生活文化政策部
部長 片桐 誠
区民健康村・
ふるさと・
交流推進課長
北村正文
スポーツ推進部
部長
大澤正文
スポーツ推進課長 荒 学
スポーツ施設課長 野元憲治
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1)令和四年度
一般会計補正予算(第七次)について〔当
委員会所管分〕
(2)東京二〇二〇大会後の取組み状況について
(3)
世田谷区立総合運動場トレーニングルームへの回数券の導入について
(4)世田谷区民健康村の
利用料金(
食事料金)の見直しについて
(5)その他
2.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇
午後零時五十九分開議
○
阿久津皇 委員長 ただいまから
スポーツ・
交流推進等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
阿久津皇 委員長 本日は
報告事項の聴取等を行います。
委員会の運営に関しては、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。なお、発言の際はお手元の
ワイヤレスマイクを御使用ください。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
まず(1)令和四年度
一般会計補正予算(第七次)について、理事者の説明を願います。
◎大澤
スポーツ推進部長 それでは、令和四年度
一般会計補正予算(第七次)につきまして、当
委員会所管分を御報告いたします。
資料補正予算(案)概要の右上の
ページ番号で説明をさせていただきます。
まず、私から
スポーツ推進部の
補正予算について御説明をいたします。
七ページを御覧ください。
スポーツ推進部の補正額は二十億六千七百万円でございます。
個別事業の
補正内容につきましては、一点目は、まず九ページ及び一〇ページになります。(22)から(25)の記載のとおり、当部所管の
区立施設の
光熱水費上昇の対応として、また二点目といたしましては、一九ページの(7)に記載のとおり、
スポーツ推進基金積立金の
基金積立金及び
運用利子の増として計上するものでございます。
続きまして、二二ページを御覧ください。
繰越明許費補正の10から12を御覧ください。一点目は、
二子玉川緑地運動場仮設トイレの購入が年度内に終了しないため、約一千百五十五万円です。二点目は、
上用賀公園基本計画策定及び
官民連携手法導入可能性調査が年度内に終了しないため、約三千万円となります。三点目は、
千歳温水プール体育室空調機交換が年度内に終了しないため、約百三十八万円を計上するものでございます。
私からは以上です。
◎片桐
生活文化政策部長 私からは、
生活文化政策部の
補正予算について説明いたします。
七ページを御覧ください。
生活文化政策部の補正額は、
区民生活常任委員会所管分も含めまして一億二千六百万円です。
当
委員会所管分の
個別事業の
補正内容につきましては、九ページの(21)に記載のとおり、当部所管の
区立施設の
光熱水費上昇への対応として計上するものでございます。
補正予算の説明は以上でございます。
○
阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
阿久津皇 委員長 それでは次に、(2)東京二〇二〇大会後の取組み状況について、理事者の説明を願います。
◎荒
スポーツ推進課長 それでは、私のほうから東京二〇二〇大会後の取組み状況について御報告します。
スポーツ推進部では、大会後も
USOPCやJRAをはじめとした大会に関わってきた団体と連携し、
スポーツを観戦、体験できる場や
アスリートとの直接交流の取組を行っています。つきましては、今年度の
実施状況について御報告いたします。
資料の2
海外選手との
交流事業です。(1)としまして、昨年十月に
総合運動場で開催しました
世田谷区民スポーツまつりに、
USOPCの協力によりまして、
東京オリンピック空手入賞選手の
國米櫻選手が
アメリカから来日し、
空手体験コーナーで
子供たちをはじめとした来場者と交流していただきました。
続きまして、(2)ですけれども、これは今後の予定になりますが、
海外選手との
交流事業となります。既に二月十四日に議員の皆様にはポスティングさせていただきましたが、
パラスポーツ大会誘致の取組としまして、
日本パラ陸上競技連盟主催の
車いす競技会が三月七日に
区立総合運動場陸上競技場で開催することになりました。それに伴い、前日の三月六日に
出場予定の
海外選手が
区立明正小学校を訪問し、交流をしていただく予定です。交流を行う
明正小学校五年生は、翌日の
車いす競技会の観戦も行い、実際に選手が走る姿を直接見ていただきます。
次に、3の
馬術関連事業についてですが、馬を知る
