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  1. 日野市議会 1999-09-14
    平成11年まちづくり建設委員会 本文 開催日: 1999-09-14


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時00分 開会 ◯委員長奥住日出男君)  おはようございます。  これより平成11年第3回まちづくり建設委員会を開会し、直ちに本日の会議に入りたいと思います。  それでは、お手元に配付しました日程に従って議事を進めたいと思いますけども、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって日程に従いまして議事を進めてまいります。  なお、本委員会には委員会録作成のため、速記者が入っております。説明、答弁される方は簡潔にお願いしたいと思います。また、挙手と同時に役職名もお願いします。  それでは、これより議案審査に入りますが、審査案件のない説明員の方は退席していただいて結構だと思いますが、いかがでしょうか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3 ◯委員長奥住日出男君)  それでは、異議なしという声でございますので、審査案件のない説明員の方は退席をされて結構でございます。  御苦労さまでございます。  お諮りいたします。本委員会の審議に対しまして傍聴の希望があります。取り扱いについては許可いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯委員長奥住日出男君)  異議なしということでありますので、これを許可いたします。  これより議案第57号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。下水道普及課長。 5 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  議案第57号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、説明させていただきます。  使用料改定につきましては、平成4年12.1%、平成8年14.4%と4年ごとに行ってまいりました。また、議会の了解をいただき、平成9年度末、平成10年度末の事業の変更をいたしてまいりました。このことは、単年度の建設費、公債費、一般会計からの繰り入れを抑えてまいりました。  汚水処理にかかる経費は、本来、使用料で賄うべきものとされていますが、平成10年度末においては、汚水処理にかかる経費のうち、54.9%を使用料で賄っております。現在の使用料のままでいきますと、この比率が年々下がってしまいます。未整備地区の解消を図っていくためにも、今回の改正により現在の水準を維持していきたいと考えています。
     4ページ、5ページをお開きいただきたいと思います。  新旧対照表により説明いたします。  6行目の排出量の区分についての改正はございません。  一般汚水の使用料につきまして、10立方メートル以下の分、基本料金になりますが、500 円を560 円。以下おのおの1立方メートルにつき90円を108 円、120 円を144 円、150 円を180 円、190 円を210 円、230 円を250 円、270 円を290 円、315 円を330 円に改正するものでございます。以上により平均改定率は12.92 %となります。  なお、これにより一般家庭の平均1カ月当たり20立方メートル使用の場合、現行使用料1,470 円が改正案では1,722 円となり、差額が252 円の増となります。  浴場汚水及び次のページの備考についての改正はございません。  3ページ、付則にありますように、この条例の施行は平成12年4月1日でございます。措置経過につきましては、日割り計算ですが、従前のとおりでございます。  続きまして、資料3の説明をさせていただきたいと思います。  生活関連業種の減免をしている東京都と本市の比較をしたもので、東京都において減免措置は1カ月当たり50立方メートルを超えて200 立方メートル以下の汚水排水量にかかる料金について、当該汚水量1立方メートルにつき5円を乗じた額に100 分の105 を乗じて得た額を減免するもので、最高で788 円の減でございます。  最下欄、式のとおり3,118 円、日野市の方が低くなっております。  次の資料でございます。2枚目。  下水道使用料回収率についてということでございますが、本来、使用料で賄うべき金額は汚水処理にかかる経費ということで、表で見ますと汚水処理費、上段から数字では3行目に当たります。これですが、12年以降増大していっております。  現行使用料で見ますと、その差が開いていくというふうなことで、回収率というのは、この汚水処理に対する使用料の割合でございます。このことを表にしたものが現行使用料並び改定案使用料で12年以降につきまして、現行使用料では50.7%、48.8%、47.9%、47.4%というような傾向を見せております。改定案使用料におきましては57.5%、55.3%、54.7%、54.3%というふうな状況になっております。  今回の改定案では、日野市における改定の経過等を踏まえた上で、急激な負担増にならないようにしたものであります。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いします。 6 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。菅原委員。 7 ◯委員(菅原直志君)  まず、資料としていただきました下水道使用料回収率の表がございますけれども、これの読み方をちょっと教えていただきたいと思っています。  まず、維持管理費が年々上がってくるようなものになっていますよね。維持管理費の上がる理由を教えていただきたいんですよ。中身全体についても教えていただきたいと思います。  それと、もう一つ確認のために、資本費の方もどういった内容なのか教えていただければと思っております。  その2点お願いいたします。 8 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長。 9 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  維持管理費の中身ですが、これにつきましては、汚水処理分にかかる諸経費ということで、例えば具体的に言いますと流域下水道維持管理費負担金使用料徴収、管渠新設、下水道台帳等作成委託料並びに職員の給料ですね、これは職員全員ではございません。これは、汚水処理にかかわる職員に対する金額ということで、現状では11人を見ております。そのほか、汚水処理にかかる修繕費等を加えたものが維持管理費になります。  資本費の方ですが、地方債元利償還金にかかる経費そのものでございます。汚水処理分にかかる経費でございます。  傾向で、なぜ上がるのかということになりますと、かなり老朽化した等の問題もありまして、維持管理の問題、その方がふえてくることが顕著な例かと思います。  もう一つ、処理量が、要するに供用開始区域がふえてきますので、どうしても処理量がふえますので、その維持管理費の負担金です。それも増大しています。 10 ◯委員長奥住日出男君)  菅原委員。 11 ◯委員(菅原直志君)  ありがとうございます。  となると、これらいわゆる汚水処理費全体がふえてくるんですよね。それは、もう必然的にしようがないことということで理解しておきたいと思います。  とにかく精査するのは必要ですけれども、構造的に処理量がふえるということと、地方債の償還も元金と金利と償還が出てくるので、どうしてもふえてくるんだろうなというふうに理解をしています。  その処理分を使用料で割り込んで、できるだけ受益者負担比率が100 %に近づいていこうという、そういうふうな理解でいるんですけれども、多分それでよろしいかと思っているんですね。  そこで、次の質問なんですけれども、全体的にこれは東京都よりは低いという資料をいただいております。それでよくわかるんですが、一つだけ議会の方でも議論になりました営業している、例えばお豆腐屋さんだとかそば屋さんだとか、水をいっぱい使うところがありますよね。そういったところに対する配慮というところは、どのように考えているのかということを聞きたいと思っています。  例えば、この資料の1枚目のそれぞれの1立米から10立米のときは幾らという表がございますよね。大体普通のお豆腐屋さんでどのぐらいの位置に入っていて、それで減免された場合には、どのぐらいの金額になるかという、できれば数字で比較をしたいと思っているんですね。そのあたり何か調べていることがございましたら、教えていただきたいと思っております。お願いします。 12 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長。 13 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  減免の東京都の部分でありますが、減免額ということで、これは200 立方メートルまででございますが、その中で減免されるのは150 立方メートルということで、生活関連業種下水道使用料比較ということの中に、減免措置というふうなことで記載してあるとおりでございます。  あと、豆腐屋でどうなのかということでございますが、私、試算しましたところ、豆腐屋さんといいましても、これ利用するのがなかなか個人差というか、水量の差がございます。2軒ほど当たっているんですが、これは前に業種がどのぐらいの件数あるのかということで、79ということで出しておりまして、もう一つ御指摘のお豆腐屋さんはその中に申請がなかったようで、落ちておりましたのでそれを拾い出しました。一般的に豆腐屋ということでその2軒を比較しますと、平均使用量としましては、小さい方ですが70立方メートル、大きい方では358 立方メートルということで、平均しますと、差額がおのおの1,560 円。現行と改定案を見ますと1,560 円。大きい方で7,620 円でございます。最高使用したときがどのくらいなのかといいますと、小さい方で75立方メートル、大きい方で360 立方メートルでございます。この差額になりますと1,710 円と7,660 円ということになります。一番最低のときはどういうことかと申しますと、小の方が63立方メートル、大の方が354 立方メートルでございます。差額が1,350 円、片方が7,540 円でございます。  この多い方との差額を東京都と比較した場合、これは2年間の減額のうちでやったということで算出しましたところ、平均では8万1,590 円が東京都でございます。市の案としましては7万5,460 円。差額が6,130 円でございます。