厚真町議会 2021-03-09
03月09日-02号
○議長(渡部孝樹君) 次に、生涯学習課長。
◎生涯学習課長[
学校給食センター長](宮下桂君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 暫時休憩します。
△休憩 午前11時02分
△再開 午前11時20分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第7号に対する質疑を許します。 下司議員。
◆(下司義之君) 別冊1の6ページ、7ページですけれども、繰越明許費補正が提案されていますが、今定例会で補正というか、予算提案されなかった繰越明許事業について、どういったことが繰り越されたのか説明をお願いしたいんですが。
○議長(渡部孝樹君) 総務課参事。
◎総務課参事[財政](高安正君) 今回の補正で計上されずに繰越しとなった事業は何点かございますが、既に事業費としては補正等で組ませていただいてございます。 いずれの事業も、令和3年の3月31日、いわゆる令和2年度中に事業の完了が見込めないために、いずれの事業も令和3年度にまたがって事業を進めていかないと事業の完了が見込めないことから、既存の予算計上のものも含めて、今回繰越しの予算を取らせていただくことになってございます。 現在、こちらに計上されている事業のほかにも、全部で24の事業を繰り越す予定でございます。繰越しの設定金額といたしましては34億1,536万円の金額でございます。これは、後ほど議会のほうにも繰越計算書として皆様方にお示しする予定のものでございます。そのうち、翌年度への繰越額が33億8,245万9,000円を今のところ見込んでいるところでございます。 先ほども申し上げましたとおり、令和2年度中の事業完了が見込めないものがございますので、それらを含めて繰り越すことになることになりましたので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 繰越明許事業なので、令和2年度中に事業が執行できないからというのは十分分かっているんですよ。 今回の定例会で補正が組まれたものは、明らかに執行ができないだろうと思うんですが、それ以前に補正が組まれているもので執行できない、その理由を説明いただきたいんですが。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 単年度予算主義なのは原則なのではございますが、近年の社会情勢を背景に15か月予算とか、18か月予算に現状なってございます。 当然、1つには、厚真町の場合は胆振東部地震の影響で、国が先に予算をつけるので予算を町として計上して、繰越しを想定していますよという前提で補正予算を計上し繰越しているというのが1つと。 それから、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために国が1次、2次、3次と3次にわたって予算を、国として補正予算を計上したと。それに応じて、市町村にも予算を計上しなさいと。これについては、当然執行が終わる令和3年度中いっぱいかかるだろうということを見込んで、国として予算を市町村に計上することを指示してきたということ、そういう背景があって、初めから市町村としては令和2年度中に執行できない予算も計上しているという状況でございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 高田議員。
◆(高田芳和君) 説明資料81ページ、
公営住宅維持補修事業で、ポーチ建具18戸に設置ということなんですが、全戸に設置しない理由をお尋ねします。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今回の災害公営住宅につきましては、今回、湧水が浸水した裏口ポーチ部分が開放になっている、建具も何もつけていない設計された住居が18戸ございます。それに対して、今回、建具をつけようとするものでございます。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) ということは、ほかの14戸には建具がついているという状況ですか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今回のものにつきましては、湧水が入ってくるということも含めてなんですが、特に北側に面している、先ほど申しました18戸については、北側にポーチが、解放されたポーチが面しているということでございまして、それについて建具を設けようとするものでございます。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) ということは、32戸全部に今、現状ではついていないということですよね。 そうした場合、18戸にだけ設置した場合、ついていないところ、冬場の雪がたまったり、夏場いろんなごみが飛んできてポーチにごみがたまるとかそういった状況が発生してきて、設置された方とされない方で不満が生じないのか、その辺は心配ないでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今回の18戸につきましては、風雨の侵入も防ぐということもございますし、北側に面しているところにつきましては、隣接する住宅に近いですとか、それから、あと道路から見えやすいとかというところが懸念されまして、それで18戸について整備をしようとするものでございます。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 秋永議員。
◆(秋永徹君) 説明資料の67ページから69ページにかけて、複合型のまちなか交流館のことについてであります。 決算書を見ますと、管理料の150万円の増額と補正を組んでいるわけでありますけれども、先般、豆腐の機械が壊れたという説明、そして、機械が壊れたんじゃなくて、配管といいますか、ごみが詰まっていたような説明がありました。これ、売上げの表を見ますと、確かに5月、6月、7月、そしてずっといって10月、11月と極端に、説明があったようにがらっと落ちていると。これについては69ページの2-①の就労支援型のB型事業所としてやっているわけでありますけれども、問題は、復旧工事がどこで気がついて、どのぐらい日数がかかって直ったかということが聞きたいのであります。
○議長(渡部孝樹君) 住民課参事。
◎住民課参事[福祉・子育て支援][
総合福祉センター長](中村信宏君) お尋ねの充填豆腐製造機不具合により、充填豆腐販売を中止していることが、販売売上げに大きく影響しております。 中止期間9月23日から11月25日とほぼ2か月にわたって、長期にわたって休止をせざるを得ない状況になっておりますので、こちらの経過について概要を申し上げます。 まず、令和2年9月23日、配管からごみが豆腐に混入するということが確認をされまして、即時製造を中止しております。ボイラーの点検の業者に同日来てもらいまして確認をした結果、まずこの時点での点検結果は、ボイラー本体ではなく配管からのごみが出ているということが想定されるという結果でございました。 これを受けまして、ボイラーとそして中央プラント、豆腐の製造機械をつなぐパイプがございますが、これを10月2日に部品が届きまして、ステンレス製のさびが出ないようなものに交換をしております。ここで試運転をしてみましたが、まだごみが、量は少なくなりましたが見受けられると。ここで10月12日、クランチという配管に関連する部品を交換をしております。実は、ここでもまだ小さなごみが確認されました。そこで、10月26日にボイラーを分解し、そしてクエン酸洗浄をおこなっております。残念ながら、ここでもまだ微量のごみが入っている状況でございました。そして、指定管理者と町で協議しまして、11月12日、ボイラー自体を更新をするという決断をしております。 ごみではなく、さびが混入しておりました。11月12日にボイラーの更新の発注をしておりますが、本州から船便でボイラーが到着いたします。到着しましたのが11月25日、そして11月25日その日にボイラーを設置、交換いたしまして、この時点で初めてさびの混入がなくなったことが確認をされまして、試運転を1日継続してつくった結果、さびが見受けられないということが確認されましたので、11月26日から豆腐の販売を再開しているという経過でございます。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 秋永議員。
◆(秋永徹君) そうすると、5月、6月、7月の減益についてはコロナの影響があるということは言い切ってよろしいですね。 壊れたのが9月の、分かったのが9月23日からになっていると。結果的にはボイラーを更新したということは分かりました。その中で、決算書の中ではどこで、予備費でやっているんですか。
○議長(渡部孝樹君) 住民課参事。
◎住民課参事[福祉・子育て支援][
総合福祉センター長](中村信宏君) 法人、指定管理者側で、支出をしたボイラーの点検、そしてボイラー附属施設の修繕に関する費用としては予備費の47万2,000円でございますが、指定管理の協定によりまして、10万円を超える修繕費等については町側の負担ということで協定を結んでおります。 町のほうでは、この交換、点検、修繕にかかった費用としては113万3,000円でございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 今の点と関連なんですけれども、決算見込みのこの表の、とても分かりづらいというか、毎回出てきているけれどもよく分からないんですけれども、これ説明の中で、B型、カフェとか交流館とか分けてあるんであれば、ここに金額とか入れてもらうこともできないのか。また、B型とカフェの部分だけを分けて決算を出してもらうということできないんでしょうかと思う。 何か、前にもそういう質問が出たような気がするんですけれども、ちょっとそこら辺、説明のここで分けてあるんであれば、ここに金額をきちんと載せるとか、そういうふうな形を取っていただきたいなと思います。 それと、この中の借上料の中で、車両とあるんですけれども、車両を借り上げている場合、任意保険とかも込みじゃないのかなと思うし、修繕料の中でも車両の修繕費と書いてありますけれども、この部分についても借り上げであれば、借り上げているところで直すなりするのが手配というものがあるんじゃないかなと思うんですけれども、個人の車なのか借り上げているのか、ここの中身が分からない状態なんですけれども、その部分ちょっともう少し詳しく説明してください、お願いします。
○議長(渡部孝樹君) 住民課参事。
◎住民課参事[福祉・子育て支援][
総合福祉センター長](中村信宏君) 資料のほうが見づらく大変申し訳ございませんでした。 収入のほうではB型、
コミュニティカフェ、その他ということで分けて販売売上額、記載をさせていただいております。歳出のほうも分けておる資料ございます。必要に応じて情報提供をさせていただければと思います。 車両の借上げについてでございます。B型の車両1台をリース契約していると聞いております。任意保険料としては保険料の欄に記載しておりまして、修繕としては修繕料の欄にございますが、リース契約については申し訳ございません、ちょっと今現在、手持ち資料ございませんので、確認の上ご報告をさせていただきます。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 以前、下司議員からも、きちっと事業別に分けて決算書を出せというふうに言われておりました。 今回、それに応えられなかったのは大変申し訳なかったなと思いますが、大変申し訳ないですが、予特のときに内訳をつくって、追加資料として提出させていただきたいと思います。 それから、秋永議員が質問されたものは、69ページの一番上から数えますと2段目の表組みの中のR02年度10月、11月分、1か月分として10月が1万6,635円、11月が1万1,920円と、大体ほかの月から比べると10分の1以下になっているというところが、今のまさしく充填豆腐が止まっていた期間の収入減ということになります。資料として、これまでも度々指摘を受けていながら、簡略な資料となってしまったことを改めておわびを申し上げたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 下司議員。
◆(下司義之君) 私も今の関係で、まちなか交流館、それから交流センター、正式には
交流促進センターに関しては指定管理事業ということで、赤字が出たときに、今回の補正に関しては、それを調整するような提案になっているんですけれども、やはり赤字の原因ごとに補正を組む必要があるかなというふうに思いました。 まちなか交流館に関しては、機器の故障による休業という部分での収入減という部分と、それからコロナによる経営の悪化による収入減と、この部分を区別しないで整理してしまうのは、ちょっとどうなのかなというふうに思いました。これに関しては、こぶしの湯に関しても同じようなことが、例えば、ボイラーが故障したときとかですね、そういうときに同じようなことが起きます。今回、たまたまコロナというものが全体にオブラートのようにかかっていますので、どちらか分からないというのがあるんですね。 それで、コロナに関しての一般の民間への支援というものが1つ基準としてあります。指定管理事業なので、それは全部含めてということではなくて、そこは民間と同じような基準で支援をする、それから機器に関しては、機器に関して別な考え方の支援をする、そういう考え方をしていったほうがいいんではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 今回の
新型コロナウイルス感染症拡大に伴って、巣籠もり状況が発生して、なかなか我々が交流を目指している施設、それから商品を販売する施設、こういったものは非常に大きく影響していると。 この影響程度が、実際に通常の営業努力とそれから不可抗力による影響と、もう少し分かるような資料にしてほしいということは十分分かります。非常に乱暴なつくり方をしたなというふうに考えておりますので、先ほど申しあげましたように、予特までの時間まだ若干ありますので、改めて決算状況を参考資料として提出させていただきたいと思います。 それから、今回の
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた商業者、特に飲食店の方々とそれから指定管理をしているこぶしの湯、それからしゃべーるも含めて、経営的には同じような構図になるわけでございますので、そういう意味では、その支援策、いわゆる指定管理として我々が税金を投入するのと、それから民間事業者として保障されているが、どの程度の差をどのように評価をしていいか、その資料についても併せて提出をさせていただきたいと思います。ただ、現時点では、先ほど言いましたように指定管理施設に関しては、通常は赤字補填をしないということでこれまでも取り扱ってきています。 ただ、今回の指定、
新型コロナウイルス感染症の影響については、どんなに営業努力しても届かないところだということでございますし、また、ちょっと話は飛びますが、介護施設であります例えば、社会福祉協議会が指定管理をしている施設等についても、幾ら掘り起こすべきものかどうかはちょっと別にして、営業努力の届かない報酬改定だとか、それから利用者の、元気になって利用者が回復していった場合にそれを補うということはなかなか難しい施設に関してだけ、収入減に関して、限度はありますが、指定管理料で補填をすると。当初からそういう契約を結んでいるもの2種類全く分かれていますので、その辺も分かりやすく説明をさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 三國議員。
