平成22年第4回 6月
定例会 平成22年第4回
松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 平成22年6月28日(月曜日)午前10時開議 第1
委員長報告(議第151
号議案~議第167
号議案、承認第1
号~承認第25号、陳情第21号・陳情第22号、宍道湖・
中海問題等対策特別委員会中間報告) 第2 表 決 第3
委員会提出議案第2号
高齢者の
肺炎球菌ワクチン接種への
公費助成等に関する
意見書について 第4 閉 会────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件
委員長報告(議第151
号議案~議第167
号議案、承認第1
号~承認第25号、陳情第21号・陳情第22号、宍道湖・
中海問題等対策特別委員会中間報告) 表 決
委員会提出議案第2号
高齢者の
肺炎球菌ワクチン接種への
公費助成等に関する
意見書について 閉 会────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名) 1 番 野 津 直 嗣 2 番 貴 谷 麻 以 3 番 野 津 照 雄 4 番 川 島 光 雅 5 番 石 倉 徳 章 6 番 田 中 明 子 7 番 畑 尾 幸 生 8 番 吉 金 隆 9 番 森 脇 幸 好 10 番 山 本 勝 太 郎 11 番 松 蔭 嘉 夫 12 番 南 波 巖 13 番 津 森 良 治 14 番 森 脇 勇 人 15 番 宅 野 賢 治 16 番 川 井 弘 光 17 番 桂 善 夫 18 番 斎 藤 菊 市 19 番 加 藤 富 章 21 番 篠 原 栄 22 番 加 本 市 郎 23 番 林 干 城 24 番 田 中 弘 光 25 番 片 寄 直 行 26 番 森 脇 敏 信 27 番 三 島 良 信 28 番 石 倉 茂 美 29 番 飯 塚 悌 子 30 番 田 中 豊 昭 31 番 立 脇 通 也 32 番 比 良 幸 男 33 番 出 川 修 治 34 番 三 島 進───────────────────────欠 席 議 員(1名) 20 番 板 垣 亨───────────────────────
事務局職員出席者 事務局長 落 部 厚 志 次長 久 保 田 賢 司
議事調査課長 桔 梗 和 夫 書記 永 島 真 吾 書記 門 脇 保 書記 長 嶋 一 郎 書記 大 野 俊 之 書記 永 見 玲 子 書記 古 川 進───────────────────────説明のため出席した者 市長 松 浦 正 敬 副市長 小 川 正 幸 副市長 中 村 光 男
政策部長 川 原 良 一
総務部長 野 津 精 一
総務部次長 意 東 茂 喜
財政部長 宅 和 勝 美
産業経済部長 能 海 広 明
観光振興部長 森 秀 雄
市民部長 菅 井 純 子
健康福祉部長 渡 部 厚 志
環境保全部長 青 木 保 文
都市計画部長 安 井 春 海
建設部長 中 島 広
会計管理者 荒 川 具 典
消防長 林 繁 幸
教育委員会委員長久 保 田 康 毅
教育長 福 島 律 子 理事 友 森 勉 副
教育長 瀧 野 一 夫
水道局長 原 憲 二
水道局業務部長 松 浦 俊 彦
水道局工務部長 内 田 貞 文
ガス局長 松 本 修 司
交通局長 清 水 伸 夫
市立病院院長 錦 織 優
市立病院事務局長星 野 芳 伸─────────────────────── 〔午前10時00分開議〕
○議長(
三島進) おはようございます。これより本日の会議を開きます。───────────────────────
△日程第1
委員長報告
○議長(
三島進) 日程第1は「
委員長報告」であります。
今期定例会において各
常任委員会の審査に付した議第151号「松江市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例の一部改正について」から議第167号「
市道路線の認定について」まで議案17件及び承認第1号「
専決処分の報告について」から承認第25号「
専決処分の報告について」まで承認25件並びに陳情2件を議題とし、
所管委員会における審査の経過並びにその結果について、それぞれ
委員長の報告を求めます。 なお、宍道湖・
中海問題等対策特別委員会において調査中の事項について、
会議規則第44条第2項の規定により
中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際これを許します。
森脇幸好総務委員長。 〔9番
森脇幸好議員登壇〕
◆9番(
森脇幸好)
今期定例会において
総務委員会に付託になりました議案7件、承認12件、陳情1件について、6月18日に
委員会を開催し審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議第151号「松江市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、
執行部より、
施行日が6月30日となっているのは、もととなる育児・
介護休業法の
施行日が6月30日で民間、公務員があわせて適用になるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第152号「松江市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」は、質疑、意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第153号「松江市職員の
