令和 4年 9月 定例会令和4年奈良市議会9月定例会会議録(第3号)
----------------------------------- 令和4年9月14日(水曜日)午前10時0分
開議----------------------------------- 議事日程 日程第1 報告第41号 令和3年度奈良市
一般会計歳入歳出決算の認定について 報告第42号 令和3年度奈良市
住宅新築資金等貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第43号 令和3年度奈良市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第44号 令和3年度奈良市
土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第45号 令和3年度奈良市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第46号 令和3年度奈良市
母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第47号 令和3年度奈良市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 報告第48号 令和3年度奈良市
病院事業会計決算の認定について 報告第49号 令和3年度奈良市
水道事業会計決算の認定について 報告第50号 令和3年度奈良市
下水道事業会計決算の認定について 議案第63号 市長専決処分
の報告及び承認を求めることについて 議案第64号 令和4年度奈良市
一般会計補正予算(第3号) 議案第65号 令和4年度奈良市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第66号 令和4年度奈良市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案第67号 令和4年度奈良市
病院事業会計補正予算(第1号) 議案第68号 令和4年度奈良市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第69号 奈良市職員
の育児休業等に関する条例
の一部改正について 議案第70号 職員
の分限に関する基準、手続及び効果に関する条例
の一部改正について 議案第71号 奈良市職員
の定年等に関する条例
の一部改正について 議案第72号 職員
の懲戒
の手続及び効果に関する条例
の一部改正について 議案第73号 奈良市一般職
の職員
の給与に関する条例
の一部改正について 議案第74号 奈良市職員
の退職手当に関する条例
の一部改正について 議案第75号
地方公務員法等の一部改正に伴う関係条例
の整備に関する条例
の制定について 議案第76号 奈良市手数料条例
の一部改正について 議案第77号 奈良市
障害者歯科診療所条例の制定について 議案第78号
奈良市立応急診療所条例の一部改正について 議案第79号
奈良市立学校設置条例の一部改正について 議案第80号 奈良市企業職員
の給与
の種類及び基準に関する条例
の一部改正について 議案第81号 奈良市病院事業
の設置等に関する条例
の一部改正について 議案第82号 令和3年度奈良市水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 議案第83号 財産
の取得について 議案第84号 財産
の取得について 議案第85号
工事請負変更契約の締結について 議案第86号 工事請負契約
の一部変更について 議案第87号 和解及び損害賠償
の額
の決定について 議案第88号 損害賠償
の額
の決定について 議案第90号 財産
の処分について 議案第91号 工事請負契約
の締結について 議案第92号 工事請負契約
の締結について
----------------------------------- 本日
の会議に付した事件 第1、日程に同じ
----------------------------------- 出席議員(38名) 1番 塚本 勝君 2番 榎本博一君 3番 岡田浩徳君 4番 山岡稔季君 6番 山出哲史君 7番 岡本誠至君 8番 桝井隆志君 9番 白川健太郎君 10番 道端孝治君 11番 太田晃司君 12番 佐野和則君 13番 柳田昌孝君 14番 宮池 明君 15番 早田哲朗君 16番 樋口清二郎君 17番 鍵田美智子君 18番 下村千恵君 19番 阪本美知子君 20番 山口裕司君 21番 山本直子君 22番 八尾俊宏君 23番 山本憲宥君 24番 横井雄一君 25番 大西淳文君 26番 藤田幸代君 27番 田畑日佐恵君 28番 九里雄二君 29番 松石聖一君 30番 内藤智司君 31番 酒井孝江君 32番 井上昌弘君 33番 北村拓哉君 34番 森田一成君 35番 土田敏朗君 36番 北 良晃君 37番 中西吉日出君 38番 伊藤 剛君 39番 森岡弘之君 欠席議員 なし 欠番 5番
----------------------------------- 説明のため出席した者 市長 仲川元庸君 副市長 向井政彦君 副市長 西谷忠雄君 危機
管理監 國友 昭君 総合政策部長 真銅正宣君 総務部長 吉村啓信君 市民部長 谷田健次君 福祉部長 小澤美砂君
子ども未来部長 鈴木千恵美君 健康医療部長 増田達男君 環境部長 矢倉靖弘君 観光経済部長 仲西範嘉君 都市整備部長 梅田勝弘君 建設部長 木村康貴君 企業局長 池田 修君 消防局長 東川洋志君 教育長 北谷雅人君 教育部長 竹平理恵君 監査
委員 東口喜代一君
選挙管理委員会
委員長 植田 茂君 総合政策課長 玉置 卓君 財政課長 松本賀史君
----------------------------------- 事務局職員出席者 事務局長 中井史栄 事務局次長 児林尚史 議会総務課長 井ノ上寿苗 議事調査課長 秋田良久
議事調査課長補佐 杉野真弥
議事調査課主査 米浪高之 議事係長
中山辰郎----------------------------------- 午前10時0分 開議
○副議長(伊藤剛君) 議長所用
のため、私、代わって議長
の職務を行います。よろしくお願いいたします。 昨日に引き続き、会議を開きます。-----------------------------------
△日程第1 報告第41号 令和3年度奈良市
一般会計歳入歳出決算の認定について 外38件(質疑並びに一般質問)
○副議長(伊藤剛君) 直ちに日程に入ります。 日程第1、報告第41号 令和3年度奈良市
一般会計歳入歳出決算の認定についてより報告第50号まで
の10件、議案第63号 市長専決処分
の報告及び承認を求めることについてより議案第88号まで
の26議案及び議案第90号 財産
の処分についてより議案第92号まで
の3議案、以上39件を一括して議題といたします。 昨日に引き続き、質疑並びに一般質問を行います。 34番森田君。 (34番 森田一成君 登壇)
◆34番(森田一成君) 皆さん、おはようございます。自民党・結
の会、森田でございます。 早速、質問に入らせていただきます。 先月、8月23日、
県コンベンションセンターにて、2025年大阪・関西万博、県内企業及び市町村
の万博へ
の協力や、万博
の機会を生かした独自
の取組など
の検討
の端緒となることを期待し、2025年
国際博覧会協会や
近畿経済産業局から講師を招いて、万博
の概要や企業、地方公共団体
の協力、参加方法などについて説明会が開催され、多く
の県内企業や各種団体
