嘉手納町議会 > 1994-03-18 >
03月18日-06号

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  1. 嘉手納町議会 1994-03-18
    03月18日-06号


    取得元: 嘉手納町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    平成 6年  3月 定例会(第12回)       平成6年第12回嘉手納町議会定例会 会議録第6号        平成6年3月18日(金) 午前10時02分 開議出席議員は次のとおりである。    1番 徳元哲夫君        2番 奥間常明君    3番 中川京貴君        4番 金城 明君    5番 伊礼政吉君        6番 比嘉健雄君    7番 田崎博美君(14:07退席) 8番 当山政恒君    9番 伊波孝之君        10番 田仲康栄君    11番 花城康次郎君       12番 仲本弘吉君    13番 稲嶺盛貞君        14番 金城高夫君    15番 仲宗根正幸君(14:07退席)16番 田場盛文君    17番 仲宗根政幸君       18番 古謝世徳君    19番 與那覇孫太郎君(14:07退席)    20番 宮平永治君欠席議員は次のとおりである。    なし職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。    事務局長   小渡一成君    議事係長   花城 清君    主任主事   前川広充君地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。    町長     宮城篤実君    助役     山口榮三郎君    収入役    高嶺政助君    教育長    奥間偉功君    企画総務部長 伊波昭夫君    民生福祉部長 伊佐英忠君    建設振興部長 徳里 実君    教育次長   兼村憲信君    企画調整課長 照屋高一君    総務課長   奥間清次君    税務課長   平良専市君    基地渉外課長 塩川勇吉君    電算室長   吉浜朝保君    住民課長   饒波 健君    厚生課長   徳里政一郎君   保健衛生課長 知念光弘君    都市建設課長 兼村憲諦君    産業振興課長 古謝義光君    水道課長   山入端立正君   消防長    知念政喜君    出納室長   亀谷 準君    学校教育課長 照屋林とし君    社会教育課長 仲宗根敏明君本会議に付した事件は次のとおりである。  日程第1       会議録署名議員の指名  日程第2 議案第49号 平成6年度嘉手納町一般会計予算について ○議長(宮平永治君)  これから本日の会議を開きます。 日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は会議規則第120条の規定によって、11番花城康次郎君、12番仲本弘吉君を指名します。 日程第2 「議案第49号:平成6年度嘉手納町一般会計予算について」を議題とします。 本案については提案理由の説明は済んでおります。これから質疑を行います。 まず、歳入全般、1ページから46ページまでの質疑を許します。 11番 花城康次郎君。 ◆11番(花城康次郎君)  1点だけ、よくわかりませんので、お聞かせいただきたいと思います。 資料で一般会計予算資料というふうに出ていますが、ここでトータルの下のほうで自主財源で伸率の減で13.7パーセント。これは部長の説明の聞き漏らしと思うんですけれども、5,000万円ぐらいの減税見込み、こういうものが要因かと思われるわけなんですが、また収入におきましては、町税で3.1パーセントの伸びになっているわけなんですが、これはマイナス13.7パーセントという要因は他にどんな要因で伸率の減で13.7パーセントになっているのか、この辺を答弁いただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  御答弁申し上げます。質問が自主財源が相当落ち込んでいると、その理由について御説明願いたいということでございます。 御案内のとおり、町税につきましても、町民税等の落ち込みがございます。それとおきかえに来る4月1日から比謝川行政事務組合ということで一部事務組合がスタートします。 10款の分担金、負担金ということについても、その分いままで入って来たものが入って来ないのと、昨年度まで消防庁舎の用地の兼ね合いがございましたけれども、そのために繰越金として、財政調整基金から相当繰入しました。今年度はそういったこともなくして、できるだけ財調等押さえていきたいということもございまして、今回は4,800万円余を繰入してきたわけですが、繰入金と去年の分担金そして町税が要因でございます。 ○議長(宮平永治君)  17番 仲宗根政幸君。 ◆17番(仲宗根政幸君)  1点お伺いします。20ページ6款国有提供施設等所在市町村助成交付金、7款施設等所在市町村調整交付金の両款とも1目をお伺いしたいと思いますけれども、先般、部長の説明によりますと、この6款1目で350万3,000円を見ているわけですが、これは要請の結果、伸びが認められたという非常に朗報といいますか、いい傾向の増額であろうかと思います。そこで町長の施政方針演説でも、述べられておりますように、この基地交付金や整備資金等の増額については、国のほうでは大幅圧縮の方針があるという状況の中で努力なされて、いろいろ関係省庁に要請行動を起こしてこられたということでの伸率になったかと存じております。ならば、その要請行動をどのような形で行われたか、そこら辺を知りたいわけです。そういう意味で詳細に御説明願いたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  お答えいたします。20ページの6款1目について、そして同じく7款1目についてでございますけれども、御案内のとおり国のほうは基地周辺整備資金等も大幅に削減をしてくるということを、打ち出してきたわけでございます。しかしながら国有提供施設等につきましては、うちの町長が沖縄県の基地交付金連絡協議会の会長をつとめてございます。従いまして、要請行動等につきましても、去年8月下旬から9月の上旬にかけまして、町長はじめ沖縄市長、宜野湾市長等々が自治省へ増額要請行動を展開しております。また12月においても、沖縄県については0.2パーセントの増額でございましたけれども、全体的に伸びているということで、そのお礼方々、また局長はじめ課長の方々に対しても招聘活動も展開してございます。また去年の7月でございますけれども、自治省から理事官とか事務官そういう方々もおいでをいただきまして、基地の状況等も説明しながら、基地内に入りまして説明を十分やってくるということを展開してきたわけであります。それ以外においても、町長はたびあるごとに自治省等をお伺いしまして、交付金の増額要請等を展開してまいります。 そういったことで、沖縄県につきましては。平成4年度から増額が続いてきていると、国の総額予算については去年並でございますが、しかしながら、沖縄県については、そういった方向で良い方向に展開してきているとそういうふうな状況でございます。 ○議長(宮平永治君)  10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  21ページの8款1項1目地方交付税についてなんですけれども、これはここ数年ずっと削減の傾向で続いているんですけれども、今回の場合も、この予算を見ると対前年度に比べて約1億5,000万円の減になっているわけですけれども、説明の時に4,000万円の減になっているということで、説明の時は国の政策上の問題ということでしたんで、詳しく答弁していただきたい。 それから27ページの12款国庫支出金1項2目保険基盤安定負担金、これは説明の時に国保の4割、6割の従来の国の2分の1、これが平成5年度と6年度において、9パーセントも落ち込んでいるという説明だったんですけれども、これも基本的には国の政策によるものということなんですけれども、中身をもうちょっと詳しく説明していただきたい。 それから28ページの12款の5目ですけれども、土木費国庫補助金、この中で嘉手納運動公園建設補助金、これは全体としての3,000万円余の減になっているんですけれども、結局補助金そのものの削減ということになっていますけれども、もうちょっと詳しく説明していただきたいと思います。 29ページ国庫支出金の7目特定防衛施設周辺整備調整交付金、これも先程、基地関係の予算の削減との関係で説明ありましたが、この問題の場合は昨年の80パーセント計上だということで、前年度に比較して5,200万円余の減なんですけれども、これも詳しく説明していただきたい。基地周辺対策費の圧縮というふうな形にはなっているのですけれども、どこの部分がどう削られて、具体的には沖縄の場合は、本土に比べて非常に基地の被害が強くなっているし、特に本町の場合は、本土の米軍基地とは異質な状況であるだけにですね、その辺の配慮というのは、たとえば予算折衝段階で、どういう会話だったのか、説明していただきたい。 それとですね、私は昨日休んだものですから申し訳ないのですが、33ページの13款の件の支出金関係で2項3目4節、乳児医療補助金162万5,000円、今回は計上していますが、これは何名分にあたるのか、それで一応、条例も新しく作られてすべりだしをしたわけなんですが、0才児からということで、計上なんですが、将来どういう方向性をもっていらっしゃるのか。あわせて説明をしていただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  お答えいたします。21ページの地方交付税の件でございます。確かに昨年度より10.5パーセントも落ち込んでいますが、特別交付税につきましては、これは昨年度並の1億5,000万円計上してございます。落ちたのが普通交付税でございまして、普通交付税はこれは国の予算等が相当遅れたこともございまして、県の資料等に基づきまして積算をするわけですが、市町村の行政を運営していくうえで、どうしても必要な経費というのが普通交付税でございますが、その中において単位表という計算するものがございますが、そういった中において経常経費、または投資的経費においても国の事業補正分というのが1.5%パーセントも減額されてきたというものもございます。従いまして、経常経費、投資的経費、公債費等における基本的な分において1億円余の減額があると、そして、昨年の場合ありました地域福祉金でございますけれども、これも平成6年度においては、国の政策で削減をされてくると、すべて廃止されてくるということで、こういったものが大きな要因となって、落ちてきたものでございます。 29ページでございますけど、12款の7目で防衛施設周辺の整備交付金でございますけれども、これについても先程、申し上げましたが、大蔵省が大幅に見直しをしてくる、削減してくるというものがございました。これを受けまして、中部の首長等が北部もそうでございますけれども、各省庁に要請活動を展開してきたところでございます。それで去った3月の予算をすべて終了して、県からのヒアリングがございましたけれども、正式なものではないんですけれども、一応、去年並には認められるんじゃないかなという、明るい兆しがあったわけです。今回は当初予算を作成する中においては、当然、歳入を期待していかないということもございまして、去年の80パーセントを予算計上していこうということで、今回のこの5,291万6,000円の減になってきわけであります。 ◎住民課長(饒波健君)  27ページの12款1項2目保険基盤安定負担金でございますが、従来、6割あるいは4割の減額なった金額を国のほうで2分の1、県、町で4分の1を負担して繰入ということの定率でしたが、平成5年度から国のほうに関しては、100億円の予算の範囲内での按分によるところの負担というふうに変更になって、当町で言えば9.0111パーセントというふうになっておりますが、ほとんど9パーセントに変更になりまして、その結果が138万6,000円でございます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。28ページ12款2項5目土木費国庫補助金の件で、前年に比べて3,000万円ほど減になっていますが、その理由は何かという御質問だと思いますが、御承知のように陸上競技場のほうは今年、全天候でトラック部分の舗装も終わりまして、平成6年度におきまして残った部分の競技場の周囲の駐車場とか、そういった整備工事を予定しておりまして、その分が約1億円の工事の予定をしておりました。そういう関係で事業量が減になっているということです。もう一点は当初1億円で新年度予算で予定していましたけれども、国の予算の成立の関係で先だって3次補正をした分で一部分が残っている工事を、平成5年度の先だっての補正をやりました分で、工事をする関係で、更に全体の分が減っているということでございます。 ◎保健衛生課長(知念光弘君)  13款2項3目4節の件で説明をいたします。まず対象者の件ですけれども、181名ということで予定しております。それで将来の方向性としては、0才児が平成6年でスタートですので、その後については、県の状況、指導等も見ながら、町としても検討していきたいと思っています。 ◆10番(田仲康栄君)  先程の地方交付税の中の、実際上は4,000万円ぐらいの減ということでございますけれども、それはすべて普通交付税にかかる分だということですか。 それでこの4,000万円の減になったというのは、何か特別に国のほうの基準上の問題があって、それだけ嘉手納の分が削減されたということなのか、4,000万円削られた分の詳しい説明をもうちょっとして下さい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  4,000万円の減についてでございますけれども、普通交付税のみでございますけれども、普通交付税並みの中で、基準財政需要額を算定する中におけるその他諸費というのがございます。これは人口、面積等で割り振りされてくるものでございますけれども、こちらのほうで計画したものよりも、より以上に落ちてきたと。これは嘉手納町だけではなくして、他の市町村も国の予算ともあるかもしれませんけど、他の市町村ともそういったもので、相当落ちてきたわけでございます。だからこちらのほうで積算したものは、そのとおりやってきたわけでございますが、国のほうで減額されてきたということです。 ◆10番(田仲康栄君)  いまの答弁との関係で、さっき出たように平成6年度は地域福祉基金というのがまったく削られているんですよね。それは国のどういう政策に基づくもので削られたのか。例えば次年度以降は、新しく復活するのか。それとも平成6年度だけ限定してなくなっているのか、それとも将来も含めてなくすのか、その辺の説明願いたい。
    ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  地域福祉基金の件でございます。以前までは土地開発基金、また地域振興そしていまのような福祉基金とすべて入ってきたわけでございますけれども、国の財政が大変きびしくなって来たということを受けまして、去年からが基金等も入ってきておりません。そして今年はこの地域福祉基金は入っておりますけれども、今年も入ってくるものと思っていましたが、今回も入ってきていないということで、これは廃止になっております。従いまして、今後の状況といいましょうか、国の税収等にかかわってくるのではないかと思いますけれども、今度もあるか、ないかという問題に対しては、予想がつかないわけであります。今回については、国の税収が厳しいから、今年度については廃止するということの説明でございます。 ○議長(宮平永治君)  18番 古謝世徳君。 ◆18番(古謝世徳君)  15ページ町税の中の1目固定資産税、前年度と比較しまして、4,000万円余増になっております。これは土地、家屋とかというのは、課税をするための見直しですね。これは何年にあるのか。それから4,000万円余増になっているということは、一番の原因はなんであるのかということ。 それから重複する形になりますが、20ページから21ページ6款、7款、これは仲宗根議員の質問でもありましたが、課長の答弁では、うちの町長と沖縄市、宜野湾市の市長さん方と一緒になって、要請行動をしたおかげで、これだけ増額になったということを言っておりました。施政方針の中でも、町長はそういったことは機会あるごとに、関係省庁に対してはこれまでやって来たんだということを言っております。非常に結構なことだと思います。それでお伺いいたしますが、沖縄県以外の基地に隣接する市町村の場合は、こういった増額があるのか、ないのか、その辺りをお答え願いたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎税務課長(平良専市君)  お答えいたします。1款2項1目固定資産税の中において、前年度より4,088万2,000円の増になっております。その一番の原因と申しますのは、平成6年度が評価替えでございます。そういったことで固定資産のお持ちの、納税義務者において12月でしたか、しおりも送付しまして、平成6年度においては、宅地において15パーセントの上昇を見ると、また家屋においては3パーセントの減額になるというふうなことで、しおりをお送りしてございますけれども、実際において10.4パーセントの減ではありましたが、去った12月の議会においても、補正がトイザらスとオオタの分が過少評価しておりましたものですから、そういうものを含めて、今回、予算計上したところ、0.4パーセントの伸び、また償却資産においても70.5パーセント伸びておりまして、固定資産税においては、こういった上昇がありますから、全体的に12.4パーセントの伸びを示しております。 ◎町長(宮城篤実君)  お答えいたします。いわゆる基地交付金等に関しましては、これまで基地に関連する県外の市町村はものすごい勢いでの要請活動を展開してきたわけであります。ところが沖縄県の場合、どういう歴史的背景があったのかよくわかりませんけれども、市町村単位での交付金関係の要請活動は皆無だったわけです。平成3年私が就任した時に、かつて皆さんと同じように議会議員時代に、常にこの問題について疑問に思っておりましたし、特に調整交付金等の算定基準等がさっぱりわからないと、なんとか基準の算出はできないものかということで、私も議員としての立場からも質問をしてまいりました。 また御記憶がおありだと思いますが、沖縄市辺りでも議員団が集団的にその調査をする必要があるだろうということで、申し入れをした経緯もありますけれども、これについても、まったくうやむやの状況で処理されてしまったいきさつがあります。そのようなことから、突如ではあったわけですが、私も就任と同時に自治省に、ぜひお伺いしたいという申し出をいたしました。そうしましたところ、自治省から何事やあらんということで、県のほうに、嘉手納町長が上京するようですが一体どういうことなんだということで、逆に県の方から嘉手納町に、何のための上京なのかと、交付金関係ならばすべて県で取り仕切っているから、あなた方が、特に上京する必要はないではないかという話が担当職員になされました。そこで私はそれならば、私たちが常に疑問に抱えていた問題を県が責任もって答弁できるのかと。いま私たちは問題を提起しないけれども、今度は県に対して問題を提起しますが、どうしますかということで話ましたところ、県のほうでは、それじゃ納得の行くようにどうぞ行って下さいと。そのかわり東京事務所の職員をつけますということでありましたので、それも結構でしょうということから始まりまして、実は自治省への要請活動が展開されたわけであります。その当時は、なぜそのような要請活動を展開したかということを申し上げますと、かつて私も答弁したことがあると思いますが、実は平成3年度固定資産税の評価替えの時期があったわけです。評価替えいたしますと、どうしても厚木とか横田であるとか、三沢であるとかあるいは岩国であるとか、沖縄県よりも土地の評価があの時代かなり高いわけです。そのような形で評価替えをして、交付金関係が算定されてくると確実に落ち込むと、比較にならないわけですから、これは大変なことで、私自体は大変危機感をもっておりまして、当時の吹田自治大臣には直訴いたしまして、国会の合間をぬけて、その国会の裏部屋で陳情するということまでやりまして、これは絶対にそういうことはさせないからという言質をとったといういきさつもありまして、幸いその時点では県のほうも危機感をもって、私共と一緒に行動を展開するようになり、その固定資産税の評価替えの時点で、沖縄県の中でわずか落ち込んだところがあります。それは過去において基地が整理縮小されたという実績で、そのまま数年間もってきたけれども、もうここでいいだろうということで、特定の名前申し上げませんけれども、数か所の市と町が削除されたいきさつがあります。しかしながら全体としては、その時点では据え置きされました。とにかく沖縄県は一銭も下げないという形で、据え置きをしたという実績があって、そして昨年度全国的に自治省等にこういう基地問題に対する力があって、全体としての増額があった時に、私どもも急速に伸びたといういきさつがあるわけです。そしてその後、嘉手納町だけが一人走りしては困るということから、県の指導がありまして、ぜひ基地交付金関係関連市町村の連絡協議会をつくってもらいたいということで、この連絡協議会が平成4年の10月に結成されて、今日に至っております。今日では一人走りすることなく、基地関連市町村が呼吸を合わせて、沖縄県の全体の基地として共同行動をとりながら、共通の問題処理、そして基地問題を訴えると言う上京も展開してまいりました。更に平成3年を起点にしまして、私たちが要請しましたのは、事務官僚の皆さんは帳簿であがってくる数字しかわかっていただけません。沖縄の実態というものは、耳で聞いていても実際に体で感じることがないわけです。これではあまりにも遠すぎるし、自治省の固定資産税課の中で帳簿面だけで判断されてもこまるということで、ぜひ沖縄の実態を皆さん見ていただきたい。ということで平成4年度からは、関連として自治省から初めて沖縄県への視察が入ったわけであります。そして税務局長、固定資産税課長等々がまいっております。そして担当理事官等もまいりました。そして昨日午前中少し時間を待たせていただいたわけですが、9時半から自治省の理事官、課長補佐等含めて3名の来訪をいただいております。その中で昨日は本会議中であるということでお断りいたしまして、県の職員にお願いいたしまして、基地内の視察、関連地域の状況判断もしていただくために、資料も提供いたしたしだいであります。 沖縄県以外に関しましては、私のほうで、つぶさに資料はもっておりませんけど、昨年は全体としての増額がありましたので、平成3年に固定資産税評価替えされなかった部分、上がるべくして上がらなかった地域が随分あるわけです。私どものほうは、現状で押さえていただきましたが、当然、上がるべきとして期待されていたものが、上がらなかったわけであります。そのバランスの中でその分について上がったものと思われます。具体的な数字を手元にもっておりませんが、これははっきりいたしております。 ○議長(宮平永治君)  他にございませんか。 これで歳入全般の質疑を終わります。 次に歳出、第1款議会費47ページから48ページの質疑を行います。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  48ページ、1款議会費1項議会費1目9節で県外旅費、335万6,000円計上されていますけど、内訳を説明してください。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎総務課長(奥間清次君)  議会費におきまして中の県外旅費の内訳を御説明いたします。まず建設経済常任委員会での県外旅費が組まれています。そして基地対策特別委員会の政府折衝、所管事務調査の分が組まれています。この二つが大きなものでして、あとは町村議会議長大会とか、中部地区町村議長会の研修という形で組まれています。 ○議長(宮平永治君)  15番 仲宗根正幸君。 ◆15番(仲宗根正幸君)  総務財政委員会に属してそこでやるべきですけれども、ちょっとですね、大変お断りさせていただきたいと思います。非常に重要なことのつもりで本会議でさせていただくわけですが、実は県外旅費についてですが、私は昨年度の議会改選の時、全体協議会の中で、議員の研修等について、いままで常任委員会の研修が、毎年、一委員会づつの状況の場合に、3年にまたがる時に3年目の場合に、残り一委員会があと1年を残すという状況では、非常に問題があるんじゃないかと。できれば2カ年目で常任委員会は研修すべてさせていただきたいということを強く申し入れたつもりです。議長を通して当局側に申し入れをさせました。これについてどうしてかといいますと、前期の建設経済常任委員長のときにちょうど最後の常任委員会が3年目の時に、茨城県の研修のときだったと思うんですが、こういう状況の中ではきるのであれば、次の議会から、前半の中で全議員の研修をさせていただきたいということを、当時の行政側のほうに、申し入れをした覚えがございます。その中で努力しましょうということがあったように覚えています。次の議会からはできるだけ、常任委員会2年目でそういう対策とってもらいたいと議長に申し入れをしたわけですが、それがまた予算の都合ということで、処理をされていますが、そういう具合にしますと、同じようなことがずっと続いていくんじゃないかと、このように思うわけであります。また町長の任期が残り1カ年というふうなことになるわけですけれども、このような状況では私はいかがなのものかと思うわけであります。そしてまた新しい議員の研修等々含めてできれば、前半のほうで研修の旅費等も組んでいただきたかったというふうなことを思うわけなんですが、その件について当局側は、どういうふうな算定でこのような計上になったのか、お答えしていただきたい。できるんであるならば当局側に対して、この失礼かと思いますが、当初はそのような処置をしながらでも、6月の補正の中ででも、ぜひそういうふうな処置をしていただきたいという希望を申し上げ、ぜひやっていきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  お答えいたします。少なくとも議員の皆さんの4カ年に2回は研修に行くべきだというふうなことだと思うんですけど。 失礼しました。2カ年でというと後半の2カ年は、研修はなくてもいいというふうなお考えということになるかと思うんですけど、ただ、毎年、毎年の予算編成ということになりますと、御案内のように大変厳しい常任委員会でもありますし、また前期2カ年間で全部研修を完了するということになりますと、後半はどうするのかというふうなこともあろうかと思います。従いまして、考え方としましては、常任委員会につきましては各年度、一常任委員会という形でお願いをしているわけでありますし、基地対については、少なくとも前の議会といいますか、4カ年の間に3回基地特別委員会も行っております。そして去年、基地対としての委員会に属していない残りの議員の皆さんも基地問題だったかと思うんですが、特別委員会をつくって視察に行ってもらっています。 そういったことで、現在までも少なくとも、全議員が4年の任期の中で2回については、視察研修をやっていただいているということになります。それと同時に当初に申し上げましたように、財政的に厳しいということもありますし、当然のことながら、職員の研修旅費についても大幅な削減、圧縮をしながら予算編成をしている状況ですので、このあたりを御理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(宮平永治君)  1款議会費については質疑ございませんね。 これで1款議会費についての質疑を終わります。 2款総務費、49ページから71ページまでの質疑を行います。 11番 花城康次郎君。 ◆11番(花城康次郎君)  2、3点お伺いします。まず50ページの2款1項1目9節、国外旅費100万円は何名分か、それと19節のボルビア移住地入植40周年記念事業の負担金、県下市町村の負担金が算出されると思うんですけれども、算定基礎となる基準とかこういうものが、人口割りとか、そういうものになっているのか、その辺お聞かせ願いたいと思います。 それから55ページ2款1項6目9節、国外旅費で257万5,000円。これは説明の中では、ふるさとづくり交付税でこの事業に充てるということなんですが、その計画内容の説明を伺いたいと思います。 それから59ページ1項12目19節の説明の欄で51住宅防音空調施設維持管理費補助金の施行の内容で、どういう形で補助するのか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎総務課長(奥間清次君)  50ページの国外旅費の件ですけれども、これは一人ボリビア共和国の沖縄移住地入植40周年記念式典への旅費でございます。それに関連しました51ページの19節の中にボリビア共和国沖縄移住地入植40種年記念事業負担金ということで20万8,000円が組まれています。実はこれは平成5年11月24日の県の町村会の第106回定期総会のほうで、この移住地入植40周年記念式典に参加しましょうということで可決されておりまして、その時の各市町村の負担金として移住者割りで70パーセント一人当たり5,256円、そして均等割りで30パーセント3万4,884円と算定基礎で20万8,000円が算出されています。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  55ページの2款の9節旅費で、国外旅費の内容ということでございますけれども、平成3年度、4年度にまたがりまして、第1次、第2次の訪中団を派遣してございます。平成5年につきましては、恵安県のほうから石獅子の贈呈がございまして、それに向けての除幕式ということで、5名の方々をお招きしたいということでございます。 今年度につきましては、ふるさとまちづくり事業等をこれに充てながら、第3次の訪中団を結成していきたいということで、7名の旅費を組んでいるところでございます。人選等については、後ほど検討してまいりたいということでございます。 ◎基地渉外課長(塩川勇吉君)  59ページの住宅防音維持管理費の件でございますが、これはせっかく住宅防音工事をしましても、生活保護世帯あるいは困窮世帯の皆さん、その電気料金の維持管理という面で出費を余儀なくされるということでございますので、町のほうで助成をしていこうということで、このように予算を計上してございます。 ◆11番(花城康次郎君)  1番目の旅費お一人分ですね、それと2番目の20万8,000円に対しては、移住者割りということは、要するに向うに嘉手納町の出身者が移住している分との割合ということなんですかね。それでよろしゅうございますかね。 それから2番目の金額にしても257万5,000円、人数としては7名、30万円ぐらいになるんですが、日程も何日になるかわからないのですが、去年の石獅子の向こうからの贈呈もあって、お礼がてらということですが、この7名はやっぱり公職のある方々オンリーですか、他からもいらっしゃるのか、しかも財政的にも非常に困難な中で7名もいらっしゃるということに疑問をもつわけなんですが、そしてもう一点はふるさと皆さんの交付金でのこういうものというのに対して、好ましいのかなあという感じもするのですが、他に事業の計画はなかったのか、町長答弁いただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  まず派遣する人員でございますけど、具体的に誰それという検討はまだいたしておりませんが、できるだけ見識を広めるということで、重複をさけて、派遣をしたいと思っておりますが、7名は公務員が中心であります。その中に今回できたら議会の皆さんにも、加わっていただければというふうに考えております。この件につきましては、後ほど私どものほうで検討していき、議会とも相談していきたいと考えています。 それから、この資金の運用の仕方でありますけれども、確かにいろいろな活用の仕方があります。しかしながら当初から私たちが目指しているのは、この資金の運用は限定されたひも付きでありますので、その枠をどう活用するかは、その地域によって定められているわけであります。しかもその評価というものは、何に使うかによってやっぱり自治省の評価は決まってきますし、特に自治省の方針として、県もそうですが、地域における国際交流、これについてはかなり重点的な比重を示しております。しかしながら、国際交流といっても単なる物見遊山の旅では許されないわけで、国際交流がしたくてもなんらかの名目がなければ、アメリカ行きます、ボリビア行きます、ブラジル行きます、中国行きます、韓国行きますというわけにはいかないんです。しかしながら、きちっとした名目が立ち、ちゃんとした背景説明が納得できるような状況でしかできないということで限界があったわけですが、幸い、私どもは400年以前の野國總管とのかかわりで、中国との歴史的な交流の実績があるわけです。それをふまえまして、了解を取りながら展開しているというのが実態でありまして、他の事業についても精一杯の中で検討しながら、しかも中国との交流の歴史の目出しをせっかくしてきたわけですから、将来につながる意味でも、やはりこれは歴史観であるとか、社会観であるとかそういう評価にもつながってくると思いますけれども、私は地域住民がこのような形で、交流を深めるということは、極めて大事な事業のひとつだというふうに考えております。 ○議長(宮平永治君)  暫時休憩します。 △午前11時03分 休憩 △午前11時14分 再開 ○議長(宮平永治君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 18番 古謝世徳君。 ◆18番(古謝世徳君)  50ページと55ページの国外旅費について、お伺いしたいと思います。本町の場合、世界に類をみない基地を抱えているということで、この基地問題に関して町長も行政サイドから関係省庁に対して、一生懸命やっておられます。これに対しては敬意を表します。いま県議会の開会中で新聞紙上を見ますと、今年の5月に知事が訪米をすると、基地を抱えている市町村代表も一緒になるかどうかはわかりませんが、もしそういうことがあるとすれば、やはり本町の行政の最高責任者である町長は、この嘉手納基地の問題を県と一緒になってやるべきじゃないかと私は考えています。 もちろん、先程、部長あるいは町長からも説明がありましたように、第3次の訪中団というのもうなづけるわけですが、やはり本町の行政が抱えている問題、町民が一日も早くこの基地問題をどうにかしてほしいということは、私達議員もしかりでございますが、これからして順位という問題で財政の担当部長も行っておりましたが、非常に財政が苦しいんだと言いながら、これまで第2次まで終わった訪中、将来的には町興しということでは、決して否定できないわけがありますが、しかし、町民の要望が強いこの基地問題を、一日も早く良い方向にもっていっていただきたいというのは町民の偽らざる心情だと思います。