宜野湾市議会 > 2022-06-21 >
06月21日-03号

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  1. 宜野湾市議会 2022-06-21
    06月21日-03号


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    令和 4年  6月 定例会(第444回)   令和4年第444回宜野湾市議会定例会会議録(第3日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和4年6月21日(火)                       午後3時33分(散会時刻)1.出席議員(24名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     2   伊佐文貴       3   平安座武志    4   又吉 亮       5   栄田直樹     6   上里広幸       7   宮城政司     9   濱元朝晴      10   宮城 司    11   石川 慶      12   宮城 克    13   山城康弘      14   真喜志晃一   15   知念秀明      16   米須清正    17   伊佐哲雄      18   屋良千枝美   19   知名康司      20   呉屋 等    21   平良眞一      22   桃原 朗    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   桃原 功2.欠席議員(なし)3.欠員2名(8番、26番)4.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      仲村宗男   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄5.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     川上一徳   次長兼総務課長  仲村厚子     議事担当主幹   平田駒子   議事係長     大城拓也     主任主事     棚原裕貴   主事       伊佐直樹     主事       又吉竜希6.会議に付した事件は議事日程第3号の2及び第3号のとおりである。              議事日程第3号の2         令和4年6月21日(火)午前10時00分開議 日程第1 福祉教育常任委員会審査期限延期要求について              議事日程第3号 日程第1 一般質問    (1)伊佐哲雄     (2)屋良千枝美    (3)知名康司     (4)呉屋 等 ○上地安之議長 ただいまから第444回宜野湾市議会定例会第3日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第3号の2から進めてまいります。 日程第1.福祉教育常任委員会審査期限延期要求についてを議題といたします。 本件については、お手元に配付してあります申出書のとおり福祉教育常任委員会に陳情第88号を付託して、6月17日までに審査を終えるよう期限を付してありましたが、会議規則第43条第1項の規定により、6月27日まで審査期限を延期されたい旨の要求があります。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時01分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時01分) 本件については、福祉教育常任委員会の要求のとおり審査期限を延期することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 以上で議事日程表第3号の2は終了いたしましたので、これより議事は、議事日程表第3号により進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。一般質問は時間の制限を行います。質問時間は、答弁を含めないで1人30分以内といたします。17番 伊佐哲雄議員の質問を許します。伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 皆さんおはようございます。議席番号17番、結・市民ネットワークの伊佐哲雄でございます。第444回宜野湾市議会定例会、改選前の最後の定例会で一般質問トップバッターを務めさせていただくことに、大変うれしく思っております。特に意味があるというわけではないところでございますけれども、記念となるような定例会でございますので、一生懸命また頑張って質問をやっていきたいと思っております。よろしくお願いをいたします。 それでは、議長からお許しが出ましたので、通告してありました一般質問、まず1番目の認知症施策推進事業についてお尋ねをいたします。厚労省のホームページには、認知症になっても住み慣れた地域で生活を継続するためには、医療、介護及び生活支援を行うサービスが有機的に連携したネットワークを形成し、認知症の人への効果的な支援を行うことが重要であると、またその推進のため、医療と介護の連携強化に基軸を置きつつ、市町村の実情に応じた事業の展開を可能とするように、市町村認知症施策総合推進事業を実施しているとありました。 そこで、まず現状把握のために本市の状況等についてお尋ねをいたします。1番目の質問でございますが、認知症患者数について、本市と県平均との比較についてお伺いいたします。地域によって認知症患者数、あるいはその症状について、大きな差があるとは思っておりませんけれども、本市の認知症患者数、そしてそれが県平均との比較、そして状況等について御説明をお願いしたいと思います。 あとは自席から質問を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 おはようございます。では、伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。まず、介護認定を受けている高齢者を対象とした認知症高齢者の日常生活自立度調査で見ますと、一般的には、ランクⅡ以上から認知症状が見られると解釈されており、令和3年3月末時点のランクⅡ以上の方は、本市で1,782人、本市の要介護認定者2,514人中の70.9%を占めております。沖縄県では、3万9,162人で68%となっているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 県平均と比べたら、若干ではあるけれども、率としては高いというようなことなのです。特にそれが大きな問題だということの認識は持たなくていいということでいいですか。ありがとうございます。 それから、独居老人などの単身者の割合と行政の関わり方についてでございますが、認知症になりますと、家族の皆様方の介護あるいは地域社会、そして行政などの支えが絶対に必要になるわけでございますけれども、特にお独りで住まわれている単身の高齢者の方、あるいは御高齢の御夫婦等は、行政が手厚く支援する仕組みが必要になると思いますけれども、そのような方々に対する本市の施策、あるいはケアも含めてどのような対応をしているのかということを御答弁お願いしたいと思います。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市の全世帯における高齢者単独世帯の割合は14%となっております。また、高齢者夫婦世帯は7.5%となっております。一方、沖縄県では、高齢者単独世帯が11.4%、高齢者夫婦世帯は8.6%となっており、宜野湾市、また沖縄県ともに増加傾向にございます。 単身高齢者や高齢者夫婦世帯等への宜野湾市の取組といたしましては、日常生活の孤独感や不安感を緩和する福祉電話の設置、急病や事故など緊急事態に対応する緊急通報システムの設置、見守りを兼ねた配食サービス、成年後見制度申立ての支援、宜野湾市社会福祉協議会による保健飲料給付事業地域包括支援センターによる総合相談や必要に応じた家庭訪問の実施、権利擁護事業を行っており、宜野湾市、また市社会福祉協議会包括支援センターと連携して取り組んでいるところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 今、部長がおっしゃった連携しながらというところで、やっぱりそこがポイントになるかなと思っております。様々な、国の先ほどのホームページでも御紹介をいたしましたけれども、やっぱり連携を強化しながら、あらゆるところと情報の共有もしながら、しっかりと支えていただきますようにお願いをいたします。 3番目の質問に移ります。認知症初期集中支援推進事業の活動内容についてお伺いをいたします。私たち会派、結・市民ネットワークでは、先月5月に認知症対策の先進地でありますところの埼玉県草加市の認知症検診事業を行政視察行ってまいりました。草加市では、平成26年から一般会計予算を財源に、認知症検診を実施しております。この事業を簡単に御紹介申し上げますと、還暦に達する60歳の市民、そして65歳以上の方々に、認知症検診という名前ではなくて、脳の健康度チェックと称して検診を受けていただくものです。 この事業の目的ですが、認知症への正しい知識、そして予防、あるいは早期発見・早期治療が目的で、脳の健康チェック表に受診者がその場で記入をしていただいて、それを基に医師の問診を受けて、その結果、詳しい検査が必要な状態というふうに医師が判断した場合については、指定された医療機関につなげていくということになっているそうです。 草加市の人口は、本市の約2.5倍、25万人、65歳以上の高年齢者数は6万人余りで、高齢化率は約25%ということで、本市よりもちょっと高い数値です。この認知症検診事業ですが、受診率は2%から3%程度ということであまり高くはありませんが、要検査数は、毎年550人程度ということで、全受診者の4割弱、そのうち軽度の認知症と診断された人が約2割ぐらいいらっしゃるそうです。例えば先ほど申し上げました本市のこの認知症初期集中支援推進事業がこれに当たる事業かよく分かりませんけれども、この事業の活動内容等について改めて詳しく御説明をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市において認知症検診の実施はございませんが、軽度認知症の方のスクリーニングといたしまして、認知症気づきのチェックリストの活用や包括支援センターに設置しております認知症の早期発見を目的に開発されたコンピューター、認知症タッチパネルを活用しております。認知症の早期発見には、多角的なアプローチが必要でございます。認知症を理解する普及啓発活動を行いつつ、包括支援センターでの総合相談や認知症カフェの紹介、認知症の進行に応じた適切なサービスの流れを示した認知症ケアパスの活用にも取り組んでいるところでございます。 また、認知症初期集中支援推進事業といたしましては、認知症の方やその家族に早期から関わり、早期診断、早期対応に向けた支援体制を構築することを目的に、認知症初期集中支援チームを平成28年度より設置しております。認知症初期集中支援チーム員には、医師、保健師、社会福祉士が所属しており、認知症初期段階で、対象者を把握できるよう、関係機関に相談窓口や事業の周知を行い、かかりつけ医と連携しながら適切な対応に努めております。定期的なチーム会議においては、運営方針の共通認識や広報活動強化に継続的に取り組み、支援したケースの振り返りでチーム員のスキル向上も図っているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) よく分かりました。ありがとうございます。 全国的にも認知症患者増加傾向にあるということは承知をしております。しっかりと支援を今後も継続していただきますようにお願いをいたしまして、次の質問に移ります。 認知症地域支援・ケア向上事業についてお伺いいたします。認知症患者や家族を社会全体で支援する仕組み、それから認知症地域支援推進員が具体的にどのような取組をこれまでしてきているのかということをまずお伺いします。 また、認知症の人の生活を全般にわたりケアするのは、これはごく当然のこととして認識をしているわけでございますが、改めてその意義と必要性について、丁寧な御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症地域支援推進員は、地域包括支援センターに1名ずつ配属されており、認知症予防の普及啓発、相談支援、初期集中支援チーム、またサポーター養成講座キャラバンメイトの活用、認知症カフェの企画運営、道迷い高齢者の捜索手配、研修やイベントの企画等を通して活動しております。また、認知症疾患医療センター等をはじめとする医療機関や介護サービス提供事業所ケアマネジャーや支援者といった個々の連携をはじめ、そのネットワーク化に向けた活動にも取り組んでございます。 認知症地域支援推進員の配置は、医療、介護等の連携強化等による地域における支援体制の構築と、認知症ケアの向上を図ることにつながるものと考えてございます。
    上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございました。4か所ある地域包括支援センターに各お一人ずつ配置をされているということです。ありがとうございます。 では、5番目の質問に移ります。認知症サポーター等養成講座認知症高齢者等見守りおかえり支援ネットワーク事業についてお伺いをいたします。まず、認知症サポーター等の養成講座の内容、それから育成するための市民への周知方法等について御説明をお願いいたします。 それから、この認知症サポーターの方々の主な活動内容についても御紹介をいただきたいと思っています。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症サポーター養成講座は、認知症を理解し、地域の中で認知症の人や家族をできる範囲内で見守り、支援する人を育成し、地域の様々な生活場面において実践するために開催しております。講座内容は、認知症の理解、認知症サポーターとしての役割を講師のキャラバンメイトやDVD視聴を通し学んでもらっております。 認知症サポーター養成講座の市民への周知方法としましては、ホームページやSNSへの掲載、地域包括支援センター職員による団体等への声かけ、各種教室、イベントでの広報等を行っております。また、令和3年度からは、市民講座として生涯学習課と共催で開催しているところもございます。 認知症サポーターの主な活動内容は、生活のあらゆる場面で認知症の人をサポートしたり、様々な社会資源との窓口になったり、認知症があっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを長く続けられるまちづくりの担い手等がございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございます。私自身もまだ認知症サポーターのこの講座を受けておりませんので、この機会にこの養成講座を受けてみたいと思っています。 それから、認知症高齢者等の見守りおかえり支援ネットワーク事業について、御説明をお願いいたします。平成28年8月にその実施要綱が定められたこの文書がありまして、これ見ると、本当にすばらしい活動をしているのだろうなということで推察はできるわけですけれども、改めてその事業内容、中身について御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症高齢者等見守りおかえり支援ネットワーク事業につきましては、宜野湾市社会福祉協議会、宜野湾警察署、宜野湾市が相互に連携して、高齢者や障害者等の日頃の見守りや、認知症高齢者等が道迷いで行方不明になった際に、いち早く発見、保護するネットワークとなってございます。従来のアナログ的な捜索に加え、令和2年度より開始しました町なかにある自動販売機とITを活用した捜索システム事業との相互補完により、地域の見守り体制や安全を確保し、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域を目指し、取り組んでございます。 また、認知症高齢者等の見守りや捜索に、通常業務や活動の中で協力を行う見守りおかえりサポーターには、市内自治会をはじめ、令和4年5月末時点で40団体、57事業所の登録があるところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございます。2020年11月28日の新聞をちょっと拝見をしておりますが、県内で初めての事業、そして全国的にもあまり例がない、今、部長おっしゃった事業です。例がないということで紹介をしております。これ実は、先週の那覇市議会の一般質問でも取り上げておりまして、ある議員の質問ですけれども、宜野湾市が取り組んでいる見守りタグのような取組を那覇市でできないか、道迷い等の支援対策についてお伺いをするということで、先週の那覇市議会でいろいろ議論をしたようです。ということで、先進事例ということで、好事例ということで高く評価したいと思っています。 先ほどの1年半前の和田副市長が盛んにPRしておりますけれども、今おっしゃった自販機ですけれども、市内で本年度中に100基、そして4年間で400基の受信機設置を目指すというふうに、多分高い目標なのだろうと思っておりますが、これの達成状況等について、今、部長、ちょっと答弁あったような気もしますけれども、改めて見通しも含めて、大変いい事業だと思っていますけれども、十分な機能を果たす、ある程度の設置台数がないと機能しないということもちょっと考えられる、想定できると思っていますので、その辺の状況等について、御説明を改めてお願いできますか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。見守り自販機事業における自販機への送受信機の設置状況でございますが、当初、年間100基ずつ設置していく予定で進めておりましたが、この方法につきましても、また自販機のオーナーさんとの調整ですとか、そういったことも出てくる関係から、コロナの影響もあり、なかなか進んでいない状況もございます。 議員おっしゃるように、きめ細かく配置することが、より発見の精度向上につながるものと考えておりますので、この部分についてもまた鋭意業者とも協力しながら、設置の促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 飲料メーカー、あるいは業者だとかそういう団体もございます。