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  1. 世田谷区議会 2022-02-25
    令和 4年  2月 企画総務常任委員会−02月25日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年  2月 企画総務常任委員会−02月25日-01号令和 4年  2月 企画総務常任委員会 世田谷区議会企画総務常任委員会会議録第三号 令和四年二月二十五日(金曜日)  場  所 大会議室  出席委員(九名)    委員長         畠山晋一    副委員長        佐藤ひろと                上島よしもり                宍戸三郎                中村公太朗                桃野芳文                つるみけんご                あべ力也                そのべせいや  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主事       小山内沙希  出席説明員    副区長         中村哲也   政策経営部
       部長          加賀谷 実    政策企画課長      松本幸夫   総務部    部長          池田 豊    総務課長        後藤英一    区政情報課長      末竹秀隆    人事課長        好永 耕    職員厚生課長      増井賢一   財務部    部長          工藤郁淳    経理課長   阿部辰男   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第 六 号 令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第八次)   ・ 議案第 七 号 令和三年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 八 号 令和三年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 九 号 令和三年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 十 号 令和三年度世田谷区学校給食費会計補正予算(第二次)   ・ 議案第 十一 号 世田谷区基本計画審議会条例   ・ 議案第 十二 号 世田谷区個人情報保護条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十三 号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十四 号 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十五 号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十六 号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 十七 号 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例   ・ 議案第三十一号 大六天橋耐震補強工事委託契約変更  2.報告事項   (1) 次期基本計画の検討に向けた有識者との懇談会の実施について   (2) 令和三年度工事請負契約締結状況(十二月分・一月分)   (3) その他  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  5.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇     午前八時五十八分開議 ○畠山晋一 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 本日は、議案審査等を行います。  まず、委員会運営に関しましては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御協力をお願いいたします。  また、発言に当たりましては、お手元のワイヤレスマイクを御活用ください。  それでは、1議案審査に入ります。  議案データについては本会議フォルダにございますので、よろしくお願いいたします。  まず、議案第六号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第八次)」、議案第七号「令和三年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)」、議案第八号「令和三年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)」、議案第九号「令和三年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)」、議案第十号「令和三年度世田谷区学校給食費会計補正予算(第二次)」の五件につきまして一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。議案第六号から議案第十号までの五件につきましては一括して議題といたします。  本五件について、理事者の説明を求めます。 ◎加賀谷 政策経営部長 議案第六号から第十号までの補正予算案五件につきましての御説明を申し上げます。項目がかなり多い状況ですので、説明のお時間をいただくことになります。御了承願います。  それから、説明につきましては、御覧いただいている議案の予算の紙資料の右下のページ番号で説明のほうをさせていただきたいと思います。  それでは、補正予算書の右下の三ページをお開きください。議案第六号です。「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第八次)」でございます。  内容ですが、第一条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ百四十三億六千二百四十一万六千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三千七百八十三億五千六百六万三千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、次の四ページから七ページに記載しております「第一表歳入歳出予算補正」のとおりとなってございます。  次に、第二条です。繰越明許費につきまして、こちらは、八ページから一〇ページに記載の「第二表繰越明許費補正」のとおりとなってございます。  それから、第三条の地方債につきましては、一一ページに記載の「第三表特別区債補正」のとおりでございます。  次に、一五ページのほうにお進みください。議案第七号でございます。議案第七号「令和三年度世田谷区国民健康保険事業会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条ですが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ二十五億五千百十三万四千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ八百三十三億三千九百五十万四千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、次の一六ページから一七ページに記載の「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。  次に、二一ページをお開きください。議案第八号です。「令和三年度世田谷区後期高齢者医療会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条ですけれども、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一億五百五十八万一千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ二百二十四億二百六十五万七千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、二二ページに記載の「第一表歳入歳出予算補正」のとおりとなってございます。  次に、二五ページを御覧ください。議案第九号でございます。「令和三年度世田谷区介護保険事業会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条ですが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ三億九千十一万七千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ七百八億三千三百三十九万二千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、次の二六ページ、二七ページに記載の「第一表歳入歳出予算補正」のとおりとなってございます。  次に、三一ページを御覧ください。議案第十号でございます。議案第十号「令和三年度世田谷区学校給食費会計補正予算(第二次)」でございます。  第一条ですが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一千六百八十八万八千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三十一億一千七百十九万七千円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、三二ページに記載の「第一表歳入歳出予算補正」のとおりとなってございます。  続きまして、補正予算説明書に基づき御説明をいたします。  一般会計でございます。  ページ、少し飛びますが、右下の四二ページを御覧ください。一般会計の財政計画となってございます。表につきまして、左から順に、区分、年間収入見込額、既計上額、今次計上額、今後計上予定額となってございます。  既計上額欄は第七次補正までの内容を表しておりまして、今次計上額は今般の第八次補正の関係を示しております。  この今次計上額欄の内容として、一般財源として、特別区民税が百四億八千二百万円、特別区交付金の普通交付金が百十五億七百万円、その一つ下の前年度繰越金が八十四億一千二百万円、その他ですが、主に財政調整基金、それから減災基金からの繰入れの減額によるもので、マイナスの八十三億六百万円となっており、一般財源の合計では二百二十億九千五百万円を計上しております。  その下、特定財源ですが、国庫支出金が障害福祉サービスの増などによりまして四億三千九百万円、都支出金が待機児童解消区市町村支援事業の減などでマイナス七億二千万円、特別区債が特別区民税などの歳入の増額などを踏まえた借換債などの発行を抑制したことで、マイナスの七十五億一千三百万円となっており、特定財源合計ではマイナス七十七億三千三百万円の計上となってございます。  次に、四六ページをお開きください。四六ページ、四七ページですけれども、こちらは歳入歳出補正予算事項別明細書(第八次)をお示ししております。歳入では各款別の補正額、また四七ページ側が歳出の各款別の補正額と財源の内訳をお示ししております。  進んでいただいて、四八ページ、四九ページを御覧ください。こちらは補正予算款別計上額(第八次)をそれぞれ右左に分けてお示ししております。左側が、款、補正前の予算額、補正予算額、計、右側のページに行きまして、構成比、合計額の性質別内訳、財源内訳を一覧としてございます。  進んでいただきまして、五二ページ以降には歳入の状況を記載しておりますけれども、歳出予算の説明と併せての説明とさせていただきます。  それでは、九〇ページのほうにお進みいただけますでしょうか。