最高の部分ではどうなのかと申しますと、東京都の試算では8万2,130 円。私どもの案では7万5,960 円。差額が6,170 円でございます。  最低ではどうなるかと申しますと、8万510 円になります。市案では7万4,460 円。6,050 円、こういった差が出ております。  以上でございます。 14 ◯委員長奥住日出男君)  菅原委員。 15 ◯委員(菅原直志君)  申しわけありません。いまひとつ数字的にわからないというか、聞いただけではちょっとわからないので、もし後で結構ですので、資料がございましたら、こういうことなんだと教えていただきたいんですけれども、結局私らが知りたいのは、議論として、そういう個人商店の方々が、今回の使用料改定によって打撃を受けると。本当に打撃を受けるのか受けないのかというのを知りたいわけですよね。  そこについて、コメントがございましたらお願いしたいんです。それが1点です。  で、資料の方は後でもよろしいかと思うんですけれども、とりあえずそういうことです。  もう一つなんですけど、これは将来的な話です。今、確かに下水道使用料というのは上がってきていますよね。ただ、その中身というのは資本費ということで、地方債の償還分があるわけですから、例えば何年後かに、この地方債の償還が終わった後は安くなるというふうに考えているんですよ。そのような考えでよろしいのかどうかを確認したいと思います。  お願いいたします。その2点です。 16 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 17 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  1点目の生活関連業種下水道使用料ということで、今回の改正に伴いまして打撃を受けるかということでございます。  これは先ほど資料3で御説明をさせていただきましたように、下水道普及率が60%から70%台の市町村、特にこの周辺の日野市、八王子市、それから多摩市、それから町田市。この周辺の市でいきますと、日野市を除いて東京都並みの料金形態になっているというのが、資料3でございます。大体この資料3につきましては、一月200 立米程度使用した場合の下水道の使用料の比較でございますけども、先ほど説明させていただきましたように、東京都につきましては、生活関連の業種の部分につきましては50立米を超えて200 立米以下については、減免の措置があるわけでございます。これは、最高限度が788 円というのが減免の最高限度額であります。この200 立米で計算した場合に、東京都の使用料でいきますと4万876 円というのが一月の使用料でございます。  今回の日野市の改正案につきましては、3万7,758 円ということに、200 立米使用した場合にはなります。したがいまして、3,118 円、まだ日野市の改正案の方が安いということになると思います。  これにつきましては、高いところとの比較でございますので、この周辺の下水道普及率の低い市につきましては、当然資本費の割合が高くなってきておりますので、一概に安いということで整理はできませんけども、周辺の市よりも、生活関連業種減免措置を入れなくても、今回の改正案で低い数字になりますので、そういうことで、今回、生活関連業種についての減免については行っていないということでございます。  それから、2点目の今後、下水道料金の改定に伴いまして、将来どうなるのかという御質問でございますけども、下水道事業事業計画の中で、起債償還のピークが平成18年というふうにしてございます。約29億円が起債償還額でございます。したがいまして、先ほど汚水の使用料を算定するときに資本費ということでお話しさせていただきましたけども、この29億円が該当するわけでございます。平成18年度以降につきましては、年々、起債償還額が下がってきますので、下がるどの時点でということは、今の段階ではちょっとつかんでございませんけども、最終的には下水道使用料で十分賄える状況になるだろうというふうに考えてございます。  以上でございます。(「結構です」と呼ぶ者あり) 18 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。宮沢委員。 19 ◯委員(宮沢清子君)  ちょっとお伺いいたしますが、豆腐屋さんを初めクリーニング屋さん、そういった業種関連ですよね。そういったところが、応能応益負担からいって適正な金額というかね、どういうふうにお考えになっていらっしゃるのかどうか。ただ、高い高いと言うんではなくて、そういった事業主でありますので、きちっと事業計画の中から計算されていると思いますので、そういった部分でどう判断していいのか。  それからもう一つは、かつては汚水処理施設があって、そこで公団住宅、高幡台にしても、それから百草団地にしても、そういった処理をしていただいてきたわけなんですね、それから、豊田もそうですけれども。そういった中で、下水道が普及されることで、汚泥の処理費というんですか、そういう助成金というのもなくなってしまいまして、逆に居住者にとっては、そういった下水道使用料の負担の方がふえてきたという部分もあるんです。  ですから、確かに事業をやっている方たちに対してもそういった負担率のアップはあることは否めないと思いますけれども、市民にとっても、市民生活の中でそういった影響を受けている方たちもいらっしゃると思うんですね。ですから、そういう部分で、公団居住者にとっては、個人負担の共益費という中で公団がいろいろとやってくださる部分というのもたくさんあるんですが、それは、居住者の負担の中から運営というか、されている部分が大多数なんですね。それから、消費税の負担。それも確かに消費税を転嫁するときにもいろいろと物議を醸したわけなんですけれども、市民が消費税も払って、そこのところできちっとしたあれをやっているわけなんですね。  そういったこと全体的なことを考える中で、応能応益負担に対してどういうふうに考えられているのか、私たちが考えていっていいのか教えていただきたいと思います。  それから、汚泥処理費、そういう助成がなくなって、一市民というか市民生活に影響を及ぼしている市民もいらっしゃるというところがあるわけなんですから、そういった部分で、市民生活に及ぼす影響というのは、どのようにお考えになっていらっしゃるのかどうか、そういったことを御説明というか、教えていただきたいと思います。 20 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 21 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  下水道使用料の改定に伴う生活関連業種、もしくは市民の方々への影響ということでございます。下水道の使用料金を値上げするということにつきましては、市民の全員の方々に御迷惑をおかけする部分ではございます。そういう点で、非常に私どもの方としても、できるだけ下水道使用料については低い額で改正をお願いしたいというのが、趣旨でございます。  豆腐屋さん、それからクリーニング屋さん等の生活関連業種の方々については、やはり大量に水を使われるということで、当然使用料にはね返ってくるわけでございますけども、先ほどお話しさせていただきましたように、周辺の下水道の普及率の低い市よりも、日野市の今回の改正案については低い額で、今回改正をさせていただきました。そういう中で、当然影響があるというふうには思いますけども、その中で御理解をいただける改正額ではないかというふうに考えてございます。  それから、公団住宅、それから昔の多摩平団地の処理場の下水道使用料については、先ほどお話しさせていただきましたように、資本費の部分がゼロなわけなんですね。したがいまして、例えば公団ということだけでなくて、コミプラの場合には資本費の部分がゼロでございますので、その処理場の維持管理のお金だけで足りていくわけでございます。したがいまして、今までの公団、それから多摩平については比較的安い使用料金になっておりました。  先ほどお話しさせていただきましたように、日野市の下水道料金、今回改定をさせていただくことで提案させていただいておりますけども、資本費の部分が少なくなることによって、公団住宅、それから旧の多摩平の使用料程度に低くなっていくだろうというふうに想定しております。ただ、それが平成18年度以降ということでございますけども、それまでの間につきましては、市民の方に御負担をおかけしますけども、まだ整備されていない地区等もございます。そういう中で、事業の促進も図っていかなければいけないということと、それから、先ほどから資本費の回収率、それから使用料の回収率等についてお話しさせていただきましたけども、やはり下水道財政の健全化を図っていかなければいけないということでございます。そういう中で、今回の料金の改定をお願いしているというところでございます。  いずれにしましても、料金の改定につきましては、市民の方々に非常に御迷惑をおかけしているという部分は、十分承知してございます。 22 ◯委員長奥住日出男君)  宮沢委員。 23 ◯委員(宮沢清子君)  今の御説明で理解するところまではいくのかいかないのか、ちょっとあれですけれども、確かに下水道普及されていないところに対する普及の施策を、一日も早く促進しなければならないということはわかります。それだからこそ、また公平な負担ということで、御説明があったんですけども、区画整理事業が進まないうちは下水道は進まないんではないかというふうに理解するんですね。それが進まないと、市民の負担率というのはずっと続いていくわけですよね。その辺の行政の施策のバランスというか、そういう部分が公正さという視点から見て、負担という部分から見て、区画整理事業が進むことによって、早く下水道を普及できるという一番の大きな問題点が、日野市の課題であり抱えているものではないかなと、日ごろから感じているんですね。  ですから、その辺をきちっとやっていかないと、市民の負担というのは、18年度になれば大体公正になっていくんではないでしょうかという御説明なんですけど、先何年かあるわけなんですよね。そういうところからいろいろいって、税の公平さという部分はとても説明をされて聞く分には理解できるんですが、いま一その部分を施策としてきちっと横断的な施策というか、きちっとした統合のとれた施策を展開、これ意見になっちゃうかもしれませんけれども、していただかないと、市民の負担というのがずっと続いていくんではないかなということを大変懸念しますので、そういった部分でどういうふうに受けとめていったらいいのか伺いたいと思います。 24 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 25 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  区画整理事業、下水道事業もそうですけども、平成10年度に事業計画をそれぞれ延伸をさせていただきました。