そことの連携をお願いをしながら、取組をしっかりと継続してやっていただきたいと思っています。 それでは、次の質問に移ります。次は、またしても健康推進部長でしょうか。特定健康診査受診率向上事業及び地域健康づくり支援事業について2点ほどお伺いをいたします。 特定健康診査受診率向上事業の進捗状況についてでございますが、今年度、本市は特定健診受診率向上のための予算を大幅に増額をし、今、取組を強化して推進していると思っております。4月から始まって、まだ四半期もたっていない現時点で進捗状況をお伺いするというのは、まだ時期が早いというのは承知をしております。ただ、令和6年度に50%の受診率という非常に高い、現在30%ぐらいだったかと思いますが、高い目標値を達成するためには、やっぱりスタートダッシュで取り組む気概がなければ、容易に達成できる数字ではないと思っております。 現時点での取組の状況はどうなっているのかということと、それから既に具体的な成果が出ているよというような事例がもしあるのであれば、これを御紹介いただきながら、市民の皆さん方への周知も兼ねて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。特定健診受診率向上対策として、令和4年度より国民健康保険加入者のうち、40歳から74歳の方を対象とした特定健診受診者への商品券3,000円分の交付を開始いたしました。受診環境を拡充するため、令和3年度の集団健診の日程18回を令和4年度からは、集団健診は22回とし、4回増やすことにより、定員枠400名枠を拡充し、2,570名受診できるように整備しております。 また、事業周知については、4月中旬に対象者への個別通知をはじめ、ポスター、チラシ、市報、ライン、ホームページ及び全庁的に各窓口にて周知を強化し、受診率向上に努めております。 5月までの集団健診2回分の実績としましては、受診者267名のうち、特定健診対象者は151名となっており、特に健診の受け方等についての問合せが増えるなど市民の関心が高まっており、4月から6月の予約は早い時点で定員枠に達しております。例年に比べて集団健診予約者が増えるなど、受診者への3,000円分の商品券特典効果がうかがえます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 回数を増やしたということと、それから定員枠がいっぱいになるぐらい今埋まっているということで、スタートとしてはかなりいいスタートが切れているのかなというような評価だと思います。気を緩めることなく、しっかりと取組をしていただきたいと思っています。 それから、2番目の地域健康づくり支援事業についてでございますが、その目的と効果についてであります。事業、当然のことながら目的があって、そして想定している効果というのか、期待というようなことも含めて事業を展開していると思っておりますが、改めて御説明をお願いできますでしょうか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。地域健康づくり支援事業につきましては、昨年度まではごろもウォーキング大会を実施していましたが、コロナ感染症の拡大により、令和2年度、令和3年度とも中止となった経緯がございます。これを機に、コロナ禍でも集客することなくウオーキングができるスマートフォンを活用したイベントに変更いたしました。 今年度より、健康づくりのきっかけをつくり、継続につながるツールとして、健康アプリを活用し、国保被保険者を対象としたウオーキングイベントを開催する予定でございます。また、より多くの方へのイベント参加を促すため、歩数を競うだけでなく、インセンティブを付与し、楽しみながら参加できるイベントを計画しております。 沖縄県と同様、宜野湾市も早世死亡、肥満、生活習慣病の増加など健康課題を抱えております。健康アプリ事業は、働き世代、無関心層も含めた国保被保険者の健康意識に働きかけ、健康行動を促すことを目的としております。健康アプリの活用を継続的に取り組むことで、肥満予防・改善、生活習慣病予防が期待できるところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 今、部長から健康アプリを活用したというふうな答弁がありましたけれども、これは私の認識では、沖縄県国保連合会が提供している無料アプリ、名前は「オーロラ」ということで認識していいですか。実を申しますと、私、2~3か月前からこのアプリをインストールしまして、活用させていただいております。感想としては、非常に自分自身の励みになるようなところもありまして、これ上等だなということで、市民の皆様方にも紹介をしたいくらいです。まず、何といってもただだということです。 それから、スマートフォンをどうしても必要だということでありますけれども、登録者がまだ少ないようなのです。それについて、今部長、周知等についても答弁をしていたかのように思いますが、まだ若干、多分これ全県だと思うのですけれども、国保加入者の方々まだ200人に満たないのです。これ多分部長もその機能等についてよく御承知のところかと思いますけれども、改めて詳しく説明することはできますか。口頭でなかなか難しいところもあるかもしれませんけれども、改めて周知をするというような前提の中で御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。この健康アプリにつきましては、議員おっしゃるように、沖縄県のほうが沖縄県国保連合会に委託して開発したアプリとなってございます。この健康アプリにつきましては、議員おっしゃるとおり名称が「オーロラ」というというものでございます。それを活用して市のイベントを開催する予定となっております。 この健康アプリ「オーロラ」の主な機能といたしましては、食事、歩数、体重などの生活記録や市町村からのお知らせ発信機能、期間を設定してイベント開催できる機能などもあり、健康づくりに活用できるアプリとなってございます。今年度、「オーロラ」のイベント機能を活用した健康づくりに取り組んでまいりたいということで、現在、沖縄県国保連合会とも調整をしながらイベント開催について、連携して調整しているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございました。このアプリですけれども、まず体重、それから歩数、食事、飲酒、睡眠、血圧というようなものが入力というか、この中に入っていくわけです。そのうちの歩数については、スマートフォンの中にもともと入っているアプリと連携していて、これが自動的に反映されていくのです。はね返ってくるというか、ここは入力する必要はないのです。 そして、体重については、そういった機能のある機器もあるかもしれませんけれども、基本的には手入力、毎日の体重を入力する。それから、3度の食事についても、腹八分で食べましたかとか、あるいはちょっと食べ過ぎたのではないですかというようなところ、それから飲酒についても同様にありまして、睡眠、血圧ということで、これ毎日入力することによって、健康意識というのは高まるのです。 それから、歩数については、今200人ぐらいの方々が登録をしているようですけれども、あなたの順位は今何歩歩いていて何番目ぐらいですよというようなところの競わされているというようなところもありまして、そこはしかし本人の健康増進のために大変有益な情報だと思っていますので、どうか市民の皆様方に改めて周知をしながら、健康意識を高めてもらうような取組をしていただきたいと思っています。では、この質問はこれで終わります。 想定していたより順調に今進んでおります。3番目飛ばそうかなと思っていたのですけれども、時間ちょっと余裕あるようですから、予定どおり進めていきます。 市道宜野湾11号歩道整備について、建設部長にお尋ねいたします。市民の長年の念願だった市道宜野湾11号が昨年開通し、全線供用開始されました。この市道を毎日利用させていただいている者として、改めて御尽力された安次富市長をはじめ歴代の市長の皆様方、職員の皆様方、そして地権者や関係者の皆様方には本当に感謝をしております。それまでは字宜野湾の地内を本当に申し訳ない思いをしながら、すれ違う人には大変ごめんなさいと言いながら、車で運転をしてまいりました。今は、もう佐真下からばっと役所まで行けるということで大変つくづくいいのができたなということで感謝をしております。これまでよりも約5分ぐらい時間短縮になっております。 そして、家から役所まで何回か歩いたことがあります。これまでは1時間20分から25分ぐらいかかっていたのですけれども、今は1時間10分ぐらいで歩いて、スピードにもよりますけれども、本当に心地よい汗をかきながら歩くときがあります。 ただ、議会報告及び市民との意見交換会にありますこの歩道の安全性の観点から、御指摘、御意見を幾つか寄せられているのは、御承知のところかと思います。まず、1番目にしみ出た雨水によるコケの発生状況と、歩行者への影響及び対策についてお伺いいたします。 経済建設分科会では、市民からの御意見に基づき、今月6月7日に宮城克委員長を先頭に現地視察を行いましたが、メンバーの中に多分日頃の行いが非常に悪い方がいらっしゃるかと思いますが、あいにくの大雨でございました。ですから、コケというのでしょうか、のりというのか分かりませんけれども、その状況を確認することはできなかったのです。ただ、その現場で市の担当者の方からは、複数の箇所でしみ出た雨水によってコケが発生するという説明を受けております。 この歩道上のコケによって、歩行者が滑って転倒をする危険性があるとのことですが、今現在、どのような対策を講じているのか、御説明をお願いしたいと思います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 こんにちは。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。宜野湾11号の歩道上ののりにより、足を滑らせて転んだ報告を2件と、のりを避けるために車道と縁石上を歩いているという報告を受けております。 歩道上ののりの対策といたしましては、これまでに高圧洗浄やデッキブラシによる洗浄などで除去を行ってまいりました。また、しみ出た雨水が多い2か所については、先月、透水管を敷設し、歩道上へ流れないような対策を講じております。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) すぐさま、それを全て解決するというのは、到底不可能なことだと思っております。ただ、2か所は対策を取ったよというようなことですので、改めてまた別の場所でもそのコケ、のりと言ったほうがいいのでしょうか、によって様々な影響が出ている、転倒するということは非常に危険、大きなけがにつながる可能性もありますので、ぜひそういったところをきめ細かい対応をしていただきますようにお願いをいたします。 それから、2番目でございますが、事故、犯罪防止の観点から、街路灯の設置についてでございますが、私5月29日、先月の29日の日曜日に、当該道路の歩道を新しく整備された2キロの区間を昼、そして夜、ウオーキングをしてまいりました。その日は、新月に当たる日、いわゆる月がない日でした。一部、基地からほんのりと明かりが漏れてくるところもありますけれども、住宅等もまだ張りついていない状況ですので、明かりがないのです。本当に真っ暗な状態で、暗くてとても怖い印象を持ちました。歩きながら前から突然黒い物体というでしょうか、近づいてきましてびっくりをしました。よく見たら、黒い洋服をつけた若い女性だったのです。私もびっくりしたのですけれども、彼女ももしかしたらびっくりしたかもしれません。 というふうなことで、できればやっぱり街路灯をつけて、どうぞ健康増進のためにウオーキングを楽しんでくださいねというふうなことを進めたいというようなところかと思いますが、昨日梅雨明けしました。昼間はやっぱり暑いというのと、仕事を抱えている方もいらっしゃいます。そして、女性の方は日焼けも怖いというようなところで、夜、ちょっとゆっくりした時間帯にウオーキングをしたいという方もいらっしゃるはずなのです。ということであれば、やっぱり街路灯は、これはぜひ設置をしてもらいたいなということで考えているわけですけれども、いかがでしょうか。建設部長、つけたいという見解はお持ちかと思いますけれども、計画等あればその辺含めて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。道路交通の安全性を確保する目的で設置する街路灯についてでございますが、昨年供用開始した部分の宜野湾11号には街路灯が整備されてございません。住宅などが張りついていないため、夜になると暗いことは当局も把握してございます。街路灯の設置につきましては、市の財政状況を考えますと、市単独費での設置は厳しい状況にありますので、前年度実施した交通量調査の結果も含め、補助メニューなどの検討を行っているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) しっかり国、県にも要請をしていただいて、予算を獲得して、できるだけ早く、街路灯を設置していただきますようにお願いをいたします。 それから、3番目ですが、歩行者と車の接触事故防止のためのガードレールの設置についてお願いをしたいと思っています。先ほどウオーキングをしたというお話をしましたけれども、この日の前日は雨模様の天気だったのです。ですから、歩道はまだぬかるんでいる状態で、ウオーキングするにはちょっといいコンディションではなかったような気がします。 歩道上のこのコケ、のりを避けるためかと思いますけれども、前を歩いている方が、まずお一人は一部車道を歩く方がいらっしゃったり、それから若い人でしたけれども、縁石の上を歩く光景を見ました。とても危険だなというようなところで、ここはガードレールについてはもう早めに予算を獲得していただいて、設置をしていただきたいなと思っておりますが、御見解をお願いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。ガードレールやガードパイプの設置につきましては、車両の路外への逸脱による乗員の人的被害と2次被害の防止を目的とし、事故が多発する道路、または多発するおそれのある道路で、防護柵の設置により被害防止の効果があると認められる区間に設置されているものであります。現在、ガードパイプが設置されている2か所については、上原から佐真下方面に向かい長い直線区間から右カーブとなっている2か所について、事故が起きるおそれがある箇所と認識し、上原側20メートル、宜野湾側20メートル設置しておりますが、予算を確保しながら、順次設置してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 今、優先順位をつけながら対応しているというふうなところです。これも先ほど同様、一気に全線というのは難しいと思いますが、まずこっち側危ないなというふうなところは、できるだけ早く設置をしていただくようにお願いいたします。 これまで1、2、3と質問をさせていただきましたけれども、要は目的は、目的はというか、これが完成、その条件が整えば、やっぱりウオーキングコースとしての活用というのが必要というか、まず車だけの通行ではもったいないと思っているのです。特に整備された2キロの区間は、ウオーキングコースしての活用というようなところでお伺いいたします。 まず、危険性の除去というのがやっぱり絶対的な条件になるのかなと思っておりますが、この歩道を市民のウオーキングコースとして推奨することができないかどうかについてお伺いいたします。 実際に歩いてみての感想ですけれども、片道2キロ掛ける2ですから往復4キロの距離になるわけです。ちょっとのアップダウンはあるのですけれども、無理なく楽しく歩ける景色もよかったりしまして、いいコースだなという思いを持ちながら汗をかいてきたわけですけれども、市民の健康づくりのためのウオーキングコースとしての活用という観点から、健康増進を含めて、健康推進部長の御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。昨年、市道宜野湾11号開通後、健康増進課のほうでも運動指導士と健康づくり推進員が一緒になってウオーキングを行ったところでございます。感想としましては、議員おっしゃるよう、ガードレールが必要ではないかとか、滑りやすい場所があるなどの感想がございました。 市民が安全にウオーキングができるような環境が整備されましたら、ウオーキングコースのとしての周知やウオーキングマップの作成なども検討していきたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございました。 最後の質問になります。嘉数高台公園の施設整備事業についてお尋ねいたします。手短に質問をさせていただきますが、先週、アスファルトが敷かれました。そして、新しい遊具も整っています。もう風景ががらっと変わって、いよいよ工事完了かなということで、地域住民、大変楽しみにしております。 もうそろそろかなと思っておりますが、工事完了の日程、あるいは供用開始等について、まずその辺決まっておれば、ちょっと御答弁をいただきたいということと、それから以前のプールですけれども、今活用があまり不明というか、どういう形で使われているのかよく分からないというような意見もあるのです。その辺のところを含めて2点お伺いしてよろしいでしょうか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。嘉数高台公園施設整備事業の進捗状況につきましては、令和3年度に繰越しを行った中央メイン通路の舗装や遊具設置、植栽整備、広場側トイレ、あずまや2棟は、現在、工事の終盤を迎え、完了を今月末の6月30日を予定し、供用開始の時期につきましては、具体的には決定しておりませんが、7月中には供用開始ができるものと考えております。 また、今年度事業で行う中腹園路の整備や、中腹園路側のあずまや2棟につきましては、発注準備を行っている最中で、今年度での完成を見込んでおります。 議員おっしゃるプールの活用につきましては、伊佐議員からの御指摘があり、犬のふんなどがございましたので、公園利用者が気持ちよく公園を利用できるために注意喚起の看板などを設置を行いました。また、今後の活用計画につきましては、平成30年度に作成した再整備基本計画の調査において、当該地はパークゴルフエリアとなっており、高齢者の憩いの場としても利用されている状況でございますので、今後も健康増進の場として活用できるよう、関係部署と調整してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、分かりやすい答弁ありがとうございました。