• "基礎工事"(/)
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  1. 名護市議会 2021-06-10
    06月22日-08号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第203回名護市定例会              第203回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年6月10日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年6月22日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年6月22日 火曜日 午前11時51分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       26番 比嘉 祐一  1番 島袋 力 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長     比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長   平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長     荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長   玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長   佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事    祖 慶 実 季    羽地支所長    新 城 美 海              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長     岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長     屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長     宮 城  建     庶務係主査    金 城  浩  議事係      島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係      岸 本 健 伸    議事係      上 地  健  会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。平光男議員一般質問を許します。 ◆平光男議員 おはようございます。ただいま大城秀樹議長より許可が下りましたので、議席番号14番、にぬふぁぶし名護、平光男、一般質問をしていきたいと思います。その前に5日、6日に、第48回国頭地区中学校夏季総合体育大会が開催されました。その中で羽地中女子バレー部子どもたちが、優勝することができました。(拍手)ありがとうございます。48回の大会の中で初めてのことでありました。中体連役員の方々に感謝を申し上げます。コロナで応援には行けませんでしたが、2日後に先生からDVDが送られてきて、家族で見て大変喜びました。県大会でも日頃の成果を発揮し、頑張って、いい結果が出ればと思っております。では、通告に従いまして一般質問をしていきたいと思います。事項の1 行政区への加入について。要旨の(1)名護市における区への加入率について。要旨の(2)羽地地域における区への加入率についてお伺いいたします。事項の2 コロナワクチン接種状況について。要旨の(1)名護市の感染状況について。要旨の(2)現在の接種状況について。要旨の(3)接種受付(申込み)の方法についてお伺いいたします。この件については、多くの方々から、高齢者は電話しかできませんので、つながらないとの苦情がいっぱい寄せられていたと思いますので、この辺の方法についてお伺いいたします。事項の3 カーブミラー設置について。要旨の(1)振慶名区からの要請の件についてお伺いいたします。事項の4 道路整備について。要旨の(1)川上504番地から519-1番地までのアスファルト舗装整備についてお伺いいたします。事項の5 河川について。要旨の(1)羽地大川しゅんせつと草木の除去についてお伺いいたします。事項の6 農地利用について。要旨の(1)大北4143-3と4143-21の農地利用についてお伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行いたいと思います。当局の答弁、ひとつよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 おはようございます。私のほうからは質問事項1、要旨(1)、(2)について、関連しますので一括してお答えしたいと思います。直近、令和2年6月末で55区、名護市全体の区への加入率といたしましては、総世帯数3万491世帯のうち加入世帯1万458世帯となっております。34.3%の加入率となっております。羽地地区は15区、総世帯数4,124世帯のうち加入世帯が2,435世帯で59%となっております。地域力推進課といたしましては、区民・市民の皆さんに「市民のひろば」を活用し、各区長を紹介、区の連絡先や区の活動状況などを知っていただき、加入を促進するための周知活動などに取り組んでいるところでございます。また、本庁1階ロビーにて各区の広報紙などで様々な取組を紹介するため、パネル展なども実施しております。現在も名護市中央公民館において展示し、周知活動に取り組んでいるところでございます。令和2年度は、市民のひろばへ「つなぐ・つながる55区」と題し、特集記事を掲載しまして、各区の主な活動内容の紹介、新規転入者向け各区公民館の所在地、連絡先を明記したチラシを作成し区への加入を促したところでございます。今後も区への加入促進について、各区長と連携を図り取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 私のほうからは事項の2、要旨(1)から(3)についてお答えいたします。まず事項の2、要旨(1)の名護市の感染情況についてお答えします。名護市の感染状況につきましては、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部によりますと、6月21日現在、これは昨日現在です。陽性者数の累計は709名となっております。1週間の新規感染者数を見てみますと、6月4日時点で53名とこれまでで最も多くなっており、6月11日時点では39名、6月18日現在で26名となっております。現在も国の特別措置法に基づく緊急事態措置が継続中であり、新規陽性者数は減少傾向にありますが、依然高い状況にあります。続きまして事項の2、要旨(2)の現在のワクチン接種状況につきましては、これまでの議員への答弁と重複いたしますが、ご了承ください。令和3年5月12日から市民会館中ホールでの集団接種を開始し、6月8日までに4,426人の方が接種しております。また、沖縄県立北部病院では6月9日より週2回の接種日を設け、各回42人から50人の接種を実施しております。北部地区医師会病院でも6月7日より月曜日から金曜日の毎日200人から300人の接種を実施しており、3つの接種会場を合わせると7月末までに2回目接種を完了する見込人数は1万2,004人となります。これは、名護市の65歳以上の高齢者の77%に当たる数となっております。次に、要旨(3)の接種受付(申込み)の方法についてですが、64歳以下の予約方法につきましては、接種券発送を5歳刻みにし、電話予約を受ける人数を増やすなどして、混乱が生じないよう改善を図っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 おはようございます。それでは質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。議員ご質問の振慶名区からの要請の件につきましては、令和3年4月18日付で振慶名区長交通安全協会羽地支部長の両名での要請があり、設置要請場所については、市道仲尾トンネル線市道振慶名中線の交差点及び仲尾トンネル線の丁字路の2か所へのカーブミラー設置要請となっておりました。要請者である振慶名区長への聞き取り及び現地を確認いたしましたところ、当該箇所は小学校も近く、送迎等での利用や商業施設へのアクセス道として利用されており、交通量も増加している道路となっておりました。また、当該箇所の近隣においては、新築の住宅建設も増えている地域となっており、新設のブロック塀などで見通しの悪い箇所となっておりましたので、カーブミラーの設置を行い、地域の交通事故の抑制に努めてまいりたいと考えております。