港区議会 2010-07-26
平成22年7月26日保健福祉常任委員会−07月26日
平成22年7月26日
保健福祉常任委員会−07月26日平成22年7月26日
保健福祉常任委員会
保健福祉常任委員会記録(平成22年第15号)
日 時 平成22年7月26日(月) 午後1時45分開会
場 所 第1委員会室
〇出席委員(9名)
委員長 井 筒 宣 弘
副委員長 熊 田 ちづ子
委 員 山 本 閉留巳 近 藤 まさ子
二 島 豊 司 なかまえ 由紀
阿 部 浩 子 杉本 とよひろ
うかい 雅 彦
〇欠席委員
な し
〇出席説明員
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務 日 高 泉
芝地区総合支所協働推進課長 亀 田 賢 治
芝地区総合支所区民課長 大 滝 裕 之
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務 遠 山 洋 一
麻布地区総合支所協働推進課長 西 田 京 子
麻布地区総合支所区民課長 後 藤 邦 正
赤坂地区総合支所長・
子ども家庭支援部長兼務 杉 本 隆
赤坂地区総合支所副総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務 高 橋 辰 美
赤坂地区総合支所協働推進課長 永 山 智 雄
赤坂地区総合支所区民課長 高 嶋 慶 一
高輪地区総合支所長・
保健福祉支援部長兼務 家 入 数 彦
高輪地区総合支所副総合支所長・
高輪地区総合支所管理課長兼務 鈴 木 英 二
高輪地区総合支所協働推進課長 浅 山 正 樹
高輪地区総合支所区民課長 神 田 市 郎
芝浦港南地区総合支所副総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務 奥 野 佳 宏
芝浦港南地区総合支所協働推進課長 白 井 隆 司
芝浦港南地区総合支所区民課長 安 藤 俊 彰
保健福祉課長 内 田 聡
高齢者支援課長 森 信 二
介護保険担当課長 今 井 健太郎
障害者福祉課長 宮 内 光 雄
生活福祉調整課長・
芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務 大 澤 鉄 也
国保年金課長 伊 藤 忠 彦
みなと保健所長 大久保 さつき
参事(
生活衛生課長事務取扱、
保健医療施設計画担当課長事務取扱) 藤 春 伸 一
参事(
保健予防課長事務取扱) 中 橋 猛
健康推進課長 北 村 淳 子
子ども家庭課長 内 田 勝
保育担当課長 堀 二三雄
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1)
芝公園保育園等施設整備基本計画について
(2)
西麻布福祉会館等整備基本計画について
(3) 港区
保健福祉基礎調査について
(4)
児童扶養手当の父子家庭への拡大について
(5)
港南子育て支援施設について
2 審議事項
(1) 請 願20第7号 介護職の待遇改善を求める請願
(20.7.2付託)
(2) 請 願20第9号 介護に従事する労働者への待遇改善を求める請願
(3) 請 願20第18号 「
後期高齢者医療制度実施にともなう区民の負担増に対して軽減策を求める」請願
(以上20.9.19付託)
(4) 請 願21第1号 区民が必要な介護を受けられることを求める請願
(21.2.27付託)
(5) 請 願21第6号 一日も早い待機児の解消を願う請願
(21.9.17付託)
(6) 請 願21第11号 港区における障害者等の個人情報に関する請願
(21.11.27付託)
(7) 発 案19第10号
保健福祉行政の調査について
(19.5.24付託)
(8) 発 案20第2号 港区子どもの
人権オンブズパーソン条例
(20.3.11付託)
(9) 発 案21第10号 港区高齢者の医療費の助成に関する条例
(21.10.9付託)
(10) 発 案22第9号
国民健康保険・
国民年金行政の調査について
(22.3.18付託)
午後 1時45分 開会
○委員長(井筒宣弘君) ただいまから
保健福祉常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、熊田副委員長、山本委員にお願いいたします。
それでは、委員選任以降初めての委員会でございますので、私からあいさつさせていただきます。引き続き委員長にならせていただきました。丁寧なことを言うと口が回らないのですが、本当に区民の皆様の負託を考えながらこの委員会を1年間やってみて、本当に大切な委員会だと痛感いたしました。そういう意味では、熊田副委員長はプロでございますが、私たちは議員としての経験を生かし、区民の皆様にとっていかに住みよい港区をつくったらいいのか、つるくべきかをまた1年、勉強しつつ、皆様とともに成長していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
それでは、副委員長のごあいさつをお願いいたします。
○副委員長(熊田ちづ子君) 引き続き私も
保健福祉常任委員会に所属いたします。副委員長をやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
条件的にいえば、私たちの任期としては、残されている期間は短いですので、
保健福祉常任委員会にこれまでいろいろ付託されて、継続になっている審議事項がありますので、その部分については、委員長とも相談させていただきながら、ぜひ審議を前に進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(井筒宣弘君) 異例ではございますけれども、説明員の皆様のご紹介の前に、本日、
東麻布保育室の
暫定期間延長に関する陳情が出ております。これに関しまして、傍聴に3名の方がいらしております。そのため、3名の方にご説明したいのですが、陳情はあくまでもお願いしますという趣旨のものでございますので、ここでこの陳情を取り上げて、どういたします、こういたしますということはなかなかできないのです。また、第2回定例会で共産党議員団の
沖島えみ子議員から、
東麻布保育室の継続についての質問がございました。区長から答弁がありまして、「東麻布の
緊急暫定保育施設は、旧飯倉小学校の校舎を利用した施設で、平成24年3月までの予定で運営しております。
東麻布保育室の継続につきましては、待機児童の状況を見極め、必要に応じ継続について検討してまいります。」と。ということは、この常任委員会で理事者の方々からこれ以上の答えを引き出すことは難しい状況です。議員全員の、
東麻布保育室は継続した方がいいという考えは変わっておりません。そこで、正副委員長でこの陳情について検討した結果を副委員長から申し上げます。
○副委員長(熊田ちづ子君) この陳情については、委員長が言われたように、今、区長の答弁を超えた答弁を理事者の方たちに求めてもなかなか難しいです。前向きに検討されていることは理解しますので、第3回定例会に向けて、ぜひ請願という形で出していただければと考えております。
東麻布保育室は、地元の年配の方たちにお話を伺っても、保育園があの地域にあることで、散歩で子どもたちの姿に会うだけでもすごく和むのだそうです。地域としても保育園があることはとてもいいということで、地域の理解も得られている施設で、待機児童を何とか解消したいということは会派を超えた共通した思いですので、できれば、手続上のこともありますが、ぜひ請願という形で第3回定例会に向けて取り組んでいただければと、正副委員長で先ほど打ち合わせて、そのようなお願いをしてみようかということになりました。
○委員長(井筒宣弘君) その点に関しましてぜひご理解ください。本来ならば、この陳情に関しては審議が終わった後にやることなのです。ということは5時ごろになってしまいますので、ご退席いただいても結構です。暑いですから、早くお子さんを迎えに行って、涼しいところにいてください。ここは28度に設定されておりますから、これから議論が始まりますともっと副委員長が熱くなりますから。
○副委員長(熊田ちづ子君) もちろん、ほかの議論を聞いてもらってもいいのですが。
○委員長(井筒宣弘君) ということで、よろしくお願いいたします。失礼な言い方ですけれども、ご退席いただいても結構です。ご苦労さまでした。気持ちはよくわかりますから。
それでは、改めて、当常任委員会の説明員につきましては、お手元の資料のとおりです。ご確認ください。なお、丸のついている説明員については、今までどおり、案件のある場合に出席いただきたいと思います。それでは、説明員の紹介をお願いいたします。
○
高輪地区総合支所長・
保健福祉支援部長兼務(家入数彦君)
保健福祉支援部長の家入でございます。
高輪地区総合支所長を兼務しております。よろしくお願いいたします。
それでは、説明員のうち
保健福祉支援部及び総合支所の課長級の職員について、私からご紹介させていただきます。初めに
保健福祉支援部を紹介させていただきます。
保健福祉課の内田課長でございます。
高齢者支援課の森課長でございます。
介護保険担当の今井課長でございます。
障害者福祉課の宮内課長でございます。
生活福祉調整課の大澤課長でございます。なお、
芝地区総合支所生活福祉担当課長を兼務してございます。
国保年金課の伊藤課長でございます。
次に、総合支所を紹介させていただきます。
芝地区総合支所の日高副総合支所長でございます。管理課長を兼務してございます。
協働推進課の亀田課長でございます。
区民課の大滝課長でございます。
次に、
麻布地区総合支所でございます。遠山副総合支所長でございます。管理課長を兼務してございます。
協働推進課の西田課長でございます。
区民課の後藤課長でございます。
次に、
赤坂地区総合支所でございます。高橋副総合支所長でございます。管理課長を兼務しております。
協働推進課の永山課長でございます。
区民課の高嶋課長でございます。
次に、
高輪地区総合支所でございます。鈴木副総合支所長でございます。管理課長を兼務してございます。
協働推進課の浅山課長でございます。
区民課の神田課長でございます。
最後に、
芝浦港南地区総合支所でございますが、奥野副総合支所長でございます。管理課長を兼務しております。
協働推進課の白井課長でございます。
区民課の安藤課長でございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○
みなと保健所長(大久保さつき君)
みなと保健所長の大久保でございます。私からは、
みなと保健所の課長級職員について紹介させていただきます。
生活衛生課長事務取扱の藤春参事でございます。
保健医療施設計画担当課長を兼務しております。
保健予防課長事務取扱の中橋参事でございます。
健康推進課の北村課長でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
赤坂地区総合支所長・
子ども家庭支援部長兼務(杉本隆君)
子ども家庭支援部長の杉本でございます。
赤坂地区総合支所長を兼務しております。どうぞよろしくお願いいたします。
私から、
子ども家庭支援部の課長級職員をご紹介させていただきます。
子ども家庭課の内田課長でございます。
保育担当の堀課長でございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長(井筒宣弘君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
それでは、当常任委員会の担当書記を紹介いたします。議事係の河野あゆみさんです。
それでは、第2回定例会終了後、6月18日に開かれました委員長会の内容について報告いたします。まず委員会の開会日については、従来どおり原則として、常任委員会は月・水・金曜日に、特別委員会は火・木曜日に開会いたします。また、8月は特別の事情がない限り、従来どおり開会しないということで、それぞれ確認されております。よろしくお願いいたします。
それでは、案件のない総合支所の課長につきましては、ご退席いただいて結構です。ご苦労さまでございました。
それでは、6月4日に開会されました当常任委員会で、なかまえ委員から要求があった資料について、お手元に配付してありますので、ご確認ください。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「
芝公園保育園等施設整備基本計画について」、理事者の説明を求めます。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
芝公園保育園等施設整備基本計画についてご報告いたします。資料No.1をごらんください。
芝公園保育園等の複合施設は、耐震性の問題があり、施設の老朽化も目立つため、港区基本計画で保育園を改築し、
地域コミュニティ機能を整備する方向性が示されております。改築にあたりましては、日影規制の範囲内で敷地の有効活用を図り、待機児童の解消に向け保育園の定員拡大を図るとともに、新たな
地域コミュニティ機能を整備いたします。なお、
利用者アンケートや住民説明会を開催するなど、区民の意見を集約しながら基本構想を策定し、基本構想の理念のもとに基本計画を策定しております。
1の計画用地ですが、所在地は芝公園二丁目7番3号です。敷地面積は1,472平方メートルで、現在は福祉会館、保育園、児童館、
災害対策住宅等がございます。地域地区等でございますが、地域地区は商業地域で容積率600%、建ぺい率80%です。日影規制が
アクアフィールドのございます北側と芝公園がございます西側にかかっております。
2の整備する施設ですが、保育園と
コミュニティ機能になります。保育園は待機児童の解消に対応するため、定員を拡大して整備いたします。
コミュニティ機能につきましては、乳幼児から高齢者まで多世代で使用する
地域コミュニティ活動の拠点を整備いたします。
3の規模ですが、
鉄筋コンクリート造で地上3階地下1階、建築面積1,039平方メートル程度、延べ面積2,500平方メートル程度でございます。
2ページでございます。4の今後のスケジュールです。文化財と地盤調査等、基本設計・実施設計、解体工事・建築工事が平成22年度から平成26年度にかけてございます。また、新たな施設の開設は、平成26年度中を予定しております。なお、保育園の仮施設の建設・運営につきましては、後ほど別途ご説明いたします。
3ページ目でございます。基本計画の基本方針でございます。基本計画に先立ちまして基本構想を策定いたしまして、こちらの四角の囲みの中にございますように、4本の柱を立てております。この柱に沿いまして施設整備の基本方針を策定いたしましたので、ポイントをご説明いたします。
1といたしまして、地域の子育て力に配慮した保育園の整備についてです。(1)として、
待機児童解消に向けた定員拡大に伴う保育環境の整備を行います。定員は現在103名でございますが、150名を設定したスペースに配慮した計画といたします。また、雨天時も一部利用できる園庭等を整備いたします。(2)といたしまして、地域の
子育て力向上のための保育園の整備として、相談室等を整備いたします。(3)です。安全・安心でやさしい保育園の整備といたしまして、
コミュニティ機能のエントランスを別に設けるなど、安全策を考慮いたします。
2の地域に開かれた
コミュニティ機能の提供についてです。(1)といたしまして、高齢者や乳幼児及び保護者の利用形態に合わせた居場所を整備いたします。また、町会・自治会等の会合等、多目的に利用可能な
地域コミュニティルームを整備いたします。(2)といたしまして、地域の多様な世代のふれあいの場として、ラウンジを整備いたします。また、地域の子育て環境をサポートするため、
地域コミュニティルームの親子ふれあいコーナーや授乳室等を整備いたします。
4ページになります。3としまして、すべての利用者に配慮した安全・安心でやさしい施設づくりについてです。(1)といたしまして、開館時間に応じた
セキュリティ対策や周辺からの騒音や環境対策、風対策などを講じます。(2)といたしまして、災害時に地域の人々の支えになるよう防災備蓄倉庫、
マンホールトイレ等を整備いたします。
4の周辺の自然環境を生かした施設づくりについてです。(1)として、外周部や屋上に緑化等を取り入れます。(2)といたしまして、国産間伐材や
自然エネルギーの活用など、地球環境に配慮いたします。
下のIIでございます。配置計画の基本方針です。右側の配置計画図をごらんください。建物を公園の自然に囲まれた西側に配置いたしまして、保育園の園庭を日当たりのいい東南に配置いたします。保育園は1階から3階、