◆(三國和江君) 説明資料の75ページの、全般に災害の公営住宅のことでちょっとお聞きします。 この中に災害住宅の外構整備を書いてあるんですけれども、このほかに外構工事、いろんな面で整備するところはないんでしょうか。ということは、断熱材が入っていないという、そういうお話をちょっと聞いたんですけれども、どこの断熱材が入っていなかったのか。水道なのかどこなのかちょっと私も確認取れなかったんですけれども、なぜならば、これに書いていなかったので、本当にあるのか、そして一般財源から1,000万円出すのに、これ本当に町民の方聞いたらびっくりしますよ、新しい住宅で。そして今度、何ぼ新しい住宅に入ったからって、心休まる時間、日にちなかったと思いますよ、こういうことで入って来ては。その旨、またこうやって外壁工事やる、そしてまた何かで公営住宅が、災害住宅が、またこれも、またありますよ、これもありますよと言ったら、またこれ一般財源から出すんですか。こんないっぱい1,000万円も出して、町長どういう考えなのか。 私は、設計のミスじゃないかなと思いますよ。あそこやっているときに私行ったときに、まだやっているときに、いやこれ低いから、もしかしたら水入るかも分からない、流れるかも分からないなと。雪のことは言っていませんでしたけれども。だからやっぱりそういう小さな声が私は届いていなかったのかなと思うんですよね。一般の住宅なら、個人的に、いや、ここがこうだからもう少し入れますか、こうしますか、外壁こうしますかという、そういうお話はしますよね。だけれども、これだけ皆さん、全部で、78で約27億円かけていますよね。とんでもない金額ですよ。それがやっぱり、町民の皆さんに27億円もかけていてこれなんですかと言いたくもなりませんか。町長どういうふうに考えますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) まず最初の断熱材の話は、ちょっと後で違っていればフォローさせますが、私の聞いたところによりますと、新町のRC構造の建物の公営住宅の水道管が凍結するということを受けて、発泡スチロール的な断熱材を追加で地下に入れる作業をさせていただきました。 これが、断熱材が入っている、入っていないという話にすり替わったんだと思います。もともとしっかりとした標準の管に対する保温材の巻付けとか断熱効果を高める作業はしていたんですが、思いのほか利用率が最初、真冬に下がっていたこともあって、水の流れが少ないということもあって、より多くの断熱材を追加で投入したということは事実でございます。あくまでも地下の話ですね。 それから、今回の改修工事は全てなのかということでございますが、今回は当面応急的に実施しなければならない作業についてだけ補正予算を組ませていただきました。裏口ポーチに侵入する水を逆流させないための工事というふうに大くくりで考えていただければと思います。 それからもう一つ、今度、玄関側の石畳というんですか、石板の不陸が生じておりますので、それについては雪解けを待ってから、凍上が収まってから。凍上の事実がありますので、もう少し凍上抑制性能を上げるための施工をする予定です。これについては今、積算中でありまして、3月29日に臨時議会を開催する予定になっておりますから、それまでに間に合うように提案をさせたいと。石板の下の凍上抑制層をもう少し分厚くする、あるいは、そこに凍上しづらいような工夫を部分的にさせていただくというふうに考えてございます。 それと見た目にも、それから北風によって玄関裏口ポーチに吹き込む場所について、今回建具をつけるということにさせていただきましたが、全体としては今回の原因、こうなった原因は、あくまでもユニバーサルデザインのバリアフリーの規格から北海道の斜度があまりにも角度をつけると非常に危険だということもあって、少し緩くしたと。国土交通省の基準から見て、緩く勾配を設定してしまったことが1つと、それから裏口の場合、菜園を造る関係があって、凍上抑制層である砂利だとかを、路盤を入れ替えないで、そのまま土のまま裏口で菜園を準備したと。そこが今年は、雪の降らないうちから非常に凍結が厳しくて、そして凍上が思った以上に持ち上がってしまったということが、大きく分けての原因であり、それから我々の想定外だったところでございます。 ただ、結果としては一般財源を1,000万円から投入する、それから第2期工事についてはここまでいきませんが、やはり幾らかばかりの補正予算が必要になるということになります。トータルで考えますと、本来は補助事業でやっていますので、全部補助事業の対象経費でしっかりとしたものを造ることが当然の我々の使命だと思っております。ただ、国土交通省も北海道も、それから全国的な取組からいっても、決して技術的には、我々の施工した設計内容についてゴーサインが出たと、合格したということも考えると、こういった事実については今後の建築技術に関していろいろと、北海道に対しても、それから国に対しても復命をしてこれからに生かしていかなければならないなと。確かに高い授業料を払ったということはおわびしたいと思います。 それから、通常の公営住宅についても、毎年のように数千万円の修繕はどうしてもしております。これは、使用あるいは劣化、思いのほか設備についても物によっては長期間使えるものもあれば短期で壊れるものもあるということが建物の常でございますので、全く投入できないということではないと思います。そのための財源もちゃんと使用料で確保はされておりますが、新品について1,000万円を超える税金を追加投入したということについては、本当に肌感覚で分かんなかったのかということは真摯に受け止めさせていだいて、おわびをしたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 三國議員。
◆(三國和江君) 町長の答弁聞いていると、私もくらっときますけれども、ぐらっとは私はきません。 なぜならば、修理したということは、やっぱりそこが駄目だったから修理したんですから。だからそこなんですよ。そこを直すということは、早く言えば、住宅で言ったら中古なんですよ。だから新品でそのまま受け渡してもらったことが新品であって、直すということは中古なんですよ、私から見たら。だからそこなんです。皆さんが、国土交通省はこうだと言うけれども、やっぱり北海道厚真町に向いたやっぱり住宅設計、私はそういうふうにして、皆さん土地を見て、そういう設計を私はしてもらいたかったです。これからは、いい体験をさせてもらったと言うので、これからはそういうことがないと信じていますので、これからもそういう体験を生かしてください。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 本当に多額の、町民の皆さんから預かっている税金を我々が勉強に使ってしまったということは本当に深く反省をしなければないと、そういうふうに思ってございます。 今後、国が統一した基準だとか、北海道が統一した基準だとかいうことに限らず、厚真町の特性をしっかりと踏まえた上で、そういう建物あるいは工事について施工するように心がけてまいります。今後は二度とこのようなことを起こさないようにしっかりと対応をしてまいりたいと思います。何より住まわれている方々に改めておわびを申し上げたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 私も今の住宅の件で、今、三國議員が質問されて、第2期工事で町長の答弁もありましたけれども、その中に今質問することが入っているかどうかを聞きます。 1つは、高田議員が先ほど言われました説明資料81ページの裏戸ですか、これは、18はここには計画されていますが、裏戸が欲しいという声は本当に恐らく全員じゃないかと思います。今、理由はありましたが、今後の方向というのは、やられないところの裏戸は今後どういうふうになっていくのかというものが1つです。 それともう一点は、77ページの、これも細かいことですが、第2期工事に入るかどうかだけです、聞きたいのは。私も回っていて、例えば、今質問した1つ、E棟の玄関側ですが、地盤がやっぱりこちらが特に弱いんですよね。ぐっと下がっているんです。下がっているというのは、玄関側が下がっているんです。これは、もう目ですぐ目視できます。玄関にポーチというか、入り口のあれが、向こう側のD棟なんかはみんな地面に平行に、入り口のちょっとお飾りというかポーチがあるんですけれども、E棟だけはぐっと、もう斜めっているんです。これ全部です。3棟ありますか、あそこ。そういうようなことがあって、要は、下5センチぐらい上がっているんですよ、反対側がね。もうこれははっきりしているんです。そういうようなところが、今後いわゆるチェックというか工事していく中で対応されていくのか、この2点をお願いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 今のご質問の、いわゆる前側の石板の不陸、これについては今言った第2期の積算で予算を皆さん方に提案をさせていただきたいと。 いわゆるこれ以上凍上しないように、そういった工夫をさらにさせていただきたいと。一枚一枚剥がして。詳しく言うと、建築のほうの職員の技術的な問題、本当は提案、もっとしっかりと説明したいという形になろうかと思いますが、改めて29日に提案するときにしっかりとその工法とそれから効果、我々が期待している効果について建築のほうから説明をさせていただきたいと思います。 それから裏口、いわゆるポーチの建具、いわゆる扉ですね。基本的に建坪に扉をつけると、建坪に入ってしまって、いわゆる無駄な大きさになってしまうという考え方もあって、裏口は実際は中側にあって、そして前に物置を兼ねてそういったポーチと、それから裏口ポーチとして開放的に造られているというのが今回の特徴です。ただ、やはり今回みたく水が浸入するとか北側から雪が吹きつける、吹き込むと。それから南に面しているものは、さてどうなんなんだろうというものは、これから春夏を経験していって、春風が吹いた後の影響なんかを見て、ハーフサイズもつけられますので、そういったものは状況に応じて直していきたいというふうに考えています。最初からつけるわけにいかなかったということでございます。 それから、遮光性を考えても、採光、光を取り入れることを考えてもあまりいろんな扉をつけることは決して好ましいことではないかなというふうに考えておりますが、これもあくまでも状況を見て、風向きだとかそれから木の葉の舞う状況がどれだけ裏口のポーチに影響するか、それらを十分に見てから対応してまいりたいなと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ここで休憩といたします。再開を午後1時といたします。
△休憩 午前11時58分
△再開 午後1時00分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第7号に対する質疑を続けます。 大捕議員。
◆(大捕孝吉君) 説明資料の80ページをお開き願いたいと思います。 そこで、外構の工事の、菜園とかそれぞれの地盤を低くするということで数字が載っているわけなんですけれども、10センチから15センチくらい下げるような形になっていて、そして最後、外側のほうに枕木を引いてどうのこうのということになっているんですけれども、これ下げることによって、我々の考え方では、今度、逆に雪降って、そこの中に雪がたまって凍結、凍土はもちろんあると思うんですけれども、雪が解けたときに水がどこに抜けていくのか。 万が一、抜けないでいったら、屋根からも雪落ちてくると思うんですよね。そんな、そういう状況でも今の状況を改善できるのかどうか、それをまず聞きたいのと、もう一つは、前のページの、79ページの雨どい、これ夏はそれなりに効果は出てくると思うんですけれども、冬になると、前側には雪も凍土もあるでしょうけれども、雪もたまって地盤が高くなってくる。厚真町の場合は1月でも2月でも雪降ったりいろんなことするんですけれども、解けないでいると逆に危なくなるんでないかなという気するんですよ。それによって、また逆に湧水が入ってくるという、そういう現象も起きるような気するんですけれども、その辺の計算といいますか、設計というのはどういうふうになっているのか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) まず、80ページの地盤の高さ調整だとか菜園調整に関することでございます。 これにつきましては、菜園、地盤を下げまして、この図面でいう左側、外側になるべく水を流しやすいように、その外側にも側溝だったりあったりしますので、そこに水を流しやすくしたいなというふうに併せて考えてございます。 あと、雨どいの関係でございますけれども、これにつきましては今、雨どいにつきましては寒冷地仕様の、北海道仕様のものを使おうと思っております。これにつきましては、先ほど説明しましたように最終的に竪どいを介しまして、浸透ますで浸透させようという考え方でおります。浸透ますにつきましては、凍結深度以下まで下げて、常時基本的には流れるようにということで今、考えております。冬期に関しましても、ちょっとこれにつきましては、完全に凍っているときは、冬ですと屋根に雪も乗っていますし、この樋の中も凍っていると思うんですけれども、解け始めるときはそれなりに、といの排水がうまく流れていくのではないかなという物の考え方をして、今回これを整備しようとしているものでございます。
○議長(渡部孝樹君) 大捕議員。
◆(大捕孝吉君) 雨どいもそうなんですけれども、こちらもそうなんですけれども、傾斜をつけたりいろんなことして、側溝もそうなんですけれども、冬はほとんど働かないんですよね、雪が入っちゃって。夏のことはあまり私も心配していないんですけれども、冬はそれで、今年みたいにああいう暖気が来て雪が解ける、雨は降るという形になってきたときに本当にそれだけで済むのか。 長い経験の中から言うと、一度低いところに建てた建物は、もう何年たってもどんなことしても、変な話、今言ったような地盤を下げても、岩盤の地盤を下げてもまた同じに、凍土と雪の堆積と、融雪と屋根から落ちてくる分とで必ず水が入ってきている状況なんですよね。だから、その辺をやっぱりもっと、同じ金をかけるんだったら、どういう改善策があるのか私も分かりませんけれども、その辺はやっぱりしっかり考えていかないと、雨どいのほうも恐らくそうだと思うんですよ。 冬、ますは下まで入れるから凍結しないと思うんですけれども、それまで行く間が凍結しちゃいますからね。そうなると、皆さんもよく分かるように、道路の、あのグレーチングの下も、もうほとんど凍結して水が流れない状況だったんですね、冬は。そういう状況もありますので、その辺やっぱりしっかり見て設計をしていかないと、また同じことが起きると思うんですけれども。ちょっとその辺どのように考えていますか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今、ご指摘いただいた部分も含めまして、次の定例会までに確認だったり、今、設計積算中でございますので、その辺を整理してまた提案をさせていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 下司議員。
◆(下司義之君) 今の公営住宅の、今回、補修という言葉になっていますけれども、補修という言葉の使い方が本当に正しいのかなという気がします。 本来、補修というのは壊れたところを直すとか、そういうふうに使われるべきもので、今回の工事が補修という言葉が当てはまるかどうかというのは非常に疑問です。今回、一般財源として1,000万円ということですけれども、この1,000万円の何といいますか、裏保証というか、それがあるのかどうかですね。全く町費の手出しになってしまう工事なのか、そこの確認と、今後予定される補修なんですかね、改良工事についても同じように、こういう財源に関しては町の一般財源からの100%持ち出しということになってしまうのか、その辺の説明もお願いしたいんですが。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今回の、補修事業という言葉を使わせていただいていますが、この部分についても一般財源という形になってしまいます。次に予定しております分についても一般財源ということで考えております。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) もう一つ、この資料のつくり方について、今回は事業名としては
公営住宅維持補修事業ということで書かれています。 ただ、この対象になっている施設に関しては災害公営住宅が含まれていますというか、今回は災害公営住宅でしょうか。ここの部分は、実はこれ区別することは非常に重要だと思っているんですよ。災害公営住宅であるかないか。だから、ここは確かに資料の中に団地名とか書いてありますので、私たちはそれで判断をすることになるんですけれども、それでも、やはり災害公営住宅としてどうだったのかということは非常に今後も意味を持つものだと思いますので、それを資料に記入していただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今後そのように整理をさせていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 吉岡議員。
◆(吉岡茂樹君) 私も公営住宅の維持補修事業ということで、そういう意味では、本当に震災後、仮設に入っていた方々が災害公営住宅が完成したということで入居されて、初めての冬ということだと思います。 そんな中で、先ほどからずっと聞いていますと、バリアフリー等々の関係でああいう傾斜等々で最終的に完成したということで、完成から何か月かたっていない中で、公共事業の中、公共事業でこれだけいろいろな入っている方々、それとそれを聞いた町民の皆さんから、これ町に対する不信というのか、そういうのは本当に大きなものがあると思います。それと、今、いろいろな工事の関係で、総額で1,000万円の補正予算というのが出ておりますけれども、あそこの地形等々を見ますと、これ1,000万円の工事内容書いてありますけれども、それだけでは基本的な対策には僕はならないと思っているんですよ。 今、雪解け水ということもありますけれども、通常の夏場であっても雨水対策という形で非常に傾斜の少ない、どっちかというと平たんの地下浸透の少ない土壌の中での立地ですから、本当に周りをきちんとしなければ、雨水処理、全体的にできないと思っているんですよ。先ほどからありますけれども、解けた雪解け水を側溝に流すとかという問題もありますけれども、これは冬になったら側溝はもう使いものにならないですよ。じゃ、たまった水はどこへ行くのかという大きな問題があります。 ですから、冬期間だけじゃなくて、夏場の台風等々に備えた雨等々のものをきちんと整理するとすれば、あの辺全体、できた駐車場を含めて何とかしなければならないというふうに私は考えておりますし、現に北海道開発局ですか、今あそこにある建物、横に。あそこに通じる道路、あれも雪解け水で沼のようになっているのをご存じだと思います。ということは、あの辺の条件がそういうような状況にあるということを踏まえたとすれば、もしこれを改善するとすれば、1,000万円ぐらいの事業費では全然足りないと思っておりますけれども、いかがですか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) ここの団地の設計につきましては、当初から周囲の既設の道路の状況、排水の状況を検討、設計しまして、今それと併せてバリアフリーの方向で整備しようという形にしたものでございます。 排水に関しましては、基本的には土壌の地下浸透ですとかそういう方法、駐車場に関しましてもそういう方法を取ってございます。それで一般的に設計で問題がないということで、設計施工させていただいておるものでございます。これに関しては、先ほどいろいろご指摘もいただいております。もう一度ちょっとその辺も確認させていただいて、次回に向けて整理をさせていただきたいなというふうに思っております。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 下司議員。