2番目の整備完了後の活用の在り方については、また改めてお尋ねさせていただきたいと思っています。 最後に、またちょっと宣伝をさせていただきたいのですが、来たる6月26日の日曜日に宜野湾市文化協会主催の芸能祭がございます。市内に研究所を構えていらっしゃる舞踊の先生方、三線、琴、笛、胡弓とか、本当にすばらしい公演が観れるものと思っております。入場料はたったの1,000円です。私自身1万円以上の価値のある公演だと思っております。ということは、見に行くだけで9,000円得する計算になるわけです。先着多分500名ぐらいの戯場かと思っておりますが、こぞって、市長も副市長も皆さんおいでいただいて、そして励ましていただきますようにお願いをして、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で17番 伊佐哲雄議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時57分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時09分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 18番 屋良千枝美議員の質問を許します。屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 皆さん、おはようございます。議席番号18番、結・市民ネットワークの屋良千枝美でございます。やっと梅雨も明け、庭先ではセミの鳴き声も聞こえ、夏本番の季節となってまいりました。 あさって6月23日は慰霊の日です。南部の平和祈念公園では、77年前の戦争で亡くなった多くの御霊に平和を誓う祈りが厳かに行われます。また、本市の各地域においてもコロナ禍でありますが、縮小しながら戦没者の慰霊祭が執り行われる予定だと聞いております。77年前の4月に、米軍は沖縄本島に上陸し、県民の4人に1人が命を落とすというとてつもない悲劇がこの沖縄で起こりました。そして、米軍の戦争歴史の碑にありったけの地獄を集めたと刻まれております。 過去の大戦で身も心も傷つき、家族や親戚、そして愛する人を亡くされた方々は、二度と戦争という悲惨な歴史を繰り返してはならない、また戦争につながる基地は要らないと、戦後77年たった今でも声を上げ続け、戦争を知らない若者の世代に平和の大切さを語り継いでおります。 しかし、今世界では、ロシアによるウクライナ侵攻でまちは爆撃を受け、焼かれ、多くの人が逃げ惑い、深い悲しみの中で許すことのできない戦争が行われております。このようなウクライナの状況をテレビで見ていた78歳の義理の父は、「戦やならん、命どぅ宝どー。」と嘆いておりました。一日でも早く争いが終結し、平和が訪れることを心から願っております。 慰霊の日、未来ある子供たちや孫たちに二度と戦争という冷酷で悲惨な歴史を繰り返してはなりません。私たちは、そのことを心に強く誓うことが平和な未来を守るために最も重要なことだと思います。 それでは、本題に入らせていただきます。議長よりお許しがありましたので、通告いたしました項目を順を追って質問させていただきます。 まず初めに、平和基地行政についてでありますが、平和祈念事業の目的と過去2年間の事業と今後の取組計画についても御答弁をお願いいたします。 あとは自席にて質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 こんにちは。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。平和祈念事業は、77年前の沖縄戦の体験者が少なくなる中、多くの尊い命が奪われた沖縄戦を風化させることなく、戦争の悲惨さ、命の尊さを継承し、平和な社会を創造するために、市民の平和意識の高揚を図ることを目的に実施しております。 これまでの取組としましては、令和2年度は、県内の戦跡めぐりのほか、戦争体験者の証言映像やリーフレットを作成し配布いたしました。令和3年度は、市内4つの中学校計843名の生徒に対し、平和劇や平和大使の活動報告を行っております。市民イベントとしましては、宜野湾コンベンションシティにおいてパネル展や平和大使のオンライン報告会を動画配信しております。今年度も引き続き、中学校イベントや市民イベントを実施するなど、市民の平和意識の高揚に努めてまいります。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 市民経済部長、平和祈念事業の御説明ありがとうございます。6月は慰霊の日でありますので、平和を考える意味でいま一度平和行政について取り上げております。 今年は、復帰50年、そして戦後77年と経過し、沖縄県民は困難な時代を乗り越えてまいりました。この宜野湾市でも嘉数高台で激しい戦闘が繰り広げられ、多くの住民が犠牲となった悲惨な歴史があります。本市の平和祈念事業は、戦争を知らない世代が平和について考え、決して戦争を起こしてはならない、その目的下でもすばらしい事業であると思います。 また、過去2年間の実績からも各中学校へ平和についての出前講座や、コンベンションシティにおいての市民向けの平和劇であったりと、会場には多くの参加者が集まっていらっしゃいました。これまでコロナの影響もあり、開催も危ぶまれていたときもありますが、趣向を凝らしながら取組に当局の努力がひしひしと感じられております。本当に御苦労さまでございました。 それでは次に、本市の中学生を長崎へ派遣する平和大使育成事業の目的と、これまでの事前学習と事後学習の取組状況などについても御説明をいただけますか。 また、令和2年度、令和3年度と長崎への派遣はできなかったようですが、大学生の平和大使が代表してオンラインで参加し、中学生の平和大使へと学びを共有したと聞いております。このようなコロナ禍の中でどのようにして学びを深めていったのでしょうか。部長、今年度も平和大使育成事業の派遣は計画がなされているのかについても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平和大使育成事業は、世界平和を希求する理念の下、戦争の悲惨さや平和の尊さを次代へ継承する人材を育成することを目的として実施しております。令和3年度の事前学習では、県内の戦跡めぐりや県内外で起きた戦争について講話を通して学び、オンライン報告として配信しております。フォローアップ研修では、令和2年度の平和大使を対象として、沖縄戦の戦況の移り変わりなどをたどりながら、県内をめぐるフィールドワークやガイド体験を行いました。 また、コロナ禍の影響もあり、長崎での平和祈念式典などは全てオンライン開催となり、本市からは青年層の平和大使が代表として参加いたしました。その中で学んだ原爆の脅威や爆風による凄惨な状況を紹介し、核の恐ろしさや戦後も苦しい状況が続いたことなどを中学生大使と共有し、二度と戦争は起こしてはならないといったことを考える機会となりました。令和4年度、現時点では長崎派遣を予定してございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 細やかな御説明ありがとうございます。これまで長崎への平和学習で派遣された生徒たちは、平和大使として全国の青少年とともに戦争の愚かさ、平和の大切さを学ぶ貴重な体験をしてきたと思います。しかし、私たちの周りでは、沖縄戦を語ることのできる戦争体験者も少なくなってまいりました。学校現場においても平和教育の在り方が議論される現状でありますが、多くの学校で平和学習が設定されております。写真パネル展や短時間の講話がほとんどで、時間のかかるフィールドワークをする学校は少なくなっており、また教職員に対しても教科の研修や研究会は多いですが、平和学習に関する勉強会などは少ないように思います。教職員こそ平和研修を通して歴史的事実を知り、どのようにして戦争が行われたのか、争いを防ぐために世界の情勢を知り、平和について学ぶ必要があると思います。今後、戦争を起こしてはならない、その思いを受け継ぐためにも、教職員の平和に対する研修の在り方や重要性について、教育長はどのようにお考えでしょうか、教育長の御見解もお聞かせください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 こんにちは。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。議員御質問の平和学習に対する教職員の研修につきましては、重要な努力事項であると考えております。そのため、市教育委員会としましては、校内研修の一環として、平和教育に関する研修会を推進し、教材研究及び授業改善を図り、教職員一人一人の指導力向上に努めているところでございます。 また、初任者研修会及び中堅教諭対象者研修会と称しまして、沖縄戦における宜野湾市の状況等について研修する機会を設けてございます。 なお、フィールドワークにつきましては、令和2年度より昨年度まではコロナ禍により多くの学校で中止しておりました。今年度の状況について各学校に確認しましたところ、ほとんどの学校で実施予定であるという報告を受けてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 教育長としても第一声の答弁でありますので、教育長の御見解もお聞かせ願えますか。よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 教育長。 ◎仲村宗男教育長 こんにちは。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。平和教育につきましては、沖縄県教育委員会が「学校教育における指導の努力点」という教育施策を発行しておりまして、努力事項の一つに人権教育、平和教育の充実を示しております。それを受け、市教育委員会は、「宜野湾市の学校教育」という教育施策を示し、各学校が教育課程を編成する際の基準にしております。各学校におきましては、県及び市の教育施策を踏まえ、各教科、道徳科、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動の指導計画に位置づけ、年間を通して授業等で平和教育の充実を推進するよう周知しており、今後も継続させてまいります。 戦後77年が経過した今日、学校におきましては慰霊の日特設授業等で御尽力いただく戦争体験者の方々が高齢化し、語り手が減少している状況がございます。そのため、市教育委員会としましては、教職員自身が平和教育についての理解を深め、新たな語り手、推進役として研修の充実を図り、指導力向上に努めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 教育長、指導部長、ありがとうございます。教育長の平和教育を推進するということで報告を受けましたので、安心しております。指導部長の御説明からも教員の初任者研修などで激戦地をめぐり、平和学習を深めて見聞を広げているということでしたので、どうぞまた研修のほうをよろしくお願いいたします。大変大切なことでございます。もうすぐ慰霊の日です。77年前の沖縄は、戦争の惨禍にあえぎ、多くの尊い命が奪われました。このような戦争の悲惨な思いを時の流れとして風化させるのではなく、次の世代へ語り継ぐことも私たちにとって重要なことではないでしょうか。 本市の平和大使育成事業も今年度は長崎派遣ができるということで、本当に安心しております。平和大使の9人の皆さんが長崎での平和祈念式典や青少年ピースフォーラムに参加し、平和への思いを深めて、多くの仲間たちに共有できることを願っております。 それでは、次の質問に入らせていただきます。米軍機の爆音等による騒音被害と危険性から市民を守る対応の在り方について伺いたいと思います。普天間飛行場に配備されたMV-22オスプレイや違法な外来機は、住宅街や学校、保育園、病院などの公共施設の上空を低空飛行で飛び交い、市民に騒音被害を与えております。オスプレイや外来機など、騒音に対する住民の怒りは頂点にあるのではないでしょうか。 それで、お伺いいたしますが、沖縄防衛局の目視目線で、普天間飛行場に米軍機が離着陸した回数はどれだけあったのでしょうか。2018年から2021年までの4年間における常駐機と外来機の離着陸した回数、そして市民からの騒音に対する苦情はどのようなものがあったかについて、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 こんにちは。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。 沖縄防衛局から提供されている普天間飛行場における航空機の離着陸等状況によりますと、常駐機の離着陸回数は、2018年1万4,104回、2019年1万4,495回、2020年1万4,850回、2021年1万4,823回となっており、外来機の離着陸回数は、2018年1,166回、2019年2,902回、2020年2,650回、2021年3,194回となっております。市民から寄せられる騒音に対する苦情につきましては、「夜中も飛行機の音がうるさくて眠れない。」といった夜間飛行に関する苦情や、「騒音で、家族との会話やテレビの音が聞こえない。」といった市街地上空の旋回に関する苦情などがこれまでに寄せられております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 部長、ありがとうございます。普天間飛行場の離着陸は、常駐機、外来機合わせて、2018年に合計1万5,270回、そして2019年には1万7,397回、2020年には1万7,500回、そして昨年の2021年には1万8,017回と年々最多の数字となっております。 その中でも外来機であるF-35戦闘機などが、制限時間の10時を過ぎても爆音を上げ飛んでいる実態があります。寝ている赤ちゃんが泣いてしまうなど、多くの苦情が後を絶ちません。 普天間飛行場の全面返還が合意されて26年を迎える中、周辺住民の騒音被害は、精神的にも限界を超えているのが現状にあります。部長の説明でも、外来機の離着陸回数が2018年には1,166回から2021年には3,194回と、3倍近く増大していることが調査でも明らかになっております。 そこで、お伺いいたしますが、外来機の離着陸が増えた要因は何なのか、2021年の外来機の種類と各機種の離着陸回数についても御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。外来機の離着陸が増えた要因ということにつきましては、米軍の運用に関わることであり、市として詳細を把握しているわけではありませんが、沖縄の近海を航行する空母や強襲揚陸艦などの大規模な訓練に伴う航空機のタッチ・アンド・ゴーなどの離着陸訓練、物資の運搬、または部隊が新たに入れ替わる際の人員の異動などの理由があると考えております。 2021年の外来機種及び離着陸回数でございますが、UC-12軽輸送機830回、P-8対潜哨戒機738回、UC-35軽輸送機461回、MV-22垂直離着陸機399回、KC-130空中給油機149回など、全27機種、延べ3,194回の外来機飛来となっております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 基地政策部長、御説明ありがとうございます。資料のほうもいただきました。この外来機が27種類あるということに大変驚きました。私の資料でもこの27機までは把握しておりませんでしたが、そういう外来機の飛来が普天間で行っているということは、大変異常な事態だと思います。 松川市長の施政方針の中でも、米軍機事故の危険性や騒音被害など、市民に大きな負担を強いている。さらに、まちづくりを進める上で基地は阻害要因になっていると述べておられました。2021年には、普天間飛行場を離着陸した外来機のうち、市街地上空を旋回したタッチ・アンド・ゴーを繰り返すP-8偵察機が738回の最多の数字を示しております。また、騒音の激しいジェット戦闘機では、F-35戦闘機が105回、FA-18戦闘攻撃機が28回、F-15戦闘機が14回と続いているのです。 本当に報告書の中のほんの一部の種類ですが、この戦闘機の飛来で上大謝名では最大115デシベル、123.9デシベルと過去最多の騒音を記録されております。市民からは、恐ろしい、心臓が止まりそうだという苦情もありました。市長は、事あるごとに外来機の飛来や夜間飛行を禁止するようにと沖縄防衛局に抗議の申入れをしております。このように世界一危険と言われている普天間飛行場の数々の問題を日米両政府に対して、どのように働きかけるお考えなのでしょうか。市長の御見解もお聞かせください。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間飛行場の危険性除去や基地負担軽減につきましては、これまであらゆる機会を捉えて、普天間飛行場所属機による事故などや市民から寄せられる苦情の内容、騒音測定結果など客観的なデータもお示ししながら、日米両政府及び米軍に対して早期に実現するよう求めているところでございます。 直近の取組としましては、今年4月に県内要請行動として、沖縄県知事、在沖米国総領事に、東京要請行動として、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)に対して、普天間飛行場の一日も早い閉鎖返還と返還までの間の危険性の除去及び基地負担軽減並びに速やかな運用停止の実現などを直接訴えつつ、要請文をそれぞれ手交しております。これを受けて政府からは、基地負担軽減についてしっかりと取り組んでいく旨の回答を得ております。今後も日米両政府及び米軍に対して、あらゆる機会を捉えて普天間飛行場の危険性除去や基地負担軽減について、引き続き強く訴えてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 4月に要請行動を行ったということをお聞きしました。基地問題に対する市長の御苦労は大変なものだと痛感しておりますが、市長にも一言いただきたいのですが、よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 こんにちは。御答弁申し上げます。