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西東京市:令和4年第4回定例会(第5日目) 議事日程・名簿 開催日: 2022-11-25
西東京市:令和4年第4回定例会(第5日目) 本文 開催日: 2022-11-25

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    検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 西東京市:令和4年第4回定例会(第5日目) 本文 2022-11-25 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 66 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 2 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 3 : ◯14番(坂井かずひこ君) 選択 4 : ◯市長池澤隆史君) 選択 5 : ◯教育長木村俊二君) 選択 6 : ◯14番(坂井かずひこ君) 選択 7 : ◯危機管理担当部長伊田昌行君) 選択 8 : ◯まちづくり部長古厩忠嗣君) 選択 9 : ◯都市基盤部長蓮見達也君) 選択 10 : ◯14番(坂井かずひこ君) 選択 11 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 12 : ◯15番(酒井ごう一郎君) 選択 13 : ◯市長池澤隆史君) 選択 14 : ◯みどり環境部長白井一嘉君) 選択 15 : ◯15番(酒井ごう一郎君) 選択 16 : ◯企画部長保谷俊章君) 選択 17 : ◯みどり環境部長白井一嘉君) 選択 18 : ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) 選択 19 : ◯15番(酒井ごう一郎君) 選択 20 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 21 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 22 : ◯市長池澤隆史君) 選択 23 : ◯教育長木村俊二君) 選択 24 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 25 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 26 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 27 : ◯まちづくり部長古厩忠嗣君) 選択 28 : ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 選択 29 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 30 : ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) 選択 31 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 32 : ◯教育部長(松本貞雄君) 選択 33 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 34 : ◯生活文化スポーツ部長(下田立人君) 選択 35 : ◯16番(田中のりあき君) 選択 36 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 37 : ◯25番(稲垣裕二君) 選択 38 : ◯市長池澤隆史君) 選択 39 : ◯教育長木村俊二君) 選択 40 : ◯25番(稲垣裕二君) 選択 41 : ◯企画部長保谷俊章君) 選択 42 : ◯教育部長(松本貞雄君) 選択 43 : ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 選択 44 : ◯市長池澤隆史君) 選択 45 : ◯25番(稲垣裕二君) 選択 46 : ◯教育部長(松本貞雄君) 選択 47 : ◯25番(稲垣裕二君) 選択 48 : ◯教育部長(松本貞雄君) 選択 49 : ◯25番(稲垣裕二君) 選択 50 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 51 : ◯26番(小林たつや君) 選択 52 : ◯市長池澤隆史君) 選択 53 : ◯教育長木村俊二君) 選択 54 : ◯26番(小林たつや君) 選択 55 : ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) 選択 56 : ◯企画部長保谷俊章君) 選択 57 : ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 選択 58 : ◯26番(小林たつや君) 選択 59 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 60 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 61 : ◯27番(遠藤源太郎君) 選択 62 : ◯市長池澤隆史君) 選択 63 : ◯教育長木村俊二君) 選択 64 : ◯27番(遠藤源太郎君) 選択 65 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 66 : ◯議長保谷なおみ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前10時開議 ◯議長保谷なおみ君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。     ─────────────── ◇ ─────────────── 2: ◯議長保谷なおみ君) 日程第1、一般質問を行います。  なお、質問時間を遵守するため、答弁者においても簡潔な答弁とともに、密の状態を避けるよう御協力お願いいたします。  順次発言を許します。坂井かずひこ議員に一般質問を許します。      〔14番 坂井かずひこ君登壇〕 3: ◯14番(坂井かずひこ君) それでは、議長の御指名を頂きましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず、通告の1番になりますが、公園の活用状況についてお伺いいたします。西東京市にはたくさんの公園や緑地があります。心に安らぎや潤いを与える木々の緑や花壇に植えられた草花など、目に映る緑は日々の生活に安らぎと潤いを与えてくれます。疲労の回復やストレスの解消など、精神的な癒しの空間ともなります。前にも申し上げておりますが、雑木林は武蔵野と呼ばれる地域を代表する風景と言われております。そこで、西原自然公園ですが、西原自然公園はその武蔵野の風景を身近に体験できる場所の1つです。特に今の時期は、深まった秋の紅葉を感じるには最適な季節だと思います。そこで、最近の西原自然公園における活用状況についてお伺いします。先日、第1回にしとうきょう環境アワードが開かれたと思いますが、そちらにおきまして西原自然公園を活動場所としている団体が表彰を受けたと承知しています。改めて授賞理由や活動内容をお伺いしたいと思います。  次に、通告2番になります。西原総合教育施設についてお伺いいたします。西原総合教育施設は、当初、西原第二小学校として昭和55年に開校しました。その後、平成13年に西原小学校と統合され、けやき小と名称を変更しました。平成15年12月にけやき小学校が新校舎に移転し、小学校の役目を終了し、平成16年4月から教育施設の有効活用として校舎・体育館を地域開放事業及び社会教育施設に転用し、一部を郷土資料館、シルバー人材センター、社会福祉法人、地域包括センターなどに貸与していると思います。その西原教育施設の現在の活用状況、西東京市公共施設等総合管理計画を踏まえ、将来の在り方についてお考えをお伺いいたします。  次に、通告3番になります。保谷庁舎の敷地活用についてお伺いいたします。旧保谷庁舎の跡地の解体後の現状と、こちらは市民に開放するということになっていますが、今後どのようになっているのか教えてください。  次に、通告4番、地域防災についてお伺いいたします。西東京市は都心のベッドタウンとして現在でも人口が増え続けている自治体です。そのような利便性に優れているということで、ひばりが丘、向台町、谷戸町などは大規模マンションが多く、マンション防災の重要性が高まっています。そこで、西東京市はどのような課題と認識しているのかお伺いいたします。また、このたびのマンション防災の強化に向け、市民防災組織への補助金を見直したと思いますが、どのような見直しをしたのか具体的に教えてください。  次に、通告の5番、連続立体交差事業の現状、今後のスケジュールについてお伺いいたします。現在決まっている西武新宿線の連続立体交差事業の進捗状況についてお伺いいたします。また、書面開催による用地測量など、説明会以降関係権利者の方からはどのような意見を頂いているのか教えてください。  次に、通告6番、西武鉄道との連携についてです。安全対策のためのホームドアの設置状況と、市内5駅のこれからの設置予定についてお伺いいたします。  次に、通告7番、毎回伺っておりますが、田無駅南口の南口広場の開発についてです。こちらの現在の進捗状況を教えてください。  通告8番、駅周辺のまちづくりに関してお伺いいたします。保谷駅北口周辺については、平成14年に駅前広場が整備されてから20年ほどが経過しております。西東京市は、今後保谷駅北口地区のまちづくりについてどのように進めていく考えなのか教えてください。また、保谷駅南口地区については平成24年に再開発事業が完了してから10年ほど経過しているので、保谷駅南口地区についても今後のまちづくりの進め方について確認したいので教えてください。  次、通告の9番、本市の高齢者の見守りについてお伺いいたします。本市の高齢者保健福祉計画に挙げる6つの施策の方向性におきまして、生活支援体制の充実が位置付けられております。その中では、ちょっとした助け合い、支え合いがある地域づくりを進め、地域住民や民間企業とも協力・連携しながら様々な取組を検討するとされております。これまで要望してまいりました高齢者の見守りにおきましては、まさにこのちょっとした助け合い、支え合いが何よりも重要であると考えます。コロナ禍の影響を含め、高齢者の見守りネットワークの現状と今後の展開について市の見解をお伺いいたします。また、このちょっとした視点における見守りの事例についてもお伺いしたいと思います。  最後に、通告10番、無電柱化の推進についてお伺いいたします。令和4年度における無電柱化への具体的な取組について、まずお伺いしたいと思います。  それでは、1回目の質問を終わらせていただきます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕
    4: ◯市長池澤隆史君) 初めに、公園の活用についてお答えいたします。にしとうきょう環境アワードとは、脱炭素社会につながる環境にやさしい行動に積極的に取り組む個人・団体・学校・事業者などを表彰し、ゼロカーボンシティへの機運醸成を図る取組でございます。第1回にしとうきょう環境アワードでは、西東京市が管理する公園や緑地の維持管理を行うボランティア団体が3団体受賞いたしました。その中で、西原自然公園を活動場所としております西原自然公園を育成する会におかれましては、萌芽更新による雑木林の若返り作業を行ったり、下草刈りや枯れ枝の切断などの公園の整備・保全活動を行っているほか、アースデイなどの環境イベントを実施していることが評価され、受賞につながったものでございます。樹木等の緑は二酸化炭素の吸収源としてゼロカーボンシティを目指す上では重要な役割を果たしておりますので、引き続き市民の皆様に御協力いただきながら緑の保全に努めてまいります。  次に、保谷庁舎の敷地活用についてお答えいたします。旧保谷庁舎の解体後の現在は、敷地全体を木柵で囲っており、立入りができないようにしている状態であります。木柵で囲っている敷地は、今後、一時的ではありますが木柵の一部を撤去し、市民の皆様に中に入っていただくことができるよう開放する方向で管理してまいりたいと考えております。今後どのような形態にして一時開放し、管理していくのか、近隣の小中学生の意見を取り入れながら検討してまいりたいと考えております。  次に、地域防災についてお答えいたします。マンションなどの集合住宅の防災対策につきましては、地震発生時の高層階の大きな揺れや、電気、ガス、水道等のライフラインの停止、またエレベーター内の閉じ込めなどといった危険が指摘されております。マンションにおける自助・共助の強化に向けましては、防災用資器材の購入経費の一部を防災市民組織に対する補助金として補助しているほか、研修会の実施や訓練への支援などの機会を通じ、マンション固有の課題についても御説明するなど、啓発にも努めてまいりました。また、防災市民組織に対する補助金につきましては、今年度からマンションなどの大規模な組織を支援する目的で世帯数に応じた段階的な補助に見直すとともに、新たに重点資器材を補助対象とするなど、組織強化に向けた取組も進めてまいりました。引き続き市報やホームページ、また防災講話などの機会を通じ、マンションにおける防災を含めた自助・共助の強化につきまして市民の皆様に対し周知してまいりたいと考えております。  次に、連続立体交差事業についてお答えいたします。西武新宿線の井荻駅から西武柳沢駅間の連続立体交差事業につきましては、令和3年11月26日に都市計画決定され、本年8月には新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、書面開催方式による用地測量等説明会を開催いたしました。現在は本事業に係る現況測量に着手していると東京都から伺っております。説明会以降、市では、関係権利者の皆様から、事業のスケジュールに関すること、用地買収の範囲や補償内容に関すること、工事期間中の借地の範囲や期間に関すること、生活再建のための代替地の確保に関すること、工事中の騒音や高架化後の日影に関することなどについて御意見や御質問を頂いております。お寄せいただいた個別の事情を含むお問合わせにつきましては、電話や御自宅への直接訪問等により対応しております。なお、説明会でいただいた御意見、御質問のうち、主な内容につきましては、それに対する回答と併せて東京都のホームページに掲載しております。今後も関係権利者の皆様が御不安を抱かれることなく事業に御協力いただけるよう、東京都、西武鉄道と連携し、丁寧に対応してまいりたいと考えております。  次に、西武鉄道との連携についてお答えいたします。西武鉄道の駅のホームドア設置につきましては、一日の平均利用者数が10万人以上の池袋駅、練馬駅、西武新宿駅、高田馬場駅、所沢駅及び国分寺駅の6駅22番線について、令和3年度までに整備が完了したと伺っているところでございます。西武鉄道では、一日の平均利用者数が10万人に満たない駅を含めて、2030年、令和12年度末の時点で、総整備数28駅84番線のホームドアの整備を目指すとしており、本年8月に公表した都内駅の鉄道駅バリアフリーに関する整備計画において、まずは石神井公園駅、中村橋駅、富士見台駅、練馬高野台駅、新桜台駅及び東村山駅から優先的に整備を検討するとしております。市内の駅への整備については未定でありますが、今後も東京都が令和元年9月に策定・公表いたしました鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方等を踏まえながら、引き続き市内5駅へのホームドアの整備に向けて西武鉄道と連携を図ってまいりたいと考えております。  次に、田無駅南口の開発についてお答えいたします。都市計画道路3・4・24号田無駅南口線交通広場の整備につきましては、昨年度までに用地取得契約を3件締結し、今年度は2件の用地取得契約を締結いたしました。令和4年度の取組といたしましては、交通広場内のレイアウトを含めた修正設計に着手し、庁内検討委員会で看板や貯留槽などの構造物を含めた検討を進めております。また、事業認可期間が令和4年度末となっていることから、東京都と事業認可の延伸を調整しております。本事業につきましては、早期の完了を目指し、引き続き用地買収等に係る権利者の皆様に対しまして事業協力のお願いを継続するとともに、契約に向けて個別具体的に移転方法や生活再建等の協議を重ねてまいります。  次に、駅周辺のまちづくりについてお答えいたします。保谷駅北口地区のまちづくりにつきましては、都市計画マスタープランの地域の将来像である「にぎわいのある美しい駅前と、豊かなみどりが実感できるまち」を目指し、都市計画道路3・4・13号保谷秋津線、3・4・15号保谷北荒屋敷線や駅前広場の整備、下保谷福祉会館・下保谷児童センターの建て替え、下保谷四丁目特別緑地保全地区の指定など、着実に取り組んできたところでございます。保谷駅南口地区のまちづくりにつきましては、都市計画マスタープランの地域の将来像である「にぎわいがあり、市民の集いと交流を可能にするまち」を目指し、都市計画道路3・4・11号練馬東村山線、3・4・16号東伏見保谷線の整備、第一種市街地再開発事業の実施による駅前広場の整備と、保谷駅前公民館、図書館の開設など、着実に取り組んできたところでございます。また、都道233号線のバイパス機能を担う重要な道路である都市計画道路3・4・12号東町線につきましては、現在東京都が整備を進めている状況でございます。今後につきましては、東京都が定める上位計画にも即しながら、社会経済情勢の変化や地域の実情を踏まえ、引き続き都市計画マスタープランの将来像が実感できる魅力的な地域づくりを目指してまいりたいと考えております。  次に、高齢者の見守りについてお答えいたします。今後、高齢者世帯、特に高齢者単身世帯の増加が見込まれる中、様々な関わりによる見守りはさらに重要になるものと認識しております。現状、コロナ禍において閉じ籠もりがちな高齢者の方が増える中、見守りや声がけが重要となっている状況も見られることから、引き続き緊急を要する場合の早期発見や、連絡対応をスムーズに行う地域体制の構築は必要であると考えております。見守りの取組といたしましては、従来から民生委員の方により地域での見守りを行っていただいているほか、ささえあいネットワーク事業による地域住民や事業所などの連携も進めているところでございます。ささえあいネットワーク事業では、御登録いただいたささえあい協力員の方に加え、郵便局や新聞販売所、商店会などのささえあい協力団体の皆様により、日々の活動や業務の中で気になる高齢者の方がいらっしゃった場合に、西東京市地域サポートりんくや地域包括支援センターに連絡する取組を行っていただいております。りんくが関係した取組といたしまして、協力員である市内のコンビニエンスストアの店長の方から店頭でお支払いができない高齢者の方がいる旨の御連絡を頂き、隣接する公共施設におきまして保護させていただいた後、無事に御家族のお迎えにつなげた事例等もございます。引き続きささえあいネットワークが一層効果的な仕組みとなるよう、地域包括支援センター、りんく等と連携し、民間のサービス等とも連携しながら、地域における高齢者の見守り体制の構築を進めてまいります。  最後に、無電柱化の推進についてお答えいたします。市道220号線である田無庁舎北側の市役所通りのうち、主要地方道12号線、武蔵境通りから南町スポーツ・文化交流センターきらっとまでの区間につきましては、現在関係機関等と調整を進めております。また、事業区間の延伸を検討するため、南町スポーツ・文化交流センターきらっとより西側の測量調査を実施しているところでございます。 5: ◯教育長木村俊二君) 西原総合教育施設の活用についてお答えします。西原総合教育施設につきましては暫定的な利用であり、施設の維持については必要な修繕工事を実施しております。これまで消防設備の改修や空調設備の取替えを行っており、今年度につきましては車椅子対応トイレを1か所設置しております。今後につきましては、施設利用の方々の要望等を踏まえつつ、機器の機能回復や劣化対策など施設利用に必要な修繕・工事を実施し、安全に利用できる施設として維持管理に努めてまいります。 6: ◯14番(坂井かずひこ君) 多岐にわたる御答弁ありがとうございました。それでは、意見または項目によって再質問をさせていただきます。  まず、1番の公園の活用についてです。西原自然公園を育成する会のにしとうきょう環境アワードの受賞理由が、萌芽更新による木の若返りの作業を行ったり、下草刈りや枯葉の切断などの公園の整備保全活動を行っているほか、アースデイなどの環境イベントを実施していることが評価理由とされ、受賞につながったということが分かりました。育成する会の皆さんにはいつも感謝しているところでございます。こちら、たしか萌芽更新に関してはお隣の文華女子高校の生徒さんも参加されたということを認識していますので、ぜひとも文華女子高等学校の生徒さんにも何か賞を与えてあげてほしいなというふうに思います。こちらはお願いでございます。  次に、2番、西原総合教育施設についてでございます。西原総合教育施設につきましては、消防設備や空調設備、車椅子対応トイレの設置、どうもありがとうございます。これからも劣化対策など修繕工事を実施して、施設として安全に安心して使えるよう維持管理に努めていただければと思います。そこで、提案になりますが、以前より要望している田無三中の建て替えでございます。昨日も同僚議員より、新しい三中を複合化施設にして図書館を地域住民の方に開放するですとか市役所の出張所を設けたらということで提案がございました。私も大賛成でございます。そこでですが、田無三中の建て替えが終わるまで、この西原教育施設に市役所の出張所を設けていただけませんでしょうか。この地域は、西側の端に当たります。庁舎から離れているこの地域の方の利便性が、そうすることにより格段に向上するかと思います。また、先ほどの1つ前の質問項目の西原自然公園ですが、ちょうどこの西原総合教育施設と隣接していると思います。この2つをまず複合化して、市民の方が集えるカフェやミニ図書館、そういったものを造っていただけないでしょうか。西原総合教育施設は、前述のとおりもともとは西原二小の校舎でした。ですので、この校舎裏、西原自然公園側は校舎裏といいますか、すごく暗いイメージでございます。よく昔、「校舎裏に来い」というふうに先輩なんかに言われたような、怖いイメージの、ちょっと暗いところなんですけれども、こういったところにカフェが設置されるとがらっとイメージが変わって、公園カフェといいますか、おしゃれな感じにがらっと変わりますので、何か夢でもありますけれどもそういったことができればなと思いまして、要望させていただいてこの質問は終わります。  次に、保谷庁舎の敷地活用についてお伺いいたします。旧保谷庁舎の解体後の現在は、敷地全体を木柵で囲っていて立入りができないようになっているということです。分かりました。今後、一時的ではありますが、木柵の一部を撤去し、市民の皆様が中に入っていただくことができるようになることも分かりました。また、近隣の小中学校の皆様の意見を取り入れながら検討していくということも分かりました。こちらも提案なんですけれども、まず、短期的には広場のような使い方もいいのかなと思うんですけれども、せっかくでございますので、私がいつも提案している、こちらに関しても公園カフェといいますか、スターバックスコーヒーとかそういうものを誘致してはいかがでしょうか。そうしますとあの地域に活気ができると思いますし、何か明るいおしゃれな地域にもなると思いますので、ぜひともそちらをお願いしたいと思いまして、この質問を終わります。  次に、地域防災についてでございます。防災市民組織の補助金について世帯数に応じた見直しを図ったということですが、こちら、具体的な数字は幾らになるのかというのをちょっと教えてほしいと思います。こちらは再質問になります。よろしくお願いします。  次に、5番目、連続立体交差事業に関してです。関係管理者の皆様からいただきました意見や質問の中で、高架化後の日影に関することなどがございました。このような関係者の方や市民の方々向けに、CGの図面のようなもの、何か分かりやすいこういった図面を作成して説明されるというような御予定はございませんでしょうか。こちらもお伺いしたいと思います。  次に、6番、西武鉄道との連携についてお伺いいたします。西武鉄道としては2030年、年度末の時点で総整備数28駅84番線のホームドアの整備を目指す計画とのことですが、市内鉄道駅へのホームドアの整備については現時点では未定であることが分かりました。西武鉄道が公表している2021年度の駅別乗降人数を見ると、田無駅とひばりヶ丘駅が約5万9,000人、保谷駅が5万人となっております。西武鉄道の駅の中でも乗降人数が多い駅となっており、特に通勤通学時など、ホームが混雑して大変危険な状態が見受けられます。また、東伏見駅と西武柳沢駅については通過列車が多く、特に障害をお持ちの方などにとっては接触事故なども懸念されます。駅利用者の安全確保のためにも、ホームドアの早期整備に向け、西武鉄道との連携をして検討を進めていただきたいと思います。こちらはお願いになります。また、西武鉄道との連携ということで、ホームドアではないんですけれども、駅近隣の方からの意見、声として、大型マンションが割と、ひばりヶ丘駅など、田無駅もございます。住民の皆様の騒音対策で、ホームドアではなくて線路カバーをつけてほしいという御意見がございまして、音は横にはあまり行かないらしいんですけれども、縦にはすごく行くんですね。ですので、高層マンションですと電車の音がそのまま入ってくるということで、ぜひとも線路のカバーを設けていただければ、地下鉄化よりは騒音対策にはならないと思うんですけれども、割とそれに近いような状況で騒音は防げるかと思います。ぜひとも西武鉄道との連携の中でそういった要望なんかを入れていただきたいと思います。こちらもお願いです。  またちょっと外れてしまうんですけれども、以前から西武鉄道との連携で私は、地下鉄東西線の乗入れなどを要望してほしいということを要望しておりました。