鶴岡市議会 > 2015-09-25 >
09月25日-06号

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  1. 鶴岡市議会 2015-09-25
    09月25日-06号


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    平成 27年  9月 定例会平成27年9月25日(金曜日) 本会議 第6日             出欠席議員氏名  出 席 議 員 (30名)  1番   石  井  清  則         2番   今  野  美 奈 子  3番   渡  辺  洋  井         4番   佐  藤  峯  男  5番   加 賀 山     茂         6番   小  野  由  夫  7番   田  中     宏         9番   菅  井     巌 10番   加  藤  太  一        11番   加  藤  鑛  一 12番   秋  葉     雄        13番   富  樫  正  毅 14番   中  沢     洋        15番   岡  村  正  博 16番   佐  藤  文  一        17番   上  野  多 一 郎 18番   尾  形  昌  彦        19番   五 十 嵐  一  彦 20番   小 野 寺  佳  克        21番   佐  藤  博  幸 22番   佐  藤  久  樹        23番   菅  原  一  浩 24番   本  間  信  一        26番   本  間  新 兵 衛 27番   野  村  廣  登        28番   齋  藤     久 29番   今  野  良  和        30番   神  尾     幸 31番   五 十 嵐  庄  一        32番   渋  谷  耕  一  欠 席 議 員 (なし)             出席議事説明員職氏名 市     長  榎 本 政 規         副  市  長  山 本 益 生 総 務 部 長  石 塚 治 人         企 画 部 長  川 畑   仁 市 民 部 長  阿 部 一 也         健 康 福祉部長  相 澤 康 夫 農 林 水産部長  佐 藤   毅         商 工 観光部長  小野寺 雄 次 建 設 部 長  渡 会   悟         病院事業管理者  三 科   武                          (兼)荘内病院長 荘 内 病 院  加賀山   誠         上 下 水道部長  今 野 昭 博 事 務 部 長 消  防  長  神 林 只 男         会 計 管 理 者  渡 邉   純 藤島庁舎支所長  佐 藤 正 規         羽黒庁舎支所長  阿 部   寛 櫛引庁舎支所長  榊 原 賢 一         朝日庁舎支所長  佐 藤 利 浩 温海庁舎支所長  鈴 木金右エ門         教 育 委 員 会  田 中 芳 昭                          委  員  長 教  育  長  難 波 信 昭         教 育 部 長  小細澤   充 監 査 委 員  山 口   朗         監 査 委 員  神 尾   幸 農業委員会会長  三 浦 伸 一         選挙管理委員会  青 木   博                          委  員  長             出席事務局職員職氏名 事 務 局 長  長谷川 貞 義         事 務 局 主 幹  丸 山 一 義 庶 務 主 査  渡 部   仁         庶 務 係専門員  桜 井 寿 美 議 事 主 査  齋 藤   充         議 事 係専門員  柿 崎 勇 夫 調 査 係 長  高 橋   亨         調 査 係専門員  菅 原 史 恵             議事日程議事日程第6号    平成27年9月25日(金曜日)第 1  議会第7号 佐藤峯男議員に対する懲罰動議について              (懲罰特別委員長報告)第 2  議第74号 平成26年度鶴岡市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について第 3  議第75号 平成26年度鶴岡市病院事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について第 4  議第76号 平成26年度鶴岡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について              (以上3件 決算特別委員長報告)第 5  議第77号 平成27年度鶴岡市一般会計補正予算(第2号)第 6  議第78号 平成27年度鶴岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第 7  議第79号 平成27年度鶴岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)              (以上3件 予算特別委員長報告)第 8  議第80号 鶴岡市個人情報保護条例の一部改正について第 9  議第81号 鶴岡市市税条例等の一部改正について第10  議第82号 鶴岡市過疎地域固定資産税課税免除条例の一部改正について第11  議第83号 山形県鶴岡市土地開発公社の解散について              (以上4件 総務常任委員長報告)第12  議第84号 鶴岡市手数料条例の一部改正について              (市民文教常任委員長報告)第13  議第88号 鶴岡市国民健康保険税条例の一部改正について              (厚生常任委員長報告)第14  議第90号 鶴岡市公共下水道条例の一部改正について第15  議第91号 鶴岡市いでは文化記念館設置及び管理条例の一部改正について第16  議第92号 市道路線の認定について              (以上3件 産業建設常任委員長報告)第17  議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正について              (市民文教常任委員長報告)第18  議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について第19  議第87号 鶴岡市温海ふれあいセンター設置及び管理条例の一部改正について              (以上2件 市民文教常任委員長報告)第20  議第89号 指定管理者の指定について              (厚生常任委員長報告)第21  議会第8号 鶴岡市議会会議規則の一部改正について第22  高速交通等対策特別委員会中間報告について              (高速交通等対策特別委員長報告)第23  議会改革特別委員会中間報告について              (議会改革特別委員長報告)             本日の会議に付した事件(議事日程のとおり) △開議 (午前10時00分) ○議長(渋谷耕一議員) ただいまから本日の会議を開きます。 本日の欠席届け出者はありません。出席議員は定足数に達しております。 なお、報道関係者から議場内でのテレビカメラ等による撮影の願いが出ており、議長においてこれを許可しておりますので、御了承願います。 本日の議事は、議事日程第6号によって進めます。 △日程第1 議会第7号 佐藤峯男議員に対する懲罰動議について ○議長(渋谷耕一議員) 日程第1 議会第7号 佐藤峯男議員に対する懲罰動議についてを議題とします。 地方自治法第117条の規定により、4番佐藤峯男議員の退席を求めます。  (4番 佐藤峯男議員 退席) ○議長(渋谷耕一議員) この際、懲罰特別委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。16番佐藤文一懲罰特別委員長。  (懲罰特別委員長 佐藤文一議員 登壇) ◆懲罰特別委員長佐藤文一議員) 去る9月6日に小野由夫議員ほか3名から懲罰動議が提出されたことにより、懲罰特別委員会が設置され、付託されました佐藤峯男議員に対する懲罰動議について、委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 この懲罰動議は、佐藤峯男議員の平成27年9月4日の本会議における一般質問で、教育長に対して、教育者としての資質とこれまでの実績、並びに人格そのものを著しくおとしめると同時に、教育長個人の名誉を傷つけ、精神的苦痛を与える無礼きわまりない発言があり、その発言は議会の品位を著しく傷つけるもので、地方自治法第132条及び鶴岡市議会会議規則第152条に違反するものであるとして提出されたものであります。 本委員会は、平成27年9月7日から9月17日までの間、3回の委員会を開催し、慎重に審査しましたので、その主な内容について申し上げます。 