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平成30年議会運営委員会 本文 開催日: 2018-01-25
平成30年議会運営委員会 名簿 開催日: 2018-01-25

  • "◯ 原島委員"(/)
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  1. 稲城市議会 2018-01-25
    平成30年議会運営委員会 本文 開催日: 2018-01-25


    取得元: 稲城市議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時32分 開議 ◯ 渡辺委員長 ただいまから議会運営委員会を開きます。   ────────────────────────────────────────── 2 ◯ 渡辺委員長 議会運営の効率化についてを議題といたします。  初めに、報告いたします。前回11月6日に全会一致となり、代表者会議で再協議をすることになりました3番、議場に市民憲章を掲額するにつきましては、11月17日の代表者会議で再協議をいただき、全会一致となったため、11月28日の定例会開会より議場に市民憲章を掲額していますことを報告いたします。御協力いただきましてありがとうございました。  初めに、1月17日・18日で行われた行政視察に関する御意見・御感想を各委員から順次お伺いいたします。なお、村上委員外議員伊藤委員外議員梶浦委員外議員におかれましては、申しわけありませんが、聞いていていただきたいと思います。それでは、順に大久保委員から、よろしくお願いいたします。 3 ◯ 大久保委員 1月17日に兵庫県三田市議会、そして18日に滋賀県大津市議会を視察させていただきまして、非常にすばらしい議会改革を進められていて、知りたいこと、聞きたいことがさまざま聞けましたので、非常によかったと思います。  まず17日の三田市議会につきましては、1つ目、議会基本条例第23条2項の「議会事務局の職員の出向についての議長から市長への要請」と、3項の「市長は誠実に行わなければならないこと」に関する実効性については、再任用職員1名のかわりに正規事務職員1名が配置され、議長運転手職員1名のかわりに正規事務職員1名が配置されるなど、事務的な部分で充実が図られていることを確認しました。議長の一存で市長と協議しているとのことでしたが、本市が実施する際には、議会事務局の実態と必要な業務分析を行った上で、代表者会議に市長への事務局人事要求案を提示して、了解を得た上で、議長から市長に要請するほうが望ましいと感じました。とはいえ、前市長の時代に正規職員を削減してきたことから、例えば、法務に明るい職員を議会事務局を配置することを要請しても、実現が困難であるとの回答を受けたときには、法務に明るい職員の協力を得ることができるような連携体制の構築などの要請を行うことも検討するべきであると考えます。  2番目、平成26年度に立ち上げた政策研究会取り組みについては、本市議会の特定所管事務調査事項による調査・研究・提案のほうがすぐれているように考えます。ただし、本市の特定所管事務調査事項の調査・研究等により、議会提案の条例案を策定する際には、市長部局の協力がなければ不可能であるので、市長部局との連携ができるような体制づくりを検討した上で、今後市長に対して要請するべきであると考えます。  3点目、意見交換会議会報告会市民相談、「伺います!さんだ未来トーク」については、参加者の固定化や議会としての共通意見を発言することの困難さなど、課題が多いと感じました。特に、「伺います!さんだ未来トーク」については、長期計画基本計画を無視した発言が許されない中で、市の政策や事業などに関して詳細に知っている職員よりも有意義な意見交換が実施できるのか疑問に感じました。本市のタウンミーティングにおいて、市長が担当職員とともに長期計画基本計画をもとに市民の意見を聞くことのほうが、正確な議論ができると思います。  4点目、政治倫理条例については、市当局の法令遵守コンプライアンスに係る問題が発生した反省から、市当局が三田市職員倫理条例を策定、施行したことから、市議会においても、政治倫理検討委員会を立ち上げ、議員に求められる倫理とは何かを検討し、政治倫理条例を制定することとなったとのことでありました。条例の目的には、「議員が、市政の担い手として、市民の信託に応えるにふさわしい人格と倫理を堅持するために必要な事項を規定すること」として、議会外における議員の活動について厳しく制限していることに賛同します。本市議会においても、議員にふさわしい人格と倫理について協議した上で、条例化するべきであると考えます。  次に、1月18日、滋賀県大津市議会について申し上げます。1、龍谷大学・立命館大学・同志社大学とのパートナーシップ協定により、政策検討会議への大学教授等の出席や会派提案を学生が選択するインターンシップなどが実現していることを高く評価します。本市議会においても、政治に関心を持っている大学とパートナーシップ協定を締結できるよう働きかけるべきであると考えます。  2点目、大津市議会は、平成25年度以降、毎年のようにマニフェスト大賞を受賞しており、議会提案により、平成27年度にはがん対策推進条例を策定して、平成28年度以降、(仮称)土地利用基本条例について協議・検討していることから、議会事務局政策法務係正規職員2名を配置して、職員体制の強化が図られているように思いました。本市とは自治体の規模が違うので、本市議会の事務局に政策法務係を配置することは困難だと思いますが、政策法務の職員との連携・協力が得られるように市長に要請するべきであると考えます。  3点目、議員政治倫理条例については、市当局側法令遵守コンプライアンスに係る問題が発生したことから制定したとのことでしたが、条例の「議員の責務」の中に、「議員は、広く、かつ、高い識見を養うとともに、その品位の保持に努め、全体の利益の実現を目指して行動しなければならない。議員は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、自ら真摯かつ誠実に、率先して事実を明らかにし、その責任を明確にしなければならない」とありました。本市議会においても、そうあるべきであると思います。  以上でございます。 4 ◯ 渡辺委員長 次に、榎本委員。 5 ◯ 榎本委員 三田市・大津市の2市を視察させていただき、議会改革について、それぞれ特徴ある議会改革をされており、非常に勉強させていただきました。  まず三田市では、議会基本条例を制定するに当たっては、議会のあり方検討委員会議会改革プロジェクトチーム議会改革検討委員会議会基本条例検討特別委員会議会改革推進会議と委員会の機能が十分に発揮され、建設的な議論が進められることにより、正副委員長のたたき台の条例案をもとに、各委員会の会派からの代表者が、先進市の事例などを参考に意見を出し合い、しっかりと参加し、取り組んでいるという意識が強くあったことから、議論を詰め合わせることもでき、超党派の全ての議員が委員会の決定等に対して協力的になれたのではないかと感じました。議会全体の足並みをそろえることができるということは、大変な労力が要ることだと考えますが、稲城市議会としても議会を挙げて取り組むべき改革だと一層感じさせられる内容でした。  もう1点は、意見交換会議会報告会です。私も、開かれた議会ということで、議会が主体となっての議会報告会の実施、市民との対話の機会の創設を改革の一つとして挙げさせていただいております。三田市は、ベッドタウン・市街地・農村部・山間部など稲城市と似たような町並みとなっていることから、おのおのの特徴を生かしたまちづくりを行っていく上では、市政相談「伺います!さんだ未来トーク」や三田市議会市民との意見交換会は大変参考になる取り組みであると考えております。市民との意見交換会は、三田市議会と市民との意見交換の場に関する要綱として基本条例にも制定されており、意見交換会終了後も意見がしっかりと取り上げられ、内容によって分類される仕組みが確立しており、議会としても政策に反映するよう努力されておりました。市民と直接対話をすることで、議会を知っていただけるよい機会だとさらに感じましたし、稲城版として改善できるのではないかとも思いました。  大津市では、議会ミッションロードマップ、予算・決算常任委員会質問方式の選択制と議会改革に取り組まれ、議会のあり方や目指すべき方向性を市民に積極的に示そうとしていることを感じましたが、稲城市議会の現状を考えると、すぐに参考になるような部分が少なかったように思います。予算・決算常任委員会質問方式選択制などは、あえて少し複雑な仕組みをとっているような感じもしています。議会ミッションロードマップも含め、議会改革の独自性は強く感じましたので、今後の議会改善や議会の効率化として参考にさせていただきたいと思います。