ただいま基地政策部長から、この4月からこれまでの間の普天間飛行場の一日も早い閉鎖返還、そこにつきましての御答弁をさせていただいたところでございますが、補足としまして、私のほうからは、日米両政府ということですので、4月12日には、SACO合意、いわゆる日米合同委員会の返還合意からもう26年が経過をしたということを受けて、玉城沖縄県知事のほうに要請も面談で直接しております。やはりそこにはなかなか相入れない意見が、かみ合わない部分はございましたが、強く何らかの知恵をお互いに出し合いましょうということで要請をしております。知事からは、なかなかよい回答はございませんでしたが、ぜひ普天間飛行場のこの負担を、宜野湾市民の大変厳しい状況ということで、何とか知事にも考えていただきたいという強い要請をしてございます。 同日4月12日には、米国の在沖米国総領事マシュー・ドルボ総領事にも直接お会いをしまして、同様に普天間飛行場の負担軽減、一日も早い閉鎖返還、固定化は絶対あってはならない旨強く要請をしてございます。 その後、先ほどございましたように、岸田総理、松野官房長官をはじめ林外務大臣、岸防衛大臣、西銘沖縄担当大臣、それぞれ大臣の皆様がしっかり対応していただきました。面談の中でしっかり取り組む旨の今答弁をさせていただいたところでございます。 その後、在日米国大使館にも要請はしたのですが、なかなか面談が厳しいということでした。ただ、4月28日には、ラーム・エマニュエル駐日米国大使と在沖米国総領事館のほうで直接意見交換する場がございましたので、そちらで大使と意見交換をする中で、同様に普天間飛行場の危険性の除去、一日も早い閉鎖返還の意見を申し上げてまいりました。大使のほうへも同様に、しっかり普天間飛行場の市民の皆様には御配慮をいただくよう強く申し入れてございます。以上でございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 市長、ありがとうございます。多くの大臣に要請をし、面談を行ったということです。そして、意見交換もなさりながら、基地負担軽減について話されておりますが、よい進展ができるように、こちらも願っております。 市長は、基地問題に対しても普天間飛行場の危険性除去は最優先で、固定化はあってはならない。さらに、日米の両政府へ、県に対してもあらゆる方策を講じて、一日も早い閉鎖返還を求める、基地負担軽減についても目に見える形で着実に実現すると訴えております。しかし、目の前にある現実は、基地の70%以上が狭隘な沖縄県に残存している現実があります。戦後77年たった今でも、基地の負担を強いている構図は何ら変わっていないのです。これが目に見える現実ではないでしょうか。子供たちの平和な未来のためにも、市民の声をしっかりと日米両政府へ届けてほしいと心から願っております。そのことを要望して、次の質問に入らせていただきます。 それでは、次は高齢者介護と福祉の充実について伺いたいと思います。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者を迎える2025年問題についてでありますが、この年になると、高齢者を支える社会保障体制がパンクするのではないか、財政面や人材面において体制が崩壊するのではないかという懸念が高まっております。市長の施政方針の中でも、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるとありました。 そこで、伺いますが、2025年問題が本市にとって医療や介護、そして福祉サービスにどのような影響を及ぼすのでしょうか。また、本市の対応の在り方についても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。議員が御指摘されたとおり、2025年には団塊の世代が75歳を迎え、超高齢社会が到来いたします。本市は、高齢化率が19.8%であり、比較的若いまちではございますが、本市におきましても2025年以降は、これまで市を支えてきた団塊の世代が医療や介護、福祉サービスを受ける側に回る一方で、支える側の生産年齢人口は減少してまいります。このため、医療、介護、福祉、いずれにおきましても財政負担の増加や人材確保といった面で、他保険者同様に、社会保障財政の運営に影響が出るものと考えられます。高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構築に向け、今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。2025年問題の深刻度を軽減するには、やはり75歳を過ぎても要介護状態に陥らないこと、そして少しでも健康寿命を延ばすこと、本当に言うことは簡単なことですが、健康維持の努力も最も必要ではないかと思います。将来の医療抑制のためにもしっかりと介護予防を取り組むことが重要になってくるのではないでしょうか。 また、本市は、元気高齢者9割を目標に、健康づくりやスポーツ、趣味、そして文化活動など、高齢者の皆さんが外出する機会を増やし、生きがいづくりを応援する事業を推進していくことも大切なことであると思います。 このように、私たちの社会はこれまで例を見ないようなスピードで高齢化が進んでまいりました。そこで、今後の高齢化社会に向けて、認知症高齢者の増加も予測されることから、認知症高齢者の早期発見、早期対応に向けた取組について伺いたいと思います。 県内でも高齢者の5人に1人が何らかの認知症の症状があるとされています。そこで、お伺いいたしますが、認知症高齢者の症状とはどのようなものか、また早期発見、早期対応の重要性についても御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症とは、脳の障害により、これまで培ってきた記憶や思考などの能力が徐々に低下し、日常生活に支障を来す状態です。認知症の方には、原因となる病気の違いなどにより程度の差はございますが、共通して現れる症状があります。大きく分けますと、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断力の障害となります。 こうした症状は、認知症の原因となる病気の進行とともにゆっくり進行いたします。適切なケアや早期治療を行うことで、正常な状態への回復が見込めたり、先ほど御説明した障害の出現や認知症の発症を遅らせることもできることから、早期発見・早期治療が重要と言われております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。認知症は、脳の障害によって起こる病気であると言われております。加齢による物忘れは、出来事の一部が抜け落ちているだけで、認知症は出来事の全体が抜け落ちてしまっているようですが、例えば食事をしたこと、それ自体を忘れてしまい、食べたという自覚がありません。しかし、早期発見であれば薬で進行を遅らせたり、運動やリハビリなどで再発防止がなされ、進行を止めることが可能とされています。先ほど部長おっしゃいました認知症の早期発見・早期治療・早期対応は、認知症の方のその後の生活が大きく左右する重要なことであると私も感じられました。 そこで、お伺いいたします。次は、ちょっと飛んでいきますが、認知症検診について伺っていきたいと思います。先ほど伊佐議員も質問しておりました。私たち結・市民ネットワークで5月に視察研修に行ってまいりました。埼玉県の草加市では、認知症を早期に発見し、早い段階から認知症の治療を受けることができる認知症検診が実施されております。草加市では、認知症は誰でも起こる脳の病気、早めに受診し、早期に治療を受けることで認知症の進行を遅らせることができる。また、原因疾患によっては治る場合もあるとされ、認知症検診を市を挙げて進めております。 そこで、お伺いいたします。草加市の認知症検診の取組について、本市はどのように理解しておりますか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。草加市の認知症検診は、特定健診、後期高齢者健診と一緒に受診が可能となってございます。体の健康と同じように、定期的な脳の健康度チェックは重要でございますが、実施に向けましては、医療機関との連携等体制の整備や事業効果の検証もあり、時間を要するものと考えておりますので、他の保険者の状況も調査研究しながら、今後の取組について検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 検討してまいりたいということです。本当に草加市では、誰でも年を取れば認知症やその予備軍になる可能性があると指摘しております。これまで認知症になると、自分もつらく、家族もとても困り果てておりました。しかし、これからは認知症になっても安心して自分のまちや地域で暮らしていける、そして住み慣れた地域の中で医療、介護、さらに生活支援や予防などの必要なサービスが受けられて、近所で助け合って安心して暮らし続けられる、草加市はこのようなお年寄りに優しいまちづくりを目指して頑張っております。どうか本市のほうでも、この特定健診や長寿健診などをセットで認知症検診を受けられるような形で進めていただければよいかなと思いますので、どうぞ御検討願います。よろしくお願いいたします。 それでは、時間の都合上飛んでまいりましたが、次に入りたいと思います。それでは、次は産婦健康診査の進捗状況について伺いたいと思います。産婦健康診査は、赤ちゃんを出産したお母さんが医療機関や助産院で公費負担の2割まで無料で受けられる制度であります。本市も令和3年度より産婦診査の助成をスタートさせております。しかし、その年に公費負担で1回のみをスタートさせ、令和4年度に向けて公費負担の2回目を取り組むとありましたが、その進捗状況についても御説明を願えますか。 また、産婦健康診査の意義と必要性についても、いま一度御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。産婦健康診査の意義は、産後2週間、産後1か月などの出産後間もない時期に産婦健診を受けることにより、支援の必要な方を早期に発見し、支援を行うことで産後鬱予防や虐待予防等を図ることとなってございます。そのためにも、産婦健康診査を公費助成することにより、産婦全ての方が産婦健康診査を受診することで、子育て支援の一つとして必要性が高いものと認識してございます。 本市では、令和3年度より産婦健康診査の公費負担を1回でスタートし、令和4年4月からは2回の公費負担を実施しているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 産婦健診の意義と必要性についても述べられましたか。本市も今年度から公費負担で2回の産婦健診ができるようです。スムーズに取組がなされ、当局の働きに大変感謝申し上げます。 赤ちゃんを出産したお母さんは、身体的にもダメージがあり、それを回復するのに6週間から8週間かかると言われております。特に生まれた赤ちゃんを最優先にしなければならない生活の中で、出産後は精神的にも不安定になりがちで、自分の体のケアをすることに意識が向きにくくなってしまうことも多々あります。母親の体調不良や精神状態の悪化は、赤ちゃんの発育状態にも大きく結びついてくると考えられます。 このように健康診査が公費負担であれば、産後のケアを大切に考え、気軽に受診をする産婦さんもたくさん増えてくると思います。 それでは、今度は母子に対する心身のケアや養育支援事業の在り方について伺っていきたいと思います。産後ケアは、退院直後の母子に対して心身のケア、育児のサポートを行い、安心して子育てができるように支援体制を確保するものでありますが、本市は令和3年度から医療機関や助産院などで委託契約を行い、産後ケア事業の実施を進めていると思います。 そこで、お伺いいたしますが、どの医療機関と委託契約を行い、産後ケアの取組をなさっているでしょうか、その事業内容や実施方法、そして自己負担額などについても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、この医療機関との委託契約でございますが、宜野湾市内や近郊の医療機関等に直接産後ケア事業の委託が可能か声をかけ、契約をしております。また、相手からの契約の申出があり契約した事例もございます。現時点で契約している事業所数としましては、約10か所ございます。 産後ケアは、助産師等の専門職が療養上の世話や心身のケア、育児サポート等を行うため、施設に宿泊する宿泊型と施設で日中を過ごすデイサービス型、居宅に訪問するアウトリーチ型の中から申請により市民が選択し、利用決定後に利用することとなります。宿泊型、デイサービス型、アウトリーチ型共に利用者に自己負担額があり、委託料の1割となってございます。
    上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 先ほど部長の説明もありましたように、産後ケアの利用料金も1割負担となり、その施設を利用するお母さんにとって、赤ちゃんを抱え閉鎖的になりがちな家庭環境の中で、疲れを癒やし、寄り添ってもらいながら、助産師からの助言は非常に重要な意味を持っていると思います。 産婦や新生児のケア、そして乳幼児のケアについても当局としてさらに一歩踏み込んだ支援の取組が実現できたことに大変うれしく思います。健康増進課の皆さんには、事業の取組に大変御苦労をおかけいたしました。ありがとうございます。 それでは、次の質問でありますが、本市に5月30日付で養育支援事業制度の拡充について陳情が提出されております。3つの項目にそれぞれの養育支援事業に関する要望が出ておりますが、その内容のほうは当局のほうに提出はしておりますが、以上の6項目の陳情内容であります。本市にとって子育てで大変な思いをしている親御さんに養育支援事業体制の拡充は可能なのでしょうか、御意見をお聞かせください。 また、養育支援とはどのような取組なのかについても御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後0時01分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後0時01分) 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 こんにちは。養育支援訪問事業につきましては、福祉推進部よりお答えいたします。まず、養育支援訪問事業でございますが、育児支援が必要でありながら、自ら積極的に支援を求められない家庭等へ養育指導員などを派遣し、過重な育児負担がかかる前に支援を開始し、安定した養育が可能になることを目的としてございます。 例えば育児に関して親族の協力が得られにくい世帯、初めての子育てに強い不安を抱えている世帯、双子の育児で疲弊している世帯など、その状態は様々でございますが、保育士資格等を持つ指導員が定期的に訪問をし、世帯の状況に応じた支援を提供することで、養育者の負担軽減に努めております。 今回の陳情書では、支援の一環として家事援助を入れてほしいことや、対象年齢の拡大、訪問回数を増やしてほしいなど、様々な御要望となっております。これまでも各世帯の状況に合わせた支援を展開してまいりましたが、今後もより柔軟な対応ができるよう取組を進めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 部長、ありがとうございます。養育支援事業について、陳情者からの要望に対しても柔軟に取組をしているとの説明に安心いたしました。ありがとうございます。安心して子供たちを産み育てられる環境づくり、そして子育て期の切れ目のない支援体制の在り方について、当局の前向きな御答弁、さらに市民に寄り添った事業の着手をしていただき、心から感謝申し上げます。福祉の充実は、豊かな生活にもつながると思います。 それでは、最後の質問になりますが、全ての子育て家庭が安心して妊娠、出産、子育てができる総合的な相談窓口である子育て世代包括支援センターの運営状況や情報提供の在り方について伺いたいと思います。どうぞ御答弁をよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。妊娠届出における親子健康手帳交付時に、妊婦さんの全てにセルフプランを一緒に確認しながら相談支援を行い、子育て世代包括支援センターの担当を紹介しております。その後、必要時支援プランを立て、支援を行う必要のある方は、適宜、電話や面接等での継続支援を行っております。 情報提供につきましては、親子健康手帳交付時の面接において、母子保健事業のサービスを紹介しております。また、こんにちは赤ちゃん事業等様々な事業を通して情報提供をしております。ホームページも含め、今後もかりやすい情報提供に心がけていきたいと思います。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 様々な取組がなされているようですが、本市の子育て世代包括支援センターも昨年度の開設で、情報源であるホームページも12月20日に更新がなされておりました。でも、もう少し楽しい工夫が必要かなと思いましたので、それで他市のホームページも拝見いたしますと、うるま市の子育て世代包括支援センターだいすきのネーミングが目に止まり、情報源としての内容が充実をしておりましたので、その部分を紹介させていただきますが、「これから子育てをするあなた 今、子育てをがんばっているあなたへ、こどもに「だいすき」の気持ちをたくさん伝えてください。言葉や接し方、抱きしめることで「だいすき」を伝えましょう」とメッセージがありました。うるま市のホームページ、本当すてきな内容でありますので、どうか本市のほうもすてきなホームページができますことを期待しておりますので、どうぞ頑張られてください。ホームページは皆さんで視聴しますので、大変大切だと思います。 ちょうどよい時間となりましたので、これで私の改選前の一般質問となりましたが、これから大変激戦の選挙になると思います。次期もこの場所で平和教育、福祉などの質問ができますことを祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。皆さん、最後まで全力を挙げて選挙戦頑張ってまいりましょう。本日はどうもありがとうございました。失礼いたします。 ○上地安之議長 以上で18番、屋良千枝美議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時07分)              午後の会議 ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。19番、知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 皆さん、こんにちは。