初めに9月7日の委員会では、正・副委員長の互選を行いました。 次に、9月9日の委員会では、事務局から懲罰の審査方法と今後の予定等について説明があり、質疑、意見交換を行いました。 9月17日の委員会では、懲罰動議の提出者である加藤太一委員から説明を受け、次に佐藤峯男議員からの一身上の弁明の申し出を許し、弁明の後、それに対する質疑を行いました。 質疑を終結し、懲罰事犯に該当するかどうかの事実確認を含め、懲罰を科すべきかどうかについて協議しましたが、その中では、教育長に対する発言は非常に失礼であり、またこれまでの仕事全部を否定するような言葉は許されるものではないことから、無礼な言葉に該当し、懲罰に値するとの意見や、懲罰とは本当に重いものと認識しているが、今回の発言についてはどう弁解しても不適切、不穏当な発言ととらざるを得ないので、懲罰に値するとの意見がありました。また、懲罰動議の提出以降、佐藤峯男議員厚生常任委員長をみずから辞任したことは、このたびの不穏当発言が要因であろうと理解しており、こうしたことも踏まえて審査してはどうかとの意見がありました。 協議を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成佐藤峯男議員に対し、懲罰事犯に該当し、懲罰を科すべきものと決しました。 次に、地方自治法第135条に定めるいずれの懲罰を科すべきかについて協議を行いましたが、その中では、教育長に対しては人格等を著しくおとしめているということで、陳謝が適当でないかという意見や、教育長に謝罪を込めた陳謝にしてほしいという意見、議場において陳謝するということは本人にとって非常につらいことだと思うが、本人には教育長に対して謝罪する意思はないということなので、議場における陳謝もやむを得ないという意見、陳謝する気がないから陳謝をさせるべきという考えではなく、戒告と陳謝を比較し、教育長に対する発言の重みからすると陳謝が適当という意見、また懲罰は大変重いもので、勧告、謝罪、戒告、陳謝、出席停止、除名という段階をしっかりと考える必要があり、今後の鶴岡市議会の先例となっていくものなので、陳謝という懲罰については慎重に判断してほしいという意見がありました。 以上、懲罰の種類については、公開の議場における陳謝を科すべきという意見と公開の議場における戒告を科すべきという2つの意見がありましたので、採決は重い懲罰から順に諮ることに従い、先に公開の議場における陳謝を科すことについて討論に入り、反対の討論、賛成の討論がそれぞれ1件ずつありました。討論を終結し、採決の結果、賛成多数で公開の議場における陳謝の処罰を科すべきものと決しました。 最後に陳謝文について諮ったところ、委員より文案が提出され、意見交換を行い、採決の結果、全員賛成委員会審査報告書の別紙のとおり決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。 次に、賛成の討論を許します。 これで討論を終結します。 これから議会第7号について採決します。本件に対する委員長報告は、お手元に配付しております委員会審査報告書のとおり、公開の議場における陳謝の懲罰を科すものであります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立全員であります。よって、4番佐藤峯男議員に公開の議場における陳謝の懲罰を科すことに可決されました。 佐藤峯男議員の出席を求めます。  (4番 佐藤峯男議員 着席) ○議長(渋谷耕一議員) ただいまの議決に基づき、これより4番佐藤峯男議員に懲罰の宣告を行います。 4番佐藤峯男議員に陳謝の懲罰を科します。 これより佐藤峯男議員に陳謝をさせます。 佐藤峯男議員には演壇にて陳謝文の朗読を命じます。  (4番 佐藤峯男議員 登壇) ◆4番(佐藤峯男議員) 陳謝文。平成27年9月4日の本会議の一般質問において、私の発言中、教育長に対して不適切な言葉を用いたことは、議会の品位を保持し、秩序を守るべき議員の職責を顧みて、まことに申しわけありませんでした。ここに誠意を持って、衷心から陳謝いたします。平成27年9月25日、鶴岡市議会議員 佐藤峯男。 ただ、1つだけ言わせてください。議長からもあったかもしれませんけれども、私に対するこの懲罰が、懲罰に至るまでの経過も含めて、これが慣例にならないように、皆さんに私からお願いすべき立場じゃないことはわかっていますけれども、お願いを申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) なお、私よりも議員の皆様に申し上げます。 表現の自由とか、言論の自由もありますが、地方自治法第132条に言論の品位が記されております。議会の会議、または委員会においては無礼な言葉を使用してはならないとあります。議員一人一人の責任で言論の品位を改めて再認識し、議場の秩序、モラルの維持を、御協力をお願い申し上げます。 それでは次に、まず4日の4番佐藤峯男議員一般質問の際に、4番議員の発言の一部について、会議規則第65条の規定により、さきに配付しました発言取り消し申し出書の提出がありました。その後、申し出書につきましては、懲罰特別委員会から発言を取り消すことが適当と認めるとの意見がありました。 お諮りします。4番議員から9月4日の会議における一般質問の一部について、会議規則第65条の規定により、発言取り消し申し出書のとおり取り消したい旨の申し出がありましたので、これを許可することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渋谷耕一議員) 異議なしと認めます。よって、4番議員からの発言取り消しの申し出を許可することに決しました。 △日程第2 議第74号 平成26年度鶴岡市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について 外2件 ○議長(渋谷耕一議員) 日程第2 議第74号 平成26年度鶴岡市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてから日程第4 議第76号 平成26年度鶴岡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの議案3件を一括議題とします。 この際、決算特別委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。12番秋葉 雄決算特別委員長。  (決算特別委員長 秋葉 雄議員 登壇) ◆決算特別委員長秋葉雄議員) 決算特別委員会に付託されました決算議案について、委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 今期定例会において、本特別委員会に付託されました議案は、議第74号 平成26年度鶴岡市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてから議第76号 平成26年度鶴岡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの決算議案3件であります。 9月8日に委員会を開催し、議案の対応について会計管理者及び担当部長から説明を受けた後、付託された議案の全部を各分科会に分割付託して審査することにいたしました。 各分科会での審査の経過につきましては、昨日の決算特別委員会において、各分科会委員長から詳しく報告されておりますので省略いたしますが、議案3件のうち、議第74号については各分科会とも認定、議第75号については厚生分科会委員長から原案可決及び認定、さらに議第76号につきましては産業建設分科会委員長から原案可決及び認定すべきものと決した旨の報告がありました。 各分科会委員長の報告の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入り、反対の討論、賛成の討論がそれぞれ1件ずつありました。討論を終結して採決の結果、賛成多数で議第74号については認定、さらに議第75号及び議第76号については原案可決及び認定すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。10番加藤太一議員。  (10番 加藤太一議員 登壇) ◆10番(加藤太一議員) 議題となっております決算議案3件について、日本共産党市議団を代表して反対の討論を行います。 反対理由については、昨日の決算特別委員会で詳細に述べておりますので、簡潔に行います。 まず、26年度決算に反対する主な理由を上げます。 全体の問題として、消費税増税に伴う各種使用料手数料等引き上げ地域支所機能の縮小、福祉分野民間委託の推進、職員削減と一部昇給停止、非正規職員の雇いどめなど労働条件の引き下げ、当初予定の2倍となった新文化会館建設の計画及び契約過程の問題、地区公民館の廃止とコミセン化学校統廃合の推進と幼稚園の廃止、国民健康保険の高過ぎる国保税への対応の欠如、介護保険の保険料の引き上げと給付の削減、基幹産業である農業、とりわけ低米価対策への対応の不足、先端生命科学研究所への突出した補助金の支出、差別医療である後期高齢者医療制度等について反対をするものです。 26年度に実施された子供の医療費が中学生まで完全無料化されたことは高く評価をいたします。 