金沢市議会 > 2016-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 金沢市議会 2016-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成28年  3月 定例月議会          平成28年3月2日(水曜日)-----------------------------------◯出席議員(38名)     議長  福田太郎     副議長  久保洋子     1番  上田雅大      2番  小間井大祐     3番  坂本泰広      4番  松井 隆     5番  中川俊一      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  広田美代     9番  源野和清      10番  長坂星児     11番  前 誠一      12番  麦田 徹     13番  高  誠      14番  喜多浩一     15番  下沢広伸      16番  高岩勝人     17番  野本正人      19番  松村理治     20番  清水邦彦      21番  黒沢和規     22番  山本由起子     23番  森 一敏     24番  小阪栄進      25番  小林 誠     26番  秋島 太      27番  角野恵美子     28番  宮崎雅人      29番  玉野 道     30番  森尾嘉昭      31番  松井純一     32番  安達 前      33番  澤飯英樹     34番  中西利雄      36番  横越 徹     37番  田中展郎      38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       丸口邦雄 副市長       濱田厚史 公営企業管理者   桶川秀志   教育委員長     田邊俊治 市長公室長     当田一博   都市政策局長    相川一郎 総務局長      宮本伸一   経済局長      八田 誠 農林局長      村本広之   市民局長      詩丘樹持 福祉局長      平嶋正実   保健局長      越田理恵 環境局長      蚊戸 進   都市整備局長    野口広好 土木局長      浅川明弘   危機管理監     林 昭一 会計管理者     不破 哲   教育長       野口 弘 消防局長      小谷正利   市立病院事務局長  太村正信 財政課長      松田滋人-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      林 充男 議事調査課長    中宗朋之   議事調査課担当課長 小村正隆 調査係長      三傳敏一   議事係長      外川 奨 主査        八木淳介   主査        太田豊司 主任        喜多泰正   主任        渡邉泰介 主任        酒井敏正   書記        松田宏志 総務課担当課長   橋高祐二   主査        齊藤哲朗-----------------------------------◯議事日程(第1号)  平成28年3月2日(水)午前10時開議 日程第1 議会運営委員の選任 日程第2 第二庁舎等建設特別委員定数変更について 日程第3 第二庁舎等建設特別委員の選任 日程第4 議案第58号 平成28年度金沢市一般会計予算      議案第59号 平成28年度金沢市営地方競馬事業費特別会計予算      議案第60号 平成28年度金沢市市街地再開発事業費特別会計予算      議案第61号 平成28年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計予算      議案第62号 平成28年度金沢市工業団地造成事業費特別会計予算      議案第63号 平成28年度金沢市農村下水道事業費特別会計予算      議案第64号 平成28年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計予算      議案第65号 平成28年度金沢市駐車場事業費特別会計予算      議案第66号 平成28年度金沢市国民健康保険費特別会計予算      議案第67号 平成28年度金沢市後期高齢者医療費特別会計予算      議案第68号 平成28年度金沢市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算      議案第69号 平成28年度金沢市介護保険費特別会計予算      議案第70号 平成28年度金沢市ガス事業特別会計予算      議案第71号 平成28年度金沢市水道事業特別会計予算      議案第72号 平成28年度金沢市発電事業特別会計予算      議案第73号 平成28年度金沢市工業用水道事業特別会計予算      議案第74号 平成28年度金沢市病院事業特別会計予算      議案第75号 平成28年度金沢市中央卸売市場事業特別会計予算      議案第76号 平成28年度金沢市公共下水道事業特別会計予算      議案第77号 平成28年度金沢市公設花き地方卸売市場事業特別会計予算      議案第78号 金沢市における文化の人づくりの推進に関する条例制定について      議案第79号 金澤町家情報館条例制定について      議案第80号 金沢市行政不服審査関係手数料条例制定について      議案第81号 金沢市職員の退職管理に関する条例制定について      議案第82号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について      議案第83号 金沢市本社機能立地促進のための金沢市税賦課徴収条例の特例を定める条例制定について      議案第84号 行政不服審査法等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について      議案第85号 町の名称の変更に伴う関係条例の整理に関する条例制定について      