九〇ページのほうが歳出の内訳で、最初に、議会費からになります。九〇ページ、九一ページが議会費の区議会議員報酬でございます。今般、報酬改定による減額、それから議会活動につきましては、常任委員会、行政視察の中止などで減額としてございます。  次に、九二ページを御覧ください。総務費でございます。ここからは総務費になりますので、進んでいただきまして、九四ページ、九五ページでございます。こちらは総務管理費の一般管理費で、まずは、私立幼稚園指導助成につきまして、対象児童数の減ということでの減額と、国等への償還金による増額となっておりまして、財源も併せて減額としてございます。  その下の幼稚園類似幼児施設助成につきましては、対象児童数の減により減額として、財源も併せて減額としております。  その下の庁舎建設等基金積立金、こちらは寄附金と運用利子の積立てを行っております。  その下、厚生会館維持管理につきまして、厚生会館の解体・設計委託の減額をしてございます。  次に、企画調整費ですけれども、おもてなしプロジェクト事業運営につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業縮小などによる減額で、財源も併せて減額としております。  その下の電子計算費ですが、システム開発及び改善から、一番下の基幹業務システム運用などにつきましては、自治体DX推進計画に基づきます、マイナポータルからのオンライン手続にかかる導入経費、庁内の次期情報化基盤の移行に伴う構築経費などにつきまして、令和三年度に一部前倒し計上するものでございます。財源の一部に国庫支出金と地方公共団体情報システム機構からの補助金を計上しております。  次に、ページを進んでいただきまして、九六ページを御覧ください。徴税費の賦課徴収費となってございます。特別区税等歳出還付及加算金につきましては、株式譲渡などによる配当割、所得割控除に伴う還付金について増額をしております。  次に、九八ページ、九九ページでございます。区民費の区民総務費でございます。ふるさとまつり協賛と梅まつりにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業中止による減額でございます。  その下の支所費、北沢地域支所・出張所改修につきまして、工事の前倒しによる北沢タウンホールエスカレーター改修及び松沢まちづくりセンターシャッターの改修経費を計上してございます。  その下の区民施設費ですが、北沢区民会館維持運営から砧区民会館維持運営につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響、それからワクチン接種会場使用に伴う指定管理料の増額をしております。財源は全額国庫支出金、都支出金の地方創生臨時交付金のほうを計上しております。  次の世田谷地域区民施設改修につきましては、工事の前倒しで、桜丘区民センターの非常用ガスタービン発電機修繕経費を計上しております。  次の玉川地域区民施設改修につきまして、工事の前倒しによる玉川台の区民センター空調室室外機の整備などの経費を計上しております。  次の砧地域区民施設改修、それから北沢地域区民施設改築工事につきまして、特別区債の減額による財源更正を行っております。その下、防災対策費の災害対策基金積立金は、寄附金と運用利子の積立てを行っております。  次に進んでいただきまして、一〇〇ページ、一〇一ページを御覧ください。健康村費の区民健康村施設整備でございますが、工事の前倒しによるなかのビレジの非常用発電機交換工事などの経費を計上しております。  次の区民健康村維持運営ですが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う指定管理料の増で、財源は全額地方創生臨時交付金を計上しております。  その下の文化・国際費ですが、文化振興基金積立金、それからその下の国際平和交流基金積立金、いずれも寄附金と運用利子の積立てでございます。  その下の文化施設費の文化施設保全につきまして、工事前倒しによる文化生活情報センターエレベーターの更新経費の増と、ワクチンの接種会場使用に伴う文化生活情報センターの階段柵改修を延伸したことによる減額をしてございます。  その下の文化生活情報センター維持管理につきましては、新型コロナウイルス感染症、それからワクチン接種会場使用に伴う指定管理料の増額で、財源としては全額国及び都の地方創生臨時交付金の計上をしております。  その下、スポーツ振興費の大蔵第二運動公園運動施設維持運営につきまして、こちらも新型コロナウイルス感染症の影響とワクチン接種会場使用に伴う指定管理料の増額とし、財源は全額国及び都の地方創生臨時交付金の計上でございます。  その下、二〇二〇東京オリンピック・パラリンピック気運醸成につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業中止などによる大会関連経費の減額をし、財源も併せて減額となってございます。  その下のスポーツ推進基金積立金、こちらは今後の行政需要に備えました基金の積立てと寄附金と運用利子を積み立ててございます。  次に、一〇二ページ、一〇三ページを御覧ください。こちらからは民生費となってございます。初めに、社会福祉費の社会福祉総務費ですが、地域保健福祉等推進基金積立金につきまして、寄附金と運用利子の積立てでございます。
     次の障害者グループホーム整備助成、その下、地域密着型サービス拠点等整備助成、一つ飛びまして、ケアハウス整備促進等事業、この三つの事業につきましては、整備の進捗状況等により減額を行い、財源も併せて減額としております。  次に、住宅手当緊急特別措置事業ですが、住居確保給付金の特例債資金の申請期限延長等に伴う増額で、財源の一部に国庫支出金を計上しております。  一番下の生活困窮者自立促進支援事業につきましても、生活困窮者自立支援金の申請期限の延長と再支給の実施等に伴う増額で、財源は全額国庫支出金を計上しております。  一〇五ページのほうを御覧ください。介護保険事業会計繰出金、それから国民健康保険事業会計繰出金後期高齢者医療会計繰出金、それぞれ特別会計における補正予算の計上に伴いまして、増額あるいは減額をしてございます。後ほど特別会計の説明に併せて説明をさせていただきます。  次の社会福祉施設への支援事業につきましては、執行状況を踏まえました感染防護用品の配送委託料の減額をしてございます。  その下の医療的ケア児の笑顔を支える基金積立金、こちらは寄附金と運用利子の積立てでございます。  その下の障害者福祉費ですが、障害者自動車利用支援につきまして、福祉タクシー券等の利用件数の減額をしてございます。  その下の障害児入所給付費、こちらは国への償還金を計上してございます。  その下の障害者自立支援給付につきまして、給付額の増などにより増額をしておりまして、財源の一部に国及び都の支出金、事業者からの返還金も合わせて計上してございます。  その下の障害者福祉施設建設費ですが、障害者通所施設建設工事について、工事の前倒しによるさら就労塾@ぽれぽれの解体工事費を計上してございます。  その下の障害者施設費ですが、配慮を要する児童への支援事業につきまして、報酬改定及び療育件数増に伴う委託料の増額で、財源については自立支援サービス収入等を計上してございます。  一〇六ページにお進みください。こちらからは児童福祉費ですけれども、児童福祉総務費になりまして、まずは、子ども家庭支援センター運営事業、その下の保育運営事業、いずれも国、都への償還金を計上してございます。  その下、認証保育所事業につきましては、運営費補助の減額及び新型コロナウイルス感染症の影響に伴う臨時休園等による施設への補助金、また、国、都への償還金も併せて計上しておりまして、財源の都支出金につきましては、各事業に合わせて増額をしているというものでございます。  次の家庭福祉員制度運営から単独施設型一時保育事業、こちらまではそれぞれ国、都への償還金を計上しております。  次の子育て支援事業につきまして、保育士等の住宅確保支援事業補助金と処遇改善のための個人給付の支給対象者数の減による減額と、国、都への償還金を計上しておりまして、財源の国・都支出金につきましては、各事業費に合わせて増額をしてございます。  次のセーフティーネットの整備につきまして、国、都への償還金を計上しております。  次の在宅子育て支援につきまして産前・産後訪問事業の増額及び国、都への償還金を計上しておりまして、財源として、国、都の支出金については、事業費に合わせて増減しているものでございます。  次の子ども基金積立金ですが、運用利子の積立てでございます。  次の子育てステーション事業につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業縮小要請による事業者への支援の経費、それから国、都への償還金を計上しております。  次の病児・病後児保育事業につきまして、国、都への償還金の計上でございます。  それから、子育てつどいの広場につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業縮小要請による事業者への支援経費、それから国、都への償還金を計上しております。  産後ケア事業につきましては、制度改正に伴う事業費の減額をし、併せて財源も減額となっております。  それから、養育困難家庭等ホームヘルパー派遣につきまして、利用世帯数の増により事業費を増額しておりまして、財源の一部に国庫支出金、都支出金を計上しております。  次の子どもの人権擁護の推進と子どもを育む地域活動の支援につきましては、国、都への償還金の計上でございます。  その下、認可外保育施設新制度移行支援につきましては、補助金の減額と国、都への償還金を計上しております。あわせて、次のページにわたりますけれども、財源の国・都支出金も計上しております。  一〇九ページを御覧ください。児童養護施設退所者等奨学基金積立金については、寄附金と運用利子の積立てでございます。  その下、母子生活支援施設整備については、私立母子生活支援施設の整備費に係る補助金の増額で、財源については全額都支出金を計上しております。  その下の児童措置費ですが、私立母子生活支援施設への保護委託について、国への償還金の計上でございます。  次の私立保育園運営について、建物賃借料等の各種補助金の減による事業費の減額と国、都への償還金の計上でございます。財源については、国、都の支出金について、各事業に合わせて増減をしております。  そのほかは、新型コロナウイルス感染者の影響に伴う休園による保育料の減などによる減額を行っております。  次の子ども医療費助成につきましては、助成件数の増により増額としております。  次の認定こども園運営につきまして、国、都への償還金の計上でございます。  次の特定地域型保育事業につきましては、保育士等のキャリアアップ補助金等の減額と国、都への償還金の計上で、財源の国・都支出金につきましては、事業費に合わせて減額としてございます。  その下の保育所費の区立保育園運営について、国、都への償還金を計上しております。特定財源については、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う休園等の保育料の減などの減額をしております。  その下の児童育成費の母子生活支援施設運営については、国への償還金の計上でございます。  次の学童クラブ運営につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う利用者の減により賄い費の減額でございます。  次の児童館キャンプについて、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う児童館キャンプの中止による減額で、財源のその他はキャンプ参加費の減額としてございます。  次に、一一〇ページにお進みください。保育児童施設費ですが、保育園改修について、工事の前倒しによる経堂保育園の玄関扉の改修工事費を計上しております。  次の保育施設整備については、財源更正として、事業者からの施設整備費補助金の返還金に係る諸収入の増額と一般財源の財源更正でございます。  