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  1. 市川三郷町議会 2016-12-08
    12月08日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    平成28年 12月 定例会(第4回)平成28年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             平成28年12月8日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 同意第4号 市川三郷町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 日程第4 議案第86号 市川三郷町税条例中改正について 議案第87号 市川三郷町都市計画税条例中改正について 議案第88号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 議案第89号 市川三郷町ひとり親家庭医療費助成に関する条例中改正について 議案第90号 平成28年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号) 議案第91号 平成28年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 議案第92号 平成28年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号) 議案第93号 平成28年度市川三郷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) 議案第94号 平成28年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第6号) 議案第95号 平成28年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号) 議案第96号 平成28年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 議案第97号 市川三郷町地場産業会館の指定管理者の指定について 議案第98号 市川三郷町道路線の認定について 議案第99号 市川三郷町道路線の廃止について 議案第100号 市川三郷町道路線の変更について 日程第5 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(16名)       1番 小川好一    2番 丹澤 孝       3番 高尾 貫    4番 佐野勝也       5番 川崎充朗    6番 市川朝嗣       7番 笠井雄一    8番 宮崎博已       9番 有泉 希   10番 内田利明      11番 松野清貴   12番 内藤 優      13番 三神貞雄   14番 村松武人      15番 秋山詔樹   16番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員      11番 松野清貴   12番 内藤 優      13番 三神貞雄 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名)  町長        久保眞一   会計管理者     小林武仁  企画防災課長    一瀬 浩   総務課長      武田智宏  財政課長      石原千秀   政策推進課長    丹沢和人  町民課長      武田真一   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  内藤 勝   福祉支援課長    一瀬礼子  保育課長      窪田正彦   農林課長      丹沢宏友  商工観光課長    林 茂一   土木整備課長    塩沢正也  まちづくり推進課長 保坂秀樹   三珠支所長     和田 豊  六郷支所長     望月利偉   教育委員長     石原政至  教育長       佐藤紀征   教育総務課長    薬袋和幸  生涯学習課長    丸山章仁   下水道係長     立川 潔 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    河西 勝  議会書記      深澤美佳  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月直人  議会書記      大熊美香     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(河西勝君)  おはようございます。 開会にあたり、相互にあいさつを交わします。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(有泉希君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位には、年末を控え、ご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 平成32年度の開校をめざし、現在の市川高校およびその隣接地に新設校の整備が計画され、早急に新たなまちづくりを進めていかなければなりません。 さて、定例会に提出議案される諸議案につきましては、後刻町長から説明がありますが、議員各位には、慎重な審議の上、適切な妥当な結論が得られますよう切望し、あいさつといたします。 なお、佐藤教育長につきましては、都合により午前中欠席する旨の報告がありましたので、ご了承願います。 また、海沼生活環境課長につきましては、都合により欠席する旨の報告がありました。代わりに、立川係長が出席していますので、ご了承願います。 ただ今から、平成28年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配付したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 三郡衛生組合議会の報告をお願いします。 第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これより三郡衛生組合議会の報告をいたします。 去る11月1日、午後1時半から、三郡衛生組合会議室において、平成28年三郡衛生組合第2回定例会が開かれました。市川三郷町からは、高尾貫議員、佐野勝也議員、三神貞雄議員そして私の4議員全員が出席しました。 追加日程第1、有泉希議長の議員辞職による追加日程第2 議長の選挙が行われました。新議長に富士川町の市川敦子議員が推選され、着任しました。主な案件としては、平成27年度一般会計、し尿処理事業特別会計、火葬事業特別会計の歳入歳出決算の認定についておよび公平委員の選任についてでした。順次ご報告いたします。 認定第1号 平成27年度三郡衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定について、全議員の賛成で認定されました。歳入済総額は2,057万2,158円で、主な収入としては分担金で1,652万3千円、このうちの市川三郷町の分担金は279万9,941円でした。 歳出の支出済額は1,698万376円でした。主な歳出としては、議会費87万880円、総務費1,610万496円で、歳入歳出差引残高は359万1,782円でした。 認定第2号 し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定も全議員の賛成で認定されました。 主な歳入としては、分担金の収入済額は、2億1,098万9千円、使用料収入済額は1,967万145円などで、歳入の収入済総額は2億5,807万3,783円でした。 分担金のうちの市川三郷町分担金は均等割として1,205万6,514円、人口割1,158万3,296円、そして利用料1,213万1,867円で、合計額は3,577万1,677円でした。 主な歳出としては、し尿処理料費で支出済額は2億3,609万447円で、歳出総額は2億3,612万7,478円で、歳入歳出差引額は2,194万6,305円でした。 し尿処理場のし尿投入日数は237日で、年間処理量は1万313キロリットルで、26年比で307キロリットル、率にして2.3%減でした。 公共下水道の整備拡充に伴い、当施設が稼働した平成12年、その対比では年間処理量は6,056キロリットル、31.6%減となっています。 市川三郷町においては、平成12年が3,681キロリットルに対し、平成27年度1,508キロリットルと、2,173キロリットル減となり、41%減となっています。 認定第3号 火葬事業特別会計歳入歳出決算の認定も、全議員の賛成で認定されました。 主な歳入としては、分担金の収入済額が1億8,782万1千円、使用料1,655万6千円などで、歳入収入済総額は2億1,275万9,205円でした。 分担金のうちの市川三郷町分の収入済額は、建設費借入返済金分として730万9,294円、運営費1,127万7,640円で、分担金合計額は1,858万6,924円でした。 火葬場の市川三郷町の使用状況は198件で、支払った使用料は194万円でした。火葬場は、平成16年開苑後12年目を迎え、利用者数はここ数年1,500件台で推移しています。火葬炉の修繕は平成26年、27年の、2カ年で行ってきました。27年度の実質稼働日数は361日で、1,574件の火葬が行われました。対16年度比では、274件の増、率で21.1%増となっています。 主な歳出としては、火葬場費としての支出済額は9,976万3,739円、交際費9,767万1,074円など、歳出の支出済額は1億9,745万5,849円で、歳入合計2億1,275万9,205円、歳出総額1億9,745万5,849円、歳入歳出差額残高は、1,530万3,356円でした。 次に、同意案第1号 三郡衛生組合公平委員の選任については、任期満了を迎えた市川三郷町上野3013番地の青木謙氏が再任されました。 以上で、平成28年三郡衛生組合第2回定例会のご報告を終わります。 ○議長(有泉希君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第11番、松野清貴君。 ◆11番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 平成28年峡南広域行政組合議会第2回定例会は10月12日に開会され、本町からは秋山議員、村松議員と私が出席しました。 提出された議案は、条例の制定1件、補正予算1件、決算認定3件でいずれも原案のとおり可決、認定され、内容は次のとおりでありました。 まず、議案第21号 峡南広域行政組合条例の左横書きの実施等に関する条例制定の件は、既存の条例を左横書きに改め、必要な事項を定めるための条例制定でありました。 次に、議案第22号 平成28年度一般会計補正予算(第3号)の件は、歳入歳出から490万3千円を減額し、総額を17億956万9千円としました。 歳入は、基金繰入金と組合債を減額のほか、繰越金を追加するものでした。 歳出は、総務費で、例規データベースシステム構築費を追加したほか、消防費において、南分署や、下部分駐所の施設修繕、災害時に倒壊建物の中の要救助者の発見のための熱画像探査装置の整備などを行う内容でありました。 続いて、平成27年度一般会計決算、介護保険特別会計決算、峡南ふるさと市町村圏特別会計決算について、代表監査委員より適正に処理されている旨、報告がありました。 次に、第3回臨時会の報告をいたします。 平成28年第3回臨時会は、11月28日に開会され、本町からは村松議員と秋山議員と私が出席しました。 副議長選挙、常任委員会委員の選任、議会運営委員会の選任が行われたほか、条例改正1件および補正予算2件が提出され、いずれも原案のとおり可決されました。 まず、副議長選挙については、任期満了による南部町議会議員選挙により、副議長が空席になったために行われたもので、南部町の遠藤光宣議員が当選されました。 常任委員会委員の選任についても、南部町議会の任期満了による選挙によるもので、総務消防常任委員会委員に遠藤光宣議員、計算センター慈生園常任委員会委員に高橋茂広議員が選任されました。 また、議会運営委員会委員の選任についても南部町の遠藤光宣議員が選任され、委員の互選により、副委員長に選出されました。 続いて、議案第23号 峡南広域行政組合職員給与条例中改正の件は、山梨県人事委員会の勧告による給料表の改定などでありました。 次に、議案第24号 平成28年度一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出に907万5千円を追加し、総額を17億1,864万4千円とするものでありました。 歳入は、基金繰入金の追加と前年度繰越金の減額であり、歳出は、人勧に伴う人件費の増額などのほか、消防費においては訓練塔の補修費の追加を行ったものでありました。 次に、議案第25号 平成28年度介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出の総額から546万3千円を減額し、総額を2億1,021万7千円とするものでありました。 歳入は、基金繰入金の減額で、歳出は人勧に伴う人件費の増などのほか、特別養護老人ホームのナースコール故障により、リースによる入れ替えを追加するものでありました。 以上で、峡南広域行政組合議会の報告を終わります。 ○議長(有泉希君)  続いて、中巨摩広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第6番、市川朝嗣君。 ◆6番議員(市川朝嗣君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 平成28年中巨摩地区広域事務組合議会9月定例会は、9月30日に開会され、本町からは内田議員と私が出席いたしました。 提出された議案は、専決処分の承認2件、条例改正2件、平成28年度一般会計補正予算(第1号)、ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)、し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)、平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定、ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算の認定、他特別会計歳入歳出決算の認定4件、監査委員の選任についての合計14議案であり、いずれも原案のとおり可決されました。 審議に入る前に、甲斐市議会の議員構成の改選に伴い、新しく4名の議員の紹介がありました。 また、甲斐市において、任期満了に伴う市長選挙の結果、保坂武市長が再任され、副管理者に就任されました。 次に、欠員となっておりました、副議長の選挙が行われ、指名推選により、甲斐市議会の、斉藤芳夫氏が当選され、副議長に就任されました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、専決処分の承認2件は、競争入札に参加する者に必要な資格の審査に関する事務等の事務委託に関する規約の制定についてと、平成28年度ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)で、内容は昨年11月に発生した不燃物処理施設の事故に伴う本復旧工事費の追加でありました。 次に、条例改正2件は、中巨摩地区広域事務組合職員の分限に関する手続きおよび効果に関する条例中改正と、職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正で、いずれも法律の改正に伴うものでありました。 次に、一般会計補正予算(第1号)については、歳出の節の組み換えによる補正でありました。 ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに1,186万3千円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは修繕料の追加でありました。 次に、し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれに356万7千円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは修繕料の追加でありました。 平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額4,355万6,259円、歳出総額4,139万5,155円で、歳入歳出差引残額は216万1,104円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金の、3,376万6千円で、歳出の主なものは、総務費の4,037万5,869円でありました。 次に、平成27年度ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は24億3,337万9,911円、歳出総額は23億9,727万3,237円で、歳入歳出差引残額は3,610万6,674円でありました。 歳入の主なものは、分担金および負担金9億4,659万8千円、国庫支出金5億2,472万1千円、組合債6億1千万円で、歳出の主なものは、ごみ処理事業費の23億8,747万9,920円でありました。 次に、平成27年度地区公園事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額979万73円、歳出総額828万3,007円で、歳入歳出差引残額は150万7,066円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金の898万3千円で、歳出は、地区公園事業費の828万3,007円でありました。 平成27年度老人福祉事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額3,348万9,131円、歳出総額3,257万8,224円で、歳入歳出差引残額は91万907円でありました。 主なものとしては、歳入では、分担金及び負担金の2,969万6千円、歳出では老人福祉事業費3,257万8,224円でありました。 次に、平成27年度勤労青年センター事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は5,647万2,424円、歳出総額は5,476万7,874円となり、歳入歳出差引残額は170万4,550円でありました。 歳入では、分担金及び負担金の4,794万1千円が主なもので、歳出では、勤労青年センター事業費の4,846万8,574円が主なものでありました。 次に、平成27年度し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額は2億3,146万2,574円、歳出総額は2億2,438万4,623円で、歳入歳出差引残額は707万7,951円でありました。 主なものとしましては、歳入では、分担金及び負担金2億706万9千円、使用料及び手数料1,797万1,200円、歳出では、し尿処理事業費2億2,438万4,623円でありました。 次に、監査委員の選任について議会の同意を求める件については、議員の中から選任した監査委員の辞職に伴い、新たに監査委員を選任する必要が生じたためのもので、市川三郷町の私が選任されました。 続きまして、第1回臨時議会の報告をいたします。 第1回臨時議会は、11月30日に開会され、本町からは私が出席いたしました。 提出された議案は、中巨摩地区広域事務組合職員給与条例の一部を改正する条例についての1件で、国および山梨県人事委員会の給与勧告に伴うものであり、原案どおり可決されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 平成28年峡南衛生組合議会第2回定例会は、10月18日に開会され、本町からは私、宮崎が出席いたしました。 提出された案件は、平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定、専決処分の承認、平成28年度一般会計補正予算(第2号)の3議案であり、いずれも原案のとおり可決されました。 審議に入る前に、市川三郷町議会の、組合議会議員の改選に伴い、出向議員が笠井議員から私に変更になったことの紹介がありました。 それでは、内容について報告をさせていただきます。 まず、平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額3億9,784万6,325円、歳出総額3億8,735万2,548円であり、歳入歳出差引残額は1,049万3,777円でありました。 歳入の主なものは、各町からの負担金2億5,556万円、火葬使用料630万2,500円、清掃及びごみ処理手数料1億1,397万5,215円でありました。 歳出の主なものは、し尿及びごみ処理に係わる衛生費3億3,601万4,541円、火葬費1,892万7,392円でありました。 次に、平成28年度一般会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求める件では、歳入歳出それぞれに80万2千円を追加するもので、内容は、峡南衛生組合に隣接する土地の借地補償と立木補償について、地権者に速やかに補償費を支払う必要が生じたためのものでした。 続いて、平成28年度一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに2,185万6千円を追加し、歳入歳出の総額を4億1,575万8千円とするものでありました。 歳入の主なものは、財政調整基金に1,516万5千円を追加するものでありました。 歳出では、本年2月に生ごみ処理乾燥機による事故が発生したことに伴い、鰍沢の労働基準監督署により、安全衛生管理体制の整備を指摘され、専門的な知識を有する安全衛生コンサルタントに講習を依頼することとしたための報奨金の追加54万円と、ごみ処理費では、先の専決処分を求める件に関連し、職員手当ほか、隣接土地の現状復旧に係る追加2,105万3千円および、ごみ計量器のデータ処理装置のレンタル料半年分26万3千円の追加でありました。 また、議案審議の後、指名推選により、川崎充朗議員が議会運営委員長に選任されました。 続きまして、第2回臨時議会の報告をいたします。 平成28年峡南衛生組合第2回臨時議会が、11月29日に開会され、本町からは川崎議員と私が出席いたしました。 提出された案件は、条例改正の2議案と一般会計補正予算(第3号)の合わせて3件であり、いずれも原案どおり可決されました。 