議案第86号 金沢市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例制定について      議案第87号 学校教育法等の一部を改正する法律等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定について      議案第88号 金沢市キゴ山ふれあい研修センター条例制定について      議案第89号 金沢市事務分掌条例の一部改正について      議案第90号 金沢市職員定数条例の一部改正について      議案第91号 職員の分限及び懲戒に関する条例の一部改正について      議案第92号 金沢市非常勤職員公務災害補償等に関する条例の一部改正について      議案第93号 金沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について      議案第94号 金沢市の基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について      議案第95号 金沢市税賦課徴収条例の一部改正について      議案第96号 金沢市手数料条例の一部改正について      議案第97号 金沢市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について      議案第98号 金沢くらし博物館条例の一部改正について      議案第99号 金沢市地方競馬実施条例の一部改正について      議案第100号 金沢市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び金沢市児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について      議案第101号 金沢市国民健康保険条例の一部改正について      議案第102号 金沢市介護保険条例等の一部改正について      議案第103号 金沢市公園条例の一部改正について      議案第104号 金沢市営住宅条例の一部改正について      議案第105号 金沢市まちなかにおける定住の促進に関する条例の一部改正について      議案第106号 金沢市建築審査会設置条例の一部改正について      議案第107号 金沢市公営企業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第108号 金沢市ガス供給条例及び金沢市液化石油ガス供給条例の一部改正について      議案第109号 金沢市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第110号 金沢市火災予防条例の一部改正について      議案第111号 金沢市芸術文化ホール指定管理者の指定について      議案第112号 金沢市体育施設体育館等)の指定管理者の指定について      議案第113号 金沢市体育施設プール等)の指定管理者の指定について      議案第114号 金沢市体育施設テニスコート等)の指定管理者の指定について      議案第115号 金沢市体育施設屋外スポーツ施設等)の指定管理者の指定について      議案第116号 金沢市老人福祉センター指定管理者の指定について      議案第117号 金沢市障害者高齢者体育館指定管理者の指定について      議案第118号 金沢市及び白山市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結について      議案第119号 金沢市及びかほく市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結について      議案第120号 金沢市及び野々市市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結について      議案第121号 金沢市及び津幡町における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結について      議案第122号 金沢市及び内灘町における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結について      議案第123号 包括外部監査契約の締結について      議案第124号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について      議案第125号 平成27年度金沢市一般会計補正予算(第4号)      議案第126号 平成27年度金沢市営地方競馬事業費特別会計補正予算(第2号)      議案第127号 平成27年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第128号 平成27年度金沢市工業団地造成事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第129号 平成27年度金沢市農村下水道事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第130号 平成27年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第131号 平成27年度金沢市駐車場事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第132号 平成27年度金沢市国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第133号 平成27年度金沢市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)      議案第134号 平成27年度金沢市介護保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第135号 平成27年度金沢市ガス事業特別会計補正予算(第1号)      議案第136号 