コミュニティ機能は地下に配置いたします。
次に、5ページから6ページでございますが、これは諸室の基本方針です。説明は省略させていただきます。
7ページは機能関連図になります。保育園をピンク色で、
コミュニティ機能の部分を黄色で、あと共用部を緑で色分けしてございまして、それぞれの諸室の関連とか動線等を示してございます。
8ページをごらんください。各階の構成計画になります。保育園がピンク色で1階から3階まで、合計面積が1,720平方メートルになります。それから地下1階の
コミュニティ機能が黄色になりますが、394平方メートル。緑の共用部分が322平方メートルで、合計で2,436平方メートルの予定になってございます。
それから本日、各部屋の面積等を示す表の添付が漏れてしまいましたので、後ほど資料を追加配付させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから下の図をごらんください。断面構成図ですが、芝公園があります西側から見たものでございます。オレンジ色の破線がございますが、このような形で日影規制がかかっております。
9ページをごらんください。平面計画図でございます。1階は保育園でございます。東南に園庭を配置しております。東側に保育園の出入り口がございます。ゼロ歳児、1歳児の保育室、それから調理室、医務室、相談室、事務室等がございます。
コミュニティ機能は地下にございますが、ここへの出入り口は南側にございまして、ここから地下に入っていくように動線を分けております。
右側のページになりますが、2階です。2歳児から5歳児の保育室のほかにランチルームを整備いたしまして、食育を通じた異年齢の交流が図れるよう配慮しております。
それから3階ですが、職員の更衣室等のほかに遊戯室がございまして、これは午睡等にも利用いたします。テラスは夏場の
組み立て式プール等の設置場所にもなります。
左下をごらんいただきたいのですが、
コミュニティ機能の平面図が載っておりまして、地下1階になります。黄色で示しておりますところに、
コミュニティルーム1、2の部屋がありまして、町会、自治会等の会合とか
地域コミュニティの活動の場として整備いたします。それから、右になりますが、
地域コミュニティルーム3です。ここは親子ふれあいコーナーと括弧書きでふれておりますが、親子が集える場として整備し、授乳室も備えております。それから真ん中にラウンジがございますが、高齢者等の憩いの場として整備いたします。
続きまして、資料No.1−2をごらんいただきたいと思います。
芝公園保育園の改築に伴います仮施設についての説明でございます。3行目あたりからごらんいただきたいのですが、仮施設の場所は、浜松町二丁目遊び場とします。浜松町二丁目遊び場は現在、
子ども家庭支援センターの施設用地として使用されておりますが、当該施設が施設整備中の
みなと保健所に併設されることになりまして、平成23年12月に移転する予定です。その後、保育園の仮施設の用地として使用することが可能となります。
しかし、既存の
子ども家庭支援センターでは、
芝公園保育園の定員の基準を満たす面積が確保できないこと、それから増築もできないということで建て替えを行うことになります。1としまして、仮施設の予定地ですが、浜松町二丁目3番41号になります。敷地面積は、1,827平方メートル、用途地域は、商業地域で容積率600%、建ぺい率60%でございます。参考といたしまして、下の米印で
子ども家庭支援センターの延床面積と現在の
芝公園保育園の延床面積を記載してございます。
2の今後の仮施設についての予定でございますが、
子ども家庭支援センターが平成23年12月に移転した後に、既存の施設の解体、それから
芝公園保育園の仮施設の建築工事等に入りまして、平成24年7月に仮施設の使用開始を予定してございます。
続きまして、資料No.1−3をごらんください。アンケートや住民説明会での主な内容でございます。基本構想を策定するにあたりまして、昨年5月、6月にアンケートを実施しております。意見等はここに記述してございますが、3番の
アンケートまとめに、
基本構想段階で取り入れた意見と、裏面になりますが、
基本計画段階で取り入れた意見等を記載してございます。それから基本構想につきまして、住民説明会をことしの2月に開催しております。そのときの意見、保育園の利用者から仮施設に関する意見等もございました。参考にごらんいただければと思います。
なお、本日の委員会報告が終わりましたら、基本計画についての利用者、住民説明会を予定しております。
説明は以上です。
○委員長(井筒宣弘君) 説明は終わりました。ご質問をどうぞ。
○委員(山本閉留巳君) 資料によりますと、「近年施設の老朽化が目立つ」となっておりますが、今の建物は何年たっているのでしょうか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) この施設は竣工が昭和54年で、築30年たっております。
○委員(山本閉留巳君) 商業地域で日影規制というのは、私も不勉強で知らなかったのですが、大体どれぐらいが日影規制の範囲になるのでしょうか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 実は
保育園そのものは商業地域に入っているのですが、その西側の芝公園と北側の
アクアフィールドのある地域が第二種住居地域という用途地区になっております。そこに関して日影規制がかかっております。
○委員(山本閉留巳君) 「今後も増加が予想される待機児童の解消に対応する」となっておりますが、大変重要なことなのですが、細かい数字云々ということではなくて、大体、今後どのような需要になるのかもう少し詳しくご説明いただいてもよろしいですか。「待機児童の解消に対応」と書いてありますけれども。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 港区全体としましては、幼少人口については、あと一、二年は増加すると見込んでございます。当該の芝公園のエリアにつきましても、急増ではありませんけれども、一定程度増加するのではないかと。また、港区全体の中で芝公園の位置は、ほかのエリアから来られるという利便性もございますので、そういったことも含めて今回定員をふやす計画でございます。
○委員(山本閉留巳君) 規模についてなのですが、今の施設の建築面積、延べ面積はわかりますか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 建物全体でしょうか。現在の建物は6階建て地下1階で、総面積は約4,300平方メートルです。今度建つ予定の施設は地上3階地下1階になりまして、約2,500平方メートルになる予定でございます。
○委員(山本閉留巳君) それと、仮施設についてなのですが、まとめて聞きますが、保育園の前に公園地がありますよね。もしかしたら計画道路用地なのかもしれませんが、そこを仮施設用地として考えたことはなかったのか。保育園の前に公園地があるのはわかりますか。緑地がありますよね。保育園の南側です。わからないですか。わからなかったら意味がない。保育園から高速道路の間に芝公園の一部がありますよね。若干朽ち果てておりますけれども、そこを検討された経緯があったのかどうか。それともう一つ、
子ども家庭支援センターをきょう見てきたら、倉庫が2つ入り口のところにあるのだけれども、あれは区の所有なのか、そうではないのか。その辺、把握されているようであれば教えてください。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 今、委員がおっしゃっております土地については多分東京都の土地かと思うのですが、そちらは検討しておりません。
○
子ども家庭課長(内田勝君) 入り口のところの倉庫の一つにつきましては、私ども
子ども家庭課で青少年健全育成のためのキャンプの用具などが入っております。
○委員(山本閉留巳君) 正面にもう1個あります。それは関係ないのですか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) あれは違います。
○委員(なかまえ由紀君)
コミュニティ機能についてお伺いしたいのですが、例えば
コミュニティルーム1とか2ですと、町会、自治会と分けて別に
地域コミュニティと書いてありまして、そうするとここで言う
地域コミュニティは、老人クラブであったりということなのか、
地域コミュニティが指している具体的な団体をまずお伺いしたい。あと、この近隣の方に限られる利用なのか、区内のどこの方でも使えるのか、あと使用料設定も含めて今決まっていたら教えていただきたい。あと
地域コミュニティ機能は、区民センターや福祉会館など、いろいろなところにあると思うのですけれども、それとの差別化というか、どのような違いがあるのか、教えてください。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
コミュニティルームの関係ですが、まず1つは、福祉会館がなくなるということで、今、福祉会館を無料でご利用いただいている地域団体や福祉団体の方にご不便をおかけするということで、この施設自体は条例で規定する有料の部屋ではなく、無料でご利用いただく予定です。
それと、地域は芝地区限定にならないかと思います。最寄りの福祉会館なり区民センターの施設をご利用になれないことがあれば、こちらをご利用いただくことは可能かと思います。
○委員(なかまえ由紀君) あと、
地域コミュニティは具体的にどのような団体か。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
地域コミュニティの具体的な団体はまだ特定しておりませんが、想定しておりますものが町会、自治会や老人クラブや福祉団体など、今、福祉会館や区民センターで使用料が減免の対象になっている団体と、
芝地区総合支所で区民協働の芝会議等いろいろと行っておりますので、そういった会議等にも使うことは想定しております。
○委員(阿部浩子君) 初めに、6ページの園庭ですが、「雨天でも遊べる空間を園庭の一部に計画します」とあるのですけれども、これは具体的にどのようなものを考えていらっしゃるのか伺います。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 9ページの図面をごらんいただきたいのですが、1階の園庭の一部の色を変えてあるのですが、この建物は保育園出入口の上の2階に2歳児の保育室がございまして、これが屋根という形でかぶさってきますので、その下がピロティとなり、屋根つきの園庭という利用になります。雨天時等はここで遊ぶことも想定しているということです。
○委員(阿部浩子君) なかなか珍しい施設、利用の仕方だと思うのですけれども、このような事例は区の施設でほかにあるのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
芝地区総合支所のエリアの施設ではないと思うのですが、区全体でも珍しいと思います。
○委員(阿部浩子君) やはり雨天時の遊びが室内に限られているので、本当にモデルケースになればいいのかと期待しています。
それと、「地域に開かれた
コミュニティ機能の提供」ということで、高齢者の方から親子ふれあいコーナーとかで子どもたちも利用するのですけれども、これが今回の計画では地下になる予定となっていますが、子どもたちが遊ぶとか小さい子どもがいる場合は、大体、光が入ってくることを想定していると思うのですけれども、採光はどうされるのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 図面の地下1階をごらんいただきたいのですが、西側と南側にドライエリアを設けておりまして、採光と換気等に考慮しているということでございます。
○委員(阿部浩子君) では、丸きり地下で光が入らない施設ではなくて、例えば外が晴れているとか雨だとかとわかることは、子どもたちにとっては大切なことだと思うのですけれども、今何時とか時間帯がわかる採光の仕方を工夫されるということですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 100%は無理かと思いますが、できるだけ南側と西側に空間を設けて光のかげんで時間の感覚をとらえられる設計に工夫しております。
○委員(阿部浩子君) 場所の問題で、保育園を地下ではないところにしたと思うのですが、親子ふれあいコーナーは、乳幼児を想定していらっしゃるのかと思うのですが、そのように子どもたちが利用するところは、地下の暗い空間だと、子どもたちにとって本当に気の毒だと思うのですが、これは建物の建て方とか配置の仕方でどうしようもない、改善できないということなのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) できるだけ地上にと考えたのですが、日影規制の関係で3階ぐらいまでの高さが限度で、保育園も150名と定員数をふやすことを考えたときに、地下にならざるを得なかったということでございます。
○委員(阿部浩子君) 例えば遊戯室は子どもたちが午睡する場所ではないですか。広さとかもあると思うのですけれども、午睡する場であれば、別に地下でもいいのかなと思ったのですけれども、そのようなことも一応検討されて、このような結果になったのか伺います。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 遊戯室は3階にございますが、この遊戯室と屋根の部分でテラスになる部分があるのですが、共用して一緒に使っていくイメージもございますので、3階の方がいいのかと思っているところです。
○委員(阿部浩子君) 大体わかったのですけれども、光がしっかり入る形に設計していただきたいと思います。
あと、今回の保育園は、たしか午後7時15分までの延長とか、あと土曜日も開園されると思うのですけれども、そういった子どもたちを預かる場所はどこのお部屋になるのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 運用についてはこれからの検討になります。
○委員(阿部浩子君) わかりました。
それと、今回のアンケートの中でもそうなのですけれども、今までは同じ建物の中に児童館もあって学童クラブもあったのですが、これが今度芝地区子ども中高生プラザに移るということで、今たしか20人定員がいらしたと思うのですが、新橋児童館もいずれかは廃止されて、そこの方々も芝地区子ども中高生プラザの学童クラブにいらっしゃるのですが、人数的にはこれからますます学童クラブの需要があると考えると、それで本当に足りるのかどうかはどのように考えているのか伺います。
○
子ども家庭課長(内田勝君) 芝公園の児童館につきましては、基本計画上は廃止となっております。委員がおっしゃるとおり、芝地区子ども中高生プラザは若干離れているというご指摘もあるのですけれども、小学校の放課GO→などもございますので、私どもとしては数的には大丈夫であろうと考えております。
○委員(阿部浩子君) 大丈夫だというお話なのですけれども、どうなるかわからないので、廃止した後に足りなくなっても困ると思うので、新橋児童館は取り壊しの予定ですけれども、使い方についてはまだ決まっていないと思うので、その辺も含めて、本当に利用したいのだけれども利用できず待機になる方がいらっしゃらないように最善を尽くしていただきたいとお願いします。
それとあと、仮施設なのですが、今、場所が決まったところだと思うのですけれども、現在の
芝公園保育園の定員が103人で、今度新しくできるところが150人ということですが、仮施設においては人数をふやすことは想定していらっしゃるのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 仮施設の定員についても、
子ども家庭課と話をしているところなのですが、まずここはプレハブをつくり直す予定です。プレハブにつきましては、基本的に子どもの施設で3階建てはどうかということが1つと、3階建てにすると基礎工事に時間を要するので、工事期間が延びて、スケジュール的に難しいのではないかということも1つはっきりしているので、2階建てを想定しております。プレハブの2階建てでもし定員拡大が可能であれば、まだ設計に入っておりませんので、何とも言えないのですけれども、それは考えられるのではないかと今
子ども家庭課と話をしているところです。