きっかけや、児童が馬と触れ合うことで馬への親近感を抱ける場として、区内の小学校四か所で「馬!ふれあい
出張授業」をJRAの協力の下、実施しました。馬についての講義の後、校庭で馬の走り方や
ホースショーの見学、四頭の馬との触れ合いを行いました。ふだん
自分たちが体育の授業をしたり、休み時間に遊んでいる校庭を本当の大きな馬が実際に走っている姿を見て、
児童たちは大変目を輝かせ、本当に喜んでいたのが、私もいましたけれども、とても印象的でございました。
また十月には、三日間にかけて
京西小学校全学年に
パラ馬術選手等を招いた講演会を実施しました。低学年では、話だけでは飽きてしまいますので、ポニーに触れる体験も実施するなど、
対象学年に合わせた
プログラム内容で行いました。
続きまして、4の
体験事業について報告します。
(1)としまして、大会一年後の節目を記念して無観客で会場での観戦ができなかった
アスリートの競技を身近で観戦、体験できる
イベントとして開催しました。当日は、
車いすバスケットボールをはじめとした様々な競技の観覧、
体験イベントを行いました。残念ながら雨のため、一部屋外で
実施予定だった
プログラムが中止となりましたが、悪天候にもかかわらず、七百人近い方に御来場いただきました。
続いて、(2)の
アスリート派遣事業になります。
教育委員会と
世田谷スポーツ振興財団と連携して、今年度より
区立小中学校及び幼稚園に
アスリートを派遣し、選手の講演や
スポーツ体験事業を行っております。四年間かけまして、全ての
区立小中学校、幼稚園での実施を予定しておりまして、今年度は二十五校での実施となりました。様々な競技の選手に来ていただき、
スポーツを通じて
子供たちと交流をしていただきました。
続いて、(3)の
ユニバーサルスポーツイベントin SETAGAYAになります。これまで
パラスポーツ体験会ということで、途中コロナで行わないときもあったんですけれども、平成三十一年度より実施していましたが、以前もちょっとお話ししたとおり、やっぱり
パラスポーツに限っては、
体験型イベントだとどうしても
参加人数が少ない傾向がありましたので、今年度より、障害のある人もない人も共に楽しめると、まさに世田谷が進めていくようなものなんですけれども、大勢の方が気軽に参加してもらえるよう、
プログラムの内容と名称も一新したところ、多くの方にお申込みいただきました。何よりこの
イベントは、
パラスポーツのトップ
アスリートの方にも参加していただいて、運動の基本となる
動きづくりの直接指導や、
パラスポーツ体験や、最後は参加者と
アスリートみんなによるリレーなどで、
アスリートと
参加者同士の交流も目的とした内容で、障害のある方とない方、計百六十六名が参加され、
スポーツを通じて楽しく交流をされておりました。
最後に、5の東京二〇二〇
大会巡回展示について報告します。無
観客開催となりました
馬術競技や見学が中止となった
アメリカ選手団キャンプ、
公道走行が中止となった
聖火リレーなど、区内で実施された東京二〇二〇大会の取組を伝えるため、区内五地域の
公共施設で
聖火トーチや
サイングッズ、
パネル等の展示、
動画放映をいたしました。
展示場所と期間は記載のとおりです。なお、
巡回展示以外の期間、今もそうなんですけれども、それにつきましては、
区立総合運動場の
陸上競技場で
常設展示をして、公開しております。
今後もこれらの
関連事業を通じて、区民の皆様に
スポーツに親しみ、そして
スポーツの楽しみを持っていただける機会を設けていきたいと思います。
私からは以上でございます。
○
阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 この
交流事業を進めていただけていることが今の御報告で分かりまして、大変よかったと思っております。その上で、ちょっと教えていただきたいんですけれども、
アスリート派遣事業の中で、今後、令和四年度から四か年で全ての
区立小中学校、幼稚園で
実施予定となっているんですが、この幼稚園というのは区立の幼稚園になるんでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 そうです。今のところ計画しているのは、区立の小学校、区立の中学校、
区立幼稚園の全校、全園を想定しております。
◆
岡本のぶ子 委員 最近といいますか、世田谷区の場合、小学校から私立の小学校に行かれる
お子さんもいらっしゃって、また中学校に行くときは約半数ぐらいが私立に行かれるということもあって、ここを見たときは、主に区立校の
お子さんたちを対象にというふうになっているんですが、こういう事業を世田谷の全体の