そういうことで、これが良い、あれが悪いということじゃないわけですが、やはり基地問題というのは県内において、日本国を見た場合も世界を見ても、類がない基地被害を被っている自治体でありますので、そういったことで、この問題を先にしたほうが町民としてはやはり納得がいくんじゃないかというふうに考えておりますが、この件について、町長のお考えをいただきたい。これまで県知事は就任以来2回ですか、この基地問題をひっさげて、直接アメリカに乗り込んで行ってやっております。その時には、読谷村、金武町、あるいは沖縄市長も同行し、新聞紙上見る限り、読谷村の飛行場跡の返還問題も、日米合同委員会では合意されているにしても、代替地の問題で延び延びになっています。最近の新聞紙上を見ますと、これが非常にいい方向に進んでいる。これはただ単に知事と同行してやったからではないと思いますが、私は県内のそういった基地問題に対しては、地方自治体の首長が県と一緒になって行動すれば、それだけの成果が得られるのではないかと考えています。そういうことでありますので、町長に考え方、今後の基地行政に対する考え方を含めまして、お伺いをしたいと思います。 それから52ページの一番上のほうなんですが、世界島嶼会議沖縄大会補助金というのがあります。説明をお願いしたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  お答えします。基地問題に対する重要さの認識については全く同じでありますし、また県知事を中心にして、これまで御努力された基地行政に対しても、私自体、非常に共感を覚えるものがあります。特に、今回の基地対策に対する姿勢というのは非常に積極的であり、本町にも数回、知事がおみえになるし、沖縄県の要請によって数名の方もおいでになって、必ず嘉手納町を訪問し、嘉手納町の実態、実況というものを見ていただいているわけであります。 ただ昨年もそうでありましたけれども、今年も全く同じような状況でありまして、実は県のほうから全く何の問い合わせもないわけであります。行く直前になって、どうだというふうな、3月定例会も終わり5月頃になって、どうだという問い合わせのものですから、私どもとしても、予算的な措置もない状況の中で、すぐ行きますというわけにはいかない。その辺はあらかじめ準備しておくべきじゃないかというふうなこともあるわけなんですが、その辺もまたはっきりとした姿勢も、県のほうで打ち出されないままの予算編成、これは非常に厳しいものがあるだろうというふうなことで、政策的な意図であるいは政治的な絡みで、訪米しないという意味ではまったくありませんので、その辺は私もこういう極東最大の基地を抱えている市町村長の一人として、その責任からできるだけ機会があるならば、知事と同行し、直訴する機会があればというふうに考えておりますが、県と自治体との対応の面で、私にとっては少し問題があるのではないかと感じているわけであります。 それからこの国際交流と基地直訴問題との関係でありますが、ふるさとまちづくり事業の資金というものは、訪米への資金には一切使えないわけでありまして、独自のものを算出しなければならない。ボリビアの問題等が今回の予算でも上げられておりまして、今回、町長もしくは助役が訪問するという方向で、いまのところ予定を立てていますが、実は議長会のほうからも議長も当然行くべきだということで、本町の議長のところにも来ております。しかしながら話し合った結果、財政上の状況でどうしても二人行くのは問題があるだろうと、もちろん現地の皆さんにとっては、そこの町から誰も来ないということになれば、非常に寂しい思いをするということがしばしば聞かれます。 そして今回は実は現地のある人から直接の文章が届いておりまして、2年前のブラジル大会でしたか、私はその時は議長が行って下さいということで、議長に行っていただいた。本町から一人行ったわけであります。行っていただいたいきさつもありまして、参加しなかったものですから、町長も来てほしいというふうな要請もありまして、今回の予算編成になったわけでありまして、私たちも議会の責任者とも諮りながら、この町における財政的バランスも考えて、できるだけ慎ましく、しかしながら他の市町村がやることに対して、またあまり遅れを取ったり、あるいは現地の人々に寂しい思いをさせないというふうな努力等も重ねながらやってきているのが、この南米等への訪問であります。 中国訪問等に関しましては、先程、述べたとおりであります。 ◎総務課長(奥間清次君)  52ページの一番上の欄にあります。世界島嶼会議沖縄大会補助金の件でございますけれども、これも平成6年1月13日の県の町村会の会議によって決定されまして通知が来ております。これは今年の6月22日から26日の間に沖縄コンベンションセンターを中心にしまして、事務局が沖国大の産業総合研究所というところにございまして、海外から150名、国内から150名、県内から1,000名、約1,300名の大会をもちまして、統一テーマが「島自立への挑戦」と島嶼地域の地域的ネットワークに向けてということで、人、情報、技術いわゆるウリミバエの駆除、赤土流出防止、地下ダムの沖縄で開発された技術を中心に交流ネットワークをし、更に資源、環境、エネルギー、観光、運輸、通信、文化、移民、交流そして冷戦後の軍事基地の役割と基地転用、開発における女性の役割、島嶼地域における自然災害、島嶼地域における産業自立問題、医療福祉という幅広いテーマに会議をもっていくという形になっています。 ○議長(宮平永治君)  16番 田場盛文君。 ◆16番(田場盛文君)  1点だけお尋ねしておきます。59ページ、11番花城議員からも質問がありました。関連しますけど、質問させていただきます。19節の51住宅防音空調施設維持管理費補助金についてお尋ねします。 確かこれは、かれこれ10数年続いていると思います。これは前町政の頃に、嘉手納町のおかれている立場からして、全世帯にこういう適用していただくようにということで、あらかじめ誘い水ということで、課長から答弁がありました生活困窮世帯とかその他の皆さんを、まずは対象に誘い水として補助しようというのが、この補助金の目的だったと思います。そこでこれを一般財源からいつまで支出するのか、国との話合いがどこまで進んでいるのか、当然として困窮世帯ですので、国のほうで全額補助するのが当然だと思っております。そういう意味からこれから続けていくならば、どういった形で、大変厳しい財政状況の中で、議会費等もいろんなものもやむを得ず削られております。その中で確かにこの困窮世帯の補助はぜひやるべきだと思っております。私は続けて行っていただきたいとお思いますが、いつまでも一般財源から繰り出すというのはどうかと思いますので、新聞紙上で見た覚えがありますが、国からの助成金といいますか、そういうのがあるようですが、これがいくらなのか、それと何世帯分なのか、いま補助対象になっている家庭が何世帯なのかは、国からはいくらそれに対する補助がなされているのか、答弁お願いします。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎基地渉外課長(塩川勇吉君)  お答えいたします。いつまで続けるのかということにつきましては、町長のほうから答弁があるかと思いますが、私のほうからは国からいくらか、対象者は何名かということでございますが、平成5年の見込みですが、現在、支払っておりますが、対象者が国の助成の対象が40世帯です。国から対象になるのは非保護世帯です。生活困窮者に対しては対象外になっております。それから国からの支給でございますが、これは2万円です。ちょっと問題になっておりますのは、国から2万円ありますけれども、町からも最高3万円ございますけれども、できるだけ国のほうに助成の申請をして、例えばは国から最高2万円でございますから、国から2万円もらっていただいて、その残りの1万円を町の財政から出すということになりますと、2万円浮くわけです。ですからそういう指導をしておりますけれども、なかなか周知徹底してないというところもございまして、そういう考え方につきましては、支給するたびに、去年もこういうことでお願いしましたけれども、今年も忘れず国のほうに申請をして下さいと、その分町の財政も浮きますから、その分はまた他にまわすこともできますので、ということでお願いをしている状況でございます。 ◎町長(宮城篤実君)  こういう地域でありますし、爆音の被害は途絶えることなく、また気象条件等も非常にきびしい所でありますので、これをどのような形で変更していくのかということは、特に考えておりません。その問題等につきまして、国に対しては継続して、やはり全世帯に対しての補助要請は継続してまいりますけれども、この問題につきましては、これからまた検討していき、少なくとも、現在、受けている方々が、不利にならないような形で支援は続けていかなければならない課題だと思っております。 ○議長(宮平永治君)  12番 仲本弘吉君。 ◆12番(仲本弘吉君)  61ページの2項1目8節報償費、今年は167万2,000円に増額されているんですけど、全体の納税者数は何名か、いくらの報償金を見ておられるのか。お答え下さい。 62ページの2項2目13節の委託料ですけれども、昨年は地形、地籍の合併図の作成委託というのがあったんですが、今年はこれが抜かれておりまして、1,200万円程減額になっているんですけど、その合併図が全部でき上がったのかどうか、これからまたあるのかどうか。お答え下さい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎税務課長(平良専市君)  お答えいたします。61ページの8節前納報償金の件なんですけど、納税義務者数は町県民税において4,537名、固定資産税において4,505名、対象者予定といたしましては、町県民税において704名、15.5パーセントです。固定資産税において1,890名、41.9パーセントになります。 62ページの委託料でございますけど、合併図については3月いっぱいでは完了いたしまして、今回は予算計上はありませんということです。 ○議長(宮平永治君)  10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  数点ありますので、ページをおって御説明お願いいたします。 49ページの2款総務費の一般管理費の1節に関係するのですけど、ここに産業医報酬ということであげられているのですけれども、本町に具体的に産業医というとどういう場面が考えられるか、実際に毎年、毎年そういう事例があって、顧問的な形での活動で産業医されているものなのか、その辺お聞きしたい。 それから52ページの24節投資及び出資金の項目で県労働者信用基金協会出損金ということで、26万円あまり計上されていますけれども、この団体というのは実際に本町関係がいろいろ世話になっている団体なのかどうかですね。できればどういう活動をしているのか、説明をしていただきたい。 それから44ページ9節の旅費ですけれども、再三何名かの方からも質問がありましたけれども、いわゆる国外旅費の問題ですね。いまの状況の中で訪中、国と国との間、あるいは団体、人的な交流を否定するわけではないのですけど、ただ従来の第1次訪中団、それと関連して、いろいろ人的なものがでてきているんですが、実際に訪中して、前にも訪中された皆さんがどういうふうな部分を勉強されて、その中身がどういう形で町民に還元されてきているかということで、しかるべき訪中団の報告書とかいうものも含めて、お互いがわかるようなものを出してほしいと以前に申し上げたことがあるんですが、確かに町の広報などには感想文なんかはでているんですね。しかし実際には一定程度のお金を議会の審議によって決定して送っているのですから、やはり町の自治体行政にどこの面でプラスになっているのか、何をどう我々が吸収していくのか、その辺の状況がつかめないのですね。それでこういった問題には、実際どういうふうにこれまで検討されてきたのか、それと同時に私はいまの状況の中で、いろいろ条例改正の段階でも議論もありましたし、補正の段階ではあったかどうかわからないのですが、例えば平成6年度というのは、施政方針の中でも言われているように、極めて財政面で厳しい状況であるわけでして、そして経済生活の面からいくと非常に不況だと、こういう状況の中で、私は敢えて平成6年度でこういう形でやるべき意義が本当にあったのかどうかという問題です。こういう時期であればこそ、控えてもっと他の場面でその資金が活用できなかったのかどうか、そういう意味での配慮がほしかったんじゃないかと思うんですけど、その辺ではどういう判断のうえで、平成6年度で第3次訪中団という形になったのか、その辺の背景を説明していただきたい。 それから58ページ、10目の財政調整基金費に関係してですけれども、ここは前年度の比較は減ではあるんですが、現在で、今年度いれて年度末でどのくらいの調整基金の総額になるのか、これをひとつ明らかにしていただきたい。 それと同じページの12目で、基地渉外費、対前年度比較で479万4,000円減になっているんですが、この部門は非常に大切な部門だし、本来ならば毎年、毎年増やしていくべく性質のものじゃないかと思うんです。嘉手納町のおかれている実態見た場合に。ですからどこの部分で減になったのか。 59ページで、基地渉外費に関係するんですけれども、11節需用費の4の印刷製本費の中身と、それから13節委託料3の「嘉手納町と基地」ということで、今回ビデオ製作をするということを言われているんですが、これ自体は非常に評価したいと思います。その内容をどういうふうな形で編集していくのか、そういう場面でそれも活用するのか、その辺の方向性を明らかにしていきたい。そしてこれは映画撮影の技術の関係になりますが、委託先予定されているのか、完成はいつごろにしているのか、これをお聞きしたい。 それから同じページの19節の51の住宅防音に絡む補助金の問題ですけど、207万6,000円というのは何軒分になるのか、できれば支給金額ごとに軒数を明らかにしていただきたい。 それと先ほどの別の議員の質問の中に、当局側のほうは国から助成されている被保護世帯ですね。40世帯というのですが、これは本町に関係する部分の軒数ですね、国全体として、全国プールにした軒数はいくらなのか。実際に国が決定する場合に、どういう基準に基づいて被保護世帯に対する補助金を支給しているのか。そこの基準を明らかにしていただきたい。 それから60ページの14目減債基金費についてですけれども、これも総額で年度末でいくらになるのか、数字を明らかにしていただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎総務課長(奥間清次君)  お答えします。まず、49ページの1番最初の報酬の中での産業医報酬の件ですが、これは例規集の1,251ページのところに嘉手納町職員安全衛生規則というのを設けてあります。その中で労働安全衛生法というのがございまして、従業員あるいは職員が50名以上のところは産業医を設置しなければいけないということになっております。それで平成5年度で中部地区医師会にお願いして、産業医を決めていただいて、こちらからこの予算の可決を見て委嘱をしていきたいということです。活動につきましては、職員の職場における安全義務とか職場の安全対策、衛生管理ということで職場の健康診断などをした時の、なんといいますか陽検診というのですか、ひっかかった方々に対するそういう健康指導という形でのお願いをしていきたいと思っております。 それから52ページの24節の県労働者信用基金協会出損金26万2,000円ですが、これは平成5年10月22日に県労働者信用基金協会の方から要請が来てまして、これは沖縄の皆さんの労働者の信用保管事業という形で、こういう方々が例えば労働金庫とかいろんなところからお金を借りて建築をするとか、自分の生活に充てるとかいった場合に、借り入れに対する信用保証の代理をやっているということでございます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  55ページの9節旅費に関連しまして、中国との交流事業についてですけれども、これについては、当然、執行のほうからも行きまして、その中で我々職員としてもいろんな面で比較検討も含めて勉強してきたつもりでありますし、また一緒に事業費でいかれた皆さんも、帰国後においてもその10名の皆さんに帰ってから後についても、中国の関係も含めて、あるいは嘉手納町に対して、いろんな面で提言をしていただいております。そういった意味からしますと、第1次、2次訪中については、十二分な成果があったというふうに考えております。財政がきびしい中でということもありましたけれども、これについては、先ほどから御説明しておりますように、この事業自体は国際交流の一環というとらえ方もありますので、ふるさとづくり推進事業の資金が活用できるということもありますし、そして御案内のように、去年、中国の皆さんが獅子像等の提供もありましたし、そういった意味で野國總管をひとつの起点にして、交流することが町の行政発展のためにも、大いに役だっているということもあるわけであります。そしてなおかつ、この事業からこれからいろんな交流をする中で将来的に見て、少なくとも嘉手納町にとって、将来の産業活性化等にもつなぐことができればというふうなことも考えております。せっかく築いた絆をできるだけ将来においても継続をして行きたいということでの計上であります。 ◎企画調整課長(照屋高一君)  お答えします。58ページの10目財政調整基金の年度末の残高がいくらになるかということでございます。年度末で見込みでございますけれども、4億6,012万1,000円を予定してございます。 同じく60ページの減債基金費でございます。年度末で1億1,146万9,000円予定してございます。 ◎基地渉外課長(塩川勇吉君)  お答えいたします。58ページの基地渉外費の減になった理由ということでございますが、これは昨年度は嘉手納マリーナの跡地利用計画をやっていきたいということで、考えておりましたけれども、地主の皆さんとの詰めというんでしょうか、そういうことが最後まで、できなかったということで、そこが減となっておりまして、減でございます。 59ページでございますが、11節需要費、印刷製本費でございます。これは町長の施政方針にもございましたように、知事が訪米5月になさいます。あるいはまた招聘で米国あるいは関係機関の要人がまいられると思います。これまでは日本語でダイジェスト版を作っておりましたけれども、クーター委員長それからアバクロンビー米国下院議員が来た時にも、県のほうにこれを訳してお願いしますとやっていたのですけど、今回から日本語、英語両方でやりまして、すぐ嘉手納町の実状がわかるように和英ダイジェスト版を作っていきたいというふうに考えております。 それから13節の委託料の件でございますが、これは「嘉手納町と基地」というビデオでございますが、これまではどちらかと言えば、言葉での嘉手納町の実状、そういうものを紹介して来たわけですけれども、言葉よりもやはり視覚に訴える。そういうことも大切であろうと、いまおかれている状況をビデオで撮影して、関係機関に理解させていただくということで、そういうことを予定しております。委託の先でございますが、現在のところまだ決めてございません。 住宅防音工事の軒数でございますが、先ほど町長からお話しがありましたように、こういった方々に負担をかけないということでございまして、今年は被保護世帯が61世帯、それから生活困窮世帯43世帯、合計で104世帯の方々に対象としております。それから全国何軒かということでございますが、申し訳ございませんが、全国の軒数はもっておりませんので、後程調査をして報告したいと思います。それから国の支給基準でございますが、先ほど申し上げましたように、国の支給は最高限度で2万円でございます。ちょっとこれを御紹介申し上げますと、国は支払いの最高限度2万円としますと、その算出基準は2月、3月の使用の電気料金を平均しまして、中間期と言っておりますが、平均で例えば5,000円だったとします。それをずっと5月から11月まであてはめていきます。そしてその使った額が実際は5,000円は余る。余った分を足していきまして、これが2万円を超過しますと最高限度2万円の助成をする。それを下回って、例えば1万5,000円ですと1万5,000円を支給するようなシステムになっております。 ◆10番(田仲康栄君)  49ページの産業医との関係なんですが、従来職員の場合は定期検診をずっとやっていますよね。そこのお医者さんとこの産業医との関連はどうなるんですか。そこのところを明らかにして下さい。 それと55ページの国外旅費の問題ですが、説明がとおり一遍で理解できてないんですが、私が申し上げているのはあくまでも国際交流とかそういったのを否定するというのではなくて、いまの状況の中で、敢えて第3次の訪中団を組織しなくちゃいけなくなった、そもそもの理由はなんですか。というふうに私は聞いたんですが、それに対しては答えが出てないんですね。やはりこれについては正直言って、料金改定の問題も含めて、条例の場面でもあったわけですが、やはり一定程度、町民に負担がかけられて、あるいはその方向が出てきながら、敢えてこういうふうな形で国際交流だからといって、このご時世の中で本当に判断できたのかどうかという問題で、私はそこのところを思い切って、行政段階でやるべきものと、やはり我慢すべきものがあれば、当然、一定程度その辺での目星というのをつけてもいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺について、例えばどうしても今年度やらなくてはいけないという理由があったと思うんですよね。そこを示していただきますか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎総務課長(奥間清次君)  御質問の49ページの産業医のお医者さんとしての立場と産業医の観点の違いはということでございますが、例規集の1,263ページに先程申し上げました労働安全衛生法に基づいて設置された規制の中で、これはもちろん法の中にありますが、安全衛生委員会というものを設置しなければならない。その安全衛生委員会の構成メンバーの中には安全衛生管理者という形で、うちの場合は助役がその担当することになっておりますが、構成メンバーの中には産業医というのが明確にされております。その産業医は普通大きな事業所で行っております嘱託医という形ではなくて、職員の健康の保持増進を図るための医学に関することの指導、そして健康障害の原因の調査とか、再発防止ということの業務をやってもらうということで、具体的には先程申し上げましたように、嘱託医という形でおきますと、県の医師会あたりの指導ですが、膨大な金額がかかるということで、この規則に基づきまして職員健康診断をした後の、その職員の健康のあり方についてご指導いただくということであります。 ◎町長(宮城篤実君)  55ページの国外旅費についてお答えいたします。 確かに御指摘がありますように、財政事情も非常に厳しい時期に、この必然性があるのかということを問われると問題があろうかと思います。 ただ国際交流そのものについては、継続することが大事だと言われております。特に姉妹都市を結んで、ただそれだけで終わったという事例がありまして、相手方の地域から大変ひんしゅくを買った例もあります。私どものほうにも中国側のほうから直接は申し上げてこないんですが、第三者を通して、できれば姉妹都市を結びたいというふうな熱意が示されてきているわけでありますが、私どもとしましては姉妹都市を結ぶにはこの地域の財政事情、これから先のことを考えると、非常に不安な状態であると。逆にそのような形でお互いの友好姉妹都市という形で結んでしまって、後で途切れたのでは礼を失することが大きいのではないだろうかということで、慎重を期し、現在は友好訪中、あるいは招待という形にとどめているわけです。従いまして、ささやかではありながらも、このような形でつなぐことが、これから先の中国との交流を考えた場合、大事ではないかということと、それから政府省庁からの支援が具体的に得られるということでございます。 それとあとひとつは新しく出ているわけですが、対米請求権事業協会、ここからの補助等も可能であるということを、特に私のほうで協会に問い合わせをして、この理解をいただいております。それは先程から申し上げておりますように、にわかに国際交流という形で旅行にいったものではないという、根拠があるということが、ひとつの例になっているわけであります。それから田仲議員、非常に大事な御指摘がありましたように、国際交流という形でこれだけの膨大な旅費を出して果たして、この成果はどうなっているのか、評価はどうなのか、報告はどうなのかという御指摘があります。私もこういうものは、非常に厳格に受けとめていなければならないと思っております。成果というものは、具体的に目の前の形で出ないかもしれません、しかしながら、少なくとも公金を利用して訪問視察研修する以上は、その成果についてのレポートは、きちっとなされなければならないだろうという感じであります。私も職員に対しましても、この件を求めてまいりました。現実に役場職員に関しては、すべてそのレポートはきちっと提出されております。この件は大変失礼ではありますけれども、やはり役場の職員のみならず議会における研修であれ、なんであれ、すべてそのような形の心掛けをもつことによって、私は町民に対する説得力があり、このような活動をしているんだということを口頭ではなくして、文章で表示することによって記録として残すことができると考えております。以後も身を慎んでしっかりとした公金の活用にあたっていきたいと考えております。 ○議長(宮平永治君)  5番 伊礼政吉君。 ◆5番(伊礼政吉君)  50ページの10節交際費の町長交際費の県でありますけれども、250万円から280万円、30万円の増額、議長交際費は110万円から100万円と減額になっていますけれども、これは先ほどの説明で南米のボリビアに40周年記念で行くと説明を受けているわけでありますが、これは本来、県からの事業要請であるというふうに聞いておりますし、また先程の町長の説明でも、町村議長会から議長のほうにも要請がきているというふうなことであります。これは行政のトップあるいは議会のトップとして、二人の予算化をすべきだというふうに思いますけれども、中部市町村の中部8カ市町村の予算化が、どういうふうになっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  議会議長といいますか、議会のほうからの南米の計画について、他の市町村はどうなっているかということでございますが、これについては、現在のところ資料を持ち合わせておりません。ただ申し上げたいのは、議会のほうから一昨年、南米のほうに行って親しく町出身の皆さんともその時は4カ国だったと思うんですけど、話し合いをされております。 先程、町長からもありましたように、町長は就任以来、まだ南米にはいらっしゃっておりませんので、向こうにいらっしゃる方々から町長も一度おいでいただいたいという要望等もありますし、財政の事情もありますけれども、今回は執行の方で行って、親しく向こうのほうに移民をされた皆さんと、現在の嘉手納町についての説明もしながら、会っていきたいということであります。 交際費の中で確かに町長は、去年250万円でしたけれども、280万円にしてございます。これは南米に行くときに3カ国表敬でまいります。町村会のほうで各3カ国の中でそれぞれの町村会といいますか、このほうに10万円ずつの餞別をしていただきたいという町村会の中での決定事項といいますか、希望があります。それから過去3カ国の中のそれぞれの町村会じゃなくて、全体として10万円ずつ3カ国全体を集めてですね、はなむけみたいな形で持って行きたいというふうなこともありまして、どうしても33万円の交際費からの支出については町村会のほうで決定をされた額であります。 それから先程からありますように、中国に対する第3次の訪中団等も、どうしても交際費が必要でありますので、一般的な経費として、日常といいますか年間の町長の交際費の額としては、実質的に前年度よりマイナスになっております。これは平成4年度に議長には100万円。町長については、町長交際費については250万円という基準を定めてございますけれども、その範囲の中で先程申し上げましたような形で、今回は増額になっているということであります。 ◆5番(伊礼政吉君)  予算の増額の問題を聞いているのではなくて、本来この事業に対しては町長も議長も行くべき事業ではないかと聞いているのです。部長の答弁で8町村の資料を持っていないという答弁でありますが、聞くところによりますと、1村以外は両方行くというふうな話を聞いておりますが、財政が逼迫していると先程から御説明がありますけれども、この財政の逼迫の面では各市町村同じ条件ではないかと思います。そういう中で8町村の状態もいろいろ参考にして、予算化をしていけるような状態にもっていくべきではないかというふうなことを聞いているわけです。それについてお答えください。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  先程から申し上げていますけれども、議長の場合には平成4年ですか、南米3カ国まわってこられておりますし、その時にはもちろん執行のほうから参加をしていないわけです。去年もヨーロッパのほうの視察も議長のほうは行かれております。そういった意味で、今回は先程来申し上げたように財政的なこともありまして、執行のほうで南米の皆さんに激励をしていきたいということであります。 ◆5番(伊礼政吉君)  前回は議長が行ったと、今回は行政から行くというふうな答弁でございますけれども、今後そういうふうな形で予算化していくのか、答弁お願いします。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  お答えいたします。苦労してハワイ、南米と移民された方々が本件からたくさんおいでになるわけです。最近、祖国が非常に豊かになったということで、移民者の方々からはそのような形で節目、節目にぜひ訪問して、ひとつ激励してもらいたいという要請もありますし。それから会館等の設立に関してはひとつ支援をお願いしたいということで要請がまいっておりまして、その都度その国々に応じて市町村長会で決定をして、要請に答えております。ところがこれから先どうするかということでは、いま御指摘がありましたように、市町村長会で議論がありました。いつまでも2年に1回このような形での訪問要請には応じられないだろうと。大変な出費が各市町村長とも重なっておりまして、これについては、今回、一区切りがつくということがありまして。これについてはこたえるけど、これから先についてはどうするかということは、改めて検討したいということでありますので、私たちもそういう方向に沿って行きたいと考えております。ただ本町における問題等につきましては、他の市町村長の問題とも関連するわけでありますが、それは一昨年もそうでありました。しかし、私は自らこういう状況の中で、二人行く必要があるだろうかと。町を代表するのは議長であれ町長であれ、一人で十分立派な使命を果たせるものだと考えているわけであります。機関の問題を問うのはこっちの問題であって、町の問題であって、議会とか市長とか町長とかといえば、向こうにすれば、やはりこの町を代表する方が来るわけでありますから、いささかも他の町村に落ちるものではないと感じておりまして、実は一昨年も町長交際費を圧縮するという形でやって、また他の皆さんにも辛抱を強いていただいたわけですから、ここはまず、私はこの件は要請があるにしても、一応身を引こうということで身を引いたわけであります。 今回も財政状況の件につきましては、先程、旅費等の問題でその運用がいろいろ問われております。確かにそうでありますけれども、ところがこういう目的で補助を受けている金額をどのように活用するかということは、ひとつはこの社会観の問題があり、ひとつの歴史観の問題があり、これから社会評価の問題があって、中国訪問を考えたわけでありますけれども、その他の問題等につきましては、やはり私たちは現状をふまえてできるだけ身を慎んでいきたい。そのようなことから、別件の議案でも説明がありましたけれども、特別職の報酬については、一切凍結してみたらどうかという真剣な検討すら私たちはやった経緯がありますので、ひとつその件は十分なご理解をお願いして、財政運営についての御協力と御理解をお願いします。 ○議長(宮平永治君)  他にございませんか。 これで2款総務費の質疑は終わります。 暫時休憩します。 △午後12時15分 休憩 △午後2時07分 再開 ○議長(宮平永治君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 3款民生費72ページから82ページまでの質疑を行います。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  当該委員会ですけれども、1点だけ町の姿勢の問題についてお聞きしておきたいと思います。77ページの3款1項4目の老人福祉費関係の報償費にちょっとからみますけれども、老人保健福祉計画策定委員の謝礼という形で計上はされているのですけれども、このゴールドプランの中身の非常に重要な柱だと思うんですけれども、本町の場合に現在その事業の状況がどのくらいまできているのか、そして合わせて計画策定委員というのが、どういう構成で行われていて、現在、定期的に会合を開かれていらっしゃるのかどうか、その辺ちょっとお聞きしたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎厚生課長(徳里政一郎君)  老人保健福祉計画につきましては、去った平成5年2月に町内の65歳以上の高齢者の実態調査に基づきまして、平成11年度に向けての福祉対策について、各関係者の御意見等を参考にしながら進めております。委員の内容でございますけれども、まず実務検討委員会は、主に行政の関係担当部局それから課長、係長という形のメンバーで実施をしております。委員は15名でございまして、それから民間サイドの福祉計画に対する提言あるいは各種福祉団体の会長さんの皆さんを委員に委嘱をいたしまして、この中で実務検討委員会の中で検討された事項について、更に民間の各団体の長の御意見等を取り入れまして、それを実施に向けて目標量という形で準備を進めております。見通しとしましては、今月の23日、24日に策定委員会という形で今月中には完成をさせたいというふうに考えています。これは議会中でもありますので、時間内の委員会がもてないという関係で5時後に運営委員会を開催していきたいと。策定委員会をクリアーしたあと、町への答申については、4月1日あたりにもっていきたいという計画で進めています。 ◆10番(田仲康栄君)  この計画は最近の新聞にも出ていて、非常に策定が遅れているというのがありましたけど、本町はいわゆる今月いっぱいに策定作業を終わって4月に答申ということなんですけれども、答申をすると実際上今年度から、その答申に基づく実施というのは行われる予定ですか。できましたら、例えばどういった部分を中心にして今年度やろうとしているのか、来年度以降はどうなるのか、そのあたりまでちょっと答弁していただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎厚生課長(徳里政一郎君)  老人保健福祉計画の策定にあたりましては、21世紀の長寿社会に向けての在宅福祉が中心になっております。