一般質問、本日3番目になります。知名康司です。本日1番目には伊佐哲雄議員、また2番目には屋良千枝美議員、3番目に私ということで、同じ年齢で、おまけにそろって一般質問同じ初日に3名というのも多分初めてのことでしょう。記念すべきことで、後で振り返れば、記憶に残ることになるでしょう。市制施行60周年記念とともに、この一般質問記念になるということで大変うれしく思うところであります。 さて、残り1人は飛ばしてお話ししたわけです。進めてまいりましょう。ひょっとしたら4名連続の可能性もあったかもしれませんけれども、次に取っておきましょう。 議長よりお許しいただきましたので、一般質問始めたいと思います。まず、(仮称)総合保健福祉センターについて伺いたいと思います。(仮称)総合保健福祉センターの進捗状況と今後の予定について伺います。 あとは自席にて質問させていただきますので、よろしくお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 こんにちは。午後もよろしくお願いいたします。 それでは、知名康司議員の御質問にお答えいたします。真栄原交流施設(仮称)総合保健福祉センターの現在の進捗でございますけれども、令和3年度までに全ての物件調査を終えまして、順次物件や用地補償等の業務を進めているところでございます。 現在の真栄原地区の進捗状況といたしましては、用地買収で1万4,564平米中3,335平米取得済みでございまして、進捗率が22.9%となってございます。物件補償ベースでございますと、70件中31件、補償済みでございまして、進捗率が44.3%、真栄原地区全体では32.3%の進捗となっております。 今後の予定につきましては、まず今年度につきましては、交流施設の基本設計に着手する予定でございます。令和5年度に交流施設の実施設計を予定してございまして、物件補償などの進捗によりますが、令和8年度の交流施設完成を目標に現在進めている状況でございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 部長、ありがとうございます。順調に進んで令和8年度、この(仮称)総合保健福祉センターの完成を楽しみにしていきたいと思います。 完成を想定して、まずこのセンター、そこにいろんな相談、受診とかを含めて社協も入る予定ですので、そういった施設をいろんな方が利用されると思うのです。そこで、この施設完成後に、例えば歩いて通う方もいらっしゃると思うのです。当然、真栄原は地元ですから、その周辺の人たちは歩いて(仮称)総合保健福祉センターに行くと思うのですけれども、嘉数から来たときに、何か利便性ないかなと思って、歩いて行く場合ですね。それを考えたときに、何らかの方法がないかと思って、例えば今比屋良川公園ございます。そこを利用して、特に嘉数周辺から来る人たちに対しては、そこを利用していただけたらいいのではないかなと思っておりますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。真栄原交流施設の完成後に、例えば議員おっしゃったように、嘉数高台公園から比屋良川公園、そしてこの総合保健福祉センター、仮称ではございますが、こちらに抜けていくような形になろうかと思います。比屋良川公園との連携につきましては、「人々と自然が触れ合える公園、まちづくりの拠点」というのが比屋良川公園のコンセプトとしてございます。こちらのほうを実現するために、平成30年3月に当該交流施設を含めた公園区域の変更を行ってございます。公園区域内の拠点施設として、この(仮称)総合保健福祉センターを位置づけたことにより、防災機能や利便性の向上、また地域住民間の交流、コミュニティー活動の場として連携が図られるものと考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 大いに活用していただき、近いこともあります。嘉数からは特に便利なのです。この公園を通って橋を渡って、この(仮称)総合保健福祉センターに向かう場合のルートとしては非常に優れております。 次に、歩いて行く方は、先ほどの方法があります。当然、遠くから来る方は車を利用すると思うのです。その際、そこの駐車場がどのくらい利用できるかどうか、現在の保健相談センターがどの程度の駐車台数を確保しているのか、それから比べたら新しい施設がどのぐらい確保できるか、その点を伺いたいと思います。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。真栄原交流施設につきましては、保健相談センターと社会福祉協議会の複合施設というふうな形になることからも、現在の保健相談センター以上の駐車台数の確保が必要になるものと考えております。現在、保健相談センターには62台が駐車が可能でございます。また、社会福祉協議会には50台が駐車可能と聞いております。駐車場整備につきましては、今年度実施予定の基本設計において、交流施設の配置計画を踏まえ、令和5年度に予定しております外構の設計におきまして、駐車台数等を現状の駐車台数に鑑みて検討してまいりたいと考えたいと思います。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 実際、今の保健相談センターの62台、そして社協の50台、それは当然超えることが想定できますけれども、できるだけ、やっぱり市内からもそうですし、市外からも来ると思うのです。それで、受入れ台数に関しては、もう多ければ多いほど非常にいい施設になると思いますので、そこをしっかり駐車場も整備していただきたいなというのがあります。よろしくお願いします。 (仮称)総合保健福祉センターに関しては、以上の質問でございました。 続いて、これから宜野湾市制施行60周年記念事業実施予定の事業についてを聞きますけれども、今年は市制施行60周年ということでございます。例年の式典、7月1日は市民の日ということで、例年の式典と異なる式典内容となるのかを伺いたいと思います。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。本市は、1962年、昭和37年7月1日に市制が施行されてから、本年で60周年を迎えます。60周年を迎えるに当たり、毎年7月1日、宜野湾市民の日に行っております市政功労者の方々への表彰と併せまして、市制施行60周年記念式典を開催する予定としております。式典につきましては、7月1日金曜日午後2時より、市民会館大ホールで開催することとしており、その内容といたしましては、現在調整中ではございますが、市制施行60周年記念ロゴ及びキャッチフレーズの最優秀作品に選ばれた応募者の方々への表彰、市内小学校児童による未来へのメッセージの発表などを予定しております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 今、新型コロナウイルス感染もまだ収束していない状況であると思いますが、式典後の祝賀会、例年行われておりましたが、この祝賀会に関してはどのように考えているのかを伺いたいと思います。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。式典後の祝賀会につきましては、新型コロナウイルスの感染防止対策に取り組むこととし、令和2年度以降開催しておりません。ちょうど私が就任してから一度も開催されていないことになります。今年度の祝賀会につきましても、大変残念ではございますが、新型コロナウイルス感染症のリスクを回避するため、開催を見合わせることとしております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 分かりました。これは4月の市報の中のちょうど裏ページに、宜野湾市制施行60周年記念事業、こうあります。すみません。違います。6月の市報の中でのハローキティが表紙を飾っております。ハローキティが宜野湾応援大使に就任しますということで、載っています。7月1日に開催される式典の中でこのハローキティが就任するのかどうかを伺いたいと思います。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えします。6月の市報に載せましたハローキティでございますが、大変御好評いただいておりまして、フェイスブックにも載せたものが大変リツイートとかシェアとか、あとはいいね!がついて非常に喜ばしく思っております。また、ハローキティの宜野湾オリジナルのものとなっておりまして、羽衣とあと頭にはサンダンカの花をつけているような形となってございます。 議員よりお話がございましたとおり、7月1日に開催されます市制施行60周年記念式典の閉式後に、引き続き宜野湾応援大使就任式を予定しております。それで、ハローキティのほうが応援大使として就任をしていただく形になります。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 部長、ちょっとお聞きしますけれども、式典後に、このキティちゃんはオオゴマダラは好きですか。オオゴマダラとのコラボも宜野湾市をアピールする上では、非常に注目されてすばらしいことだし、重要なことだと思いますが、その辺はできることを願っております。 他の自治体の応援大使で、ハローキティちゃんが就任している事例はこれまでございますか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。県外での取組として、ハローキティをはじめとするサンリオの多くのキャラクターが応援大使に就任する事例はございます。ただ、県内自治体としては、サンリオとコラボするのは宜野湾市が初めての取組となります。 7月1日の市民の日に応援大使に就任していただき、ハローキティを本市の各種周知チラシや市報等の各種情報の発信に活用するとともに、市イベントへの出演をしていただくことなどを通しまして、市内外への本市のPRを行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 非常に楽しみです。県内でも初めてということでありますし、非常に期待するところが大きいところです。大分当局一生懸命やりましたね。今後また期待をします。 それで、今後予定されている主立ったものの事業、先ほど4月の市報の裏面に事業が全部出ております。7月1日も含めて、12月3日のミュージックフェスタまでの長期にわたってイベントが予定されております。その中で伺いたいのが、7月3日に実施の琉球海炎祭の開催についてでございますが、これももうすぐです。琉球海炎祭の概要について、ちょっと説明をお願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 知名康司議員の御質問にお答えいたします。琉球海炎祭は、日本の夏の風物詩である花火と沖縄音楽、文化の融合したイベントであり、本市としましても琉球海炎祭を支援することにより、本市の観光振興に寄与するイベントでございます。令和2年度、令和3年度につきましては、新型コロナウイルスの影響により、本市での開催ができない状況でございましたが、今年、市制施行60周年に当たり、3年ぶりに本市で開催する運びとなった次第でございます。7月3日日曜日に開催を予定しております。応援団長として、石垣島出身アーティストのきいやま商店が就任され、今回の琉球海炎祭を盛り上げていただいております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 部長、ありがとうございます。琉球海炎祭も非常に期待するところは大きいです。実際、2年ぶりに開催ということでございますし、また花火自体がすごいのです。数が1万発を上げる。我々のところからでも、真栄原からですけれども、当然花火も見えて曲も聞こえるのです、ミュージックも。それがもうずっと長い間、時間的にもかなりの長い時間を打ち上げております。そういった面では、当然周辺も聞こえますし、やっているなというのが実際感覚的にも分かるし、うれしいのです。前は、海開きのときに、その後でやっていましたけれども、それも含めて非常にいい事業だなと思っておりました。 そこで、令和2年度、令和3年度の開催について、これは名護市での開催になりましたが、その経緯について御答弁ください。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。令和2年度、令和3年度におきましては、新型コロナウイルスの影響により、例年4月に開催しておりました琉球海炎祭の開催時期が12月に変更になりました。本市においては、これまで会場として使用しておりました宜野湾海浜公園では、この時期は、風向きの影響により、花火の火の粉や煙などが観客席に向かうおそれから、安全面に問題があると判断され、開催を見送り、名護市での開催に至ってございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) それでは、今回、市制60周年事業としても実施となります。これまでの事業と比較して、違いについてを答弁いただけますか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。市制施行60周年PR事業として、プレスリリースの際や琉球海炎祭公式サイトにおいて、市制60周年であることをPRしていただいております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) ありがとうございます。今まで宜野湾市主体というか、これまで全島離島フェアも宜野湾市でやっていました。それももう奥武山のほうに今はもう移っています。それと、その後にまた国際映画祭も宜野湾市で開催されていたのですけれども、それも今はなくて、何かこういった楽しみな事業が市内からなくなっていくものですから、今回、この琉球海炎祭、せっかく宜野湾市のほうに戻ってきておりますし、また琉球海炎祭自体が、次年度は特に20回の周年事業となります。今後も宜野湾市の事業として継続して実施できるようにしっかりと当局としては支援をしていただきたいし、あとはまた予算に関しても、これだけの集客、観光に対しても非常に集客力もありますし、いろんな意味でプラスになる事業でありますので、それも踏まえてどんどん実施していただきたいことを要望いたします。 それと、もう一つは、同じく周年事業ということで、今回はごろも祭りも実施する予定でございますが、その辺についても伺いたいと思います。今年度実施するはごろも祭りの概要について御答弁いただけますか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市制施行60周年記念事業でもございますはごろも祭りにつきましても、コロナ禍の中で経済的に厳しい状況にある観光関連事業者などの経済回復を図るとともに、市民間の親睦を深められるよう、新型コロナウイルスの感染症対策を図りながら、市内各機関団体との連携を密にし、本祭りが開催できるよう努めているところでございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 今のコロナを打破するためには、こういった市民の方が喜ばれる祭り、あるいはイベントが重要なことだと思います。 市制60周年記念事業としての実施に当たり、また例年の事業と違うはごろも祭りが期待されると思いますけれども、それをお答えください。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。市制施行60周年を記念した花火の打ち上げや、宜野湾市応援大使に就任したサンリオの人気キャラクターハローキティとともに、本市の魅力を発信できるよう、はごろも祭りへの参加について調整しているところでございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) これもまた実施予定が9月、これも期待するところでございます。これまで2年間、はごろも祭りも開催はありませんでした。市民は、開催に向けてとても楽しみにしていると思います。また出店業組合の方々もこのコロナ禍の中でイベント収入がないことで、とても厳しい状況にありました。コロナ対策をしっかり取りながら、はごろも祭りが実施できるように取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 市制60周年に関しては、質問は以上でございます。 それと、次は3番目のFIBAワールドカップ2023開催地支援協議会運営事業についてでございます。FIBAバスケットのワールドカップが来年沖縄県でも実施されます。まず、その大会概要について御答弁をいただけますか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。FIBAバスケットワールドカップ2023は、国際バスケットボール連盟が主催する4年に1度のバスケットボール界最高位の国際大会になります。FIBAバスケットワールドカップ2023は、史上初めて日本、フィリピン、インドネシアの3か国で同時開催となり、各大陸予選を勝ち抜いた32か国が参加し、2023年8月25日から9月10日までの17日の間、開催されます。 日本では、バスケットボール大会の開催においては、日本最高の施設である沖縄アリーナを唯一の会場とし、日本も含め8か国が来沖して行われることとなります。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 細かい説明までありがとうございます。このFIBAバスケットワールドカップ大会の、今回補正予算の中で初めて見たのです。実際、本来だったらワールドカップクラスの、例えばサッカーFIFAワールドカップってございます。サッカーというのはもう世界的に有名で、今年の11月から始まるのですけれども、この全世界的なサッカーに関しては、皆さんよく知っていると思うのです。このFIBAというのが、バスケットに関してはなかなかこれまであったのかどうかも含めて、なかなか知られないところだったのではないかなと思うのです。実際、私もスポーツは好きなのですけれども、この世界大会が今まであったのかどうかもちょっと分からないところがあったのです。 日本もバスケットは世界に比べたらそんなに強くないところであるのですけれども、いろんな意味で当然バスケットに関しては人気はあります。琉球キングスもすばらしい活躍もしておりますし、今後、人気が出ると思うのです。そういった意味では非常に期待するところではございます。 そこで、FIBAバスケットワールドカップを実施する際の沖縄県の受入れ体制がどのようになっているのかを伺いたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。