お子さんたちに見ていただくような機会というのは、この中でも結構なんですが、何かありますでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 今、私のほうでお話ししたものについては、取りあえず四年間で、区立のものなんですけれども、それ以外の事業につきましては、区の
ホームページとかを見ていただけるかどうかはちょっと別として、区内の人しか参加できないとかということは特に指定していないものもあります。あと、今回は、今年からの取組なので、取りあえず区立にしたんですけれども、やはり私立だと区民の方がいらっしゃるかどうかと、区民の方でも区外の
私立学校に行っている方もいらっしゃると思うので、そうすると、かなり広くなってしまうので、取りあえず、今回については、まず区内の小中、幼稚園を全部四年間で回ろうという計画を立てさせていただいております。
◆
岡本のぶ子 委員 この
派遣事業は、今、そういう仕切りでやるしかないという状況は分かります。その上で、今後、区立の
総合運動場陸上競技場ですとか、そういうところでやる
イベントについては、
ホームページを見た方はもれなく来られるというだけでなく、何か周知の方法、世田谷区に住んでいる全ての
子供たちがこういった
アスリートと触れ合う機会を世田谷区は用意しているんですよということをお伝えしていただくような何か工夫をしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 「区のおしらせ」と
ホームページには必ず同じものを載せていますので、あとは、ほかの媒体でできるだけ周知できるようなことはちょっと今後検討していきたいと思います。
◆いそだ久美子 委員 2の(2)の今後の
実施予定事業で、
明正小学校に
マルセル・
フグ選手がいらして、講演とか質疑応答、
車いすレーサー体験などを行うということで、大変いい試みだと思うんですが、これは語学的には英語に通訳つきのような感じになるんでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 この方はスイスの代表の方なんですけれども、英語が話せますので、英語を話せる通訳をお願いしているところです。
◆いそだ久美子 委員 もちろん
スポーツそのものも大事なエキサイティングな体験だと思うんですが、最近、そういった語学とか、あるいは手話なんかを通じて
コミュニケーションを取っている
スポーツ選手やサポートの方々の姿というのもかなり注目をされていますので、将来、
子供たちがこういう語学ですとか、手話とか、そういうものが
コミュニケーションツールとして大事だよということも同時に体験できるような、そういったところにも焦点を当てるような会合にしていただきたいと思います。要望です。
◎荒
スポーツ推進課長 私もほかの事業とかで、子供さんが本当にちょっと外国の方と英語で挨拶をしただけでもすごい喜んで、それから何かすごい外国の人にとか、外国に興味を持ったりとかというのは見ていますので、できるだけそういう面も含めた形で交流をしていきたいと思います。
◆
神尾りさ 委員 この
取組状況を毎年度、その年間のものをまとめて報告するというのは、今後もオリパラ後、ずっとやっていくという感じなんでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 今後も大会後の取組については、どういう形でやっていくかはいろいろあると思うんですけれども、年度終わりになったときに、この一年間、どういう取組をしたかというのは、もちろん議会のほうに報告していきたいと思います。
◆
神尾りさ 委員 ふだんだと個々の事業の募集とか報告とかというのがあると思うんですけれども、こうやってまとまって見ると、結構いろいろやっているんだなというのが分かるのが、議会だけじゃなくて、できれば区民の方にも、やっぱり人数的には、そうは言っても少ない方しか実際は参加できないので、その参加できない方にも、世田谷区はこうやって
スポーツに力を入れていますと、二〇二〇大会があったということがこういうレガシーにつながっているんですということが分かりやすいように、できれば写真とかがやっぱり
スポーツ事業は欲しいなと思いまして、そういうまとめ方がもしできるようであれば、毎年度末に、そうやって区民の方に何かの機会で周知していただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎荒
スポーツ推進課長 そのように努めていきたいと思います。
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○
阿久津皇 委員長 それでは次に、(3)
世田谷区立総合運動場トレーニングルームへの回数券の導入について、理事者の説明を願います。
◎野元
スポーツ施設課長 それでは、
世田谷区立総合運動場トレーニングルームへの回数券の導入について御報告いたします。
1の主旨でございます。本施設は、日常の
トレーニングや