特に区画整理事業につきましては、事業の延伸と合わせて、事業の進め方については、そこの地区の状況に応じためり張りのある路線もしくは場所について、優先的に整備を進めていくということで整備させていただいたところでございます。  区画整理事業と、それから下水道事業との関連でいきますと、下水道事業につきましては、区画整理事業と確かに御質問のとおりリンクしている部分がございます。そういう中で、特に下水道の幹線の部分ですね、汚水の幹線を入れる部分については、区画整理事業地区内の整備、それから、区画整理外の方を迎えにいくという中で、ある程度区画整理事業の中でも、下水道事業のそういう幹線が入る場所につきましては、ある程度優先しながら事業を進めていきたいというように考えております。  そういう中で、区画整理事業の面的な整備と、それから下水道事業の幹線、それから枝線の整備、ここらあたりについては、今後十分整合をとりながら事業を進めていきたいというふうに考えております。 26 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 27 ◯委員(名取美佐子君)  5%消費税上乗せということで、かなりその部分に関しても、この時期にという議論が再三あったと思うんですけれども、本当に事業者にとってあるいは市民にとって、消費税の上乗せをした直後に、また値上がりということになりますと、本当に大変な負担になると。要するに選んで、料金上がるなら使わないというわけにはいかないわけですよね。皆さん、やはり負担が同じように重くのしかかってくるわけですから、そういう意味で、改定率が低く抑えてありますということなんですけれども、5%に値上がりした後に、また値上げということですので、本当に負担が大きいんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、この8年度からの資料が載っているんですけれども、その前に料金改定したのはいつごろで、どのぐらいの率かということを、ひとつお聞きしたいと思います。 28 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長。 29 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  改定がどのぐらいからなされたかということでございますが、53年4月1日にまず最初ございます。それから、昭和54年になりますが、15.9%。それから、昭和55年、これ1年ですね、13.6%。それから、昭和60年12月1日、49.6%。昭和63年4月1日、18.6%。先ほど申したように平成4年4月1日、12.1%、平成8年4月1日、14.4%。  以上でございます。 30 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 31 ◯委員(名取美佐子君)  ありがとうございました。  結構続いている年もあるんだなと思うんですが、60年の49.6%というのは、何かダントツに値上がりしているんですが、これは何か理由がありましたんでしょうか。 32 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 33 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  昭和53年、それから54年当時というのは、先ほど御質問ございましたように、多摩平の処理場、単独処理場で処理をしていた時代でございます。その後、下水道事業を計画的に進めていく中で、周辺市もしくは東京都並みの料金ということで、改定をしたものでございます。  したがいまして、昭和55年から60年につきましては、多摩平の現在の処理場での使用料金を東京都並み、周辺市に合わせて料金改定したということで、結果的に49.6%のアップになってしまったということでございます。 34 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 35 ◯委員(名取美佐子君)  ありがとうございました。  もう少し東京都との比較のあれは出ているんですけれども、周辺市で同じような市が八王子市、多摩市、町田市ということでしたが、普及率が同じぐらいで料金がもう少し低目に設定しているところやらいろいろあると思いますので、他市の例をもう少し資料として出していただければというふうに思いますので、お願いいたします。 36 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長。 37 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  資料につきましては、提出したいと思います。(「よろしくお願いします。以上です」と呼ぶ者あり) 38 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。板垣委員。 39 ◯委員(板垣正男君)  本会議の質疑の説明で、水を使う業種の料金設定は東京都の料金の88%程度だという説明があったように思うんですけど、そういうことでいいんですか。そのことが一つと。  それから、他市と比較して、今度の料金改定やっても、大体60から70%程度だと。下から五、六番目といったかな、料金が。この五、六番目というのは上から五、六番目ということですかね、再確認したいんですけれど。これは、先ほど言いました、例えば南多摩地域の、八王子市、町田市、多摩市、日野市などとの比較での料金のこういう位置なのか、三多摩全体の料金の位置なのか、確認しておきたいと思います。  それから三つ目は、水を使う業種の実態調査、79店、調査してるというんでしょう。そのうちの豆腐屋さんの場合は、こうこうこうだというふうに、さっき細かく説明があったと思うんですけれど、この79店のうち豆腐屋さんの例が一番わかりやすい例というかな、水を使う例として説明されているのか。それともほかの業種で似たように、もっと水を使うんじゃないかというようなところが、そちらの調査の中であるのかないのか。やっぱり豆腐屋さんが一番水を使うということなのかどうか、そこを3点目にお聞きしておきたいと思います。  それからもう一つ、20立方メートルを超える場合の例として、これまでは1,470 円だったと。今度の改定で1,722 円、プラス252 円となるということなんですが、これは消費税が加わっていないんじゃないかと思うんですけど、消費税の加わっていない、純然たる使用料金だということなのかどうかということを確認しておきたいということと、それから、平均12.92 %の値上げ率ということですけれど、消費税5%を加えると17.92 、約18%の値上げということに、単純率だけでいえば、消費税つい最近かけたばっかりなんですけど、そういうことになるんではないかと思うんですけれど、その辺はどうでしょうかね。 40 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長。 41 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  最初の問題ですが、87%ということは、東京都の使用料と比較して、現状では75%、改定案では87%ということでございます。  それから、料金の位置でございます。これは改定案ではどこと比較しているのかということでございますが、これは三多摩地域を比較してございます。大体6番目ぐらいに位置するんじゃないかということでございます。上位から6番目でございます。  それから、水を使用するのが豆腐屋さんの例が多いのかということでございますが、見比べますと、これは確かに著しく乖離しているのが豆腐屋さんだということでございます。ちなみにほかの業種につきましては、パン小売業が147 立方メートル、平均ですね。理容業42立方メートル、美容が34立方メートル、大衆食堂が81立方メートル、大衆すし店47立方メートル、クリーニングが86立方メートル、豆腐屋の先ほど申した小売の小さい方が70立方メートル、日本そばが104 立方メートル、中華そばが142 立方メートル、先ほど出ました大きい方の豆腐屋さんが358 立方メートルということでございます。  それと、その平均して中の、要するに減免措置に対応するものとしまして生活関連業種下水道使用料比較の資料3ですね、その減免措置、それを出しております。  20立方メートルの比較でございますが、これは消費税を含んだ額ということでございます。 42 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 43 ◯委員(板垣正男君)  もう一回、都の料金の87%というのは、水う使う業種の料金なのか。それから、下水道料金そのものが、東京都の料金の87%に今度は改定されるということなのか、どっちなんですか。 44 ◯委員長奥住日出男君)  下水道普及課長
    45 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  失礼しました。これは全般的な問題としてとらえております。 46 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 47 ◯委員(板垣正男君)  料金そのものが東京都の料金の87%になってきたと。だんだんだんだん近づいているということだね、100 %に。改定のたびに近づいているということでしょう。  それで、東京都の下水道料金というのは、都道府県レベルではどんなところに位置しているんですか。 48 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 49 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  都道府県レベルではちょっと調査をさせていただいておりませんけれども、東京都の各市の下水道使用料を含めまして、東京都が一番高いわけでございます。東京都八王子市というのが下水道料金については一番高くなってございます。今回の改定につきましては、それの87%ということでございます。 50 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 51 ◯委員(板垣正男君)  東京都八王子市が全国で一番高いということですか、今言われたのは。 52 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 53 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  東京都八王子市が一番高いということでございます。  先ほどちょっと資料が見つからなくて回答できませんでしたけれども、大体24立米当たりの下水道料金ということで、東京と比較したものがございます。