先ほどの山本委員のご質問で、説明が言葉足らずだったかと思いますので、補足説明させてください。先ほど東京都の公園に仮施設を設置することについて検討したのかというご質問をいただいたところですが、1つは、都立芝公園は都市計画法上の制限があることと、あと立ち木を伐採しなければいけない理由等を踏まえまして、仮施設の候補地から外したということでございます。
それから、委員長、資料を追加で配らせていただきたいのですけれども、今配らせていただいてもよろしいでしょうか。
○委員長(井筒宣弘君) はい。お配りください。
○委員(杉本とよひろ君) 私から、資料No. 4ページなのですけれども、「乳幼児から高齢者まですべての人に配慮した」と書いてある中で、2番目に「前面道路の拡幅計画や高速道路からの騒音、環境対策を講じます」と述べられているのですけれども、まず聞きたいのは、前面道路の拡幅計画は、具体的にどのような計画なのか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 同じページの下の図面をごらんいただきたいのですが、計画建物の南側の道路は環状3号線ですが、30メートルぐらいに拡幅するということで、都市計画決定がされていると聞いております。ただ、事業計画はまだだという状況でございます。それを踏まえまして建物の建設上、例えばテラスに防音壁を設置するとか二重ガラスにするとか、室内に空気清浄機を設置するとか、いろいろなことを考えていくということでございます。
○委員(杉本とよひろ君) 当然、その計画が20年、30年かかることは我々も承知しているのですけれども、ただ、いずれにしても、新しい建物は、耐用年数の約半分、例えばこの建築物が70年とすれば、大体35年で建て替えとかについていろいろ考えることが普通なのですけれども、この都市計画が30年か50年かわからないのですけれども、そこら辺を見込んでの計画なのかどうかをまず聞きたかったのですが、今の答弁で大体わかりましたので、結構です。
それとあと、ここは高速道路が近くにあるのですけれども、その防音対策は今、課長が述べたような防音壁とかで対応すると思うのですね。したがって、それは大体わかるのですけれども、環境対策は、騒音とかすべてをひっくるめて環境対策と理解してよろしいでしょうか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) もろもろひっくるめて環境対策という表現をしております。
○委員(杉本とよひろ君) わかりました。あともう一つ、お伺いしたいことは、下の配置計画図で、グリーンの矢印が北側に1カ所、西側に2カ所ありますよね。これは何を意味するのか教えてもらいたいのですが。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 5つ矢印が出ていると思うのですが、下の2つは道路からの交通量とか夏の日射の関係です。あと、北側と西側に対しては、逆に建物から出る日影規制を示していることになります。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今のことと関連するので、お聞きします。4ページの前面道路の拡幅の話があったのですけれども、その下に、「周辺ビルからの風対策を講じます」とあるので、それも具体的にお聞きしたいのですけれども、保育園入口の右側に建っている超高層の建物に対してだと思うのです。あの建築問題が起きたときに、保育園の保護者の方たちからも保育園のすぐそばに高層のビルが建つことに対しての運動があったわけですけれども、残念ながら建ってしまったという経過があるわけです。当然、保育園のすぐそばにあのような超高層の建物が建つと影響を及ぼすことは想定されていたわけで、改築にあたってその対策をとりますということなのですが、具体的にどのような対策がとれるのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 建物東側に高いビルができておりまして、風の問題が言われております。施設課とも相談しておりますが、防風ネットの密度とかで風の強さを緩和することが技術的に可能だと聞いております。余り壁を高くすると圧迫感がありますので、できるだけ防風ネットのような形で緩和していきたいと考えております。
○副委員長(熊田ちづ子君) その住友ビルに沿った方は、園庭側の入り口になりますよね。その入り口の2階部分は2歳児の保育室になるわけですけれども、どこに防風ネットを、そこをもう少しわかりやすく。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 具体的には設計の中で決めていくことになりますが、今はグリーンで示されている園庭の東側を中心に防風ネットをと聞いております。
○副委員長(熊田ちづ子君) それは当然予想されたことで、それで建築のときに運動があったわけですよね。だから本来は保育園のそばに高層の建物を建てることについては、20年近くになってしまっていますので、過去の話ですけれども、結果的に風の影響を受けると。これは超高層のビルのところでは住民みんなが体感していることですので、やはり今後もそのようなことはきちんとやっていく、区としても意見を建築主に伝えていくことも重要だろうと私は思いますし、明らかにそちら側の風の影響であれば、住友ビルに風の対策もきちんととらせるべきだと思いますけれども、それは課長だけのところだとなかなか無理ですから、環境課とか全庁的になるのかもしれませんけれども、そのようなことも含めてぜひ検討していただきたいと思いますが。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 風の関係でいいますと、東側からの風と、あともう一つ、施設課の説明では、古川の高速道路の下あたりを吹き抜ける風の影響もあるのではないかということで、今後検討したいと聞いております。
○副委員長(熊田ちづ子君) それはぜひ。相手方に求めることもきちんとやるべきだと思いますので、お願いしておきます。
それで、先ほど追加資料が配られましたけれども、きょう、同じような保育園の基本計画の報告があるわけですけれども、出されている資料を比較すると、今配られた資料は西麻布福祉会館等の計画については、1週間前に提出してもらっていますが、資料提出についても統一した資料を、多分これは基本計画の一部を抜粋して委員会資料用につくっていらっしゃると思うのですが、その辺を統一する必要がある。各総合支所単位で違うということも困りますので、今後気をつけていただきたいと思います。
それで、保育園の定員が103人から150人にふえることは、基本構想の段階でもそのような考えでやっているということでしたので、具体的にどのような数字になったのかについては、今配られた資料で出されてきています。150人というとかなり大規模の保育園になるわけで、今回ゼロ歳児の定員もふえますし、1歳児、2歳児の定員もかなりふえるわけですね。これは従来からお話ししているように、育児休暇の関係があって、1歳児、2歳児が入りづらくなっている事情もあるので、この辺の定員数をふやしていくことは、これはこれで現状に合わせた方法なのだろうと思いますけれども、だとすればなおさら、月齢によって非常に成長差が違いますので、その辺は保育室の仕切りというか、部屋を細かく分ける工夫はぜひしていただきたいことが1点と、それから基本計画については当然、現状の
芝公園保育園の先生方にもこのような計画だと見せて、意見をきちんと求めているという理解でよろしいですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 基本構想をつくっていく中で、部会や策定委員会をつくっておりまして、保育園側の職員も入って意見を集約してきております。
○副委員長(熊田ちづ子君) 場所の制約等もあって、なかなかうまくいかない部分もあるのかもしれませんけれども、動線だとか、例えばお昼寝が今回は同じフロアではなくて上の階に行ったり、遊び場としては、先ほど課長がおっしゃったようにテラスを共用して使えて使い勝手もいい、行動範囲も広くなることもあるのですけれども、お昼寝に行くときに上下の関係だったり、2歳児から5歳児のランチルームが1つのお部屋ということで、2歳児から5歳児というとかなり違う、多分食事をとる時間帯も保育時間帯の差があって、2歳児から5歳児が一斉にランチルームで食事をとるということではなくて、2歳児、3歳児が早くて、その後4歳児、5歳児が使ってということになるのだろうとは思いますけれども、そのようなところは現場の声が反映された形で、現場の方が動線だとかは一番わかりますので、そこは十分丁寧に聞いていただきたいと思います。それは要望しておきたいと思います。
それで、
コミュニティ機能なのですけれども、先ほどのやりとりの中でも無償の施設を準備していくと。町会や自治会や老人クラブが中心なのですというお話なのですけれども、最寄りの福祉会館等が使えない場合は、一般の利用も考えるみたいな発言もあったのですけれども、
コミュニティ機能は新たな概念として出てきていて、いろいろなところで使われているのですけれども、これは以前の基本構想のときにも言ったのですが、きちんと行政として一定の概念をつくる必要があるのではないかと。ではないと、本当に無償で自治会や老人会などに使ってもらうのか、また一般の区民の人たちは、ここは福祉会館がなくなるわけですから、ここを利用していた方たちは不便になるわけです、今度はほかのところへ移動しなければいけない。すべての人にオールマイティ、いいですということはなかなか難しいのですけれども、では、そういう福祉会館を一般利用していた区民の方が、ここにコミュニティ施設ができるのになぜ我々は使えないのだという、いろいろな区民の疑問にきちんと答えていくために、考え方を我々も当然問われるわけですよね。「あそこはああいうように使っているのに、何で私たちのところは使えないの」とか、そのようなことを我々も、地域の方から聞かれるので、一定、基本的な概念は必要だと。それは前も提起して全庁的に検討していくみたいな、あのときは元企画課長がいらしたので、そのような答弁があったのですけれども、その辺の検討はやられているのでしょうか。それとも総合支所任せというか、例えば今、この整備については
芝地区総合支所管理課が担当されて進めていますが、そのようなレベルでやっていることなのか、その辺の検討状況を教えてください。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
芝浦港南地区総合支所や
芝地区総合支所のエリアで、
地域コミュニティ施設などいろいろな呼び方でこういった空間ができてきております。特にこの計画の場合は、福祉会館がなくなるので、いわゆる福祉会館、児童館機能の一部を維持する意味合いもありまして、港区基本計画上も少し分けた形で説明されております。その計画に沿って、我々もこのような施設計画をつくっているところなのですが、いずれにしましても、全体の中のどのような位置づけになるのかわかりにくいところもあります。今、企画課を中心にこの辺の機能についての整理を始めているところです。
○副委員長(熊田ちづ子君) 企画課を中心に整理し始めていると、これはどんどん進んでいくわけですよね。もしかしたら今、課長がおっしゃった空間、施設は、
芝地区総合支所管内が一番多いのかもしれないですね。芝五丁目の森ビルのところにもつくったでしょう、そこの使い勝手がどうなのかということもあるし、この後の報告にも
コミュニティ機能、施設が出てくるわけですから、そこはきちんと。それで、今までの流れでいくと全部無料で使えると。無料で区民が集う場所がいろいろあることは、それはそれで私はいいのですね。でも、やはりそれはそれできちんとした考え方が必要ですので、企画課中心にということなのですが、これは例えばどの時期ぐらいまでにまとめるという方向はわかりますか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) そこまでは私も把握できていなくて申しわけないのですが、いずれにしましても、
コミュニティ機能を備える施設整備ということで、整備していかなければいけない立場としては、一定程度、全庁的な位置づけのような視点が必要だということで企画課にも申し伝えていますし、支援部等との調整も必要になると思うのですが、いつまでにするとか、そういうところまでは、私も委員にもなっていない状況ですので、把握しておりません。申しわけありません。
○副委員長(熊田ちづ子君) わかりました。今ここでこの内容について入っていっても難しいので、私が前から言っているように、全庁的な位置づけというか概念がないと、少し難しいという気がしますので、それは日高課長からも伝えておいてください。
では、どのようなメンバーで、どのような形で検討しているのかということについて、参考資料として出していただくようにお願いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
保育の内容になるのですけれども、待機児童がこのような状況で、大規模な保育園を整備しなければいけないということはやむなしなのですが、新たに整備する保育園については、暫定の定員の受け入れはやらないという従来の考え方で、ここも150人規模での保育園になった場合は、暫定の受け入れはなしということでよろしいですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 改築後の保育園につきましては、委員のご指摘のとおり、弾力化ということではなくて、定員で対応していきたいと考えてございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) わかりました。また後で関連する質問はやりたいと思います。
コミュニティ機能に戻って申しわけないのですが、今回の資料で、この間の基本構想の後の意見のまとめが出されていますが、児童館がなくなることに対して、児童館機能を求める声は
基本構想段階でもあったし、今回もあるわけですが、子育ての部分は親子ふれあいコーナーとありますので、ここは多分、この書き方からいくと、就学前の子どもたち、もしくはもっと小さい子どもの親子を想定していると考えられるのですけれども、児童、いわゆる学齢期の子どもたちですね。先ほど課長は、福祉会館があったので、一部の機能を残すこともあって、
コミュニティ機能の施設を整備しますと言われたのですけれども、それからいえば、児童館機能を残してほしいという声もたくさんあって、今回の声の中にも出ているわけですけれども、要するに学齢期の子どもたちが使える場所はありますか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君)
地域コミュニティ機能の
コミュニティルーム3は、親子ふれあいコーナーで、主に児童館の中の乳幼児室機能をこちらで残すことを想定しております。学齢期の子どもたちは、基本的には神明にできます芝子ども中高生プラザをご利用いただくことをこの計画上は考えております。
○副委員長(熊田ちづ子君) それはそうなのですけれども、それは区の考え方であって、アンケートをとって、利用者の意見を踏まえて基本構想をつくったと。それで、基本構想を住民の皆さんにまた戻して、また意見を聞いたと。それで、基本計画に反映させたと言うのですけれども、児童館機能を残してほしいという声は最初からずっとあるわけではないですか。どうしても区は、自分たちの港区基本計画の中で、神明に新しくつくるので、そちらを活用してもらいますと言うけれども、保育園に学童クラブとか児童館の機能が併設されていることは、やはり学齢期の小さい子を持っている親御さんとかは、兄弟で保育園と児童館だとか子どもたちが放課後を過ごせる場所があると、保育園にお迎えに行った後に、一緒に帰れるメリットがすごくあるわけですよ。ところが、今度は神明まで上の子を、高学年になると活動範囲が広がるし、子どもは自分で帰ってこられますけれども、1年生とか2年生というと、やはり保育園の上に児童館があってそこで待つとか、あそこの公園とかで待っていて一緒に帰っていくと、だから、ここの保育園を選ぶのですという選択の1つは、子育てしている親にとってはとても重要な条件なのです。だからここで児童館機能を残してほしいという声が実際にあるのだと思うのですよ。だからそのような声にどうやってこたえるのか、「いや、神明にありますから」というのではなくて、今回の基本計画や最初の基本構想の段階からそのような声がずっと出ているのに、それをどうやって生かすのか。全然港区基本計画どおりで、それは配慮できませんということなのですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 今、委員からお話のありましたように、限られたスペースですので、小学校の高学年になると行動範囲も広くなりますし、狭い空間ではどうかという思いもあるのですが、この