東西線のほうは大分話合いが進んでいるようなんですけれども、大江戸線なんかも私お願いしたことがあるんですけれども、大江戸線ってそもそもホームの線路の幅が違うので、割とお互いの相互乗入れというのは現実的ではない話になってきちゃうんですね。そこで、大江戸線というと、大門、浜松町が有名で、ここを経由して羽田空港なんかに行くことがあると思うんです。ですので、今、西東京市民の方ですと2回乗換えすると羽田空港に行けるんですけれども、これが直通運転になると1回乗換えで行けるので、利便性が向上するということで私ずっと申し上げてきたんですけれども、ちょっと線路幅が違うということでなかなか現実的ではないので、リムジンバス、空港直通バスが吉祥寺なんかからは出ていると思うので、これを一日何便かでも、新しくできる田無駅南口ですとか北口、ひばりヶ丘駅辺りにリムジンバスなんかを、乗入れの要望なんかを将来していただければなということで、こちらもお願いになりますけれども、よろしくお願いします。  7番、次に、田無駅南口の開発についてです。こちらは同僚の遠藤議員が毎回要望しているんですけれども、鳥瞰図など、市民の方々に分かりやすく、どんなふうになるのか御興味あると思いますけれども、これを西東京市のほうで作成するということはお考えはないのでしょうか。お伺いいたします。  次に、8番、駅周辺のまちづくりについてお伺いいたします。保谷駅南口周辺では、東京都により都道233号線のバイパス機能を担う都市計画道路3・4・12号線の整備が進められているということですが、3・4・12号線の整備後の都道233号線の取扱いについて、今後コミュニティ道路化などの市の見解をお伺いしたいと思います。こちらも再質問です。  次に、9番、高齢者の見守りについてです。本市におきまして、様々な連携の中で高齢者の見守りが行われていることが分かりました。御答弁にもありましたコンビニの事例は、まさにちょっとした心配が高齢者の方の見守りにつながったことと感じております。引き続き高齢者の見守りに向けた連携体制の構築を積極的に進めていただくことを要望させていただきまして、こちらを終わります。  次に、最後に10番になりますけれども、無電柱化の推進についてです。こちらも分かりました。市役所通り、楽しみにしております。こちら、これも地域の要望なんですけれども、六角地蔵通りが大変道幅が狭く、歩道ももうないような状況のところもあったり、バス停なんかもあるんですけれども、本当に人が立っていられないぐらい細い歩道になっておりますので、そういったところに今後無電柱化のほうを進めていただきたいと思います。また、府中道、こちらも毎日私は通るんですけれども、本当に危険ですので、こちらの道幅を広げるということは多分大変だと思いますので、安全の面からも無電柱化を進めていただければと思います。ちょっとこちら、相反する提案になってくるんですけれども、最近の考え方として、邪魔者扱いされている電柱なんですけれども、スマートポールというふうに呼んで、逆にこれを活用していくというところも出てきております。街路灯やWi-Fiスポットとして機能させるだけではなくて、デジタルサイネージやスピーカー、また、西東京市でもやっていますけれども、防犯カメラや太陽光パネルを備えるという試みをしているところもあります。スマートポールの機能の1つである安全運転支援機能と見守り機能を搭載した電柱なんですけれども、見守り機能ということで、自転車とか人が飛び出すと、車なんかにBluetoothで光ですとか音で知らせるようなスマートポールもあるようなんですね。ですので、無電柱化は無電柱化で進めていただきたいとは思うんですけれども、今後、道幅が割と歩道に余裕があるようなところ、こういったスマートポール化という考え方も1つだと思いますので、こちらもぜひ市のほうで研究していただいて、取り入れていただければと思います。  こちらで再質問のほうを終わります。幾つかよろしくお願いします。 7: ◯危機管理担当部長伊田昌行君) 防災市民組織補助金の再質問にお答えします。今年度の見直しの内容といたしましては、大きく2点ございます。1点目は、防災市民組織の世帯数に応じ補助額の加算を行うとしたことでございます。具体的には補助限度額の20万円に加え、世帯数が50世帯を超えるごとに限度額に2万円を加算するとしたもので、例えば100世帯で構成されている防災市民組織であれば20万円に2万円を加算した22万円。また、150世帯であれば4万円を加算した24万円が補助額となるものでございます。2点目の見直しにつきましては、市が指定する重点推進資器材、今年度につきましてはトイレ用の資器材でございますが、こちらの購入に当たり、これまでの補助額とは別に世帯数に応じた補助を新たに加えたものでございます。 8: ◯まちづくり部長古厩忠嗣君) 2点、再質問に御答弁申し上げます。  まず、連続立体交差事業に係る御質問でございます。この間、関係権利者の皆様には、お作りしているパンフレット等の中で、完成される駅の断面ですとかそういった高さ、こういった図面も図示しておりますので、こういったものを用いながら御説明をしてきているところでございます。現在御提案のあったようなCGですか、こういった図面を用いた説明の予定というのはございませんが、今後も東京都と連携して関係権利者の皆様に分かりやすい説明ができるよう、工夫のほうはしてまいりたいと、そのように考えております。  もう一点、コミュニティ道路に関する質問でございます。都市計画道路3・4・12号東町線、こちらが整備された際には、保谷駅周辺の都道233号線、こちらの一部の移管を含め、地域住民の皆様からの御意向、こちらも十分踏まえた上で都道233号線を安心して買い物ができるコミュニティ道路として整備する、そのような方向で検討は進めてまいりたいと、そのように考えております。 9: ◯都市基盤部長蓮見達也君) 田無駅南口の再質問についてお答えいたします。今年度末には事業予定地に整備イメージの看板を設置するなどして、市民の皆様へお伝えする予定となっております。 10: ◯14番(坂井かずひこ君) 今の市防災市民組織の補助金の件です。まずは、この補助金の加算は本当にありがとうございました。住民の方も割と喜んでいるということで、よかったと伺っております。補助金のほう、計算してみたんですね。これ、例えば50世帯を超えるごとに2万円を加算するということで、仮に48世帯ですと補助金が20万円だと思うんですね。これが、例ですけれども900世帯で計算したんです。そうすると、概算になってちょっと誤差はあるかもしれないですけれども、合計で34万円の補助金なんです。ですので、30世帯のマンションが20万円、これは30倍の世帯数での規模が34万円ですから、3倍にもなっていないんですね。ですので、この辺りはもう少し考えていただいて、大型マンションが西東京市は多いですので、そういった住民組織にさらなる補助金の拡充、ぜひとも御検討いただければと思いまして、こちらは終わります。  次に、連続立体交差事業に関してです。分かりました。CG図面、今のところ検討がないということで分かりました。こちらに関しては、以前から要望させていただいている西武池袋線に関しては、東久留米駅までの延伸、西武新宿線に関しては花小金井駅までの延伸も今後進めていただければとお願いして、こちらの質問も終わります。  次に、最後になります駅周辺のまちづくりについてです。保谷駅南口周辺のまちづくりに関してですが、都市計画道路3・4・12号線が整備された際には、ぜひとも保谷駅周辺の都道233号線の一部移管を含めて、安心して買い物ができるコミュニティ道路として整備をしていただきたいと思います。  こちらで私の質問を終わります。ありがとうございました。 11: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして、坂井かずひこ議員の一般質問を終わります。  次に、酒井ごう一郎議員に一般質問を許します。      〔15番 酒井ごう一郎君登壇〕 12: ◯15番(酒井ごう一郎君) 議長の御指名を頂きましたので、通告に従い一般質問を行います。  質問に入る前に、ネーミングライツについてお話をしたいと思います。ネーミングライツとは、有料広告の手法として公共施設の命名権を付与し、その広告料を徴収するもので、平成15年に公共施設で初めて味の素スタジアムに導入されたものです。私は、西東京市の新たな歳入の創出が必要との考えから、再三このネーミングライツの導入を求めてまいりました。ネーミングライツは、行財政改革大綱に導入の検討が位置付けられましたが、残念ながらその後導入の動きはありませんでした。しかし、いよいよこもれびホールでのネーミングライツの取組がスタートするとお聞きしております。政策提案が実現したことをうれしく感じるとともに、この取組を高く評価しております。引き続き新たな発想や先進事例を参考に、厳しい財政状況を下支えする取組が進むことを期待していることを申し上げて、質問に入ります。  1点目は、行財政改革への取組についてです。第4次行財政改革大綱の実施期間も残り1年余りとなり、第5次行財政改革大綱の検討が進められていると思います。第4次行財政改革大綱では、基本方針として、経営の発想に基づいた将来への備え、選択と集中による適正な行政資源の配分、効果的なサービス提供の仕組みづくり、安定的な自主財源の確保の4つを基本方針として示し、56の推進項目を掲げております。そこで、令和6年度からの第5次行財政改革大綱の策定に向けて質問をいたします。第4次行財政改革大綱の取組と成果をどのように評価しているのか、また、行革の取組についてどのような課題があると認識しているのか、第4次行財政改革大綱での取組を踏まえ、第5次行財政改革大綱の策定にどのような視点を持って検討するのか、策定までのスケジュールや市民参加の手法を含め、市長の御見解をお示しください。  2点目は、公共施設等マネジメント計画についてであります。公共施設の在り方を検討する上で合築や複合化といった取組は、総量抑制を図ることで財政負担の軽減を図りつつ、施設に新たな機能を創出することになり、市民ニーズや地域ニーズに即した対応が可能となるなどのメリットがあるものと期待をしています。しかし、それだけで老朽化が進む公共施設への対策が実現できるかといえば、難しいのではないかと考えます。近年、首都圏でも公共施設に求められる機能の多様化、複合化、さらにはまちの活性化を図るため、民間の企画力や提案を生かす動きが進んでいると認識しております。近年では、調布市のブランチ調布があります。本年4月にオープンしたこの施設は、市有地を活用した公民連携事業として、市所有のクリーンセンター移転跡地に複合商業施設ブランチ調布がオープンし、施設内には高齢者の健康増進やコミュニティの機能を有した公共施設、ふじみ交流プラザを開設するなど、地域社会における高齢者の社会参加と生きがいづくり・健康づくりの場の確保、多世代交流や地域交流など、地域の多様なニーズに応じたサービスを提供する施設をコンセプトにしております。また、埼玉県和光市では、大型複合施設わぴあをPFI方式により整備し、児童センターやプール等の老朽化対策として、施設内に認定こども園や総合児童センター、市民プール等を整備し、併せて、施設を利用したリサイクル品販売イベントや野菜販売のマルシェ等を開催するなどして、市民コミュニティの中核拠点となることが期待されています。本市で課題となっている庁舎統合の参考になる事例としては、横浜市が2020年に供用開始した市役所が駅前の好立地であることから、本庁舎低層階に民間が運営する商業施設を導入したことが挙げられます。本市においても人口動態の変化や市民ニーズの変化を捉え、公共施設を効果的に生かすための対応として、また、公共施設の老朽化対策や庁舎の在り方等の検討を進めるに当たり、民間活力の導入は有望な選択肢となり得ると考えますが、市長の御見解をお聞かせください。  3点目として、子ども支援についてお伺いいたします。西東京市では生活困窮者支援の取組が進んでいると認識していますが、お子様方が就職する際、キャリアアップにつながる資格取得支援が必要ではないかと考えます。世田谷区では、児童養護施設出身者や里親の親元を離れた方に対し、2023年度から、就職をした際に運転免許証の取得やキャリアアップにつながる資格の取得を支援する給付制度を開始すると発表しています。西東京市においても、就職活動に有利になり、個々のスキルアップにつながるような若者支援が必要ではないかと考えますが、所見をお聞かせください。  4点目として、環境基本計画策定についてお伺いいたします。環境省は、2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を市長が公表した地方自治体をゼロカーボンシティとし、これを受け、西東京市でも地域全体での脱炭素社会実現を目指し、環境負荷の少ないまちを次世代につなぐために、令和4年2月、西東京市ゼロカーボンシティを宣言しました。しかし、宣言後、公共施設における再生可能エネルギー由来の電力調達、地域温暖化防止対策基金新設、にしとうきょう環境チャレンジ及びにしとうきょう環境アワードの創設、環境教育の推進の4点を示すにとどまっております。また、西東京市ゼロカーボンシティガイドラインを作成しておりますが、これは後期計画及び事務事業編に基づくものであり、2050年に温室効果ガス実質ゼロを目指す方向性としては、後期計画及び事務事業編に定められた取組を加速化すると示すにとどまっております。具体的な施策・事業が明らかにされていない現状にあり、2024年度を初年度とする第3次環境基本計画に包含される形で引き継ぎ、脱炭素社会の実現に向けた取組をより実効的なものにしていくと示されていることから、これまで以上に環境基本計画の重要性が増し、どのような施策・事業が位置付けられるのか注目されるところです。目標年次は28年後ですが、すぐにでも具体的な取組項目を定め、これを実行しなければなりません。できることから一つ一つ環境政策を着実に進め、市民の皆様にも協力を頂ける体制を整えなければ、その実現は難しいと考えます。そこで、環境基本計画策定の手順について、子どもの参加を含む市民意見の聴取方法を含め、お聞かせください。また、現在のゼロカーボンシティガイドラインを環境基本計画にどのような形で包含させようとしているのか、その実現に向けては計画において具体的な成果指標の設定も必要になるかと思いますが、現時点でどのように考えているのか、市長のお考えをお聞かせください。  5点目として、高齢者支援・障がい者支援についてお伺いいたします。高齢者や障害のある方に対する災害情報を適切に提供する仕組みと、災害発生時に避難を要する事態となった際、安全に移動していただく体制づくりが重要であると考えます。現在、地域福祉計画をはじめとする各福祉分野での個別計画策定の検討が進められていると思いますが、私はこのような情報発信や災害時の支援の仕組みを強化する必要があると考えます。また、東京都は、様々な機能を有するスマートフォンを高齢者に知っていただいて利活用していただける取組として都内各所で高齢者向けスマートフォン相談会を開催しており、西東京市内でも朝にセンターコートを利用した教室が定期的に開催されています。ICTの進展に伴い、西東京市においても市政情報の発信や災害時の情報提供、ホームページやLINEといったツールを用いて様々な情報を提供する仕組みが進んでいますし、インターネットでの公共施設の予約や図書館の図書貸出予約などが行われている点からも、高齢者の皆様にスマートフォンの利用を促すことが必要であると感じています。災害時の避難所開設情報をホームページで公表しても、その情報把握は20代から30代の若年層に偏り、高齢者の情報取得が遅れている傾向にあると言われております。高齢者に対するスマートフォン対策の強化は高齢者の情報過疎に陥る傾向を防ぎ、市政情報のみならず、地震や豪雨、台風といった災害時の情報発信を高齢者に適切かつタイムリーに伝達するツールとして重要なものと感じております。高齢者への適切かつタイムリーな情報提供の必要性と、高齢者の方々が一人でも多くこの情報を収集できる仕組みが重要と感じております。コロナ禍の影響で、高齢者の皆さんは御自分の健康度に様々な不安を抱えております。特に長期間外出を自粛していたことで、体力だけではなく、人と会えないことなどから来る気力の衰えも感じるとの話をよく伺います。本市はこれまで、高齢者が健康で快適な暮らしを長く続けていくことができるためにフレイル予防事業に力を入れてきました。質問の1点目は、本市の高齢者施策の柱の1つであるフレイルチェックについて、これまでの実績から見えてきた課題は何か、本市の高齢者に必要な支援について、今後の方向性についてお伺いいたします。質問の2点目は、高齢化社会に向け、地域における通いの場の広がりについて、市内事業者との連携も必要であると考えますが、その現状についてお伺いいたします。また、高齢者に対する災害時に情報提供する仕組みの体制づくりについて併せて質問をいたします。  6点目、公園について質問をいたします。私は、誰もが生き生きと暮らし、明日に夢や希望が持てるまちを実現するため、これまで以上に西東京市が各種施策や事業を展開する必要があると考えております。その1つとして、公園の在り方があります。これまでにも、ボール遊びができる公園の整備など特色のある公園整備の必要性を提案してまいりました。公園は、遊びを通じて成長する全てのお子様にとって重要な場所であります。地域の皆様が安心して遊べる環境づくりが必要であり、公園施設そのものだけではなく、公園内にある設備を地域のニーズに即して改善していくべきだと考えております。最近では、都内の自治体が、障害の有無に関係なく誰もが利用できるインクルーシブ公園の整備に力を入れ始めております。公園のバリアフリー化はもとより、体を支える力が弱くても横たわって乗れる皿型のブランコの設置、車椅子でも遊具に上がれるような工夫、ベビーカーや車椅子に乗ったままで楽しめる砂場など、障害のあるお子様や乳幼児を安心して遊ばせられる公園を整備したり計画している自治体が増えております。西東京市は、公園の管理運営に指定管理者制度を導入するという先駆的な取組を行っています。単なる効果的・効率的な管理運営やイベントの開催だけではなく、このような地域に開かれた公園整備についても民間活力を生かすことも可能だと考えます。西東京市は今後インクルーシブ公園をどのように考え、どのように整備していくつもりなのか、市長の御見解について質問をいたします。また、東京都においても、都立公園において、府中の森公園に誰もが遊べるよう配慮した遊具を整備しております。市内には東伏見公園がありますが、市独自の取組を進めるとともに、東京都に対してこのような考えに基づく公園整備を要望していくことも可能だと考えます。市長の御見解について質問をいたします。11月1日号の市報一面では、「西東京市の秋を楽しみませんか!」という見出しの下、市内の散策スポットが5か所紹介されています。地域分けは、4か所の公園と1か所の緑地保全地区です。市内で季節を感じながら市民に楽しんでいただけるスポットとして、公園の魅力は非常に重要であると感じております。また、総合防災訓練、出初式、リレーマラソンのように、市主催の大きなイベントは都立公園の活用が積極的に行われており、まちづくりを進める上で重要なフィールドであると考えます。地元では、高台から360度の景観を見渡せる東伏見公園を活用したさらなる盛上げを求める声が多くあります。質問の1点目は、市内の都立公園は、どのような目的であれば市主催もしくは市と市民が共催の形式により活用することが認められるのか、市の認識についてお伺いいたします。  質問の2点目は、これまでも質問したところですが、都立東伏見公園について、広く市民がまちの魅力を体感できるイベント利用について、その特色も踏まえ、どのようなテーマを掲げたイベントが有効と考えるのか、そして市は新たな活用策を検討する意向はあるのか、市のお考えを質問いたします。  次に、産業振興について質問いたします。初めに、商業振興について、3つの事業について質問をいたします。1点目は、キャッシュレス決済ポイント還元事業について質問いたします。この事業は7月から8月の1か月間実施しておりましたが、その事業評価についてお伺いいたします。2点目は、プレミアム応援カード事業について質問いたします。今回初めて電子決済による事業となっております。事業実施期限は12月末までで残り1か月程度となっておりますが、現在の利用状況など事業の進捗状況についてお伺いいたします。3点目は、市内事業者物価高騰等対応支援事業について質問いたします。長引く新型コロナウイルス感染症の影響や原油価格等の上昇による物価高騰で多くの事業者が影響を受けており、事業者の負担軽減のため8月15日から給付型の事業を実施しておりますが、事業実施期限は1月6日までと記憶しております。残り1か月半程度となっておりますが、現在の申請状況など、事業の進捗状況についてお伺いいたします。  最後に、農業振興に関連いたしまして、市内農産物の新たな販路の提供についてお伺いいたします。本市では、農業者の皆様が経営する直売所やJAが運営する販売所、農業者団体が定期的に開催している販売会や、めぐみちゃんマルシェなど、多くの販売会などが実施され、市民の皆様が身近な場所で新鮮で安心な市内農産物を購入することができます。また、昨年11月から指定管理者と連携して、農業者の皆様の御協力により、新たに2か所の公共施設で定期的に販売会を実施していると伺っております。質問は、市内産農産物を市内で消費する地産地消を促進し、さらなる消費拡大を生み出すためにも、農業者の皆様に対して新たな販路を提供する必要があると考えますが、御見解をお伺いいたします。  以上、1回目の質問させていただきます。よろしくお願いいたします。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 13: ◯市長池澤隆史君) 初めに、行財政改革についてお答えいたします。第4次行財政改革大綱におきましては、将来見通しを踏まえた持続可能で自立的な自治体経営の確立を市が目指す将来像として掲げ、4つの基本方針に沿った推進項目とアクションプランを策定し、行財政改革に取り組んでまいりました。令和3年度は、国民健康保険特別会計の健全化や保育園の運営体制の見直し、市有財産の有効活用などにより、一定の成果が得られたと認識しております。しかしながら、社会経済情勢の先行きが不透明な状況は変わらず、本市においても社会保障関係経費のさらなる増加や、公共施設やインフラの更新が控えており、行政需要の増加は避けられない見通しであります。こうした状況において、持続可能で自立的な自治体経営を確立していくためには、適切な予算の執行管理と行財政改革の取組を進め、財政基盤の強化を図ることで次世代への責任ある選択を果たすことが重要であると考えております。第5次行財政改革大綱の策定に向けては、本年2月に行財政改革推進に当たっての基本方針について行財政改革推進委員会に諮問を行い、御検討いただいた上で、令和5年中に答申を頂く予定でございます。また、答申を踏まえつつ、市民の皆様から幅広い御意見を頂けるよう、令和6年1月頃にパブリックコメントや市民説明会の実施を検討しております。引き続き本市が直面する様々な課題を整理するとともに、市民ニーズを的確に捉え、市民満足度の向上と財政運営の効率化の両面から必要な行政サービスを適切に提供できるよう行財政改革の取組を進めてまいります。  次に、公共施設等マネジメント実行計画についてお答えいたします。公民連携事業につきましては、公共施設等の老朽化や適正配置、市有地の有効活用といった課題に対応するために、行政と民間の役割を適切に整理した上で、民間の資金、創意工夫等を活用し、財政負担の軽減を図りつつ、より良質な市民サービスの提供を図る手法として積極的に検討するべきものと考えております。本市におきましても、市民会館跡地の市有地を活用し、民間事業者によって施設整備を図り、公共施設部分では多目的室やギャラリーなどを確保しつつ、民間施設部分では健診センターやクリニック、健康支援スタジオやカフェ&健康レストラン、絵本図書館などが計画されております。単に公共施設を整備する場合に比べ、様々な人が訪れることになり、公共施設と民間施設の相乗効果によって新たな交流が生まれ、市民の皆様の健康と豊かな生活を支える地域のランドマークとなることを期待しております。このように、民間活力の活用につきましては公共施設を取り巻く課題を解決するための選択肢の1つとして重要であると認識しており、市民の皆様・民間事業者・行政の三者にとってトリプルウィンが実現できることを目指し、多様な公民連携手法の導入を推進してまいりたいと考えております。  次に、子ども支援についてお答えいたします。世田谷区において、児童養護施設や里親のもとで生活されていた方が就職をした際に、運転免許証の取得などキャリアアップにつながる資格の取得を支援する給付制度を来年度に向けて準備されていることは承知しております。本市におきましては現在、児童養護施設や里親のもとで生活されていた方への特定の支援制度はございませんが、特に生活に困窮されている方に対しまして、生活サポート相談、また就労支援などを通じ、寄り添った支援をしてまいります。また世田谷区の当該制度につきましても今後注視してまいりたいと考えております。  次に、環境基本計画策定についてお答えいたします。低炭素施策から脱炭素施策への転換を目指して策定いたしました西東京市ゼロカーボンシティガイドラインでお示しした新たな市の取組につきましては、にしとうきょう環境チャレンジ及びにしとうきょう環境アワードを実施しており、新しく設置いたしました地球温暖化防止対策基金を活用した自治体間連携による森林整備での環境学習やカーボンオフセット事業につきましては、実施のための調査をしているところでございます。また、ロシア・ウクライナ情勢の影響により公共施設における再生可能エネルギー由来の電力調達の入札不調が続いておりますが、このような状況を改める必要があるため、西東京市の要求水準に対応できる小売電気事業者の選定などを可能とする電力リバースオークションサービスを活用することを視野に入れて検討を進めてまいります。令和6年度から開始となります西東京市第3次環境基本計画につきましては、脱炭素に関する国・東京都の政策や技術革新を踏まえつつ、このガイドラインに記載されているロードマップや取組を環境基本計画に定める施策・取組に基本的に反映させることで包含させてまいります。