条例改正では、まず、峡南衛生組合ごみ処理場の設置および管理に関する条例の一部改正で、少子高齢化や、中高年の一人暮らし世帯の増加により、20リットル入りの小さなごみ袋の必要性が生じたための改正でありました。 また、峡南衛生組合職員給与条例の一部改正は、国および山梨県人事委員会の給与勧告に伴う改正でありました。 次に、平成28年度一般会計補正予算(第3号)では、歳入歳出それぞれ59万6千円を追加し、歳入歳出の総額を4億1,635万4千円とするものでありました。 歳入は、前年度繰越金の追加で、歳出は、先の職員給与条例中の改正に伴い、職員給料、職員手当等を追加するものでありました。 以上で、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  続いて、山梨県後期高齢者医療広域連合組合議会の報告をお願いします。 第12番、内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 平成28年第2回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、11月18日、山梨県自治会館において開会されました。 今定例会に提出された案件は、専決処分の承認1件、決算認定2件、補正予算案2件であり、いずれも原案のとおり承認、認定および可決されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 承認第1号 専決処分の報告および承認を求める件は、平成27年度後期高齢者医療特別会計補正予算について、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ増額、減額せず、歳出予算の組み替えを行うもので、各医療機関に支払う高額療養費が不足したことによるものでありました。 平成27年度一般会計および後期高齢者医療特別会計の決算認定に先立ち、監査委員より決算審査の結果報告がありました。 平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を4億9,597万843円、歳出総額4億7,499万2,954円、歳入歳出差引額2,097万7,889円を次年度に繰り越すものでありました。 また、平成27年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定では、歳入総額を995億7,866万3,673円、歳出総額を975億9,937万3,737円、歳入歳出差引額19億7,928万9,936円を次年度に繰り越すものでありました。 次に、平成28年度一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに2,097万6千円を増額し、総額を4億9,342万1千円とするもので、歳入では、前年度繰越金の計上でした。歳出では、基金への積立て等でありました。 また、平成28年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに16億3,894万1千円を増額し、総額を989億4,312万円とするもので、歳入では、前年度繰越金の計上等でした。 歳出では、保険給付費の財源更正、昨年度の概算交付金の精算返還金の追加16億3,854万3千円等でありました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(有泉希君)  続いて、峡南医療センター企業団議会の報告をお願いいたします。 第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 平成28年峡南医療センター企業団議会第4回臨時会は、11月30日に開会され、本町からは内田議員、松野議員、内藤議員、秋山議員、そして私、村松の5議員が出席しました。 審議された案件は、議案1件で原案のとおり、可決されました。 それでは、審議された案件について報告いたします。 議案は、平成28年度峡南医療センター企業団会計補正予算(第2号)で、収益的収入および支出において病院事業費用を879万9千円減額し、介護老人保健施設事業費用を1,110万円増額するもので、人件費によるものでありました。 資本的収入および支出では、病院事業資本的収入および病院事業資本的支出をそれぞれ4,034万9千円増額するもので、国と県のへき地医療拠点病院設備整備費補助金の採択により市川三郷病院に医療機器を整備するものでありました。 企業債では医療機器等整備事業の企業債限度額を9,060万円から、8,970万円に減額するもので、重要な資産の取得では市川三郷病院にCT撮影装置一式を追加するものでありました。 以上、峡南医療センター企業団議会第4回臨時会の報告をいたしました。 ○議長(有泉希君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 11番 松野清貴君 12番 内藤 優君 13番 三神貞雄君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件につきましては、議会運営委員会において協議がなされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第13番 三神貞雄君。 ◆議会運営委員長(三神貞雄君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 平成28年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月30日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月8日から19日までの12日間といたします。この間、10日、11日、17日、18日を休会日とし、12日、14日、16日を予備日といたします。 本日は、この後、同意第4号の説明質疑を採決いたします。 続いて、議案第86号から議案第100号を一括上程し、説明、質疑を行った後、各常任委員会へ付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は6人から通告がありました。 次に、9日、13日および15日の3日間を各常任委員会の審査日に充て、9日を総務教育常任委員会、13日を厚生常任委員会、15日を土木環境常任委員会とし、いずれも午前10時から開催することといたします。 続いて、19日の最終日に本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布いたしました日程のとおりでございます。 以上、議会運営委員会の報告といたします。
    ○議長(有泉希君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から12月19日までの12日間とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第3 同意第4号 市川三郷町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、平成28年市川三郷町議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、師走のご多用の中ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また、平素、町行政の推進に深いご理解とご協力をいただいておりますことに併せて感謝を申し上げます。 はじめに、先月11月28日、社会貢献支援財団は、さまざまな分野で功績を残した団体、個人を表彰、本町の丹沢こと子さまが、社会貢献の功績者として県内唯一受賞されました。丹沢さまは、御年93歳でございますが、旧市川大門町、現市川三郷町の広報誌の点字翻訳をボランティアで、点字タイプライターを使い、40年間毎月休むことなく続けてくださいました。 東京帝国ホテルでの表彰式に、ご自身でご出席になられ、直接表彰を受けられました。心からの祝意と、お礼を申し上げるところでございます。 本日、ご提案申し上げます案件は、委員任命の同意1件、条例改正4件、平成28年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算7件、その他4件の、合わせて16案件であります。 それでは、提案理由の説明を申し上げます。 同意第4号 市川三郷町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 教育委員、一瀬美教氏が、平成28年12月18日をもって任期満了となるため、再任したいので、地方教育行政の組織および運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 ご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(有泉希君)  これより同意第4号の質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、同意第4号は、原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第4 議案第86号から議案第100号の15議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  提案理由の説明を申し上げます。 議案第86号 市川三郷町税条例中改正について 軽自動車税の納期の変更、ならびに所得税法等の一部を改正する法律の公布および外国人等の国際運輸業にかかる所得に対する総合収入による所得税等の非課税に関する法律施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、市川三郷町税条例について、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第87号 市川三郷町都市計画税条例中改正について 平成29年度以降の都市計画税の課税を停止するため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第88号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 所得税法等の一部を改正する法律の公布、外国人等の国際運輸業にかかる所得に対する総合収入による所得税等の非課税に関する法律の一部を改正および同法律施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、市川三郷町国民健康保険税条例について、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第89号 市川三郷町ひとり親家庭医療費助成に関する条例中改正について 児童扶養手当法の一部を改正する法律の施行に伴い、同施行令の一部を改正する政令が施行されたことにより、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第90号 平成28年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ4億7,062万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ97億2,553万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費」は、追加1件であります。 第3表「地方債補正」は変更2件であります。 次に、補正の概要につきまして歳入からご説明いたします。 地方交付税に3億6,081万5千円の追加、国庫支出金は子どものための教育・保育給付費負担金追加、道路橋梁費補助金追加など2,439万3千円の追加。 県支出金は、子どものための教育・保育給付費負担金追加、農業費補助金追加など、1,408万7千円の追加、財産収入は20万円の追加、寄付金はふるさと納税寄付金650万円の追加、繰越金は前年度繰越金1,902万5千円の追加。 町債は、過疎対策事業債の更正、合併特例事業債の追加など、合せて4,560万円の追加であります。 続いて、歳出につきましてご説明いたします。 総務費はふるさと納税特産品贈呈事業委託料追加、中部横断自動車道六郷インターチェンジ開通プレイベント事業負担金追加、若者定住促進住宅補助金追加など2,271万1千円の追加。 民生費は、国民健康保険特別会計繰出金追加、私立保育園等委託料追加など7,568万7千円の追加。 衛生費は、自然エネルギー有効活用奨励金追加、簡易水道特別会計繰出金更正など、合せて248万4千円の更正、農林水産業費は、農業振興関係補助金など、881万7千円の追加。土木費は道路新設改良工事費補償金など3,637万6千円の追加、教育費は市川小学校プール改修工事費など2,951万3千円の追加。諸支出金は財政調整基金積立金に3億円を追加するものであります。 議案第91号 平成28年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は事業勘定で、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ5,395万円を更正し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ24億3,551万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 歳入では3款国庫支出金を3,536万9千円更正、4款療養給付費等交付金を1,656万3千円更正、6款県支出金を4,506万6千円更正、10款繰入金を4,284万9千円追加、11款繰越金を19万9千円追加。 歳出では、2款保険給付費を6千万円更正、10款諸支出金を605万円追加するものであります。 議案第92号 平成28年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ83万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億8,255万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきまして、歳入では3款国庫支出金を46万3千円更正、4款支払基金交付金を10万8千円更正、5款県支出金を41万2千円更正、7款繰入金を36万4千円更正、8款繰越金を218万2千円追加し、歳出では1款総務費を72万4千円追加、2款保険給付費を49万5千円追加、3款地域支援事業費を225万6千円更正、5款諸支出金を187万2千円追加するものであります。 議案第93号 平成28年度市川三郷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ57万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ630万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では1款サービス収入を57万9千円追加し、歳出では1款事業費を57万9千円追加するものであります。 議案第94号 平成28年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第6号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ147万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億6,371万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は変更1件であります。 補正の概要につきましては、歳入では5款繰入金を384万7千円更正、6款繰越金を73万円更正、7款諸収入を304万9千円追加、8款町債を300万円追加し、歳出では、2款管理費を288万円更正、3款事業費を435万2千円追加するものであります。 議案第95号 平成28年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ749万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億601万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は変更1件であります。 補正の概要につきまして、歳入では5款繰越金を709万6千円追加、町債を40万円追加し、歳出では、1款流域関連公共下水道費を597万5千円追加、2款特定環境保全公共下水道費を152万1千円追加するものであります。 議案第96号 平成28年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ68万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億1,703万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 歳入では6款諸収入を68万円追加し、歳出では3款諸支出金を68万円追加するものであります。 議案第97号 市川三郷町地場産業会館の指定管理者の指定について 地方自治法第244条の2第3項の規定により市川三郷町地場産業会館の施設の管理について、指定管理者を市川三郷町商工会に指定したいので、同法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第98号 市川三郷町道路線の認定について 中部横断自動車道建設に伴う道路新設ならびに公衆用道路として町に寄付採納の申し出があったため、当該路線の町道認定をしたいので、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第99号 市川三郷町道路線の廃止について 山梨県管理1級河川新川改修事業により不用となったため、当該道路を廃止したいので、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第100号 市川三郷町道路線変更について 中部横断自動車道建設・道路改良工事および県河川改修工事に関連し、路線の起点および終点を変更したいので、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由といたします。 どうぞよろしくお願い申し上げます、 ○議長(有泉希君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件につきましては、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託いたしました。 したがって、ここでは大綱的な質問をお願いします。 これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託します。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 暫時休憩いたします。 再開は、11時10分とします。     休憩 午前11時03分-----------------------------------     再開 午前11時10分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第8 一般質問を行います。 第3番、高尾貫君ほか5名から通告がありましたので順次、発言を許します。 第3番、高尾貫君の一般質問を許します。 第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  改めまして、おはようございます。 3番、高尾でございます。 新園舎建設などに伴う計画を町民に具体的に示してほしいということで、私は、9月議会で高校再編に伴い周辺整備について質問いたしました。その際、町長より、次のような説明をいただきました。 「施設の配置、必要面積などの提示はないが、県下最大規模となる高校を設置するには手狭になる。新しい学校は地域密着型の知の拠点とし、新しい学び、先進的な学びを展開できる高校を残すためにも、隣接する市川大門町民会館、体育館、保育所、職員駐車場など町有地を最大限提供したいと考えている」と答弁されました。 9月議会では土地購入、造成・設計委託の案件が説明され可決されました。また、新園舎建設に伴い賛否両論はあったものの、用地取得契約締結は10月28日の臨時議会で承認されました。 さて、総事業費7億8千万円は小さくない額であります。町民の大切な税金で賄うこととなりますが、すでに造成設計と土地調査業務委託料合わせて774万4千円、外構設計業務委託料2,224万7千円、土地購入費として1億2,260万7千円。土地購入、造成・外構設計工事費、合せて1億5,259万9千円となっております。 残り約6憶2,741万円で園舎設計委託・建設に充てることとなるでしょうが、110名の園児を抱えるに相応しい園舎となり得るのか、また、予算超過はしないかなど、諸々町民からの不安の声に応えるためにも情報開示のできる範囲で、町としての説明を開示するべきであると思うので、具体的に次のような点について質問をいたします。 まず1つは、予定地の一部が農業用水路に囲まれている。東側の幅広の側溝に蓋を付け道路幅を拡幅しての使用は考えているのでしょうか。 2つ目は、新園舎一帯は、比較的低い場所で軟弱な土質といわれておりますが、現存の周辺道路より低いが7,700平方メートル全てを盛土するのか、また、現行より何メートルくらい盛土を予定しいているのか教えてください。 3点目は、新園舎の建築概要について、町としての設計方針についてはどのような考えをお持ちなのかお答えいただきたいと思います。 4点目は、採光の確保や安全性についてはどのような計画をされているのかお答えください。 5点目は、遠方より通園する園児などの送迎時の安全性確保策についてはどのように考えているのかお答えください。 6点目は、年々変化していく、保育ニーズに応えるためのサービスについてはどのような考え方に基づいて設計上、計画しているのかお答えください。 7点目は、施設の機能、実用性、品質などメンテナンスに配慮できる計画はどのようにお持ちなのかお答えください。 8点目は、建設予算内で納めるための設計・建設上どのような配慮を考え計画を立てているのかお答えください。 9点目は、建築床面積、建築延べ面積はどの程度を確保しているのかお答えください。また、園舎内外の施設等についてはどのような配置を考えているのか、詳細を具体的に教えてください。 10点目が、工事施工において地元の建設業者さんや、大工さんにお願いして、チームを作っていただき、地産・地建方式で建設することを望みますが、検討されたのでしょうか。お答えいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高尾貫議員の一般質問にお答えいたします。 