次に、事業費の補正として、事業進捗による減額と国、都への償還金を計上しておりまして、財源は事業費の減額に合わせて国、都への支出金をそれぞれ減額としているものでございます。  その下の児童相談所費ですが、児童相談所運営と一時保護所運営については国への償還金の計上でございます。  児童福祉施設等への措置費支弁については、都立児童自立支援施設の改築等に係る経費の増額と、国への償還金の計上でございます。  次の児童養護施設等の体制強化事業について、児童養護施設等の生活向上のための環境改善事業補助金の増額で、財源の一部に国庫支出金を計上し、併せて国への償還金も計上をしているものでございます。  一一二ページへお進みください。こちら生活保護費の扶助費になります。生活保護法に基づく保護費につきましては、執行状況を踏まえた生活保護費の減額と財源についても併せて減額をしております。また、国への償還金も併せて計上をしてございます。  次に、一一四ページ、一一五ページになります環境費となります。清掃費の廃棄物対策費ですが、ごみ収集作業については、粗大ごみ収集経費等の増額となってございます。  次に、一一六ページ、一一七ページでございます。衛生費となります。衛生費衛生管理費の衛生総務費ですが、地域医療整備につきまして、医療機関等及び区内在住、在勤、在学の者を対象としました抗原定性検査キットの配布に係る経費の計上で、財源については全額地方創生臨時交付金を計上しております。あわせて、国への償還金もこちらのほうに併せて計上をしてございます。  一一八ページにお進みください。公衆衛生費の成人病予防費でございます。がん検診につきましては、子宮がん検診の受診者数の増により増額としております。  その下の母子保健費ですが、小児慢性特定疾病医療費給付について、給付件数の増により増額とし、財源の一部に国庫支出金を計上しております。  次に、一二〇ページを御覧ください。産業経済費となります。商工費の商工振興費となりまして、中小企業者経営支援につきまして、中小企業融資に係る利子補給の減による減額としております。  次の商業振興については、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う商店街へのイベント支援事業補助金の減額とし、財源も併せて減額としております。  一二二ページへお進みください。農業費の農業総務費でございます。農地の保全につきまして、農福連携事業への寄附金の計上に係る一般財源との財源更正を行っております。  次に、一二四ページへお進みください。こちらから土木費でございます。道路橋梁費の道路新設改良費ですが、都市型水害対策の推進につきまして、雨水浸透施設等の設置助成件数の増による増額とし、財源に都支出金を計上しております。  次の雨水貯留浸透施設整備(玉川・砧)から、歩道整備(玉川・砧)までにつきましては、それぞれ工事の前倒しによる整備工事費を計上してございます。  次の交通安全対策費ですけれども、自転車走行環境整備の推進について、こちらも工事の前倒しによる自転車走行位置表示設置工事費を計上しております。  次の橋梁新設改良費ですが、橋梁新設改良について、整備進捗による補助二一六号線四号橋の新設工事に係る埋設管等移設経費を減額してございます。  次に、一二六ページをお開きください。河川費になります。河川総務費ですが、水防対策について、工事の前倒しによる土のうステーションの増設に係る経費を計上しております。  次に、一二八ページを御覧ください。こちらから公園費の公園新設改良費になります。緑道整備から公園・身近な広場改修まで、それぞれ工事の前倒しによる工事費等を計上しております。  その下、緑化推進費の緑と水のまちづくりにつきまして、新型コロナウイルス感染症の影響に伴うせたがやガーデニングフェア二〇二一の中止による経費の減額としてございます。  その下、みどりのトラスト基金積立金については、今後の行政需要に備えた基金の積立てと運用利子の積立てを行っております。  次に、一三〇ページへお進みください。建築費の建築行政費となります。建築物耐震診断・補強工事について、事業進捗による耐震改修助成金などの増額を行い、財源の一部に国・都支出金を計上しております。  その下の住宅費の公的住宅改修工事については、工事の前倒しによる経堂四丁目住宅ほかエレベーター更新経費を計上しておりまして、財源は全額住宅基金繰入金を計上しております。  次の住宅基金積立金につきましては、運用利子の積立てでございます。  次に、一三二ページへお進みください。都市計画費の都市計画総務費ですが、鉄道沿線街づくりの推進につきまして、特別区債の減額を行うことによる財源更正を行っております。  その下の市街地開発費ですが、都市整備基金積立金については、今後の行政需要に備えた基金積立てと運用利子、それから国からの譲与財産売払い相当額の積立ても併せて行っております。  次の木造住宅密集地域解消については、事業進捗による減額とし、財源も併せて減額しております。  次に、一三四ページへお進みください。こちらからは教育費でございます。教育総務費の事務局費ですが、校務用電算機システム開発及び運用と、その下の教育用電算機システム運用、こちらについては教育DX推進に向けた統合型校務支援システムの構築及び統合支援チームの導入経費について、令和三年度に一部前倒し計上するものでございます。  次の教育指導費の教育研究校運営ですが、新型コロナウイルス感染者の影響に伴う東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会学校連携観戦の中止による減額となってございます。  次の世田谷九年教育の推進について、こちらも同様に新型コロナウイルス感染症の影響に伴う区立中学校の修学旅行延期等による運営経費を計上しておりまして、財源は全額地方創生臨時交付金の計上としております。  次の世田谷遊びと学びの教育基金積立金につきましては、運用利子の積立てでございます。  一三六ページへお進みください。教育振興費の私立幼稚園就園奨励について、支給対象児童数の減による減額で、財源も同様に減額としております。  その下の教育センター費ですが、教育会館維持管理については、プラネタリウム屋上防水改修工事の経費を計上しております。  次のほっとスクールの運営について、ほっとスクール城山の解体工事費を計上しております。  次の新教育センター整備については、特別区債の減額による財源更正を行っております。  その下、学校給食管理費ですが、学校給食費会計繰出金について、区立小中学校の分散登校に伴う発注済みの食材費に係る繰出金の増額としております。  一三八ページへお進みください。小学校費の学校施設充実費ですが、小学校の施設改修工事について、事業費の確定に伴う小学校の改修経費の減額と、工事の前倒しによる中町小学校のエアコン改修工事をそれぞれ計上し、財源の一部に国庫支出金を計上しております。  その下の学校施設建設費ですが、小学校改築工事について、特別区債の減額による財源更正を行っております。  次に、小学校改築事務について、スケジュール変更に伴う砧小学校改築経費の減額を行っております。  次に、一四〇ページへお進みください。こちらは中学校費の学校施設充実費になりますが、中学校施設改修工事について、事業費の確定に伴う中学校改修経費の減額と工事の前倒しによる玉川中学校のエアコン改修工事費をそれぞれ計上し、財源の一部には国庫支出金を計上しております。  その下、学校施設建設費ですが、義務教育施設整備基金積立金について、今後の行政需要に備えた基金の積立てと、寄附金と運用利子を積み立ててございます。  次の中学校改築工事について、特別区債の減額による財源更正を行っております。  次の中学校改築事務につきましては、スケジュール変更に伴う奥沢中学校施設整備基本計画策定経費の減額と、弦巻中学校改築経費、改築基本構想策定経費を令和三年度に前倒し計上しているものでございます。  次に、一四二ページを御覧ください。幼稚園費の幼稚園管理費ですが、区立幼稚園施設改修について、工事の前倒しによる区立幼稚園の手洗い場自動給水栓の取替えに係る経費を計上しております。  次に、一四四ページを御覧ください。社会教育費の社会教育総務費ですが、放課後の遊び場対策(BOP)について、国、都への償還金の計上です。  次の小・中学校施設開放について、工事の前倒しによる千歳中学校及び上祖師谷中学校の校庭照明工事費を計上しております。財源の一部として、スポーツ振興くじの助成金を計上しております。  その下の文化財費ですが、民家園の維持運営について、工事の前倒しによる岡本民家園の旧長崎家ほか住宅かやぶき屋根の改修工事費を計上しております。  その下の資料館費の郷土資料館改修工事について、工事の前倒しによるエレベーター改修工事費を計上しております。  一四六ページへお進みください。こちらは職員費でございます。それぞれ今般の特別区人事委員会勧告を踏まえました期末手当支給月数の引下げによる減額を行っております。  次に、一四八ページでございます。公債費でございます。こちらは財源の状況を踏まえて、満期一括償還に係る借換債の発行を取りやめさせていただくことでの財源更正を行っております。  次に、一五〇ページへお進みください。諸支出金の財政積立金になりますが、財政調整基金積立金としまして、今後の行政需要に備えた基金の積立てと運用利子の積立てでございます。  次の減債基金積立金について、運用利子の積立てを行っております。  一五四ページ以降は給与費の明細書となっております。後ほど職員費における補正と連動する内容ですので、お目通しをいただければと思います。  ページが若干飛びますが、一六八ページのほうにお進みください。一六八ページ、繰越明許費補正調書となってございます。こちらは一六八ページ以下、システム開発及び改善の事業、ほか四十二本の予算事業につきまして、それぞれ事業進捗、あるいは公共工事の前倒しに伴い、予算を令和四年度に繰り越して使用するというものとなってございます。  次に、一七八ページのほうへお進みください。特別区債の現在高調書でございます。今般の補正におきます特別区債の減額を反映した内容で内訳のほうを記載させていただいております。令和三年度中の増減見込み額、こちらのほうが内容でございます。  以上、一般会計となっております。  引き続き、特別会計となります。一八六ページを御覧ください。こちらは国民健康保険事業会計の歳入歳出補正予算の事項別明細書(第二次)でございます。特別会計につきましては、いずれも以降、この事項別明細書に基づいての御説明とさせていただきます。全て今般特別会計については第二次補正となっております。  表の説明ですが、下の表が歳出になっておりまして、こちらは保険給付費について、実績に基づく増額とし、その下の職員費については、給与等の改定に伴う減額、それから諸支出金は、保険給付費等交付金の返還額の確定に伴う償還金の減額としております。  上の表が歳入ですが、国民健康保険料について、保険料の減免に伴う減額、国庫・都支出金は、保険料の減免に対する財政支援と保険給付費の増に伴う増額、繰入金は償還金等の減に合わせた減額としております。  ページが飛んで恐縮です。次に、二三四ページを御覧ください。二三四ページになります。後期高齢者の医療会計でございます。下の表、歳出ですが、分担金及び負担金について、広域連合への負担金の増、職員費は給与等の改定に伴う減額としております。  上の表の歳入については、二行目の諸収入です。こちらが広域連合からの返還金を計上し、一行目にある繰入金について今般の補正の収支状況により、増額の補正を行ってございます。  次に、ページが飛んで恐縮です。二六四ページを御覧ください。データのページですと二六九ページになります。こちらは介護保険事業会計でございます。初めに、下の表ですが、歳出の内訳として、総務費と保険給付費、それから一番下、地域支援事業費、いずれも実績に伴う事業費の増額と事業の休止や実績に伴う事業費の減額としてございます。