さて、本市は間もなく合併をして10年を迎えます。国の合併の推進の目標は、地方への財政抑制と都市部への集中にありました。この間、本市で進められてきたのは合併による行政の効率化と地方交付税の算定がえに備えてと称する公的施設の民間委託、公共投資の中心部集中、職員の削減と非正規職員の増加、地域支所の縮小、特色ある市民サービスの廃止等、市民負担増の増大であったと思います。 このやり方は、自治体が持っていた地域への経済の投資を減らし、地域内の経済循環を弱め、地域内での再投資をも弱めて、地域を停滞、衰退させていると思われます。 平成の大合併について言えば、2009年6月に行われた第29次地方制度調査会の答申で、政府による合併政策は一時休止をすると宣言をいたしました。その失敗を認めております。合併推進時の総務省のホームページには、大きな市町村の誕生が地域の存在感や格の向上と地域のイメージアップとなり、企業の進出や若者の定着、重要プロジェクトの誘致が期待できると書かれておりました。しかし、その後の実態を見ると、それはうたい文句でしかありませんでした。 鶴岡市の人口減少はこの10年間で1万1,681人、8.1%の減少。朝日、温海地域は約2割の減少です。財政指標では、行財政改革歳出削減を行った結果として、実質公債費比率経常収支比率財政指標は改善されていますが、肝心の財政力指数は改善されておらず、全国平均を下回っております。なぜそうなっているのか、検証が必要だと思います。 今、真に問われているのは、地方自治とは一体何なのかと。地方自治は、自治体は何をなすべきか。合併10周年の節目に改めて問い直すことだと思っております。 そして、鶴岡市においては、誘致型ではない、本市に内在をする企業、商店、農家、協同組合、NPOなどの力を高める施策を打ち出し、地域内における投資が繰り返される経済の循環をつくることです。また、広大な自治体になったために、生活条件が大きく異なる地域を抱えています。地域協議会に一定の権限を持たせ、ソフト・ハード両面の事業が行えるようにし、地域の特色、活力が出せるようにすべきだと思います。 今、政府は戦争できる国と多国籍企業が活動しやすい国を目指して、新たな地方自治体の再編を目指す道州制を持ち込もうとしております。それは、地方にも多面にわたって大きな影響を及ぼし、平成の合併が示すように地方自治を一層形骸化させるものだと考えます。 国、政府の言うことばかり聞かないで、国と地方は対等な関係、むしろ地方があってこそ国が成り立つと。地方の思い、やりたいことを国に要求していくべきではないかというふうに思います。 宮崎県の西米良村は厚労省の2010年の人口推計では748人というふうに指摘をされておりました。2013年4月の人口は、それを大きく超えて1,249人となっています。黒木村長の村づくりの方針は村民の幸福度を高めること。これを目標としてきたと述べておられました。この言葉にこそ、地方自治の本質があると思います。住民の命と財産を守り、基本的人権を擁護するという地方自治の役割を発揮し、市民の幸福度というものを念頭に据えて、それを高める市政運営を今後期待いたしまして討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、賛成の討論を許します。29番今野良和議員。  (29番 今野良和議員 登壇) ◆29番(今野良和議員) 本定例会に上程をされております議第74号 平成26年度鶴岡市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてから議第75号 平成26年度鶴岡市病院事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について及び議第76号 平成26年度鶴岡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの議案3件につきまして、新政クラブを代表して、賛成の立場で討論を行います。 まず、平成26年度を振り返ってみますと、4月1日にあさひ小学校、そして朝暘第四小学校が開校いたしました。6月1日には加茂水族館が新しくオープンをいたしました。そして、同じ14日には山形DCキャンペーンが行われ、本市は多くの全国からの観光客においでいただきました。そして、12月1日にはユネスコ創造都市ネットワーク食文化分野に日本で最初に加盟認定を受けたということで、大変明るい話題が多かった年ではなかったかというふうに思います。 それで、全国的には4月に消費税率8%引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、消費の落ち込みは見られたものの、政府の各種政策の効果があらわれ、企業業績の改善や雇用・所得環境の改善傾向がうかがわれ、全体としては緩やかな回復基調となりました。 しかしながら、こうした動きが私たちの地方の実体経済への波及効果はどうだったかと。残念ながら、極めて弱小であったと思います。加えて、少子高齢化人口減少対策のおくれなどの深刻な課題を抱えている我々地方にとっては、いまだ景気回復の実績は乏しく、依然として不透明な状況で推移いたしました。 そのような中、本市においては国・県の経済対策事業について積極的に可能な限りの受け入れを図り、あわせて市単独の金融対策事業の拡大を図るなど、本市経済の向上に積極的に取り組んだことは評価されると思います。 また、平成25年度に策定した総合計画後期基本計画をもとに、市長の公約である鶴岡ルネサンス宣言に係る重要事業を初め、市政の多方面にわたる事業が計画的かつ着実に推進をされたと思います。 特に少子化、人口減少対策を喫緊の課題と捉えて、人口減少対策総合戦略会議を立ち上げて対策の検討を進めながら、出生数の増加や若年層の定着に向けた施策を展開するなど、積極的な手だてを講じられたことは大いに評価されるものだと思います。今後の成果に大いに期待をするところであります。 さらに、行財政改革大綱に基づき、合併特例債期間終了後を見据えた財政構造の健全化を図るために、組織や職員数、事務事業の見直しなどによる経常経費の削減、各基金の拡充、市債の繰り上げ償還などを実施し、健全財政運営に取り組む姿勢は評価されます。 一方、こうした行革は市民の痛みに直結する問題を含んでおります。本市は合併後、東北一広い面積を有し、条件の大きく異なる地域が多く存在をいたします。人は便利のいいところに集まっていくのは自然の流れであります。これをとめるということはなかなか困難であります。しかし、条件不利地域に居住する人たちも、同じ市民であります。 私は地域間格差があるとすれば、こうした格差をできるだけ解消していくのが政治の大きな役割と考えます。榎本市長にはこうした姿勢を大事にして、清風万里、つまり清らかな風は近いところにも遠いところにも平等に行き渡るという精神で今後の行革を進めていただくように願うところであります。 今後、市税収入の大きな伸びは期待できないことに加え、少子高齢化に伴う社会保障サービス等の財政需要の増大が続いていきます。本市の財政運営は一層厳しさが増すことを覚悟しなければならないと考えます。 無駄を省き、効率のよい財政運営を追求し、市長が提案する市民、地域、行政の総合力を発揮して、持続可能な財政運営の姿勢を堅持して、新しい時代の地方モデル都市鶴岡を目指していただきたいと思います。 平成26年度各会計決算については、個別の事業については申し上げませんし、具体的な数字も申し上げませんが、各常任委員会分科会において予算審議後に議決された予算がどのように執行されているか、十分な効果が生まれているか、工夫により削減できる部分はなかったのかなど適正な審査が行われたと思います。その審査の結果は、先ほど特別委員長から報告があり、各議案、可決・認定であります。 一般会計決算は、実質単年度収支で約10億2,000万円の黒字決算であります。各特別会計においても国民健康保険特別会計などで単年度収支が赤字ではありますが、実質収支は全ての会計で黒字となっており、おおむね良好な決算であると評価をいたします。 これは市政運営に対し、市民の皆さんの理解と協力、そして何よりもそれぞれの職員の皆さんのたゆまぬ努力による結果であり、職員の皆さんの頑張りと努力に敬意を表したいというふうに思います。 今後もこうした良好な決算状況に気を緩めないで、行財政改革を着実に推進し、人口減少対策などの喫緊の課題に対し、スピード感を持って施策を講じ、合併10周年を契機にさらなる希望の持てる新市づくりに積極的に取り組んでいくことを強く望むものであります。 次に、病院事業会計について申し上げます。 病院事業を取り巻く環境は医療制度改革、医師を初めとした医療従事者不足など、依然として厳しい状況にあります。そのような中での決算状況では、入院患者数は両病院とも減少、外来患者数は湯田川リハビリテーション病院では若干ふえたものの、荘内病院では減少いたしました。 その結果、収益的収支では、収入では約131億4,000万、5.5%の増加、支出は約141億5,000万、7.4%の増加、収支差し引き約10億900万円の純損失となり、前年度比約2億9,000万円の損失が増加する厳しい決算となりました。平成26年度は会計制度の改正や消費税率の引き上げなどの影響があったにしても、大変厳しい決算であります。 