退職手当に関する条例の特例に関する条例の制定について」は、質疑に対し、
執行部より、
早期退職者の
予想人数は最大60名を見込んでいる。
職員構成で30歳以下が少ない構成となっているのは、
新規採用者を
退職者の5分の1程度としているためである。今後も400人
削減計画は着実に実施していかなければならない。また、東出雲町と合併しても、
削減計画は粛々と進め、
人事管理の適正化を引き続き行うとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第154号「松江市
税賦課徴収条例の一部改正について」は、質疑、意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第155号「松江市
火災予防条例の一部改正について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第163号「
損害賠償の額を定めることについて」は、質疑に対して、
執行部より、公用車の事故が多いため、朝礼時に
公用車運転の
注意指導を重点的に行うとともに、警察の
交通指導担当者を迎え、全職員を対象とした
職員研修を行っている。また、初めて
公用車運転をする者には実地で適性を検査し、合格した者に
運転許可を与えているとの答弁があり、討論では、警察や上司から話を聞くだけでなく、もう少し踏み込んだ
安全対策に取り組んでいただきたいとの意見があり、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第164号「
損害賠償の額を定めることについて」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第1号「
専決処分の報告について(松江市職員の
退職手当に関する条例の一部改正について)」は、質疑、意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第2号「
専決処分の報告について(松江市
税賦課徴収条例の一部改正について)」から承認第4号「
専決処分の報告について(松江市
都市計画税条例の一部改正について)」までの承認3件は、関連があるため
一括議題とし、承認第2号では、質疑はなく、討論で一委員より、国会での経過を踏まえ正確な議案を提出していただきたいという意見があり、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。承認第3号、承認第4号ともに質疑、意見はなく、それぞれ採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第5号「
専決処分の報告について(松江市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正について)」は、質疑に対し、
執行部より、
賦課限度額を上げることについては義務づけでないとの答弁があり、討論で一委員より、今年度の松江市の
国保料値上げとセットの
条例改正になっており反対との意見があり、採決の結果、挙手多数により承認すべきものと決しました。 承認第6号「
専決処分の報告について(松江市
国民健康保険条例の一部改正について)」は、質疑に対し、
執行部より、
保険財政共同安定化事業及び
高額医療費共同事業は松江市も対象となっており、拠出額より受け入れた額が多く、他の市町村より有利に働いたとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第7号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
一般会計補正予算(第7号))」中は、質疑に対し、
執行部より、
宍道支所と一緒に耐震診断した庁舎が
玉湯支所、
島根支所で、
島根支所は何らかの補強が必要である。その他の庁舎は新
耐震基準でつくられており、
八雲支所は木造で古いため別の方向で検討する。また、支所のあいた
スペースについては、
遊休財産活用検討委員会を設け、
島根支所での学習塾の貸し出しなど、可能な限りの
有効活用を行っている。また、
宍道支所の改修では、支所で
自治会の会合などが行われているが、
会議室がなくなるので、
商工会館等の
会議室を確保させていただきながら利便性を維持していきたいなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第8号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号))」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第9号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第10号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第5号))」、承認第21号「
専決処分の報告について(平成22年度松江市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号))」、承認第25号「
専決処分の報告について(平成22年度松江市
