の送迎用のバスとして認可というか、採択もらって始めたんですけども、例えば買い物の利便性向上のためにナリタヤのほうでやっていたとくし丸とか、そういったのも後からできて、日曜日とかなんか、買い物するのに使うかたが減ったのも一つの原因じゃないのかなというふうには思っています。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。  13ページから15ページ、3款民生費について。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 民生費です。高齢者福祉費について、13ページです。すみません。  これは今までも論議されてきましたけれども、補正で即予算化されているのかどうかを確認させていただきたいんですが、今度、福祉タクシー等の利用条件を緩和するというか、利用者にとっては有利にされる、年齢を低くするとか、独居でなくても80歳以上だったかな、いわゆる緩和されましたよね。それによって、拡大されましたね、利用枠をね。それによるものなのか、これは即その論議のものがここに予算化されていてね、どのように積算されましたのか、この基準を教えてください。何人ぐらい。 ○議長(大野 博君) 湯原福祉・子ども課長。 ○福祉・子ども課長(湯原国夫君) この補正につきましては、先ほど戸田議員がおっしゃったとおり、このたび80歳以上の全ての高齢者を対象とした、それにかかわる、拡大にかかる経費になります。  補正額につきましては、一般質問の中でも申し上げましたけど、利用者が1.5倍に拡大するということになりましたので、予算についても1.5倍、そのまま拡大して対応できるように額を確保したということでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 15ページ、4款衛生費について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 15ページ、5款農林水産業費について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 6款商工費について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 15ページから16ページ、7款土木費について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 16ページ、8款消防費について。松島君。 ○8番(松島一夫君) 高規格救急車のことでお尋ねしなきゃならないんですけれども、一番最初、見積もったこの業者名っていうのは公表できるんですかね。  それから、この前の全員協議会での説明で、最初、心臓マッサージ器ありで見積もって、そこから心臓マッサージ器を外して予算を組んで、予算になかった心臓マッサージ器を今度は購入したいからその分をもうちょっとこっちで削ってみたいな説明があったんですけども、もうちょっとわかりやすく、どうしてマッサージ器外して、今度買いたいからこっちの部分を削ってみたいなややこしいことをなされているのか、ちょっと教えてください。 ○議長(大野 博君) 杉田消防長。 ○消防長(杉田昭一君) まず初めに、見積り取った業者ですね、これにつきましては救急車を生産しておりますトヨタ自動車と日産自動車、それぞれから見積りを取りました。  あと、予算編成に当たっては、当初、今、松島議員お話しいただいたように、自動心臓マッサージ器の入っておった見積りは徴させていただきました。その中で、設計、今度予算編成する中では、ちょっとその辺、マッサージ器についてはどうかなというような内部で協議をさせていただいて、まずは救急車購入の金額も大きかったもので、そちらを優先してしまったというような状況でございます。  その後、近隣消防本部等での救急車の更新等の状況等も確認等しまして、一部の消防本部等においても自動心臓マッサージ器を装備し始めたというようなこともあって、一旦は外してしまったんですが、そういうこともありましたもので、平成26年度の消防車購入時の金額等もあって、ある程度、歩切をした中で、この4,100万円の予算の中で整備できるかなというような私の甘い判断の見込みの中で入札に臨んでしまったというような状況でございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 確かにね、ものすごく甘い見積りで、外したものを後からくっつけて、それよりもさらに金額を下げていくというのは、恐ろしいものの考え方だと思うんですけども、今度は成立するんでしょうね、やってみなきゃわかんないけどね。自信ありますか。大丈夫ですか。 ○議長(大野 博君) 杉田消防長。 ○消防長(杉田昭一君) このようなことが起きてしまって、大変私のほうも申しわけなく思っておりますが、今回、補正予算で800万円ということで計上させていただきました。先ほどもご説明したとおり、当時、平成26年度の購入の歩切等参考にさせていただいたというようなことで、その辺も再度見直しまして、今度の入札については、契約できるものと私は思っております。  以上です。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。
     17ページ、9款教育費について。松島君。 ○8番(松島一夫君) 学校給食費の給食センター用地、建設用地検討委員会委員謝礼、これちょっと内訳を教えてください。  また、委員の構成はどういうふうになっているのか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 委員報酬の内訳についてですけれども、委員長に予定されているかたの参加していただく費用が7,400円、それから委員のかたのお一人分が6,900円で計上しております。  委員の構成については、学識経験者、それから小・中学校の代表者、それから保護者代表で小・中学校から、あと教育委員会が必要と認めるかたということで、構成をしております。  そのうち、謝礼というか、報償費が発生するかたが委員長のかたと、それから委員2名分を予定しておりまして、学校のほうから学校代表として、学校職員等が参加される場合には報酬は発生しませんので、そういったようなことから、その3名分を計上させていただいて、なおかつ2回分ということで計上して、この額となっているところでございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) この用地の選定については、全員協議会でご説明あったんですけれども、この説明文を見ると、ここなんだろうなという気がしないでもないんですけども、これあえて検討委員会というものを設けなければならない理由というのは何なんですかね。  