     それから、三つ目の基金積立金については、介護給付費準備基金への積立金とし、職員費は給与等の改定に伴う減額としております。上の表の歳入につきましては、歳出の事業と連動した増減とそれぞれ反映させていただいております。  次に、ページが飛んで恐縮です。三二六ページでございます。データのページで三三一ページになります。学校給食費の会計でございます。こちらにつきましては、先ほど一般会計で御説明させていただきましたけれども、区立小中学校の分散登校に伴う発注済みの食材費に係る給食賄い費の増額と一般会計からの繰入金の増額としてございます。  それから、参考資料となりますけれども、後半の三三七ページ以降に、各会計の歳出事業の概要のほうを掲載させていただいておりますので、後ほど御確認いただければと思います。  説明が長時間になりましたけれども、よろしく御審査のほどお願いいたします。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桃野芳文 委員 今のちょうど地域医療整備費のところです。三億九千七百万円、抗原検査キット無料配布の件ですけれども、当初、街頭で四万キット配布、薬局で二十万キット配布と、合計で二十四万キット、これはある時点で国から、抗原定性検査キットの活用については優先順位をつけてやりなさいと、すなわち無症状者は優先順位を下げてやりなさいということで通知が出て、世田谷区の施策も途中で変更されたという経緯がありますけれども、この通知以外に、例えば国や都から世田谷区のやり方について、何か意見というか、例えばもう少しやり方を変えなさいとか、そういうような通知というのがあったのか、なかったのかということの確認をしたいです。 ◎中村 副区長 今回の地域での検査キットの配布について、特に世田谷区のやり方について国や都から何か通知が来たということは承知していません。 ◆桃野芳文 委員 あと同様の予算についてですけれども、一月三十一日の企画総務委員会で、これは議決前にこの事業が始まっているということについて質疑をしました。その際に区側からは、急を要するものについてはそういった事例はあるんだというような説明でした。本当に急を要する施策だったのかということについて、この財政を預かる部門はどのように考えているのかということを知りたいんですけれども、当初これは、街頭の配布は一月二十一日から二月二十二日まで、一か月間ぐらいやるという予定だったものが、急遽短縮されて約一週間で打ち切られたということがありました。なおかつ、薬局の配布は当初二月一日からで、もう少し後のスケジュールから、後ろのスケジュールからだったんですが、これも急遽延期をされて、二月一日に始まらなかったということもあります。そういったことを考えても、これは本当に急を要する事業だったと言えるのか、これについて財政部門はどのように考えているのか教えてください。 ◎加賀谷 政策経営部長 前回も同様の御指摘をいただいたと思いますけれども、予算をお出しして、議会での御審議をいただいた、議決をいただいた後の予算執行というのは大原則になるというのは、これは区としても、当然財政サイドとしても、徹底しなくちゃいけないというところは基本に思っているところでございます。  今般の特にオミクロン株による急激な感染拡大と、子どもたちを中心とした陽性が広がっているという状況がありましたもので、そういった状況から、いち早く区民の不安に応える必要があるだろうということで、もともと施設、それから学校、保育用に用立てて予算のほうを確保させていただいた部分から、ある意味、議決前になりますけれども、一部、一時的に流用という形で購入させていただいて、今般対応させていただいたという状況となっております。 ◆あべ力也 委員 抗原定性検査キットの配布についてですけれども、私のもとにも、他の自治体であるとか、そういうところで無料配布をしたり、民間でも検査をしているというような状況の下に、世田谷区でぜひそういうものを配布ができないのかという問合せというのがあって、世田谷区の新たなオミクロン株の爆発的な感染状況に合わせて、そうした事業を何とかできないかなというふうに思っているときに、世田谷区のほうで無料配布をするという大変吉報があって、大変期待したんですが、途中で足りなくなったというのは大変残念なんですが、こうした機動的な実施というのは、大変評価をしたいと思うんです。  その上で、区のほうに、逆に区民のほうからそういう定性検査キットの配布をしてほしいとかというような要望というのは、私のもとには来ていたんですが、そういうようなことというのは、世田谷区のほうにはあったんでしょうか、伺っておきたいんですが。 ◎加賀谷 政策経営部長 区長へのメールということで様々御意見、それから所管のほうへのお問合せもいただいているようですけれども、当初の予定より期間を短縮した結果となってしまった配布の状況ですとか、薬局等での市販の部分もかなり品薄になってきたという意味では、御要望の声もいただいております。一方、一部の方にしか結果的に行き渡らなかったという意味では、ある意味、そこら辺の公平さという部分についての御指摘等もいただいているという状況で、両方の意見があるというふうに聞いております。 ◆宍戸三郎 委員 他会派から質疑がありましたけれども、この事業の財源となる補正予算が可決されていない中でこの事業を実施したということの本当の緊急性というのは、本当に庁内の中で議論がされたのかどうか。それと、こういう事態が起こるということを僕は想定は皆さんしていたと思うんですけれども、それにもかかわらずこれを行ったということの、中での議論はどうだったのか、本当のところをちょっともう一回お聞きしたいんですが。 ◎中村 副区長 今回の検査キットの配布は、国と都などとも連動していると思っていまして、感染がまだ昨年の比較的収まっていた時期に、国が十一月に経済対策をまとめて、その中で感染の不安がある無症状者に対して、検査を無料でできるように支援を行うということと、早く検査結果が分かる抗原検査キットの活用を推進するという方針を出しました。それを受けて、全国の都道府県で検査キットの配布じゃなくて、公共施設などの場で検査を無料でその場でできる仕組みを広げたところです。東京都においても、十二月下旬からやり出したわけですけれども、区内では、薬屋でやるタイプと公共施設でやるタイプとありましたけれども、当初、薬屋さんのほうは三か所でしたし、公共施設は代田と宮坂の二つにとどまっていたというところでした。  そうしているうちに、一月中旬ぐらいから感染が急拡大してきて、これは補完しなきゃいけないということで、東京都を補完する意味もあって、北沢と世田谷地域は検査会場がありましたけれども、そのほかの地域でやり始めたということで、緊急性はあったと判断しています。コロナ本部の決定も一月十七日に決定をして、二十一日からスタートするという、かなりスピード感を持った判断だったと思います。  一方で、緊急性があるがゆえに、スピード感を持ってやったんですけれども、配布場所が三か所だったもので、集中しましたし、これまでの経験で、区内の高齢者施設は半分ぐらいが区外に住んでいる方がいらっしゃるので、今回の配布も、区外の人も含めて、在勤の人も含めてやったことで、対象者も多くなり、長蛇の列に至ってしまったというのが大きな反省点です。  なので、御質問の緊急性ということの議論はこれまで十分にしてきたということと、それに対応した反省点はあるということで今のところの総括はしているところです。 ◆あべ力也 委員 同じ内容ですけれども、国がまん延防止のそういう決定をして、世田谷区としても感染者、罹患している方が大変増えてきたという状況の中で、やっぱりその判断というのは早急にしなくちゃならない状況だったんだと思います。でも、議会そのものを、本会議を開くとかということになると、手続的に大変なんでしょうけれども、議会は委員会がありますから、委員会は、招集をするということは、委員なり、委員長、副委員長が判断をすれば、委員会を招集するということは可能だったと思うんです。  専決処分というのは、大変緊急性があれば、専決をしていくということは、行政としてはそういう判断を私はすべきだと思いますけれども、ただ、議会に対しての説明責任、議会は区民の代表ですから、相当の支出をするということであれば、そこに説明なりなんなりということができたと思うんですけれども、所管の委員会を招集していただくということを委員会に提案することはできたと思うんですけれども、その点の判断はどうだったんですか。 ◎中村 副区長 議会への情報提供は、今回の薬局配布についても御指摘もいただいて、反省点の大きな一つというふうに考えています。  これまでコロナ対応、二年ぐらいになりますけれども、かなり刻々と変わる状態に対応させていただくために、議会にはメール等でまずはやらせていただいて、その上で、節目節目の委員会では、福祉が中心になりましたけれども、御報告をさせていただくようにしてきました。これからそういった節目には必ず御報告するとともに、ちょっと節目の報告の仕方についても検討させていただきます。 ◆あべ力也 委員 御説明は分かったんですが、私が聞きたいのは、実施をする前に、議会のほうにこういうことを実施しますよという情報提供をしたわけですよね。その上で、議会側が委員会を招集して、その報告を行政側から受けようというようなことの動きを議会そのものがしなかったと、福祉保健の常任委員会でそういう動きはなかったということですよね。  委員会というのは、議会サイドがその委員会を開けるわけですから、行政に断って、委員会を開く、開かないという話じゃなくて、そういう専決でやろうとしているならば、とりあえず議会のほうで、委員会のほうで話を聞いて、その支出に関して報告を受けましょうということは議会サイドができるわけですよね。それを福祉保健委員会のほうは委員会を開かなかったということですよね。そういうふうに取っていいんですか。私は福祉保健委員会の委員じゃないので、そういう判断があったかどうかがよく分からないんですけれども、例えば企画総務常任委員会の所管の内容で、専決処分で大変な支出をするというようなことであれば、そういう情報提供があれば、私は委員長とか副委員長に、委員会を招集したらどうですかということを具申できたと思うんですよね。逆にこの問題に関して、福祉保健常任委員会で委員会を開くというような話はあったんですか、なかったんですか。 ○畠山晋一 委員長 委員会としてはそういった申請はありませんでした。  以上です。  それでは、意見に入らせていただきます。  本五件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆宍戸三郎 委員 自由民主党は、議案第六号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第八次)」に対し意見を申し上げます。  先日の本会議における我が会派の代表質問でも申し述べましたが、本補正予算案に含まれる抗原定性検査キット無料配布事業については、保坂区政の問題点を改めて浮き彫りにするものでありました。  まず、議会への説明がなされる前に実施に向けた手続が先行していたこと、また、実施において容易に想定できたはずの対策が打たれておらず、行政自らが密状態をつくり出してしまったこと、そして、優先されるべき医療機関に検査キットが不足しているという状況の中で、真に必要としている世田谷区民には届かず、区民以外の方にも配布するという事態を招いてしまったこと、以上の結果として、担当部署をはじめ、多くの区議会議員のもとに、区民の方々や医療関係者からお叱りの意見をいただくことになりました。  御案内のとおり、東京都では、濃厚接触者を対象に、専用ホームページから検査キットの申込みを受け付け、密をつくらず、真に必要な方に確実に届くよう、本件と類似した事業を実施しています。こうした参考とすべき事業があるにもかかわらず、当区ではなぜ円滑な事業実施ができなかったのか疑問でなりません。  さらには、先日、本会議開催直前に、またも区から、三月一日から薬局における検査キットの無料配布を行う予定であるとの情報提供がありました。そもそも事業の財源となる本補正予算が可決されていないにもかかわらず、未熟な検討の下、事業実施に踏み切り、挙句の果てに右往左往する不安定な事業運営によって、区民や関係者に不信と混乱を招いた責任は決して小さくありません。コロナ対策においての度重なる失敗の反省が全く生かされていないと言わざるを得ません。  