また、脱炭素社会を実現するための具体的な施策指標の設定につきましては、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ、中間目標として、2030年度までに温室効果ガスの排出量を2013年度比で46%の削減をすることを目標に、国・東京都の施策と本市の特性を踏まえつつ、第3次環境基本計画の策定の中でお示しすることを検討してまいります。環境基本計画策定の手順につきましては、今年度は西東京市の現状に関する課題について整理するほか、市民意識調査アンケート、市民団体及び事業者へのヒアリング、さらには子どもたちを対象としたアンケート及びワークショップを実施してまいります。この実施により集約いたしました市民・事業者の皆様の御意見を踏まえ、計画の基本方針を検討し、骨子案を取りまとめていく予定でございます。  次に、高齢者支援についてお答えいたします。本市では、高齢者の皆様が住み慣れた地域、なじみの環境で暮らし続けていただけるよう、介護予防に対する普及啓発の促進を目的に平成29年度からフレイルチェック事業を行ってまいりました。本年度、東京大学高齢社会総合研究機構との連携により、これまで参加された方のチェックの結果及び介護保険データを活用し、本市の高齢者の皆様の特徴を分析させていただき、市民の皆様に公表させていただきました。全体の分析結果といたしましては、フレイルチェック時に確認されたリスクと生活上の自立喪失リスクとの関連性が高く、本チェックが将来の介護予測に有用であることが明らかになったところでございます。検証におきまして、参加された方からは、全国に比べると特に社会性の面でリスクが高い方が多く参加されている傾向が見られたことに加え、コロナ禍における健康度の低下も見られたところでございます。本結果を受けまして、今後の施策の展開におきましては、フレイルチェックへの参加者数の増加策及び継続的に御参加いただける事業体制の構築に加え、身近な地域で様々な方と関わりを持てる機会の拡充を図ってまいりたいと考えております。高齢者の皆様の通いの場における事業者の方との連携につきましては、ほっとネット推進員の声がけにより民間の事業者が運営するホールを活用させていただく事例等も見られるところでございます。今後も市内事業者の皆様との連携も含め、高齢者の皆様が身近な場所で楽しく交流・参加ができ、社会性のサポートにつなげる機会の提供を拡充してまいります。  次に、高齢者・障害者への災害等の情報伝達についてでございますが、市報やホームページ、ハザードマップなどに気象庁の情報を掲載するとともに、防災行政無線や安全・安心いーなメール、SNSなど、様々な手段で情報提供に努めているところでございます。また、スマートフォンを活用した東京都の防災アプリなども普及しており、災害時の情報収集においてスマートフォンは重要なツールであると認識しております。引き続き、お伝えする内容、表現などの検討とともに、他自治体の事例も参考に分かりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。  次に、公園行政についてお答えいたします。都立東伏見公園の活用につきましては、総合防災訓練や出初式のほか、昨年度は本市を含む近隣5市で構成する多摩北部都市広域行政圏協議会の事業である水と緑ウォッチングウォークのスタート地点として活用いたしました。都立公園を市が主催・共催するイベントなどで活用するためには、公園の本来利用が大きく妨げられないこと及び公園周辺に支障を与えるおそれがないことが必要であり、最終的な実施の可否につきましては、イベントごとに内容が異なることから、企画内容を確認し、その都度個別に判断していると東京都から伺っております。次に、インクルーシブ公園でございますが、インクルーシブ公園とは、ユニバーサルデザインに配慮し、障害の有無や国籍などにかかわらず、あらゆる子どもたちが一緒に遊べる遊具が設置されている公園で、都立公園や都内自治体で整備されていることは承知しております。本市におきましては、担当部署におきましてインクルーシブ遊具の体験会に参加するなど、公園の特色となるような施設の情報収集に努めているところでございます。また、公園配置計画におきまして、大きな公園をリニューアルする際にはワークショップや懇談会などを開催し、市民協働で事業を進めることとしており、インクルーシブ遊具などの情報も市民の皆様に御提供した上で市民ニーズを反映し、公園機能の充実を図り、活用の自由度を高くできるよう、多様な御意見を伺いながら整備を進めてまいります。また、都立東伏見公園の今後の整備に当たりましては、地域住民の意向等を十分に酌み取っていただくとともに、地域ニーズを十分に踏まえた検討を行っていただけるよう、引き続き東京都に要望してまいりたいと考えております。  次に、産業振興についてお答えいたします。まず、商業振興でございますが、キャッシュレス決済ポイント還元事業につきましては本年7月15日から8月15日までの1か月の期間で実施し、非接触型のキャッシュレス決済の普及促進と、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けている消費者や市内事業者の支援策として効果があったものと認識しております。具体的には、昨年度実施いたしましたキャッシュレス決済ポイント還元事業第1弾及び第2弾と比較してキャッシュレス決済回数及び決済取引額が増加するとともに、御参加いただいた事業者からは、売上げが上がった、来店者が増えたといったお声を伺っているところでございます。また、次期産業振興マスタープランの策定に当たり、12月に行う消費者である市民の方々へのアンケート調査の中で、消費者から見た事業の評価につきましても確認してまいりたいと考えております。次に、プレミアム応援カード事業についてお答えいたします。現時点での速報値の段階でございますが、使用金額が約2億1,700万円、発行額に対する割合は約62%でございます。御参加いただいている事業者の方からは、1円単位から使用でき、1枚の応援カードで手続が完了することや、換金の手続が不要になり利便性が向上したとのお声を頂いているところでございます。次に、市内事業者物価高騰等対応支援事業についてお答えいたします。現時点での速報値の段階でございますが、申請件数が約1,950件、当初の申請見込みに対する割合は約43%でございます。御申請を頂いている事業者の方からは、原材料費等の値上がりによる経費負担の増加が続く中、支援金の給付は非常にありがたいとのお声を多くいただいているところでございます。  最後に、農業振興についてお答えいたします。現在、公共施設等での販売機会を提供するため、昨年11月から指定管理者と連携し、農業団体の皆様の御協力を得まして、スポーツセンター及び南町スポーツ・文化交流センターきらっとで野菜等の販売会を実施しております。今年度のめぐみちゃん農産物等販売会につきましては、市内産農産物の地産地消の促進を図り、販路を拡大するため、11月13日に田無アスタ専門店街2階センターコートで開催されました環境フェスティバルと連携して、田無駅北口ペデストリアンデッキにおいてマルシェを開催いたしました。また、12月3日には、下保谷四丁目特別緑地保全地区でのイベントにめぐみちゃんメニュー事業に参加している農業者と飲食店が出店して、市内産農産物と市内産農産物を使用したメニューを販売する予定でございます。今後につきましても、農業者の皆様からの御意見や御協力を頂きながら市内産農産物の地産地消を促進し、販路拡大を図るための取組として、他のイベントと連携しためぐみちゃん農産物等販売会の開催にも努めてまいりたいと考えています。 14: ◯みどり環境部長白井一嘉君) 都立東伏見公園においてまちの魅力を体感できるイベント利用及び新たな活用策の意向について、市長に補足してお答えいたします。都立東伏見公園の特徴を生かしたまちの魅力を体感できるイベントのテーマでございますが、都立公園の魅力の1つは大きさにあると考えております。多くの皆様が集えることをテーマにしたものや、地域の防災拠点となっているため防災をテーマにしたもののほか、公園の整備方針を都市のうるおい空間の創出としていることから、緑と水に関することをテーマにしたものなどが有効であると考えております。新たな活用につきましては現在具体的な予定はございませんが、今後公園を利用する際の手続などの利用方法を紹介するなど、都立東伏見公園の活用の庁内周知に努めてまいりたいと考えております。 15: ◯15番(酒井ごう一郎君) ありがとうございました。それでは、何点かについて再質問、また意見を述べさせていただきたいと思います。  新たな財源の確保について、再度質問させていただきます。行財政改革については市長の御見解をお聞きいたしました。行財政改革大綱は文字どおり行政の改革・財政の改革を計画的に進めるものであり、行政組織上の課題の解決、また職員体制の在り方など、市民サービスの向上に資する取組にも注目すべきと考えます。第3次総合計画と第5次行財政改革大綱も同様の関係にあると思います。策定に当たっては先進事例等も参考としつつ、しっかりとした検討をお願いするとともに、策定過程に当たっては適宜議会への情報提供をお願いいたします。質問の冒頭にネーミングライツのお話をさせていただきましたが、将来を見据えた新たな財源の確保の視点も重要と認識しております。コロナ禍で交付金等の財政支援もあり、西東京市では様々な事業に取り組んでおりますが、この取組により将来的に市の財政に与える影響があることも予想されます。また、高齢者の皆様や障害のある方への支援、お子様を育てる家庭への支援など、新たな事業や各種取組が求められる中、厳しい財政状況の中で様々な対応をしていくためには財源の確保が不可欠であります。国立市では、YouTubeの公式アカウントでの収益化を図って、YouTube再生回数に応じた広告料収入を新たな収益源とする取組を開始しています。まだ年間収益は少ないようですが、収益源としてのみならず、魅力的なコンテンツをつくりまちを盛り上げたいとする職員意識の改革にもつながる取組と感じております。これまで西東京市では、徴収率の向上や市有財産の有効活用、新たな歳入項目の創出としては財産貸付収入、有料広告の検討などを進めてきたと認識しておりますが、第5次行財政改革大綱の策定に当たっては、新たな財源の確保として国立市のようなSNSを活用した取組も1つの選択肢と考えております。市長は、行財政改革大綱を検討するに当たり、新たな財源確保の取組としてどのような手法を考えているのか、再度質問をさせていただきます。  再質問の2点目、環境基本計画の策定についてです。市長のお考えをお聞きいたしました。いずれにしても、西東京市ゼロカーボンシティ宣言を実現するためにはより実効性のある計画が不可欠であると考えます。ゼロカーボンシティ宣言の実現に向けてしっかりとした検討をお願いするとともに、策定過程に当たっては適宜議会への情報提供をお願いいたします。東京都は、2030年に都内の新車販売の全てを非ガソリン車に切り替えるという目標を打ち出しています。そこで東京都は、電気自動車用充電器の設置を促すために、充電器設置メーカーや自動車メーカー、マンション業界・団体等で構成する協議会を設置して、この協議会の議論を政策に反映していく考えを示しております。また、その協議会において、都は新築マンションについて充電設備の設置義務化を検討していることも明らかにしております。さらに東京都は、電気自動車のF1と言われるフォーミュラEの東京誘致に向け、運営団体との間で協定を締結し、2024年春のレース開催を検討するなど、電気自動車の普及啓発への本気度がうかがえるところであります。多くのマンションに見られる機械式駐車場についてどのように充電器を設置するのかなどの課題はあると思いますが、電気自動車そのものが災害時の電気供給を行う電池機能を有するなど、電気自動車用充電器の普及は都市のレジリエンス強化、つまり都市の強靱化につながるものと考えます。公共施設をはじめ、市内大型商業施設やスーパーなど、市民の皆様が日常的に利用する駐車場での充電器設置促進も効果が期待できるものと思われ、市においても積極的に方針を打ち出し、集合住宅や民間施設への支援策を打ち出すべきと考えます。本市の公共施設における充電器の設置状況をお示しください。そして、こうした市内の状況から、防災面でも有効・有益な設備である充電器の設置の拡充が必要だと考えますが、どのように取り組んでいくおつもりなのか質問をいたします。  高齢者支援について再質問させていただきます。都内の自治体では、スマートフォンを持たない高齢者の普及策として、無償貸出や購入費補助を行う動きもあります。文京区では65歳以上の区民に対する購入費助成を開始しましたが、助成を受けて購入する際には区が情報を伝達するLINEへの登録を助成条件とするなどして、高齢者への情報発信強化を打ち出しております。また、渋谷区では高齢者へのスマートフォンの貸与制度を開始しておりますが、貸与に当たっては講習会への参加を義務付け、スマートフォンの基礎的操作方法だけではなく、区の防災アプリやLINE、YouTubeといった情報収集ツールの活用方法についても指導を行うとしております。高齢者の皆様がスマートフォンを積極的に利用できる環境をつくることが各種情報入手のツールとして期待できるばかりではなく、LINEやメールの活用方法を学ぶことで離れて住む家族や友人たちの様子を写真や動画で知ることができ、独り暮らしの高齢者の方々や高齢者世帯にとって生活環境を改善する力にもなるものと考えております。他自治体がこのような高齢者への取組を進めることについて、市はどのように感じてどのように取り組んでいくつもりなのか、御見解について質問をいたします。  最後に、市内農産物の新たな販路の提供についてです。これは意見とさせていただきますが、11月13日に田無駅北口ペデストリアンデッキで開催しためぐみちゃんマルシェ、田無アスタのセンターコートで開催された環境フェスティバルと連携しての開催であったと思います。また、12月3日には下保谷四丁目特別緑地保全地区において開催されるイベントとも連携して野菜等の販売会を実施する予定であることも分かりました。地産地消をさらに促進するため、公共施設での販売機会を提供するとともに新たな販路を提供する必要があると考えております。他のイベントと連携したマルシェなどを開催することは販路を提供することにつながると思います。いろいろな方法で販売機会の提供を拡充することで販路の拡大に努めていただきたいと意見を申し上げて、これは終わります。  以上、再質問をよろしくお願いいたします。 16: ◯企画部長保谷俊章君) 行財政改革につきましての再質問にお答えいたします。本市では、第4次行財政改革大綱におきまして、新たな歳入項目の創出を推進項目として、クラウドファンディングですとか、ネーミングライツの導入ですとか、歳入の確保に向けた取組を進めてまいりました。第5次行財政改革大綱における新たな財源確保の取組につきましては行財政改革推進委員会で御議論いただいておりますので、ただいま議員に御提案いただきました事例も含めまして検討してまいりたいと考えております。 17: ◯みどり環境部長白井一嘉君) 環境基本計画策定の再質問について御答弁申し上げます。本市の公共施設における電気自動車用充電器の設置状況についてでございます。現在、庁用車専用として田無庁舎に4台、保谷庁舎に2台、エコプラザ西東京に1台、また、来客用として田無庁舎に1台、保谷庁舎に3台設置をしております。電気自動車を家屋とつなぐビークル・トゥ・ホームを設置することで、災害の影響で停電になった場合でもバッテリーに蓄えられる電力を家屋に給電し、日常生活に必要な電化製品の使用を可能にするなど、非常用電源として活用できるものでございます。電気自動車の普及には充電器設置の拡充が不可欠でございます。今後、家庭・事務所等での充電器の導入促進や、公共施設を中心とした市内各所での設置について検討してまいります。 18: ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) 高齢者支援についてお答えいたします。高齢者のデジタル活用につきましては、国においてデジタル活用共生社会の実現やデジタル田園都市国家構想において、誰一人取り残されないデジタル社会の取組の中で様々な支援策が進められており、高齢者皆様の生活の中でもデジタル機器やデジタルサービスに触れることが増えていくものと考えております。高齢者デジタルデバイド解消に向けた実証実験として、スマートフォンを無料で貸し出し、機器やアプリの活用を支援する取組や、スマートフォン購入補助の取組を実施している自治体があることは承知しているところでございます。本市におきましては、令和3年度から東京都と連携し、スマートフォンの利便性や相談窓口の周知等に加え、スマートフォン体験会・相談会も実施するほか、今後、eスポーツを活用した健康ゲーム講座の中でも高齢者の皆様のデジタルディバイド対策の啓発、支援活動を行うこととしております。また、本年度実施する第9期の計画策定に係る高齢者を対象としたアンケートにおきまして、使用しているICT機器、スマホ講座への参加意向の設問を新たに追加いたしました。引き続き本市の高齢者の皆様の状況ニーズを把握してまいりたいと考えております。 19: ◯15番(酒井ごう一郎君) もろもろ御答弁いただきありがとうございました。また、各種政策について前向きに御検討していただきたいと意見を申し上げて、私の一般質問を終わります。 20: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして、酒井ごう一郎議員の一般質問を終わります。  次に、田中のりあき議員に一般質問を許します。      〔16番 田中のりあき君登壇〕 21: ◯16番(田中のりあき君) それでは、議長の御指名を頂きましたので、この任期最後の一般質問を行わせていただきます。  まず1点目、ひばりヶ丘駅周辺のまちづくりについてをお聞かせいただきたいと思います。  (1) ひばりが丘北4丁目の生産緑地についてお伺いをさせていただきたいと思います。令和4年第2回定例会の一般質問で、ひばりヶ丘駅北口の一番通り西側地区にあるひばりが丘北4丁目の生産緑地について、所有者の意向を伺いながら既存の緑地を生かす方法を検討してまいりたいという御答弁を頂きましたが、その後の検討状況についてお聞かせいただきたいと思います。  (2) ひばりヶ丘駅北口のA地区の地区計画についてお伺いをしたいと思います。一番通り西側のひばりヶ丘駅北口のA地区の地区計画の策定を要望したところ、御検討していただけるという御答弁を以前いただいたと思います。その後の検討状況についてお聞かせいただきたいと思います。  2番、都市計画道路の進捗状況についてお伺いをしたいと思います。  まず、(1) 都市計画道路3・4・13号線の進捗状況についてお伺いいたします。この都市計画道路3・4・13号線は保谷駅北口から北に延びる都市計画道路3・4・15号線からひばりヶ丘駅に向けて整備をされている道路でございます。現在は保谷志木線までが整備をされておりますが、ひばりヶ丘駅北口の交通ネットワークにとって大変重要な道路であることから一日も早い整備が望まれておりますので、進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。  (2) 都市計画道路3・4・11号線についてお伺いいたします。この道路はひばりヶ丘駅南口からかえで通りまでの道路であり、保谷庁舎や調布保谷線に接続されることで、ひばりヶ丘駅南口からの交通ネットワークについても、これも重要な道路となっております。現在、保谷志木線から調布保谷線までの区間が未整備となっておりますが、現在の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。  続きまして、都市計画道路3・3・14号線の進捗状況についてお伺いいたします。北町五丁目付近から北町三丁目辺りを通る道路です。この道路の整備によりまして西武池袋線以北の交通ネットワークが構築されるものと考えておりますが、現在の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。  3番目、自転車の安全通行についてお伺いいたします。自転車が加害者となる事故が相次いでいることから、警視庁は10月から、車道の右側通行や徐行せず歩道通行など4つの違反で悪質な場合に赤切符を交付し、取締りを強化しております。こうした取締りは、自転車利用者のルールの認識不足も見られ、警視庁は、目的は事故防止であるとして自転車利用者に安全運転を求めております。このような警視庁の取締りの強化を踏まえ、田無警察署ではどのような対応をされているのかお聞かせいただきたいと思います。また、西東京市では田無警察署と連携してどのような取組を行っているのか、その点についてもお聞かせいただきたいと思います。  また、都市計画道路3・4・15号線では、歩道が大変狭く、自転車が歩道を走行すると危険ではないかと思われます。ただ、歩道上の看板には「歩道は歩行者が優先です」という看板がありますが、別の看板は「自転車は車道の左側を通行しましょう」などと、自転車がどちらを走行してよいのか分からないと思われます。当該道路を自転車で通行する場合、車道に自転車ナビマークを設置して車道に誘導すべきではないかと考えますが、この都市計画道路3・4・15号線に自転車ナビマークを設置すべきと考えますが、今後の予定をお聞かせいただきたいと思います。  4番、新型コロナウイルス感染症の第8波への備えについてお伺いいたします。先日感染してしまいました私からこのテーマを質問するのもいかがかなと思いましたが、感染したからこそ言えることもあると思いますので、あえて質問をさせていただきます。私は11月1日に5回目のワクチン接種を受けましたが、十分な抗体ができる前であったためか、感染をしてしまいました。ただ、5回目のワクチンを接種していたおかげで大変軽症で済みました。第8波への備えとして、ワクチン接種が最も有効な手段であると言われております。そのような中、お子さんから大人、特に重症化リスクの高い高齢者への感染を考えた場合、お子さんへの接種率をある程度上げていくことも重要であると考えております。西東京市として親御さんの御理解を頂くためにどのような手だてをお考えになっていらっしゃるのかお聞かせください。もちろんこれは、ワクチン接種は任意ですので、決して強制するものではないことは改めて言うまでもございません。西東京市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  5点目、下保谷四丁目特別緑地保全地区についてお伺いいたします。下保谷四丁目特別緑地保全地区につきましては、昨年度保存活用計画が策定され、今年度はより多くのイベントが開催をされております。11月3日の一般開放では、藍染め体験や尾張徳川の御鷹場の公園があり、池澤市長も御参加され、大変盛況でございました。子どもたちも藍染め体験では楽しかったようで、とても喜んでいました。このように下保谷四丁目特別緑地保全地区の開放も徐々に増えてまいりましたが、来年度以降どのように進めていくのかについてお考えをお聞かせください。また、蔵や母屋の活用について、今後の予定についてお聞かせいただきたいと思います。  6点目、えのき児童遊園の隣接地についてお伺いいたします。えのき児童遊園の隣接地につきましては、昨年の第4回定例会の一般質問で未利用市有地の効果的な活用について質問したところ、新型コロナウイルス感染症の影響による不動産業界の先行き不透明な状況や、財産価格審議会におきまして新型コロナウイルス感染症の影響に伴うウッドショック、いわゆる木材価格の高騰による新築戸建て販売への影響も少なくないという意見を頂いたことから、当該地に接する都市計画道路3・4・9号線の事業認可期間である令和9年度まで売却を延伸し、その間、市民の皆様の憩いの場として有効活用できるよう、暫定的に広場として開放することになりました。現在、フェンスの修理、また公園等やベンチの設置が行われておりますが、えのき児童遊園の隣接地の整備工事及び開園に向けての進捗状況についてお聞かせいただきたいと思います。  7点目、商店街の管理する防犯カメラの更新についてお伺いをいたしたいと思います。平成25年度、経済産業省中小企業庁の補助金を活用して、ひばりヶ丘駅北口街頭に7台、田無駅北口街頭に10台の防犯カメラが設置をされております。しかし、防犯カメラの設置から8年が経過して、カメラの更新を検討しなくてはならない時期となってまいりましたが、改めて防犯カメラの更新や設置に対する補助制度の現状についてお聞かせいただきたいと思います。  最後に、不登校への対応についてお伺いいたします。文部科学省から、子どもたちの長期欠席及び不登校の令和3年度の統計が発表されました。長期欠席状態にある小中学生の数は、昨年度から13万人増加の41万3,750人、うち不登校カウントの小中学生は5万人増加の約24万人に上ることが明らかになりました。特に令和3年度は類を見ない増加率となっていると言われております。西東京市における、学校に登校しない・できない児童生徒やその保護者への支援についてお聞かせください。また、11月1日に開設をされましたニコモテラスについて、学校に登校していない小中学生のうち継続的な支援につながっていない児童生徒が利用できる場所ということですが、詳細をお聞かせいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 22: ◯市長池澤隆史君) 初めに、ひばりが丘北4丁目の生産緑地についてお答えいたします。当該生産緑地につきましては、所有者の御意向により特定生産緑地に移行せず、指定から30年が経過した令和4年10月に市に対して買取申出書が提出されたところでございます。市といたしましては、平成17年3月に策定をしたひばりヶ丘駅北口地区まちづくり基本構想において、当該生産緑地を重要なまちの拠点と位置付けていることなどから、令和4年11月に所有者に対しまして買い取る旨を書面で通知し、市として取得する意思をお示ししたところでございます。  次に、ひばりヶ丘駅北口一番通り西側のA地区につきましては、防災上十分な道路基盤を有していないことなどのまちづくり上の課題があることから、安全で快適な歩行空間の創出や、土地の有効利用と街並み形成などを図るため、地区計画の検討を進めてまいりました。当該生産緑地を市で取得し、地区計画などにおいて当該用地を活用した新たな道路ネットワークの構築や防災を目的とした公園等の整備を位置付けることで、目指すべきまちづくりの実現と地域の課題解決に大きく寄与するものと考えております。  次に、都市計画道路の進捗状況についてお答えいたします。  