事業の多くは
業務委託契約で、
高齢者は
個人事業主として扱われるため、
高齢者自身が
インボイスを発行しなければ、
シルバー人材センターが
消費税の仕入税額控除できず、多額の
納税義務が発生いたします。
全国の
シルバー人材センターが被る新たな
税負担の総額は約200億円と、これは
厚労省が
答弁をしております。
仮に、
シルバー人材センターが
消費税約200億円を負担できないとするならば、
高齢者が
消費税の
課税業者になり、
インボイス番号を取得する必要があります。
現在、全国で約70万人の
高齢者が働いており、
月平均の
収入は約3万円から4万円、
高齢者には、
年金収入が少ないため、
生活費の補填のために働いている人もおられます。
このような
高齢者に
消費税の
課税業者になって、わずかばかりの
収入から
消費税を納税させようとするのが
インボイス制度であります。
消費税の増税により
消費不況が続く中、
コロナ禍、物価・
原油高騰などの
影響で、
小規模事業者は深刻な
状況に追い込まれ、さらに
インボイス制度導入により
免税されていた多くの
業者が
経営難に陥ることは明らかであります。
地元の
中小業者を苦しめ、
地域経済の衰退をもたらす
インボイス制度の
中止を求める声はしっかりと受け止めるべきだと思います。
コロナ禍も長引き、ロシアによる
ウクライナ侵略による
経済や
生活への
影響は深刻化し、先が見通せません。
請願趣旨にも述べてありますように、世界では、99カ国が日本の
消費税に当たる
付加価値税を引き下げております。
請願者が求める
消費税率の5%への引下げは、今こそ行うべきだと思います。
以上を述べまして、
請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める
意見書」の
提出を求める
請願書」に
賛成の
討論といたします。
議員の
皆さんの御賛同よろしくお願いいたします。(降壇)
23
◯議長(
林田直記君)[ 171頁]
次に、
反対討論。
24
◯岩竹洋一君
登壇[ 171頁]
請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める
意見書」の
提出を求める
請願書」に対し、
反対の
立場で
討論をいたします。
まず、
消費税についての使い道、使途は、
基礎年金、
老人医療、介護の三本立てでしたが、
税率を上げたことにより、プラスして
少子化対策、
社会福祉の財源として充てられております。
少し詳しく説明しますと、
消費税率アップについては、急激に進む
少子高齢化の波をどうにか食い止めたいという強い意図を持ち、国会で
可決・成立したものであります。そして、
少子化に歯止めをかけるために、今後も運用されていくものです。
この
請願書では、「
消費税率の5%へ引き下げ」と記載されておりますが、
国民一人一人に対し、公平な
消費税の
税率を逆行して引き下げることは、医療、福祉、子育て等の政策において混乱を来し、多方面に
影響を来すことにつながりかねません。
次に、
インボイス制度自体の問題についてですが、課税売上高が1,000万円以下のいわゆる中小企業や
個人事業主等の
免税業者が、その新たな
制度、事務に慣れるまでは大変なことと思いますし、また新たな負担に悩まれている
業者がおられることは十分に承知しております。
そんな中ではありますが、既に、この準備に入っている
業者も複数あることを伺っております。
また、政府・与党におきましても、先月頃より、
インボイス制度移行における
小規模事業者への支援に対し、積極的な動きが出てきております。
最も懸念される経理、計算の部分につきましては、今後は、
改正電子帳簿法といったシステムに移行していくと思われます。このことに関しては、
令和11年までの控除可能な
経過措置の期間も設けられておりますので、考える時間は十分残されているものと察します。
また、簡易課税
制度といった
消費税の負担を減ぜられる
制度も利用できるようになっております。
そして、これまで市議会におきましても、
コロナ禍が長引く中で、市当局に対して、飲食店以外の
業者にも何らかの支援をすべきではないかと提案を続ける中で、その都度、的確な政策が打ち出されてきました。今後も
状況に応じ、様々な提案を進めてまいります。
以上のことから、「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める
意見書」の
提出を求める
請願書」に対し、
反対の
立場での
討論といたします。
議員の皆様、賛同よろしくお願いいたします。(降壇)
25
◯議長(
林田直記君)[ 171頁]
以上をもって
討論を終結し、
採決いたします。
請願第2号に対する
委員長報告は不採択とするものであります。したがって、原案についてお諮りいたします。重ねて申し上げます。原案についてお諮りいたします。
請願第2号を採択することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
26
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
起立少数。よって、
請願第2号は不採択とすることに決定いたしました。
次に、日程第2、
議員提出議案第2号「諫早市議会の個人情報の
保護に関する
条例」を議題とし、提案理由について
提出者の説明を求めます。
27 ◯松本正則君
登壇[ 172頁]
議員提出議案第2号「諫早市議会の個人情報の
保護に関する
条例」について、諫早市議会
会議規則第14条により提案いたします。
提出者は、私、松本正則。賛同者は、中野太陽
議員、森和明
議員、中村太郎
議員、
森多久男議員、大久保正博
議員、湯田清美
議員、津田清
議員、福田美子
議員、
北坂秋男議員、以上、議会運営
委員会の全
委員による提案であります。
それでは、提案理由を御説明いたします。
社会全体のデジタル化に対応した個人情報
保護とデータ流通の両立が要請される中、個人情報の
保護に関する
法律が
改正され、
令和5年4月から民間
事業者、行政機関、独立行政法人等の個人情報の
保護に関する
法律が一本化されるとともに、地方公共団体の個人情報
保護制度についても、
改正後の個人情報の
保護に関する
法律による全国的な共通ルールが適用されることになりました。
このことにより、市の執行機関には、
改正後の個人情報の
保護に関する
法律が直接適用されますが、市議会は、法の適用外となることから、市議会が保有する個人情報の適正な取扱いに関し、必要な事項を定め、個人の権利、利益を