鹿島有線テレビジョン放送事業特別会計補正予算(第1号))」の承認4件の
専決処分の報告については、質疑、意見はなく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく承認すべきものと決しました。 陳情第22号「市民の利用しやすい
情報公開の推進を求めることについて」は、
執行部にも同様のものが提出されており、
複写料については合併後5年を経過したので、
関係部局と協議し、県並みの白黒10円、カラー50円にする方向で調整している。また、ことし4月に
組織機構の見直しを行い、
情報公開室の室長1、職員1の2名体制から
総務課法制・
情報公開係の係長1、職員3の4名体制とし、近年
公開請求の内容が高度化、専門的なものに対応するため、充実した体制にした。さらに市民が利用しやすい制度に取り組み、その中で
請求者の
プライバシーの確保に十分配慮するとの説明がありました。 質疑に対し、
執行部より、
複写料金の
引き下げは次年度から実施する方向で
最終調整をしている。複写に係る経費に実際に
人件費を入れると、1枚20円どころではなくもっと高額になる。また、
受付場所が総務課の一部であるが、請求のやりとりを他の職員に聞かれたくない場合は、近くの機密性のある部屋で対応する。さらに、受け付けは難しいものではないが、公開時にはそれなりの知識が必要であるなどの答弁がありました。 討論では、一委員から、1番目の項目は
引き下げを検討されているが、2番目の項目は4名の職員を担当させており、市の窓口はほとんど
個人情報を取り扱う部署で、必要な場合は個室も用意されていることから本陳情は不採択。 また、一委員からは、
情報公開請求の趣旨から
プライバシー保護が最重要で、市民の利用しやすさを考えると、陳情で言われている体制が必要。
行財政改革を徹底すると
情報公開の趣旨から外れることになるので本陳情は採択との意見がありました。 意見が分かれましたので、挙手による採決の結果、
挙手少数により陳情第22号は不採択とすべきものと決しました。 以上で
総務委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより
総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
吉金隆教育民生委員長。 〔8番
吉金隆議員登壇〕
◆8番(
吉金隆)
今期定例会において
教育民生委員会に付託されました議案4件、承認2件、陳情1件につきまして、去る6月21日に
委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第156号「
松江市立女子高等学校授業料、
入学料及び
受検料条例の全部改正について」では、質疑に対し、
執行部より、
高等学校においては、これまでも
授業料のほか
模擬試験のお金などと合わせて月額2万円程度納めていただいていた。今後も
授業料以外のお金は必要であることから、奨学金は引き続き維持する考えであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第157号「
松江歴史館の設置及び管理に関する条例の制定について」では、質疑に対し、
執行部より、
歴史館の規模と
学芸員の数の関係について、
博物館法には特に規定はない。現在の正職員3名、嘱託員1名体制で当面やっていくが、
松江歴史館がどのような分野で研究をするかによって、臨時的にふやしたり減らしたりすることになる。
歴史館運営協議会委員については、
博物館法第21条に、
博物館協議会委員は
学校教育及び
社会教育の
関係者、
家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに
学識経験のある者の中から、
当該博物館を設置する
地方公共団体の
教育委員会が任命すると規定されているので、教育、
地域活動の
関係者だけでなく、
周辺施設と連携しながら誘客を図っていくという意味でも、
観光関係の実績のある方など、いろいろな分野の方に入っていただきたいと考えている。
歴史館の
運営方法について、松江市においては近世の
学芸員を置く本格的な博物館を初めて運営することになる。その
管理運営については、市民の財産である
歴史資料を保存、研究する
学芸部門は恒久的に市が担うべきであるが、展示、
体験学習、PRなどについては、将来的に地元のことをよく理解する方に
指定管理をゆだねることになると思っている。しかし、運営に必要なノウハウのないまま委託するわけにはいかないので、数年は直営とし、導入に向けた検証を十分に行いたい。 条例の施行を8月1日とすることについては、現在の準備、
建設体制から、開館後の運営、PRを見越しての
運営体制としたいと考えているためである。 初年度の目標数については、来場者は25万人、
入場料収入は1億円を目指したいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第159号「
松江市立城北小学校屋内運動場建設(建築)工事の
請負契約締結について」では、質疑に対し、
執行部より、この契約は建物だけで、電気、
機械等の設備は別である。また、
入札参加は3社で
落札率は94.08%であるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第160号「
松江市立津田小学校南校舎大
規模改修(建築)工事の