東京が24立米で約2,562 円でございます。その中で、一番高いところが福岡市でございます。福岡市の2,911 円でございます。一番安いのが大阪ですね、1,241 円。横浜市が2,406 円ということでもう少し高くなってございます。  この周辺でいきますと、千葉市が1,860 円、川崎市が1,976 円というような状況でございます。 (「わかりました」と呼ぶ者あり) 54 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。      (「なし」と呼ぶ者あり) 55 ◯委員長奥住日出男君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。菅原委員。 56 ◯委員(菅原直志君)  私は、これは賛成すべきだと思っております。  理由は、まずはこの料金の改定にかかるところの説明ができるという点ですね。現状の数値と、そして将来を見込んだ経費の部分と将来を見込んだ使用料の部分ですね、それが説明できるという点が大きいと思います。確かに改定率が今回も十何%ですか、ありますし、それはやっぱり厳しい部分ではありますけれども、ただ、この汚水処理費全体を使っている人たちがしっかりと使っている分を負担しようという考え方は、非常にわかりやすいと思います。この料金を下げる方法は経費を下げるしかないというふうに考えているんですね。  ですから、私たちが議論すべきことというのは、経費を下げる方策については議論できると思うんですけれども、総処理費を使っている人たちが負担するという考え方を是とするのであれば、料金を下げる云々のところはなかなか議論しにくいと思います。  ただ考えなければいけないのは、やっぱり余りにも料金が高くなり過ぎて、一般の水をいっぱい使う業種の方々が生活に困るようなこと、または営業ができなくなるようなことがあれば、それはまた別途考えるべきだと思いますけれども、現状ではそういうことは余りあり得ないのかなというふうにも思っております。  これらの理由で賛成したいと思います。  ただ、私、今回逆に質問したいと思っているんですが、今回のこの議案に反対する方々も当然いらっしゃると思うんですね。その方々にこの後、意見陳述の中で反論していただきたいと思っておりますけれども、例えば減免はしました。それはわかります。ただ、この値上げ自体に、使用料を値上げすること自体に反対するということであれば、あればですよ、その差額分は一般財源からの負担であることは明確なわけですね。一般財源から負担してもいいということを明確に、この後、反論していただきたいと思います。それがなければ、ただ単に料金の値上げに対して反対するだけであって、その裏に隠された一般財源、市民の広く浅いところからの血税が投入されるということに対して説明をしなければいけないというふうに思いますので、その点、この議案に対して反対する方は明確に反論していただきたいと思います。 57 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。名取委員。 58 ◯委員(名取美佐子君)  今、もう少しほかのところとの比較とか、そういうものも資料としてぜひ出していただきたいということも言いましたので、私は継続でお願いしたいと思います。 59 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。秋山委員。 60 ◯委員(秋山 薫君)  今回の下水道使用料ということでございますけども、他市の話等が出ておりますが、いずれにいたしましても、日野市の財政の中での運用を図らなきゃいけないという基本があるはずでございますので、その中で、今回の平均的な12.9%、このことが先にいくんではなく、回収率という形でこれまでとらえてきた五十数%、これを維持するためには必要なことだというふうに思いますので、私は賛成という形で判断しております。 61 ◯委員長奥住日出男君)  宮沢委員。 62 ◯委員(宮沢清子君)  先ほど御説明の中で八王子市と比較対照したような御説明があったわけなんですが、八王子市はもっと普及が進んでいないところと、それからあと面積が大変広いですよね。そういう部分と、だから人口と面積というか、そういった部分からもいろいろと考えていかなければならない部分があると思いますので、比較する場合には、やはりそういった近隣市ももちろん、また全国的なそういうことももちろん大事でありますけれども、当市としての比較は、やっぱり同じようなところとの比較が一番大事ではないかなと思いますので、その辺の御説明を加えて、こちらも伺えばよかったんですが、御説明をしていただければよかったなというのが一つあります。  それからもう一つ、継続という声が出ておりますが、この議案上程の中で平成12年4月1日施行ということで明示されておりますので、できましたらば、資料請求があって、そして継続という形になっているんではないかというふうに理解いたしますので、委員長の取り計らいで早速に資料を出していただきまして、それで、それぞれまた検討していただく中で、最終日に結論を出していきたいというふうに、意見を申し上げたいと思います。 63 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 64 ◯委員(板垣正男君)  今、名取委員の資料請求、それから、宮沢委員の今議会中に資料が提出されれば提出していただいて、最終日結論という御意見もございましたので、私もその点では賛成なんですが、市の説明の中で、汚水処理の経費の使用料割合が10年度末で54.9%でしょう。それから、今度改定すると57.5%まで引き上がるということになるというわけです。それで、今後、予想されるのは、さらにその割合を高めていくんだろうと思うんですよ。  そうしますと、これは東京都の基準に当然なっていると思うんですが、先ほどの説明でもありましたように、東京都は24立米の場合は2,562 円云々ということで、福岡に次いで2番目に高いという料金設定になっていますね。これは、東京都が使用料の汚水処理費の割合を非常に高いところに、最初からやっぱり設定しているということが、一つは言えると思うんですよね。  そのことと、もう一つは、消費税の転嫁のときにも論議があったところなんですけれど、こうした不況が長引いていること、あるいは小売業などの売り上げが落ちているというもとで、水を使う業種の営業実態というのが、以前にも増して非常に苦しい状況にあるということだとか、先ほどの調査結果の説明などによっても、かなり料金が引き上げられるというようなことなどもありますし、特に減免規定も設けていないということなど勘案して、もっともっとやっぱりこうした異業種の意見を聞いたり、あるいは使用者の意見を聞くということなどの努力があってしかるべきではないかと、私は思うんですね。  今回、五つの議案でいずれも値上げ案が提案されておりますけれど、この本会議の質疑の中で、いずれも共通しているのは、市民との合意というのは何もなく最初に市の方で料金改定を提案するということなどが、ほかの議案とも共通しているんですよね。だから、そういう点は、私はもっともっと市側の努力があってしかるべきじゃないかと思うんですね。  そういうことを申し上げて、なお検討する時間も今後ありますので、本議会最終日、資料など間に合って審議ができて結論を出してということであれば、私はそういう方向で再度委員会を開くということで、意見とします。 65 ◯委員長奥住日出男君)  ありがとうございました。  私の方から説明員の方にちょっとお聞きしたいんですが、先ほど名取委員から資料請求がございました。この資料につきまして、今議会中に準備できるかどうかお伺いしたいんですが。  まちづくり推進部長。 66 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  資料につきましては、用意できると思います。  それでは、委員の方々から(「済みません、委員長」と呼ぶ者あり)宮沢委員。 67 ◯委員(宮沢清子君)  議事進行ですけれども、確認ですけれど、資料を出していただくんですが、今の委員長の説明だと最終日までということなんですが、それ以前に出していただいて、最終日に再開をするときには、もうその資料に目を通してきちっと審議ができるようにしていただきたいと思いますので、資料をなるべく早く手元に渡るようにお願いしたいと思います。 68 ◯委員長奥住日出男君)  それでは、今議会中というふうに、私の方から申し上げましたけども、ただいま宮沢委員の方から御意見ございました。できるだけ早く出していただくように御努力いただきたいんですが、よろしいですか。(「はい、わかりました」と呼ぶ者あり)事前に配付ということでお願いをしたいと思います。  それでは、お諮りいたします。きょう結論が出ませんので、今議会の最終日、9月27日月曜日午前9時半から、この議題について継続し再開をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯委員長奥住日出男君)  それでは、最終日、9月27日午前9時半から委員会を再開しますので、それまでこの議案については継続審査といたします。  これより議案第64号、平成11年度日野市一般会計補正予算(第2号)歳出の内・土木費の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。環境共生部長。 70 ◯環境共生部長(笹木延吉君)  それでは、議案第64号、平成11年度日野市一般会計補正予算(第2号)。20ページをお開きいただきたいと思います。それでは、御説明させていただたきます。  40款土木費でございます。20項都市計画費、40目緑化費でございます。1.緑化推進事業経費でございます。実は、苗圃で使用するために平成元年に購入いたしました耕運機を修繕に出したところ、使用不能ということになりました。至急購入いたしたく補正をお願いするものでございます。  経費につきましては、11)の修繕料を9万7,000 円マイナスし、18節備品購入費、これは科目を新たに設置したものでございます。耕運機9万7,000 円を補正させていただくというものでございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 71 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。板垣委員。 72 ◯委員(板垣正男君)  今回、土木費の関係の補正予算が当委員会に付託されているんですけど、緑化推進事業の関係の補正予算だけなんですけど、ほかに土木とか都市計画とか、急を要する補正を組むべく事業というのは、全然考えられなかったのかどうか、その点どうでしょうかね。部長はどうですか。  