一方、荘内病院3カ年運営計画に基づき取り組む事業として、経営対策会議の開催、職員提案検討委員会の開催など、数値目標達成に向けて経営改善に取り組んでいる状況については、決算書の報告内容からも見てとれますし、その努力は評価されます。 今後も全職員が一丸となって、知恵を出し合いながら、収支状況の分析、具体的な収支改善策を実施して、経営の健全化と課題解決に向けて、一層の努力を期待いたします。 病院の経営は厳しさをこれからも増していく可能性があります。医療を取り巻く環境の変化に的確に対応して、高度専門医療、急性期医療、救急医療等の市民の医療ニーズに対応する庄内の南部地域の基幹病院として、鶴岡地区医師会、地域の医療機関と連携を強化して、高度、良質な医療サービスの提供に自信と誇りを持って頑張っていただき、地域住民から信頼される医療拠点としての責務を果たされることを期待いたします。 最後に、水道事業会計決算について申し上げます。 給水人口の減少や市民の節水意識の高まり、加えて地域経済情勢の低迷などにより、水の需要が落ち込み、給水量、有収水量ともに減少となりました。 営業収支の状況については、収益33億8,694万2,000円、対して費用は33億3,259万9,000円となり、水需要の減少に伴い、給水収益も減少しましたけれども、経費の節減等に努めたことから、5,434万3,000円の純利益を計上されました。 また、有収率については、昨年度より0.8ポイント改善の88.4%で、老朽管や鉛製給水管の改良事業、漏水調査の継続的な実施など、計画的に漏水対策に積極的に取り組んできた結果であり、関係者の努力に敬意を表したいというふうに思います。 水道事業を取り巻く状況は、人口減少に続き、給水収益の増加は難しい中で、近年の異常気象による集中豪雨や地震などの自然災害への備え、既存施設の更新、改良に多額の経費が見込まれるなど、年々厳しさを増しております。 監査報告書にも記載されておりますが、水道の最大の使命である安心、安全、安定した良質な水の供給のために、下水道事業との類似業務の統合による組織のスリム化、一体的取り組みの強化などにより、一層効果的で効率的な事業運営を進め、引き続き安全な水の安定供給ができるように、さらなる努力を期待いたします。 それぞれの決算について申し述べましたけれども、各会計とも、国・県の動向、社会の変化に適応した財源の確保や運用を図り、計画された事業についても総じて効果的かつ適切に予算執行された決算であると評価をするものであります。 以上を申し上げて、平成26年度各会計決算について賛成の討論といたします。
    ○議長(渋谷耕一議員) これで討論を終結します。 これから議第74号から議第76号までの議案3件について一括して採決します。ただいま議題となっております議案3件についての委員長報告は、議第74号については認定であります。また、議第75号及び議第76号については原案可決及び認定であります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立多数であります。よって、議第74号については認定することに決しました。また、議第75号及び議第76号については原案可決及び認定することに決しました。 △日程第5 議第77号 平成27年度鶴岡市一般会計補正予算(第2号) 外11件 ○議長(渋谷耕一議員) 日程第5 議第77号 平成27年度鶴岡市一般会計補正予算(第2号)から日程第16 議第92号 市道路線の認定についてまでの議案12件を一括議題とします。 この際、各常任委員会及び予算特別委員会における審査の経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 初めに、総務常任委員長の報告を求めます。21番佐藤博幸総務常任委員長。  (総務常任委員長 佐藤博幸議員 登壇) ◆総務常任委員長(佐藤博幸議員) 総務常任委員会に付託されました議第80号から議第83号までの条例、事件議案4件について、去る9日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 初めに、議第80号 鶴岡市個人情報保護条例の一部改正について審査を行いました。 このたびの改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の制定、施行に伴い、同法に定める特定個人情報について、鶴岡市個人情報保護条例における個人情報の取り扱いの特例を定めるものであります。 なお、特定個人情報とは、個人番号、いわゆるマイナンバーをその内容に含む個人情報をあらわす用語であります。 特定個人情報については、一般的な個人情報よりも厚い保護措置を設ける必要があるとされ、番号法における各地方公共団体の自主的な対応の要請を受け、本市が扱うこととなる特定個人情報の取り扱いについて、番号法の規定に準じて、個人情報保護条例を改正し、特例を定めるものであります。 提案説明の後、質疑に入りました。 行政機関が保存する特定個人情報について、マイナンバー制度では特定個人情報を評価することになっているが、十分に行っているのか。また、その評価を市民はどのように見ることができるのかとの質疑に対して、特定個人情報については一定のリスク分析をし、評価、公表することになっているが、本市で扱うものは全て評価を終え、国の保護委員会に提出している。また、国に提出した評価書は市のホームページに掲載をしている旨の答弁がありました。 次に、成年被後見人の法定代理人の次に本人の委任による代理人を加える改正となっているが、個人情報保護法では法定代理人に限定されている委任による代理人を加える理由は何かとの質疑に対して、ネットワークシステムの導入に伴い、不正な情報提供が懸念されることから、開示請求、不正請求、利用停止請求、本人参加の実質的な保障がより重要であると考えている。本人による請求が困難な方には、容易に開示請求権などを行使できるようにすることが必要であり、特定個人情報については一般個人情報に比較して、任意の代理人についても請求の対象を広げるという考えに基づいている旨の答弁がありました。 質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第81号 鶴岡市市税条例等の一部改正について審査を行いました。 このたびの改正は、平成27年3月31日に公布された地方税法等の一部を改正する法律に伴い、所要の改正を行うものであります。 主な改正内容は、個人市民税では、国外へ転出する場合の譲渡所得等の特例については市民税では適用しないことを定めるものであり、また住宅借入金と特別税額控除の適用期限を2年延長し、平成31年までに入居した者までを対象とするものであります。 固定資産税では、サービスつき高齢者向け賃貸住宅の減額措置を2年延長し、平成29年3月31日までとするものであります。 軽自動車税では、一定の環境性能を有する三輪以上の軽自動車で、平成27年度に初回登録を行ったものに限り、平成28年度の軽自動車税を減額するものであります。 市たばこ税では、ゴールデンバット、エコー、わかばなど、紙巻きたばこの旧3級品の税率について、現在他の銘柄の半分程度に軽減されているものを今後段階的に本則税率に近づけていくものであります。 徴収の猶予及び換価の猶予に係る要件等の整備では、これまで地方税法の規定に基づき適用していたものが見直され、要件の一部を条例で定めることとされたことから、徴収の猶予及び換価の猶予に係る分割納付の方法、申請書の記載事項及び添付書類、申請書及び添付書類の訂正期限、担保を徴収する必要がないとする場合の要件などを定めるものであります。 提案説明の後、質疑に入りました。 今回の改正で、徴収の猶予制度が創設されたことについてどのように考えているかとの質疑に対して、徴収の猶予は申請制度を新たに国で定めたことについては納税者の意思が反映されるという点において評価をしている旨の答弁がありました。 次に、申請の期限、分割納付、担保の要・不要については条例で定めることになっているが、今回の改正では担保を徴する必要がない場合を徴収猶予に係る金額が100万円以下である場合、猶予期間が3カ月以内とする場合とした理由は何かとの質疑に対して、これまでも国の制度、地方税法、国税徴収法にのっとり行ってきた経過があり、国の制度と同じ金額、同じ期間とすることで市に不利益はなく、納税者にも理解されるものと判断し、国に準拠した旨の答弁がありました。 次に、住宅借入金等特別税額控除の適用期限が2年延長されるが、その税額分は全額国費で措置されるのかとの質疑に対して、住宅借入金等特別税額控除はもともと国の制度で始まったもので、平成19年の税額移譲に伴う措置として、所得税から控除し切れなかった金額を個人住民税から税額控除する仕組みに改正されたものであり、その減額分は国から補填されている旨の答弁がありました。 質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第82号 鶴岡市過疎地域固定資産税課税免除条例の一部改正について審査を行いました。 