請負契約締結について」では、
執行部より、入札の状況としては6業者が参加し、
落札率は87.58%であるなどの説明を受けました。 その後、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第7号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
一般会計補正予算(第7号))」中では、質疑に対し、
執行部より、
繰越明許費の増加については、国の
経済対策が3月に行われたことが理由であると認識している。
思いやり駐車場整備事業について、内容は線引きと
看板設置である。線引きについては、支所、
観光施設、
体育施設などの20施設で実施し、看板については支所、
観光施設、
保健施設、
体育施設、
文化施設、
公民館等43施設に50基設置したものである。
ホームヘルパー資格取得支援事業により資格を取得した90名のその後の状況については、調査を行った結果、65名からの回答を得た。
介護現場への就職を希望された方は54名で、うち38名の方が介護にかかわる仕事についている。
私立保育所運営費の
減額補正については、
保育単価の減額が主な理由である。
保育単価はほとんどが
人件費で、近年上昇が続いていたことから、平成21年度においても2%程度の上昇を見込んで
予算計上をしていたが、逆にこれが減額となったため、大幅な減額となったものである。
私立保育所の
特別保育事業費については、
延長保育や一時預かり、
特定保育に関する経費を補助するものであるが、
延長保育で
人件費に相当する
補助基本額の部分で、基準である460万円に満たず、実際にかかった経費の交付となった園が6園あったため差額が生じ、
減額補正となったものである。
放課後子ども教室の必要性に関して、小学生の放課後のあり方については、現在非常に多様化している。そのような状況の中で、
教育委員会でもワーキンググループを立ち上げ、そこに
学校現場の先生方にも入っていただき、一緒になって今後どのようにしていくべきかを検討していきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第11号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
介護保険事業特別会計補正予算(第5号))」は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 陳情第21号「
子ども手当の廃止を求める
意見書の提出に関することについて」では、質疑に対し、
執行部より、所得税、住民税の
扶養控除が廃止された場合に、控除と手当の関係で、松江市で
保育料、
市営住宅家賃なども含め、マイナスの影響がどのくらい出るかということについては、モデルケースでの試算はできるが、市全体の影響額を算出することは困難であるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、基本的にこの
子ども手当は消化不良であり賛成ではないが、民主党でもいろいろ批判を受けて、1万3,000円以上の部分をどうするか、変えようとしているところもあり、もう少し検討したいと思うので
継続審査との意見があり、採決の結果、
全員異議なく閉会中の
継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の
継続審査となりました陳情1件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいいただきますようお願いいたしまして、
教育民生委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより
教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
松蔭嘉夫経済委員長。 〔11番
松蔭嘉夫議員登壇〕
◆11番(
松蔭嘉夫)
今期定例会において
経済委員会に付託になりました議案1件、承認5件につきまして、去る6月22日に
委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第165号「
公有水面埋立に関する意見について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第7号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
一般会計補正予算(第7号))」中については、質疑に対し、
執行部より、旧
日銀松江匠工房修繕事業費については、
カラコロ工房の空調のオーバーホールに係る修繕を行うものであり、年度内の
事業完了が困難なため、平成22年度に繰り越して事業を行うものである。
観光誘致宣伝事業費については、観光客に配付する
着地型パンフレットの印刷と、
首都圏等で配付する
誘致型パンフレットを増刷するものである。
指定管理料の返還金については、
小泉八雲記念館、城山、
武家屋敷の
指定管理に関し、平成21年度の収入額が
年度協定書で定める
収入基準額を下回ったため、協定書に基づき、その下回った金額の50%の返還を受けたということである。
小型漁船の
緊急通報システムの
普及率については、松江市管内で
漁業無線を装備した
小型船舶は126隻であり、そのうち
緊急通報システムを追加設置された船舶は27隻で、