こうした本事業の内容や事業実施に至るプロセスにおける問題点を再確認していただき、改めて猛省を促すとともに、今後のコロナ対策のみならず、真に区民の信頼を得られるよう、区政全般において、事業の決定と進め方には細心の注意を払っていただくよう強く求め、一般会計補正予算を含む五件全てに賛成いたします。  以上です。 ◆中村公太朗 委員 世田谷立憲民主党は、賛成とした立場で御意見を申し上げたいと思います。  我々もこの抗原定性検査キットの配布についてですけれども、まず、これは国の地方創生臨時交付金で全額出るということに加えまして、後手後手と言われている国や東京都の対応に比べれば、今回、迅速な判断、対処という姿勢については、区が挑戦をしたということについては否定を全くいたしません。  ただ一方で、実際には密を生んでしまったとか、転売はネット等の問題もあるかもしれませんので、どこまで規制できるか分かりませんけれども、想定不足ということは確かに存在をしたんだろうなというふうには思います。やはりしっかりと、急ぐのは急ぐですけれども、一日、二日、もしくは半日でもいいんですけれども、しっかりとその体制を整えるということすらもすっ飛ばしてのスピード感というのは、やはりいかがなものかなというふうに思いますので、しっかりと反省をしていただいて、とはいえ、まだまだこの感染拡大が続く中で、考えに考えたりとか、石橋をたたいて渡らないみたいな状況にならないように、区民に拡大が広がらないようにしっかりと体制を取っていただきたいということを申し上げたいというふうに思います。  以上です。 ◆桃野芳文 委員 我が会派は、議案第六号に反対の立場で意見を申し上げます。  今回の新型コロナ抗原検査キットの無料配布という施策には全く賛成できません。新型コロナ感染症の流行拡大第六波と言われるさなか、本年一月二十一日から検査キットが、区立公園や区内の駅前などで四万キット配布されました。まず、感染拡大の中、その数が不足していると言われている中で、体調不良を感じる方や感染者の濃厚接触者などが利用すべき貴重な検査キットを無症状の不特定多数の方に配布するというのは、甚だ不適切です。  これまでの配布の仕方も問題です。区は、配布対象を一応区民もしくは区内在住、在勤としていましたが、その確認をすることもなく、当初は一人五個を上限に無料で配布しました。私は配布場所を視察しに行きましたが、早朝から大勢人が集まって行列をなし、密状態をつくり出していました。冬の屋外で早い者勝ちで配布では、コロナに罹患した際に重症化リスクが高いと言われている高齢者や基礎疾患のある方には受け取りが困難でしょう。しかも、告知していた配布開始時刻前に整理券が売り切れ、受け取れなかった方の中には、区職員に厳しい口調で詰め寄る方も少なくはありませんでした。私は視察現場で所管部の次長に、検査キットの無差別配布はやめて医療機関に渡すべきだと伝えました。  その後、国の通知もあり、予定は変更され、五万キットは医療機関へ、区内薬局での無料配布は延期の後、九万キットと数が減らされましたが、残り六万キットの行き先はいまだ示されていません。こうしたことからも、区の配布方法が不適切だったことは明らかです。区の配布した検査キットがネットオークションで一万二千円で売りに出されるということも起こりました。  そして、今この配布に係る予算を審議しているわけですが、前述のように、議会の意思とは関係なく既に事業は進められてきました。一月三十一日の企画総務委員会で、私は、議決前に事業が進んでいるが、これは適切なのかと区の認識を問うたところ、急を要する場合はこれまでも事例がある旨の答弁でした。しかし、今回の事業は本当に議決を経ずに行うほど急を要するものだったのでしょうか。区長がいち早くやりたかった、それだけのことではないのでしょうか。  昨年末の子育て世帯への臨時特別給付金に関する補正予算は、委員会での補正予算説明から議決まで、週末を挟んで三日間でした。今回の検査キットの配布についても同様のことはできたのではないでしょうか。もし本当に議決を経るいとまがないという判断であれば、専決処分で事業を実施することもできたわけです。しかし、それもせず事業は行われました。これでは議決を経ずして補正予算が執行されてしまったようなものです。保坂区政の議会軽視は、これまで我々からも、他会派からも何度も指摘していますが、今回の件は議会軽視どころか、議会制民主主義をないがしろにする暴挙だと考えます。  これら様々な理由で、議案第六号には反対をいたします。 ◆つるみけんご 委員 新風・せたがやの風は、本件に賛成いたします。  全体としては賛成するものの、本補正予算案に含まれている検査キット事業につきましては、議会から様々な指摘がなされております。区の事業の方向性が区民の皆様に御納得いただけるものか、客観的視点から根拠に基づく施策となるよう、柔軟な運用を求めて、賛成いたします。 ◆あべ力也 委員 減税せたがやは、議案第六号に賛成の立場から意見を申し述べます。  今般のこの補正予算に含まれる抗原定性検査キット配布事業に関しましては、世田谷区がいち早くこの事業をやったということは、オミクロン株の爆発的な発生をしている中で、国もまん延防止法の適用をしたというような中で、区民の皆さんが大変その感染に対して大変危機感を持っていらっしゃったということで、私のもとにもそういう抗原検査キットの配布等をしないのかというような要望もございました。世田谷区が早く決断をしてやったわけですけれども、それに続いて、東京都や国も無料配布をするというようなことがございました。  手続的な問題に関して、議会の中でも様々要望等が出ておりますけれども、まことこうした災害に匹敵するようないわゆるウイルスの感染というような未曽有の危機にあって、行政側が自ら判断する、その危機に対応するということは、これは大変大切なことだと思います。ただ、手続上、やはり議会のほうに報告をして、逆に議会がそれに対してチェックをするというのであれば、委員会等を招集して、区に対して質問するなりなんなりチェックをするべきだったと私は思います。ところが、この所管である福祉保健常任委員会は、それに所属する議員の皆さんが、こうしたことに対して委員会を招集するというようなことをされなかったということのほうが、私は大変残念だなというふうに思っております。もし企画総務常任委員会に所管するような内容であれば、私は委員長、副委員長に委員会を招集すべきじゃないかというふうに申し上げたと思いますけれども、その所管の福祉保健常任委員会は、招集をされなかったということでありますから、この点については議会のほうもしっかり反省すべきだと私は思います。  今後、様々な危機に直面したときに、機動的に行政がその危機に対して対処をしていくということは、今後も私は機動的にやっていただきたいと思います。ただ、区民代表である議会に対する報告と、議会が判断できるような機会ということは、これは妨げられるものではないですから、そういう機会が持てるような行政としての情報提供をぜひ今後はしっかりしていただきたいというふうに思います。  様々御意見もありますけれども、世田谷区の予算は、最終的には区民の命を守るということが、こうした感染の状況にあっては一番大事なことでありまして、こうした感染予防をする上での検査ということを、まさに予算上の手続がおかしいからやるなというようなことは、私は区民の命を第一に考えたときには、そんなことは言えませんので、この補正予算には賛成をさせていただきたいと思います。  以上、意見を申し述べました。以上です。 ◆そのべせいや 委員 本予算案には賛成をいたしますし、私自身も以前、必要な時期を逸しないよう専決処分も含めて、手続のせいでタイムラグが生じないよう事業を進めていただきたいと以前の補正予算への賛成意見としても申し上げました。既にほかの委員の方も指摘をされていますが、今回の事業の一部が既に執行済みの段階で他の多岐にわたる予算案と交ざった状態で今判断をせざるを得ないこと、つまり追認をするか、執行後の反対になることには強い違和感を感じています。  区として緊急性を感じて実施をするのであれば、かつほかに取り得る手続があるのであれば、そちらの手続で進めていただきたかったということは改めて申し上げます。  加えて、漠然とした不安感への対策よりも、感染拡大そのものと、生活が立ち行かなくなる方々への対策を進めていただきたいということも要望して、賛成の意見とします。 ◆佐藤ひろと 委員 公明党としても、今回の第八次の一般会計補正予算並びに第二次の四件の補正予算については賛成をいたします。  ただ、意見を申し上げますと、先ほど来お話が出ていますように、この抗原定性検査キットの無料配布という行為についてを否定するものではありません。ただ、行政側が緊急性を要してというお話をされていた割には、しっかりと必要な方に、どの部分に緊急性を要しているのか、そうした必要な方にしっかり必要な分だけが届いていないという事実はしっかり反省をしていただきたいと思います。もちろん、大変な中、それを予測するのは困難であったり、また、想定外のこともあることも十分承知をしております。でも、いずれにしても、限られた数しか確保できていないので、それを最大限にどうやって有効かつ的確に緊急性を要していると思われる方へちゃんと手元に届けられるかどうかというのは、それはやっぱり行政の責任だと思います。  そして、併せて緊急性を要しているということを、区政運営は議会と行政の両輪で動くわけですから、そこを同じように共有をしていかないといけないということを申し上げたいと思います。それが本来である区政運営の正しい方向だと思いますので、どっちが先だとか、どっちが後だとか、そうしたことも含めて、同じ認識に立った上で手続を進めていくということも、我々も含めて、これはしっかりと取り組んでいかなくてはいけない、こういうことを併せ持って、その評価と、それから反省を含めて、次にどう生かすかということについてしっかりと取り組んでいただきたいという意見を申し述べて、賛成といたします。 ○畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。本五件を二回に分けてお諮りしたいと思います。  まず、議案第六号についてお諮りいたします。採決は挙手によって行います。  本件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○畠山晋一 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第六号は原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第七号、第八号、第九号及び第十号の四件についてお諮りいたします。  本四件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第七号、第八号、第九号及び第十号の四件は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十一号「世田谷区基本計画審議会条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎松本 政策企画課長 議案第十一号「世田谷区基本計画審議会条例」について御説明いたします。  本件につきましては、世田谷区基本計画審議会を設置するため、条例を制定する必要が生じましたので、御提案するものでございます。  内容につきましては、一月三十一日の本委員会において御説明したとおりでございます。  条例の施行日ですが、四月一日から施行いたします。  御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆宍戸三郎 委員 代表質問でもありましたが、平成二十五年度の基本構想策定時の反省をどのように生かしていくのか伺います。  また、審議会での議論をどのような形で議会に報告される予定なのか、改めて伺いたいと思います。 ◎松本 政策企画課長 前回の基本構想策定時、その際の反省点としましては、前回が二十五人の委員構成でございまして、なかなか限られた時間の中で議論が十分にできないというような反省点もございまして、今回、委員の数についてはそれより絞らせていただいて、より深い議論ができるようにということで考えております。