このたびの改正は、過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税法の課税免除、または不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部が改正されたことに伴い、これまで平成27年3月31日までとしていた課税免除、または不均一課税に伴う措置の適用期限を2年間延長し、平成29年3月31日までとするものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第83号 山形県鶴岡市土地開発公社の解散について審査を行いました。 鶴岡市開発公社の事業は近年、公共用地、公用地の先行取得、宅地造成等の実績がなく、現在は羽黒地域の川代山住宅団地と温海地域のマリンタウン鼠ケ関住宅団地の分譲のみにとどまっており、今後も新規事業は見込めない状況にあり、また毎年度、経常的に保有地の維持管理経費や販売、広告宣伝費、短期借入金に係る支払い利息、公租公課等の経費を要していることから、資産の逓減が生じているものであります。直ちに債務超過となる状況にはないが、長期的視野に立ち、分譲事業を継続するより、公社を解散し、未分譲の住宅団地を鶴岡市に引き継ぐことで、より合理的な分譲事業が期待できるとともに、公社の存続に伴う固定的な経費の節減を図ることができるという理由から、山形県知事の許可を受けた日をもって公社を解散することについて議決を求めるものであります。 提案説明の後、質疑に入りました。 平成26年10月に羽黒は3割、温海は5割、それぞれ分譲価格を値下げしているが、その効果はなかったのかどうか、また解散後の分譲価格の設定はどのように考えているのかとの質疑に対して、26年度は10月以降の売却はないが、27年度は温海の1区画が売却された。現在、既に値下げしている状況にあり、現在価格の見直しについては考えていない旨の答弁がありました。 質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、市民文教常任委員長の報告を求めます。15番岡村正博市民文教常任委員長。  (市民文教常任委員長 岡村正博議員 登壇) ◆市民文教常任委員長(岡村正博議員) 市民文教常任委員会に付託されました議第84号 鶴岡市手数料条例の一部改正について、去る10日に委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 このたびの改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法に規定された通知カード及び個人番号カードの再交付手数料について定め、条例別表に加えるとともに、個人番号カードの交付開始により、交付が終了する住民基本台帳カードの交付手数料を廃止するものであります。 通知カード及び個人番号カードの初回交付は無料でありますが、再交付が必要な場合は発行側のミスによるICチップの破損など、再交付がやむを得ないと認められる場合を除き有料となり、その金額はICカード等の購入原価から通知カード500円、個人番号カードを800円と定めるものであります。 なお、個人番号カードには希望によりカード内に電子的な身分証明書である電子証明書を搭載できますが、この再発行に係る手数料は地方公共団体情報システム機構が別途200円と定め、市に徴収委託するものであるため、条例による定めとはなりませんが、これを合わせますと市民が支払うこととなる再交付手数料は1,000円となります。 附則により、この条例の施行期日は通知カードの再交付手数料に係る規定が通知カードの送付が始まる平成27年10月5日、個人番号カードの再交付手数料に係る規定及び住民基本台帳カードの交付手数料を廃止する規定が個人番号カードの交付が始まる平成28年1月1日とするものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。16番佐藤文一厚生常任委員長。  (厚生常任委員長 佐藤文一議員 登壇) ◆厚生常任委員長佐藤文一議員) 厚生常任委員会に付託されました議第88号について、去る11日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第88号 鶴岡市国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、今回の条例改正は国民健康保険税の減免申請について、申請書の提出期限を納期限前3日としているが、これを納期限までに改めるものです。 なお、施行については平成28年4月1日からとするものです。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。20番小野寺佳克産業建設常任委員長。  (産業建設常任委員長 小野寺佳克議員 登壇) ◆産業建設常任委員長(小野寺佳克議員) 産業建設常任委員会に付託されました議第90号から議第92号までの条例、事件議案3件について、去る14日に委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 初めに、議第90号 鶴岡市公共下水道条例の一部改正について審査を行いました。 この改正は、宝田3丁目に設置している鶴岡市コンポストセンターについて、鶴岡市農業協同組合とコンポストの生産・販売の継続に関する協議を重ねたところ、今般、平成28年度からの事業継続に大筋の合意が得られたことから、汚泥処理施設の貸し付けに向けた条件整理として、条例の当該施設に係る項を削る改正を行うものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結し、討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第91号 鶴岡市いでは文化記念館設置及び管理条例の一部改正について審査を行いました。 この改正は、いでは文化記念館の管理について、民間活力を活用して施設の効率的運用を図るため、平成28年4月からの指定管理者制度導入に向けて、指定管理者による管理や業務の範囲及び指定の手続の規定を加えるなど、所要の規定の整理を行うものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結し、討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第92号 市道路線の認定について審査を行いました。 このたび認定する路線のうち、陽光町10号線は旧朝暘第四小学校跡地の利活用に資するため、新たに市道に認定、整備することにより、既存道路とのネットワークを形成し、利便性の向上を図るもので、計画道路幅員は6メートル、延長は123メートルであります。 次に、由良12号線から桜ケ丘3号線までの7路線は宅地開発により整備された路線であり、道路幅員は6メートル、認定する総延長は1,902メートルです。 本路線は開発により整備されたもので、底地は既に市に帰属されており、路線沿いに一定の住宅が建築されていることから認定を行うものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結し、討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) 最後に、予算特別委員長の報告を求めます。24番本間信一予算特別委員長。  (予算特別委員長 本間信一議員 登壇) ◆予算特別委員長(本間信一議員) 予算特別委員会に付託されました予算議案について、委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 今期定例会において本特別委員会に付託されました議案は、議第77号 平成27年度鶴岡市一般会計補正予算(第2号)から議第79号 平成27年度鶴岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)までの3件であります。9月8日に委員会を開催し、議案の大要について担当部長から説明を受けた後、付託された議案の全部を各分科会に分割付託して審査することにいたしました。 各分科会での審査の経過につきましては、昨日の予算特別委員会において各分科会委員長から詳しく報告されておりますので省略いたしますが、各分科会とも原案のとおり可決すべきものと決した旨の報告がありました。 各分科会委員長の報告の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結して採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。11番加藤鑛一議員。  (11番 加藤鑛一議員 登壇) ◆11番(加藤鑛一議員) ただいま上程されております議第77号から92号までのうち、産業建設常任委員長報告について、共産党市議団が委員不在で審査できなかった議第91号 鶴岡市いでは文化記念館設置及び管理条例の一部改正についての1件のみについて、同意できませんので、共産党市議団を代表して反対討論を申し上げます。 この条例改正は、羽黒地域のいでは文化記念館に指定管理者の制度導入を図るものです。 羽黒庁舎の改築に伴い、出羽三山の観光事業を民間に委託し、行政の観光事業の役割を縮小させることにあります。