続きまして質問事項5、要旨(1)についてお答えいたします。沖縄県が管理する二級河川、羽地大川しゅんせつの実施状況といたしましては、令和元年11月から12月にかけて当該河川敷内の除草を新川上橋下流から多野橋付近までの約700メートル区間において実施しております。また、令和2年度におきましては、令和3年2月に新川上橋上流、右岸側約150メートルの除草を実施しております。以前に、平議員より情報提供のありました「緊急浚渫推進事業債」を活用した令和3年度の取組については、沖縄県に確認いたしましたところ、「北部土木事務所管内の河川のうち、令和3年度に採択されているのは名護市内を流れる二級河川、汀間川のみとなっております。」との回答がありました。汀間川を優先に実施する理由といたしましては、近年、汀間川に平行しております国道331号の道路冠水や汀間川支川の河川氾濫などが発生しているため、汀間川を先にしゅんせつを行うと伺っております。なお、羽地大川につきましては、令和元年度に実施いたしました河川敷内の除草箇所は再度、草が繁茂している状況を確認しております。市といたしましては、沖縄県に対し計画的にしゅんせつを実施していただくよう要望してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 おはようございます。私のほうからは質問の事項4と6についてお答えいたします。初めに質問の事項4、要旨(1)についてお答えいたします。川上504番地から519-1番地までの砂利舗装道は名護市が管理する農道でございます。土地改良事業などにより整備された農道は、そのほとんどが砂利舗装で整備されており、場所によっては大雨などによる路面浸食や農作物への粉じんの影響などにより、営農に支障を来している箇所もあると認識しております。路面浸食などが発生し、農作業や農作物への影響など地域からの要望があった場合、砂利敷きなどの修繕を行い対応しているところでございます。それ以上に課題が多い路線については、アスファルト舗装整備など、検討が必要であると考えております。現在、農道整備については農林水産省及び防衛省の補助事業を活用し実施中でございます。今後もあらゆる補助メニューを活用し、整備に努めてまいります。当該農道に関しては近接する羽地中部地区支線17-3号農道が現在補助事業により整備中のことから、整備完了後に周囲の状況を確認し検討していきたいと思います。次に事項6、要旨(1)についてお答えいたします。今回ご指摘のある農地は、そもそも第三者が保有していた一筆の農地でございましたが、令和元年7月に沖縄県知事の許可を受け農地転用と分筆を行い、所有権が今回ご指摘の双方に移行した土地となります。その後の経緯としては、令和2年10月に通報者より、隣接地から赤土を含む雨水の流出があり迷惑している旨の通報がございました。担当職員により現地を確認しております。なお、隣接地は袋地で、排水溝も設置されていないため水のたまりやすい形状となっており、必然的に傾斜低地にある通報者の土地に雨水が流れ込む状況となっております。通報者の意向としては、雨水が流れ込まないよう対応を求めるものであり、市の担当者より隣接地権者に対して雨水の流出防止処置を依頼した結果、トンブロック設置や沈砂池を設けるなどの対応を図っていただいたところでございます。しかし、本年5月に通報者よりまだ雨水が染み出してきている旨の通報があり、現在の処置ではなく、境界沿いに雨水流出防止基礎工事を施すよう求める内容でございました。以上を踏まえ、5月21日に農地転用許可権者である沖縄県の担当者と当該地を確認した結果、農地転用が行われたことと雨水流出の因果関係が明確ではないことから、農地法の範疇(はんちゅう)で行える隣接地権者への指導はこれ以上行えないと判断し、その旨を通報者へお伝えしたところでございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ご答弁ありがとうございました。二次質問をしていきたいと思います。事項1の件ですけれども、名護市全体の加入率が34.3%とかなり低い数字だと私は思っておりますけれども、市民のひろば等で加入促進をしていることは分かりますけれども、今後、市として区への加入をどのように勧めていくのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員おっしゃるとおりでございますが、どうしても今、加入率もかなり低い状況でありますので、今後、市民のひろばをより一層活用し、各区の魅力や活動などの特集記事を多く掲載しまして、情報発信をしていきたいと考えております。また、様々な情報配信を継続しつつ、各区長、各関係部局と連携を図り、区への加入促進の推進に前向きに取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 続いて羽地地域は、区民運動会、豊年祭、グラウンドゴルフ大会と、数多くの年間行事があります。親御さんが区への加入をしないために、子どもたちの参加がないことも多々あります。そういうことがないように、区長会、書記会とともに話合いをしながら頑張っているとは思いますけれども、今度、羽地支所長も代わりまして、初めて女性の支所長が来ております。区長会と書記会もありますので、羽地地域の59%からもうちょっと区への加入率が上がるようにやっていただいたら助かるのですが、ここで羽地支所長の意気込みと、羽地地域の区への加入促進をどう持っていくのかお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 新城美海羽地支所長。 ◎新城美海羽地支所長 おはようございます。本年度4月1日より羽地支所長という大役を仰せつかりました新城美海と申します。名護市議会議員の皆様のご指導とご鞭撻(べんたつ)をいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。今、平光男議員のご質問の羽地地区における区への加入について、先ほど部長から答弁させていただいたとおりではございますが、羽地支所として少し述べさせていただきたいと思います。各区の地域の課題として、どう整理、取り扱っていくかを羽地支部区長会において議論と協議を重ね、地域の実情に合った区への加入の勧誘活動を区長会と一緒に進めてまいります。また、先ほど地域の活動のことにも、議員のほうがおっしゃっていたと思いますけれども、羽地地域は活発な地域活動や文化、伝統芸能が多くあります。それらは代々伝承され、地域の大切な財産として受け継がれてきております。羽地地域の先人、地域に関わってこられた皆様の努力と偉業によるもので、それを地域が誇りに思えるように、また後世に残すべく尽力してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 平光男議員
    平光男議員 支所長、ひとつ羽地地域のためにも頑張っていただきたいと思います。これに関連いたしますけれども、55か字では財政面で厳しい地域が多々あると思いますけれども、現在の行政事務委託料を見直すお考えはないでしょうか。部長。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在、限られた予算の中で行政事務委託を進めているところでございます。行政事務委託料の増額は、現在はありませんが、市民に対する行政事務、連絡などの利便性を図り、市政を円滑に運営するため、引き続き名護市内の55区と行政事務委託を締結し、市民の環境と暮らしに欠かせない情報発信などを行っていきたいと考えております。また、先ほども答弁いたしましたが、地域力推進課、各4支所が各区長と連携を図り、加入促進に向けた取組を積極的に行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ひとつよろしくお願いします。それと市営住宅が結構あると思いますけれども、市営住宅へ入居契約するときに、区への加入促進とかはやられているのか、この辺をお聞かせいただければと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 まず、市営住宅に入居する際には、区へ加入し、地域行事へも積極的に参加するようお願いをしております。また、入居時に交付しております市営住宅入居の心得にもその旨を記載し、区への加入をお願いしているところであります。また、新規建設市営住宅につきましては、区の活性化などを目的とし、区からの要望により建設されているものであることから、入居抽選会、もしくは入居説明会の際に、当該区長により地域行事への積極的な参加、協力依頼、区への加入をお願いしているところであります。