また、そうした議論をきちんと議会のほうにも御報告しながら御議論いただき、それを審議会のほうにもフィードバックをさせていきたいと、そういったことで考えております。  今回の基本計画審議会、そちらのほうの運営につきましても、審議の前段階から議会のほうには委員の構成についてもある程度見えてまいりましたら、御報告をさせていただきたいと思っておりますし、検討段階におきましても、議論の内容を随時委員会のほうで情報提供、報告を行いまして、議論いただいた内容を審議会にも情報提供するなど、区議会の皆様とも意見交換を重ねながら詰めていきたいというふうに考えております。 ◆宍戸三郎 委員 今の中で、二十五人の委員が多過ぎたという話があったと思うんですけれども、この人数というのが、本当にそれが大きな原因だったのか、十五人にしたことによって、それが解決できるのかというのは、ちょっと私は疑問なんです。その構成員によって多分違うと思うので、その辺の選考も、人数を十人減らしたから話がうまくいくという安易な考えにしか今聞こえなかったので、その辺のところをもうちょっと改めて聞きたいし、その辺のもしそういう考えがあるのであれば、それは改めるべきではないかなというのが私の意見なんですが、ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども。 ◎松本 政策企画課長 やはりその中での構成というのも非常に重要だと思っております。今回考えておりますのは、一つは、やはり区民の方にしっかり入っていただいて、議論をいただきたいと思っておりまして、想定しておりますのが、前回の委員会のほうでも御説明させていただきましたが、先に区民検討会議というものを設置しまして、そちらのほうで区民主体によります議論を行った上で、その代表者がこの審議会のほうに入っていただきたいと考えております。そうしたことから、区民の方の視点と、それから専門家の知見とがしっかり分け隔てなくオープンに議論していただきたいと、そういうふうに考えております。  また、有識者の人選につきましても、今後十年間を見据えたときに、様々な課題がある中で、それぞれの課題にバランスよく選定していく、そういったことは大事だと思っておりますので、そういったところをしっかり配慮してまいりたいと考えております。 ○畠山晋一 委員長 続きまして、それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆宍戸三郎 委員 今申し上げましたように、審議会での議論を以前の反省を生かしてしっかり進めていただきたいということと、議会に丁寧に報告していただくことと、また、議会の意見もちゃんとそちらの審議会のほうに伝えられるようになるような形で進めていただくことを要望いたします。 ◆つるみけんご 委員 新風・せたがやの風は、本条例に賛成いたします。  しかしながら、審議会の構成員の選出や運営方法、また議論の透明性の確保について、区民、議会から疑念が出ることのないよう、区として十分に対応されることと、基本計画という区政の根幹をなす計画を御審議いただくに当たっては、まずは区として基本的方針、お考えをしっかりと持って臨んでいただくということが前提でなければならないと考えます。  そのことを申し上げて、賛成いたします。 ◆あべ力也 委員 基本計画は、世田谷区の行政運営の根幹であります。前回の基本計画制定より新たな基本計画制定へと時の流れを感じますけれども、いずれにしても、基本計画を策定するに当たっては、世田谷区の今の現状、一般質問でも申し上げましたけれども、世田谷区の現状がどういうふうになっているのかということのいわゆる分析をして、そのエビデンスを基に政策決定をするなり、方向性を決めるなりしなければならないわけでありまして、例えば基本計画審議会の委員の皆さんがこういう話をされたから、こういうことというんではなくて、行政の今の現状をしっかりとらまえて、それに対する対応として何が必要なのかということをやっぱり科学的な分析を基に、基本計画そのものも構築していく必要が私はあると思います。  特にこれからのDXが推進をしていく、デジタル化していくという中で、様々な統計や情報というのが、今後の区政運営に大変重要だと思いますので、そういう情報をしっかり審議会の委員の皆さんにも提示をしていただいて、そして審議会の中での審査の状況や審議の状況が我々議会にも逐一御報告をいただけるような、透明性のある審議会運営であっていただきたいということを要望いたしまして、この条例案には賛成をいたします。 ○畠山晋一 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十一号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十二号「世田谷区個人情報保護条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
     本件について、理事者の説明を求めます。 ◎末竹 区政情報課長 議案第十二号「世田谷区個人情報保護条例の一部を改正する条例」について御説明させていただきます。  本件は、独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律の廃止及び個人情報の保護に関する法律の改正に伴い規定の整備を図るため、条例の一部を改正する必要が生じましたので、御提案した次第でございます。  内容につきましては、一月三十一日開催の本委員会におきまして御説明したとおりでございます。  条例の施行日は令和四年四月一日でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十二号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十三号「職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十四号「幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」の二件につきまして一括して議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十三号及び議案第十四号の二件については一括して議題といたします。  本二件について、理事者の説明を求めます。 ◎増井 職員厚生課長 それでは、議案第十三号「職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第十四号「幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」につきまして一括して御説明をいたします。  この二つの条例につきましては、不妊治療のための休暇について定める必要があるので、御提案するものでございます。  改正の内容につきましては、一月三十一日の本常任委員会へ御説明したとおりでございます。  この条例の施行は令和四年四月一日でございます。  御説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入らせていただきます。  本二件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 一般質問でも申し上げましたが、不妊治療休暇が現実に利用できるよう、上司や職場への理解の啓発、公表せずとも実態的に利用が可能な体制、また区民に対しては公務員だけ羨ましいとの言葉で片づけられないように、不妊治療を希望する方が実現できる環境整備を区が進めることまで一括して取り組むことを要望して、賛成します。 ○畠山晋一 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本二件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十三号及び議案第十四号の二件は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十五号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎増井 職員厚生課長 議案第十五号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明いたします。  この条例につきましては、育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置について定めるとともに、非常勤職員における育児休業の取得要件を緩和する必要があるため、御提案するものでございます。  改正の内容につきましては、一月三十一日の本常任委員会で御説明したとおりでございます。  次の二ページ目の下段の附則を御覧いただけますでしょうか。施行日についてでございます。令和四年四月一日となります。附則の第二項につきましては、公布の日からの施行となります。  御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十五号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十六号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎増井 職員厚生課長 議案第十六号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明いたします。  この条例につきましては、児童相談所に勤務する職員の特殊勤務手当について定めるとともに、規定の整備を図る必要があるため、御提案するものでございます。  改正の内容につきましては、一月三十一日の本常任委員会で御説明したとおりでございます。  また二ページ目の下段の附則のほうを御覧いただけますでしょうか。施行日についてですが、令和四年四月一日となりますが、附則の第三項の改正規定につきましては公布の日からの施行となります。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 今回の改正条例なんですけれども、児相という仕事の特殊性と、大変な状況だということで、特勤手当がつくという提案だと思うんですけれども、やはり以下にあるようなコロナウイルス等々みたいな時限的なものではなくて、これから先ずっと続くものだと思いますし、ベースアップ、ベアをイメージするんだとすれば、例えばこれを本給に組み込むことで、ボーナス等の対象にもなりますから、特勤手当じゃなくて、そっちの選択肢をするということもあり得るのかなと思うんですけれども、なぜ今回この特金手当という形にしたのか、その点を伺います。 ◎増井 職員厚生課長 基本的には、手当の仕組みというものと、いわゆる本給というものは全く別の取扱いということになります。本給とした場合については、児童相談所以外の職員も含めて、全体が対象になってくるということになりますので、あくまで児童相談所の業務の特殊性というところに対する今回の措置ということに関しては、特殊勤務手当という方法で進めることが必要というふうに判断したものでございます。  私からは以上です。 ◆あべ力也 委員 特殊勤務手当の必要性ということは、特にこうした児童相談所での勤務する職員にとって、いろいろな負担が、心理的な負担もあるでしょうし、そういうことに対する対価として手当を支給するということに関しては、賛成をしたいと思います。  ただ、行政そのものがデジタル化を推進して、いわゆるリモートでいろんな相談を受けたりというふうに、行政の業務そのものも今後変わっていく可能性があると思うんです。その場合には、対面よりは負荷が少なくなるのかなと思いますけれども、そういった行政の業務そのものが、デジタル化をすることによって変わっていくというときに、同じように特殊勤務手当も、そういう状況が変わった場合も支給をするということでよろしいのかどうか、ちょっと確認をしておきたいと思います。 ◎増井 職員厚生課長 今回の手当につきましては、直接的に面接とか、訪問といった形で、保護者、子どもと会ったときに対して、この特勤手当というのを支給するということを考えております。