平成27年度金沢市水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第137号 平成27年度金沢市病院事業特別会計補正予算(第1号)      議案第138号 平成27年度金沢市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)      議案第139号 平成27年度金沢市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第140号 特別職の職員の給与に関する条例等の一部改正について      議案第141号 職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第142号 金沢市の基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について      議案第143号 工事請負契約の締結について(金沢市立兼六中学校校舎耐震補強工事第3期(建築工事))      議案第144号 「委託契約の締結について」の一部変更について(安原架道橋新設工事)      議案第145号 町の名称の変更及び字の区域の廃止について(大河端西1丁目ほか)      議案第146号 市道の路線認定について      議案第147号 市道の路線廃止について      議案第148号 市道の路線変更について                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ-----------------------------------     午前10時3分 開議 △開議 ○福田太郎議長 ただいまから平成27年度定例金沢市議会を再開し、3月定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ38名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○福田太郎議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 13番  高  誠議員 14番  喜多浩一議員 15番  下沢広伸議員以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○福田太郎議長 次に、今定例月議会までに議長において変更した議員の派遣については、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。 また、地方自治法第121条第1項の規定により今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。     〔議員の派遣については本号末尾参照〕     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議期間福田太郎議長 次に、今定例月議会会議期間は、本日から3月23日までの22日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議会運営委員の選任 ○福田太郎議長 これより、日程第1議会運営委員の選任についてを議題といたします。 新たに会派が結成されましたので、議会運営委員の選任を行いたいと思います。 お諮りいたします。 委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、28番宮崎雅人議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田太郎議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました宮崎雅人議員議会運営委員に選任することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第二庁舎等建設特別委員定数変更について ○福田太郎議長 次に、日程第2第二庁舎等建設特別委員定数変更についてを議題といたします。 お諮りいたします。 第二庁舎等建設特別委員の定数につきましては、現行の10名から11名に変更いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田太郎議長 御異議なしと認めます。 よって、第二庁舎等建設特別委員の定数は、11名に変更することに決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第二庁舎等建設特別委員の選任 ○福田太郎議長 次に、日程第3第二庁舎等建設特別委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま委員の定数変更をいたしました第二庁舎等建設特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、6番熊野盛夫議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田太郎議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名をいたしました熊野盛夫議員を第二庁舎等建設特別委員に選任することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程福田太郎議長 次に、日程第4議案第58号平成28年度金沢市一般会計予算ないし議案第148号市道の路線変更について、以上の議案91件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    提案理由の説明 ○福田太郎議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 本日、ここに平成27年度金沢市議会3月定例月議会が開かれますに当たり、市政に対する所信の一端と提出議案の大要について御説明申し上げ、各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 世界は今、不安定化の動きが増すなど、先行き不透明な時代を迎えております。