今、いみじくも
乾議員から、
住民を振り回すごとき行為であるとの批判がございました。
議員は、
住民の声をしっかりと受けとめるならば、今起きているこの
水道料金の問題、これは少なくとも
県水が5円
値下げをしたということを受けて、当面、とりあえず、
住民に
還元をするという
住民の側の苦しい生活の一端をやっぱり認識するならば、そういう
結論になってしかるべきなのに、残念ながら
乾議員はそういう
立場には立っておられないということをみずから言われたようでございます。
私のほうには、少ない
使用料の
高齢者から使用してもいない
水道料金を負担させることの不条理についての苦情がございました。その方は、実は私以外の
議員さんに、大分前ですけれ
ども、言われたことがあったようです。なかなか対応してもらえないので、
議会というのはそういうところかと思っていたら、たまたま私と会う機会があったもので訴えたところ、こういう結果になったということで、大変大喜びをしておられます。
矛盾があれば、やっぱりそれを少しでもスピーディに緩和をするということをまずやっていただいてから、また本格的な
議論を積み重ねて
改善をするという手順が必要なのではないかと思っております。
今回、
議員提案ということがかつてないことで、
可決に至ったということは、我が
広陵町議会も選挙で選ばれるのは
町長だけではなくて、
議員も
住民によって選ばれている二元
代表制だということをやはりきちんと表したという意味でも、大変大きな意味合いがあろうかと思います。こういう
一つ一つの
課題について、
矛盾のあるものについては、
議会もきちんと発
信をしていくということが大事だなというふうに感じております。
水道のことについて申しますと、例えば長い間、15年の6月
議会で
可決されて以降、7年間で5億円の
収支改善ができており、ある方はこんなに黒字になるとは思わなかったと。実は町の元職員で、OBさんでございます。どうするつもりなのかというふうなことを思って退職をしているけれ
どもというふうに私とやりとりをしていました。だから、本当に
そこらあたりを
考えていただいて、今当面できることをまずやっていただいて、それから大きな
課題について十分に
議論をする。私たちは何も、
懇談会を敵視しているものではございません。
懇談会で出される
意見というものとも十分にすり合わせをしながら、よい案にまとめていきたいなと、こういうふうに思っているわけです。
最後に、12月
議会で
提案をするかのように
町長は言われましたけれ
ども、
約束はしていないということを先ほどの
特別委員会ではきっちりと申されておられました。これは、先ほど
発言された
乾議員は、あたかも12月
議会になったら
値下げ案が出てくるかのような認識をしておられるようですけれ
ども、
約束はしていないということを
町長みずから言っておられるわけですから、それをやってもらったらいいと思いますけれ
ども、そういう状態であるということも
指摘をしておきたいと思います。ぜひこの
議会で
可決をしていただきますように
お願いをして、
賛成討論といたします。
○
議長(
笹井正隆君) ほかに
討論ありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
笹井正隆君)
討論がないようですので、
討論を打ち切り、
採決します。
議員提出議案第15号、
広陵町
水道事業給水条例の一部を改正することについてを
採決します。
この
採決は、
起立により、
採決します。この場合、
さきの
議決のとおり
決定することについては、
地方自治法第176条第3項の
規定によって、
出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。ただいまの
出席議員は12名であり、その3分の2は8名であります。
本件を
さきの
議決のとおり、
決定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
議長(
笹井正隆君) ありがとうございました。
起立7名であり、3分の2に達しません。よって、
議員提出議案第15号は、
さきの
議決のとおり
決定することは否決されました。
議員提出議案第15号、
広陵町
水道事業給水条例の一部を改正することについては、
さきの
議決のとおり
決定することが否決されましたので、廃案となりました。
以上で、本日の
議事日程はすべて終了しましたので、これで
会議を閉じます。
本
臨時会に付議されました事件はすべて終了しました。
平成22年第2回
臨時会はこれにて閉会します。
(P.
M. 1:47閉会)
以上、
会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。
平成22年9月27日
広陵町議会議長 笹 井 正 隆
署 名 議 員 山 田 美 津 代
署 名 議 員 松 浦 敏
信...