の参加がありました。いよいよ3年後に迫った関西全体
の経済再生
の千載一遇
のチャンス到来ではないかと、私は捉えています。コロナ禍で落ち込んだ市内経済
の回復や復興、産業再生
の絶好
の機会ではないでしょうか。この2025大阪・関西万博を契機に、落ち込んだ観光客
の誘客、
インバウンド需要の回復
の機会と捉えて、奈良市でも何かイベントなどを検討されている
のでしょうか。 和銅3年、西暦710年、この奈良
の地に平城京
の都が置かれ、七十余年、日本
の首都として栄え、「あをによし 奈良
の都は 咲く花
の にほふがごとく 今盛りなり」と歌われたように、天平文化
の華を大きく咲かせました。また、その後も仏教
の中心地、南都として1300年余り、日本
の心
のふるさととして栄えてまいりました。また、日本人
の心と命を伝えてきたまちでもあり、今も絶えることなく伝統文化を連綿と継承され、日本文化発祥
の地として発展してまいりました。 奈良市政
の先人を調べますと、奈良時代、平城京
の盛時
の繁栄を取り戻し、国際都市として友好交流を盛んにし、天平文化を導入した中国西安市、韓国慶州市と再び友好交流を図られ、当時
の平城京と同じ文化
の華を大きく咲かせ、市制80周年に市政
の目標を新平城京
のまちづくりとし、この地に新庁舎を移転建設、竣工させ、真に幸せな夢と生きがい
のあるまちづくり
のため
の各種施策を展開されてきました。この市庁舎には、当時
の平城京
の模型が展示され、平城京
の盛時
の繁栄を取り戻し、シルクロード
の西
の終着点
の地、スペイン・トレド市とも再び友好交流を図られました。この市庁舎
の平城京
の復元模型は当時、東京
の百貨店で展示されるなど、よみがえる奈良平城京展として出品され、今
の上皇陛下、上皇后陛下も御覧くださいました。その後、この平城京
の模型や出土品などは、全国各地から展示希望が寄せられ、札幌や名古屋でも展示されたそうであります。 当時
の先人、
鍵田忠三郎市長は、新平城京
のまちづくりを推進され、その中核となる平城京
の復元を目指され、当時、現代によみがえる朱雀大路として、奈良市が復元計画
の構想を示されました。 議長
の許可をいただきました。皆様にお配りしております資料、これが当時
の市勢要覧、昭和53年10月発行、編集、
奈良市役所市長公室広報公聴課に掲載されておりました。現代によみがえる
朱雀大路復元構想図を皆様にお配りしております。 しかし、当時
の計画はあくまでも構想で、その後は発掘調査などが進み、国
の特別史跡、文化遺産として、
平城宮跡歴史公園拠点整備事業として国・県が整備を進め、朱雀門や大極殿など
の復元整備も進み、当時
の鍵田市長が目指された現代によみがえる朱雀大路
の構想が、国や県
のおかげで今完成しようとしているように思う
のであります。現在
の朱雀門
の南側は、
朱雀大路エリアとして交流やイベントなどに活用されております。 また、令和3年10月からは、旧積水化学工業
の工場跡地に新駐車場
の整備が完成し、朱雀門エリアで
の駐車可能台数は増加し、奈良県もぐるっとバスなども活用し、東は東大寺、春日大社、若草山周辺と近鉄奈良駅、JR奈良駅、近鉄大和西大寺駅など
の周遊バスも運行されております。この新駐車場は、今後、県により公園整備がされると聞いております。 市長は、令和4年度
の当初予算
の説明で大阪・関西万博と
の連携について、奈良県はもとより、本市といたしましてもしっかりと連携を図り、本市
の成長と発展につなげるチャンスとして生かしていきたいと説明をされております。 私は、この奈良市にとって、この機会は観光客
の誘客、経済再生
の千載一遇
のチャンスと考えております。過去には県や市、商工会議所、NHK、民間企業などが連携、協力し、なら・
シルクロード博、遷都1300年祭などを実施した実績もあり、奈良にはそのポテンシャルがあると考えています。ぜひ奈良市
の活性化
のため、経済再生
の起爆剤としてこの平城宮跡、特に朱雀門エリアを利活用して盛大な一大イベントを開催すべきと考えますが、市長
のお考えを伺います。 また、令和4年度予算では、
ウズベキスタン・サマルカンド市と
の交流経費が計上され、中央アジアと
の交流に力を注がれます。私は、3月
の予算決算
委員会
の分科会で、さらに4月
の総務
委員会で、2025年
の大阪・関西万博という機会を活用して
シルクロード沿線の都市と連携したイベントを開催する
のも有意義ではないかと考え、答弁を求めたところ、向井副市長からは、様々な視点で検討する旨
の答弁をいただきましたが、サマルカンド市と
の交流を進めるに当たり、万博開催
の機会を生かした観光誘客について、併せて市長
の見解を求めます。 以上、1問目といたします。
○副議長(伊藤剛君) 市長。 (市長 仲川元庸君 登壇)
◎市長(仲川元庸君) ただいま
の森田議員から
の御質問にお答えを申し上げます。 大阪・関西万博
の2025年
の開催に合わせまして、本市としてどのような取組を進めていく
のかという御質問を賜りました。 議員から御指摘
のございました
ウズベキスタンのサマルカンド市は中央アジアにあり、シルクロード
の東西交易
の重要な結節点として長い歴史を持ち、奈良と
の歴史的関わりも深いことから、2019年に教育、文化、観光
の分野における相互交流
の覚書を締結いたしております。今後、新たに経済分野なども視野に入れ、より一層
の幅広い交流を深めていきたいという考えから、来月にも姉妹都市提携
の締結を予定いたしているところでございます。 具体的な交流
の事業につきましては、今後、相互協議を交え検討していきたいと考えておりますが、まずは互い
の都市
の魅力をそれぞれ
の市民に知っていただくことが必要であると考えております。そのためには、サマルカンド市を中心とした中央アジア各国
の魅力を伝える事業実施や、サマルカンド市へ奈良市
の魅力を発信する事業
の検討を進めていきたいと考えております。その際に、サマルカンド市が所属するサマルカンド州と友好提携を締結する奈良県と
の連携も図ってまいりたいと考えております。 また、大阪・関西万博2025におきましては、国内外から2800万人
の来場者が見込まれ、その1割を超える350万人
のインバウンド来場予想がなされているところでもございます。先般
の委員会で、万博
の開催に合わせて奈良市としても
シルクロード沿線都市と
の関係を生かしたイベントを実施してはどうかと
の御提案をいただいたところでございます。本市といたしましても、この2025年
の大阪・関西万博へ
の来場
の折に、奈良にも併せてお越しをいただくためにしっかりと奈良市
の魅力を発信するプロモーションを行うとともに、御提案
のような様々な魅力的な取組を具体的に展開していく必要があると考えており、検討を具体的に進めていきたいというふうに考えております。 加えて、海外から
の誘客につきましては、本市
の有する世界
の各友好姉妹都市と
のこれまで
の交流
の蓄積を生かし、効果的なプロモーションにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 また、あわせまして、姉妹都市であります西安市、また慶州市と
の連携についてということでございますが、両市とも
シルクロード沿線都市としてそれぞれ長年にわたる友好都市、姉妹都市として
の交流
の実績を有しており、過去には本市を含みます3都市間で互いにスポーツ交流など様々な市民交流を行ってきた実績がございます。また、同じくシルクロードを経由する重要な港湾都市でありました歴史的な都市であります揚州市につきましても、既に友好都市関係を締結いたしているところでございます。 これら東アジアにおいて友好関係を結ぶ各都市と