グローバル化に伴い、価値観の多様性が確保されることなく、画一化が助長される中にあって、中東や東アジアを初めとする多くの地域で、民族間・宗教間の対立が深刻化しつつあります。 こうした時代に求められますことは、一つの価値観や力で物事を解決することではありません。対話と協調により困難を乗り越えるために英知を結集することが大切であり、近年、地球温暖化や貧困への対応等で国際社会がまとまりを見せていることも、その一つの証左でありましょう。 みずからのアイデンティティーに誇りを持つと同時に、異なる価値観を尊重し合う姿勢、すなわち、文化的・精神的な成熟度が人類に今、求められているのではないでしょうか。本市の交流拠点都市構想も、そうした考えに基づいており、異なる価値観や文化の集積、交流の中で生み出される新しい価値や、人間のきずなを、持続的なまちの発展と市民の幸せにつなげてまいりたいと改めて思う次第であります。 さて、昨年春の北陸新幹線の開業により、多くの方々が訪れ、国内外における金沢の認知度も高まっておりますことから、この機を逃さず、直面する課題の解決と将来に向けて布石を打つことに総力を結集しなければなりません。 私は、その際のキーワードは、「本物」と「広域」ということではないかと考えております。 まずは、グローバル化の中にあっても、独自の輝きを放つことができるよう、本市の個性を際立たせることが重要であります。すなわち、歴史に裏打ちされた「本物」の文化にさらに磨きをかけ、常に挑戦を重ねることによって、新たな付加価値を持ったものとして次の世代に伝えていくことが求められてきます。 このため、明年度、新たに文化スポーツ局を設置し、推進体制の強化を図るとともに、略称文化人づくり条例を制定し、文化を担う人材の育成に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。また、技と芸の人づくり基金を改編した文化の人づくり基金も創設し、積み増しを行うこととしたほか、その財源の一部として、若手工芸作家の育成を支援する金沢版ふるさと納税制度の導入、活用を図ってまいりたいと考えております。 同時に、昨年開催したユネスコ創造都市ネットワーク世界会議を契機に、フランスでの日本文化の発信や、世界の創造都市の作家との人材交流に力を入れるなど、新たな文化創造への挑戦にも不断の努力を続けてまいる所存であります。 一方、ブラジルでのオリンピック・パラリンピックの開催年を迎え、4年後の東京開催に向けた機運も高まっており、本市にありましても、かねて準備を進めてきた金沢マラソンを昨年秋に開催することができました。ここに来て、市民のスポーツに対する意識も高まりを見せておりますことから、明年度は、オリンピック等事前キャンプ各種スポーツ大会の誘致に全力で取り組んでまいる考えであります。 次に重要なことは、広域連携の推進であります。 北陸新幹線の開業効果を最大限に引き出し、金沢のさらなるステップアップを図るためには、本市の活性化はもちろんのこと、地域全体の発展を期さなければなりません。 さきの12月定例月議会で、本市が連携中枢都市を宣言したことを受けて、今般、白山市、かほく市、野々市市、津幡町、内灘町の議会で、連携中枢都市圏協約締結に向けた議決を目指しております。この上は、各位の御賛同を得て、今月末にも近隣自治体連携中枢都市圏を形成してまいりますとともに、首長会議を開催するなど連携を強化しながら、近く策定を終える石川中央都市圏ビジョンの具現化に鋭意取り組んでまいる所存であります。 さて、先月発表された政府の月例経済報告によると、企業収益や雇用情勢が改善するなど、緩やかな景気の回復基調が続いているとされるものの、四半期のGDPが2期ぶりにマイナスになるなど、中国経済の減速や原油価格の低下等の影響から、先行き不透明な状況が一部に見られます。 このため、国の経済対策に呼応し、公共事業費の確保や地域経済活性化策の積極的な予算化に努めることとしたほか、地方創生が叫ばれる中で、金沢版総合戦略に沿って、観光客や企業の誘致、移住・定住の促進、石川中央都市圏ビジョン具現化等に全力を傾けてまいりたいと存じます。 ところで、アフター新幹線を踏まえ、まちのステータスと拠点性のさらなる向上を期すためには、福祉、教育、環境施策の充実を図り、まちの総合力を高めることが究極的に必要不可欠であります。とりわけ福祉分野では、団塊の世代が75歳以上となる2025年問題の解決に向けて、官民の適切な役割分担と協働により、支え合う安全・安心の福祉社会を築くことが急務となっておりますことから、明年度は、地域で認知症のお年寄りや障害のある方を支援する仕組みの構築に全力を尽くす所存であります。 また、教育は健全な社会を築くための礎であります。戦後70年余りを経た今、物質的な豊かさや合理性を求め続けてきた結果、ともすれば自己中心的な価値観が優先され、道徳心や相手を思いやる心が薄れつつあることが少なからず憂慮されます。権利や自由が義務や責任の上に成り立っていることを一人一人がわかり合えるよう、明年度は、学校教育の充実はもとより、家庭教育地域教育を初めとする生涯学習の振興に力を注いでまいりたいと存じます。 一方で、近年、世界的な異常気象が続き、私たちの生存基盤である地球の環境を守ることが焦眉の急となっております。昨年末、パリで開催されたCOP21において、地球温暖化の防止に向けた196の国や地域の枠組みが決まりましたので、市としても、なし得る限りの手だてを講じていかなければなりません。 その一環として導入を検討している家庭ごみ有料化制度につきましては、先月、廃棄物総合対策審議会から、導入に賛同しつつも、市民や地域団体等への説明に一段の取り組みを求める旨の答申がありました。これを真摯に受けとめ、制度の詳細について、理解を一層深めてもらうため、今後、まちづくりミーティングや全町会等を対象とした説明会の開催に取り組んでまいりたいと存じますので、市民の皆様の御協力をお願い申し上げます。 ところで、市政は今、重要な局面を迎えております。北陸新幹線の開業により、本市のまちづくりが新たな段階を迎える中で、まちの発展と市民の幸せに常に思いをいたしながら、重点戦略計画の推進に、私を初め職員一丸となって、全身全霊を傾けてまいりたいと存じます。各位並びに市民の皆様の御支援、御協力を重ねてお願い申し上げる次第であります。 