はじめに、10項目より具体的にお示しをいただきましたので、お答えを申し上げます。 新園舎建設に伴う計画を町民に具体的に示せの1点目、東側の幅広の側溝に蓋を付け道路幅を拡幅しての使用についてでありますが、11月15日に開催しました新園舎周辺住民の説明会の折に、交通混雑解消のため道路拡幅が必要との要望を受けました。現在の町道幅員は4メートル、水路分の幅員が1メートル、合わせて5メートルの幅員が確保でき、普通車のすれ違いが可能となりますが、用水路のため水利組合や利用者、周辺住民との協議が必要となります。また、道路拡幅には水路反対側の一部、家も建っているところもありますが、そこは無理ですけれども、一部拡幅等も含め、検討してまいりたいと思います。 水利組合の皆さまからは、ご理解がいただけるのではないかと思っております。 2点目の、盛土計画についてでありますが、現在、造成設計、建築外構設計の業務委託を進める中で、防災減災を考慮した造成の経済的設計と安定地盤の確保のため、現地盤より1メートル程度、道路面より50センチ程度、全敷地での盛土を検討しております。 3点目の、新園舎の建築概要の町としての設計方針についてでありますが、町では新園舎整備検討委員会、あるいは保育士等の意見要望を受け、未来を担う子どもたちが、笑顔にあふれ、安全で安心して通園でき、防災減災対策による公共施設のモデルとなる新園舎整備を行っていくことを設計方針にしたいと考えております。 4点目の、園舎の採光の確保や安全性についての計画についてでありますが、園舎に採光を取り入れる必要性と、お昼寝時は採光を閉ざす必要もあります。設計上、自然採光の取り入れのための高窓設置等の工夫や、また、安全性については飛散や衝突防止の確保に努め、建物は鉄筋コンクリート造の強固な構造として耐震性を高め安全性を確保します。 5点目の、園児等の送迎時の安全性の確保策についてでありますが、十分な広さの送迎用駐車場を確保し、送迎用駐車場から園舎までの入口部分を歩車道分離とし、安全性を確保したいと考えております。 6点目の、年々変化していく保育ニーズに応えるためのサービスの計画についてでありますが、保育ニーズによる計画として、施設内に「保育室」「遊戯室」「事務室」以外に「自園調理方式による調理室」「一時預かり室」「病後児保育室」、また、子育て支援センターの併設整備の要望を受け検討しており、新園舎を、町の保育と子育て支援の拠点施設にしたいと考えております。 7点目の、施設の機能、実用性、品質などメンテナンスに配慮できる計画についてでありますが、施設の機能として事務室を中心にした管理ゾーンと保育ゾーン、遊戯ゾーン等に機能を明確に分け、園児や保育士が利用しやすく管理しやすい実用性のある整備計画とし、建物の外壁や屋根、内装材も長寿命化が可能で維持管理しやすい材料を採用し、自然採光や風通しの工夫、断熱材等の使用によりランニングコストの縮減を図ります。また、トイレ等の設備のメンテナンスへの配慮を考えております。 8点目の、建設予算内に収めるための設計、建設上の配慮の考え方についてでありますが、11月中旬に建築外構設計と、造成設計の業務委託を契約し、設計業務を進めております。 保育ニーズや、要望等に応じた施設整備内容による面積の拡大や、防災減災対策による整備内容の必要性、充実要件の追加がある中で、できるだけ低コスト化を図りたいと考えております。 9点目の、建築床面積、建築延べ面積、園舎内外の施設等の配置計画についてでありますが、当初は750平方メートルから1千平方メートルを想定しておりましたが一時預かり室、病後児保育室の整備、また、子育て支援センターの併設整備の要望、一時避難のための一部2階建てを考慮し、現在、1千平方メートルを超える面積で、建築外構の基本設計を検討しております。 配置計画につきましては、園舎を中心に運動会ができる園庭や送迎用・職員用・行事用の駐車場等の配置を基本設計で進めております。 10点目の、施工における地元建設業者等による地産、地建方式の検討についてでありますが、建築工事の発注は、設計金額により、一般競争入札になる見込みですので、一般競争入札への参加要件を満たす地元業者等の参加意思によります。また、地産地建方式につきましては、内装材等に県産材の使用を考慮したいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  ほかに質問はありますか。 高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございました。 今日現在で、町長から答弁をいただきましたが、何点か、私自身が理解でいないのか分からない点が、何点かありますので、もう少し具体的にお伺いさせていただきたいと思います。 まず最初に、保育課長にお伺いしたいと思うんですが、11月24日の全員協議会の説明資料の中で、農道水路の払い下げ分400平方メートル、示された図面でいくと、どの部分ということで理解してよろしいのか。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  農道水路の用途廃止につきましてですが、前にお話しました図面の中央部に農道が走っています。その部分と、あと敷地の中の奥のほうの三角になっている部分ですが、そちらの部分の三角部分のところの農道部分の一部を用途廃止できればということで考えております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  分かりました。 北がこれだから、上の左側でいいのかな。 というのは、要するに当初は7,700平方メートルであったのが、400平方メートルプラスですから、8,100平方メートルということで、全部でトータル8,100平方メートルという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  現在用地測量をしている中で、ただ今の敷地の中央部分のところと、あと奥の三角のところに行くところの三角部分の農道に接続するところを合わせまして、現在、概算で8,200平方メートルほどになる予定です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ということで、トータルでは500平方メートル増えたということで理解していきます。 それから、2つ目ですが、先ほどの町長の答弁の中で、11月15日の開催の新園舎建設の地域の皆さん方の説明会の中で、交通混雑緩和、特に園児送迎による混雑緩和と、いわゆる側溝に蓋をしてほしいという要望が11月15日にはあったということでいいんでしょうか。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  11月15日に新園舎周辺の住民の説明会をさせていただいた席では、こういう要望がありました。 以上です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  分かりました。 ぜひ、応えてあげていただきたいと思うんです。ただその時に、私もその後、周辺の住民の皆さまのところにお伺いをして、お話を聞いたところ、あとで説明を、後程説明しますというように、その場では答えられなかったということだったんですが、私は、こういう非常に大事な、公共施設を建てる場合には、やはり当該の担当課長だけでなくて、農林の関係だとか、あるいは建設課も出向いて行って、一緒に、縦だけで行くということですと、やはりスムーズにならない、その説明自体が流れないので、これからもそうですが、誰が行けということではないんですが、説明責任ができる立場の担当課長がきちんと行って、複数で行くなりして、説明をしないと、保育課長1人だけに任せるということは、果たしていかがなものかと思うんですが、町長お答えください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  この新園舎だけではなくて、今後体育館、町民会館、この後ご質問等で答弁する中身がありますから、それ以上は申し上げませんが、大きな施設の建設があります。 それで、今考えているのは政策推進課の中に施設建設係を新設して、スタッフを少し充実させて、その担当課だけでは今、ご指摘のように、トータルの質問に対する答弁が難しいと思いますので、役場内でしっかり統一した見解をもって、そこの部門が質問に対して回答するということをしていきたいと思っています。 指摘の、いろいろな各課が横断的に関係するというご指摘はそのとおりでございまして、ただ、その場へ行ってバラバラに答弁していたなら、これまた収集がつかないわけで、役場の中で統一した見解を、しっかり持って会に臨み、ご答弁を申し上げるという方法がいいかと思っております。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございました。 ぜひそういうことでお願いをしたいと思います。 これは参考ですが、これまでにもこの水路には車が過去に何回か落ちたという例があるということも地元の方からお聞きしましたし、それから朝夕の混雑緩和として、車のできれば退避場所を造ってほしいというような、たぶんそういう要望もあったかと思いますので、そこは検討していただくということと。 それから、水路と農道のところにパイプ式のベルトですか、そういったものをきちんと設置し、送迎の安全を確保してほしいと、こういうたぶん要望があったかどうか分かりませんが、そこはぜひ、ご検討をしていただきたいというように思います。 それから、朝夕の通勤道路の状況、たぶん調査をしたというように伺っていますが、その結果はどのように受け止めているか、ちょっと教えてください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  時間帯で、朝夕ピーク時の交通量の調査はこれからしっかりやらなければならないと思っています。調査費を計上させていただき、しっかり交通量の調査をし、対応していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  高徹君。 ◆3番議員(高尾貫君)  3番のところで、園舎の建築概要についてお話させていただきましたが、保育所、幼稚園もそうですが保育所は特に0歳から係るわけでございますが、家族と離れてすごす、最初の場所ということで、保護者が安心して子どもを預けられ、しかも園児も安心して過ごせる場として、そのために10のサブコンセプトまで細かくつくっていただいたわけでございますけど、たぶんこれがということではありませんけど、このコンセプトの中で、本当に力を入れていかなければいけないというのがいくつかあるんですが、ただたまたまコンセプトの中に、複数重なるようなところもありましたから、あえて質問をさせていただくんですが、どの点に力を入れていくのかという、そこのところだけ聞かせてください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  やはり幼児教育の本当に根幹は、高尾議員もそういうお考えだというように思いますが、心の教育であると思っています。一番大事な、幼児期の心の教育というか、そのことをしっかり取り組めるようなことを、やはり第一に考えていきたいというように考えております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ぜひお願いしたいと思います。 先ほどの概要のところで、私はコンセプトの中にぬくもりがあるとかというようなこともあったりしますから、そういう意味で、木のぬくもりを想定した木造なのか、コンクリート造りなのかという質問をさせていただこうかと思ったんですが、町長のほうからコンクリート造りということで、一部2階ということでおっしゃられましたので、そこはあえて触れませんけど、本当は庁舎内全体で、本当は木材にして、県産材を使って、そして森林整備加速化の県の費用を、補助金ですか、使ってもらえれば最高5割まで、最近は3割くらいになったみたいですけど、そういう意味では、ぜひそういったものも使ってほしいという思いが強かったものですから、あえて概要の質問をさせていただいたんですけど、実はそこにあったんです。 先ほど、最後のところへんで、答弁の中で内外装の部分については県産材を使うということをいただきましたので、そこで今まで約6億8千万、その金額から少しでも低廉でできるようなそういう仕組みづくり、計画づくりをぜひお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。 それから、これはあそこの地域、新園舎の地域が最高の確保と安全性という部分で質問させてもらったんですが、あそこの地域の園舎として、日射時間といいますか、そういったものが非常に長いということでございますから、先ほど高断熱化とか、あるいは通風の問題、それから遮断熱の問題、あるいは日射コントロールで自然を生かした生かし方をしたいということですので、それはそういうことで受け止めてよろしいでしょうか。 ありがとうございます。 それから、これは遠方通園の関係ですが、原則的には保護者送迎というものは、原則だというように伺っておりますが、開園の前に保護者にはバス通園やりなさいよということは、私のほうからは言えませんが、もしそのようになった時に、側面から町としてはそういった手助けをすることができるのか、あるいはそういったことを将来的には検討していく余地があるのかどうか、ちょっとそこを聞かせてください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  とても大事な点だと思うんです。町内には、私立幼稚園等々ありますから、その幼稚園への影響等も十分配慮した交通手段も考える必要があるのかなというように思います。 今後、今のご質問の点につきましては、最新の注意を払いながら、検討していきたいと思っています。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  そうですね、やはり他に私立幼稚園などもありますから、ぜひそのへんはご配慮をお願いしたいと思います。 年々変化していく保育ニーズということで、どのようにサービスを応えていくかという話ですが、まず早朝保育、延長保育等々にも配慮していく予定があるのかどうなのか、そこを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  現在、標準時間としまして朝7時半からということで保育の受け入れをしております。現状で早朝の関係はいいかなと思っているんですが、また要望を受けながら、そのへんの早朝の関係の延長保育等を検討していきたいと思います。 夕方は6時半ということで、標準時間になっています。そのへんも要望があれば、また検討していきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 というのは、早朝なり、夜間、夕方の保育をやることによって、結果的にはそれだけの人件費、ランニングコストがかかるわけですから、そこは慎重にということを伺いましたので、そういうことでぜひお願いをしたいと思っています。 いただいた資料の中で、平成23年から平成28年の中で、おおよそこの中でいきますとこの数年間はおおむね100人を超えているんですよね。いわゆる預かる子どもさんの、私が心配をしているのは、子どもの出生数、これからどう変わるかというのは、町の今のお子さんの出生をする数字を見ると、非常に心配なところもあるんですが、開設31年4月以降から、おおよそ10年くらいのシミュレーションは作ってありますか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  詳細なシミュレーションはまだ作っていないんですが、子どもの出生率は低下しますけど、今、保育のニーズとしまして0歳、1歳等の関係の人数等が増えていますもので、そのへんも考慮していきたいと思います。 以上です。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ちょうど出生数ですね、非常に落ちたときがあったんですが、今はかなり持ち直してきたというか、1ポイント、1.5ポイントくらい上がり始めてきていますから、定住促進、そのほかいろいろな施策の中で、子どもの数が持ち直してきているかなと、数字の上でですね。そんなことを答弁させていただきます。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ぜひ将来のことを考えつつも、含めてぜひシミュレーションは作っておいたほうがいいのかなと思いますので、ぜひお願いをしておきたいと思います。 それから、ちょっと私が聞き落してしまったのか分かりませんが、もちろん0歳児から5歳児で、それぞれ園児の年齢によって、栄養だとか、食事の配慮は当然しなければならないんですが、自前での厨房でやるという話は、先ほどございましたが、つまりなぜそのことを言うかというと、0歳児に、2歳児に切ったトマトをそのまま出すとか、あるいは丸いまま出すというところもあるように聞きましたから、そういうことの心配をぜひ省いていただきたいということを、あえて申し上げておきたいというように思います。 先ほどのいわゆる保育ニーズの関係ですが、現在の保育に伴う、いわゆるこれからの保育に対してもそうですが、保護者への相談対応だとか、それから病後児、病に病院で入院された、そのまま場合によってはご夫婦共働きでいかなければならないというようなときに、その後、すぐ保育所という話になった時に、その時にはそれなりの例えば看護師、資格のある看護師を配置しなければならないとか、そういうことまで出てくるんですが、そのへんのことはどうなんでしょうか、ちょっと聞かせてください。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  病後児の関係ですが、看護師等の関係も、現在も今大塚保育所のほうで病後児保育の関係を対応しているんですが、毎日あるものではありませんので、登録制をさせていただきまして、そういう申し込みがあった時には対応をさせていただくような感じでやっております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  分かりました。 ぜひ、お願いをしたいと思います。 あと先ほどランニングコストの話をさせていただきましたが、たぶん熱源だとか、それは設計の段階ですから、多く語りませんが、熱源機だとか、そういったものはやはり集中設置だとどうしてもお金がかかりますよね、かなり集中設置というのは、だから分散設置でやっていくのかとか、そういったこと、空調設備の計画などはランニングコストの関係も含めて、どのように考えているのか、そこをお聞かせください。 ○議長(有泉希君)  保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  ただ今の空調方式等のランニングコストの関係ですが、今、基本設計の中でいろいろ検討しておりまして、どうしていくというのは具体的に出ていませんが、検討させていただいているということで、ご承知していただければと思います。 以上です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  あとは町長のご答弁でありがとうございますと言いたいんですが、これもおそらく検討されていることだろうと思うんですが、遊具の配置だとか、それからさまざま施設の関係ですね、そういった配置は、もちろん準備検討委員会がもちろん設置してありますから、その準備検討委員会の中でおやりになるということはいいんですが、その準備検討委員会の中に、やはりしっかりした遊具や、そういった施設をきちっとしていくには、準備委員会だけではどうかなという部分も、私は心配がありますから、ぜひそこに経験のあるプロパーを臨時で雇用して使うとか、そういったことを考えていく必要があるのかなというように思います。そのまま検討ということになろうかと思うんですが、ぜひそういうことを、経験者を準備検討委員会、準備委員会の中に入れていくということも非常に大事だと思います。そのへんのことについて、町長、ぜひ聞かせていただきたいと思っています。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  とても大事なことだと思います。 検討委員会での議題の項目をお示しをして、会議をするわけなんですが、その項目によってそういう方をお招きして、ご意見を聞くということは十分可能かというように思っております。 そういうことは十分対応していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  10番目の、工事施工のところで、何点か再質問をさせていただきますが、11月24日の園舎の整備事業説明資料の中で、富士見保育所の有効活用についてという資料説明を受けたんですが、ぜひ私は、それは有効活用で非常にありがたいと、地元の人はそう思うんですが、十分な耐震対応、これはしっかりしなければ当然ならないと思いますよね。もう地区40年以上経っているわけですから、その部分と、それからあの周辺の人たちですが、真夏日に子どもが市川小学校のプールまで来るというのは、あの暑い中を舗装道路で、子どもさんの場合はより補装に近いわけですから、もっと暑さを迎えてしまうという状況の中で、プールに行くのが非常に大変だと、遠くて大変だという話も伺いましたし、そのことも今後ぜひ、こちらにプールがあるのにいかがなものかと思うんですが、そうは言っても少なくともそこは現存で暫時していくという話であれば、そこはぜひ手を入れてやっていただくということを検討をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  基本的には、学童保育に活用したいと思っております。 児童数もある程度いらっしゃいますから、学童保育としての場所として、今必要な整備をする必要は、耐震の問題、それから夏のプールの関係等も出てくるのかなという感じがいたしますけど、学童保育として、設備を使いたいと、そのために必要な設備の整備は行っていきたいというように考えております。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ぜひお願いしたいと思います。 最後になりますが、初めの項でも申し上げましたが、市川大門の体育館、町民会館、図書館、さらに職員駐車場や町有地、その他を最大限提供していくという、答弁に基づきまして、ぜひ町民の皆さんにも詳しく説明できる機会を早く設けてほしいと思います。 これはもちろん、土地の買収の問題とか、さまざま買い入れる関係でいろいろなことがありますが、大規模な公共施設を手掛けるわけですから、費用捻出は当然入念に行っていただかなければいけないだろうし、それから当然補助金も、県からの補助金、あるいは国の補助金などをうまく使って、活用するなどして、できるだけ町民のご負担を少なくした計画をしていただいて、より丁寧な説明をぜひしておきたいと思うんです。