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今後とも市民への加入促進、ひとつよろしくお願いしたいと思います。区の発展がなければ、伝統芸能、文化とか守っていけませんので、財政面で厳しい地域が多々ありますので、この辺も何とか助けていただければ幸いと思います。次、事項2、コロナワクチン接種状況ですけれども、ワクチン接種電話予約が200回かけてもできないということで、本人が怒ってしまって、もう受けないという方がいるわけです。こういう方たちの対策はあるのかどうか。部長、ひとつこの辺をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 今回、予約の体制につきまして、市民、高齢者の皆様に混乱と不安を感じさせてしまったことにつきましては、おわびを申し上げます。今回6月24日、来る木曜日、7月分の集団接種の予約受付をします。今回また枠も増えております。併せて受付時に、健康増進課の窓口、各支所においても予約のお手伝いをさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今、部長がおっしゃいました羽地支所での申込みですけれども、6月30日に接種ができるということですけれども、この辺の状況、324名の枠とかはみんな埋まったわけでしょうか。ここでこの方たちが接種できるようにできるのか。324名の人員はもう埋まったわけですか。再度お伺いします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 6月30日水曜日に、羽地支所で324名を対象として受付をしています。現在全て埋まっております。空きはございません。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 分かりました。空きがございませんと。それと、再度お聞きしたいのですが、介護施設の方たちの接種はいつ頃からできるのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 介護施設における進捗状況ですが、せんだって石嶺康政議員の質問にもお答えいたしましたが、現在、施設の嘱託の医師による接種が先週月曜日から始まっておりまして、併せて嘱託医の接種ができない施設につきましては、北部地区医師会病院県立北部病院による巡回接種、これにつきましては先週水曜日から始まっております。今後は、他の医療機関の協力も得ながら、巡回接種を希望する全ての施設において実施できるように取り組んでまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 65歳以上の方全員に受けてもらって、安心できるような仕組みにしていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして事項3のカーブミラー設置についてですけれども、いつ頃までに設置できるのか、詳しいことが決まっていたら教えていただきたいんですけれども。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在、ほかの区からの要請もございまして、今、設計等をやっているところであります。来月、7月早々に発注をかけまして、9月いっぱいまでに終わる予定で進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ひとつよろしくお願いします。これについては3年前にも振慶名区長から出されていたということで、長い年月もかかっておりますので、7月発注で9月までにということですので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。続いて事項4の道路整備についてですけれども、現在実施中の事業メニューと進捗状況を教えていただきたいんですけれども。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 現在の事業メニューということでございますが、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用してございます。羽地中部地区支線17-3号は、令和元年度に実施設計を行い、令和2年度に用地測量を実施しております。今年度は用地買収を計画しております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 特定防衛施設周辺整備調整交付金でほかの路線も整備しているのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 現在、特定防衛施設周辺整備調整交付金で事業実施中のものは、為又、川上、仲尾、各1路線ずつ行っておりまして、合計で3路線が実施中でございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今お願いした川上の件も、現在実施中の農道整備と併せてできないものか、ひとつお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 現在実施中の箇所の近くではございますけれども、農道の整備につきましては地域などから要望が上がった場合、路面浸食の頻度、それから農地の利用状況、それから生産作物など地域の状況を調査しながら、事業化に向け動いております。ほかに要望が上がっている路線も含め、今後検討していくということでございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 大変ありがとうございました。ではひとつよろしくお願いしたいと思います。続いて河川についてですけれども、第201回定例会でも質問をいたしましたけれども、令和3年度1月までにやるという答弁がありましたけれども、部長の話を聞くと、新川上橋から下流に150メートルだけは刈ってはいるのですが、私の考えでは全体をやってくれるのかと思っていたわけです。ただ、150メートルというのは、実際には100メートルぐらいだとは思いますけれども、今後、台風時期にもなりますので、今、部長も確認したと思いますけれども、再度県にお願いしてできないものなのか、台風前に除草だけでもできないものかお願いをしたら助かるのですが、この辺はいかがですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 近々に、来月か8月ぐらいには、沖縄県土木建築部との意見交換会も予定されておりますので、そのときにでも羽地大川も含め、源河川も含めて要請していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ではひとつよろしくお願いしたいと思います。それと新川上橋から上流に向かって70メートルぐらいですか、区民の方が除草して花を植えているのですが、これに対して肥料代とか、県のほうから出してくれるとか、こういうことはないですか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 肥料等ほかの消毒とかは、現在、花の里づくりの会のほうが各区に配布しますので、今後またそういう形で、花の里づくり活動に向けて取組はしっかりしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ではひとつよろしくお願いしたいと思います。最後に農地利用ですけれども、6月7日以降ですか、もう1回地主の境界のことで話合いをしに行くという話でしたけれども、その後の結果はどうなったか、分かったら教えていただきたいんですけれども。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 去る6月10日に、担当者より通報者の意向を隣接地主にお伝えしておりますが、隣接地権者からは、これ以上の対応は難しいという回答を得ております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 名護市も大変だとは思いますけれども、両方の見解の相違があって、何かまた相談がありましたら乗って、いい解決法がないのか、一緒になって考えていければと思っております。これで一般質問を終わりたいと思います。大変ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 平光男議員一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時36分)                              再 開(午前10時47分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。