保護することを目的とした本
条例を制定しようとするものであります。
なお、
条例の施行は、
令和5年4月1日とするものであります。
以上で提案理由の説明を終わります。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇)
28
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
これより
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
29
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
なければ、これをもって
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議員提出議案第2号につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会への付託を省略したいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
30
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、
委員会への付託を省略することに決定いたしました。
討論受付のため、しばらくこの場で
休憩いたします。
午後1時53分
休憩
午後1時53分
再開
31
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
休憩前に引き続き
会議を開きます。
これより
討論、
採決いたします。
議員提出議案第2号に対する
討論に入りますが、
討論の
通告がありませんので、これをもって
討論を終結し、
採決いたします。
議員提出議案第2号は、原案どおり
可決することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
32
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、
議員提出議案第2号は原案どおり
可決されました。
以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。今期定例会において、議決されました各案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、その整理を
議長に委任されたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
33
◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、
議長に委任することに決定いたしました。
ここで、市長から発言の申出があっておりますので、発言を求めます。
34 ◯市長(大久保潔重君)
登壇[ 172頁]
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、11月25日から本日までの19日間にわたり開催されましたが、
議員の皆様におかれましては、各案件につきまして、慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定をいただき誠にありがとうございます。
今期定例会における一般質問並びに
議案審議で頂戴しました御
意見につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと思います。
さきの臨時国会におきまして、物価高の
負担軽減を柱とする
経済対策を盛り込んだ
令和4年度第2次
補正予算が成立いたしました。
歳出総額28.9兆円の中には、妊娠・出産に係る負担を軽減するための出産・子育て応援交付金といった、市民
生活に密着した
事業も含まれており、本市としましても、国、県と連携を図りながら、関連
事業の速やかな実施に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
10月診療分から開始しました小中学生に係る福祉医療費の現物給付につきまして、まずは市内の医療機関からとしておりましたが、今月の診療分から近隣市町の医療機関まで対象を拡大したところであります。
これにより、市外の医療機関を受診された場合でも申請
手続の
負担軽減が図られ、子育て世帯のさらなる応援につながるものと考えております。
諫早市美術・歴史館で、現在開催中の西九州新幹線開業記念 諫早市友好交流都市 出雲市・津山市3市交流展につきましては、数多くの皆様に御来場いただき、御好評をいただいております。
大変貴重な文化財や美術工芸品を目の当たりにし、出雲、津山、そして諫早の3市それぞれが歩んできた悠久の歴史に思いをはせながら、有意義なひとときを楽しんでいただけたものと考えております。
本交流展は、今週末まで開催しておりますので、まだ御覧になられていない皆様には、ぜひこの貴重な機会に美術・歴史館へ足を運んでいただきたいと思います。
一昨日、諫早文化会館において、五木ひろしさん、ももいろクローバーZさんをお迎えして開催されたNHKのど自慢では、申込みのあった630組の中から予選を勝ち抜いた19組の出場者と観客が一体となり、大いに盛り上がったところであります。
公開生放送ということで、諫早の元気を全国に向けて発信できたのではないかと思っております。
11月2日に、雲仙・小浜マラソンコースで開催されました全国高等学校駅伝競走大会の県予選において、諫早高校女子が1時間10分27秒で、4年連続28回目の優勝を飾り、今月25日に、京都市の都大路で開かれる全国大会への出場が決定しました。
全区間で区間賞獲得という圧倒的な成績で、選手一人一人の地道な努力と周囲のサポートが結実した、本当にすばらしい結果であったと思います。
都大路では、昨年の8位入賞を上回る成績を期待し、私も現地へ足を運び声援を送りたいと思っております。
また、中学駅伝におきましても、11月10日に県立総合運動
公園で開催されました長崎県中学校総合体育大会駅伝競走大会で、西諫早中学校が、1986年以降、3校しか達成していなかった男女優勝という快挙を成し遂げました。
女子は昨年に続く2連覇、男子は昨年3位からの優勝ということで、向上心を持って切磋琢磨し、築き上げたチームワークで勝ち取った栄冠に心からお祝いを申し上げます。
引き続き、今月18日に滋賀県で開催される全国大会でのさらなる活躍を期待しております。
