津久見市議会 2022-12-22
令和 4年第 4回定例会(第4号12月22日)
令和 4年第 4回定例会(第4号12月22日)
令和4年第4回(12月)
津久見市議会定例会会議録(第4号)
令和4年12月22日(木曜日)
──────────────────
〇
議事日程(第4号)
令和4年12月22日(木曜日)午前10時開議
第 1 議案第66号から議案第85号まで
(
委員長報告・質疑・討論・表決)
(1)
総務常任委員会
(2)
社会文教建設常任委員会
(3)
予算常任委員会
(4)
庁舎建設等特別委員会
──────────────────
〇本日の会議に付した事件
日程の全部
──────────────────
〇
出席議員(14名)
1番 島 田 勝 議員
2番 倉 原 英 樹 議員
3番 丸 木 一 哉 議員
4番 菊 池 正 一 議員
5番 井戸川 幸 弘 議員
6番 黒 木 章 三 議員
7番 髙 野 至 議員
8番 塩 﨑 雄 司 議員
9番 谷 本 義 則 議員
10番 黒 田 浩 之 議員
11番 宮 本 和 壽 議員
12番 髙 野 幹 也 議員
13番 知 念 豊 秀 議員
14番 西 村 徳 丸 議員
──────────────────
〇
欠席議員( 0名)
──────────────────
〇説明のため出席した者
市長 川 野 幸 男 君
副市長 飯 沼 克 行 君
総務課長(兼)
契約検査室長 石 堂 克 己 君
経営政策課長 石 井 達 紀 君
税務課長 今 泉 克 敏 君
健康推進課長 川 野 明 寿 君
長寿支援課長 黒 枝 泰 浩 君
会計管理者(兼)
会計財務課長 小 畑 春 美 君
上下水道課長 西 郷 貴 芳 君
社会福祉課長 吉 本 竜太郎 君
まちづくり課長(兼)
土地開発公社事務局長 旧 杵 洋 介 君
消防本部次長(兼)
消防署長 石 田 淳 君
教育委員会
教育長 平 山 正 雄 君
学校教育課長 橋 本 修 二 君
監査査員
事務局長 宗 真 也 君
選挙管理委員会
事務局長 監査委員事務局長が兼務
公営企業
水道課長 上下水道課長が兼務
──────────────────
〇
議会事務局職員出席者
事務局長 宗 像 功 君
主幹(兼)書 記 野々下 直 人 君
書 記 岩 﨑 英 樹 君
書 記 宮 野 楓 君
──────────────────
午前10時00分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 皆さん、おはようございます。
これから本日の会議を開きます。
本日の
議事日程はお手元に配付いたしましたとおり定めましたので、御協力願います。
◎日程第1 議案第66号から議案第85号
(
委員長報告・質疑・討論・表決)
○議長(
髙野幹也議員) 日程第1、議案第66号から議案第85号まで、以上一括議題といたします。
各議案に関する委員長の報告を求めます。
総務常任委員長、
倉原英樹議員。
──────────────────
総務常任委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
津久見市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 66号 津久見市職員の
高齢者部分休業に関する条例の制定について
原 案 可 決
議案第 69号
津久見市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部
改正について
原 案 可 決
議案第 70号 津久見市職員の給与に関する条例等の一部改正について
原 案 可 決
議案第 72号
記号式投票に関する条例の一部改正について
原 案 可 決
議案第 73号 津久見市職員の定年等に関する条例等の一部改正等について
原 案 可 決
議案第 74号 津久見市
飲用水供給施設の設置及び管理に関する条例等の一部改正
について
原 案 可 決
議案第 85号
津久見市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部
改正について
原 案 可 決
令和4年12月15日
総務常任委員会
委員長 倉 原 英 樹
──────────────────
〔
総務常任委員長倉原英樹議員登壇〕
○
総務常任委員長(
倉原英樹議員) 皆さん、おはようございます。
総務常任委員会は、去る12月15日、
今期定例会において、本委員会に付託されました議案について、審査を行いましたので、経過と結果の御報告をいたします。
最初に、議案第66号、津久見市職員の
高齢者部分休業に関する条例の制定についての審査を行いました。
本件は、職員の定年の引上げを踏まえ、高齢者の職員の働き方の多様化に資するため、
高齢職員が加齢による身体的な事情への対応など、部分的に勤務しないことがやむを得ない場合などにおいて、週38時間45分の勤務を定年まで継続することを希望しない場合に、