コミュニティ機能の中のラウンジ等を使って、低学年の子どもが使える工夫ができないか少し考えていきたいとは思います。あと、
地域コミュニティルーム3も、何か活用ができないか少し工夫してみたいと思います。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今、課長からそのような答弁があったのですけれども、乳幼児が例えば夕方の遅い時間まで使うことを想定されていないのであれば、家庭で子育てされている方はその時間は、うちに帰って夕飯の支度などの時間だとすれば、今ほとんどの子どもが放課GO→ですよね。低学年の間は、学校での放課GO→が終わって、親が保育園に迎えにくるのであれば、ここの下で待ち合わせして帰るという対策を皆さんはしているわけですよ。ということであれば、やはり今おっしゃったラウンジの活用だとか、私は、児童館機能を残してほしいという思いはありますけれども、物理的に無理であれば、親子ふれあいルームの活用については、ぜひ区民の立場に立った利用ができるよう、ぜひ具体的にそれにこたえられる対応をしていただきたいとお願いしておきます。それはすごく大事なことだと思います。
関連するのですけれども、今ここは複合施設になっていて、いろいろ今までの経過もあって、なかなか議論にならなかったのですが、児童館、福祉会館は今新しいところを整備していて、その一部の機能をここでコミュニティとして残すということなのですけれども、社会福祉協議会はどのようになりますか。
それと関連して、この間、南青山二丁目のグループホームの説明会等が多分されていると思いますので、その状況も含めて、例えば社会福祉協議会の計画がもしおくれるのであれば、何回か引っ越ししなければならなくなるのかという状況、1回で本格施設に移れる配慮が本当に必要だと思うのです。社会福祉協議会の事業も広いですので、この計画がそのような方向性で大丈夫なのかどうか、今の見込みも含めて。
○
保健福祉課長(内田聡君) 今、熊田副委員長からお話がありました社会福祉協議会につきましては、平成24年の春までには
芝公園保育園等施設の整備計画の関係から、どうしても出ていかなくてはいけないということでございますが、今、南青山の計画が一部近隣の方から反対されております。その辺の関係でおくれてございますので、その場合については、一時移転をやはり考えなくてはいけないのかと。その辺については、区の現在あります施設を有効利用するために今企画課と折衝してございます。また、去る7月8日の地元説明会におきましては、約1,600件のチラシを配布いたしました結果、当日につきましては、三十数名の方の参加を得てございます。7月3日に行いました障害者のグループホームの見学会の報告、それから南青山二丁目の施設整備の基本構想案の概要についての説明等を含めまして、かなり強い反対といいますか、ご意見をいただいております。
特に、そもそも論的なお話、例えば区としての税金の使い方ですとか、それから箱物行政のあり方、それから今お話のありました社会福祉協議会などの外郭団体に対するあり方ですとかの話にまで及んでございます。そのような状況でとりあえず8日は終わってございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) 保育園については、仮設を設置して、建て替えるのですけれども、先ほどはもし余裕があれば、仮設でも定員をふやす話もありましたけれども、芝保育園の今の延べ床面積が905平米ですね。それで、家庭支援センターの延べ床面積は697平米なのですけれども、これで200平米ぐらいの差があるのですが、家庭支援センターは今の芝公園の基準に合わせた建設面積がまだあるという理解でよろしいですか。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 敷地面積は1,827平米ありますので。
○副委員長(熊田ちづ子君) でも、建ぺい率が60%だから全然違うのですよ。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) 2階建てにして、今の面積は最低でも確保できるということです。
○副委員長(熊田ちづ子君) 現状の保育園の面積を確保できるということでいいですか。それを再度確認させてください。
○
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(日高泉君) はい。
○委員長(井筒宣弘君) それでは、報告事項(1)「
芝公園保育園等施設整備基本計画について」の報告は終わります。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 次に、報告事項(2)「
西麻布福祉会館等整備基本計画について」、説明を求めます。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君)
西麻布福祉会館等整備基本計画がまとまりましたので、ご報告いたします。西麻布福祉会館等整備に関しましては、去る平成21年10月開会の当常任委員会に整備基本構想をご報告したところでありますが、その後、庁内での検討、さらに地域の方々や公募により募集した利用者からの住民懇談会での意見等も踏まえまして、今回まとめたものでございます。資料No.2、それから資料No.2−2に基づいて説明させていただきます。
まず資料No.2の1、西麻布福祉会館等整備の背景でございます。従前の西麻布福祉会館及び西麻布児童館の建物は、老朽化が進み、耐震性にも問題があることから、建て替えを行い、利用者の安全・安心を確保いたします。その際、敷地の有効活用を図り、西麻布保育園の定員拡充、震災時における職員の初動態勢の確保などの需要にこたえる一体的な複合施設として整備いたします。なお、耐震性に問題のありました西麻布福祉会館と西麻布児童館は昨年10月、外苑西通りの道なりに400メートルほど北西に行きました民間建物1階を借りて仮設として運営しておるところでございます。
続いて、2の整備予定地概要でございます。所在地は西麻布二丁目13番3号、敷地面積は1,585.11平方メートルでございます。この敷地の現況ですが、旧来の西麻布福祉会館、その分館、西麻布児童館、災害対策住宅は閉鎖されております。西麻布保育園は現在運営しております。図の赤で囲んだ部分でございます。敷地境界、用途地域、容積率、建ぺい率は資料にお示しのとおりでございます。
2ページをお開きください。3の整備予定施設概要でございます。用途は福祉会館、こちらは来年度からいきいきプラザに生まれかわりますが、本資料ではすべて現在の福祉会館という名称に統一してあります。さらに保育園、児童施設、そして災害対策住宅でございます。延べ床面積は約5,314平方メートルとなっております。建築計画としては、まず地階に機械式駐車場、1階にはエントランスホール、保育園、2階に保育園、3階に児童施設、4階に福祉会館、5階には福祉会館と災害対策住宅、6階に災害対策住宅、そして屋上には菜園、設備スペース等を設けます。
4の事業スケジュールです。本年度から来年度にかけまして基本設計、実施設計をいたします。平成23年度の後半から工事を行い、平成25年度中の竣工を目指します。現在のところ、平成26年2月の開設を予定しております。なお、工事の進捗状況いかんによりましては、この事業スケジュールは見直しすることもございます。
3ページをごらんください。5の施設の基本方針です。3ページから4ページにかけて基本構想に掲げましたものを再度掲載しています。上半分の施設整備の6つの基本方針は、6本の柱からなる、いわばハード面の基本方針、下半分のサービス計画の5つの基本方針は5本の柱からなる、いわばソフト面の基本方針となります。
4ページをごらんください。各施設の基本方針として、福祉会館、保育園、児童施設についてそれぞれ3本の柱を掲げてございます。
5ページをごらんください。6の諸室の整備方針です。まず必要諸室の整理です。諸室等をどの施設として整備するのかを整理してあります。
6ページをごらんください。各諸室の整備方針を示しています。
6ページから7ページにかけて、福祉会館として整備する主な諸室のそれぞれの整備方針でございます。
7ページから8ページにかけては、保育園として整備する主な諸室のそれぞれの整備方針でございます。
9ページには、児童施設として整備する主な諸室の整備方針、そして10ページには、災害対策住宅として整備する諸室の整備方針、災害対策として整備する諸室、すなわち防災備蓄倉庫の整備方針、そして共用として屋上等の整備方針を述べております。
11ページの機能相関図をごらんください。6ページ以降の諸室の整備方針から図のような機能相関を整理いたしました。色分けしてそれぞれの諸室がどの施設に属するのかを明示いたしました。そして、枠の中をグレーで網かけしてある諸室は、他の施設からも利用される共用諸室をあらわし、枠の中が白抜きになっている諸室は専用諸室をあらわしています。枠が点線になっているものは、屋外の施設をあらわしております。両矢印は、施設同士を近接した配置にするなど、アクセスを重視する関係であることを示しております。
12ページをごらんください。ここから7の施設計画になります。配置計画の基本方針です。まず1の利用者への配慮として、エントランスを外苑西通り側に配置し、入りやすい開放的な環境整備を目指すこと。外苑西通り側に歩道状空地を整備し、施設へのアクセス性の向上を図ること。1階フロアレベルをエントランス側に合わせ、施設内に高低差が生じないようにすること。園庭は日照や騒音・排気ガス等に配慮して、南西に配置することなどを述べています。
また、2の周辺地域への配慮として、北西側隣地の建物の2階以上が住宅になっていることから、そちらに面した部分は建物の高さを低層に抑えた計画とし、日照を確保するとともに、隣地建物の居住者のプライバシーも考慮することなどを述べております。
13ページは、施設計画の基本方針です。3ページ、4ページに記載いたしました整備基本構想における基本方針をより具体化するために、基本計画としての整備方針を示したものです。第1に、
地域コミュニティの核となる施設、第2に、安全・安心な施設、第3に、環境に配慮した施設、そして最後に、複合化のメリットを生かした施設でございます。
14ページをごらんください。面積表になっております。各階、施設ごと、さらに諸室ごとの計画面積を載せています。右下には施設ごとの計画面積の合計を載せてあります。
15ページからが施設計画になります。まず地階配置図では、東京都駐車場条例によって駐車場の設置を義務づけられていることから、機械式駐車場を整備いたします。このうち2台分は身体障害者用駐車場といたします。
次に、1階の配置図が下にございます。右側が外苑西通りになっております。こちら側にエントランスを設け、青い色で彩色したところでございますが、施設利用者や地域の方々の交流を促す場として談話コーナー、読書を通じた多世代の交流を目指す読書コーナー、そして、いきいきプラザに整備されることになっております喫茶コーナーを兼ねるスペースを設けます。そして、全体のエントランスと分離して保育園のエントランスを設け、保育園側のセキュリティを確保いたします。ピンクで彩色した部分が保育園であり、1階はゼロ歳児室、1歳児室を中心に配置いたします。園庭は南西側に配置いたします。西側の区道や園庭とは1メートルほどの高低差がございます。このため、西側の園庭入り口から園庭まで上がるために、ゼロ歳児室のわきにスロープを設けます。北側には駐輪場44台分を設けます。また、駐車場への入り口ですが、外苑西通り側から機械式駐車場に入ることとし、身体障害者対応の段差のない比較的広目の機械式駐車場を設けます。外苑西通り側の右上の薄い緑色の部分ですが、災害対策住宅用のエントランスとなり、一般の利用者と動線を分離いたします。なお、災害時を想定して、マンホールトイレを北側に整備いたします。
16ページをごらんください。上半分が2階配置図になっております。保育園です。2歳児から5歳児までの保育室を中心に諸室を配置します。保育園内部では、1階から2階へは階段とエレベーター4を利用して上がれるようになっています。2階から3階の保育園屋上には階段を使って上がることができ、屋上には、夏は仮設の組み立て式プールを設置することも考えてまいります。
次に、下半分が3階配置図です。児童施設でございます。子育てひろば、乳幼児の一時預かり室、そして子どもふれあいルーム、読書コーナー等を整備いたします。子育てひろば、一時預かり室等と子どもふれあいルーム等はセキュリティラインを設け、特に乳幼児の安全を確保してまいります。子どもふれあいルームは、西麻布児童館学童クラブが廃止となることに伴って、子どもたちの居場所がなくならないように、
麻布地区総合支所の子ども関連事業を行う場として整備します。また、子育てひろば等の保護者同士の交流のスペースとしても活用いたします。多様化する子育て支援へのニーズや児童の増加などの、将来の社会変化を見据えた対応を行う場とします。利用者はエレベーター1、エレベーター2や階段1を使って3階に来ることになります。階段2とエレベーター3は、災害対策住宅専用であり、一般の利用者は利用できません。
17ページをごらんください。4階から屋上までの配置図になっております。まず4階です。福祉会館の諸室を配置しております。集会室、敬老室、健康トレーニング室等を設けます。利用者は1階のエントランスわきのエレベーター1、エレベーター2か階段1を使って4階に上がってくることになります。濃いブルーで彩色した部分を地区ボランティアコーナー用の部屋といたします。ボランティア活動の普及啓発やボランティアの育成を図り、個人や団体のボランティア等とのネットワークを推進するために、社会福祉協議会が5つの地区ごとに設置を目指しております地区ボランティアコーナーをここで確保するものでございます。
5階には、西側に福祉会館を整備し、多目的室と集会室を配置いたします。東側にはグリーンで彩色しておりますが、災害対策住宅5戸を整備し、福祉会館との間をセキュリティラインで区切り、利用者と区職員との動線を完全に分離いたします。
6階には、災害対策住宅10戸分を整備いたします。職員は階段1やエレベーター1、2は利用できず、エレベーター3か階段2を利用することになります。
最後に、屋上配置図です。ここは屋上設備スペースとするとともに、ソーラーパネルを設置いたします。また屋上緑化を施すとともに、福祉会館や児童施設等の利用者のために菜園や芝生等も整備いたします。芝生を敷き、福祉会館や児童施設等の合同のイベントを開くなど、利用者の交流の場として活用してまいります。
18ページをごらんください。8の住民懇談会等ということで、資料No.2−2にあります主なご意見をここで整理してございます。なお、住民懇談会は、地元の町会長3名、民生・児童委員1名、さらに施設で呼びかけて公募に手を挙げていただきました10名の方、合計14名の皆様で構成する住民懇談会でございます。この間6回ほど開催し、ご意見をいただいてまいりましたので、そのときの主な意見のやりとりをまとめたものでございます。今後も節目節目で地域の区民や利用者のご意見を伺ってまいります。
最後に、今後のスケジュールでありますけれども、利用者などの地元の方を対象とした説明会を来週開催いたします。さらにその後、設計に入りますので、設計に携わる事業者のプロポーザルの手続に入ります。
報告は以上でございます。
○委員長(井筒宣弘君) 説明は終わりました。ご質問をどうぞ。
○委員(山本閉留巳君) 先ほども伺いましたが、これは築何年になりますでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 西麻布福祉会館、それから西麻布児童館ですが、竣工は昭和46年9月でございますので、39年になります。なお、西麻布保育園は昭和56年の竣工でございますので、それよりも10年少ないということでございます。
○委員(山本閉留巳君) 15ページの図なのですが、右側の外苑西通りと左側の区道は、以前は笄川が流れていたところだと思うのですが、高低差が1メートルあるということで、区道側は盛り土か何かをして、かさ上げしてフラットにすることになるのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 今のところ、人工地盤を考えておりまして、外苑西通り側のレベルに合わせて設置することを考えております。かさ上げするということでございます。