例えば、今議会の行政報告の中にもありましたように、市長も報告しているんですけれど、8月14日の集中豪雨で水害が各所に起きていますよね。それはすべて補正予算で手当てしなきゃならないということでもないと思うんですけれど、少なくとも多摩平の水害について、やっぱり応急措置を図るべく対応策というのはあるんじゃないかと思うんですよね。  例えば雨水の吸い込みのグレーチングを改良するとかというようなことなどを含めて、緊急にああいう事態を少しぐらい軽減させるということで、歳入との見合いで、私はそういうのを各部課で予算要求して、緊急にそういうものこそ補正予算に組んで対応する、市民生活を少しでも安定させるということに力を注ぐべきだったと思うんですね。  で、交付税はことし10億円から入っているわけですからね。で、基金に6億円から積み立てるわけでしょう。こういうもともと歳入が不足した分を払う程度で国が交付金を出すわけですから、その不足した分を、入ってきたものの大部分を来年度に回すかどうかわかりませんけれども、基金に積み立ててしまうという、こういう予算そのものの組み方というのは、やっぱり問題があるんじゃないかというふうに思うんですよ。  具体的な土木事業にかかわるような緊急を要するこういった水害対策などに対する補正予算を組んで対応すべきだというふうに思うんですけど、その辺はいかがでしょうかね。 73 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 74 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  今回の大雨に伴います被害につきましては、先日の市長の報告のとおりでございます。  その中で、被害が起きた中で、実際にお住まいになっている方が対応されているのが大部分でございますけども、今お話がありましたように、多摩平の浸水、それから、区画整理事業の地区内でも一部浸水等をしているわけでございますけども、これは本会議でもお話しさせていただきましたように、これらの解消を図るには、抜本的な解消をしなければ、この浸水被害については解消しないわけでございます。  御質問にありましたように、例えば取水ますをつけるとかそういうもので、今回の浸水が解消できるものであれば、今回補正を組ませていただきましたけども、多摩平、それから多摩平だけに限りませんけども、日野市全域の中の浸水の箇所につきましては、まず一つは抜本的に解消しなければいけないということでございます。それから、雨水の排水計画といいますのは、これは5年確率で50ミリという計算をしてございます。したがいまして、5年から7年には、非常にこれは申しわけないんですけども、部分的に道路冠水等が起こるという前提で、現在の雨水計画はできてございます。  したがいまして、御質問のようにどのような雨にも対応できる雨水管を敷設するということになりまと、現在の雨水管の2倍から3倍の管を入れていかなければいけないということでございますので、部分的な道路冠水ができるだけ少なくなるようにはしますけども、ある一定の降雨の条件の中では、部分的に道路冠水程度は、どうしても発生してしまうというような状況でございます。  それから、対応につきましては、先ほどお話しさせていただいたとおりでございます。多摩平については抜本的に解消していかなければ、浸水については解消できないということでございます。 75 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 76 ◯委員(板垣正男君)  8月14日の雨だけじゃないわけですよね、多摩平の場合はね。毎年起きているんですよ。たまたまこの8月14日は相当の雨量で被害も大きかったということもありますけれど、14日のような雨量でなくても、これまで毎年起きてるでしょう。皆さんよくそういうのは知っているはずですよね。  だから、そういうことの手当てをでは何年間抜本的に対策を立てない限り、これは解消しないんだからということで、そのままにしておくというのは、私は余りにも策がないというかな、住民要望にこたえていないという部分は、やっぱり残っているというふうに思うんですよ。  例えば黒川都市下水路に流れ込んでいる部分というのは、水害は起きていないんですよ、この間の14日のことで言えばね、あるいはそれ以前のことで言えば。それなりの手当てをしたわけです、皆さんはね。だから、今起きている団地内だとか、それから市立病院の前とか、それから水道部入り口の交差点。ああいうところの排水を、私はもっと緊急に手直しするという余地はあるんじゃないかと思うんですよ。  これはもう何年来、そういう声を住民の方もあるいは議会でも述べているわけですけれど、なかなか市側の考えと一致しないということで、市の方でも緊急対応をまだされていませんけれども、私はもっともっとそういうところの手当てをすべきものがあるというふうに言わざるを得ないと思うんですね。  ですから、この土木費そのものの緑化推進事業経費云々についてはとやかく言うことではないですけれど、今度の交付税の約10億円の歳入があるにもかかわらず、わずかこういう程度の補正予算しか組んでいないということなど、やっぱり予算全体の組み方に、私は問題があるというふうに指摘しておきたいと思うんです。 77 ◯委員長奥住日出男君)  今のは指摘ですから、ほかの委員さんで何かありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「いや、質疑の中で今やっているわけですからね」と呼ぶ者あり)何か答弁ありますか。(「答弁、さっきしたからいいです」と呼ぶ者あり)今のは指摘ですから、いいですよね。(「さっき答弁があったから」と呼ぶ者あり)  ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) 78 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。板垣委員。 79 ◯委員(板垣正男君)  私、先ほどの質疑の中でも、若干問題点を述べておきましたけれど、地方交付税の算定などによって10億円余りの歳入があったということで、その使途が明確でないと。市民要望に沿った補正予算の組み方ではないということを言わざるを得ないと思います。  これは一つ土木費だけに限ったことではありませんけれど、補正予算全体の組み方が、当初予算で予算が足りないから市民要望にこたえられないんだということが根底にあったその予算の組み方に、こうした歳入があったならば、やはり市民要望にこたえるべく補正予算を緊急に組んで、雨水対策、緊急を要するその他の事業にもこたえるというものでなければいけないんではないかということから、この補正予算には反対です。 80 ◯委員長奥住日出男君)  菅原委員。 81 ◯委員(菅原直志君)  私は賛成の立場なんですけれども、今の意見に対する反論です。  今回の交付金というのは、ある意味で計算はできたと思いますけれども、ただ、来るか来ないかというのは国の方の判断なわけですよね。こちらの方で幾ら計算しても必ず来るということは言えない。来たらすぐに、市民要望がいっぱいありますから出しますよというふうなことでは、計画性がないと思います。今の議論は計画性のない施策になりがちではないかというふうな不安があります。  反論です。以上です。 82 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件に賛成の諸君の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 84 ◯委員長奥住日出男君)  挙手多数であります。  よって議案第64号、平成11年度日野市一般会計補正予算(第2号)歳出の内・土木費の件は可決すべきものと決しました。  これより議案第65号、平成11年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。区画整理第1課長。 85 ◯区画整理第1課長(水村 豊君)  議案第65号、平成11年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  特別会計補正予算書及び説明書の1ページをお開きいただきたいと思います。  今回の補正につきましては、歳入歳出とも1億230 万円を追加して、歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億1,177 万4,000 円とするものでございます。  続きまして事項別に説明させていただきたいと思いますので、予算書の6ページ、7ページをお開き願います。  まず、歳入でございます。  15款5項5目の国庫補助金でございます。豊田南土地区画整理事業に対する国庫補助金でございますが、5,115 万円増額される内示がありましたので、これを増額の補正をさせていただくものでございます。  また、同じページの下段でございます。  20款5項5目の都補助金につきましても、同様に豊田南土地区画整理事業に対する国庫補助金の裏負担分として5,115 万円の増額の内示を受けましたので、補正させていただくものでございます。  その結果、土地区画整理事業特別会計における国庫補助金は、当初予算の2億8,440 万円から5,115 万円増額になりまして、3億3,555 万円となるものでございます。同じく都補助金につきましても、当初予算の4億7,427 万5,000 円から5,115 万円増額になりまして、5億2,542 万5,000 円となるものでございます。  続きまして、8ページ、9ページをお開き願いたいと思います。