例えば電話だけで対応するときについては、この特勤手当に該当しないというふうな運用になっていきます。ですので、将来的に、基本的にはやっぱり会って、子どもの状況とかをしっかり把握するという意味では、デジタル化が進んだとしても、本人とかの面談とか、直接的に状況を見極めるということは重要なことだと、児童相談所行政全般としては言えると思うんですけれども、その中で、一部そういうデジタル的なものを活用して、リモートでというふうな形式があったときには、電話に近い状況ということで、場合によっては特殊勤務手当に該当する業務には当たらないというふうな判断というふうに今後なるのかなと思います。ただ、特勤手当そのものを、それに基づいて廃止するというふうな形にはならないんじゃないかというふうに思っております。 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十六号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第十七号「世田谷区手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎後藤 総務課長 それでは、議案第十七号について御説明いたします。  本件は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正に伴い、長期優良住宅建築等計画の認定を受けた住宅の容積率の特例許可申請手数料を定める必要が生じましたので、御提案した次第でございます。  内容につきましては、一月三十一日の本委員会において御説明したとおりでございます。  施行につきましては公布の日からを予定しております。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第十七号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、議案第三十一号「大六天橋耐震補強工事委託契約変更」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎阿部 経理課長 それでは、議案第三十一号「大六天橋耐震補強工事委託契約変更」につきまして御説明いたします。  本件は、予定価格が一億八千万円以上の工事請負契約の変更であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
     変更内容と理由でございますが、契約の相手方である中日本高速道路株式会社東京支社が発注した工事の終了に伴い、工事費が確定したことから、契約金額を一億八千六百十九万八千三十五円に変更するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 ちょっと伺いたいんですけれども、これは東名の上にかかっている橋ということで、見方を変えれば、国の事業で、東名が通ることによって必要が生じた橋というか、分断をされた道路だと思うんですけれども、当時、そのタイミングで国の工事の都合というか、影響によるわけですから、ここは今後、国だったり、NEXCOだったりがメンテも費用も持っていくみたいな、そういうような交渉ということがあったのか、なかったのか伺いたいと思います。 ◎阿部 経理課長 過去の経過で、この計画がなされるときに、既にあった、やはり区民の通行の部分ということが寸断されるということで、それに代替する措置として橋がかかったということで、それは当時の道路公団のほうが費用を持って、負担をして建設したと。その後については、道路公団と区のほうで協定を結んで、その考え方を整理して、結果、認定外道路として区が管理をしていくと、そういうものですから、それに伴って必要な費用も区が負担するということで、そのときの判断で協定を結んで、現在に至っていると。やはり区としては、これはどうしても地元の方々にとって非常に必要な生活道路という位置づけですから、その機能を担保するために、やはりそこの管理責任も含めて、区が責任を取ったという判断がありますので、現在もそれが生きて、管理を続けているということでございます。 ○畠山晋一 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆中村公太朗 委員 賛成の立場で申し上げますが、今、説明があったような経過だとは思うんですけれども、現実的にできるかどうかは別として、そういうことになったがゆえに、この不思議な契約状況の在り方というんですか、世田谷区が一回NEXCOに委託というか、金額を預けて、NEXCOのほうで入札を行い、結果、今回金額が、いや、そんなに膨らまなかったんで減額されましたみたいな、特殊な契約状況になっているんだろうというふうに思います。もう決まったことはしようがないと思いますけれども、今後もし類似のようなことがあるとすれば、やはり強めの交渉も視野に入れた上で、しっかり想定をしていただきたいなということを申し上げたいと思います。  以上です。 ○畠山晋一 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第三十一号は可決と決定いたしました。  以上で1議案審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、2報告事項の聴取に入ります。  資料について、企画総務委員会のフォルダにお戻りください。  まず、(1)次期基本計画の検討に向けた有識者との懇談会の実施について、理事者の説明を願います。 ◎松本 政策企画課長 次期基本計画の検討に向けた有識者との懇談会の実施について御報告いたします。  本件は、次期基本計画の策定に向けまして、来年度設置予定の基本計画審議会ですとか、(仮称)区民検討会議等に向けて区の考え方を整理するための検討素材とするため、区の附属機関の委員など各分野の有識者の方にお声かけをしまして、次期基本計画の検討に向けた懇談会を開催いたしましたので、その結果について御報告するものでございます。  2の実施概要ですが、二月八日の午後六時から二時間程度、オンラインで開催いたしました。当日は、(3)に記載の六名の方に御参加いただきました。  3の主な意見概要ですが、まず、(1)の計画全般や策定の進め方に関する御意見といたしましては、基本計画の策定理由や必要性を明確にするべきですとか、世田谷らしい計画にするべき、基本構想、基本計画、実施計画の関係性について一貫性を持たせるべき、人口の増加傾向を前提とせずに区政の在り方を考えるべき、若手職員の積極的な参加などについて御意見をいただいております。  二ページを御覧ください。また続きになりますけれども、DXによる変革を区がリードすべき、子ども、若者を区政の主体として位置づけるべき、コロナ禍による負の側面だけでなく進展した部分などにも目を向けるべきといった御意見をいただきました。  続きまして、(2)の各分野における視点に関する御意見といたしましては、災害対策・防災は公助だけでは成り立たず、地域で助け合う関係が重要ですとか、気候危機・環境問題は深刻な状況にあり、持続可能な社会の実現に向けて取り組むべき、福祉分野は量的な解決を目指す時期から質を求められる時代となっている。それから、在宅子育て支援の重要性が増し、地域で子育てに取り組む環境がより一層求められる。また、若者の起業支援等、これまであまり意識されなかった範囲も見通していくべき、地域の中で人間力や社会力を育む社会教育を充実させるべきなど、各分野について様々な御意見をいただきました。  4の今後の検討についてですが、こちらのこうした御意見の概要とともに、環境、子ども・若者、コミュニティー等に関する御意見を多くいただきました。いただいた御意見を意識しながら、未来つながるプランでお示しした次期基本計画の検討の視点等も踏まえまして、今後、検討に当たっての区の考え方をまとめていきたいと考えております。  最後になりますが、5の今後のスケジュール(予定)ですけれども、本年七月には区民検討会議を、また九月には審議会を設置し、基本計画の検討を進めてまいります。また、随時審議会等の検討内容や状況について区議会に御報告させていただき、御議論いただければと考えております。  御説明は以上です。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆つるみけんご 委員 懇談会ということだと思うんですけれども、この内容についてオンラインでやられたということで、動画などを公開される御予定はありますでしょうか。 ◎松本 政策企画課長 今回、こちらの懇談会なんですが、特に自由に御議論いただきたい、御意見をいただきたいということもございまして、特段公開をするということを前提とせずに開催をさせていただきました。ですので、オンラインではやっているんですけれども、録画もしていないというような状況でございます。こちらのほうでこうした記録を取らせていただいて、御報告をさせていただいたと、そういう次第でございます。 ◆つるみけんご 委員 1の主旨のところでも、区の考え方を整理するための検討素材ということで極めて重要な内容なんだと思うんですけれども、こうしたものがどういうふうなお話が出たのかとかというのは、極めて議会としても大事だと思いますので、動画が収録していないということですけれども、音声や議事録などというものをきちんと透明性を確保していただくということが大事ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎松本 政策企画課長 今回、委員のこちらのほうに出席された方々には、特段どなたがどういった内容を発言したかというところまでは公表することについて御了解いただいていないところではございますが、名前を伏せた形での御議論、どういったものがあったかということについては可能であると考えておりますので、検討させていただきます。 ◆つるみけんご 委員 御了解いただいていないということなんですけれども、御了解いただく御意向はあるんですか。区として確認をされるという御意向があるのか教えてください。 ◎松本 政策企画課長 極力自由に御発言をいただきたいという趣旨もちょっと述べさせていただいて、どなたがどういった発言をしたかということを公表しないというような前提で開催させていただいたということもございますので、そこについてはどなたがということを公表しない形で議事録等については考えたいと思います。 ◆あべ力也 委員 今、つるみ委員が言われた内容に補足でお話をいたしますけれども、議事録に関しては、やはり要約ではなくて、しっかり議事録全体を公表していただきたいと思うんです。区が行ういろいろそういう会とかって要約のものが出てくるんですけれども、臨場感とかが伝わらないですし、どういうことをどういうふうに委員の方が言われたのかということを我々は検証する必要もあります。  特に基本計画ですよね。その方向性を決めていくというような審議会の委員になられているような方が、出席をした方が、どういうことを述べられて、それが世田谷区の方向性としてどう位置づけられたのかということは、これは大変な内容だと思うんです。それを例えばこの出席をされた方が、それぞれ責任を持って世田谷区の行政に対して物を言われているんだと僕は思いますので、名前を公表されたら物を言えませんとかというような方がなられているんですか。そのほうが僕は疑問で、しっかり自分の発言に責任を持って、この審議会の中でお話をされるということをしっかり決意を持って出ているんだと僕は思うんです。ですから、ぜひ出席をされる、こういう審議会の委員になられる方とかも含めて、議事録はオープンにされますよと、その上で責任を持って発言をしていただきたいということを区のほうから要望として皆さんに言えないんですか、確認しますけれども。 ◎松本 政策企画課長 今回このお声かけさせていただいた方につきましては、それぞれの領域で非常に代表する審議会等、またそういった審議会を持っていない領域につきましては、自治政策研究所であるとか、教育委員というような形で、それぞれにお詳しい方についてお声かけをさせていただいております。