さて、平成28年度当初予算案でありますが、少子高齢化の進展に伴い、社会保障費が大幅に増加する一方で、市税を初めとする歳入全体に大きな伸びが見込めないなど、財政を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。このため、補正予算と一体となった編成や、施策の重点化、基金の活用、事業の年度間調整等に知恵を絞るとともに、重点戦略計画と連動した編成に意を用いた次第であり、地域経済の活性化を初め、少子高齢化への対応、環境負荷の少ないまちづくり、次代を担う子どもたちの育成、安全・安心の確保など、重点施策の積極的な予算化に努めた次第であります。 加えて、中期財政計画に基づく市債の繰り上げ償還や、基金の創設など、中長期を見据えた財政運営にも意を注ぎ、平成28年度当初予算を「アフター新幹線を踏まえ 個性際立つ交流拠点都市を築く 重点戦略予算」として編成した次第であります。 この結果、予算の規模は、前年度に比べ、一般会計で3.4%増の1,723億5,000万円、全会計では2.0%増の3,371億9,940万7,000円に、また、特別分を除く実質では、一般会計で0.9%増の1,681億2,378万1,000円、全会計では前年とほぼ同規模となる3,307億3,696万9,000円となりました。 以下、施策の大要につきまして、順次、御説明を申し上げます。 第1の重点は、「交流拠点都市をめざした活力あるまちづくり」であります。 国を挙げて、デフレ経済からの脱却と地方創生に取り組む中、まずは、金沢版総合戦略の実践や、石川中央都市圏ビジョンの推進に積極的に努めるとともに、国の経済対策に呼応し、最終補正予算と合わせ、前年度を7.5%上回る公共事業規模を確保するなど、元気な地域づくりに全力を傾けることとしております。 また、中小企業振興特別資金などの制度融資の緩和措置等を延長するとともに、中小企業者の地域内受注や、金沢かがやきブランド認定企業の電子商取引を支援するほか、新たに県と協調し、本社機能を移転する企業等に対する固定資産税の特例減額措置を導入するなど、ものづくり基盤の強化に努めてまいります。 さらに、ITビジネスプラザ武蔵にコーディネーターを配置し、交流・創造機能の強化や、多様な分野の人材が交流できる場の提供等に取り組むほか、卯辰山工芸工房のリニューアルに向けた基本計画の策定に着手するなど、新たな価値創造拠点の形成に努めてまいりたいと存じます。 また、商業の振興では、中心商店街における外国人旅行者の受け入れに向けた環境整備や、インバウンド戦略の策定を支援してまいります。 観光面では、観光戦略プラン2016の着実な実践に向けて、観光交流課とプロモーション推進課を観光政策課に再編し、新たに誘客推進室を設置するなど、推進体制を強化することとしております。また、先般、金沢市が国の外国人誘客モデル都市に選定されましたので、これを機に、戦略的なプロモーションや広域連携の推進、人材の育成を進めるとともに、金沢市観光協会を母体に金沢版DMO--観光マネジメント組織の構築を目指してまいりたいと存じます。加えて、海外からのクルーズ船やラグジュアリー船のさらなる誘致を図るほか、国際交流特使の活動拠点となる金沢サポーターズクラブの活動を支援するなど、海外との交流の促進に努めてまいります。 また、現在、市内12カ所でサービスを提供している公衆無線LANのまちなか文化施設での運用を、この夏から開始することといたしました。 一方、雇用対策では、県外に進学した学生のUJIターンに力を注ぐとともに、若者や女性の就労を支援するためのインターンシップや職場定着セミナー等を開催することとしております。 農林水産業の振興では、今後予定されるTPPの発効を見据え、農地の区画拡大や、集落営農組織の経営多角化等を支援いたしますほか、全国伝統野菜サミットの開催を通じて、ブランド農産物の発信に取り組んでまいりたいと存じます。 あわせて、中山間地域において、外部人材を活用した活性化モデル事業を展開いたしますほか、近江町交流プラザのちびっこ広場に、金沢産材を使用した金沢の森育広場を設置することとし、林業の振興に資してまいります。 ところで、都市の発展基盤の整備でありますが、この5月のグランドオープンに向けて、片町A地区市街地再開発ビル「片町きらら」の建設を支援してまいりますほか、都心軸沿線を初めとする周辺地区の老朽ビルの建てかえに向けた地元地権者等の活動を支援してまいりたいと存じます。また、柿木畠、広坂、袋町の各地域では、中心市街地の都市機能の向上を目指し、都市構造の改善策や回遊環境の向上策などを検討してまいりたいと存じます。 さらに、金沢駅武蔵南地区では、市街地再開発事業の立ち上げに向けて、事業計画の認可や本組合の設立を支援してまいりますとともに、開場300年を迎える近江町市場では、新幹線開業後の課題について、商店街とともに改善策を検討することとしておりますほか、複合商業施設の整備に向けた実施設計を支援してまいりたいと存じます。 また、金沢駅周辺地区では、国内外からの富裕層などをターゲットとしたインターナショナルブラントホテルを駅西広場隣接地に誘致することとし、来月にも公募型プロポーザルを実施し、開発事業者を選定してまいりますほか、新たにコンベンション施設の立地に係る検討調査に着手してまいりたいと考えております。 次に、交通ネットワークの構築でありますが、新しい交通システムの導入に向けて、新年度早々にも学識者等から成る委員会を立ち上げ、機種やルートについて検討を進めてまいりますほか、公共レンタサイクル「まちのり」の新たなポートを寺町5丁目地内に設置することといたしました。 道路整備では、都市機能の集約化を見据え、新たな道路基本計画の策定に着手いたしますほか、外環状道路海側幹線4期区間の大浦・千木町線の整備に拍車をかけてまいります。また、金沢港では、防波堤の整備や航路泊地のしゅんせつなどを計画的に進めることとしております。 一方、移住・定住の促進でありますが、北陸新幹線の開業を追い風に、首都圏等からの移住の拡大を図るため、郊外における移住者向けの住宅取得やマンション購入等に対する支援制度を創設いたしますほか、まちなかの定住促進制度にあっても、UJIターン世帯に係る支援を拡充することとしております。また、老朽空き家の解体や、地域における空き家の利用等に対する支援制度を創設するなど、空き家対策にも万全を期してまいりたいと存じます。 第2の重点は、「個性が際立つ魅力あふれるまちづくり」であります。 