旧町村単位の観光協会が市観光連盟に一体化され、山形DCでも観光振興に大きな役割を果たしたことは認めますが、いでは文化記念館は観光事業だけではなく、条例にあるように、本市の貴重な文化資源である出羽三山に関係のある資料等を保存し及び展示することで出羽三山文化の学習活動を高め、もって地域の文化振興に資するとされ、市民の学習と教養を高め、地域の文化振興を目的とした施設です。 こうした機能は本来行政が担うべきであり、指定管理者制度の導入を図る今回の条例改正については同意できませんので、以上反対討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、賛成の討論を許します。24番本間信一議員。  (24番 本間信一議員 登壇) ◆24番(本間信一議員) 議第91号 鶴岡市いでは文化記念館設置及び管理条例の一部改正について、新政クラブを代表して賛成討論を行います。 鶴岡市いでは文化記念館の管理について、指定管理者による民間活力により、施設や業務の効率的及び効果的な運用を図るため、指定管理者の指定に向けた設置及び管理条例の一部改正を行うものであります。 観光振興について、新たな羽黒庁舎開設後は玉川寺の日本庭園や松ケ岡開墾場など、羽黒地域全体にかかわるものについては庁舎において、出羽三山にかかわる山岳信仰や修験文化の情報発信などについては、鶴岡市いでは文化記念館で行う計画と伺っております。 本市では出羽三山、加茂水族館及び食文化創造都市を3本柱として観光振興に取り組んでおります。 出羽三山においては、精進料理などで食文化創造都市の認定により、国内はもちろん、全世界から多くの観光客がおいでになられることから、これまで以上に専門的な知識やきめ細かな対応が求められると考えます。 また、運営については博物館として歴史文化に対する高度な専門性や、観光交流施設として観光客の多様なニーズへ対応するためのノウハウが必要であり、地域の宿坊や観光関係者等との結びつきを強めることが求められております。 こうした課題解決のためには、地域にかかわりの深い団体などに指定管理することにより、効果的な観光振興策が図られ、観光誘客の拡大につながるものと期待するものであります。 以上を申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) これで討論を終結します。 これから議第77号から議第92号までの議案12件について一括して採決します。ただいま議題となっております議案12件についての委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立多数であります。よって、議第77号から議第92号までの議案12件については原案のとおり可決されました。 △日程第17 議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正について ○議長(渋谷耕一議員) 日程第17 議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正についてを議題とします。 この際、市民文教常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。15番岡村正博市民文教常任委員長。  (市民文教常任委員長 岡村正博議員 登壇) ◆市民文教常任委員長(岡村正博議員) 市民文教常任委員会に付託されました議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正について、去る10日に委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 このたびの改正は、鶴岡市学校適正配置基本計画に基づき、学校統合についての検討を重ね、地域懇談会の合意を踏まえ、地域検討委員会において、統合する旨の地域合意が得られたことから、統合準備委員会を設置し、校名等についての検討を行い、承認されたことを受け、羽黒地域の鶴岡市立羽黒第三小学校及び羽黒第四小学校の2校を平成28年4月1日に統合し、校名を鶴岡市立広瀬小学校として、学校の位置を現在の羽黒第三小学校の位置に、同じく温海地域の鶴岡市立温海小学校、五十川小学校、福栄小学校及び山戸小学校の4校を平成28年4月1日に統合し、校名を鶴岡市立あつみ小学校として、学校の位置を現在の温海小学校の位置に新設するため、所要の改正を行うものであります。 提案説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結して討論に入り、反対の討論が1件ありました。討論を終結して採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。10番加藤太一議員。  (10番 加藤太一議員 登壇) ◆10番(加藤太一議員) 議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正について、日本共産党を代表して反対の討論を行います。 本条例改正は、羽黒第三小学校及び羽黒第四小学校を廃止・統合し、広瀬小学校を新設するもの、温海小学校及び五十川小学校、福栄小学校、山戸小学校を廃止・統合し、あつみ小学校とするものです。 公立の小・中学校の統廃合計画は、2006年に財務省の財政制度審議会が文部科学省に小・中学校の統廃合を進めることを求めたことをきっかけとして行われております。その中心は、教育的視点というよりも財政削減を目的としたものでございました。 鶴岡市では、2011年に学校適正配置基本計画がつくられ、それをもとに進められておりますが、市町村合併による財政効率化のために行われております。また、少子化による児童数の減少による教育環境の変化への対応として、るる教育環境改善のためだとする理由が上げられておりますが、学校配置の基準として複式学級の解消、1学校の学級数とか、1学級当たりの人数の規模を決めて行われており、それに当てはめての統廃合は地域の実情に応じた柔軟な対応がとれなくなっていくと思います。 小学校における学校統廃合が学力に与える影響についてという研究結果が政策研究大学院大学教育政策プログラムによって、ことし2月に公表されましたが、その中では、統廃合になった小学校の児童の学力は他の学校に比べて平均的に低いとする報告が出されております。家庭学習時間の確保や放課後学習の検討などを課題として上げておられました。 小・中学校の学校の配置は、それぞれの地域の実情に応じ、児童・生徒の学力と育ちへの影響も十分考慮し、また学校が地域で果たす役割などを基準数値等の枠にとらわれずに十分検討し、合意がつくられるべきだと思います。 以上をもちまして、反対の討論とします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、賛成の討論を許します。17番上野多一郎議員。  (17番 上野多一郎議員 登壇) ◆17番(上野多一郎議員) 議第85号 鶴岡市立学校設置条例の一部改正について、新政クラブを代表し、賛成の立場で討論を行います。 学校適正配置につきましては、平成23年5月に策定した鶴岡市学校適正配置基本計画にのっとり、検討対象校を含む中学校区ごとに地域検討委員会を設置し、中学校区としての統合に係る諸課題や進め方を検討するとともに、各小学校においては懇談会を継続的に開催し、検討を重ねた上で統合が決定されたものであります。また、統合の決まった後も、統合校の関係者同士で統合準備委員会を設置し、校名や校歌を初めとする具体的な調整課題を協議してきたものであります。 これらは地域の実情を踏まえ、地域の意見や要望などを十分考慮するとともに、地域説明会や広報の発行などによって、地域住民の理解を得ながら、十分な合意形成を図ってきたものであると認識しております。 学校統合は児童の減少による複式学級の増加など、学校教育環境の変化に伴い、学校規模による教育環境上の差異が生じないよう、公平で適切な教育を担保するためのものであると考えております。 このたび新設される広瀬小学校とあつみ小学校においては、行政による適切な通学対策も含めた教育環境の整備を望むとともに、良好な教育環境のもとで児童一人一人がその個性を発揮し、お互いの学び合いやさまざまな活動を通して切磋琢磨しながら、心豊かな児童として成長してほしいと願っている次第であります。 以上を申し上げまして、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(渋谷耕一議員) これで討論を終結します。 これから議第85号について採決します。ただいま議題となっております議第85号についての委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立多数であります。よって、議第85号については原案のとおり可決されました。 △日程第18 議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について 外1件 ○議長(渋谷耕一議員) 日程第18 議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について及び日程第19 議第87号 鶴岡市温海ふれあいセンター設置及び管理条例の一部改正についての議案2件を一括議題とします。 