○委員(二島豊司君) 住民懇談会でも出ていて、こちらにもあるのですが、園庭の形を四角にしてほしいとありまして、その理由は、ラジオ体操と書いてあるのですが、西麻布保育園は園庭を地域のラジオ体操に今までも開放しているのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 地域の皆様はもとより、また園からも整形にしてほしいという要望は来ております。それで、現在の西麻布保育園の園庭については、地元の町会長にかぎをお預けして、夏休みの期間だけでございますけれども、ラジオ体操にご利用いただいている状況がございます。
○委員(二島豊司君) 西麻布保育園以外でもやっているところはありますか。管内で結構ですが。うまく使えているのであれば、保育園の施設というと厳重なイメージがあるので、地域の方にうまい形で開放できていることはいいことだと思いつつ、あとプラス、セキュリティへの配慮は当然のことだと思うのですが、お願いします。
災害対策住宅は、15部屋設置されているのですが、仕様は大体何平米でどのような人向けですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) まず平米数は25平米程度を考えております。単身者用ということで、これまでの西麻布福祉会館等の複合施設にありました災害対策住宅は女子職員用でございましたけれども、今回は男女を問わずと考えております。
○委員(二島豊司君) 災害対策住宅はつくらなければいけないものなのですか。というのは、私は、災害対策住宅を区がストックとして持つ必要はないという考えのもとに発言しますけれども、例えば5階の部分がなければ、もう1部屋とれるなり、多目的室が広くとれたりとか、総合支所なり支援部サイドから、災害対策住宅などにスペースを使わないで、もっとうちに使わせてくれというやりとりとか、簡単な話だと、6階は丸々災害対策住宅になっていますから、6階ワンフロアつくらなければ、コストが随分下げるわけですよね。災害対策住宅を15部屋、ワンルーム15名分の災害対策住宅を確保するにあたってのやりとりなり、総合支所側と災害対策住宅を所管する側、あと
保健福祉支援部サイドのやりとりは何かありましたでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 災害対策住宅の基本としては、ここのもともとの施設側の需要をまず前提として考えて、その上でさらに整備できるのであればということで、最終的に調整して15戸という戸数が決まったものでございますので、災害対策住宅はよしてくれという話はしたことはございません。ただ、そのようなご意見もあることは所管には伝えてまいりたいと思います。
○委員(阿部浩子君) まず子育てひろば、児童施設のことについてお聞きしたいのですけれども、一時預かり室は、今あるPokkeやみなとほっとルームといった1時間幾らというものと考えていいのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) そのとおりでございます。
○委員(阿部浩子君) そうなってくると、そのような施設は、お昼どきにかかると昼食は皆さんが持ってこられているのですか、それとも施設で用意されているのですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 既存のPokke、みなとほっとルームについては、特に給食は出してございません。基本的には保護者の方がお弁当等を持参していただく形でございます。
○委員(阿部浩子君) 今そのような施設は、Pokkeやみなとほっとルームなのですけれども、待機児童、保育園に入れないからといって、常に利用されている方はいらっしゃるのでしょうか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 全員の方を把握しているわけではございませんけれども、利用者の中ではそういった利用の方もいらっしゃるかとは思います。
○委員(阿部浩子君) では、今回できる西麻布の児童施設においても、そのような方が利用される可能性はあると考えていいのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) そのようなことも想定していかなければならないと考えております。
○委員(阿部浩子君) そうなってくるのであれば、やはり給食というか、保育園と同じような食べ物を出すとか、スペースとか、対応の仕方を考えていく必要があると思うのですけれども、その辺はどのようにお考えなのか伺います。
○
保育担当課長(堀二三雄君) こちらの施設も、特に給食の設備等を設ける考えはございません。ただ、食事室等については、施設の面積の中で確保できるのであれば、その辺は運営の中で検討していきたいとは思います。
○委員(阿部浩子君) 検討されるということですが、先ほど課長は、保育園の待機児童の方で日々利用されている方がいらっしゃるとお話をされていましたけれども、その方々がお昼を持ってきているのであれば、今、夏ですごく暑いではないですか。例えばお弁当とかでの食中毒がすごく心配になるのですけれども、どのような指導をされているのですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 基本的には各施設に冷蔵庫をご用意させていただいておりますので、夏場等については、そちらをご利用いただくということでございます。
○委員(阿部浩子君) 個人というか保護者の責任もそうですけれども、やはり区の施設としてその辺の責任は問われると思うので、今このように暑い中ですから、徹底して食中毒が出ないようにお願いしたいと思います。
子どもふれあいルームなのですけれども、これは児童館という認識、児童館の縮小版といった、児童館の中でも小学校の子どもたちが利用できる部屋と考えていいのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) こちらは児童館ではございません。児童館は廃止になります。ただ、児童館、学童クラブを廃止することに伴って子どもたちの居場所がなくならないようにということで、
麻布地区総合支所が子ども関連事業を行う場として整備していくということでございます。
○委員(阿部浩子君) 利用者ですけれども、子育てひろばにおいてはゼロ歳児から5歳児の未就学児童ということで、子どもふれあいルームにおいては、内容を読むと「学校以外」でとなっているので、小学生と理解していいのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 基本的には小学生が中心だと考えております。
○委員(阿部浩子君) それと今、児童館の仮設で学童クラブをされていると思うのですけれども、西麻布学童クラブは定員20名となっているのですけれども、利用状況はどのようになっているのか伺います。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 4月1日現在で16名だったと記憶しております。
○委員(阿部浩子君) 今後、本施設ができたときに、仮設の学童クラブはなくなるのですが、学童クラブに通っている子どもたちは、どこに行かれると想定いらっしゃるのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 基本的にまず笄小学校の子どもたちは放課GO→クラブこうがいの学童クラブと考えております。それから、青南小学校の子どもも来ていらっしゃいますが、そちらは平成25年度に青山児童館の学童クラブ分室の整備計画があるということで、そちらに移っていくことになります。
○委員(阿部浩子君) そこで伺いたいのですけれども、放課GO→クラブこうがいの定員は今40人なのですけれども、4月1日でどれぐらいの方が利用されているのか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) たしか21名だったと思います。
○委員(阿部浩子君) まだ枠があるということなのですが、先ほどもお話しさせていただいたのですけれども、学童クラブの需要が高くなっていることにおいて、やはりその辺も心配されていると思いますし、私も以前、
保健福祉常任委員会に所属していたときにも、その点に対しては指摘させていただいたのですが、今回の資料の9ページに「多様化する子育て支援へのニーズや児童の増加など将来の社会変化を見据えた対応ができるように配慮する」ということで、それはつまり、学童クラブが足りなくなった場合は、ここにおいても臨機応変にこたえていくという考え方でいいのかどうか伺います。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 基本としては、現在のところ学童クラブを整備することは考えておりませんとお答えさせていただきます。
○委員(阿部浩子君) では、「将来の社会変化を見据えた対応」とは、具体的にどのようなことをお考えになっているのか、今わかる範囲で伺います。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) やはり児童の増加がもちろんございますし、そのほか経済状況などの社会変化によって、子どもたちの状況がどうなるのかまだわかりませんので、そのようなことに対して、その時点で臨機応変に対応できるフレキシブルな施設にしていきたいということでございます。
○委員(阿部浩子君) その中で学童クラブのことは全くお考えになっていないということですか。それも含めてお考えになっているということなのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 基本としては、今のところは考えていないということでございます。
○委員(阿部浩子君) 先ほど、課長がお話しされたのですけれども、私は放課GO→の学童クラブと児童館の学童クラブは違うと思っていますし、いずれにしても、仮設が閉鎖されたときに移る方もいらっしゃると思います。また、今度整備される、麻布子ども中高生プラザに移る方もいらっしゃると思うのですけれども、小学校1年生で今西麻布児童館の学童クラブに通われている子どもが、ここが閉鎖されたからといって、麻布子ども中高生プラザに通うと考えられているのであれば、どのようにして通うか、足のことは考えていらっしゃるのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 放課GO→クラブこうがいに行っていただくことを基本と考えております。小学生は特にそうです。
○委員(阿部浩子君) 放課GO→クラブこうがいの定員が今40人で、まだ満員ではないというお話だったのですけれども、笄小学校は人数がふえてもそれが対応できるシステムなのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 今のところは、40名でいっぱいいっぱいでございますが、その後、もしさらにそれが拡大することがある場合には、学校と協議してまいらねばならないと思っております。
○委員(阿部浩子君) これからほかの委員もこのことについてお聞きすると思いますけれども、やはり将来の社会変化を見据えた対応であれば、児童館を廃止するからといって児童施設として整備する子どもふれあいルームもそうですけれども、そういったことを
麻布地区総合支所で考えていらっしゃるのであれば、学童クラブにおいても放課GO→クラブこうがいではなく、本当に学童クラブに行きたいという方々のこともお考えになっていただきたいと思います。麻布地区子ども中高生プラザに行っていただくことは考えていないというお話だったのですけれども、放課GO→ではなく児童館にと希望する親もいらっしゃるので、子育てニーズの多様化にこたえていきたいという区の方針ですから、ぜひそれもよくお考えになっていただきたいと思います。今まだ計画の段階ですから、そのようなことも含めてぜひ検討していっていただきたいと思います。
あと、16ページの仮設プール置場ということで、今回この保育園にもプール置場ができるのですが、関連してお伺いするのですけれども、今、区立保育園はちょうどプールの時期だと思うのですけれども、全園にプールがあるのかどうか。また、暫定保育室はどのようになっているのか伺います。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 区立保育園では、固定式と夏場だけ組み立てるものが基本的にはございます。暫定保育室についても、主には組み立てでございますけれども、ご用意しております。
○委員(阿部浩子君) では、全園にあるということでよろしいのですね。
あと、区内にある認証保育所の状況は、どうかおわかりですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 認証保育所については、全園にあるかどうかは承知してございませんけれども、ある園は組み立て等で対応しているということでございます。
○委員(阿部浩子君) 認証保育所も、待機児童を補完する施設なので、1度調査していただいて、やはり待機児童の方が認証保育所に行っているからプールに入れない、水遊びができないということは本当に大変だと思いますので、ぜひ区の力で水遊びできる場所をきちんと確保していただけるようにお願いします。
私は今回の計画においては、これまで基本構想の段階でお話があって、子どもふれあいルームや子育てひろばにしても、5歳児までの未就学児に拡大していただき、
麻布地区総合支所ならではの施設になっているのではないかと思います。先ほど、芝公園では雨が降っても屋外の園庭で遊べるということもあったので、もしそのような利用ができるのであれば、そのことについても考えていただきたいことと、やはり一番気になることが学童クラブなので、今後そういうことも含めて、先ほども言ったのですけれども、入れない子どもがいないようにきちんとやっていただきたいとお願いして終わります。
以上です。
○副委員長(熊田ちづ子君) 先ほど災害対策住宅の話が出ましたけれども、基本構想の段階では10戸だったのですけれども、15戸にふえた理由は何なのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 先ほど申し上げましたように、基本的な施設の必要なものを確保した上で、さらに加えて、できれば麻布地区での災害対策住宅は1カ所に集中した方がいいのではないかという議論もございまして、ここでは15戸になったものでございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今の理由は後づけですよね。災害対策住宅を私は整備する必要があるという意見は持っています。やはり近くに職員がいていただくことは何かのときに重要なので。だけど、1カ所に集中する必要は当然なくて、例えばどこかを借り上げて災害対策住宅と位置づけてもいいと思います。ここは、
基本構想段階では10戸だったのですよ。先ほどの二島委員とは少し立場が違うのですけれども、5階、6階部分に災害対策住宅がなければ、もっと区民が使える使い勝手のいいものが整備できるはずなのですよね。だから私は最初の基本構想どおりの10戸で、5戸ふやす必要はなかったのではないかと。1カ所に集中させるということは、これのための理由づけだと思うのですよ。防災課は別にそこでなくてもいいとか、借り上げてもいいという意見を言っているのですもの。また嫌なことを思い出しますけれども、愛宕の敬老館に災害対策住宅を移行するときに、この議論をやっているわけですよ。やはりそこは今の説明では絶対に納得がいかないと思いますよ。課長は、基本的にこちらの需要を重視し、余裕があれば災害対策住宅を整備すると。児童館をなくすのですよ。今ある施設、制度をなくして、災害対策住宅をふやすと言うのだから、より説明がつかないではないですか。児童館については、ずっと言っていても、港区基本計画でここは廃止です、麻布に子ども中高生プラザをつくりますからと港区基本計画を越えた答弁ができないことは、それはそれで理解できるのですけれども、今、待機児童がこれだけ問題になっていて、この子たちはあと一、二年するとみんな小学1年生、2年生ですよ。今度は遠いところに学童クラブを放課GO→として整備しますと言うけれども、放課後の過ごし方、地域で過ごすことと同じところで過ごすことはまた意味合いが違って、今までもこの意見についてもいっぱい出てきたではないですか。「子どもは放課GO→へ行きたがらない」と、その答えは、「放課GO→の内容は今後一層充実させます」と。だから、区民の皆さんから意見を聞くと言うけれども、自分たちの決めたことを押しつけるのですよ。これは基本構想をつくるときの意見でも「児童館の先生たちは一緒に遊んでくれるけれども、放課GO→は見守っているだけだ」という意見もあったのですよ。私たちも当常任委員会で児童館を見に行きましたよね。あの狭いところであのように工夫して保護者の方たちと先生方が、本当に子どもが来て楽しいと、さすが専門職の人たちだと思いましたよ。それに徹して頑張っているのだから。