の連携は、今後
の観光誘客にも重要な役割を果たすものと考えております。本市といたしましては、2025年
の大阪・関西万博を機会に、改めてこれまで蓄積してきた友好都市、姉妹都市と
の交流を大きな資産として生かしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○副議長(伊藤剛君) 34番森田君。
◆34番(森田一成君) 2問目は、この発言席よりさせていただきます。
シルクロード沿線の都市として、姉妹都市である西安市、慶州市、または揚州市
のことなどにも触れていただきました。 意見、要望とさせていただきます。 2025年
のイベント開催について、またサマルカンドと
の交流を生かした観光誘客について、市長に答弁をいただきました。万博開催に合わせ、大変前向きな答弁をいただきました。魅力的なイベント等を実施するということでございました。 私
の地元
の都跡は、まさに平城京
の中心でありました。私は、この市役所
の建物が建設される前にこの地にあった当時
の三笠中学校に入学し、2年生まではぼろぼろでありましたが、趣
のある木造校舎で中学生生活を送り、新しい校舎が竣工
の折には、生徒自ら自分
の机、椅子を持って現三笠中学校に引っ越しをさせられました。今から思うととんでもない乱暴な、また少しほほ笑ましい時代でもあったように思います。そして、無事に新校舎で卒業させていただきました。 中学2年生ぐらいまでは、現在
の大宮通りは砂利道で、片側1車線
の旧
の三条通りがメイン
の通りでありました。木造校舎
の西側には広い平城宮跡が広がり、東には東大寺、若草山が眺望できました。この市庁舎
の移転建設がきっかけでみるみる発展を遂げた奈良市は、市制施行80周年
の記念式典をこの市庁舎で挙行されました。当時、向井副市長は、この記念式典
の折には一職員でおられたかと思います。また、市制90周年
のイベントとしてなら・
シルクロード博を開催され、1600万人も
の入込観光客を記録しております。さらに、市制100周年には、なら100年会館、そして古都奈良
の文化財が世界遺産に登録され、2010年には遷都1300年記念事業がここ平城宮跡で盛大に開催され、世界中から1700万人も
の皆様方にお越しをいただきました。 さて、2025年大阪・関西万博は千載一遇
のチャンスであり、この機会を逃すわけにはいかないと考えています。今回、市長が訪れるサマルカンドは、シルクロード
のオアシス、古都であります。姉妹都市提携50年を超える西安、慶州、さらには揚州とそれぞれシルクロード
の要衝
の都市であり、ここに役者はそろっているではありませんか。ぜひこれら
の都市に協力をいただき、なら・
シルクロード博2025と銘打ち、旧積水跡
の県
の駐車場を中心に、朱雀門エリアを関西万博
のサテライト会場と位置づけ、一大イベントを開催しようではありませんか。クラウドファンディングや企業
の協賛を得て、市民から機運を盛り上げることも大事と考えております。 さらに、旧積水跡
の県
の駐車場から平城宮跡へ
の動線として、大宮通りに特別史跡にマッチした観光客や市民
の動線を確保すべきと考えます。歩道橋、橋を架けたらどうかと考えるわけです。特別史跡、歴史公園を眺望できる、景観にマッチしたものはどうかと提案させていただきます。現在は、大宮通り
の歩道は大変狭隘で、押しボタン
の信号機に観光客が殺到している現場を目にしますと、ここには平城宮跡
の動線が必要ではないかと思う
のであります。どうか市長におかれましては、県などに働きかけていただくよう強く要望しておきます。 以上、政策提案とし、私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(伊藤剛君) 27番田畑君。 (27番 田畑日佐恵君 登壇)
◆27番(田畑日佐恵君) 皆さん、おはようございます。公明党
の田畑日佐恵でございます。 既に通告しております数点について、関係理事者にお尋ねいたします。 最初に、AYA世代
のがん
の現状と子宮頸がん検診
の向上について、健康医療部長にお尋ねいたします。 2022年8月号
のならしみんだよりに、15歳から39歳に当たる人々
の世代、いわゆるAYA世代
のがんと向き合う・支える人々から、増えるAYA世代
のがん
の現状と力強く生きる人々
の声を特集されています。2ページから3ページにAYA世代
のがん
の現状が掲載されていますが、私も以前よりAYA世代
のがん対策について考えておりました。市民
の皆様も8月号
のならしみんだより
の特集を御覧いただいていることと思います。 そこで、3点お尋ねいたします。 AYA世代
の現状を示されているチャート1において、2018年
のがん
の年齢別・性別
の罹患率からは、がん
の罹患率がAYA世代に差しかかったあたりから増加し、特に女性は男性と比べてがん
の罹患率が急増していることが分かります。 チャート2では、2018年
のAYA世代
の新規がん患者数とその種別では、AYA世代
の新規がん罹患者数は年間約1万8000人で、約7割が女性で30代
の罹患が多く、女性は乳がん、子宮がん、卵巣がん等、女性特有
のがん
の罹患が顕著に見られることが分かります。 また、チャート3では、乳がん
の年齢別
の罹患率、チャート4では、子宮頸がん
の年齢別
の罹患率で、いずれ
のがんもAYA世代から増加し、子宮頸がんは若年化していると述べられています。 そこで、1点目に、チャート1からチャート4
の表から、AYA世代
のがん
の現状を述べられていますが、これら
のことから、本市
の考えや取組についてお尋ねいたします。 2点目に、チャート5
の2021年度
の奈良市
のがん検診
の年齢別受診率を見ると、AYA世代
の中でも特に子宮頸がん検診
の20代
の受診率が低くなっていますが、要因をどのように考えておられる
のか、また、受診率向上
の取組についてお尋ねいたします。 東京都調布市では、子宮頸がん検診
の受診率向上を目指し、以前より20歳
の女性に対する無料検診
の個別通知や21歳
の女性へ
のクーポン配付を継続する一方で、新たな取組で本年度中に23歳、24歳になる女性を対象に希望を募り、7月31日までHPV感染
の有無を自宅で調べられる簡易キットを無料配付していると
のことです。希望申込みは610件で対象者
の20%を超え、調布市が想定した2倍
の件数だったそうです。そして、簡易キット検査が陽性だった場合、医療機関で詳しい検査を受けるよう呼びかけると
のことです。調布市は今後、今回
の試みが検診受診率
の向上につながっていくか調査していく方針という記事が、本年8月30日付、公明新聞にて紹介されていました。 私は、若い女性にとって自宅で検査できる簡易キットは、手軽で使いやすく、受診率増につながるいい取組であると考えます。 そこで、3点目に、本市も20歳代
の女性に対して子宮頸がん検診
の受診率向上に、HPV感染を自宅で検査できる簡易キット
の無料配付について検討すべきであると考えますが、本市
の考えをお聞かせください。 次に、市立小・中学校
のがん教育について、教育部長にお尋ねいたします。 がんは日本人
の死因
の第1位で、生涯
のうちにがんにかかる可能性は2人に1人と言われています。がんにかかるリスクを減らすため
の工夫として、たばこを吸わない、他人
のたばこ
の煙をできるだけ避ける、バランス
の取れた食事を取る、適度な運動など、生活習慣を見直すことでリスクを大幅に減らすことができる病気であります。また、HPVワクチン接種で子宮頸がんを予防できます。早期発見、早期治療には、定期的に健康診断を受けることも重要であります。 専門家によると、がんは全体で3分の2が治り、早期発見、治療すれば9割以上は完治すると