文化創生新戦略2020及び略称文化人づくり条例に基づき、本物の文化を担う人材の育成や、クラフトの振興等に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。 まずは、伝統芸能や工芸において指導的役割を果たす人材の国内外での研修等に対する支援制度を創設してまいりますほか、高校生や大学生を対象とした文化体験プログラムの開催や、生け花や日本舞踊等の伝統文化を親子で学習、体験できる講座の開設に取り組んでまいりたいと存じます。 また、歴史文化資産の活用では、城下町金沢の歴史的風致の重要な構成要素である石垣の保全について調査検討を行ってまいりますほか、本多町歴史文化ゾーンにある国登録文化財の旧本多家住宅長屋門の移転整備や、西外惣構跡「升形」の復元整備に向けた実施計画の策定に着手することとしております。 また、この秋の開館を目指し、金澤町家情報館の整備を本格化してまいりますほか、金沢くらしの博物館も同時期にリニューアルオープンすることとなっております。 さらに、金沢クラフトの振興に向けて、2018年の国の東アジア文化都市事業の採択や、2020年の工芸サミットの誘致に向けた金沢21世紀工芸祭の開催、さらには、かなざわ工芸フェスタの開催等に取り組み、金沢クラフトの魅力を国の内外に発信してまいりたいと存じます。 あわせて、食文化の発信やファッション産業における人材の育成等にも鋭意取り組んでまいります。 また、金沢の多彩な建築文化を国の内外に発信する建築文化拠点施設の整備に向けて、実施設計に着手することとしておりますほか、旧俵小学校を音楽等の創造活動拠点に整備するための実施設計や、文化ホールのリニューアルに向けた実施設計に着手してまいりたいと存じます。 一方、金沢美術工芸大学でありますが、先月末、大学から新キャンパス構想が提出されましたので、県との連携を密にしながら、金沢大学工学部跡地への移転整備に向けて、基本構想の策定に取り組んでまいりたいと存じます。 一方、美しい景観の形成についてでありますが、全国初となる仮称川筋景観保全条例の明年度内の制定を目指してまいりますほか、新たな眺望景観の保全に向けた区域や眺望点の選定を進めることとしております。 また、金沢らしい夜間景観の創出を目指し、浅野川にかかる天神橋や梅ノ橋の照明整備に着手してまいりますほか、無電柱化の推進に向けて、新たに下新町の電線共同溝の詳細設計に着手することといたしました。 加えて、開園100年を迎える卯辰山公園では、仮称眺望の丘の整備や、四百年の森の拡張整備に向けた実施設計に着手してまいりたいと存じます。 ところで、新たな文化とも言えるスポーツの振興でありますが、さきに述べた文化スポーツ局スポーツ部を設け、推進体制を強化するとともに、全国規模のスポーツ大会等の誘致を目指し、仮称金沢スポーツコミッションの設立に向けた基本構想の策定に着手することとしたほか、第2回の金沢マラソンの開催を目指し、開催日等の見直しや、県民枠の新設等を行うなど、大会のさらなる活性化を図ってまいります。 加えて、施設面では、城北市民運動公園の屋内プール--金沢プールの明年4月の供用開始を目指し、整備を本格化させてまいりますほか、隣接する屋内広場の実施設計や、仮称安原ボールパークの整備に向けた基本計画の策定に着手することとしております。 第3の重点は、「支えあう安心のまちづくり」であります。 誰もが住みなれた地域で安心して暮らせる福祉社会の実現を目指し、地域団体等が主体となって高齢者世帯を支えるサポート体制の構築に取り組みますほか、新たに市内19全ての日常生活圏域に、認知症地域支援推進員を配置するとともに、医療、介護の専門職で構成する認知症初期集中支援チームを設置するなど、金沢らしい地域包括ケアシステムの構築を目指してまいりたいと存じます。 加えて、明年4月の介護保険総合事業の実施に向けた準備を本格化いたしますほか、地域密着型特別養護老人ホームやグループホーム等の建設を支援してまいります。 また、障害のある方への施策では、この秋にも、相談支援の中核的役割を担う基幹相談支援センターを設置することとしておりますほか、来月にも専門部会を設置し、障害のある方の生活を地域全体で支えるシステムの構築を目指し、検討を進めてまいりたいと存じております。 一方、市民の健康づくりでありますが、高齢者が家庭や地域で療養できる体制の整備を目指し、来月にも医師会や介護サービス事業者の協力を得て、金沢総合健康センターに在宅医療・介護連携支援センター準備室を設置することとし、在宅医療等推進計画の策定に取り組むこととしておりますほか、老朽化や駐車場不足などの課題を抱える大手町の夜間急病診療所の駅西福祉健康センターへの移転整備に向けた準備に着手することといたしました。 さらに、乳がん検診の対象年齢を拡大いたしますほか、小児がんの治療で予防接種による免疫を失うケースに対処するため、再接種に対する中核市初の助成制度を創設してまいりたいと存じます。 このほか、食の安全を確保するため、行動計画を策定いたしますほか、食中毒対策の強化に向けて、高機能の検査機器を導入することとしております。 また、国民健康保険につきましては、一般会計からの繰り入れや基金の活用などにより、賦課限度額の引き上げを極力抑制するとともに、保険料率の一部引き下げを行うことといたしました。 他方、市立病院にありましては、医療を取り巻く環境の変化に的確に対応し、経営のさらなる効率化を図るため、新病院改革プランの策定に取り組むこととしておりますほか、最新の術式に対応する手術室システムを導入するなど、引き続き質の高い医療サービスの提供に努めてまいります。 ところで、市民生活の安全・安心の確保でありますが、危機管理センターに導入される防災情報システムの基本計画を策定するとともに、災害時受援マニュアルや水防活動実施マニュアルの作成に取り組んでまいりますほか、鞍月小学校の地下に設置する大型貯留施設の整備を本格化させてまいります。あわせて、民間既存建築物の耐震改修に対する支援を拡充することといたしました。 さらに、消防・救急体制の強化につきましては、2市2町で共同運用する新たな高機能消防指令システムの整備に着手いたしますほか、金石消防署臨港出張所の移転整備を本格化させてまいりたいと存じます。