私も、こうして自分で今質問しているんですが、本来ならばこの質問の前に、さまざまやはり行政の立場で議会に対して、これこれこうだという進捗状況なども含めて説明すべきだというように思います。ぜひ私が、一般質問でわざわざするような対応ではなくて、受け身の対応ではなくて、ぜひ行政の立場で積極的に能動的にぜひ発信をしていただければというように思います。あえてそのことは、付け加えさせていただきたいと思います。 質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第3番、高尾貫君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後1時といたします。     休憩 午前11時55分-----------------------------------     再開 午後12時59分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 第14番、村松武人君の一般質問を許します。 第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  議長より、許可がありましたので、一般質問を行いたいと思います。 12月8日、今日は今から75年前に太平洋戦争が、勃発した、開戦になった日であります。 旧日本軍によります米ハワイ真珠湾を攻撃した日でもあります。5月には、オバマ現大統領が、現職米大統領といたしまして、初めて被爆地の訪問をし、核兵器のない世界実現に向けた決意を表明しております。 また、安倍首相におかれましては、太平洋戦争の発端となりました真珠湾攻撃の米軍犠牲者を追悼し、不戦の決意を表明したことが報道されております。 本年は、戦後70年という年を迎えまして、戦没者の慰霊法要とか、それから世界平和を願う記念大会が日本各地で執り行われましたことは、皆さんもご承知だと思います。と同時に、不戦の誓いを新たにした年でもあります。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず第1点目の質問ですが、黒沢バイパス開通後の地域事業の今後の計画および、方針についいてお伺いをしたいと思います。 1番の中で、特に道路河川整備と水害時の対応につきまして、3点くらいに分かれておりますが、1という項目の中でイロハをしておりますので、それに従いまして質問をさせていただきたいと思います。 黒沢交差点より黒沢郵便局までの道路東側の水路の修理と側溝溝蓋の整備につきまして、ご承知のとおり毎年地域要望でお願いがしてあるところであります。バイパス開通した後には、抜本的改修をするとの回答をいただいているわけでございますが、再度質問をさせていただきたいと思います。 この道路は県道が町に移管されることだと思いますが、その時期等、今後の計画について具体的にお答えをお願いしたいと思います。 ロの豪雨時に関して一級河川富士川兎の瀬改修が行われまして、新川の川底が浸食がひどく、何カ所かが増水時に危険なため新たに県に調査、改修のお願いが町としてどのように対応していただいているか、併せてお伺いしたいと思います。 次に、これはイと関連することなんですが、黒沢地区の広域下水道工事の今後の予定等をお伺いしたいと思います。 よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  村松武人議員の一般質問にお答えします。 道路河川整備と水害時対応の1点目、黒沢交差点より黒沢郵便局までの水路修理と側溝整備についてでありますが、現在、主要地方道市川三郷身延線につきましては、毎年地域よりご要望をいただき、山梨県峡南建設事務所と協議を重ねているところであります。道路移管手続きにつきましては、平成27年4月より、市川大門駅入口交差点から黒沢交差点間については、協議・整備後、町道移管を完了しております。本件につきましても、今後の移管手続きの際には、ご指摘の側溝整備および移管区域内、全ての整備を実施していただくことを、山梨県と協議・調整を行ってまいります。なお、移管手続き等の時期につきましては、下水道事業完了予定の平成33年度以降を予定しております。 2点目の、新川河床の侵食についてでありますが、昭和57年の台風を起因に、昭和62年度から平成7年度までの13年の歳月でありましが、期間で禹之瀬河道整正事業を実施していただきました。 ご指摘のとおり、一級河川富士川の流下能力向上により、新川の河床の低下、および護岸の洗掘箇所が見受けられます。災害等の観点から、山梨県峡南建設事務所と協議を重ね、安全確保の要望を引続き行ってまいります。 3点目の黒沢地区の下水道工事の今後の予定等についてでありますが、現在、黒沢郵便局付近までの実施設計は完了しており、平成29年度の管渠布設工事につきましては、黒沢交差点から妙学寺入口までの区間を予定しております。 同じく平成29年度に、黒沢郵便局付近から市川南小中学校までの区間の、実施設計を予定しており、平成30年度に妙学寺から黒沢郵便局付近まで、平成31年、32年度の2カ年で黒沢郵便局付近から市川南小中学校までの管渠布設工事を予定しております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  ただ今の答弁ですが、市川の大門駅から黒沢交差点までは27年度に町道が移管されて、その間、水路とかいろいろな事業はやっていただいているということは承知しているところでございます。 今の黒沢交差点よりも上の上流にわたりまして、黒沢郵便局までの間の協議、それから協定と言えば概ね分かったわけなんですが、移管されるのは約4年後の、平成33年度ということでございます。その間に一応下水道工事が29年、来年ですか、設計等々の実施計画は済んでいるということで、あとは布設替というか布設工事が29年度からということでございます。 それで、この31年、32年が小学校の上までということで、毎年1年に100メートルから150メートルをやっていただけるということだと思うんですが、それから上までの間が31年と32年ですね。下水のほうが32年に終了をして、33年度に移管をされるのではないかということでございますので、できるのであればこの間に部分的にも交差点から上までの間、郵便局までの間の、側溝の蓋ですね、蓋は同時進行でできないかどうかということです。できるのであれば、下水をやるときに、29年度からやるわけだから、それであれば29年度から下水をやるんだからそこの水路も、水路の側溝も同時に進行してやれば、いっぺんに上まで行かなくても、順次できるのではないかと思うんですが、そのへんはいかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  下水道の管渠敷設が優先なんですが、ご指摘のとおり、道路北側というんですか、側溝の整備につきましても、峡南建設事務所、県との協議をしっかりやりまして、今のご要望に沿えるかどうか、努力してまいります。今ここでそうしますというご答弁はできませんけど、県との協議をする中で、実現できるように取り組ませていただきます。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  今の答弁でいきますと、県とのこれからの協議、調整が大変必要だということで、これは十分理解をしておりますので、それはできるだけ早くお願いをしたいということです。この場合、あくまでも県道ということですので、水路の側溝に関しましては、県の予算でやるということでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  そうです。町費ではなくて、県費でやっていただくということで交渉します。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  当然これは県費でやるということですから、あまり早急にやるということもどうかなと思うんですが、やはり担当課のほうは県に対しまして、今後この協議、それから調整等、なお一層の努力をしていただいて、できるだけ早い時期にやっていただきたい。それはどういうことかということは、下水のほうは町と広域ですから、ある程度県費になくてやるわけですから、これは町でやることだからいいんですが、片方、県費でやるということになりますと、これはどうしても移管されてしまえばそこで終わりですから、移管する前に、これは100%やっていただけるという確約が取り付けてあるのか、そのへん等、まだこれからそのへんは再度お話をするのか、分かる範囲でいいから教えてもらいたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  現在は県道ですから、県道に関する側溝ですから県費でやっていただくという答弁をいたしました。下水道管渠布設につきましては、町の事業ですから町費でやるということでございます。 大門駅入り口交差点から、黒沢交差点まで移管いたしましたが、平成27年度に完了しておりますが、すべて県費で整備をしていただいた後に、町に移管をしていただいておりますから、それと同じような手続きになるかと思います。 ○議長(有泉希君)  村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  大門から黒沢交差点までは、27年度に移管される前に県で大方の工事をやっていただいて、町でほとんどお金がかからなかったということですから、これからも黒沢交差点から、上流に関しましても、そのような形でできるのであれば1日でも早くお願いをしたいと、かように思うところであります。 それから、下水に関しましても黒沢の西側地区、私たちは「うらんがわ」というけど、そこにつきまして下水の工事は現状やっているようなんですが、大久保地区に関しましては、今どんな形で進行しているか、お伺いしたいです。 ○議長(有泉希君)  下水道係長、立川潔君。 ◎下水道係長(立川潔君)  大久保という地区なんですが、具体的にどのあたりか分かればありがたいんですが、教えていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(有泉希君)  村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  大久保地区というのは、黒沢の交差点がありますね、交差点から右に行ったほうは駅のほうに行く道なんですが、あれを左に行った一角です。あそこはたぶんやっていないんではないかと思うんです。私はまだやっていないような記憶がしていますからお尋ねしているんです。 ○議長(有泉希君)  下水道係長、立川潔君。 ◎下水道係長(立川潔君)  大久保地区のほうにつきましては、もうすでに終わっております。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  今、鰍沢口駅の便所の工事をやっているんですが、駅前につきましてもまだ下水が入っていないということで、その辺も前の話ではすぐにもやっていただけるということですので、黒沢地区があまり自分のところをあまり早くやってもということがありましたので、黒沢地区をやるときに同時進行くらいで駅前のほうもやっていただきたいなと思います。 それは、以前の話の中では、この地域は富士川の下水が入っているということで、できるのあればそこにすれば、わざわざ市川のほうだけで下水を掘らなくても、それに連結していただければというお話をいただいているんですが、そのへんはそのとおりでよろしいのか、再度確認をしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  下水道係長、立川潔君。 ◎下水道係長(立川潔君)  鰍沢口駅前のとおりなんですが、来年度の設計に含めて、一緒に設計を行いたいと考えております。 富士川町のほうの管渠から、直接汚水桝を取り出す計画で、富士川町のほうと協議を進めてまいりたいと思います。
    ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  先ほどの新川の河川の改修につきまして、お願いをしてありました。これは57年、56年度に内水という形の中での水害という、そういうものがあったんですが、これは現状では早い時期に排水機場のポンプがありますので、早い時期にこれはやっていただけるから、この水害はある程度理解をするし、解決をしていると思うんですが、黒沢地区は、昭和20年に新川が決壊したという、大きな災害というか、水害が実はあったんですよ。これはほとんど大方の方は知らないんですけど、私たちは4歳かそのくらいのときだと思うんですが、その時に大変大きな水が来て、実は駅前地区もその当時は1メートル50くらい水がついた経緯があるんです。私たちまだそのころはそこにいたわけではないので、駅前については全く分からなかったんですが、その時の水害というのは、現状でも大変に危険だということで、現在も語り継がれておりますので、新川に対しまして、再度私も再度そのへんをどうなっているかなということをお伺いをしているところでございます。 県のほうも、これは河川の修理というか、河川の状況におかれまして、数回工事をやっていただいているということは、私も十分承知をしております。面積におかれましても、下から順にやっておりますから、何区画の区間を分けて、その工事はやっていただいていると思うんです。最近また特に河川の、河川敷はいいんですけど、河川の土手際というところが相当浸食をされているので、再度見ていただきたいということで、これは建設課のほうでも再度そのへんは県にも依頼して、現状どうなっているかということも、私も聞き及んではおりますけど、今後そのことに対しましても、県にもう少し強力のアピールをしていただきたいと思うわけでございます。 それと、これは関連でお聞きしたいんですが、この今の黒沢地区が、もし万が一新川の水害が生じた場合には、今の避難場所というのが黒沢地区には全くないような状況なんです。それで、たぶんそのときの黒沢地区の災害時の避難場所は、たぶん市川南小中学校になっていると思うんですが、ただ水害マップのときにも話が出たんですが、そこは場合によっては、その場所の近くは地滑り地域とか、それから急傾斜の崩壊、崩落とか、そういうところが近くにあるということで、あまり立地はよくないのではないかということを指摘をされたり、指摘をした経緯がありますので、そのへんにつきましても、今後の課題になると思いますが、そのへんの市川南小中学校の周りは崩落地域とか、それとも地滑りの対象にはなっていないと思うんですけど、そのへんを再度お聞きしたいです。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  避難場所につきまして、町のほうで一方的にこの場所というように決めることはどうかという感じもするんですね。 地域のご高齢者の経験値とか、そういうのがありますから、長い経験の中で、あるいは歴史の中で、ここなら安全ですということは、役場の職員より地域の方のほうがお詳しいかも知れないですね。より安全であるか、絶対安全というところは、それはあり得ないと思うんですが、より安全であるかというのは地域の方がここなら安全かもしれないと、長い歴史の中でここは大丈夫だったというところが、きっとおありだと思いますから、町が地域と十分、ご意見やご指導を仰ぎながら、決めさせていただくというのが、一番いい方法かなと思っております。今後、そのような取り組みを担当課ではしていただくようにしたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  水害に関しましては、少し話が横に行ってしまいましたので、それで今後ともそのへんのところはよろしく検討をしていただきたいと思います。 それと同時に、旧鰍沢町地区におかれましては、鰍沢町も私の会社自体が3階なものですから、水害時には避難場所ということで指定をして使わせてくださいと、そういう依頼もありましたので、そういうことも地域のほうへ相談をしていただければ大変ありがたいと思います。 これは要望といたします。 次の、2点目の質問をさせていただきます。 道路新設につきまして、黒沢バイパスより大木・法師倉地区に接続する道路建設について、この道路建設の必要性、また利用つきまして、数回にわたり質問させていただいております。また黒沢バイパスへ連結する新設道路建設の要望が地域より毎年出されておりますので、このことについてもお願いを申し上げているところでございます。 特に県警ヘリポートがありまして、被害時の有効利用等をはじめ、必要道路建設ではないかと、かように思うところでございます。 この道路新設によりまして、いくつかのメリットがあるのではないかと思うんです。先ほども話の中でありましたように、黒沢地区の万が一の場合ですね、水害時の避難場所としても可能であるということ、それから人口増、定住促進住宅建設に適切な場所でもあると思います。 現在利用しております大木法師倉線は一時期県道格上げを県に依頼した経緯もあり、県道昇格にはいくつかの条件が揃わないと無理であることは聞いております。これがそのために断念した経緯があります。新道建設により県道昇格が可能だということを併せて、計画の推進をしたいと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  道路新設についてでありますが、山梨県が平成27年1月に供用開始をした、県道・黒沢バイパスから大木地区に接続する道路計画につきましては、長年の懸案事項として、承知しているところであります。 大木・法師倉地区は、富士橋からの一方向のみのアクセスであり、防災上の観点からも、代替路線が必要と考えられます。本件につきましては、新設道路計画、および県道格上げ、別ルート等の検討を行い、山梨県と調査費の計上も含めた協議を重ねてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  この事業は、たいへんお金もかかることであって、たいへんに難しい問題だと思いますが、今後とも県に対しまして、調査費等々計上するのも、県とのパイプを太めまして、何とか協議を重ねていただきまして、1日も早い調査費を計上していただきたいと思います。 私、先ほど申しましたように、この地域、やはり人口増に対しましては、定住促進住宅等が非常に計画するにおいても、地域の皆さんも協力いただけるという理解もしてありますので、たいへんありがたいことではないかと、かように思うところでございます。 この地区におかれましてというか、大同全体の中で、ここに大同地区の財産区の所有地が多く実はあるわけなんです。ですから、用地等の必要性に応じては、そういうところも提供できるのではないかということで、そういうことも多少なりとも経費が削減というか、負担が少なくなるのではないかと、かように思うところでございます。 また、この道路も利用というか、こういうことにおかれまして大木地区は中山間地総合整備事業計画の中で、補助事業もやっていただきまして、農地も相当そこに実はあるわけでございます。 ですから、来たから今そこに農業を貸してくださいということで、農地を利用している方も多少あるということで、たいへん農業でもそれを従事する人が大変あるということでございます。 それですので、場合におきましてはそういう中山間総合整備事業計画等々の中で、そういう事業計画ができないのか、もしできるのであればいかがなものかなということで、そのへんちょっとお伺いしたいです。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  県道への格上げとか、町道に場合によったらこだわらないで、あるいは農道、あるいは林道のような形で道を通すという手もあるんです。早川町とか、向こうの山間地へ行くと林道で通してというような計画なんですね。 ですから、必ずしも県道への格上げ、町道でということではなくて、農道、もしくは林道で開けて、そして切り出した木材なんかを出すことも可能ですから、そういうことも県としっかり協議をしながら、一番可能性のあるものをやはり見つけ出していくというか、探し出していくというか、そういう協議も柔軟にやる必要があるのかなという気持ちもあります。いずれにしても、黒沢バイパスのほうに抜ける道路ができるということのほうが大事ですから。 もう1つは、富士川左岸から、鹿島のほうから入る道路も可能性があるわけで、いずれにしてもいろいろなルートの中で、県が一番取り組んでいただけるような方策を、町としっかり協議をしながら見つけ出していくということも必要ではないかと考えております。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  今、町長のほうからも農道、もしくは林道ということも可能性としたらあるということですので、またそれは、どうしてもそこに県道にしてほしいということではなくて、あくまでも布設する道路とか、いろいろなことを必要ということですから、もちろん林道でもよろしいし、農道でもよろしいですので、中山間地整備事業計画等、ほかの事業等が可能であれば、その辺の予算を計上して、推進をしていただきたいと、かように思うところでございます。 それから今、鹿島までという、富士川の右岸ですか、こちら側をという町長から案がありましたので、実は富士川町と市川三郷町で、今、鹿島から六郷までのトンネル工事ですか、何かそれへの計画も数年前にあったんですが、一度それが非常にトンネル自体の軟弱の危険とか何とかということで、棚上げみたいになっていたんですけど、またそれが再度お話が出た中で、そういうことも実は話の中で出ておるわけでございますが、できるのであれば、そういうことも可能ということであれば、どうしてもバイパスからということでもなくても、法師倉まで抜ける道路、それはすることによって、今度は六郷に通じるトンネルができれば、中部横断道もその地域の人は利用をしやすいということも踏まえる中でのことですので、またそのへんも再度県とのお話をしっかり進めていただきまして、いずれにいたしましても早い時期に、調査費だけは計上していただきたいと、かように思うところでございます。 これから地域といたしまして、何かこの道路計画推進に対しまして、何かこういうことをこうにやったらいいということのアドバイスがありましたら、またその辺を、お聞かせ願えればありがたいと思います。 現状で何かやろうとする方には、地域ではこういう活動をしたほうがいいということがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  鹿島・落居トンネルの話が出ましたから、ちょっとお答えをいたします。組織を改めてまた発足しまして、スタートはしております。当時、中部横断自動車道の宮狩トンネルのルートが明確でなかったわけでして、鹿島・落居トンネルをやはり抜くときに、交差するのか、並行して少し、その上下にならないような、設計にするのか、その辺で時間がかかったと思います。 先日も、県土整備課のほうに要望に行きました。最初に行った時の感触よりも、少し前向きに何か取り組んでくださるような印象を持ちました。 