◆(下司義之君) 令和3年度のことになりますけれども、今、雪の問題がありますので、当面の間、除雪に関してやはり特別な扱いをしていったほうがいいんではないかなと思うんですよね。 その辺を、これは建設、所管がちょっと違うのかもしれませんが、そういう対応をして、まずは住民の方々の生活の快適さを確保するということが必要かと思いますが、どうでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 今のところ除雪に関しましては、災害公営住宅、それから被災者向け公営住宅に関しまして、既存の公営住宅と同じように住まわれている方々で協力していただいて、除雪等をしていただいているところでございます。 その辺に関しましては、まだちょっと既設の公営住宅とのこともございますので、ちょっと調整など検討はさせていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 大捕議員。
◆(大捕孝吉君) もう一点ちょっと確認したいんですが、説明資料の81ページのポーチのところのハンガーのことなんですが、これどういった材料で、透き通ったもので使っているのか、あるいは、まるっきり光の入らないものなのか、その辺ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 81ページの建具のことでございます。 これ建具、上下に分かれておりまして、下はベニヤ板、これは透明ではございません。それから上部につきましては、ポリカの中空板でございますので、光を通すような合成樹脂板といいますか、そういうものを使います。
○議長(渡部孝樹君) 大捕議員。
◆(大捕孝吉君) ということは、この内側には今の住宅の窓なり入り口なりがついているということでよろしいんですよね。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) 内側には、裏口のドアがついてございます。
○議長(渡部孝樹君) ほかにないですか。 秋永議員。
◆(秋永徹君) ちょっと話の腰を折るようでありますけれども、先ほどに言い残したことがありまして、まちなか交流館のことについて再度。 こぶしの湯もそうですが、まちなか交流館の中で緊急雇用安定助成金、国からいただいているということ、こぶしの湯はそれはない、書いていないと。
○議長(渡部孝樹君) 秋永議員。
◆(秋永徹君) はい。
○議長(渡部孝樹君) マスクちゃんとして。
◆(秋永徹君) すみません。 そういう中で、国の制度の持続化給付金の申請はしているのか。こぶしの湯もそうですが、それによって、管理費の補正予算については若干変わるんでないかと。どのようになっているのか。
○議長(渡部孝樹君) 住民課参事。
◎住民課参事[福祉・子育て支援][
総合福祉センター長](中村信宏君) 休業期間中のパート職員に対しましては、給料手当相当の緊急雇用助成金を北海道労働局に申請し、受給をしております。6人分27万7,000円でございます。 持続化給付金のご質問でございます。中小企業庁のほうに、こちらのほうも申請をしておりますが、対象外とされております。対象外の理由としては、支給要件の1つに、新型コロナの影響を受けて前年度同月比で50%以上事業収入が減少している法人というのが支給要件でございます。複合型地域福祉活動拠点として見ましたら、50%以上減少している月は当然ございますが、運営法人全体であるNPO法人ゆうあいネットあつまとして見た場合にグループホーム等の運営も含めますと50%まで減少している月がなかったため、対象外とされております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 秋永議員。
◆(秋永徹君) 大変厳しい制度というか、全体の法人を見た場合の減収というのは、なかなか厳しいと。これについては、そういうふうに答えがあるということですから。 それと、30%のあれについては対象になるんですか。それもならない。それと、こぶしの湯の関係でありますけれども、これについての答弁もお願いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 産業経済課長。
◎産業経済課長(加藤克彦君) こぶしの湯の国等の助成金並びに補助金につきましては、資料の下の表、こちらのその他の収入1,456万2,000円に含まれております。 内容につきましては、雇用調整助成金、緊急安定助成金、北海道ホテル・旅館[宴会部門]感染拡大防止助成金、飲食業・観光業等顧客拡大促進事業助成金が出ております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 下司議員。
◆(下司義之君) 24ページお願いします。別冊1の24ページです。 基金繰入金の中で、ふるさと応援基金の繰入金で、説明で充当予定であった事業が少なくなったような、そういう説明だったと思うんですが、大きなものを説明いただきたいんですが。
○議長(渡部孝樹君) 総務課参事。
◎総務課参事[財政](高安正君) ふるさと応援基金繰入金で、今回、実績減でご説明している大きなものといたしましては、住宅総務費の住宅復旧支援事業1,500万円の減額に対して繰入金で7,650万円、こちらは上の住宅再建支援融資利子助成事業、こちらのほうにも充当してございますので、この2事業合わせて約7,650万円の減額というところでございます。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) すみません。ちょっと聞き取れなかったので、もう一度お願いできますか。
○議長(渡部孝樹君) 総務課参事。
◎総務課参事[財政](高安正君) 大きなものといたしましては、議案書の56ページ、57ページ、1目住宅総務費の中の事業番号1148、住宅再建融資利子助成事業、こちら今回2,000万円の減額。その下段の事業番号1149、住宅復旧支援事業、今回補正額が1億5,000万円の減額。 これらの2事業にその一部としてふるさと応援基金繰入金を充ててございますので、それの7,650万円の減額が大きなものの要因でございます。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 62ページお願いします。 中学生の海外派遣研修事業に関してなんですけれども、今回コロナの関係で実施できなかったということですけれども、今年度この機会を失った生徒に対して今後どのような対応を考えているのかお願いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長[
学校給食センター長](宮下桂君) 中学生海外派遣研修事業につきましては、令和元年度に既に2回目を実施しておりまして、その際、現中学3年生の希望者が参加をしております。 令和3年度予算でも同様の事業に予算を計上しておりまして、時期はちょっと冬休みということになりますが。ですので、現3年生だけが少し、本来今年行きたかった子がもしいたとしたら行けなかったというところはあるんですが、現2年生が来年3年生になる子については、予定どおり実施ができれば、これまでどおり希望をする子が参加をできるという状況を確保しております。
○議長(渡部孝樹君) ほかにありませんか。 下司議員。
◆(下司義之君) 資料の73ページ、新町フォーラム線ですけれども、今回、国の予算措置ができたということで、いよいよ開通かと思うんですが、開通日がなかなか、いつ開通できますということを宣言できないでずっと来たと思うんですが、ここに来て開通日はいつですというふうに言えますか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課長。
◎建設課長(伊藤文彦君) 4月1日を予定しております。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 建設課長。
◎建設課長(伊藤文彦君) 残工事を繰越しで行うところですけれども、この残工事については供用を開始しながら、交通開放しながら工事をやっていく予定してございますので、実際に供用開始は4月1日を予定してございます。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) これ、あれですか。 特段、結構年数のかかった難工事でしたけれども、何か開通のセレモニーとかお知らせとか、そういったものは予定しているんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 建設課長。
◎建設課長(伊藤文彦君) 開通式は予定してはございません。 昨年、桜の植樹会、開通前ではございますが、町民の皆さんに参加の上していただきました。開通式という形では予定してはございません。 広報等ではお知らせしたいと思います。また、付近の住民の方にはチラシ等でお知らせしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかにありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第7号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第7号について起立により採決いたします。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
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△議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第3、議案第8号 令和2年度厚真町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。 本案について説明を求めます。 住民課長。
◎住民課長[
総合ケアセンター長](青木雅人君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第8号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第8号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第8号について起立により採決いたします。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
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△議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第4、議案第9号 令和2年度厚真町
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 本案について説明を求めます。 建設課参事。
◎建設課参事[上下水道](佐藤義彦君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第9号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第9号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第9号について起立により採決いたします。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
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△議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第5、議案第10号 令和2年度厚真町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 本案について説明を求めます。 建設課参事。
◎建設課参事[上下水道](佐藤義彦君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第10号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第10号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第10号について起立により採決いたします。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
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△承認第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第6、承認第1号 専決処分の承認(令和2年度厚真町
一般会計補正予算(第16号))を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課参事。
◎総務課参事[財政](高安正君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、承認第1号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、承認第1号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、承認第1号について起立により採決いたします。 本案について報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、承認第1号は報告のとおり承認することに決定いたしました。
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△報告第1号の報告
○議長(渡部孝樹君) 日程第7、報告第1号 専決処分の報告(新町地区大
規模盛土造成地滑動崩落防止工事(その1)請負契約の変更)を議題といたします。 内容等について説明を求めます。 総務課参事。
◎総務課参事[財政](高安正君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、報告第1号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 報告第1号は、以上をもって報告済みといたします。
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△議案第1号ないし議案第6号の一括上程、委員会付託
○議長(渡部孝樹君) 日程第8、議案第1号 令和3年度厚真町一般会計予算、議案第2号 令和3年度厚真町
国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号 令和3年度厚真町
後期高齢者医療特別会計予算、議案第4号 令和3年度厚真町
介護保険事業特別会計予算、議案第5号 令和3年度厚真町
簡易水道事業特別会計予算、議案第6号 令和3年度厚真町
公共下水道事業特別会計予算を一括して議題といたします。 ただいま議案となりました議案第1号から議案第6号までの6議案についてお諮りいたします。 この6議案については、議長を除く全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これについてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 異議なしと認めます。 したがって、そのように決定いたしました。 ここで、ただいま設置されました特別委員会の正副委員長の互選を行うため、暫時休憩といたします。
△休憩 午後1時50分
△再開 午後1時57分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 予算審査特別委員会の結果を局長に報告させます。
◎議会事務局長(木戸達也君) 予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選の結果を報告いたします。 委員長に高田議員、副委員長に大捕議員がそれぞれ互選されました。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) ただいまの報告をもって正副委員長の互選の結果報告といたします。 ここで休憩といたします。
△休憩 午後1時57分
△再開 午後2時10分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△一般質問
○議長(渡部孝樹君) 日程第9、一般質問に入ります。 それでは、順次一般質問を許します。
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△伊藤富志夫君
○議長(渡部孝樹君) 最初に、伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 第1回定例会一般質問、通告どおり、大きく2点について質問していきます。 1点目は、先ほど来随分出ています災害公営住宅であります。今年に入って、1月の中頃ですが、