任命権者において、公務の運営に支障がない場合に限って、勤務時間を減らしつつ定年まで勤務することを承認することができる
高齢者部分休業制度を創設する等、
地方公務員法第26条の3第1項の規定に基づき、
高齢者部分休業に関する事項を定めるなど新たな条例を制定するもので、委員から、有償での
地域ボランティア活動への参加はどの範囲まで認められるのかとの質疑があり、範囲は明確には示されていないが、大分県からは、例えば地区の役員など手当が伴うもの、また、有償の
ボランティアについては、基本的に認める方向と聞いています。津久見市としても
制度運用までに規則をつくって範囲を定めるなど明確にしますとの答弁がありました。
また、退職後の生活を考えた上で、
高齢者部分休業制度を利用した副業の準備を認めることができないか今後検討していただきたいとの意見も出されました。
そのほかにも質疑はありましたが、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第69号、
津久見市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例一部改正について、審査を行いました。
本件は、津久見市
特別職報酬等審議会からの答申を受け、
市議会議員の
期末手当の支給率を12月に0.05月引き上げ、翌年の支給率を
人事院勧告に沿った形に変更するため所要の改正を行うもので、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第70号、津久見市職員の給与に関する条例等の一部改正について、審査を行いました。
本件は、
国家公務員の給与に関する
人事院勧告及び大分県
人事委員会勧告等を勘案し、職員の給料表の改定及び勤勉手当の支給率の
改正並びに津久見市
特別職報酬等審議会からの答申による特別職の
期末手当の支給率の改正等、所要の改正を行うもので、委員から、今回、国の
人事院勧告と県の
人事院会勧告の改定率の数字に差があるのはなぜかとの質疑があり、
民間企業の実態調査は国や県がそれぞれ実施するもので、以前からも少し格差があったようですが、結果しか分からない。
勧告内容の数字に差があるが、津久見市としては、より実態に近い大分県の
人事院会勧告に合わせたとの答弁がありました。
そのほかにも質疑はありましたが、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号、
記号式投票に関する条例の一部改正について、審査を行いました。
本件は、
津久見市長選挙における
記号式投票の実施に関し、
公職選挙法第46条の2第1項の規定により、期日前投票については
記号式投票の規定から除くものとされているため、所要の改正を行うもので、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第73号、津久見市職員の定年等に関する条例等の一部改正等について、審査を行いました。
本件は、
地方公務員法等の一部改正に伴い、職員の定年が段階的に65歳に引き上げられるため、
管理監督職の降任や定年前再任用短時間
勤務職員の任用、60歳に達した以後の最初の4月1日以後の職員の給与等に関し必要な事項を定めるとともに、
関係条例の整備を行うなど所要の改正を行うもので、委員から、定年による退職の特例のところで特殊性という文言があるが、
災害対応の
プロジェクトリーダー等が該当するのかとの質疑があり、災害等、ある
プロジェクトの中心を担っていた管理職のような人が該当し、なおかつ事業の推進のために引き続き勤務させることが妥当という意味合いで1年間延長できますが、現時点で、津久見市においては該当する人はいないとの答弁がありました。
審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第74号、津久見市
飲用水供給施設の設置及び管理に関する条例等の一部改正について、審査を行いました。
本件は、
鉱山開発により10月末で
八戸地区における住民の居住がなくなったことに伴い、津久見市が
八戸地区に設置及び管理していた、「
八戸地区飲用水供給施設」及び「
防災行政無線屋外拡声子局」について、それぞれ名称等を条例から削除するため、所要の改正を行うもので、委員から、
八戸地区がなくなることについて、市として何か考えはあるかとの質疑があり、現時点では、行事等を行うなどは考えていないとの答弁がありました。
審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第85号、
津久見市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正について、審査を行いました。
本件は、令和4年11月10日に開催された津久見市
特別職報酬等審議会からの答申を受け、
市議会議員の