富士川町と本町で協力して、鹿島・落居トンネルを何とか通して、そうしますと52号線までのアクセスがしっかり可能になりますし、また六郷インターから南部インターまでが無料区間になるという、国土交通省の新直轄事業で道路がつくられますから、そういう意味では六郷インターからの乗り降りというのは、ある程度多いんではないかと見込めますので、鹿島・落居トンネルというのは有効策であるというように思っております。 この事業も強力に、2町で協力して進めております。併せて、今言った大木・法師倉の関係の道路につきましても、関連付けて進めてまいりたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  今、鹿島から六郷までのトンネル工事も、以前と違った状況でだいぶ県との話等も、両町交えた話が進んでいるということですので、そのへんを踏まえながら、もしできるのであれば、別ルートということであれば、大木から法師倉線でもよろしいですから、そういう形の中で、これからもご検討をしていただきたいと思います。 それから、先ほど申しましたように、今後の活動につきましては、また町の執行部の皆さん方、何かいいお考えがありましたら、提案をしていただいて、地域で大きな塊をもって、この事業を推進していきたいと、かように思いますので今後とも1つよろしくお願いしたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第14番、村松武人君の一般質問を終わります。 続いて、第16番、一瀬正君の一般質問を許します。 第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に、公共施設の建設は、どのように進めていかれるのか、町の計画について質問します。 市川高校を現在ある場所に存続することが決定したことを、私は高く評価しています。市川高校と峡南高校、増穂高校が統合した新しい高校は、平成32年4月に開校の予定です。それまでに市川三郷町として開設が必要な公共施設の建設という重要課題が山積しています。用地提供する市川保育所は、富士見保育所と統合するための新園舎建設予定地の取得契約締結が10月28日に開かれた臨時議会で承認されました。私は、幼児施設の用地として敵地でないことを具体的に指摘し、反対しました。 町民が集う公共施設の建設ですから、それぞれの施設の目的に沿った場所であることが重要だと考えます。そして、建設には多額な費用がかかります。保育所、新園舎建設だけでも7億8千万円の建設費が示されています。町にとって、より有利な起債や、補助金の確保なしでは、この大事業は実現できません。どういう展望を持って、この大事業に取り組んでおられるのか見えてきません。私は非常に不安です。 町長の任期は1年を切り、新高校開校までには3年しかありません。そこで、次の点についてお答えください。 1番目は、建設予定地について伺います。 第1に、市川大門町民会館の建設予定地は決定し、用地交渉は始めているのでしょうか。 第2に、市川大門町民体育館の建設予定地は決定し、用地交渉を始めているのでしょうか。 第3に、市川三郷町立図書館は、当初市川郵便局の隣接地へ建設を予定されていましたが、白紙になりました。新しい建設予定地は決定し、用地交渉は始めているのでしょうか。 2番目に、各施設を利用している関係団体、利用者の意見を聞くことは、用地の設定、施設の構造など、施設建設の上で非常に大事なことだと考えますが、この点はどのような方針で進めているのか、お答えください。 3番目に、市川大門町民会館の、1階和室は、八乙女自治公民館と併用されていますが、移転、新築後は八乙女地域の自治公民館はどのように対応されますか、お答えください。 4番目に、市川大門中地区公民館の改築問題について伺います。 私は、中地区公民館の地区住民ですが、中地区公民館の改築は長い間の悲願です。今度の大規模な公共施設の建設の中で、中地区公民館改築はどうなってしまうのかと、地元議員としては非常に不安ですが、町の計画はどうなっているのか、お答えください。 5番目に、公共施設の大規模な建設費用の捻出問題ですが、次の3点について伺います。 第1に、新高校建設に提供する公共施設の取り壊し費用はそれぞれいくらかかり、その費用は県および町では、どのように負担されるのか、お答えください。 第2に、建設費用について伺います。市川大門町民会館、市川大門町民体育館、市川三郷町立図書館の建設費用は、それぞれいくらと試算していますかお答えください。 第3に、建設する3施設の県、国の補助金、有利な起債などの働きかけは、具体的に進行しているのですか、お答えください。 6番目に、新施設の建設の開始、完成予定日について伺います。 第1に、市川大門町民会館はいつから施工し、いつ完成される計画ですか、お答えください。 第2に、市川大門町民体育館はいつから施工し、いつ完成される計画ですか、お答えください。 第3に、市川三郷町立図書館はいつから施工し、いつ完成される計画ですか、お答えください。 以上、1番目の質問とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えいたします。 公共施設の建設はどのように進めていかれるかについての1点目、建設予定地についてでありますが、市川三郷町立図書館は、現在同様に市川大門町民会館と一体的な複合施設として整備を検討しています。建設予定地につきましては、用地を選定し用地交渉を進めているところであります。 2点目の、各施設を利用している関係団体、利用者の意見を聞くことについてでありますが、現在、町議会・関係機関・関係団体・町民の代表を含めた建設検討委員会設置の準備をしております。建設検討委員会で意見を聞く中で、施設の規模・機能等を決め、整備を進めていきたいと考えております。 3点目の、八乙女自治公民館はどのように対応されるかについてでありますが、現在は、市川大門町民会館の和室を八乙女自治公民館として利用していただいておりますが、自治公民館ですので、八乙女地域の方と協議する中で、可能であれば新しい施設をご利用いただくことも含め、検討していきたいと考えております。 4点目の、市川大門中地区公民館の改築問題についてでありますが、中地区公民館につきましては、昭和38年に建設され、築50年以上が経過し、老朽化も進み耐震基準に適合しない危険な建物となっております。利用者・地域の方には大変不便をおかけしていますが、本年10月より使用を中止させていただいております。今後しばらくの間は、町民会館・図書館等の建て替えに伴い蔵書・備品等の一時保管場所として利用をさせていただき、その後取り壊しをしていく予定です。 また、新たな中地区公民館建設につきましては、現在の場所周辺の市川陣屋跡周辺整備も含め、地域の実情に合った整備を検討してまいります。 5点目の、公共施設の大規模な建設費用の捻出問題についてでありますが、既存施設の取り壊しにつきましては、市川大門町民体育館および市川大門町民会館、体育館北側倉庫、職員駐車場、旧放送施設は県が取り壊し、費用はおおむね1億7,700万円と聞いております。また、市川保育所につきましては、町が取り壊す予定でおおむね2千万円くらいを考えております。 次に、建設費用についてでありますが、市川大門町民会館と町立図書館は複合施設として考えており、建設費用は約16億円、市川大門町民体育館は、約13億円、両施設ともに用地費を含んでおります。合計29億円と試算しております。 また、県・国の補助金、有利な起債などの働きかけについてでありますが、補助金につきましては、県・国に働きかけを行う中で、今後も情報収集につとめてまいります。起債につきましては、合併特例債を予定しています。合併特例債充当率95%の、交付税措置70%であります。 6点目の、新施設の建設開始、完成予定日についてでありますが、施設整備に向けて、現在、用地交渉を進めておりますので、平成29年度に用地取得し、まずは基本設計を行いたいと考えております。基本設計が完了次第、両施設の詳細設計を実施し、平成30年度には、各施設共に建築開始できればと考えております。また、完成予定日につきましては、平成31年度の早い時期での竣工を目指したいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  私が一般質問の質問通告書を提出したのが11月18日でした。その後、大きな動きがありまして、11月30日の全員協議会の中で、政策推進課長から県の峡南地域単位制総合高校建設スケジュール案をいただきました。県のスケジュールによれば、町民会館と町民体育館は、平成29年10月に県へ引き渡し、11月から翌年6月まで解体工事が行われるという計画であります。 平成29年10月までには、あと10カ月しかなく、それまでに町民会館、町民体育館、町立図書館の建設予定地を決定し、買収し、建設し、使用できるようにしなくてはなりません。 先ほどの答弁ですと30年、完成は31年というようなご答弁でしたが、本来ならそういう形で進めなくてはならないと思うんです。そして莫大な建設費が、確保が必要となります。 そういう中で、保育所の新園舎建設だけでも7億8千万円でありまして、しかしこの7億8千万円を設定した段階においては、木造で1階建て、それが先ほどの高尾議員の質問に対してのお答えですと、2で鉄筋建てというと、果たして7億8千万円で足りるのかどうかというような問題も、新たに生まれているわけですが、市川三郷町にとって、これまでに経験したことのないような大事業であります。それだけに、町民の関心は深いわけです。ところが、議員である私は、知らないことばかりで町民の皆さんに質問されても何も答えられない。それが実態であるわけです。 先ほど町長は、そういう諮問を作って、利用者等のことを聞いてからというようなことなんですが、この町民会館、町民体育館、図書館、八乙女公民館が使えなくなる平成29年10月まで、残されているのは10カ月しかないという中で、本当に保育所新園舎建設地問題以外、議会への報告は今まで何もされていないわけです。 私もこの質問書を書く中で、そういうような町民からのいろいろな疑問が寄せられ、こういう噂だけど、あそこへ建てるだってというところまで、私のところへ聞きに来ていますが、私は議員としては何も知らないのが実態であるわけです。そういうわけで、議員としての具体的な質問をと思ってお聞きしたところです。 町民会館の建設予定地の面積は、何平方メートルを予定しているんですか、お聞きします。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  町民会館の建設スペースなんですが、現在も町民会館、図書館一緒に複合施設になっているんですが、2階建てを予定しておりまして、延床面積が2,300平方メートルくらいを予定しています。 敷地につきましては、5,500平方メートルくらいを予定しております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  課長が今おっしゃった、面積では、現在の町民会館と比べて広くなるのですか、狭くなるのですか、その点教えてください。 そして、その差は何平方メートルの差が出てくるのか。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  現在の建物なんですが、町民会館は3階建で3,136平方メートルあります。図書館が300平方メートルあります。合計で、3,436平方メートルあります。 現在、新しいところを予定している面積が2,300平方メートルですので、1,136平方メートル小さくなります。 以上です。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  試算した時は、図書館は別に造るということでの試算ではないんですか。小さくなる、今だって町民会館は小さいんですよ。今から町民会館の中身について質問をしていくわけですが、今だって狭いのに、何で現在が3,436平方メートルなのに、建設予定地は2,300平方メートルになるのか。 言っている意味が分かりますね。 ○議長(有泉希君)  暫時休憩いたします。     休憩 午後1時50分-----------------------------------     再開 午後1時53分 ○議長(有泉希君)  再開します。 生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  先ほど新しいところのスペースを2,300平方メートルくらいをと答弁をさせていただいたんですが、まだ検討委員会も立ち上がっておりませんし、中身についてもまだ検討されていませんので、現在のところ、まだ面積等は出ておりません。訂正をさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町民会館の予定地はどこを選定し、地権者との交渉に入っているのですか、予定地、ここで公表できないとしたら、それで結構ですが、交渉には町長も加わっているのかどうか、そのへんについて教えてください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  用地につきましては、先ほど町長が答弁されましたとおり、用地交渉を進めているわけなんですが、まだ決定していないということで、場所についてはお示ししていない状況であります。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  用地交渉につきましては、今のところ政策推進課が中心に進めさせていただいているところであります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  図書館の予定地が交渉を失敗したわけですね、ウェルシアになったわけです。図書館の建設予定地は、郵便局の隣というところであったわけですが、本当に土地交渉というのは、非常に難しい話であって、やはり町長の出番が、私は必要だと思って、そういう指摘をしているところです。その点についてはいかがですか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  当初、図書館をという思いの中で、そういう交渉に入ったことは事実で、ほぼご返事もいただいたのも確かです。しかし、地域の住民の皆さまから、やはり買い物難民の話がやはり出ておりまして、それも町にとっては、その場所がそういう施設になるということであれば、無理をしてそこに図書館をということは、やはりそれ以上交渉すべきでないという考えから、今の施設に付いての進行がされて、現在に至っているということでございます。 相手側は、かなり謝罪をされまして、ただそれ以上、町といたしましても、そこが地域の住民の皆さまにとって、やはり必要な施設であれば、それはそれで大きな目的であるという思いから、違う場所を選定するということに切り替えたわけでございます。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  やはり交渉には町長も加わっていくことが地権者との絡みの中では重要、どれだけ町が重視しているかと、この問題を重視しているかという上では、トップが出ていくことが非常に重要だろうということを、指摘しておきます。 それから、先ほども述べましたが、平成29年10月で町民会館は使えなくなりますが、いつから、先ほど建設工事をして、完成は平成31年を目指しているということですが、その間は町民会館はどういう形で使うのか、どういう形で、町民の今使用している人たちのために使うのか、図書館も当然同じことになるわけですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  町民会館と図書館がない間の対応なんですが、町民会館につきましては、町内にある地区公民館、中地区の公民館を除くんですが、地区公民館をご利用いただいていこうと考えています。 図書館につきましては、三珠分館、六郷分館が開設していますので、本館の図書等については、両分館およびインターネットで予約を受け付けし、両分館にて貸し出しを行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町民会館については、地区公民館を2つの地区公民館を利用するというようなお答えだと思うんですが、町民会館自体を使用している人たちには、どういう相談がされているんでしょうか。なくなることは分かっていて、私たちも知ったのが11月30日ということですね。私はもうちょっと時間が延びると思ったんです。そうすると建て替える時間があるだろうなと考えていたら、来年の10月にはもう渡すということになると、たった10カ月しかないわけですね。10カ月の中に用地を探して、建設工事に入らなければ、31年には完成ができないわけですが、完成するまで、そこを使うことにあたっては、利用している人たち、私のところへ来て、「町民会館がなくなったらどうなるんですか」って、「いやあ、当然建て替えるさ」って、「いつですか」って、「いやまだわからないよ」という中で、私は一般質問を書いているんですね。その間、どのようにする、どのように町民に理解してもらえるのか、どのようにしていくのか、お尋ねします。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ご指摘いただいていますけど、町民の皆さまにご迷惑をおかけすることは間違いないです。それで、引き渡す時期と、用地を取得をして、設計をして、建物を建てて、竣工するというのは、そう簡単ではないですよね。だから当然、その間はご不便をおかけするところも、本当に申し訳ないですけど、町民の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、何とかお願いしますというように、お願いするしかないというように思っております。 しかしながら、できる限りそうしたことをしっかりお伝えし、町では市川高校を残していただくために、そうしたご迷惑もぜひ我慢というか、忍んでもらいたいという話は、率直にしていきたい。いかなければならないというように思っております。 体育館にしてもそうですし、町民会館にしてもそうです。図書館にしてもそうです。ある期間、やはり大きなご迷惑をおかけするということは、間違いございません。そのことはしっかり、町民の皆さまにお話をし、何とか我慢をしていただくようにお願いするしかないと思っております。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  そのへんは町民に理解してもらうための丁寧な対応が必要だろうと、私は考えます。建てる面積については、分からないということですが、今の図書館自体が狭くて、蔵書を全部置けないような状況ですね、市川三郷町立図書館の場合は、本当に大勢の人たちが利用するし、図書館自体もいろいろな催しをして、私も講演会やら、いろいろ参加させていただいてきているんですが、非常に活発な、県下では誇れる図書館活動をしているわけです。 そういうようなものを生かしながら、新しい建設に取り組んでいかなくてはならない。だから私は、郵便局の隣へ移るというから、ああよかったなと、それだけの広いスペースがあれば、本当に今まで図書館を利用していた人たちにご満足いただけるような施設になるだろうと言って期待していたら、ああいう状況になったわけなので、今度造る場合、また町民会館と併設するけど、その面積等については決定していないということですから、十分にそのへんのご検討をいただきたいと思います。 私、今の町民会館を造った時、私、議員をさせていただいていたんですが、その時に私は、いくつかの要望を出したんです。実現したのはたったの1つだけでした。というのは、今の町民会館でも、皆さんお感じだと思うんですが、町民会館を利用しているわけなんですが、イスと机があって、集会を開くのにちょうどいい部屋というのは、現在の町民会館では視聴覚室が一番良いのですが、利用率が高く、借りることが大変です。こうした現状を踏まえて、視聴覚室と同じような部屋は、いくつ造る予定なのか、分かったらお答えください。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  今の段階では、検討委員会等、意見を聞く中でそういった部屋がいくつかということも検討していきたいと思っていますので、今の段階ではいく部屋取れるとかいうことは、返答できないです。 以上です。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひそういうことを、今の現状見ながらそれを感じます。 2番目に、第一研修室は電子計算機が置かれ、電算室となっており、第2研修室は山王土地開発事務所として使われていて、新しい公民館建設で、このような使用も考えているのかどかお答えください。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  今から検討だと思うんですが、狭い町民会館自体が、今そういうことです。ぜひ頭の中に入れて、これからご検討いただきたい。 3番目、現在の町民会館の構造は、照明室と音響室から、舞台の状況が見えないので担当者が非常に苦労しています。照明室や、音響室は舞台全部が見える観客の出入り口の上にセットすべきです。このへんも指摘しておきますが、ご参考にいただきたい。 次に、舞台を照らすためのスポットライトが固定されていて、非常に使いにくいのが現在の町民会館です。照明器具はすべて照明室で自動操作できるようにしなくてはいけませんが、新しい町民会館には照明器具は自動操作できるようにする、このことが必要だと思います。ぜひこれも頭に入れてください。 現在の町民会館建設時に、私が設計の段階で指摘したことなんですが、残念ながら実現できませんでした。ただ1つ実現できたのが、舞台の裏を通れる道、上手から下手へ通れる道、あれは私が指摘して造ったんです。最初の設計ではなかったです。これをしないと、舞台の通路は必ず必要ですから、これを付けるようにしてください。 それから、講堂の舞台を使った人はみんな感じていると思うんですが、舞台の両脇の出演者が控えている場所が狭いんです。出演者が出番を待っているのに、ぶつかり合っています。もっと広く取ってほしいと思うんです。そんなところが、今言ったようなのが町民会館を使用している私が感じたことなんです。 市川大門町民会館を多くの団体が使用しています。それだけに、町民会館建設にあたっては、多くの施設利用団体や、利用者の意見を聞いて、どういう町民会館を建設するのか、設計する前にやるべきと考えます。 それには時間がなさすぎるんですが、今から検討委員会を立ち上げるというけど、町民会館を利用している人たちは、非常に図書館利用者もそうですが、本当に熱心にいろいろな催しをしているんですね。場所を取るのが、部屋を取るのが非常に大変です3月26日の講堂を取るのに、私、もう予約をさせてもらったような状況です。 町民会館にあたっては、施設利用者の建設にあたっては、利用者の要望や意見を聞く組織の設置が必要です。検討委員会を作るということですが、早急に町長、これは作っていただきたいと思いますが、いかがでございますか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  むしろ遅いくらいでございまして、早急に立ち上げます。