都市計画道路3・4・13号保谷秋津線につきましては令和元年12月20日に事業認可を取得し、東京都が施工する保谷志木線から新座市境までの延長約190メートルの区間で用地交渉を進めており、令和4年4月現在の用地取得率は約3%程度と伺っております。また、新座市が施工する都市計画道路3・4・21号ひばりヶ丘駅北口線から西東京市境までの延長約219メートルの区間では、用地交渉に向けた準備を進めていると伺っております。  次に、都市計画道路3・4・11号練馬東村山線につきましては令和2年3月10日に事業認可を取得し、保谷志木線から伏見通りまでの延長約810メートルの区間で用地交渉を進めており、令和4年10月末時点での用地取得率は約34%程度となっております。  次に、都市計画道路3・3・14号新東京所沢線につきましては平成30年3月22日に事業認可を取得し、東京都が施工する都市計画道路3・2・6号調布保谷線より西側の延長約445メートルの区間で用地交渉を進めており、令和4年4月現在の用地取得率は約26%程度と伺っております。  次に、自転車の安全通行に向けた取組についてお答えいたします。警視庁では、自転車の悪質な交通違反が多く見られることから、これまで注意を促す警告にとどめていた違反について、危険性が高い、信号無視、一時不停止、車道の右側通行、徐行しない歩道走行については刑事罰の対象となる赤切符を交付するなど取締りを強化しており、市内でも10月31日から取り組んでいると田無警察署から伺っております。市といたしましては、今後、自転車の取締り強化について市報やホームページなどに掲載するほか、市内小中学校及び高校への周知などを田無警察署と連携して行う予定としております。自転車ナビマークにつきましては、昨年度策定いたしました西東京市自転車ナビマーク等整備基準に基づき優先的に整備を検討する路線を抽出しており、今年度はかえで通り、市道105号線、112号線に設置する予定でございます。都市計画道路3・4・15号保谷北荒屋敷線につきましては、整備検討の優先度の高い幹線道路の1つとして整備基準に位置付けております。来年度以降の整備予定路線につきましては、整備基準や交通実態を踏まえ検討してまいります。  次に、新型コロナウイルス感染症の第8波への備えについてお答えいたします。新型コロナウイルスの感染状況につきまして、直近の東京都のモニタリング会議では、新規陽性者数の7日間平均は増加しており、今後の急激な増加に注意を払う必要があるとされております。感染拡大を防ぐための備えといたしましては、感染リスクの高い行動は控え、マスクの着用や手洗い、3密の回避、換気など、基本的な感染防止対策を徹底していただきたいと考えております。本市におけるワクチン接種に関しましては、10月以降にオミクロン株対応ワクチンの接種を行っており、11月20日現在、12歳以上人口に対する接種率では18.5%と、全国の接種率14.7%及び東京都の接種率17.2%を上回る進捗でございます。ワクチン接種は任意で受けていただくものでございますので、接種により自身を守るだけではなく、御家族や高齢者など大切な方を守ることにもつながることなどもお伝えし、自ら御判断いただけるよう、引き続き丁寧な周知に努めてまいります。  次に、下保谷四丁目特別緑地保全地区についてお答えいたします。下保谷四丁目特別緑地保全地区は、令和3年度に策定しました下保谷四丁目特別緑地保全地区保全活用計画に基づき、今年度は一般開放の機会を試行的に増やすとともに、四季折々のイベントを開催するなど、次世代を担う子どもたちや市民の皆様が憩いの場として気軽に屋敷林を訪れることができるように努めているところでございます。また、これまでも学校などの校外学習などに利用されてまいりましたが、屋敷林の主な役割として、屋敷林や建物は地域の自然や歴史、人々の暮らしを学ぶ地域学習のフィールドとなっていることから、引き続き子どもたちの学ぶ場として学校などと連携してまいります。一方、開放の機会を拡大することによる課題といたしまして、安全に御利用いただくために、安全点検や落枝対策の剪定の回数が増加したことのほか、多くの方が御利用されることによる植生への影響なども調査していく必要があると考えております。次に、蔵などの建物の活用につきましては、保全活用計画により植生や建物等の維持管理や活用などに関するガイドラインを令和6年度に作成する予定としており、今後調査等を進めながら活用方法などを検討してまいります。引き続き市内の貴重な緑である屋敷林につきましては市民の皆様に御利用いただき、維持管理にも御協力いただきながら、保全活用について検討してまいります。  次に、えのき児童遊園の隣接地についてお答えいたします。えのき児童遊園の隣接地につきましては売払いの方針としておりましたが、売払いの時期につきましては都市計画道路の開通を見据えて実施することとし、売払いまでの間につきましては子どもたちの遊び場として、また市民の皆様の集いの場として有効活用できるよう、暫定的に広場として開放することといたしました。整備の進捗状況でございますが、9月に工事着工し、フェンスの修理、公園灯やベンチの設置のほか、既存のえのき児童遊園との連絡通路の設置などを行ったところでございます。また、開園時期につきましては、現在12月上旬の開園を目指しているところでございます。今後につきましては、利用者の皆様が安全に御利用いただけるように園内の安全確認を行うとともに、開園の手続を進めてまいります。  最後に、商店街の管理する防犯カメラの更新についてお答えいたします。市内では、ひばりヶ丘駅北口街頭や田無駅北口街頭などにおいて、地域の安全・安心を守るために商店会の皆様が防犯カメラを設置している例がございます。防犯カメラにつきましては、犯罪の抑止だけではなく、犯罪が発生した際の犯人検挙にもつながるなど、地域の安全・安心に寄与するものと認識しております。本市におきましては現在、商店会が行う防犯カメラの整備に関する補助制度はございませんが、防犯カメラの新規設置のお考えがある商店会の皆様から御意向を伺っているところでございます。今後こうした御意向を踏まえまして、令和5年度予算編成の中で、東京都の補助金を活用した商店会における防犯カメラの新規設置や更新に関する市の補助制度について検討してまいりたいと考えております。 23: ◯教育長木村俊二君) 不登校への対応についてお答えいたします。本市の公立学校における令和3年度の不登校児童生徒の件数は、小学校101件、中学校191件、合計292件で、年々増加傾向にあると認識しております。本市では、学校に登校しない・できない児童生徒やその保護者への支援策として、教育相談センターでの各種相談対応やカウンセリング、適応指導教室での学習指導、ニコモルームでの居場所の提供など、児童生徒やその保護者の状況に応じた必要な支援を行っております。一方で、学校に登校しない・できない児童生徒のうち継続的な支援につながっていない児童生徒もおり、一人一人の状況に応じた適切な支援につなげることが必要であると考えております。そのような状況の中、継続的な支援につながっていない児童生徒を対象に、新たな居場所として適切な支援や支援拠点につなげることを目的とした体験フリースペースニコモテラスを令和4年11月1日に開設したところでございます。ニコモテラスでは、スクールソーシャルワーカーや教育相談員などのスタッフが支援方針に基づく家庭訪問等を行った上で、対象の児童生徒との信頼関係を築きながらニコモテラスにつなげ、スタッフとの談話やカードゲームやボードゲームをスタッフや利用者同士で行うなど、ニコモテラスでの活動や体験を通じて次の居場所や支援を見つけていくきっかけになることを目指すとともに、希望に応じて進路や教育支援、福祉等各種サービスなどの情報提供も行うこととしております。今後につきましては、引き続き各学校とも連携を図りながら児童生徒やその保護者に寄り添い、一人一人の状況に応じた継続的な支援につなげられるよう、民間を含めた関係機関や地域の方々とも協力・連携を図りながら丁寧に対応してまいりたいと考えております。
    24: ◯議長保谷なおみ君) 田中のりあき議員の質問の途中でありますが、ここで昼食休憩といたします。                  午前11時55分休憩    ──────────────────────────────────                  午後0時59分休憩 25: ◯議長保谷なおみ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  田中のりあき議員に再質問を許します。 26: ◯16番(田中のりあき君) 多岐にわたる御答弁を頂きましてありがとうございました。議長、ここからは一問一答でやらせていただきたいと思います。  まず、ひばりヶ丘駅周辺のまちづくりですが、ここは意見を述べさせていただきたいと思います。ひばりが丘北四丁目の生産緑地とひばりヶ丘駅北口のA地区の地区計画、これは関連しておりますので、まとめて意見を述べさせていただきたいと思います。御答弁により、令和4年11月に所有者に対して当該生産緑地を買い取る旨を書面で通知し、西東京市として取得する意思を示されたことを高く評価をいたします。この地域の方々や商店街の皆様も大変期待しておりますので、所有者の方に誠意をもって対応していただき、このひばりヶ丘駅北口の貴重な緑の確保をぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。また、続きまして、このひばりヶ丘駅北口の一番通り西側のA地区の地区計画につきましては、御答弁により、防災上十分な道路基盤を有していない等まちづくりの課題があることから、安全で快適な歩行空間の創出や土地の有効利用と街並み形成などを図るため、地区計画の検討を進めてこられたことは理解をしております。ただ、道を隔てて東側は地区計画が当てはまっているので、建物を改築するときにも優遇措置がある。それでいて、道路の西側にはそれが当てはまらないので、建物の建て替えに当たってもちょっと厳しい面があると思います。そういうことは地元の方も言っていらっしゃるので、この点は進めていただきたいと思います。また、そうした中で、先ほどのひばりが丘北の生産緑地を取得して、この地区計画においても、この土地を活用した新たな道路ネットワークの構築や防災を目的とした公園等の整備を位置付けることで、目指すべきまちづくりの実現と地域の課題解決に大きく寄与するものであるから、こちらもしっかりと進めていただきたいと思います。あそこにこの生産緑地を買い取ることで、ひばりヶ丘駅北口にとって貴重な緑であるとともに、防災公園等様々な活用の方法はあると思います。まずはこの土地を取得していただくことをお願いして、これは終わります。  続きまして、都市計画道路の進捗状況についてお伺いをしたいと思います。順番にこの再質問をさせていただきます。  まず、都市計画道路3・4・13号線の西東京市境から練馬区内の進捗状況についてお聞かせいただきたいと思います。次に、都市計画道路3・4・11号線のかえで通りから練馬区内、また都市計画道路3・3・14号線の西東京市境から練馬区内の進捗状況と、この道路整備により青嵐中の南側の校庭の一部とテニスコートが道路予定地となっております。この道路の進捗状況により、青嵐中学校の敷地北側の土地とテニスコートを整備をしていかなくてはならないと考えておりますが、東京都からの進捗状況をどのように把握してテニスコートの整備を行うのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 27: ◯まちづくり部長古厩忠嗣君) 西東京市からつながります練馬区内の都市計画道路の進捗状況に関します再質問、こちらにお答えさせていただきます。まず、都市計画道路3・4・13号保谷秋津線の東側、具体的には保谷駅北口付近でございますが、こちらで東側につながる練馬区の都市計画道路補助156号線につきましては、令和3年4月23日に事業認可を取得し、西東京市境より東側の延長約1.4キロメートルの区間で現在用地交渉を進めております。令和4年4月現在の用地取得率は0%と東京都より伺っているところでございます。また、都市計画道路3・4・11号線練馬東村山線の東側、これは保谷駅南口付近になりますが、こちらで東側でつながります練馬区の都市計画道路補助232号線につきましては、都市計画決定はされておりますが、当面事業化の予定はないと伺っているところでございます。次に、都市計画道路3・3・14号新東京所沢線、こちらは市の北部地域になります。こちらの東側につながります練馬区内の都市計画道路放射7号線、こちらにつきましては平成18年7月24日に事業認可取得し、西東京市境より東側の延長約2キロメートルの区間で用地交渉を進めております。令和4年4月現在の用地取得率でございますが約98%で、用地取得が完了した箇所は順次工事を実施しており、早期開通を目指して整備を進めている状況と東京都より伺っております。 28: ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 青嵐中学校のテニスコート整備についての再質問にお答えいたします。青嵐中学校の新たなテニスコートにつきましては、都市計画道路の進捗に合わせての整備を予定しております。引き続き東京都が実施する都市計画道路の整備状況を教育委員会でも随時確認してまいります。 29: ◯16番(田中のりあき君) 残念ながら3・4・13号線も3・4・11号線もなかなか練馬区側の事業進捗はないということで。それで、都市計画道路3・4・11号線の東側につながる補助232号線ですが、この西東京市の雨水排水計画において白子川上流一号雨水幹線の接続先となっている重要な路線ですので、当面事業化の予定はないという御答弁でしたが、早期の事業化を東京都や練馬区に働きかけていただきたいということを要望させていただきたいと思います。  また、青嵐中の南側の道路予定地ですが、もうテニスコートの用地自体は生産緑地として買取りをしていただいているので、あとはこの道路の事業進捗によって整備をしていくということなので、東京都からしっかりと情報を取って整備を進めていただいて、子どもたちのテニスの部活やその他校庭の使用に支障がないよう、これはぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。これは終わります。  3点目、自転車の安全通行なんですが、これも意見を述べさせていただきたいと思いますが、西東京市内の中学校では在校時に必ず一度、このスタントマンを活用した交通安全教室を実施していることは承知をしております。その中では自転車の交通ルールについても取り扱っていただいておりますが、今後はこうした自転車のルールについてより丁寧な指導をお願いしたいと思います。また、小学校や高校生を含め、多くの方々に自転車の交通ルールの周知を進めていただきたいと思います。それから、都市計画道路3・4・15号線への自転車ナビマークの整備ですが、検討の優先度が高い幹線道路の1つとして整備基準に位置付けしていることから、できるだけ早期に自転車ナビマークを設置いただけますことをお願いいたしたいと思います。自転車のマナーが悪いというのは皆さん感じていらっしゃることで、議会でも度々自転車のマナーについて取り上げられていると思います。私も毎朝子どもたちの見守りをしておりますが、ナビマークを逆走するなどということはもう普通に行われておりますし、歩道を我が物顔で通行する自転車も多く見られます。また、歩行者信号は歩行者の信号であって、自転車は車両なので、そこを通行することはできないはずなんですが、そういったことも様々あります。残念ながら、大人が見本を見せるところが、大人がその自転車のルールについて詳しくないものですから、この辺りもどうやって、田無警察署と共同で、しっかりと市民の皆さんに自転車のルールについて周知を深めていただきたいと思います。これは終わります。  4番目、新型コロナウイルス感染症の第8波への備えについてでありますが、今月9日時点で都内の5歳から11歳の接種率は1回目が22.5%、2回目が21.2%にとどまっていると言われております。都内の自治体の中には、独自に副反応の調査を行い、接種率の向上を模索している自治体もあると言われております。23区では保健所を抱えているために調査等を行えるので、西東京市でこの調査ができないことも理解はしております。東京都が4月に保護者に行ったアンケートの中で回答した2,400人のうちに、子どもさんへの接種で「様子を見て考えたい」が4割、「させたくない」が2割でした。港区では、不安を払拭しようと独自に調査し、区のホームページで公表をしております。西東京市では、不安を抱える保護者からワクチン接種に関する御相談があった場合どのような対応を取られているのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 30: ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) ワクチンに関します再質問にお答えさせていただきます。ワクチン接種に関する御不安につきましては、かかりつけの医療機関がある場合は医療機関での御相談をお勧めいたしております。また、かかりつけの医療機関がない方などにつきましては、365日24時間対応の東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターを御案内させていただいております。 31: ◯16番(田中のりあき君) なかなか保護者の皆さんも御不安があるということで、今朝もある保護者の方から、私はこれにはまだまだ将来のある子どもに対しては接種をさせたくないという保護者の方もいらっしゃいましたし、なかなか難しい問題であります。当然このワクチン接種は任意で行っていることです。強制は当然できないわけですし、そういう不安のあるお子さんに対してワクチンの接種を強制することは当然できないわけです。ただ、この年末年始、例えば田舎に帰ったり、高齢者の方と接する、おじいちゃん、おばあちゃんと接する機会が増える時期でもありますので、少なくともそういう機会のある方に対してはワクチンの接種が一番有効であるということはお伝えいただければと思います。これも終わります。ありがとうございました。  次に、下保谷四丁目の特別緑地保全地区についてお伺いいたします。御答弁でもありましたように、季節ごとに一部開放を行っていただいていることには大変感謝をしております。先ほどもお話をしましたように、11月3日には多くの大人のほかに多くのお子さんも来られておりました。翌日には、栄小学校の児童から「昨日は市長さんと話したんだよ」と教えてくれました。こうしたことも、市長は子どもど真ん中のまちづくり、本当に気軽にお子さんに話している様子も見えて、市長が子どもさんを大事に考えて市政運営を進めているというのがよく理解できました。それで、これからもぜひ子どもたちや市民の皆さんが気軽に訪れる、そんな環境づくりに努めていただきたいと思います。また、公園学習等でも利用されていることも理解をしております。ただ、この西東京市の貴重な屋敷林ですので、今までのように近隣の学校だけでなく多くの子どもたちが体験できるようにしていただきたいと思っております。ここで教育長にお尋ねしたいと思いますが、より多くの西東京市全体の学校で屋敷林を体験できるようにしたらどうかなと考えておりますが、教育長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 32: ◯教育部長(松本貞雄君) 下保谷四丁目特別緑地保全地区についての再質問にお答えいたします。現在学校におけるこの下保谷四丁目特別緑地保全地区の活用につきましては、まず近隣の小学校を中心に、かつてこの地域の主要産業であった藍の栽培や、その藍を使った藍染め体験のほか、自然環境を生かした生き物の観察等が行われております。また、近隣の中学校での取組としましては、奉仕活動部が周辺の草むしりを行うなど、この保全管理の一端を担っており、各校の教育活動の狙いの下、地域資源を生かした特色ある取組が行われているところでございます。この下保谷四丁目特別緑地保全地区につきましては、改めて市内における価値ある学習材であることを校長会等を通じて紹介してまいりたいと考えております。なお、教育委員会といたしましては、コミュニティ・スクールの拡充とともに地域のひと・もの・ことを積極的に活用した西東京ふるさと探究学習を推進することといたしておりまして、各学校に対しましては今後一層地域教材の発掘、それから地域に根差した特色ある教育活動を求めてまいりたいと考えております。 33: ◯16番(田中のりあき君) 今、教育部長から、改めて市内の価値ある学習材であることを校長会等を通じて紹介していただけるということですので、貴重な屋敷林、11月3日の開放のときにも様々なボランティアの方も活動していらっしゃる場所でありますし、御答弁にもあったように、あの日は藍染めもやっておりました。子どもたちも大変楽しそうに藍染めについて学んでおりましたので、ぜひとも市内の学校全てでこの屋敷林に訪れていただきたいということを要望いたしまして、これも終わらせていただきます。  次に、えのき児童遊園の隣接地についての意見を述べさせていただきたいと思います。もう昨年の第4回定例会で、未利用地のことについて、令和9年まで売却を延伸してここを市民の憩いの場として開放していただけるということになったんですが、もう少し早く解放してほしかったなと。昨年12月に御答弁いただいていたので、4月すぐにとは言いませんけれども、5月か6月には開放していただければ。そうはいっても、なかなか地域・近隣の方々の御意見もいろいろあったと思いますので、そういうことを聞きながら丁寧に進めていただいたことは本当に感謝しております。そんな中で、これは暫定開放、ほぼ4年間の暫定開放ですので、この議会の中でもトイレの設置とかそういう話もありましたけれども、4年間の暫定的な開放のために高額な税金を投入してトイレ等を設置するのはちょっと無駄じゃないかなと僕は思っております。この件については執行部の判断を尊重したいと思っております。これも終わります。  7番目の、商店街の管理する防犯カメラの更新について。防犯カメラの新規設置や更新の補助制度については御検討いただけるということですので、よろしくお願いします。ただ、更新する場合でも、防犯カメラ全ての更新ではなくて、例えば画像を保存しているハードディスクやソフトウェア等の更新だけということも考えられるんですが、こうした部分的な更新については補助対象となるのか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。 34: ◯生活文化スポーツ部長(下田立人君) 商店街が管理いたします防犯カメラの更新につきましてお答えいたします。現在東京都のほうの補助制度の中では、この防犯カメラの更新に対しまして、ハードディスクやソフトウェアなどの更新費用につきましては補助金の対象外になっていると伺っているところでございます。 35: ◯16番(田中のりあき君) 御答弁で、東京都の防犯カメラの更新に対する補助はハードディスクやソフトウェア等の更新には当てはまらないということは今分かりましたけれども、この防犯カメラも高価なものなので、例えば一部の部品の交換で防犯カメラ自体の運用期間が延びるということであれば、こうした一部部品の交換に対しても補助制度を検討すべきと東京都に要望していただけますよう、これはお願いして終わりたいと思います。  それから最後に、不登校への対応についてですが、ニコモテラスの開設により、学校に登校しない・できない児童生徒のうち、継続的な支援につながっていない子どもたちや保護者に寄り添っていただき、様々な企業と連携を取りながら丁寧に対応していただくことをお願いしたいと思います。11月1日から開設されたということで、ぜひこうした子どもたちの機会を創設していただいたことは評価をさせていただきたいと思います。そして、そうした子どもたちの未来において、ひきこもりですとか孤独や孤立、そして様々な困難に入り込まないよう、ぜひとも子どもたちのことをしっかりと対応していただければと思います。  以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 36: ◯議長保谷なおみ君) 以上で、田中のりあき議員の一般質問を終わります。  次に、稲垣裕二議員に一般質問を許します。      〔25番 稲垣裕二君登壇〕 37: ◯25番(稲垣裕二君) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  まず、1点目、新型コロナ・物価高騰対策への予算の考え方についてです。令和4年度は、国からの地方創生臨時交付金約13億5,000万円を活用し、新型コロナ対策や物価高騰への対応策への取組が進められました。一方で、市の一般財源も投入し、事業構築が図られてまいりました。お尋ねの1つ目は、これまで新型コロナ・物価高騰に対し活用してきた一般財源はどの程度であったのか、そしてまた、一般財源の投入の考え方はどのように整理をしているのかお聞かせください。その上で、令和5年度予算編成の基本方針では、原油価格・物価高騰への対応策としては、先行き不透明な状況から、引き続き市民生活や市内経済の動向を的確に把握し、適時適切な対策が必要であるとしています。国からの交付金の額や新型コロナ・物価高騰など不透明な部分もありますが、一般財源の投入額の許容範囲とはどの程度とお考えなのでしょうか、お聞かせください。  2点目、東伏見公園についてです。先頃、都立東伏見公園の新規の事業認可予定区域が示されました。東京都によりますと、伏見稲荷通りの西側部分、面積約1.56ヘクタールです。これにより、計画面積13.7ヘクタールのうち河川連携区域を含めて約71.2%が事業認可されることになります。この新たに事業認可予定されている区域について、都はどのような対応を当面行う予定なのでしょうか、お聞かせください。次に、これまでも地域で様々意見が出ておりましたが、開園部分東側のトイレ設置についてどのような状況なのか、市は認識しているのであればお聞かせください。さらに、4期区域内に残土が盛られているところがありますが、残土及び4期区域の今後の進捗について認識されているのであればお聞かせください。多岐にわたり申し訳ありませんが、次に、石神井川上流第一調節池における西東京市立東伏見公園についてです。元来、市立東伏見公園は都立東伏見公園に包含され、都立公園の一部になる予定です。しかし、この場所に石神井川上流第一調節池の立て杭を設置する予定とのことです。