もう一つ、検討委員会の結論というのはどの程度の権限を持ってくるものなんですかね。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 事業として、事業規模が非常に大きいというところがございますことと、それから町内で候補地が幾つかございますので、そういったようなところで、第三者のかたのご意見を伺って、その上で決定していったほうがいいのではないかというような考え方から、委員会を設置したというところでございます。  それから、そこの意見についてなんですけども、教育委員会のほうに、集約された意見が上げられまして、その意見を教育委員会の意見として町長に上げまして、最終決定をしていくというような流れになっております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 松島君。 ○8番(松島一夫君) 私これ、必要ないと思います、この検討委員会って。教育委員会で十分、検討できる内容だと思います。金額が大きい、規模が大きいということをおっしゃいましたけれども、別に規模が大きいから小さいからというような問題でも、私はないと思う。無駄な委員会ではないのかなという印象を持ちます。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) すみません、今の質問に関連ですけど、今、担当課長のほうから、委員会作ってその場所の選定も含まれるんですかね、その委員会で。私たち多少、ある程度のイメージ的な、そこにできるのかみたいなのが何となく議会には伝わっているんですが、それはもう白紙にして、これから場所から、町内のどこにするかも、これも一つの委員会に委ねる事項に入るんですか、確認させてください。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 用地選定委員会となっておりますので、用地を選定していただく委員会となっております。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。  18ページ、11款諸支出金について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第8号を採決いたします。  議案第8号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第8号、令和元年度栄町一般会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第9号 ○議長(大野 博君) 日程第9、議案第9号、令和元年度栄町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに歳入歳出ごとに質疑を行います。  初めに、25ページ、歳入について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 次に、26ページ、歳出について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第9号を採決いたします。  議案第9号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第9号、令和元年度栄町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第10号 ○議長(大野 博君) 日程第10、議案第10号、令和元年度栄町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに歳入歳出ごとに質疑を行います。  初めに、32ページ、歳入について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 次に、33ページ、歳出について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) これにて質疑を終わります。  これより、討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、議案第10号を採決いたします。  議案第10号を原案のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第10号、令和元年度栄町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第11号 ○議長(大野 博君) 日程第11、議案第11号、令和元年度栄町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに歳入歳出ごとに質疑を行います。  初めに、39ページ、歳入について。松島君。 ○8番(松島一夫君) お尋ねします。8番、松島です。  基金からの繰入金は81万5,000円あるんですよね。歳出行って基金に積立金があるんですけども、これ相殺して片っ方だけにするというんじゃないんですか。これ、出入れというのは、これは何か意味があるんですか。 ○議長(大野 博君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) 81万5,000円、繰入れ、出入れという形なんでございますが、一応、法的に、今回の81万5,000円につきましては、令和元年度の今回、地域支援事業の補正分の財源として81万5,000円を繰り入れるというような内訳でございます。  ただし、歳出のほうでも積立てしているんですが、それとはまた別という形で予算のほうを編成しております。 ○議長(大野 博君) 本橋副町長。 ○副町長(本橋 誠君) 介護保険につきましては、介護保険について県とか、国のチェックがかかります。その際、歳出があったものについてはルールが決められていまして、例えば、歳出が10だと、例えば国庫補助が幾ら、基金から取り崩しが幾らというふうに決まっていて、今回、歳出があったんで、その分は基金から取り崩さなきゃいけないと。