     歳出でございます。  歳出の5款20項5目の豊田南区画整理費のうち13の委託料につきまして、先ほどの歳入の国庫補助金及び都補助金が合計で1億230 万円増額になったことに伴いまして、豊田南地区の埋蔵文化財発掘調査委託料を増額補正するものでございます。面積につきましては、約3,300 平米でございます。  今回の補正につきまして、豊田南地区では、従来より事業の進め方といたしまして、豊田駅南口へ向かう都市計画道路3・4・19号線の整備を優先課題として取り組んできております。そのため、従来から国及び東京都の補助金の積極的な導入を図ってきております。今回、その結果といたしまして国及び都の補助金の追加補助の内示を受けましたので、その対応といたしまして、当初平成12年度に予定しておりました都市計画道路3・4・19号線の道路予定地と、その隣接する周辺地域の埋蔵文化財発掘調査、約3,300 平米でございますが、これを平成11年度に前倒しして実施することといたしたものでございます。このような対応で、事業の一層の促進を図るものでございます。  以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 86 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 87 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって議案第65号、平成11年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  これより議案第66号、平成11年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。下水道普及課長。 90 ◯下水道普及課長高橋和弘君)  議案第66号、平成11年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、説明させていただきます。  歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ6,000 万円を追加補正するものでございます。以下、事項別明細書により説明いたします。  18、19ページをお開きください。  歳入でございます。  25款5項5目繰越金でございます。3,340 万円の増額です。このことにつきましては、既に当初予算で500 万円計上しておりましたが、前年度決算による繰越金が確定しましたので、今回の補正財源として3,340 万円を開かせていただくものでございます。  同ページ、市債でございます。  35款5項5目下水道債でございます。補正額2,660 万円の増額でございます。対象事業の増により増額するものでございます。  歳出に移らせていただきます。20、21ページをお開きください。歳出でございます。  5款10項5目公共下水道費でございます。6,000 万円の増額でございます。15節でございますが、浅川処理区管渠埋設工事につきましては2カ所でございます。浅川左岸第一処理分区11-8でございますが、工事は栄町二丁目都市計画道路3・4・8号線工事の進捗状況に合わせて、汚水管渠の埋設を行う必要が生じたものでございます。管径200 ミリ、延長363.3 メートルを開削で行います。浅川右岸第六処理分区11-1工事につきましては、川崎街道拡幅工事の進捗により管渠の移設等の必要が生じたものでございます。管径200 ミリ、延長150 メートルを開削で行います。  南多摩処理区管渠埋設工事につきましては、大栗四号処理分区11-1工事で、川崎街道一の宮交差点拡幅のための用地確保ができたもので、管理用人孔を設置するものでございます。ボックスカルバート600 ミリ掛ける1,800 ミリ、延長1.5 メートル及び二号人孔1カ所でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いします。 91 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって議案第66号、平成11年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  これより請願第10-12号、多摩平団地の空き家状態解消を市にお願いする請願の件を議題といたします。  本件については、請願者より委員会へ取り下げたいとの申し出がありましたので、これを承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり) 95 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって請願第10-12号、多摩平団地の空き家状態解消を市にお願いする請願の取り下げの件は、承認することに決しました。  これより請願第11-19号、豊田駅の南北自由通路にある昇降階段にエスカレーターが新設されるよう要望する請願の件を議題といたします。  請願趣旨及びその対応等について、担当部課長より説明を求めます。都市計画課長。 96 ◯都市計画課長(豊田好伸君)  請願第11-19号。JR東日本では、体の不自由な方あるいは高齢化社会に向けて、人に優しい駅づくりというものを現在進めております。東京から50キロ圏内の約260 駅ありますけれども、この駅に平成13年度までに、これらのエスカレーターも含めた工事、事業ですけども、これを40%から80%に引き上げたいということで、現在、JRは進めております。  豊田駅につきましてでございますけども、現在、改札からホームへ行く階段ですね、この階段のところにエスカレーターの工事をしております。これが終わりますと、下りのホームの階段の方にもエスカレーターをつけたいということで、現在、工事が進められているところでございます。  この請願の自由通路でございますけども、これは、改札口の外側、JRからすると外側ですけども、南あるいは北口の自由通路部分だと思うんですけども、この部分につきましては両方階段があるわけでございます。特に南口の方につきましては、かなり長い階段がございまして、ここにエスカレーターをということでございます。  基本的には豊田南の区画整理事業あるいは北側の多摩平団地の建て替え事業、これらに伴って基本的な整備計画を立てるということが原則でございますけども、早期に設置しなければいけないということもございますので、これからJRとも早急に協議をしていきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 97 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。名取委員。 98 ◯委員(名取美佐子君)  南の方は階段と屋根というんですか、結構幅があると思うんですけど、北口はとても何かそれが狭いような気がするんですが、そこにエスカレーターを実際に設置するのが、高さ的に可能なのかどうか、勾配とかいろいろなことにおいてどうなんでしょうか、その辺。 99 ◯委員長奥住日出男君)  都市計画課長。 100 ◯都市計画課長(豊田好伸君)  北口の場合には5メートルぐらいの差があるんです。現在、北口の場合には19段ぐらい、南口の場合には33段の階段が今現在あります。南口の場合には、確かに33段ございまして、これが5メートル40ぐらい差があります。これに上下のエスカレーターをつけますと、おおむね上りと下りを合わせますと、大体1基1億円ぐらい平均かかるんですね、上りだけで。そうしますと、上下ですから2億程度ということになるんですけども、ここにエスカレーターをつけるかエレベーターをつけるかということも、またこれから考慮しないといけないんですけども、北口の場合には、先ほど申し上げましたけども、先ほど5メートルと申しましたけども、これは北口の場合は3メートルぐらいです。ですから、ここにつきましても、当然心障者の方あるいはお年寄りの方の対応として、何らかの形で設置しなければいけないということでございますので、これらにつきましても、早急にちょっとJRの方と協議していきたい、このように思っていますので、よろしくお願いいたします。 101 ◯委員長奥住日出男君)  よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)ほかに。菅原委員。 102 ◯委員(菅原直志君)  一番最後の文面にございます「行政当局からJR等の各機関に働き掛け」という文言がありますけれども、どんな方法があるのかなというのを、ちょっと改めて確認したいと思うんですけれども、お願いいたします。 103 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 104 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  JR八王子支社ができてからでございますけども、毎年1年に大体2回ぐらい、要望書としては1回お持ちしておりますけども、市長の方でJR八王子支社長とお会いして、いろいろな市の要望を伝えているところでございます。  具体的には要望書という形で書式を整えまして、日野市で現在、JR当局にお願いする、もしくは要請をしたりするものにつきましては、要望書という形で年1回、JR当局の方に提出をしてございます。 105 ◯委員長奥住日出男君)  秋山委員。 106 ◯委員(秋山 薫君)  先ほどの話の中で、駅のホームにつきましては40から80%設置をしていく方向で今検討されているというようなことで、その一つが豊田駅のホームですね、ここにエスカレーターの設置が始まるという話でございますけど、この条件をもう一回、ちょっと教えていただきたいというふうに思うんですけど、それが一つ。  もう一つは、自由通路という形で、駅の線路の上、駅舎の方を通過しているわけですよね。あれがJRじゃなくて、なぜ自治体の方でという部分の話がわかれば教えていただきたいと思うんですけど。 107 ◯委員長奥住日出男君)  都市計画課長。 108 ◯都市計画課長(豊田好伸君)  1点目の設置条件でございますけれども、これは運輸省でまず決めてございますのが、高低差は5メートル以上ということで、利用客が5,000 人以上の駅ということになっています。  それから、東京都の福祉のまちづくりの関係の鉄道駅エレベーター等の整備事業では、1日の乗降客が1万人以上ということで決められております。 109 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 110 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  2点目のエスカレーターの設置について、JRとそれから市ということで、どういう基準で分かれているのかというお話でございます。  基本的にはエスカレーターの設置については、先ほどの基準でつけられるということになっておりますのは、ラッチ内、後部から改札口のところまでがラッチ内という、要はJRが管理する部分ということになってございます。改札口から、例えば北口、南口の部分につきましては自由通路、そういう位置づけになってございます。したがって、現在のエスカレーターの設置の要件は、ラッチ内につきましては国の補助金、それからJR、それから日野市という負担の中でエスカレーターがつけられるということになっています。それから、自由通路の部分につきましては、JRが負担をすれば、国の補助金等もつくというような条件になっているわけですけども、整理の仕方としては、ラッチ内についてはJRとしては先ほどの整備水準に合わせて整備をしていくということでございますけども、ラッチ外につきましては、日野市との協議の中で自由通路の取り扱いをどう判断するかによって、JRが負担するか負担しないかというところが整理できるということでございます。  市といたしましては、ぜひJRの方に御負担をいただいて、国の補助金をいただきながらエスカレーターの設置を図っていきたいということでございます。 111 ◯委員長奥住日出男君)  秋山委員。 112 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございました。  