     議会としての役割、市民に開かれた議会、そして議会そのものの効率化を考えて両市の視察を終えてみますと、議会改革にかかわるそのプロセスにおいて各議員がさまざまな意見を出して研究し学習し合った結果から建設的な議論が行われれば、全会一致という結果に結びつき、議会改革に取り組めるのではないかと思いました。  以上です。 6 ◯ 渡辺委員長 次に、荒井委員。 7 ◯ 荒井委員 まず冒頭、「17日~18日」だったのを「18日~19日」と書きました。これは間違いですので、訂正を願います。テニヲハでおかしな部分もあると思いますけれども、一応そのことも含めて感想を申し上げたいと思います。  視察に参加した結果については、今回、三田市議会大津市議会を視察したのですが、まずそれぞれの議会が、議会改革に議会を挙げて積極的に取り組んでいることについては、非常に感銘を受けました。双方の議会とも、その基本姿勢について、議会が本来持つべき役割と果たすべき任務についてどうしたらよいか、議会が議会制民主主義のかなめとして、市民に開かれた議会にするにはどうあるべきかということをしっかり議論し、それを議会基本条例を制定してルール化していることが、進めていく上で非常に有効だったのかと。その議会基本条例をてこにさらに議会改善に取り組んでいること、同時にそういうルールを決めることによって、議員は任期でどんどんかわっていくわけですけれども、そういう取り組みを引き継いでいくという体制ができているということについても、非常に議会基本条例の必要性を感じたところであります。  特に、両方ともに感じたのは、議会の役割と任務については、双方とも地方自治法96条2項を活用して、議決事件を拡大して、各種基本計画を議会の議を経て制定していることについても、大変重要なことだと感じました。  三田市の視察で感銘を受けたことは、基本条例に基づいて、わかりやすい予算・決算附属資料、これも資料として見せていただいたのですが、非常にわかりやすいものでした。こういうことが、審議していく上で、実質審議をさらに深める意味ではすごくいい。こういうことを条例として義務づけていることと、議会として本来持つ監視機能についても、監視・評価というものを条例の中で義務づけて、それを行政にきちんとさせるということも義務づけていることについても、非常に感銘を受けました。  政策立案機能強化についても取り組んでいること、それから市民への情報発信市民意見の反映に努めることも、かなり一生懸命やられている。また、将来のまちづくりについて「未来トーク」を進めているのですが、これについても、本当に長期計画の上でどうなのかということもあるのですが、みんなでそのまちの将来を考えるという一つの考え方として、進め方について、それがどのように機能していくのかということを注視していきたいと思います。  大津市は、御案内のように、マニフェスト賞を何回も受賞している先進議会として、最初に挨拶に立った副議長が「国政に対する姿勢は違っても、大津をよくしようという姿勢はみんな変わらないということを基本に議会改善に取り組んでいる」と言われたことに非常に感銘を受けて、このことが議会改革を生んだ原動力だと感じたところであります。特に、政策検討会議を制度化していること、議会の政策立案能力を高めるために大学と連携していることはすばらしいことだと感じました。ミッションロードマップの中で、基本条例を具現化すること、議会活動の市民への説明責任を議会として持つということ、それから議会の見える化、その3本の柱をミッションロードマップの中できちんと柱に据えて取り組んでいることには感銘を受けました。このそれぞれの感銘を受けた研修は、ぜひ稲城市の議会改善にも生かしていきたいと考えております。  以上です。 8 ◯ 渡辺委員長 続きまして、山岸委員。 9 ◯ 山岸委員 では報告します。三田市議会のほうは、まず特徴、また感想としてあったのが、議会と市長部局との間でよい意味での緊張関係を感じた。議会側として必要な意見を市長部局に伝えて、それを反映させることのできる関係性がつくられているのではないかと感じました。議会報告会や「未来トーク」など、会派や党派を超えて議会として市民に意見発信がされているというのも大きな特徴ではないでしょうか。また、議会基本条例の中で、全ての会議の公開が位置づけられており、代表者会議なども傍聴可能となっている。これは本当に重要なことではないでしょうか。政治倫理条例では、起訴後の説明会の開催が義務づけられているというのは特徴的ではないかと感じました。  参考にすべき点としては、全ての会議の公開とか、議会としての報告会の実施などではないかと感じました。  大津市議会です。特徴・感想として、ここでは毎年何らかの議会改革をするという風土がつくられているのではないか。そして、議会改革を議会としての発信力向上政策力強化として位置づけている。そういった中身に絞って議会改革をやっているということ。改革の項目については、実現可能性も含めて議論して、具体的に絞り込んで実施されている。それから、専門性の強化のために大学とのパートナーシップ協定が結ばれ、実際に研修や条例作成などで生かされているというのも大きな特徴ではないでしょうか。また、タブレット端末、本会議場のスクリーンYouTube動画など、新しい技術や取り組みを積極的に取り入れているというのも大きな特徴ではないかと思いました。  参考にすべき点としては、大学とのパートナーシップ協定についてはぜひ検討していくのがいいのではないか。議会としての政策論議、具体的に毎回何らかの条例をつくっていくということをみんなで議論するというのは重要ではないでしょうか。また、タブレット端末と本会議場スクリーンについては、発信力強化、それから情報収集力強化という点でも、本格的に検討してもいいのではないかと思いました。  以上です。 10 ◯ 渡辺委員長 次に、中田委員。 11 ◯ 中田委員 それでは、意見を発表させていただきます。添付の資料については、自分自身が視察の中で重要だと思った点をメモしたものなのですけれども、私が特に重要だと思う点をかいつまんで発言させていただきたいと思います。  まず兵庫県三田市なのですが、一つ、議会基本条例の制定のところで、議会基本条例制定のメリットというのは、議員がかわってもやるべきことの継続性が担保できるおもしのような存在になるということが、重要というか、よかったことであるといった発言が非常に心に残りました。そういう意味でも、今まで稲城市が進めてきた取り組みを継続していくためにも、議会基本条例を制定するメリットはあると感じました。  それから、「さんだ未来トーク」、市政相談など、いろいろやっているようなのですけれども、市政相談については、(4)の3行目に書いているのですが、議会で取り上げるよりも個別にやったほうがいい相談が多く、うまくいっているとは言いがたいというお話があった。「さんだ未来トーク」については、基本的には要望を受けるというスタイルではなくて、未来を語るというスタイルなので、まだ1回しかやっていないということでしたけれども、いい感触を得ているということなので、基本的には意見交換会議会報告会というのは、メンバーの固定化のような課題はあるのかもしれないのですけれども、やり方を工夫していけば、実のある議論、議会として市民の声を聞くというやり方はあると感じました。  それから、大津市については、皆様の発言のとおりで、基本的に議会改革が非常に進んでいる議会だと感じました。その中でも、(2)の1行目に書きました議会改革の2つの柱は、市民に開かれた議会と、政策立案ができる議会と、市民に伝える、そして自分たちで政策を提案するというところに重点を置いてやっているというところが非常にいい。ともすると、議会改革というと、○○の改善をしましょうといった個別具体的な話になりがちなのですけれども、まず柱として、何をしなければいけないのか、議会として何をすべきかという議会としての姿勢、考え方といったものをまずしっかり持つというところは非常に重要ではないかと思いました。  それを反映させ、それを具現化する手段として、次のページになりますが、ミッションロードマップというものをまとめたということについても、非常にすばらしい取り組みだと思いました。ただ、まずその辺の軸がはっきりしていないと、ミッションロードマップだけをまねしても仕方のない話なのかと思いました。まず、(3)のミッションロードマップの1点目に書いたのですけれども、基本条例で定めたビジョンの具現化というところが第一なのかと。まずビジョンがあって、基本条例を定めて、それを具体的に示して、市民への説明責任を果たす、それから議会としての見える化をするというところにつながってくると思いましたので、いきなりミッションロードマップというのではなくて、まず稲城市議会としてのビジョンというものをしっかりと統一していく、議会として一つ持つというところが大事なのではないかと感じました。  最後に、3ページになるのですが、参考になった点ということで、三田市・大津市それぞれ2点ずつ書きました。三田市については、1点目、議会基本条例の制定は、議員がかわってもやるべきことの継続性が担保できるおもしのような存在になることとの意見がとても参考になりました。稲城市も早くから議会改革に取り組んでいるが、始めた当初の先輩議員の思いを正しく継承していくためには、議会のあり方を基本条例としてまとめることが今後求められることではないかと考えます。  2点目、市民から広く意見を伺い、議員を身近に感じてもらうための取り組みとして、昨年から開始された「さんだ未来トーク」は非常によい取り組みだと感じました。議員間の意見の違いを認め合い、一緒に語り合う場に参加することは、少々ハードルが高いと感じましたが、稲城市でも同様の取り組みが実施できるとよいと考えます。  次に、大津市でございます。1点目、議会基本条例の目指す「市民に開かれた議会」、「政策立案ができる議会」を具現化するための実行計画、ミッションロードマップは、市議会として何をいつまでにやるべきかをわかりやすく示す手段としてすばらしい方法であると感じました。このような先進的な取り組みは、3つの大学とのパートナーシップ協定による成果ではないかと感じました。この取り組みを稲城市でそのまま導入することは難しいと思いますが、ロードマップ作成過程で各会派からの提案事項について、5つの評価指標による評価を行い、重要なテーマに絞り込んで検討を行っている点は、議運の特定担任事務調査の進め方として、稲城市も参考にすべきと考えます。  2点目、議会基本条例の制定は、平成23年から実施してきた議会改革取り組みを風化させないために、改選後もその精神や取り組みを継承してもらうために行ったとの説明がございました。これも三田市と同様になるのですが、議会改革取り組みを継承・継続するための集大成として、議会基本条例の制定には、議会改革に真摯に取り組んできた稲城市であればこそ、ぜひ取り組んでいただきたいと感じました。  以上でございます。 12 ◯ 渡辺委員長 次に、原島委員 13 ◯ 原島委員 三田市から始めさせていただきます。