仮設住宅を全て回りました。留守のところもありましたので、22件回って、災害公営住宅、前の
仮設住宅から比べると皆さん喜んでおられるだろうという予測の下で訪問し、それぞれの声を聞いて回りました。 ところが、この間議論されているとおりですが、出てきた問題が幾つかありました。今日は改めて、今やってきました問題についてはまた観点を変えて聞きますが、その幾つか出てきた問題について、まず大きく1番目は聞いていきたいと思います。 最初、1番目はそこにあるとおり、水の浸入の問題であります。 これは、本当に今議論がされていますので、細かくは、ここがどうのこうのというふうには聞きませんが、私はこの問題で、防ぐことはできなかったのか、これをもし防ぐことができたなら、どういう手だて、どこにどういう手だてをしていったらこの問題は事態、こういうふうにならないで済んだのだろうかというようなことを意識してちょっと聞いていきたいと思っています。 先ほど、町長は高い授業料、高過ぎます、1,000万円ですからね。しかも、それは災害公営住宅だけで、聞けば27億円、このお金を使って本当に、何ていいましょう、完璧な住宅ができて、そして前の窮屈な
仮設住宅から移動して、本当にうれしい気持ちで行かれたと思うんです。しかし、先ほども話出ましたが、冬を迎えて、雪解け水でなく、むしろこれから夏に向けても浸水の心配をしなければいけないなどなどであります。 そういう意味で、1番目は、私はど素人です、建築関係は全く知識ありません。しかし、どこにどういうふうにしたらこの問題は解決できるか、私なりに知り合いには聞いて回りました。結論ではないんですが、聞いて回って、大体私なりの判断は、やはりきちんと工事中も含めて話合いなり検討なり検査なりというのかな、チェックなりか進めていく、こういう丁寧さ、ここらあたりがやっぱり今欠けていたのではないかなというふうに思っています。これは私の分析です。 1番目の質問に入ります。 町の分析はどういうふうにされているか、なぜこのような基本的な問題が発生したのか、また、今後、抜本的な対策は今聞いてきていますので、それでも再度、記録には残りますので、抜本的な対策はどのように今後されていくか。とりわけ、工事の中身も含めますが、先ほど来のような、私が今言ったような分析をどういうふうにして、今後こういうことが生まれない、そういう話をここではしていただければと思います。お願いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) まずは、このたびの凍上、凍結によって災害公営住宅等に入居された方々へ大変ご心配をおかけしたことを改めておわびを申し上げたいと思います。 なぜこういう事象が生じたのかという問合せでございますが、簡単に申し上げれば、まず1点として、設計思想、これにバリアフリーというユニバーサルデザインに基づいた規格で設計施工をおこなったということが一点でございます。 2つ目として、建物周辺で想定上の凍上が起きたこと。これは、北海道に住んで北海道で建設事業を先導している発注者としてはならないことだと思いますが、確かに今年の冬は我々も経験したことのない、雪が降らない中での厳しい寒さが続いていたということでございます。 3つ目として、凍結とそして融雪が繰り返され、本来であれば建物外周に排水される融雪水が、結果として裏口ポーチ等に逆流してしまったことによるものでございます。その詳細な原因について、我々としてはこう分析してございます。 まず、同じバリアフリーでございますが、国土交通省の考え方としては、斜路、いわゆる通常人間が歩く場所、この場所の傾斜については6.6%以下にするということがバリアフリー、ユニバーサルデザインの考え方でございます。ただ、5%以上の斜路の勾配は、冬期においては路面凍結が当然付きまといますので、非常に危険であると判断をさせていただきました。災害公営住宅及び被災者向けの公営住宅は、その団地の面積、そして周辺道路との高低差による設計地盤面工などの諸条件により3.5%未満の勾配で団地内の通路等を設計いたしました。建物の風除室や裏口ポーチについては、屋外へ向けて2%から3%の勾配といたしました。 しかしながら、今シーズンは先ほど申し上げましたように、雪の堆積を待たずに凍結が進んだことにより、裏口ポーチに接する通路の平板舗装とそれに接する菜園が凍上により持ち上がり、排水のための勾配が取れなくなったことに加えて、舗装部に氷雪の停滞ができたことにより、融雪水、降雨の雨水の排水が建物外周部へ流出できなくなりました。結果として、裏口ポーチへの逆流が起きてしまいました。そう分析してございます。 そういったことから、平板舗装の構造は……。その前に、この、いわゆる凍上した平板舗装の構造については、北海道内で一般的に使用されている規格であり、総厚は30センチ、いわゆる全体の厚さという意味でございます。全体の厚さ、全体の深さというふうに捉えても結構だと思いますが、総厚が30センチで、路盤は凍上抑制層を含めて22センチから27センチとしてございます。これは一般的な平板舗装であり、凍上抑制の深さだというふうに考えていただいて結構でございます。 また、勾配は裏口ポーチ先端から1%の勾配で、舗装の水下で1センチ程度下げてございます。このあたりが今回の災害公営住宅の特徴だと言ってもいいかと思います。舗装に接する際には枕木により確保し、植栽に適した土を入れた構造としておりましたが、菜園は舗装のような凍上抑制層が入っておりません。そのため、凍害、凍上が大きくなったものであります。 さらに、その土の上に氷雪が重なった状態となり、融雪水の排水を妨げる場所も多々ありました。玄関の風除室にも、舗装の凍上と氷雪の影響により一部の水たまりや少量の融雪水が風除室に侵入した住宅も確認してございます。 対策としましては、災害公営住宅の裏口ポーチ部分は、舗装部に接する菜園部分の高さを10センチから15センチ程度引き下げる。また、舗装と菜園の間に洗い砂利を入れ、排水をよくするため改修を行いたいと考えております。 公営住宅の裏口ポーチ部は、ポーチに接する舗装部分を撤去するとともに、勾配を大きくし、排水をよくするため改修を行いたいと考えております。また、屋根の雨水、融雪水対策については、寒冷地向けの雨どいを設置し、裏口ポーチへ屋根の雨水や融雪水の浸入を防ぐための対策をいたします。これらの対策については、本定例会の補正予算、先ほど皆様方に議論していただいた中身でございます。 その後、玄関の風除室部分等の平板舗装の凍上対策については、路盤材の下に断熱材を敷き込む、または路盤材の厚さを増すなどの対策をして、凍上が収まる頃から施工をする予定でございます。 現在、設計積算中でございますので、3月29日に予定されている臨時議会で補正予算を計上させていただきたいと考えております。 最終的には、外周部へ水が流れ出て、その外周部で十分に排水効果が確認されることが必要だと、そういうふうに考えておりまして、浸透ますを設けながらも、できる限り排水への誘導をしていきたい、そういうふうに考えてございます。 長くなりましたが、一言ではなかなか申し上げられませんが、いわゆる平らにすることに気を配りました。これはなぜかというと、入居される皆さんの年齢層、そして今後の生活を考えると、できる限り勾配のない、そういった通路あるいは菜園での様々な取組、こういったものを楽しんでいただけるような、そういうコンセプトを導入したことによって思わぬ影響が出てしまったと、そういうふうに考えてございます。 これから、抜本的な話という意味では、いかに勾配をできる限り取れるか、それから凍上を抑制していくか、この二本立てだというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 私どもも災害公営住宅はできたときに見て回りました。実際に、今は生活されていて、こういう問題が出てきた。私どもが、例えば見て回ったときでも、光の問題、遮光の問題ね、それと暖房の問題、一枚岩というか部屋1つですので、暖房がこれは大変だろうなということが予測というか、見ての感じですけれども、分かりました。 今の水の問題も、私本当にど素人ですから聞いて回ると、基本のきですよね。いわゆる水がどう流れていくか、先ほど菜園という話、やっぱり気を遣いますからね、バリアにする、菜園を設ける、やっぱり気を遣った一つの方法として、何ていうかな、いい企画だというか、思いは伝わっています、私だってね。しかし、今のような結果が生まれる、また生まれた、そういうところで考えるわけですよ、何が足らなかったんだろうと。ずっと考えるんですよ。 やっぱりいいものを造っていくんだけれども、でも基本的なきはやっぱり、何ていうんだろう、当たり前のように造られていていいんでないかなというか、今の水の浸入の問題、周りに菜園でやるから、もちろん花壇がそこにある、それが冬場、北海道は冬なんて当たり前に、寒いのは当たり前、凍るのは当たり前の世界ですから、そういうときに、どういう事態が起きるなんていうのは、私はできてからの話でなくとも、やっぱり積み重ね、時間の経過の中で気づけなかったのかなということを感じるわけですよ。ですから、そういう意味でも、まず私の考えは甘いんでしょうかということね。 それと、今るる町長述べられた再建案というか、次どうしていくかというのは、どういう練り直し、いわゆる議論されて、もちろん住民の方たちはいろんなことを言っています。それを受けての再建ですけれども、先ほど来からの議論でもあるように、結局低い家はなかなか大変なんだ、または側溝なんて冬場は活用できないんだというような問題がもう経験値で分かっていますが、そういうようなことを含めて、今も、これからやっていく工事の中身で本当に大丈夫なのか、どれだけの議論がされてそういう、今言われた議論が生まれたのか、どういうふうにして造られたのかをちょっと教えてくれませんか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、内部の技術者が現場で応急措置を行なってございます。その状況と、それから原因を当然確認しておりますので、その状況から逆流を防ぐための手だてを内部で検討させていただいております。 そういう流れの中で、水を外に出すことが、外周部に流す工夫が当然必要だということで、裏口ポーチ、外縁部については下げることを最優先にしよう、これが一番手っ取り早い対策でございます。 本当であれば、先ほども申し上げましたようにバリアフリーというコンセプトから考えますと、裏口の菜園部分についてもできる限り段差をつけないと、つけたくないという思いではございましたが、この現実と向き合ったときに、やはりある程度の勾配はつけなければならないと。 それから、建物の外側からすぐ土になっているところも問題だと。やはり洗い砂利等を使って、あれは凍りませんので、浸透する場所をある程度造ってあげる必要がある。そして雨どいも設けて、その浸透ますと、その浸透ますからさらに外周、外縁部の排水ができる場所に、とにかく低いところに道を導いてあげる。 一般的には、個人宅も皆さんそうですが、そういうことはほとんどしていない状況だと思います。大きな広い面積の中に一戸建てがあって、そして洗い砂利を回す程度しか通常はしていないのが普通です。ただ、先ほど言いましたように、広くて逆流していくような現象が起きづらいという状況は、やっぱり敷地の広さ、構造によるんだと思います。 今回の災害公営住宅の場合は、舗装部が非常に多くて、基本的に浸透する場所が少ないということもあり、唯一裏口の菜園の部分のところに凍上しやすい部分、逆流しやすい部分ができてしまったというふうに考えておりますので、その部分をとにかく下げることが一番先にやらなければならないことだということで、今回急いで掘り下げることを提案させていただいたわけでございます。 それから、前のほう、玄関のほう、皆さんで言う通路等、園内通路、こちらについてもすばらしい出来栄えなんですが、あれが凍上していなければ十分に水は玄関に侵入したり玄関前にたまることはありません。必ず勾配が僅か3.5といえども、必ず真ん中のほうに、いわゆる通路の中央部のほうに流れていくということになりますので、それについて凍上抑制層が厚真町の現状とすれば甘かったなと、そういうふうに考えてございます。 標準の仕様にはなっておりますが、これから先は凍上抑制層をさらに深くするか、スタイロフォームみたいな途中に断熱材を敷き込んだ形で凍上を抑えていくというふうに考えてございます。 一応、技術者、技術部隊が様々な観点から現場を見、そして議論を重ねた上で対応策を考えたということでございます。 それと、本日の皆さん方の心配についても、当然もう一度、それらも含めて再議論はさせていただきたいと思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) この件は最後にしますが、町長は途中で、この、今、水が浸入する話でいいですが、途中で見つけることは難しかったと、やっぱりこういう事態は本当に一冬経験して、こういうふうにならなきゃ分からなかったと。何か、途中の工事中に話合いなりチェックなり、そういうところで見つけるというか、分かるというか、そういうことはできなかったと思われますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 設計の段階から、いわゆるコンサルティングとうちの技術部隊が一緒になって議論をすると。そして、実際に施工するに当たっては、道内で建設実績を重ねている、そういった事業者と現場で監督している者、そして施工状況をずっとフォローアップしながら見ている者、そういった方々全員が、特に違和感なく事業を進めていたことは間違いございません。 そういう意味では、プロの目から見てこういった状況になると予想していなかったことは事実でございます。万が一、勝手に素人が建てていたというんであれば、それは施工している者も、それから監督している者もどこで手を抜いていたんではないかという話で問われますと、それは決してそういうことはございません。先ほど申し上げましたように、技術的にはある程度確立したものであって、そしてそれがその敷地全体と、それから厚真町の今年の異常な寒波が続いた凍上、こういったものに対して十分に余裕がなかったということだったと、そういうふうに思ってございます。 ですから、途中で気づけなかったことは、もちろん隠しようもありません、気づいておりませんでしたので、できる限り素早くその対応、対処をするということを考えさせていただいております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 今後のことにもつながると思うんですが、やっぱり1,000万円の授業料は高いですよね。やっぱり、こういうことがないということをつくらない。こういうことをやっぱりしっかり肝に銘じなきゃ駄目ですよね。そのためには何が、結果こうなってしまっているけれども、何が足らなかったんだと。結果こうなってしまったのはしようがないんだけれども、現実はこうなんだというふうに開き直って、そういうふうに認めてしまうのか、それとも、我々の取組の中で何かをきちんとしていたら、こういう事態は生まれなかったんじゃないか、そういうことを突き詰めていくこともこの1,000万円の中には含まれていると思うんですよ。そういうことをきちんとしないと、また同じようなことが生まれたときに、また言い訳だけというか、いろんなことを言うだけの世界では、我々の成長というのは全然駄目だなと私は思うんです。 ですので、ぜひ、やっぱり突き詰めるというかな、しっかり1,000万円、次、授業料払わない、こういう肝をしっかり銘じて、何が大事というか、これから注意してやっていかなきゃいけなかったのかというあたりを、答えが見つかるかどうか分かりませんけれども、ひとつよろしくお願いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 当然突き詰めて、そして先ほど言いました技術的な話だけではなくて、発想だとか、それから厚真町の現状をしっかり自分たちに身につけていくと。それと、許される技術の範囲がどこまでなのか、それをしっかりと整合性を取っていく。これは我々にとって突きつけられた課題だと、そういうふうに思っております。 決して一人一人がどこかで手を抜いたということではなくて、逆にユニバーサルデザインに固守し、そしてそれが住んでいる方々の住まいの快適さにつながるという信念で取り組んだことと、それから凍上をここまで把握できなかった、それは確かに経験値、未熟さ、それからその敷地全体の広がりの問題、様々な条件が重なったときにはこうなるんだということを我々は改めて考えなければならないし、それから北海道だとか、それから周りの建設技術者にも、こういう事実があったことはしっかりと伝えていかなければ、決して我々だけではなくて、北海道の中で住む者に対する建物に関わる人に対して、我々が実際におこなったことの結果として、こういう融雪あるいは凍上に対する利用者の皆さんに対する不安、不便さをおかけした、それはしっかりと発信していきたいなと、そのように思ってございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 返答をもらうと、それにもっと厳しく言いたくなっちゃうから、すぐ2、いきますけれども、甘い。 〔「そうだ」と呼ぶ者あり〕