運営主体である日本バスケットボール協会JBAと沖縄県、そして関連のある4市町の那覇市、沖縄市、北谷町、宜野湾市で構成される開催地支援協議会により、当大会の運営、受入れ体制を担ってまいります。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) そこで、開設地支援協議会としての各市の役割、あるいは本市の役割を御答弁ください。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。開催地支援協議会、それぞれの役割につきましては、沖縄県の玄関口であります那覇市がセレモニー会場として、沖縄市が沖縄アリーナの試合会場としての受入れ、北谷町が選手宿泊地としての受入れ、そして本市が審判団の宿泊地として、また選手の練習会場としての受入れを予定しております。 また、開催地支援協議会としましては、FIBAバスケットワールドカップ2023開催に向けての機運醸成、広報活動などを行っていく予定となっております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 本市の役割は、審判団の受入れ、あるいは選手の練習会場となっております。こういった機会はほぼない、今後二度とないチャンスでございます。負担金を出して終わりではなく、市民や子供たちに夢や希望、また感動を与えられるような本市にとってもメリットとなるような取組を実施していただきたいと思います。 それと、せっかくですので、バスケット出身でございます。現役の際は、すごい選手であったし、またプレーヤーであった松川市長にもちょっとコメントをいただきたいなと思います。想定にはなかったかもしれませんけれども。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。FIBAバスケットボールワールドカップは、役員の皆様が既に私のほうと接触はございました。審判団の宿泊も含めて宜野湾市で屋内運動場も活用させていただきたいと、内容的には詳細が私のほうにもまだございません。追って詳細が決まりましたら、また議員の皆様にも御案内をしたいと考えております。 ただ、やはりこれだけの予算を支出をするということですから、協議の中で、宜野湾市民、そして特にバスケットを目指している、プロスポーツもありますし、目指している子供たちに何らかの大きなメリットがなければいけないなということも考えております。そういったことも踏まえましてこれから協議、調整をしてまいりたいと考えております。 やはりなかなかない、これは二度とないかもしれないぐらいの大会ですので、ぜひその機会を活用できればと考えております。その際は、またよろしくお願いいたします。以上です。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) バスケットも非常にスピードがあって、見ていてもすごいプレーをしますし、また実際、その現場で見た場合には非常に感動をすると思いますので、ぜひ直接沖縄県のアリーナでやる試合に対しては見学できるようなチャンスをいただけたら、いいのではないかなと思っておりますので、その辺はよろしくお願いいたします。 続いて、市道真栄原13号の雑草対策についてでございます。市道13号といっても分かりにくいのですけれども、場所的には、真栄原交番ありまして、そこから沖国向けに佐真下公園までの距離が真栄原13号と言いますけれども、私が指摘したい場所は、その真栄原交番からちょうど500メートルぐらい行ったところにさつき保育園の分園がカーブのところにございます。そこまでの歩道の雑草がかなり伸びております。これは、前回平良議員からも指摘がありました。最近見ているのですけれども、まだ処理がされていません。そのままの状態で伸び切ったまま、歩道を覆うような形になっているのです。そこで、当局としては、その雑草の状況を把握しているのかどうかを伺います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 知名康司議員の御質問にお答えいたします。市道真栄原13号の植樹ますの雑草につきましては、通常パトロール等によって年2回程度の除草を行っておりますが、雑草の伸びが早く、市民からの除草依頼が多い箇所だと認識しております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 部長、今後もこれまでどおりの管理対応で、例えば年2回というのは、冬期と夏期、冬と夏ということで、年2回は作業をやられていると思うのですけれども、これまでどおりの管理対応で行うのかを伺いたいと思います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。植樹ますの除草につきましては、これまでどおりの道路維持管理の中で状況を見ながら除草を行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) ぜひお願いしたいなというのがあります。 提案のほうがよろしいかと思います。5月20日の新聞の掲載の中で、沖縄県の道路管理課によると、県道沿いを性能規定方式という方法で、景観維持のために2022年度より取り組み、2025年度で道端の雑草ゼロを目指すという方式を採用するそうです。先ほど言った性能規定方式というのは、刈り取り回数や手法は細かく定めず、業者の裁量によって刈り取り回数は増えますが、1回当たりの雑草の処理に係るコストは減り、時間当たりの作業面積も向上して、効率化につながったということでございます。 この業者に任せれば、年2回ではなくて、伸びたら切る、また伸びたら切るという感じで雑草を処理していくものですから、ほとんど伸び切らない状態で処理ができるということで効率的でもございます。 一例を挙げると、佐真下の十字路からちょうど宜野湾向け、宜野湾11号沿いに左側の米軍施設になりますけれども、そこが去年からその方式だと思うのですけれども、刈っていったところで、以前まではずっと伸ばしてから、かなり伸びた状態でまた刈っていたのです。ところが、最近は、刈って伸びたかなと思うところで作業に入ります。またしばらく見ていたら、また伸び切ったかなと、そんなに伸びてない状況で、30~40センチぐらいです。そこで、業者のほうでまた処理するのです。その処理する際は、ちりやごみとかが出ます。以前までは、そのフェンス沿いは非常にごみ、ちりが出ておりました。それも一緒にやるものですから、最近は見ていてもすばらしい状態なのです。刈り込み具合も含めて管理のやり方が。多分そうではないかなと思っております。業者に任せる方法、予算的にも先ほど言ったように、回数は意外と多くなるのですけれども、作業的には、費用的にもそんなにかからないということでありますので、また県も2025年までには、その方式でもって、県道沿いのことになりますけれども、それはもう雑草ゼロを目指そうということでございますので、それに向けて、もしもよかったらその方式を研究していただいて、特に歩道沿いの、先ほど言った真栄原のこの13号もそうですけれども、目立つところをやっていただけたら、非常に効果があるのではないかなと思っているところでございます。ぜひ参考にしていただきたいと思っております。ぜひ市の市道も同様な発注方式を検討してはいかがでしょうか。最後に。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。知名康司議員御提案の沖縄県道路管理課による性能規定方式による発注方法については、当局としても注目していたところでございます。沖縄県へ運用状況を問合せしながら、本市においても導入できないか検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 夏場になったら特に雑草は伸びは早くて目立ちますので、観光のまち宜野湾市を目指すためには、最初に言っていたイベントも含めてすばらしいまちにしていきたいなというところでありますので、よろしくお願いして、一般質問を終了させていただきます。ありがとうございます。 ○上地安之議長 以上で19番、知名康司議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時17分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時28分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。20番 呉屋等議員の質問を許します。呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 皆さん、こんにちは。絆輝クラブ、呉屋等でございます。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、64回目の一般質問を行いたいと思います。 質問を始める前に一言所見を述べたいと思います。本員が平成18年9月初議会より今定例議会まで、連続で64回一般質問を行うことができるのも、日頃より御指導いただいている、そして御支援をいただいている皆様、そして私どもの会派議員の皆さん、そして議員諸公の皆様、また市長をはじめ職員の皆様のおかげだと思っております。この場をお借りいたしまして、感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。また、答弁のほうも期待をしておりますので、よろしくお願いします。 それでは、1番目の質問に入ります。普天間飛行場周辺まちづくり事業(普天間地区)の進捗状況についてお伺いいたします。この質問は、初議会の平成18年9月より取り上げさせていただきまして、今回で31回目の質問となります。まず、門前広場の文化財調査の内容と、工事開始時期と完了時期について御答弁ください。 あとは自席よりお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。門前広場の文化財調査でございますが、発掘調査場所は、普天満宮及び神宮寺周辺で、そこには普天間古集落と普天間旧道跡が広がっており、両遺跡の現地発掘調査を令和4年7月から9月まで予定しております。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。工事に関する部分につきましては、建設部よりお答えいたします。門前広場の工事開始と完了時期につきましては、文化財調査完了後に工事開始となりますが、工事の標準工期が9か月を要することから、繰越し承認を得た後、令和5年7月末の完了を目標に進めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 文化財調査、本員が思ったより短い期間でできるのかなということで安心しました。また、工事のほうも令和5年7月末の完了予定ということでございます。 それでは、門前広場の内容につきまして資料もいただいておりますが、確認をさせていただきたいと思います。これまでにも何度か議会での提言、そしてまた市民団体としての意見交換会もさせていただきました。その中で、門前広場の中にモニュメントの設置、これも提言をさせていただきました。具体的には、ここがなぜ広場なのかとか、なぜ並松を植える必要があるのか。それは、つまり琉球国由来記による1644年から始まった第二尚氏、第9代尚賢王から始まる琉球国王普天間御参詣で首里から普天間参詣道を通って、そして宜野湾並松を通って、琉球八社の一つである普天満宮へ国王の国家安寧、そして五穀豊穣への祈願のための御参詣普天間参りがあった。そのことがあって、宜野湾並松が植えられた。そういったことがしっかりとモニュメントで残す必要がありますよということも提言させていただきましたが、そういったモニュメントのほうはしっかりと設置できているのでしょうか。
    ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。門前広場の整備につきましては、平成28年度当初の実施計画から、トイレ並びに回廊型あずまやの配置計画を見直し、施設内のオープンスペースの確保を行ってまいります。広場部分を平板ブロック舗装仕上げとし、噴水やミスト並びに地域の歴史を学ぶ場として、琉球王朝行列や普天間の獅子舞をデザインした歴史を紹介する絵や説明文のパネルを設置し、整備してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、ありがとうございます。しっかりとモニュメントも設置しながら、後世に残していくということで、また完成予想図もいただきました。当初よりも広場が大変広くなっていて、街道部分も遮るものがなくなり、大変いい見直しをされたなということで、私も喜んでおります。ありがとうございます。 そしてまた、普天間交番のほうも3月に移転が完了しまして、その横には普天間1区10号が開通します。地域の方は一方通行になるというふうなことで聞いているよという方もいらっしゃいまして、ただ幅員からすると、相互通行なのかなという気もしますが、こちらの確認のため、普天間1区10号の通行形態を御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。普天間1区10号の通行方法につきましては、交通管理者である公安委員会との協議において、バスなどの大型車両が通行する計画であることから、車両のすれ違い時における歩行者との交通事故の懸念と、現在の普天間交番のそばに新しくできる県道との取付け位置が普天間交差点と近接していることから、市道から県道に流入した車両が普天間交差点を右折するために複数車線をまたぎ、無理な進路変更を行うことが予見され、県道を走行する車両との交通事故の懸念があるとのことから、普天間交番側の県道取付け部から普天満神宮向けの一方通行とするのが望ましいとの回答がございました。 しかしながら、市道からさらに奥側には住宅やアパートもあるため、生活環境の改善と利便性の向上などを考慮し、相互通行、両方向通行の計画といたしました。相互通行の計画において、公安委員会からは、相互通行での供用を行うのであれば、経過観察を行い、車両や歩行者の交通事故の危険性が認められた場合、必要があれば、改めて一方通行を含む安全対策を講じるよう意見がございました。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 結論から言うと、相互通行だけれども、様子を見てそれはまた見直すこともあると。特にこの県道との接続部分はバス停がすぐ目の前にございますので、やはりこれは経過観察が必要なのかなと思います。よろしくお願いします。 そしてまた、門前広場の植栽について、そしてまた経過についてお尋ねいたしますが、こちらのほうには当初から門前広場には松の木を植えるというふうな計画も承知しております。ただ、松の木は成長が早く、現在県道に植えられている松ももう電線を超えるぐらい伸びておりまして、地域の方からは、松の木が伸びて、せっかく景観がよくなった普天満宮や神宮寺の景観が松で遮られてしまうのではないかというような心配もございますが、せっかく建物を壊して景観を、普天満宮や神宮寺が見えるようになったのに、松が伸びてしまうと見えなくなるのではないか、そういった懸念もございますが、その点についてはどのようになるのでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。門前広場の植栽と景観につきましては、戦前の並松街道の延長としてリュウキュウマツを採用し、地域の景観性を考慮した緑陰形で樹冠的に大型種となることから、樹木設置間隔を10メートルに広げて配植を行う予定でございます。今後の維持管理について、適正な管理を行い、樹形を保ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 松の木の間隔を10メートル空けるということであれば、今県道に植えている松よりも大分幅が広くなるなということで理解しました。 次に、これから始まる参道広場、そして並松街道、そして交流施設、それぞれの物件調査、補償の進捗状況と、あと工事の開始時期と完了時期については、並松街道のほうももう物件補償が始まっているのを承知していますが、それぞれの進捗率や、あるいは工事の開始と完了時期について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。参道広場と並松街道の進捗状況につきましては、物件調査は令和元年度までに全て完了しております。物件補償につきましては、今年度から進めていく予定でございます。 また、工事開始時期と完了時期につきましては、物件や用地補償との進捗にもよりますが、令和7年度から令和8年度の2か年で工事を進めてまいりたいと考えております。 交流施設の物件調査は全て完了し、物件補償につきましては9件中8件が完了、残り1件となっております。 用地購入につきましては、残り3件、4筆となっております。 また、工事開始時期につきましては、交流施設の新築工事を令和6年度末の着手を予定してございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 具体的にいろいろもう見えてまいりました。そして、完了時期もだんだん見えてまいりました。 そこで、以前に提言をさせていただきましたこの交流施設の中身でございます。当初の基本設計、実施設計にはちょっとなかったこと、音楽のバンドの練習ができるスタジオを、最近は音楽練習スタジオというのがなくなってしまって、若い人やあるいは中高年の方でもそういったバンドを好きな方の練習場、要はスタジオ、以前にもうるま市にありますうるみんの施設の中にそういうのがありますよということで、いろいろ資料も提案させていただいたのですが、いよいよ令和6年度末に交流施設の建築が始まるのであれば、そういった音楽の練習用のスタジオ、そちらのほうも、前回もいい答弁いただいていますが、いよいよ設計の最終段階かと思いますので、交流施設の中に音楽練習用のスタジオというのも、これは実現できるということでよろしいでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。呉屋等議員から御提言いただきました交流施設の音楽練習スタジオにつきましては、過年度において、うるま市の「ゆらてく」を先進事例として視察し、その資料を参考にいたしまして、スタジオ内の壁材は吸音材を使用し、音漏れに配慮した計画となっております。