トンネルトンネルとの間に駅があるようなところで、いつ三田市という10万人のまちが出てくるのかと心配しながら電車に乗っていたわけでございます。だから、「トンネルを抜けると三田市の盆地が広がっていた」という書き出しになりました。大阪から35キロ、神戸から25キロというベッドタウンという形で、成長過程が稲城市と同じだと思って、先ほど誰かが言っていましたが、今年度60周年を迎えるということなので、昭和33年に大体3万3,000人の人口の中から三田市が生まれたという、それも稲城市と同じような人口比だと思っています。議会改革はちょっと後にしましても、ニュータウンのところを見ますと、高層ビルと戸建てが中心になっているまちづくりを進めているのです。その辺も稲城市と同様な成功例かと思っています。違っているところは、テクノパークという第一と第二があるようですけれども、その辺で積極的に工業団地を持っていまして、三菱電機そのものは4,000人の従業員を抱えるような企業だということです。人口のピークは平成25年の11万4,642人であり、その後若干減少が始まりまして、現在は11万3,309人とのことです。  議会改革につきましては、一般質問の発言時間が質問・答弁を含めて1人40分以内と、大変短いということを感じました。そして、一般質問をやるのが各定例会ごとに2日間ということで、おおむね2日間とは書いてありましたが、ここに書いてあるように、3月が6人、6月が15人、9月が12人、12月が17人ということで、年間で合計50名の一般質問が行われているようでございます。また、正副議長を初め、常任委員会の委員長・副委員長の任期は1年ということも書いてありました。そうした中で、私は、いろいろな議会運営の中では継続性が力だと思っていたのですけれども、そうではないということを若干思ったところです。  そうした中で、平成22年からの議会改革プロジェクトチームの活動は、平成23年の定例会のない月は毎週のように委員会が開催されて、議会基本条例の制定には大変情熱を感じたところでございます。その後、議会としての議会基本条例に基づく議会報告会市民相談、それから「さんだ未来トーク」等へとつながっていったと思っています。  そして、「さんだ未来トーク」というものを議員全員一致の中で決断したということは、大変すごいことだと思っています。先ほど言いましたように、一般質問というよりも、議会への市民参加という部分を重点的に考えている議会なのかということも若干感じました。  今回の視察でも、1期目とか2期目とか、大変若い議員が我々の質問に対して答弁をされているということを感じました。  最後に、財源不足のことが議会報の中にちょっと書いてありましたので、人口が1,300人減少に転じたというときには、そのような1,300人の人口減でありながらも、ある面で財政的には大変厳しいものが生まれてくるのかと、その辺はこれからも注視していきたいと思います。  次に、大津市でございます。移動中のタクシーの運転手さんが「あれは琵琶湖疏水なのです」と言われた。その時点で、滋賀県というものは本当に京の生活を支えているという県民性を強く感じたところでございます。  議会改革に関しましては、皆様からお話があったように、5年間のマニフェスト大賞や会報コンクール最優秀賞の受賞など、大津市議会が全国的に高い評価を得ていることは十分納得できました。  ただ1点、予算・決算常任委員会を常任にする必要性については、質疑をいたしましたが、私はまだ余り理解できないところもありまして、予算・決算でやっている方向性に関しましては各分科会でやっていて、稲城市議会でも内容的には同じことをやっているのかということを感じたところでございます。  質問方式の選択制については、稲城市議会は一問一答方式ですと言いながらも、再質問に関しては分割質問も取り入れているのではないかと考えますと、稲城市議会も複合的な一般質問になっているのかということも感じました。  こうしていろいろな市議会が全国にある中で、100の議会があれば100のやり方があるということを感じました。そして、議運の視察という中で、議場で視察を受け入れたというのは今回の大津市が初めてだったかと思っています。  以上です。 14 ◯ 渡辺委員長 ありがとうございました。議長、副議長はよろしいですか。  それでは、最後に私の報告をさせていただきます。  まず三田市については、市民に開かれた議会を目指す、積極的な情報公開に取り組み、市民に対する説明責任を果たすということについては、稲城市議会は既に市民に開かれた議会であるし、積極的に情報公開に取り組んでいます。市民に対する説明責任を果たすことについては、議会だよりも発行している。何よりも、選挙で選ばれた個々の議員がそれぞれの支持者に対して日常報告していると思う。また、報告書を広く市民に対して配布もしている。改めて定期的に議会全体で説明会を行う必要はないと思う。  市民からそのような相談を受けたことはない。議員間の討議、政策研究会については、同意形成は難しいと思う。  議決事項の拡大については、現在、拡大する必要性を議論されていない。  大津市については、予算規模が余りにも違うので、参考にできないと思う。  政策検討会議については、よい取り組みだとは思うが、現在の稲城市の規模で必要なのか、疑問に思う。  タブレット端末導入については、大津市同様に設備更新などの時期が来れば、導入してもよいのではないかと思う。  市議会局のフェイスブック開設については、開かれた議会としては、導入してもよいと思う。  質問については、発言時間は答弁時間を含んで60分とする。繰り返し同じ内容の質問は控える。意見及び要望等で終始する発言は行わない。全て取り組むべきと思う。  ミッションロードマップについては、結論を出しやすい条例と、結論が出せそうにない条例がはっきりしていると感じました。結論を出せない場合、全く意味のない議論になってしまいそうだと思う。  以上でございます。  それでは、これで報告は終わらせていただきます。  次に、前回11月6日に引き続き、皆様から提案していただきました改善項目につきまして協議してまいります。前回までに項目の7番まで協議いたしておりますので、8番から始めたいと思います。  初めに、8、特定所管事務調査に基づく提言・決議に対する点検について、提出者から説明をいただきたいと思います。荒井委員。 15 ◯ 荒井委員 今そういう意味でこちらのほうで検討している内容について、引き続き始めようという話なのだけれども、できれば、この前研修に行って、みんなの意見があるわけだから、その意見の中でみんなで議論して、これは議会改善の中で取り上げていったほうがいいのではないかということが出れば、それはちゃんと集約して、項目にあるものは項目の中でやるし、項目にさらに追加するようなことがあれば、それは追加してもいいのではないか。せっかく研修に行ったのですから、それが生きてこないと意味がないので、行ったけれども、それぞれが感じて、それでおしまいということではなくて、委員会として、その辺は聞いた上で、この面はどうでしょうかという議論はしたほうがいいのではないですか。どうですか。 16 ◯ 渡辺委員長 ただいま荒井委員からそういう御意見が出たのですけれども、みなさん、それについて御意見がある方。大久保委員。 17 ◯ 大久保委員 先週行ったばかりで、私も会派にも報告していませんので、まず会派で議論しなければいけないと思うのです。それをした上で、今後どうするかというのは、まず会派に持ち帰ってから会派で議論しないと、代表で出てはきておりますけれども、別に一任されているわけでもありませんので、まず報告して、会派内で議論するということをそれぞれでまず決めて、それからにしたらどうでしょうか。 18 ◯ 渡辺委員長 榎本委員。 19 ◯ 榎本委員 私も、まだ会派で全然相談しておりませんので、確かに研修の結果として議論することは本当によいことだと思いますけれども、その辺を詰めた上で進めたほうがよいのではないかと思いますので、一度会派に持ち帰らせていただいたほうがいいかと思います。 20 ◯ 渡辺委員長 山岸委員は。 21 ◯ 山岸委員 大久保委員榎本委員と同じです。 22 ◯ 渡辺委員長 中田委員はどうでしょうか。 23 ◯ 中田委員 私も同じです。 24 ◯ 渡辺委員長 原島委員は。 25 ◯ 原島委員 同じです。 26 ◯ 渡辺委員長 それでは、皆さん……。荒井委員。 27 ◯ 荒井委員 私も、今ここですぐやれということではなくて、そういう機会をつくってほしいという意味で提案していますから、少なくとも私たちのこの任期は議会運営委員会として担任事項を背負っている以上は、それはそれで委員会として、そのための研修などは生かしていくというのは当然のことなので、皆さんが会派に持ち帰って報告し、会派の意見をまとめてからやりたいということであれば、一向に構いませんから、そういう機会をぜひ持っていただきたいと思います。 28 ◯ 渡辺委員長 それでは、皆さん、今出たように、この件について、視察についての報告を会派に持ち帰っていただいて、それぞれで議論していただきたいと思います。  それでは進めさせていただきます。では、荒井委員、説明をよろしくお願いします。8番です。 29 ◯ 荒井委員 それでは、特定所管事務調査で私たち議会として、まだ条例までいかない、政策提言までもいっていないのですが、決議をしたり提言をしたりしています。実際、それが終わってから、行政の中でそれがどう進められたのか、それが生かされたのかという点検が不十分なのか。だから、何年かすると、またその課題でやる。例えば、商業活性化などというのは、何回かやって提言をしたのだけれども、実際にはそれがもう見えなくなってしまって、また同じことをやって、形とすればまた同じ結果になる。たまたま私は今、商業の活性化の話をしましたが、そういうことがあるので、せっかく委員会で提言をして、そういうことできちんと確認されたことについては、それがどのように進められているのか、そのことを点検していかないと、それぞれの所管事務調査自体が稲城市の行政の中なり運営の中にきちんと反映されていくというシステムが確立されていかないのだと思います。