◆(伊藤富志夫君) 私の、まず今の返答を聞く限りでも甘い。やっぱり1,000万円は高いから、本当に二度と造らないという決意を聞きたかった。 2、いきます。 回って出てきた声は、私も行ってね、車を置く場所がないんです。来客用の駐車場。それが声がありました。恐らく利用されている方たちも、家族、親戚、いろいろ来られて車を置く場所という問題があると思うんです。それが2番目の項目の駐車場の件です。これはどう考えられているかということです。 もう一つは談話室です。仮設のときは本当に談話室よかったです。あそこで本当にみんな、災害公営ですから、家がなくなった方たちの仮設ですから。そこへ来られて、それこそ社協や福祉グループがやってくれている、そういう行事でも本当にみんなあそこに集まってやられていて、談話室というのは本当にあのときには意味があったというか、いいなと思っていました。 しかし今、災害公営のほうは、回ると、談話室、みんな気楽にぱっと寄ってきて話す場所もないし、何か企画を打ってみんな集まってくる場所だとか、そういうのがありません。そういうところも、特に災害公営ですので用意が必要じゃないかということで、2、質問しております。どうでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) まず1点目の駐車場の件でございます。 今の公営住宅と駐車場の考え方でございますが、町としては入居される戸数の1.5割増しで駐車場の数を用意してございます。 したがいまして、今、当然満室になっている状況でありませんので、余裕はございます。ただ、来客者用という形で明確に区画しているわけではありませんので、逆に、使う方々にとってはちゅうちょされるし、勘違いも起きてしまうということを我々も危惧しておりますので。災害公営住宅に隣接する場所に町有地がございますので、そちらを専属の来客用の駐車場として開放していくというふうに考えてございます。 それと、2つ目の談話室でございます。これは、入居者の皆さんに、
仮設住宅に入居されていた際には気楽に様々な形で利用されて、そして発災後の防災専門家の方からも、高齢者が環境変化によって体調を壊されたり、それからコミュニティの希薄化によって孤立感を深めたり、そういうリスクが自然災害被災地としては多く見られるので、あらかじめコモンスペースをつくっておくことが重要だというふうに、いろいろアドバイスもいただきましたので、我々としても北海道にもこの談話室を用意していただくようにお願いをしてありました。北海道としてしっかりと各団地にこの談話室をつくっていただいて、そして被災者の皆さんと、それから、その被災者の皆さんをフォローする方々の接点として、あるいは被災者の皆さんの憩いの場として十分に機能したのではないかなと、そういうふうに北海道には感謝をしているところではございます。 特に、社会福祉協議会に配置したライフサポートアドバイザーの支援、それからボランティアの活動、こういったものを通して住民同士の交流が、新たな絆が生まれたのではないかなと思いますので、そういう意味では、被災者の孤立の予防に一定の効果があったものだと承知してございます。 ただ、現在、新町の特に一番大きい災害公営住宅の団地には、今現在、談話室は用意されておりません。ただ、全体として災害公住とそれからRCの被災者向け公営住宅、あの一団の中には、
仮設住宅にあった談話室の大きさと遜色のないコミュニティスペースが用意されてございます。 ただ、全体として1つ、しかも災害公営住宅からの入居者から見たら、ちょっと歩いていかなければならないという状況もあって、そしてまた、まだ全然イベントの企画も、それから様々な住民が集うようなきっかけづくりがまだできていない関係もあって、気楽に自ら声をかけ合っていくという、そんな状況になっていないことは事実でございます。 また、入居して間もなくからコロナ禍に遭って、特に高齢者の皆さんに対する気遣いだとか、それから遠慮があったりして、なかなか社会福祉協議会も含めて町も新しい交流イベントを開催しづらいという状況になっているということから見ましても、今の段階で入居されている皆さんは、そういう意味では物足りなさを感じておられるんじゃないかなと思います。これから、少しコロナ禍の状況が一段落した頃に、実際にサポートに当たっていただける自治会だとか、それから社会福祉協議会だとか、町とか、様々なボランティア活動を再開していただいて、その中でコモンスペースが十分なのか、あるいは災害公営住宅の一番の横断地になっている新町に、別な機能をしっかり持った、十分な機能を持った集会施設が必要なのか、その辺は社会福祉協議会とも、それからLSAの皆さんともいろいろと議論をしていかなければならないなと思います。単純に同じものを建てればいいというものでもございませんし、これから恒久的な建物になりますし、様々な方々が多機能な施設として自由に使えるような、そして自由に使えるがゆえにいろんな方々が集えるような、そんな機能を持たす必要があると思います。 そういう意味では、もう少し実際の実働部隊の方々と議論を深めていかなければならないなというふうに考えてございます。決して建てないということではなくて、どう使っていくか、どういう機能が一番いいのか、それらを十分に検討させていただきたいと、そのように考えてございます。 それと、災害公住だけではなくて、隣の、今言った被災者向けの公営住宅、ここについても今現在、実際に余裕はありますが、当然満室になると来客用の駐車場はないということになりますので、これらについても、今の仮設福祉住宅の跡地、それがしっかりと開放された段階でスペース的には非常に余裕がありますので、どういった部分にどのぐらいのグレードで準備をしていいか検討してから用意をしていきたいなというふうに思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 良心的に考えれば、進んでいくだろうと期待しますが、やはり今のように2か月、3か月たちました。そして、これからまた本当に活動的になっていく中で、どちらかというとよく言われているのは、家に入る、いわゆる今みたいに災害公営住宅に入ってしまうと、今度はどちらかというとそこに閉じ籠もる傾向があって、人となかなか結びつきというか、なくなるというか弱くなるというふうに言われています。ぜひ早い、何ていうかな、町長よく、スピード感を持ってテンポよく進めていただければなと思っています。 3つ目いきます。 これが実は、一番回っていて深刻な話でした。 去年の6月に敷金や家賃問題をこの一般質問でやりました。そのときには、30万円の給付という形で一定の助成がされました。もちろん私が今言う話は、みんながみんなというふうにはならないと思いますが、困っている、特に生活困窮者という言葉も失礼ですけれども、困っている人の声ですので、そこはしっかり受け止めて、何かそういう対応みたいなものはつかんでほしいんですが、例えば今言う30万円ももう底をついたと言われておりました。 何が大変かというと、やっぱり家賃なんです。家賃はもう、その人、たまたまその人には全部聞きました、収入から、今度支出から。家賃はその人は2万5,000円です。暖房費は、これは人によって全然違うんです。あのシステム装置が最初うまくちょせない人は、高い人は3万も4万も払っているんです。だんだん慣れてきて、それでも2万5,000円。私がこの直接聞いた人は1万8,000円。1万8,000円は、私が聞いた中ではこの人だけです。あとはみんな2万円以上です、暖房費で。みんな国民年金の生活者なんです。特に単身の方は大変なんです。国民年金は今多くても7万円ぐらいですよね。7万円弱かも分かりません。 そこで、今言う家賃、暖房費、高齢化していますから医療費が本当にかかります。そして、食費や保険料、税金などなどですね。家が壊れる前は、田舎の本当に自分の家で、水はそれこそ井戸でやっていたと。そして、今の家賃なんかも自分の家だったら取られない。しかし、災害公営に入れば、家賃は2万5,000円は当たり前。そして暖房費だって2万円。さらには医療費、食費。車はまだ乗っておられます。1万円、やっぱり車の維持費やいろんな費用はかかるということで、とにかく大変なんだと、何とかならないだろうかということで、真面目に私に話をされてきました。 私も学校の教員やっていましたから、顔見て大体、この人はまだ余裕あるなとか、まだまだだなとかと、失礼ですけれども、私の判断ですからね。でも、やっぱりちょっと深刻だなと思ってきました。もちろん多くはないと思います。しかし、私の経験上、高齢者で75歳以上で1人で災害公営に入られている方は、恐らく大変な生活実態ではないだろうかと思っています。 ちなみに、私はその方の話を聞いた後、生活保護を調べてみました。生活保護になったらどうなるんだろうなと調べてみました。生活保護はいろんな基準があります。最低、生活扶助、恐らく私の計算ですから間違っているかも分かりませんけれども7万4,340円でした、生活扶助でね。ここに、いわゆる冬期だったら冬季加算、いわゆる今暖房、そういうもの1万2,780円、こういうのが加わります。家賃はもちろん入ってきます。上限は2万8,000円です、家賃はね、生活保護は。2万5,000円なら全額入ってきます。そういうようなこと。 そしてもっと言うと、税金や医療費は生活保護は免除されます。そうすると、生活は本当に生活保護を受けて進んでいった、生活保護の基準なんていうのは、それこそ健康で文化的な最低限度の生活という名目でそういう制度がつくられています。 そういうようなものと比較しても、やっぱりこれはちょっと大変じゃないかなということを改めて思っていまして、私はここで3つ目の質問は、やっぱりあの去年の6月に質問したときに、東北震災のように段階的に、家賃で言えば最初の5年は3割、次の5年は徐々に上げていって、10年かけて元に戻すというか、ここで言えば、例えば2万5,000円であれば、最初の5年は7,500円、3割です。次に、ちょっとずつ、ちょっとずつ、毎年大変かも分かりませんけれども、上げていく中で10年たったら2万5,000円に戻るというような、何ていいましょう、弾力的に、しかも本当にその人たちに寄り添った施策が必要だったんじゃないかというふうに強く思っています。 そういうところで、次の大きな2番とも関連してくるんですけれども、大きな1番の3番の問題は、家賃の軽減や、特に冬場、暖房費がかかってきますので、そういう冬の生活支援制度、特別版って、自分でよく分かりませんから、どういう制度をつくっていったらいいか。特別版と書きましたけれども、何か手というか対応というかできないものでしょうかという質問です。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 今のご質問、十分我々も把握してございます。伊藤議員の質問の中に答えがあったんだろうなと、そういうふうに思いますが、まず公営住宅、これは国が法律をもって定めるものでございます。厚真町の場合と東北震災の大きな違いは、厚真町は段階的な減額措置が取れない。東北震災は既に法律で段階的な住宅使用料の減免が制度化されていた。これは西日本豪雨も熊本地震も、大規模な自然災害によって適用される法律が全て違うということをご理解いただきたいと思います。 そういう意味では厚真町の場合は、住宅使用料を減免するという、それから数年かけて激変緩和措置を取るということができないと法律で明らかになっておりますので、それで厚真町としては給付型の同程度の支援をさせていただきたいと提案をさせていただいたものでございます。 さらに今般、様々な、全壊、あるいは新たに大規模な修繕をする方々向けに、義援金を上積みすることにいたしました。昨年の年末から給付が始まっておりますが、今回の賃貸住宅に移動される方々も、年度末までにはもう20万円上乗せをすることにさせていただいております。該当する方々に、もう既に連絡は入っていると思います。お金を持つのと減免とは額的には同じことにはなりますが、使い勝手が違うという形で、その効果については様々な評価はあると思いますが、厚真町としては給付型の支援をさせていただくということに決めさせていただいてございます。 また、それでも国民年金だけでは非常に厳しいという場合において、国民年金側からの追給もございませんし、先ほど言ったように、我々としては給付型の支援を限定的に行うことでしのいでいただきたいというふうに考えてございます。 暖房の話一つについて見れば、いろいろな公営住宅ありますが、最新の高気密・高断熱でございますので、実際には使い方ひとつによっては非常に、一般家庭のところで冬を越すよりははるかに総額は安いということになりますので。確かに、最初に私たちもその指導の仕方、使い方について丁寧に、実際に使って、見せてじゃなくて使ってもらって、そしてその使い方についてしっかりとフォローアップをすべきところをお任せにしてしまったというところが、最初の出費がかさんでしまったという原因になろうかと思います。 また、全体として北海道の燃料というのは非常に高上りです。灯油も、それから電気も全国平均から見ると少し高めになってしまっておりますので、それについて、これもまた別な、いわゆる伊藤議員で言うと次の質問に該当するんですが、給付型の手当てをさせていただいているということでございますので、その行政からできるサービスあるいは給付について、十分にこれからも議論を深めさせていただければなと、そういうふうに思ってございます。 今現在は、昨日議論していただいた、議決していただいたように、敷金が下がり、そして給付型の支給をさせていただいて、トータル50万円になりますので、かなりの年数を、かなりの軽減策を講じているということに相当しているということでご理解をいただきたいなと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) ご理解いただきたいという話ですが、やっぱりそのやり方がいつも給付型しかできないのかというところに疑問というかクエスチョンがいつもつくんですが、家賃のところの条例で町長が認めたものは家賃は減額できますよね。今言われるように災害公営というのはそういうことは無理なんですか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、特定の方々狙い撃ちで減免をしていくということはできません。当然一定の要件を具備している場合に限りますので、一例を挙げますと、例えば家屋が焼失して一時的に公営住宅等に入居するケースだとか、それから世帯主が例えば長期入院をせざるを得なくなったとか、様々な所得がゼロになるような、そういった条件の方だけその減免、ある一定期間、特別に減免ができると。個別具体的な減免ができるということになりますので、国民年金をもらっている方々が一律減免をするということにはならないというふうにお考えいただければと思います。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 様子見という形で、私もこれから引き続き様子見で、実態、今、町長が言われるような、本当にそんな、何ていうんだろう、暖房費が長い目で見ていくとここは安いんだみたいな、そんなふうには私は全然思っていませんので、とにかく様子見しながら、また訴えていきたいなと思っています。 大きな2番目にいきます。 大きい2番目も、実は回っていて、「いや、伊藤さん、冬の生活支援事業、今回2万円下がったんだわ」というふうに言われて、私も不勉強で、ええ、と思って帰って、昨年と今年と見て、違っていました。本当に驚きますよね、2万円といったら、もらったのが8,000円ですから、昨年は2万8,000円だということですよね。ええ、どういう仕掛けになっているんだという、もちろん担当者にも聞きました。この後、説明があるんでしょうけれども。 先ほどもちょっと言いましたけれども、生活が本当ぎりぎりの方たちにとっては2万円はべらぼうですよ。1,000円、2,000円でもべらぼうだなというふうに思うぐらいの世界ですから、これは何なんだというふうに思います。 これは、聞けばいろいろ、あんまり最初からぼんぼん言わないほうがいいな。取りあえず1番、利用者にとっては大きな減額であり、そうなった理由と、今後、あまりにも差が大きくなり過ぎましたので、何かその手当てというか手だてというか、方法はないのでしょうかです。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 大きな枠組みでのご質問ですので、多少私も話す内容が拡大していく可能性がございますので、その辺はご容赦いただきたいと思います。 この高齢者の冬の生活支援事業については、あくまでも制度化されたものではなくて、予算措置によって手当てをされるもの。その予算の原資は、北海道の地域づくり交付金を原資としているということをまず申し上げたいと思います。北海道の場合は、厚真町のようなケースについては、厚真町が支出したものに対して2分の1もしくは50万円を上限として原資を、財源を手当てしてくれるという仕組みでございます。 当然、全道一律この制度を活用しているのかと思いましたら、実は活用していないところが結構多いということになります。これは多分、対象世帯数が多過ぎて金額が莫大になると。補助額は上限が青天井でありませんので、とても手当てできないというふうに判断しているんだと思います。そんな中で、厚真町はやはりせっかくある制度なんで活用しようということになったものでございます。 今回の2万円の差額、これは去年、令和元年が2万8,000円、令和2年が8,000円になったということから起きているわけでございますが、これはもともと歳出根拠を明確にしてございます。予算の添付資料でもご確認いただいたと思いますが、最初は、スタートは燃料から始まっています。その燃料については、古い話になりますが、平成20年、イランの核兵器開発問題をめぐるというちょっと世界的な問題になるんですが、その需給の逼迫によって灯油が非常に高騰したことがございます。その高騰を受けて、この冬の生活支援事業を始めたわけでございます。当然比較するものとして、前年の通常年の灯油の平均価格をベースにして、この年は77円を基準にさせていただきましたが、それと、12月提案しないと間に合いませんので、11月中旬頃の市場の灯油単価を比較して、その差額を単価にして、そして、冬期間に灯油の使用量が、これは総務省の統計データを用いておりますが、2人世帯で大体、冬期間に1,000リッターぐらい使うのが普通だと、標準だということでございますので、その2分の1を支給しようという制度になってございます。