のことです。先ほど質問させていただいたAYA世代
のがん
の現状では、がん
の罹患率がAYA世代に差しかかったあたりから増加していました。この現状を踏まえますと、若い10代
の世代から小学校
の高学年、中学校
の学校教育で
のがん教育が大切であると考えます。学校教育
の中で、子供たちが健康
の大切さとがんに関する正しい知識を学び、命
の大切さを考えるがん教育
の取組が大切だと思います。 そこで、1点目に、市立小・中学校
のがん教育が、学習指導要領
の改訂により、小学校では令和2年度から全面実施となり、中学校では令和3年度から必修化されたと
のことですが、現在
の市立小・中学校
のがん教育
の取組状況をお尋ねいたします。 2点目に、子供たちにがんに対する正しい理解と正しい認識を深めるために、がんサバイバー
の方や医師など
の外部講師
の活用についてどのように捉えている
のか、また取り組んでいる学校についてお尋ねいたします。 3点目に、市立小・中学校
の今後
のがん教育
の取組についてお尋ねいたします。 次に、消防団
のドローン導入に向けて
の現状と運用について、消防局長にお尋ねいたします。 令和4年6月定例会で、消防団
の機動力向上モデル事業
の消防団における情報収集部隊となるドローンについて質問させていただきましたが、3か月が経過し、調整などを経てドローン
の運用に向けて具体的な内容が検討され進められていると聞き及んでおります。 そこで、1点目に、ドローンを運航するに当たり、消防団による情報収集部隊
の編成、必要な操縦士
の養成や導入する機体
の仕様など、現在
の進捗状況についてお尋ねいたします。 2点目に、6月定例会では、運用開始は令和5年3月1日で、災害
の規模を問わず、ドローンによる情報収集が有効と判断される災害へ
の活用と
の答弁でありましたが、実際
の運用開始後における災害対応や地域活動などについてお尋ねいたします。 最後に、令和4年3月議会で
の予算決算
委員会厚生消防分科会において、聴覚障害や言語障害
の方々
の緊急通報手段
の一つとして、今年10月から運用開始を予定されているNet119緊急通報システム
の概要について質問させていただきましたが、その後
の進捗状況等について、消防局長にお尋ねいたします。 1点目に、既存
のWeb119緊急通報システムが9月末で終了し、10月から新たにNet119緊急通報システムに変更されますが、今回
の変更で利用者にとってどのようにサービス
の幅が広がる
のか、改めてお尋ねいたします。また、Net119
の利用を希望される方へ
の周知方法及びシステム
の移行手順についても併せてお尋ねいたします。 2点目に、令和4年ならしみんだより9月号では、9月15日から17日
の3日間でNet119
の登録説明会を実施されると
のことですが、今回
の登録説明会には何名
の方が参加される予定な
のか、また今回
の登録説明会に参加できない方や、今後新たに緊急通報システムが必要になる方もいらっしゃるかと思いますが、その方々へ
の対応はどのようにされる
のかをお尋ねいたします。 以上で1問目を終わります。
○副議長(伊藤剛君) 健康医療部長。 (健康医療部長 増田達男君 登壇)
◎健康医療部長(増田達男君) ただいま
の田畑議員
の御質問にお答えをいたします。 AYA世代
のがん
の現状と子宮頸がん検診
の向上について、3点御質問をいただきました。 1点目に、AYA世代
のがん
の現状について、本市
の考えや取り組めることについてということでございますが、AYA世代
のがん
の現状は、本市も全国と同様と考えており、乳がん、子宮がんなど女性特有
のがんが多いことから、これらを早期に発見し、早期治療につなげることが重要であると認識しております。 AYA世代である15歳から39歳
の年齢が対象
の子宮頸がん検診は、20歳以上
の偶数年齢
の女性が対象となっておりまして、対象者へ
の個別通知や20歳
の方に無料クーポンを送付しているところでございます。 本市
の子宮頸がん検診受診率は、令和2年度は13.4%、令和3年度が13.2%であり、令和2年度における全国平均値
の15.2%を下回っているため、受診率を向上させることは重要であり、積極的に啓発に取り組むことが大切であると考えておるところでございます。 次に、子宮頸がん検診
の20歳代
の受診率が低くなっている要因と受診率向上
の取組についてということですが、子宮頸がん検診
の20歳代
の受診率が低いこと
の要因については、内閣府が令和元年に実施したがん対策・たばこ対策に関する世論調査
の結果によりますと、20歳から29歳
のがん検診を受けない理由は、健康状態に自信があり必要性を感じないから、また受ける時間がないからと
の回答が共に31.2%で上位を占めたことから、これらが要因と思われます。また、心理的には、検査に対する恐怖心や羞恥心など
の影響も考えられるところでございます。 若い世代
の受診率向上
のため、理解と共感しやすい内容や、SNSを使った情報伝達ツールなどを工夫することも重要と考えておりまして、市民だよりや市ホームページ、また公式
のインスタグラムやツイッターなどを活用し、啓発を行っているところでございます。 また、AYA世代を対象とした子宮頸がん予防
のHPVワクチン
の個別通知に際しては、子宮頸がん予防
のためには、ワクチン接種と同様に子宮頸がん検診を受けることが重要である旨
の内容を盛り込み、がん検診を啓発するなど
の工夫も併せて行っているところでございます。 加えまして、子宮頸がん検診
の受診機会を増やす取組としまして、市内
の医療機関で夜間や土曜日に受診できる体制や、県内他市町村
の登録医療機関においても受診可能な体制を整備しているところでございます。 最後に、HPV検査簡易キット
の配付について
の考えについてでございますが、議員お述べ
のHPV検査簡易キットを用いて自己検査し、その後、医療機関における子宮頸がん検診につなげるという調布市
の取組につきましては、受診率向上を図る上では意欲的な取組であるというふうに認識をしております。しかしながら、国においても現在、HPV検査法による検討がなされているところであり、本市といたしましては、今後
の国
の動向や調布市など他
の自治体
の状況について情報収集しながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○副議長(伊藤剛君) 教育部長。 (教育部長 竹平理恵君 登壇)
◎教育部長(竹平理恵君) ただいま
の田畑議員
の御質問にお答えいたします。 市立小・中学校
のがん教育について、3点御質問いただきました。 まず、1点目、市立小・中学校で
のがん教育
の状況についてでございます。 平成29年3月に告示された学習指導要領では、小学校体育
の解説において「喫煙を長い間続けるとがんや心臓病など
の病気にかかりやすくなるなど
の影響がある」という記述があり、がんについて学ぶことが示されております。また、中学校及び高等学校
の保健体育で「がんについても取り扱うものとする」と示されております。このことから、市立学校で使用している小学校
の保健、中学校
の保健体育
の教科書においても、これまで以上にがんについて
の内容
の記載量が増えており、各学校では、教科
の授業を中心にがんについて
の学習を行っております。 また、公益財団法人がん研究振興財団など
の関係機関から配付されているリーフレットや冊子を活用し、養護教諭ががんとともに喫煙防止や生活習慣病予防も含めた保健指導を行っている学校もございます。 学習指導要領改訂以前は、各学校