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  限られた時間なので、早口で申し訳ないですが、町民体育館についても同様にお尋ねします。町民体育館の建設予定地の面積は何平方メートルが必要と考えておりますか、お答えください。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、丸山章仁君。 ◎生涯学習課長(丸山章仁君)  町民体育館の予定面積なんですが、建物につきましては、現在と同じくらいの規模、2,200平方メートルくらいを考えております。 敷地につきましては、駐車スペースを250から300台くらいを確保したいと思っておりますので、敷地は8千平方メートルくらいは必要ではないかと考えております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これは答えられないかもしれませんが、町民体育館の予定地はどこを選定し、地権者との交渉に入っているのか、また町長は加わっているのか、その点についても、これについてお答えください。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  先ほどの町民会館と同様に、政策推進課で中心に用地交渉を進めさせていただいているところであります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町民会館、町民体育館は、現在は役場の近くであるし、町の中心的な場所にあるわけなんですが、町民会館、町民体育館は、予定しているところは、現在の場所の近くなのか、それとも保育園のように町はずれなのか、そのへんについてお答えください。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  現在、用地交渉を進めている場所につきましては、現在の町民会館のすぐ隣とか、そういう近くではありませんが、保育園予定地みたいに、市街地ということではありません。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひそういう土地、お年寄りも利用していますから、その辺を十分に配慮していただきたいと思います。 平成29年10月で町民体育館は使えなくなるわけですが、町民体育館の建設工事はいつから開始し、いつ完成の予定ですか。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  先ほど町長が答弁しましたとおり、平成29年度に基本設計をして、29年度の途中になると思いますが、詳細設計をした後に、30年度から建築を進めて、31年度の早い時期に完成を目指したいということであります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町民会館と同様に、町民体育館もできるということですね。 次に、町民会館と、町民体育館の駐車場、先ほど町民体育館の駐車場についての答弁があったんですが、町民会館の駐車場というのは、今度は今まではここの場所ですから、町民会館の、また町民体育館の利用者が利用するというのは、土日が祝日ということで、役場の駐車場も空いていますし、それから郡農協さんの駐車場もお借りする、お断りしているかどうかは別にして、そういうようなことで利用できたんですが、今度はここの場所ではないから、役場の駐車場も使えなければ、JAの駐車場も利用できないとは思うんですが、そういう中で、先ほどの町民体育館については500台でしたか、停められるような予定をしているということですが、町民会館についてはどのくらいの台数が停められるところを用意されているかお答えください。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、丹沢和人君。 ◎政策推進課長(丹沢和人君)  用地交渉をしている中で、先ほど生涯学習課長も答弁がありましたとおり、町民会館、図書館はおおむね蔵書ができるような面積で3千平方メートルとか、4千平方メートルとか考えているようなんですが、町民会館部分については、まだ先ほど担当課長が説明したとおり、施設の規模がまだ確定しておりませんので、用地を進めているところの面積は分かるんですが、施設の大きさによって残る駐車ができる台数が決まってくると思います。少なくても両方合わせて300台以上くらいの駐車スペースは必要だと思っていますが、施設が大きくなれば、当然駐車スペースが減るということになりますので、新たな町民会館の面積が出ないと、そのへんは、今時点でははっきりはお答えできないという状況であります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  現在の状況とは違ってくるから、そのへんも十分配慮する中でやっていただきたいと思います。 同じく駐車場の問題ですが、市川高校に提供することになっているこれは旧市川大門役場のことでしょうね、職員駐車場は今度はどこへ移転する計画ですか、教えてください。 ○議長(有泉希君)  総務課長、武田智宏君。 ◎総務課長(武田智宏君)  これにつきましても、現在予定地を模索しているところでございます。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  次に、市川高校を今のところへ残してほしい。そのことが実現できたわけなんですが、そのために町民会館、町民体育館、図書館が造り直さなければならないということで、町民会館についてはまだ、図書館の問題が含まれる中でまだはっきりしていないというようなこと、また町民の皆さん方に、利用者の皆さん方のご意見を聞くのも、まだスタートしていないと、しかしもう迫っているという状況です。 そういう中ではぜひ検討委員会を早急に立ち上げていただく、立ち上げるというご回答をいただいているんです。 もう1つお金の問題で、合併特例債の利用ということですが、合併特例債期限もありますので、これの活用も当然有利な起債だと思いますが、しかしもう1つ、解体費用、保育所の解体費用は町が持つということでありますし、ほかの解体費用は県が持つということですが、確かに残してもらうためのお願いはしているけれど、当然のことながら県との取引が必要ではないかと、私は思うんです。 何らかの補助金、何らかの県が援助をしていく方策について、やはり県会議員と一緒に行っていただく、それから国会議員と一緒に国のほうへ、省庁交渉をしてもらうとか、町長がこれからトップ交渉をしていく重要な場面だろうと思うんです。病院問題もこれからは大変な状況になってきますし、それなりのお金を蓄えていかなくてはならない。市川三郷病院の建て替え問題もあるし、赤字問題も早急に解決できるような問題ではないと、そういう中では、非常に重要は時期だけに、この大事業を町長なさるわけですが、このようなことで、国会議員、県会議員のご協力、そして町長が先頭に立って、その方たちと関係省庁、関係部局を歩く、国、県への働きかけが重要だと思っていますが、その点については、町長はどのようなお考えですか、お答えください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  そのとおりだと思います。 今、自分の出来うる限り、県、国会議員の先生もそうですが、いろいろな力をお借りして、本町にとって一番有利な状況になることを取り組んでいきたいと思いますし、今多少なりとも取り組んではいるんですが、いずれ成果が出るというように思っております。 それから、その施設に対する補助とか、そういうことも、直接的な補助とか、そういうことも必要ですが、1つには市川高校を残していただけるということで、例えば三郡橋東詰交差点から、スーパー川口さんのところまでの県道拡幅、歩道をしっかり造ってもらうとか、そういういろいろな交渉も実は並行して進めているところでございまして、その施設の補助だけではなくて、周辺のそうした整備もしっかりそういうところに視点を置いて、交渉していくということをしていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひ町長に、国会議員の金丸信さんだとか、堀内光雄さんだとかいう大物国会議員ではなくて、国会議員になられた方たち、仕事をしたくて待っていると思うんですね。そういう意味では、この方たちのお力をお借りし、県会議員も市川ではお1人という、市川三郷町の県会議員であるわけですから、よその町村ではなくて、この町のためにご尽力いただく、ぜひご協力いただくように、それにはやはり町長が先頭に立って、働きかけていくことが重要だろうと思いますので、よろしくお願いします。 2番目の質問に移ります。 子どもの貧困問題が大きな社会問題になってきています。非正規で安い給料という世帯が増えてきています。そういう人たちにとって、子どもの入学時の制服、学用品などの費用のねん出は非常に困難です。市川三郷町においては、生活が困難な家庭への入学準備金の支給日は4月28日、これも改善されたわけなんですが、以前よりは確かに改善されましたが、4月の支給では制服、学用品を購入するには間に合いません。私も、貧困な家に生まれ育ったので、苦しんでいる親と子の気持ちがよく分かります。 県内の市町村でも、入学準備金を3月中に支給する方向で検討されているようです。現に甲府市では実施されています。社会的に弱い立場の人たちを、どうしたら助けられるのかを考え、実行するのが政治に携わるものの責任と考えます。 入学準備金の支給日を3月上旬に支給することを提言するものです。町長はいかがお考えですか、お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  入学準備金の支給日を3月上旬についてでありますが、就学援助制度の入学準備金の支給日を早めることにつきましては、平成27年6月議会で他県の例をお示しいただき、検討いたしました。その結果、支給対象基準となる前年所得を確認できるのが最短でも確定申告後の3月であることなどの課題があり、この段階では実施困難との結論を出させていただきました。 しかし、入学準備金の趣旨を考慮するとご指摘のとおりと考えますので、入学準備金の支給に限り、前々年の所得を基準とするなど、実施に向けた課題を再度検証し、平成29年度の支給から3月上旬に変更できるよう検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ありがとうございます。 ぜひ、支給していただきたいと思うんです。国会では、5月24日の文教科学委員会で、日本共産党の田村智子参議院議員が、就学援助の支給額引き上げとともに、入学準備金を2月から3月に支給するよう強く求め、文部科学省は児童生徒が必要とする時期に支給されるよう、市町村に働きかけることを約束しました。 また、文部科学省は17年度予算の概算要求で、入学準備金をほぼ倍額に引き上げる方向、これは10月8日付の朝日新聞に掲載されているんですが、そういうような記事も載っています。 そして、就学援助金の受給者は、前年の所得が確定しなければ正確な認定はできないということなんですが、しかし先ほど町長の答弁にもございましたが、前々年の所得を参考にすると、ぜひそうしていただきたいと思うんですね。そして収入が少なくて、生活に困窮している人たちは、急にお金ができるということはほとんどないわけでして、もしあったとしても限られた人だと思います。 甲府市では対象外になった人が出た、甲府市は広いですから、対象外の人が出た場合については、支給した人は返さなくていいというような制度にしたそうです。 ということは、オーバーしたとしても、ごくわずかだから、そういうような措置を取られたんだと思います。 ぜひ国会で日本共産党の田村智子議員が、入学準備金の支給を2月、3月にすることを困窮に苦しんでいる人たちをどう助けるかで、この質問をしたわけですが、ぜひお願いしたいと思います。 今回の質問は入学準備金の支給日に焦点を当てて質問なんですが、子どもの貧困問題というのは、深刻で、質問書を提出した後の12月2日付、山梨新報では学校給食費の滞納問題を1面トップで取り上げていました。未納額は全県で3,147万円で、2015年度末の県内公立小中学校の未納状況が掲載されていました。 市川三郷町の滞納額は429万円で、県下では甲府市の468万円の次で、県下2番目の滞納額でした。同じ表に、早川町と丹波山村が無料であることも書かれておりました。全国的には給食費無料の市町村が増加している状況です。平成28年当初予算の学校給食費の父母負担額は6,934万8千円です。給食費を滞納していながら、友達と一緒に給食を食べる子どもの気持ちを考えると、学校給食費の無料は実施すべきと考えますが、今回の質問では主旨から外れますので答弁はいりませんが、行政としてぜひお考えいただきたいと思います。 次に、3番目の質問に移ります。 市川大門中央通りの一方通行解除についての町の方針および具体的な取り組みについて質問します。 私は、この問題は何度も提起してきましたが、今日まで実現していません。山梨国体の空手会場に、市川大門町立体育館が決定した時、市川本町駅をメインステーションにすることを理由に山梨中央銀行と現在のとりしん駐車場の間だけでも一方通行を解除してもらい、そのことを契機に全面的に解除してもらうように働きかけていくことを、市川大門町議会で協議し、県公安委員会へ要請しましたが、残念ながら今日に至ってしまいました。 中央通りを一方通行にした時代と、現在は大きく変わりました。大門バイパス、広域農道が整備され、今度は中部横断道です。大型トラックや、ダンプカーが行き来した昔とは大きく違ってきています。その中央通りは一方通行と知らない他県や、他町の車が交通違反で警察官に捕えられているのが珍しくありません。中央通りの商店は、上から閉店が相次ぎ寂しい通りになってしまいました。私は、人が行き交うとおりにしたいと願い、ベンチをところどころにおいた散歩道の提言もしましたが、実現しませんでした。せっかく新しく整備した中央通りですが、寂しい寂しいメイン通りです。活気ある通りにする第一歩が一方通行の解除だと思います。中央通りの一方通行を解除してほしいと願うものですが、町の方針およびこれからの具体的な取り組みについて、どのように考えておられるのかお答えください。 これは、9月議会でもちょっと触れてはおりましたが、問題が問題だけにと思いまして、町だけで決められることではないので、あえてここに出させていただきましたが、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  市川大門中央通りの一方通行解除についてでありますが、9月議会でも答弁させていただいたとおり、現在、担当による調査や関係機関との協議を進めております。具体的には、鰍沢警察署との交通規制上の協議、平成26年度に国庫補助事業として整備完了したばかりの「街なみ環境整備事業」所轄窓口であります山梨県建築住宅課との協議となります。 協議の中では大きな懸案事項は、警察署からの指摘による道路幅員が問題となっております。道路構造上、対面通行を可能にするためには、必要最低限の条件として幅員7メートルを確保しなければなりません。中央通りの総延長1,040メートルのうち、7メートルに満たない部分が3カ所、延長合計が287メートルとなっております。全線を対面通行とするには大規模な拡幅事業をしなければなりません。 そこで、現在実施している取り組みといたしまして、すでに7メートルの幅員を確保している山梨中央銀行市川支店前から遠藤帽子店前の間のみだけでも、対面通行が可能か否かについての検討を行っているところであります。 中央部の活性化や町民の利便性向上の観点からも、最終的には全線の対面通行を実現したいところでありますが、実現の可能性が少しでも大きい箇所のアプローチから進めている状況であります。 一方通行は、昭和51年から現在までという41年間継続してきた規制ということもあり、他にも解決していかなければならない課題も多々あり、この場で、実施の可否を公言することはできませんが、実現に向けての取り組みを今後も継続してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。
    ◆16番議員(一瀬正君)  昭和51年からということで、41年間なんですね。そして41年前、一方通行になった時は、老人クラブの人たちが県に対して陳情して一方通行にしたんですね。それはなんだと言ったら、高齢者による交通事故があったんです。なぜかと言ったら、広い通りといったら、あの中央通りしかなかったわけなんですね。しかし中央通り、川をふさいでありますが、その当時は川もそのままだったところが何カ所かあっての話であるわけです。 先ほども言いましたように、道路事情が大きく変わりまして、中央通りで渋滞なんて言うことはありませんし、ダンプカーが走ることも工事をしているときに限られて普段はないですし、大型貨物車が走ることもありません。そういうような状況の中で、むしろ今の状況で、毎日あるんではないでしょうかね。間違って交通違反で、下から上ってくる車、私も何回かというか、何十回、何百回というように見ている状況なんですね。私がライトをつけて、ここはだめだよと合図して、止まってどういうことですかって、これは一方通行だよと言って注意してやった経験もあります。お巡りさんに止められていたのも何回も見ています。 やはりこれは、そういう状況を鰍沢警察署では、私はだめだと思うんです。やはり町長のほうで県に働きかけていくことが重要だろうと思います。 そして、ぜひこれを解除していく、しかし安全性は確保しなくてはならないと思います。だけどうちの前のとおりも対面通行なんですね。中北通りがそういう状況です。それぞれの運転者が協力しながら、だからあの狭い道ですれ違いもできるわけです。ましてや、中央通りがこういうような状況のまま置いておくということは、非常に私は町を寂れさせている、寂しくしている大きな要因だろうと思いますが、そういう点でいかがでございましょうか。県への働きかけ等を、ぜひ町長が先頭に立ってやっていただきたいと思いますが、いかがですかお答えください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  手順としまして、やはり管内の鰍沢警察署としっかり話をして、並行してならいいですけど、飛び越えてというのは、かえってうまくいかないものなんですね。だからやはり鰍沢警察署にしっかりお願いをし、県は県で別ルートで、署長にはその旨話をして、県の関係者にもお願いしてありますというようなことで、しっかりそうした手順の間違いを指摘されないような取り組みをしながら、しっかり対応してまいります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  そのへんは、お話が上手な町長ですから、ぜひそうして実現するように、お力を尽くしてください。 4番目の質問に移ります。 未婚の青年が結婚する相手に出会える機会、場づくりの行政施策が必要と考え質問します。 正規が少なくなり、非正規労働者が増え、青年労働者は結婚したくても低賃金、労働条件が劣悪の中で結婚できないという社会情勢も、結婚できない要因の1つです。政治に携わる者の責任は非常に重たいと考えます。そういう情勢下であっても、青年たちのもっとも身近な行政としては、結婚する相手と出会える機会、場づくりが必要です。 市川三郷町では、18歳まで医療費無料化、就学援助制度の拡充、統合させずに地域へ小中学校があること、若者への住宅補助など、子育て世代への支援は、県下でも先進的だと考えます。 豊かな自然に恵まれ、県と甲府市や、各工業団地へも近い、若い人たちにこの町で結婚してもらい、この町に住んでもらう条件は整っていると思います。 私の周囲には、未婚の好青年が何人もおります。しかし、チャンスに恵まれずに今日を迎えていると思います。町が重要施策の1つとして、未婚の青年が結婚する相手に出会える機会、場づくりを、広範囲にアピールする行政施策の展開が必要と考えます。 人口増加施策の一環として提言するものですが、町長の見解と方針をお伺いします。お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  未婚の青年が結婚相手と出会える機会、場づくりの行政施策についてでありますが、いわゆる「婚活事業」につきましては、年間婚活回数200回以上を誇り、堅実なノウハウを持つ、県下でもパイオニア的な業者と今年度業務委託を結び、すでに7月と9月に婚活イベントを実施してまいりました。延べ40人以上のご参加をいただく中で、今年度の目標としていたカップリング数5組を大きく上回る10組が、カップルとして成立をみました。 その他にも多くの方々が個別に連絡先を交換するなど、予想以上の成果が上げられており、また今月にもクリスマスと絡めた三回目のイベントを企画しております。 これまでの経験値として、婚活という内容上、大規模なPRは逆効果になることも学び、地道な募集方法を実践する中で今年度の実績を上げるに至っておりますので、今後ともご助言いただけますよう、お願い申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  業者に委託してやっているということも知りませんでしたし、40組も参加する中で10組がOKになったというようないい成果も知らなかったんです。確かに派手にやると、今日は何をやっているんだいということにもなりかねませんし、そういう配慮は必要だろうと思います。 ぜひそういう意味では、機会をつくってあげることが、私は大事だろうと、私たちが若いころは、いろいろな機会があったんですね。私も何回もふられて、今の奥さんと一緒になったわけなんですが、本当にそういう機会が、私たちにはあったけど、今の人たちにはないわけで、ぜひそういう形で進めていっていただきたいとことをお願いします。 5番目の質問に移ります。 高齢者の生きがいづくりのために、高齢者が集う機会の回数を増やしてはいかがかと考え質問します。 県の資料によれば、平成28年4月1日現在の特別養護老人ホーム申込者数等の調査によれば、特別養護老人ホーム入所資格のある要介護3から5の人で、特別養護老人ホームへの入所申込者は、県合計で4,860名、そのうち要介護4と5の重症者で、在宅介護をしている人は1,333人、峡南地域だけでも、入所申込者は524人、そのうちの要介護4、5で在宅介護をしている人が149名、市川三郷町でも入所申込者が139名、そのうち要介護4、5の人で、在宅介護の人が43名です。在宅介護保険制度が改悪される中で、経済的に困難な人ほど、特別養護老人ホームへ入所できなくなっているのが実態です。 担当課や、社会福祉協議会の職員の皆さんが、元気老人づくりのために懸命な努力をしておられることは承知しています。私も、地元の高齢者の集まりに招かれて、マイナンバー制度や年金についてのお話をさせていただきました。 ゲームやクイズを楽しんだり、社協の職員の方の手品に驚いたり、そして役員の方の手作り料理の昼食に笑顔がいっぱいでした。