この際、市民文教常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。15番岡村正博市民文教常任委員長。  (市民文教常任委員長 岡村正博議員 登壇) ◆市民文教常任委員長(岡村正博議員) 市民文教常任委員会に付託されました議第86号及び議第87号の条例議案2件について、去る10日に委員会を開催して審査を行い、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について及び議第87号 鶴岡市温海ふれあいセンター設置及び管理条例の一部改正についての2件を一括して審査を行いました。 このたびの改正は、まず温海公民館については、市の行革大綱実施計画において示された地区公民館の機能、運営手法の見直しの方針に沿って、その機能を維持・強化する方向で検討を行ってきたものでありますが、このたび温海公民館を併設する温海ふれあいセンターにおいて、平成28年度から指定管理者による管理運営を行い、この指定管理者による管理運営の移行にあわせ、指定管理者が行う業務に公民館講座の運営等、生涯学習の機会の提供に関する業務も含めることから、自治組織や関係団体がより主体的に生涯学習事業に取り組む環境が整うため、平成27年度をもって温海公民館を廃止したく、所要の改正を行うものであります。 次に、温海ふれあいセンターについては、同じく行革大綱実施計画において、施設の管理運営に民間を活用する対象施設とされ、指定管理制度の導入が課題となっていたところですが、先ほど申し上げましたとおり、平成28年度から指定管理者による管理運営を行いたく、所要の改正を行うものであります。 提案説明の後、質疑に入りました。 同じ建物に温海公民館と温海ふれあいセンターの2つの機能を持っているということだが、実際の業務の機能としては公民館機能とセンター機能と区分けをして事業実施をしてきたのかという質疑に対して、市長部局の温海ふれあいセンターと教育委員会部局の温海公民館、それぞれ施設の管理、公民館事業の運営と連携して行っている旨の答弁がありました。 質疑を終結して討論に入り、反対の討論が1件ありました。討論を終結して採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。11番加藤鑛一議員。  (11番 加藤鑛一議員 登壇) ◆11番(加藤鑛一議員) ただいま上程されております議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について及び議第87号 鶴岡市温海ふれあいセンター設置及び管理条例の一部改正について、同意できませんので、共産党市議団を代表して反対討論を申し上げます。 今回の提案は、社会教育法に基づく公設直営の温海公民館を廃止し、温海ふれあいセンターとして指定管理者制度の導入を図るものです。 温海公民館には社会教育専門員を配置し、社会教育と生涯学習の事業を展開してきた歴史があります。公民館には運営審議会が置かれ、学校教育や社会教育、家庭教育の関係者、学識経験者によって構成され、住民の意見を反映し、みずから社会教育事業を行うことを中心としています。 一方で、コミュニティセンターは温海ふれあいセンター設置及び管理条例の第1条にあるように、市民の文化の向上とスポーツ及びレクリエーションの利用に供し、福祉の増進と広く一般の健康の増進を図るため利用に供する施設であります。 温海地域は合併後、特に人口減少と若者の流出が激しく、本来地域庁舎に職員をもっと配置し、地域づくりと人づくり、きずなづくりの学びの社会教育機能を充実させる必要があります。 今回の提案は社会教育法からの逸脱であり、指定管理の導入でリストラと合理化を進め、行政力が後退し、地域活性化対策にも逆行するものであり、反対討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、賛成の討論を許します。26番本間新兵衛議員。  (26番 本間新兵衛議員 登壇) ◆26番(本間新兵衛議員) 今定例会に上程されております議第86号 鶴岡市公民館設置及び管理条例の一部改正について及び議第87号 鶴岡市温海ふれあいセンター設置及び管理条例の一部改正について、新政クラブを代表しまして賛成の立場で討論いたします。 温海公民館につきましては、本市の行財政改革大綱において示された地区公民館の機能、運営手法の見直しの方針に沿って、自治組織や関係団体がより主体的に生涯学習事業に取り組む環境を整え、その機能を維持・強化する方向で検討を重ねてきたものと認識をしております。 このたび温海公民館を併設している温海ふれあいセンターが指定管理者による管理運営に移行するための条例改正にあわせ、公民館講座の運営も指定管理業務とすることから、温海公民館を廃止するものと理解しております。 温海ふれあいセンターは、市民の文化の向上とスポーツ及びレクリエーションの振興など、住民の福祉・健康の増進を目的に、平成元年に温海町ふれあいセンターとして開設され、開設当初から温海町公民館としての機能も担ってきました。 温海公民館は廃止されることになりますが、設置目的に生涯学習の推進を加えたことにより、温海ふれあいセンターが地域の生涯学習の拠点としての位置づけをより明確にされたものと認識をしております。 また、温海ふれあいセンターの指定管理者による管理運営に向けては、その新たな組織が先月27日に設立されたと伺っております。この組織は自治会のほか、地域で活動する各分野の団体で構成され、それぞれの分野のノウハウの蓄積やアイデアの活用が期待されます。 地域に根差した組織により、住民ニーズを的確に捉えた学習講座や地域課題解決に向けた住民参加型の生涯学習活動など、伝統のある温海地域の社会教育を基盤として、教育・行政間の連携及び地域づくりや地域福祉との連携・支援といった、これから求められる新たな社会教育行政の大きなくくり方とも言える、生涯学習振興社会に向けたより活発な事業展開に期待をしているところであります。 以上申し上げまして、賛成の討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) これで討論を終結します。 これから議第86号及び議第87号の議案2件について一括して採決します。ただいま議題となっております議案2件についての委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立多数であります。よって、議第86号及び議第87号の議案2件については原案のとおり可決されました。 △日程第20 議第89号 指定管理者の指定について ○議長(渋谷耕一議員) 日程第20 議第89号 指定管理者の指定についてを議題とします。 この際、厚生常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。16番佐藤文一厚生常任委員長。  (厚生常任委員長 佐藤文一議員 登壇) ◆厚生常任委員長佐藤文一議員) 厚生常任委員会に付託されました議第89号について、去る11日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第89号 指定管理者の指定についてでありますが、本議案については藤島こりす保育園の指定管理者に社会福祉法人ふじの里を指定するものであります。 藤島こりす保育園は平成16年4月1日に旧藤島町の統合保育園として開設され、入所定員は220人となっている。 公募には2法人が申請し、法人の経営基盤や基本理念、保育目標や保育計画、法人としての組織運営や危機管理体制等について、それぞれの審査項目ごとに比較し、総合的に審査した結果、社会福祉法人ふじの里が指定管理者として適当であると判断したものであります。 提案説明の後、質疑に入り、指定管理者に対して保護者説明会で不安の声が寄せられたことへの対応や正規職員比率が4割で保育の質が確保されるのかとの質疑に対し、保育の継続性などを心配している声があり、対応としては法人が現在勤務している臨時職員の継続雇用に配慮する意向であることや、職員派遣についても慎重に検討していくことで対応を考えていきたい。また、ふじの里からは現行の職員体制とほぼ同じ体制での計画書が提出されており、安定運営が継続されるものと考えている旨の答弁がありました。 次に、学校法人と社会福祉法人が応募し、社会福祉法人を選定したとのことだが、学校法人には幼稚園運営のノウハウがあり、学校法人による保育園経営には、保育園と幼稚園のいいところをあわせ持った幼保一体化に資するものと認識しているが、そういう視点は評価に盛り込まれているのかとの質疑に対し、子ども・子育て新制度のスタートに伴い、学校法人も公募の対象としている。評価の中で、学校法人の運営実績は非常に高いものとされた。一方、社会福祉法人については財政的な安定性、これまでの保育の継続、看護師の配置などで高い評価を受けた。28の審査項目を点数化して比較した結果として、僅差でふじの里が選ばれたものである旨の答弁がありました。 質疑を終結し、討論に入り、反対の討論が1件、賛成の討論が1件あり、討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) これから質疑に入ります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。