そのことを確立していくようなシステムなりなんなりをもう少し強めたほうがいいのではないかということで提案させていただいたということです。 30 ◯ 渡辺委員長 それでは、各委員から御意見を伺いたいと思います。大久保委員。 31 ◯ 大久保委員 これにつきましては、私はむしろ特定所管事務調査事項の決め方のところから課題があると思っています。具体的には、行政の現状を把握した上で、短期間にできそうなことということで課題を絞ってやった場合、例えば学校司書の配置とか、放課後子ども教室の創設とか、こういうものは行政の実態を把握した上で委員の皆さんで話し合って決めたことですから、実現していますし、それ以外でも報告というのが出されているのです。これが逆に総花的な特定所管事務調査事項にするとか、余りにも課題が大き過ぎるとなると、恐らく報告すら難しいのだろうということもあるので、これは、まず特定所管事務調査事項を決めるところから私たちそれぞれの委員が相当考えていかないと、できない。だから、その点検のために必ずいつまでに報告しなさいと決めること自体が難しいと思っています。特定所管事務調査事項のあり方そのものを私たち自身がきちんと議論した上で、そういうロードマップではないですけれども、いつごろまでにどんな形でということができるのであればそれでいいですけれども、まずそこの議論を深めないとできないかというのが、私ども公明党会派の意見でございます。 32 ◯ 渡辺委員長 次に、榎本委員。 33 ◯ 榎本委員 提言・決議に関する点検につきましては、会派として、それぞれの委員会で調査・研究を進めていることもありますし、それについてはある一定期間をかけて実施してきているわけでございますから、その後の経過については、その経過を追って報告があってもよいのではないかという仕組みは考えられます。それで、賛成でございます。 34 ◯ 渡辺委員長 山岸委員。 35 ◯ 山岸委員 議会として提言をしていますので、行政側がどう受けとめたのかを含めて、行政側の報告などは行っていただいたほうがいいのではないか、そういった仕組みは必要ではないかと思います。 36 ◯ 渡辺委員長 中田委員。 37 ◯ 中田委員 会派としては、それを点検すること自体を否定するわけではないのですが、誰がどうやっていくのかということ。それから、大久保委員からもあったように、両論併記のような形で出している報告もあるのです。それに対して報告するといっても、何を報告するのか。これを実現してくださいという提言をしたのであれば、それができたかどうかという報告を求めることは可能なのですけれども、それがない中でどうなのかという報告を求めても、余り意味がないと思うのです。だから、要は報告のまとめ方。そのテーマの選び方ももちろんそうだと思いますけれども、それから報告のまとめ方のところで、期限を切るなり、これを実現してくださいと言って、ちゃんとそういうところまで合意形成ができたような提言であれば、報告を求めていく必要はあると思いますし、現実問題として、具体的な政策提言のようなものをしている場合については、その報告をするまでもなく、実現できたかどうかというのは明らかになっていくという部分もあるのではないか。それから、報告を求めるというところなのですが、誰がどのようにということです。まず任期中の前半の2年間でやられたときは、もちろんその委員として提言した議員がいるのでいいのかもしれないのですけれども、委員長・副委員長は、前・後期の場合でもかわってしまいますが、改選後の場合、それこそ委員長をやった議員が次も議員になるとは限らない。では誰が責任を持って行政に報告を求めるのかというところ、議会としてそのような継続性をどう担保するのかというところの議論がなく、このような形で点検すべきということになると、ルール化はなかなか厳しいかと感じました。 38 ◯ 渡辺委員長 原島委員 39 ◯ 原島委員 10何年という部分ですけれども、その中で実現した政策提言もあるという認識を私は持っております。消防体制のあり方といったものがあったときに、それからもう10年たちましたが、現実に平尾に出張所ができたということも起きているわけでございまして、その辺の点検は、今、中田委員が言われたように、誰がどうやっていくのかという部分にも問題があると思っています。  あと、大久保委員が言われたように、テーマが余りにも難しかった場合、確かに私がやっている所管の中でも、全ての意見を入れて両論併記になったようなときもありますし、その辺はなかなか難しいかと思っています。最終的には、誰がどのような形でやっていくのかという論議になっていくのかと思っています。 40 ◯ 渡辺委員長 議長、よろしいですか。副議長は。では、村上委員外議員。 41 ◯ 村上委員外議員 特定所管事務調査の目的なのですけれども、先ほど大久保委員からは、短期的なテーマをというお話があり、荒井委員からは、例えば原島委員がおっしゃったように、長期的なテーマも取り上げる場合があるわけです。そういったときに、そこで何をやっていくのか。2年という任期の中で解決することだけを取り上げていくのか。そのあたりがまだ詰められていないと思うのです。ただ、長期的なテーマを取り扱っていくときに、この期ではこういったことを提案したけれども、その点検が必要であるという申し送りを委員会として継続していくのかといったところの報告の仕方とか、そういうこともあると思うので、まだまだ特定所管については、目的とかやり方について考えていけばいいのではないかと思います。 42 ◯ 渡辺委員長 伊藤委員外議員。 43 ◯ 伊藤委員外議員 特定所管事務調査というものはなかなか難しくて、委員会で全会一致になったという案件が意外と少ないのではないかと思うのですけれども、何を調査するのかということを、1回か2回の委員会ではなくて、かなり議論し合って、絞って絞って、委員会の中でやるかということを考えたほうが、最終的な意見の一致が見られるのではないかと思っています。 44 ◯ 渡辺委員長 梶浦委員外議員。 45 ◯ 梶浦委員外議員 大久保委員がおっしゃられたことは、そもそもそのように進めていけばいいことだと思います。  あともう1点、確認なのですけれども、特定所管事務調査については、恐らく例年、報告という形で皆さんまとめられていると思うのですけれども、進め方によっては提言を本会議で上程したり、委員会で決議したり、議案として本会議で決議することはできますので、その中で行政に対して、議会として何を求めていくかというのは、手続ができるようになっているかと思いますので、この場面で点検をというのは、各それぞれの所管事務調査を進めている委員会ごとに進めていけばできることではないかと思います。 46 ◯ 渡辺委員長 ほかに。よろしいですか。荒井委員。 47 ◯ 荒井委員 実はこれはどういうことかというと、私も議運をやって、かなり特定所管に注目されて各議会から研修に来られたことがたくさんあります。そのときに、「特定所管をやっているのはすばらしい。その結果はどうなりましたか」ということを随分言われて、当時、原田議長などともその後に議論したのですが、これが非常に大事だという話はずっとあって、ただ、今それぞれ御指摘いただいているように、特定所管というのはどういう内容でどこまでやるのかということについての本当の意味での議論とか整理がされていないのだろうと思うのです。だから、例えば、本当に目的を持って、非常にわかりやすいものはわかりやすい話でいいのだけれども、わかりにくい話になると、極端に言うと、これは最終的に調査と研究だから、調査と研究だけでいいではないかという話にもなってしまう可能性もあるわけです。そういう意味からすると、そのときに調査目的をきちんと議論してやっていくというのは当然のことで、今までも特定所管をやって改善したことはかなりあります。  稲城市の乳幼児医療費の無料化の陳情が毎回のように出ていた。当時、議会はずっと否決していたのだけれども、これは少子化対策ということで特定所管できちんと議論しようという話になって、継続してもらって、福祉関係の委員会で議論したことがあります。そのときに、稲城市の財政なども含めていろいろあったのだけれども、会派間でもいろいろな意見があったのだけれども、せめてゼロ歳児だけは実施しようということが議会の特定所管で決まって、そのときに助役なども出ていたのですが、そういうことであれば、行政のほうも清水の舞台から飛びおりる形でこれについてはやりますという話で実現したことがあります。  自然の回復の条例についても、3,000平方メートルということで課題が多かったのですが、それをもう少し短いところでもできないかという提言をして、それが実現していった。  さらにいろいろなところで実現していったこともあるのですが、理念的な提言などというのは、それは非常に見えないので、例えば稲城市では、商業の問題は、へそがないということもあって、非常に課題があって、所管事務でやったときに、これは商業の中で商店街活性化だけの中で、そのことを担任するプロジェクトをつくったらいいのではないかといった提言などもあったのですが、実際はそれはもうずっと実施されてこなかった。私からすれば、今お話が出ているように、特定所管にはどうなのかということで、特定所管に取り上げる上での議論を深めてもらって、できれば内容によってはきちんと行政から報告を受けるような体制をつくるべきではないかと思っています。  だから、これは、今お話があったように、もう少し特定所管そのものについて議論を深めようということであれば、そこからスタートして結構です。そのことについてまた議論を深めていただくということの中で、どうあるべきかということで、幾ら特定所管で現実的な提言をしても、それがまるっきりたなざらしにされて、議会の意見が聞かれないということだと問題だし、議会というのは個人ではないですから、個人は個人で入れかわったりなどしますけれども、議会で決議したり、議会でやったものは、議会の意思として残ります。議会というのは、この前研修があったように、幾ら個人が言っても、その個人のことで行政が動くということではなくて、議会という権限の中でいろいろな調査・提言ができるということですから、議会として提言したものについては、その委員会の担当がかわっても、議会に対する提言などは生きていきますので、それはきちんと報告してもらう体制は必要なのではないかと思います。  とりあえず御意見もいろいろ出たので、そんなにぶつかる御意見というものではなくて、さらにそういうことを実現する上ではということで課題をいただきましたので、できれば特定所管のあり方を深めていく上での議論ですから、その中で譲って議論していってもらいたいと思います。 48 ◯ 渡辺委員長 ほかに意見がありませんので、意見を終結いたします。  本件については、いろいろ意見があるようでございますので、継続してこの委員会の中でもう少し議論していくことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯ 渡辺委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