普及率にすると約22%である。 強い
水産業づくり推進事業については、美保関の
片江地区に面積2,000平米の築いそを造成するものであり、
造成箇所を2カ所に分けて自然石を1,400立米投入する計画である。 鹿島・
島根栽培漁業振興センターの状況については、基本的に
栽培漁業センターが持続可能な形で維持運営できるように
詳細調査の上、見直しも含めて検討しているところであり、きちっとした検討結果が出たところで報告させていただく予定である。
漁協組織緊急再編対策支援事業費県補助金については、先ごろ竣工式を迎えた
恵曇冷凍冷蔵庫の
工事費と
宇井地区の
製氷工場等の
既存施設の撤去に伴う
請負差金により、全体の
事業費が減ったことに伴い、県からの
補助金が減額になったというものである。 テルサの
行政財産使用料の
増額要因については、テルサ内に入っているテナントに対して、用具の
保管場所として新たに施設の一部を貸し付けたことが主な理由である。なお、今のところ、他に大幅に歳入が見込めるような
有効活用できる
スペースはない状況である。
水産業費の中で、
財源更正により
国県支出金の額が大きく変更になっていることについては、
栽培漁業センターの
殺菌装置に対する
施設規模の検討において、若干規模を縮小した関係から、交付金を減額して
一般財源に振りかえたものが主要な部分であり、その他には
水産業撤去費等にかかわるものであるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第15号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
湖南誘致企業団地建設事業特別会計補正予算(第1号))」及び承認第16号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市第二
内陸工場団地建設事業特別会計補正予算(第1号))」については、それぞれ質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第17号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市第二
卸商業団地建設事業特別会計補正予算(第1号))」については、質疑に対し、
執行部より、
分譲区画の状況については、全35区画のうち
分譲済みが33区画、未分譲が2区画で、分譲率は93.97%である。残り2区画の
売却目途については、区画の面積をさらに分割して売却できないかというような話はあるが、なかなかマッチングせず、成立していない状況であり、引き続き売却に努めていくとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第20号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市ガス事業会計補正予算(第6号))」については、関連して経営状況の質疑に対し、
執行部より、経営状況については、現在の起債残高は約57億円であるが、営業努力に加え、今後投資を抑えていくことにより、毎年約4億3,000万円程度を償還することができるものと考えており、年々着実に起債残高は減少していくものと思っている。 民営化の目途については、相手のあることなので具体的にいつごろになると明確には答えられないが、起債残高を減らしていき、事業価値と同等以下にするとともに、平成22年度以降、単年度収支で毎年黒字を出し続けることが大切であり、そのように最大限努力していくとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 以上で
経済委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより経済
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって経済
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人建設環境
委員長。 〔14番森脇勇人
議員登壇〕
◆14番(森脇勇人)
今期定例会において建設環境
委員会に付託となりました議案5件、承認9件について、6月22日に現地視察、23日に
委員会を開き審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第158号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」では、質疑に対し、
執行部より、ただし書きの土地の利用状況に照らして周辺環境を害するおそれがないと認めるものとは、その地域に定められている用途地域で建築できるものが判断基準になってくる。建築等許可申請手数料の18万円の根拠は、国が定めた金額であるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第161号「市営東朝日町アパート3号棟全面的改善(建築)工事の
請負契約締結について」では、質疑に対し、
執行部より、昨年度改善した2号棟は2戸を1戸に改善するものがあったが、今回の3号棟は今までの住居に浴室を設け、全面的に改善をするものである。この建物の耐震については、もともと確保されており、今回の改善は耐震にかかわるものではないなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第162号「財産の取得について」では、質疑に対し、