ですから、毎年毎年灯油の分は変動していたということでございます。 それから、途中からこの需給が緩和されるようになって、あまり灯油では差額が出なくなった時期がございます。そのときに、またせっかく始めたものをゼロにするわけにはいかないなということで、道の制度を読み込んで光熱水費全般に支給することにしようというふうに考えまして、特に泊原発の停止以降、北海道の電気料金が非常に単価がうなぎ登りに上がったときから、電気料の差額も補填しようということにさせていただきました。 それが平成25年9月前の30アンペアの単価、27円82銭を基準単価とさせていただいて、そして一月当たり平均260キロワットアワーという使用量を12か月分乗じて計算をしたものを上乗せさせていただいたのが、今の制度、厚真町が支給している冬の生活支援事業の実態でございます。 当然、この灯油の単価の需給、それから需給の緊張感あるいは緩和の状況、それから北海道電力が提供する電気料の単価の差額によって、毎年毎年額が変わってくるということになります。ですから、令和元年は、平成20年度から始めた中では最大の金額を支給したことになります。そして令和2年は逆に一番低い状況になったということで、結果的には2万円という差額が生じたこと。これは実際に給付を受けている側としては、その根拠の在り方についてまで当然知り得ませんので、随分下がったなと、引き下がったなという、そういう実感がされているんだと思いますが、現実に下がった分だけ、全体としては生活が楽になった。光熱水費が下がっているということなので、楽になっていると考えていただければ。額が下がった、支給された額が下がったという問題ではないということを、我々もPRとか、それかアナウンスの仕方が足りなくて誤解を招いてしまったんではないかなと、そのように思います。 ただ、もう一つ申し上げれば、ちゃんとPRは、それから積算根拠についても明確にして、税金は当然そうですから、支給するもの、この冬の支援事業についてもしっかり明確に、積算根拠を明確にして支給するというふうにさせていただきますが、このままだんだん緩和され、電気料も下がり、ゼロになってしまっては、せっかく町として北海道の原資を利用して支給している立場から考えると、もったいない話でございますので、ちょっとこれは行き過ぎかもしれませんが、給付の下限値はつくってもいいかなと、そういうふうに今考えているところでございます。それについては、これから皆さん方のご意見もいただきながら、下限値としてどのぐらいが適当なのか、十分に考えさせていただきたいと思います。 ちなみに、対象者が大体70人から80人で、80世帯ぐらいでございます。北海道の金額が、補助上限が50万円だとすれば、1万円を最低交付金額にしても、十分に2分の1相当額の原資は確保できるということになりますので、今回の8,000円という支給ではなくて、下限額は何ぼ以上というぐらいの制度設計に踏み込んでもいいかなと、そういうふうに感じてございます。 ただ、皆さん方の意見をやっぱり聞かなければなりませんので、考え方の一端だけは述べさせていただきました。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) 2とも絡むんですが、下限額を決めて、例えば8,000円、1万円切る、じゃ1万円にするというような話ですよね。当然最低ラインみたいなものがあっていいのかも分かりませんが、私の出発はあくまでも、額は下がって大変だという話ではありましたけれども、本当に、何ていいましょう、今コロナ禍の影響でそうなっているかどうかというのは別というか、そこだけの原因ではないと思うんですが、非常に高齢者の方たちの生活が困窮してきているという実態の中での私自身つかんだ話で、今、今日は大きく1番や2番、話ししています。 ぜひとも、そこの2番にありますけれども、やっぱりある制度のさらなる、何ていいましょう、今こういう事態になってきたときの対応、いわば下限にしたって最低のラインは低いラインじゃなくて生活がきちんと守られるライン、そういうようなラインをしっかり構築していくというか、つくり出していってほしいというような思いがあります。 ですから、それをしっかり、議論だけでなくて町自身がどのぐらいなんだということを見極めながら設定していただければと思います。私はもちろん、今言う生活保護では冬場は、月ですよ、月1万2,780円でしたので、やっぱり本当に最低、生活が守られる最低ラインをぜひともしっかりつくっていただければと思います。それが2番の質問です。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 伊藤議員の気持ちも分かりますし、それから一生懸命生活されて、やりくりに苦労されている方々の気持ちも分かります。 以前、伊藤議員がこんな話をされたことを覚えております。国ができないことを町がフォローすべきでないかと。町が防波堤にならないでどうするんだと。そういう話をたしかされたと思います。私も厚真町の体力が、これも青天井であれば本当に様々なことを、当然給付も減免も含めてしてあげたいのはやまやまではございますが、基本的には国の制度を町が補完するということは、政策的に投資をして、そして町独自の発展を目標にするということはあっても、社会保障制度のセーフティーネットの足りない国の及ばないところを町が、特別な短期的なことは別にしまして、一般的な制度として全部町がそこを防波堤になり得るかというふうに話をすると、それはやはり無理があると考えています。 先ほどから、たまたま生活保護の例を挙げておりますが、私たちもできる限り生活保護の水準まで、いわゆる年金制度がしっかりそれを上回るような、そういった給付をされるべきだと考えておりますし、一生懸命働いて保険料納めた方の給付と、事情があって十分に年金の手当てを受けられないで、例えば生活保護を受けざるを得なくなった方、その比較が逆転しているというのはおかしいんではないかと、私もそう思っているほうです。 だから、制度設計として国にしっかりとその辺を、私たちの立場でも皆さん方の立場でもしっかりと国にセーフティーネットのつくり方、社会保障制度の持続性についてやっぱり考えていただきたいなと、そのように思ってございます。 あまり、ほかに責任転嫁するような話になってしまいますが、私たちとしては、短期的に個別具体的なケースマネジメントも含めて、できる限りのことはしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(伊藤富志夫君) いろいろありますけれども、終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で、伊藤議員の一般質問を終わります。
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△橋本豊君
○議長(渡部孝樹君) 次に、橋本議員。
◆(橋本豊君) 令和3年、第1回定例会一般質問におきまして、通告どおり、私のほうから2点につきまして質問したいと思います。 まず最初、1点目ではありますが、町が先般より、特に胆振東部地震の関連になりますけれども、皆さん町民に聞き取り調査またはアンケート等でいち早く被災者の住宅を造っていただきたいという中で、町はいち早く行動を起こしていただき、住宅を建設していただきました。そんな中で、町が被災者向けに建設した公営住宅の入居率が、ちょっと前後いたしますけれども、昨年末に完成して、現時点で入居率が6割程度にとどまっているという現状がございます。町がせっかくそういう住民にアンケートを取りながら、それであればこの程度の数を造ろうということで建設したにもかかわらず、多額の経費を投じ、そういう町民の方を思って建設された割には現時点で入居率が6割ということで、まだ現に空室状況の状態が続いているかとは思いますけれども、こういうような空室、空きの状態が長期化すれば、今後いろいろな町の財政等、いろいろなところへ影響はしないのか、または今後入居率を向上させるには、どのような対策を取っていくのかお伺いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 災害公営住宅とそれから被災者向けの公営住宅、2種類ございまして、橋本議員のご質問は被災者向けの公営住宅ということでございます。 いわゆる新町、代表的なものは新町のRC構造の公営住宅だと思いますが、確かに今現在も入居率が六十数%ということでございます。全体として、上厚真も含めると17戸の空室があるということでございます。せっかくのご質問をいただきましたので、これまでの経過についても少し説明させていただきたいと思います。 この災害公営住宅と被災者向けの公営住宅の建設、これは橋本議員がご指摘のように、何度も意向調査をした結果、最終的に72世帯の方々から公営住宅に入居を希望すると、そういう返事をいただきました。町としては、住宅の建て方規格というのがございますので、72という数字ではなくて、最終的には78、これは災害公住は32で被災者向け公営住宅が46ということになったわけでございます。 その要望をいただいた世帯の方々で入居いただいたのは31戸、72世帯の方が意向を示していましたが、残念ながら31戸の方しか災害公営住宅あるいは被災者向け住宅に入居しなかったということでございます。その差が約41世帯ありますので、今回お尋ねの被災者向け公営住宅の空き室17という現状は、現実にはこの意向を示された方々の入居率の低さが、そのまま影響しているというふうにお考えいただきたいと思います。 決して、責任を誰が負うかとかというわけではなくて、2年間の
仮設住宅に入居されていた被災者の皆さんにとっては、自分の今後どう生活を再建していくかということは非常に悩ましい問題で、簡単には結論が出ない問題だったと思います。 そういう意味では、2年間という短い中で、結果としては自分の自宅へ戻った方が結構いらっしゃったということは、よく被災地では見受けられる話ではございます。ただ、そういう前提でも、意向が示されているのに、それに係数を掛けて圧縮して建てるというわけにはいかないというふうに思いました。そういう意味で、72世帯を十分に受け入れてもまだ心配な向きがあるので、78戸という建設に至ったわけでございます。 当然、様々これについては議論をいただきましたが、最終的には厚真町全体の住宅政策として、それを吸収していく、あるいは他の方々、町外の方々の受入れ先としても、あるいは別途の、別な目的の公営住宅に転用することもできる、あるいは古い住宅を、老朽住宅を改築する代わりにその住宅を使わせていただくと、そういう様々なもくろみもありまして、我々は堂々と78を建設したわけでございます。 また、もう一つ申し上げれば、実際にこの完成時期、ご案内のように新町の木造公営住宅、いわゆるRCの北側にある6戸の木造住宅が昨年の10月23日に完成しておりますし、RC構造の上厚真地区の2棟16戸は11月30日に完成しております。 それから、一番空室が多い新町地区の3棟24戸については、12月から今年1月にようやく完成したばかりでございます。そういう意味では、僅か2か月から3か月の間の中で、被災者の方々に優先的に入居していただいて、そして様々な募集も行い、全体として46戸中29戸までの入居となっている状況でございます。 そういう意味では、入居率は63%にとどまっておりますが、これから先も様々な政策、戦略的な住宅政策を展開していって、この空室率を下げていくというつもりでございます。 また、お尋ねの町の財政に影響はないのかということでございますが、この17戸がそのまま空室が1年間続いたとすれば、約470万円前後ぐらいの減収になることは間違いございません。たしかに減収金額としては少なくありませんが、先ほど申し上げましたように、まずは希望される方々の住宅戸数を確保することを最優先させていただいたということをご理解いただきたいなと、そのように思います。 ちなみにですが、この公営住宅使用料、全体の、厚真町は今、公営住宅プラス町有住宅、全部で407戸ございます。この407戸の公営住宅の入居率は84%ではありますが、その使用料の1年間の収入見込額は、予算でありますが1億2,800万円でございます。使用料の収入見込みが1億2,800万円。 それから、経費として、様々な経費が実際かかりますが、一番大きいのが償還に当たる元金、元金償還額ですね、これも歳出の予算に、令和3年度の元金償還額は1億800万円を見込んでございます。そういう意味では、この470万円という減収も大きいわけでございますが、全体の稼働率、入居率等を考えますと、大体都市部では平均的な入居率だというふうに言われてございます。 また、厚真町の場合、被災時前後がほとんど空室がない状態、これは民間の住宅も含めて、公営住宅も含めて90%の終盤ぐらいの入居率になっていましたので、それから比較すると非常に、全体が84%とはいえ随分空室が目立つなと、そういうふうに思われるんだと思いますが、先ほど言いましたように、申し開きに聞こえるかもしれませんが、大体平均的な稼働率だというふうに評価されているところでございます。 ただ、町としてもこのまま手をこまねいているとか、それから全く戦略がないというわけではなくて、先ほど申し上げましたように、全体の住宅政策として、他の目的の住宅に転用していく、それから古くなった官舎、これは消防の官舎とそれから職員向けの住宅ではございますが、こういったものに、そろそろ建て替え時期に来ておりますので転用していく必要あるかなと思っておりますし、それから特公賃のほうに用途替えをして、そして共働きの世帯がもう少し公営住宅に入りやすいような、そういった政策を今策定している、公営住宅の長寿命化計画の中でその方法論、それから年次計画、そういったものを明確にしていきたいなと思います。 現在、公営住宅では66戸、町有建物も含めて66戸の空きがありますので、その66戸のうちの24戸は、そういった特定の目的住宅あるいは特公賃のほうに転用していきたいなというふうに考えてございます。 いずれにしても、ある程度の器がなければ転入者、移住者も受け入れられませんので、ある程度の目安、入居率90%ぐらいを目標に、稼働率90%ぐらいを目標にいろいろ戦略を講じてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) 今、空室状態がもし1年続けば470万円程度の減収になろうということでございますが、逆に一日も早く満室になるよう、今後ご尽力いただきたいと思います。 それで、次に1番目の2つ目の質問に移らせていただきます。 先ほど、伊藤議員の質問にもありましたけれども、災害型公営住宅の駐車は足りているかということで、今免許を持たれている方はもちろん車が1台ということは今の時代ないかとは思いますけれども、もちろん来客など、そういった意味で、先ほどの伊藤議員の質問と重複いたしますけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 災害公営住宅とそれから被災者向け公営住宅、いずれにしても戸数に1.5倍掛けた駐車スペースしか用意していないということは間違いございません。当然来客専用の駐車スペースは設けておりませんので、ご不便をかけたりいざこざの元になったりする可能性もありますので、隣接の町有地に来客用駐車スペース、それから、例えばどうしても2台、3台というふうにならざるを得ないような方がいらっしゃったら、そういった方々向けに、今言った町有地で駐車するスペースを確保していきたいというふうに考えてございます。 有力なのが、災害公営住宅とそれから厚幌ダム建設事務所の境界にある町有地が1つと、それから福祉
仮設住宅の跡地、こちらのほうに大きな空間が生じますので、そういった中で新町地区に関してはしっかりと駐車スペースを確保できるだろうなと、そういうふうに思ってございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) それでは、3番目の質問に移らせていただきます。 これは、既に入居されている町民の方からの声でもありますけれども、
仮設住宅からこういう被災型の住宅に入居するに当たりまして、今の社会ではもちろん新しいところに入るわけですから、もちろんきれいな状態で入居されるのが当然かと思われますが、一部清掃がきちんとされていなかったり、あとはそういう建設に当たってのごみが多少なりとも置かれていた状態があったそうでございます。そこら辺の実態はどうなっているでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 引渡し時に、いわゆる汚れとか建設時のごみがそのまま放置されていたという話は、実は私初めて聞きましたので、原課のほうで、その辺どう処理したか説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) いいですか、参事。