そういうことで策定委員会のほうで、将来の展望について目標量を定めておりますけれども、それを実施するという形になりますと財源の問題が大きな問題でありますので、目標量により老人生きがい対策、在宅福祉の推進ができるように努力をしていきたいと思いますし、実施計画にあたりましては、町の基本構想との関連もありまして、財源の確保がスムーズにいけるように調整をして実施をしていきたいというふうに考えています。 ◆10番(田仲康栄君)  この問題で他の自治体で非常に遅れている大きな原因というには、国からの財政的措置がまったくないといわれるようなものがひとつは横たわっていると思うんですよね。実際に本町の場合でも、国からの側面的支援というのが全くないという状況なんですか。全部単独でやっているという関係なんですか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎厚生課長(徳里政一郎君)  老人保健福祉計画の実施にあたりましての予算でございますけれども、国のほうからは4分の3補助があります。町負担の4分の1の財源については、やはり事業目標量がかなり高いといいますか、実施をする段階ではやはりマンパワーの問題もありますし、マンパワーの確保の問題から、事業の推進をするうえでの事業費かなり範囲が広いものですから、答申を受けたとしても、そのまま100パーセント実施というのはかなり厳しいと思います。いずれにしもこれは国、県からの補助も入っていますので、まず身近な地域の中で地域住宅福祉推進するうえでの、ネットワークづくり、それから在宅介護のマンパワーの確保等から、先に始めたほうがいいんじゃないかということで考えておりますけれども、いずれにしても単独事業にはなりません。国、県の補助がついてきます。 ○議長(宮平永治君)  18番 古謝世徳君。 ◆18番(古謝世徳君)  2点ほどお聞きしたいと思います。73ページの1項1目の社会福祉総務費の14節、使用料及び賃借料の説明の中の2で、福祉センター用地借料というのが12万1,000円計上されております。これは私は前年度の予算の場合も、買い上げできないのかどうかということで質問申し上げましたが、そのときは相続の件で、なにかあったということで、なかなか難しいんだというような答弁があった覚えがあるわけですが、現在はどうなっているのか、あるいはまた当局はこの敷地を買う姿勢がないのかどうかですね。それから坪数はいくらであるのか。 次に74ページの28節の繰出金、私の聞き間違えではなければ、前年度よりは5,100万円増で計上をしているということで、この増の分に対してなぜ増であるのか、お答え願いたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎建設振興部長(徳里実君)  73ページの福祉センター用地借料について、契約を都市建設課の用地補佐のところで契約をしておりますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 これは御質問の中にありましたように、福祉センター用地の上のほうの駐車場になっている部分でありますけれども、面積は294平方メートル、那覇市に住んでいる石川さん他何名かの相続でありますけれども、長男の子供達が中学生にあたりということ等もありまして、今月に入りまして、また賃借料の契約の更新をしたわけでありますけれども、あとしばらくそのままの状態で、賃借料といった形でやっていただきたいということで、石川さんのほうから申し出がありましたので、向こうの相続態勢が整うまで借料という形での契約でやっていきたいとこのように思っております。 ◎住民課長(饒波健君)  74ページの3款1項1目28節の繰出金の増の分についての御説明を申し上げます。 まず一番大きいのが、その他の繰入で、去年5,000万円、今回1億円その分が増えた分とそれから基盤安定のほうで従来の国の持ち出し分が、平成5年度の年度途中で変更になりまして、50パーセントが9パーセントになって、その分が町のほうに回って来たという分の二つの理由での増であります。 ○議長(宮平永治君)  4番 金城 明君。 ◆4番(金城明君)  74ページの28節に関連してお聞きをします。 国保会計への繰出は毎年毎年、増額になって、際限なく増えているような感じを受けるわけでありますけれども、これが一般会計を窮屈にしている一つの要因になっているような感じもします。基本的な考え方として、今後こういう方法で、どんどん繰出て行く考え方なのか。それぞれの会計の独立の原則からしても、ちょっと普通の状態ではないんじゃないかというふうな感じがするわけですが、この辺についての考え方について御答弁をいただきたい。 それから75ページの20節扶助費に関してでありますけれども、この説明の中の7の更正医療費給付費それから9の更正援護施設措置費、それぞれ7が580万円ばかり減になっておりますし、それから9が390万円余り減になっておりますけど、その理由について答弁をいただきたい。 それから77ページ4目老人福祉費の中で7節の賃金でございますが、これは前年度に比べまして、倍近く増えておりますけれども、その理由について詳しく説明をいただきたい。 78ページ13節の委託料についてでありますけれども、ここでは在宅老人デイサービス事業ですけれども、昨年に比べてわずかでありますけれど、減になっています。これは対象となる老人を何名考えているのか、一日当たり何名を計画しての計上であるのか、この件になった理由とあわせて、ひとつ答弁をいただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  74ページの国民健康保険事業についてお答えいたします。 特別会計独立の原則、御指摘のとおりでありまして、健全な運営をするためには、それぞれがその会計ごとに独立するのが原則として問われているわけであります。しかしながら、現実にこの国民健康保険事業そのもの、国の事業そのものに問題が出て来ておりまして、どうしても助成していかなければ、受給者の方々が耐えて行けないという実態があるわけです。そのようなことから、莫大な事業費を繰出ているわけであります。この件につきましては、各市町村とも共通の悩みをもっておりまして、国に対する要請活動を活発に展開しながら、新たな事業の見通しがたつような方策を、国に求めていかなければならないだろうと思っております。その意味で私どもとしても、大変厳しい状況の中にありながら、このような形での財政的な繰出をしたということであります。 ◎厚生課長(徳里政一郎君)  75ページの20節の細節の7と0についてお答えします。 まず7の更正医療費給付費ですけれども、減の理由ですけれども、この医療費につきましては、身体障害者の医療費の助成でございまして、毎年、波があります。年度によってかなり高い医療費を要する場合もございます。また一般的な診療報酬の場合もありますので、特にこれが減になった大きな理由はないのですが、たまたま対前年度比でやった場合に、その大きいものが前年みたいにはないだろうということでの当初予算でございます。 それから9の更正援護施設措置費でございますけれども、これは身体障害者の皆さんが自立に向けてのいろんな技能の習得あるいは訓練費用等でございますけれども、その施設に入所している場合の措置費につきましては、18歳に到達することによって卒業になりますけれども、そういうことで、今年の卒業生が2名いるということで、減になっております。以上でございます。 どうも失礼しました。77ページの4目老人福祉費の中の賃金でございますけれども、賃金がほぼ倍になっております。その理由としては、平成5年度までは週5日勤務のホームヘルパーが1名とそれから週2日勤務のヘルパーが2名おりましたけれども、去年の2月に実態調査の中で、一人暮らしのお年寄りが185名いらっしゃいまして、更に何らかの支援を必要とするお年寄りが増えてきまして、それに対応するために3名の勤務日を週5日で入れてる関係で倍になっております。ちなみに平成5年度の対象者は9世帯でございましたけれども、新年度においては15世帯程度を予定してございます。 それから78ページの13節の委託料でございます。これについては、対象者は90名枠でございます。90名枠で一日当たりは18名程度予定しております。今回の老人保健福祉計画の中では、厚生省のガイドラインの指導書の中で、週1回のサービスを週2回ないし6回にしてくれというような指示がございます。それをいまの週1回を2回、3回という形で目標量を上げることによって、委託料も当然重なるわけでありますけれども、答申を4月に予定している関係で、その答申された中で財政との調整をしながら、それが現在の平成5年度の週1回が週2回にもっていけるかどうか、担当課としても努力をしながら、なにしろこれはお金がかかることですので、財政との調整をしながら、検討していきたいとこういうふうに思っています。 ○議長(宮平永治君)  他にございませんか。3款民生費については質疑を終わります。4款衛生費83ページから92ページです。 4番 金城 明君。 ◆4番(金城明君)  83ページの7節の賃金についてお聞きをしますけれども、ここでも270万円余りの賃金が計上されておりますが、これは昨年なかったわけですが、新たにどういう理由で、ここに賃金が計上されているのか、御説明をいただきたい。 それから85ページの3目成人病結核予防費の中でも260万円余りの賃金が計上されていますけど、これについても同じように御説明をお願いしたい。 それから89ページの28節繰出金。これは前年度で900万円余りの増になっておりますけれども、昨年はいわゆるインフルエンザが流行したために、どうなったんだというような御説明でございましたけれども、この900万円の増についてはどういう理由なのか、お答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎保健衛生課長(知念光弘君)  お答えします。83ページ1目7節の賃金の件についてお答えします。 現在、嘉手納町の保健婦が出産休暇に入りまして、来年の3月まで休みになっております。出産休暇そして休養となりますので1カ年ですね。その代替えの保健婦として、賃金のほうで予定をしていきたいと思っております。それから85ページ成人病結核予防費の中の同じく7節賃金のほうにつきましても、このほうも保健婦を該当しているんですけど、いま嘉手納町でいろんな訪問指導という感じでやっているんですけど、それを更に強化して将来的ないろんなデータとか、訪問指導を強化して充実していきたいと。今年度その賃金として保健婦をお願いして行きたいと思っております。 ◎住民課長(饒波健君)  4款1項6目老人医療費の28節繰出金、新年度予算で老人医療が約1億円程伸びております。老人医療費につきましては、社会保険診療報酬支払基金と国、県、町で持つというふうなシステムになっております。先だっての補正のときにも申し上げましたが、例の老人特例許可病院の診療が比率のほうで増えてきております。ということは町の持ち出し分は5パーセントが8パーセントになって増えます。ただし町の持ち出し分が増えて、国、県もそれぞれ増えます。一番多く増えるのが国のほうです。その分だけ基金が減ります。基金のほうは国保とか社保の持ち出しですから、基金が減るということは国保も減るということで、結果的には町の持ち出し分としては、それ以外のことにつきましては、少し減るわけです。今回の医療費の伸びにつきましては、2.7パーセントの医療費診療報酬改定そういったものと医療費そのものの伸び、そして、それぞれの持ち分の伸びということでこれだけ伸びております。 ○議長(宮平永治君)  17番 仲宗根政幸君。 ◆17番(仲宗根政幸君)  1点だけお尋ねします。87ページ4目環境衛生費の13節委託料328万5,000円、説明で納骨堂建設設計監理委託料ということでありますが、そういうことでお伺いしたいことは、随所に無縁仏としてちらばっているものを1カ所に集めて納骨堂建設を計画されておるのか、そういうことであれば、精神衛生面で非常に結構なことだなと思うわけであります。そこでお伺いしますが、もし申し上げたようなことであるとするならば、この無縁仏とみられる仏様がどの程度予定されるのか、当然、納骨堂建設ということならば、墓地団地に場所はなろうかと思いますけれど、どの程度の規模で計画されているのか、御説明いただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎保健衛生課長(知念光弘君)  お答えします。87ページ4目13節委託料の件ですけれども、町内に3、4カ所に散在しておる無縁納骨堂を1カ所にまとめたいということで、久得霊園の葬祭場の東側になりますかね、そこの一角に納骨堂を建設したいということでの設計監理委託料となっています。規模については20坪程度ということで、いまのところ予定しています。納骨堂の中の件数については、ただいま資料を持ち合わせしていませんので、後で報告したいと思います。 ○議長(宮平永治君)  10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  ちょっと関連しますけれども、例えば普通の納骨堂の場合にはお寺の一角に造って、いわゆる無縁仏だけじゃなくて、例えば一時的にお墓ができるまでとか、そういった預かってもらうというような意味も含めての納骨堂なのか、それとも最初からコンパクトにですね。ああいうみたいな全部納めるというふうな形にするのか、もしお寺みたいな形の納骨堂にしますと、それを日常的に管理するのも必要なんですよね。そういったのも、考えられたきちんとした建物の中の1カ所に、そういう段々畑みたいにやるのがありますよね。スペースをつくって置かれるようなね。もしそうなれば、定期的に坊さんが、そこを見たりもするというのも必要になるかと思うんですが、そういうふうな構想を抱いているのですか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎保健衛生課長(知念光弘君)  お答えします。いまの質問でありますが、一時的に預かりということは、葬祭場の中にも一角ちょっとあるものですから、それについては、この計画の中では考えていません。計画するものについては、町内に散在する納骨施設、例えば学校側から出たプレハブに保管しているものとか、水釜にあるものとか、城跡公園とか、そういうものを1カ所に集めて納骨したいという施設になっております。 ○議長(宮平永治君)  これで第4款衛生費の質疑を終わります。 次に第5款労働費92ページです。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  いつものことで聞きますけれども、この場合は、92ページで労働費の場合に、いわゆる失対事業の総務費関係も全部廃目というふうな形になっているんですが、今後、町事業としてですね、失対事業関係というのはほとんどやらないというふうな形で考えられているのでしょうか。それとも、この種の従来のものというのは、新しくできるセクターのほうに全部吸収していくという、そういうふうな意味なのかお聞かせください。
    ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎総務課長(奥間清次君)  5款労働費についての御質問にお答えいたします。まずは失業対策総務費が廃目になっていますのは、数年前に国の法律に基づきます失業対策関係がなくなったということで、去年もそのまま残してあったわけですが、今年になってそれはそういう労働諸費の中には馴染まないということで廃目にしてありました。今回の内容につきましては、あくまでも中部雇用協議会とか駐留軍離職者対策センター補助金の負担金、補助金のみとなっております。失業対策という問題からいきますと、そういう考え方も出てくるかもしれませんけども、あくまでも費目そのものは、この労働諸費の中からは廃目にするということで、この対策事業についてのセクターについては、いまのところ考えていません。 ○議長(宮平永治君)  これで5款労働費の質疑を終わります。次に6款農林水産業費93ページから101ページまでです。 14番 金城高夫君。 ◆14番(金城高夫君)  1点だけ御質問します。96ページの1項3目農業振興費の中の15節工事請負100万円なんですけれど、説明の中で基地内ということを聞いておりますけれども、この農業用水堰設置工事、規模等も100万円でそんなに大きなものではないと思うんですけれども、基地内に建設するということは、軍のほうに確か承諾を得なければできないと思うんですが、米軍のほうに承諾はできているんでしょうか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  工事請負の件でありますが、平成4年度につきましても、平山原の黙認耕作地内に堰を造ってございます。この件につきましては、400中隊の理解を得まして構築をしておりますし、今年度においても、司令官との調整によって、今回も造っていきたいなあと考えております。 ○議長(宮平永治君)  11番 花城康次郎君。 ◆11番(花城康次郎君)  6款農林水産業費についてお伺いします。まず水産業についてですけど、組合員は正組合員が何名、準組合員が何名、そして専業者が何名いらっしゃるのか、それと年間の実績が手元にあるようでしたらそれをお聞きしたいと思います。 それから100ページの19節漁業組合運営補助金150万円の事業内容を説明して下さい。 それからちょっと前後しますけれども、97ページの19節畜産組合運営費補助金の120万円の事業内容を。そしてですね、漁業組合補助金に対しては150万円、畜産に対しては120万円。この査定の方法ですね、基礎になるもの、同じ組合員運営活動に対して、どうしてこういうような差が出ているのか。査定の方法を伺いたい。これは陸産関係、農業関係は特殊地域だということで、あるいはまた国庫補助とか、そういうものにかかわっての補助に問題があるのか、そうでなければ同等に、また私が思うにかえって畜産農業関係のほうでの運営費がもっとあってもいいんじゃないかなあと。これはあくまで皆さん方の必要に応じての補助だと思いますので、その内容もお聞かせ願いたい。 それから、漁業関係に対しては漁業用施設の建設も行われるようですけれども、これから今後実績を上げていただくように、指導もぜひやっていただきたいと思うが、その辺に対してはどういう計画をお持ちなのか。参考までに比較対照するわけではございませんが、特殊地域である、農業に対しては、300以上の地畑を耕作している方が、323名もいらっしゃる。そして年間の実績としても、1億6,000万円ぐらいの実績が上がってきているんですよね。こういうこともありまして、ましてや特殊地域での農業をなさっている方々には、公的な補助もいただきながら、非常に御苦労いただいているわけですが、それに比べて漁業の関係の方々は、もっと頑張っていただきたいなあとこういうことも含めての、要望も申し上げながら、いまの質問についての御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  漁業関係の組合数でございますが、正組合が14名、準組合が18名で計、現在のところは32名の組合員となっております。今後の施策としまして、このいわば漁業用施設を造りながら、いま防衛の補助をもらいながら基礎の整備を図りつつ、研修を重ねながら、諸研修の中で今後の後継者の育成の問題とか、婦人部等の結成もしながら、漁民の皆さんの意識の高揚も図って、基礎の設置も図り、漁獲量の増に繋げていきたいなと考えております。 あと、飛び飛びになっておりますが、畜産組合の補助金が120万円ありますのは、組合員が現在のところ12名という形で、年々畜産業が停滞している中、組合員の減少もそういう状況になっておりまして、120万円という運営補助金であります。中身につきましては、品種改良の事業の問題とか、あと独自の研修、伝染病対策等の事業を120万円で行っております。あと漁業組合の150万円の件につきましては、組合員は先ほど答弁したとおり32名おりまして、この組合の組織の差の問題とか、あとは中身の問題で、職員が一人配置しておりますので、事務費の関係、会議費、給料等に150万円を充てております。 今後の指導につきましては、その施設ができたあと、そこの中で県の指導を受けながら、組合員との組織意思の疎通を図りながら、また町行政としても県のバックアップを得ながら、そういった捕る漁業から、育てる漁業へと勉強しながら、お互いに連携をとっていきたいなと考えております。 現在の漁獲高につきましては、平成4年を基準としますと、27トンの漁獲高があります。お金に換算しますと2,264万3,000円の漁獲高を上げています。 ◆11番(花城康次郎君)  補助の割りにはもっと頑張っていただかんといかんなという感じがするわけですが、農業関係で新しい機械の購入とか、こういうものも要望が多いかと思うのですけれども、農業関係者からの農機具の要望とか、あるいはどうしても向こうにおいては農耕地にプレハブとかは造れないのですけれども、一番困っているのは、農機具の問題、確かちょっとした予算を見た場合、器具の購入に対しての補助もあったようで、具体的にはどういうものがあって、またそれ以外にも要望があったか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  現在も優良農機具購入補助として100万円計上しております。この中でも優良機具ということで、従来と同じ補助をやっていきたいなと考えております。それと備品的なトラクター等の要請につきましても、先だって農業委員会の会長ないしは農協長、きび部会の方々が、町長に要請がございまして、トラクターとかカセッタローラーとかフロントローラーを整備してほしいという要望がございました。これも当初9条予算で可能ではないかなあということで防衛施設局とも調整をしましたところ可能ではある。という返答は得ています。今後9条予算との残額等を考慮しながら、財政当局とつめながら今年になるか、来年になるかもしれませんが、今後調整を図っていきたいなと思っております。 ○議長(宮平永治君)  14番 金城高夫君。 ◆14番(金城高夫君)  1点だけお願いしたいと思います。 100ページの15節に工事請負費の8,500万円余りの嘉手納町漁業用施設建設工事、この度ここに予算計上されているわけですが、それに関連いたしまして、確か嘉手納町の漁業組合は任意組合だということで、4、5年前に読谷との合併がいろいろ問題がありまして、そして合併して新しく任意にしたということでございますけど、そのときの組合員はそのまま残っているのでしょうか、戻って来ている方もいらっしゃるんでしょうか。それと覚えておりますけれども、金銭的な問題があったように聞いておりますけれども、それは解決しておりますか。御答弁をお願いします。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎建設振興部長(徳里実君)  お答えいたします。確かに嘉手納町漁業組合任意団体であります。読谷との合併の時の組合員が読谷に残っているかということでありますが、確か2名残っていらっしゃるかと思います。そしてその時に1,000万円を読谷の合併した組合に出資してきたわけですが、その後組合から脱退したときに、その内の500万円はその時に返納してございます。そして後の500万円につきましては、その組合員期間のときに、組合の資金であります融資を読谷漁業のほうから、10名が融資を受けまして、それが返済されたのがお一人だったと思います。現在も完納されずに、9名の方が残っている関係で、読谷漁業組合のほうから、組合長ともそのお金の問題について、話合いを続けているわけですが、その9名の組合員が完納した時点で、その500万円を返納したということ等がありまして、嘉手納の組合と読谷の漁業組合とは非常に親密な関係でありますので、敢えて500万円の返還につきましては、強く出るのはベターじゃないという判断もありまして、読谷の漁業組合長にも申し入れております。読谷の漁業組合としては、毎年度通知はその方々にやっているようであります。それが解決ししだい500万円の返納については、話していきたいとこのように思っております。 ○議長(宮平永治君)  18番 古謝世徳君。 ◆18番(古謝世徳君)  2点お伺いしたいと思います。97ページ4目畜産業費14節使用料及び賃借料、農業用施設用地使用料ということで、1,075万7,000円計上されてございます。この説明をお願いしたいと思います。 それから100ページのただいま金城議員から質問がありました15節工事請負費、嘉手納町漁業用施設建設工事として8,520万3,000円計上されております。これは建設する場所、それから施設の構造、いわゆる内容、施設の面積を説明願いたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  お答えします。14節でございますが、これは畜産団地ということで、黙認耕作地内共同使用地域でございます。これが3万9,130平米の共同使用料ということになります。 次の100ページの工事請負の件でございますが、概要といたしまして、1、2階の鉄筋コンクリート造りになります。1階が42平米の事務所、せり場が80平米、控室、冷蔵施設、1階のトータルとして134平米程度予定しております。2階としまして、研修室が73平米、トイレ、廊下といれまして、99平米の研修室35名程度がいつも研修できる面積を計画しております。 場所につきましては、現在のプレハブの組合事務所のあるところに建設していきたいと思っております。総トータルしまして、296平米を予定しております。 ◆18番(古謝世徳君)  農業用施設用地使用料の件でお伺いしたいんですが、共同使用というのは、議会でもこの負担率に対して、もっと軽減するようにということで、議会決議もいろいろやったわけなんですが、かんばしくないわけなんです。そこで町長にお伺いしたいんですが、嘉手納町の場合ですね、言うまでもなく土地問題というのが、深刻を極めている状態であります。83パーセントという軍用地を提供している関係で、住宅地にも事欠くような状態、ましてや農業振興を図るという意味では、黙認耕作地共同使用地を利用するということは、専業者にとって、非常に頭の痛いことなんですが、この90対10という比率を、政府に対して申し入れをしながら、そういった事業をやっている方々に対しても、ひとつには、圧力団体といった適当ではないと思うんですが、そういった方々の組織名でもってやらすような、軽減するような形の指導育成も必要じゃないかと、私は考えておりますが、いかがなものでしょうか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  まさにいびつな形態での土地の活用でありますが、この共同使用地域につきましては、国のほうとしては賃料支払いをしておりまして、その補填部分についての90パーセントを、逆に町から支払いするという形をとっているわけであります。この該当するところは、農業用地につきましては、ほとんど町有地でありますが、中央駐車場あたりは民有地等もありまして、これにつきまして、使用料等の問題につきまして、この申し入れをする場合に、民有地の方々の考え方はどうなるのかということもありますので、この件につきましては、基本的には議会での議決もありましたように、やはりこれだけの、基地とのかかわりで圧縮された状況の中で、我々は土地を活用しているわけですから、せめて国は、更に補助を出してもらうというふうな意思はお伝えしても構わないかと思いますし、また状況によっては、これはやっていきたいと思います。ただそこの活用者の方々と一緒になって組織化してやるということは、先程も申し上げましたように、地主とのかかわりもありまして、問題が生じてくる危険性がありますので、慎重を期したいと考えています。 ○議長(宮平永治君)  4番 金城 明君。 ◆4番(金城明君)  確認をする意味でちょっと聞いておきたいと思います。97ページ4目の畜産業費関連でございます。確か昨年まで、この中に13節委託料が入っていて、悪臭防止対策委託してきたと思いますが、それがどこにいったのかよくわかりませんので、組み替えたのか、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  お答えします。前年度におきましては240万円の委託料を計上し、専門業者に委託しておりましたが、農家等との調整で、そこに業者に委託をするのであれば、業者の人件費等が入ってくるという問題が生じまして、その部分の人件費の部分を更にエクセル酵素剤をたくさん買って、自分たちで独自にやったほうが回数としても増やせるだろうと、農家からの要望もありまして、11節の中の消耗品費におきまして270万円の中に組み替えをしてございます。 ◆4番(金城明君)  去年の説明では直接役場がやったり、そういうふうにやると効果が上がらないと。そのために民間に委託していくんだということでしたよね。民間に委託しても、効果が全く上がらなかったということですか。 そしてこの業者の皆さんに、当事者の皆さんに委託すると、十分その効果が上げられるという考え方になっているわけですか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  現在の請負っている業者が南部にございまして、もちろんアンモニア数値等も3PPMに近くなって落ちてきています。なおかつ専門業者ということで委託をしたんですが、農家から逆に要望がありまして、自分達で統一してやっているんですが、回数として連携をとりながら増やしていけるということで、予算の効率活用という意味で、今回もまた、この方式を畜産農家の要望のもとに、今回のような形で進めていくということで、薬の有効活用、前年までは3回でしたが、場所によっては、4階にやっていこうというので、農家からの要望であります。 ◆4番(金城明君)  これは現物を畜産農家の皆さんに支給するということですか。補助金ではないですよね。町が現物を買って、畜産業者の皆さんに配ると。そして各自でやってもらうということですか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  お答えします。現在においても、エクセル酵素剤自体を業者のほうが調合して、現場に散布しております。これについても、農家のほうに現物を事業費で買って支給をしまして、農家のほうで共同に散布をしていくというように、お互いの連携も深めながらやっていこうと形になっております。 ○議長(宮平永治君)  5番 伊礼政吉君。 ◆5番(伊礼政吉君)  100ページの19節説明欄のハーリー大会補助金5万円で出ておりますけれども、そのハーリー大会の総枠の予算とですね、その5万円が主にその総枠の中でどの部分に使われるのか、そして先程の説明32名の組合員がいるということでありましたが、水産業だけの本業は何名なのか。またハーリー大会がここ5年ぐらい1年越しにやられているのですが、毎年やるわけにはいかないか、1年越しにやっていくのか、お聞きします。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  前々年のハーリーの経費でありますが、45万円程度使ったということの報告を受けております。主には商品等に、このハーリーの5万円のイベント補助金がそこに使われております。32名が本業なのかというかことですが、28名程度が本業という形で取り組んでいると思います。以上です。 失礼しました。毎年やると、漁民の皆さんの負担がかかって、漁場にいけないということがありまして、1年越しでという漁民からの要望がありまして、1年越しになろうかと思いますが、今後はまたいろんな費用の関係等の予算等があるんであれば、つくれるんであれば、来年もまた可能でないかなと思っております。 ◆5番(伊礼政吉君)  45万円のうち5万円の補助ということですけれども、少なくて毎年できないわけではないですか。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  これも一昨年、町長が就任した時に補助を考えていこうということで、目出しという形で5万円は出しておりますが、漁民からの要望がまだ正式にこちら側に上がってきていないので、上がりしだい、また検討を加えながら、そのイベントの在り方についても、お互いに調整をしていきたいと考えております。 ◎町長(宮城篤実君)  ご承知のようにハーリーが催されますとあの地域一帯にたくさんの町民、あるいは町外からも人々がおいでになりまして、その自然に催されたイベントとしては、かなりの規模になっているのが実態であります。特に参加者の方々が熱意をもって応援したり、企業参加等もありまして、その一帯が大変活気立つわけで、商工会の皆さん等からは、継続的なイベント事業として進めていったらどうかということもあったわけであります。ところがこれまで比謝川河口に土砂が堆積していて、肝心のハーリー大会ができないという問題があったわけであります。そこでハーリー大会ということで、むしろ漁民の皆さんの便宜を図る意味で、その堆積した土砂を県の事業として取っていただいたと。そこで、その条件は整備されたわけでありますが、ところがハーリー大会を催すには、人的にもたくさんの支援が必要であるし、それから、金銭的にも漁民の皆さんの組合だけの負担ということでは非常に難しいということがあって、1年越しということになっているようでありますが、これからは、この第1次産業あるいは第2産業、第3産業、総合的な町の活性化産業の一環として、この催しが意味あるものとして町民から位置づけられるならば、この件について、更に検討していきながら、助成等の対策も考えられていってもいいのではないかと考えております。 ○議長(宮平永治君)  これで6款の農林水産業費の質疑を終わります。 暫時休憩します。 △午後3時22分 休憩 △午後3時35分 再開 ○議長(宮平永治君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 第7款商工費102ページから105ページの質疑を行います。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  103ページの13節の委託料で、2の新規産業開発研究委託料に出てるんですけど、この新規産業開発研究というのはどういう中身なのかお答えいただきたい。 それと104ページ右の一番上の節の56新町商店街実施デザイン作成時補助金が計上されていますけれども、この実施デザイン作成時というのは、具体的にはどういう中身なのか、お聞かせいただきたいと思います。 それからその下の21節の貸付金、小口融資貸付金が計上されていますけど、これは説明で200万円の増ということになっていますけれども、従来、最高でどのくらいなのか。限度額があるわけですが、現時点での限度額はどのくらいなのか。それと利用状況をお聞きしたい。 それから105ページの19節の51野國總管まつり実行委員会の費用で、補助金で1,050万円計上されています。これは昨年度より250万円増えているわけですけれども、その部分の具体的な増になった背景を説明していただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎産業振興課長(古謝義光君)  お答えいたします。