そうしないと、いろいろなチェックのときにひっかかっちゃうということで、わかりやすく歳出に組んだということでございます。こちらの繰入れのほうは、当然ながら、ご存じのように繰越金を主に繰り入れているというふうな形で、相殺がどうしてもそういうふうに出てしまうと。  先ほどのこともそうなんです。歳入歳出があったと、その分もちゃんときちんとルールがあって、例えば、保険給付費であれば12.5%は一般会計からどうこうとか。事務費はどうこうだとか、そういうふうになっていまして、それについて、そこの部分が足らないと繰り入れなきゃいけないし、一般会計から言うと。その部分が余ると、翌年度返してもらうしというふうな形で、その辺がちょっと、本来なら相殺できれば一番簡単なんですけど、そういう形になっています。すみません。 ○議長(大野 博君) よろしいですか。  次に、40ページから41ページ、歳出について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) これにて質疑を終わります。  これより討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて、討論を終わります。  これより議案第11号を採決いたします。  議案第11号を原案のとおり決定することに、賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕
    ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第11号、令和元年度栄町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎議案第12号 ○議長(大野 博君) 日程第12、議案第12号、令和元年度栄町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  説明が終わっておりますので、直ちに歳入歳出ごとに質疑を行います。  初めに、48ページ、歳入について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 次に、49ページ、歳出について。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) これにて、質疑を終わります。  これより討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて、討論を終わります。  これより議案第12号を採決いたします。  議案第12号を原案のとおり決定することに、賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、議案第12号、令和元年度栄町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。  ここで、10分間の休憩とし、3時40分より再開いたします。                                午後 3時29分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 3時40分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎認定第1号〜認定第6号 ○議長(大野 博君) 日程第13、認定第1号、平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第18、認定第6号、平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでを、一括議題といたします。  以上、6件について、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。新井君、登壇願います。  〔2番 新井茂美君登壇〕 ○2番(新井茂美君) 2番議員、新井茂美です。  決算審査特別委員会の審査の経過並びに結果についてご報告いたします。  本決算審査特別委員会は、9月13日の本会議において、議長及び議会選出の監査委員を除く全議員12名の構成により設置され、付託された認定第1号から認定第6号までの各会計歳入歳出決算について、9月17日に総務常任委員会所管事項及び教育民生常任委員会所管事項、9月18日に経済建設常任委員会所管事項に分け、2日間にわたり、委員12名の出席のもと、慎重かつ詳細に審査いたしました。  それでは、審査の内容についてご報告いたします。  まず、委員からの質疑に対する担当課長の答弁について、その主なものの概要を申し上げます。  総務常任委員会所管事項では、初めに、「普通財産貸付収入に係る旧酒直小学校の今後の貸付けについて」との質疑に対し、「旧酒直小学校の施設使用事業者については、現在、シルバー人材センター及び福祉事業を行っている株式会社ほがらか、県からの紹介で応募があったカオリハートが施設を利用している。そのほかにも白山自治会が集会所として使用し、現在のところ空いている部屋は無い状況となっている。これらの施設使用事業者については、今年度の使用契約が終了することで、現在、令和2年度から令和4年度までの3年間、施設を利用するかどうかの意向確認を行っている。町としても施設の有効活用について図ることが必要と考えており、施設利用対象を広げられればということで検討をしている。そのために、都市計画法に則った地区計画をできるだけ早く制定し、当該施設の利用対象の範囲を広げられるようにしていきたいと考えている。」との答弁がありました。  次に、「防犯ボックスの設置の評価と改善点及び防犯灯、防犯ボックス、防犯カメラの防犯事例について」との質疑に対し、「防犯ボックスについては、本年4月に安食駅南口駅前広場隣接地に開設し、日曜日及び年末年始を除き14時から22時まで、2名の勤務員で運営している。  開設から今までの主な活動実績は、街頭監視を621回、各小学校の下校時の見守りを34回、地区パトロールを33回、自転車の盗難防止や特殊詐欺防止の防犯啓発活動を2回、問合せや道案内などが33件、拾得物や政党ポスターへの落書き事案の交番への引継ぎなどを実施した。このほかに、町や警察署等と協力した行方不明者の捜索活動や、不明高齢者を保護し、家族へ引き渡したなど初期の目的に沿った活動を行っているものと考えている。  なお、今後は、防犯ボックスへの防犯カメラの設置、防犯パトロールカーの配備、夜間のパトロールの実施などを行っていきたいと考えている。  