東恩納琢磨議員、一般質問を許します。 ◆東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。東恩納琢磨、ただいま議長のお許しを得て、一般質問を行います。今年も平和祈願祭、慰霊祭が行われる季節になりました。さきの大戦で沖縄は捨て石にされ、標的にされ、日本で唯一の住民を巻き込んだ凄惨な地上戦の舞台となりました。日本軍は住民を守りませんでした。守らないどころか人道に反した違法行為で住民を苦しめました。学徒隊として最前線に送り込まれた子どもたち、壕を奪われ砲弾に打たれた人々、スパイとして扱われ処刑された住民、追い詰められ、強いられた集団自決、多くの命が軍隊の組織を維持するためだけに失われました。二度と沖縄が戦争の犠牲にならないために、私たちは戦争の歴史的事実を子や孫に伝える責任があります。特に教育関係者、率先して子どもたちを戦争へ送り出したこと。私たちはこのような歴史を踏まえ、沖縄から軍事施設を取っ払い、他国を攻めることのない沖縄だからこそ世界へ命どぅ宝という平和の尊さを発信し、戦争の火種を消していかねばならないと思います。慰霊の日を前にそのことを改めて肝に銘じ、一般質問を行います。質問の事項1 基地問題について。質問の要旨(1)美謝川の切替えは、名護市法定外公共物管理条例に基づく協議は不要との報道がありました。その根拠を説明してください。質問の要旨(2)稲嶺前市長は美謝川の切替えは名護市法定外公共物管理条例に基づき協議を行うとしていましたが、協議不要となれば前市長との整合性が問われますが、いかがお考えか。質問の要旨(3)キャンプ・シュワーブを陸上自衛隊と共同使用することに極秘合意したとの報道に対して、その事実関係について3月議会の答弁では防衛局に対して口頭で確認したとの答弁でしたが、口頭ではなく文書での確認を二次質問で求めたところ検討するとの答弁でした。その後、文書での確認が取れたのか。取れたなら文書を提出してください。質問の要旨(4)この頃、市街地上空にも米軍の航空機が頻繁に飛行し、市民から騒音への苦情や墜落の不安が寄せられています。市長の見解を伺います。質問の事項2 持続可能地域社会の構築に向けて。質問の要旨(1)昨年12月に全会一致で可決された議員立法「労働者協同組合法(労協法)」が2年後に施行されます。この法律は、ウチナーグチで言うユイマールやイチャリバチョーデーの精神がモデルとされているのではないかと、私はそう思っています。この法律が成立した意義を地方自治体として、どのように捉えていますか。質問の事項3 市営市場の空き店舗について。質問の要旨(1)3月議会の答弁では市営市場が開業して以来10年間、全店舗が埋まり、空き店舗が解消されたのは平成30年8月から11月末までの4か月間のみとの回答でした。今後は空き店舗の募集は随時募集に切り替え、選定基準を緩和し、テナント会と連携して空き店舗解消に対応したいとの答弁でした。その後の空き店舗の解消状況を説明してください。質問の事項4 コロナ禍による経済支援事業について。質問の要旨(1)前年度はコロナ支援として名護市独自の「名護市事業者緊急支援金事業」を行いましたが、給付実績は3月5日現在で46.81%と吉居議員への回答でした。その事業の評価について、市としてどのように考えていますか。質問の要旨(2)今後も事業者に対しての支援事業が必要だと考えるが、商品券以外で、名護市事業者緊急支援事業を引き続き行うのか伺います。質問の事項5 農業振興について。質問の要旨(1)畜産排せつ物を活用したメタン発酵処理による地産地消事業の事業可能性調査及び事業計画の策定については、今後、残渣(ざんさ)処理の液体を堆肥にするためのコストの課題や関連事業者との課題があるとの答弁でしたが、その後の検討結果について伺います。また、これまでに要した予算額について伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席で行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 それでは質問事項1、要旨(1)、(2)、(3)についてお答えします。まず要旨(1)につきましては、沖縄防衛局が洪水吐の付替工事を計画している場所は、辺野古ダムの一部ではありますが、市の所有に属する土地及びそれに附属する工作物等ではないため、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第1号から第4号までの適用はないと判断しております。また、辺野古ダムの水量、水質が維持される場合においては、辺野古ダム内の法定外公共物の構造や機能に支障を及ぼさないこと、また、辺野古浄水場東側の法定外公共物は、沖縄防衛局が行う工事にかかわらず、現在の構造や機能は変わりなく引き続き維持されることから、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第5号の適用はないと判断したものであります。次に要旨(2)につきましては、これまでも答弁しておりますとおり、名護市法定外公共物管理条例第4条に規定する行為を行う場合は、市との協議が必要になるものと認識をしております。今回、沖縄防衛局からの照会について条例の適用はないと判断したことは、提出された書類を客観的に条例に照らして検討した結果であり、当時と整合が取れないとは考えておりません。次に要旨(3)につきましては、検討した結果、国会や記者会見において、「現在、水陸機動団をキャンプ・シュワーブに配備する計画は有していない」との防衛大臣の発言が確認できておりますので、文書での確認は必要ないと考えております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項の1、要旨(4)についてお答えをいたします。市としましても市街地上空における航空機騒音が増加傾向にあると認識しており、昨年度、騒音測定器の更新に合わせて、市民会館屋上にも測定器を新たに設置し、市街地の騒音測定にも取り組んでいるところでございます。航空機等の騒音への苦情につきましては、その都度、沖縄防衛局に申し入れており、また、昨年8月以降は、夜10時から朝7時までの夜間騒音が確認された際には、苦情の有無にかかわらず、沖縄防衛局に対し申入れをすることとしております。引き続き、騒音測定や航空機等の飛行状況の把握に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項2、3、4についてお答えいたします。初めに質問事項2、要旨(1)についてお答えいたします。労働者協同組合法では、各人が生活との調和を保ちつつ、その意欲及び能力に応じて就労する機会が必ずしも十分に確保されていない社会の現状等を踏まえ、「多様な就労機会の創出」、「地域における多様な需要に応じた事業」が行われることを促進し、もって「持続可能で活力ある地域社会を実現」することを目的としております。同法では、法人設立には組合員が「出資・経営・労働」の基本原理の3つの役割を担い、組合員が自ら出資した事業に従事し、事業運営に意見が反映されることでやりがいや生活との調和を保ち、年齢などを問わず意欲と能力に応じた多様な働き方ができることから、新たな就労機会の創出につながります。また、少子高齢化や過疎化などによる地域における多様な需要に応じた事業の取組が促進されることが期待されております。法人設立にあっては、所管庁の許可や認証はなく簡単な手続で設立できることから、市といたしましても、地域に貢献できる事業に自ら従事することで、地域課題を解決するための新たな法人の形態による新しい働き方の一つであり、広く活用されていくものだと考えております。続きまして質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。3月議会において報告しました生鮮・食品店舗1区画、飲食店舗1区画の空き店舗2区画につきまして、5月13日の入居審査会において2店舗の入居が決定しております。また、3月31日で別の店舗が退去したため、現在、生鮮・食品店舗1区画が空き店舗となっておりましたが、この区画につきましても現在問合せがあるため、今後、入居につなげられるよう引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。続きまして質問事項4、要旨(1)、(2)についてお答えします。初めに(1)からお答えいたします。名護市事業者緊急支援金事業の最終給付実績は3月議会でご報告いたしましたが、当初予算算定件数2,100件に対し、46.81%の983件となっております。持続化給付金の要件であった前年同月比で事業収入が50%減少している事業所の数を把握することができなかったため、平成28年度の経済センサスにより、対象業種の総数を最大値として予算の算定件数といたしました。