もう一つ問題があるのは、放課GO→は今民間に委託していますけれども、では、学童クラブだったら、障害のある子どもが入ってきたら、きちんと区の基準に基づいて人を配置するでしょう。放課GO→はそのようなことはできないでしょう。だから性質が違うのです。放課GO→をやめろと言っているのではないのです。私はいろいろな居場所があり、選択の場所があり、学校だけではなく、学校を越えて地域で子どもたちが交流する、今、近くにいても違う学校に行っているから、その子どもたちが一緒に過ごせる児童館とか地域にある施設のよさがいっぱいあるのですから。ただ、ここはやはり説明がつかないと思いますよ。私は納得しない。基本構想で10戸だった。では5戸ふやした分を学童クラブ、児童館機能をもっと充実させるように整備すればいいではないですか、なくすのだから。お答えください。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 繰り返しになりますけれども、ここには地域の初動態勢の整備という観点から15戸が必要であるということで15戸になったということでございます。最初の10戸ありきではないということでご理解いただきたいと思います。
それから、子どもたちはあまり放課GO→へ行きたがらないというご意見がございましたけれども、確かに一部にはそのようなご意見もございますが、一方で、放課GO→クラブこうがいは非常に大人気でございまして、一部にそういったご意見があったことを踏まえて、例えばただ見守っているだけではなくて、実際にしっかりと指導してもらうように事業者に対してもお願いしまして、事業者もなるべく思い切り遊ばせるように、外遊びに行く回数もふやしましたし、さらには西麻布児童館と相互乗り入れ、協働の事業なども実施いたしまして、西麻布児童館の指導員のやり方なども、盗めるところはどんどん盗んでくださいと指導いたしているところでございまして、かつての放課GO→よりは大分指導の方法も充実してきているのではないかと認識しております。
○副委員長(熊田ちづ子君) 障害児の受け入れに対する人の配置はどうですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 放課GO→におきましても、障害児の受け入れはやっておるところでございまして、これは引き続きしっかりと事業者に指導してまいりたいと思っております。この場所で障害児を引き受けられるかどうかということもあろうかと思いますが、この辺もそういったご意見を踏まえてしっかりと検討してまいりたいと思います。
○副委員長(熊田ちづ子君) 違うのですよ。私が言っていることは、区はきちんとそのような状況に合わせての人の配置について基準をつくっていますよ。だから、障害のある子どもが何人いたら職員を1人ふやすのですよ。だけど、放課GO→は違うのですよ。委託料の中で人を何人雇いなさい、障害児の受け入れがあった場合には3人に1人職員をふやしなさいとは言えないでしょうと言っているのです。言えますか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) おっしゃるとおり、人数についてこちらから言うことはできませんが、一定の水準を確保しろ、サービスの水準をきちんと確保しなさいと指導できると思いますので、その観点から指導していかねばならないと思っております。
○副委員長(熊田ちづ子君) それは人の問題なのです。思い入れだとかそのようなことでできるのではないのです。結局、人の手、職員がふえるかふえないかなのですよ。本当に頭がかたいよね。児童館の考え方は、私はやはり考えた方がいいと思いますよ。絶対に必要になってくるのです、足りなくなってくるのです。このように今、保育園があっぷあっぷしているではないですか。この問題はすぐ児童館、学童クラブの問題になるのですから、早いうちからきちんと手を打った方がいい。
それから、災害対策住宅の質問はこれ以上しませんけれども、私は今のような説明ではだめだと思いますよ。災害対策住宅に対する基本的な考え方をきちんと明確にして、麻布地区は1カ所に集中させた方がいいですなどと、あの場所ではこう、この場所ではこうということではないのですよ。やはり全体でどれだけ災害対策住宅が必要で、それを整備するために、このように公的な施設の中に合築することが可能なところで整備していくことは、それはそれでいいかもしれません。でも、基本構想で10戸と言っていたのだから、数カ月しかたっていないのに15戸となってくる、それはおかしいと思いますよ。そのことは明確にしてください。同じ答弁しかしないから、今は答弁は要りませんけれども、きちんとした方がいいと思いますよ。
児童館に関連して、16ページの3階の子どもふれあいルームは、児童館がなくなるので、児童館機能、学齢の子どもたちが使う場所ということで、総合支所の子育て関連の事業としてとおっしゃったのですよね。子どもふれあいルームはまた新しい考え方なのです。先ほどの
芝公園保育園は、
コミュニティ機能なのですよ。総合支所ごとにいろいろな空間というか、行政サービス提供の考え方が決まらないのに出ていいのかという疑問が1つ。
子どもたちが、学校から直接ここに帰ってきて、学童クラブ的に過ごす利用を当然断ることはできないわけですから、であれば、それなりに人の配置などの体制を考えなければいけないわけです。子どもふれあいルームについて、そのようなことはどうなっているのですか。何に基づいて設置されるのでしょうか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君)
麻布地区総合支所がきちんと要綱を定めまして、子育て関連の事業という形で実施してまいります。
○副委員長(熊田ちづ子君) では、総合支所が考えている要綱の案を提出してくださいよ。でなければ、これだけのスペースをとったり、使い勝手をどうするかなどの計画をつくってきた以上、このような使い方でというようなことが、完全な要綱でなくても要綱案みたいなものがあるのでしょうから。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) まだ要綱そのものはできておりません。これからそれこそ開業までに、その時点までの社会状況の変化、子育てニーズの変化を踏まえて、どのような事業が一番ふさわしいのかしっかりと慎重に検討してまいりたいと思っております。
○副委員長(熊田ちづ子君) これからだということなのですけれども、やはり少し考え方を変えていただいて、児童館という考え方もぜひ入れていただきたいと思います。そこの総合支所だけの施設というか、それはそれでいい部分もあるのかもしれませんけれども、やはり新しい施設の場合には、きちんとした区の概念が明確にされていかないとまずいと思いますので、そこは宿題としてお願いしたいと思います。
それから、この配置図を見ると、どうしても機械式駐車場が敷地のいい位置を占めているのですね。身体障害者用の2台は必要ですから理解はできるのですけれども、なぜ15台も、それもなぜこのようないい場所になければいけないのか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) ここは近隣商業地域なのでございますけれども、東京都駐車場条例で、この近辺につきましては一定規模以上の建物を建てる場合には、そこの施設に駐車場の必要性があるなしにかかわらず、1つの義務として駐車場を整備していかねばならないという趣旨になっております。私どもも、本当に入る施設が子どもの施設であり、また高齢者、団塊の世代を含めての施設でございますので、駐車場は必要ないと考えておるところでございますので、設けたくない気持ちはそのとおりなのでございますけれども、いかんせん、条例上義務づけられていることで、やむなく整備していこうということでございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) これはだれが使うのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 基本的に利用者の方が使うとか、また職員住宅の職員が使うとか、そのようなことは考えられません。今後どのように活用していくのか、まだ白紙の状態でございます。今後しっかりと検討してまいりたいと思っております。
○副委員長(熊田ちづ子君) いや、違う。東京都の条例はどうなっているのですか。要するに、自由に一般貸し出しみたいな形でつくれと言っているのですか。公共施設で、それも課長がおっしゃったように、福祉会館に自動車で来る人はいないのですよ。子どもたちが自動車に乗って来るわけではないのですよ。保育園のお母さんたちで使う方はいるかもしれませんけれども、一々機械式駐車場など使わないのですよ。ここはものすごくいい場所だよ。しかも中央で、どのような人が使うかもこれからですなどと言っている。東京都の条例はどうなっているのですか。もっと行政間で話ができないのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) これまでも何度も所管課とも協議してまいったところでございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今のは答弁ですか。担当の課長に任せていないで。要らないでしょう、もっと活用できるよ。もしかして民間の一般の利用みたいになってしまうのですか。それか、つくったけれども使われないのですか。子どもたちの出入り口は、この建物のエントランスホールのすぐ近くにあるのですよ。もし一般駐車場みたいになったら、外苑西通りからこちらへ入ってくるのですよ。どのような方向からなのか、私は自分が車を運転しないから余りイメージがないけれども、でも入り口と隣接したところから車が出入りするのですよ。実施設計に入るまでに東京都ともう少し交渉できないのですか。区長とかみんなで行ったらどうですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 入り口の安全性確保のために、いろいろ警報等を設置すると考えております。
○委員長(井筒宣弘君) 今のことは基本的にそのような答弁ではないですよ。
○副委員長(熊田ちづ子君) 違いますよね。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 駐車場の整備は本当にどうしても必要なのか、ご指摘がございますので、改めて……。
○委員長(井筒宣弘君) 少し待ってください。申しわけないけれども、委員長としてこれはやはり納得できない。この報告については、本日は保留します。申しわけないけれども、遠山課長、今の答弁はまずいよ。駐車場はだれが使うかわからないけれども15台つくりますと、私たちは納得するわけにはいかないでしょう。
暫時休憩します。
午後 3時50分 休憩
午後 4時19分 再開
○委員長(井筒宣弘君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
遠山課長、答弁を求めます。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 貴重なお時間を費やしてしまいまして、大変申しわけございませんでした。この機械式駐車場の件でございますが、もう少しお時間をちょうだいして、改めて東京都との関係、また、もしどうしても設置が必要ということであれば、使い道をどうするのか、その辺をはっきりさせたいと思います。いずれにしましても、これから設計の中でも、またその前にも十分に検討してまいりたいと思います。
○委員長(井筒宣弘君) よろしくお願いします。質問がもう少し残っているそうなので、どうぞ。
○副委員長(熊田ちづ子君) それはぜひお願いします。
それで、15ページの建物の配置図なのですけれども、バギー置場が保育園のセキュリティがかかっている中にあるのですが、これはどこまでが土足になってしまうのですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) どこまで土足かまだ検討しておりませんが、これから設計の中で明らかにしていこうと考えておるところでございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) 例えばバギー置場がセキュリティの中にあると当然、ここは土足になってしまうではないですか。保育園でゼロ歳児、1歳児というと、どこかで靴を脱いでいますよね。だから、バギー置場が本当にここに必要なのか、エントランスホールのところにバギー置場はつくれないのかと少し疑問があるので、そこは現場の声もよく聞いていただきたいと思います。なぜかというと、医務室の隣にフリースペースがありますね。それぞれの諸室の説明のところにフリースペースについては何が書いてあるかというと、8ページなのですが、「緊急一時保育対応など多目的に利用できるフリースペースとして整備する」ことが1つと、あと「ゼロ歳児クラスの利用に配慮し、ゼロ歳児クラスに近接した位置に配置する」との説明書きになっているのですね。だけど、この図でいくと、ゼロ歳児の部屋とフリースペースはものすごく離れていて、事務室を挟んでいるのですよ。そうすると例えばゼロ歳児は、私が言っているように、月齢の違いによって、生後間もない子どもたちは寝ている、大きい子どもたちは起きて活動しているときに、このフリースペースが活動の場として使えるという利便性があるのだと思うのですね。そのために多分、ゼロ歳児クラスの近くにとあるのだけれども、事務室の向こう側まで行かなければいけないのであれば、その利便性にこたえられるのかが1つありますので、そこもぜひ現場の声もよく聞きながら検討していただきたい。
施設の問題でいうと、もう1点あるのですけれども、16ページなのですが、4歳児と5歳児は、2歳児、3歳児以下の保育室のつくりと少し違うのかと。要するにトータルで使える部屋になっていると。廊下が独立していないということで、なぜこのようなつくりにしたのかが1つ疑問なのですね。4歳児、5歳児、今それぞれ20名の定員のところが今回当然定員がふえて24名になるのですね。そうすると50名近い集団になるわけで、真ん中の仕切りはあるのですけれども、これだと例えば声が筒抜けになってしまうし、このような配置は現場からの要望なのかということが1つなのですね。
実はこうなん保育園が同じようなつくりにしてあって、やはり独立させるためにカウンターで廊下の部分と保育室の部分を区切ったり、3歳児、4歳児、5歳児がオープンなつくりの部屋だったらしいのですけれども、2年前の改築で独立させた経過があるようなのです。ということは、やはり独立した保育室が必要なのではないかと思っているのです。だからその辺も、現場の先生たちがこの方が使い勝手がよくていいのですということでこうなっていれば、それはそれでいいのですけれども、その辺が疑問なのです。そこをお答えいただきたい。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) ここをなぜこのようにしたのかについてですが、おっしゃるとおり、園の意向なども聞きながら基本計画を策定してまいっておりますけれども、改めてそのような視点で、職員の意見なども聞きまして、設計で考えてまいりたいと思います。
○副委員長(熊田ちづ子君) それはぜひお願いします。改築後、使い勝手が悪くて家具で間仕切りしたりということがいろいろな保育園で実際に行われていますので、4歳児、5歳児のお部屋のつくりがこれでいいのかと、フリースペースが離れた場所で使い勝手がどうなのか。ここが一時保育などの保育室として使われるのであれば、離れていてもその方がよりいいのかもしれないので、その辺の調整をぜひしていただきたいということです。