健康づくりなど区民に身近に利用されている施設であり、昨年六月には大蔵第二
運動場トレーニングルームと合わせ
トレーニング機器を更新し、
サービス向上を図ってきたところでございます。一方で、
総合運動場温水プールや大蔵第二
運動場トレーニングルーム、
千歳温水プールでは、既に回数券が導入されており、利用者からは本施設にも回数券の導入を望む声があることから、
利用者ニーズに応えるとともに施設の
利用促進を図るため、回数券を導入することについて御報告するものでございます。
2の
導入内容でございます。
世田谷区立総合運動場条例施行規則の別表第四の備考の回数券の
利用対象施設におきまして、現状、水泳場に限定しているところに
トレーニングルームを追加するものでございます。二ページから四ページ目に
規則改正の部分を添付しておりますので、後ほど御確認ください。
回数券の価格につきましては、千円と三千円の二種類とし、形式は
施設専用の
ICカード式とする予定でございます。
トレーニングルームの利用券を取得する際に、
ICカードから
利用料金分が引かれる仕組みでございます。
3の今後のスケジュールにつきましては記載のとおりとなっておりまして、今年の四月一日より回数券を導入する予定でございます。
説明は以上でございます。
○
阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
上島よしもり 委員
ICカードを使ってということですけれども、例えばせたPayの検討は多分されたと思うんですが、その辺の
検討状況とか、できない理由とかが多分あるのかなと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか、検討されなかったんですか。
◎野元
スポーツ施設課長 今回御報告したのが回数券というところで、これまでほかの施設では
磁気カードを使っていたんですが、今回、券売機がちょうど
キャッシュレス化の対応で入れ替える
タイミングでしたので、
ICカード式に変えるというところでございます。その他、
キャッシュレス決済、例えば一回当たりの利用料を、チケットを買うときには、そういうほかの
キャッシュレスの対応というのもできるようになっています。例えば交通系の
ICカードであったり、クレジットカードであったり、そういうものも対応可能となっております。
◆
上島よしもり 委員 便利になることはいいんですけれども、やっぱり世田谷区として、せたPayの利用を議会からもかなり広げていこうという意見もある中で、そこは当然検討してもらいたいんですね。今回、こういう
タイミングで、ひとつ僕は検討するいい
タイミングだったと思ったんですけれども、その辺、今後についてはいかがでしょうか。
◎野元
スポーツ施設課長 せたがやPayにつきましては、実は検討しているところでございますけれども、現在、やはりコードを読み取って、こちらで金額を打って支払うという方法になっています。券売機なので、なかなかその辺の部分で、今調整がつかないような状況でして、今後、せたPayの事業者とも調整をして、何とかこちらも使用できるような形には持っていきたいと思っています。ちなみに、例えば支払い時に人がいるところ、例えば大蔵第二運動場のレストランであったりとか、そういったところへはもう導入はしているんですけれども、そういった部分で、なかなかこの部分については、ちょっと進んでいないような状況でございます。
◆
岡本のぶ子 委員 ちょっとこのことの一つの
きっかけで、もう一度伺いたいんですけれども、2の
導入内容の中の高齢者、障害者以外の方の料金ということで、ここに一時間以内二百六十円と二時間以内五百二十円というのを記載されているんですが、ちょっと区民の方から最近お声が届くのが、区外の人と区民の差別化はなぜしないのかという問いが、ここのところ来るんです。
トレーニングルームのマシンが全部リニューアルされて、すばらしいマシンが入ったと、体験しに行って非常によかったというお声の中で、だけれども、区外の人と同じとは、これ税金ですよねという話があるんですが、その点、区としてのお考えを教えてください。
◎野元
スポーツ施設課長 今の
トレーニングルームの使用についてなんですが、ほかの施設もそうなんですが、基本的には区民を対象としていまして、区外の方の利用というのは想定はしていないというところでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 想定はしていないんですけれども、区外の人が来たときに、この金額で利用はできないことになっていると思っていいんですか。要は
チェック機能があるのか。区民、区外という
チェック機能があるなら、今のお話は通るんですけれども、料金を払うときに、区民ですか、区外ですかという
チェック機能がないように感じるんですが、いかがでしょうか。
◎野元