防犯灯については、町内に3,777灯が設置されており、歩行者等の通行や安全の確保に役立っているのではないかと思っている。  防犯カメラについては、犯罪の防止や事件の早期解決に効果が期待されていることから、平成28年度に駅の南口及び北口のロータリーに、それぞれ1基を設置した。その後、平成29年に車上狙いや自動車盗が安食台を中心に多発したため、警察署と協議し、町の出入り口など主要な道路に防犯カメラを設置することが抑止力として有効との考え方もあることから、平成30年度に竜角寺台に2基、安食台、南ケ丘に各1基、合わせて4基を設置し、平成31年1月から運用を開始している。  なお、犯罪の発生状況を見ると、本年7月と前年同月では、自動車盗が4件、車上狙いが5件減少するなど、一定の効果があったのではないかと思っている。また、全体では昨年より20件減少しており、このことは、これらの防犯設備のほか、防犯団体や警察などの連携による活動、自主防犯活動などの要因が重なった結果だと考えている。このほかに警察署より捜査協力の要請を受けて画像を提供したのは4件となっている。」との答弁がありました。  続いて、教育民生常任委員会所管事項では、初めに、「給食費保護者負担金の実績及び収入未済額の傾向と対応策について」との質疑に対し、「給食喫食者は児童・生徒、本務教職員、日々雇用等職員、試食会参加者、給食センター事務職員、委託業者に分類される。児童・生徒分は、収入額5,449万5,294円、本務教職員分など全体では収入額773万4,020円となっている。  給食費負担金の収入未済額が収入済額の約20%を占めている。  年度ごとの現年度分未収納率は、平成26年度2.6%、平成27年度の1.7%、平成28年度の1.4%、平成29年度の1.6%、平成30年度の2.7%となっている。過年度分未収額は1,136万3,843円である。  対策については、現年度分の適正な徴収に努めることが必要で、滞納世帯に対し納付相談等を行い、収納対策の強化を図っている。  給食費の徴収は口座振替を原則とし、現年度分については毎月10日の口座引落を行い、振替不能世帯については、保護者宛てに納付依頼通知及び納付書を送付している。  長期滞納世帯に対しては督促や催告通知を送付、電話による納付依頼や臨戸徴収、また、法的措置による徴収も視野に入れ取り組んでいる。  そのほか口座振替以外にも児童手当からの徴収、分割納付による徴収を行っている。また、経済的な困窮家庭に対しては就学援助制度の周知を図っている。」との答弁がありました。  次に、「千葉県標準学力テストの結果及び県平均値との比較、学力不足への対応について」との質疑に対し、「平成30年度の目標は小・中学校ともに100%のところ、小学校が85%、中学校が53%の達成率であった。県平均との比較では、小学校は、1年生から2年生は国語、算数の2教科、3年生から6年生は国語、社会、算数、理科の4教科、6学年の合計20科目が実施され、17科目について、町の平均点が県の平均点より上回り、85%となった。  中学校は、1年生から3年生ともに、国語、社会、数学、理科、英語の5教科、3学年の合計15科目実施され、8科目について、町の平均点が県の平均点より上回り、53%となった。中学校については53%となっているが、5教科合計の町平均点と県平均点を比較すると、おおむね同程度で、県平均点よりも上回っている学年もある。  学力不足の対応については、全教科に影響を与える国語の読解力に課題があるので、読解力には物語文や説明文の読み取りなど、種類に応じた学習が必要となることから、各学校でもこの課題に取り組んでいるが、さまざまな取組を学校現場で指導するとともに、教育委員会でも研修を通して授業改善に継続的に取り組んでいく。」との答弁がありました。  続いて、経済建設常任委員会所管事項では、初めに、「観光案内板の整備計画及び房総のむらの受入れ態勢不足について」との質疑に対し、「観光案内板の整備事業については、財源の確保が一番の課題となりますが、第5次総合計画の実施計画の中で、令和2年度から令和3年度にかけて、幾つかの新設・撤去を行う計画となっている。外国人入館者数が目標値よりも少ない原因は、地方創生交付金を確保するために目標を高くしているということもありますが、房総のむらの受入れ態勢も少し不足していることが原因であると考えている。」との答弁がありました。  続きまして、9月18日に行われました町長、副町長、教育長、総務課長及び財政課長との全体質疑について、その概要を申し上げます。  初めに、「当初、栄町は待機児童ゼロであったが、現在は待機児童がいる状況に対し、保育士一人に対する助成を私立保育園にしているが、町村により助成金額がいろいろである。町として、保育園の待遇改善、待機児童対策については、どのように考えているのか。」との質疑に対し、町長から「当然、その辺のことも考えて、9月補正予算に盛り込んでいる。また来年度も引き続き様子を見ながらやっていきたいと思っている。待機児童は確かに瞬間的には出ているが、まだまだ保育士さえいれば解消できる部分がある。確かに2万円というのは、これは県が1万円、町が1万円で、また成田市、印西市などは県が1万円、そのほか自前で出している。これはやはり財政状況にかかっているので、少ない予算の中でいかに効率よく保育士を集められるかというのは、今後、私どもの課題になってこようかとは思っている。」との答弁がありました。  次に、「都市計画税について、平成30年度、1億3,232万円が町に入っている。この使途は資料を全議員に配付され、これまでは街路や公園にも充当されていたが、今回の資料には下水道とクリーンセンター関係と起債の償還に使われているというのは確認できた。この都市計画税を印旛郡市の中で見ると成田市が0.05%で、酒々井町が0.2%、0.25%が四街道市と八街市となっている。そのほか0.3%制限税率で徴収しているが、そろそろ栄町も0.3%の上限ではなく軽減、例えば酒々井町のように0.2%の軽減税率を考えてはどうかと思うが、どのように考えているのか。」との質疑に対し、町長から、「下げられるものなら下げたいと思っている。しかしながら、地方債残高が多過ぎてこの部分を引くとかなり財政状況が負担になるので、下げたいが下げられないという状況である。」との答弁がありました。  また、副町長から、「前にも話したとおり、例えば平成29年度の数字で言うと、公共下水道の地方債残高は、酒々井町が約7億8,000万円、栄町が約27億6,000万円。