の裁量によりがん教育
の取組が行われておりましたが、改訂によりがん教育が明記されたことによって、全て
の学校においてがん教育が推進されております。 2点目
のがん教育に関わる外部講師を活用した取組についてでございますが、平成28年4月に文部科学省が示しました外部講師を活用したがん教育ガイドラインでは、がん教育を実施するに当たっては、がん専門医をはじめとする医療従事者やがん経験者など、学校外
の人材を積極的に活用することが重要であるとされております。 本市といたしましても、がん専門医や関係団体など
の外部講師
の方に、より専門的な視点からお話しいただくことは、児童・生徒が正しい知識を習得するとともに、がん患者に対する理解を深めるために有効な手だて
の一つであると考えております。 市立小・中学校におきましては、外部講師を活用した取組といたしまして、例えば校医
の先生を講師としてお招きし、健康をテーマとした授業を行う中で、食生活や喫煙
のリスクに加え、がんについて専門的な立場から子供たちに伝えていただく取組を行っている学校がございます。 最後に、今後
の取組についてでございますが、がん教育は健康教育
の一環として行われることから、学校
の実情や子供
の実態に応じて、保健体育を中心に学校
の教育活動全体を通して適切に行うことが大切であると考えております。加えて、がん教育
の実施に当たりましては、小児がん
の当事者がいる場合やがん患者
の家族が身近にいる場合などへ
の配慮が必要であると認識しております。 今後も、国や県から提供される様々な情報を参考にしながら、がん教育
の推進に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○副議長(伊藤剛君) 消防局長。 (消防局長 東川洋志君 登壇)
◎消防局長(東川洋志君) 田畑議員
の御質問にお答えいたします。 ドローン運航に向けて
の現在
の進捗状況についてでございます。 消防団
の機動力向上を目的としたドローン
の活用による情報収集部隊については、消防団副方面隊長を部隊長とした1部隊5名編成で2部隊10名を配置し、活動いただく場合には所属分団を離れ、消防団本部として活動していただきます。情報収集部隊は、市街地に1隊、東部地区に1隊を配置し、大規模災害では2隊同時運用を行います。また、8名
の操縦士を募集したところ、二十数名という多く
の希望者があり、消防団本部による選考会において選抜した団員8名に、操縦士として無人航空機操縦技能講習を10月より順次受講していただきます。 導入を予定している機体については、無人航空機に係る政府
の調達方針に適合した機体を選定し、12月末に2機納入される予定となっているとともに、ドローン離着陸場所表示板など、関連する資機材についても順次購入を進めております。 また、運用面については、消防団長を
委員長とするモデル事業推進
委員会を設立し、関連要綱や飛行マニュアル
の策定、運航要領など必要事項
の策定、訓練場所
の確保や各自主防災・防犯会へ
の広報など、運航開始に向け積極的に取り組んでいる状況です。 次に、運航開始後
の災害対応について
の御質問にお答えいたします。 災害対応については、原則として奈良市内とし、具体的には、火災
のうち雑草火災や林野火災など燃焼範囲が広い火災、目視により被害状況が確認できない土砂崩れや河川
の氾濫など
の水害など、消防職団員が行う確認よりドローンによる状況把握が有効であると判断した災害全てに出動し、情報収集した内容に従い、消防団と消防局が連携し、火災や災害に対して早期対応を目指すものです。 また、訓練
の一環として、平素より各地区で
の自主防災訓練に積極的に参加をさせていただき、密集地や山間部で
の飛行経験を積むとともに、消防団として
の魅力発信、市民へ
の消防団活動理解
の促進を図りたいと考えております。 次に、Net119
の導入による利用者
の利便性等について
の御質問にお答えいたします。 現行
のWeb119は、奈良市、生駒市において、聴覚障害や言語障害がある方で事前登録していただいた方が利用できる緊急通報システムで、チャットにより場所
の確認や病状等を聞き出し、緊急車両を出動させるものです。しかし、奈良市、生駒市以外から
の通報については、詳細な情報を取得することができず、他都市消防本部と
の通報転送についても不可能であったため、出動に時間を要していました。 Net119においては、利用者が市外におられてもNet119を導入している管轄消防本部に通報され、奈良市・生駒市消防指令センターから事前登録された内容が自動転送され、出動まで
の時間短縮を図ることができるようになります。また、画像送信もできるようになりますので、周辺
の状況を送信していただくことにより、利用者
の周囲
の状況や発災状況
の確認に役立てることができるようになります。 また、利用者へ
の周知方法につきましては、現存
のWeb119利用者及び仮登録者92名については、個別で通知をさせていただきました。また、市民だより9月号に登録説明会
の実施について掲載させていただき、新規登録される方からもお問合せをいただいています。 Web119からNet119へ
の移行手順につきましては、既にWeb119に登録いただいている方につきましては、事業者間
のデータ移行により継続利用が可能となりますが、Net119登録説明会等において取扱説明、通報練習等を行っていただいた上で本登録となります。また、新規登録
の方につきましては、受付、取扱説明、申請書記入、登録、通報練習を経て本登録となります。 次に、登録説明会に参加できない方などへ
の対応について
の御質問です。 9月15日から17日に予定しています登録説明会には、通知をさせていただいた方92名
のうち38名
の方が参加される予定です。また、市民だより等を御覧になって当日参加される方については、個別で対応させていただく予定です。 今回
の通知により、登録説明会に参加できなかった方などにつきましては、既存
のWeb119登録者にはメール等で連絡を取り、現状把握を行った後、登録意思
のある方につきましては、個別で説明、登録、通報練習等を行い本登録していただきます。また、新たに緊急通報システムが必要となる方等については、ホームページ及びツイッター等を活用し周知を図り、希望される方にはその都度、個別対応をさせていただく予定です。 以上でございます。
○副議長(伊藤剛君) 27番田畑君。
◆27番(田畑日佐恵君) 2問目は、発言席にて意見、要望とさせていただきます。 AYA世代
のがん
の現状と子宮頸がん検診
の向上については、先ほど
の質問において触れましたが、ならしみんだより8月号でAYA世代
のがん
の現状を特集で掲載されたことで、AYA世代からがん
の罹患率が急増していること、乳がん、子宮がんなど女性特有
のがんが多いこと、奈良市は子宮頸がん検診が推奨される年齢20歳以上を対象に子宮頸がん検診を実施されているが、AYA世代
の中でも20代
の子宮頸がん検診受診率が低いことがよく分かります。 御答弁において、本市も女性特有
のがんを早期発見し、早期治療につなげることが重要であると認識されており、本市
の子宮頸がん検診受診率は2020年度13.4%で、全国平均値15.2%よりも下回り、また奈良市
の2021年度が13.2%と低くなっていると
のことでした。受診率が向上することは重要であり、積極的に啓発に取り組む考えであると認識させていただきました。 御答弁から、AYA世代を対象とした子宮頸がん予防
のHPVワクチン
の個別通知に、がん検診を啓発する内容を盛り込まれたことや、受診しやすいように子宮頸がん検診