◎建設課参事[建築住宅](森本雅彦君) ちょっと申し訳ありません、今のお話ですけれども、ちょっと私も初めて聞きました。それで、当然そうなったときは、もともとあったもの、新たに入るものですから、当然町で整理をしていくという考え方でございます。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 橋本議員がご指摘の案件について、今言ったように、大変申し訳ありませんが、町として把握していなかったということでございます。もう既に入居されて終わった話だと思いますので、おわびするしかございません。 それから、立ち会った者が片づけてくれたんではないかなという期待はしているんですが、議員に苦情が届いたということは、そういう配慮もなかったのかもしれません。改めておわびをしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) その公営住宅に入居される方は、もちろんまだ空室の状態もありますので、今後そういうことがないように、これからもよろしくお願いしたいと思います。 それでは次、大きい2つ目の質問に移らせていただきます。 ごみステーションの配置及び増設等についてということで、まず1点目は、もちろん本町、町内34自治会、最低でも1か所なり2か所のごみステーションというかごみ箱が設置されているかと思います。そういった中で、これも住民の方からの声もありますが、同じ地区内におきましても、結構戸数が多い部落とまたは戸数の少ない部落に応じて、もちろんその地区内の距離的な問題もございますが、もう少し距離に応じての配置の改善、または増設はできないのかということでお伺いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの件については、基本的には厚真町ではなくて安平・厚真行政事務組合の仕事でございます。私たちが関わっているのは、あくまでもごみステーションボックスを設置するに当たって、各自治会が設置者でありますので、その自治会に補助をするというような仕組みになっております。 ちなみに、平成14年度から実はごみ収集区域を全町に拡大しています。それまでは市街地だけだったわけでございますが、一般廃棄物処理法の厳しい指導もあって、各集落、農村集落についてもごみステーションに一般廃棄物を、所定のルールに基づいて仕分をして持っていってもらうということになったのが平成14年度からでございます。 自治会単位でいいますと、大体1から2と、それは自治会の区域の長さとか広さに応じて各自治会のほうで希望数を言われたんだと思いますが、私が住んでいるところは1でありますし、所によっては2つというところもあろうかと思います。あくまでもそれを収集して歩くのは、先ほど言った事務組合でありまして、収集する側の都合に応じてどこまで個数を増やせるか、それは組合側に相談してみないと分からないということもございますが、今我々が聞いている話では大体限界に達していると。2組で厚真町を回っていますので、それで今のスケジュールで手いっぱいかなと。しかも働き方改革でこれから先、土曜日曜の収集もしなくなるという中では、なかなか増やすことは難しいんではないかなと、そういうふうに思っております。 また、収集ボックスの配置も効率よく回れるところに限ってということになりますので、自由に移動するというわけにはなかなかいかないと。あくまでも収集車両が一筆書きで回って来られるようなところに配置されているという状況になってございます。 数については、大きな団地ができるときは町としてはお願いするということになりますが、戸数が変わっていないところについて増設するのは、距離に応じてというわけにはいかないということをご理解いただきたいなと思います。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) 今の町長の答弁をお聞きしますと、次の質問、2番、3番の質問はちょっと心苦しいのではありますけれども、現に設置されているごみステーション、ごみ箱でありますけれども、従来から見たら最近のごみステーションは物すごい軽量化というか、もちろんそういう小動物にも荒らされないような仕組みにはなっているかと思います。 でも、そんな中で結構、まだまだやっぱり町内見て回りますと、結構荒らされているというか、人為的なのかそれとも小動物がいたずらで曲げたり、ネットを引っ張ってという、そういう現象もあろうかとは思いますけれども、これらに対しての対策はどうでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) ちょっと誤解を招いた説明だったかもしれません。あくまでも、収集するのは事務組合なんですが、設置するのは自治会。その自治会がどのような構造のものを設置するかはある程度自治会に委ねられているということになります。厚真町に設置しているものは、どちらかというと強固な重いごみステーションが設置されていまして、これですと小動物だとか、人間でもなかなか年齢がいくと力がなくなると開けづらいという苦情があるぐらいの重いごみステーションですから、周りに散らかるのは別な事情なのかなというふうに思っております。 ただ1点気になるのは、改良型の蓋を鋼製からネット型に変えているステーションもございます。ネット型の場合は、管理の仕方によっては小動物に荒らされる可能性はあるということでございますので、そういったステーションを設置する際には、利用する方々がしっかりとネットのかけ方、管理の仕方を徹底していただくということでございます。それらについての改良についても、あるいは修繕についても町が2分の1の補助をしておりますので、必要に応じて申出いただければと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) 今の答弁でございますが、1つちょっと質問したいと思いますけれども、従来の地震の折にその地区に1つから2つ設置された地区がございます。現時点で1か所というか1つが地震の山腹崩壊によりまして潰れて、思うようにそのごみステーションというかごみ箱、機能していない状況がございますが、そこら辺は調査されていますでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 1自治会のほうから問合せがございました。基本的には大規模修繕なのか、完全に新しくしてしまうのか、いずれにしても町がちゃんと補助をさせていただきますという話をした案件が1件ございます。 その地区の代表の方はご理解いただいてお帰りになったというふうに報告をされております。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) それでは、最後の質問に移らせていただきます。 そのごみステーションに関してでございますが、ここ地震の折より町内には工事関係者の方が大勢見えられて、そういう方がごみを出したとは、もちろん言い切れませんけれども、そういった地域住民の方以外に、現にこれも町民の方の声もございますが、何か見たことない人が大量に車からその地区のごみステーションというかごみ箱に置いていったという事例があるようでございます。そういったことを今後防止するためにも、町は何か対策を練っていられるのかどうかお伺いいたします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 大型車両の通過する路線、これは北部地区も南地区もいろんなところで大量にごみを置いていく。大型車両が休憩して、例えば昼食を取ったりしていると、その後どうしてもステーションの脇に、あるいはステーションの中に投棄をする、そういった動向はもうここ十数年ずっと同じでございます。極端に大量に投げていくケースは、当然厚真町内でも見られるようでございますので、そういった場合はしっかりとした啓発看板と地域の目、監視の目を光らせていただいて、そして皆さんが直接その方々に注意しろということではなくて、町のほうに言っていただいて、そして私たちのほうから、ほとんどの場合は工事関係者のずっと最下層の下請、孫請の下ぐらいに位置するようなところの方々が意外と気楽に投げていっている様子が見られますので、そういったところについては私たちが、先ほど言いましたように、元請のほうにしっかり注意をさせていただきますし、啓発看板を掲げさせていただきたいと思います。 当然、放っておいては収集車は持っていきませんので、あまりにも多くなった場合は、町のほうで回収に伺いたいと思います。連絡のほうをいただければと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) もちろんごみは人間社会の生活におきまして、もちろん毎日出るものではございますが、もちろん町民の方も、今は特にごみの分別が厳しくなっているというか、もちろんきちんとしなきゃその場所に投げられないという状況もございますが、そういったことを踏まえて極力、ごみが全くない状態ということはもちろんあり得ないことではございますが、今後の町内の環境の美化の一環といたしましてもそういう、あまり、見てちょっと目をそらすような傾向が見えないような状態で、もちろん町としても今後は定期的に回っていただければありがたいかなと思います。 以上で、私の質問は終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で、橋本議員の質問を終わります。 ここで、休憩といたします。 再開を4時といたします。
△休憩 午後3時50分
△再開 午後4時00分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き一般質問に入ります。
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△高田芳和君
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) 令和3年第1回定例会の開催に当たりまして、通告どおり次の2点について、町長の考え方をお伺いしていきます。 初めに、町内事業所への人材確保対策についてでございますが、事業活動を安定的に発展、そして継続させていくためには、長期的に働いてくれる人材の確保が重要課題でございますが、少子化が進む現状におきまして、どこの事業所も人材確保に非常に苦労をされているということをお聞きをしております。 そんな中にございまして、本町では、町内事業所の人材確保策といたしまして、介護職員育成支援事業、商工業振興事業、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業等で町外からの移住者に対します補助金で人材確保に努めていることにつきましては、それなりの評価をしているところでございますけれども、ただ、これだけで厚真町に移り住んでくるという、その決断を促す決定力にはちょっとインパクトが薄いのかなという気がしておりまして、この質問をさせていただくということでございます。 厚真町に住んで、厚真町で働きたい、そう思われる条件整備を戦略的におこなっていく必要があるというふうに思っております。その条件が他の自治体と比較して、より魅力的でなければ効果が出てこないというふうに考えております。より効果的に人材を確保するために、次の施策を実施できないかということで、通告では2点に分けて質問してございますけれども、関連しますのでまとめて質問させていただきます。 大学等を卒業しまして町内の事業所に就職される方に対しまして、育英資金を借入れしている方に対しては育英資金の償還免除、さらには町独自の魅力ある奨励金、そういったものを支給する考えがないかお伺いをいたします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの人材確保についてでございます。 確かに町内に、我々もできる限り町外から移住してもらうために様々な工夫をしてございます。ただ、町内の事業所が求める人材というふうに限定しますと、なかなかマッチングすることが難しいというのが現実でございます。 その中でも特に福祉分野、医療関係分野、こういった中学校から高校、高校から大学に向けて進学するときに、もう将来の職業を絞り込んだ上での進学のケースについては、我々としても、今、高田議員がご指摘の様々な手を打つことは可能だと自分たちも考えてございます。福祉系しかり、それから看護系しかりでございますが、殊、育英資金ということになりますと少しデリケートな問題も含みますので、この育英資金の償還免除に関してだけは、教育長のほうから一度見解を示させていただきたいと思います。その後、引き続き私のほうからフォローさせていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 教育長。
◎教育長(遠藤秀明君) 現状の教育委員会の育英資金についてでございますけれども、他の一般的な育英資金と同様に、経済的事由によりまして大学等への高等教育への進学等を諦めてしまうことのないように、その資金の一部を貸付けすることによって進学を後押しするということが主目的の貸付け制度でございます。 そういったことから、育英資金の償還免除によって学生さんの卒業後の職業選択を一定方向に誘導するということにつきましては、育英資金の趣旨にはなじまないのではないかというふうに認識しているところでございます。 一方、いわゆる厚真町の特定業種へのUターン就職者に対する育英資金の償還免除につきましては、町長からその可能性や免除要件等について検討してみてはどうかと問いかけがあったところでございます。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 引き続いて、私のほうから町独自の奨励金について説明を続けさせていただきたいと思います。 現在、奨励金の支給、これは代表的な例が道の補助事業を活用したUIJターンがございます。こちらについては、ある一定の要件をそろえたところに戻ってきた場合には1人当たり100万円の手当てがなされるというものを、町としてもぜひ活用していただきたいと町内の事業者に呼びかけているところでございますが、今現在、まだそれに参加していただける事業者はないと。ただ、今後ぜひ福祉関係だけは登録していただきたいと、そういうふうに考えてございます。 また、このコロナ禍にあって、都会で仕事をしていることの大変さを身をもって感じられている方々向けに、コロナ離職者あるいはコロナを機に田舎に仕事場あるいは生活の場を求めるという方々をターゲットにして、現在様々な対策を講じているところでございます。これについては、高田議員からご指摘のとおりでございます。 では、これ以外の、さらにインパクトのある給付事業はできないかということでございますが、福祉分野に限って申し上げれば、町内にある3事業所と様々な意見交換をさせていただいております。そんな中で、3事業者の努力と、それから町がそれとは別個に応援できるもの、これらについて仕分作業をして、我々がどちらかというと求人サイトみたいなものを活用したPR、アナウンス、厚真町の政策を様々なところに広報していく、そういった事業については町としては取り組みやすいと。 ただ、事業者の支給する人件費の補填につながるようなものは、基本的にはできませんというふうにお答えさせていただいております。例えば、仮の話ですが、今回のコロナの関係のポイント支給の件でもそうですが、200人以上の方々が大体対象者になります。そういった方々に年間、例えば10万円を町が上乗せするという形にしますと、毎年2,000万円からの事業者の肩代わりをするような税金の使い方になるということでございますので、これは非常に無理があるなというふうに考えてございます。 そういう意味では、そういった給付よりは、どちらかというと引っ越しだとか転入だとか、そういう一時的な資金手当についてその財源を手当てすること、これは今回も踏み込みましたので今後も可能性はあるかなと、そのように思っているところでございます。 一番なのは、厚真町の職場、仕事場が町外から見て、ぜひ厚真町で仕事をしてみたい、あるいは町内で育った子どもたちが厚真町に戻って、俺はここでこの産業を担うんだと。厚真町にある産業だとか働き場所が、やっぱり地元の子どもたちあるいは町外の方々にもっとスポットライトが当たるような、そういう仕掛けを町としてはしていくべきではないかなと、そういうふうに思ってございます。 そういう意味では、様々なコマーシャルあるいはプロモーション、そういったところに町として一定の投資をする、それは、これからまだまだ方法はたくさんあるんではないかなと、このように考えているところでございます。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) 今、福祉系の事業についてはその可能性ということでご答弁いただきましたけれども、福祉分野で限って言いますと、2025年問題、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる年でございまして、あと4年という差し迫ったときでもございますし、そうなりますと、国民の4人に1人が後期高齢者というふうになると言われておりまして、その後、後期高齢者は増えていく、ピークになるわけですから、介護認定者もどんどん増えていく、そういうふうな時代になっていくと思いますけれども、比較的介護度の低い高齢者につきましては、町が実施しています地域包括ケア、様々な支援策で住み慣れた地域で比較的自立した生活を送っていくことは可能だと思いますけれども、それにもやっぱり限界がございます。介護度が重くなれば地域包括ケアでは対応し切れない。最終的に、やっぱり高齢者グループホームあるいは特養というような施設での専門介護が必要になってくるだろうなというふうに思っております。 今、現状でも1法人でグループホーム、ワンユニット休止といいますか、そういった状況でございまして、これは決して対岸の火事じゃないと思います。こういう状態が続けば、どこの介護事業所も人材不足、そういったことが起きまして、介護施設、箱物はありますけれども、そこで介護してくれる方がいないという状況が発生しますと、我々は最終的にはそういった施設で介護を受けるという立場になりますけれども、介護を受けられない、介護難民になってしまう。そういうことだって考えられます。 それで、やっぱり人材確保するに当たっては、町長の大きな決断で優遇措置、これがなければ、なかなか厚真町に来て厚真町で働きますという形にはなっていかないと思います。 それで、やっぱり大きな決断、奨励金もずっとでなくてもいいんです。