スポーツ施設課長 現状は、利用券を買って入場するということなので、そこで区民の方か区民じゃない方か、そこまでの
チェックはしていない状況です。
◆
岡本のぶ子 委員 そうしますと、やはり区外の方に対しての
チェック機能を入れて、例えば区外の人は少し割増しにするとか、そういう差別化が分かるような表記をするとか、そのように考えていただければと思いますが、その点、いかがでしょうか。
◎大澤
スポーツ推進部長 この使用料につきましては、区全体の使用料の見直しの時期もその都度ございますので、その時点で、今、委員からいただいた御意見も踏まえて検討していきたいというふうに思います。
◆
岡本のぶ子 委員 やはり税金の使い道、区民の方、世田谷区の方の利用と区外の方の利用ということは、様々な
利用料金のところでは今後明確にしていただければと思います。今ちょっと考えていただくということですので、そのところは注視してまいりたいと思います。
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○
阿久津皇 委員長 それでは次に、(4)世田谷区民健康村の
利用料金(
食事料金)の見直しについて、理事者の説明を願います。
◎北村 区民健康村・
ふるさと・
交流推進課長 世田谷区民健康村の
利用料金(
食事料金)の見直しについて御説明させていただきます。
1の主旨でございます。区民健康村では、円安の影響による食材の価格高騰などにより、
指定管理者の厳しい
経営状況が続いているところでございます。この間、賄事業におきましては、
指定管理者による
食事メニューの工夫や仕入れ先の見直し等行ってきたところでございますが、今後も収束が見込めず、利用者の満足な食事の提供が困難な状況となってございます。このため、区民健康村条例に定める
食事料金の上限の範囲内での
食事料金の引上げを行うものでございます。なお、
食事料金は
指定管理者の収入となる
利用料金でございますので、引上げにつきましては
指定管理者と協議して行ってまいります。
2の今回の
引き上げ額でございます。(1)にふじやまビレジ、(2)になかのビレジを記載してございます。
施設使用料は、ふじやまビレジとなかのビレジで違っておりますが、今回、料金の見直しを行う
食事料金につきましては、両ビレジ同じでございます。大人、小人で、夕食、朝食を合わせまして四百九十円の引上げ、
小学生未満の幼児につきましては二百五十円の引上げと考えております。これによりまして、一泊二食つきの
宿泊料金が、右端にございます合計で記載している額でございます。また、表の下に米印で記載してございますが、低
アレルゲン食は二百円から三百三十円、年末年始の料金につきましては五百四十円の引上げとなってございます。
3の
改定料金の
適用開始日でございますが、令和五年十月一日からとさせていただきまして、4に記載のとおり、
区ホームページ及び
指定管理者が運営します区民健康村
ホームページにより周知をさせていただきます。
5のその他でございますが、例年十一月一日から四月三十日の平日に実施しております
割引料金につきましても、当面の間休止とさせていただきたいと考えてございます。
説明は以上です。
○
阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆
上島よしもり 委員 この施設には、ふじやまビレジとなかのビレジには、風呂というか、
あと宿泊もありますね。そういったところというのは
光熱水費も上昇している中で、これも今後どうなっていくのかというのは心配されるんですが、この辺についてはどのように見通されているんですか。
◎北村 区民健康村・
ふるさと・
交流推進課長 今回の
利用料金の値上げにつきましては、
食事料金という形で御報告させていただきましたけれども、今、委員おっしゃっていただいたとおり、光熱費も上昇してございます。これにつきましては、先ほど補正でもちょっと御説明させていただきましたけれども、ほかの施設と同じように、
光熱水費の上昇分として区が負担するという形で進めております。
◆そのべせいや 委員 最近、ダイナミックプライシングという考え方が世の中でよく取り上げられて、実際に導入もされたりしていると思いますが、この施設利用料についても、食事については恐らく原価がかかって、仕入れですとか、いろいろかかると思いますので、施設利用料の部分について、もちろん区民に福利厚生みたいな形で貸し出すというか、使っていただいている施設なので、上限を物すごく上に上げていくということは難しいとは思いますが、特に稼働していないときなんかについては、もちろん空室になっていますし、その分の人件費も、結局、人はいるけれども稼動していないという状態になって、使われないままよりは安くして貸し出していくという方向性もあり得ると考えていますが、そのあたり、可能なんでしょうか。