ですからこの辺が酒々井町と同じような状態になってくれれば検討の余地があるかもしれないが、委員が言ったように、都市計画税を下水道に充当させている率は確かに多く、そこのところが非常に課題になっている。下げるに当たっても、今言ったように、酒々井町の3倍から4倍ぐらいまだ栄町の下水道の地方債残高が大きいので、町長が言ったとおり、下げたいけど下げられないという状況になっている。」との答弁がありました。  次に、「学力が県の検定試験で53%という数字、平均が目標ですから目標に対して53%というのはかなり心配な感じがするが、その辺余り危機感が感じられない。教育長はどう受け止めているのか。」との質疑に対し、教育長から、「統計の取り方が、県の平均を超えた教科の数でやっているので、例えば1年生の国語について、算数について、3年生では4教科ですので国語・算数・理科・社会と四つです。その教科が県平均を超えているかいないかということで、判定の指数が理解しづらい、わかりづらい評価項目になっているが、全体を平均とすると県平均よりは上回っている。」との答弁がありました。  以上、ただいま申し上げました審査内容により、採決した結果、認定第1号、平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定については、全員賛成、認定第2号、平成30年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、全員賛成、認定第3号、平成30年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、賛成多数、認定第4号、平成30年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、全員賛成、認定第5号、平成30年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、全員賛成、認定第6号、平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定については、全員賛成で、全6会計の決算とも、認定すべきと決定いたしました。  以上で、決算審査特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  新井君、降壇願います。  〔2番 新井 茂美君降壇〕 ○議長(大野 博君) これより、認定第1号から第6号までの討論を行います。  討論は決算ごとに行います。  初めに、認定第1号、平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  次に、認定第2号、平成30年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  次に、認定第3号、平成30年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  次に、認定第4号、平成30年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  次に、認定第5号、平成30年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  次に、認定第6号、平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  討論ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終わります。  これより、採決いたします。  採決は、決算ごとに行います。  初めに、認定第1号を採決いたします。  認定第1号に対する委員長の報告は認定すべきです。
     認定第1号、平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第1号、平成30年度栄町一般会計歳入歳出決算の認定については可決されました。  次に、認定第2号を採決いたします。  認定第2号に対する委員長の報告は認定すべきです。  認定第2号、平成30年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第2号、平成30年度栄町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については可決されました。  次に、認定第3号を採決いたします。  認定第3号に対する委員長の報告は認定すべきです。  認定第3号、平成30年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第3号、平成30年度栄町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については可決されました。  次に、認定第4号を採決いたします。  認定第4号に対する委員長の報告は認定すべきです。  認定第4号、平成30年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第4号、平成30年度栄町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については可決されました。  次に、認定第5号を採決いたします。  認定第5号に対する委員長の報告は認定すべきです。  認定第5号、平成30年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第5号、平成30年度栄町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については可決されました。  次に、認定第6号を採決いたします。  認定第6号に対する委員長の報告は認定すべきです。  認定第6号、平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長の報告のとおり決定することに賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立全員。