実施設計を取りまとめ、交流施設3階にスタジオ2室の配置を計画してございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、ありがとうございます。既存の施設にはなかったものを新しく取り入れて、そして若い人もこの交流施設に集まっていただけるような、そういった音楽練習スタジオ2室、よろしくお願いします。大変ありがとうございます。 そして、普天間アトリエ内に、何度か帰りながら通ると、片づけをしているのも見ていまして、いよいよこの平和祈念像原型の修復なり、あるいは普天間アトリエの改修が始まるのかなと思うのですが、平和祈念像原型の保存工事について御答弁お願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。平和祈念像原型の保存工事につきまして、今年度はシロアリなどの駆除を目的に、祈念像原型の燻蒸処理や防虫防腐剤塗布作業を行っており、作業完了後に曳家を実施するための調査を行う予定でございます。 次年度以降の予定といたしましては、令和5年度より既設アトリエ棟の解体工事、曳家工事、養生棟工事を行い、引き続き令和6年度より交流施設棟の新築工事、曳家工事、養生棟解体工事、祈念像原型の補修など、各工事の工程を調整しながら順次行い、令和8年度末の完成を目標に進める予定でございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、平和祈念像の原型については、曳家工事ということで今おっしゃっていただきましたので、ということは、その原型を解体をして移すのではなくて、形ある状態の中で、要は引き出すということで今理解をしておりますが、ということは、新たに原型を保存する場所があって、それができてから引き出して、そこで一旦また置くということの流れでよろしいでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。御指摘のとおりの対応となっております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 原型のほうももう大分年数がたっており、本員も初めて平成18年に見たときよりも、最近も見ましたけれども、大分傷みが目についてきたのかなということでありますので、慎重によろしくお願いします。 そしてまた、いよいよこの門前広場、そして交流施設が完成いたしますと、条例もありますが、管理運営が重要になってくるのかなと思います。門前広場、そして交流施設の管理運営の開始時期、そしてまたその選考方法、これ指定管理になるのかどうか分かりませんが、そういったことについて御答弁お願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。門前広場や交流施設につきましては、完成後の施設を所管する部署について、既に決定をさせていただいております。門前広場につきましては、指定管理による管理運営になるものと考えてございます。交流施設につきましては、指定管理や直営など各所管部署とも調整の上、管理運営方法について検討していきたいというふうに考えており、また選考方法や開始時期につきましても、施設整備の状況を踏まえながら、より施設の利用がなされるような管理手法となるよう併せて検討していきたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 門前広場は、指定管理ということで決定ということで理解しました。そして、交流施設は、宜野湾市の直営にするのか、あるいはまた同じように指定管理にするのか今検討中と、いずれにしても、例えば指定管理等で行う場合も、しっかり管理運営する場合には、先ほどウサンチーのお話もさせていただきましたが、この普天間地域の歴史やあるいは文化、そして民族、そういったものにも精通をし、この施設の管理にもそういったことを提案できるようなそういった団体、あるいはそういった方々をぜひともそこの中に加えていただいて、目的を持ってしっかり未来へ引き継いでいけるようなところをお願いしたいと思います。 そしてまた、平和祈念像「原型」復活プロジェクト、本市のほうはクラウドファンディングを行っていただいていますが、この達成率と、そしてまた今年度山田真山企画展が開催予定ということもお聞きしておりますので、クラウドファンディングの状況と、あと企画展について御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。平和祈念像「原型」復活プロジェクトの進捗でございますが、令和元年度から令和3年度までに累計650万円弱の多額の御寄附を皆様からいただきました。この場をお借りして、御寄附いただきました皆様に対して心より感謝を申し上げます。 本プロジェクトにおける各年度の達成率につきましては、開始年度であります令和元年度、目標額300万円に対し実績額は181万2,000円となってございまして、達成率が60.4%、令和2年度は、目標額200万円に対し実績額が240万3,500円で、達成率が120.2%、令和3年度につきましても、目標額200万円に対しまして実績額は220万8,000円で、達成率が110.4%となってございます。今年度につきましても、目標額を200万円と設定をさせていただきまして、去る6月17日から9月14日まで、約3か月間の期間でクラウドファンディングを実施しているところでございます。 今後も引き続き、本プロジェクトに御支援いただけるよう、今年度に関しましては返礼品の充実を図り、市のホームページや市報の掲載、またSNSの活用、昨年、呉屋議員よりも御指摘がございました横断幕の設置など広報活動に努めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 企画展に関しましては、教育委員会のほうから御答弁します。 企画展の開催でございますが、市立博物館におきまして、来月7月27日水曜日から9月25日日曜日までの期間、宜野湾市制施行60周年及び本土復帰50周年記念企画展として、「山田真山展-アトリエに残された真山の足跡-」を開催いたします。この企画展では、普天間にございます山田真山先生のアトリエ跡から収集した5,903点の収蔵品の中から、平和祈念像のミニチュアや石膏製の獅子舞の頭の原型、また祈念像制作に使われたと思われる工具など、100点余りの貴重資料を初公開いたします。企画部が実施しております平和祈念像「原型」復活プロジェクトの周知とクラウドファンディングへの協力を含めて、市内外の多くの皆様に企画展を御鑑賞いただきたいと思います。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 企画展とこのクラウドファンディングの時期がちょうどうまくリンクして、これは恐らく相乗効果が上がるものだと期待しております。大変いい取組だと思いますので、ぜひ頑張ってください。 前回の企画展の際も本員も参加しましたが、子供からお年寄りまで幅広い年齢の方が御参加されていました。今回も約2か月ということで大変楽しみにしております。ありがとうございます。 それでは、2番目の質問へ移ります。都市計画道路3・4・71号普天間線整備事業の進捗状況についてお伺いします。御承知のとおり、当該道路は昭和43年の都市計画決定がされ、今年で54年を迎えました。本員は地元普天間3区の長年の懸案事項として、平成19年12月議会より一般質問で確認と提言をさせていただきました。今回の質問で20回目の質問となります。 最近は、沖縄県より一括交付金の減額が事業の進捗を遅らせておりましたが、今年度より防衛省の補助金の活用が実現して、事業が進むことに大変うれしく思います。松川市長はじめ職員の皆様の本当に粘り強い頑張りと交渉に敬意を表したいと思います。ありがとうございます。 そこで、お尋ねいたしますが、物件調査、建物そして土地の補償の進捗状況、今までの状況というのはいかがでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。都市計画道路3・4・71号普天間線の令和4年5月末時点での事業進捗につきましては、物件調査37件中20件で54.1%、物件補償37件中11件で29.8%、用地購入につきましては30筆中8筆で26.7%を実施し、全体事業費ベースでは26.8%でございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 今までは確かに厳しい一括交付金が、市が要求した額の30%しか来なければ、なかなか進むのも大変でしたが、いよいよ今年度、防衛省の補助金を活用しますので、では今年度の計画と補償までの完了時期はいつ頃になるのでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。令和4年度の事業計画につきましては、物件調査14件、物件補償7件、用地購入7筆を実施する予定で、全体の事業費ベースでは48%を見込んでおります。また、補償完了時期といたしましては、令和6年度の完了を予定しております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 今年度一気に事業が進んでいく、加速していくのだなということで、大変うれしく思います。ありがとうございます。 そしてまた、提言ですが、この物件補償の中で、いわゆる御商売をされている方、事業者の方への移転について、当然市のほうでも考慮していただいていると思います。なかなか御商売している中で、物件調査は終わりました。まず、建物の借家人の補償です。ところが、やっぱり御商売をしている方は、次の店舗が見つからないとなかなかそこへ移ることができずに、そこで大変御苦労されている方もいらっしゃるということもお聞きしております。条件に合ったタイミングが早く見つかればいいのですが、なかなかタイミングがよくいかないこともありますが、そういった配慮というか、考慮、もちろんその土地もありますし、家主の方もいますから、いろいろな方の御協力が必要かと思いますが、そういったタイミングに合わせての配慮というのはいかがでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 議員御提言についてお答えいたします。物件補償の進め方につきましては、物件調査を行った後、建物等の所有者や借家人の意向も確認しながら、また予算との整合も図りながら補償計画を策定し、実施しているところでございます。 議員御指摘のとおり、3・4・71号普天間線整備事業地内の補償対象物件には、飲食店等を営んでいる事業者が入居している建物が幾つかございます。事業者においては、長年、同地区で営業を行っており、移転に際しても近隣で営業継続したい意向をお持ちの方も多くおり、移転先選定に期間を要する場合もございますので、当然、その方々への配慮は必要と認識しております。 しかしながら、築年数も進み、老朽化している建物等の所有者が早期補償を望まれていることへもお応えする必要がございますので、移転補償に際しては、建物所有者、入居されている事業者双方にとってよりよい補償の時期、進め方など丁寧な調整に努めながら進めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 現在見ても、やはり厳しい中でやっていらっしゃる方も拝見しますので、ぜひまた御相談に乗っていただきながら、いい物件があれば、紹介は市役所はできないのでしょうか、そういうのがあるので、そういったアドバイスもお願いします。 そしてまた、普天間線については、本員は無電柱化についても提言をさせていただきまして、会派でも無電柱化の先進地の視察もさせていただきました。予算については、この街路事業の工事と無電柱化工事は一緒にやれば、同じ高率補助80%補助で無電柱化工事ができるということも承知していますが、前回の質問では、この無電柱化について、九州ブロック協議会の中でこの路線が登録ができましたよということの御答弁もいただきました。 そこで、この長年、昭和43年に都市計画の網がかぶった普天間線、全長が約270メートルぐらいでしょうか、そちらのほうの無電柱化を含めた完了時期というのはいつ頃になる予定でしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。当該事業の現時点での計画においては、無電柱化及び道路拡幅工事の期間につきましては、補助金の財源並びに物件補償の進捗を図りながら、令和5年度より旧コザ信用金庫の道を挟んだお隣から、すずらん通りとの交差点を含めた区間を先に整備して、令和7年度の完了予定を目指してございます。 また、工事の進め方といたしましては、道路沿いにお住まいの方々への影響を最小限に抑え、片側通行並びに一部区間の全面通行止めにて早期整備を図り、環境整備に努めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 令和5年度よりいよいよ工事が始まるということで、その場所については、元のコザ信用金庫さんがあったところの道路を挟んで隣のところからの工事ということで、ということは、いわゆるその上地流空手道場の総本山がある道場がございます。そこの通りに入る道というのは、いわゆるこれは塞がないので、こちらから迂回ができるというふうな認識でよろしかったでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。工事につきましては、付近住民の方々に迷惑とならないような迂回路を設置しながら進めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、よろしくお願いいたします。また、地域の皆様への工事前の説明等もお願いしたいと思っています。 それでは、次の質問へ移ります。就学援助制度について、現状と課題についてお尋ねいたしますが、昨年の議会の中で、岸本議員はじめ多くの議員諸公がこの就学援助についてのやり取り、そして拡充されているということもこの議会の中でも話を聞いて、本員も安心をしておりますが、まずコロナ禍の前の令和元年とコロナ禍の令和3年、昨年を比較しまして、就学援助の申請件数というのは、コロナ禍の前とコロナ禍の最中、就学援助というのは増減というか、多くなったのかなというイメージがあるのですけれども、実際のところどうなのでしょうか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。令和元年度につきましては、申請者数が小学校、中学校合計で3,052人、認定者数が2,312人でございます。また、令和3年度につきましては、申請者数が2,775人、認定者数が2,334人でございます。増減につきましては、申請者数は272人の減、認定者数は22人増となってございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 本員は、コロナ禍の影響で就学援助を申請する方が増えるのかなと思ったら、逆に減っているということで、そこでちょっと気になるのは、以前、何年か前にもこの就学援助を取り上げたときに、知らなかったというふうなアンケート結果が一定数ございまして、それから多分改善をしていただいていると思うのですが、就学援助制度のことを御存じない保護者、どうなのかなと思いまして、周知方法等申請の流れについて御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。就学援助につきましては、毎年度8月に次の年度に向けての申請受付を行っております。本年度も8月に令和5年度に向けての申請受付を行う予定であり、申請していただいた世帯につきましては、次年度の4月から援助の対象となります。周知方法につきましては、受付時期に合わせ、小中学校の全児童生徒へ申請書類を配布する予定でございます。 また、次年度の小学校新1年生は、未就学児のため、郵送で全世帯へ申請書類を配布する予定でございます。なお、そのほか市報やホームページ、SNS等を活用した周知を行ってございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 全世帯へ郵送されているということでございますので、それであれば完全に周知はできているのかなということなのですが、やはりただどういうふうに周知しても、必ずそこはなかなか聞き逃したりとかいろいろあるかとは思います。あるいはまた別の課題があるかもしれませんが、実際その本市の就学援助制度について保護者からどのような意見が、あるいは課題といったらどうなのか分かりませんが、どういったものがあるのでしょうか。いわゆるこういうことをちょっと知らなかったとか、こういうことをしてほしかったとか、もしそういった御意見があれば御答弁願います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。就学援助の申請等に対する保護者からの御意見等は、特に入ってきていないところでございますけれども、年度途中での申請と転出入の子供さん、親御さん等に関しては、その都度、その案内を対象の世帯に関しましては、案内をさせていただいているところでございます。 また、認定になる目安の世帯収入等がございますが、他市と比較して基準が厳しいというような御意見もあるようでございますけれども、就学援助は市町村により審査の方法が異なっており、また審査に当たりましては、収入以外の要件がある市町村もございます。そのため、案内に記載のある収入額の目安だけでは、比較が厳しいと考えているところでございます。今後も認定基準等に関しましては、保護者の声を踏まえながら拡充に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 対象世帯の総収入額のところで、私も幾つか市の就学援助の要綱を集めて見ていましたが、やはりその収入額には大分差があるのかなということで、ぱっと見てちょっと宜野湾市厳しいのかなというふうな印象は受けたのですが、いろいろ計算方法があるのだという話も部長からありました。ただ、やっぱり一見保護者が見ると、他市と比べるとちょっと厳しいよねというふうな印象も受けますが、ただ就学援助制度の拡充、これが令和5年度からあるというふうなことも委員会の中でも答弁もいただいていますので、今現状こうなのですけれども、では令和5年度の就学援助制度の拡充というのは、具体的に何をどう拡充していくのでしょうか。恐らく8月に要綱を出すわけですから、もう決まっているのかなと思いますが、御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。令和5年度の申請分より、認定基準を1.2倍から1.3倍に見直しを行う予定でございます。見直しを行うことにより、収入の基準額が現行から引き上げられますので、認定対象者数が約100名ほど増えることが見込まれています。 