全国的に新型コロナウイルス感染症の影響を最も受けたとされる「生活娯楽関連サービス」、宿泊業、飲食店、理容・美容業種などについては、飲食業で想定数の91.2%、宿泊業では民泊が基準の経済センサス期よりも大幅に増加しているため241.7%になりますが、理容業でも53.1%と高い申請率となっております。また、給付の申請数は987件で、支給決定総数は983件、対象業種ではないなどの不交付件数は4件となっております。その他で数件対象外業種のための不申請がありましたが、申請されました99.5%の事業者が給付を受けておりますので、影響の大きかった業種への支援にはつながったと考えております。コロナウイルス感染症については、いまだ収束のめどが立っておらず、今後も大きな影響が思慮されるため、引き続き国や県の支援策や融資にスムーズにつなげられるよう、応援してまいりたいと考えております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。名護市では新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ地域経済の回復を図るために、市内で利用できる商品券を配布し、地域経済を活性化させることで市民や事業者の支援につながるものと考えております。加盟店舗で商品券が利用されることにより、経済活動が促進され、事業者同士の取引などの間接的な波及効果につながり、市内経済の活性化に寄与するものと考えております。また、国において、「緊急事態措置またはまん延防止等重点措置」が実施された月のうち、措置の影響を受けて月間売上げが2019年または2020年の同じ月と比べて50%以上減少している事業者に、業種を問わず給付対象、中小法人上限が月20万円、個人事業者に関しましては月上限10万円となります「月次支援金」や、沖縄県においても観光事業者を対象といたしました「観光関連事業者等応援プロジェクト」による支援も計画されておりますので、そちらを活用していただけるよう、対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは事項5、要旨(1)についてお答えいたします。現状といたしましては、消化液の液肥利用促進に係る肥効分析や圃場(ほじょう)に試験的にまいての生育調査を実施するための事業における予算の確保が難しいことから、前回、これは3月定例会の答弁から特段の進捗はございません。八重瀬町で乳用牛のふん尿をメタン発酵させている施設の設備会社の方と意見交換をさせていただいております。消化液を濃縮させて、排出される消化液の総量を減らす仕組みがあるという情報をいただいております。濃縮させることで、液肥の肥料としての効果が上がるのかは不明でございますが、消化液の総量を減らせることで、液肥の保管に係るタンクなどの初期投資の減少につながるとのお話を伺っているところでございます。次にこれまでに要した予算についてでございますが、平成30年度と令和元年度に実施した事業費は2年間の合計で約3,200万円となっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 先ほどグーグルから引っ張り出した地図を参考資料で見たと思うのですが、これはヘリ基地反対協議会が要請行動をしたときに、参事のほうで見取図と、位置確認ということで黒板に書いた図面を引用して、そこに当てはめたものです。そこでAルート、Bルート、Cルートの位置関係は間違いないでしょうか。大丈夫ですね。(うなずきあり)分かりました。今は資料の説明ですので。まず、美謝川と言われているCルートは海のほうに流れていくわけです。流れていった場所が埋め立てられるわけですから、当然自然の状態では流れないわけですので、その場合のことについて防衛局と協議を図ったのか伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 頂いた資料でございますけれども、Cルートというのはこの提供区域部分の川のことを指しております。しかしながら今回は、沖縄防衛局との調整につきましては、このBルートの付替えということで具体的なお話はいただいておりますが、Cルートを今後どのようにしていくのかというところまでのお話ではございませんでしたので、そういった意味では、Cルートについての説明はされていないということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 最初にこの図面を示したのは、Cルート、Bルート、Aルートと別々のものに感じた気がしたので、この図面でまとめてみました。AルートとBルートが交わってCルートに行くわけです。全く別々のルートではないわけです。水というのは上から下に流れていくわけで、そうするとどっちにしたって下に流れていく。そうすると下でどうなっているか、やはり支障を来すかどうか確認すべきことではないでしょうか。それをやるための協議は必要ではないですか。その辺どうお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 おっしゃるとおりでございまして、Aルートからも若干水が流れております。Bルートからも洪水吐としての流れがございます。美謝川として名護市が権限を有しているのはAルートのみでございます。Bルートについては人工物としての洪水吐でございます。おっしゃるとおりこちらで合流してCルート側に流れていくというところではあります。Cルートの末端についてはどのようになるかというと、雨水排水計画というのは当初からございます。そういった意味で、こちらは流れるとお答えしているわけですが、その雨水排水計画について、具体的にこういうような大きさでこのようになりますといったところのお話はまだいただいていないということで、先日は、そこの部分についての説明は割愛させていただいたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 いま言ったことが一番重要になると思います。下に流れていく、その雨水排水計画があると。その雨水排水計画がきちんと水が流れる量の計画になっているかどうか。そこは、管理をしている側としてまず大前提として確認すべきことで、そこの確認もできていないのに……。確認をすべき事項があるにもかかわらず、していないんじゃないのか。法定外公共物管理条例というのは、そういうことを確認するためにあるわけで、今しかそれを確認できるチャンスはないのではないでしょうか。どうでしょうか。今、真っ先に確認すべきではないですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 今回調整しておりますのは、あくまでBルート部分の付替えということでございます。くどいようですけれども、Cルートについては言及していないということでございます。そしてBルート、いわゆる洪水吐の付替えについては、法定外公共物に当たりませんので、これについての条例の適用はないと、これまでも述べているとおりでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 順序の話をしているのではなくて、Bルートの申請ということではなくて、今、名護市の水を取水して、そこからまた排水もしているわけです。その水が、河口口、下のほうで埋め立てられたら影響が出るわけですから、そこについてはどうですかという、まず疑問を持ってそこを問い合わせるべきではないでしょうか。何も、全く水が流れなくなるわけではないです。名護市が上水道で使っている水も、どこか別のルートに行くわけでもない。下に流れていくわけです。そこをまず最初に問い合わせて、防衛局と調整をすべきではないですかと聞いているのですが。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 条例上、協議が必要な行為を防衛局は行うということであれば、しかるべき時期に協議が行われるものと認識しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そうすると、水が流れつく末端の協議はまだされていないということですね。これからするというふうに聞こえますけれども、それではちょっと遅過ぎやしないかと思うのですが、そういうことであれば、そういう方針の下で進められているということですね。次、伺いますけれども、グーグルの地図を見ると、美謝川と名前がついているのはBルートです。この地図を見たら分かりますよね。現状はBルートから美謝川に流れているわけです。Aルートは土手の下、土手……、防波堤ですから、ダムの下になっていて、堤体の下にあって、そこから流れていないのです。流れているのは唯一、名護市が取水したものがそこの下のほうで、交わる場所に流れてくるわけで、現状で言うとBルートが美謝川です。