また、高校サッカーにおいては、鎮西学院女子が九州高等学校女子サッカー選手権大会において4強入りし、見事全国大会への切符を手に入れました。
カタールで開催中のサッカーワールドカップでは、本県出身の森保一監督率いる日本代表チームが世界の強豪を相手に大奮闘し、世界の注目を集めました。鎮西学院高校にも日本代表に負けないような旋風を巻き起こしてもらいたいと思います。
令和5年諫早市二十歳(はたち)のつどいを、年明けの1月8日、諫早文化会館において開催します。
これまで成人式として開催してまいりましたが、本年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことから、式典の名称を変更し、大人としての自覚を持ち、自ら生き抜こうとする二十歳の若者を祝い、励ます会として開催するものであります。
また、1月10日には新春恒例となっております消防出初式を開催します。
新型コロナウイルス感染症対策のため、本年に続き、アーケードでの観閲行進は
中止といたしますが、本明川河川敷での一斉放水は例年どおり実施する予定でありますので、本市消防団の雄姿をぜひ御覧にお越しいただければと思います。
この冬は、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されております。
同時流行への備えとして、とりわけオミクロン株対応ワクチンの接種が有効であると考えておりますので、接種がお済みでない方は、どうか早期の接種を御検討ください。
さて、
令和4年も残すところ20日足らずとなりました。これから寒さが一段と厳しくなってまいりますが、
議員の皆様におかれましては、体調に十分御留意され、御健勝にて、輝かしい新年をお迎えになりますことをお祈り申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(降壇)
35
◯議長(
林田直記君)[ 174頁]
閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
11月25日に開会しました
令和4年第5回定例会は、上程された各案件につきまして慎重な
審査と決定を行い、ここに全ての日程を終了し、本日、閉会の運びとなりました。
審査の中で出された
委員会・
分科会からの指摘や
意見等につきましては、その趣旨を踏まえ、今後の市政運営に十分生かしていただきたいと思います。
さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、現在、全国的に第8波による感染拡大が続いており、本県におきましても、新規感染者数の増加と病床使用率が上昇し、現在の感染段階は警戒警報に当たるレベル2─Iに引き上げられております。
季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される中、市民の皆様には、基本的な感染予防対策の徹底を改めてお願いしたいと存じます。
また、これから年末に向けて、人の流れが活発になる時期であり、
地域経済の活性化に期待するところでありますが、
コロナ禍の
影響に加え、不安定な国際情勢や円安等を起因とする原油価格や物価の高騰などにより、市民
生活や社会
経済活動は依然として深刻な
状況にあります。
こうした中、今期定例会におきましては、物価高騰対策として、
個人事業主を含む、あらゆる業種の中小企業
経営者、
農業者及び介護・障害福祉サービス等の
事業者に対する燃料費、飼料の購入費、食材費等への支援に係る
補正予算案が上程され、
全会一致で
可決いたしました。
市議会といたしましても、引き続き、市民
生活の安全・安心と、
地域経済の発展のためにしっかりと議論し、適切な支援及び
経済活性化策につながる活動に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
ここで、市議会の閉会中の活動を
報告いたします。
先月から今月にかけて、第10回議会
報告会、市民と議会のわがまちトークを3つの常任
委員会で実施しております。
今回は、各常任
委員会で取り組んでいる
調査研究テーマに特化した
意見交換を行っており、テーマに関係する各種団体や
事業者の皆様から、率直かつ貴重な御
意見を頂いております。御出席を賜りました皆様には、この場をお借りし、厚くお礼を申し上げます。
なお、頂きました御
意見につきましては、今年度末までに取りまとめる政策提言に反映してまいります。今後とも、市民の皆様の声を市政につなぐ市議会の活動につきまして、御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
さて、先月開催された大相撲九州場所では、新十両に昇進された本市高来町出身の力士、境川部屋の對馬洋関が大いに土俵をにぎわせてくれました。
本市では、諫早市ふるさと特別大使に就任された内村航平氏をはじめ、数多くのスポーツ選手を輩出しておりますが、相撲界で関取という名誉ある座に就かれたのは、川床町出身の福田山関、森山町出身の嗣子鵬関以来、実に45年ぶりの快挙であり、本市の誇りであります。
九州場所においては、熱き真剣勝負を繰り広げられ、奮闘されるその姿に毎日手に汗を握る地元ファンの方々も多かったのではないでしょうか。
呼び出しに応えて土俵に上がるたびに、場内に流れる東方、對馬洋、長崎県諫早市出身、境川部屋といったアナウンスは、全国に諫早市の名を知らしめ、印象づけたに違いありません。
對馬洋関の今後ますますの御健勝と御活躍を祈念するとともに、その雄姿に対し、市民の皆様と共に、熱き声援を送ってまいりたいと思います。
本年も残すところわずかとなり、これからは一段と寒さも厳しくなってまいります。市長をはじめ、執行部の皆様並びに
議員各位におかれましては、年末に向け、ますます御多忙になろうかと思います。くれぐれも体調管理には御留意いただき、明るく希望に満ちた新年をお迎えになられますことを心より祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
これをもって
令和4年第5回諫早市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。
午後2時6分 閉会
上記、
会議録を調製し署名する。
諫早市議
会議長 林 田 直 記
会議録署名
議員 南 条 博
会議録署名
議員 林 田 保
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