この市立東伏見公園と北側隣接部の未整備部分については今後どのように公園整備を進めていくのでしょうか。把握をしているのであればお聞かせください。  最後に、都立東伏見公園内における西東京市の権利関係についてです。これまで旧市道2118号線、2119号線などが廃路とされ、さらには今後、先ほど取り上げた市立東伏見公園や資材置場、さらには今後廃道になるであろう市道など、多くの権利が存在します。西東京市は東京都と公園内における権利関係についてどのように調整あるいは共通認識をしているのでしょうか、お聞かせください。  3点目、商店街補助制度についてです。初めに申し上げますが、コロナ禍における様々な商店街のイベントが昨年度は実施することがほとんどできませんでした。そこで私は、時限的措置として商店街へのイベント補助率の拡充を求め、制度化をしていただいたことに対しましては大変感謝を申し上げます。しかしながら、今年度の実態として新型コロナの収束はなかなか見えず、商店街のイベント開催もままならない状況が今年度も続いてまいりました。結果、会員間のコミュニケーションも減り、再びイベントを立ち上げるには大きなパワーが必要となるのが実情です。一方で、地域からはイベント開催の要望の声は大きくなっております。これらのことを考え合わせれば、商店街イベントの補助率拡充については今年度で終わらせることなく来年度も継続すべきと考えますが、見解をお聞かせください。  4点目、児童館についてです。行政サービスにおけるエリア(圏域)設定では中学校区を中心に考えるとしています。そして、エリア(圏域)単位で必要な施設、代表例としては児童館、学童クラブ、保育所、子育て支援センターなどが挙げられております。そこで、児童館とエリアについての考え方についてお聞きをいたします。市内には、児童館、児童センターが11か所存在いたします。一方、中学校区は9つのエリアになります。9つのエリアを1つずつ確認をしていきますと、田無第一中学校エリアでは芝久保児童館、新町児童館、田無児童館と3館あります。青嵐中学校区では、下保谷児童センター、ひばりが丘北児童センターと2館あります。一方、保谷中学校区には1つも存在をしておりません。9つの圏域と児童館の配置についての考え方をお教えください。  5点目、学校司書についてであります。学校図書館図書整備等5か年計画において、5次計画では1.5校に1名、6次計画では1.3校に1名と、文部科学省が示す学校司書の配置目標が変化をしてきております。交付税の算入額だけを取れば、算入額よりも予算額のほうが今年度は約500万円程度多く、一見十分な対応をしているようにも見えます。しかしながら、西東京市は言うまでもなく現状は2校に1名の配置が変わらず続いておりました。私は以前、次のような提案を申し上げました。1.5校に1名、すなわち3校に2名とした場合、具体的事例で申し上げれば、学校司書Aさん、1日目東伏見小学校、2日目東伏見小学校、3日目保谷中学校、学校司書Bさん、1日目保谷中学校、2日目本町小学校、3日目本町小学校、このようにローテーションを組めば、2名の学校司書で3日間のうちに東伏見小を2日間、本町小を2日間、保谷中を2日間となり、いずれも各校が3日間のうち2日間は司書がいることになります。市内には小学校18校、中学校9校と、2対1の関係にあるわけですから、その組合せを考えることは可能です。しかも、おのずと小中連携もできてくるのではないか。これらを考えれば、学校司書4名分の財政措置は意味があるのではないかと思う。と、以上のように提案をいたしました。残念ながら、実際には3校2名の人員配置の提案は実現できていません。しかしながら、小中の連携については進めていくとのことでした。改めて、学校司書の考え方について教育委員会の見解をお示しください。  6点目、学校給食費無償化についてです。来年4月創設のこども家庭庁を後押しするために、先月、我が党では「こども・若者」輝く未来実現会議が開催をされました。会議冒頭の本部長挨拶では、日本がコロナの次に乗り越えなければならない大きな高い壁、これは「少子化」という壁であると述べられておりました。こども家庭庁のスローガンは「こどもまんなか社会」です。言うまでもなく、池澤市長は「子どもど真ん中」を掲げております。と申し上げ、質問をいたしますが、さきの第3回定例会の一般質問及び決算特別委員会でも申し上げておりますので、その趣旨は十分御理解いただいていると思います。前回私は、20万都市の先進例として、青森市、葛飾区、市川市の事例を挙げましたが、給食費の無償化は広がりを見せております。人口約22万3,000人と、本市と同規模の群馬県太田市も来年4月から小中学校ともに無償化となり、群馬県内35市町村のうち太田市を含めると13の市町村が無償化となるそうです。市長及び教育長に見解を改めてお尋ねをいたします。まず、市長に対しましては、給食費無償化実現のためにはどのように財源確保したらよいと考えられますか。教育長に対しましては、国あるいは自治体、誰が主体となり無償化とするのではなく、給食費の無償化そのものに対しどのように思われているのかお聞かせください。  7点目、下野谷遺跡公園についてです。11月となり、今年度の月数が残り少なくなってまいりましたが、史跡下野谷遺跡整備基本計画における1B期の整備は年度内に無事完了できるのでしょうか。計画では、竪穴式住居2棟及び土器だまりを整備予定ですが、見込みをお聞かせください。また、竪穴式住居完成後のメンテナンスについてはどのような対策が取られるのでしょうか、併せてお教えください。もう一点は、3年ぶりに10月に開催された縄文の秋まつりについてです。私自身、下野谷遺跡公園イベントについては開園オープンよりイベントに参加をさせていただいておりますが、今年の秋まつりはイベントスペースも以前より広がり、参加人数も多く感じられました。縄文の秋まつりの成果や今後についてはどのように考えられているのでしょうか、お聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 38: ◯市長池澤隆史君) 初めに、新型コロナ・物価高騰対策への予算の考え方についてお答えいたします。本市では、新型コロナ・物価高騰対策の関連経費につきまして、地方創生臨時交付金をはじめとする国や東京都からの特定財源を活用するとともに、本市の一般財源も措置しながら実行してまいりました。これまでに措置してまいりました一般財源負担の推移は、令和2年度は約4,200万円、令和3年度は約2億1,000万円、令和4年度は現段階でありますが約10億円規模の一般財源を財政調整基金からの繰入れなどによって措置している状況でございます。なお、財政調整基金につきましては、今後の行財政需要に対応していくために第4次行財政改革大綱アクションプランの中で目標値を定めていることから、基金残高の確保に努めながら財政基盤の強化を図らなければならないと考えております。一方で、今後の新型コロナウイルス感染症への対応といたしましては、引き続き人の命と健康を守り、市内経済の活力をまち全体で支える取組を進めながら、出口戦略を見据えた事業の検討が必要であると考えております。また、物価高騰等への対応といたしましては、先行きが見通せない状況であることから、引き続き市民生活や市内経済の動向を把握し、適時適切な対策を進めていく必要があると認識しており、そのためには本市の財政調整基金の活用も必要であると考えております。なお、一般財源負担の範囲につきましては、災害等における緊急対応などを踏まえると一定の財政調整基金残高の確保が必要であると認識しておりまして、その上で将来的な基金残高の回復見込みなどを見定めながら、適時適切な対応を図ってまいりたいと考えております。  次に、東伏見公園についてお答えいたします。都立東伏見公園につきましては、平成14年に最初の事業認可を取得してから、計画決定面積13.7ヘクタールのうちこれまでに約8.2ヘクタールの事業認可を取得し、そのうち開園面積は約5.2ヘクタールとなっております。新規事業認可といたしましては、柳沢一丁目の一部地域におきまして面積約1.56ヘクタール、事業期間を令和15年度末までとして、告示につきましては令和5年4月頃を目指して調整を進めており、当該地には管理サービス棟、駐車場等の整備を予定していると伺っております。次に、現在開園しております部分の東側に設置予定のトイレにつきましては、一部の近隣住民の方からの御意見があり、御理解を頂くため時間をかけて丁寧に進めたいとの意向があるため、現在のところ工事の着手については見合わせているとのことでございます。また、西側にあります残土が残っている部分の整備予定でございますが、今年度より整備に着手する予定と伺っております。次に、都立東伏見公園の整備予定地内にあります市立東伏見公園の整備予定でございますが、市立東伏見公園には石神井川上流第一調節池(仮称)事業の整備を予定しており、その動向を確認しながら進めるため、現在のところ整備予定は未定であると伺っております。都立東伏見公園の整備につきましては東京都が適切に対応するものと認識しておりますが、御意見や御要望が市に寄せられましたら東京都へお伝えしてまいりたいと考えております。次に、都立東伏見公園内にある市有地についてでございますが、東京都に対しまして改めて取得をしていただけないのか、また取得できない理由などがあるのか、無償貸与期間の期限などについて見解を求めたところでございます。東京都の見解といたしましては、市有地を取得できない制度上の理由はないということ、無償貸与期間につきましては民有地の取得を先行したいとの理由から具体的な期限を示すことはできないとのことでございましたが、市有地の取扱いにつきましては引き続き都の内部でも検討し、継続して協議に応じるという回答でございました。また、市有地の取得の協議と並行して、他の都立公園において地元自治体の公共施設を設置している事例があることから、都立東伏見公園においても市有地分相当面積を活用し、市の公共施設を設置する同様の手法が可能かどうか、考え方や条件等を確認しております。それに対しましては、東京都の東伏見公園整備計画や本市の公共施設の計画等を踏まえ、具体的な施設の提案に応じて設置について検討していくものと認識しているという回答を頂いております。本市といたしましては、東伏見公園内に市有地を保有している権利を主張しつつ、公園整備事業に当たりましては地域ニーズを十分に踏まえた検討を行っていただくよう、東京都とは引き続き協議を続けてまいりたいと考えております。  次に、商店街補助制度についてお答えいたします。市内商店街で実施されるイベントは日頃から市民の皆様からの関心が高く、地域社会の絆を結ぶ重要な役割を担っていただいていることから、本年度につきましてはコロナ禍における時限的な支援策として補助率を従来の3分の2から6分の5へ拡充しております。しかしながら、市内商店街で開催される各種イベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により10月までに8件のイベントが中止となる状況が続いているところでございます。このような状況の中で10月に開催をいたしました商店会連絡会議の場で、商店会の皆様からは、イベント開催が見送られてきた結果、地域のにぎわいを創出するための商店会会員のモチベーションが低下していることや、会員同士のコミュニケーションが不足していくことで組織力が低下していることを心配される御意見を多数いただきました。また、イベント開催に当たりまして、物価高騰等による原材料費の値上げなど経費負担が増加しているといった状況も伺ったところでございます。本市といたしましては、市内商店街で実施されるイベントは地域のにぎわいの創出に非常に重要であると認識していることから、商店会の御負担の軽減や地域活性化を推進するため、商店会の皆様の御意見を踏まえながら、令和5年度の予算編成の中で支援策を検討してまいりたいと考えております。  次に、エリア(圏域)における児童館の考え方についてお答えいたします。児童館につきましては、児童から青少年の居場所として現在市内11館で運営を行っておりますが、行政サービスにおけるエリア(圏域)の考え方を踏まえ、「エリア(圏域)を踏まえた保育園、児童館・センター等の再編の方針」の中で中学校区での確保を基本としております。今後につきましては方針の考え方を踏まえ、公共施設の再編と併せて、各圏域の配置バランスを考慮した児童館の再編等について検討を進めてまいります。  最後に、学校給食費無償化についてお答えいたします。給食費の無償化に当たりましては継続的な実施とそれに伴う財源の見極めが重要であると考えておりますので、現時点での判断はいたしかねますが、国及び東京都の動向を注視しつつ、調査研究してまいりたいと考えております。なお、財源確保についての御質問がございました。この給食費の無償化に当たりましては一過性のもので終わらせることのないように継続的に取り組むことが大切であると考えておりまして、そのためには経常的な財源の確保が重要であると考えております。 39: ◯教育長木村俊二君) 初めに、学校司書についてお答えいたします。本市におきましては、現在のところ1名の学校司書が複数の学校を担当することで、担当している学校の読書活動のそれぞれのよさを相互に生かすことができるとともに、各校の教育活動や児童生徒のニーズに合わせた学校間の図書の整備を進めるなど、学校司書が複数の学校を担当していることの利点を生かした読書活動の充実を図っているところでございます。また、小中連携の視点から、小学校と中学校を担当している学校司書が司書教諭と連携して小学生と中学生の読書活動の交流を行ったことで子どもたちの読書意欲を向上させた事例や、コミュニティ・スクールの取組の中で地域の方々とも連携し、子どもたちへの読み聞かせを実施することで、子どもたちにとって豊かな読書環境を整備している事例もありますので、今後市内の学校に広めていきたいと考えております。教育委員会といたしましては、第6次学校図書館図書整備等5か年計画の目標を踏まえつつ、学校図書館長である小学校中学校の担当校長並びに校長会の意見を伺いながら学校司書の専門性の向上を図るとともに、学校司書、司書教諭、地域の方々との連携した取組をより一層推進することで、引き続き学校図書館を活用した読書活動の充実を図ってまいります。  次に、学校給食費無償化につきましてお答えいたします。学校給食における経費負担につきましては、学校給食法及び学校給食法施行令において、学校給食に必要な施設及び設備に関する経費並びに学校給食に従事する職員の人件費は学校設置者の負担とし、それ以外の経費については保護者の負担とすることが定められており、保護者の皆様には食材購入に係る実費について学校給食費として御負担を頂いているところでございます。学校給食費の無償化につきましては、法改正も含めてまずは国が検討すべきものと考えておりますので、教育長会等を通じて国へ働きかけを行うとともに、物価高騰に対応した保護者負担の軽減につきましては引き続き検討してまいりたいと考えております。  最後に、下野谷遺跡公園についてお答えいたします。今年度の整備事業としましては、第1期整備の最終段階として、ムラの重要な要素である竪穴式住居を2棟、使われなくなった住居跡のくぼ地の土器が集中的に残された状況である土器だまりを1基復元いたします。下野谷遺跡は縄文時代の典型的な集落の構造が分かる遺跡であり、昨年度整備いたしましたお墓のある広場を囲むように住居が見つかっております。今回の整備では、発掘調査の成果に基づき、実際に縄文時代に住居を建てられた位置に同じ大きさの住居を建ててまいります。また、完成後の竪穴式住居のメンテナンスにつきましては、住居内のカビ発生や木材の劣化を防ぐための定期的な空気の入替え等を行う予定としております。現在、住民説明会や各戸へのポスティングなど、近隣住民の方々に工事内容等の周知を行い、安全対策を第一に考慮し、令和5年3月末の完成を目指して工事の準備を進めております。続きまして、本年10月に実施いたしました縄文の森の秋まつりについてお答えいたします。下野谷遺跡で実施しております縄文の森の秋まつりは、今年で16回を迎える市民協働による企画事業でございます。新型コロナウイルスの感染防止の観点から2年間現地での実施を見送ってまいりましたが、今年度は感染対策を徹底した上で10月2日に実施いたしました。天候にも恵まれ、市内外から約1,000名の方々に来場していただき、出土遺物や遺跡解説のほか、縄文体操などのステージアトラクション、地場野菜の販売や東伏見小学校の子どもたちの作品展示、火おこしや糸づくり体験など、皆様に楽しんでいただきました。体験ブースなどは、地元商店会をはじめとする23団体の協力団体、学生やしたのやムラのムラびとなどのボランティアの方々により運営され、史跡下野谷遺跡整備基本計画の基軸である「みんなでつくる、つなげる都市部の縄文空間」の実践の場になっております。会場参加者や地域住民の皆さんからは、久しぶりの現地開催を喜ぶ声や継続的な開催を望む声を多くお聞きしました。今後につきましても、引き続き今年度整備されます竪穴式住居などを活用し、さらに多くの方々に下野谷遺跡の魅力を知っていただくため、縄文の森の秋まつりのような普及活用事業を市民の皆様方とともに行っていきたいと考えております。 40: ◯25番(稲垣裕二君) それでは、順に再質問なり意見なりを進めたいと思います。  まず、1点目の予算の考え方についてです。全体としての考え方をお示しいただきましてありがとうございます。それは分かりました。一般財源の投入額等についても、ここで明言というのはなかなか難しいと思いますけれども、当然そのバランスを考えながら見ていかなきゃいけないんだろうなというふうには思っていますので、そこは、私が今後どういう立場になるか分かりませんが、池澤市政の運営体制を、財政運営を見極めていきたいなと、こういうふうに思っています。そこで1点お尋ねをさせていただきたいのは、来年度どうなるか分かりませんが、地方創生臨時交付金、この扱いが当然各自治体に来るということも想定をされます。名前が変わるかどうかは分かりませんが。直近で言えば、これを活用し、18歳以下のお子様方に1万5,000円という、そのときの的を射た政策を打たれたわけですけれども、来年度以降もこの臨時交付金が来る場合、状況状況に応じて適時適切にこれを活用した施策を打っていく、こういう認識を持っておいていいのかどうか、これについてお聞かせいただきたいと思います。  2点目、東伏見公園についてです。全体としての状況は、御説明、御答弁を頂きましたので分かりました。整備状況については理解いたしましたけれども、1つ確認をさせていただきたいのは、この都立東伏見公園内における西東京市の権利についてです。この間、道路が廃道になったり、先ほど申し上げた市立公園があったり資材置場があったり、結局トータルとして都立東伏見公園が完成した暁に西東京市がどれぐらいの権利・面積を有しているのか、これについて確認をさせていただきたいと思います。それと、改めて、東京都は具体的な提案があれば考えますよということですが、西東京市としてこの辺についての具体的な内容について今後検討するのかどうか、併せてこれもお尋ねをいたします。  3点目、商店街の補助についてです。御答弁いただいた中で、来年度の予算編成の中で支援策をしっかりと検討するということです。ぜひ、現状は恐らく市長が感じているよりも各単会は厳しい状況に今あると私は思っています。イベントを打つ体力すらなくなっているというのが正直なところですし、会員間のコミュニケーション、御答弁の中でもありましたけれども、会合すらコロナ禍で開くのができていないということで、売出しについてもどうするという、根本的な商店街の取組さえ厳しい状況になってきていると。これが現状だと思いますので、引き続き現場の声を聞きながら、来年度以降もしっかりとこれについては対応していただきたいということを申し上げて、私の意見だけこれは申し上げておきます。  児童館についてです。これも御答弁の中で、中学校区で基本的にはしっかりと確保していきますよということですから、これは今後全体の公共施設の適正配置、そしてまた再編計画、この中で、もちろん児童館に限らず、今後各中学校区域全体の中における9つのエリアの在り方ということが示されてくると思いますので、その中で改めてしっかりと確認をしていきたいと思っておりますので、どうぞそごのないようにお進めいただきたいと、こういうふうに思っております。  次に、学校司書についてです。御答弁をいろいろ教育長のほうからいただきました。学校司書全体の取組の見解ということについてはいつも御答弁されていますし、おっしゃっている内容は間違っているわけでもないし、そのとおりだろうなというふうに私も思ってはいます。そこで、先ほど1回目の質問でも少し触れさせていただきましたけれども、この小中連携の読書活動について、ここについての充実を今後どうしていくのか。併せて、先ほども言いましたけれども、この学校司書全体の配置を今後どう考えていきたいのか、これについて再度見解があればお尋ねをさせていただきます。  次に、給食のことについての御答弁を頂きましたけれども、まあほぼ想定どおりの答弁だろうなと、こういうふうに思っています。財源をどう確保していったらいいんですかって、それは経常的な財源を確保するんですよ、それは当たり前の話でね、当たり前の話。市長の答弁の中で現時点での判断は難しいんだよということでしたから、だとすると、どういう条件が整えば判断できるんですか。要は、私が先ほど言いましたけれども、群馬県内でこれだけ今動きが広がっていますよと。同じことが恐らく全国的に来ると思うんですよ。都内でもその動きが出ている。私はね、この多摩26市の中で、世の中が動くんだったら先に動いたほうがいいんじゃないですかというふうに思っているんです。当たり前の話が、お隣は、私の自宅から言うとすぐ隣は23区の練馬区ですよ。ちょっと坂を上がったら武蔵野市ですよ。彼らがやってくる可能性は十二分にありますよ。現場はあおりを食いますよ。当然そのことは私は考えていくと思わなければいけないと思っていますので、お答えできるのであれば、どういう条件が整えばこのことについて政治判断、政策判断をするのかです。これについて見解があれば。それと、教育長については、国が検討すべきことだ、国が検討するじゃないんですよ。国は国で考えてくださいよ、私たちは私たちでどう考えるかということを、全て国のせいにすると、国が国がって言われると、そうじゃなくて自分たちがどうするかを考えた結果としてどうなのかということをやっぱり示していただかないと、教育委員会の見解としてはどうなんだと。国が考えることなんだって、そういう答えは私はないと思っていますよ。これは教育長に見解を求めても難しいのかもしれませんが、ぜひ一度教育委員会の中で、これに取り組んだときにどういうことになるのかということは検討していただきたい。これについても見解があれば、検討するしないを含めて見解があれば、お答えいただきたいと思います。  最後、下野谷のことについてです。まず、秋まつりについては、私も先ほど言いましたけれども、やっぱり参加者が多かったんじゃないのかなというふうに感じていますし、天気がよかったというのも。10月に比べては結構暑かったということもあって人も割と多かったし、全体が広くなったということで、にぎわいもちょっとあったのかなという感じはしています。これは継続して進めていただきたいというふうに思っています。それから、整備状況についても令和5年3月までにはしっかりと整備をするということですから、それについてはきっちりと。この竪穴式の住居が復元されれば、来年の秋まつりはまた違った意味でにぎわいが見せられるんじゃないのかなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。ここで1点だけお尋ねしたいのは、そういう状況で親しまれる下野谷遺跡公園のはずなんですけれども、近隣の方からはやはり引き続きいろいろな声が上がっているのも現状だと思っています。担当課にはいろいろな声が上がっていると思います。例えば、雨が降ると住宅のほうに全部土が流れてきちゃうわけですよね。雨が降ると大変なことになります、家の前は泥だらけなんですよ、生きている私たちのことを考えてくださいという声があります。この秋口になると、当然葉っぱが石神井川からも含めて上がってきます。葉っぱが家の前の玄関をふさぐと。まあ、そこはしようがないと。だから、葉っぱは私たちで片付けて、それを袋に入れて掃除はします。だけれども、それを置く場所ぐらいはそっちで市が用意してくれないか。私たちは掃除をするから、置く場所を確保してくれと。公園内に置くなということではなくて、それぐらいの対応は私はやるべきだと思っています。これに対して現状の取組はないですし、聞きっぱなし、言われっぱなしの状態が今は続いているんだと思いますよ。公園の周りにオレンジのフェンスというか、あれが張ってありますよね。あれも、景観上の問題があるから早く外してくれという声が、やっぱり近隣の方は皆さんおっしゃっているじゃないですか。だけれども、網を外さないでオレンジのフェンスをそのままにしているとか、使い終わった工具を公園内に置きっぱなしにしているだとか、何で近隣の方々からいろいろ言われているのに対応しないんですか。これで親しまれる公園になるんですか。近隣の方がおっしゃっていたのは、市内のほかの公園に行ったらきちんとしている、いっそのことみどり公園課に面倒を見てもらいたい、そのほうが公園のプロフェッショナルの方がいてしっかりやってくれるんじゃないんでしょうかね、こういう声も近隣の方からは上がっていますよ。だから、なぜ周辺の方々からそういう声が上がっているにもかかわらず対応しないのか。それでいて一方では、秋まつりで皆さん来てくださいとお声をかけているわけなんだから、やっぱりそこはその方たちと連携を取っていく、声を聞いていくという形が必要だと思っています。これがなぜこの間、悪い言い方をすると放っぽっているんでしょうか。ある方は、せっかく造っていて、教育委員会の方は御存じですよね、当時こうであっただろう──あくまでも想像ですけれども、盛り上がった盛土、お墓が幾つも造られていますよね。それで、この墓の上に犬が乗っかったり子どもたちが乗っかったりして、墓がどんどんちっちゃくなってきちゃっているんですよね。慌てて「墓に乗らないでください」とか書いてあるんですけれども。だから、もともとの造り込み方が果たしてどうだったのかというのもね。どうしてああいうのを造ったのかなというのを疑問に思われている方も周りにも出てきているので、そのことの説明書きも最初のときからちゃんとすべきだったというふうに思っていますし、いずれにしろ現場の現状を、周囲の方々の声をもっと私は聞くべきだと思いますので、この辺についての対応をお聞かせください。 