ということは現状と合わない公図になっているわけです。皆さん、公共事業とか、あるいは行政として、公図と合っていない現状がある場合、どういう是正を行いますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 そもそも法定外公共物というのは、かつての赤線、青線と呼ばれた公図上の線でございまして、それは河川だったり農道であったりしているわけです。頂いたマップでは、確かに1本の美謝川という形で線は書かれているのですが、実際の公図上では、先ほど頂いたAルート、こちらが美謝川であって、なおかつうちの公有財産台帳上の美謝川となっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 公図ではAルートになっているということですけれども、それは本来、こういう法定外公共物を管理する上で、その法定外公共物が適正に利用され、公共の福祉に増進しているから、法定外公共物にして管理する必要があるわけです。目的からすると。適正な利用を図ると。今、皆さんがやっている公図はAルートだと言っているのですが、適正な利用方法にマッチしていますか。現実にはそこから流れていない所を、公図がそこにあるから、ここが美謝川だと。美謝川という河川を、きちんと適正な利用を図るという目的からすれば、それは当然、Bルートになると思います。そのためには、現状に合わせて公図を変えなければいけないと思うのですが、そういう手続は行わないでやっていいものですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 先ほども申しましたけれども、Bルートにつきましては、構造物、人工物であること。それとBルートについては個人の土地ということで、それをお借りしてこの水路を造っているということもございまして、法定外公共物には当たらないということになります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そもそも、市がここを管理することになったのはどういういきさつですか。ここにダムを造って、そこで水を取る、取水をして浄化するという仕組みのもとにここを利用することになったわけですよね。水を取ることによって、あるいはダムを造ることによって、美謝川の流れが変わったわけです。変わったということは、変わった事実を認めて、皆さんはそこの土地を所有して、取得して、その管理をしていかなければいけない。法定外公共物として。今までその管理を怠ってきたのではないですか。どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 こちらのダムにつきましては、かなり古い歴史がございます。米軍が造って市に移管したということもございます。この時点で、ダムについても個人の土地をお借りしているという状況もございます。洪水吐については、そのダムの機能として設置しているものでありますが、必ずしも権原を取得する必要まではないということで理解しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 個人のものを借りているからいいということではなくて、個人が返せと言ったら、皆さんはあそこをどうするのですか。人工物だと言っているのですが、その人工物を造って、ダムを造ったわけです。それを管理する名護市として、個人から借りているからそれは買わなくていいと。個人が返せと言ったら、あなた方はどうなさるのですか。そのために適正に運用しなければいけないから、そういうものは取得しなければいけないんじゃないですか。現状に合わせて。公図と現状が違うのであれば、それを是正するのが名護市ではないですか。本来、行政が真っ先にやるべきであって、民間には現状と合わせるようにという指導をしておきながら、自らはそうしないということに聞こえますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 そういったお話ではなくて、現に契約が成立していて機能しているという状況の中で、あえてその土地を取得する必要はないというお話でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そういう話ではないってごまかさないで、話をずらさないでくださいよ。契約をしているのは分かります。でも、契約が目的に沿っていない契約であれば、それは目的に合わせて契約を変更したり、是正しなければいけないんじゃないですか。それが行政の役割ではないですか。契約の目的が変わってきているわけですよね。借りているだけではなくて、ここを管理していく、それも恒久的に管理しなければいけないわけですから、契約変更するのが当たり前で、それが行政の役割ですよ。関係のない話ではないと思うので、真剣に答えてください。はぐらかさないで。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時19分) (答弁の調整あり)                              再 開(午前11時20分) ○大城秀樹議長 再開します。佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 水道管理者としましては、原状はそのままで返すという状況になります。また、水道法におきましても、権原を取得して運用しなくても借地で運用できるとなっていますので、現在そのようにやっているところです。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 すみません、よく聞き取れなかったのですが、現状をそのままで返す。普通、借地契約を結んだ場合、返すときは原状回復をして返すべきであって、このままで返すのであるなら、これは借地ではなくて購入すべきではないでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長
    ◎佐久川博光環境水道部長 水道事業者として、現在の辺野古ダムにつきましては昭和51年4月に賃貸借契約を結んで運用しております。今回、辺野古浄水場を廃止して、その地主に返すときは、原状のまま、原状の状態で返すとなっていますので、昭和51年4月の状況のように返していくということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そういう賃貸借契約になっているということですね。ダムはもちろん、今後使うと思うのですが、ダムについては、今、洪水吐の所も、下のほうです。現状の洪水吐です、Bルート。そこも現状のままでいいということになると、地主さんはここの水が流れてこなければ使えるわけです。畑としたり何かにして。ずっとそこは、今の洪水吐のある所にずっと水を流すと。流れなくなった場合も、地主がそこを平たんにするということになる。そういう契約なのでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 既設の洪水吐につきましては、国道敷地分、その部分は国道のほうで管理をしております。それから、その下の下流側の水路につきましては、廃止した後に、地主さんにお返ししても、原状として表面水、その敷地内の表面水は、今、既設水路になっている部分で受ける必要がありますので、原状のままで返すということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そういう契約になっているということですので、その契約書、何年に契約したのか、その契約更新した日と契約内容を、資料として提供してください。次もありますので。(「資料は提供されている」との声あり)資料も提供されているということで分かりました。続きまして、今度ダムの東側に洪水吐の付替えを行うということです。その洪水吐の付替えもやる中で、本来、公共工事でやるわけですから、普通、地主がいるところに公共物を造る場合は、道路にしたって、道路を拡張するにしたって、土地を買わないと工事はできないはずですが、何か皆さんは、名護市もそこの土地に入っていると言うのですが、その土地の売買契約というのがないままに工事を進めていいという判断なのか、伺います。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時25分) (答弁の調整あり)                              再 開(午前11時26分) ○大城秀樹議長 再開します。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 名護市の土地部分につきましては、現在の賃貸借契約の中で読めるとこれまでもお話ししております。