     次に、9、特定所管事務調査に関する住民、団体、機関からの意見聴取について、提出者から説明をいただきたいと思います。荒井委員。 50 ◯ 荒井委員 これは既に、委員会によっては、教育委員会やいろいろなところを呼んで話をしたりなどしていますから、事実、ある意味では実施されている内容だと私たちも理解していますけれども、できるだけ、せっかくの特定所管ですから、そこにかかわるような市民団体とか、いろいろなところも含めて意見を聞くようなことについては、積極的に議会として対応できるようなルール化をしていったらいいのではないかという意味で提言させていただきました。 51 ◯ 渡辺委員長 それでは、順次御意見をいただきたいと思います。大久保委員。 52 ◯ 大久保委員 今荒井委員もおっしゃいましたけれども、既にやっていることで、恐らく福祉文教委員会も、今後また関係するところを呼ぼうかという話をしていて、実現していることなので、改めてというのはないかと思います。 53 ◯ 渡辺委員長 榎本委員。 54 ◯ 榎本委員 今のお話では、意見の聴取という点では、関係するさまざまな団体から意見を聞きということで、調査・研究を進めるに当たって参考にできることもあるかと思います。今お話があったように、既にということもありますけれども、多方面ということでは、よいかと考えております。 55 ◯ 渡辺委員長 山岸委員。 56 ◯ 山岸委員 現在も行われていることで、必要な意見は聴取していくと、してはならないとはなっていないということで理解していますので、賛成であるということです。 57 ◯ 渡辺委員長 中田委員。 58 ◯ 中田委員 私も、これは現状やっているので、特にこれといって改めて改善項目として挙げる必要はないと感じています。ただ、行政から聞くだけに終わっているとかというところは確かに多いかとは思うのですけれども、やたらといろいろなところに声をかけるというのも、逆に調査の論点がぼやけてしまうというところもある。だから、ちゃんと目的を絞って、これを聞くためには、この情報を得るためには、この団体から聞かなければならないというところまでちゃんと詰めてあるのだったら、必要に応じて今だって聞いているし、行政以外からも聞かなくてはという話にもなるかと思うので、この辺は実際に所管事務調査を仕切っていらっしゃる正副委員長の裁量にお任せすべきことではないかと感じております。 59 ◯ 渡辺委員長 原島委員 60 ◯ 原島委員 同じで、委員会の進め方の中で、そのような意見があったら、進めていけばいいと思いますし、ある部分で、テーマによっては難しいこともあるかと。例えば建設環境委員会の中の観光に関しましては、各種、市民ももっとわからないし、団体とか機関がないという今の状況で、新しいものをつくるようなときは結構難しいかと思う部分もあります。 61 ◯ 渡辺委員長 議長、副議長はよろしいですか。  では、村上委員外議員、どうでしょうか。 62 ◯ 村上委員外議員 既にやられているというところではそうだと思うのですけれども、例えば先ほどの視察報告にも出ていました議会としての議会報告会のようなものをもしやるというのであれば、その中で、各委員会の議会の活動ということで、市民に対する報告があってもいいかとは思います。 63 ◯ 渡辺委員長 伊藤委員外議員。 64 ◯ 伊藤委員外議員 現状維持。 65 ◯ 渡辺委員長 梶浦委員外議員。 66 ◯ 梶浦委員外議員 現状できていることですので、それぞれの委員会で進め方を協議されることかと思います。 67 ◯ 渡辺委員長 これはどうでしょう。現状、既にやっている部分……。 68 ◯ 荒井委員 私も言ったとおり、現状、もうやられていますので、そのこと自体はそのとおりなので、もう少しそのことを積極的にやっていくという意味で提言したということですので、そういうのがルールとしてもう一歩、そういうことが実現しやすいような、もっと積極的にそういうことをやるようなルールのようなものができればいいと思って提案したのですが、皆さんの意見を聞いて、委員会で十分やってほしいということですので、了解しました。 69 ◯ 渡辺委員長 そうすると、これは、では現状維持という形で、委員会で引き続きこのような方向ということでいいのですか。特にこれはこういうことをしていないというわけではないと思いますので、ではこれはどういう結論にしたらいいのか。議長、どうぞ。 70 ◯ 北浜議長 先ほども特定所管事務調査の決議云々という話があったので、全体的なセットとして、特定所管事務のあり方について、それぞれ会派のほうで話し合うきっかけということで、こういうことも含めて総体的に何か今後の継続として考えていく中の一つの項目として挙げておいていただければいいのではないかという意見を持っているのですけれども、あとは皆さんにお任せしたいと思います。 71 ◯ 渡辺委員長 ありがとうございます。どうでしょうか。では、今、議長からそういう御提案をいただいたのですけれども、今後も、特定事務調査事項のあり方についてという項目ということで、またこれの提出者の御意見を踏まえて、各会派で継続して議論していく形でいいのでしょうか。梶浦委員外議員。 72 ◯ 梶浦委員外議員 皆さんが今、特定所管事務調査についてということでおっしゃられているのですけれども、一応議会会議規則で規定されていることの所管事務調査の全般のことを指す言葉であって、恐らく今お話しされているのは自主調査のことなので、そういうことでお持ち帰りになったほうがよろしいのではないかと思いまして、そのあたりを確認させていただけたらと思いまして、意見を言わせていただきました。 73 ◯ 渡辺委員長 ありがとうございます。その辺はどうでしょうか。中田委員。 74 ◯ 中田委員 確かに自主調査だと思いますけれども、8・9のほうがそのままの状態で継続となってしまうと、持ち帰るにしても、非常に会派の中で議論がしにくいと思うので、ちょっと上にある5・6番のような形で、特定所管事務調査の自主調査のあり方の改善のような形で、何かテーマを一つにまとめていただくと、それについて、今回の点検のことであったり、意見聴取の仕方であったり、その報告の出し方のような形の意見として議論しやすくなると思うのですけれども、いかがでしょうか。 75 ◯ 渡辺委員長 大久保委員。 76 ◯ 大久保委員 先ほどまでの8番・9番の議論の中で出ていたことを考えますと、自主調査をまず議論するときに、先ほど荒井委員がおっしゃった、多分理念的なものをやろうと決まったときは、行政からの報告というのは求めないということになるわけではないですか。行政もある程度同じような方向を向いていて、議会としてより深めていこうといった短期的なものを決めたときは、きちんと決議まで持っていこうとか、きちんと報告も受けようとか、そういうスケジュールも含めてきちんと議論するとか、そのようなことも含めて自主調査のあり方について各会派で議論して、こういう場合は、行政の回答も含めて、こうあればいいのではないかといった議論をするのであれば、持ち帰っても議論を深められると思うのですけれども、そうしないと、恐らくまた通り一遍の話で、今までどおりでいいのではないかといったことになってしまいかねないので、その辺をもう少し整理しておかないと、持ち帰るにも持ち帰りにくいとは思います。 77 ◯ 渡辺委員長 ほかに御意見はありますか。  いろいろ御意見もありますけれども、項目というか、テーマを変えるというのもなかなか、現実、それ自体を変えて提出してもらわないと、会派にまた持ち帰らなければいけないという話になってしまうので、テーマ自体は8・9、提案者は荒井委員の会派ですけれども、このままという形になるしかないと思うのです。 78 ◯ 荒井委員 基本的に私たちも、先ほど言ったように、せっかくそれぞれ所管する委員会の中で特定所管を決めて、これを課題としてきちんと整理して、議会として提言して意見を言っていこうということで特定所管をやるわけですから、それがきちんと生きていくようにしないといけないと思っていますし、それを深める意味では、もちろん今でも行政などは委員会などでやられているのだけれども、市民から意見を聞く機会などは拡大して進めていってほしいという意見はきちんと持っていますので、そういう意見として持ち帰ってもらって、特定所管のあり方の中で議論していってもらうと一番いい。そういう意味では、現状やっていることについては私たちも決して認識していないわけではなくて、せっかく稲城市議会の中で他市から注目されて進めている議会改善の一つですし、先ほど言ったように、全国から来たときに、これがどのように実施されたのか、どのように実行されたのかということは常に注目されているところでもありますので、そういう立場でひとつ各会派へ持ち帰って議論していただければと思います。 