報酬月額を、議長は38万3,000円から40万2,000円、副議長は33万3,000円から34万9,000円、議員は31万円から32万5,000円に改定を行うもので、委員から、今回の
報酬改正による影響額の総額の見通しはどうなっているかとの質疑があり、
報酬月額を改めた場合、議員12名で計算すると年間で220万円増額するとの答弁がありました。
審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
総務常任委員会における、審査の経過と結果の報告を終わります。
〔
総務常任委員長倉原英樹議員降壇〕
○議長(
髙野幹也議員)
社会文教建設常任委員長、
丸木一哉議員。
──────────────────
社会文教建設常任委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
津久見市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 67号 津久見市
下水道事業の設置等に関する条例の制定について
原 案 可 決
議案第 71号 津久見市
国民健康保険税条例の一部改正について
原 案 可 決
議案第 75号 津久見市
臨海観光交流施設の設置及び管理に関する条例の一部改正
について
原 案 可 決
議案第 84号
市道路線の廃止及び認定について(
千怒越線、千怒越2号線、宮畑
千怒越下線、
寺畑区画線6号、
千怒越西区画線6号)
原 案 可 決
令和4年12月15日
社会文教建設常任委員会
委員長 丸 木 一 哉
──────────────────
〔
社会文教建設常任委員長丸木一哉議員登壇〕
○
社会文教建設常任委員長(
丸木一哉議員) 皆さん、おはようございます。
社会文教建設常任委員会は、去る12月15日に委員会を開会し、
今期定例会において、本委員会に付託されました議案4件について、審査を終了いたしましたので、その経過の概要と結果について、御報告いたします。
最初に、議案第67号、津久見市
下水道事業の設置等に関する条例の制定についてであります。
本件は、平成31年
総務大臣通知である「
公営企業会計の適用の更なる推進について」に基づき、本市の
下水道事業を令和5年4月1日から
地方公営企業法の一部を適用するため、新たな条例を制定するもので、委員から、この条例が施行されると、
特別会計から
公営企業会計に変わることになるが、今後、
市民サービスに影響等は出ないのか。同じく
簡易水道事業も、令和6年4月に
公営企業会計に移行予定とのことだが、要望として、
水道事業の統合についても引き続き協議・検討を重ねていっていただきたいなどの質疑や要望があり、それぞれ答弁がありました。
審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第71号、津久見市
国民健康保険税条例の一部改正についてであります。
本件は、本市の独自施策として、令和4年4月1日から行っている
国民健康保険税における未就学児に係る軽減措置後の均等割額の減免について、その適用期間を令和4年度限りとするため、所要の改正を行うもので、委員から、今回、国・県から国保税の減免についての考え方が示された結果、令和5年度から減免廃止ということだが、これまでの手続を含め、手法がよくなかったのか、市独自に減免をすること自体がよくなかったのか確認したい。対象者にはどのような周知、また内容の説明をするのか。この減免措置は、
子育て施策の一環だと思うが、廃止ということで、その施策が後退しているような印象を受ける。やはり、それに代わる
子育て支援策もきちんと打ち出しながら、違う形で、今後も
子育て世帯に対して支援をしていくという市としてのメッセージが必要ではないのかなどの質疑があり、それぞれ答弁がありました。
審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第75号、津久見市
臨海観光交流施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてであります。
本件は、津久見市
臨海観光交流施設「つくみイルカ島シーサイド」について、経費高騰や
類似施設との均衡を考慮し、利用料金の上限額の範囲について引き上げるため、所要の改正を行うもので、委員から、今回の
料金値上げの理由としては、物価高騰に伴う経費の増大と、
海上いかだの老朽化に伴う改修の2点でいいのか。理由は分かるが、コロナ禍で入場者が少ない状況での値上げということで、さらに
入場者数を増やすことは大変厳しいことが予想される。値上げの分、何か新しいパフォーマンスなど、入場者を増やすような具体的な取組等は考えているのかなどの質疑があり、それぞれ答弁がありました。
審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第84号、
市道路線の廃止及び認定について(
千怒越線、千怒越2号線、
宮畑千怒越下線、
寺畑区画線6号、