自由通路というのは階段の上まで、例えば下までの部分かもう一度伺いたいという話と。  それから、もう一つは、運輸省と都の基準でということがございますが、豊田駅のホームについてはどういう現状にあるのか。これに合致しているという話なのか。合致しているから、今回取りつくんでしょうけども、現状がわかれば教えていただきたいんですけども。 113 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 114 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  豊田駅の自由通路の部分につきましては、北口は駅前広場に接するところまでです。それから、南口につきましては、下の道路に接するところまで、階段の下ということです。広場に接するところがありますけども、そこまでが一応自由通路という定義になっています。よろしいでしょうか、階段下ということです。  それから、負担でございますけども、本来は11年度、12年度、JRが行うエスカレーターの工事につきましては、本来であれば国の補助を受ける、もしくは市の負担が発生する場所でございます。ただ、11年度、12年度については、JR八王子支社の経営上の判断でJR当局がみずからつけていきますということで、エスカレーターを設置していただけるということになったものでございます。本来であれば、国の補助金もしくは市の負担が発生する場所ではありますけども、それは、JR当局の判断で、今回は自主的に設置をしていただいたということでございます。  JRとしては、その自由通路のエスカレーターについては日野市さんでというお話はございますけども、本会議でお話しさせていただきましたように、あそこの跨線橋をつくるときの旧の国鉄との協議等がございますので、それらを踏まえて、今後JR当局の八王子支社の方と協議をしていきたいというふうに考えております。 115 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 116 ◯委員(板垣正男君)  この南北自由通路のエスカレーター設置で、今、部長も区画整理をやったときの旧国鉄との協議があるんで、それに基づいて、今後JRの協議していきたいということでありますので、ぜひそういう立場で協議していっていただきたいと思うんですよ。  八王子の駅ビルの北口にエスカレーターがついているでしょう。あれはJRは一切かんでいないのかどうか、そういうのは聞いていますか。  そういうことが一つと、それから、最近、JR八王子支社で豊田のホームから上がる今工事が始まったあのエスカレーター設置についても、運輸省が特に最近、エスカレーター設置をもっともっとやりなさいと、国の補助金をもう少し出しましょうというようなことなどがあって、かなり以前から比べると、設置のスピードがあるいは箇所がふえてきているんですよね。何年来の住民や駅利用者の要求でもありましたから、そういうこともあって、JRの方でも豊田駅については、工事をやる上で支障がないということの判断で、今回、工事をやりましょうということになっていったんですね。  一方、日野駅というのは、御存じのような経過をたどりながら、今いろいろと関係者が苦労しているという経過なんですよ。  それで、駅を利用する上で高い階段を上ったりおりたりするのは、この請願に書いてあるように、高齢者にとって特にきついことなんですよ。それで、エスカレーター、エレベーターの設置が各地で進んでいるわけですけれど、ぜひこうした駅利用者の声にこたえて、市も一生懸命やっぱり努力して、早期につくようにJRとの協議を、私は進めるべきじゃないかと思うんですよね。どうですか、部長。 117 ◯委員長奥住日出男君)  まちづくり推進部長。 118 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  2点目につきましては、もうそのとおりだというふうに思いますので、日野駅につきましてもいろんなまちづくり調査を今現在やっておりますので、その中できちんとした位置づけをして、豊田駅も含めてエスカレーターについては、JR当局の方に要望してまいりたいというふうに思います。  それから、八王子駅ビル等のエスカレーターにつきましては、これはすべて市負担ということで、市が全額負担ということで設置してございます。中央線沿線の自由通路に該当する部分については、すべて大多数が市負担ということで単独で負担をして設置されているという状況でございます。 119 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 120 ◯委員(板垣正男君)  最初に部長が言いましたように、旧国鉄との間で区画整理の際のいろいろ協定がありますから、それに基づいて今後話をしていただきたいと思うんですが、橋上駅になっているところは、その自由通路を全部利用して、JRの業務も行われているわけですよね。一般通行人はもちろんそこを通るということができるんですけれど、それ以外にJRの電車を利用する人はもちろんですけれど、業務そのものを全部そこを通じてやっているということなども現にあるわけですから、そういうことをよくJRにも理解してもらうように話をするということが必要なんじゃないかと思いますね。  答弁はいいです。 121 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) 122 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。宮沢委員。 123 ◯委員(宮沢清子君)  請願の要旨に沿って行政側の御努力をお願いしたいと思います。  採択を意見としたいと思います。 124 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 125 ◯委員(名取美佐子君)  私も同じで、ぜひJRとの交渉をしっかり頑張っていただきたいというふうに思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり) 126 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 127 ◯委員(板垣正男君)  請願の趣旨を踏まえて、今後一層努力してもらうということを申し上げながら、採択に賛成です。 128 ◯委員長奥住日出男君)  ほかによろしいですね。     (「なし」と呼ぶ者あり) 129 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって意見を終結いたします。
     これより本件について採決いたします。本件は採択することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって請願第11-19号、豊田駅の南北自由通路にある昇降階段にエスカレーターが新設されるよう要望する請願の件は採択すべきものと決しました。  これより請願第11-2号、滝合地区への公共下水道供用開始早期実現に関する陳情の件を議題といたします。  その後の経過及び対応等について、担当部課長より説明を求めます。下水道計画課長。 131 ◯下水道計画課長(塩野哲夫君)  請願第11-2号、滝合地区への公共下水道供用開始早期実現に関する陳情につきましては、前々回供用開始時期が明確にできない状況にある旨を説明させていただきました。  前回につきましては、コミプラの維持管理経費と公共下水道使用料との比較調査結果を報告したところです。その中で、滝合自治会と同様のコミプラの施設は市内にどの程度あるのかということ。また、その維持管理経費の内容について、御質問がありました。  調査の結果ですが、し尿と生活雑排水を合わせて処理する自治会管理の小規模汚水処理施設、コミプラですが、ほかにはありません。ただ、一般的には合併浄化槽といいまして、集合住宅についているものにつきましては30カ所程度あるということです。今回の滝合自治会の処理施設につきましては、集合住宅ではございませんので、集合住宅でない戸建ての住宅の集まった中での処理施設というのは、ほかにないということになります。  同様な施設としまして、いずみ自治会、東豊田一丁目に、こちらには集合の施設はあるんですが、これはし尿のみを処理します集中浄化槽が設置されています。  維持管理経費についてですが、そのいずみ自治会、東豊田一丁目につきましては、2基し尿浄化槽がついています。維持管理経費としまして、年間100 万円かかっているということです。収入につきましては、129 万6,000 円。それと補助ですね、これは市の方の浄化槽清掃作業経費の住民負担軽減措置に関する要綱というのがありまして、そちらから9万1,830 円が出ております。合計しますと、資料のとおりで138 万7,830 円と、年間の維持費が100 万円ですから、若干の余裕があるということでございます。  それから、滝合自治会につきましては、前回も御説明いたしましたが、維持管理費が年間で705 万円、それから、年間維持費としまして700 万円かかるということでぎりぎりの状態で管理をしているということでございます。  それから、資料の一番下に平山住宅ということで、集合住宅の例を一つ出してありますが、これにつきましては、東京都の住宅供給公社で建設されたものでありますので、共益費として2,000 円、月に徴収しているということです。これについては、下水道の使用料という名目では徴収はされていないということであります。 132 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 133 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。宮沢委員。 134 ◯委員(宮沢清子君)  資料もいただきまして見させていただきました。  やはりこれは請願の要旨に沿って採択をし、行政側のお力添えをお願いしたいと思います。平成11年3月に提出をされたものでありますので、早期実現に向かって、市民の立場に立ってお力添えをお願いしたいと思います。  採択すべきとして意見を申し上げます。 135 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。秋山委員。 136 ◯委員(秋山 薫君)  資料、ありがとうございました。  意見でございますけども、採択すべきだということで意見を述べさせていただきたいんですが、市の中で、こういう共用のコミプラと称されるのが、今1カ所だということ。それから、費用についても非常に市民の方たちで負担をされていて、いずれにしも負担になっている部分。ただ、一方、市の財政としては非常に厳しい中でございますけども、ぜひその中で「一日も早い」という言葉であるように、これはまさに住民の方の気持ちじゃないかというふうに思いますので、ぜひ積極的な活動を進めていただきたいということをお願いしたいと思います。 