こうしたいきいきサロン活動は、地域ボランティアの方々のご協力で全町的に行われています。元気老人づくりに大いに貢献しています。 あるとき、六郷地区の方から、旧六郷町では70歳以上の人たちが集まり、「いきやり会」を年2回開いている話を聞きました。会費500円の集いですが、年4回開いてもらいたいですと、集いの回数を増やしてほしいと言っておられました。私が参加させていただいた、私の地元の集いもそうですが、高齢者の皆さんにお元気でいただく上で、大きな力になっていると思います。 もちろん集いを開くには、ボランティアの皆さんのご協力が第一ですが、町としての財政的援助も必要です。先に述べましたが、要介護4、5で特別養護老人ホームへ入りたくても入れないで在宅介護の人が市川三郷町には43名もおられます。介護される人も、介護する人も、たいへんな毎日だと思います。いつまでも元気でいてほしい高齢者の生きがいづくりのために、高齢者が地域で集う機会の回数を増やすことを提言しますが、町の方針をお伺いいたします。お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高齢者の生きがいづくりのために、集う機会の回数を増やしてはいかがかについてでありますが、ご高齢になっても生きがいをもって、安心して生活できる町づくりの構築にむけた生活支援整備事業では、社会福祉協議会が生活支援コーディネーターを務め、平成28年7月25日に協議体を設置し、これまで4回にわたり、町の現状、課題やニーズについて話し合いを行ってきました。現在もサロンを含めた居場所や、集う場、機会、交流できる場について検討をしています。 町や、社会福祉協議会が財政支援を行い、地域のボランティアが主体で運営しているサロンが、現在、市川地区と三珠地区に20あり、その多くは月1回程度で開催しています。また、六郷地区には高齢者と地区とのふれあいの場である「いきやり会」が15あり、年2回程度開催しております。今後もサロンの立ち上げについて、説明会や相談会を行い、増やしていく予定であります。 このほか、地縁関係、ご近所の居場所、無償ボランティア、有償ボランティア等の多様な助け合いによる資源について「既に地域にある」「あったらいいな」「参加したい」に整理して「助け合いを見える化」するマップ作成の取り組みを進めております。 また、高齢者の生きがいづくりの主役は、ご高齢者ご自身であります。元気な高齢者は、役割を担い、支え手として社会参加していただくこどが、まさに「生きがいづくり」そのものであります。町を挙げて住民全員が助け、支え合う町づくりを目指しております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  市川・三珠で20カ所、それから六郷で15カ所あり、市川・三珠については月1回ずつ実施していると、そして六郷地区の「いきやり会」は年2回ということで、そんな話を聞く中で、もうちょっと増やしていただきたいというのが、高齢者の方です。 私のところのいきいきサロンもそうなんですが、リーダーになっている方は83以上かしら、そして手伝いをしている人たちもみんな私より年上の人たちなんです。元気な人が、元気なお年寄りたちを、お年寄りがお年寄りを見ながらだけど、それがまたお互いの生きがいになっているんです。そして元気老人を守っていくこということを、作っていくということでは、非常に重要なので、私がここで提起したのは、町が社協へお金を出して、社協の人たちも今でも目いっぱいだとは思うんですが、いろいろな工夫をしています。来た社協の人は手品をしてね、お年寄りを喜ばしてくれました。そういうようなことで、その回数を増やすためには、町がそういう施策を展開していかなければ、というかお金を出していかなければならないという課題があるので、あえてここで一般質問に取り上げたわけですが、そのへんについて、回数を増やすための援助施策は展開できるかどうかということについて、町長のお考えをお尋ねします。 ○議長(有泉希君)  福祉支援課長、一瀬礼子さん。 ◎福祉支援課長(一瀬礼子君)  財政的な支援面での回数を増やすかということですが、それは広域的にまだ整っていない地域もありますので、説明会をしたり、開設の方法についての相談を受けたりしながら、またなかなか困難な地域については、おひとり暮らしが多い地域、高齢者の多い地域で開設していないところでは、社協や町の職員がそのお手本を示すというような中で、またその後継続していただけるようなことにつなげていくという形で広めていきたいと思っています。 今、回数の限定があるんですが、そこは相談に応じてまた増やしていくということをしていきたいと思います。 六郷地区については、ボランティアによるサロンが立ち上がっていないので、「いきやり会」を含めた中で、その自主的なボランティアのサロンが立ち上がれるような取り組みも進めていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  身近で成果が大きいだけに、ぜひ広げてもらいたいなということです。それにはお金もかかるし、人のご協力も何か、地域の住民のご協力もなければできないことは100も承知しておりますが、ぜひご尽力いただきたいと思います。 第6番目の質問に移ります。 シルバー人材センターの出先機関を市川三郷町に設置する必要性を考え質問します。 峡南広域シルバー人材センターの事務所は、現在鰍沢と身延に開設されています。ある町民の方が、峡南広域シルバー人材センターの会員募集中というチラシを持参され、市川三郷町へシルバー人材センターの事務所を開設するように、町へ働きかけてくれないかというお話がありました。 私も以前東京へ転居された方の家屋敷が草ぼうぼうになって、近所の方から困るけど何とかならないかと相談を受け、持ち主の方に連絡を取り、シルバー人材センターにお伺いして、定期的に草刈りをお願いしたことがありました。八幡公民館でも、八幡遊園地の秋の草刈りはシルバー人材センターにお願いしています。 募集のチラシには、「ライフスタイルに合わせた働き方!」「生きがいを持って社会参加!」「地域社会に貢献!」と感嘆符をつけて呼びかけています。チラシの裏面には、仕事の内容が詳しく書かれているとともに、企業・事業主の皆さまへと書かれ、人手不足はありませんか。経験豊富な会員を派遣しますと書いてあります。 働く場づくりは行政にとって大事な仕事だと考えます。60歳、65歳という企業の定年の年齢は若すぎます。働くことは新しい生きがいが発見できるとともに、健康のためにも必要なことです。 シルバー人材センターが果たす役割は非常に重要です。役場内にはシルバー人材センターを担当する職員は配置されていると思いますが、身延、鰍沢と同じように、市川三郷町にも峡南広域シルバー人材センターの事務所を設置すべきだと考えますが、町長の見解と方針をお伺いいたします。お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  シルバー人材センターの出先機関を市川三郷町に設置する必要性についてでありますが、シルバー人材センターは、60歳以上の高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。シルバー人材センターは市町村単位に置かれており、知事の指定を受けた公益社団法人で、それぞれは独立した運営をしております。山梨県全体では、県シルバー人材センター連合会の他、3市、6広域の合計9カ所にあります。 峡南広域シルバー人材センターは、平成3年11月25日に設置され、平成24年度から公益社団法人へ移行いたしました。複数回にわたる設立準備協議の結果、峡南全町が構成町となり、代表町を鰍沢町として共同設置することに決定し、主たる事務所を鰍沢事務所、従たる事務所を身延事務所として現在に至っております。 本町は、構成町であり、町長として理事を務め、担当課長が幹事となり、日頃は担当職員を中心にシルバー人材センターと連携のもと事業の推進を行っており、また諸経費の適正活用に鑑み、今後も現状の体制で実施していきたいと考えております。 以上答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  私のところに相談に来られた方は、チラシを持ってこられた方は、元会社の社長をされていた方なんです。そして、せっかくこういうようなお年寄りを使うといういい制度があるので、これのPRをどうするかというにはやはり、目につくように、そのチラシには鰍沢と、それから身延しか書いていないんです。大きなチラシでしたが、私、今日持ってこようと思って、忘れてしまったんですが。本当にそういうPRをしていくことが大事だろうと、そういう中ではここもそういうチラシに入れていくことが大事だろうということです。 町長が理事をなさっているということですので、ぜひそのへんの提言をして、その鰍沢が主管になっていてということですが、当時、鰍沢には職安があって、鰍沢町に職安があったということも左右しているでしょうし、身延も同じような状況があったわけですから、そういう意味では関係町のこういうところへ相談してくださいというようなチラシを持っていくことが、私は大事だろうなと思います。 定年で辞めた人たちで、いろいろ散歩とか、いろいろな努力はされているけど、やはり仕事を失っていくということは、非常に高齢者にとっては、プラスには私は決してならないと思うんです。仕事をしているから気を遣い、頭を使って、また体を使って、そこで健康が生まれてくるわけだと思います。 そういう意味では、ぜひそのへんの形の中で、私は可能な限り町民に、働きたい人たちに働きかけるようにしていただきたいと思いますがいかがでございましょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  議員の指摘はかなり当たっているところがありまして、富士川町、主たる事務所のある富士川町と身延町の、1年間の事業実績はやはり高いんですよ、事務所があるところは。市川が思いのほか伸び悩んでいるんですね、人口の割に。だからそういう意味で事務所があったらというご指摘は当たっているんですが、ただいろいろな経費や、そのほかのことを考えたものですから、このような答弁を申し上げたんです。関係する方々と相談というか、打診をしてみます。可能性があるかどうか。取り組みをさせていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  方法はいろいろあると思うんです。1週間のうち3日間だけ相談に乗りますとかいう方法もありますし、チラシに先ほど言うように事務所があります。ここへ相談ください、市川三郷の皆さんはというような形でとか、知恵を出せば職を探している人たちにとって、効果的に活用できるのではないかと考えます。 おそらく、その元社長さんも、そんなことを思いながら、私のところへ訪ねてくれたんだと思います。よろしくお願いしたいと思います。 7番目の質問に移ります。 毎月、毎月高額な医療費の支払いに苦しんでいる町民の方から相談を受けました。1回きりなら社会福祉協議会からの緊急貸付制度を利用すればよろしいのですが、毎月、毎月のことなので、貸付制度の利用はできません。ついつい国保税を滞納してしまい、苦しんでいるとのことです。日本共産党の小池晃参議院議員が、国会で高額な薬品問題を取り上げ、日本の製薬会社が開発した新薬品の価格が外国で販売されている価格の何倍もの価格であることを、具体的な数値を示して追求しましたが、この方の場合も、奥さんの使用されている薬が高いために、1カ月に支払う医療費が高額になります。しかし、高額医療の対象にはならない5万円とか、3万円という支払額です。 ある方は、奥さんの介護をしているために、奥さんが眠っている間にいくつかの短時間勤務の仕事をやって、生活費を捻出しているということです。 私が知っている範囲でも、高額な医療費の支払いに苦しんでいる人が何人もおります。高額医療費の支払いで苦しんでいる町民を救済する町独自の制度が必要と考えます。 1.国保加入者の中で月5万円、4万円、3万円と、高額な自己負担をしている世帯は、それぞれどのくらいずつあるのかお尋ねします。 2番目に、その苦しんでいる世帯を救える町の施策が必要と考えますが、以上の2点についてお答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高額な医療費の支払いに苦しんでいる町民に対しての支援策についての1点目、国保加入者の中で、月5万円、4万円、3万円と高額な自己負担をしている世帯は、それぞれどのくらいあるのかについてでありますが、直近の9月分実績によりますと、それぞれの世帯の件数は、5万円以上が35件、4万円台が23件、3万円台が22件であります。 2点目の、苦しんでいる世帯を救える町の施策についてでありますが、一時的かつ特別な理由により一部負担金の支払いが困難となった時に、減免等を行うことができる国民健康保険一部負担金減免、減額、徴収猶予の取扱要綱を定めております。 また、特別な理由により保険税の納付が困難となった時に減免を行うことができる国民健康保険税減免取扱要綱を定めております。 現在、相談に来られた方には、それぞれの事情を把握し、これらの制度も含め、その方にとって最善となる支援や救済策を、関係する課と連携を図る中で見つけ出し対応をしております。 しかし、実際にはご指摘のような相談できずに困っている方がおられるのも現状であります。そのような状況を早期に把握し、最善の対応を取ることができるよう、民生委員、福祉関係機関および関連する課職員によるネットワークの連携体制をより強力なものとして、積極的に支援し問題解決ができるよう取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ご答弁を聞いて、私実は驚いたんです。月5万円以上という方が35世帯、それから4万円が23世帯、3万円以上が22世帯で、併せると80世帯ということで、国保加入者の中に占める割合というのが、たいへんだなと、私のところへ来た、最初に来たときに私が言ったのは、事情を役場へ行って、説明して、いろいろなご援助をいただいたらどうですかということを言って、その方の場合は相談に行ったわけですね。 その方は商売をしているので、かかるときが月5万円払うということで、ご主人と奥さんが具合が悪くて、その医療費が非常に大変だというようなことで、そして多額な、儲かっていれば営業ですから、年末というか、申告のとき大きな金として戻るわけですが、儲かっていなければ戻る金がないわけです。税金を払えるような営業だったら、払った税金から差し引かれるわけですが、それができないで非常に苦しんでおられています。 今、早期にこのことを行政としてはどういう状況かを知るためのご努力をなさっているようですが、そのことを知った時、今度はどうするかということなんですが、困難な人の場合は減免措置を取るということなんですが、いろいろな方策を、かといってほかの国保加入者自体も、社会保険の場合はいろいろな給料が年々入るんですが、国保加入者というのは退職者であったり、それから私たち営業している人たちで、自分自身にそういう収入がない人たちが、国保加入者の多くを占めているわけですから、そういう中ではいろいろな援助策、金銭的な国保への、町では特別よその町村と比べて、一般会計からの援助をしているわけなんですが、そのような援助もあるわけなんですが、こうした困っている人たちの相談に具体的に乗れ、具体的な援助ができるような方策、というのは、生活保護を受けたいといっても、今は生活保護の世帯というのは非常に多くなってきている中で、非常に審査も厳しくなっている。特に町村の場合は、市の場合は市役所の中に、その市の生活保護の審査ができるけど、町村の場合は県の出先機関へ行って、県の審査を受けるというようなことで、私も何回か町民と一緒に行ったんですが、なかなか難しくてというのが実態であるわけなんですね。ぜひ救う方策を考えていただきたいと思います。 大きなお金ではないと思うんですが、この点についての、ここでお答えといっても非常に難しいですが、どういう方向でいくかについてのお答えだけいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  市は福祉事務所を持っていますから、今のような対応はかなり市は強力にできると思うんですが、町村はなかなか難しい点があるんですが、ただ答弁の中に書かせていただきましたように、関係する課、職員がいつも指摘されますように、しっかりとした連携、ネットワークの中でお救いするんだということで取り組むと、かなり改善できるかなという思いがありますから、これをさらに精度を上げて、構築していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  いろいろ80世帯の中にはいろいろな条件の世帯があると思います。ぜひそういう意味では、きめ細かな援助施策を関係課で協力する中で進めていただきたいことを、最後にお願いして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第16番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は、15時15分といたします。     休憩 午後3時04分-----------------------------------     再開 午後3時16分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 続いて、第2番、丹澤孝君の一般質問を許します。 第2番、丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  市川大門中地区公民館施設の使用中止に伴う今後の対応についてという項目につきまして質問をさせていただきます。 先ほど、一瀬議員の質問の中にも同じような項目がありましたので、若干重複する部分もあろうと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。 この建物は寿会館と呼ばれ、市川大門地区の中地区公民館としてさまざまなグループの活動拠点として活用されてきた施設が、今年9月末をもって使用中止となりました。 これは、「この建物は昭和38年に建築され、建築基準法の現構造基準に適合しておらず、震度7以上の大きな地震が発生した場合、崩壊する可能性が高い建物である等の理由によるものです。」このような文書で掲示がされております。 また、この施設設置場所周辺は、約250年前の江戸時代中期から約100年間市川代官所が置かれ、地域の行政の中心的役割を担った場所でもあります。他の地域から代官所を利用する人々が集まり、交流することにより、さまざまな産業や文化が育まれました。 「甲斐源氏発祥の地」、「歌舞伎の里」とならび、「代官所があった場所」という歴史は町としての貴重な財産でもあります。 このような場所に設置されてきた施設である市川大門中地区公民館施設の使用中止に伴い、今後の対応について伺います。 1.今後の地区公民館機能への対応について、今後の中地区公民館については、選択肢としては、現在地での建て替え、他の施設への移転などが考えられます。また、町としては今後高校再編に伴う町施設の移転等が必要となります。町施設としての総合的な観点からの検討が求められますが、今後どのような考え方・スケジュールで方針決定していくのか伺います。 続きまして、跡地利用の検討の方向性についてお伺いいたします。 空き家対策の観点からも、早期の取り壊しが必要とされ、跡地をどのように活用するか検討されることとなります。代官所のあった場所である歴史の重みを重視し、公民館敷地だけでなく、地域住民の理解を得て周辺を代官所跡地である歴史的な場所として、例えば代官所を感じさせる外観、町の歴史・文化を理解できる展示、町民の交流場所等の施設などとして整備できる貴重な機会となります。 中地区公民館使用中止にあたっての跡地利用については、代官所跡地としての歴史的重みを重視した整備が望ましいと考えますが、見解を伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えいたします。 市川大門中地区公民館の使用中止に伴う今後の対応についての1点目、今後の地区公民館機能への対応についてでありますが、中地区公民館につきましては、昭和38年に建設され、築50年以上が経過し、老朽化も進み、耐震基準に適合しない危険な建物となっています。利用者・地域の方には大変不便をおかけしますが、今年10月より使用を中止させていただいております。今後しばらくの間は町民会館・図書館等の建て替えに伴い蔵書・備品等の一時保管場所として利用をさせていただき、その後取り壊しをしていく予定であります。また、新たな中地区公民館整備につきましても検討してまいります。 2点目の、跡地利用の検討の方向性ついてでありますが、既存の建物を取り壊し後、新たな中地区公民館の整備につきましては、地域のご協力をいただく中で、現在の場所の歴史的背景を考えるとともに、市川陣屋跡周辺整備も含め地域の実情に合った整備を検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第2番、丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  今年の夏、博物館で、「医は仁術」というテーマでイベントが行われました。その中で、近世甲斐の医師を知るというテーマで、フットパスが行われ、本町駅に各地から30名くらい集まりまして、博物館学芸員の案内の説明を受けながら、町内を3時間くらいかけて回りました。 その目的というのは、市川の地で活躍された、いわゆるお医者さんが何人もいらして、その方のお墓を巡るということで、橋本伯寿、村松岳佑、廣瀬元恭、座光寺南屏といった方々のお墓がある宝寿院や花園院、円立寺を訪れました。 確かに町史にはその方の名前は載っているんですが、私も含めて、こういう方が市川の地で活躍されて、山梨県の医学の発展に貢献されたという方々の、先人の存在というのを忘れてきているんだろうなと思います。 なぜこういう医学面に貢献された方が、市川に多くいらしたかということを考えますと、やはり主に代官所の典医つまりお抱え医師として市川に住まわれたというところで、市川に多くこういう方がいらしたということにつながったということのようです。 このことが、さまざまな産業や文化面の発展に貢献をして、今に至るということですので、市川代官所があったということは、歴史の場所、またはそれを拠点にして、人々が集える賑わいを作り出す拠点を、今、観光の場所、農道沿いとか、そういうところにあるんですが、やはり市川の中心にそういう観光の拠点をもうけるということは、中心に人を集めるという上でも意味があるのではないかというように思います。 多くの施設の建設が必要とされ、先ほどの議論でもありましたけれども、このタイミングで費用をかけるということは、なかなか難しい面もあろうと思いますが、違う考え方でいくと、施設を総合的に考えるチャンスでもあろうというように思います。