千怒越西区画線6号)であります。
なお、本件については、現地視察を行い、現況を十分に把握し審査に臨みました。本件は、津久見川・彦の
内川河川激甚災害対策特別緊急事業による彦の内川の
改修工事に伴う
千怒越橋の架け替えが完了したことから、
市道千怒越線と
市道千怒越2号線を廃止し、新たに市道彦ノ内線から新しい
千怒越橋を経由して
県道佐伯津久見線を結ぶ区間を
市道宮畑千怒越下線、旧
千怒越橋の
寺畑地区側の区間を
寺畑区画線6号、
千怒越地区側を
千怒越西区画線6号として認定するもので、審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
社会文教建設常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
〔
社会文教建設常任委員長丸木一哉議員降壇〕
○議長(
髙野幹也議員)
予算常任委員長、
島田勝議員。
──────────────────
予算常任委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
津久見市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 76号 令和4年度
一般会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 77号 令和4年度
国民健康保険事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 78号 令和4年度
簡易水道布設事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 79号 令和4年度
公共下水道事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 80号 令和4年度津久見市
後期高齢者医療特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 81号 令和4年度
介護保険事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 82号 令和4年度
保戸島航路事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 83号 令和4年度津久見市
水道事業会計予算の補正について
原 案 可 決
令和4年12月16日
予算常任委員会
委員長 島 田 勝
──────────────────
〔
予算常任委員長島田勝議員登壇〕
○
予算常任委員長(島田 勝議員) 皆さん、おはようございます。
予算常任委員長の島田でございます。
本委員会は、去る12月16日に
今期定例会において付託されました議案8件について、審査を行いましたので、その経過と結果の報告をいたします。
最初に、議案第76号、令和4年度
一般会計予算の補正についてですが、歳出の審査の中で、6
款農林水産業費、1項6目
土地改良事業費の
工事請負費の
農業用施設復旧工事について、農道の崩落で、民家に影響するということで、市としては非常に対応が早かったと思う。それは地元の皆さんの話を聞くと感謝していると聞いている。負担金についても、特段の配慮をしていただいていると思うが、今後、
土地改良区等々の問題もある中で、地域の安心安全を含めた上で、今後どうやっていくのかとの質疑があり、これについて、今回、
土地改良区の農道が崩落したということで、住家もあり、負担金について関係部署と協議をし、決定している。
今後、農協と協議を行い、なおかつ、県が
土地改良区の調査・点検をしており、市としても、各農道、市の農道も含め、調査・点検を同様に行っている。今後はそれをすり合わせて、なるべく早めに
土地改良区の農道の財産問題を解決したいというふうに考えているとの答弁がありました。
さらに、委員より、
土地改良区の問題については非常に難しい問題を抱えていると思うが、温暖化や経年劣化で崩落しやすいような状況になっていることから、負担金を理解の下に応分の負担をしていただいた。事業が負担金を伴い、配慮していただいても、かなりの額になるので、
受益者負担の問題と安心安全の兼ね合いを検討していただけたらと思うが、その方向性についてとの質疑もあり、これについて、
土地改良区全体の事業について、いろいろ県や農協で協議しているが、市民に大きな負担がかかるという、様々な影響が出てくるので、議員の皆さんにもお諮りしながら進めていこうと思っている。
今回、なるべく早い対応というようなことで、応急処置や、今後、本格的に復旧するという中で、
地元負担についても通常の災害と同等というか、そういったことも参考にしながら決めていきたいということで、現在取組を進めているという状況ですとの答弁もありました。
そのほか、7款商工費の
プレミアムクーポン券事業や8款土木費の津久見港