よって、認定第6号、平成30年度栄町矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定については可決されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎請願第1号 ○議長(大野 博君) 日程第19、請願第1号、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願を議題といたします。  総務常任委員会委員長の報告を求めます。大澤君、登壇願います。  〔7番 大澤 義和君登壇〕 ○7番(大澤義和君) 7番議員、大澤でございます。  総務常任委員会の審査の経過並びに結果について報告いたします。  本委員会は、9月13日、本会議において附託された、請願第1号、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願について、9月13日、参考人及び紹介議員の出席のもと、慎重かつ詳細に審査いたしました。  それでは、審査の概要を申し上げます。  初めに、参考人から、「3.11の原発の福島の事故を受けて、地震、火山、災害大国である日本に、この原発があってはいけない。二度と事故を起こさないためにも全ての原発をゼロにしなければいけない。全国津々浦々の皆様にお話をして、一緒に原発を無くしていきましょうと。そのために自然エネルギーを推進していきましょうということを思って、立ち上げた団体でございます。このたび、東海第二原発から半径150キロメートル圏内の自治体、332の自治体全てにお送りし、請願の趣旨採択をしていただいたり、意見書採択をしていただいたりを徐々に進んでおります。栄町でもぜひ、子供たちの安全な未来のためにも原発の廃炉を求めるという請願を、ぜひ採択していただきたいと思います。」と、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の結成の経緯及び請願を提出した説明がありました。  続きまして、委員からの質疑に対する紹介議員の答弁について、その主なものの概要を申し上げます。  初めに、「最初、陳情という形で出てきた。それを受けて、本来であれば、意見書を出そうと思ったら、二人で発議案で意見書を出せば、その意見書の発議案自体が本会議で審議されることになる。陳情が求めていたそのものとおりであるが、あえて本会議へ持っていかないで、本会議に持っていく力があるにもかかわらず、この請願という形を採ったのは。」という質問に対し、「これは、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願として送られてきたもので、それを請願にした。」との答弁がありました。  次に、「最初は、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟から、陳情が上がったと記憶しているが。」との質疑に対し、参考人より「私が6月の17日に発送したときには、陳情という形で全ての議会にお送りさせていただいています。それで、私どもとしては陳情でも請願でも、委員会、町のシステムとかやり方に沿った形でお送りするというスタンスでいる。栄町の議会事務局からは、議員には、この陳情という形でこのまま配付をしますという返事をいただいた。その配付を見た野田議員から、私のほうに議会に出したいということがきまして、その場合には紹介議員がいる場合には請願というタイトルに直してほしいということで、議会事務局にも伺って印鑑もいるということで書式を改めたときに、請願に直してお送りしています。ですから、最初は陳情ということでございましたけれども、それは審議ではなくて配付をされただけというふうに記憶しております。」との答弁がありました。  次に、「ただ、野田議員と戸田議員が請願者、紹介議員になって町議会に出た時点で、町議会議員は町民と違って、自ら町に発議案を出す権利があるのだから、余計な段階を踏まないで発議案第1号として、この意見書を出したらよいのではないか、私は議会運営委員会でそう申し上げた。そうすれば、ややこしい手続を踏まないで、野田議員の目的であるところの意見書を本会議に出せるのに、こういったルートを取ったのはなぜか。」との質疑に対し、「今まで、陳情として上がって、それが請願になって、請願者の原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟が国に意見書を上げてほしいということで、議会の意思としてこれを上げるために私と戸田議員は請願でいく形にした。」との答弁がありました。  次に、「請願じゃなく、議員が出すのは発議案である。わざわざ委員会を開かないで、戸田議員と野田議員お二人の名前があって印鑑が押してあれば、発議案第1号、それでこの意見書が本会議に出る。どうしてそれをやらないで、もう一度、陳情者に請願を上げてくれと頼んでみたり、そういう複雑な手法を採ったのか、わかるように説明してください。」との質疑に対し、「この、国に請願の意見書を上げてほしいというのが一つ、同じものが取手市で同じような形で出るということで、私も取手市の市議会に出て、それで私は、では同じやり方でいいんだろうということで参考人にも来ていただき、それを私と戸田議員で請願者となって出すということを決めた次第です。これは9日、この月曜日です。だから同じ形にするというのが私のやり方で、そうやろうと決めた。」との答弁がありました。  以上の審査経過及び内容によりまして、採決した結果、請願第1号、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願は、賛成少数により、不採択にすべきと決定いたしました。  以上、報告とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑ございませんか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終わります。  大澤君、降壇願います。  〔7番 大澤 義和君降壇〕 ○議長(大野 博君) これより、討論を行います。  初めに、本請願に賛成の者の発言を許します。野田君。 ○10番(野田泰博君) 10番、野田です。  今、委員長が細かくそのとおりでございます。話したとおりです。  ただ、皆さんもお聞きになったように、これは請願と上げてほしいということで、議会に上げてほしいということでお願いしたものでございますが、今言ったように入り口のところで、完全に内容に関しての精査は一切なく、どうやったら上げたらいいかとか、上げないがいいかとか、そういうようなものであって、陳情をなぜ請願に変えたんだというような話し合いが、縷縷ありました。  