137 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。菅原委員。 138 ◯委員(菅原直志君)  私も同じく採択を主張いたします。  こちらに書かれているように、当初、下水道が引かれますよという話があって、それがずっと延び延びになってきた経過もあります。それは、やはり行政全体の責任だと思いますので、そのあたりをぜひ御理解いただいて、早期実現を要望いたします。 139 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 140 ◯委員(名取美佐子君)  いろいろ資料が出てきて、大分よくわかったんですけれども、かなりぎりぎりのところで管理されているということで、これは緊急事態が何か発生したときには、とても大変な状況になるということもありますし、やはり早急に手当てをしていかなければいけないという意味で、請願の趣旨に沿って採択を主張いたします。 141 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 142 ◯委員(板垣正男君)  私も結論は請願の採択を主張したいと思います。  この間からの質疑だとか、きょうの提出されました資料など拝見しましても、住民の負担というのはかなり高いものがあるということと、施設が老朽化してくるということに伴う緊急改修とか修理、これに思いも寄らぬ大きな費用がかかるんですよね。このことがまた大変なんですよ、臨時徴収とかね、あるいは管理組合から臨時支出をやると。積み立てがなければ、やっぱり個人個人の負担になってしまうというようなことなどがあるわけで、ポンプ一つが壊れただけでも、これはもう処理場としての機能がなくなってしまうわけですね。そういうところの実態をよく考えて、下水道普及というのはやっぱり進めなきゃいけないということだと思うんですね。  区画整理との絡みなどありますけれど、その絡みももちろんありますが、なお促進できるような検討なども、今後も改めてやっぱり検討していただいて、1年でも早く普及できるように、一層の努力を要望しておきたいと思うんです。 143 ◯委員長奥住日出男君)  これより本件について採決いたします。本件は採択することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 144 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって請願第11-2号、滝合地区への公共下水道供用開始早期実現に関する陳情の件は、採択すべきものと決しました。  これより請願第11-10号、市立病院建て直しは、しばし待て!その他に関する陳情の件を議題といたします。  その後の経過及び対応等について、担当部課長より説明を求めます。都市計画課長。 145 ◯都市計画課長(豊田好伸君)  前回、趣旨については部長の方から報告がありましたけれども、JRの改良の件でございますけれども、これにつきましては、今年度、調査費は予算で認められておりますけれども、東京都の方から11年の8月6日付で調査が認められまして、日野駅改良を含めた周辺の整備計画を、今年度策定していきたい、このように思っています。 146 ◯委員長奥住日出男君)  これより質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) 147 ◯委員長奥住日出男君)  なければこれをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。宮沢委員。 148 ◯委員(宮沢清子君)  大変言いにくいことでございますが、もう市立病院も建設用地が決定し、既に起工式が終わったところで、平成14年の開設に向かって進められているところでございますので、この請願の要旨のところ、ちょっと理解しがたい部分がございます。  それから、日野駅の改良については、今御説明があったとおりでございますので、理解を示したいと思います。  あともう一つあるんですけれど、最終的にどうしてほしいということが、この請願の要旨には書いてないんですよね。ですから、この要旨に沿っては趣旨は理解をし、尊重もしたいと思うんですけれども、ちょっとどうしてあげていいのか、どうしてほしいのかというところが見えてきませんので、大変恐縮でございますが、不採択をしたいと思います。  これ以上継続をしても、いかがなものかというふうに判断をさせていただきますので、ほかの委員さんたちの御判断も仰ぎたいと思います。 149 ◯委員長奥住日出男君)  ほかに。秋山委員。 150 ◯委員(秋山 薫君)  ここで結論を出すべきだろうというふうに思います。  非常に不採択にする話は言いづらい話でございますけども、市立病院にいたしましても、我々議会の中でいろいろな審議を重ねた形で必要だという判断から、先ほど宮沢委員もおっしゃったように起工式も済ませ、工事がスタートしているわけでございますので、200 億円という形のお金がここにありますけど、そのお金をかけるだけのものの病院にしなきゃいけないという形になるんじゃないかと、私は思っています。  そのほか、JR日野駅の改良、それから西豊田駅等々ございますけども、具体性がやっぱり欠けているということがございますので、その部分を含めても、本請願については不採択という形ですべきものだというふうに判断いたします。 151 ◯委員長奥住日出男君)  菅原委員。 152 ◯委員(菅原直志君)  これは市立病院のことということで件名が入っております。これは、私は不採択の立場なんですけれども、市立病院というか公立病院を自治体が持つということは、もう一度開いてしまったら、よっぽどのことがない限りやめられないものだというふうに思います。それは社会の中の常識だと思います。そういった中で、この請願はなかなか既に議会の中で議論されてきたことでもありますし、難しいものだなというふうに思っております。  ほかの案件もありますけれども、これらも当然必要だと思いますけれども、宮沢委員の意見のとおり、どのように私たちがこの陳情を受けとめてどのように審議したらいいのかというのが、実は酌み取りにくい部分が残念ながらございまして、これはやはり不採択にすべきだと思います。 153 ◯委員長奥住日出男君)  名取委員。 154 ◯委員(名取美佐子君)  私も一応不採択の立場です。  市立病院は、やはりかなり規模を大きくして市民ニーズにこたえていくという意味で、内容の充実を図っていくということで、今計画をして、実際に工事も始まっているわけですから、やはりそれを途中でやめるというわけにはいかないというふうに思います。  そして、駅の改良工事ですか、そういうことについては徐々に、先ほどの運輸省のいろんな流れもありますので、改良工事はされていくだろうということで、その辺は酌み取れるんじゃないかと。  あと、西豊田駅についての実現についてはどうかというところは、まだめどははっきり立っていませんけれども、幾つかの点では酌み上げられるところはあるんじゃないかと。  あと、全体的な印象からいくと、とにかく市立病院をやめてほかにやるべきことをやってほしいということですけれども、とりあえずは市立病院も市民ニーズの大きな一つの柱じゃないかというふうに思いますので、一応、この件については不採択を主張したいと思います。 155 ◯委員長奥住日出男君)  板垣委員。 156 ◯委員(板垣正男君)  請願の趣旨は、市立病院建て直しは、しばし待てということが中心のようなんですよね。事業がもう既に進んでおりますので、ちょっとこの請願の趣旨は実際と合わないんじゃないかという思いも私もしますので、私も不採択にすべきだと思います。 157 ◯委員長奥住日出男君)  これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件は委員全員不採択ということでございます。本件は不採択ということに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 158 ◯委員長奥住日出男君)  御異議ないものと認めます。  よって請願第11-10号、市立病院建て直しは、しばし待て!その他に関する陳情の件は、不採択すべきものと決しました。  まちづくり推進部長。 159 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  先ほど議案第57号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定に伴いまして、資料の請求がございました。今、御用意できましたので、配付と簡単な御説明をさせていただければありがたいというふうに思います。  よろしくお取り計らいをいただきたいと思います。 160 ◯委員長奥住日出男君)  では、資料配付して簡単な説明をしてください。審議は後日いたします。     (資料配付)  まちづくり推進部長。 161 ◯まちづくり推進部長堀之内和信君)  3枚用意させていただきました。一番最初のページにつきましては、各市の下水道使用料単価と、それから一番右側の方に、9年度末でございますけども、普及率を入れてございます。八王子市が64%、それから、日野市と同じような状況が町田市74%、それから稲城市の73%というところが、普及率が大体同じような順位でございます。  それから、2枚目が各市の下水道使用料の排出別金額と順位でございます。これは現行使用料の場合に、現在、例えば10立方メートルまで、日野市の場合は10位でございます。20立方メートルまでが9位という、そういう排出量ごとの順番がつけてございます。  それから、3枚目が今回改正をさせていただきますと、各市の下水道使用料の排出別金額は、例えば10立方までですと3位、それから20立方ですと4位という、こういう順番になります。  ただ、この中で現在、多摩市それから稲城市等については料金改定も、多摩市についてはある程度把握してございますけども、料金改定もあるようでございます。そういう中で、改定後については上位から5番目から6番目ぐらいになるだろうということで、説明させていただいたものでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 162 ◯委員長奥住日出男君)  本日予定いたしました案件は、1議案を除いてすべて終了いたしました。1議案につきましては、既に確認されましたように9月27日、最終日でございます、午前9時半から会議を開き審査をしていただきたく存じます。  これをもって平成11年第3回まちづくり建設委員会を閉会いたします。              午前11時56分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...