改修事業県営工事負担金などについて質疑があり、答弁がありました。
本件について、審査の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決し
ました。
次に、議案第77号から議案第82号までの各
特別会計6議案並びに議案第83号の津久見市
水道事業会計予算の補正につきましては、
慎重審議の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、本
予算常任委員会における審査の経過及び結果の報告を終わります。
〔
予算常任委員長島田勝議員降壇〕
○議長(
髙野幹也議員)
庁舎建設等特別委員長、
西村徳丸議員。
──────────────────
庁舎建設等特別委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
津久見市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 68号
津久見市役所に関する条例の一部改正について
原 案 可 決
令和4年12月19日
庁舎建設等特別委員会
委員長 西 村 徳 丸
──────────────────
〔
庁舎建設等特別委員長西村徳丸議員登壇〕
○
庁舎建設等特別委員長(
西村徳丸議員) 御報告申し上げます。
本
特別委員会は、
今期定例会において付託されました議案1件について、12月19日に審査を行いましたので、その経過と結果の報告をいたします。
議案第68号、
津久見市役所に関する条例の一部改正についてであります。
本件は、津久見市新
庁舎建設実施設計業務が本年度中に完了を予定しており、令和5年度中に
建設工事着手を見込んでいることから、市役所の位置について「津久見市宮本町20番15号」を「津久見市中央町760番地54」に変更するため、所要の改正を行うものであります。
なお、施行期日は規則で定めることとしています。
委員より、市役所の建設については、私に市民から反対の声、疑問の声がたくさん寄せられた。
津波浸水区域に移転するということについて大きな抵抗があり、この変更には反対をいたしますとの討論がありましたので、挙手による採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上で、
庁舎建設等特別委員会における審査経過及び結果の報告を終わります。
〔
庁舎建設等特別委員長西村徳丸議員降壇〕
○議長(
髙野幹也議員) 委員長の報告は終わりました。
これから、各
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいま行われました各委員長の報告について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
髙野幹也議員) これをもって、
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可します。
13番、知念豊秀議員。
〔13番知念豊秀議員登壇〕
○13番(知念豊秀議員) 議案第68号、
津久見市役所に関する条例の一部改正について、反対討論を行います。
市役所庁舎移転に伴い、宮本町20番15号から中央町760番地54に変更するための条例改正です。移転に先立ち、住所を先に変更するというものです。
御承知のとおり、移転先は南海トラフ地震津波発生の際、最もリスクの高い場所です。想定される津久見市民の死者数は約2,000人、建物の全・半壊数は4,000戸を超えます。当然のことながら東日本大震災の貴重な教訓を踏まえ、最大クラスの地震・津波が発生した場合、被害を想定していますが、津久見市のハード面での対策は不十分で、ほとんど進んでいません。ソフト面では、学校教育や避難訓練等に生かされておりますが、これで十分と思ってる市民はほとんどいなでしょう。
国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画で、政府は国家的危機と位置づけています。被害想定を確認いたしますと、南海トラフでは、マグニチュード9.1、死者32万人、負傷者62万人、経済的損失200兆円となっていますが、川野市長には、その危機感が全く感じられません。新庁舎に1,050人の一時避難場所を確保すれば許されると思ってるのではないでしょうか。自治体の務めは、災害リスクから市民の生命・財産を守ることです。
市役所の移転先は海岸の埋立地で5メートル強の
津波浸水区域です。多くの市民は怒っています。最悪の事態になったら、一体誰が責任を取るのか、市長が主張するように、法的手続をすれば民主主義の手続を踏まえたと言ってるのは私は間違ってると思います。民主主義の前提というのは、市民、すなわち主権者の納得と賛同が前提です。東日本大震災の教訓は山ほどあるではありませんか。南海トラフ巨大地震はその16倍の被害想定を出されています。狂気の選択と言わせていただきます。大震災の前に方向転換すべきです。