この題はもう一度言いますけども、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願です。これです。これだけです。請願と陳情の違いというのは、皆さんもよくおわかりでしょう。請願は栄町においては、ちゃんと紹介議員が必要なわけです。このかたたちは、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟というところは、会長が経済界で有名で吉原毅さん、それから、顧問では元総理大臣の小泉純一郎さん、それから幹事長に河合弘之さん、これは公害でもって非常に有名な弁護士でございます。このかたたちが、今、原発で非常に日本がおかしくなるんじゃないかということで、こういうのを立ち上げて動いております。  請願というのは、法律、地方自治法第124条、第125条で、この住民の請願権というのが認められて、これは日本国憲法第16条の国民の権利として認められているものです。これに対して、請願で上がって、なぜ、この請願とか、そういうものにしたのだというのは、請願として上がってきたら、やはり私たちは請願として、これをちゃんと、きちんと精査しなければならない。  委員長が報告されましたけども、この中身というのは、非常に濃いもので、これをみんなに知ってもらいたいということが、この請願者たちのお願いでございます。  ただ、入り口のところで話を止めているものじゃなくて、中身をきちんと議事録に載せ、なおかつ皆様がその中身に賛成してほしいという意味でございます。  つまり、この請願というものが、この中身に触れずに、皆さん反対は受けてしまったんですが、実に残念でございます。去年の9月も同じような請願が出てきたんですが、それも中身に触れずに反対されました。  要するに、最初に上がった陳情と請願だということで、その陳情のときの文章は皆さん読んでおられると思います。これは、一つ大きな非常にわかりにくいところがあって、一番最後の部分がわかりにくいところです。首長もそれに、自治体の首長の第一の責務は、住民の安全確保にほかありませんとか、速やかに廃炉を決定するべきことを表明されるように、首長に上げているのか、はっきり言って国に挙げるのか。ちょっと意味不明なものですから、これをこの原自連の事務局長に問いただしたところ、請願人がいるんだったらば、ぜひ請願をしてほしいということで、私どもは請願人になったわけでございます。  以上、房総沖に確か300キロメートル以上の巨大活断層があって、いつかマグニチュード8.5以上の地震が東日本を襲うというときに、しかも、一度、40年とルールを決めたのにもかかわらず、そこを延長して、20年の延長をして、また原発を動かすと。  それと、今、世界中が原発というものを、もう汚くて、それから不安定で、そして非常にコストがかかるというもので反対するときに、やはり我が栄町においても、子供たちのためにも、これを反対に持っていくべきであると思って、この請願を挙げたにもかかわらず、この中身に関しては一切、議論がなされず、今、委員長が言われたように請願にするか、陳情にするかという、その陳情だったらば、野田議員と戸田議員が二人で議案発議すればいいということまで言われて、議案発議をすることじゃなくて、請願をするということで、請願者たちは私たちに要求しているんですから、それは請願にしなきゃいけないんじゃないですか。私はそう思って、戸田議員と上げたんですが、案の定、全く意味のない委員会で消えてしまったという、非常に寂しい思いがしております。  何かよくわかんないんですけども、どこか特急に載って東京駅だとか、鈍行で行くんだとかそんな話まで、何で手間のかかるこんなことをするんだと言われました。手間のかかるのが議会議員の仕事じゃないでしょうか。私はそういう意味では、皆様にぜひ、この一番は元の請願をお読みになって賛成してもらいたいという気持ちで、今回は戸田議員と上げさせてもらいました。  ですから、委員長報告は委員長報告そのとおりでございます。  ただ、一切その請願の中身に触れることなく、これが委員会では反対多数で決まってしまったというのは、事実でございます。それと、ここまでにしましょう。もうこれ以上やると、長々しくなって、皆さんも混乱するといけないと思いますから、一応、これがこの請願にはぜひみんなに賛成してほしいという気持ちでもって、ここで話させていただきました。  ご清聴ありがとうございました。 ○議長(大野 博君) ほかに討論ございませんか。  次に、本請願に反対の者の発言を許します。松島君。 ○8番(松島一夫君) 8番、松島でございます。  委員長報告をお聞きになって、あの委員会に参加されていないかたは、一体なんだろうというふうな疑問をお持ちになったかと思います。ただいまの野田議員の討論をお聞きになって、余計わからなくなったと思います。多分、野田議員もおわかりになっていないんだろうと思っています。請願をする権利があるとかないとかの話を言っているのではなくて、あそこから最初に上がった陳情は、栄町議会として意見書を国に挙げてくれという陳情です。これを野田議員と戸田議員が、この意見書を国に挙げるためにやるべきことは、二人で発議案を作って、ここに出すんです。そうすれば、入り口で止まらなくて、本会議場で内容の議論ができるわけです。  ところが、請願という議会、自分の議会に所属する議会に議員が請願を出すという、極めてイレギュラーなことをおやりになったんで、私は発議案になさったら一発で本会議場で内容の審議ができますよと。  もともと陳情の趣旨は、本会議場で意見書を決めて、栄町議会の決議として国へ出すというのが目的なんですから、その陳情の趣旨に添うために、一番早い方法は、何度も申し上げているとおり、お二人の議員がここへ発議案を出せば、それで話は済むんです。  これをおやりにならないから、私は不思議ですねと申し上げた。そうすれば入り口で止まらないで、本会議場で中身の審議ができたんですよ。それを本当におわかりにならないのは、私、非常に残念だと思って、一言だけ言わせていただきました。終わりです。 ○議長(大野 博君) 次に、本請願に賛成の者の発言を許します。金島君。 ○副議長(金島秀夫君) 13番議員、金島秀夫です。  先ほど、松島議員のおっしゃるとおり、全くそのとおりです。  