79 ◯ 渡辺委員長 荒井委員、要は、持ち帰るというか、これは提出いただいたテーマなので、これ以外に変わってきた方向だったら、また改めて文書にしてもらわないと……。 80 ◯ 荒井委員 改めるつもりはありませんから。 81 ◯ 渡辺委員長 ではこれでいいですね。 82 ◯ 荒井委員 そうです。そういう意味です。 83 ◯ 渡辺委員長 どうぞ、大久保委員。 84 ◯ 大久保委員 来年度も先進自治体の調査には行けるのですね。例えば、その調査先に同じ内容はないかもしれないけれども、委員会でそういう調査をやっているような議会を見に行って、そうすればこの中でまた議論できるではないですか。特定所管に似たようなやり方をしている先進自治体を見に行くということで、ではどこに行こうかということでそれぞれ提案していただいて、その中でここで議論を深めるという形であれば、とれるのではないですか。改めて持ち帰るとなると、今委員長がおっしゃったような話になってしまって、この形はそれぞれに会派で議論して結論が出てしまっているので、このままの形で持ち帰っても余り意味がないので、それよりは、特定所管については、それぞれ皆さん意見がいろいろ出てきたわけですから、ではもう少しほかの議会でやっていることを勉強させてもらって、その上でこの中で今の議会で議論していかないと、持ち帰っても、もう来期といってもメンバーはかわっているかもしれないし、ということで、ちょっと来年の中で調査に行くところをそのような視点で見てみて、みんなでそれぞれ探してみて調査してというほうが、そうしないと、今の自分が持っている中での話だけになるでしょう。改めてどこかを見てみないと、議論は深まらないと思うのです。だから、その視点をちょっと変えて、そのような方向で今のメンバーの中で議論を深めないと意味がないと思うので、そうしたら来年度早い段階で行ってしまうとか、ことしのように1月などではなくて、もっと早く、来年の選挙が始まるということでばたばたする前に、ゆっくり秋ぐらいにはもう視察へ行って議論するぐらいにしていけば、何か次に引き継げるような議論ができるかと思いますが、いかがでしょうか。 85 ◯ 渡辺委員長 中田委員。 86 ◯ 中田委員 視察の結果を受けて、項目の追加などを一回持ち帰るということになったと思うのです。できれば、私も本当に大久保委員と同じ意見で、8と9はもう会派としては結論が出ているので、これをこのまま持って帰ったところで何の結論も変わらないしと思うのです。ですから、荒井委員のほうで、この点を持って帰っていただいて、新たに特定所管事務調査について、今回の視察とは直接は関係ないかもしれないのですけれども、追加の改善項目、提案項目として挙げていただければ、またそれはそれで議論できると思うのです。それを踏まえて、視察という話にもつながってくると思うのです。そういう形で、今回のもので持ち帰るのではなくて、荒井委員から出し直していただいたものを議論するという形のほうがいいと思うのですが、いかがでしょうか。 87 ◯ 渡辺委員長 荒井委員。 88 ◯ 荒井委員 先ほど言ったとおり、特定所管では、全国的に見ると、稲城市はトップランナーなのです。特定所管を形を変えてやっているところはたくさんあると思うのですが、先ほど言ったように、特定所管をやって先進を走っているのに、そういう調査をしているということについては、すばらしいことですという話なのだけれども、結果はどうなりましたかと聞かれて、このことはすごく大事なことだと、それこそ前にお名前を出した方も含めて、そういうことでもう少しきちんとしていかなければいけないということがある意味では積み残しになったということもあって、8番の中に、基本的にそういう形で提言をしたり決議をしたことがどのように実施されているのか。それは中身によっては、提言をしてもなかなか、要するに即変えられるような個別具体的な話ではなくて、理念的なこともあるから、全部そっくりということはないけれども、例えばその議会の考え方に対して行政としてはこのように考えるとか、そういうことも含めて、行政としてこの議会の提言をどうやって生かしていくのか、また行政としてどう捉えていくのかという意味では、そういうことをきちんとはっきりさせてもらうということはすごく大事なことだと思っています。また、特定所管で提言とか、要するに関係する住民や団体や機関に意見を聞くというのは、もちろんその所管委員会では、例えばそれこそ教育委員会を呼んだり、いろいろなところでやっているのだけれども、さらにそういう意味では、その内容によってはもっと深めて調査をしていくという姿勢を堅持していったほうがいいのではないかということです。むしろ今回も視察に行って感じたのは、それぞれそういうことについて市民の意見を聞くということは非常に大事だということでやっているところが先進自治体の中で多くなってきていますから、そういう意味では、特定所管をより中身としてきちんと地域に根づいた、市民の声に基づいた結果にしていくために、調査をさらに深めてほしいという提言は、私たち自身は決して今間違って取り消しをしようという話はしていませんけれども、皆さんの中で先ほど来ずっと、会派に持ち帰ってとか、いろいろな議論があったものだから、即ここで結論を出さないで、会派の中でもう一度そういう議論をして詰めてもらったらどうでしょうかと思っているだけです。できれば、ここで詰めて、いい悪いを決めていただければ、それはそれで一向に構わないと思っています。だから、これ自体を私たちのほうで変更したり書き直したりするつもりはさらさらありませんから、そういう立場で、例えば、9番についてはもう実施しているから、このことについては取り上げるのをよそうということであれば、それはそれで委員会の結論ですから、そのようにしてもらえばいいと思っています。 89 ◯ 渡辺委員長 ほかに意見がありませんので、意見を終結いたします。  本件については、若干意見の違いがあるようなので、このテーマそのままの状態で、継続してこの委員会の中でもう少し議論していくということにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯ 渡辺委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  次に、10、委員会における委員間討論、意見交換の活発化について、提出者から説明をいただきたいと思います。まず、荒井委員。 91 ◯ 荒井委員 それぞれ、例えば今、委員会運営をずっとやっていて、私も参加しているのですが、もちろん行政に対する質疑が、議案によってはそれが中心になるというのは当然なのですが、内容によっては、それこそ政策提言ではないけれども、そういうことについて議会としてみんなでその議案などについて議論をして、議会の意見として行政に申し入れるようなことがあってもしかるべきかと。ただ単に行政に対して各委員が質疑をするだけではなくて、そういうことについては、議案とか内容によっては、議員自身が議論をして一定の方向を見つめた中で、そういう中で当然質疑は質疑としてあるのですが、そういう機会をつくって、議会としてできればそういういろいろな議案についても、ほかのことについても意見を言えるような感じで、議会の中で委員会の議論をもう少し活発に闘わせるようにしていくほうがいいのではないか。今見ていると、それぞれが、うちの会派はこうです、うちの会派はこうです、うちの会派はこうですというぶっちぎれた形で、結論としては少数・多数という形で終わってしまうのですが、議会というのはある意味では合議の場で、いろいろな知恵を持ち寄っていいものをつくっていこうという場ですから、そういう意味では、そういうことをより活発にするような議会運営のあり方についてもう少し深めてみていただいたらどうかという意味で提言をさせていただきました。 92 ◯ 渡辺委員長 続いて、山岸委員。 93 ◯ 山岸委員 基本的には荒井委員と同じ意見です。この前の三田市議会の資料の中にも委員会での意見討議というのがありましたが、いわゆる行政に対する質疑と賛成討論・反対討論以外に、議員同士がお互いに意見交換し合う。意見に違いがあるのは全然構わないと思うので、それに対してお互いに質問したり意見を言ったりということは大事なのかと思っております。 94 ◯ 渡辺委員長 それでは、それぞれまた順次御意見をいただきたいと思います。大久保委員。 95 ◯ 大久保委員 これが難しいのが、委員会に確かに代表では出ているのですが、ではその会派で議論をした内容以外になったときに、発言が難しいのです。一任されているわけではない、少なくとも私たち公明党のほうは。一々、違う議題が出たときには持ち帰って協議しないといけないということが大前提にありますので、なかなか委員会の中での議論というのは難しい。例えば全員協議会の中で、議題をみんなテーマを決めて、議長が中心になって、全員の議論を、全員の意見をという、その場で全員ができればいいですけれども、私は委員会の中では、公明党ではそれはこの形では難しいと思っています。 96 ◯ 渡辺委員長 榎本委員。 97 ◯ 榎本委員 私のほうも、委員会への報告など、また議会の期間内では議案、陳情・請願等もありますので、それぞれどういう形で進めていくかということもしっかりと考えて精査しなければいけませんし、また今大久保委員からもありましたように、各委員の主張で意見交換というのもなかなか難しいのかということもありますので、その辺のルールといいますか、そういうことをしっかりと考えていかなければいけないと思います。 98 ◯ 渡辺委員長 中田委員。 99 ◯ 中田委員 私は、会派のほうで、会派自体が意見の拘束にそれほど縛られている会派ではないので、その辺はもうそれ以外の発言はできませんということはないので、基本的には委員同士で活発な意見交換をするということ自体には賛成なのですが、ただ、現状の委員会でも、別に質疑だけではないのです。