代官所跡地としての活用は、このチャンスを逃すと次はいつ訪れるか分からないということにもなりますので、ぜひそのことを検討していただきたいということです。 特にあの場所については、私の母の実家の側ということもありまして、子どものころよく通った場所でもありますし、特に町長は地元でもありますので、門が今と違う方向、東西で行き来ができる場所にもともとあったというところもよくご存じだと思いますので、私以上に、昔の代官所のあった場所という思い入れは強いんだろうと思いますので、改めましてもう一度、そこの町長の思いを聞かせていただけたらと思いますのでお願いします。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  市川代官所につきましては、1765年、明和2年というように言われておりますが、1865年明治維新まで約100年間、25代にわたる代官が247カ村、7万5千石を治めていたという史実があるんですね。そして当時、やはり60年以上前、丹澤議員のお母さまもそのお近くでしたから、歩いて道路で100メートルないくらいの距離で、原風景、今でも覚えています。当然中地区公民館、寿会館はなかった時代で、御陣屋の門があったわけでございまして、だから現在も個人が所有していらっしゃる空き倉庫、あるいは学習塾の跡みたいなところは、本当は町がお譲りいただいて、取り壊しをし、あの周辺一帯を本当に整備し、その一角の中に平屋でいいから中地区公民館のような木造建築でつくられればいいのかなと思って、だから当時のことを思い浮かべて、御陣屋の門が今の場所、お稲荷さんの前に移設されたり、非常に当時のことを思うと、当時はそれが必要だったのかなという感じがいたしますけども、何とかあの周辺を、空き家で使っていない建物もあるわけですから、買い求めて更地にして、周辺を整備するくらいのことは、何とかしたいなという思いです。 その中に公民館を移設すれば、今の場所は取り壊して、むしろ御陣屋の門をあの近くに、道路に影響がないところに、きちっと東西に移設をするようなことをすれば、やはり原風景を取り戻せるかなという想いです。 何とかそのことも実現したいという想いですが、今の町民体育館、町民会館等々、市川保育所の建設もございますし、用地取得、そういうことは可能かと思うんですが、全体の整備は今進めております。それらが一段落して、何とか手が付けられたらというような感じがいたします。 ○議長(有泉希君)  第2番、丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  やはりお金がかかる施設建設等がたくさんありますので、なかなかタイミングとしては難しいと思いますが、そこを含めて構想としては、総合的に考えていただければということで、ぜひこれから実現に向けての足掛かりを付けていただければというように思います。 質問としては以上にしたいと思いますが、先ほどから出ています、町の施設の関係で、多くの場所でいろいろな話題が出ていまして、私も毎週体育館を使わせていただいているサークルに入っているんですが、例えば今度造る体育館は、いまよりもずっと小さいらしいねとか、そういう質問も受けて、それは今からだよとかいうやり取りをするんですが、当然町民が興味を持っているテーマですので、いろいろな話が出ています。町民体育館、会館も8月までで使用中止のようだねという話が出たりとかというようにもしていますので、ある程度固まらないと情報提供できないというところもあると思いますが、議会、それから町民にできるだけ前広に情報提供をしていただければと思いますので、併せてお願いをいたします。 質問としては以上とします。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第2番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 続いて、第7番、笠井雄一君の一般質問を許します。 第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  第7番、笠井です。 一般質問を行います。 総合戦略・第2次総合計画策定について質問をいたします。 全国的に少子高齢化が叫ばれる中、私たちが暮らす本町でも、年々人口が減少し、これまでの町の発展を支えてくれた高齢者は生きがいが見いだせず、若者は職を求めて町外へ流出し、活力が失われてきています。 中部横断自動車道、六郷インターチェンジの開通を間近に控え、全国的に地方創生がうたわれている今、何らかの具体的対策を講じなければ、将来(子どもたちや孫たち)に悔いを残すことにならないだろうか、まちの将来を憂うものであります。 昨年8月本町では、人口の現状と将来の姿を示し、人口減少をめぐる問題に関する町民の認識共有を目指すとともに、今後、目指すべき将来の方向性を提示することを目的とした、人口ビジョンを策定し、12月にはこれを踏まえ、将来にわたる緩やかな人口減少と、地域の住民が本町を誇りに思い、本町に住みたいと思えるまちづくりに向けて、人が減っても「自然と歴史と文化を活かしたコンパクトで住みよい、きらりと光る町、市川三郷町」への第一歩を踏み出すための総合戦略を策定しました。 また、これらを踏まえ現在第2次総合計画を策定中ですが、人口ビジョン・総合戦略・第2次総合計画策定にあたり、活力のあったころと比較し、まちの現状と課題をどのように捉えているか、大きく4分野についてお伺いいたします。 4分野の内訳は、まず第1に、農地・里山・自然。第2に、産業・技術。第3に、くらし・文化。第4にまちの動き、この点についてお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井雄一議員の一般質問にお答えいたします。 総合戦略・総合計画についてでありますが、第2次総合計画は、人口ビジョンや総合戦略も網羅する中で、平成29年度から10年間の町の行政指針・最上位計画であり、年度当初に審議会委員をご委嘱申し上げ、諮問させていただきました。議会からも、総務教育・厚生・土木環境の各常任委員長にご参画いただき、現在までに3回の審議会と2回の各分科会を経て、鋭意ご審議を継続していただいております。 現在は、答申をいただく前ですので、詳細に言及することは差し控えますが、審議会の中では農地・里山・自然、あるいは産業・技術といった分野につきましては、伝統産業や豊かな自然を生かした特産品を誇るものの、高齢化が進み荒廃地の増加や後継者不足が懸念されており、積極的なPRや交流を進め、後継者不足を解消し、ブランド化を推進することなどが議論されております。 また、くらし・文化、さらにはまちの動きにつきましても、深い歴史と地域コミュニティが残るほか、中部横断自動車道六郷インターチェンジの供用開始や、将来的にはリニア中央新幹線開通に伴う新たな交通体系による交流が期待できる一方で、現状は過疎化による人口減少は否めず、地域特有の伝統文化などの継承も危惧されております。地域に誇りを持ち、さらにグローバルな視野を備えた将来の担い手の育成に向けて、さまざまな支援を進め、幅広い年代層の皆さまに安心して暮らしていただけることなどが議論されており、本町といたしましても方向性をともにと考えているところであります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  ただ今町長から答弁をいただきました。各計画策定にあたっては、まずわが町の現状を把握し、現状に対する課題をしっかりととらえることが必要なことだと理解しております。 答弁で、答申が出る前なので、詳細については言及することは控えたいとのことですが、現状と課題について、現時点ではしっかりととらえていることが感じられました。 さて、第2次総合計画策定にあたり、3回の審議会、2回の分科会を開き、これらの課題に対し、今後どのように解決していくか審議しているのではないかと推察しますが、今後の具体的スケジュールと、進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  企画防災課長、一瀬浩君。 ◎企画防災課長(一瀬浩君)  ただ今質問がありました、第2次総合計画のスケジュールにつきまして、ご説明させていただきますが、この12月に第4回目の審議会をさせていただく予定で、現在、いろいろな取りまとめを行っております。昨年度からこの事業には取り組んでおりまして、全庁的に問題に取り組もうという趣旨の下、昨年、まず係長グループのワーキンググループを行いまして、そこで現状と課題等、たくさんの意見をいただきました。 また、町民のアンケートを皆さんからいただいている中で、それらを分析しながら今年度に入りまして、今年度係長以下、一般職員の皆さんからもワーキンググループで現状と課題を出していただき、将来的な夢をたくさん語っていただきました。 これらをもとに、先ほどお話がありましたような第3回の審議会、それからそれらを各分科会でもっと細かくご審議をいただきながら、今月第4回目の審議会を迎えるということになっております。 また、今回の第4回の審議会、もしくはその次くらいで取りまとめをいただいて、年明けには答申をいただけるのではないかなと思っておりまして、それを受けて町としましては、パグリックコメント等を行う中で、皆さま議会のほうに、また2月ないし、3月にご報告申し上げて、採択をいただきたいというように進めてまいりたいという予定でございます。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  総合計画の策定もいよいよ大詰めに向かっているということがうかがえるわけですが、計画策定にあたりまして、策定済みの人口ビジョン、総合戦略との整合性は当然必要なことだと思うと同時に、当然整合性がなければならないものと理解しております。 人口ビジョン総合戦略策定は、政策推進課が中心となり、担当として計画を作ったことでありあますけれども、総合計画は企画防災課が担当しております。どのような調整のもと、整合性を図っているのか伺いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  企画防災課長、一瀬浩君。 ◎企画防災課長(一瀬浩君)  今おっしゃるとおり、人口ビジョン等は政策推進課が中心となって、昨年度策定をいたしまして、本第2次総合計画につきましては、私ども企画防災課が中心で推進をさせていただいていおりますが、先ほどもお話させていただいたとおり、全職員がこれについて、意見を申し述べる機会がありまして、また各管理者には、課長さん方には本部員会議ということで意見を取りまとめをさせていただきながら、いろいろな策定をしていく中で、政策推進課長等を中心に政策推進課でもご審議いただきながら、ともに進めてまいっております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  ただ今の答弁の中で、職員が一丸となって、町長がいつも言っている横串を入れて、この計画策定に臨んでいるということがよくうかがえました。 11月14日発行の六郷中だより第11号を、先日回覧で読むことができました。市川三郷町が消滅という見出しでした。これは、10月28日、2年生の社会科の授業を峡南地域の校長先生や、社会科の先生が授業参観を行ったものだそうです。キーワードの市川三郷町が消滅に、思わずえっと声を上げる生徒もいたそうです。このキーワードは、日本創成会議が2014年に発表した、消滅可能性自治体として名前が挙がっていることを、これはもとをただすと山梨県内では16市町村の名前が挙がっていたわけですけども、これをもとに人口の都市集中化が進んでいる資料を学校側が提示し、生徒たちが考えるというものでした。 私は、次世代を担う中学生が、どんな考えをもち、どのような意見が出たのか、非常に興味をもちまして、中学校にお願いをし、内容を聞くことができました。校長先生が親切に対応してくれました。子どもたちの考えや意見は、非常にシンプルではあるものの、その奥に地域を思う深い思いが秘められているように感じました。授業後、研修会でも大好評だったそうです。 総合計画策定にあたり、町の現状や課題を幅広く共有し、次世代を担う生徒、学生等からも幅広く考えや意見を徴収し、計画の中に反映できるものは反映することが必要と思いますが、考えをお聞かせください。 ○議長(有泉希君)  企画防災課長、一瀬浩君。 ◎企画防災課長(一瀬浩君)  貴重なご指摘をありがとうございます。 私どもも、この六郷中だよりというのを見させていただきましたが、非常に内容がちょっとショッキングな題名でありましたので、私どもも内容を把握させていただこうと思って読ませていただきましたが、これはキャッチーなコピーというだけだと思います。それから先生たちはこういう話題を振って、今後の町について皆さん、若い子たちがどう思うか、そういう授業をされたんだろうなと思っておりますが、私どもも、30年くらい役場に勤めている私どもの感覚と、今年、それから昨年というように、本当にフレッシュで入ってきた人間との見解の相違を、今回いろいろなワーキンググループをやる中で痛感をいたしました。そういう若い職員は、きっとこの中学生なんかと同じような、フレッシュな見方をされている方が、多かったんだろうなと思っております。 それらの意見は、ワーキンググループとして拾い上げ、進めてきておりますので、できるだけそういうものを今後も生かしていけるようなやり方で進めていきたいと思います。今年度の総合計画につきましては、もう大体のものが出てきております。5年後を目安として見直しを考えていこうということを審議委員さんとも申し合わせをさせていただいておりますので、その機会にはぜひ参考とさせていただきながら、今後とも進めていきたいと、そのように思っております。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  先ほども申し上げましたとおり、計画のほうももうすでに最後の結論を出す段階に来ているということですので、また途中での見直し等がある際には、特に次世代を担う若い人たちの声も真剣に聞き入れながら、また変更をかけていっていただきたいと、このようにお願いしたいと思います。 総合計画に向けた視点として、地域資源の積極的活用、また若者や子育て世代の声の反映、普遍的なテーマの選定、またPRや波及効果が期待できる手法、そして間もなく中部横断自動車道が開通し、11年後にはリニア中央新幹線が山梨を通ることが決定し、将来に向けて町づくりの考え方を改めていく絶好の機会ではないかと考えます。 これらをもとに、希望の持てる立派な第2次総合計画の完成を期待し、私の質問を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第7番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 続いて、第8番、宮崎博已さんの一般質問を許します。 第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  これより一般質問をさせていただきます。 高齢者の運転免許証自主返納支援についてお伺いをいたします。 全国的に、高齢ドライバーによる痛ましい事故が相次いで起きています。死亡事故は減少しているのに対し、高齢ドライバーによる死亡事故は年々増加しているのが現状です。その理由として、加齢に伴う注意力や判断力の低下。さらに視力の衰えなど身体機能の低下が大きな事故につながると指摘されています。 山梨県の運転免許人口は59万7,550人で、その内65歳以上は13万5,708人、75歳以上になると4万3,331人となっています。さらに、人口比では全体が71.1%で、65歳以上58.7%、75歳以上36.7%と高い確率で免許証を保有しています。 高齢化が進み、高齢者が関連する交通事故が増加していることをふまえ、国は平成10年「運転免許証自主返納制度」を道路交通法改正に合わせて開始しました。この制度は、自身の運転に不安を感じ、安全運転に自信が持てない場合には、免許証を自主的に返納する制度です。また、平成14年からは返納した高齢者に対し、身分証明書として使用できる「運転経歴証明書」が発行されるようになりました。しかし、免許証を返納したことで、移動手段を失ってしまうことから、返納をためらってしまうと言った切実な問題もあります。 山梨県においての返納状況は、平成23年、362人、24年、506人、25年、801人、26年、1,047人と増加はしていますが、あまり進まない現状があります。 今、高齢者の交通事故を防ぐために、自主返納を促している多くの自治体では、運転経歴証明書を持つ高齢者に、タクシー券やコミュニティーバスなどの割引制度を設け促進しています。 本町としても運転に不安を感じ、返納を考えている高齢者に対し、どのような対応を考えているのかお伺いいたします。 1.高齢者の返納状況と現状での取り組みは。 2.高齢者が加害者にならないための今後の取り組みは。 3.何らかの移動手段の確保や補助が必要と考えますがお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  宮崎博巳議員の一般質問にお答えいたします。 高齢者の運転免許自主返納支援についての1点目、高齢者の返納状況と現状の取り組みについてでありますが、市川三郷町在住者の運転免許自主返納者は、平成25年が6名、平成26年13名、平成27年32名、平成28年は10月末現在で26名、合計77名になります。 運転免許自主返納制度は、山梨県警察本部が実施している制度であり、鰍沢警察署とともに、春、および秋の全国交通安全運動や、高齢者クラブ等での交通安全教室の機会を捉え、制度の周知を進めております。 2点目の、高齢者が加害者にならないための今後の取り組みについてでありますが、町交通安全専門指導員や社会福祉協議会等と連携し、いきいきサロンなど高齢者が集まる機会を活用し、高齢者の身体の特性等の自覚を促す内容を含んだ「交通安全教室」の実施を計画しております。また鰍沢警察署とも連携し、高齢者の事故の比率の増加や高齢者事故が重大な結果を招くことを啓発するチラシなどを街頭指導時に配布し、高齢者運転の危険性を促す内容の文書を町内回覧するなど、引き続き取り組んでまいります。 3点目の何らかの移動手段の確保や、補助が必要についてでありますが、最近の事故のニュースにおいては、高齢者がブレーキとアクセルを踏み間違えたといったことが原因での事故の報道が目につき、今後、高齢者が運転免許証を自主返納されるケースが増えることも予想されます。現在、担当課においては、近隣町村の状況を中心に、県内自治体の対応を調査研究しており、本町におけるより効果的で実現可能な対応策をできるだけ早いタイミングで構築していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ありがとうございます。今、町長のほうからいろいろな周知を行っているということと、あと交通安全教室とか、チラシとか、配布をしながら行っているということでお話がありましたが、自主返納自体が、ここ近年、27年、28年になると2ケタ台になっているということで、本当にそのへんが強制的ではないです。この地域においては、車がなくてはならないものだと思っているので、強制的ではないですが、やはり高齢者になると本当に死亡事故につながるような大きな事故につながってしまう、そういうことを考えると、やはり高齢者が加害者になってしまうということを考えると、やはり早急に手を打っていかなければいけないのではないかと思っております。 今、近隣の市町村の調査を行って、いろいろな支援を考えていくということでありましたが、今現在山梨県においても7市が、甲府市をはじめ、都留市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、中央市ということで、7市が移動手段の確保という形で、コミュニティーバスの半額だったり、いろいろなことを行っております。そういったところも市と比べると、市川三郷はコミュニティーバスを運行しているのが現状ですが、本当に本数もすくないですし、六郷に比べると三珠、市川は本当に人が乗っていないような状況で運行されているということも考えると、さらに交通手段を充実したものにするためには、コミュニティーバスの見直しとか、検討なども必要になってくるのではないかと思いますが、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 企画防災課長、一瀬浩君。 ◎企画防災課長(一瀬浩君)  ただ今、議員さんからお話がありましたように、コミュニティーバスの見直しということが必要があるのではないかということですが、私どもとしましても、議員さんがおっしゃられたように、六郷のほうとか、六郷循環線のほうは利用率がかなりあるんですが、ほかの地区によっては全然乗っていらっしゃらないような便も見受けられるということは、状況を理解しております。 コミュニティーバスだけでなくて、免許の自主返納ということを併せて考えますと、交通弱者ということになろうかなと思います。これは高齢者だけでない交通弱者全般のことを考えられるだろうなと思っておりますので、もっと広い意味で、いろいろなコミュニティーバスだけでなく、そういう交通弱者に対する補助制度ができないかということで、先ほど議員さんからおっしゃっていただいたように、ほかの県内の自治体の様子を調べさせていただいていますし、マタニティータクシーとか、ほかの進んでいる県ではやっているようですので、いろいろなことが考えられると思いますが、近隣の自治体でも、福祉サービスの在り方自体から、考え直しをしているところもございますので、いろいろな面を考慮しながら、私どもだけでなくて、関係課いくつか集まりながら、さらに具体的に進めていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ぜひ本当に福祉の面から、総合的に見直しをしていってくれるというお話だったので、本当に交通手段というのは、この地域って、本当になくてはならないものだと思います。なので自主返納が進んでいないというのも現状だと思います。 本当に、来年3月からは、国の法でも75歳以上の高齢者が、免許書更新時に、認知機能検査を強化されるということでありましたが、それも本当に一部のアルツハイマー型の人が対応で、ほかの認知症に関しては漏れてしまうのではないかということも懸念されております。 なので、本当に交通事故を未然に防ぐ、高齢者の交通事故を未然に防ぐということも踏まえて、自主返納があまり進まないという現状は、やはり移動手段の確保が本当に早急に必要だと思いますので、私もそのことに関しては、高齢者の移動手段のことに対しては、何度か質問もさせていただいております。デマンドバスの導入だったり、福祉タクシーの拡充だったりということで質問もしていますので、ぜひほかの近隣の様子も調べていただいて、早急に手を打っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第8番、宮崎博已さんの一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後4時00分...