41: ◯企画部長保谷俊章君) 2点、再質問にお答えをさせていただきます。  まず、今後の物価高騰対策として、もしも新たな地方創生臨時交付金等の交付があった場合はというようなお尋ねでございました。これら新型コロナウイルス感染症あるいは物価高騰等への今後の対応ということでございますが、国の地方創生臨時交付金をはじめとする特定財源の動向に留意し、適切に対応を図っていくという考えでございます。なお、その検討の際には、財政調整基金の将来的な回復見込みなどを踏まえ、一般財源の負担につきましても適時適切に対応してまいりたいと考えております。  もう一点、東伏見公園の市有地の関係でございます。現在、東伏見公園内に保有しております市有地の面積につきましては、令和3年度に無償貸付を行っている部分や、市道あるいは市立東伏見公園、水路などなどを含めまして約8,000平方メートルでございます。これは、サッカーコートですとかラグビーコート、こちらのほうが約7,000平方メートルでございますので、これよりも一回り大きいというイメージ、あるいは保谷庁舎を解体した後の敷地の約2倍の面積となります。この市有地分相当面積を活用し、市の公共施設を設置する手法の場合につきましては、東京都から具体的な施設の提案がないと協議に応じられないと言われておりますことから、東京都と協議するためには、まずは当該地にふさわしい公共施設の検討を進めていく必要があるというふうに考えております。また、西武柳沢駅の東側の一部につきましては公園事業計画新規認可申請を予定していると伺っております。この区域につきましては管理サービス施設を設けるゾーンとして整備すると聞いておりますので、都の東伏見公園整備計画と整合が図られる市の公共施設を設置する可能性があるエリアと捉えております。事業認可を1つの契機といたしまして、市有地を有効活用する視点を持って引き続き東京都と協議し、この地域の今後の展望について検討してまいりたいと考えております。なお、東京都との協議の結果によりますが、市有地分相当面積の活用が可能となった場合につきましては、公共施設の適正配置の検討におきましても考慮すべき市有地であるというふうに考えております。 42: ◯教育部長(松本貞雄君) まず、学校司書の再質問についてお答えいたします。小中連携による具体的な取組ということでございますが、こちらの例えば中学校1校に対して小学校2校でまずグループをつくりまして、その中で学校司書の配置バランスも考慮した上で読書活動の充実が図れないかということで、現在検討を進めているところでございます。  続きまして、給食費の無償化の再質問にお答えいたします。教育委員会としての考え方というか、見解ということでございます。教育委員会といたしましては、まずは義務教育の無償化の考え方、これは全般的でございます。こちらはまず憲法の規定、それから最高裁判所の判例、そして各種法令の規定を踏まえて考えるべきという認識でございます。 43: ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 下野谷遺跡公園の関係の再質問に御答弁申し上げます。近隣の住民の方々の御意見に十分に対応できていない面があったことについては、担当として大変申し訳なく感じております。今回の遺跡整備工事の説明会の際にも私は出席させていただきましたが、議員から御指摘がありましたお墓の跡に乗っているお子さんがいる等の御意見もいただいておりましたので、きちんとした表示等の説明書等を出しまして、そちらのほうも分かるようにした形にするということ。あと近隣の小中学校にもそちらのほうの説明を教育委員会からもしてまいりたいということで今後対応させていただきたいと考えております。また、草刈りの時期等の状況に合わせるようにというようなお話も頂いておりますので、来年度からはきちんとした形で、住民の皆様と共存できる遺跡ということで迅速な対応を心がけてまいりたいと考えております。 44: ◯市長池澤隆史君) 学校給食費の無償化につきましてお答え申し上げたいと思います。まず、学校給食につきましては御承知のとおり全国一律の取組ということもございますので、基本的な考え方につきましては、給食費の無償化、これは国策として国が取り組むべき課題であると、そのような認識でございます。その上で、前回も御質問いただきましたので、各自治体で先行して無償化に取り組んでいる例もございますので、幾つか調べさせていただきまして、例えば青森市であるとか、青森市は児童生徒が約1万8,000人ほどですかね、また、市川市についても児童生徒数が約3万人ということで、それぞれが今年度どういう取組をしたか調べましたところ、やはり地方創生臨時交付金、これを活用しているといったような事例でございまして、令和5年度はどう対応していくのか、この辺りも引き続き調査等が必要かなと思っております。その上で、やはりこういった継続的な取組をしていくためには、先ほど申し上げましたように安定的かつ経常的な財源の確保、財源を捻出していくということがまず大前提であると思っておりまして、そういう意味で継続的な財源確保に向けました取組が市としてもまずは必要かなと、そのように考えております。 45: ◯25番(稲垣裕二君) いろいろと御答弁を頂きました。またしっかりと御答弁いただいた内容を確認しながら進めたいと思っています。  教育部長のほうから学校司書について御答弁がありました。ちょっと聞き取れなかったので、再度そこだけお願いできますか。 46: ◯教育部長(松本貞雄君) 改めて、学校司書の再質問についてお答えいたします。まず、小中連携による具体的な取組ということでございますので、例えば中学校1校に対して小学校2校でグループをつくるなど、学校司書の配置バランスも考慮した上で読書活動の充実を図っていきたいということで現在検討を進めているところでございます。 47: ◯25番(稲垣裕二君) 今御答弁を頂いて、中学校1校・小学校2校でグループをつくって配置バランスを考えていくという御答弁だったんですね。これはかなり踏み込んでいる答弁だと思うんですが、その配置バランスということについては具体的にどういうことを指し示しているんでしょうか。 48: ◯教育部長(松本貞雄君) 再質問にお答えいたします。現在検討を進めているところでございますので、この場で申し上げられますのは、具体的なイメージというよりは考え方でございます。こちら、先ほど、中学校1校と小学校2校でグループをつくった場合、全てのグループに2名程度の学校司書を配置するようなイメージで現在検討を進めているところでございます。 49: ◯25番(稲垣裕二君) 教育部長から、今大変興味深い御答弁を頂きました。中学校1校と小学校2校、3校を1つのグループとして、ここに司書2名を配置する、こういう考え方を今検討しているんだということです。冒頭に私が、以前こういう提案をしましたよねと。3校に2名の学校司書の配置、これを考えたらどうだと。今まさにそれに近づくような御答弁、検討をしていただいているというお答えを私はいただいたというふうに認識しています。したがって、これまで西東京市においては2校に1名という体制から大きく変わっていく、こういう考え方を教育委員会が今前向きに検討していただいているんだなと、こういうふうに私は認識をさせていただきました。しっかりとこれについてはお進めをいただきたいということを改めて申し上げさせていただきます。ぜひよろしくお願いいたします。  冒頭1個目に質問の来年度の予算について、臨時交付金がどう対応するのかということはもちろんありますけれども、この臨時交付金の対応についてはその時々の状況を見てしっかりと対応していただきたいというふうに思っています。これとは別に、通年の取組として、先日我が党の自民党でも取り上げられた1つの大きな取組があります。それは、西東京市では令和元年度にタクシーを使った移動支援で、残念ながらあまり成果としては出てこなかったものです。実は、この高齢者等の移動支援策としてタクシーの助成をしたらどうだろうと、こういうことなんです。ただし、どういう助成をするのかということについては、マイナンバーカードを使いましょうと。今回、応援カードで各店舗にスマホをレンタルしています。あれを市内のタクシー会社に設置をしていただき、そのスマホに対してマイナンバーカードを高齢者の方がタッチをする。そうすると本人確認ができ、したがってそこで補助助成を行うという、この仕組みを現在取り組んでいる自治体があって、我が党の中でも、これはデジタル庁と協力をして大変いい事例だということで進めているところがあります。これは前橋市なんですけれども、高齢者の方々がマイナンバーカードをタクシーの中でタッチをすれば、上限は1,000円ということですけれども2分の1補助をしましょうと、こういうことで行っています。では、前橋市は高齢者の人口ってどれぐらいなのかを調べてみると、75歳以上は約5万3,000人なんですね。西東京市が約2万7,000人。おおむね倍。これで年度の通年の予算で、おおむね前橋市の場合だと2億円で予算を組んでいます。その2億円といっても、なおかつ前橋市の場合は、私も前橋市には6年近くいたからよく分かりますけれども、範囲がかなり広いので、車社会ですから、免許を返納した65歳以上の方も対象にしている。西東京市はそこまでする必要はないと思っていますが、それを含めても年間の予算を2億円程度で賄って、高齢者の方が、皆さんマイナンバーカードをつくらなきゃ駄目なんですよ。マイナンバーカードをつくって、タクシーに乗車して、スマホ型の読取機にタッチをする。それで運転者がサササッと操作をする。結果、そこで補助の紙を申請するんじゃなくて、その場で補助対象を受けられる。これは大変すばらしい取組だということで、先ほど言いましたように自民党の中でもこういうことを広めたらどうなんだということで取り上げられている政策ですので、今私はこれを提案しますので、すぐにどうとは言いませんが、ぜひぜひこれについても御検討していただいて、しっかりと取り組んでいただけると大変ありがたいなと、こういうふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  先ほどの学校司書の件も含めて、それから商店街の補助、来年度予算への取組も含めて、しっかりとお取り組みをいただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。 50: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして、稲垣裕二議員の一般質問を終わります。  次に、小林たつや議員に一般質問を許します。      〔26番 小林たつや君登壇〕 51: ◯26番(小林たつや君) 一般質問の前に、先日の19日に行われました西東京市民映画祭自主制作映画コンペティション2022がこもれびホールにて行われました。お誘いのファクスを頂き、残念ながら先約があり最後まで長くはいられませんでしたが、楽しいひとときを過ごさせていただきました。コロナ禍により2年間のブランクがあり、制作者はもちろんのこと、代表の山本さんをはじめとする西東京シネマ倶楽部の会員の皆様も映画祭再開に向け大変御苦労されたことと推察をいたします。冒頭の御挨拶から最後の表彰式までいられた市長におかれましても大変御苦労さまでございました。上映1本目の短編時代劇、樋口翔一監督の「夏の音」は、短編ながら秀逸な作品で、大変映像がきれいだったことが印象に残りました。2本目の廣田耕平監督の「ラの♯に恋をして」は、ラのシャープが何の音かがテーマであると言っても過言ではないという恋愛映画なのかなと思いました。ちょっと笑えるところがよかったんですけれどもね。3本目、「ジョディ」は、前回も参加されていた袴田くるみ監督のアニメ作品で、ジェンダーを超えた差別問題をテーマにされた作品でありました。私が視聴した作品の最後は山村もみ夫。監督の「グッジョブ!次郎」という作品で、こちらは短編の連続3部作というんですかね、そういう形でできていまして、かなり笑えたとここで感想を述べさせていただきます。確認していませんが多分ホームページ上で見られることと思いますので、御興味のある方はどうぞ見てみてください。内容についてはネタバレとなりますので内緒にしますが、どの作品も高いクオリティーのものだったと思います。帰り際に始まった前半最後の作品、成國英範監督の「無頼ノ桜」も見たかったのですが、誠に残念で時間がなく帰りました。市長は全作品を鑑賞されたと思いますが、どのような御感想を持たれたか、通告にありませんので強要するつもりは全くありませんが、よろしければ御感想をお聞かせ願いたいと思います。後日談として、4日ぐらい前ですかね、ある会合で山本さんに会ったのですが、今回はプロの使う、何かブルーレイの機械なんだかディスクなんだか、それを使ったと。それから、以前お願いして入れていただいたDCPというんでしたっけね、あの機械のおかげで映像がめちゃくちゃよかったと。監督さんとかがびっくりしていたというようなお話をされていました。大変感謝されたことを付け加えさせていただきます。  それでは、議長のお許しを得ておりますので、通告に基づき一般質問をいたします。  まず1点目は、ここ数年、毎回緊急質問をはじめとして必ずお聞きしております新型コロナウイルス感染対策についてであります。まずは市内の感染状況について伺います。前回の9月議会では、8月24日現在の累計で3万3,433人の感染者がいたとの御答弁を頂きました。この頃は感染者数の発表も変わりつつあるようで、前と比べることができづらい感じもしますが、いかがでしょうか。また、報道やネット情報では第8波のピークが12月中旬頃とひと月前には言われていましたが、最近では1月の中旬頃とされております。約ひと月遅れることがいいのか悪いのか私には分かりませんが、確実に第8波の感染拡大が迫ってきていると私は思っております。このような状況下での感染拡大時の対策はどのように行われるかを伺いたいと思います。  2点目としては、ワクチン接種の状況について伺います。市の集団接種においては、11月1日よりオミクロン対応型ワクチンの接種が始まりました。いわゆる2価ワクチンの効果やその接種状況、それから愛知県の集団接種で40代女性が接種を受けた5分後に容体が急変し、死亡したという事例が発生しております。この方がコロナワクチン接種が原因でお亡くなりになったのかはいまだ不明です。私が知り合いのドクターから伺った推論では、コロナワクチンが直接の原因ではなく、アナフィラキシーショックに対する対応の失敗か別の原因によるものであろうとのお話も聞いておりますが、こちらも正確ではなく、あくまでも推論でございます。それでもこのような事例もありますので、なお一層の注意が必要と思いますが、市ではどのようにお考えかを伺います。  3点目は、第5回臨時会で予算通過した乳幼児へのワクチン接種について。そのワクチン接種を安心して受けられるような体制づくりができているとは思いますが、確認をさせていただきたいと思います。  4点目は、新しい市独自の経済対策について伺います。これまでに高齢者向けのつながり応援カードをはじめ、たくさんの事業が行われてきました。最近では市内事業者物価高騰等対応支援事業や、所得制限なしの子育て世代への1万5,000円の給付などなど、市独自の対策が行われ、多くの市民の皆様から喜ばれております。これは池澤市長をはじめとする執行部の御英断によるところが多いと思いますが、我々議会からの要望がいろいろな形で実現されているという、まさに議会と行政がタッグを組み、車軸の両輪となり前に進むという完璧な行政運営と言えるのではないかと、自画自賛を含め、今期最後の一般質問である今日、この場所で言わせていただきたいと思います。その政策の中には、選挙も近いためか、私がやりました、私たちがやりましたと多くの現職の方々がいろいろなところで言われているようです。別に構いはしませんが。だけど、あれっ、そうだっけなんて感じるところもありますが、選挙が近いとそういうこともあるのかなとは思います。というわけで、これまでに市民や市内事業者に行ってきた市独自の経済対策にはどのようなものがあるかを改めて伺いたいと思います。  大きな2点目、下野谷遺跡公園について。先ほど稲垣議員からもいろいろと似ている点の御質問があったところでございます。下野谷遺跡公園についての質問は久しぶりとなりますが、11月15日発行の西東京の教育によりますと、下野谷遺跡が整備されているとのことでございました。実は先日、市民の方から「下野谷で発掘調査が始まったらしいね」と言われ、それじゃ、ちょうどいいから今回の質問にしようと思い現在に至るわけですが、現実は遺跡の整備を始められたわけで、大々的な、多分早稲田大学が主導で行われるようないわゆる発掘調査は行われていないものと思いますが、現状と、発掘調査とはどんなものを言うのかをちょっと伺いたいと思います。それと、多分まだ何も決まっていないと思いますが、遺跡公園に地域博物館のようなものを造るべきと以前にも質問した記憶がありますが、その進捗や現状を伺いたいと思います。  大きな3点目、柳泉園の建て替えによる市財政の影響についてを伺いたいと思います。11日の一般質問で後藤議員からも御質問があったところですが、柳泉園組合議会で去る10月31日に町田市のバイオエネルギーセンターに視察に行ってまいりました。人口43万人の町田市民のごみ焼却場ですから、大変大きくすばらしい場所でもあり、新しい施設ですからね。まして、その設立にも130人のごみゼロ市民会議からいろいろな意見を集約し、建設に充てられたそうですが、後藤議員も言われていたとおり、ここではバイオエネルギーからバイオガス発電や熱の供給が利用でき、二酸化炭素排出抑制が期待されるところでもあります。パンフレットがとってもかっこよくて、ごみを拾い上げるクレーンをメインテーマのようにしてパンフレットが作られていました。アニメとか映画になった攻殻機動隊のフチコマというロボットに似たデザインで、記念撮影をできるブースなんかもあって、なかなかのものでした。教育施設としてもかなり参考になる場所ではないかと思いました。さて、旧施設のほうがまだ残っていて、そこに目を移しますと、そこはまるで柳泉園組合議会の施設そのままと言えるほど酷使された旧施設がありまして、それを見ましたとき、こちらの柳泉園組合議会もそろそろだなという感想を持ちました。そこで伺いますが、柳泉園の建て替えについては今後どのようにされていかれるのか、また市財政の影響はどうなるか、以上、御答弁により再質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 52: ◯市長池澤隆史君) まず初めに、映画祭の感想というようなことでございましたので、一言申し上げさせていただきたいと思います。今年で19回目となります西東京市民映画祭2022、自主制作映画コンペティションが開催をされました。今回は全国から57作品の応募があったということで、そのうち入賞作品の13作品が当日こもれびホールで上映されたということでございます。若い映画監督の方々の登竜門といいますか、自主制作映画ということで、大変レベルの高い映像だったかなというふうに思っております。その中で、ちょうど昼にこもれびホールで昼食を取っていたときに、隣のテーブルに若手監督の方が3名ほど食事をしながらお話しされていたので、ちょっとお話しする機会もありまして、お話をお聞かせいただいたんですけれども、通常自主制作映画ですと小さな劇場でやるのが一般的だということで、小さな劇場だと関係者しか見に来ないそうなんです。このこもれびホールは大ホールで、それも大画面でやるということで、若手映画監督の方からしてみるとまさに魅力ある今回の映画祭であるといったようなお話をお聞かせいただきました。19回目ということもございますので、これが来年以降も続いていって、そして全国から注目される映画祭となりますことを願っております。引き続きまた関係者の皆様のお力添えをよろしくお願いしたいと思います。  それでは、いただきました御質問にお答えをさせていただきたいと思います。  初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。本年11月17日開催の国の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料では、全国の新規感染者数の直近1週間の対前週との比較では1.24となり、増加傾向になっていることを公表しております。東京都におきましては11月16日時点の新規感染者数の対前週との比較では1.24となり、感染が拡大していると分析されております。本市の新規感染者数につきましても11月16日の週の対前週との比較が1.66と、同様に増加傾向を示しているところでございます。なお、本年9月26日より新型コロナウイルス感染症発生届の限定化が行われ、現在発生届の対象は、65歳以上の方、入院を要する方、妊娠している方、重症化リスクがあり、かつ新型コロナ治療薬または酸素投与が必要な方の4類型となっており、全ての感染者数による単純比較ができないところでございます。併せて、区市町村ごとの感染者数の公表がされないこととなり、自治体ごとの比較もできない状況となっております。国、東京都及び本市においての新規陽性者の増加傾向を受け、市民の皆様には改めて基本的な感染対策の徹底をお願いする必要があると考えております。具体的には、新型コロナワクチン接種の勧奨に加え、定期的な換気の励行、3密の回避、場面に応じた不織布マスクの適切な着用、手洗いなどの手指衛生や状況に応じた消毒等を徹底していただき、新規陽性者数の増加をできる限り抑制していく必要があるものと考えております。  次に、ワクチン接種についてお答えいたします。国のQ&Aによりますと、オミクロン株対応ワクチンの接種により、従来のワクチンの接種と比較して中和抗体価と中和抗体応答率が同等以上であることが確認され、重症化・感染・発症を予防する効果が期待されております。また、オミクロン株対応2価ワクチンは、BA.1対応型であってもBA.4-5対応型であっても従来の1価ワクチンを上回る効果と、今後の変異株にも有効である可能性が期待されております。本市におけるワクチン接種では、10月以降オミクロン株対応ワクチンの接種を開始し、11月からはBA.4-5対応型ワクチンを使用しております。11月20日現在、12歳以上人口に対する接種率では18.5%と、全国の接種率14.7%及び東京都の接種率17.2%を上回る進捗でございます。次に、新型コロナワクチンの接種に伴いアナフィラキシーを発症した方への対応につきましては、11月10日付で国からの再通知もあり、医師会を通じて医療機関に注意喚起を行ったところでございます。また、集団接種会場では、アナフィラキシー時対応の流れに沿って会場ごとに緊急医療資機材や医薬品を用いた訓練を実施して、対応体制の確認を行ったところでございます。今後につきましては、西東京消防署にも御協力を頂き、救急要請、救急隊の誘導、搬送までを加えた訓練を計画しているところでございます。  次に、乳幼児への接種についてお答えいたします。第5回臨時会で予算をお認めいただきました後、11月8日から市ホームページ等において乳幼児接種の概要を掲載するとともに、接種を希望される方への接種券発行申請の受付を開始したところでございます。また、併せて乳幼児接種の対象となるお子様の保護者の方へ、個別に圧着はがきによるお知らせを発送いたしました。11月15日現在で接種を希望される保護者の方からは200件を超える申請を頂いており、順次接種券を発送しているところでございます。市内での接種につきましては、11月21日から4か所の診療所・クリニックと1病院での個別接種により実施しております。  次に、市独自の経済対策についてお答えいたします。本市では、新型コロナウイルス感染症や物価高騰等の影響を受ける市民や事業者の皆様に対し、様々な市独自の経済対策を実施してまいりました。市民生活を下支えする主な対策といたしましては、子育て世帯をはじめとする直接給付事業を実施しているほか、エッセンシャルワーカーの方々に感謝をお伝えするためプレミアム応援券をお渡しし、また、高齢者の皆様にはフレイル予防につなげる目的を踏まえてつながり応援カードを配布させていただく中で、市内経済の循環につながる対策を進めてまいりました。また、市内事業者の方々に対する主な支援対策といたしましては、賃貸店舗等家賃補助事業、市内事業者応援資金助成事業、市内事業者緊急支援事業のほか、本年度におきましては物価高騰等に対応するために様々な業種の事業者に対しまして直接給付型の経済対策を実施しております。さらに市内消費喚起を促進する対策といたしましては、市内消費喚起事業やキャッシュレス決済ポイント還元事業など、市内経済の活力をまち全体で支える取組を実施することで本市独自の経済対策を進めてまいりました。引き続き本市独自の経済対策につきましては市民生活や市内経済の動向を的確に把握し、適時適切な対策を検討してまいります。  最後に、柳泉園組合の建て替えによる市財政への影響についてお答えいたします。柳泉園組合のクリーンポートにつきましては平成12年から稼働しており、施設の更新につきましては計画から工事の完了まで一定程度の年月が必要と認識しております。また、計画の段階から地域住民の皆様との協議や当市としての要望等を伝えていくことが重要であると考えております。施設の更新につきましては、まずは柳泉園組合及び構成市であります清瀬市、東久留米市、西東京市による協議が必要であり、その中で施設の更新費用や市財政への影響を含め議論されていくものと考えております。また、ゼロカーボンシティ宣言をしている当市といたしましては、焼却施設からのCO2削減等につきましてもしっかりと意見を申し上げてまいりたいと考えております。 53: ◯教育長木村俊二君) 下野谷遺跡公園についてお答えします。遺跡の発掘調査についてでございますが、目的や方法によって幾つかの種類がございます。下野谷遺跡公園で行われていた発掘調査は、史跡整備を実施するに当たり、埋蔵している遺跡を調査する目的で市の教育委員会が行いました。この発掘調査は、遺跡の保護のため最小限度の掘削で情報を収集する保存目的調査でございます。また、早稲田大学が敷地内にある遺跡の埋蔵地にテニスコートとクラブハウスを造るため行った調査は記録保存調査と呼ばれ、工事などにより失われてしまう遺跡の発掘調査をすることにより、正確な記録を報告書として残すことで保存に代える考え方に基づいて行っているものでございます。  