執行部より、今回更新するごみ収集車4台は、平成9年度登録されたもので、1日に80キロメートルから120キロメートル走ってきたものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第166号「
市道路線の廃止について」及び議第167号「
市道路線の認定について」は、いずれも関連がありますので、
一括議題といたしました。 質疑に対し、
執行部より、今回廃止する部分は、県道と市道の重複認定がされている部分で、このたび県が供用開始の告示を行い、今後県が管理をするため、市では廃止するものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第7号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
一般会計補正予算(第7号))」中については、質疑に対し、
執行部より、集落排水事業特別会計繰出金は、総務省基準外の
一般財源持ち出し分が発生しているが、当面こういう状態は続いていく。下水道事業特別会計繰出金は基準外のものはない。今後は公設浄化槽事業特別会計も含めた3会計トータルを見合わせながら事業経営をしていきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第12号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第8号))」については、質疑、意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第13号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市公設浄化槽事業特別会計補正予算(第4号))」については、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第14号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市集落排水事業特別会計補正予算(第6号))」については、質疑、意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第18号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市駐車場事業特別会計補正予算(第2号))」については、質疑に対し、
執行部より、
指定管理料の返還については、
指定管理者にインセンティブを与える考え方によるもので、業者のモチベーションが下がるというものではないなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第19号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第7号))」、承認第22号「
専決処分の報告について(平成22年度松江市八雲地域開発事業特別会計補正予算(第1号))」、承認第23号「
専決処分の報告について(平成22年度松江市駐車場事業特別会計補正予算(第1号))」の承認3件については、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第24号「
専決処分の報告について(平成22年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第1号))」については、質疑に対し、
執行部より、下水道事業特別会計では、資本費が徐々に減ってきている傾向があり、接続勧奨により接続率、収納率は上がってきているが、平成19年度からの資本費平準化債の借り入れによる償還金のため、今年度はわずかに赤字が出ているのではないかと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 以上で建設環境
委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより建設環境
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 石倉茂美宍道湖・中海問題等対策特別
委員長。 〔28番石倉茂美
議員登壇〕
◆28番(石倉茂美) 宍道湖・
中海問題等対策特別委員会に付託されました調査事項につきまして
中間報告をいたします。 本特別
委員会は、これまで現地視察、
委員会を開催し、調査研究を行いましたので、その経過につきまして御報告申し上げます。 初めに、4月30日には斐伊川放水路、志津見ダム、尾原ダム等の現地視察を行い、国土交通省出雲河川事務所より事業の進捗状況について説明を受け、また5月26日には大橋川上、中、下流部、朝酌川合流点、本庄護岸等の視察を行い、現地の状況等について
執行部より説明を受けたところでございます。 6月1日の特別
委員会では、今後20年間の斐伊川水系の治水対策事業を盛り込んだ斐伊川水系河川整備計画(案)がまとめられ、この計画につきまして国土交通省中国地方整備局出雲河川事務所より説明を受けたところでございますが、その際、質疑に対し、