加えて、救命率のさらなる向上を目指し、消防指令センターに配置する救急救命士を計画的に養成するとともに、救急搬送時のICT救急画像伝送システムの機能強化を図ることといたしました。 一方、環境の保全では、地球温暖化対策を推進するため、エネルギーの効率化を図る設備の導入等に対する支援を拡充いたしますほか、新たに、電気使用量の削減率に応じて買い物券と交換できる節電エコポイントモデル事業を実施してまいりたいと存じます。 また、次期廃棄物埋立場の本体工事を本格化させてまいりますほか、内川墓地公園では、第2期造成工事の進捗にあわせ、新たに墓地区画の貸し付けを開始することといたしました。 第4の重点は、「未来を担う心豊かな人づくり」であります。 未来を担う心豊かでたくましい子どもたちを育むため、金沢型学校教育モデルの実践に向けて、学校における金沢型学習プログラムや学習スタイルの実践研究を推進いたしますとともに、学力の向上を目指し、実践事例集や映像による指導資料の作成に取り組みますほか、ふるさと学習の充実に意を注いでまいりたいと存じます。 また、地域とともに学校現場の課題解決を図るコミュニティ・スクールのモデル校を設置してまいりますほか、支援が必要な子どもへの対応を強化するため、特別支援教育支援員の派遣を拡充することとしております。 あわせて、学校規模の適正化に向けて、新たな推進計画の策定に取り組んでまいりますほか、中央地区における中学校の新設や、仮称特別支援教育サポートセンターの整備等を見据え、まちなかの旧学校施設等の有効活用について検討を進めてまいりたいと考えております。 さらに、兼六小学校の開校に万全を期してまいりますほか、泉小学校と泉中学校の一体的な整備や、森山町小学校の校舎改築のための実施設計等に鋭意取り組んでまいります。 一方、市立工業高等学校では、金沢型工業教育モデルの実践に向けて、ものづくり情報発信コーナーを新設いたしますほか、国家資格等の取得に対する支援制度を創設することといたしました。 他方、子育て支援の充実でありますが、保育料を18年連続で据え置くとともに、多子世帯等に係る保育料の負担軽減措置を拡充いたしますほか、ひとり親世帯の負担軽減を図るための児童クラブへの支援制度を創設してまいります。 また、子育て情報を提供する子育て支援アプリの開発に取り組みますほか、助産師による育児相談や、働く女性を対象とした働くプレママお役立ち講座を実施するなど、妊娠から出産、育児までの切れ目のない支援体制を構築してまいります。 さらに、駅西福祉健康センターのこども広場を拡充するとともに、八日市の幼児相談室の移転整備に向けた実施設計に着手してまいりたいと存じます。 一方、少年自然の家など、キゴ山の3施設をキゴ山ふれあい研修センターとして統合し、研修機能を強化してまいりますほか、仮称長土塀青少年交流センターの整備に向けた実施設計や、大浦公民館の建設工事に着手してまいります。 加えて、家庭の教育力の向上を目指し、生涯学習課内に家庭教育振興室を設置し、家庭教育推進プログラムの策定や、家庭教育講座の開催等に取り組むこととしております。 また、市立図書館では、地区公民館の図書コーナーを活用したBookBankモデル事業を実施してまいりますほか、友好提携図書館である蘇州図書館や完山図書館との間でトライアングル交流を実施してまいりたいと存じます。 第5の重点は、「交流と連携による市民協働のまちづくり」であります。 第2次協働推進計画の着実な実践に向けて、市民活動サポートセンターの開設に向けた検討調査に着手してまいりますほか、新たに課題発掘型の協働のまちづくりパートナーシップコンペ事業を実施してまいります。また、学生の生活全般を支援する学都金沢アプリの開発や、学生と地元企業による商品開発を目指す学生のまち金沢・プロダクトデザイン会議を開催したいと考えております。 さらに、選挙権年齢の引き下げに伴い、学生等を対象とする選挙啓発活動に力を注ぎますほか、外国人旅行者など来街者に向けた、ぽい捨て防止や、観光マナー等に関する啓発リーフレットの作成に取り組むことといたしました。 一方、女性の活躍促進を目指し、業界団体等のニーズに対応したセミナーを開催いたしますほか、2018年の日本女性会議の金沢開催に向けた準備活動を支援してまいりたいと存じます。 さらに、広域連携の強化では、石川中央都市圏を中心に夜間急病診療所小児科診療の広域運営や、高等教育機関との連携による共同研究、広域交通ネットワークの構築等に向けて検討を進めてまいりますとともに、上下水道の広域連携ビジョンの策定や、首都圏での移住フェアの共同開催などにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 また、行政サービスの向上でありますが、庁舎前広場の明年春の供用開始を目指し、整備工事を本格化させてまいりますほか、南分室の老朽化に伴う第二庁舎の整備につきましては、先般開かれた特別委員会において、基本設計の骨子案が了承されましたので、平成31年度の完成を目指し、実施設計に取り組んでまいりたいと存じます。 加えて、この5月から、コンビニエンスストアにおける証明書交付サービスを開始いたしますとともに、明年4月からの介護保険料のコンビニ収納に向けたシステム改修に着手することとしております。 一方、行財政改革の推進でありますが、第6次行政改革大綱の実践や公共施設等総合管理計画の策定に引き続き取り組んでまいりますほか、先般、中期人事計画がまとまりましたので、これに基づき、有能な人材の育成やマネジメントの強化に取り組み、質の高い市政の実現を目指してまいりたいと存じます。 以上が、平成28年度の当初予算案の大要でございます。このほか、条例案では、さきに述べた金沢市における文化の人づくりの推進に関する条例の制定など33件、その他議案として14件をお諮りしております。 次に、あわせて上程した平成27年度の最終補正予算案でありますが、国の経済対策等に呼応した公共事業や臨時福祉給付金のほか、金沢版総合戦略等に係る経費の追加が主なる内容で、全会計の補正額は77億306万4,000円となりました。 このうち、都市整備・土木関係では、外環状道路海側幹線4期区間の地盤改良工事を前倒しいたしますほか、街路事業等に係る県への負担金を追加しております。 また、経済・農林関係では、従業員を非正規雇用から正規雇用に転換した事業主に対する奨励金や、経営改善のための農業用機械等の導入助成費を追加いたしますほか、工業団地造成事業費特別会計では、金沢森本インター工業団地等の分譲収入の増に伴い、市債の繰上償還費を追加しております。 