続きまして、地域博物館についての考え方でございますが、これまで地域博物館について調査検討を行っておりますが、設置に向けては引き続き多方面の検討や調整に時間を要するものと認識しております。今後につきましては、下野谷遺跡の整備とともに市の文化や市民活動の中心となる場の構築を目指し、引き続き検討調整を続けてまいります。 54: ◯26番(小林たつや君) 御答弁ありがとうございます。  コロナの感染状況については、9月末から発生届の限定化が行われ、感染者数による単純比較ができなくなったということですね。また、感染のアドバイザリーボードの資料による前の週との対比で増加傾向であると。東京都でも西東京市でも増加傾向であるということが分かりました。今後はこの状況を市民の皆様にどのように伝えていくかが課題になるかと思います。この点についてもう一度、市はどのようにお考えかを再度伺いたいと思います。  接種状況については以前のワクチンよりも重症化・感染・発症を予防する効果が期待されるオミクロン株対応2価ワクチンの接種が11月より始まり、接種率については、11月20日現在で12歳以上の集団接種率は18.5%でしたね。全国平均14.7%、東京都平均17.2%を上回る状況であるということも分かりました。実は私も11月の2日だったかに市の2階で2価ワクチンを受けて、その日は午後ぐらいに予約が取れたんですが、午後2時ごろだったかな、取れたんですけれども、結構混んでいて、それまでは10月中にたまに役所へ来て見るとあまり混んでいないなというイメージだったんだけれども、先生とかに「今日は随分混んでいますね」と言ったら、「2価ワクチンになったからよ」なんて言って女性の先生が教えてくれたんですけれども、やっぱりそういう期待を皆さんも持っていらっしゃったんだなと。私はたまたまその時期だったので行っただけなんですけれども、そういうことで5回目を受けさせていただいて、今は多分そのワクチンを持っているというレベルでは割と防御力が上がっているんじゃないかと思っていますけれども。まあ、かかった人のほうが完全な抗体を持つでしょうから、そちらのほうが強いと思いますが、そんなところでございます。また、アナフィラキシーショック等の関連では、医療関係者への注意喚起及び訓練、そして西東京市消防署との訓練もされるということで、よく分かりました。西東京市ではこのような不幸な事故が起きないことをこれからも御注意いただきたいということを一言言わせていただいて、この質問は終わらせていただきます。  乳幼児ワクチン接種については、希望者への接種券発行申請の受付が開始され、圧着はがきによるお知らせを発送、順次接種券も発送しているということが分かりました。これからもワクチン接種自体やその他市の対応に御心配されている御両親の御相談に乗って、不安を解消されることをお願いいたしたいと思います。  4点目の経済対策については、これからもまだまだ物価高騰等の影響が続いていくと。これはコロナだけではないものだとは思いますが、このような状況と厳しい市の財政を鑑みながら、新しい市の経済対策についての検討状況をもう一度伺いたいと思います。  下野谷遺跡公園については、最小限の掘削で情報収集する保存目的調査と、正確な記録と報告書を記録として残す記録保存調査があるということが分かりました。このどちらかの調査が最近行われたということだと思うんですけれども、もう一度ちょっと教えてください。それから、博物館に関しては検討調査との御答弁でしたので、こういう御答弁の場合は、私の感からすると相当時間がかかるのかなという思いがいたします。その辺はどのくらいかをお答えいただけないでしょうかね。この辺、できましたらお答えいただきたいと思いますので、再度御答弁をお願いいたします。 55: ◯ささえあい・健康づくり担当部長五十嵐豊君) 新型コロナウイルス感染症対策の再質問にお答えさせていただきます。新型コロナウイルス感染症の状況につきましては、毎日東京都から4類型の感染者の報告を受けております。原則当日のうちに市ホームページの情報を更新しているところでございます。感染症予防対策につきましては、新型コロナワクチン接種の接種時期を踏まえた個別勧奨を含め、引き続き市報、ホームページ、市SNS等に加えて、各部署・各施設の窓口における掲示、チラシ配布等も行い、市民の皆様へのお知らせを行ってまいります。また、国におきましては、様々な分析検証の中で周知内容につきましてもこれまで様々な見直しが行われてまいりましたので、本市におきましても適切な情報発信に努めてまいります。
    56: ◯企画部長保谷俊章君) 新型コロナウイルス感染対策に関連いたしまして、市の今後の経済対策ということでございます。新型コロナウイルス感染症あるいは物価高騰等への対応といたしましては、現時点では本年度に議決いただきました各事業を着実に実施する中で、引き続き市民の命と健康を守り、市内経済の活力をまち全体で支える取組の検討を進めてまいります。なお、新しい今後の市独自の経済対策ということでございますが、今後の国や東京都の動向に留意し、それらの経済対策との整合性を図って、特定財源の確保とともに、市の財政調整基金の活用につきましても将来的な基金残高の回復見込みなどを見定めながら、適時適切な対応を図ってまいりたいと考えております。 57: ◯教育部特命担当部長(清水達美君) 下野谷遺跡の再質問にお答えいたします。下野谷遺跡での保存目的調査は、史跡指定地内で今年3月に実施した第36次調査で、竪穴式住居のデータを得るなどの成果がございました。また、記録保存調査に関しましては、直近の調査につきましては令和元年に実施した史跡東側の擁壁改修工事のための調査で、縄文時代早期から中期の土器や石器、火をたいた跡などが見つかりましたが、この調査地は史跡指定地ではないことから記録保存調査としまして、その後、擁壁改修工事を実施いたしました。  次に、地域博物館についてお答えします。先ほど教育長から御答弁いたしましたとおり、設置に向けては多方面の検討や調査に時間を要するものと認識しておりますが、引き続き検討調整を進めてまいりたいと考えております。 58: ◯26番(小林たつや君) コロナの件、感染者数は、既に感染しても関係機関に届出をしていない人が当然多くなると。一般の人はそういうことでしたよね。これからいかに感染を避けながら日常生活を送っていくかが重要となると思っております。海外のドラマなんかを私はよく見ているんですけれども、あれは救急隊の話ですね、消防車とか救急車のドラマなんですけれども、警察官とかがみんなマスクをして会話をして、すぐ外してまた出ていくというのをしばらくやっていたんですよ。大体あれって1年から半年遅れて日本の、私などはあまり高い有料チャンネルではないので少し遅れて見ているんですけれども、それを見ていると最近それがなくなって、ほとんどマスクをしていないという現状。これが今、アメリカでは起こっているんだなというのが分かりました。撮影なんかもそういうふうにされているみたいでございました。これは、そういうふうに日本もいずれなっていくのかななんて私はちょっと思っております。コロナ禍が始まった当初からこのウイルスの遺伝子形態はころころと変わって、それが中国の生物兵器であるなどとネット上では言われておりました。最近では名前もキメラの──キメラというのはキマイラとも言われ、同一個体に異なる遺伝子情報を持つ、また混じっている生物や個体のことであり、嵌合体とも呼ばれるものです。多分なんですけれども、最初はギリシャ神話などの半身半獣のケンタウロス、これはBA.2.75型という、これはあまり日本でははやらなかったのであまり知られていないと思いますが、その次は何か、今これから来るグリフォンからケルベロスに12月には置き換わるとも言われておりますが、直近ではまたグリフォンのほうが優位性を持ってきたみたいな情報を私はネットなんかで調べてみております。ちなみに、グリフォンはXBB型。これはアジア中心で流行しており、鷲の上半身が馬──たしか馬だったと思ったんだけれども、ヤギかもしれません──の胴に乗った伝説上の生き物です。ケルベロスというのはBQ.1.1型。御存じのとおり、双頭の地獄の番犬と呼ばれる2つの首を持つ番犬、地獄の門の番犬と言われるやつですね。こちらはアメリカ・ヨーロッパで流行しているそうです。もう何か、そういうキメラとかキマイラと呼ばれる、いわゆる怪獣の名前みたいなのをつけてやっているので、こっちのワクチン側にも何か格好いい名前つければ接種率も上がるんじゃないかななんていうふうに私は今ちょっと思っております。そんなことが日本だけではなく海外でもやっていけば面白いのかなと思います。接種率も上がるのではないかななんて思います。  きっと仕事が忙しく、またテレビの偏向報道もあるんでしょう。嫌気が差したのか、最近テレビにあまり出られない昭和大学医学部客員教授の二木教授、二木先生ですね、一時期はもう毎日のようにいろんなチャンネルにも出ていらしたあの先生によりますと、コロナ感染症の死亡率は第5波で0.414%、第6波で0.143%、第7波で0.09%、直近の第8波とされる11月11日から17日までの死亡率はまだ増えることもあるかもしれませんが、今のところ0.02%と、ずっと見てくると減少が見られており、パンデミックを起こすようなウイルスの感染症はこのように変異を繰り返し、ウイルス自身が存在できる状況をつくり出すために弱毒化が進むと言われている学説が本当であることを信じたいところであります。そして、今回の第8波が最後の流行となることを祈りまして、この質問は終わらせていただきたいと思います。  下野谷につきましては、本当はその発掘調査の中から私は土偶が欲しいとずっと前から言っていて、丸山市長のときは丸山土偶が出てこないかという話をずっと言って、議場でばかにされているか笑われているかどうだか分かりませんが、そういう気持ちを持っております。さっきの博物館のほうも含めて、これからそういうのを建てたときに、イベントとしてその土偶なんか──土偶が一番ベストなんですけれども、土偶じゃなくても土器でもいいんですけれども、子どもたちが喜ぶようなものをフィギュアとかでつくって埋めておくのはどうだろうかと前にも言っていますけれども、何か最近は土偶がすごくはやっていて……(「土偶女子」と呼ぶ者あり)ええ、それも今言おうと思ったんですけれども、土偶女子という、何か女性の方が土偶をすごく好きで、いろいろ博物館に見に行っている方がいるということで、国宝としては茅野市の縄文のビーナス、仮面の女神、この2つと、あと舟形町というところには縄文の女神というのがありますね。それから函館市の中空土偶、八戸市の合掌土偶、これが国宝で、私の大好きな遮光器土偶は重要文化財。何でなんだろうと思ったら、その遮光器土偶は出土がはっきりしていないんだそうです。そのために国宝までには行けないというのがその遮光器土偶。では、西東京市でも西東京市何たら土偶が出てきてもおかしくないという。本当は縄文時代の時代背景が微妙に、中・後期とか、土偶はもっと前期のものだと思いましたけれども、そういうあれがあるから違うのは分かっているんですけれども、そういう仕掛けをやって、下野谷公園の1つのイベントとして土偶掘り大会みたいなのをやったりしたら、もしくは土器掘り大会みたいなのをやったら面白いんじゃないかななんて私は思うんです。その道具とか土器なんですけれども、実は1つ友人がつくってくれたんです。今は3Dプリンターというのがありまして、あれでCADデータで、公開されているデータか何かで簡単につくれるんだそうです。それはサイズも調整できるし、私は15センチぐらいの火焔型土器と、それから遮光器土偶の、精巧ではないですけれども一目で分かるぐらいのレベル。色合いもつくれますので、そういうのでつくられた。こういうものが割と単価で安い値段でできるということなので、そういうのをたくさんつくって、子どもたちを集めて発掘大会みたいなのをやったら楽しいんじゃないかななんていうことを思います。あと、うちには神の手を持つ遠藤源太郎先生が、この後最後の御質問をされる方がいらっしゃいまして、既に茅野市の博物館で土偶を仕入れていらっしゃるという方もいらっしゃるので、ああいうのが埋まっていたら大変面白いとは思うんですけれども、本物の土でつくられたレプリカはかなり高いものになりますのでそう簡単にはできないでしょうけれども、そういう小さいものを子どもたちに発掘させてあげるなんていうのも1つの手なのではないかななどと思っております。これは私の勝手な意見でありまして、ふだんから古代宇宙飛行士説というのを提唱するエーリッヒ・フォン・デニケン先生のことを尊敬している私でございますので、西東京市の下野谷遺跡はたしか双環状遺跡群ですよね。2つの輪っかが輪のようになってという話で、その双環状という2つの輪っかがあるというのは、もしかしたら私は、海外とか日本にもありますけれども、ストーンヘンジ、こっちとかナスカの地上絵とか、ああいうレベルのものではないかという、いろんないい加減な仮説を立てながら、いろんな想像をして楽しんでおりますが、こういうことを含めて何か楽しいイベントなどをやっていただければと、この先の下野谷遺跡公園のためにもなるのではないかということを一言言わせていただきたいと思います。  最後に、先ほど言い忘れちゃったんですけれども、ごめんなさい。柳泉園組合議会の建て替えについてですが、地域住民の皆様との協議や清瀬市・東久留米市との3市協議などが必要ということはよく分かりました。また、ゼロカーボンシティ宣言をしている当市はこれからもCO2削減に向けて声を上げていくということで、私が言うまでのこともありませんが、市長も御一緒いただいた町田市のバイオエネルギーセンター等のよいところを参考に御意見を上げていただくようお願いいたしたいと思います。もう1つ、先日柳泉園組合議会があり、令和3年度の決算審査が行われました。このときに1点だけ質問させていただいたのですが、弁護士報酬金が1,100万円もあるのはどういうことかという質問をいたしました。今回、建設環境委員会に付託されている請願と関連するものでもあると私は感じました。この件は簡単に言いますと、クリーンポートの指定管理者との契約時に「発注図書」という名前の文書があるかないかで争われたもので、現在も関連の訴訟が行われております。既に別の関連訴訟では最高裁まで行き、結審され、柳泉園側の勝訴で終わっているものもあります。その内容については訴訟中のものもあり、また請願も出ておりますのでこれ以上は意見も言いませんが、市民の税金が確実に裁判の弁護士費用として使われております。たしか昨年だと思うんですが、昨年の代表者会議で同じく、同様と思われる陳情の審査をするかしないかで話合いが持たれました。たしかこれも、ちょっと記憶がうすれていて申し訳ないんですけれども、全員一致で付託しないということになりました。このときの話では、裁判費用に通算約1,500万円以上が使われているという記憶が私にはあります。この訴訟に関連している議員さんの市政報告で、代表者会議に対してだと思うんですけれども、「住民訴訟を何だと思っている」というようなコメントが書かれてありました。私個人に言われたものではないと思いますが、住民訴訟をすること自体は悪いとは私は思っておりませんし、そう言うつもりもありません。しかし、最高裁で確定された事案に関し、同じような訴訟や柳泉園組合の陳情が繰り返されることに、組合員の人件費や時間、そしてお金、多くの税金が費やされているのも事実ではないでしょうか。弁護士に依頼せず組合職員が対応すればいいという反論もあるかもしれませんが、それでは今以上に時間が費やされ、他の組合の事務事業に多大な影響が発生すると私は思います。これこそ市民の税金を何だと思っているんだと、このような意見を強く言わせていただいて、私の今期最後の質問を終わらせていただきます。この後は遠藤源太郎先生が最後の質問をされることでございますので、御期待のほどよろしくお願いしまして、終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 59: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして、小林たつや議員の一般質問を終わります。  一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。                  午後2時52分休憩    ──────────────────────────────────                  午後3時20分開議 60: ◯議長保谷なおみ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、遠藤源太郎議員に一般質問を許します。      〔27番 遠藤源太郎君登壇〕 61: ◯27番(遠藤源太郎君) それでは、議長の指名を頂きましたので、今期の最後の一般質問、私にとりまして人生最後の一般質問をさせていただきたいと思います。例によって特に下書きをした原稿を持ち合わせておりませんので、思うがままにしゃべらせていただきますけれども、市長、教育長、よろしく御答弁のほうをお願い申し上げます。私も議員をさせていただきまして35年と2~3か月たつわけですけれども、35年前、この議場の中の職員さんは恐らく新卒ちょっとぐらいの歳だったんじゃないかと思うんですよね。そういった方々が一生懸命市政を、市長・教育長を助け、この田無市・保谷市から始まり、西東京市を盛り立ててきたと。市民の福祉の向上、市政発展のために皆さん努力してこられたということで、私も35年間見てまいりましたけれども、改めて感謝を申し上げたいと思います。  質問の最初は、市長の政治姿勢についてということであります。この35年間は、田無の時代が末木市長、そして西東京市になってからは保谷市長、坂口市長、そして丸山市長、池澤市長と続いたわけでありますけれども、市長さんそれぞれには個性というか特色がありまして、末木さんは典型的に市議会議員上がりですので、俺についてこいという、こういったタイプの市長さんだったというような感じがしますね。池澤市長は、職員さん上がりで大変きめ細かなところをしっかりと身につけておりまして、そしてまた大変お優しい方ですね。そしてまた芯が強いんじゃないかなと。私は子どもたちにいつも、知っている言葉として「強くて優しい心を持って」という、こんなことを申し上げて子どもたちに話をしているわけですけれども、「優しい」というのは他人に対して、「強い」というのは自分をしっかりと律するような、そういった心を持つと。けんかに強いとかそういうことではなくて、自分をしっかりコントロールできるような、そういった心の強さ、芯の強さを持った人に育ってほしいなという、こういった気持ちを持ちまして子どもたちに接して言葉がけをさせていただいているということでございます。市長は大変細かく気を遣って、気配りもよく、市長選挙のときに市を二分したような、そういう結果の下に市長に当選されたわけでして、大変気配りをされていたというような感じを受けております。皆さんの気持ちをしっかりと酌んで、しかし、方法論はたくさんあるとしてもやることは1つしかできないと。これが市長のつらいところではないかなというふうに思うんですよね。やることは1つの形しか取れないけれども、方法論はいっぱいある。そのどれかを取ることによって、誰かは自分の思ったとおりにいかない。これをやらなくちゃいけない市長のつらさというのが私はあるのではないかなというふうに思って見てまいりました。そんなときに市長の決断をして、この約2年の間市政を進めてきたわけでありますけれども、私の今申し上げたことに対して、市長としての1つの実績というか、成果というか、自分の思いを改めてお聞かせいただければということでこの質問はさせていただきました。  2番目は、新型コロナウイルス感染症対策ということで、先ほど小林議員のほうから既に、あるいは同僚の議員さんが既に質問されていることと全く同じで、恐らく答弁も同じようになるのではないかなというふうに思うわけでありますけれども、最近の傾向、オミクロン株になってからの新型コロナウイルス感染症の傾向、そしてまた、もう第8波に入ったのではないかと。1月ピーク説もいろいろありますけれども、中には今がピークではないかというような、こういったことを報道している機関などもありました。現状、西東京市といたしましてはどのように考えられ、そしてまた第8波に備えているかと、この辺りをお聞かせいただきたいと思います。と同時に、教育長には学校の現状をお聞かせいただきたいと思います。私は孫が12人いるんですけれども、「ええっ、そんなにいるんですか」なんて聞かれちゃうことがあるんですが、上はもう成人をした者から一番小さいのは間もなく3歳というような孫がいるわけですけれども、高校2年の男の子の孫がいまして、修学旅行に行ったと。修学旅行に行って、同室の子が行ってその場で発熱をしてしまったと。それでもうすぐ翌日帰されたわけですけれども、その発熱した子は現地でとどめられているわけですね。こういったことで、行事をするに当たっても非常に気を遣うのではないか、あるいは保護者の皆さんを学校に呼ぶとしても相当気を遣うのではないかと。日頃いる子どもだけの接触ではなく、多岐にわたる保護者の方が、恐らく何かもしかしたらついてくるかもしれないし、持ってくるかもしれない。こういったことで相当緊張するんではないかなという部分もあるのではないかと思いますが、その辺りの対応をお聞かせいただければと思いますので、お願いいたします。  3点目は、地域コミュニティの再構築についてということでございます。今日は私どもの町内会の方がいらっしゃるわけですけれども、最近はコロナ禍であるがゆえにほとんどの事業をしていないという状況にあります。そうしますと、3年間これを続けますと、別に町内会・自治会はなくてもいいんじゃないかと。別に何ら不自由はないし。もちろん通常も不自由はないわけです。しかし、地域のコミュニケーションとか顔の見える隣近所の付き合いですとかいったことを考えると、やはり町内会・自治会というのは私は大切な役割を担っているのではないかなというふうに思うわけでありますけれども、この地域コミュニティの再構築、この辺りのことを市長にはお聞かせいただきたいというふうに思います。  第4点目は、田無駅南口広場の完成に向けてということであります。北口再開発が終わって間もなく27年ほどたちますけれども、再開発が終わった後、よし、今度は南口だという、こういった意気込みを持ちまして活動をしてまいりました。そんなことを言ってもなかなかできるわけないよというような、そういった話もお聞きしておりました。その南口の商店街、今は解散してなくなってしまいましたけれども、あるいは当時から一緒に運動してくださいました方々も、もう既に鬼籍に入られた方もいらっしゃいます。そんな状況の中で、やっと見えてきたという感じですね。ここに田無駅南口の広場ができるんだということがやっと見えてきたという、こういった状況にあります。改めてこの進捗状況、そして今どういう課題があるのか、そしてまた完成の目途はどのようになるのか。同僚の議員が画面にして、そういう画面を市民の皆さんに見せたいという願望もお持ちであります。先ほども話しましたけれども、私は前から言っていますように、鳥瞰図のような、イメージ図のようなものを掲示したらどうかということで申し上げておりますが、これらについてもお話を頂ければというふうに思います。  5点目は、自転車と交通安全についてということで、これも、私も仕事柄、子どもを自転車に乗せて元気よく走ってこられる方を毎日迎えているわけですけれども、右側通行をして、そして右折をするという、こういうことを見ますと、これは毎回毎回のように自転車と交通安全のことを申し上げていましたら、10月の末頃に新聞になって、自転車の交通取締りを強化するなんていうことを警視庁で強く打ち出したということだったわけですけれども、その右側通行をしてきて右折をする、それはまさに見えないところから道の真ん中に飛び出してくるわけですよ。自転車が直角に曲がれるということはないですから。そうすると、すぐ目の前に飛び出してくる。これも私の経験談を申し上げましたけれども、飛び出したときにたまたまゆっくり走っていましたから急ブレーキを踏んだと。出てきた人は知らん顔で行っちゃいましたけれども、これがスピードを出していたら大変な事故になってしまったということから、この自転車と交通安全については毎回毎回のようにこの一般質問で取り上げさせていただいております。自転車に関する道路交通法が改正されたわけでありますので、そういったことの市民周知。それから、私はかねがね、徳洲会病院の西側の角に庚申塚がありますけれども、あのサイクリングロードと市道が交差しているところ、もう頻繁に自転車が飛び出してくるわけですね。あるいはジョギングしている人が飛び出してくる。こういった方々と、それから車の量も大変多いですね。五日市街道のほうから田無方面に抜けていく自動車も大変多い。特に夕方、薄暮になった時間帯の危険さというのは、あそこに行ってみるとすごく分かるわけですよ。それで、「あっ!」という表示をつけて危険を知らせるという提案をしてまいりました。そうしたら早速つけていただきましたね。ちょっと小さいので私のイメージとは違うんですけどね。「あっ!」とついているんですよね。「あっ! 飛び出しに注意」と。でも、やはりそれは「危ない!」というよりも「あっ!」というのがすごくインパクトがあるんじゃないかと思うんですね。ですから、あれを1つのきっかけとして、車を運転するほうの人も、そしてまたサイクリングロードのほうの人にも注意喚起の「あっ!」の表示をしていただいてあるわけですけれども、そちらをどれぐらい見てくれるかはまだまだ始まったばかりですから分かりませんけれども、私は交通安全対策としては有効な手だてではなかったかなというふうに思っております。その交通標識のことはもう申し上げましたけれども、かねがね申し上げておる危険箇所についての対策、このことについてお聞かせいただきたいと思います。  6点目といたしましては、運転免許更新センターについてということであります。私は、田無警察署が移転をしたら、その移転の跡地に運転免許更新センターを造ったらどうかという趣旨の質問を9月にしたわけですけれども、その後いろいろと動きがあって、市長も先日の同僚議員の質問の中でも御答弁をされておりましたけれども、いろいろな動きがあったようです。改めて西東京市の田無駅北口から真っすぐ行った農協ですとか警察署の跡地、こういったところに対する運転免許更新センターの考え方というのをお聞かせいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、7点目といたしましては石造遺物をはじめ貴重な文化財の管理・保存についてということで、田無の時代に、私、登録文化財制度というのを導入して、これは国分寺か何かに1人で視察に行ったときに緩やかなそういう文化財の保存ということでやり始めたようなことを調べてまいりまして、提案をしてきました。