それから、保育制度の一時預かりだとか暫定保育についても本当は議論したいのですけれども、きょうは時間がないので、その部分については、また機会がありますので、きょうは質問しませんが、どうしても聞いておきたいことは、仮設、西麻布保育園はこれからなのですけれども、西麻布保育園の仮設の場所は、笄児童遊園を使うわけですけれども、それについては、園庭として隣りの駐車場を借りられないのか、橋脚の下は児童館の子どもたちのローラーブレードの遊び場として確保できないのかと、何点か、あのときに多分検討課題がありました。「今後、東京都と交渉していきます」という状況だったと思いますので、その交渉状況を教えてください。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 西麻布保育園の仮設につきましては、笄児童遊園の方向で検討しているところでございますが、かねてから、隣接する財団法人東京都道路整備保全公社で駐車場として使っている場所を園庭に使えないのかとか、いろいろご提言をいただいておりまして、何度か東京都とも交渉、また財団法人東京都道路整備保全公社とも交渉してまいりましたが、正直申しまして、そちらの実現はかなり難しい状況です。ただ、プレハブの園舎の屋上だけで園庭を済ませることもどうなのかということで、例えば橋脚の下でもう少し整備できる場所、お借りできる場所がないのか、鋭意、今、関係機関と交渉しているところでございます。
それから、ローラーブレードの件が今ご指摘ございましたが、仮設児童館のローラーブレード場のご要望が非常に高うございました。これにつきましては、今、着工しておりまして、8月いっぱいぐらいに、小さなものではございますけれども、ローラーブレード場が整備できるということで今進めております。
○副委員長(熊田ちづ子君) 橋脚の下ですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) 橋脚の下でございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) わかりました。では、園庭として、東京都の駐車場になっているところは借りられないということですが、また別の場所で今交渉しているということですけれども、別の場所は、笄児童遊園に隣接した橋脚の一部でよろしいですか。
○
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(遠山洋一君) そのあたりで今交渉しておるところでございます。
○委員長(井筒宣弘君) ほかによろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、ペンディングの部分がございますので、報告事項(2)「
西麻布福祉会館等整備基本計画について」は、早い時期、9月の定例会前の委員会にでももう1度ご報告ください。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) それでは、時間の都合で申しわけないのですが、報告事項(3)「港区
保健福祉基礎調査について」、まず説明を受けたいと思います。
○
保健福祉課長(内田聡君) それでは、私から港区
保健福祉基礎調査の実施についてご説明させていただきます。初めに、お手元の資料No.3をごらんいただきたいと思います。
1番目が、この調査の目的でございます。
保健福祉支援部では、平成21年度に港区地域保健福祉計画、第4期港区介護保険事業計画を兼ねてございます港区高齢者保健福祉計画、それから同じく第2期障害福祉計画を兼ねております港区障害者計画を策定し、各事業を推進してまいりました。この間、政権交代に伴う政策転換ですとか、たび重なる法律改正などの影響もございまして、現計画策定時に比べまして社会情勢なども変化しております。そのため、計画策定以降の多様化する区民ニーズと意識の変化をより的確に把握いたしまして、保健福祉サービスの対象となる区民の実態を明らかにし、平成23年度に予定しております地域保健福祉計画ほかの見直し及び策定のための基礎調査を実施するものでございます。
2番目が、調査の内容でございます。1点目として、調査対象及び対象人数でございます。表に記載のとおりでございます。特に資料No.3−4をごらんいただきたいと思います。前回、平成19年度に実施いたしました調査対象と比較してございます。高齢者、障害者、児童、そしてひとり親家庭の保護者と、上記以外の15歳から64歳までの区民について、それぞれ今回と前回の調査人数等が記載してございます。
なお、この数字はあくまでも概算とご承知おきいただきたいと思います。それから、後ほど説明いたしますが、この調査を行います事業者をこれから選定する作業を行います。そのため、決まりました事業者と協議いたしまして、この調査対象につきましても柔軟に対応していきたいと思っております。計画策定にあたりまして、実態がより把握できる調査対象、人数を設定していきたいと考えております。したがいまして、現在のこちらはあくまでも概算とご承知おきいただきたいと思います。
2点目の調査方法でございます。基本的には郵送配布、郵送回収といたします。ただし、障害者の施設入所者及び入院者については、訪問、面接調査を予定してございます。
3点目が、調査委託経費でございます。実態調査費、調査票の作成、印刷費ですとか郵送、調査員の謝礼等、それから報告書の作成、印刷等、全部含めまして2,933万7,000円を予定してございます。
4点目のスケジュールでございます。10月21日号、または11月1日号の広報みなとで調査の実施を区民の皆様に周知させていただきたいと考えております。11月に入りまして調査を開始し、12月上旬まで約1カ月間をかけて調査票を回収し、年が明けまして平成23年1月から調査結果の分析、そして2月から3月にかけて報告書の作成、印刷、製本という形を考えております。
あと、お手元に参考資料といたしまして、先ほど報告いたしましたとおり、今、公募型のプロポーザル方式により事業者の募集をしておりますので、その募集要項、それから仕様書(案)をおつけしてございます。
7月7日に実施いたしました説明会には、8者の参加がございました。今後はこの各者から提案を受けまして、第1次審査の書類選考、第2次審査のプレゼンテーション、質疑応答を経まして事業者を決定する予定でございます。
簡単でございますけれども、港区
保健福祉基礎調査についての説明は以上でございます。
○委員長(井筒宣弘君)
保健福祉基礎調査につきましては、時間の都合上、資料要求を中心にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。どなたかございましたら、どうぞ。
○委員(杉本とよひろ君) 資料として、前回行ったときの調査の回収率がわかる資料を具体的にお願いします。
○委員(阿部浩子君) 前回の平成19年9月の調査の委託金額、それと事業者名、3回分ぐらいがわかれば、その資料をお願いします。それで、子ども施策に関する事項なのですけれども、前回は虐待についてでしたが、今回はどうしてドメスティックバイオレンスになったのか、理由がわかればお願いします。
以上です。
○副委員長(熊田ちづ子君) 1つは、この間の定例会に障害者の方の個人情報に関する請願が出されて、今継続になっているのですけれども、要援護者についての通知が防災課からいって、個人情報の扱いはどうなっているのかということがありましたので、今回も例えば調査会社から文書が送られるとか、
保健福祉支援部保健福祉課からだと、またこの請願と同じような意見が出てこないとも限らないので、そこは所管課から「このような調査があります」とお知らせした方がいいのではないかと。それは前回の調査以降に起きている新たな区民の意見ですので、少し配慮すべきかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
先ほどもありましたが、この調査委託料の内訳について資料にしていただきたいことと、あとは本事業の課題が事業者の募集要項の中に載っていますよね。このような調査を行うにあたっての課題なのですけれども、これは今回に限った問題ではないのではないか。だから当然区としても、前回、平成19年度に調査をやりましたよね。そのときの区としての課題だとか、例えば意見のまとめ、調査するにあたってのものができているのではないかと思うので、それを整理されているのであれば、ぜひ資料として出していただきたいと思います。
先ほどもありましたけれども、課題4については、非常に難しい部分なので、行政としてもどう考えているのか。
○
保健福祉課長(内田聡君) 今、各委員からございました資料につきましては、提出させていただきます。また、熊田委員からございました個人情報の請願の絡み、調査の通知等については、所管課からというお話もありましたので、その点についても配慮させていただきたいと思います。
○委員長(井筒宣弘君) よろしくお願いいたします。それでは、報告事項(3)につきましては報告を終了させていただきます。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 次に、報告事項(4)「
児童扶養手当の父子家庭への拡大について」、説明を求めます。
○
子ども家庭課長(内田勝君) 資料No.4をごらんください。
児童扶養手当、国の制度でございますが、こちらの対象が父子家庭にも拡大されるということで、この8月から制度が変わります。そのことにつきまして、港区独自で行っております現行のひとり親(父子)家庭支援助成は、全く同じ制度でございますので、廃止にさせていただきます。
児童扶養手当は、父母の離婚などで、父、または母と生計を同じくしていない子どもが育成される家庭、いわゆるひとり親家庭と申しますが、その生活の安定と自立の促進に寄与して、子どもの福祉の増進を図ることを目的として支給される手当でございます。
まず支給要件としましては、「次のいずれかに該当する子どもについて、父がその子どもを監護し、かつ、生計を同じくしている場合」として、7項目ほど挙げてございます。父母が婚姻を解消した児童、母が死亡した児童等々でございます。
支給対象につきましては、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの児童を養育しているということで、20歳未満で中度以上の障害を有する児童につきましては、これを含むということでございます。
支給月額といたしましては、児童1人の場合、全部支給で、所得制限があるのですけれども、4万1,720円、それから一部支給は4万1,710円から9,850円まで、所得によってこれらの金額に差がございます。それから児童2人以上の加算額につきましては、2人目は5,000円、3人目以降1人につきましては3,000円でございます。
所得制限は
児童扶養手当と同じでございます。
支給方法は、毎年4月、5月、6月、7月分を8月、それから8月、9月、10月、11月分を12月、12月、1月、2月、3月分を4月ということで、年3回口座振込で4カ月分を3回という形になってございます。
支給対象の見込み数でございます。ひとり親(父子)家庭支援助成資格者でございます。6月現在で36名、うち受給者が31名で、所得オーバーの方が5名程度いらっしゃると予想しております。
支給見込額につきましては、約430万円で国の補助として3分の1がつくということで、区が3分の2を負担します。
今後の予定としましては、8月1日号の広報みなと、ポータルサイトで掲載する予定でございます。受給者への通知発送につきましては、7月末までにしたいと考えております。
以上でございます。
○委員長(井筒宣弘君) 説明は終わりました。ご質問をどうぞ。
○委員(杉本とよひろ君) この中で初めに聞きたかったことは、財源構成で、国の補助金が3分の1、区が3分の2なのですけれども、今回の制度は区が3分の2を出すということで、東京都は出さないということなのですか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) おっしゃるとおりでございます。
○委員(杉本とよひろ君) それと、支給方法について、ここに説明がございますが、これを調べてみると、支給にあたっての事前申請ということで、11月30日、要するに第1回目の支給前までに対象になれば、8月分からの計算で12月に支給されることが1つ。それとあともう一つは、その間の申請で、経過措置というか、何らかの措置が恐らくとられていると思うのですけれども、そこら辺を説明してくれますか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) おっしゃるとおりでございまして、毎年、最初の支給が8月ですので、2番目の12月支給、8月から11月分までの4カ月分がこの制度の最初の支給になります。委員がおっしゃったように、8月から11月までの間にこちらの申請をしていただければ、8月までさかのぼる形になります。
○委員(杉本とよひろ君) 11月30日以後に申請した場合は、申請した日の翌月から計算されるということでよろしいですか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) おっしゃるとおりです。
○委員(杉本とよひろ君) それとあと、今まで区独自でひとり親家庭、いわゆる父子手当の制度を行っていたのですけれども、従来ある母子家庭の制度と比べてみますと、それぞれの手当の中で区のサービスがありますね。共通しているところは、例えばコミュニティバスの無料乗車券、粗大ごみの収集手数料の免除、それとあとニュー福祉定期貯金があるのですけれども、ただ1点だけ、父子家庭と母子家庭の違いで、母子家庭の場合は通勤定期券の割引が入っていたのですけれども、今回この制度になったときは、これは区としてはやるのかやらないのか。前回は父子家庭に入っていなかったのですけれども、言っていることがわかりますか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) 東京都の制度で、都営バスはやる、JRについては検討中だそうです。
○委員(阿部浩子君) 今度、国の制度が父子家庭に拡大されるということで、港区で独自で行っていることが廃止になるのですけれども、この中で支給要件を含めて国の制度と区の制度で変わっているところはあるのですか。それとも同じでいいのでしょうか。
○
子ども家庭課長(内田勝君) 同じでございます。
○委員長(井筒宣弘君) それでは、報告事項(4)「
児童扶養手当の父子家庭への拡大について」の報告は終わります。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 次に、報告事項(5)「
港南子育て支援施設について」、説明を求めます。
○
保育担当課長(堀二三雄君)
港南子育て支援施設について報告させていただきます。資料No.5をごらんください。区内で3カ所目の子育てひろばあっぴぃ港南開設のご報告です。台場、麻布に続きまして、あっぴぃとしての名称では、区内3カ所目の子育て支援施設になります。
最初に、施設整備の概要でございますが、在宅で子育てされている家庭がふえていることから、乳幼児親子が気軽に利用でき、仲間づくりや子育てに関する相談ができる子育てひろばを開設いたします。子育て親子の相互交流の促進や育児不安に関する相談、援助を行う事業でございます。また、保護者の急病や育児疲れの解消など、理由を問わず利用できる乳幼児一時預かり事業、1日5時間まででございますが、あわせて実施いたします。それから、理由を問わない利用ができるため、在宅で子育てしている保護者の育児疲れ解消や多様化する勤務形態などの方々への支援になるものと考えてございます。
2番目の施設の概要でございますけれども、施設名、所在地、面積等は記載のとおりでございます。
1枚おめくりください。資料1でございます。平面図がかいてございますけれども、場所は品川駅港南口から東側に歩いて港南二丁目の品川フロントビル、左下の図の紫の線で囲ってある場所でございます。右上の平面図をごらんいただきたいと思いますが、本棟が真ん中にありまして、公開空地を挟んで左側にキッズ館がございます。こちらの3階に設置いたします。
もう1枚おめくりください。3階の平面図でございます。左側があっぴぃ港南になります。面積は約141平米でございます。
1枚おめくりください。資料3でございます。あっぴぃ港南の平面図になります。右側がエレベーターホールになります。エレベーターホールから入って右側が子育てひろば、西側の上下が一時預かり等、午睡などのおやすみスペースになります。
最初の資料にお戻りください。
実施予定事業につきましては、子育てひろば事業、それから乳幼児一時預かり事業の2事業でございます。