よって、本条例には強く反対をいたします。
議案第71号、津久見市
国民健康保険税条例の一部改正について反対討論を行います。
今年4月から未就学児の均等割額の全額免除を実施いたしました。子育て支援の一つとして画期的な市長の決断と思っていました。しかし、1年もたたないうちに厚労省の事務連絡だけで条例改定をするというのはいかがなものでしょうか。憲法の精神は法に反しない限り、地域のことは地域が決められるという原則があるのは御承知だと思います。少子高齢化がこのまま進めば、津久見市は将来が危うい、消滅するのではないかと予測されております。
政府には、子育て予算を早くに2倍にせよという要求をすることが市長の務めではないでしょうか。厚労省の言いなりになり、条例改定をすることに対して反対をいたします。
〔13番知念豊秀議員降壇〕
○議長(
髙野幹也議員) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
髙野幹也議員) これをもって、討論を終結いたします。
これから、採決を行います。
議案第68号及び議案第71号については御異議がありますので、記名投票並びに起立により採決いたします。
まず、議案第68号について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、可決であります。
この採決は、地方自治法第4条第3項及び会議規則第71条並びに第72条の規定により、記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
○議長(
髙野幹也議員) ただいまの
出席議員数は14人であります。
お諮りいたします。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
島田勝議員、
倉原英樹議員及び
丸木一哉議員を指名いたしたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
髙野幹也議員) 御異議なしと認めます。
よって、立会人に
島田勝議員、
倉原英樹議員及び
丸木一哉議員を指名いたします。
投票札を配付させます。
〔投票札配付〕
○議長(
髙野幹也議員) 投票札の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
髙野幹也議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
○議長(
髙野幹也議員) 異状なしと認めます。
念のため、申し上げます。
本件を可とする議員は白票を、否とする議員は青票を点呼に応じて順次投票願います。
それでは、投票を開始します。
点呼を命じます。
○議会事務局主幹(野々下直人君) それでは、議席番号とお名前を読み上げますので、順次投票をお願いいたします。
まず、立会人の方からお願いいたします。
〔氏名点呼〕
〔各議員投票〕
○議長(
髙野幹也議員) 投票漏れはありませんか。
〔投票漏れなし〕
○議長(
髙野幹也議員) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(
髙野幹也議員) 開票を行います。
島田勝議員、
倉原英樹議員及び
丸木一哉議員の立会いをお願いいたします。
〔開 票〕
○議長(
髙野幹也議員) それでは、選挙の結果を御報告いたします。
投票総数14票、これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。そのうち、賛成13票、反対1票、以上のとおりであります。
本件につきましては、地方自治法第4条第3項の規定により、
出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。
出席議員は14人であり、その3分の2以上は10人であります。
ただいまの賛成票は13票であり、所定数以上であります。
よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。
賛成(可とする者) 13名
1番 島田 勝 2番 倉原 英樹
3番 丸木 一哉 4番 菊池 正一
5番 井戸川幸弘 6番 黒木 章三
7番 髙野 至 8番 塩﨑 雄司
9番 谷本 義則 10番 黒田 浩之
11番 宮本 和壽 12番 髙野 幹也
14番 西村 徳丸
反対(否とする者) 1名
13番 知念 豊秀
○議長(
髙野幹也議員) 次に、議案第71号について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、可決であります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
髙野幹也議員) 御着席ください。起立多数であります。
よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号、議案第67号及び議案第69号、議案第70号並びに議案第72号から議案第85号までの各議案については、それぞれ各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
髙野幹也議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第66号、議案第67号及び議案第69号、議案第70号並びに議案第72号から議案第85号までの各議案については、それぞれ各
委員長報告のとおり決しました。
以上で、
今期定例会の議事は全部終了いたしました。
市長、挨拶をお願いいたします。
川野幸男市長。
〔市長川野幸男君登壇〕
○市長(川野幸男君) 令和4年第4回市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る12月5日から18日間にわたり、議員の皆様には、本会議あるいは常任委員会などにおきまして、条例の制定及び改正、令和4年度予算の補正、
市道路線の廃止及び認定等の御審議をいただき、いずれも原案のとおり御賛同賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
さて、令和4年は新型コロナウイルス感染症におけるオミクロン株が流行し、さらにはロシアのウクライナ侵攻により、燃料や原材料価格が上昇したことなどで物価高騰が深刻化し、市民生活に大きな影響が出たことから、これまでの感染症対策に加え、燃油高騰に対する追加の経済対策を行ってまいりました。
一方、そうした中でも、3年ぶりとなる扇子踊り大会やふるさと振興祭を開催するなど、コロナ後を見据えた様々な取組も進めてまいりました。
そして新たに迎える令和5年は、平成29年台風第18号災害からスタートした津久見川・彦の内川の河川
改修工事が完成予定の年となります。
さらに、市役所新庁舎の新しい位置については今定例会において議決をいただき、いよいよ建設工事に着手する予定としており、市道岩屋線整備などの市中心部のグランドデザイン構想も大きく前進させ、将来を見据えた新たなまちのにぎわい創出の取組を一層進めてまいります。
また、中学校統合の
改修工事が本格化し、ルポ鬼丸の宅地販売も開始するなど、教育環境や定住環境の整備を進めるとともに、引き続き、住み慣れた地域で皆がつながり支え合う地域共生社会に向けた「つくみTT
プロジェクト」の推進、子育て支援の充実、さらにはデジタル化による行政の効率化の取組など、ハード・ソフト両面から、津久見に住みたい・住み続けたいと思われるまちづくりを進めていく所存でございます。
議員の皆様方には、この1年間、市政発展のために、定例会をはじめ、様々な機会において貴重な御意見などをいただきましたことに深く感謝を申し上げます。
今年も残り僅かとなりましたが、輝かしい新年を健やかに迎えられますよう、また、新しい年が、市民の皆様にとりまして、よりよい年となりますよう御祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
〔市長川野幸男君降壇〕
○議長(
髙野幹也議員) 令和4年第4回定例会の終了に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、12月5日から本日までの18日間の会期で開催されましたが、議員各位におかれましては、終始御熱心に御審議を賜り、予定どおりの日程をもって無事閉会の運びとなりました。円滑な議会運営への御協力に対しまして感謝申し上げます。また、市長をはじめ執行部の皆様には、会期中、何かと御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、今年も新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、ロシアのウクライナ侵攻による物価高騰もあり、市民生活に大きく影響を及ぼした年であります。津久見市といたしましては、その対応に追われた一年であったのではないかと思います。まだまだその収束は見えてきませんが、これからも市民生活を最優先に、引き続き、各施策を講ずるようお願い申し上げます。
津久見市は来年以降も新庁舎の建設や新設中学校の開校など様々な事業が進められます。市議会といたしましては、市民の声がしっかり反映されたものとなるよう努力を重ねてまいりたいと思っております。
今年も残すところあと僅かとなりました。これから寒さが一段と厳しさを増してまいります。どうか皆様方におかれましては、希望にあふれる、明るく輝かしい新年を迎えられますよう御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
これをもって、令和4年第4回
津久見市議会定例会を閉会いたします。
午前 10時50分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
津久見市議会議長
署名議員
署名議員...