ですけども、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願に対して、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  私は過去において、委員会で決定した事項に対して、一度も反対したことはございません。異を唱えることは今までなかったわけですけども、しかし、今回だけは違った立場でとりたいと、今、考えているわけです。  審議に当たり、先程もちょっと出ていますけども、出入り口で多少の違った異論がたくさんありました。問題なのは、請願の形が核心に触れてなかったことなんです。そのために、私は陳情であるとか、要請であるとか、請願であるとか、いろんな文章、来たものを読み直した結果、この結論になったわけですけども。こんな中で、幾つかの課題はたくさんあります。原子力に対する問題は。  しかし、現時点での問題の方向付けをしないと後々大きな問題になっていくんじゃないかということで考えているわけです。今の自然界の動向は大きく分けますと、自然環境の主であるとかエネルギー問題などが中心で流れるんじゃないかと認識しております。日本でもCO2の削減問題から発生した京都議定書によって、いろいろな問題が出ています。そのために地球環境の問題であるとか。そして、日本でもそれが本格点に今、始まっておるわけです。現在も進行中であるわけです。  このような状況の中なので、今回の提案については、身近な問題として捉えているわけです。  今回の提案事項は、老朽化した第二原発の再稼働に対する問題です。その審議があったわけですけども、東海原発の30キロメートルエリア内で96万人、150キロメートルエリア内では3,000万人の人たちが生活しているということを言われています。原子力の恐ろしさは、世界の中でも日本人が一番よく知っているんじゃないかと考えています。  環境総合研究所では、東海第二原発の重大な事故時の放射性物質の拡散などを、具体的に予想しています。それによると、首都圏のみならず東日本全域に深刻な被曝と環境汚染をもたらして、日本、首都圏の機能を全く麻痺させる。日本全体に想像を絶するような社会、経済的に問題が発生しないだろうか。そういうものをささやかれています。その最悪のシミュレーションを環境総合研究所ではしているわけです。  現在でも、福島地区の汚染問題は未解決になっており、悲しい部分がたくさんあります。そして、汚染水タンクはあと3年で終わりだと言われています。汚染度の問題も多少未解決になっているのではないかというのが、現況だと思います。  また、原発汚染水に重要な問題は、日本全体で未解決のままであり、速やかに対応策を考えないと取り返しがつかなくなる可能性があるんではなかろうかと。幾つかの課題はもちろんありますけども、第一段階として、老朽化した第二原発の再稼働については反対です。  そのために、今回の提案については、賛成いたします。  以上です。 ○議長(大野 博君) 次に、本請願に反対の者の発言を許します。  ございますか。  〔「なし」の声あり〕 ○議長(大野 博君) 次に、本請願に賛成の者の発言を許します。戸田君。 ○12番(戸田栄子君) 私は10年ぐらい前に、東海村に印西市の平和団体のかたたちと視察にいきました。東海第二原発を視察してまいりました。当時は、東海原発に反対する村長だった、名前は済みません精査してありませんが、時代でした。大変詳しく中を見学させていただき、また、いろいろ意見交流などしまして、やはり現地の中でも賛成、反対があるんだなということを感じてきました。  やはり今まで論議されていましたし、また、福島第二原発の例にもあるように、何よりも、いざ、事があった場合には大変な事態を生む。今回、台風15号でこれだけの千葉県内はもちろん、大元は違いますけれども、こういう被害があった中で、これが原発となったら、このような状態はもうさらにひどい状況になるわけですから、私たちは福島原発の教訓を活かして、また、本当に自然エネルギーを切りかえる。この運動に議会議員としてしっかりと栄町から、これを発信していこうではありませんか。  町のいろいろな施策についての論議も大切です。それと同時に、こうして自然を守り、未来を守る子供たちをしっかりと私たち大人が守っていくこと。このことがどんなに大切なことかを、皆さん感じていると思います。  また、請願のやりかたがどうの、それは、私自身も確かに出してください、意見書を出してくださいという形で団体から来たんですから、二人以上いれば即そのままその文章で出せるんですが、手続上の問題は指摘のとおりだと思いますが、出せないわけではありませんので、これ趣旨そのものは同じです。きちんとその内容を精査していただいて、栄町からこの東海第二原発の廃炉、これを求める請願を送っていくことが、私は町にとっても、子供たちの未来にとっても、大変重要なことだと思っています。
     それでこそ、議会の使命も果たせる。心から皆さんにこの請願を可決していただき、国に送ることを、ぜひ頑張ろうではありませんか。心から請願への賛成をお願いいたします。 ○議長(大野 博君) これにて、討論を終わります。  これより請願第1号を採決いたします。  請願第1号に対する委員長の報告は不採択とすべきです。  請願第1号を委員長の報告のとおり決定することに、賛成のかたは起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(大野 博君) 起立多数。よって、請願第1号、東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める請願については、不採択することに決定されました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎閉  会 ○議長(大野 博君)  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日の会議を閉じます。  これをもって、令和元年度第3回栄町議会定例会を閉会いたします。                                午後 4時35分 散会    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  上記会議録を証するため下記署名いたします。  令和元年 月 日                 議  長    大 野   博                 署名議員    橋 本   浩                 署名議員    大 野 徹 夫...