福祉・保健関係では、障害者福祉施設の建設等を支援してまいりますほか、国民健康保険費特別会計では、高齢化の進展に伴う今後の医療費の増加に備えて、新たに財政安定化のための基金を創設することといたしました。 また、教育関係では、兼六中学校体育館の耐震化や、小中学校の空調設備の更新を進めてまいります。 このほか、個人情報の流出防止のための情報セキュリティー対策費や、平成28年度に予定している市債の繰り上げ償還の前倒し経費、財政調整基金の積立金などを計上しております。 予算以外の議案では、兼六中学校の校舎耐震補強工事に係る建築工事の請負契約の締結など9件をお諮りしたほか、損害賠償の額の決定に係る専決処分1件を報告しております。 さて、地方創生に向けて自治体が行う先導的な取り組みに対して、継続的な財政支援を行うための法案が今国会に提出されております。 まずは、これに呼応し、元気な地域づくりに全力で取り組むとともに、国と地方の役割分担の見直しや、権限に見合う財源の移譲など、真に地方の自由度が高まる改革が着実に進むよう、引き続き国に求めてまいる考えであります。 加えて、行政のみならず、市民や地域団体、企業、大学等とともに、広く英知を結集しながら、多面的、重層的に施策を展開することにより、職員ともども世界の交流拠点都市の実現を目指してまいりたいと存じます。 何とぞ、各位並びに市民の皆様の御鞭撻と御支援を切望いたしますとともに、提出議案に対し、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終えさせていただきます。 ○福田太郎議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○福田太郎議長 この際、御報告いたしておきます。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第39号をもって報告されておりますことをお知らせいたしておきます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○福田太郎議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明3日から9日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田太郎議長 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、10日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○福田太郎議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時51分 散会-----------------------------------   〔参照〕-----------------------------------                           平成28年3月2日            議員の派遣について 平成27年12月18日に議決された議員の派遣について、下記のとおり変更した。               記1 変更前変更後(1) 派遣目的交流協定都市訪問及び地方行政調査 (2) 派遣場所愛知県豊田市、愛知県岡崎市 (3) 派遣期間平成28年1月19日及び同月20日 (4) 派遣議員上田雅大議員、坂本泰広議員、 熊野盛夫議員広田美代議員、 長坂星児議員、前 誠一議員、 麦田 徹議員、喜多浩一議員久保洋子副議長、山本由起子議員、 松井純一議員、田中展郎議員上田雅大議員、坂本泰広議員、 熊野盛夫議員広田美代議員、 長坂星児議員、前 誠一議員、 麦田 徹議員、久保洋子副議長、 清水邦彦議員、山本由起子議員、 松井純一議員、田中展郎議員2 変更前変更後(1) 派遣目的交流協定都市訪問及び地方行政調査 (2) 派遣場所東京都板橋区 (3) 派遣期間平成28年1月25日及び同月26日 (4) 派遣議員小間井大祐議員、松井 隆議員、 大桑初枝議員、下沢広伸議員清水邦彦議員、黒沢和規議員、 森 一敏議員、小林 誠議員、 角野恵美子議員、玉野 道議員、 澤飯英樹議員、高村佳伸議員小間井大祐議員、松井 隆議員、 大桑初枝議員、喜多浩一議員下沢広伸議員黒沢和規議員、 森 一敏議員、小林 誠議員、 角野恵美子議員、玉野 道議員、 澤飯英樹議員、高村佳伸議員               (写)                           発金議議調第185号                           平成28年2月25日                           (2016年)  金沢市長 山野之義様                       金沢市議会議長 福田太郎           議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、平成27年度金沢市議会3月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。 副市長         丸口邦雄    副市長         濱田厚史 公営企業管理者     桶川秀志    教育委員長       田邊俊治 市長公室長       当田一博    都市政策局長      相川一郎 総務局長        宮本伸一    経済局長        八田 誠 農林局長        村本広之    市民局長        詩丘樹持 福祉局長        平嶋正実    保健局長        越田理恵 環境局長        蚊戸 進    都市整備局長      野口広好 土木局長        浅川明弘    危機管理監       林 昭一 会計管理者       不破 哲    教育長         野口 弘 消防局長        小谷正利    市立病院事務局長    太村正信 財政課長        松田滋人 なお、教育委員長 田邊 俊治に代わり、3月11日は教育委員 岡 能久の、同23日は教育委員 早川芳子の出席を求めます。...