の市内
の医療機関で
の夜間や土曜日
の受診、県内他市町村
の登録医療機関で受診可能な体制を整備されていることは評価させていただきます。 子宮頸がん検診
の受診率が低い要因については、いろいろな理由をお答えいただきました。また、心理的には検査に対する恐怖心や羞恥心など
の影響も考えられると
のことでした。そういった理由を考えますと、さきに述べました調布市
の自宅でHPV感染を検査できる簡易キットを無料配付する取組については、自宅で自分
の都合がいい時間に検査ができるので、手軽で利用しやすいと思います。そして、検査した結果から医療機関で
の検診や受診につながっていき、受診率
の向上につながる
のではないかと考えます。 御答弁では、本市は調布市
の取組について、受診率向上を図る上では意欲的な試みであると認識され、国
の動向、他
の自治体
の情報収集をしながら検討すると
のことでしたので、例えばHPV検査
の簡易キット
の無料配付をある一定期間で試して、子宮頸がん検診率向上に効果がある
のかどうかを検証するなど、また他市
の取組も参考にして、ぜひとも取り組むことを強く要望いたします。 また、若い世代
の受診率
の向上に市民だより、ホームページ、SNSなど
の積極的な啓発も大事ですので、今後もしっかり継続していただくようよろしくお願いいたします。 次に、市立小・中学校
のがん教育については、御答弁から、学習指導要領改訂により、市立学校で使用している小学校
の保健、中学校
の保健体育
の教科書においても、がんについて
の内容
の記載量が増えて、各学校では教科
の授業を中心にがんについて
の学習を行い、全て
の学校でがん教育が推進されていることを認識させていただきました。今後も、がん教育
の推進に引き続きしっかりと取り組むことを要望いたします。 また、御答弁
のとおり、がん教育
の実施に当たっては、小児がん
の当事者がいる場合や、がん患者が家族や身近にいる場合などへ
の配慮はとても大事なことだと思います。その上で、子供たちにがんに対する正しい理解と認識をより深めるために、がんサバイバー
の方や医師など
の外部講師を活用したがん教育
のさらなる取組も今後必要ではないかと考えます。地域
の実情に応じたがん教育
の推進となるようよろしくお願いいたします。 次に、消防団
のドローン導入に向けて
の現状と運用については、現在
の進捗状況を確認させていただきました。消防団からドローン
の操縦士を8名募集されたところ、二十数名も希望されたと
のことから、ドローンを運用した活動に積極的に取り組む姿勢が感じられます。操縦士は2機で8人ということになりますが、何かあったとき
の対応として、予備部隊として
の操縦士
のさらなる人員確保と育成も必要ではないかと考えます。また、実際に運用していく際に、ドローン本来
の飛行性能を維持する上で必要なプロペラやバッテリーなど
の消耗品
の確保も必要だと思います。そこで、操縦士
のさらなる人員確保と消耗品を確保するため
の必要に応じた予算編成を要望いたします。災害時に活躍するドローン
の運用を期待しております。運用までしっかり取り組んでいただくことも要望させていただきます。 最後に、Net119緊急通報システムについてですが、今回
のシステム変更によって今まで不可能であった他都市消防本部と
の通報転送や画像送信が可能になるなど、利用者
の利便性が向上することは、利用者さんにとってはうれしいことです。今回
の登録説明会に参加できなかった方や新たに緊急通報システムが必要となる方、情報を得ることができずサービスを受けられない方などがいらっしゃるかと思いますので、希望する市民
の方が漏れることなくこのサービスを受けることができるように、定期的な登録説明会
の開催と継続的な広報を実施していただくことを要望いたします。市民だより等を見てNet119緊急通報システムを申し込まれる方もいらっしゃると思いますので、今後もしっかりと情報発信をしていただくようお願いいたします。 以上で私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(伊藤剛君) 33番北村君。 (33番 北村拓哉君 登壇)
○議長(北良晃君) 議事
の都合により、会議時間を午後5時30分まで延長いたします。-----------------------------------
○議長(北良晃君) 24番横井君。 (24番 横井雄一君 登壇)
◆24番(横井雄一君) 皆さん、こんにちは。自民党奈良市議会・結
の会
の横井雄一でございます。よろしくお願いいたします。 早速でございますが、本日も私に寄せられた声
の中から数点、市長並びに総務部長に対し質問をしてまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。 まず、仲川市長に対し、県域水道一体化
の進展についてお尋ねいたします。 本件については、私にとっては前期
の建設企業
委員会所属
のときからつぶさに進展を追いかけてきたつもりです。企業団へ参加する場合、いよいよその参加意向を示す時期が近づいてきています。 当初から奈良県が示す広域化に乗っていく
のか、他
の手法を交えて広域化に乗っていく
のか、あるいは今回
の広域化には参加しない
のか、奈良市としては奈良県
の当初案に乗っていくことは難しいという立場から、これまで検討部会等
の場で奈良県に対して垂直補完
の提案、セグメント会計手法
の導入等、どうすれば参加できる
のかを模索し、提案してきたことと存じています。 そこで、次
の3点について、市長
の見解を賜りたいと存じます。 まず1点目として、9月8日でしたか、前回開催された部会で他
の市から、奈良市は料金を抑えることを優先し、投資をしない
のかという意見が複数
の市長さんからあったと聞いています。私としてはとんでもない意見であり、他
の市町村は誤った認識をしていると考えますが、市長
の見解をお聞かせください。 2点目として、これまで奈良県や他
の市町村から、奈良市は損はしないという発言があったと聞いており、関心を持ったところでありますが、その奈良市は損しないことを裏づける根拠は示された
のかお聞かせください。 3点目として、参加、不参加
の決断までにどのような条件が示されたら参加できると考えておられる
のか。また、奈良県は途中乗車はできないと言っています。将来にわたって影響
の大きい案件において、このような強引なゼロか100か
の答えでよい
のかと考えますが、市長
の見解をお聞かせください。 次に、弁護士さんによる法律相談事業
の充実と5年度予算
の考え方について、総務部長に尋ねます。 市民法律相談事業は、奈良弁護士会に相談実務を委託しており、年間1,000件を超える市民法律相談に対応しています。平成30年度まで年間予算450万円、月曜日と水曜日
の2日間、それぞれ午前・午後、おのおの相談時間を設けて対応してきました。 ところが、令和元年度
の予算は前年度に比べ100万円減額し、月曜日、水曜日とも午前
の相談をなくし、午後のみ
の形で
の実施となりました。奈良弁護士会としては、数ある相談にできる限り応えようと努力されましたが、市民
の相談要望には及ばない状況でありました。 これには議会からも異論
の声が上がり、市に対し、予算を元
の450万円に戻し、相談体制を元に戻すよう私も加わって要望活動を行いました。その結果、令和2年度予算は100万円
のうち50万円を回復する形で年間予算を400万円として、水曜日
の午前
の部
の相談が復活いたしました。以降、3年度、そして本年度、4年度も同じく年間予算は400万円で推移しており、相談体制は月曜日
の午後のみと水曜日