今後のスケジュールでございますけれども、事業候補者の選定については、8月中に決定したいと考えてございます。なお、1次審査の申し込みには8者の応募がございました。8月に事業者を決定し、平成23年1月に開設したいと考えてございます。
なお、ビルの2階には、定員45名の認証保育所が開設されます。
簡単ですが、説明は以上でございます。
○委員長(井筒宣弘君) 質問をどうぞ。
○委員(山本閉留巳君) 今8者とありましたけれども、書類選考とか1次審査は終わっていますよね。今どれぐらい残っている状況でしょうか、現状は。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 8者のうち1次審査では3者に絞ってございます。
○委員(山本閉留巳君) 候補者の選定委員はどういう方がいらっしゃるのかわからないので、次の機会で結構なので、選定委員のお名前の一覧がありましたら、資料としていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 委員の名簿については、委員に後ほど資料でお持ちしたいと思います。
○委員(二島豊司君) 賃料は幾らですか。賃貸借の契約期間は。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 月額の家賃については、約63万円余でございます。期間については、基本的には5年程度を考えてございます。
○委員(二島豊司君) 2階に認証保育所が入ると。キッズ館なので、そのようなことで使われると思うのですけれども、認証保育所を運営する法人名がわかっていれば教えていただきたいことと、あと1階もそれに類する施設があるのでしょうか。2階、3階以外のフロアでも何か施設があるのかどうか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 認証保育所の事業者でございますけれども、アンジェリカというところが開設するとなってございます。それから建物は3階建てでございますけれども、2階が今言った認証保育所、3階が私どものあっぴぃ港南、それから1階については、子育て施設というよりも地域のコミュニティの会議室を設置すると聞いてございます。
○委員(二島豊司君) アンジェリカは今、芝浦地区等々でやっているアンジェリカですね。わかりました。
○委員(阿部浩子君) この持ち主が中日新聞社となっているのですけれども、これは中日新聞が入るビルなのですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 所有者は中日新聞社でございます。本社ビルがそこの中に入ると聞いてございます。
○委員(阿部浩子君) 認証保育所ができると言ったのですけれども、それはこのオフィスビルに勤めている方々、中日新聞社をはじめの方々が優先されるのですか。それともそれはなくということですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 港区で誘致する通常の認証保育所でございますので、特にそういう要件はございません。
○委員(阿部浩子君) それと今までの子育てひろばと違うところが、乳幼児の預かりがあったりするのですけれども、時間は何時から何時までの利用で、乳幼児の一時預かりは何時から何時、おやすみスペースがあるのですけれども、これはどのように使うのか伺います。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 開設の時間でございますけれども、子育てひろば事業につきましては、午前10時から夕方6時まで、それから乳幼児一時預かり事業につきましては、午前8時半から午後6時半まででございます。乳幼児一時預かり事業につきましては、預かりのスペースと午睡のスペースもそれぞれとってございますので、その中で運用するということでございます。
○委員(なかまえ由紀君)
地域コミュニティ会議室なのですが、これはどこが運営するのか、区なのか。3階は区が選ぶ法人、2階はアンジェリカと、キッズ館の中でも運営主体がいろいろ違うのですけれども、ここにキッズ館を持ってきて、こういう機能を入れようということは、所有は中日新聞社ですが、どういった方たちが企画して、またこのあたりの年少人口の増加なのか、ここにこれができた理由はわかりますか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 新しいビルの建設にあたりまして、区と中日新聞社の間で覚書を交わして、それぞれの所管課で必要なスペースをお願いしたということでございます。
○委員(なかまえ由紀君) 1階の
地域コミュニティ会議室は区が運営するのですか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 所管は総合支所でございます。
○委員長(井筒宣弘君) 副委員長の質問が入りますので、若干、時間の延長をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) 時間は延長されました。
○副委員長(熊田ちづ子君) 短期間の利用だったり、その理由を問わない預かりという需要がふえていることは確かで、そのような形で今整備されているのですけれども、子育てひろば、乳幼児一時預かり事業については、今回が3カ所目ということで、あっぴぃが麻布十番にできているものの名称ですが、今後整備していくのは、例えばあっぴぃ何とかという名称で統一していく施設なのかが1点と、それと乳幼児一時預かり事業は、みなとほっとルームでやっているわけですけれども、その実施要綱に基づいて運営していくことでいいのかどうか。そこを確認したいのですが。
○
保育担当課長(堀二三雄君) あっぴぃの名称につきましては、同様な施設であれば、今後はあっぴぃという形で統一していきたいと考えてございます。
それから実施にあたっての要綱でございますが、みなとほっとルームと同様に要綱に基づいて実施していきたいと考えております。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今みなとほっとルームの一時預かり実施要綱がありますよね。この要綱が全部適用されるということでいいですよね。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 委員のご指摘のとおりでございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) ここの一時預かり保育の定員は、先ほど何人と言っていましたか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 定員につきましては、乳幼児一時預かりは14名程度、それから子育てひろばにつきましては、親子で5組程度と想定してございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) それで例えば、みなとほっとルームの一時預かりは17名の定員なのですけれども、職員の配置基準については、この要綱を見ても全然触れていないですね。それで、当然、運営要綱も確認しましたけれども、これについても、職員の配置については、触れていないわけです。その配置基準はどうなりますか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 子育てひろばについては、保育士2人を最低考えてございます。また、乳幼児一時預かりについては、保育の最低基準を守るということで必要最低人数については、3名は確保していきたいと考えてございます。
○副委員長(熊田ちづ子君) 今の乳幼児一時預かりの最低の3名は、例えば定員がみなとほっとルームは17名で、ここは14名なのですが、預かる定員に関係なく職員が配置されるのですか。それとも例えば何名につき何名とか、最低3名はいなければいけないのだと思うのですけれども、それ以外、例えば17名と14名と違うではないですか。今後整備していく施設が、一時預かりの定員がどれぐらいの規模になるのかは、場所の規模で決まっていくと思うのですけれども、定員に対する配置人数は、決め事がありますか。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 一時預かりについても、国の考え方、基準がございますので、それに準じた形で配置していきたいと考えております。
○副委員長(熊田ちづ子君) 最低3名でしょう。それは定員が17名のときや上限が20名を超えた場合とか、預かる子どもの定員の上下によって、例えば3名ふえるごとに1名配置しなければいけませんという基準があるのではないのかということです。
○
保育担当課長(堀二三雄君) 基準については、保育園の最低基準と同様な考え方で、年齢とか、それから子どもの人数によって変わってきます。ただ、最低人数としては3人と考えております。
○委員長(井筒宣弘君) それでは、報告事項(5)「
港南子育て支援施設について」の報告は終わります。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願20第7号 介護職の待遇改善を求める請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(2)「請願20第9号 介護に従事する労働者への待遇改善を求める請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(3)「請願20第18号 「
後期高齢者医療制度実施にともなう区民の負担増に対して軽減策を求める」請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(4)「請願21第1号 区民が必要な介護を受けられることを求める請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(5)「請願21第6号 一日も早い待機児の解消を願う請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(6)「請願21第11号 港区における障害者等の個人情報に関する請願」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(7)「発案19第10号
保健福祉行政の調査について」、日程を変更いたしまして、審議事項(10)「発案22第9号
国民健康保険・
国民年金行政の調査について」を議題といたします。両発案にかかわる平成22年重点調査項目につきまして、正副委員長(案)を過去3年間の重点調査項目の一覧とあわせて席上に配付させていただきました。本日のところは各会派に持ち帰ってご検討いただき、皆様からのご意見を踏まえまして、次回以降の委員会で決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、両発案は、本日継続にさせていただきます。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 日程を戻しまして、審議事項(8)「発案20第2号 港区子どもの
人権オンブズパーソン条例」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) 審議事項(9)「発案21第10号 港区高齢者の医療費の助成に関する条例」は、本日継続でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日継続といたします。
────────────────────────────────────
○委員長(井筒宣弘君) その他に入ります。白金の森の説明会の状況等について、理事者から発言を求められております。どうぞ。
○
高齢者支援課長(森信二君) 前回の定例会で、指定管理者が交代となることが決定されました白金の森について、現在利用されている方への説明等の経過をご報告いたします。定例会が終わった直後でございましたけれども、6月20日日曜日午前10時から白金の森におきまして、こちらは特別養護老人ホームに入所していらっしゃる方のご家族に対しまして、平成23年4月から事業者がかわるというご報告をさせていただきました。その後、新しくなる法人と打ち合わせし、6月30日には、済生会へ事業者が変わるとご通知申し上げております。その後、7月に入りまして3回ほど新法人と我々とで打ち合わせを持ち、7月14日でございますけれども、現在、白金の森では、デイサービスを工事のため中止しておりますが、そちらをご利用いただいている方にお手紙で法人がかわるというご連絡をさせていただいてございます。7月15日に白金の森におきまして、済生会と奉優会の事務引き継ぎに関する最初の打ち合わせをさせていただきまして、今後どのように引き継ぎを進めるのか協議いたしました。今後は、それぞれの法人がそれぞれの事務職員への説明等も含めまして、順次、行っていき、ある程度法人の体制が固まった時点で、もう1度家族会を秋に設けて、どのようなサービスができるのか、どのような体制で臨むのかも含めて、改めてご報告させていただきたいと考えてございます。
以上でございます。
○委員長(井筒宣弘君) ありがとうございます。課長、できれば資料として我々に提出してください。何かございますか。
○副委員長(熊田ちづ子君) 20日に説明会をやって、早速、利用者からは問い合わせがありました、「事業者がかわるのですか」と。だから、そのような不安は絶対にあるわけですから、同じ議論はもう繰り返しませんけれども、そこはやはり丁寧にやっていただきたいことと、今、委員長からも話がありましたように、事務手続の協議はこれから重要ですので、まとめていただきたいと思います。それと、済生会にはしかるべき人がきちんとごあいさつに行ったのでしょうね。事務的な取り扱いだけをやっているのではないでしょうね。別に済生会の肩を持つわけではないですけれども、あのときも言ったように、最初の特別養護老人ホームをつくって一生懸命やっていただいたわけですから、そこはきちんと礼儀を尽くすべきだと私は思います。別に答弁は要りませんけれども、お願いと不安の声と。それから、職員については「そこに残りなさい」と強制もできないのですけれども、行政にもうまく入っていただいて、労働者が困らない体制もぜひとっていただきたいとお願いしておきます。
○委員長(井筒宣弘君) よろしくお願いいたします。何かほかにございますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、次に、自立支援センター「港寮」の内覧について。
○
生活福祉調整課長・
芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(大澤鉄也君) それでは、少しお時間をちょうだいいたしまして、これまで2回ほど当常任委員会にご報告させていただきました海岸三丁目に開設されます路上生活者自立支援センター「港寮」につきまして、近況などをご報告させていただきます。港寮は、本年2月から東京都が建設に着手いたしまして、この間順調に工事が進み、予定どおり、間もなく竣工の運びとなってございます。利用の開始、入所が始まる日につきましては、8月中旬という段取りで関係者による最終の調整が進められているところでございますが、施設そのものにつきましては、竣工してから利用開始までの間に、これまでほかのブロックでも同様でございますが、施設そのものの公開、いわゆる内覧会を行ってきております。東京都からの話によりますと、港寮につきましては、8月9日月曜日に施設公開を実施するとのことでございます。当日は、午後1時から区議会議員の皆様をはじめとする関係機関の方々への公開時間を設け、その後は夕方まで、地域の方々や一般の方々への公開を行う予定と聞いてございます。なお、当常任委員の皆様をはじめ、区議会議員の皆様には、後日、施設公開のご案内文書を送付させていただく予定でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上、自立支援センター「港寮」につきまして簡単にご報告させていただきました。
○委員長(井筒宣弘君) よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) よろしくお願いいたします。
その他ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(井筒宣弘君) それでは、本日の委員会はこれをもって閉会いたします。
午後 5時07分 閉会...