委員長は「質疑・意見のある方は挙手を」と言っているので、意見を言っても全然構わない。実際、意見だけで終わらせるという発言の仕方もあるわけで、だから、それに対して、「あなたはそう思うのですか。でも私はこう思います」とやることが、ちょっと盛り上がりには欠けるかもしれないのですけれども、意見交換にはなるのか。活発な意見、お互いの意見を闘わせるというところまではいかないかもしれないのだけれども、お互いの意見を表明し合うという形に関しては、現状、できている、十分できているのではないのかと思います。委員長の裁量によって、例えば行政に聞くまでもないような陳情、国に対する陳情などでは、これは行政に聞いても答弁しづらいので、「これは意見でお願いします」といった形で、積極的に委員からは意見を出してもらうという形で運営することもできていたと思うのです。その辺もあるので、基本的には現状のままでよいと考えております。 100 ◯ 渡辺委員長 原島委員 101 ◯ 原島委員 現状の中では意見交換と討論という部分ではないのかもわかりませんが、委員長の判断の中で「原島君はどう思っているのですか」といった質問を受けたこともいろいろな問題の中ではありますので、そんな中で発言できる方向性の中で発言したこともあります。だから、現状でいいと思います。 102 ◯ 渡辺委員長 議長、副議長はよろしいですか。  では、村上委員外議員。 103 ◯ 村上委員外議員 基本的には、あったほうがいいのだろうと思うのですけれども、それは、委員会の中で質問されているほかの議員に対して質問することが可能になるということですよね。それに対して答えるということで、先ほど大久保委員からは会派としての方針というのがあるので難しいということがあったのですけれども、中田委員からは意見も述べられるということで、今のところ、意見ということで、私はこう考えるということを言えるという状況ではあるのですけれども、もう少し意見というところでどれほどの意見交換ができるのかということをしながら、ちょっと考えさせていただきたいと思っています。 104 ◯ 渡辺委員長 伊藤委員外議員。 105 ◯ 伊藤委員外議員 現状維持で。 106 ◯ 渡辺委員長 梶浦委員外議員。 107 ◯ 梶浦委員外議員 現状、できていると思うので、現状維持で。 108 ◯ 渡辺委員長 ほかに意見がありませんので、意見を終結いたします。  本件については……。荒井委員。 109 ◯ 荒井委員 逆に大久保委員も含めて意見を聞きたいのだけれども、例えば委員会でとなったときに、みんなで知恵を出し合ってこうしようということはできないということなのですか。先ほど、例えば乳幼児の医療費のときに、それこそ、まるっきり予算がないのだから、そんなことはやるべきではないという会派も委員もたくさんいた。そうではなくて何とかしようということもあって、知恵を出し合って、せめて稲城市議会としてはゼロ歳だけはやろうではないかということで一致した。これは知恵なのです、ある意味では。そういう意味では、今、議会で、例えばどんな講師が来ても、委員間できちんと議論をしながらそういう議会としての姿勢をつくるということが一番大事なのだということをどこの講師でも必ず言われるわけです。私は、当然そういうことが会派の決定などときちんとあれしている場合は、例えば休憩をとって継続して、会派へ持ち帰ってちょっと意見を聞いてくるということも過去にありました。ただ、私たちとすれば、少なくとも議会の中でみんなで知恵を絞って、一つでも二つでも本当に一致できるものだったら一致して前へ進めるというのは、私はありだと思うのです。もちろん、制度的には現状でできないのではないのだということは確かだけれども、実際には、先ほど言ったようにもう決めてしまって、ここでは結論しか言わないという話になってしまうと、委員会でみんなできちんとした意見交換ということができなくなってしまうという気がするのです。私は、それはどこかで改善していかないと、大津市とか、ほかでやっているようなことは議会としてできないのだと思います。だから、その辺はちょっと疑問を持つのだけれども、そういうことなのか、よくわからないのです。 110 ◯ 渡辺委員長 大久保委員。 111 ◯ 大久保委員 議案については、会派で相当議論をして結論を決めていますので、これはこれでいいと思っています、現状で。今おっしゃっているのは陳情などの場合だと思うのです。陳情で、では議会として本当にこれは喫緊の課題だとなったときには、私は議長が中心となって、申しわけないけれども、委員会の委員長は私たちが投票した選挙では選んでいませんので、責任は議長にあると思うのです。こういうときは、議長が、全員協議会を開いてやりましょうとやって意見をまとめて、行政に出す。予算も絡む話ではないですか。私はそこまで持っていくような話だと思うので、委員会の中での議論とは違うと。恐らくいろいろなことが出てくるのは、私が今想定できるのは陳情の場合だと思うのです。本当に議会として、この陳情は大事だし、予算を含めて市長に対して言っていかなくてはいけないとなったときには、委員会のレベルではなくて、議長のほうで引き取ってもらって、議長が中心となって、全協を開きましょうとかということで代表者会議でも協議してもらって、全協を開いて、それで全員の意見を集約して、結局予算も限られているわけだから、その中で、では何を優先するかというところになるので、そこでは全員で議論するのは大事だと思いますけれども、委員会のレベルではないと思うのです。本当に喫緊の課題だというのであれば、全体でやるべきだと思うので、それは今でもできるわけですから、改めて委員会で云々ということは、私は必要ないと思っています。 112 ◯ 渡辺委員長 荒井委員。 113 ◯ 荒井委員 せっかくだから、こういう議論をしていったほうがいいから、機会がないから言わせてもらうと、基本的に、うちは委員会制度をとって、下審査を委員会にさせて、そしてそこで結論を出して、それをもとに議会全体を運営しているという制度です。だから、そういうことを下にかけて、委員会として、そういうことが必要だから、議長としてそういうことで諮ってくれないかということのもとでそういうことが動いていくのだろうと思うのです。委員会審査もしないで、議長のほうで議長と副議長なりなんなりがそういう議案について所管のところを無視してやるなどということは、逆に言うと、それは委員会の制度としては、今の仕組みからすると無理があると思うのです。  だから、もちろん陳情の議案もあるけれども、例えば提出した議案の中で、昔、環境条例というのが提案されました。そのときに議会の中で条例を審査していったときに、審議会の項目の中に、審議会は市長からの諮問に答えるということにしかなっていなかったわけです。その中で、おかしいと言う人がいて、どうしておかしいのか。どの審議会でも、審議会として諮問だけではなくて建議ができるという制度はどこでもつくっている。それが抜けているではないかということで話があって、それはみんなで議論をして、これは変えさせようと。それできちんと申し入れて、その提案を一度、一時行政として撤回して、再提案をして正式に環境条例をつくったという経緯もあるのです。  そういう意味では、議会としては、そういう部分では、行政の中でやっていることで不備なことはきちんと直させていくというのが議会の仕事だし、いろいろなことについて提言をしていくのも議会の仕事だし、例えば陳情などについても、そういう意味では知恵を絞って対応してあげるということも、それこそ知恵だと思うのです。私は、一番大事なことは、そのことを今期の議会だったら、今の議員は議員としてそれぞれの政党を背負っているかもしれないけれども、議会全体、稲城市全体の市民に責任を持つという立場から、ある意味では、そのことについてどうやったら知恵を絞っていい方法をつくり上げていくか、これが議会の仕事だと思うのです。  そういう意味からすると、もう少しそういう部分では委員会の中でそういう運営ができないかと思って提案をしているのだけれども、そういう部分では、今大久保委員が言ったのは、私もわからないではないし、そういうことになれば議会として緊急避難的に議長がやるべきだという意見もわからないことはないけれども、そういうことになると、委員会制度そのもの自体にも抵触してくるし、委員会の中でそういう議論をして、その延長線上でその中で議長が委員会の意を受けてそういうことをやっていくということは私は可能だと思うけれども、そういう意味では、いきなり議長がそれをやっていくというのはちょっと無理な話ではないかと思います。 114 ◯ 渡辺委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時55分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前10時55分 開議 115 ◯ 渡辺委員長 再開いたします。  ほかに意見がありませんので、意見を終結いたします。  本件については、いろいろ御意見があるようでございますので、継続してこの委員会の中でもう少し議論していくということにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯ 渡辺委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午前10時56分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前11時10分 開議 117 ◯ 渡辺委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、11番、委員会の行政報告等の公開について、提出者から説明をいただきたいと思います。山岸委員。 118 ◯ 山岸委員 前回までは全ての委員会の公開ということにさせていただいたのですが、それぞれ皆さんいろいろな御意見があるということで、今回は行政報告等ということにさせていただきました。