何年間限定で町が奨励金、支給しますよと。引っ越し費用も今よりも少し上積みしますよといったような内容であれば、町長がPRということでと言っていましたけれども、そういった優遇策がないPRをしても、ただアナウンスするだけで響いてこないと思うんです。ですから、アナウンスしたら響いてくる、そういった政策が必要だと思うんですけれども、町長の考えをお伺いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 私もそのとおりだと思っております。先ほど言いましたように、今、厚真町が様々な手を打っていると。ただ、それは直接、都市部に職場を失っていながらも厚真町を選択するということにつながらないという状況にあるということをご説明申し上げまました。 そういう意味では、実際に離職された方々に向けて厚真町の優遇策が伝わるような、そういう手段がなければ、厚真町で幾ら現金を積み上げても基本的にこの狭いエリア、例えば胆振東部3町で人を取り合っても、それはやがて限界があると。もうちょっと広い、北海道全体あるいは札幌圏だとか、都市圏、3大都市圏、こういったところで毎日のように報道されているように離職、それからコロナ離職というのを様々取り上げられている方々に、費用とそれから収入は、あるいは住む場所は保障しますから、ぜひ厚真町にお越しくださいという、そういうPRがしっかり届くような、PRとそれから優遇策の中身が濃い、それが連動していかなければ、わざわざ厚真町には来ないだろうなと。厚真町がどこにあるのかも分からないのが実は現実でございますので、その訴求力とそれから内容、これをしっかりとセットした上でPRをさせていただきたいなという話でございます。 それから、永久にという話でなくて、今現実に、北海道厚真福祉会130人床を満床にするためにまだ若干人手が足りないという話も聞いていますし、それから今、ワンユニット休止に入っているところの事業所も明らかに数人足りないというところを埋め切れない、それを町としてフォローしていきたい、そういうふうに考えてございます。 また、福祉分野に限って言えば、手法は明らかになっております。ただ、それ以外に、例えば基幹産業である農業分野はどうなんだろう、それから商業分野はどうなんだろう、もう少し視野を広げてみますと、それぞれの産業において、それぞれに人材について不足していると、あるいはパートナーが不足しているという様々な事情を全ての事業あるいは業界で抱えているということでございますので、町としては、今、厚真町地域産業活性化推進協議会、これを立ち上げて、そして単純な厚真町への転入だけではなくて、実際にそういう現場で働く方々の所得をどう保障して、どういう仕事をつないであげられるか、そういう協議を進めております。 そういう意味では、一つ一つの例ではございますが、特定地域づくり事業協同組合というのがございまして、いわゆる官製派遣会社なんです。こういったものも、農業分野だとか商業分野だとか、例えば建設分野、様々なところと連携を密にして、実際に先行して取り組んでいる事例もございますので、全分野の事業者が協同して、そういった取組に賛同していただければ、厚真町としてももう少し踏み込んだ人材募集ができるかなというふうに考えてございます。 それと併せて、先ほど申し上げましたように、実際に高等教育で首都圏だとか都市圏に出てしまった学生が実際に就職活動をするというのは、現実的には学校の周辺、いわゆる大学であっせんしていただけるところ、先輩が行ったところを訪ね歩くのが普通であります。そういう意味では、北海道としてはそこが最ものアキレス腱でありますので、実際に就職活動をする前の学生たちを、厚真町の様々な分野で実際に仕事をしてもらいながらアルバイト料を稼ぐと、そういった、いわゆるインターンシップみたいなものをもっともっと受け入れていかないと、先ほど小・中学生が一生懸命ふるさと教育を受けて厚真町の魅力を感じても、高校・大学生になるに従って厚真町から遠ざかってしまうというところを、もう一度厚真町も選択肢の一つに入れてもらえるような、そんな制度設計もしていくべきではないかなというふうに感じております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) 今、町長の答弁の中で、これから優遇策を検討していくということでございますので、その優遇策、期待するわけですけれども、前段言いました育英資金、これについても、その検討するときにぜひとも項目の中に含めていただきたいんですが。今、育英資金、一月最高額6万円借りまして、4年間借りましたら288万円、これを償還3倍の期間ですから12年で返しますと、均等で一月2万円ということで、就職した方について一月2万円の償還額が12年間続くというのは大変な負担だと思うんですけれども、その償還期間の中に、家庭を持って落ち着きたいという方もいると思いますけれども、その償還額があると、なかなかそれが重荷になってくるということもございますので。今、町長言いましたように、福祉系の特定業種に限って検討するということであれば、せめて福祉系の業種でもいいんで、この育英資金の償還免除も含めて検討をしていただきたい。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 一番今、厚真町にとって緊急課題は、今言ったように福祉現場の人手不足でございますので、これらに関して、先ほど言ったように、子どもたちが自ら福祉分野に進みたいと、そう決断した暁に、その後、厚真町を選択していただいたときに限って優遇措置を講じるということはあり得る話ではないかなと私も思っておりまして、これらについて先ほど教育長も話したように、家庭の状況に応じて自分の行き先を、夢を狭めることのないような、あるいは進んでそういった道を選んだ子どもたちを、厚真町を選択してもらいやすいような優遇措置というのはセットで考えていきたいと思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) その優遇策は検討内容を期待しまして、2番目の質問にいきます。 2番目の問題は、ペットの火葬場の設置でございます。 ペットといいましても、一昔前まで犬は番犬、猫は穀物等を守るための家畜として飼育されてきた状況でございますけれども、今現在、犬あるいは猫におきましては、それ以外の小動物もあると思いますけれども、大切な家族の一員として共に暮らしまして、精神的なよりどころになっておりまして、その存在が非常に大事な犬あるいは猫だと思います。家族の一員として大切に育ててきましたペットが亡くなったときに、町内にペットを火葬してくれるところがなくて、近隣の火葬場を探さなければならない精神的なストレスもあります。 私も去年10月に犬を亡くしまして、火葬場を探すのに非常に苦労しました。それでも何とか火葬までこぎ着けたんですけれども、ペットを飼っている飼育者の身としましては、亡くなったらどうしようかと、そういう不安を抱えながらペットを飼育している、そういう現状でございますんで、そういった不安をなくすために厚真町にペットの火葬場を設置していただきたい。そういうふうに思うんですが、町長のお考えをお聞きします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 厚真町も胆振東部地震の際に、被災者の皆さんでペットを飼われている方々、避難所にも身を寄せられない、それはペットがいるからだと。
仮設住宅へ入るときもペットが、それから災害公営住宅に移るときもペットがということで、ペットの大切さ、それからペットをよりどころにしている飼育者、飼養者というのかな、そういった方々の気持ちは十分私たちも分かりましたし、被災時にどうペットを飼っている方々を受け入れるかという、地域防災計画上の大きな課題だと捉えております。 ただ、平時に戻ってもそれは変わらないということでございます。確かに事情が許す限り、いろんなところに様々なオールインワンの実際には葬儀場があるのは、これは基本的には理想だと思います。ただ、人間の火葬場を一つ取っても、例えば胆振東部3町で、本当にそれぞれ本来は1つずつ持っていなければならないのかと、その効率論を話しますと、やはりしっかり共同設置するというのが本当だったんではないかなと思っております。 ただ、それぞれの町にもう既に存在しているものですから、これについてどなたも異議あるいは統合すべきだという議論はしておりません。 ただ、ペットの場合は、今現在この近隣であるのは、官製では安平町の追分にございます。それから登別市、それ以外には苫小牧市に民間のペットの葬儀場があると、2つあるというふうに伺っております。それ以外に、やっぱり小型のペットに関しては、いわゆる移動して火葬するという移動民間火葬場なるものが複数あるというふうに聞いてございます。 そういう意味では、我々としてあえてほかの町と競合するように新たなペット火葬場を造るというよりは、実際に広域でまとめてお互いに使い合うというほうが効率的ではないかなと思います。 そして、不安に思われる方、当然それは理解できますので、町としては、この半径何十キロ以内にどういう事業者がいて、連絡先も、それから厚真町から万が一連絡が取れないときはフォローするということもできますので、そういう意味では、既にある既設の事業者を使うということを前提に皆さん方に周知徹底していきたいなと、そういうふうに考えてございます。 ちなみに、せっかく調べた数値がございますので申し上げたいと思いますが、今現在、厚真町としては飼育の世帯数が216世帯、厚真町でですね。そのうち289頭が厚真町の狂犬病予防法施行規則の定めている登録数でございます。1月末の世帯数から割り返しますと、10%の世帯で犬を飼っているという状況でございます。これは、一般社団法人ペットフード協会が公表している統計資料から見ますと、全国的には通常飼育世帯が11.85%ということでございますので、若干厚真町の場合低めなのかなと、そういうふうに思ってございます。 ただ、猫に関してはさすがに管理する法律が、動物愛護法以外はありませんので、なかなかデータは町としては持ち得ていません。ただ、同じ社団法人のほうでは、飼育世帯率は大体全国で9.6%というふうに発表してございます。そうなると、厚真町内に置き換えると200世帯ぐらいが猫を飼育しているのかなというふうに推計できます。 そんな中で、直近3年間で、平成30年度は19件、令和元年は31件、令和2年度は37件、いわゆる畜犬の死亡届出が法律に基づいて出されているということでございますが、ペットの火葬に関して町に問合せがあったのは令和2年度の1件のみということでございます。多くの方は、もう既にその民間の、いわゆる動物霊園事業者と言うそうでございますが、この事業者で実際にその火葬あるいは埋葬をおこなっているというふうに推測しているところでございます。 ただ、亡くなるまではそういった事業サービスが世の中に存在していること自体もなかなか分からないと思いますので、町としてまずは、先ほど申し上げましたように、近傍でどういった事業者が事業を展開している、それからそのサービス内容までしっかりと把握した上で、機会を捉えて、そして飼っている方々にPRをしていきたい。そうすることによって、皆さん方、飼養者にとっては安心な、1つは条件を整えることになるんではないかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) 今ペットの火葬の関係で問合せ、これまで1件だったということですけれども、私もなかなかペットを飼っている方のお話を聞く機会がないものですから、ペットを飼っている方の気持ちはどうなのかなということで、ペットホテルを経営している方にそういう相談がないか確認をしました。そうしますと、ペットを飼育されている方のほとんど、やっぱり亡くなった後のことを心配しています。それで、ペットホテル経営者にはそういった相談がよくあるということでございまして、じゃその気持ちを町に伝えているんですかというふうに確認しましたら、町には言いにくいということの実態のようです。それで、相談しやすいところに相談をしているということで、潜在的な気持ちとして火葬場を設置してほしいというのは多い、そういう状況でございます。 それで今、町長は業者の、火葬、そういったところの利用を促すような答弁でございましたけれども、私もインターネットで自分のペットが亡くなったときに調べました。そうしますと、1回当たり5万円前後かかります。これが公営ですと、公ですと町内の方は6,000円、町外者については1万2,000円で火葬していただけるということで、金額の差が大きいんです。この5万円、一口に5万円と言いますけれども、現役世代にとりまして5万円支出するのは何ともない。全然こたえないと思います。ところが、これ年金生活者になってくると、年金の種類にもよりますけれども、国民年金受給者の世帯になりますとこの5万円はでかいです。それで、どこで火葬してもらうかというのは、これは本当に大変な問題なんです。やっぱりそういったことを、不安を解消してあげるには、やっぱり町が設置するべきです。そんなふうに思うんですけれども、もう一度お伺いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 金額で話しますと、町が設置するとなると1件当たり5万円当然もらわないとペイはしないということに当然なるわけですよね。それは民間が経営している以上そうなりますので。逆にそれを6,000円とか1万円という設定しますと、ペットを焼却するために4万円なりの税金が投入されるということになります。それが年間、人間が亡くなって火葬するときにかけるお金と、それからペットを火葬して埋葬するための投資する経費、これをどのように町民の皆さんが理解していただけるのか、あるいはそれに賛同していただけるのか、それから、それはあくまでも飼養者の責任で、動物愛護法は基本的には飼養者の責任ということになっていますので、飼養者の責任で全て処理する、管理をする、飼養するという流れの中では、なかなか火葬場を一緒に建てたときのついでに建てたものと違って、改めて建てるというのは非常にハードルが、行政側から見るとハードルは高いなと、そのように思います。 万が一、どうしてもということになりますと、先ほど言いましたように、もう既にこの厚真町かいわいでは物すごい数の民間事業者がいますので、どうしてもということであれば、逆に建てるとかということではなくて、やむを得ない事情の方の場合にどう支援をするのかという話のほうが、ひょっとした早いのかもしれません。 ただ、これについてもいろいろ議論は分かれると思いますので、もう少し皆さん方と議論を重ねていきたいなと、そのように思ってございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) 町長言いますように、確かに新たに設置するとなるとハードルは高いと、これはよく分かります。ですが、今の時代、ペットの火葬場があっても、これは町民の理解は得られるというふうに私は思っております。それでも財政的にどうしても設置することができないということであれば、今、町長おっしゃいますように、別の支援策、私が考えるには補助金があればいいなと。個人的にはペットの火葬、それが、こういう言い方していいのかな、人間を火葬するよりも高いという現実になってしまいますので、同等の費用で火葬できるような、そういった補助があればいいなというふうに思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 非常に気持ちは分かります。一番私も理想とするのは、町が建てるんではなくて、先ほど申し上げましたように、移動して実際に火葬する、そういう事業者たくさんいるんですよ。ですから、実は、町内の方にそういった事業展開していただくと、先ほどの雇用の場ではありませんが、自分が自ら事業者になる、そしてこの管内のペット愛好者のサービスを担うと。それに対して幾らか初期投資かかりますので、そういったものに雇用あるいは定住、様々な意味の仕事の拡大という意味も含めて支援するのは起業家支援に該当するとは思いますので、そういう方向で考えていただくのが本当は一番いいのかなと思いますので、一案でございます。 これからいろいろと皆さん方とまた議論を重ねていきたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 高田議員。
◆(高田芳和君) そういう企業支援の形で、誰かやっていただければ、それにこしたことはないですけれども、なかなかこれだけで生業で暮らしていくということで考えれば、件数的なことを考えれば生活は無理だろうなというふうに思います。 どちらにしろ、町長、ペットを飼っている方がペットの死後のことを心配しなくてもいい、そういったことを考えて施策として打ち出していただければ、町長が施政方針で申しました暮らしてみたい町、その中に、ペットに優しい町、こういうふうになっていくと思いますので、よろしくお願いいたしまして、質問を終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で、高田議員の一般質問を終わります。
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△延会の宣告
○議長(渡部孝樹君) ここでお諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。 これについてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 したがって、そのように決定いたしました。 本日は以上をもって延会いたします。 どうもご苦労さまでした。 (午後4時39分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長 署名議員 署名議員...