そうしましたら、ここで国の制度か何かにもなってきたようなんですけれども、それから向台町のほうには向台大太鼓というのがありまして、これはちょっと教育長には悪いんですけれども、ある方がしっかりと保存をしてくださっていたわけですよ。こんなでかい大きな太鼓だったんですけれども。学芸員の方が見に来てくださったんですが、「置く場所がないからちょっと受けられないですね」なんていう話になりましてね。でも今は田無神社の青年部の方々が修理をいたしまして、田無神社のほうで保存・鎮座させてくださっているということで、先日の神社のお祭りなどでも大太鼓を子どもたちに持たせて、こういったものがあるんだよというようなことができたわけですけれども、そういった文化財の保存、それから地域で持っていたものを朽ちさせるのはあまりにもったいないと。地域の篤志家の方がちゃんと保存していたものを市でどうでしょうかというようなときに、どういう対応をするかなんてこともまたこれは大切なことじゃないかと思いますので、一例として向台大太鼓のことを出しましたけれども、この石造遺物、庚申塚をはじめ、馬頭観音、いろんなものがありますよね。これらが交通事故に遭って欠けちゃったり何かしているのもあるわけですよ。こういったものの保存について改めてお聞かせいただきたいと思います。  大分時間がなくなってきましたので、これは答弁だけでなくなっちゃうような気がしますが、8点目は都市農業の振興についてです。私はかねがね「遠くの緑と近くの緑」の考え方ということで、「おっ、また遠藤は言っているな」という話が出てくるわけですけれども、同僚によく冷やかされるんですけれども、誰もが「遠くの緑」というのは大切に思っています。新鮮な空気を提供してくれるというふうに思っています。ただね、近くの緑は、今の季節は落ち葉が雨戸に詰まっちゃうんだよなと。夏は日陰になる。そして毛虫が出る。そんなことから非常に毛嫌いされる場合もあるわけですね。そんなときに、やはり緑というのが何よりも大切で、極端に言えば地球温暖化と、そういったことにまで発展させる考え方にも通ずると私は思うんですよね。ですから、農家の方々が、西東京市の特色といたしましては今植木生産をしている農家が多いわけですね。そうすると、どうしても落葉樹などは落ち葉が出ますし、木は成長していきますし、そういったものの考え方、農家の考え方と地域住民の方々の考え方。この「緑が大切」にはこれだけのリスクもあるんですよという、こういったことをPRして、あるいはもうそれを理解していただけるような周知をしていただくという、こういったことも改めてお願いを申し上げたいと思いますので、その考え方について、緑の保全の考え方、今私が申し上げたような形からの考え方をお聞かせいただきたいと思います。  生育(生産)物、これは樹木の剪定枝などをはじめ、これは燃しちゃえばCO2が出てくるというのはもう誰でも分かるわけでして、向こうでは灰で、今やエコセメントというような話もありますけれども、その前に、やはり私は土に返すというのが一番大切な、あるいは一番環境にいい方法だと思うんですね。ですから、これももう9月議会でも申し上げましたし、かねがねいつも申し上げておりますけれども、いわゆる生産物、樹木等、野菜なども含めて、廃棄物なども含めて、全て土に返すという考え方。ですから、農家では、これは天日干しをして朽ちさせるんだという方法もあるわけですよね。剪定枝としてチップ化してくれるというところに持ち込むということもありますよね。どのような状態でも土に返すという考え方を基本にするということが大切ではないかなというふうに思っておりますけれども、これについて市長に改めて。柳泉園でも、柳泉園のほうから逆に各市に提案をしろなんていうことを申し上げたら、「清瀬市はやっていますよ」なんて清瀬の議員さんに言われましたけれども、「全部チップ化しているんだ。堆肥にしているんだ」なんて言っていましたけれども、西東京市長としてお願いをしたいと思います。  ポイ捨てなど、今はまとまってドサッとポイ捨てや不法投棄をするということはほとんどなくなりました。市でも不法投棄禁止の看板などを出してくださっておりますので、いつでも用意しますよということで私のほうにもいただいて、立てさせていただいております。ただ、まだポイ捨てがあるんですよね。それはうちなんかは家内が拾っていますけれども、農家の方が「一生懸命この中で真っ黒けになって畑を俺やってるんだけど、こういうことをされちゃうとやる気が起こらないんだよな」なんていう、こういう話になるわけですよ。ですから、これも都市の農業を守っていくんだということであれば、地域の人にしっかりとそのことを理解していただけるような市政をやっていっていただきたいと。これが私は大切なことなんですね。ごみ捨て場じゃないんだよと、ここで野菜を育てたらそれを皆さんが食べるんだよと、こういう認識を持ってほしいんですね。こんなことを考えながら不法投棄についてお聞かせいただきたいと思います。  最後に、学校教育についてであります。  まず1番目は、スタートカリキュラムの実践と効果について。これは数年前から私ども幼保小の連携ということで、就学前教育というのは遊びと生活で子どもたちは学んでいるわけですよね。学校に行きますと教科学習というような形になってきますので、どうしてもそこにギャップが出ると。よく小1プロブレムと言っていたかな、そういった状態が発生するわけでして、そのためにスタートカリキュラムを組んで2週間程度、幼児期から幼稚園・保育園あるいはその他の就学前教育施設から移ったときの橋渡しというか、過渡期というか、そういったためにスタートカリキュラムというのを実践しようというふうにやってきたわけですけれども、この実践を改めてやってきて、その効果、そういったことをお聞かせいただきたいと思います。  豊かな人間性を養う自然とのふれあいの取組について。これは中川先生なんかも、動物とのふれあい、これは情操の発達に大変効果があるというふうにいつもかねがね聞かせていただいておりますけれども、私、野菜をつくるとか、草花を栽培するとか、広い野原に出て活動するとか、いろんな自然とのふれあいというのがやはり子どもたちの情操の発達に結びついていくのではないかなというふうに思っております。そんなことで、校外学習をはじめいろんなことをなされておりますけれども、改めて豊かな人間性を養うため自然とのふれあいが非常に重要ではないかというところを教育長にお聞かせいただきたいと思います。  最後に、ボランティア活動などの取組。これも子どもたちの情操の発達、情緒豊かな子どもになってほしいというふうに思うわけですが、職場体験というのもなくなってきましたしね。でも、地域のごみを拾う活動ですとか、いろんなことをやっていることもあります。そういったことで、ボランティアの活動などが効果的な取組ではないかなというふうに思うわけでありまして、学校の取組などについてお聞かせいただければと思います。  既に23分たってしまいましたので、私は大きく9点、小さいものを入れると17点の質問をしましたので、答弁をよろしくお願いします。再質問ができないかもしれませんけれども、よろしくお願い申し上げまして第1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 62: ◯市長池澤隆史君) まず、政治姿勢についてという御質問でございますけれども、その前に一言申し上げさせていただきたいと思います。市議会議員として35年ということで、本当にお疲れさまでございました。35年前といいますと私は保谷市の職員でありまして、遠藤議員は田無市の議員ということで、そのときは全く接点はないんですけれども、西東京市になって以降、ちょうど企画におりましたときに初めて田無と保谷の基金を統合させるということで、5~6つあった基金をまちづくり整備基金に統合するというときに、企画総務委員会で初めてお会いして議論をさせていただいたのが初めてかなと思っております。その後、財政課長の職におりましたときに、ちょうど競輪事業の収益事業組合がもう収益を生み出さなくなっているということで、閉じる段階で、当時収益事業組合の議長を務めていただいて、そのときに様々、議会の手続であるとか、あと様々な調整などを学ばせていただきました。ありがとうございました。そのような思い出がございます。その上で、私の政治姿勢についてお答え申し上げたいと思います。  まず、市長就任以降でございますけれども、次世代への責任ある選択を政策判断の基軸にしまして、子どもにやさしいまち、子どもがど真ん中のまちづくりを政策理念の柱に市政を進めてまいりました。特に現役世代の私たちがしっかりと、次世代を担う子どもたちのために今を生きる私たちが今何をやるべきなのか、このことを大切にして市政に取り組んでまいりました。そのためには、多くの市民の皆様の御意見、お考えをお聞きし、また、子どもたちの意見も大切にしながら、住んでよかったと言っていただける、そのような西東京市を市民の皆様と築いていければという思いでこの間市政を進めてまいりました。これからもこのような考えを持って市政運営に邁進してまいりたいと思っております。  次に、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。東京都の本年11月9日時点の分析によりますと、新規陽性者数の7日間平均は3週間連続して増加しており、新規陽性者に占める割合は20代が18.8%と最も高く、次いで40代が16.8%となっております。行動が活発な20代から40代の高い割合が継続して見られるところでございます。また、医療提供体制につきましては、重症患者数は前週に比較いたしまして4人増加し、22人、入院患者数につきましては前週と比較いたしまして1.2倍となっており、体制強化の準備が必要な状況であると分析されております。なお、本年9月26日より新型コロナウイルス感染症発生届の限定化が行われ、東京都からの公表が、発生届の対象である65歳以上の方、入院を要する方、妊娠している方、重症化リスクがあり、かつ新型コロナ治療薬または酸素投与が必要な方の4類型となったことにより、区市町村では全ての感染者数による年代別の実態が把握できないところでございます。本市の4類型の方におきましては、本年11月16日の週につきましては対前週との比較が1.66となり、東京都全体の傾向と同様に増加傾向となっております。また、11月21日公表時点の11月分の累計に基づく新規陽性者に占める年代別の割合では、70代が32.8%、次いで60代が21.2%となっております。国、東京都及び本市におきまして新規陽性者の増加傾向を受け、市民の皆様には改めて基本的な感染対策の徹底をお願いする必要があると考えております。具体的には、新型コロナワクチン接種の勧奨に加え、定期的な換気の励行、3密の回避、場面に応じた不織布マスクの適切な着用、手洗いなどの手指衛生や状況に応じた消毒等を徹底していただき、新規陽性者数の増加をできる限り抑制していく必要があるものと考えております。  次に、地域コミュニティの再構築についてお答えいたします。自治会・町内会は、地域のつながりを大切にし、住民同士が支え合う自治組織として、長年にわたり地域コミュニティにおける中心的な役割を担っていただいているものと認識しております。コロナ禍が長期化し、自治会・町内会による住民同士の関わりや地域での取組が行いづらい時期が続いておりますが、市民の皆様がそれぞれの地域で暮らしていく中で、人とのつながりがあること、また、地域の中でもそれが実感できるようなまち、そのような人の温もりを感じられるような地域づくりが重要であると考えております。本市といたしましては、自治会・町内会等活性化補助金による自治会・町内会活動への御支援をはじめ、実際に職員が地域のイベントへ伺いながら地域住民の皆様とのコミュニケーションを図るとともに、自治会・町内会の相互交流、情報交換、学習の場として、懇談会・講演会の開催や地域協力ネットワークの活動への御支援をさせていただいております。今後も引き続き自治会・町内会の皆様が主体的に生き生きと活動ができるよう、体制づくりや組織運営についてサポートや御提案などを行ってまいりたいと考えております。  次に、田無駅南口広場についてお答えいたします。都市計画道路3・4・24号田無駅南口線交通広場の整備につきましては、昨年度までに用地取得契約を3件締結し、今年度は2件の用地取得契約を締結いたしました。今年度の契約締結によりまして、事業用地として取得予定のうち約70%の用地取得契約に至りました。今年度末には事業予定地に整備イメージの看板を設置するなどして、市民の皆様へお伝えする予定となっております。課題といたしましては、用地買収等に係る権利者の皆様の生活再建と事業の早期完了に向けて、各種調整を滞りなく進めていくことと認識しております。引き続き市民の皆様の御期待に沿えるような駅前広場の早期完了を目指してまいります。  次に、自転車と交通安全についてお答えいたします。警視庁では、自転車の悪質な交通違反が多く見られることから、これまで注意を促す警告にとどめていた違反について、危険性が高い、信号無視、一時不停止、車道の右側通行、徐行しない歩道走行については刑事罰の対象となる赤切符を交付するなど取締りを強化しており、市内では10月31日から取り組んでいると田無警察署から伺っております。市といたしましても、今後自転車の取締り強化につきまして市報やホームページなどに掲載するほか、市内小中学校や高校への周知などを田無警察署と連携して行う予定としております。御指摘を頂いておりました武蔵野徳洲会病院南西交差点、多摩湖自転車歩行者道と市役所通り、市道220号線の交差点の安全対策につきましては、田無警察署と調整を行い、車両に対しては自転車が飛び出すおそれがあることを注意喚起する看板、自転車に対しましては市道への飛び出しについて注意を促すための路面シールを設置したところでございます。今後は現地の状況を注視し、対策の効果を確認してまいりたいと考えております。  次に、運転免許更新センターについてお答えいたします。田無警察署の移転に伴う建て替えに合わせ、地元からも運転免許更新センターの設置を求める声が高まっているものと認識しております。また、旧田無市の時代からこの運転免許更新センターの誘致に向けた動きがあるということで、長年の思いがあったものと思っております。このような声を受けまして、市内のさらなる安全・安心なまちづくりの実現に向けまして、11月7日に富田東久留米市長とともに警視庁を訪問し、田無警察署移転に伴う運転免許更新センターの新設についての要望書を提出してまいりました。両市からの要望に対しまして警視庁からは、設置の必要性については認識をしている。今後手続が進んでいく中で調整を図りながら進めてまいりたいという回答を頂いております。運転免許更新センターの新設は、田無警察署管内にとどまらず、近隣自治体にお住まいの多くの住民の方にとりましても利便性を享受できるものと考えております。引き続きどのような検討がされるのかを注視し、情報を収集しながら、東久留米市とともに実現に向けた働きかけをしてまいりたいと考えております。  次に、「遠くの緑と近くの緑」の考え方と、みどりの保全についてお答えいたします。本市では、緑地保全と緑化推進に関する総合的な計画としてみどりの基本計画を策定し、施策の方向の中に民有地のみどりの保全・創出・活用を掲げ、これまでにも保存樹木や保存樹林の指定、特別緑地保全地区の指定及び開発指導などにより、民有地のみどりの保全や創出に努めるとともに、保存樹の剪定に係る費用の一部を補助することにより所有者の負担を軽減し、保存樹等の保護を図ってまいりました。また、ゼロカーボンシティ宣言をすることにより脱炭素社会の実現に向けての取組を進めており、その中でもみどりの保全は重要な役割を担っていると考えております。このほか、現在策定に取り組んでおります西東京市第2次みどりの基本計画におきましても、みどりのまちづくりに向けた普及啓発活動についても検討していく予定でございます。みどりを保全するに当たりまして所有者の皆様が御苦労されていることは承知しておりますが、本市といたしましても引き続き市民の皆様にみどりの保全について御理解を頂けるよう周知に努めてまいります。  次に、生育(生産)廃棄物を土に返す考え方についてお答えいたします。本市では一般家庭から排出された剪定枝を可燃ごみとして収集せず、焼却処理をすることなくチップ化や堆肥化することにより、可燃ごみの減量と資源化の推進を図っております。剪定枝は可燃ごみの中でも大きな割合を占めており、剪定枝を焼却処理せず資源化していくことは、ごみの減量となるだけでなく二酸化炭素の削減にも大変効果があると考えており、地球温暖化対策として、脱炭素社会、カーボンニュートラルを目指すために重要な役割を果たすと考えております。また、農業者の方の中には、この考えの下、敷地内で堆肥化するなどの取組をされている方がいらっしゃることも伺っております。今後も剪定枝の資源化・堆肥化によりまして資源循環型社会を推進し、資源化・堆肥化の方法につきましても様々な取組を研究、情報発信することにより、さらなるごみの削減、地球温暖化対策の推進を図ってまいりたいと考えております。  最後に、ポイ捨てなど不法投棄についてお答えいたします。ポイ捨て等をはじめ、不法投棄につきましては、ごみの不適切な排出方法であると認識しております。そのため、ポイ捨て等の不法投棄をなくしていくことは重要なことであり、また、不法投棄をなくしていくことがごみの減量にもつながっていくものと考えております。ポイ捨てをはじめとした不法投棄をなくすため、これまでも市内の駅周辺において朝の通勤通学の時間帯に清掃活動等を定期的に行うとともに、通勤通学する方々へポイ捨て防止のティッシュ等を配布するなどの啓発活動を通じてマナー向上に努めてまいりました。また、御希望の方には不法投棄禁止の看板をお渡ししております。今後も市内の美化を推進し、ごみの減量等を推進する観点からも、引き続き市民の皆様への周知啓発活動に努めてまいりたいと考えております。 63: ◯教育長木村俊二君) 初めに、新型コロナウイルス感染対策について、学校等の現状と対応についてお答えします。小中学校の感染防止対策につきましては、国が定めた学校の新しい生活様式及び本市の小中学校における感染症予防ガイドラインに基づき取り組んでいるところでございますが、市立小中学校における新型コロナウイルスの感染者数は10月下旬頃から増加傾向となっております。教育委員会では、各小中学校から新規陽性者の判明について報告を頂くとともに、学校において感染拡大の可能性がある場合には各学校と学級閉鎖についての協議を行い、感染拡大の防止に努めているところであります。引き続き、3密対策をはじめ、マスクの適切な着用、正しいタイミングと正しい方法による手洗いを実践するほか、各学校学級における児童生徒の健康観察、教職員の健康管理などを徹底し、感染症対策に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、石造遺物をはじめ貴重な文化遺産の管理・保存についてお答えします。本市には石造物や社寺建造物、古文書など貴重な文化財が多数あり、その多くは個人や法人が所有管理しているものでございます。その中で特に貴重な文化財は、所有者・管理者の同意を得て国・都・市が文化財に指定する指定制度により保存活用を図っております。さらに、国において指定文化財以外の文化財に関しても幅広く保護する観点から、地方公共団体でも文化財の登録制度が活用できるよう文化財保護法の改正が行われ、本年4月に施行されました。登録制度は指定制度よりも緩やかな規制で、文化財を保護する制度で、市内にある文化財をリスト化・可視化することで所有者や地域住民の理解を得ながら守っていくことを目的とするものでございます。教育委員会では、この登録制度の活用について西東京市文化財保護審議会の委員の皆様から御意見を伺っているところでございます。今後の文化財の保護・管理につきましては、保護制度を充実させるとともに、歴史文化や文化財の価値を伝える講座の実施や、学校教育において文化財に触れる場を増やすなど、地域と一体となり文化財を保護する機運を醸成し、市の貴重な文化遺産を未来につなげてまいります。  次に、スタートカリキュラムの実践と効果についてお答えいたします。スタートカリキュラムにつきましては、幼児期の学びから小学校教育への円滑な接続を目的としたカリキュラム編成の工夫として小学校学習指導要領にも位置付けられていると認識しております。市内全小学校においてスタートカリキュラムを編成し、入学した児童が幼児期の教育における学びや生活を通した学びと育ちを基礎として、主体的に自己を発揮しながら学びに向かうことが可能となるよう実践しているところでございます。スタートカリキュラムの実践による成果としましては、入学当初の小学校生活においてスタートカリキュラムに沿った生活を児童がすることで新しい環境の中でも安心感を持って学習することができており、教員にとっても指導の方向性を共有化していくことができる等がございます。教育委員会といたしましては、今後もスタートカリキュラム編成の際、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を踏まえて、幼稚園長会や保育園長会と密接な連携を図りながら、幼児期の教育と小学校教育との接続を意識した編成実施になるよう指導してまいります。  次に、豊かな人間性を養う自然とのふれあいの取組についてお答えします。自然と触れ合うことを通して季節やその移り変わりを感じる活動や、自然の地物・現象に目を向ける活動、身近な動物を愛情豊かに育てたり、花や野菜などの植物を自分の手で大切に育てたりすることは、諸感覚を磨いたり感性を豊かにする上で重要な体験であると認識しております。特に小学校において、遠足や生活科の学習などでも近隣の公園等に出かけ、季節に応じた気づきを児童に持たせることや、広大な敷地で行われる移動教室でのウオークラリーや登山などの体験活動は、自然との触れ合いを通じて子どもたちの豊かな人間性を養う上で極めて有意義な教育活動となっていると認識しております。今後も郊外の豊かな自然に触れる体験を通して学校における学習活動を充実させるとともに、集団活動の中で互いを思いやり、ともに協力し合ったりするなどのよりよい人間関係を形成することができるよう、学校に指導してまいります。  最後に、ボランティア活動などの取組についてお答えいたします。ボランティア活動は、学習指導要領において特別活動の勤労奉仕的行事に位置付けられております。学校内外の生活の中で勤労の価値や必要性を体得できるようにするとともに、自らを豊かにし、進んで他に奉仕しようとする態度を養うとあります。市内の小中学校におけるボランティア活動としては、小学校では動物飼育や花壇の手入れなどの活動など、中学校ではボランティア部によるペットボトルキャップの回収・寄附や挨拶運動などを行っていると認識しております。また、地域の祭りの運営補助や清掃活動など、地域の関係団体との連携による活動も行われており、児童生徒が地域の活動に参加することで様々な世代の人々と交流するとともに、その活躍を地域の方から評価されたりすることは児童生徒の自己有用感の向上につながっていると認識しております。今後はコミュニティ・スクールの推進とともに、子どもたちが地域の中で活躍していける機会の創出について校長会とともに検討してまいります。 64: ◯27番(遠藤源太郎君) 時間があと3分。よかったですねと自分に今言い聞かせましたが、答弁が終わらないんじゃないかということを思ってしまいましたけれども、この時間しかありませんので個々についてのことは省略をさせていただきまして、大きく分けて市長と教育長に申し上げたいと思いますけれども、それぞれ個性がある歴代市長と私は関係してまいりました。今の市長が今は一番大切なわけですね。今の市長と職員の皆さん、我々議員も含めて未来をつくっていくということになるわけでして、市長は本当にきめ細かな発想をお持ちでありますし、またそれを支える職員の方々が、やはり市長になったつもりということが何よりも大切ではないかなと。この一般質問をするに当たりましても、課長さん方が一生懸命連絡を取り合いましていろいろと答弁調整をされたわけですけれども、そのときに恐らく課長さん方は市長になったつもりで、市民の皆さんのために考えたことだと思うんですね。それを市長が承認をしてこの答弁になったというふうに私は理解をしております。そんなわけでして、誰もが市民のためにそれぞれの立場を超えた1つ上の立場で考えていくということが、市政が市民のためになっていくんだと。先ほど申し上げましたように、1つの結論しか出せないということが多いわけですよね。この市政を担っていくためには1つの結論しか出せないという、残念ながら限られた予算の中で執行していくとなれば、そういったことを考えますと非常に市長としては苦しい決断をすることもあるかもしれませんけれども、一丸となって市民の皆さんのために努力をしていただきたいと、こんなことを改めて申し上げておきたいと思います。  また、教育長は、小中学生何千人だったかはちょっと数字が出てきませんけれども、やはり一人一人の子どもの豊かな心を育てると。私は最初に申し上げましたけれども、優しさと強さ、強さはあくまでも自分をコントロールする力、これを養っていただきたいと。そうすることによって、勉学のそれぞれの持ち味というのは違うかと思いますけれども、やはり人と人との関わりというのが何よりも大切じゃないかなというふうに思うんですね。ぜひそんなことを念頭に置いていただいた教育を進めていただければいいのかなと、そんなことを思いながら今回質問をさせていただきました。ぜひそのような方向にしていっていただけると本当にいいまちになってくるかなと、こんなことを思いますので、その点よろしくお願いを申し上げまして、私の今日の──今日というか、もう最後ですね、最後の質問にさせていただきます。どうもありがとうございました。 65: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして、遠藤源太郎議員の一般質問を終わります。  以上で一般質問を終了いたします。     ─────────────── ◇ ─────────────── 66: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。                 午後4時10分散会 発言が指定されていません。 © 西東京市 ↑ 本文の先頭へ...