の午前・午後となって3年が経過しています。 令和3年度
の市民相談件数を見ますと、年間相談枠、約1,100件
の枠は満杯で、実際には枠を超える相談需要があると推察されます。また、1こま20分間
の相談時間では市民
の相談を聞き取る
のが精いっぱいで、時間切れで終わるケースも多くあると聞き及んでいます。私は、少なくとも令和5年度予算編成に当たり、月曜日
の午前
の時間帯
の相談を復活させ、相当
の予算増加をすべきだと考えています。 そこで、次
の3点について、総務部長
の見解をお聞かせいただきたいと存じます。 1点目として、相談枠に対する相談件数は多く、逼迫している現状をきちんと把握している
のか、見解をお聞かせください。 2点目として、1枠20分間では市民
の相談を聞き取れない、答えられない状況があることを把握している
のかお聞かせいただきたいと存じます。 3点目として、5年度予算では少なくとも平成30年度程度
の予算額を確保するとともに、1枠当たり
の相談時間
の拡大を含めて再考すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 次に、行財政改革における指定
管理施設
の見直しについて、こちらも総務部長にお尋ねいたします。 新たな行財政改革計画は本年度から始まっており、改革
の柱として、6本
の取組
の柱を掲げて進めておられることと存じます。 その一つ、公共施設
の適正化に関してお聞きします。 現在、奈良市が指定
管理者制度を導入して
管理に当たっている施設は全部で207施設あり、そのうち今年度末、すなわち令和5年3月末をもって指定期間を終える施設は、公募による施設が30施設、非公募による施設も53施設、合計で83施設あります。 公募による施設は、指定
管理者募集、応募、審査、決定といった一連
のプロセスが必要ですが、今回は募集開始まで相当
の時間をかけられたと存じており、それなり
の見直しが行われたものと考えています。 公募
の施設30施設について、最初に公募開始が発表された施設は8月8日に1件、そして次が9月2日に1件でした。 そこで、次
の3点について、総務部長
の見解を賜りたいと存じます。 1点目として、今年度で指定期間が終わる83施設について、どのような見直しがなされ、その結果どうなった
のか、公募、非公募それぞれについて見解をお聞かせいただきたいと存じます。 2点目として、来年度以降も、指定期間終了を迎える施設について、順次見直しをしていくお考えな
のかお聞かせいただきたいと存じます。 3点目として、公募発表が遅いため、12月議会で
の議案上程を考えれば、募集開始から決定まで
の時間が短く、新規参入者
の事業参入機会を狭め、既存
の指定
管理者に有利になる
のではという意見もあります。その点、見解をお聞かせいただきたいと存じます。 1問目を終わります。
○議長(北良晃君) 市長。 (市長 仲川元庸君 登壇)
◎市長(仲川元庸君) ただいま
の横井議員
の御質問にお答え申し上げます。 水道広域化について
の御質問でありますが、前回
の部会で他市から、奈良市は料金を抑えることを優先していて投資をあまりしていないというニュアンス
の発言があったということに対しまして
の見解をということでございます。 本市
の水道が料金面だけではなくて、当然、安心・安全
の面も含めまして将来にわたって健全に維持されることが重要であるということは、これまで
の市
の懇談会
の中でも議論してきたところであると認識をいたしております。市といたしましても、やはりこれから
の老朽化時代を迎える中では、これまで以上
の投資は必要であるという認識を持っております。 これは、統合または単独
のいずれ
の経営手法を選ぶとしても必要なことであると認識をしており、経営
の効率化、また効果的な投資により施設更新を進めていくことが重要であると考えております。それに伴い、一定程度水道料金が値上がりをするということについては、必要なことではないかと認識をいたしております。 一方で、将来に対し責任ある経営を行うためにも、現実的な投資計画が必要であるという認識も併せて持っております。 次に、奈良市が損をしない
のではないかという意見があるけれども、それはどうな
のかという御質問でございます。 県を中心に作成をされました今回
の統合シミュレーションにつきましては、超長期にわたる命
の水
の安定供給につながる経営
の設計図になるものであると考えております。 特にそういった意味では、市民、県民
の理解、また信頼を得ていくためには、今できる限り
の最大限
のデータを用いてしっかりと検証を行い、疑問点をしっかりと丁寧に明らかにしていくという姿勢が必要であると考えております。 統合シミュレーションに関しましては、奈良市県域水道一体化取組事業懇談会におきましても、客観的なデータや先行事例に基づき検証を行い、その結果を協議会
の論点検討部会でもフィードバックし、御説明を申し上げてきたところではありますけれども、現時点においては明確な回答は得られていないという状況でございます。 次に、参加に向けた条件についてどのように考えているかという御質問であります。 特に、将来にわたって影響が大きい案件である
のにもかかわらず、途中乗車ができないという状況についてどう考えるかという御質問でありました。 まず、投資水準
の見直しや垂直補完など
の方法によりまして、現在
のところ奈良市に大きなデメリットが生じるという状況を、どこまでそのデメリットを薄めることができる
のかという点、また、繰入れルール
の統一や一般会計
の下水道事業
の今後
の取扱いなどについてもこれまで議論に上っておりまして、これら
の点が、やはり納得感が得られるところまで調整がつくということが必須であるというふうに考えております。 そういった意味では、原案
の見直し、また新たな提案というものがない限りは、参加は難しいと考えております。 一方で、懇談会におきましては、広域化という経営手法自体については比較的肯定的な御意見も多かったようにも受け止めております。その中では、歴史や文化が似通ったエリアから整理をして、統合へ
のステップを踏むべきではないかという御意見、また、事業統合という手法にこだわらず、経営
の一体化、
管理の一体化、また施設
の共同化など、様々ある連携手法というものを検討してもいい
のではないかというふうな御意見もあったように記憶いたしております。 参加
の是非につきましてはこれから判断することになりますが、参加をする場合、しない場合どちらも、やはり行政は総合行政を担っておりますので、近隣自治体と
の連携関係については重要なものであると認識をいたしておりますので、将来世代
のためにも、他市町村と
の連携についてはしっかりと検討していかなければならないと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(北良晃君) 総務部長。 (総務部長 吉村啓信君 登壇)
◎総務部長(吉村啓信君) 横井議員
の御質問にお答えいたします。 まず、法律相談事業につきまして、相談件数が多く、逼迫している現状を把握している
のかという御質問をいただきました。 令和3年度
の弁護士による法律相談
の実績を見ますと、相談枠
の1,136件に対しまして予約数は1,105件で、予約していただいた割合は約97%でございました。実際には当日
のキャンセルが33件ございましたので、相談実績は1,072件で稼働率94%という状況でございます。また、今年度につきましても、直近