委員会のいわゆる行政報告については、既に議事録はつくられて公開されているということとか、そこで話された内容はさまざまな議員もいろいろな形で発信されたりということですので、既に公開されているような状況はあるのかと。そういう意味においては、傍聴者の入場とか、それこそ録画による発信等々を行うということは、現状とそんなに大きな差はないかと思いますので、行政報告はもう公開してもいいのかと。あと、「等」とはさせてはいただきましたが、委員長の判断で、必要なものは公開していくということは今後も求められていくと思います。 119 ◯ 渡辺委員長 それでは、順次御意見をいただきたいと思います。まずは大久保委員。 120 ◯ 大久保委員 委員会の行政報告等の公開ということは、議会中ではない委員会ということで言われているのだと思って議論をいたしました。議会以外での行政報告につきましては、最近はかなり各部・各課とも行政報告をしっかりしていただいて、それによって、議案が出てきたときに既によく説明されていて、理解をした上で議案の審議もできるので、非常にいい形だと思っているのです。そういう中で、委員会の行政報告をリアルタイムに全て流してしまうということになると、議案との関係がどうなるのかということと、現状は、実際の議事録がアップされるまでの期間は、それが公にならない。確かに、その中でのポイントを議員が発信する分には、別にだめだとはなっていないので、発信されている方もいらっしゃるかとは思いますが、余りリアルタイムに出てしまうと、次の議案を出すということを鑑みると、行政からの詳細についての行政報告を控えてしまうのではないかといった懸念もありますので、行政報告等、要するに議会以外の報告については、現状のまま公開しないという形のほうが、行政のほうからの報告が、より細かい数字まで含めて報告してもらえる、またこちらも要求できるということもありますので、現状のままのほうがいいという結論になりました。 121 ◯ 渡辺委員長 続いて、榎本委員。 122 ◯ 榎本委員 私どもの会派では、広く市民に向けて公開していくということを考えた場合に、委員会でのインターネット中継の公開が実現できているということから、行政報告等も、今お話がありましたけれども、今、タイムラグ等、いろいろ考えなければいけないこともあるのかと思いますので、そういった案件全てということではなくて、可能な範囲の行政報告であれば、そういうところから公開していくということは必要ではないかと考えております。 123 ◯ 渡辺委員長 荒井委員。 124 ◯ 荒井委員 原則としては公開していったらいいかと思うのですが、これは結構難しい議論があって、ずっと前にも議論をしたのですが、所管事務調査の段階で行政報告を市民に広く公開していくというのは、政策立案機能自体に対して障害を起こすのではないかということとか、なおかつ、そのようにすると行政は報告しなくなるのではないかという懸念の意見が出ていました。ただ、一方、行政の姿勢として、政策の立案過程から市民に公開して、それこそ情報公開をして市民の意見を入れながら政策を進めていくのだという姿勢を市民との協働化の中で打ち上げているわけだから、そういう意味ではもうそういう段階に来ているのではないかという話があって、私も少なくともいろいろな市の公式な文書、公式な市政についての文書を聞くと、基本的に政策立案の段階から市民に公開して、市民の意見を入れて政策を固めていくと。議員も、例えば議員が判断する議案についても、当然いろいろなことが市民に提起された段階で、市民にこのようにやられているのだけれども、こういうことについてどう思うかという意見を聞きながら議員としての姿勢を正していくということも当然あることだから、そういう意味では、もうこの段階では公開していったほうがいいのではないか。ごくまれにある意味では機微な問題があるから、そういう意味ではどういう例外規定を設けるか。例えばプライバシーとか、いろいろなことも含めて検討する内容はあるけれども、原則的には公開していくという方向でいいのではないかと考えております。 125 ◯ 渡辺委員長 中田委員。 126 ◯ 中田委員 議事録として公開されるというものに関しては、基本は公開でいいのかとも考えたのですが、荒井委員のおっしゃったとおりで、行政から情報を引き出す、積極的に報告してもらうという意味合いから考えると、例えば暫時休憩して突っ込んだことを聞いたり、もしくはプライバシーにかかわるような情報もあるかもしれない。ちょっと公開にそぐわないような情報のやりとりがあるかもしれない。そのようなことも考えると、なかなか中継という形にはそぐわないのかと。そこの部分まで、私たちも逆にそういうことは公開が前提になると聞きにくくなってしまったりということもあって、行政からの情報交換が一定の制約を受けたりすることになるのかと。基本的には、現状は議事録として公開しているのであれば、その部分で公開ということに関しては役割を果たせているのではないかと考えますので、現状維持でよろしいかと思います。 127 ◯ 渡辺委員長 原島委員
    128 ◯ 原島委員 常任委員会のいろいろな部分の報告はあるのだとは思います。そうした中で、その線を引くのがなかなか難しいという部分があるかと思いますので、現状の中でいいかと思っています。 129 ◯ 渡辺委員長 議長、副議長はよろしいですか。  では、村上委員外議員。 130 ◯ 村上委員外議員 先ほど中田委員がおっしゃったように、議事録として残る部分ではもう公開されているということなのですけれども、あと傍聴と中継ということになると思うのですけれども、傍聴ですと、暫時休憩のときは出てもらうということになるのですか。中継の場合だと、暫時休憩のところは音声が切れているので、様子はわかるのだけれども、話している内容はわからないのです。ということだと、中継はいいのかなという気が私はしています。傍聴も、暫時休憩は出るのでしたか。(「そのとおりです」と呼ぶ者あり)同じ扱いであれば、いいかとは思います。 131 ◯ 渡辺委員長 伊藤委員外議員。 132 ◯ 伊藤委員外議員 原則公開。 133 ◯ 渡辺委員長 梶浦委員外議員。 134 ◯ 梶浦委員外議員 現状維持なのですけれども、一つちょっと確認なのですけれども、行政報告も特定所管事務調査の一つでありますので、その議論も必要になってくると思いますので、その点を踏まえてお考えいただいたほうがよろしいのではないかと思います。 135 ◯ 渡辺委員長 ほかに。山岸委員。 136 ◯ 山岸委員 いろいろ御意見をいただいて、ありがとうございました。あった御意見の中で、例えばそういった公開をされてしまうと、なかなか行政も情報を出しづらくなるのではないかとか、聞きづらくなるのではないかといった御意見もあったわけですけれども、私は、議会としてちゃんと情報の公開を求めていく。必要な情報はちゃんと公開させていく。荒井委員が言われたように、政策過程についてちゃんと公開する。我々も公の場でちゃんとそれを聞く。お互いのそういった関係の中でやっていく。公開されたら言いづらくなるのではないかということでは、いつまでも、では議会が行政に対して遠慮するのかと受け取られかねないところもあるかと思いますので、ぜひ議会としてしっかりと行政側に情報の公開を求め、我々もそれに対してちゃんと議論をすると。議員に対して報告されたものは基本的には公になったものであるという形でやっていくのがいいと思いますので、引き続きいろいろな形で私も意見を言わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。意見です。 137 ◯ 渡辺委員長 ほかに意見がありませんので、意見を終結いたします。  本件については、いろいろ御意見があるようでございますので、継続してこの委員会の中においてもう少し議論していくということにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯ 渡辺委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午前11時20分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前11時22分 開議 139 ◯ 渡辺委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  本日はこの程度にとどめ、今後引き続き御協議いただきたいと思います。  次に、今後の進め方につきまして、御意見をいただきたいと思います。大久保副委員長。 140 ◯ 大久保委員 次回の議会運営委員会は2月ということで、議会前の委員会になるわけでございますが、その次、また年度が明けてから、4月にきょう行った議会運営の効率化についての続きを行えばいかがでしょうか。 141 ◯ 渡辺委員長 ほかに意見がありませんので、以上で意見を終結いたします。  お諮りいたします。今後の進め方につきましては、副委員長から御意見がありましたように、4月から引き続きこの議会の効率化についてを議論させていただくことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯ 渡辺委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  以上で、議会運営の効率化についてを終わります。  次回は2月19日月曜日午後1時30分から委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、議会運営委員会を散会いたします。                                午前11時23分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   議会運営委員会委員長   渡 辺   力 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...