執行部より、中海と宍道湖の水位差については、水位差が平均的に10センチあると言われており、宍道湖から中海に水が流れており、日本海の潮位が上がったときには流れが逆転することになる。 国交省の水位観測所のゼロ点については、宍道湖、大橋川、中海に水位観測所があるが、標高に対してすべてゼロ点が合っていないので、その点について検討している。 宍道湖と中海の水位差による大橋川の流下能力の変化については、この河川整備計画(案)では宍道湖の水位が最大2.5メートル、中海については1.3メートルとしており、ピークの水位で最大流量を1,600トンで策定している。このため、計画では、流下能力を最大で1,600トンの流量を確保しておかないと、宍道湖の水位が2.5メートルを超えるということである。また、水位差の変動により1,600トン流れるときもあり、水位差が小さくなると流量が少なくなることもあるので、説明の際には誤解がないようにしたい。 また、モニタリング等の組織については、河川整備計画(案)が策定されたので、学識者、沿川の市町の
関係者による構成でモニタリング協議会の設置を具体化していこうと考えているとの答弁がありました。 次に、6月22日の特別
委員会では、斐伊川水系河川整備計画(案)国管理区間に係る島根県からの意見照会に対する松江市の基本的な考え方について説明を受けました。 その内容は、1つ、松江市の浸水被害の軽減を図るためには、本河川整備計画が策定され、その計画に基づいて一刻も早く宍道湖・中海護岸堤を含む大橋川改修事業が着手されることが重要である。 2つ、本河川整備計画(案)については、早期着手要望の強い中下流部や浸水被害を受けた箇所の早期整備など、松江市の意見も取り入れられており妥当である。 3つ、本河川整備計画(案)について特に異存はないが、事業実施に当たっては、環境への影響など事業実施後の課題点もあると認識しているとの説明があり、質疑に対し、
執行部より、塩分濃度の上昇については、一般市民の方よりシジミ漁をされている方が心配をしておられる。環境に影響を与える時期は放水路完成後であり、その時期まで監視をし、河川整備計画(案)にあるように、事業実施後も環境モニタリングを実施していくことはさまざまな機会で説明をしている。 大橋川改修にあわせた背後地のまちづくりについては、どこまでの範囲を大橋の工事にあわせてまちづくりをしていくかということも、何回か地元と話し合っている。それについて、今何案か絞り込み作業等をしており、いずれ河川整備計画が決まれば設計協議に入り、早く着手できるところと時間をかけて課題を整理するところは、この河川整備計画(案)の事業工程で定めてあるので、工事と並行して関係の皆様方と話し合いをしたいと思っている。 また、東本町のかさ上げについては、国交省と協議をしながら進めていきたいとの答弁がありました。 河川整備計画(案)に対する意見では、住民合意を得るためには、計画(案)を個別に説明をして上流、中流、下流の住民との意見交換の場を経る必要があるが、まだその段階を経ていないと思われるので、松江市として河川整備計画(案)に対する回答をするのは時期尚早である。 事業実施に当たっては、国、県、市が連携して進めることが重要であり、モニタリング調査など継続的に行っていただき、一刻も早くやれるところからやっていただきたい。 また、今後朝酌町矢田地区において家屋移転等が生じると思うが、ホーランエンヤの組織が守れるような提案をお願いしたい。 大橋川改修にあわせた背後地のまちづくりで、南側の区画整理について及び東本町のかさ上げについての方向性を明確にしていただきたい。 一刻も早く事業着手をしてもらいたい。その地域の住民への最大限の配慮をし、情報提供や意見集約など積極的に行っていただきたい。 治水対策は本当に早くやらないといけない。市民の理解を一つ一つ得て、前に出ていくことが大事であるなどの意見がありました。 これまでの特別
委員会の経過について申し上げましたが、終わりに大橋川改修事業につきましては、昭和57年以降、事業が中断いたしておりましたが、昨年の12月19日に大橋川改修事業について島根、鳥取両県知事が合意され、28年ぶりに事業再開となりました。 この斐伊川水系河川整備計画(案)につきましては、河川法に基づき国土交通省中国地方整備局より島根県に協議があり、島根県より松江市に対して意見照会があったところでございますが、
執行部におかれましては、回答に際しては本特別
委員会での意見を十分にしんしゃくいただきますようよろしくお願いいたします。 以上で宍道湖・
中海問題等対策特別委員会の
中間報告といたします。
○議長(
三島進) これより宍道湖・中海問題等対策特別
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって宍道湖・中海問題等対策特別
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより表決に入ります。 承認第5号「
専決処分の報告について」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は承認であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって承認第5号は承認されました。 次に、陳情第22号「市民の利用しやすい
情報公開の推進を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は不採択であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