11番加藤鑛一議員。  (11番 加藤鑛一議員 登壇) ◆11番(加藤鑛一議員) ただいま上程されております議第89号 指定管理者の指定について、同意できませんので、共産党市議団を代表して反対討論を申し上げます。 今回の指定は公設公営の藤島こりす保育園の民営化を決めるものであります。 第1に、保育の民営化を進めれば、行政は保育現場がわからなくなり、市は保育所入所の割り振り業務だけで、保育の公的責任の大きな後退になります。 第2に、藤島こりす保育園は定員220人で、県内最大規模の保育施設です。大規模保育園では一人一人に目が行き届くという面や異年齢児交流が小規模に比べて難しくなり、職員数も多くなり、職員間の意思統一や連携などの円滑さに課題が多くなります。 しかも、子ども・子育て支援新制度のもとでの公定価格は大規模保育園に不利であり、将来的な保育士の昇給を考えれば、法人の経営にとっても厳しいものになるのではないでしょうか。県下一の大規模保育園の保育を民営化すべきではありません。 第3に、保育所の民営化は行財政改革による市職員の削減を目的に、民間に安い人件費で保育を担わせることになり、公務員では保障される長期の雇用による熟練形成とか専門性が民間では制度的に保障されません。民間も含めた市全体の保育の質を高めていくためには、公設公営の保育所と公務員としての保育士の役割は大きく、保育所の民営化をこれ以上拡大すべきではありません。 第4に、指定管理を受ける法人は高齢者と障害者介護の事業所を運営し、子供の保育は未経験です。しかも、ことし4月に説明会を開催して、わずか半年で決めるなど、余りにも短期間であり、熟練した保育士を今後の半年で十分確保することはできないではありませんか。 以上により、藤島こりす保育園の民営化に反対の討論といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、賛成の討論を許します。22番佐藤久樹議員。  (22番 佐藤久樹議員 登壇) ◆22番(佐藤久樹議員) 本会議に上程されております議第89号 指定管理者の指定について、新政クラブを代表し、賛成の立場で討論します。 このたび提案されました社会福祉法人ふじの里を藤島こりす保育園の指定管理者として選定するに当たり、選定委員会では法人から提出された指定申請書などに基づき、法人の経営状況や保育計画の内容のほか、施設の管理運営方針全般にわたり、慎重に審査を行ったとのことであります。 特に同法人については看護師の配置を提案するなどしており、今後少子化が進み、多様な保育ニーズに的確に対応していくためには、しっかりとした経営基盤により、安定した運営が見込まれることなどを総合的に判断し、選定されたことは妥当な結果だと考えられます。 選定された社会福祉法人ふじの里は、藤島地域唯一の社会福祉法人として、特養など高齢者施設や障害者施設を堅実に運営しており、加えて保育園も運営することで、藤島地域に住む子供から高齢者まで、一体的な地域福祉づくりが期待できるものであります。 なお、今までも3回にわたる関係者への説明会も慎重かつ丁寧に行われておりますし、特に目立った異論もなく、終了したとも伺っております。 また、公立保育園の指定管理者制度の導入につきましては、これまで5つの施設で実施されておるところでございます。市の総合計画及び行財政改革大綱に基づいて、民間の技術や手法を導入することが、効果的な業務の民営化を進めることは新たな雇用の創出も期待できる、また地域の活性化に資するものと考えられますので賛成いたします。 ○議長(渋谷耕一議員) これで討論を終結します。 これから議第89号について採決します。ただいま議題となっております議第89号についての委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立多数であります。よって、議第89号については原案のとおり可決されました。 △日程第21 議会第8号 鶴岡市議会会議規則の一部改正について ○議長(渋谷耕一議員) 日程第21 議会第8号 鶴岡市議会会議規則の一部改正についてを議題とします。 提案者の説明を求めます。17番上野多一郎議員。  (17番 上野多一郎議員 登壇) ◆17番(上野多一郎議員) ただいま上程されました議会第8号について、提出者を代表し、提案理由を御説明いたします。 議会第8号 鶴岡市議会会議規則の一部改正については、近年の男女共同参画の状況に鑑み、地方議会においても男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため、標準市議会会議規則が改正され、女性議員が出産を理由に欠席できる規定が明記されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。 なお、施行期日については公布の日からとするものであります。 以上、御提案申し上げます。 ○議長(渋谷耕一議員) お諮りします。ただいま議題となっております議会第8号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渋谷耕一議員) 異議なしと認めます。よって、議会第8号については委員会の付託を省略することに決しました。 これから質疑に入ります。 これで質疑を終結します。 これから討論に入ります。 初めに、反対の討論を許します。 次に、賛成の討論を許します。 これで討論を終結します。 これから議会第8号について採決します。ただいま議題となっております議会第8号については、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛 成 者 起 立) ○議長(渋谷耕一議員) 起立全員であります。よって、議会第8号については原案のとおり可決されました。 △日程第22 高速交通等対策特別委員会中間報告について 外1件 ○議長(渋谷耕一議員) 日程第22 高速交通等対策特別委員会中間報告について及び日程第23 議会改革特別委員会中間報告についての報告2件を一括議題とします。 初めに、高速交通等対策特別委員会委員長の報告を求めます。26番本間新兵衛高速交通等対策特別委員長。  (高速交通等対策特別委員長 本間新兵衛議員 登壇) ◆高速交通等対策特別委員長(本間新兵衛議員) 高速交通等対策特別委員会の活動経過について報告を申し上げます。 本委員会は、東北横断自動車道酒田線・日本海沿岸東北自動車道の建設促進、庄内空港の運航拡充及び施設整備促進、羽越本線の複線化・高速化についての調査研究を目的として設置されました。 このたび開催されました第14回の委員会では、日本海沿岸東北自動車道の進捗状況及び庄内空港、羽越本線の状況について当局から説明を受け、その後、質疑、意見交換を行いました。 その内容につきましては、配付しております報告書に記載のとおりでありますので、ここでは細部の説明を省略させていただきますが、高速交通網の整備促進は地域間交流の充実や地域の活性化など、本市の発展に大きく寄与するものであり、また危機管理の面からも極めて重要なものであります。 日本海沿岸東北自動車道の早期開通、庄内空港発着便の運航拡充、空港機能の充実、羽越本線高速化、安全・安定輸送の強化など、これら高速交通網の基盤整備が一日も早く実現されますよう念願いたしまして、本委員会の中間報告といたします。 ○議長(渋谷耕一議員) 次に、議会改革特別委員会委員長の報告を求めます。29番今野良和議会改革特別委員長。  (議会改革特別委員長 今野良和議員 登壇) ◆議会改革特別委員長(今野良和議員) 議会改革特別委員会の第3回の中間報告を申し上げます。 本委員会は平成27年3月定例会に行った第2回中間報告の後、計4回の会議を開催しておりますが、その活動経過について、中間報告をいたします。 第11回以降の会議におきましては、残された検討項目の調査検討を行いました。以下、その主なものを申し上げます。 タブレット端末の導入についてでは、実現までの課題はありますが、市当局の取り組みに歩調を合わせつつ、議会として調査検討していくことを確認いたしました。 会派制についてでありますが、現行の申し合わせ事項の曖昧な表現を改め、会派の結成は2人以上の所属議員とすることとし、会派代表者会議、議会運営委員会の出席権利を有することについて申し合わせ事項とすることを確認いたしました。 議員倫理条例について及び議会基本条例についてでありますが、各会派で調整した上で継続協議していくことを確認いたしました。 なお、本委員会での結論を踏まえ、会派代表者会議において協議すべきと思われる項目について、9月11日に私、委員長から議長に対して要請をしたところであります。 以上、活動経過について申し上げましたが、今後も残された検討項目につきまして、本市議会機能の充実・強化と議会運営の活性化に向け、引き続き調査、検討を行っていくことを申し添えまして、本委員会の中間の報告といたします。 △閉会 ○議長(渋谷耕一議員) 以上で本日の日程は全部終了しました。 以上で、今期定例会に付議されました議案の審議は全て議了しました。 以上をもちまして、平成27年9月鶴岡市議会定例会を閉会します。  (午前11時44分 閉 会)...