また、援助費目は8項目を対象としており、そのうち新入学学用品費の単価を令和3年度に引き上げてございます。さらに、令和4年度より保護者の失業等による家計急変世帯につきましても、就学援助の対象とする拡充を行ってございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 基準額の引上げにより認定者が100名ほど引き上げられるということも大変いい情報だったなと思っています。ありがとうございます。 それでは、時間のほうもありませんので、次の質問に移りたいと思います。4番目の市民駐車場の管理・運営についてお伺いいたします。御承知のとおり、米軍基地普天間飛行場内にあります市民駐車場の当初の使用目的について御答弁をします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。市民駐車場は、以前、市役所庁舎が現在のサンフティーマの場所にあったときに、駐車場として一時使用しておりました。現在の庁舎移転に伴い、米軍への返還が予定されていましたが、当該駐車場は、普天間地域の商工振興のために極めて有益であるということから、引き続きの使用を申入れ、認められた経緯がございます。 現在も当該駐車場の案内板にもございますとおり、普天間商店街及び地域における駐車場不足を解消し、日常生活や買物などが快適に行われることを目的としており、地域の駐車場として使用を継続している状況でございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) そして、ちょっと1つ質問を飛ばさせていただいて、今年の4月よりこの市民駐車場が24時間運営になったということも聞いております。今までは、朝7時から夜の2時まででしたでしょうか。そこが24時間営業になっておりますので、本員も関係者の方、沖縄防衛局からも聞いておりますが、確認の意味で、経緯とその目的について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該駐車場の周辺には、夜間営業の飲食店も多数存在しており、以前の午前7時から午前2時、後には午前3時までの営業としておりましたが、翌朝の早い時間帯に車両が移動できないなど、その時間帯では利用しづらいという意見などが出ておりました。 また、閉門時間帯があることが起因して、周辺への違法駐車につながっている事例も見受けられたため、24時間化されることで違法駐車の改善につながるとの声もあったことから、本年4月より24時間運営を開始しております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 周辺地域の違法駐車の件で、やはりいろいろ話があって、ただ朝出勤するには7時だとちょっと間に合わないというふうなことで、ここにとめているのだという声もありました。そこで、4月から24時間になったということは、いつでも出せるわけですから、違法駐車も減っていくのかな、あるいはもうゼロになるのだろうということも期待してします。 また、市民駐車場の決算一覧ということで、収入のほうも資料いただいていますが、平成29年度が2,120万円余り、そして令和2年度が1,472万9,000円ということで、コロナ禍の影響が大きいかと思いますが、いわゆるその駐車場収入が30%も減になっておりまして、大変収入自体も厳しい状態にはなっているのかなと、それはやっぱりコロナ禍で周辺にございます飲食業の皆様が、要は緊急事態宣言で閉まります。そうすると、当然利用客も来ないので駐車場の収入も減っていくと、そういったのが去年までのスパイラルが起きておりましたが、やはりコロナ禍、感染防止対策もしっかりしながら、何か大きなこの起爆剤というか、イベントになるようなこともある意味仕掛けていく必要があるのかなと、以前ですと、この市民駐車場の費用を活用したいろんなイベントがあったことも承知していまして、先ほど部長がおっしゃったとおり、当初は市役所があって、その職員の駐車場としてあったのだけれども、今度は普天間地域の振興のため、役所がなくなると当然人がいなくなりますから、そのためにこれは利用しているのですよということだったので、今コロナ禍で厳しい中、今こそもう一度原点に戻って、この地域の振興のため、あるいは市内一円の地域振興のために、この普天間にある市民駐車場を、あるいはその費用として何か活用してイベントを行う、時期が多分大事かと思います。やることも大事かと思います。そうすると、そこに来場するために車をとめに来る、お互いがウィン・ウィンになるようなこと、そこの費用を活用して検討はできないでしょうか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。「米海兵隊普天間飛行場司令官と宜野湾市長による提供施設区域の敷地利用に関する合意書」(2020年)におきまして、出費額以上の収入や金銭的利益が発生していないこと、ということがございます。剰余金が出た場合は、返還時の原状回復のための費用として積み立てております。このような背景がございますので、収益の活用については厳しいものがあると考えます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) ちょっと発想を変えて、収益が出たから活用するのではなくて、収益をつくるために費用を捻出する。だから、収入・支出、余ったから使うというのは今できなくなったということの答弁かと思いますが、そうではなくて、最初から費用を歳出で計上するのです。その費用を計上して、そこの中で事業をやっていって、そうすると恐らくとんとんになるような事業をやっていけば、剰余金が出てこなくなる。そういったことも少し工夫していただきたいなということでございますので、今の部長のおっしゃっていることもよく承知していますが、答弁は結構ですので、そういった意味で、ウィズコロナの時代に、これからウィズコロナに合わせて、地域の商店街や飲食の皆様、そして普天間地域だけではなくて市内全域での何か起爆剤になるような、そういったものを事業化していって、歳出を先にやっていくと、剰余金ではないよというふうな理屈が通るのかなというふうなことを今考えていますので、よろしくお願いします。答弁は結構でございます。また、御検討をお願いします。 それでは、5番目の質問へ移ります。姉妹都市の締結についてお伺いいたします。姉妹都市、いろいろこの議会でも各議員からも質問ございましたが、本員も調べてみまして、一般財団法人自治体国際化協会の中で、姉妹都市あるいは友好都市、自治体の定義については法律上定められているものはありませんということでありまして、あと岩波書店の広辞苑によると、姉妹都市とは、文化交流や親善を目的として結びついた国際的な都市と説明されております。国際都市でなくても、距離の離れた国内の都市でもいいということであります。そしてまた、ただ定義というのが一つありまして、そこは3つありまして、それはお互い、両首長による提携書があること、そして交流分野が特定の者に限られていないこと、そして3番目には、交流するに当たって何らかの予算措置が必要になるものと考えられることから、議会の承認を得ていることということで我々議会にも関係してまいります。 そこで、本市のほうにおいては、以前は宮崎県旧東郷町との姉妹都市がございましたが、市町村の合併によって消滅したということも、議会の中でも何名かの議員さんもそういう議論もされておりました。それでは、消滅した時期、いつ頃これが消滅したのか。そして、その後、ほかの自治体との友好都市あるいは姉妹都市について検討をなされたのかどうかについて御答弁お願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宮崎県の東郷町とは、太平洋戦争の際の本市からの学童疎開が縁で姉妹都市を締結しておりましたが、平成の大合併で東郷町が日向市に編入されることとなり、それに伴い平成18年2月24日をもって解消されたところでございます。ただ、現在においても平和学習の受入れという形で、日向市の中学生の受入れを行っており、関わりは継続しております。姉妹都市の締結につきましては、東郷町との解消後、本市として特に検討したということがございません。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 平成18年であれば、あれから16年経過しておりまして、国内的にはこの姉妹都市が増えている傾向にあるのです。では、姉妹都市を締結することに対しての効果というのをどのようにお考えでしょうか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。姉妹都市の効果につきましては、本市と特定の自治体との間で特別な連携協定を締結することにより、人的交流や文化的交流及び経済的交流など、様々な交流の促進が図られていくものと理解しております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) そうです。人的交流、文化的交流、これは民間の方も含めて、自治体の職員も含めての交流も指すと思います。 そこで、提言をさせていただくのですが、山口県の岩国市との姉妹都市締結に向けて、ぜひ検討していただきたいと思っておりまして、理由は、御承知のとおり、普天間飛行場の危険性の除去のために、キャンプ・シュワブに移設前に先行して、KC-130、15機を山口県の岩国基地で移駐を認めていただきました。そして、その後も私どもの会派、そして絆クラブ、絆輝クラブ、今改選、そしてその前からいろいろ交流させていただいて、防衛の補助を使った事業についてもいろいろそこで学んでまいりました。 今回も5月に会派で岩国市のほうへ政務調査に行ってまいりまして、いろいろ基地問題について、先ほど出ました深夜の騒音問題とか、そういったものに対しては岩国日米協議会というのが設置され、そういった問題についての解決に当たっていると。そしてまた、そういった夜間についての騒音問題はないというふうなことまではっきりとおっしゃっていただきまして、日本政府、そして山口県、岩国市、そして米軍、こちらのほうの協議会をしっかりと設けている、これも大変勉強になりましたし、またスポーツ施設としても愛宕山というところに、日米共同施設で野球場、サッカー場、テニスコート、そういったもろもろのスポーツ施設があり、オリンピックのときには、アメリカのソフトボール女子代表が来て、一緒に試合をしたということの交流も聞いております。また、何といっても岩国市には、錦帯橋空港という空港があります。そして、この空港、全日空が羽田往復が1日5便、そして沖縄への往復が1日1便ございます。羽田と沖縄しかないのです。そういった錦帯橋空港は、市内まで車ですぐであります。こんな好立地なところ、そして今おっしゃった人的交流、文化的交流をしていく中で、いろいろと本市にとっては役に立つというか、メリットになる情報が満載だと思うのです。今回、5月に会派で政務調査に行ったときに、それこそ本当に思いました。 そしてまた、我々が政務調査で行ったときに、予定にはなかったのですが、福田市長も公務の合間を縫ってわざわざ来ていただいて、我々の質疑応答にも答えていただきました。また、政務調査が終わった後の議員さんとの意見交換の中で、宜野湾市と岩国市、姉妹都市結べるように頑張りたいですねということを私のほうで述べましたら、実は岩国市でも宜野湾市との姉妹都市について検討したのだよという話をいただきました。ただ、その根拠がまだ乏しかったので、そこは実現できなかったということをお聞きしまして、岩国市としても、もしかしたら宜野湾市からのアプローチがあれば、その根拠になり得るのではないかなと、恐らく沖縄への直行便を持っている錦帯橋空港ですから、ほかの県内41の市町村からすれば、これは姉妹都市を結んだほうが絶対いいのです。だって、向こうからも観光客いっぱい来ますし、こちらからもまた観光地もあります。錦帯橋もあります。岩国城、そして40分行けば安芸の宮島もある風光明媚な場所でございますので、観光的な面でも、そしてまた沖縄県にはトロピカルビーチに岩国市から来ていただく、琉球海炎祭、お互いの交流をすると、本当にメリットしか私はもう思い浮かばないのですけれども、いかがですか。岩国市との姉妹都市締結に向けて検討いただきたいのですが。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。姉妹都市につきましては、宜野湾市と東郷町がそうであったように、例えば古くから人的交流や歴史的、文化的な関わりがあったとか、あるいは自然環境や産業構造が類似しているなど、何か縁やゆかりがあって姉妹都市として連携しているケースが多いものと認識してございます。 現在、本市としましては、新たに姉妹都市として具体的に検討している段階にはございませんが、議員御提案の岩国市とも互いの市民同士で交流を重ねていき、関わりを深めていきながら、双方の市民の中でそういった機運が盛り上がってくるのであれば、市としても検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは、今のやり取りを聞いていただいて、松川市長のほうに見解をお伺いしたいと思います。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。ただいまの呉屋等議員からの山口県岩国市との姉妹都市締結の御提言がございました。ありがとうございます。 岩国市福田市長の下、宜野湾市にとっては呉屋等議員からございましたように、KC-130の15機をしっかり受け入れていただきました。改めて感謝をしているところでございます。これは、佐喜眞前市長のときに、佐喜眞市長もそのお礼も兼ねて岩国市を訪問し、これまで私も1度、3年前に訪問し、岩国市の実情も伺ってまいりました。福田市長も宜野湾市にもいらしております。さらには、市議会も視察、やり取りを相互に交流もしております。 そういったことからしますと、ある程度の関係といいますか、機会を多く持ちつつ、姉妹都市という形まではまだいかないのですが、より醸成をされてきたのかなという思いはあります。ただ、まだまだ市民レベルまでの交流といいますか、そこはまだこれからかなという形でありますので、今後、例えば商工会であるとか、あるいは観光協会であるとか、JCの青年であるとか、そういった民間の交流も少しずつ輪を広げていきながら、そのことがしっかり交流がやっていけると、あるいは交流された方々の評価も受けながら、醸成をしていければ、近々ではなく、近い将来姉妹都市、今現在、宜野湾市はございませんので、私としましても姉妹都市はやはりこれからの子供たちにとっても環境、交流も含めて絶対必要だなという認識を持っておりますので、そこは環境をつくっていきたいなという思いであります。 御提言しっかり受け止めて、検討もこれからやってまいりたいと思います。ありがとうございました。
    上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 民間のそういった交流というのも確かに大事かと思いますが、私はやはり口火を切るのは行政だと思っております。全国約1,700の自治体の中で、キャンプ・シュワブ先行移駐の前にKC-130、15機を受け入れたのは岩国市でございます。これほど宜野湾市の市民のことを考えている自治体はないと思います。ぜひ御検討をお願いします。 それでは、次の質問に移ります。市のチョウに「オオゴマダラ」を制定することについてお伺いいたします。令和2年9月議会でも提言をさせていただきました。市のチョウに「オオゴマダラ」を制定すること、その後検討をしていただいたのでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。令和2年9月議会におきまして議員より御提言いただいた、オオゴマダラを市のチョウとしての制定に係る本市の現状でございますが、現時点において所管課の検討も含め、具体的な進捗はございません。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) オオゴマダラと言えば、うちの会派長の知名康司議員がもう専門家でありまして、私もホウライカガミを買って、そしてまた幼虫をいただいて育てました。金のサナギから本当にふ化していくところを見て、飛んでいくところも見て、本当に優雅な姿に感動していました。 そして、なぜオオゴマダラに私もこだわっているかというと、前回も説明させていただきましたが、毎年6月23日の慰霊の日には、糸満市摩文仁ある平和祈念像がございます。こちらで正午より300匹のオオゴマダラ放チョウし、平和を願うそうでございます。糸満の平和祈念像、この原型が普天間にあります。やはり同じように恒久平和を願う市として、やはりオオゴマダラの放チョウというのは、同じように意味があるものだと思っております。 ただ、やはりホウライカガミを購入したり、あと育てたりするには幾ばくかの費用もかかりますので、市のチョウとしてオオゴマダラが制定できれば、市からの補助金というのも市民に出せるのかなということも考えまして、市のチョウとして制定していただきたい。県内でも他市においては、オオゴマダラを市のチョウとして制定しているところもございます。もう一度お伺いしたいのですが、先ほど60周年記念の式典の中でもオオゴマダラの放チョウがございました。沖縄県から南にして生息しないのです。ですから、大変貴重なチョウですので、市のチョウとして、いろいろ準備は必要だと思いますが、また再度質問ですが、検討をお願いをしたいと思います。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。いただいた御提言については、市民の機運醸成の状況も含め、今後の情勢を見て考えたい、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 急には全てできないと思っていますので、先ほどの姉妹都市の件にしても、このオオゴマダラを市のチョウにするにしても、やはりもう一度考えるその機会を持っていただければありがたいなと思っておりますので、どうぞ検討も引き続きお願いしたいと思います。 これにて一般質問を終わります。以上です。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で20番 呉屋等議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は6月22日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時33分)...