13節の委託料につきましては、新規産業ということで、新しく会社ができるかでな振興株式会社のほうに新しい事業がないかどうか、いろんな事業の研究をしていただくということで委託の内容であります。 新町商店街の実施デザインにつきまして、平成5年度におきましては、新町の活性化の基本構想をつくりまして、それを受けまして中身の実際の検討に入っていくということで、基本構想実現のための基礎の中身と調査と、それとソフト事業実施設計とハードデザインの中身の設計の検討を加えていくというのが、大きな三つのデザイン作成事業になっております。 町の小口融資資金の200万円増で計上してあるのが、新たにコザ信金のほうに要望がありまして、200万円を更に信用保証協会を経由しまして、預託し、その9倍、1,800万円を新たなコザ信金のほうからの貸付を計画していくという形に計画しております。現在の状況が限度額が450万円であります。平成6年2月末現在の利用状況であります。貸付融資枠が1,250万円が平成6年度の予算計上預託金で、銀行が協調融資をしまして、倍率を9倍出しまして、1億1,250万円の融資枠、原資になります。これは現在の29件のうち27件の貸付済みであります。95.1パーセントが現在商工業者の皆さんが借りているということになっております。 次に野國總管まつり実行委員会の増の250万円の件でありますが、これは250万円を地域活性化の関係で、宝くじ助成金のほうから250万円を助成受けまして、長崎県に大蛇を注文しまして、屋良ムルチの伝説を受け継ぎまして、そこで何かイベントができないかなということで、バイロンモールという形のイベントを白龍伝説を何とかイベントに再現できないかなということで助成を受けまして、こういう伝統のひとつのイベントづくりに向けていきたいなあということでの250万円の増の計上でございます。 ○議長(宮平永治君)  これをもって7款商工費の質疑を終わります。次に8款土木費106ページから119ページであります。 質疑ございませんか。 16番 田場盛文君。 ◆16番(田場盛文君)  冒頭議長から所管委員は、できるだけ遠慮してくれということですけれど、政策的なものですので、1点だけお尋ねいたします。8款土木費5項1目住宅管理費15節の10の水釜町営住宅区画線設置工事と11の水釜第二町営住宅区画線設置工事についてどういう工事なのか、まずお尋ねいたします。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えをいたします。118ページ8款5項1目住宅管理費15節の工事請負費の中で水釜町営住宅区画線設置工事及び水釜第二町営住宅区画線設置工事を予定しておりますけど、団地の駐車場の区画線が10年あるいは10年以上ということで、線が薄くなって見えなくなっている関係で、今回このほうを整備していきたいと予定しております。 ◆16番(田場盛文君)  去る16日の本会議の中で議案第41号嘉手納町営住宅設置管理条例の審議が本会議で行われ、屋良団地の駐車場の件で、その議論の中でも駐車場の有料化の件で随分議論がなされていますが、当初、部長は数千万円かけての駐車場なので、できれば有料化していきたいと言う答弁でしたが、その後で白紙撤回するということで、私は聞いております。それはさておいて、屋良町営団地の駐車場が有料化されるということになりますと、現在まで水釜団地の皆さんは無料で、いままで統一しております。当然として屋良団地が有料化されるということなりますと、水釜団地のほうもこれは有料化になろうかと思いますが、ただ有料化にするには、そこに住んでおられる入居者の皆さんとのコンセンサスを得て初めて、有料化というものを打ち出すべきじゃないか。いきなり数千万円かけたから、補助を受けて造ったので、有料化しなければならないというようなことは理解できます。理解できますけど、その皆さんにいきなり4月何日からは有料ですよということでは、入居者の皆さんの御理解が得られないのではないかという気がしますので、規定とおり有料化するのか、それともまた先だって議論しましたように、そこに入居されている皆さん方の合意を得て、後に再検討して何らかの方法をとられるのか、その辺を町長のほうから御答弁をお願いします。 ◎町長(宮城篤実君)  本来、公の財産を特定の人が、継続して専用的に使うという場合には、当然そこから生ずる利益があるわけですから、それについては、やはり応分の負担をしていただくということが基本的な原則であります。ところが町営住宅に関しましては、国の政策もそうでありますけれども、公営住宅全般として、まず車を保持し得ない人々が、その所得がないと思われる人々が、公営住宅を使用するという形をとってきてるわけであります。これは収入の限度額等もありまして、申請された収入の限度額等から見て、そのような判断をしてきたというのが実態でありまして、最近、特に問題になっておりますが、いままで公営住宅の中には、自動車駐車場はなかったわけであります。ところが現実の社会は、必ずしもそういう昔決めた理屈や理論がとおるわけではなく、車だって現在安く手に入ることもあり得るわけですし、特に沖縄の場合には、鉄道がないということで、車というものは地域住民にとりましては、絶対的な必需品になっております。そのようなことから、地域の皆さんから駐車場を設置して、利便を提供するのが役場としての義務ではないかというふうな要請、希望または提言等もありまして、私どもはこれまで駐車場のなかった屋良町営住宅について、御意見を聞きながらいろいろ検討してまいったわけであります。ところが、この前からお話しがありましたように、この件につきましては、駐車場を造るということに関して、全く内部の議論がなされず、意思決定もされないままに、うわさが一人走りして、また思い込みもあって、極めて遺憾な状況があったわけでありますが、これにつきましては、冒頭に申し上げましたように姿勢は姿勢として、ただこれまで屋良団地が新しくでき、水釜町営住宅、これまで無料使用していたものをいきなりというわけもいかないものですから、時間をかけて地域住民の皆さんにゆっくりと説明していき、皆さんにはこういうふうな形での福祉のサービスを提供しております。しかしながら、自らの努力によって、もし駐車場がそこで提供されなければどうなるのか、屋良団地も水釜団地もそうでありますけど、その関係を十分御理解していただき、そして車庫証明のとれるような整備をしていって、町のサービスの程度の軽重を理解していただくと同時に、そういう施設の提供を受けてない多くの町民がいるわけですから、その町民の方々とのバランスも考えていただいて、一つの御努力もお願いしたいというふうな形でやって行きたいと思います。ただ誤解のないように申し上げたいと思うんですが、この件に関しては、いきなり実施する意思はありません。これから時間かけてゆっくり、屋良町営住宅にしても、水釜町営住宅にしても、説明会を開き、納得と御理解のできるような状況づくりをしていきたいと考えております。 ○議長(宮平永治君)  4番 金城 明君。 ◆4番(金城明君)  109ページ説明の中の13節委託料ですけど、比謝川遊歩道の緑化委託料、これは遊歩道のどこからどこまでをどういう方法で緑化する計画なのか、御答弁いただきたい。 それから111ページ、2目道路維持費13節委託料ですけれども、これは街路樹剪定等につきましては、従来、社協のほうに委託をしていたように思いますけど、昨年あたりから業者に委託しているようでありますが、その理由はどういうことなのか。それからこの予算の中で見ますと、昨年より約倍近く増えておりますけれども、その辺の理由はどういうことなのか、そして委託先についてはこれまで同様に民間業者に委託するのか、あるいはまたセクターになるのか、合わせて御答弁いただきたい。 それからその下の15節工事請負費ですけれども、ここでも1,000万円余りの増になっておりますが、交通安全施設維持工事あるいは町道維持工事、防犯灯設置工事というふうにありますけれども、この1,000万円余の増の理由。どういったことを予定計画しているのか、そういった点について、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。109ページまず比謝川遊歩道緑化委託の件でございますが、毎年7月にYou・遊・比謝川で使っている場所ですけど、その川沿いに柳の木を植栽していこうという計画をしてございます。 111ページ、13節委託料の街路樹剪定の件でございますけど、平成4年度まで社協のほうで剪定をやっていただいたわけですが、社協のほうで、どうしても人手が足りなくて、手がまわらないということで、この件につきましては、遠慮させていただきたいという申し出がありましたもので、昨年から業者のほうでやっていただいております。そういうことですので、平成6年度も業者のほうにやっていく計画でございます。 それから15節の工事請負費の件でございますが、町道維持工事のほうで兼久海浜公園内の埋立14号線、未だ舗装されてない部分がございますけれども、その辺が潮の関係で下から侵食されまして、陥没とか、そういうことが発生している現状がありますので、1,000万円程度かけて補修をしていきたいということで約1,000万円の増でございます。 ◆4番(金城明君)  111ページの13節委託料、引き続き業務委託ということについては、わかりましたが、予算が随分増えていますよね。これは剪定の量が増えているのかどうか、その辺もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。平成5年度につきましては、低木の剪定が1回ということで設定しておりまして、これじゃ少ないということでして、今回、低木剪定を2回、更に町道の街路樹ではないんですけど、町道のほうで草がはえているもの。こういったものを草刈り清掃、これをやって行きたいということで、合わせてこういうことで増になっております。 ○議長(宮平永治君)  11番 花城康次郎君。 ◆11番(花城康次郎君)  111ページで1目の17節公有財産購入費で、場所と面積、坪単価を御答弁いただきたい。 112ページ3目17節公有財産購入費の55号線との関わり、67号線との関わりこれも6,750万円、これも2カ所の面積、坪単価をお願いします。 ○議長(宮平永治君)  本日の会議は議事の都合によりあらかじめ延長します。 答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。1点目の111ページ17節公有財産購入費でございますが、場所は町道45号線で面積が884平米でございます。単価につきましては、9万8,000円程度で予定しております。1平米あたり9万8,000円ですね。 112ページ3目道路新設改良費17節公有財産購入費でございますが、町道55号線のほうが395平米予定しております。町道67号線が302.3平米予定しております。単価につきましては、今後、鑑定評価をいただいて、正式に決定していきたいと考えております。 ○議長(宮平永治君)  14番 金城高夫君。 ◆14番(金城高夫君)  2、3点お願いしたいと思います。109ページの1項土木管理費の中の14節の使用料及び賃借料、この件については毎年毎年このような形で出てくるわけでありますし、軍用地料がアップになると、またこれもアップということなんですけれども、中央駐車場共同使用なんですけれども、これは将来において、共同使用という形でありますので、もちろん地権者のそういう意向もあると思うんですけれども、将来は解放要求をすることはないのか、そしてやはりこれだけの金額を支払いするわけですから、できれば年次支払的に買い上げするとか、そういう共同使用の面を解放していただいてできないものかですね、これをひとつお願いしたいと思います。 次に111ページの2項1目14節使用料及び賃借料、潰地借料それと道路用地共同使用料の件ですけれども、862万4,000円、この件についての御説明を願いたいと思います。 115ページの3項都市計画費2目22節の物件移転補償費、これについて御説明お願いしたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎建設振興部長(徳里実君)  お答えいたします。109ページの中央駐車場の件ですが、将来は解放要求できないかということなんですけれども、面積が10,368平方メートルございます。これを解放要求となりますと、全部私有地でございますので、その補償といいますか、買い上げについて何十億とかかりますので、現在のところ、ちょっと無理ではないかなということでございます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。111ページ14節使用料及び賃借料でございますが、潰地借料が862万4,000円計上されていますが、現在潰地が1等級から5等級までございますが、1等級につきましては、すでに買い上げは終了してございます。今回予定しております2等級から5等級で2等級のほうが面積で119.62平米、3等級で254.12平米、4等級が3,460平米、5等級が2,020.7平米で、合計5,854.44平米を予定しております。 それから下の道路用地共同使用料のほうでございますが、ここは町道79号線のほうでは868.56平米予定しております。 115ページ22節物件移転補償費の件でございますけれど、屋良区画整理地内の保育所の向かいに、墓がございますけれども、この墓を2基移転補償していきたいと計画しております。 ◆14番(金城高夫君)  課長から潰地の件について答弁がありましたけれども、あと5,800平米もあるということでございますが、これは年次的にそういうふうな形で買い上げているような感じなんですけれども、あとどのくらいおちつきますでしょうかね。毎年毎年こういう形できているわけでありまして、相当の金額が加算していきますので、あといくらぐらいで、この買い上げができるのか、また解決するのか、何年ぐらいかかるのか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えします。現在の予定で平成10年までに、買い上げしていきたいと考えております。 ○議長(宮平永治君)  10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  111ページ1目、2目にからみます。15節の工事請負費で、1の交通安全施設整備工事というものの中味と、それから2目の15節の交通安全施設維持工事とそれから5の防犯灯設置工事、これの具体的な中身をお聞きしたいと思います。 それから116ページ3項都市計画費3目公園費関係ですけれども、15節の13節と15節にからみます委託料、工事請負費の中で野國總管公園整備設計委託と整備工事の計上がありますけれども、具体的にどこの部分をどうするのか、これ説明をしていただきたいと思います。 117ページ1目の下水道整備費関係で、いわゆる繰出金として、7,196万7,000円ありますけれども、説明では公共下水道接続するための基本調査をやっていきたいということですけれども、米軍基地内で県のほうがやっていたものを公共下水道に接続をすると。いわゆる本町のものに接続をしていくための関連のものなのか、それで、もしそうだとすれば、ようやくこういった形で出て来たなという感じがするのですけれども、現時点でどういうふうな議論になっているのか、そこの協議の進捗状況をひとつ御説明いただきたい。ごく基本的なところでいいです。あとは下水道特別会計がありますので、そこでいろいろ聞きます。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えいたします。まずは111ページ1目の15節工事請負費の交通安全設備設置工事ですけれども、街路樹を10基予定しております。 2目道路維持費の15節工事請負費の中で交通安全施設維持工事のほうはグレーチングの補修とか、区画線とか、その他維持工事を予定しております。防犯灯の設置工事は全部で10基予定しております。 116ページ公園費の中の13節委託料と15節工事請負費の中の野國總管公園整備の工事ですけれども、現在、野國總管公園整備は完了しておりますけれども、公園区域内としまして、現在の鳥居の正面の階段のアーチ部分の階段の前のほうが、現在グランドの一部になっていますけれども、この中に公園区域が入っておりますので、今回この部分を植栽等整備していきたいと思っています。 ◎建設振興部長(徳里実君)  117ページの繰出金ですけれども、御質問のとおりであります。下水道のほうで御質問をしていただきたいんですが、具体的には。沖縄市、北谷町、嘉手納町、この飛行場内の都市計画変更を法的にそれが必要ですから、これをやっていきたいということで、県も含めて話合われております。そのことへの繰出金であります。具体的には下水道の時に詳しく御質問していただきたいとこのように思います。 ◆10番(田仲康栄君)  答えるときに言ってもらえばよかったのですが、111ページの15節工事請負費の安全施設の整備にからむ街路灯の10基というのはどこですか。場所。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎都市建設課長(兼村憲諦君)  お答えいたします。街路樹の工事でございますけれども、町道44号線のほうとそれから34号線郵便局の前の通りですね。2カ所予定しております。防犯灯のほうは西区、西浜区あたりと中区、東区に予定しております。 ○議長(宮平永治君)  18番 古謝世徳君。 ◆18番(古謝世徳君)  117ページ、田仲さんの質問と関連するのですけど、28節の繰出金、これは基地の調査というと範囲はどの辺になるのか、それから嘉手納弾薬庫そこも入るのかどうか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎建設振興部長(徳里実君)  お答えいたします。嘉手納飛行場から出る汚水を公共下水道へ接続するという形での都市計画決定でございまして、嘉手納町域全体と飛行場における嘉手納町域全体ということになります。嘉手納弾薬庫は入りません。嘉手納飛行場だということです。今回の場合。 ○議長(宮平永治君)  暫時休憩します。 △午後4時18分 休憩 △午後4時22分 再開 ○議長(宮平永治君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 他に質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(宮平永治君)  8款土木費について質疑を終わります。 9款消防費120ページから123ページの質疑を行います。質疑ございませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(宮平永治君)  9款消防費の質疑を終わります。 10款教育費124ページから153ページであります。質疑ございませんか。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  131ページの10款教育費2項小学校費関係の15節の工事請負費屋良小学校の俗に言われているジュウタンの取替工事の請負費がでているわけですけど、これは施政方針の中でもいろいろ触れられてはいたんですが、具体的にはいつの時点を目処にして工事開始するのか、完成はいつになるのか、それと新しい素材に取り替えるということですけれども、嘉手納小学校のような素材に取替えるのか、全く違うようなものを取入れるのか、そこのところを御説明願いたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎教育次長(兼村憲信君)  お答えいたします。131ページの15節工事請負費、屋良小学校カーペットの取替工事でございますけれども、期日にしましては、7月から8月にかけて、子供達が夏休みに入る時期に工事をしていきたいとこのように考えております。更に素材につきましては、嘉手納小学校と同様な素材を使いたい。これは教室の中は木目調のビニールシート、そして廊下におきましては、普通の屋良嘉手納小学校が使っておりますビニールシートと全く同じ材質を使って工事をやって行きたいと考えております。 ○議長(宮平永治君)  14番 金城高夫君。 ◆14番(金城高夫君)  131ページ22節補償、補填及び賠償金というところなんですが、この嘉手納小学校敷地拡張整備事業物件補償ということなんですけれども、これは物件を補償するのかですね。それともう1点は関連いたしまして、私はこの間の一般質問の中でも、整備計画について、校門等の件について質問いたしましたけれども、これはそれに含めていろいろと学校地域の環境整備とか、いろいろこれからの問題がありますけれども、これの件についても関連してこれの入っているわけでしょう。将来のプランといたしましては、現在の校門の問題は、今工事しておりますけれども、いつごろ完成して、私が指摘しました一般質問で、いつごろ完成するのかですね、ちょっと御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎教育次長(兼村憲信君)  131ページの22節補償、補填及び賠償金のところでございますけれども、今回敷地拡張のために墳墓を補償していきたいと考えておりまして、その基数は20基でございます。当初計画で51基を予定しておりましたけれども、線引きをやりかえまして、少し広くしまして、全部で70基を予定して、そのうち19基におきましては、5年度予算で補償済みでございます。今回20基を予定しておりますけれども、9条関係補助がこの4,000万円で、できるかどうかということもございますが、この4,000万円の範囲内で20基を予定しています。更に校門でございますけれども、5年度予算で3月いっぱいには工事を完了させたいとこのように考えております。 ○議長(宮平永治君)  11番 花城康次郎君。 ◆11番(花城康次郎君)  所属の委員会ではありますが、3点ほど、141ページの19節負担金のところで芸術文化等県外派遣費補助金30万円計上されており、これは何を県外に派遣するのか。 それから149ページ1節の報酬、体育指導委員の報酬が140万4,000円計上されていますが、これは何名分なのか、人数ですね。 150ページ、陸上競技場の備品購入とありますけれども、これは今年から使用できるということで、主にどういうようなものを購入予定されていますか。この3点をお聞かせ願います。
    ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎社会教育課長(仲宗根敏明君)  お答えいたします。芸術文化県外派遣補助といたしまして、いままで私たちの町内にありますところの文化団といいますか、嘉手納シンフォニックレモンというのがございます。それと野國總管同志会、そして嘉手納町の文化財に指定されておりますところの屋良チンク、千原エイサーが去年、そしてその前に県外に派遣されております。 一応今年は、過去にこの4団体が派遣されておりますので、この4団体の中で何カ所か派遣されるんじゃないかと予測して計上してあります。 体育指導委員の報酬につきましては、9名分でございます。 18節の備品購入費に関しましては、974万円予算計上してありますけど、現在、保有しているところの備品等のチェックをしながら、競技に支障のないような備品を購入して、いまのところ大きい備品に関しまして、特に走り高跳びの運搬台車とか、そして棒高跳びの運搬台車、ハードル運搬台車、そして決勝審判台とか、3,000メートル障害ハードルなど、一応は現在の保有しているもの以外のものを、町体協とも相談しながら購入の計画を進めてまいりたいと思います。 ◆11番(花城康次郎君)  2点についてはOKです。それから149ページの体育指導員の報酬なんですけれども、9名分だということで、この人達は月に何回ぐらい社会体育に出向いて指導なさっているのか、そして隣市町村でのこういう方々との報酬バランスといいますか、同じような体系で支給されているのか。その辺ちょっとお聞きしたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎社会教育課長(仲宗根敏明君)  報酬につきましては、確か昨年度、改定したんじゃないかと思いまして、隣市町村とほぼ同額に類するものであります。また月に何回ぐらい出ていらっしゃるかということですけど、3ないし5回程度は教室、定例会等がございますので、参加していると思います。 ○議長(宮平永治君)  4番 金城 明君。 ◆4番(金城明君)  134ページ教育振興費の中の8節報償費、2の部活動指導員謝礼金というのが67万2,000円計上されておりますけれども、これの内容について答弁いただきたいと思います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎教育次長(兼村憲信君)  お答えいたします。嘉手納中学校の部の顧問の先生方への報償金でございますけれども、中学校で13部ございまして、野球、ソフトボール、サッカー、陸上、テニスが男女、剣道、バスケットボールが男女、バレーボール、ハンドボール、卓球、吹奏楽の13の部がございまして、その顧問の先生方に支払うものでございます。 ◆4番(金城明君)  顧問の先生方への謝礼ということでありますけれども、お一人当たりの謝礼金額はどの程度なのか、もう一度お答えをいただきたいと思います。 それから話によりますと、野球、ソフトボール、その他の球技にしましても、顧問の先生方はほとんど指導してもらってないと、そしてボランティアの町内の青年の皆さんが、野球部のOBで、その方がぜひボランティアで指導したいと。学校当局に申し入れても、学校はそれを断っていると、子供達は放課後運動場で練習ということで集まってはいるけれども、身になるような練習はしていない。遊んでいると。見るに見かねて、こういうことで学校側に申し入れをしたら、学校側は取扱ってくれないと。何とかその辺も委員会の皆さんにお話しを通して、もうちょっとよくなるような方向で力を貸してほしいと。こういう声があるわけであります。御承知のように、ソフトにしましても、野球にしましても、あるいはその他の格技にしましても、現在嘉手納中学校は泣かず飛ばずといいますか、これといった成績は残しておりません。その辺について、もう一度お互いに考えてみる必要があるんではないかと思いますけれども、そういった指導をしてもらうために、謝礼金を先生方にあげてるけれども、実際としては指導なされていないということについては、私は納得いかないわけでございます。むしろボランティアの皆さんにあげて、子供達みてもらったほうが、成果も効果も出てくるんじゃないかと思いますけれども、そういう点も含めて御答弁願います。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎教育次長(兼村憲信君)  お答えいたします。部の先生方には1部につき4,000円の報酬を支払っております。金城議員の御質問のように、ただ良くない風評が聞こえるわけでございますけど、教育委員会といたしましては、教育長を中心にそして学校教育課長共々、以前から学校にはそういう指導をしているわけで、最近になりましても、校長を教育長が呼びまして指導をしました。そしてその後、学校の部活動がどうなっているのか、どう機能しているのかということを報告を求めています。それによりますと、全部で子供達の一番少ない部が7名です。13部ほとんど機能しておりまして、1年生の男子が69人、女子が26人、2年生が68人、そして女子が29人、3年生が66人、女子が39人ということで、学校全体では295名の生徒が部に入って部活動をしております。これからも教育委員会としては、ますます強力な指導をやっていきたいと、このように考えております。 更に先程、金城議員の御質問の中にボランティアとして協力を申し入れたが、学校当局が断ったということがございますが、それは事実でございましたけれども、その後、学校側が受け入れまして、3名の方だと思いますが、いま子供達の練習の面倒をみていると思います。 ○議長(宮平永治君)  これをもって10款教育費の質疑を終わります。次に11款災害復旧費153ページから154ページであります。 質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(宮平永治君)  11款災害復旧費の質疑を終わります。 12款、13款、14款一括して質疑を受けたいと思います。12款公債費、13款諸支出金、14款予備費についての質疑を行います。 10番 田仲康栄君。 ◆10番(田仲康栄君)  155ページの公債費の関係ですけれども、平成6年度の年度末の残高総額とですね、それと町民一人当たりの負担額と末現在にどのくらいのパーセントまでいくのか、お聞きしたいというふうに思います。 それから157ページの予備費の問題ですけれども、これは前年度より1,000万円の減額ということになりましたけれども、この額で大丈夫ということで減にしたのか御説明いただきたい。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  地方債の6年度末における、借入残高についてですけど、この資料の一番最後のほう174ページにございまして、当該年度末現在高見込額ということで、34億782万円になります。町民一人当たり1万4,100名として考えた場合には、24万1,689円ということになります。これに関しまして、例年町民のほうの負担がということで、御質問が出るわけですけれども、町民の皆さんがこの借入残高について、いろいろと不安あるいは町の起債関係について、行政に対する不安等があったら困りますので、嘉手納町のそういった資産といいますか、町民の資産等についても、少しだけ説明をさせていただきたいというふうに思います。町民の資産としては、土地関係で178万1,132平米保有しております。その中で軍用地が108万4,571平米と。あとはそれぞれの施設のために改良してきたものでありますけれども、それをどういった形で、現在の評価という形で積算をしてみますと、軍用地関係においては、だいたい現在の町が受け入れている軍用地料約2億7,000万円ございますけれども、これが民間の相場を含めて25倍ぐらいで売れるとして考えた場合には、67億6,700万円余になります。それからそれ以外の土地としての資産が69万6,000平米余ありますので、これが平米あたり現在の評価で6万円と考えた場合には、417億9,300万円余となります。 それからこれはあくまで建物だけですけれど、これが建築時における単位ということを考えた場合に、103億2,300万円余ございます。そういった形で町民の資産として、全体として588億8,400万円余、町民の資産があるというふうに思っております。町民一人当たりに直しますと417万6,000円という資産を保有していると。それからそれ以外の基金関係16億4,000万円基金を持っています。これはひとつの定期貯金と考えた場合に含めまして、町民一人当たりとしては、429万円2,000円余の資産を保有しているというふうに理解をしております。 それから当然のことながら土木関係、道路関係等々これはこの中に含まれておりませんので、現時点において、町民資産としては実質的に一人当たり500万円程度の資産があるものだというふうに思っています。そういった意味で確かに現在、町民一人当たり24万1,000円の地方債の残高がありますけれども、しかしながら全体として、これはあくまでも事業をしていくことによって、生じた地方債の残額でありますので、これから町民にもそういった意味で、資産の保有も含めてあるんだということを理解いただければありがたいというふうに思っております。 予備費の1,000万円減につきましては、当初でも御説明しましたように、どうしても予算を編成する段階で必要であったということがひとつあります。これで足りるのかという問題になりますと、例年でしたら、昨今の職員のベースアップ等も考えた場合になんとか、この範囲でおさまると考えております。 ◆10番(田仲康栄君)  公債比率はまだ言ってませんので、あとで答弁して下さい。 私もそれを聞いて初めてびっくりしたんですけど、一人当たり500万円の資産をもっているといったら、大金持ちだなあと感じが私しているのですが、だからといってね、あとでパーセントが出ると思いますけど、この前も議員研修会がありまして、全国的な資産それから県内の状況が出ていて、やっぱりパッと見たら嘉手納の場合は高いわけで、もしそうだとすれば少なくとも15パーセント以上いくだろうと思うんですよ。それを例えば自治省が言っているような形で、確かに仕事をすることによって借金を抱えるというのは、どこの市町村でもお同じなんですよ。だからといって、そこをいっぱいやれば良いというもんじゃないと思うんですよ。やはり自治省がいろいろ指導もしているし、いろいろ言っている中身は10パーセント以下が健全財政につながるもんだということは、はっきりしているんです。もし仮にそうだとすれば、嘉手納町で10パーセント以内になるとすると、あと何年かかりますか。 ○議長(宮平永治君)  答弁を求めます。 ◎企画総務部長(伊波昭夫君)  公債比率につきましては、平成5年度現在15.7パーセントでございます。ただここにも一つ問題がありまして、この中には、あくまでも自治省が定める基準財政需要額におけるパーセント提示であります。従いまして、基地交付金関係約7億円余りとあるのですけれども、それはその分母として入らないものですから、15.7パーセントになっております。実質的には13パーセント程度ということに、これを分母としていれた場合にですね。ということになります。10パーセント以内ということなかなか難しい問題でありまして、これから建設も含めて事業をやっていくのか、いかないのかという問題もあります。特に平成7年度あたりから予定をしております、ごみ処理施設の問題あるいは学校の改築の問題等々考えた場合に、10パーセントということについては、なかなか至難な状況にあるというふうに思っております。ただ毎年度、毎年度できるだけ起債する額を押さえていくという努力については現在もやっておりますし、6年度においてもできるだけ一般財源で振替られる分については、起債の分を振替えていこうというふうに思っております。そういった意味からして、その年度、年度において努力をしながらやっていきたいというふうに考えております。 平成6年度末では15.5で0.2ポイントばかり平成5年度末よりは落ちるということになります。 ○議長(宮平永治君)  これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第49号は、総務財政常任委員会に付託することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(宮平永治君)  「異議なし」と認めます。従って議案第49号は、総務財政常任委員会に付託することに決定いたします。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 △午後4時53分 散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 嘉手納町議会議長 宮平永治 嘉手納町議会議員 花城康次郎 嘉手納町議会議員 仲本弘吉...