それぞれの方の御発言については、どなたも責任を持った発言をしていただいていると思っております。  主催者側として、最初にそういったお断りをしていたということもありまして、今発言をさせていただきましたけれども、議事録を公表するというような方向では、いま一度ちょっと確認はしたいと思います。 ◆あべ力也 委員 世田谷区の基本計画を決めるんですから、そこに出られている方が発言された内容に関しては、我々は議会としても、区民としても、どういうことで基本計画が決定をするのかというそのプロセスが大事なわけですから、そこをやっぱりしっかり検証できるような体制をぜひ築いていただきたい。それには、やっぱり議事録は全文公開していただきたいということと、どなたがどういう責任でその発言をされたのかということも私は併せてやっぱり公表すべきだと思うし、発言をする方には、今回の基本計画の審議会とか、そういう準備をする会においても、発言はやっぱりオープンにされますよということでお願いをしていただきたいと。  オープンにされるのが困るという方が逆にいらっしゃるんですか。私の名前を出して、私の発言を公表されたら困りますという方がいらっしゃったんでしょうか、ちょっと伺います。 ◎松本 政策企画課長 今回御出席いただいた方で、そこに対して何か出されて困るとか、そういった発言をされた方はおりません。ですので、こちらのほうとして、最初にお声かけのときにそういうふうに言ったというような状況でございます。 ◆あべ力也 委員 これは大変重要なことですから、議事録に関しては全文、発言された方がどなたかということも含めてぜひ情報公開をしていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆宍戸三郎 委員 ここに出席者の方が六名になっていますけれども、このときに参加する予定だったけれども、日程が合わなかった方がいらっしゃるのかということと、この方たちが主体になって審議会が行われるのか、また、この方たちは別の機関なのか、その辺のところをもう少し詳しくお伝え願えればと思います。 ◎松本 政策企画課長 今回お声かけをしましたのはまさにこの六名の方で、全員に御出席いただけたという状況でございます。  また、審議会の委員につきましては、施行後の四月以降に具体に調整をしてまいりたいというふうに考えておりますので、こちらに御出席された方に審議会での委員を依頼すること前提でお願いしたわけではございませんという状況でございます。また改めてそこについては四月以降調整をさせていただき、御報告したいと思っております。 ◆中村公太朗 委員 今出た意見は全くそのとおりだと思いますし、やっぱりそもそも主催者側として想定をしていないことが問題です。そのマインドが問題です。こういう時代なので、相手を気遣ったのか分からないですけれども、基本的にはそこの方向性というよりは、やっぱり区民に資するものなので、外に向けて透明性を確保していくということは必要なんだろうと、徹底をしていただきたいなというふうに思うんです。  さっきお答えになっていたのがまず一点、今後は確認を取って議事録を取るみたいな話をされていましたけれども、それは有識者会議のことについてですか、それとも審議会も、区民会議も、検討会議も同様という認識でよろしいですか。 ◎松本 政策企画課長 もともと審議会ですとか、区民検討会議についてはオープンな場でということで考えておりました。今回この懇談会につきましては、私どものほうでやはり事務方として、なかなかこれから本格的に議論に入る前に、知識、視点というところで、もう少ししっかり補強していって、その上で区としての考え方を整理して、区民検討会議や審議会のほうに臨みたいと、そういったこともあって、今回議会とのスケジュールも考えながら、この時期だろうということで急遽お声かけしたと、そういった状況でございました。もし今後、こういった機会、また私どものほうで知識の補強ということで必要というふうになった場合でも、今いろいろとお話しいただいた趣旨を踏まえて開催していきたいというふうに考えております。 ◆中村公太朗 委員 分かりました。それは徹底をしていただきたいなというふうに思います。  一点、皆さん、議事録、議事録とおっしゃっていますけれども、読むほうは議事録は読みやすいですけれども、議事録化させることが一手間かかったりとか、自動文章にするあれだったらいいんですけれども、なるべくもう動画だったりとか、音声だったりのほうがそのままアップできると思いますし、早くもなると思いますので、この庁舎だとなかなか機材的な問題もあるかもしれませんけれども、ぜひ少なくとも新庁舎になった以降は、スピード感も含めて動画等でやっていただいたらいいかなというふうに思います。意見です。 ◆桃野芳文 委員 代表質問でも取り上げましたけれども、重点政策だとか新実施計画事業について、各達成度が非常に低いということで取り上げて、部長も重く受け止めていますという形で答弁が出たと思いますけれども、この懇談会については、当然、代表質問より前のタイミングで実施されているわけですが、そういったネガティブな情報といいますか、うまくいっていないこと、区も、これは長年続いていて重く受け止めているというようなことですから、こういうことというのは、こういう機会に出席者の皆さんには情報としては提供されているんでしょうか。 ◎松本 政策企画課長 今回議論をしていただくに当たりましては、未来つながるプランの案のほうでお示ししております、区として考えております次期基本計画に向けての視点、そのあたりですとか、あと人口の状況と、そういった基礎資料、そういったところを基に御議論いただいたということでございますので、この間の実施計画での達成状況とか、そういった数値については御報告はしていないというような、そういった状況でございます。 ◎加賀谷 政策経営部長 ちょっと補足ですけれども、先ほど政策企画課長が申しましたけれども、プランに基づく視点を説明する中で、この間の取組の振り返りということでは、口頭ですけれども、達成状況を含め、取組状況については触れさせていただいております。 ◆桃野芳文 委員 これまでの達成状況については、未来つながるプランの中で、なぜそういう結果になってしまったのかということはしっかり検証していくというようなことで区側も示していますけれども、こういったところできちっと分かるように抜き出してやっぱり議論してもらう、意見をもらうということは大事だと思うんですよね。未来つながるプランを示しましたといっても、過去の達成状況のところまで細かく相手に伝わる形で情報が入っているのかということについては、我々も分かりませんし、やはりこれまで申し上げてきたように、計画をつくっても、それに対する行動が全然伴っていない、なおかつ、それがもう何年も繰り返されているということについては、ここの主な意見の中にまさに出ているように、計画ありきになってはいけないよというようなことと同義だと思うのです。今回これは懇談会ですけれども、今後、機会があるごとにしっかりそれは議論をする方の中に落ちるようにやっていただきたいと思いますけれども、それについての御意見をいただけますか。 ◎松本 政策企画課長 審議会等で御議論いただく際には、やはりこの間の振り返り、反省というところも必要になってまいると考えておりますので、区のほうで考え方を整理するのと同時に、そういったこの間の状況と、そういった反省部分もまとめてまいりたいというふうに思っております。 ◆桃野芳文 委員 楽しいこと、未来に向けてわくわくすることを議論するのは、それは本当に楽しいことなんですけれども、やはりうまくいっていないこと、それを改善していくためにやらなきゃいけないことについてもしっかり議論していただきたいというふうに要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、(2)令和三年度工事請負契約締結状況(十二月分・一月分)についての理事者の説明を願います。 ◎阿部 経理課長 それでは、令和三年度十二月分、一月分の工事請負契約の締結状況につきまして御報告をいたします。  契約の締結状況につきましては、一覧表記載のとおりでございまして、一ページ目の十二月分は、建築工事一件で、契約金額の合計は五千六十万六千六百円となっております。  二ページ目、一月分は、建築工事四件、造園工事一件で、契約金額の合計は二億五千八百五十八万七千四百円でございます。  説明は以上でございます。 ○畠山晋一 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、(3)その他ですが、ほかに報告事項はございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 ほかになければ、これで報告事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。  令元・三号「拙速な改憲発議を行わず、憲法の諸原則に基づく運営を国会に求める意見書採択を、世田谷区議会に要請する陳情」外六件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 区政の総合的企画及び調整について 2. 行財政運営について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 次に、5協議事項に入ります。  (1)参考人の出席要請について協議いたします。お手元の資料を御覧ください。前回の委員会以降、理事者とも協議をいたしまして、日時は四月二十六日火曜日午前十時から、また、5その他に記載のとおり、団体において人事異動があった場合は、その職責にある者を参考人として出席要請するとして、資料案のとおり参考人招致を行うことで整理させていただきました。  日程も含めて資料のとおり参考人の出席を求めることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 (2)次回委員会の開催についてですが、年間予定である四月二十一日木曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○畠山晋一 委員長 それでは、次回委員会は四月二十一日の木曜日午前九時から開催することといたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○畠山晋一 委員長 そのほか何かございますでしょうか。 ◆そのべせいや 委員 議論の妨げにならないように最後に申し上げますが、これは委員長なのか、行政側なのか、事務局側なのか分からないんですけれども、冒頭の各補正予算案の読み上げに四十分以上かかりまして、既に配付している読めば分かる資料、かつ予算案資料は恐らく原則永久に保存されることまで鑑みると、文字に残して議事録に残すという意義も特にないものに四十分かかりました。その後の意見表明、質問、採決が約三十分で、それ以外の会議時間はここまでで大体四十五分、予算案以外については、条例案等、先日説明したので省略をしますとのことでした。  こうやって現在新型コロナ対策として大会議室での委員会開催となり、会議時間に終了目安も今ある中で、議事録に残さずともストックをされるような資料について、膨大な読み上げや、もうiPadも配付をしたことですし、事前の資料配付などで省略ができないのでしょうかということを確認しておきたいです。 ○畠山晋一 委員長 では、御意見として、今できますというふうに簡単に答えてはいけないと思いますので、御意見として一旦承って、また報告をさせていただくということでよろしいでしょうか。 ◆そのべせいや 委員 省略ができないでしょうかということの確認を今後どこかでお願いします。 ○畠山晋一 委員長 では、今後の省略、または簡潔に、明瞭にさせていただくことも大事なことであると、皆さん共通の御認識をお持ちでいらっしゃると思いますので、その点を踏まえて協議をさせていただきます。  それでは、本日の企画総務常任委員会を散会いたします。
        午前十時五十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   企画総務常任委員会    委員長...