その他の個人有地については、沖縄防衛局と個人の地主さんとの間の問題ですので、こちらについては名護市が意見を申し上げる筋合いのものではないと認識しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 私がいま聞いているのは、いま現在賃貸借契約を結んでいるという話ではなくて、これから工事をすると。工事をする場合には、そこを占用するわけですから、しかも半永久的にするわけで、ただ単なる賃貸借契約では、行政としては済まないのではないかと。それは当然防衛局に対して、売買契約を結んで工事を進めてもらう、進捗させるということになると思うのですが、なぜそうしないのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 土地の話としましては、これは米軍へ提供する目的で沖縄防衛局との間で賃貸借契約を締結しているため、工事に当たって、改めて国が買収、収用する必要はないものと承知をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 提供区域であるわけですけれども、そこはよく分かっています。米軍が自分たちの施設を自分たちで工事をするというならその範囲でいいかもしれませんよ。しかし今回は米軍が工事をするのではなくて、防衛局が国民の税金を使って工事をするわけです。そういう中で、賃貸借契約だけで済むという判断は防衛局がしたのですか。名護市がしたのですか。名護市としては、きちんと購入すべきだということを行政的に、行政手続として伝えるべきではないですか。どこが判断したのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 現行の賃貸借契約に基づいて双方で確認しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 その協議内容を全て提出してください。双方で協議したと。何を、いつ、どこで協議したのか。それは、協議をすればできることなのか。法的根拠を示してください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 現契約の9条の賃貸物件の形質の変更というのがございます。この条項について、協議ではなく確認をしたということでございます。この中で、国が行う場合も、同様に解釈できるということの確認をしたということでございます。また、賃貸借契約につきましては、民法上の、司法上の契約となりますので、これについてできるとかそういったものではなくて、双方の合意に基づくものと理解をしております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 9条に基づいてということですが、それでもそこに、必ずそういうことを、9条に基づいて土地を買わなくていいと書いてはいないです。それは皆さんが解釈をしたということですよね。一歩踏み込んだということ。本来であれば、皆さんも公共工事をするときは地主さんの土地を購入して、それから設計をし、工事を始めるわけです。当然国にもそういうことをすべきだと言える立場であったはずですけれども、そういうことをせずに、協議をして確認したということは、これは総務部長判断ですか、参事の判断ですか、市長の判断ですか、どちらの判断でしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 この話をいただいたときに、市長までのミーティングの中でそこを確認しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それでは市長に伺います。市長はこれまで、辺野古の新基地建設に関しては国と県の問題で、注視していくということを言ってきました。その一方でいま判断したということは、工事を進める判断を一歩進めたということに映りますけれども、そうではないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいまの東恩納琢磨議員の質問は、美謝川の切替えについての質問の中において、先ほどの部長答弁があったものだと思っております。美謝川の切替えについては、適切に法令にのっとって判断をするということで以前から申し上げているとおりでございまして、そのように手続をされているということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長、改めて伺います。美謝川というふうに基地問題と分けて、話をすり替えたような気もするのですが、当然、美謝川の切替えがなければ、大浦湾側は埋め立てられないわけです。ですから、関連して一連のものだと思います。そして、法令に基づいて適切に対応したということをおっしゃっていますけれども、適切ではないのです。公共事業をする場合は、必ずその土地を買わなければ公共事業はできないわけです。国だって、名護市だって。道を造る場合は名護市だってそこの土地を購入してから初めて工事が進められるわけでしょう。なぜかそれを購入してくれと言わず、9条を解釈して賃貸借契約で済むという踏み込んだ判断をしたわけです。ですからそれは、法の適切な対処ではなくて、市長がそこに配慮したわけです。そのことを問うているわけです。適切にきちんとやるのであれば、土地を買わなければいけないですよ。そういうことを指摘したのか、していないのか、伺います。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時33分) (答弁の調整あり)                              再 開(午前11時34分) ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 沖縄県知事から承認を得た工事の実施に当たりまして、手続の有無について沖縄防衛局からの照会に対して、土地の賃借内容を確認した上で今回の判断をしたということでございまして、市の客観的な条例解釈を示したものでありまして、その他に何らかの判断を示したものではございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今、市長は、県知事が承認したということでもって、それは手続が済むものだと。しかし、市長、あなたは承認したことについての県知事のことは今まで一切なくて、前知事が不承認にした。それで国と裁判になっている。そのことについて注視したいと言っているわけですよね。その前の知事の話は一切ないわけです、承認したことの。いま現在は注視していく立場ですよ、あなたは。それを踏み込んだので聞いているわけです。知事の承認ではなくて、前知事はその後、承認を撤回しているわけです。それで裁判になっているわけです。そのことをあなたは注視すると言っているわけですから、話をすり替えないで、注視する中で判断をしたわけですよね。だからそこは踏み込んだことではないですかと聞いているのです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これまでも繰り返し述べていることでございますけれども、沖縄防衛局から照会があった工事は、公有水面埋立承認願書で計画されている工事でありまして、既に沖縄県知事の承認を得ている公有水面埋立承認願書に基づくものであると認識しているところであります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 時には過去の話をしたり、時には現在の話をしたりしてごまかさないでいただきたいのですが、市長、あなたが言うみたいに、承認に基づいて計画されているということであれば、承認していれば工事を進めていいという考えなのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これまでも、何度も申し上げているとおり、現在の普天間飛行場代替建設工事につきましては、知事の埋立承認を得て工事が進められているものと理解しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 知事が承認したことで工事が進められている。そして、その工事については承認されているので、反対する理由はないということですよね。そうであるなら、今後、知事は承認を取り消すこともあります。そのときは知事の意向に沿って、承認を取り消したからその意向に沿った形で行政運営をやっていくということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今後については、その状況によって、また判断していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 知事が不承認とすれば、行政もそのように進めていくと。今、現段階では、前知事の、前々知事の承認があったので、その認を取って行政手続を進めているということで理解してよろしいでしょうか。