の8月は若干余裕がございましたものの、7月まではほぼ予約が満杯という状況でございました。 このように稼働率がほぼ100%であり、また、正確な数は不明でございますが、予約が満杯で予約が取れなかった方もおられることは把握しているということでございます。 次に、相談時間が20分では相談に答えられない
のではないかという御質問をいただいております。 この相談時間について、県内
の他市や近隣中核市
の状況は、人口や相談数
の違いがございますが、時間で申しますと20分から30分の間で設定しておられます。 本市が20分の相談時間を設定しております
のは、より多く
の市民
の方
の相談を受けるためでございます。直近
の8月
の報告書を見ましたところ、相談時間が短かったという担当弁護士
の意見が約20%ございました。案件
の内容にもよりますが、相談時間が不足するケースはあると考えております。 次に、平成30年度程度
の約450万円
の予算額
の確保と相談時間
の拡大についてどう考える
のかという御質問をいただきました。 市といたしましては、法律相談を希望される方には漏れなく相談を受けていただきたいと、このように考えております。したがいまして、稼働率が100%に近いという現状を鑑みますと、月曜日午前
の相談枠を復活することも選択肢
の一つと考えております。 また、現在20分の相談時間
の拡大につきましては、月曜午前
の相談枠を増やしましても、相談時間を拡大しますと全体
の相談受入れ数が減るということになりますから、まずは相談者
の受入れ
の数を増やして、予約が取れないということをなくしていけるように努めたいというふうに考えております。相談時間につきましては、その結果を踏まえた上で検討していきたいと考えております。 いずれにいたしましても、月曜午前
の相談枠を増やすためには、令和5年度予算
の増額が必要になってくると考えます。全体的な予算
の配分やこの事業
の必要性などを慎重に精査して判断してまいりたいと考えております。 次に、行財政改革
の指定
管理施設
の見直しにつきまして御質問いただきました。 そのうち、今年度で指定期間が終わる83施設
の現状はどうなっている
のかという御質問ですが、これら
の施設につきましては、公募、非公募にかかわりませず、施設として
の在り方や運営手法などについて慎重に検討を行っております。指定手続が進んでいる施設もございますが、対象施設
の一部におきましては、現在は新たな行財政改革計画
の策定と並行した進捗となってございまして、施設
の在り方など
の方針が確定し、準備が整った施設から順次、事業者
の選定を行っているという状況でございます。 次に、来年度以降、指定期間
の終了を迎える施設についてでございますが、公
の施設
の管理につきましては、毎年、指定
管理者に対してモニタリング調査を行っております。このほか、更新
の際には施設
の現状や今後
の施設
の在り方を勘案し、
管理運営方法を変更すべきかどうか検討を行っているという現状でございます。 今後も指定先など
の更新
の際には、施設
の現状や社会状況
の変化などを慎重に吟味し、策定いたします行財政改革計画
の方針なども勘案して決定する予定でございます。 次に、指定公募
の発表が遅いため、既存
の指定
管理者に有利になっている
のではないかという御質問をいただきました。 これにつきましては、今年度においてまだ公募発表に至っていない施設がございますが、現在、準備を進めているところでございます。 公募における募集開始から決定まで
の期間につきましては、おおむね1か月を基本としておりまして、今回
の募集においてもその期間は確保するため、新規参入される方にも公平に事業参入
の機会を保つことができると、このように考えております。 以上でございます。
○議長(北良晃君) 24番横井君。
◆24番(横井雄一君) 市長並びに総務部長から疑問が解けるお答えをいただきましたので、2問目は意見と、少し要望を述べたいと存じます。 まず、市長から答弁いただいた県域水道一体化
の進展について、市長から
の御答弁で、これまで参加することを前提としてきちんと動いてこられたことが分かりました。また、せんだって5回行われた懇談会
の議論とも合致している答弁であったと存じます。 さて、奈良市は損をしないといった、奈良市が納得して参加を決断するため
の資料や数字は、現時点では奈良県から示されていないと
のことでした。これはもう協議とか熟慮以前
の問題だと思います。 こういう状況ですから、年内に参加を決断して令和7年度に企業団に加わる
のは、もうこれはあり得ないと思います。私は奈良市議会議員
の一人として、奈良市民に説明できません。これは家族にも説明できません。参加
の是非はこれから判断すると、こう慎重にお答えされましたけれども、現時点では私は参加を決断すべきではないと意見しておきます。 続いて、総務部長からたくさんお答えいただきました。 まずは法律相談事業
の充実につきまして、今
の議論で4点
のことが分かりました。 一つは、奈良市
の法律相談事業は稼働率がほぼ満杯であること、1こま
の相談時間が20分では、相談時間が不足する事態が一定あること、そして、月曜日
の午前枠を復活させることも選択肢
の一つであること、そして、それには5年度
の予算
の増額が必要であって、当該事業
の必要性を慎重に精査して判断するということが分かりました。 当該事業
の必要性を慎重に精査して判断したいと、こういう御答弁でしたので、それならば判断材料となろうことを一つだけ申し上げておきます。 この数年来、奈良弁護士会
の先生方と情報交換をしておりますが、法律相談で一定割合を占めている
のは未成年
の子を養育中
のシングルマザー
の相談なんです。これは離婚問題として項目に取り上げられていますが、この方々
の相談という
のは養育費
の支払い
の相談が多くて、法律相談を踏めば支払いを受けられる可能性があるんです。 他方で、法的手続を踏まずに養育費が支払われなければ、結局は児童扶養手当や生活保護
の申請に向かうことになって、自治体
の財政を圧迫することになります。つまり、法律相談
の枠を増やすだけで市
の財政
の圧迫を避けることにつながるんです。これは削ってはいけない事業予算なんです。 また、近年は高齢者介護や相続など高齢化をめぐる事件が増えており、法律相談
の需要は今後も増えることはあっても、少なくなることはないと思われます。適切な御判断をお願いいたします。 最後に、行財政改革における指定
管理施設
の見直しについて御答弁いただきました。 今年度に指定
管理を終了する施設については、新たな行財政改革
の策定と並行した進捗となっていると
のことでしたので、今後、見直し
の内容を私もつぶさに見ていきたいと思います。 また、今年度で指定
管理が終了する施設については、5年度予算、将来
の政策にも大きく関わることですので、慎重に取り進められることは一定理解いたしますが、できるだけ早く募集開始
のアクションを起こしていただきますことを要望しておきます。よろしくお願いいたします。 以上で私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(北良晃君) お諮りいたします。 本日
の会議はこの程度で打ち切り、明15日午前10時より本会議を再開して、質疑並びに一般質問を行いたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 本日はこれで散会いたします。 午後4時57分 散会
----------------------------------- 地方自治法第123条第2項
の規定によりここに署名する。 奈良市議会議長 北 良晃 奈良市議会副議長 伊藤 剛 奈良市議会議員 桝井隆志 奈良市議会議員 山口裕司 奈良市議会議員 北村拓哉...