確認のためもう一度お伺いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 はい。先ほど答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それではもう一つ伺います。ここに、平成26年防衛局局長から、公共物についての協議の申請がされ、第5条によって協議しますという申請の手続がされているわけです。そのときは協議の申請対象になっていたわけです。きちんと防衛局から来ているわけですから、当時の稲嶺進前市長に対して。皆さんは今回、これの対象ではない、洪水吐の付替えだけなので、5条の対象にならないから協議をする必要はないということを判断したわけですよね。皆さんがそれを判断するために、防衛局と何らかのやり取りを重ねてきて、そしてそういう方向性でできると。それは解釈でできるということを確認して、今回の手続をしなくていいと判断したのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 今、お話にあります平成26年4月に、沖縄防衛局から協議書が提出されておりますが、形式的な審査中に取り下げられており、具体的に協議が進められたものではございません。また、当時の企画部長が3月議会ですか、これは。「これら権限等については、相手側からの申請があって初めてどのように行使するか具体的に検討されるものであり、現時点では名護市への申請がなされていないため、具体的に提示することができない状況となっております。」ということでございまして、当時何らの判断をしたということではございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 後で取り下げたから手続がされていないということではなくて、当時の防衛局は、これは条例第5条に協議をすると載っていて、協議をするときちんと示しているわけです。行政というのは継続性ですので、それについて今回も協議をすべきだというのが継続性として言えるはずです。それを言わなかった。言わないで判断をしたということは、やはりこれは市長の意向がないとできないことだと思うんです、行政的には。これはやはり市長の意向のもとで、今回は該当しないという判断を下したということになるのですが、そう考えるのが普通ですけれども、やはりそれとは違うと言うのでしょうか。普通は、市長の判断で今回は協議をしないということであるならすっきりするのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局からの照会に対し条例の適用があるのかどうか、市の客観的な条例解釈を示したものであり、その他に何らの判断を示したものではございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そこはあまり言っても、もう言った、言わない、判断の、解釈の問題でしょうから、後でまたそれがいろいろな形でうみが噴き出してくると思います。それでは、騒音に関しては騒音測定器を増やして、測定状況を把握していくということです。その都度防衛局に抗議を申し入れているということですけれども、これまで何回防衛局に抗議を申し入れてきたのか。その抗議の結果は反映されているのでしょうか。伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 申し訳ございません。回数等、全ての資料をいま手元に持ち合わせてございませんで、即答はいたしかねるところでございます。しかしながら、事あるごとに文書、あるいは市長が直接抗議をしているという事実はございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ぜひ、抗議をしている事実を数字で表して、これぐらい真剣に取り組んでいるんだということを、市民にもアピールする必要があると思いますので、その都度調査をして報告してください。それでは次、持続可能地域社会の構築に向けてということで、この法律をつくるに当たって、ワーカーズコープという民間の団体が積極的に取り組んできたことの結果だとも言えます。その団体は、介護や子育て支援など、特に福祉の分野で地域を支える仕事を担ってきた、全国でも数万人が働くワーカーズコープということらしいのですが、私も最近知りました。そういう意味では、福祉分野での業務委託とか、そういったことも、これまで福祉分野としてなかなか手が届かなかったというか、そういう方々、社会に適応できなかった方々との連携をするにしても、そういう団体の知恵やネットワークが必要となってくると思うのですが、その辺について、福祉部としてどのような認識をお持ちかお答えください。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 議員のほうからも福祉分野でそういう団体、NPO法人とか、そういったところで既に活動されているということですけれども、そういった法律ができることによって、そういった民間団体とも連携が必要となってきておりますが、現在の福祉部での具体的な事例を申し述べたいと思います。福祉部の例としては、「子供の貧困緊急対策事業」において、子ども食堂や、それから学習支援教室などの子どもの居場所の運営をNPO法人などの民間団体へ、現在委託している状況がございます。委託した民間団体の中には、自主運営による支援が可能とのことで委託を辞退した事例もございましたが、委託辞退後も国や県、他の民間団体が独自で行っている補助金などの活用可能な財源がある場合や寄附による支援がある場合など、当該団体に対する有益な情報があった際、情報提供を行っているところでございます。また、市以外からの助成を受けるために当該団体の支援内容に係る推薦状、そちらを市から発行したこともございまして、さらに支援団体の活動団体に対する運営補助金の設置などにより、継続的な支援の後押しが図られているものと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 この法律ができたことを契機に、やはりこれまで社会から取り残されていた方々、そういう方々についても、この法律の趣旨にのっとっていけば、そういう方々にも救いの手が今まで以上に届くのではないかと期待していますので、ぜひ福祉部の方々もこの法律に注目していただきたいと思います。それでは時間もないので、最後に、農業振興については、畜産排せつ物を活用したメタン発酵、これは本当に、この地域にとって、名護市にとって必要なものではないかと。農家もまたその排せつ物を利用していただける、そういうシステムがあれば、もっと畜産に力を入れられるのではないかということで、そこを今後どうするのかという答弁がなかったような気がするのですが、その辺の答弁と、あと八重瀬町の話をしていたのですが、八重瀬町は牛だけということで、名護市の場合はいろいろな複合、特に豚ぷん、豚についてもやるということで、豚も使ったそういう排せつ物、メタン発酵が、他県で成功した事例があるのかどうかも含めてお伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 他県での事例ということでございますので、これにつきましてはバイオマス発電ということでいうと、木質系バイオマス、廃材や間伐材等が主流で、畜産バイオマスとなると、原料として乳用牛のふん尿が利用されている事例が多くなっております。乳用牛と豚のふん尿の組み合わせなどもありますが、規模が小さく、名護市が検討しているような1日当たり80トンの豚のふん尿を主体として処理するという事例は、現在のところ全国的にも見当たらない状況となっております。今後どのようにするかということでありますけれども、先ほど言ったように、牛の関係のものについては、かなりガスが発生するところもありまして、採算が取れるような状況はございますが、現在、豚だけでいくと、採算が取れないところもありまして、豚のふん尿を主体とした場合、ガスの発生量が少ないことからガス販売の収入が少なくなり、また名護市は原料収集の範囲が広いため、収集のコストが高くなることも理由の一つとなっています。また液肥としてどのようにこれを使っていくのかというのも課題となっております。そこはまた今後調査していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 このバイオマス発電についてはまだまだ課題もあると思うのですが、これまでに3,000万円も使っているわけですから、ぜひこれを成功に導いていただいて、農家の皆さんの役に立っていただきたいと思います。これで東恩納琢磨、一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午前11時51分)...